JP5791861B2 - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、所定のキーワードの入力を受け付けると、キーワードに対応するコンテンツを出力する情報処理装置および方法に関し、特に、電子辞書、あるいは、例文とその訳文とを表示する翻訳装置などの情報処理装置および当該情報処理装置を用いた情報処理方法に関する。
従来、キーワードとコンテンツとを対応付けたデータを格納しておき、キーワードの入力を受け付けると、キーワードに対応するコンテンツを出力する情報処理装置は、広く普及している。
このような情報処理装置として代表的なものに電子辞書がある。また、このような情報処理装置の他の例として、それぞれ異なる言語で記述され、かつ、互いに内容が対応する複数の例文を対応付けた例文データを記憶しておき、ユーザがある言語の例文を選択すると、例文データに基づいて、選択された例文に対応する他の言語の例文(訳文とよぶ)を表示する翻訳装置がある。
例えば、特許文献1(特開平9−251462号公報)には、例文に入替え可能な単語(可変部)を設けて、例文の可変部を変更すると、変更した可変部に対応する訳文の可変部を、例文の変更に応じて変更する翻訳装置が開示されている。特許文献1に記載の翻訳装置は、ユーザが手書き入力ボードに専用ペンによって入力した入力文から意味素性を検出し、その意味素性から定型文を検出し、その定型文中の可変意味素性を置換し表示する。また、特許文献1に記載の翻訳装置は、可変部の置換候補として単語を表示する際に、その単語を分類し、階層構造を持たせて表示する。
特開平9−251462号公報
特許文献1に記載の発明のように、ユーザ入力に基づいて、定型文などのコンテンツを検索する装置には、ユーザは所望の例文を得られないおそれがある、という問題がある。登録されているキーワードと少し異なる文字入力がなされた場合、これらの装置は適切な例文を検索できない。
例えば、特許文献1に記載の翻訳装置が、意味素性(キーワード)として「エディンバラ」を持つものの「エジンバラ」を持たない場合を考える。この装置は、キーワードとして登録されている「エジンバラ」という単語を含む入力文が入力された場合には、「エディンバラ」を含む定型文を出力できない。つまり、ユーザは、「エジンバラ」を入力しても、「エディンバラ」を含む定型文を得ることができない。
このような問題は、電子辞書など、文字入力に応じてコンテンツを出力する他の情報処理装置にもあてはまる。
また、従来の翻訳装置においては、多義語の訳語を探すことが困難であるという問題もある。多義語の見出しを語義によって分けていないため、ユーザは、単語を絞り込めず、適切な単語を選択することが難しかった。
さらに、従来の翻訳装置などには、包含関係にあるキーワード(“長い”ものと“短い”もの)が存在する。ユーザが短いキーワードを選択した場合、その短いキーワードを含む長いキーワードを含む見出しや文に到達できない、という問題もあった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、ユーザが、所望するコンテンツを容易に検索できる装置を提供することを課題とする。
1つの局面に係る本願発明は、情報処理装置であって、文字入力を受け付ける入力部と、情報を外部に出力する出力部と、データを格納する記憶部とを備え、データは、複数のキーワードと、各々が複数のキーワードのうちの少なくとも1つに対応付けられている複数のコンテンツと、各キーワードと複数の文字入力とを対応付けたキーワードデータとを含み、キーワードデータに基づいて、入力部が受け付けた文字入力に対応するキーワードを抽出し、抽出されたキーワードに対応するコンテンツを出力部に出力させる処理部とを備える。
好ましくは、各コンテンツは、各キーワードの表示用データおよび各キーワードに対応する説明データを含み、処理部は、抽出されたキーワードの表示用データおよび説明データを出力部に出力させる。
さらに好ましくは、表示用データは、キーワードの表記を含み、共通の表記を持つ複数のキーワードの表示用データは、各々、キーワードに固有の区別用データをさらに含む。
さらに好ましくは、表記は、第1の言語で記述された第1言語表記であり、説明データは、第1の言語と異なる第2の言語でキーワードを表記した第2言語表記であり、第1言語表記が共通し、かつ、第2言語表記が異なる複数のキーワードの表示用データは、第1言語表記および区別用データを含む。
好ましくは、各コンテンツは、第1の言語で記述された第1の例文と、第1の例文を第1の言語とは異なる第2の言語で記述した第2の例文とを含み、処理部は、抽出されたキーワードに対応する第1の例文および第2の例文を出力部に出力させる。
さらに好ましくは、キーワードは、第1の例文および第2の例文の文末表現に対応する。
好ましくは、キーワードデータは、キーワードと複数の部分文字入力とを対応付けており、処理部は、文字入力部が、複数の部分文字入力をすべて受け付けると、複数の部分文字入力に対応するキーワードを抽出し、抽出されたキーワードに対応するコンテンツを出力部に出力させる。
他の局面に係る本願発明は、文字入力を受け付ける入力部と、情報を外部に出力する出力部と、複数のキーワードと、各々が複数のキーワードのうちの少なくとも1つに対応付けられている複数のコンテンツと、各キーワードと複数の文字入力とを対応付けたキーワードデータとを格納する記憶部と、自装置の動作を制御する制御部とを備える情報処理装置によって実行される情報処理方法であって、制御部が、キーワードデータに基づいて、入力部が受け付けた文字入力に対応するキーワードを抽出するステップと、制御部が、抽出されたキーワードに対応するコンテンツを出力部に出力させるステップとを備える。
本発明によれば、キーワードに複数の文字入力を対応付けたデータに基づいて、文字入力に対応するキーワードを抽出する。そして、抽出されたキーワードに対応するコンテンツを出力する。その結果、ユーザは、所望するコンテンツを容易に検索することができる。
あるいは、多義語の表示に補足説明を与えることにより、ユーザが、適切な単語を選択しやすくなる。
あるいは、長いキーワードに分割指定を行なうことにより、ユーザは、短いキーワードの組み合わせで、長いキーワードを含む見出しや文に到達できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部分には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
(1.ハードウェア構成)
図1を参照して、本実施の形態に係る会話アシスト装置100のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る会話アシスト装置100のハードウェア構成をブロック図形式で示す図である。
本実施の形態では、会話アシスト装置100は、以下で詳述する会話アシスト機能を持つ電子辞書であるとして、以下の説明を行なう。ただし、会話アシスト装置100は、他の種類の機器であってもよい。例えば、会話アシスト装置100は、会話アシストのための専用機であってもよいし、会話アシスト機能を持つ携帯端末(携帯電話やPDA(Personal digital assistant)など)、あるいは、会話アシスト機能を持つパソコンであってもよい。また、遠隔地からのキーワード入力に対して例文/翻訳結果を提示するネットワークサーバであってもよい。
会話アシスト装置100は、入力キー110と、手書きパッド120と、ディスプレイ130と、表示コントローラ132と、スピーカ140と、音声コントローラ142と、CPU(Central Processing Unit)150と、RAM(Random Acess Memory)160と、ROM(Read Only Memory)170と、ハードディスク180とを備える。
入力キー110は、外部から押下されると、入力キー110に応じた信号を出力する。手書きパッド120は、手書きパッド120の表面への物体(スタイラスペンなど)の接触を検出し、手書きパッド120と物体との接触箇所に応じた信号を出力する。また、手書きパッド120は、会話アシスト装置100の動作状態に応じた画面を表示する。また、手書きパッド120は、図示しない手書き文字認識プログラム等を通じ、スタイラスペンによる入力ストロークから文字認識を行ない、キーワード入力する構成であっても良い。また、図示しない音声入力部(マイクなど)および音声認識プログラムを通じ、音声認識を行ないキーワード入力する構成であっても良い。
ディスプレイ130は、会話アシスト装置100内部のデータに基づいた画面を表示する。表示コントローラ132は、ディスプレイ130の動作を制御する。ディスプレイ130としては、例えば、液晶ディスプレイやLED(Light−emitting Diode)表示パネルなどを用いることができる。
スピーカ140は、会話アシスト装置100内部のデータに基づいて音声を出力する。音声コントローラ142は、スピーカ140の動作を制御する。
CPU150は、会話アシスト装置100の動作を制御するための演算を実行する。RAM160は、CPU150が処理を行なう際に発生する一時的な情報を格納する。ROM170は、CPU150が実行する会話アシストプログラム172などの情報を格納する。ROM170が格納する情報については、後で詳しく説明する。
図2は、会話アシスト装置100の斜視図である。ただし、図2は、会話アシスト装置100の外観の一例を示したものであって、会話アシスト装置100の外観は、図2に示されているものに限られるわけではない。
図2を参照して、会話アシスト装置100は、第1の筐体210と、第2の筐体220と、スタイラスペン230とを備える。第1の筐体210には、ディスプレイ130が配置されている。第2の筐体220には、手書きパッド120、スピーカ140、および、入力キー110が配置されている。第1の筐体210および第2の筐体220は、開閉可能に接続されている。
図3を参照して、第2の筐体220における部品配置を説明する。図3は、第2の筐体220における部品配置を示す図である。ただし、図3に示した会話アシスト装置100の各キーおよび手書きパッド120の配置は一例であって、会話アシスト装置100の各キーおよび手書きパッド120の配置は、図3に示したものに限られるわけではない。
第2の筐体220には、手書きパッド120、スピーカ140、および、各種のキーが配置される。第2の筐体220に配置されるキーには、文字キー302、上キー304a、下キー304b、右キー304c、左キー304d(以下、上キー304a、下キー304b、右キー304c、左キー304dを総称して、方向キー304とよぶことがある)、方向キー304、検索/決定キー306、戻るキー308、クリアキー310、後退キー312、会話アシストキー314、切替キー316、音声キー318、メニューキー320、前頁キー322、次頁キー324がある。
以下、いくつかのキーについて簡単に説明しておく。文字キー302は、文字の入力に用いられる。方向キー304は、ディスプレイ130に表示される画面内でのカーソルの移動に用いられる。会話アシストキー314は、押下されると、会話アシストのアプリケーションを起動するための信号を出力する。メニューキー320は、押下されると、ディスプレイ130にメニュー画面を表示するための信号を出力する。
(2.機能的構成)
図4を参照して、会話アシスト装置100の機能的構成について説明する。図4は、会話アシスト装置100の機能的構成をブロック図形式で示す図である。
会話アシスト装置100は、入力部410と、記憶部420と、処理部440と、出力部460とを備える。
入力部410は外部からの指示を受け付ける。図1に示す会話アシスト装置100においては、入力キー110および手書きパッド120が、入力部410として機能する。ただし、会話アシスト装置100の種類によっては、マウスなどの他の入力デバイスを、入力部410に用いてもよい。
出力部460は、会話アシスト装置100内部の情報を出力する。出力部460は、画像を出力する表示部462と、音声を出力する音声出力部464とを含む。図1に示す会話アシスト装置100においては、ディスプレイ130が表示部462として機能する。また、図1に示す会話アシスト装置100においては、スピーカ140が音声出力部464として機能する。なお、スピーカ140以外のデバイス、例えば、イヤホンを音声出力部464として用いてもよい。
記憶部420は、各種の情報を格納する。図1に示す会話アシスト装置100においては、RAM160、ROM170、ハードディスク180が記憶部420として機能する。ただし、記憶部420として、フラッシュメモリなどの他の記憶媒体を用いても構わない。
本実施の形態において、記憶部420は、会話アシストプログラム172と、テンプレートデータベース422と、辞書423と、インデックスデータ424と、予測キーワードリスト428と、登録例文情報430と、履歴例文情報432とを格納する。
以下、記憶部420が格納する各種データの構造について詳しく説明する。
<テンプレートデータベース>
テンプレートデータベース422は、異なる複数の言語でそれぞれ記述される複数の例文を対応付けるためのテンプレート500を複数含む。テンプレートデータベース422は、会話アシスト装置100が、ユーザが選択した例文の訳文を作成する際に用いられる。
テンプレート500について、図5を参照して、具体的に説明する。図5は、テンプレート500の具体例テンプレート500aを示す。以下、テンプレート500aに基づいてテンプレート500の具体的な説明を行なう。
なお、ここでは、日本語から英語、日本語から中国語の翻訳を行うための三言語用テンプレートを示すが、言語の組み合わせはこれに限るものではない。また、以下の内容が二言語テンプレートにも四言語以上のテンプレートにも適用可能であることは明らかである。
テンプレート500は、テンプレート500を特定するためのテンプレート番号510と、代表単語文(日本語)520と、カテゴリ文(日本語)530と、代表単語文(英語)540と、カテゴリ文(英語)550と、代表単語文(中国語)560と、カテゴリ文(中国語)570と、キーワード580とを含む。
カテゴリ文(日本語)530、カテゴリ文(英語)550、カテゴリ文(中国語)570は、言語は異なるが同等の意味構造を持つ、一部の単語をカテゴリで指定した文章である。カテゴリ文(英語)550を例にとって説明すると、カテゴリ文(英語)550は、文に入るべき単語のカテゴリを指定する4つの部分({1:QPRON1}、{2:GOODS1+pl}、{3:VB_BUY1+inf}、{4:PLACE1})と、固定の単語で表わされた部分("can't I"、"in")とからなる。以下、カテゴリを指定する部分を「可変部」、可変部以外の部分を「固定部」とよぶ。各可変部は、{}内の冒頭の数字により特定される。以下では、可変部を区別する場合、{}内の数字がnである可変部を、第n可変部と呼ぶ。
可変部の構造について説明する。{}内の大文字アルファベット(QPRON1など)は、可変部に入るべき語のカテゴリ名を表わす。また、文構造により、可変部に入る語の形を指定する情報が、可変部に含まれることがある。例えば、{3:VB_BUY1+inf}の+infは、この可変部には、動詞の原型不定詞が入ることを表わす。他の例として、カテゴリ文(英語)550の{1:GOODS1+pl}の+plは、この可変部に、名詞の複数形が入ることを表わす。
代表単語文(日本語)520、代表単語文(英語)540、代表単語文(中国語)560は、それぞれ、カテゴリ文(日本語)530、カテゴリ文(英語)550、カテゴリ文(中国語)570の各可変部に、それぞれ優先される単語を入れたものである。代表単語文(英語)550を例に挙げて説明すると、代表単語文(英語)550は、カテゴリ文(英語)550の第1可変部をWhichに、第2可変部をbagsに、第3可変部をbuyに、第4可変部をJapanに入替えたものである。
なお、代表単語文(日本語)520、代表単語文(英語)540、代表単語文(中国語)560、および、カテゴリ文(日本語)530、カテゴリ文(英語)550、カテゴリ文(中国語)570は固定部だけで構成することも可能である。その場合、代表単語文とカテゴリ文は同じデータを保持してもよいし、一方を空データとしてもよい。
<辞書>
辞書423は、複数の言語の単語を互いに関係付けるデータである。辞書の具体例については後述する。
<インデックスデータ>
インデックスデータ424は、ユーザ入力と例文とを対応付けるためのデータであって、ユーザ入力による例文検索のために用いられる。本実施の形態においては、インデックスデータ424は、ユーザ入力とユーザ入力に対応するキーワードのカテゴリとを対応付けるキーワード・カテゴリデータ425と、カテゴリとテンプレートとを対応付けるカテゴリ・テンプレートデータ426とを含む。
インデックスデータ424について、図6を参照して説明する。図6は、インデックスデータ424について説明するための図である。
(キーワード・カテゴリデータ)
図6Aは、キーワード・カテゴリデータ425の例を示す図である。図6Aには、3つのキーワード・カテゴリデータ425(キーワード・カテゴリデータ425a、キーワード・カテゴリデータ425b、キーワード・カテゴリデータ425c)を示す。
図6Aを参照して、各キーワード・カテゴリデータ425は、キーワードの日本語入力612と、単語番号613と、キーワードの日本語表記614と、キーワードのカテゴリ番号616とを対応付けている。例えば、キーワード・カテゴリデータ425aの日本語入力612は「にっぽん」、単語番号613は「2312」、日本語表記614は「日本」、カテゴリ番号616は「C3001」である。
日本語入力612は、キーワードに対応する日本語である。日本語表記614は、日本語入力612に対応するキーワードのディスプレイ130上での表示である。つまり、入力キー110、手書きパッド120、あるいは、図示しない音声入力マイクが日本語入力612に記載の文字列の入力を受け付けると、CPU150および表示コントローラ132は、表示部462に、日本語表記614の文字列をキーワードとして表示する。キーワード・カテゴリデータ425aに即して説明すると、「にっぽん」という日本語入力がなされると、会話アシスト装置100は、日本語表記「日本」のキーワードが入力されたと認識する。なお、手書きパッド120などで、直接、日本語表記614の入力を受け付けることも可能である。
