JP5791770B1 - 色素増感太陽電池素子用電解質、及び、これを用いた色素増感太陽電池素子 - Google Patents

色素増感太陽電池素子用電解質、及び、これを用いた色素増感太陽電池素子 Download PDF

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Abstract

【課題】光電変換特性を向上できる色素増感太陽電池素子用電解質の提供。【解決手段】ハロゲンと、ハロゲン化物塩と、塩基性物質とを含み、ハロゲンとハロゲン化物塩とによって酸化還元対が形成され、塩基性物質が、ベンゾイミダゾール化合物で構成される第1イミダゾール化合物と式(1)で表される第2イミダゾール化合物とを含み、第2イミダゾール化合物の体積モル濃度が第1イミダゾール化合物の体積モル濃度よりも低い色素増感太陽電池素子用電解質。【選択図】なし

Description

本発明は、色素増感太陽電池素子用電解質、及び、これを用いた色素増感太陽電池素子に関する。
色素増感太陽電池素子は、スイスのグレッツェルらによって開発されたものであり、光電変換効率が高く、製造コストが低いなどの利点を持つため注目されている次世代太陽電池である。
色素増感太陽電池素子は一般に、作用極と、対極と、作用極の酸化物半導体層に担持される光増感色素と、作用極及び対極間に配置される電解質とを備えている。そして電解質には、例えばハロゲン及びハロゲン化物塩などによって形成される酸化還元対が含まれている。
色素増感太陽電池素子においては光電変換特性を向上させることが重要であり、そのために、例えば電解質に着目した種々の提案がなされている。
例えば下記特許文献1には、ヨウ素と、ヨウ素化合物と、ベンゾイミダゾール環に直接結合した炭素数3〜11の飽和炭化水素基を有するベンゾイミダゾール誘導体とを含む電解質が開示されており、この電解質によれば、色素増感太陽電池素子の光電変換特性が高く耐久性が大幅に向上することが開示されている。
特開2009−2231005号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の電解質を備えた色素増感太陽電池素子は、光電変換特性について、未だ改善の余地があった。したがって、色素増感太陽電池素子に含まれる色素増感太陽電池の電解質として用いる場合に、色素増感太陽電池素子の光電変換特性をさらに向上させることのできる色素増感太陽電池素子用電解質が望まれていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、色素増感太陽電池素子の光電変換特性を十分に向上させることができる色素増感太陽電池素子用電解質、及びこれを用いた色素増感太陽電池素子を提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題を解決するために、電解質の組成に着目して鋭意研究を重ねた。その結果、ベンゾイミダゾール誘導体は、酸化物半導体層からの漏れ電流を抑制するために導入されるものであるが、漏れ電流を抑制する能力の点で未だ不十分であることに気付いた。さらに本発明者らは、ベンゾイミダゾール誘導体とは異なるイミダゾール化合物をさらに配合することで酸化物半導体層からの漏れ電流を効果的に抑制し得ることを見出した。そして、本発明者らはさらに鋭意研究を重ねた結果、以下の発明により上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、ハロゲンと、ハロゲン化物塩と、塩基性物質とを含み、前記ハロゲンと前記ハロゲン化物塩とによって酸化還元対が形成され、前記ハロゲン及び前記ハロゲン化物塩が同一のハロゲン原子を有し、前記塩基性物質が、ベンゾイミダゾール化合物で構成される第1イミダゾール化合物と、下記式(1)で表される第2イミダゾール化合物とを含み、前記第2イミダゾール化合物の体積モル濃度Cが、前記第1イミダゾール化合物の体積モル濃度Cより低い色素増感太陽電池素子用電解質である。
Figure 0005791770
(上記式(1)中、R〜Rはそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜6の炭化水素基、−SR又は−ORを表す。R及びRはそれぞれ独立に、水素原子又は脂肪族炭化水素基を表す。)
