JP5791539B2 - ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ケースに形成されたスリット形状の挿入口からディスクが挿入されるディスク装置に係り、特にケースの内部のスペースを効率的に使用でき、且つディスクをスムースに搬出できるディスク装置に関する。
特許文献1に記載されているディスク装置は、ケースの前部に開口したスリット状の挿入口からディスクがディスク面に沿う向きに挿入されるいわゆるスロットイン方式を採用している。このディスク装置は、ケースの内部に搬送ローラを有する搬送機構が設けられて、挿入口から挿入されたディスクが搬送ローラの回転力でケースの内方へ搬入される。ケース内には、回転駆動部が設けられ、搬入されたディスクの中心穴が、回転駆動部のターンテーブルに設置されて保持される。
回転駆動部に保持されたディスクはターンテーブルとともに回転させられて、光ヘッドなどを使用した情報の再生動作や記録動作が行われる。回転駆動部でのクランプが解除されたディスクは、搬送機構によって挿入口に向けて搬出される。
特開2009−301688号公報
ディスク装置は、車載用機器や他の電子機器などの限られた空間に配置されるため、ケースの大きさに制限を受けることが多い。
ディスク装置のケースの内部には、回転駆動部にクランプされた直径が12cmのディスクを回転させる駆動領域と、挿入口から挿入されたディスクを搬入し且つ挿入口へディスクを搬出する搬送領域を確保することが必要になる。一方、ケースの内部に、ディスクを回転駆動する回転駆動部やディスクを搬送する搬送機構、ならびにモータや伝達機構が配置されるが、これら機構は、前記駆動領域や搬送領域と重複しない場所に配置されることが必要である。
ケース内では、全ての機構を、前記駆動領域や搬送領域に対してディスクの板厚方向へ重なる領域に配置することができず、いずれかの機構を、搬送領域の側方に配置することが必要になる。例えば、搬送ローラに回転動力を伝達する歯車伝達機構や、回転駆動部にディスクをクランプするクランプ機構への動力伝達機構などは搬送領域の側方に配置せざるを得ない。
そのため、ケースの幅寸法は、前記駆動領域ならびに搬送領域の幅寸法に、前記機構を配置するための機構配置部の幅寸法を加算した寸法以上の大きさにしなくてはならない。小型のケースを構成しようとして、前記機構配置部を搬送領域に接近させすぎたり、搬送領域と重複する位置に配置すると、回転駆動部でクランプを解除したディスクを挿入口から搬出させるときに、ディスクが機構配置部に当たりやすくなって、ディスクの搬出不良が発生しやすくなる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、伝達機構などが配置される機構配置部をディスクの搬送領域に接近させ、またはわずかに重複させたとしても、クランプが解除されたディスクを挿入口に確実に排出でき、その結果、ケースの小型化を実現しやすくなるディスク装置を提供することを目的としている。
本発明は、挿入口を有するケースの内部に、ディスクを保持して回転駆動する回転駆動部と、前記挿入口と前記回転駆動部との間に位置してディスクを搬入し搬出する搬送機構とが設けられたディスク装置において、
前記ケースの内部は、前記回転駆動部の回転中心を通ってディスク搬送方向に延びる搬送基準線を挟む一方の側が第1の領域で、他方の側が第2の領域であり、第1の領域の側部に機構配置部が配置されており、
前記ケース内の第1の領域に、前記挿入口に向けて搬出されるディスクの縁部を前記機構配置部から離れる向きに案内する第1の案内部が設けられ、第2の領域に、前記第1の案内部よりも前記挿入口側に位置して、前記第1の案内部で案内されたディスクを搬送基準線に向けて案内する第2の案内部が設けられていることを特徴とするものである。
例えば、前記第1の案内部で案内されたディスクの中心が、第2の領域内を移動するものとなる。
本発明のディスク装置は、第1の領域に配置された機構配置部がディスクの搬送領域に接近しまたは重複していても、ディスクを機構配置部に当たることなく挿入口へ搬出させることができる。そのため、ケースの内部の空間を有効に利用でき、ケースの幅寸法を従来のものよりも小さく構成することが可能になる。