単語番号613は、辞書における該当単語のIDである。
カテゴリ番号616は、キーワードが属するカテゴリを表わす、各カテゴリに固有のデータである。なお、複数のカテゴリに属しているキーワード(図6Aに示す例では、キーワード・カテゴリデータ425c)は、複数のカテゴリ番号616をもつ。
以上では、ユーザが日本語のキーワードから例文を検索する場合を想定し、日本語のキーワードに関するキーワード・カテゴリデータ425について説明した。ただし、他の言語に関するキーワード・カテゴリデータ425があってもよい。このようなキーワード・カテゴリデータ425があれば、ユーザは、他の言語から例文を検索することができる。
(カテゴリ・テンプレートデータ)
図6Bは、カテゴリ・テンプレートデータ426の例を示す図である。図6Bには、2つのカテゴリ・テンプレートデータ426(カテゴリ・テンプレートデータ426a、カテゴリ・テンプレートデータ426b)を示す。
図6Bを参照して、カテゴリ・テンプレートデータ426は、カテゴリ番号616と、テンプレート番号510とを対応付けている。つまり、各カテゴリ・テンプレートデータ426によれば、あるカテゴリ番号616と関連のあるテンプレート500を特定することができる。例えば、カテゴリ・テンプレートデータ426aによれば、カテゴリ番号C0010には、テンプレート番号が10100、10151、10200のテンプレート500が関連することが分かる。
(インデックスデータによる検索について)
会話アシスト装置100は、以上説明したようなインデックスデータ424によって、ユーザが入力した文字列に対応する例文を検索する。すなわち、会話アシスト装置100は、キーワード・カテゴリデータ425に基づいて、ユーザが入力した文字列に対応するキーワードのカテゴリ番号616を取得する。次に、会話アシスト装置100は、カテゴリ・テンプレートデータ426に基づいて、取得したカテゴリ番号616に対応するテンプレート番号510を取得する。最後に、会話アシスト装置100は、テンプレートデータベース422に基づいて、取得したテンプレート番号510に対応する例文を検索および取得する。キーワードに対応する例文の検索処理については、後で詳述する。
本実施の形態に係る会話アシスト装置100は、入力された文字列をキーワードにもつテンプレート500のみならず、入力された文字列を含むカテゴリを指定する可変部をもつテンプレート500をも検索できる。したがって、入力された文字列に関する数多くの例文を検索することができる。例えば、仮に、例文数が1000、例文に含まれる可変部の平均が3、可変部1つあたりの平均候補数が100であるとするならば、1000×100×100×100=1,000,000,000の例文を検索できる。
また、会話アシスト装置100は、インデックスデータ424を用いるため、インデックスデータ424を準備しない場合に比べて、上述のような例文検索を短時間で実行できる。
つまり、インデックスデータ424を準備しない場合には、入力されたキーワードから例文を検索するためには、全例文に対して文字列検索を実行する必要がある。この文字列検索では、文字列どうしのパターンマッチングを行なうことになってしまうため、例文の量に比例して処理時間が肥大化してしまうことになる。これに対し、本実施の形態に係る会話アシスト装置100は、インデックスデータ424に含まれるキーワード・カテゴリデータ425に基づいて、キーワードのカテゴリを迅速に取得できる。また、会話アシスト装置100は、カテゴリ・テンプレートデータ426に基づいて、カテゴリに対応するテンプレートを高速に検索できる。
(インデックスデータの作成について)
本実施の形態に係るインデックスデータ424は、テンプレート500に、辞書423、ならびに、カテゴリ名とカテゴリ番号とを対応づけるカテゴリリスト700に基づいて作成されるものとする。
カテゴリリスト700の具体例について、図7を参照して説明する。図7は、カテゴリリストの具体例を示す図である。図7を参照して、カテゴリリスト700の第1のエントリ700aは、カテゴリ名が「PLACE1」であるカテゴリのカテゴリ番号は「C3001」であることを示している。カテゴリリスト700の第2のエントリ700bは、カテゴリ名が「GOODS1」であるカテゴリのカテゴリ番号は「C0010」であることを示している。
辞書423の具体例について、図8を参照して説明する。図8は、辞書423の具体例を示す図である。辞書の第1のエントリ800aは、日本語表記「バッグ」と、日本語入力「ばっぐ」と、英語表記「bag」と、中国語表記「包」とが、対応していることを示している。また、第1のエントリ800aは、「バッグ」「ばっぐ」「bag」「包」の単語番号が「5432」であり、カテゴリ番号が「C0010」および「C0011」であることを示している。
辞書423に含まれる1つの単語について、辞書423のエントリの日本語表記および日本語入力から、キーワード・カテゴリデータ425の日本語入力612および日本語表記614が作成される。また、辞書423のエントリの単語番号、カテゴリ番号から、それぞれ、キーワード・カテゴリデータ425の単語番号613、カテゴリ番号616が作成される。
また、可変部候補以外をキーワードとして登録するために、テンプレート500のキーワード580の日本語入力と日本語表記からキーワード・カテゴリデータ425の日本語入力と日本語表記を作成することも可能である。
本実施の形態においては、1つの日本語表記に対し、1つのまたは複数の日本語入力を関連付けて、登録するものとする。例えば、日本語表記「日本」に、日本語入力「にっぽん」「にほん」が関連付けられていることにより、ユーザは、「にっぽん」「にほん」のいずれを入力しても、カテゴリ番号「C3001」を経由して、テンプレート番号「10100」を検索することができる。
さらに、テンプレート500に含まれる可変部のカテゴリ名およびカテゴリリスト700から、カテゴリ・テンプレートデータ426が作成される。
このようにテンプレート500と、カテゴリリスト700と、辞書423とに基づいて作成されたインデックスデータ424は、入力語句とテンプレート500との対応を適切に反映する。
<予測キーワードリスト>
予測キーワードリスト428には、複数の所定のキーワードが、各キーワードの最初の1つまたは複数の文字により分類されて登録されている。予測キーワードリスト428は、ユーザによるキーワード入力を補助するために用いられるものである。
予測キーワードリスト428の具体例について、図9および図10を参照して説明する。図9および図10は、各々、予測キーワードリスト428に含まれるデータの具体例を示す図である。
図9および図10を参照して、予測キーワードリスト428には、それぞれ、入力文字910に対して前方一致および完全一致する予測単語の検索結果920が格納される。ここで、「前方一致」とは、予測単語文字列の先頭から参照した際、入力文字910の全ての文字列が包含されていることを意味する。「完全一致」とは、予測単語文字列と入力文字910が完全に一致していることを意味する。
また、検索結果920に含まれる予測単語は、入力文字910に前方一致および完全一致するものに限られるわけではない。予測単語文字列の途中において、入力文字910が包含されている場合のことを「部分一致」と呼ぶ。予測キーワードリスト428には、これら前方一致、部分一致、完全一致のいずれかもしくは全ての場合における予測単語の検索結果920が格納されても良い。
ここで、図9は前方一致の場合を、図10は完全一致の場合を示している。
図9を参照し、検索結果920は、予測単語の候補922と候補番号923、単語番号924とを含む。単語番号924は、候補922を特定する番号であり、図8で示した単語番号と一致している。図9に示す例で説明すると、読み「あ」に前方一致する候補の総数は964個であって、「アート」を特定する単語番号924の値は2415である。
同様に、図10に示す例で説明すると、読み「あーてぃちょーく」に完全一致する候補の総数は1個であって、「アーティチョーク」を特定する単語番号924の値は711である。
<履歴例文情報・登録例文情報>
登録例文情報430は、出力対象として決定された例文のうちユーザが登録した例文についての情報である。履歴例文情報432は、出力対象として決定された例文の履歴についての情報である。
登録例文情報430について、図11を参照して説明する。図11は、それぞれ、登録例文情報430に含まれるデータの具体例を示す図である。
図11を参照して、登録例文情報430には、入力文字から特定されたキーワードと、例文検索結果と、翻訳結果と、翻訳辞書データとが、対応付けて含まれる。翻訳辞書データ(テンプレート500に対応)としては、文番号(テンプレート番号510に対応)と、可変部の個数と、可変部ごとの単語数と、可変部ごとの単語を示す単語番号および文字列とが、対応付けて含まれる。
入力キーワードは、例文を検索するために、ユーザによって入力された単語、または、ユーザによって入力された文字から予測された単語である。
例文検索結果は、入力キーワードに基づいて検索された少なくとも1つの例文のうちユーザによって決定された結果としての例文である。例文検索結果には、全角の黒四角と半角のアンダーバーとで挟まれた部分、および、全角の四角と半角のアンダーバーとで挟まれた部分が含まれる場合がある。これらの部分は、前述した可変部である。全角の黒四角と半角のアンダーバーとで挟まれた部分は、フォーカスの当たった可変部であり、全角の四角と半角のアンダーバーとで挟まれた部分は、フォーカスの当たっていない可変部を示している。当該例文検索結果の表記については本例に限らず、可変部の単語の書体(アンダーラインを付加する、文字の色を変える、太字にする等)を変える方式としても良い。
翻訳結果は、例文検索結果に基づいて翻訳された翻訳文である。文番号は、各例文に対して予め割振られている番号である。可変部個数は、当該例文に含まれている可変部の個数である。可変部ごとの単語は、当該可変部に入替え可能な少なくとも1つの単語である。可変部ごとの単語の数は、当該可変部に入替え可能な単語として登録されている単語の数である。
たとえば、入力キーワード「アジアの」に対応する登録例文情報430として、例文検索結果「こちらのツアーはアジアのお客様に大変人気です。」、「This tour is very popular with our Asian customers.」、および、文番号「5826」のデータが含まれる。
また、文番号「5826」のデータとして、可変部個数「3」、可変部1の単語の数「2」、可変部1の単語を示す文字列「 (11: こちらの/this/12: あちらの/that/)」、可変部2の単語の数「2」、可変部2の単語を示す文字列「 (2331: ツアー/tour/2345: クルーズ/cruise/)」、可変部3の単語の数「19」、可変部3の単語を示す文字列「 (301: アジアの/Asian/302: アフリカの/African/303: 中東の/Middle Eastern/304: 東アジアの/East Asian/305: 西アジアの/West Asian/306: 南米の/South American/307: 北米の/North American/308: オセアニアの/Oceanian/309: ヨーロッパの/European/310: ペルシャの/Persian/311: 西洋の/Western/312: 日本の/Japanese/313: アメリカの/American/314: ドイツの/German/315: イギリスの/British/316: フランスの/French/317: イタリアの/Italian/318: 韓国の/South Korean/319: 中国の/Chinese/)」が含まれる。可変部1〜3の単語を示す文字列においては、単語番号と文字列(日本語+英語)を含む形で示している。
また、例文によっては、このように、可変部が3つ含まれる場合もあれば、可変部が1つも含まれない場合がある。特に可変部が1つも含まれない場合のことを固定部のみの例文と呼ぶことにする。固定部のみの例文であっても、入力文字から予測キーワード、例文の検索および翻訳結果の取得が可能である。
なお、履歴例文情報432に含まれるデータは、図11で説明した登録例文情報430に含まれるデータと同様である。
登録例文情報430および履歴例文情報432として、翻訳辞書データに記録されているデータ構造の一部もしくは全てが記憶されるようにする。このため、出力対象として決定された例文のうちユーザが登録した例文、および、出力対象として決定された例文の履歴を、そのまま再利用できるので、同じ例文を再度、検索する手間を省けるだけでなく、後述するように、それらの例文の可変部を変更して、多様なバリエーションの例文や翻訳文を取得することが可能となる。
以上で記憶部420に格納されたデータについての説明を終わり、ここからは、処理部440の説明を行なう。
処理部440は、キーワード選択部442と、例文選択部444と、訳文出力部446と、登録例文管理部448と、履歴例文管理部449とを備える。
キーワード選択部442は、入力部410が受け付けた指示に基づいてキーワードを選択する。キーワード選択部442は、予測キーワードリスト428に基づいて、入力部410が受け付けた文字から予測される単語をキーワード候補として抽出する予測変換部443を含む。
キーワード選択部442は、予測変換部443が抽出したキーワード候補を、キーワード候補として選択可能に表示部462に表示する。より詳しくは、キーワード選択部442は、インデックスデータ424を参照して、入力された文字列と一致する日本語入力612をもつキーワードを検索する。そして、予測変換部443は、検索したキーワードの表記614を表示部462に表示する。キーワード選択部442は、入力部410が受け付けた指示に基づいて、表示部462に表示されたキーワード候補の中から1つのキーワード候補を選択する。
具体的には、キーワード選択部442は、図10に示すようなキーワード候補を表示部に表示する。図10は前述の通り、入力文字列に対し完全一致する予測キーワード検索結果を示す図である。
例文選択部444は、キーワード選択部442が選択したキーワードと、インデックスデータ424と、入力部410が受け付けた指示とに基づいて例文を選択する。具体的には、例文選択部444は、インデックスデータ424を検索し、選択されたキーワードに関連するテンプレート500を抽出する。検索の詳細については、すでに、インデックスデータ424の説明において述べたとおりである。また、例文選択部444は、検索されたテンプレート500に基づいて、例文を選択可能に表示部462に表示する。さらに、例文選択部444は、入力部410が受け付けた指示に基づいて、表示部462に表示された例文の中から1つの例文を選択する。
訳文出力部446は、例文選択部444が選択した例文および例文の訳文を表示部462に表示する。特に、訳文出力部446は、例文の可変部を選択可能に表示し、入力部410が受け付けた指示に基づいて可変部の語句を入れ替える。この入替えの詳細については後述する。また、訳文出力部446は、入力部410が受け付けた指示に基づいて、訳文を音声出力部464に音声出力させる。
登録例文管理部448は、例文選択部444によって選択された例文のうちユーザが登録する操作を行なった例文を管理する。具体的には、登録例文管理部448は、例文選択部444によって選択されユーザが登録する操作を行なった例文に関する、入力キーワード、例文検索結果、翻訳結果、翻訳辞書データ(文番号、可変部個数、可変部ごとの単語数、可変部の単語を示す単語番号および文字列)とを対応付けて、図11で説明した登録例文情報430として記憶部420に記憶させる。可変部がない例文の場合(固定部のみの場合)は、翻訳辞書データは可変部個数および可変部ごとの単語数は「0」、可変部の単語を示す単語番号および文字列は空(NULL)として記憶部420に記憶される。
また、登録例文管理部448は、入力部410が受け付けた指示に基づいて、登録例文情報430として記憶部420に記憶された登録例文を読み出し、読み出した登録例文のリストを、登録例文を選択可能なように、表示部462に表示する。さらに、登録例文管理部448は、入力部410が受け付けた指示に基づいて、表示部462に表示された登録例文の中から1つの登録例文を選択する。
訳文出力部446は、登録例文管理部448が選択した登録例文およびその登録例文の訳文を表示部462に表示する。登録例文の表示については、上述した例文選択部444が選択した例文の表示と同様である。なお、例文選択部444が選択した例文の表示は、テンプレート500に基づいて行なわれるようにするが、登録例文の表示は、登録例文情報430として記憶されたデータに基づいて行なわれる。
履歴例文管理部449は、例文選択部444によって選択された例文の履歴を管理する。具体的には、履歴例文管理部449は、例文選択部444によって選択された例文に関する、入力キーワード、例文検索結果、翻訳結果、翻訳辞書データ(文番号、可変部個数、可変部ごとの単語数、可変部の単語を示す単語番号および文字列)とを対応付けて、図11で説明した登録例文情報430と同様の履歴例文情報432として記憶部420に記憶させる。
また、履歴例文管理部449は、入力部410が受け付けた指示に基づいて、履歴例文情報432として記憶部420に記憶された履歴例文を読み出し、読み出した履歴例文のリストを、履歴例文を選択可能なように、表示部462に表示する。さらに、履歴例文管理部449は、入力部410が受け付けた指示に基づいて、表示部462に表示された履歴例文の中から1つの履歴例文を選択する。
訳文出力部446は、履歴例文管理部449が選択した履歴例文およびその履歴例文の訳文を表示部462に表示する。履歴例文の表示については、上述した例文選択部444が選択した例文の表示と同様である。なお、履歴例文の表示は、履歴例文情報432として記憶されたデータに基づいて行なわれる。
(3.会話アシスト装置の動作)
会話アシスト装置100が行なう動作は、大きく次のように分けられる;