本発明の色素増感太陽電池素子用電解質によれば、色素増感太陽電池素子の光電変換特性を十分に向上させることができる。
このような効果が得られる理由について本発明者らは以下のように推測している。すなわち、本発明の電解質が、酸化物半導体からなる酸化物半導体層を有する色素増感太陽電池素子に含まれる色素増感太陽電池の電解質として用いられる場合に、電解質中の第2イミダゾール化合物はそれ単独では開放電圧(Voc)を著しく向上させるものの、短絡電流(Isc)をその分低下させる。従って、第2イミダゾール化合物を配合し、ベンゾイミダゾール化合物で構成される第1イミダゾール化合物を配合しなければ、色素増感太陽電池素子の光電変換特性は向上しないと考えられる。また第1イミダゾール化合物が配合されたとしても、第2ミダゾール化合物の体積モル濃度が、第1イミダゾール化合物の体積モル濃度以上であると、やはりIscは低下してしまい、光電変換特性は十分には向上しない。しかし、第2イミダゾール化合物の体積モル濃度が、第1イミダゾール化合物の体積モル濃度より低くなると、光電変換特性は向上する。このことから、第1イミダゾール化合物が、第2イミダゾール化合物によるIscの低下作用を緩衝し、その結果、色素増感太陽電池素子の光電変換特性を向上させているのではないかと本発明者らは推測する。
上記色素増感太陽電池素子用電解質においては、前記第2イミダゾール化合物の体積モル濃度Cが前記第1イミダゾール化合物の体積モル濃度Cの0.04〜0.6倍であることが好ましい。
この場合、色素増感太陽電池素子の光電変換特性をより十分に向上させることができる。
上記色素増感太陽電池素子用電解質においては、前記式(1)において、前記炭化水素基が脂肪族炭化水素基であることが好ましい。
この場合、電解質が、色素増感太陽電池素子に含まれる色素増感太陽電池の電解質として用いられる場合に、特に効果的に色素増感太陽電池素子の光電変換特性を向上させることができる。
また本発明は、少なくとも1つの色素増感太陽電池を備え、前記色素増感太陽電池が、透明基板及び前記透明基板上に設けられる透明導電膜を有する第1電極と、前記第1電極に対向する第2電極と、前記第1電極又は前記第2電極に設けられる酸化物半導体層と、前記第1電極及び前記第2電極の間に設けられる電解質と、前記酸化物半導体層に吸着される光増感色素とを備え、前記電解質が、上述した色素増感太陽電池素子用電解質からなる色素増感太陽電池素子である
本発明の色素増感太陽電池素子によれば、電解質が、上述した色素増感太陽電池素子用電解質からなることで、光電変換特性を十分に向上させることができる。
なお、本発明においては、電解質中に体積モル濃度の異なる複数種類の第1イミダゾール化合物が含まれている場合には、第1イミダゾール化合物の体積モル濃度とは、複数種類の第1イミダゾール化合物の体積モル濃度の合計モル濃度を言う。
また電解質中に体積モル濃度の異なる複数種類の第2イミダゾール化合物が含まれている場合には、第2イミダゾール化合物の体積モル濃度とは、複数種類の第2イミダゾール化合物の体積モル濃度の合計モル濃度を言う。
本発明によれば、色素増感太陽電池素子の光電変換特性を十分に向上させることができる色素増感太陽電池素子用電解質、及び、これを用いた色素増感太陽電池素子が提供される。
本発明の色素増感太陽電池素子の一実施形態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図1を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の色素増感太陽電池素子の一実施形態を示す断面図である。
図1に示すように、色素増感太陽電池素子100は、1つの色素増感太陽電池50で構成されており、色素増感太陽電池50は、透明導電性基板15を有する作用極10と、透明導電性基板15に対向する対極20と、透明導電性基板15及び対極20を連結する環状の封止部30とを備えている。透明導電性基板15、対極20及び封止部30によって形成されるセル空間には電解質40が充填されている。
対極20は、導電性基板21と、導電性基板21の作用極10側に設けられて電解質40の還元に寄与する触媒層22とを備えている。本実施形態では、導電性基板21によって第2電極が構成されている。