本発明は、第1の領域に、前記第2の案内部と対向する第3の案内部が設けられて、搬出されるディスクの縁部が、前記第2の案内部と前記第3の案内部との間を通過して前記挿入口に送り出され、
前記第2の案内部が前記第3の案内部よりも前記挿入口に近い位置にあり、前記第2の案内部の挿入口側の端部と、前記第3の案内部の挿入口側の端部とを結ぶ最短距離が、ディスクの直径よりも大きいものとして構成できる。
上記構成では、第2の案内部と第3の案内部の搬送基準線と直交する向きでの最短距離が、ディスクの直径に近似しまたは直径よりも短くても、第2の案内部と第3の案内部との間にディスクを通過させることができる。
本発明は、前記挿入口の幅方向の中心が前記搬送基準線上に位置しているものとして構成でき、さらに、前記搬送基準線が、前記ケースの幅方向を二分する中心に位置しているものとして構成できる。
本発明は、第1の領域の機構配置部を、ディスクの搬送領域に接近させ、または搬送領域と重複させても、ディスクを確実に搬出させることが可能になる。機構配置部の配置に自由度を生じさせるとともに、ケースの小型化も実現しやすくなる。
本発明の実施の形態のディスク装置を示す平面図、 機構配置部と第2の案内部とを拡大して示す部分斜視図、 図2に示す機構配置部と第2の案内部をIII−III線で切断した断面図、 第2の案内部ならびに第3の案内部とディスクの位置関係を示す部分斜視図、 第2の案内部ならびに第3の案内部とディスクの位置関係を示す部分平面図、
図1に示すディスク装置1は、金属製の筐体2と、筐体2の前方に設置された合成樹脂製のパネル3とを有し、パネル3に、図1の左右方向に細長いスリット形状の挿入口4が開口している。筐体2とパネル3とで、ディスク装置1のケースが構成されている。
ディスク装置1は車載用であり、筐体2が自動車の車室内のインストルメントパネルまたはダッシュボードに埋設され、パネル3がその表面に現れるように設置される。
筐体2の内部には図2に示す機構シャーシ8が設けられている。機構シャーシ8は、筐体2の内部でオイルダンパーや引っ張りコイルばねなどの弾性部材で支持されている。図1に示すように、筐体2の内部に回転駆動部5が設けられている。回転駆動部5は、回転軸6と、この回転軸6に固定されたターンテーブル7と、前記回転軸6を回転させるスピンドルモータと、ディスクDの中心穴Daを、ターンテーブル7に保持させるクランプ部材とを有している。前記回転駆動部5のスピンドルモータは機構シャーシ8に搭載され、回転駆動されるディスクDに記録された情報を読み取り、またはディスクDに情報を書き込む光ヘッドも機構シャーシ8に搭載されている。
図1には、回転駆動部5の回転軸6の中心を通って、ディスクDの搬送方向に延びる搬送基準線Oが示されている。搬送基準線Oは、筐体2の右側板2aならびに左側板2bと平行で且つパネル3の表面の操作面3aに垂直に延びている。搬送基準線Oは、筐体2ならびにパネル3の幅寸法W0を左右に二分する中心に設けられている。すなわち、回転駆動部5の回転軸6の中心は、筐体2の右側板2aと左側板2bの中点に位置している。
本明細書では、筐体2の内部空間に関して、搬送基準線Oと左側板2bの内面とで挟まれた領域を第1の領域(I)と定義し、搬送基準線Oと右側板2aの内面とで挟まれた領域を第2の領域(II)と定義する。
パネル3に開口している挿入口4の開口幅寸法W1は、ディスクDの直径よりもわずかに広く形成されている。挿入口4から挿入されて筐体2の内部に装填されるディスクDは、直径が12cmの光ディスクであり、コンパクト・ディスク、ディジタル・バーサタイル・ディスク、ブルーレイディスクなどである。
回転駆動部5の回転軸6の中心を通る搬送基準線Oは、挿入口4の幅寸法W1を二分する位置を通過している。すなわち、挿入口4の幅方向の中心と回転軸6の中心は、筐体2を左右に二分している搬送基準線O上に位置している。
図1に示すように、パネル3の挿入口4と回転駆動部5との間に搬送機構10が設けられている。搬送機構10は、ローラ軸11とこのローラ軸11の外周に設けられた搬送ローラ12,12とを有している。