(1)会話アシストアプリケーションの起動
(2)キーワードの受け付け
(3)例文決定
(4)キーワードの追加
(5)1件の会話文を出力
(6)単語入替え
(7)登録例文の選択
(8)履歴例文の選択
以下、(1)〜(8)のそれぞれについて、順に説明する。
(1) 会話アシストアプリケーションの起動
本実施の形態において、会話アシスト装置100は、図12に示すメニュー画面1010において“会話アシスト”が選択されたとき、あるいは、会話アシストキー314が押されたときに、会話アシストのアプリケーションを立ち上げる。ただし、図12に示すメニュー画面は、一例であって、会話アシスト装置100がディスプレイ130に表示するメニュー画面は、以下で説明するものに限られるわけではない。
図12を参照して、メニュー画面1010には、コンテンツ名(辞書名など)あるいはアプリケーション名(会話アシストなど、音符マークが先頭に付されているもの)が表示される。また、メニュー画面1010の下部には、ユーザの操作を補助するための文章が表示される。
メニュー画面1010に表示されているコンテンツ名およびアプリケーション名は、いずれも選択可能である。処理部440は、上キー304a(あるいは下キー304b)が押されたことに応じて、現在選択されているコンテンツ名の1つ上(あるいは1つ下)にあるコンテンツを新たに選択する。
選択されているコンテンツ名あるいはアプリケーション名は、色を変える、枠で囲む、など選択されていることが分かる形で表示される。メニュー画面1010では、会話アシストが選択されており、会話アシストが枠で囲まれている。
検索/決定キー306が押されると、処理部440は、選択されているコンテンツ名あるいはアプリケーション名に対応するアプリケーションを起動する。
さて、処理部440は、会話アシストのアプリケーションの起動指示に基づいて、会話アシストのアプリケーションを起動し、図13に示される初期画面1020をディスプレイ130に表示する。つまり、処理部440は、メニュー画面1010において“会話アシスト”が選択されているときに検索/決定キー306が押されたこと、あるいは、会話アシストキー314が押されたことを検出すると、初期画面1020をディスプレイ130に表示する。なお、初期画面1020の表示時に、戻るキー308が押されると、処理部440は、メニュー画面1010をディスプレイ130に表示する。
図13を参照して、初期画面1020は、タイトル1022と、電池マーク1023と、ヒント1024と、文字入力欄1026と、言語モード設定1028とを含む。
タイトル1022は、現在起動中のアプリケーション名、すなわち、「会話アシスト」、ならびに、言語モードを表わす。ここで、「言語モード」とは、会話アシストにおいて、どの言語からどの言語への翻訳を行なうかを指定する情報である。
本実施の形態においては、2つの言語モード(日本語を英語に翻訳するモードおよび日本語を中国語に翻訳するモード)が選択可能であり、選択されている言語モードを表わす文字がタイトル1022に表示される。日本語を英語に翻訳するモードが選択されている時は、タイトル1022に「日本語→英語」と表示される。一方、日本語を中国語に翻訳するモードが選択されている時は、タイトル1022に「日本語→中国語」と表示される。
電池マーク1023は、会話アシスト装置100を駆動する電池の残量を表わす。電池の残量に応じて、電池マーク1023の表示形態は変化する。
ヒント1024は、ユーザが行なうべき、あるいは、行なうことのできる動作を説明する文章を表示する。
文字入力欄1026は、文字キー302の押下、あるいは手書きパッド120への入力に応じた文字を表示する。前述したとおり、文字入力に関しては、図示しない手書き文字認識プログラム等を通じ、スタイラスペンによる入力ストロークから文字認識を行ない、キーワード入力する構成であっても良い。また、図示しない音声入力部(マイクなど)および音声認識プログラムを通じ、音声認識を行ないキーワード入力する構成であっても良い。
言語モード設定1028は、選択されている言語モードを表わす。具体的には、各言語モードを表わす文字の左に設けた四角の色が、どの言語モードが選択されているかを表わす。図13に示す初期画面1020は、日本語を英語に翻訳するモードが選択されている場合のもので、「日本語→英語」の横の四角が黒色で表示されている。
ユーザは、初期画面1020がディスプレイ130に表示されているときに、切替キー316を押すことによって、言語モードを選択できる。つまり、処理部440は、初期画面1020の表示時に、切替キー316の押下を検出すると、言語モードを切り替える。
なお、デフォルトの言語モード、つまり、最初に会話アシストのアプリケーションを立ち上げ、切替キー316が押されるまでの言語モードは、日本語を英語に翻訳するモードであるとする。また、処理部440は、会話アシストの終了時の言語モードを記憶部420に格納しておき、会話アシストのアプリケーションの2回目以降の起動時には、前回の会話アシストの終了時の言語モードを選択する。
言語モードの種類は、上に述べた2つに限られるものではない。例えば、日本語以外の言語を他の言語に翻訳するモードがあってもよい。会話アシスト装置100が扱える言語モードは、製造時に設定される。会話アシスト装置100の製造者は、会話アシスト装置100が扱う言語モードを、適宜(例えば、会話アシスト装置100の販売地域に合わせて)、設定すればよい。
また、会話アシスト装置100が扱える言語モードの数は、2つに限られるわけではない。会話アシスト装置100は、3つ以上の言語モードを扱ってもよい。逆に、会話アシスト装置100は、ただ1つの言語モードを扱ってもよい。この場合、初期画面1020に言語モード設定1028を表示することは不要である。
(2) キーワードの受け付け
初期画面1020の表示時に文字が入力されると、処理部440は、ユーザによるキーワード入力を補助するために図14に示すキーワード入力画面1030をディスプレイ130に表示する。なお、入力補助画面1020の表示時に、戻るキー308あるいはクリアキー310が押されると、処理部440は、初期画面1020をディスプレイ130に表示する。
図14を参照して、キーワード入力画面1030は、初期画面1020と同様に、タイトル1022、電池マーク1023、ヒント1024、および、文字入力欄1026を含む。図14に示すキーワード入力画面1030は、文字列「ぺん」が入力されたときのものである。したがって、文字入力欄1026には、「ぺん」が表示される。
なお、以下で説明するさまざまな画面も、タイトル1022、電池マーク1023、ヒント1024、および、文字入力欄1026を含む。ただし、これらの表示の役割は、初期画面1020のものと同様であるため、以下の画面の説明においては、これらの表示について基本的に言及しない。
キーワード入力画面1030は、上述の表示に加え、さらに、候補キーワードリスト1032と、例文プレビュー1034とを含む。
候補キーワードリスト1032は、文字入力欄1026に入力されている文字に対応するキーワードを表示する。ここでは、候補キーワード文字列「ぺん」に対応するキーワードである「ペン」、「ペンギン」、「ペングロースサドルドーム」、「ペンシルバニア」、「ペンス」が候補キーワードリスト1032に表示されている。
候補キーワードリスト1032に含まれるキーワードは、キーワード選択部442に含まれる予測変換部443が、予測キーワードリスト428に基づいて検索したものである。ここでは、予測変換部443は、入力された文字列と、先頭の文字列が一致するキーワードを候補キーワードリスト1032に基づいて検索している。
ユーザは、候補キーワードリスト1032に含まれる各キーワードを、上キー304a、下キー304b、前頁キー322、次頁キー324などを用いて選択することができる。また、キーワード選択部442は、予測単語をディスプレイ130に表示しきれない場合は、候補キーワードリスト1032に含まれる予測単語を、各種キーの押下に応じてスクロール表示する。
本実施の形態では、候補キーワードリスト1032の含む予測単語の数には、特に制限を設けない。しかしながら、会話アシスト装置100の性能などによっては、候補キーワードリスト1032の含む予測単語の数を制限してもよい。
選択中のキーワードは、選択されていることが分かるようにディスプレイ130に表示される。キーワード入力画面1030は、キーワード「ペンギン」が選択されている時のものであり、「ペンギン」を含む行が網掛け表示されている。ここで、選択中の(フォーカスの当った)キーワードの表示については、書体の変更(アンダーラインを付加、太字にする、文字の色を変える)もしくは記号(マーク)をつける等としても良い。後述の例文リスト1044の場合も同様である。
なお、予測変換部443が入力された文字に対応するキーワードを検索できなかった場合、本実施の形態では、キーワード選択部442は、ディスプレイ130に、入力された文字に対応するキーワードがない旨のメッセージ(例えば、「該当候補がありません」)を表示する。このメッセージの表示中は、入力部410は、キーワードの選択および決定指示を受け付けないものとする。つまり、このメッセージ中は、ユーザが、上キー304a、下キー304b、検索/決定キー306を押しても、ディスプレイ130に表示される画面は変化しない。別の形態として、候補キーワードリストが空白になることにより、キーワードを検索できなかったことを示す、としてもよい。
なお、予測変換部443は、入力された文字列に完全には一致しないものの類似する表記を持つ単語を検索できるものとする。例えば、予測変換部443は、カタカナとひらがなとを区別せずに、予測単語を検索する。つまり、予測変換部443は、ひらがなで「ぺん」と入力された場合にも、カタカナで「ペン」と入力された場合と同様に、単語「ペンギン」(カタカナ表記)を予測単語として抽出する。このような、入力された文字列とキーワードとの対応付けの工夫の他の例および具体的な説明については、後述する。
例文プレビュー1034は、選択されているキーワードを含む例文を表示するものである。キーワード選択部442は、選択されているキーワードに関する例文を、インデックスデータ424に基づいて、テンプレートデータベース422の中から検索する。キーワード選択部442が、例文プレビュー1034に表示する例文を決定する際に行なう具体的な処理は、後述する文リスト表示画面を作成する際の例文選択部444の処理と同様である。そのため、ここでは、この処理についての詳しい説明を省略する。例文プレビュー1034は、ユーザが所望の例文を選択することを容易にする。ユーザは、関連する例文を見てキーワードを選択できるので、所望しないキーワードを選択することが少なくなる。つまり、ユーザ選択したキーワードに関する例文にユーザが期待する例文がない、ということが少なくなる。
なお、キーワードの文字数が画面の一列に表示できる文字数を超える場合、キーワード選択部442は、キーワードの最初のほうの文字を候補キーワードリスト1032に表示するものとする。また、例文の文字数が画面の一列に表示できる文字数を超える場合、キーワード選択部442は、例文の最初のほうの文字を候補キーワードリスト1032に表示するものとする。
このような画面例を図15に示す。図15は、予測変換部443「ケリー・タールトンズ・アンタークティック・エンカウンター&アンダーワールド」という単語を予測単語として抽出した際に、キーワード選択部442が表示部462に示す画面を示した図である。図15を参照して、候補キーワードリスト1032には、予測単語の先頭から(表示部462に表示可能な文字数−1)個までの文字、つまり、「ケリー・タールトンズ・アンタークティック・エンカウンター&」が表示され、そのあとに「…」が表示されている。なお、キーワード選択部442は、「…」を表示せずに、予測単語の先頭から(表示部462に表示可能な文字数)個までの文字を表示してもよい。例文プレビュー1034に表示される例文についても、予測単語と同様の省略がなされている。本例は、表示パネルに表示可能な文字数に制約がある場合の対応であるが、文字フォントのサイズを小さくする、折り返し表示をするなどを行なっても良い。
(3) 例文決定
キーワード入力画面1030の表示時に、候補キーワードリスト1032に表示されているキーワードのうちの1つが選択されると、処理部440は、ユーザによる例文の決定を補助するために、図16に示す文リスト表示画面1040を表示する。
図16を参照して、文リスト表示画面1040は、キーワード表示欄1042と、例文リスト1044と、訳文プレビュー1046とを含む。
キーワード表示欄1042は、キーワード入力画面1030において選択されたキーワードを表示する。なお、後述するように、キーワード選択部442は、追加キーワードを設定することができる。キーワード表示欄1042は、キーワード入力画面1030において選択されたキーワードに加え、設定された追加キーワードも表示する。このような表示例については、後で示す。なお、本実施の形態に係る会話アシスト装置100は、最大3つまでのキーワードを受け付けることができるものとする。ただし、キーワードの最大数は、3つに限られるわけではない。
例文リスト1044は、例文選択部444が検索した例文を表示する。例文リスト1044が表示する例文は、キーワード表示欄1042に表示されているキーワードに関連するものであり、例文選択部444が抽出したものである。ここで、キーワードに関連する例文とは、キーワードを入替え可能な可変部を持つ例文のことを指す。
なお、本実施の形態においては、例文選択部444は、最大20個までの検索した例文を例文リスト1044に表示するものとする。表示する例文数が限定されているので、ユーザが例文を容易に確認することができる。ただし、例文リスト1044に表示される例文の上限数は、20個に限られるものではない。また、例文選択部444は、表示する例文数を限定しなくてもよい。
ここで、例文選択部444による例文抽出処理について詳しく説明しておく。本実施の形態においては、例文選択部444は、インデックスデータ424に基づいて、キーワードに関連する例文を抽出する。より具体的には、例文選択部444は、次のようにして、キーワードに関連する例文を抽出する。
まず、例文選択部444は、キーワード・カテゴリデータ425を参照して、選択されたキーワードのカテゴリ番号616を取得する。すなわち、例文選択部444は、選択されたキーワードと一致する表記614を含むエントリを抽出し、抽出したエントリのカテゴリ番号616を、選択されたキーワードのカテゴリ番号616として取得する。
次に、例文選択部444は、カテゴリ・テンプレートデータ426に基づいて、取得したカテゴリ番号616に対応するテンプレート番号510を取得する。例文選択部444は、カテゴリ番号616に対応するテンプレート番号510が複数ある場合、カテゴリ番号に対応するすべてのテンプレート番号510を取得する。
最後に、例文選択部444は、テンプレートデータベース422から取得したテンプレート番号510を持つテンプレートを検索および抽出する。複数のテンプレート番号510を取得している場合、例文選択部444は、取得した各テンプレート番号510に対応するテンプレートを検索する。そして、例文選択部444は、検索したテンプレートのカテゴリ文に、その可変部のうちキーワードと関連するキーワードに入替え可能な可変部は、キーワードに、その他の可変部は、代表単語文の単語に入替えたものを、キーワードに関連する例文として抽出する。
図6を参照して、入力された文字列からテンプレート番号を抽出する際の例文選択部444の処理についてさらに具体的に説明しておく。
例えば、「バッグ」という表記614のキーワードが選択された場合、例文選択部444は、「バッグ」という表記614を持つキーワード・カテゴリデータ425cを抽出し、抽出したキーワード・カテゴリデータ425cのカテゴリ番号「C0010」および「C0011」を取得する。
そして、例文選択部444は、カテゴリ・テンプレートデータ426に基づいて、取得したカテゴリ番号「C0010」に対応するテンプレート番号510(10100、10151、10200)および「C0011」に対応するテンプレート番号510を取得する。そして、取得したテンプレート番号510を持つテンプレート500をテンプレートデータベース422から検索および取得する。
また、例えば、「日本」という表記614のキーワードが選択された場合、例文選択部444は、「日本」という表記614を持つキーワード・カテゴリデータ425aおよび425bを抽出する。そして、例文選択部444は、抽出したキーワード・カテゴリデータ425aおよび425bから、「日本」という表記614のカテゴリ番号「C3001」を取得する。
そして、例文選択部444は、取得したカテゴリ番号「C3001」に関するカテゴリ・テンプレートデータ426bを検索し、取得したカテゴリ番号「C3001」に対応するテンプレート番号(10100、17151、18000、18500)を取得する。そして、取得したテンプレート番号510を持つテンプレート500をテンプレートデータベース422から検索および取得する。
例文選択部444は、取得したテンプレート500のカテゴリ文(日本語)530の可変部を単語に入替えて例文を作成する。例文選択部444は、キーワード選択部442が選択したキーワードを候補単語にもつ可変部は、選択されたキーワードに入替える。その他の可変部は、代表単語文520に記載の単語に入替える。前述の通り、可変部がない場合(固定部のみの場合)の例文も同様に作成が可能である。
再び、図16を参照して、例文リスト1044に示されている例文のうち1つの例文は、選択対象となっており、網掛けされて表示される。図16は、「ペンギンかイルカを見るツアーはありますか?」という例文が選択対象になっている場合を示す。例文選択部444は、上キー304a、下キー304b、前頁キー322、次頁キー324の押下などの指示に応じて、選択対象の例文を変更する。
文リスト表示画面1040の表示時に検索/決定キー306が押下されると、例文選択部444は、例文リスト1044において選択されている例文の訳文を含む会話文1件表示画面をディスプレイ130に表示する。会話文1件表示画面および会話文1件表示画面の表示後の会話アシスト装置100の動作については後述する。