一方、作用極10は、透明導電性基板15と、透明導電性基板15上に設けられる少なくとも1つの酸化物半導体層13とを有している。透明導電性基板15は、透明基板11と、透明基板11の上に設けられる透明導電膜12とで構成されている。酸化物半導体層13は、封止部30の内側に配置されている。また酸化物半導体層13には、光増感色素が吸着されている。本実施形態では、透明導電性基板15によって第1電極が構成されている。
上記電解質40は、ハロゲンと、ハロゲン化物塩と、塩基性物質とを含む。電解質40においては、ハロゲンとハロゲン化物塩とによって酸化還元対が形成されている。ここで、上記ハロゲン及び上記ハロゲン化物塩は同一のハロゲン原子を有している。そして、上記塩基性物質は、ベンゾイミダゾール化合物で構成される第1イミダゾール化合物と、下記式(1)で表される第2イミダゾール化合物とを含み、第2イミダゾール化合物の体積モル濃度Cが、第1イミダゾール化合物の体積モル濃度Cよりも低くなっている。
Figure 0005791770
(上記式(1)中、R〜Rはそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜6の炭化水素基、−SR又は−ORを表す。R及びRはそれぞれ独立に、水素原子又は脂肪族炭化水素基を表す。)
色素増感太陽電池素子100によれば、電解質40が上記構成を有することで、光電変換特性を十分に向上させることができる。
次に、作用極10、対極20、封止部30、電解質40及び光増感色素について詳細に説明する。
<作用極>
作用極10は、上述したように、透明導電性基板15と、透明導電性基板15上に設けられる少なくとも1つの酸化物半導体層13とを有している。透明導電性基板15は、透明基板11と、透明基板11の上に設けられる透明導電膜12とで構成されている。
透明基板11を構成する材料は、例えば透明な材料であればよく、このような透明な材料としては、例えばホウケイ酸ガラス、ソーダライムガラス、白板ガラス、石英ガラスなどのガラス、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート(PC)、及び、ポリエーテルスルフォン(PES)などが挙げられる。透明基板11の厚さは、色素増感太陽電池素子100のサイズに応じて適宜決定され、特に限定されるものではないが、例えば50〜40000μmの範囲にすればよい。
透明導電膜12を構成する材料としては、例えばスズ添加酸化インジウム(ITO)、酸化スズ(SnO)、及び、フッ素添加酸化スズ(FTO)などの導電性金属酸化物が挙げられる。透明導電膜12は、単層でも、異なる導電性金属酸化物で構成される複数の層の積層体で構成されてもよい。透明導電膜12が単層で構成される場合、透明導電膜12は、高い耐熱性及び耐薬品性を有することから、FTOで構成されることが好ましい。透明導電膜12の厚さは例えば0.01〜2μmの範囲にすればよい。
酸化物半導体層13は、酸化物半導体粒子で構成されている。酸化物半導体粒子は、例えば酸化チタン(TiO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化タングステン(WO)、酸化ニオブ(Nb)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)、酸化スズ(SnO)、酸化インジウム(In)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化タリウム(Ta)、酸化ランタン(La)、酸化イットリウム(Y)、酸化ホルミウム(Ho)、酸化ビスマス(Bi)、酸化セリウム(CeO)、酸化アルミニウム(Al)又はこれらの2種以上で構成される。酸化物半導体層13の厚さは、例えば0.1〜100μmとすればよい。
<対極>
対極20は、上述したように、導電性基板21と、導電性基板21のうち作用極10側に設けられて電解質40の還元に寄与する導電性の触媒層22とを備えるものである。
導電性基板21は、例えばチタン、ニッケル、白金、モリブデン、タングステン、アルミニウム、ステンレス等の耐食性の金属材料や、上述した透明基板11にITO、FTO等の導電性酸化物からなる膜を形成したもので構成される。導電性基板21の厚さは、色素増感太陽電池素子100のサイズに応じて適宜決定され、特に限定されるものではないが、例えば0.005〜4mmとすればよい。
触媒層22は、白金、炭素系材料又は導電性高分子などから構成される。ここで、炭素系材料としては、カーボンナノチューブが好適に用いられる。
<封止部>
封止部30としては、例えば変性ポリオレフィン樹脂、ビニルアルコール重合体などの熱可塑性樹脂、及び、紫外線硬化樹脂などの樹脂が挙げられる。変性ポリオレフィン樹脂としては、例えばアイオノマー、エチレン−ビニル酢酸無水物共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体およびエチレン−ビニルアルコール共重合体が挙げられる。これらの樹脂は単独で又は2種以上を組み合せて用いることができる。
<電解質>
電解質40は、上述したように、ハロゲンと、ハロゲン化物塩と、塩基性物質とを含んでいる。そして、電解質40においては、ハロゲンとハロゲン化物塩とによって酸化還元対が形成されている。また上記ハロゲン及び上記ハロゲン化物塩は同一のハロゲン原子を有している。そして、塩基性物質が、ベンゾイミダゾール化合物で構成される第1イミダゾール化合物と、上記式(1)で表される第2イミダゾール化合物とを含み、第2イミダゾール化合物の体積モル濃度Cが、第1イミダゾール化合物の体積モル濃度Cよりも低くなっている、すなわちC/Cの値が1未満となっている。
(ハロゲン)
電解質40において、ハロゲン及びハロゲン化物塩が有するハロゲン原子としては、例えば臭素原子、ヨウ素原子などが挙げられる。
中でも、ハロゲン及びハロゲン化物塩が有するハロゲン原子は、ヨウ素原子であることが好ましい。すなわち、ハロゲンがヨウ素であり、ハロゲン化物塩がヨウ化物塩であることが好ましい。
この場合、色素増感太陽電池素子100に用いる光増感色素のHOMO(結合性軌道)準位と電解質中のレドックス準位が適正な位置となるため、電子注入効率がより向上する。またヨウ素の還元反応が他のハロゲン種よりも優れているため、電解質40は、光励起した光増感色素を瞬時に基底状態に戻すことができ、光増感色素による逆反応等を妨げることができる。
(ハロゲン化物塩)
電解質40に含まれるハロゲン化物塩としては、例えば、臭化リチウム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、テトラメチルアンモニウムブロマイド、テトラエチルアンモニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウムブロマイド、テトラヘキシルアンモニウムブロマイド、1−ヘキシル−3−メチルイミダゾリウムブロマイド、1−エチル−3−プロピルイミダゾリウムブロマイド、ジメチルイミダゾリウムブロマイド、エチルメチルイミダゾリウムブロマイド、ジメチルプロピルイミダゾリウムブロマイド、ブチルメチルイミダゾリウムブロマイド、メチルプロピルイミダゾリウムブロマイドなどの臭化物塩、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、テトラメチルアンモニウムヨーダイド、テトラエチルアンモニウムヨーダイド、テトラブチルアンモニウムヨーダイド、テトラヘキシルアンモニウムヨーダイド、1−ヘキシル−3−メチルイミダゾリウムヨーダイド、1−エチル−3−プロピルイミダゾリウムヨーダイド、ジメチルイミダゾリウムヨーダイド、エチルメチルイミダゾリウムヨーダイド、ジメチルプロピルイミダゾリウムヨーダイド、ブチルメチルイミダゾリウムヨーダイド、又は、メチルプロピルイミダゾリウムヨーダイドなどのヨウ化物塩が挙げられる。
ハロゲンとハロゲン化塩とによって形成される酸化還元対としては、ハロゲン化物イオンとポリハロゲン化物イオンの組合せ等が挙げられる。具体的には、I/I やBr/Br などが挙げられる。
(塩基性物質)
塩基性物質に含まれる第1イミダゾール化合物はベンゾイミダゾール化合物で構成される。ベンゾイミダゾール化合物は、無置換のベンゾイミダゾール化合物でも置換基を有する置換されたベンゾイミダゾール化合物でもよい。上記置換基としては、炭化水素基、エーテル基、チオール基、ニトリル基などが挙げられる。