なお、例文リスト1044に表示される例文の文字数が画面の一列に表示できる文字数を超える場合、例文選択部444は、例文の最初のほうの文字を例文リスト1044に表示するものとする。このような画面例を図17に示す。例文の文字の省略の仕方は、図15を用いて説明したキーワード選択部442によるものと同様である。
訳文プレビュー1046は、例文リスト1044において選択されている例文および、選択されている例文の翻訳文を表示する。表示される翻訳文は、例文選択部444が、選択されている例文およびテンプレートデータベース422に基づいて作成したものである。訳文プレビュー1046は、ユーザが所望の例文を選択することを容易にする。ユーザは、訳文を見て例文を選択できるので、不適切な例文を選択することが少なくなる。
(4) キーワードの追加・消去
例文選択部444は、文リスト表示画面1040の表示時には、手書きパッド120を制御し、手書きパッド120が、キーワード追加およびキーワード消去の指示を受け付けるようにする。手書きパッド120が指示を受け付けると、キーワード選択部442が、キーワードの追加あるいは消去のための処理を開始する。なお、例文選択部444は、文リスト表示画面1040の表示時に、右キー304cが押された場合にも、キーワードの追加処理を開始する。
手書きパッド120がキーワード消去指示を受け付けると、キーワード選択部442は、アラートウィンドウ1050をディスプレイ130に表示する。アラートウィンドウ1050の表示時にYキーが押下された旨の信号を受け付けると、キーワード選択部442は、入力されているキーワードを消去するとともに、初期画面1020をディスプレイ130に表示する。一方、アラートウィンドウ1050の表示時にNキーが押下された旨の信号を受け付けると、キーワード選択部442は、アラートウィンドウ1050の表示を中止し、ディスプレイ130に再び、文リスト表示画面1040を表示する。
手書きパッド120がキーワード追加指示を受け付けると、キーワード選択部442は、第1の追加キーワードの設定処理を開始する。以下、図18〜図21を参照して第1の追加キーワードの設定処理について説明する。図18〜図21は、各々、第1の追加キーワードの設定にあたりディスプレイに表示される画面について説明するための図である。
手書きパッド120がキーワード追加指示を受け付けると、キーワード選択部442は、まず、図18に示されるキーワード追加画面1310を表示する。キーワード追加画面は、文字入力欄と、候補キーワードリストと、例文プレビューとを含む。キーワードの追加指示後、文字は入力されていないので、文字入力欄には、文字は表示されていない、また、候補リストキーワードリストには、キーワードは表示されていない。例文プレビューは、すでに決定されているキーワードである「ペンギン」に関する例文が表示される。
キーワード追加画面1310の表示時に、戻るキー308が押されると、キーワード選択部442は、文リスト表示画面1040をディスプレイに表示する。つまり、処理部440は、キーワードの追加処理を終了し、例文の選択処理を再開する。
キーワード追加画面1310の表示時に、文字「つ」が入力されると、キーワード選択部442は、ディスプレイ130に図19に示すキーワード追加画面1320を表示する。図19を参照して、キーワード追加画面1320の候補キーワードリストは、「つ」に関連するキーワードを表示する。
キーワード追加画面1320の表示時に、戻るキー308が押されると、キーワード選択部442は、文リスト表示画面1040をディスプレイに表示する。つまり、処理部440は、キーワードの追加処理を終了し、例文の選択処理を再開する。
キーワード追加画面1320の表示時に、文字「あ」が入力されると、キーワード選択部442は、ディスプレイ130に図20に示すキーワード追加画面1330を表示する。図20を参照して、キーワード追加画面1330の候補キーワードリストは、「つあ」に関連するキーワードを表示する。ここでは、キーワード「ツアー」が選択されている状態の画面を示している。
また、キーワード追加画面1330の例文プレビューは、「ペンギン」および「ツアー」の少なくとも一方に関連する例文を表示する。ここで、キーワード選択部442は、「ペンギン」および「ツアー」の一方のみを含む例文と、両方を含む例文とを区別して例文プレビューに表示する。具体的には、キーワード選択部442は、キーワードの一方のみを含む例文を、その冒頭に“類推”マークを付して表示する。また、両方のキーワードを含む例文を、一方のキーワードのみを含む例文よりも、例文プレビューにおいて上の方に持ってくる。このような表示により、ユーザは、例文プレビューに表示される例文が、入力したキーワードとどのように関係するかを容易に把握できるようになる。
なお、キーワード選択部442は、例文を、例文に含まれる選択されたキーワードの個数に基づく順番に並べて、選択されたキーワードをすべて含む例文とその他の例文とを区別してもよい。また、キーワードと例文との関係度を予め定めておき、関係度に基づく順番で例文を並べてもよい。
キーワード追加画面1330の表示時に、戻るキー308が押されると、キーワード選択部442は、文リスト表示画面1040をディスプレイに表示する。つまり、処理部440は、キーワードの追加処理を終了し、例文の選択処理を再開する。
キーワード追加画面1330の表示時に、検索/決定キー306が押されると、キーワード選択部442は、図21に示す第2の文リスト表示画面1340を表示する。第2の文リスト表示画面1340は、キーワード表示欄と、例文リストと、訳文プレビューとを含む。
キーワード表示欄には、最初に設定されたキーワード「ペンギン」と、キーワード追加画面1330において選択されていたキーワード「ツアー」とが表示される。また、キーワード表示欄においては、最初に設定されたキーワードと追加キーワードとの間に“≫”が表示される。追加キーワードの区切りについては本例に限らず、“,”/“&”/“+”等であっても良いし、キーワード毎に書体を変える、あるいは、文字色を変えるなどを行なっても良い。
第2の文リスト表示画面1340の表示時に検索/決定キー306が押下されると、例文選択部444は、キーワード追加画面1330の例文リストにおいて選択されている例文の訳文を含む会話文1件表示画面をディスプレイ130に表示する。会話文1件表示画面および会話文1件表示画面の表示後の会話アシスト装置100の動作については後述する。なお、第2の文リスト表示画面1340の表示時に戻るキー308が押された場合、例文選択部444は、キーワード追加画面1330を再びディスプレイ130に表示する。
例文選択部444は、第2の文リスト表示画面1340の表示時には、手書きパッド120を制御し、手書きパッド120が、さらなるキーワード(第2の追加キーワード)の追加およびキーワード消去の指示を受け付けるようにする。
以下、図22〜図25を参照して、第2の追加キーワードの設定処理について説明する。図22〜図25は、各々、第2の追加キーワードの設定にあたりディスプレイに表示される画面について説明するための図である。
キーワード選択部442は、第2の文リスト表示画面1340の表示時にキーワード追加指示を受け付けると、図22に示すキーワード追加画面1410をディスプレイ130に表示する。キーワード追加画面1410の表示時に戻るキー308が押下されると、キーワード選択部442は、第2の文リスト表示画面1340を表示する。
図23に示すキーワード追加画面1420は、第2の文リスト表示画面1340の表示時に「り」が入力されたときに、キーワード選択部442がディスプレイ130に表示する画面である。キーワード追加画面1420は、第1の追加キーワードの設定の際に表示される画面と同様の構成をもつ。
キーワード追加画面1420のキーワード表示欄は、「り」に関するキーワードを表示する。ここでは、キーワード「リ・シャン」が選択されている。また、例文プレビューは、これまでに設定されたキーワードである「ペンギン」および「ツアー」、ならびに「リ・シャン」に関連する例文を表示する。キーワード選択部442による例文の表示方法は、図20などを表示する方法と同様である。
図24に示すキーワード追加画面1430は、キーワード追加画面1420の表示時に下キー304bが押下されたときに、キーワード選択部442がディスプレイ130に表示する画面である。キーワード追加画面1430では、キーワード追加画面1420で選択されていたキーワードの1つ下のキーワードが選択されている。
キーワード追加画面1430の表示時に検索/決定キー306が押下されると、キーワード選択部442は、図25に示す第3の文リスト表示画面1440をディスプレイ130に表示する。第3の文リスト表示画面1440の表示時の会話アシスト装置100の動作は、文リスト表示画面1040あるいは第2の文リスト表示画面1340の表示時と同様である。例えば、手書きパッド120が、キーワード消去の指示を受け付けると、キーワード選択部442は、アラートウィンドウ1450をディスプレイ130に表示する。ただし、手書きパッド120は、キーワードの追加を受け付けない。設定できる最大数のキーワードがすでに設定されているためである。
(5) 1件の会話文の出力
文リスト表示画面1040、第2の文リスト表示画面1340、あるいは、第3の文リスト表示画面1440の表示時に、検索/決定キー306が押下されると、訳文出力部446は、図26に示すような会話文1件表示画面1510をディスプレイ130に表示する。日本語から英語への言語モードが設定されているので、訳文出力部446は、英語設定の会話文1件表示画面1510を表示する。
図26を参照して、会話文1件表示画面1510は、文リスト表示画面1040、第2の文リスト表示画面1340、あるいは、第3の文リスト表示画面1440において選択されている例文、および、選択されている例文に対応する設定された言語(ここでは英語)の訳文を含む。会話文1件表示画面1510は、「ペンギンかイルカを見るツアーはありますか?」という例文が選択されたときに表示される画面である。
訳文は、訳文出力部446が、テンプレートデータベース422に基づいて作成したものである。具体的には、訳文出力部446は、カテゴリ文(日本語)530の可変部に入替える日本語の単語に対応する英語の単語に、カテゴリ文(英語)550の可変部を入替えたものを訳文として作成する。
日本語の単語と英語の単語との対応関係を表わすデータは、記憶部420に予め格納されているものとする。具体的には、可変部を入替え可能な候補単語にインデックスが付してあり、訳文出力部446は、インデックスに基づいて、日本語の単語に対応する英語の単語を検索する。ただし、訳文出力部446が例文の訳文を作成する方法は、これに限られるわけではない。
また、処理部440は、例文が選択されると、選択された例文に関する、入力キーワード、例文検索結果、翻訳結果、会話アシストの翻訳辞書のデータ構造のデータ(文番号、可変部個数、可変部ごとの可変部の単語の数、および、可変部ごとの可変部の単語を示す文字列)とを対応付けて、図11で説明した登録例文情報430と同様の履歴例文情報432として記憶部420に記憶させる。
訳文出力部446は、会話文1件表示画面1510の表示時に音声キー318が押下されると、図27に示す音声再生モードの会話文1件表示画面1520をディスプレイ130に表示する。会話文1件表示画面1520では、タイトルに、出力音量の設定が表示される。また、会話文1件表示画面1520では、訳文が網掛け表示される。
音声再生モードの会話文1件表示画面1520の表示時にクリアキー310または戻るキー308が押下されると、訳文出力部446は、再び、会話文1件表示画面1510をディスプレイ130に表示する。
会話文1件表示画面1520の表示時には、訳文出力部446は、手書きパッド120を制御し、手書きパッド120が、訳文の音声出力の速度の設定指示を受け付けるようにする。ここでは、5種類の速度設定が設定可能であるものとする。図27は、「標準」の出力速度が選択されている場合のもので、手書きパッド120では「標準」が反転表示されている。
会話文1件表示画面1520の表示時に検索/決定キー306が押下されると、訳文出力部446は、図28に示す音声再生中画面1530をディスプレイ130に表示するとともに、音量および速度の設定にしたがって、訳文をTTS(音声合成技術、Text to Speechの略称)を用いて出力する。音声再生中画面1530は、音声再生中であることを示す表示1532を含む。TTSに限らず、例文/訳文に対応づけて予め録音された音声データを用いても良い。
再び図26を参照して、会話文1件表示画面1510の表示時には、訳文出力部446は、手書きパッド120を制御し、手書きパッド120が、キーワード追加、単語入替、言語モード切替、例文の単語帳登録の指示を受け付けるようにする。
手書きパッド120がキーワード追加の指示を受け付けると、訳文出力部446は、キーワード追加画面を表示し、追加キーワードの設定処理を開始する。追加キーワードの設定処理については、すでに説明したものと同様である。なお、最大数のキーワードがすでに設定されている場合、手書きパッド120は、キーワード追加の指示を受け付けない。
手書きパッド120が単語入替の指示を受け付けると、訳文出力部446は、単語の入替処理を開始する。単語入替処理については、後述する。
処理部440は、会話文1件表示画面1510の表示時に、手書きパッド120に表示された「単語帳に登録」が選択されると、表示されている例文に関する、入力キーワード、例文検索結果、翻訳結果、会話アシストの翻訳辞書のデータ構造のデータ(文番号、可変部個数、可変部ごとの可変部の単語の数、および、可変部ごとの可変部の単語を示す文字列)とを対応付けて、図11で説明した登録例文情報430として記憶部420に記憶させる。
手書きパッド120が言語モードの切替指示を受け付けると、訳文出力部446は、言語モードを切り替え、図29に示す、切替後の言語モードの会話文1件表示画面1540をディスプレイ130に表示する。なお、訳文出力部446は、切替キー316が押下された時にも、言語モードを切り替え、切替後の言語モードの(中国語設定の)会話文1件表示画面1540をディスプレイ130に表示する。
図29を参照して、中国語設定の会話文1件表示画面1540は、例文の中国語の訳文を表示する。会話文1件表示画面1540の表示時に、音声キー318が押下されると、訳文出力部446は、図30に示す、音声再生モードの会話文1件表示画面1550をディスプレイ130に表示する。
(6) 単語入替え
本実施の形態に係る会話アシスト装置100は、会話文1件表示画面に表示される例文の可変部の単語を入替えることができる。以下、可変文の単語の入替処理について説明する。
ユーザは、会話文1件表示画面の表示時に所定の処理を行なうことにより、可変部の単語を入替えることができる。単語を入替えるための操作には、大きく分けて、可変部を指定するキー入力と、手書きパッド120への単語入替指示入力とがある。
まず、可変部を指定するキー入力について説明する。再び、図26を参照して、訳文出力部446は、会話文1件表示画面1510において、例文の可変部と関連付けて、可変部を特定する記号を表示する。ここでは、可変部の単語の前に付された[1][2][3]が可変部を特定する記号である。ただし、可変部を特定する記号は、これに限らず、英字や数字などであってもよい。また、訳文出力部446は、可変部を、フォントや下線種類など、書式の違いで示してもよい。
訳文出力部446は、可変部を特定する記号に対応するキーが押下されると、押下されたキーに対応する可変部の単語の入替処理を開始する。このように、ユーザは、簡単な操作で可変部の単語の入替処理を開始することができる。
具体的には、会話文1件表示画面1510の表示時に[1]キーが押下されると、訳文出力部446は、図31に示す単語入替画面1610をディスプレイ130に表示する。単語入替画面1610においては、押下されたキーに対応する可変部が網掛け表示される。また、押下されたキーに対応する可変部を入替え可能な候補単語が、画面の下方に表示される。
なお、訳文出力部446は、押下されたキーに対応する可変部を網掛け以外の手段、例えば、アンダーライン、色変更、書体変更などで強調してもよい。また、訳文出力部446は、選択されていない可変部についても、ユーザが視認しやすいように、網掛け、アンダーライン、色変更、書体変更などを行なってもよい。
一方、訳文出力部446は、会話文1件表示画面1510の表示時に、手書きパッド120が単語入替指示を受け付けたときにも、単語入替処理を開始する。このときには、訳文出力部446は、図32に示す単語入替画面1620をディスプレイ130に表示する。単語入替画面1620は、可変部の選択前の単語入替画面である。なお、訳文出力部446は、単語入替画面1610の表示時に、戻るキー308が押下されたときにも、単語入替画面1620をディスプレイ130に表示する。
図32を参照して、単語入替画面1620では、選択されている可変部が網掛け表示される。図32には、1つ目の可変部が選択されているときの画面が示されている。単語入替画面1620の表示時に、右キー304cあるいは左キー304dが押下されると、訳文出力部446は、選択対象の可変部を変更する。
単語入替画面1620の表示時に検索/決定キー306が押下されると、訳文出力部446は、単語入替画面1610をディスプレイ130に表示する。また、訳文出力部446は、可変部を特定する記号に対応するキーが押下されると、押下されたキーに対応する可変部の単語の入替画面をディスプレイ130に表示する。[1]キーが押下された場合、訳文出力部446は、単語入替画面1610をディスプレイ130に表示する。
再び図31を参照して、選択された可変部の単語の入替について説明する。単語を入替える方法には、大きく分けて、単語入替画面に表示されるキーワードを直接に選択・決定する方法と、文字を入力してキーワードを絞り込んでからキーワードを選択・決定する方法がある。
まず、前者の方法について説明する。例えば、単語入替画面1610の表示時に、下キー304bが押下されると、訳文出力部446は、図33に示す、選択されているキーワードを変更した単語入替画面1630をディスプレイ130に表示する。単語入替画面1630において選択されているキーワードは「クジラ」である。