ここで、炭化水素基としては、脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基が挙げられるが、電解質40中の水分の影響をより十分に抑制できるという理由から脂肪族炭化水素基が好ましい。脂肪族炭化水素基の炭素数は特に制限されるものではないが、1〜6であることが好ましい。脂肪族炭化水素基は、直鎖状又は分岐状のいずれでもよいが、電解質40中の水分の影響をより十分に抑制できるという理由から、直鎖状であることが好ましい。さらに脂肪族炭化水素基は、飽和脂肪族炭化水素基でも不飽和炭化水素基でもよいが、飽和脂肪族炭化水素基であることが好ましい。脂肪族炭化水素基が飽和脂肪族炭化水素基であると、第1イミダゾール化合物が他の物質と反応しにくくなる。
第1イミダゾール化合物の具体例としては、例えば1−ブチルベンゾイミダゾール(NBB)、メチルベンゾイミダゾ−ル(NMB)、エチルベンゾイミダゾール、tブチルベンゾイミダゾール、ヘキシルベンゾイミダゾールなどが挙げられる。これらは1種類を単独で用いても、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
第2イミダゾール化合物は上記式(1)で表される。式(1)において、R〜Rはそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜6の炭化水素基、−SR又は−ORを表す。中でも、第2イミダゾール化合物が他の物質と反応しにくくなるという理由から、R〜Rの少なくとも1つは炭素数1〜6の炭化水素基、−SR又は−ORを表すことが好ましい。
上記式(1)において、R〜Rで表される炭化水素基としては、脂肪族炭化水素基及び芳香族炭化水素基が挙げられる。中でも、電解質40中の水分の影響をより十分に抑制できるという理由から、脂肪族炭化水素基が好ましい。この場合、脂肪族炭化水素基の炭素数は特に制限されるものではないが、1〜6であることが好ましい。この場合、炭素数がこの範囲を外れる場合に比べて、酸化物半導体層13上の光増感色素が吸着できていない個所における漏れ電流の発生を防止しやすくなる。脂肪族炭化水素基は、直鎖状又は分岐状のいずれでもよいが、分岐状であることが好ましい。さらに脂肪族炭化水素基は、飽和脂肪族炭化水素基でも不飽和炭化水素基でもよいが、飽和脂肪族炭化水素基であることが好ましい。脂肪族炭化水素基が飽和脂肪族炭化水素基であると、第2イミダゾール化合物が他の物質と反応しにくくなる。
及びRで表される脂肪族炭化水素基の炭素数は、特に制限されるものではないが、1〜6であることが好ましい。
さらに上記式(1)において、Rが水素原子であり、R〜Rの少なくとも1つが炭素数1〜6の炭化水素基、−SR又は−ORであることが好ましい。この場合、酸化物半導体層13上の光増感色素が吸着できていない個所における漏れ電流の発生を防止しやすくなる。
第2イミダゾール化合物の具体例としては、例えば1−メチルイミダゾール(MI)、イソプロピルイミダゾール(IPI)、1−ヘキシル−3−メチルイミダゾール、1−エチル−3−プロピルイミダゾール、ジメチルイミダゾール、エチルメチルイミダゾール、ジメチルプロピルイミダゾール、ブチルメチルイミダゾール、メチルプロピルイミダゾール、ヘキシルイミダゾールなどが挙げられる。これらは1種類を単独で用いても、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
電解質40においては、第2イミダゾール化合物の体積モル濃度Cは、第1イミダゾール化合物の体積モル濃度Cより低い、すなわちC/Cの値が1未満であれば特に制限されないが、C/Cの値は0.04〜0.6であることが好ましい。
この場合、C/Cの値が上記範囲を外れる場合に比べて、色素増感太陽電池素子100の光電変換特性を特に十分に向上させることができる。
/Cの値は0.06〜0.4であることがより好ましい。
また、第1イミダゾール化合物の体積モル濃度Cは30〜100mMであることが好ましい。
が上記範囲内にあると、Cが上記範囲を外れる場合に比べて、漏れ電流を抑制しやすくなる。
は50〜100mMであることがより好ましい。
(有機溶媒)
電解質40は、さらに有機溶媒を含んでいてもよい。有機溶媒としては、アセトニトリル、メトキシアセトニトリル、メトキシプロピオニトリル、プロピオニトリル、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジエチルカーボネート、γ−ブチロラクトン、バレロニトリル、ピバロニトリル、グルタロニトリル、メタクリロニトリル、イソブチロニトリル、フェニルアセトニトリル、アクリロニトリル、スクシノニトリル、オキサロニトリル、ペンタニトリル、アジポニトリルなどを用いることができる。これらは1種類を単独で用いても、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
(その他)
さらに電解質40としては、上記電解質に二酸化ケイ素(SiO)、TiO、カーボンナノチューブなどのナノ粒子を混練してゲル様となった擬固体電解質であるナノコンポジットゲル電解質を用いてもよく、また、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレンオキサイド誘導体、アミノ酸誘導体などの有機系ゲル化剤を用いてゲル化した電解質を用いてもよい。
<光増感色素>
光増感色素としては、例えばビピリジン構造、ターピリジン構造などを含む配位子を有するルテニウム錯体や、ポルフィリン、エオシン、ローダミン、メロシアニンなどの有機色素が挙げられる。中でも、ターピリジン構造を含む配位子を有するルテニウム錯体が好ましい。この場合、色素増感太陽電池素子100の光電変換特性をより向上させることができる。
なお、色素増感太陽電池素子100が屋内や低照度(10〜10000lux)の環境下において使用される場合には、光増感色素として、ビピリジン構造を含む配位子を有するルテニウム錯体を用いることが好ましい。
次に、上述した色素増感太陽電池素子100の製造方法について説明する。
まず1つの透明基板11の上に、透明導電膜12を形成してなる透明導電性基板15を用意する。
透明導電膜12の形成方法としては、スパッタリング法、蒸着法、スプレー熱分解法及びCVD法などが用いられる。
次に、透明導電膜12の上に、酸化物半導体層13を形成する。酸化物半導体層13は、酸化物半導体粒子を含む多孔質酸化物半導体層形成用ペーストを印刷した後、焼成して形成する。
酸化物半導体層形成用ペーストは、上述した酸化物半導体粒子のほか、ポリエチレングリコールなどの樹脂及び、テレピネオールなどの溶媒を含む。
酸化物半導体層形成用ペーストの印刷方法としては、例えばスクリーン印刷法、ドクターブレード法、又は、バーコート法などを用いることができる。
焼成温度は酸化物半導体粒子の材質により異なるが、通常は350〜600℃であり、焼成時間も、酸化物半導体粒子の材質により異なるが、通常は1〜5時間である。
こうして作用極10が得られる。
次に、作用極10の酸化物半導体層13の表面に光増感色素を吸着させる。このためには、作用極10を、光増感色素を含有する溶液の中に浸漬させ、その光増感色素を酸化物半導体層13に吸着させた後に上記溶液の溶媒成分で余分な光増感色素を洗い流し、乾燥させることで、光増感色素を酸化物半導体層13に吸着させればよい。但し、光増感色素を含有する溶液を酸化物半導体層13に塗布した後、乾燥させることによって光増感色素を酸化物半導体層13に吸着させてもよい。
次に、電解質40を準備する。電解質40は、ハロゲンと、ハロゲン化物塩とを含み、ハロゲンとハロゲン化物塩とによって酸化還元対が形成された電解液を準備する電解液準備工程と、電解液と上記塩基性物質とを混合して電解質40を得る塩基性物質混合工程とを含む方法により製造される。このとき、電解液準備工程においては、ハロゲン及びハロゲン化物塩が同一のハロゲン原子を有するようにする。また塩基性物質混合工程においては、得られる電解質40中の第2イミダゾール化合物の体積モル濃度Cが、電解質40中の第1イミダゾール化合物の体積モル濃度Cより低くなるように電解液と塩基性物質とを混合する。
以下、電解質40の製造方法について具体的に説明する。
(電解液準備工程)
まず、例えば上述した有機溶媒に、ハロゲンと、ハロゲン化物塩とを溶解させて、ハロゲンとハロゲン化物塩とによって形成された酸化還元対を含む溶液を調製する。こうして、ハロゲンとハロゲン化物塩とによって形成された酸化還元対を含む電解液が得られる。
(塩基性物質混合工程)
次に、上記のようにして製造された電解液と上述した塩基性物質とを混合する。ここで、塩基性物質は、C/Cの値が1未満となるように混合する。