単語入替画面1630の表示時に、検索/決定キー306が押下されると、訳文出力部446は、図34に示す単語入替画面1640をディスプレイ130に表示する。単語入替画面1640は、選択されている可変部を、単語入替画面1630において選択されている単語(クジラ)に入替えた例文およびその例文の訳文を含む。単語入替画面1640の表示時に、戻るキー308が押下されると、訳文出力部446は、単語入替後の例文についての会話文1件表示画面をディスプレイ130に表示する。
なお、図33に戻って、単語入替画面1610の表示時に、戻るキー308が押下されると、訳文出力部446は、可変部の選択前の単語入替画面1620をディスプレイ130に表示する。また、上キー304aが押下された場合に表示されるのは、当然に、単語入替画面1610である。
次に、後者の方法、すなわち、文字入力によりキーワードを絞り込む方法について説明する。訳文出力部446は、可変部が選択された単語入替画面(例えば、図31に示す単語入替画面1610、図33に示す単語入替画面1630)の表示時に、文字が入力されると、選択された可変部の候補単語のうち入力された文字に関連するものを抽出し、抽出された単語を表示する単語入替画面をディスプレイ130に表示する。図37および図38にて後述するが、可変部にはキーワードを選択・決定するだけでなく、ユーザーが任意の文字列(日付や個数などの数字など)を入力可能なように構成される。このようなキーワード入力のことを自由入力と呼ぶことにする。
訳文出力部446は、入力された文字に関連する単語を、予測変換部443と同様の処理により抽出する。つまり、訳文出力部446は、入力された文字列に部分一致する単語を、入力された文字列に関連する単語として抽出する。以下では、訳文出力部446は、入力された文字列と前方一致する候補単語を抽出するものとして説明を進める。ただし、訳文出力部446は、完全一致や部分一致など別の基準により候補単語を抽出してもよい。
具体的には、単語入替画面1610あるいは単語入替画面1630の表示時に、文字「こ」が入力されると、訳文出力部446は、図35に示す単語入替画面1650をディスプレイ130に表示する。単語入替画面1650は、選択された可変部を入替え可能な候補単語のうち、文字「こ」を先頭に持つ単語を表示している。
単語入替画面1650の表示時に、検索/決定キー306が押下されると、訳文出力部446は、図36に示す単語入替画面1660をディスプレイ130に表示する。単語入替画面1640は、選択されている可変部を、単語入替画面1650において選択されている単語(コアラ)に入替えた例文およびその例文の訳文を含む。単語入替画面1660の表示時に、戻るキー308が押下されると、訳文出力部446は、単語入替後の例文についての会話文1件表示画面をディスプレイ130に表示する。
以上で説明した例では、ユーザが可変部を入替える候補を選択して、検索/決定キー306を押すまで、訳文出力部446は、単語入替画面の例文および訳文を変更していない。例えば、図33の画面においては、候補単語「クジラ」が選択されているものの、表示されている例文および訳文は、可変部がペンギンのときのもののままである。
しかしながら、訳文出力部446は、選択されている候補単語の変更に応じて、表示する例文および訳文を変更してもよい。この場合、例えば、図33のように、選択されている候補単語が「クジラ」に変更された場合には、訳文出力部446は、可変部がクジラのときの例文および訳文(図34に示すもの)を表示する。
表示される例文および訳文を、候補単語が決定された時点で変更するようにすると、画面のちらつきが減り、画面が見やすくなる。一方、表示される例文および訳文を、選択されている候補単語の変更に応じて変更するようにすると、ユーザは、変更後の訳文を知ったうえで候補単語を決定できる。
また、訳文出力部446は、可変部を単語に入替える際に、可変部の前後の語にあわせて、必要があれば、入替える単語を変化させる。例えば、「日本で{VB_BUY1+v.kanou}ないバッグはどれですか?」というカテゴリ文の可変部を「買う」という単語に入替える場合は、カテゴリ文の"+v.kanou"(可能表現指定)の部分に基づいて、「買う」を「買え」に変形して入替える。この処理により、表示される例文は、正しい体裁になる。
一方、訳文出力部446は、可変部を入替え可能な語の表示の際には、変形後の単語ではなく、変形前の単語を表示する。つまり、訳文出力部446は、例えば、「買え」「行け」ではなく「買う」「行く」を候補単語として表示する。このことにより、候補単語の表示のための処理時間を節約することができる。また、候補単語の表示が、辞書的で自然なものとなる。
もちろん、候補単語を基本形で表示していても、可変部の入替え結果の文においては、入替えされる単語は適切な形に変形される。例として、「残念ながら行けません」の可変部「行く」(可能、連用形の指定あり)の入替えを挙げる。入替え候補「する」が選択された場合、入替え結果は、「残念ながらできません」となる。入替え結果は、「するません」あるいは「しません」にはならない。
ところで、可変部の中には、入替え可能な単語の文字種が限定され、かつ、入替え候補から選択するよりもユーザが入力する方が現実的であるようなものがある。例えば、金額、郵便番号など数字の可変部や、ラベル、エリア表示など英字の可変部である。このような可変部が変更対象として選択された場合、訳文出力部446は、文字の入力モードが複数ある場合、文字の入力モードを可変部に入力可能な文字種にあわせて自動的に変更する。ここで、文字の入力モードとは、あるキーを押したときに、入力される文字の種類を定める設定である。複数の文字の入力モードがある場合、ユーザは、入力モードを切り替えることにより、1つのキーにより複数種類の文字(ひらがな、アルファベット、数字)を入力できる。以下、この動作について、図37および図38を参照して具体的に説明する。
図37は、数字の可変部が選択されたときに表示される単語入替画面1710を示す図である。単語入替画面1710を表示する際に、訳文出力部446は、入力モードを数字入力に切り替える。また、訳文出力部446は、手書きパッド120に10キーを表示させ、数字入力を受け付けるようにする。数字入力の受け付け後、検索/決定キー306が押下されると、訳文出力部446は、選択された可変部を入力された数字に入替えた例文と、その例文の訳文とを表示する。
図38は、数字の可変部が選択されたときに表示される単語入替画面1810を示す図である。単語入替画面1810を表示する際に、訳文出力部446は、入力モードを数字入力に切り替える。また、訳文出力部446は、手書きパッド120に10キーを表示させ、数字入力を受け付けるようにする。数字入力の受け付け後、検索/決定キー306が押下されると、訳文出力部446は、選択された可変部を入力された数字に入替えた例文と、その例文の訳文とを表示する。
また、日にちや月名など、入替えできる文字の種類が制限されている可変部が選択された場合、訳文出力部446は、選択された可変部に対応した単語入替画面をディスプレイ130に表示する。この単語入替画面の表示時には、訳文出力部446は、選択された可変部を入替え可能でない文字の入力を受け付けない。
図39に、選択された可変部に対応した単語入替画面の一例を示す。図39に示す単語入替画面1910では、可変部「MM月」が選択されている。可変部「MM月」は、月名に入替え可能な可変部である。単語入替画面1910には、可変部「MM月」を入替え可能な単語(1月、2月、…)が表示され、ユーザは表示されている単語の中から1つの単語を選択する。
あるいは、ユーザは、数字を入力して可変部「MM月」を入替える月名を指定することもできる。ただし、「13」などの数字を入力しても、月名を指定することはできない。月名に対応しない数字が入力された場合、訳文出力部446は、そのような数字の入力は不適切な旨を表示または音声出力し、入力された数字を無効にする。
(単語入替画面の変形例)
単語入替画面は、上で説明したものに限られるわけではない。例えば、ユーザが容易に可変部の単語を入れ替えることができるように、訳文出力部446は、以下に説明するような単語入替画面をディスプレイ130に表示してもよい。
第1の変形例として、訳文出力部446は、可変部を入替え可能な単語を表記順に並べた単語入替画面を作成することができる。つまり、所定の位置の文字の表記が共通する単語をまとめて表示した単語入替画面を作成することができる。
第1の変形例に係る訳文出力部446による単語の並べ方について図40を参照して説明する。図40の最左列の単語は、表記順に並べられていない(読みの順に並べられている)。図40の中央列の単語は、単語の先頭文字の表記「素」「酢」「姿」などの特徴によって調理方法が分類表示されており、一方、図40の最右列の単語は、単語の最後の文字の表記「揚」「煮」「焼」などの特徴によって調理方法が分類表示されている。中央列や最右列に示すように単語が表記順に並べられていると、ユーザは、類似単語の把握をしやすい。また、特に、最後の文字の表記によって分類すると、XYZホテル、ABC会社のように、同一のカテゴリの単語がまとめて表示されやすくなるため、ユーザはカテゴリの把握をしやすくなる。
第2の変形例として、訳文出力部446は、可変部を入替え可能な単語を区分順に並べた単語入替画面を作成することができる。つまり、区分が共通する単語をまとめて表示した単語入替画面を作成することができる。
ここで、単語の区分は、予め記憶部420に格納されているものとする。例えば、辞書423に、各単語と対応付けて各単語の区分が登録されているものとする。なお、区分は、カテゴリをさらに細かく分類したものとする。このように区分を設定しておくことで、カテゴリで指定されている可変部を入替え可能な単語をさらに分類することができる。また、他の例として、区分データとして単語の頻度や重要度を登録することも可能である。
第2の変形例に係る訳文出力部446による単語の並べ方について図41を参照して説明する。左列に示す単語は、読みにしたがって並べられている。一方、右列に示す単語は、前半が「職業名で示す人」、後半が「家族関係で示す人」と区分に従って並べられている。右列のように単語が示されていると、ユーザは、カテゴリの把握をしやすい。読み順の表示では、目的の単語が完全に確定している場合には探しやすいが、第2の変形例に係る表示では、ユーザは、単語の区分を容易に把握でき、語の意味や概念から目的の語を確定しやすい。
ここで、基本的な表示と第1の変形例、第2の変形例をユーザの指定で入替えられるようにすると、自由度を更に高めることができる。
第3の変形例として、可変部を入替え可能な単語をグルーピングして表示する例を説明する。第3の変形例に係る訳文出力部446は、選択された可変部を入替え可能な単語が所定の数を超えると、先頭の所定の数の文字が共通する単語を、1つの代表表示にまとめて表示する。
第3の変形例に係る単語の表示例を図42に示す。図42Aは、先頭3文字が共通する単語をグルーピングして表示する例である。図42Aの左に表示された“+”が先頭に付され、最後に“...”が付された文字列(ニース、ニーダなど)は、グルーピングされた複数の単語の代表表示である。代表表示が選択されると、訳文出力部446は、代表表示に対応する複数の単語を表示する。また、所定の数以上の文字が入力されると、訳文出力部446は、グルーピングを展開し、入力された文字に対応する単語を表示する。
このような表示形態は、単語が画面に表示しきれない場合に有効である。例えば、訳文出力部446は、単語数が画面に表示可能な数を超えた場合に、このようなグルーピング表示をするものとする。また、このグルーピング表示によれば、ユーザが、所望の単語を容易に選択できるようになる。特に、単語数が多いときには、この表示は有利である。
図42Bは、図42Aの表示に加え、代表表示の右に代表表示に対応する単語数を表示する例である。この表示によれば、代表表示を選択したものの対応する単語がほとんどない、あるいは、多すぎるなどといったことがなくなり、ユーザは所望する単語をスムーズに探せるようになる。
第4の変形例として、単語入替画面において、各可変部に対応付けて、各可変部を入替え可能な単語の数を表示する例について説明する。第4の変形例に係る訳文出力部446は、単語入替画面を表示するにあたり、表示する例文に含まれる可変部を入替え可能な単語の数をテンプレートデータベース422および辞書423に基づいて求める。
具体的には、訳文出力部446は、テンプレートデータベース422に基づいて、可変部を入替え可能な単語のカテゴリを取得する。そして、訳文出力部446は、取得したカテゴリに含まれる単語を辞書423から検索し、検索された単語の総数を可変部を入替え可能な単語の数として求める。なお、訳文出力部446は、辞書423のかわりにインデックスデータ424を用いてもよい。また、各カテゴリと各カテゴリに含まれる単語を対応付けたデータが記憶部420に格納されている場合は、訳文出力部446は、辞書423のかわりに、そのデータを用いてもよい。
第4の変形例に係る単語入替画面の一例を図43に示す。図43を参照して、単語入替画面に表示される各可変部の語の左には、各可変部を入替え可能な単語の数が表示される。入替え前に候補数を表示することにより、ユーザは、例文のバリエーションがどの程度あるかを前もって知ることができる。
第5の変形例として、入替え単語の参考情報として、入替え単語の訳語を同時表示する例について説明する。第5の変形例に係る訳文出力部446は、入替え単語の候補の表示時に、候補単語の訳語を、辞書423から検索し、候補単語とともに表示する。
第5の変形例に係る単語入替画面の一例を図44に示す。図44を参照して、候補単語(単語)の横に、候補単語に対応する英語および中国語が表示される。入替え前に訳語をあらかじめ知ることにより、ユーザは、効率よく作業を進めることができる。特に、可変部の語を入替えたにもかかわらず訳語が同じであるという事態(このような事態は、例えば、図44に示す例で、英語への翻訳時に、「壊れやすい」を「もろい」に入替えた時に起こる)を避けることができる。また、この機能により、会話アシスト装置100を単語メモ付き学習ツールとして用いることができる。
以上の各変形例は、単独で実施してもよいし、適宜、組み合わせて実施してもよい。これらの変形例によれば、ユーザは、可変部の単語をより容易に所望の単語に変更できるようになる。
(7) 登録例文の選択
登録例文の選択について、図45を参照して詳しく説明する。図45は、会話アシストアプリケーションの単語帳の機能で、ディスプレイ130に表示される画面および画面の遷移、ならびに手書きパッド120の状態を説明するための図である。
本実施の形態において、会話アシスト装置100は、すべてのアプリケーションの単語帳を見るための操作がされることによって表示されている単語帳のリスト画面において、リストのうち「会話アシスト」が選択された状態で検索/決定キー306が操作されることによって「会話アシスト」が選択されると、会話アシストアプリケーションの単語帳画面5210を表示する。
図45を参照して、単語帳画面5210は、タイトル5212と、登録例文リスト表示欄5214とを含む。ここで「単語帳」とは、ユーザが取得した例文・訳文および翻訳辞書データを保存しておく機能のことを意味する。図26の手書きパッドにて「単語帳に記録」の項目を選択することにより実現される。これによりユーザが意図的に、取得した例文・訳文を保持しておき、後から再利用することが可能となる。
タイトル5212は、現在起動中のアプリケーション名、すなわち、「会話アシスト」を表わす。登録例文リスト表示欄5214には、登録例文情報430として記憶部420に記憶されているデータから例文検索結果が読出され、読出された例文検索結果の登録例文それぞれの文頭にリスト番号が振られて、登録例文のリストとして表示される。
図45に示す単語帳画面5210の登録例文リスト表示欄5214には、「1」から「3」までのリスト番号がそれぞれ振られた登録例文がリスト表示されている。
単語帳画面5210の表示時に、リスト番号を示す文字キー302が押下されると、処理部440は、そのリスト番号の登録例文の1件表示画面5220をディスプレイ130に表示する。この1件表示画面5220は、図26で説明した会話文1件表示画面と同様である。
単語帳画面5210の表示時に、戻るキー308あるいはクリアキー310が押下されると、処理部440は、図20で説明した初期画面1020をディスプレイ130に表示する。
1件表示画面5220の表示時に、戻るキー308あるいはクリアキー310が押下されると、処理部440は、単語帳画面5210をディスプレイ130に再表示する。
(8) 履歴例文の選択
履歴例文の選択について、図46を参照して詳しく説明する。図46は、会話アシストアプリケーションの履歴例文の機能で、ディスプレイ130に表示される画面および画面の遷移、ならびに手書きパッド120の状態を説明するための図である。ここで「履歴例文」とは、ユーザが取得した例文・訳文および翻訳辞書データを保存しておく機能のことを意味する。前述の「単語帳」との違いは、ユーザが取得した例文・訳文を、会話アシスト装置が自動的に保持しておく点である。自動的に記録されるため、ユーザが意図的に保存をしておかなくても、過去に遡って取得した例文・訳文の記録を再利用することが可能となる。
本実施の形態において、会話アシスト装置100は、履歴例文を見るための操作がされると、会話アシストアプリケーションの履歴例文画面5310を表示する。
図46を参照して、履歴例文画面5310は、タイトル5312と、履歴例文リスト表示欄5314とを含む。
タイトル5312は、現在起動中のアプリケーション名、すなわち、「会話アシスト」と、現在実行されている機能の名称、すなわち、「履歴例文」を表わす。履歴例文リスト表示欄5314には、履歴例文情報432として記憶部420に記憶されているデータから例文検索結果が読出され、読出された例文検索結果の履歴例文それぞれの文頭にリスト番号が振られて、履歴例文のリストとして表示される。
図46に示す履歴例文画面5310の履歴例文リスト表示欄5314には、「1」から「3」までのリスト番号がそれぞれ振られた履歴例文がリスト表示されている。
履歴例文画面5310の表示時に、リスト番号を示す文字キー302、または、リスト番号が選択状態となっている状態で検索/決定キー306が押下されると、処理部440は、そのリスト番号の履歴例文の会話文1件表示画面をディスプレイ130に表示する。この会話文1件表示画面は、図31で説明した会話文1件表示画面と同様である。
この会話文1件表示画面の表示時、および、履歴例文画面5310の表示時に、戻るキー308あるいはクリアキー310が押下されると、処理部440は、図13で説明した初期画面1020をディスプレイ130に表示する。
(4.キーワードの工夫)
本実施の形態に係る会話アシスト装置100は、キーワード入力、あるいはキーワード入力に応じた結果表示にあたり次のような工夫を行っている。
(i)読みのバリエーションの追加
(ii)多義語エントリへの補足説明
(iii)文末表現をキーワード化
(iv)キーワードの分割
以下、これらの工夫について説明する。
(i)読みのバリエーションの追加
本実施の形態に係る会話アシスト装置100は、1つのキーワードに対して、複数の読みを割り当てたデータを用いることにより、ユーザが入力する読みのバリエーションに対応することができる。以下、図5を参照して、このデータの構造について説明する。
図5に示すテンプレート500aのキーワード580は、このテンプレート500aに、カテゴリ文の4つの可変部にそれぞれ対応する4つのキーワードがあることを示している。ここでは、第n可変部に対応するキーワードを、「n:(キーワードの表記)=(文字入力(日本語入力))」の形で表わしている。なお、キーワード580に含まれている、もう1つのキーワード「ですか」については、後で説明する。
キーワードの表記は、各キーワードに対して1つ割り当てられるものである。ここでは、それぞれ、「日本」「買う」「バッグ」「どれ」という表記を持つ4つのキーワードを示している。
会話アシスト装置100は、キーワード選択処理時に、文字入力に示される文字列が入力されると、その文字入力に対応するキーワードが選択されたとみなす。本実施の形態においては、文字入力のバリエーションを複数もつキーワードに対しては、複数の文字列が文字入力として割り当てられる。例えば、表記が「日本」であるキーワードには、「日本」の読みである「にっぽん」と「にほん」という2つの文字列が文字入力として割り当てられている。
このデータ構造により、例文選択部444は、入力部410が受け付けた文字入力に対応する多くの例文を表示部462に表示することができる。したがって、本実施の形態に係る会話アシスト装置100は、ユーザが意図したキーワードに関する例文を表示できる可能性が高くなる。
1つのキーワードに1つの文字列のみを対応付けたデータを用いる場合には、ユーザが入力した文字列がキーワードに割り当てられている文字列と少しでも異なると、ユーザが意図した例文を検索することができない。これに対し、本実施の形態に係る会話アシスト装置100は、このような場合にも対応することができる。
より詳しく、文字列が入力された際の会話アシスト装置100の動作について説明する。会話アシスト装置100は、テンプレート500に含まれるキーワード580を直接用いるのではなく、テンプレート500に基づいて作成されたインデックスデータ424を用いて、例文を検索する。
キーワード選択部442は、入力部410が文字列の入力を受け付けると、入力された文字列に一致する日本語入力612を持つキーワードの表記614をキーワード・カテゴリデータ425に基づいて取得する。
例文選択部444は、キーワード選択部442が取得した表記614に対応するカテゴリ番号612をキーワード・カテゴリデータ425に基づいて取得する。そして、取得したカテゴリ番号612に対応するテンプレート番号510をカテゴリ・テンプレートデータ426に基づいて取得する。
テンプレート番号510の取得後の処理部440の動作は、他の箇所で説明したものと同様である。つまり、例文選択部444は、取得したテンプレート番号510を持つテンプレート500を検索し、検索したテンプレート500により指定される例文(日本語)を表示部462に表示する。訳文出力部446は、表示された例文の中から選択された例文の訳文(英語または中国語)を表示部462に表示する。
以上のように、テンプレート500のキーワード580を直接用いるのではなくインデックスデータ424を用いるのは、検索の高速化のためである。ただし、会話アシスト装置100は、キーワード500を直接用いて、例文を検索しても構わない。この場合、例文選択部444は、入力された文字列と一致する文字入力を持つキーワードが設定されているテンプレート500を取得する。そして、例文選択部444は、取得したテンプレート500に基づいて、例文を表示部462に表示する。
なお、キーワードに対応する文字入力としては、図5に示したような日本語の文字列に限られるわけではない。例えば、表記が日本語のキーワードに対して、ローマ字入力を文字入力として設定してもよい。このような例を以下にいくつか示す。
(例1)ウィンドウ:ウィンドウ = うぃんどう;ういんどう = wiNdo:;uiNdou
(例2)エディンバラ : エディンバラ = えでぃんばら;えじんばら = edimbara;ejimbara
(例3)日本 : 日本 = にっぽん;にほん = niqpoN;nihoN
例1は、表記が「ウィンドウ」であるキーワードに関するデータを示したものである。このデータによれば、文字列「うぃんどう」「ういんどう」「wiNdo:」「uiNdou」のいずれが入力された場合にも、例文選択部444は、表記が「ウィンドウ」のキーワードが設定されているテンプレート500を抽出する。例2、例3についても同様である。
この他にも、例えば、ひらがな入力あるいはカタカナ入力のいずれを行なっても、キーワードを検索できるよう、「バス = ばす;バス= basu;basu」といった文字入力を設定してもよい。
以上のようなキーワードに対応する文字入力の設定の工夫は、本実施の形態に係る会話アシスト装置100のみならず、文字入力に応じてキーワードを抽出し、キーワードに対応づけられたコンテンツを出力する装置一般に適用可能である。例えば、電子辞書にも応用可能である。電子辞書の場合、語句の見出し語がキーワードに相当し、語句の意味データがコンテンツに相当する。
(ii)多義語エントリへの補足説明
本実施の形態に係る会話アシスト装置100は、キーワードをディスプレイ130に表示するにあたり、ユーザが適切なキーワードを選択しやすくなるように、必要に応じて、キーワードの表記に補足説明を加えて、キーワードを表わす。
補足説明は、表記が共通するものの異なる複数のキーワードの各々に固有に設定される文字列である。表記が共通するキーワードに設定される文字列は、キーワードの区別のため互いに異なる。
補足説明の文字列としては、ユーザが適切なキーワードを選択することを助けるものを用いることが好ましい。以下、様々な種類の補足説明およびその具体例について説明する。
ア)意味の違いによる補足説明
表記が共通するものの意味が異なるキーワードに対しては、各キーワードの意味を表わす文字列を補足説明として用いることができる。
Figure 0005791861
上の例で示している内容は、ディスプレイでの表示(見出し):キーワードの表記=キーワードの文字入力(読み)=キーワードの文字入力 [キーワードの英語表記(英訳)/キーワードの中国語表記(中国語訳)]である。この例では、(魚)(乗物)(風呂)という補足説明により、キーワードを区別している。
特に、日本語では区別されないが、外国語では区別される単語の日本語表記にあたって、意味の細分類を補足説明として用いることもできる。
(例)
いとこ(従兄・父方) : いとこ = いとこ = itoko
いとこ(従兄・母方) : いとこ = いとこ = itoko
いとこ(従姉・父方) : いとこ = いとこ = itoko
いとこ(従姉・母方) : いとこ = いとこ = itoko
いとこ(従弟・父方) : いとこ = いとこ = itoko
いとこ(従弟・母方) : いとこ = いとこ = itoko
いとこ(従妹・父方) : いとこ = いとこ = itoko
いとこ(従妹・母方) : いとこ = いとこ = itoko
日本語では、「いとこ」でまとめられる概念が、中国語では、「表哥」「表弟」「表姐」「表妹」「堂兄」「堂弟」「堂姐」「堂妹」のように区別される。そこで、日本語表記に加えて、訳語に対応する意味の細分類を表わす補足説明を表示することで、利用者は適切なキーワードを選択しやすくなる。
特に、会話アシストでは、1つの原語(日本語)表記に対して、各外国語表記は1つであることが好ましい。ディスプレイ130に表示される可変部の候補単語が選択された際に、訳文の単語をすぐに入替えられるようにするためである。したがって、1語に対し複数の意味や訳語を表示する辞書とは異なり、会話アシストでは、このように原語表記表示の段階で、単語を細かく区別しておくことが特に好ましい。
イ)用法の異なりで補足説明
用法の異なりによる補足説明を設定することもできる。このような例を下に示す。
Figure 0005791861
上の説明と同様、特に、会話アシストでは、このように原語表記表示の段階で、単語を細かく区別しておくことが特に好ましい。
ウ)利用シーンの異なりで補足説明
利用シーンの異なりによる補足説明を設定することもできる。このような例を下に示す。
Figure 0005791861
上の説明と同様、特に、会話アシストでは、このように原語表記表示の段階で、単語を細かく区別しておくことが特に好ましい。
エ)表記で補足説明
キーワードが、設定されている表記以外の表記により区別できる場合は、設定されている表記以外の表記を補足説明として用いてもよい。このような例を下に示す。
Figure 0005791861
日本語のように1つの語が複数の表記を用いる言語では、このような補足説明を利用することができる。
オ)読みで補足説明
エ)の変形例として、キーワードの読みを補足説明として用いてもよい。通常の辞書では、読みが異なる複数のキーワードが同時に表示されることはまれである。しかし、可変部の候補単語の表示の際にはこのようなことがありうる。そこで、読みによる区別が有効になることがある。読みによる補足説明に関する例を下に示す。
(例1)
空(から) : 空 = から = kara [ empty / 空的 ]
空(そら) : 空 = そら = sora [ sky / 天 ]
(例2)
羽田(はだ) : 羽田 = はだ = hada [ Hada / 羽田 ]
羽田(はねだ) : 羽田 = はねだ = haneda [ Haneda / 羽田 ]
特に、例2のように、日本人名等でローマ字表記が異なる場合に、この区別は有効である。
(iii)文末表現をキーワード化
さらに、本実施の形態に係る会話アシスト装置100は、テンプレート500のキーワード580に、テンプレート500のカテゴリ文の文末パターンに対応するキーワードを設定している。このようなキーワードの設定は、会話アシスト装置100が、テンプレート500のカテゴリ文の文末パターンを解析して行なってもよいし、予めテンプレート500に与えられていてもよい。
ここで、文末パターンとは、文の種類(願望、依頼、否定、疑問、等...)を決定する表現である。日本語では、文末の表現が文の種類に対応するので、文の種類を決定する表現を便宜的にこのように呼ぶ。ただし、文末表現以外の表現で文の種類を表わす言語もある。このような言語の文に対しては、文の種類を所定の基準で判断し、文の種類に対応するキーワードを与えればよい。例えば、英語であれば、"Please"、"Would you ...?"という単語が含まれていれば、依頼文であると判断する。
文末パターンと設定されるキーワードとの対応関係の一例を以下に示す。ただし、これは、一例であって、キーワード580に設定されるキーワードは、ここに示すものとは異なる対応関係を用いて定められたものであってもよい。
[文末パターン]
以下の例においては、|の右側に文末表現を、|の左側に文末表現に対応するキーワードを、それぞれ示す。
たい(願望) | たいです。
ください/頂けますか(依頼) | {て|で}ください{。|!}
ください/頂けますか(依頼) | {て|で}頂けますか?
ください/頂けますか(依頼) | {て|で}頂けませんか?
ない/ません(否定) | ない。
ない/ません(否定) | ません。
ませんか(疑問) | ませんか?
ますか(疑問) | ますか?
ましたか(疑問) | ましたか?
ましょうか(疑問) | ましょうか?
ですか(疑問) | ですか?
でしたか(疑問) | でしたか?
でしょうか(疑問) | でしょうか?
ですね(疑問) | ですね?
このキーワードを用いることにより、ユーザは、検索対象の例文の種類を絞り込むことができる。例えば、ユーザは「“行く”+“ください/頂けますか(依頼)」や「“行く”+“ない/ません(否定)」の組み合わせを指定することで、検索対象の例文の絞込みができる。
上に示した特定の文末パターンの各々を含む例文と例文に与えられるキーワードの具体例を以下に示す。なお、以下の例において、JDを冒頭に付された文章は、代表単語文(日本語)520である。JPを冒頭に付された文章は、カテゴリ文(日本語)530である。EDを冒頭に付された文章は、代表単語文(英語)540である。ENを冒頭に付された文章は、カテゴリ文(英語)550である。BKを冒頭に付された文字列は、キーワード580の記載である。
(例1)
JD {1:市内観光} を したい です 。
JP {1:&SIGHTSEEING-SURU} を したい です 。
ED I'd like to take a {1:city sightseeing tour} .
EN I'd like to take a {1:&SIGHTSEEING-SURU} .
BK 1:市内/観光=しない/かんこう=shinai/kaNkou,たい(願望)=たい=tai
(例2)
JD 場所 を 教え て ください 。
JP 場所 を 教え て ください 。
ED Could you tell me where it is?
EN Could you tell me where it is?
BK 場所=ばしょ=basho,教える=おしえる=oshieru[教えて=おしえて],ください/頂けますか(依頼)=ください;いただけますか=kudasai;itadakemasuka
(例3)
JD 指導し て 頂け ます か ?
JP 指導し て 頂け ます か ?
ED Would you coach me, please?
EN Would you coach me, please?
BK 指導=しどう=shidou,ください/頂けますか(依頼)=ください;いただけますか=kudasai;itadakemasuka
(例4)
JD もう {1:ガソリン} が あり ませ ん 。
JP もう {1: &FUEL } が あり ませ ん 。
ED There's no more {1:gas} .
EN There's no more {1:&FUEL} .
BK もう=もう=mou,1:ガソリン=がそりん=gasoriN,ある=ある=aru[あり=あり],ない/ません(否定)=ない;ません=nai;maseN
(例5)
JD {2:待合室} で {1:どの ぐらい} 待た なく て は なり ませ ん か ?
JP {2:&ROOM} で {1:&QADV_DURATION-BASE} 待た なく て は なり ませ ん か ?
ED {1:How long} will I have to wait in the {2:waiting room} ?
EN {1:&QADV_DURATION-BASE} will I have to wait in the {2:&ROOM} ?
BK 2:待合室=まちあいしつ=machiaishitsu,1:どの/ぐらい=どの/ぐらい=dono/gurai,待つ=まつ=matsu[待た=また],(待機=たいき=taiki),ませんか(疑問)=ませんか=maseNka
(例6)
JD {1:小銭} は あり ます か ?
JP {1:&CURRENCY-CHANGE} は あり ます か ?
ED Do you have any {1:small change} ?
EN Do you have any {1:&CURRENCY-CHANGE } ?
BK 1:小銭=こぜに=kozeni,ある=ある=aru[あり=あり],ますか(疑問)=ますか=masuka
(例7)
JD {1:搭乗} の アナウンス は {2:もう} あり まし た か ?
JP {1:&ACT-BOARD-gen} の アナウンス は {2:&AV_YET-mou} あり まし た か ?
ED Has {1:boarding} been announced {2:yet} ?
EN Has {1:&ACT-BOARD-gen} been announced {2:&AV_YET-mou} ?
BK 1:搭乗=とうじょう=to:jou,アナウンス=あなうんす=anauNsu,2:もう=もう=mou,ある=ある=aru[あり=あり],ましたか(疑問)=ましたか=mashitaka
(例8)
JD {1:まず} 何か 飲み ましょ う か ?
JP {1:&AV_TO-START} 何か 飲み ましょ う か ?
ED {1:To start} , how about a drink?
EN {1:&AV_TO-START} , how about a drink?
BK 1:まず=まず=mazu,何か=なにか=nanika,飲む=のむ=nomu[飲み=のみ],ましょうか(疑問)=ましょうか=masho:ka
(例9)
JD {1:ここ} の 定休日 は いつ です か?
JP {1:&THIS_THAT-PLACE} の 定休日 は いつ です か?
ED Which days is {1:this place} closed?
EN Which days is {1:&THIS_THAT-PLACE} closed?
BK 1:ここ=ここ=koko,定休日=ていきゅうび=teikyu:bi,いつ=いつ=itsu,ですか(疑問)=ですか=desuka
(例10)
JD {1:食事} の 前でしたか、それとも 後でしたか?