こうして電解質40が得られる。上記の電解質40の製造方法によれば、得られる電解質40は、色素増感太陽電池素子100の光電変換特性を十分に向上させることができる。
上記塩基性物質混合工程においては、第2イミダゾール化合物の体積モル濃度Cが、第1イミダゾール化合物の体積モル濃度Cの0.04〜0.6倍となるように電解液と塩基性物質とを混合することが好ましい。
この場合、こうして得られる電解質40によって、色素増感太陽電池素子100の光電変換特性をより十分に向上させることができる。
ここで、C/Cの値が0.06〜0.4となるように電解液と塩基性物質とを混合することがより好ましい。
また、第1イミダゾール化合物の体積モル濃度Cが30〜100mMとなるように電解液と塩基性物質とを混合することが好ましい。
が上記範囲内にあると、Cが上記範囲を外れる場合に比べて、電解質40は、色素増感太陽電池素子100の光電変換特性をより十分に向上させることができる。
このとき、Cは50〜100mMとなるように電解液と塩基性物質とを混合することがより好ましい。
次に、酸化物半導体層13の上に電解質40を配置する。電解質40は、例えばスクリーン印刷等の印刷法によって配置することが可能である。
次に、環状の封止部形成体を準備する。封止部形成体は、例えば封止用樹脂フィルムを用意し、その封止用樹脂フィルムに1つの四角形状の開口を形成することによって得ることができる。
そして、この封止部形成体を、作用極10の上に接着させる。このとき、封止部形成体の作用極10への接着は、例えば封止部形成体を加熱溶融させることによって行うことができる。
次に、対極20を用意し、封止部形成体の開口を塞ぐように配置した後、封止部形成体と貼り合わせる。このとき、対極20にも予め封止部形成体を接着させておき、この封止部形成体を作用極10側の封止部形成体と貼り合せてもよい。対極20の封止部形成体への貼合せは、大気圧下で行っても減圧下で行ってもよいが、減圧下で行うことが好ましい。
以上のようにして色素増感太陽電池素子100が得られる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、透明導電性基板15の透明導電膜12上に多孔質酸化物半導体層13が設けられ、透明導電性基板15側から受光する構造となっているが、多孔質酸化物半導体層13が形成される基材に不透明な材料(例えば金属基板)を用い、対極20を形成する基材に透明な材料を用いて対極側から受光する構造をとっても構わず、さらに、両面から受光する構造としても構わない。
また上記実施形態では、色素増感太陽電池素子が1つの色素増感太陽電池50で構成されているが、色素増感太陽電池素子は、色素増感太陽電池50を複数備えていてもよい。
以下、本発明の内容を、実施例を挙げてより具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜12及び比較例1〜4)
<色素増感太陽電池素子用電解質の調製>
ヨウ素0.002g、ジメチルプロピルイミダゾリウムヨーダイド(DMPImI)3.1g及び3−メトキシプロピオニトリル20mLの混合物に、下記表1に示す第1イミダゾール化合物及び第2イミダゾール化合物を溶解させ、電解液を調製した。ここで、表1に記載の「NBB」、「MI」及び「IPI」は以下の通りである。

NBB:1−ブチルベンゾイミダゾール
MI:1−メチルイミダゾール
IPI:イソプロピルイミダゾール

このとき、第1イミダゾール化合物及び第2イミダゾール化合物については、電解質中の体積モル濃度C、C、電解質中の体積モル濃度比(C/C)が、表1に示す値となるように添加した。こうして色素増感太陽電池素子用電解質を調製した。
<色素増感太陽電池素子の作製>
はじめに、ガラス基板上にFTO膜が形成されたFTO/ガラス基板を準備した。そして、このFTO/ガラス基板を洗浄し、この基板にUV−O処理を行い、その基板上にスクリーン印刷により、酸化チタンを含有する酸化チタンナノ粒子ペーストを塗布し、50×50mmの膜を作製し、150℃で10分間乾燥させた。こうして、未焼成基板を得た。その後、この未焼成基板をオーブンに入れて酸化チタンナノ粒子ペーストを500℃で1時間焼成し、FTO膜上に、厚さ14μmの多孔質酸化チタン層を形成し、作用極を得た。