JP {1:&FOOD} の 前でしたか、それとも 後でしたか?
ED Was it before or after the {1:meal} ?
EN Was it before or after the {1:FOOD} ?
BK 1:食事=しょくじ=shokuji,前=まえ=mae,それとも=それとも=soretomo,後=あと=ato,でしたか(疑問)=でしたか=deshitaka
(例11)
JD 何 番線 でしょ う か ?
JP 何 番線 でしょ う か ?
ED What track number is it?
EN What track number is it?
BK 何番線=なんばんせん=nambaNseN,でしょうか(疑問)=でしょうか=desho:ka
(例12)
JD 私 は {1:払わ} なく て いい の です ね ?
JP 私 は {1: &VB_PAY+v.mi1} なく て いい の です ね ?
ED I don't need to {1:pay} , do I?
EN I don't need to {1:&VB_PAY+inf} , do I?
BK 私=わたし;わたくし=watashi;watakushi,1:払う=はらう=harau[払わ=はらわ],ない=ない=nai[なくて=なくて],いい=いい=ii,ですね(疑問)=ですね=desune
(iv)キーワードの分割
本実施の形態に係る会話アシスト装置100においては、「分割キーワード指定」がなされているキーワードがある。分割キーワード指定されたキーワードには、複数の部分文字入力が対応付けられている。そして、複数の部分文字入力がすべて入力されると、処理部440は、入力された複数の部分文字入力に対応するキーワードを抽出する。
キーワードに“分割キーワード”指定をしておくことにより、キーワードの一部が検索のキーワードとして選択されている場合に、同キーワードの別の部分に対応する部分文字入力を追加入力すれば、本来のキーワードあるいはキーワードに対応する例文を検索できる。
例えば、次のようにキーワード設定されているキーワードを考える。
(例)
日本大使館 : 日本/大使館 = にほん/たいしかん = nihoN/taishikaN
このキーワード「日本大使館」は、「日本」と「大使館」という2つの部分に分割されている。これら2つの部分に対応して、部分文字入力「にほん」「たいしかん」、あるいは、「nihoN」「taishikaN」が設定されている。なお、キーワードは、2つ以上の部分に分割されても構わない。
ユーザは、文字入力「にほん」あるいは「nihoN」によりキーワード「日本」を指定したあと、文字入力「たいしかん」あるいは「taishikaN」によりキーワード「大使館」を指定すれば、このキーワードを検索できる。逆に、ユーザは、「大使館」を指定したあと「日本」を指定しても、このキーワードを検索できる。つまり、ユーザは、最初から「にほんたいしかん」あるいは「nihoNtaishikaN」と入力しなくても、キーワード「日本大使館」を検索できる。
特に、長いキーワード、あるいは、検索にあたってユーザが複数の部分に分けて文字入力を行なうことが想定されるキーワードに対して、分割キーワード指定を行なうことが有効である。
ところで、部分文字入力は、分割前の文字入力を単純に分割したものにならないことがある。このような場合に対応させて、部分文字入力の設定を工夫することが好ましい。以下に、工夫した部分文字入力の設定の具体例を挙げる。
ア)濁音|半濁音 ⇒ 清音
他の語との結合によって、濁音あるいは半濁音になっている語が、分割によって清音に戻ることがある。このような状況に対応させて、部分文字入力にバリエーションを持たせることが好ましい。このような例を以下に示す。
(例1)
予約係 : 予約/係 = よやく/がかり;かかり = yoyaku/gakari;kakari
「予約」と「係り」とを分けて入力する場合、ユーザは「係り」の部分を「かかり」と入力することが考えられる。したがって、上のように、キーワード設定を行なう。
単純に、
予約係 : 予約/係 = よやく/がかり = yoyaku/gakari
と分割キーワード指定したのでは、上の状況に対応できない。
(例2)
幼児靴 : 幼児/靴 = ようじ/ぐつ;くつ = yo:ji/gutsu;kutsu
(例3)
料理本 : 料理/本 = りょうり/ぼん;ほん = ryo:ri/boN;hoN
イ)音読み ⇒ 訓読み
組み合わされる他の語の種類によって、読みが音読みあるいは訓読みのいずれかに限定されている語は、分割入力の場合は、音読みあるいは訓読みのいずれでも入力される。このような状況に対応させて、部分文字入力にバリエーションを持たせることが好ましい。このような例を以下に示す。
(例1)
薬品店 : 薬品/店 = やくひん/てん;みせ = yakuhiN/teN;mise
単純に、
薬品店 : 薬品/店 = やくひん/てん = yakuhiN/teN
とはしない。「薬品」と「店」とを分けて入力する場合、ユーザは「店」の部分を「みせ」と入力することが考えられるためである。
(例2)
りんご酒 : りんご/酒 = りんご/しゅ;さけ = riNgo/shu;sake
(例3)
便秘薬 : 便秘/薬 = べんぴ/やく;くすり = bempi/yaku;kusuri
ウ)接尾辞 ⇒ 名詞
ユーザは、キーワードの一部分のかわりに、その部分と同様の意味を持つ他の語を入力することがある。このような状況に対応させて、部分文字入力にバリエーションを持たせることが好ましい。このような例を以下に示す。
(例1)
保険料 : 保険/料 = ほけん/りょう;りょうきん = hokeN/ryou;ryoukin
単純に、
保険料 : 保険/料 = ほけん/りょう = hokeN/ryou
とはしない。
(例2)
予約書 : 予約/書 = よやく/しょ;しょるい = yoyaku/sho;shorui
(例3)
アイスクリーム屋 : アイスクリーム/屋 = あいすくりーむ/や;みせ = aisukuri-mu/ya;mise
エ)「〜ない」
本実施の形態では、否定の「ない」をキーワードの一部にすることもできる。例えば、「あまり(単語)ない」というキーワードを設定することもできる。このキーワードにおいて、「ない」の前にある単語は、分割前と分割後とで形が変わる。このような状況に対応させて、部分文字入力にバリエーションを持たせることが好ましい。このような例を以下に示す。
(例1)
あまり高くない : あまり/高く;高い/ない = あまり/たかく;たかい/ない = amari/takaku;takai/nai
単純に、
あまり高くない : あまり/高く/ない = あまり/たかく/ない = amari/takaku;takai/nai
とはしない。
(例2)
あまり知られていない : あまり/知られてい;知られている/ない = あまり/しられてい;しられている/ない = amari/shiraretei;shirareteiru/nai
オ)「〜て行く / て来る / ている / てみる」等[その1]
文の中には、「〜て行く / て来る / ている / てみる」等、複数の動詞を重ねた表現が含まれることがある。このような文を、「行く / 来る / いる / みる」等の補助的な動詞もキーワードにして検索したい場合、「行く / 来る / いる / みる」等も、分割キーワードにする。以下に、例を示す。
(例1)
歩いて行く : 歩いて;歩く/行く = あるいて;あるく/いく;ゆく = aruite;aruku/iku;yuku
この例では、「歩いて」の部分にバリエーションを持たせている。「歩いて行く : 歩いて/行く = あるいて/いく;ゆく = aruite/iku;yuku」とはしていない。
(例2)
訪ねて来る : 訪ねて;訪ねる/来る = たずねて;たずねる/くる = tazunete;tazuneru/kuru
カ)「〜て行く / て来る / ている / てみる」等[その2]
オ)とは異なり、「行く / 来る / いる / みる」等をキーワードにするのが好ましくない場合がある。この場合は、「行く / 来る / いる / みる」等を分割キーワードにはしない。以下に、例を示す。
(例1)
閉店している : 閉店している;閉店 = へいてんしている;へいてん = heiteNshiteiru;heiteN
これは、「閉店している : 閉店している = へいてんしている = heiteNshiteiru」というキーワードに、分割指定を加えたものである。
このキーワードを、
閉店している : 閉店して;閉店/いる = へいてんして;へいてん/いる = heiteNshite;heiteN/iru
のように分割することもできる。この分割によれば、「閉店」と「いる」との語から、このキーワードが検索される。しかし、このような検索結果が好ましくないこともある。ここでの「いる」は「…し続ける」という意味を表わす補助動詞である。一方、「いる」は、「存在する」という意味を表わす本動詞として用いられることもある。したがって、上のように、「いる」をキーワードの一部とすると、本動詞として「いる」を用いている例文が検索しにくくなるおそれがある。
(例2)
乗ってみる : 乗ってみる;乗る = のってみる;のる = noqtemiru;noru
これは、「乗ってみる : 乗ってみる = のってみる = noqtemiru」というキーワードに、分割指定を加えたものである。
このキーワードを、
乗ってみる : 乗って;乗る/みる = のって;のる/みる = noqte;noru/miru
のように分割することもできる。この分割によれば、「乗る」と「みる」との語から、このキーワードが検索される。しかし、このような検索結果が好ましくないこともある。このように、「みる」をキーワードの一部とすると、本動詞として(つまり「見る」の意味で)「みる」を用いている例文が検索しにくくなるおそれがある。
(5.処理の流れ)
以下、会話アシスト装置100が行なう処理の流れについて説明する。
図47は、会話アシスト装置100が行なう処理の流れの概要を示すフローチャートである。
図47を参照して、処理部440は、入力部410が受け付けた指示に基づいて、会話アシストのアプリケーションを立ち上げた後、ステップS101において、処理部440は、処理部440は、入力部410が受け付けた指示に基づいて、複数の言語モードの中から1つの言語モードを選択・決定する。
ただし、会話アシスト装置100が扱う言語モードが、1つしかない場合(例えば、日本語を英語に翻訳するモードなど)、処理部440は、会話アシストのアプリケーションの開始のあと、ステップS101の処理を行なうことなく、ステップS103の処理に進む。
ステップS103において、処理部440は、入力部410が受け付けた指示に基づいて、複数の所定のキーワードの中から1つの選択キーワードを決定する。選択キーワードの決定処理については、後述する図48で説明する。
ステップS105において、処理部440は、ステップS103において決定された選択キーワードに関連するテンプレート500を検索する。そして、処理部440は、検索されたテンプレート500中の、第1言語(本実施の形態では日本語)の例文を、例文候補として表示する。例文候補の表示処理については、後述する図50で説明する。
ステップS106において、処理部440は、入力部410がキーワードの追加指示を受け付けたかどうかを判断する。キーワードの追加指示には、手書きパッド120への入力と、文リスト表示画面表示中の右キー304cの押下とが含まれる。
入力部410が追加指示を受け付けたと判断した場合(ステップS106においてYesと判断した場合)、処理部440は、ステップS103からの処理を繰り返す。つまり、処理部440は、ステップS103において、追加キーワードを確定する。また、処理部440は、ステップS105において、キーワード追加前に決定されていたキーワードおよび追加キーワードに関連する例文候補を表示する。
入力部410が追加指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS106においてNoと判断した場合)、処理部440は、ステップS107の処理に進む。
ステップS107において、処理部440は、入力部410が受け付けた指示に基づいて、表示されている候補文の中から、1つの例文を選択する。具体的には、処理部440は、上キー304a、下キー304bなどの入力および検索/決定キー306の入力に応じて、1つの例文を選択する。
ステップS109において、処理部440は、ステップS107において選択された例文および選択された例文の訳文を出力する。具体的には、処理部440は、選択された例文および選択された例文の訳文を表示する会話文1件表示画面をディスプレイ130に表示させる。また、処理部440は、会話文1件表示画面の表示中に、音声キー318が押下されると、訳文をスピーカ140に音声出力させる。
ステップS111において、処理部440は、履歴例文管理処理を実行する。履歴例文管理処理については、後述する図51で説明する。
ステップS113において、処理部440は、入力部410が可変部の入替え指示を受け付けたかどうかを判断する。可変部の入替え指示には、文字キー302の押下と、タッチパネルへの単語入替指示とが含まれる。
入力部410が可変部の入替え指示を受け付けたと判断すると(ステップS113においてYes)、処理部440は、ステップS115において、入力部410が受け付ける指示に基づいて、可変部を入替えた例文および訳文を作成し、表示部462に表示する。
より具体的には、処理部440は、指示に基づいて単語を入替える可変部を選択する。そして、処理部440は、指示に基づいて決定された単語に例文の選択された可変部を入替え、入替後の例文を作成する。さらに、処理部440は、訳文における例文の選択された可変部に対応する可変部を、決定された単語の訳語に入替え、入替後の訳文を作成する。
ステップS117において、処理部440は、入力部410の手書きパッド120に表示された「単語帳に登録」が選択されたか否かを判断する。「単語帳に登録」が選択されていないと判断した場合(ステップS117においてNoと判断した場合)、実行する処理をステップS121の処理に進める。
一方、「単語帳に登録」が選択されたと判断した場合(ステップS117においてYesと判断した場合)、ステップS119において、処理部440は、登録例文管理処理を実行する。登録例文管理処理については、後述する図52で説明する。
ステップS121において、処理部440は、入力部410が会話アシストアプリケーションの終了指示を受け付けたか否かを判断する。会話アシストアプリケーションの終了指示には、例えば、アプリケーションの切替キーの押下、あるいは、電源キーの押下がある。
入力部410が終了指示を受けつけたと判断した場合(ステップS121においてYesと判断した場合)、処理部440は、会話アシスト処理を終了する。
一方、入力部410が終了指示を受けつけていないと判断した場合(ステップS121においてNoと判断した場合)、処理部440は、ステップS113からの処理を繰り返す。
図48は、会話アシスト装置100によって会話アシストアプリケーションのサブルーチンとして実行される選択キーワード決定処理の流れを示すフローチャートである。
図48を参照して、ステップS201において、処理部440は、入力部410が受け付けた文字入力指示を、入力部410から受け取る。
ステップS203において、処理部440は、ステップS201において取得した文字入力に対応する予測単語を、予測キーワードリスト428の中から検索する。
ステップS205において、処理部440は、ステップS203において検索された予測単語をキーワード候補として表示部462に表示する。
ここで、ステップS205の詳細について、図49を参照して説明しておく。図49は、会話アシスト装置100によって会話アシストアプリケーションのサブルーチンとして実行されるキーワード候補表示処理の流れを示すフローチャートである。
図49を参照して、ステップS301において、処理部440は、入力部410が受け付けたキーワード候補の選択指示を、入力部410から受け取る。選択指示とは、具体的には、上キー304aや、下キー304bなどの押下に応じた指示である。
ステップS303において、処理部440は、ステップS301において受け付けた選択指示により選択されている予測単語に関連する例文を検索する。具体的には、処理部440は、インデックスデータ424に基づいて選択された予測単語に関連付けられているテンプレート番号510を取得する。そして、処理部440は、テンプレートデータベース422から、取得したテンプレート番号510を持つテンプレート500を検索する。
ステップS305において、処理部440は、キーワード候補、ならびに、ステップS301で受け付けた指示に基づいて選択されている予測単語に関連する例文を並べた例文プレビューを、表示部462に表示する。より詳しくは、処理部440は、ステップS303において検索したテンプレート500の代表単語文(日本語)520を、例文プレビューに表示する。なお、処理部440は、選択されている予測単語に可変部を入替えた例文を例文プレビューに表示してもよい。
ステップS305の処理後、処理部440は、実行する処理をこのキーワード候補表示処理の呼出元の処理に戻す。
再び、図48を参照して、処理部440は、ステップS207において、入力部410がキーワードの決定指示を受け付けたかどうか判断する。具体的には、処理部440は、検索/決定キー306が押下されたかどうか判断する。
入力部410がキーワードの決定指示を受け付けたと判断した場合(ステップS207においてYesと判断した場合)、処理部440は、決定指示の受付時に選択されているキーワードを選択キーワードに決定する。そして、処理部440は、実行する処理をこの選択キーワード決定処理の呼出元の処理に戻す。
一方、入力部410がキーワードの決定指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS207においてNoと判断した場合)、処理部440は、ステップS201からの処理を繰り返す。
図50は、会話アシスト装置100によって会話アシストアプリケーションのサブルーチンとして実行される例文候補表示処理の流れを示すフローチャートである。
図50を参照して、ステップS401において、処理部440は、ステップS103において決定された選択キーワードに関連する例文を検索する。
ステップS403において、処理部440は、入力部410が受け付けた例文の選択指示を、入力部410から取得する。なお、選択指示がない場合は、処理部440は、デフォルトの例文(例えば、検索結果のうち先頭の例文)を選択する指示があったものとみなす。
ステップS405において、処理部440は、ステップS403で受け付けた選択指示により指定される例文の訳文をテンプレートデータベース422から検索する。
ステップS407において、処理部440は、ステップS401の検索結果を例文候補として表示する。また、処理部440は、ステップS405において検索された訳文を訳文プレビューとして表示する。
図51は、会話アシスト装置100によって会話アシストアプリケーションのサブルーチンとして実行される履歴例文管理処理の流れを示すフローチャートである。
図51を参照して、ステップS5812において、処理部440は、表示中の例文の入力キーワード、例文、訳文、文番号、可変部個数、可変部の単語(可変部ごとの単語数、可変部ごとの単語を示す単語番号および文字列)を、履歴例文情報432として記憶部420に記憶させる。
次に、ステップS5821において、処理部440は、入力部410が受け付けた指示に基づいて、履歴例文を表示することが選択されたか否かを判断する。履歴例文を表示することが選択されていないと判断した場合(ステップS5821でNoと判断した場合)、処理部440は、実行する処理をこの履歴例文管理処理の呼出元の処理に戻す。
一方、履歴例文を表示することが選択されたと判断した場合(ステップS5821でYesと判断した場合)、ステップS5822において、処理部440は、記憶部420から、履歴例文情報432の例文検索結果を履歴例文として読出す。そして、ステップS5823において、処理部440は、読出された履歴例文情報432の履歴例文のリストを、履歴例文を選択可能なように、図46の履歴例文画面5310で示したように、表示部462に表示する。履歴例文の表示に関する指示は、図示しない専用の呼び出しボタンなどを用いて実現しても良い。
次いで、ステップS5831において、処理部440は、入力部410が受け付けた指示に基づいて、リスト番号が選択されたか否かを判断する。
リスト番号が選択されたと判断した場合(ステップS5831でYesと判断した場合)、ステップS5832において、処理部440は、選択されたリスト番号の履歴例文の会話文1件表示画面を、図26の会話文1件表示画面で示したように、表示部462に表示する。
次に、ステップS5833において、処理部440は、図26で示した会話文1件表示画面における処理である会話文1件表示画面処理を実行する。会話文1件表示画面処理において、戻るキー308あるいはクリアキー310が押下されて、実行する処理が本処理に戻されると、処理部440は、実行する処理をステップS5836に進める。
一方、リスト番号が選択されていないと判断した場合(ステップS5831でNoと判断した場合)、ステップS5835において、処理部440は、戻るキー308あるいはクリアキー310が選択されて押下されたか否かを判断する。戻るキー308およびクリアキー310がいずれも選択押下されていないと判断した場合(ステップS5835でNoと判断した場合)、処理部440は、実行する処理をステップS5831の処理に戻す。
一方、戻るキー308あるいはクリアキー310のいずれかが選択押下されたと判断した場合(ステップS5835でYesと判断した場合)、処理部440は、実行する処理をステップS5836の処理に進める。
ステップS5836において、処理部440は、図20で示した会話アシストの初期画面1020を、表示部462に表示する。そして、ステップS5837において、処理部440は、初期画面1020における処理である会話アシスト初期画面処理を実行する。
このように、履歴例文情報432に基づいて、可変部の入替えを行なうことで、類似した多様な例文を容易に取得・表示することができる。たとえば、履歴例文情報432に記憶された例文検索結果の例文の数が1000、各例文に含まれる可変部の数の平均が3、可変部ごとの平均候補数が100であれば、1000×100×100×100=1,000,000,000の例文を得ることができ、利便性を向上させることができる。
図52は、会話アシスト装置100によって会話アシストアプリケーションのサブルーチンとして実行される登録例文管理処理の流れを示すフローチャートである。
図52を参照して、ステップS5912において、処理部440は、表示中の例文の入力キーワード、例文、訳文、文番号、可変部個数、可変部の単語(可変部ごとの単語数、可変部ごとの単語を示す単語番号および文字列)を、登録例文情報430として記憶部420に記憶させる。
次に、ステップS5921において、処理部440は、入力部410が受け付けた指示に基づいて、会話アシスト装置100のすべてのアプリケーションの単語帳のリスト画面において、「会話アシスト」アプリケーションが選択されたか否かを判断する。「会話アシスト」が選択されていないと判断した場合(ステップS5921でNoと判断した場合)、処理部440は、実行する処理をこの登録例文管理処理の呼出元の処理に戻す。
一方、「会話アシスト」アプリケーションが選択されたと判断した場合(ステップS5921でYesと判断した場合)、ステップS5922において、処理部440は、記憶部420から、登録例文情報430の例文検索結果を登録例文として読出す。そして、ステップS5923において、処理部440は、読出された登録例文情報430の登録例文のリストを、登録例文を選択可能なように、図45の単語帳画面5210で示したように、表示部462に表示する。
次いで、ステップS5931において、処理部440は、入力部410が受け付けた指示に基づいて、リスト番号が選択されたか否かを判断する。
リスト番号が選択されたと判断した場合(ステップS5931でYesと判断した場合)、ステップS5932において、処理部440は、選択されたリスト番号の登録例文の1件表示画面を、図45の1件表示画面で示したように、表示部462に表示する。
次に、ステップS5933において、処理部440は、図26で示した会話文1件表示画面における処理である会話文1件表示画面処理を実行する。会話文1件表示画面処理において、戻るキー308あるいはクリアキー310が押下されて、実行する処理が本処理に戻されると、ステップS5934において、処理部440は、元の登録例文のリストを、図45の単語帳画面5210で示したように、表示部462に再表示する。
一方、リスト番号が選択されていないと判断した場合(ステップS5931でNoと判断した場合)、および、ステップS5934の後、ステップS5935において、処理部440は、戻るキー308あるいはクリアキー310が選択されて押下されたか否かを判断する。戻るキー308およびクリアキー310がいずれも選択押下されていないと判断した場合(ステップS5935でNoと判断した場合)、処理部440は、実行する処理をステップS5931の処理に戻す。
一方、戻るキー308あるいはクリアキー310のいずれかが選択押下されたと判断した場合(ステップS5935でYesと判断した場合)、処理部440は、実行する処理をステップS5936の処理に進める。
ステップS5936において、処理部440は、図20で示した会話アシストの初期画面1020を、表示部462に表示する。そして、ステップS5937において、処理部440は、初期画面1020における処理である会話アシスト初期画面処理を実行する。
このように、登録例文情報430に基づいて、可変部の入替えが行なえるので、類似した例文を容易に表示することができる。また、可変部を入替えるので、多様な例文を表示することができる。たとえば、登録例文情報430に記憶された例文検索結果の例文の数が1000、各例文に含まれる可変部の数の平均が3、可変部ごとの平均候補数が100であれば、1000×100×100×100=1,000,000,000の例文を得ることができ、利便性を向上させることができる。
(6.その他)
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態に係る会話アシスト装置100のハードウェア構成をブロック図形式で示す図である。 会話アシスト装置100の斜視図である。 第2の筐体220における部品配置を示す図である。 会話アシスト装置100の機能的構成をブロック図形式で示す図である。 テンプレート500の具体例を示す図である。 インデックスデータ424について説明するための図である。 カテゴリリストの具体例を示す図である。 辞書423の具体例を示す図である。 予測キーワードリスト428に含まれるデータの具体例を示す第1の図である。 予測キーワードリスト428に含まれるデータの具体例を示す第2の図である。 登録例文情報に含まれるデータの具体例を示す図である。 メニュー画面1010について説明するための図である。 初期画面1020について説明するための図である。 キーワード入力画面1030について説明するための図である。 長いキーワードおよび例文を表示するキーワード入力画面1030について説明するための図である。 文リスト表示画面1040について説明するための図である。 長い例文を表示する文リスト表示画面1040について説明するための図である。 第1の追加キーワードの設定にあたりディスプレイ130に表示される画面について説明するための第1の図である。 第1の追加キーワードの設定にあたりディスプレイ130に表示される画面について説明するための第2の図である。 第1の追加キーワードの設定にあたりディスプレイ130に表示される画面について説明するための第3の図である。 第1の追加キーワードの設定にあたりディスプレイ130に表示される画面について説明するための第4の図である。 第2の追加キーワードの設定にあたりディスプレイ130に表示される画面について説明するための第1の図である。 第2の追加キーワードの設定にあたりディスプレイ130に表示される画面について説明するための第2の図である。 第2の追加キーワードの設定にあたりディスプレイ130に表示される画面について説明するための第3の図である。 第2の追加キーワードの設定にあたりディスプレイ130に表示される画面について説明するための第4の図である。 英語設定の会話文1件表示画面1510を示す図である。 音声再生モードの会話文1件表示画面1520を示す図である。 音声再生中画面1530を示す図である。 中国語設定の会話文1件表示画面1540を示す図である。 音声再生モードの会話文1件表示画面1550を示す図である。 可変部が選択されている単語入替画面1610を示す図である。 可変部が選択されていない単語入替画面1620を示す図である。 可変部が選択されている単語入替画面1630を示す図である。 可変部を入替える単語を「クジラ」に変更した単語入替画面1640を示す図である。 文字「こ」を入力後の単語入替画面1650を示す図である。 可変部を入替える単語を「コアラ」に変更した単語入替画面1660を示す図である。 数字の可変部が選択されたときに表示される単語入替画面1710を示す図である。 数字の可変部が選択されたときに表示される単語入替画面1710を示す図である。 選択された可変部に対応した単語入替画面の一例を示す図である。 第1の変形例に係る訳文出力部446による単語の並べ方について説明するための図である。 第2の変形例に係る訳文出力部446による単語の並べ方について説明するための図である。 第3の変形例に係る訳文出力部446による単語の表示例を示す図である。 第4の変形例に係る単語入替画面の一例を示す図である。 第5の変形例に係る単語入替画面の一例を示す図である。 会話アシストアプリケーションの単語帳の機能で、ディスプレイに表示される画面および画面の遷移、ならびに手書きパッドの状態を説明するための図である。 会話アシストアプリケーションの履歴例文の機能で、ディスプレイに表示される画面および画面の遷移、ならびに手書きパッドの状態を説明するための図である。 会話アシスト装置100が行なう処理の流れの概要を示すフローチャートである。 会話アシスト装置100によって会話アシストアプリケーションのサブルーチンとして実行される選択キーワード決定処理の流れを示すフローチャートである。 会話アシスト装置100によって会話アシストアプリケーションのサブルーチンとして実行されるキーワード候補表示処理の流れを示すフローチャートである。 会話アシスト装置100によって会話アシストアプリケーションのサブルーチンとして実行される例文候補表示処理の流れを示すフローチャートである。 会話アシスト装置によって会話アシストアプリケーションのサブルーチンとして実行される履歴例文管理処理の流れを示すフローチャートである。 会話アシスト装置によって会話アシストアプリケーションのサブルーチンとして実行される登録例文管理処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100 会話アシスト装置、110 入力キー、120 手書きパッド、130 ディスプレイ、132 表示コントローラ、140 スピーカ、142 音声コントローラ、172 会話アシストプログラム、180 ハードディスク、210 第1の筐体、220 第2の筐体、230 スタイラスペン、302 文字キー、304 方向キー、304a 上キー、304b 下キー、304c 右キー、304d 左キー、306 決定キー、308 戻るキー、310 クリアキー、312 後退キー、314 会話アシストキー、316 切替キー、318 音声キー、320 メニューキー、322 前頁キー、324 次頁キー、410 入力部、420 記憶部、422 テンプレートデータベース、423 辞書、424 インデックスデータ、425 キーワード・カテゴリデータ、426 カテゴリ・テンプレートデータ、428 予測キーワードリスト、430 登録例文情報、432 履歴例文情報、440 処理部、442 キーワード選択部、443 予測変換部、444 例文選択部、446 訳文出力部、448 登録例文管理部、449 履歴例文管理部、460 出力部、462 表示部、464 音声出力部、500 テンプレート、510 テンプレート番号、520 代表単語文、580 キーワード、612 日本語入力、614 日本語表記、616 カテゴリ番号、700 カテゴリリスト。

Claims (3)

  1. 情報処理装置であって、
    文字入力を受け付ける入力部と、
    情報を外部に出力する出力部と、
    データを格納する記憶部とを備え、
    前記データは、
    複数のキーワードと、
    各々が前記複数のキーワードのうちの少なくとも1つに対応付けられている複数のコンテンツと、
    各前記キーワードと複数の前記文字入力とを対応付けたキーワードデータとを含み、
    前記情報処理装置は、
    前記キーワードデータに基づいて、前記入力部が受け付けた前記文字入力に対応する前記キーワードを抽出し、抽出された前記キーワードに対応する前記コンテンツを前記出力部に出力させる処理部をさらに備え、
    各前記コンテンツは、各前記キーワードの表示用データおよび各前記キーワードに対応する説明データを含み、
    前記処理部は、抽出された前記キーワードの前記表示用データおよび前記説明データを前記出力部にさらに出力させ、
    前記表示用データは、前記キーワードの表記を含み、
    共通の前記表記を持つ複数の前記キーワードの前記表示用データは、各々、前記キーワードに固有の区別用データをさらに含み、
    前記区用データは、前記キーワードの意味の分類を表しており、
    前記表記は、第1の言語で記述された第1言語表記であり、
    前記説明データは、前記第1の言語と異なる第2の言語で前記キーワードを表記した第2言語表記であり、
    前記第1言語表記が共通し、かつ、前記第2言語表記が異なる複数の前記キーワードの前記表示用データの各々は、前記第1言語表記および前記区別用データを含み、
    前記第1言語表記が共通し、かつ、前記第2言語表記が異なる複数の前記キーワードは、前記第1の言語では互いに区別不可能であり、
    各前記コンテンツは、前記第1の言語で記述された第1の例文と、前記第1の例文を前記第1の言語とは異なる前記第2の言語で記述した第2の例文とを含み、
    前記処理部は、抽出された前記キーワードに対応する前記第1の例文および前記第2の例文を前記出力部にさらに出力させ
    前記キーワードデータは、前記キーワードと複数の部分文字入力とを対応付けており、
    前記処理部は、前記文字入力部が前記複数の部分文字入力をすべて受け付けると、前記複数の部分文字入力に対応する前記キーワードを抽出し、抽出された前記キーワードに対応する前記コンテンツを前記出力部に出力させる、情報処理装置。
  2. 前記複数のキーワードの少なくとも1つは、複数の読みに対応付けられている、請求項に記載の情報処理装置。
  3. 文字入力を受け付ける入力部と、情報を外部に出力する出力部と、複数のキーワードと、各々が前記複数のキーワードのうちの少なくとも1つに対応付けられている複数のコンテンツと、各前記キーワードと複数の前記文字入力とを対応付けたキーワードデータとを格納する記憶部と、自装置の動作を制御する制御部とを備える情報処理装置によって実行される情報処理方法であって、
    前記制御部が、前記キーワードデータに基づいて、前記入力部が受け付けた前記文字入力に対応する前記キーワードを抽出するステップと、
    前記制御部が、抽出された前記キーワードに対応する前記コンテンツを前記出力部に出力させるステップとを備え、
    各前記コンテンツは、各前記キーワードの表示用データおよび各前記キーワードに対応する説明データを含み、
    前記情報処理方法は、前記制御部が、抽出された前記キーワードの前記表示用データおよび前記説明データを前記出力部に出力させるステップをさらに備え、
    前記表示用データは、前記キーワードの表記を含み、
    共通の前記表記を持つ複数の前記キーワードの前記表示用データは、各々、前記キーワードに固有の区別用データをさらに含み、
    前記区用データは、前記キーワードの意味の分類を表しており、
    前記表記は、第1の言語で記述された第1言語表記であり、
    前記説明データは、前記第1の言語と異なる第2の言語で前記キーワードを表記した第2言語表記であり、
    前記第1言語表記が共通し、かつ、前記第2言語表記が異なる複数の前記キーワードの前記表示用データの各々は、前記第1言語表記および前記区別用データを含み、
    前記第1言語表記が共通し、かつ、前記第2言語表記が異なる複数の前記キーワードは、前記第1の言語では互いに区別不可能であり、
    各前記コンテンツは、前記第1の言語で記述された第1の例文と、前記第1の例文を前記第1の言語とは異なる前記第2の言語で記述した第2の例文とを含み、
    前記キーワードデータは、前記キーワードと複数の部分文字入力とを対応付けており、
    前記情報処理方法は、
    前記制御部が、抽出された前記キーワードに対応する前記第1の例文および前記第2の例文を前記出力部に出力させるステップと、
    前記文字入力部が前記複数の部分文字入力をすべて受け付けると、前記制御部が、前記複数の部分文字入力に対応する前記キーワードを抽出し、抽出された前記キーワードに対応する前記コンテンツを前記出力部に出力させるステップとをさらに備える、情報処理方法。
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