次に、光増感色素であるZ907色素を、アセトニトリルとt−ブチルアルコールとを1:1(体積比)で混合した混合溶媒中に溶かして色素溶液を作製した。そして、この色素溶液中に上記作用極を24時間浸漬させ、多孔質酸化チタン層に光増感色素を担持させた。
一方、作用極の作製で使用したFTO/ガラス基板を用意し、この基板上にスパッタリング法によってPtを堆積させた。こうして対極を得た。
次に、作用極の上に、アイオノマーであるハイミラン(商品名、三井・デュポンポリケミカル社製)からなる環状の熱可塑性樹脂シートを配置した。このとき、環状の熱可塑性樹脂シートの内側に、多孔質酸化チタン層が配置されるようにした。そして、熱可塑性樹脂シートを180℃で5分間加熱し溶融させて作用極に接着させた。
他方、上記のようにして調製した電解質をスクリーン印刷法によって、作用極に多孔質酸化チタン層を覆うように塗布した。
そして作用極に対し、対極を、作用極との間に電解質を挟むように重ね合わせ、封止部を減圧下(1000Pa)で加熱溶融することによって対極と封止部とを接着させた。
こうして色素増感太陽電池素子を得た。
<特性の評価>
(光電変換特性)
上記のようにして得られた上記実施例1〜12及び比較例1〜4の色素増感太陽電池素子について、光電変換効率η(%)を測定した。そして、比較例1を基準比較例として、下記式に基づいてηの増加率を算出した。結果を表1に示す。

ηの増加率(%)=100×(実施例又は比較例のη−比較例1のη)/比較例1のη

このとき、ηの測定は、Xeランプソーラーシミュレータ(山下電装社製YSS−150)とIVテスタ(英光精機社製MP−160)を使用して行った。
Figure 0005791770
表1に示す結果より、比較例1を基準とした実施例1〜12の色素増感太陽電池素子のηの増加率は2%以上となることがわかった。一方、比較例1を基準とした比較例2〜4の色素増感太陽電池素子のηの増加率は−4%以下となることがわかった。
以上より、本発明の色素増感太陽電池素子用電解質によれば、色素増感太陽電池素子の光電変換特性を十分に向上させることができることが確認された。
11…透明基板
12…透明導電膜
13…酸化物半導体層
15…透明導電性基板(第1電極)
20…対極(第2電極)
40…電解質
50…色素増感太陽電池
100…色素増感太陽電池素子

Claims (4)

  1. ハロゲンと、
    ハロゲン化物塩と、
    塩基性物質とを含み、
    前記ハロゲンと前記ハロゲン化物塩とによって酸化還元対が形成され、
    前記ハロゲン及び前記ハロゲン化物塩が同一のハロゲン原子を有し、
    前記塩基性物質が、ベンゾイミダゾール化合物で構成される第1イミダゾール化合物と、下記式(1)で表される第2イミダゾール化合物とを含み、
    前記第2イミダゾール化合物の体積モル濃度Cが、前記第1イミダゾール化合物の体積モル濃度C の0.04〜0.6倍である色素増感太陽電池素子用電解質。
    Figure 0005791770
    (上記式(1)中、R〜Rはそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜6の炭化水素基、−SR又は−ORを表す。R及びRはそれぞれ独立に、水素原子又は脂肪族炭化水素基を表す。)
  2. 前記式(1)において、前記炭化水素基が脂肪族炭化水素基である請求項1に記載の色素増感太陽電池素子用電解質。
  3. 前記ハロゲン原子がヨウ素である請求項1又は2に記載の色素増感太陽電池素子用電解質。
  4. 少なくとも1つの色素増感太陽電池を備え、
    前記色素増感太陽電池が、
    透明基板及び前記透明基板上に設けられる透明導電膜を有する第1電極と、
    前記第1電極に対向する第2電極と、
    前記第1電極又は前記第2電極に設けられる酸化物半導体層と、
    前記第1電極及び前記第2電極の間に設けられる電解質と、
    前記酸化物半導体層に吸着される光増感色素とを備え、
    前記電解質が、請求項1〜のいずれか一項に記載の色素増感太陽電池素子用電解質からなる色素増感太陽電池素子。
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