筐体2の天井板の下に合成樹脂製の摺動部材13が固定されている。図4と図5に摺動部材13が示されている。摺動部材13の下面は、ディスクDが摺動するディスク案内面13aである。また摺動部材13の下面に、搬送ローラ12,12に上方から対向する凹形状のローラ対向面13bが形成されている。
図2に示すように、挿入口4と機構シャーシ8との間に、ローラブラケット15が設けられている。ローラブラケット15には、図示左側にローラ支持板部16bが折り曲げて形成され、図示右側に、図1に示すローラ支持板部16aが折り曲げられている。搬送ローラ12,12を保持しているローラ軸11の右端部はローラ支持板部16aに回転自在に支持され、ローラ軸11の左端部はローラ支持板部16bに回転自在に支持されている。
図2に示すように、機構シャーシ8の図示左側に支持片8aが設けられ、支持片8aに固定された支持軸14によってローラブラケット15の左側のローラ支持板部16bが回動自在に支持されている。機構シャーシ8の図示右側にも支持片が設けられ、この支持片に固定された支持軸によって右側のローラ支持板部16aが回転自在に支持されている。
挿入口4からのディスクDの挿入を待機する待機モードおよびディスクDを回転駆動部5に向けて搬入する搬入モードと、筐体2の内部のディスクを挿入口4から搬出する搬出モードでは、図2に示すように、ローラブラケット15の前端部に掛けられた引っ張りコイルばね17の弾性力によって、搬送ローラ12,12が、摺動部材13のローラ対向面13bまたはディスクDの下面に弾圧されている。また、ディスクDの中心部がターンテーブル7にクランプされているときは、図示しない切換機構により、ローラブラケット15が引っ張りコイルばね17の弾性力に対向する向きに回動させられて、搬送ローラ12,12が下方へ離れる。
図3に示すように、機構シャーシ8の下部に機構ブラケット21が距離を空けて配置されている。機構シャーシ8と機構ブラケット21は互いに固定されている。機構ブラケット21には、図示左側において垂直に立ち上がる機構支持板21aが折り曲げられている。機構支持板21aにバーリング加工による軸部22が一体に形成されており、軸部22に伝達歯車23が回転自在に支持されている。図1に示すように、機構支持板21aには前記伝達歯車23と噛み合っている他の伝達歯車24が回転自在に支持されている。
図2に示すように、左側のローラ支持板部16bの内側にローラ歯車18が設けられている。ローラ歯車18はローラ軸11に固定されており、ローラ歯車18とローラ軸11が一体となって回転できるようになっている。また、ローラ歯車18の図示右側にフランジ19が固定されている。
引っ張りコイルばね17によってローラブラケットが回動させられて、搬送ローラ12,12がディスクDに搬送力を与える搬送位置まで持ち上げられると、ローラ歯車18が伝達歯車23に噛み合う。ディスクDを搬入し、搬出するときは、機構シャーシ8に搭載された搬送モータからの回転動力が、伝達歯車24,23を経てローラ歯車18に伝達され、ローラ軸11が回転駆動される。
図1と図2ならびに図3に示すように、前記伝達歯車23,24および伝達歯車23に噛み合うローラ歯車18が存在する領域が機構配置部20である。機構配置部20は、搬送基準線Oと左側板2bとの間の第1の領域(I)において、左側板2bに接近した位置に配置されている、機構配置部20の左右の幅寸法はWaで示されている。
筐体2の内部は、搬送ローラ12,12と摺動部材13のディスク案内面13aとで挟まれたディスクDが移動する領域がディスク搬送領域である。このディスク装置1は、ケースを構成する筐体2ならびにパネル3の幅寸法W0が従来のものよりも小型に構成されており、その結果、前記機構配置部20が、ディスク搬送領域にきわめて接近した位置にあり、あるいはその一部がディスク搬送領域に入り込んだ位置に配置されている。すなわち、搬送基準線Oから機構配置部20までの最短距離が、ディスクDの半径とほぼ同じか、または半径よりもやや短くなっている。
図3に示すように、機構シャーシ8と機構ブラケット21との間に、樹脂成形体30が挟まれている。樹脂成形体30の一部は、機構支持板21aの内側から上方に延びており、第1の壁部31aとそれよりも筐体2の奥側に位置する第2の壁部31bが一体に形成されている。第1の壁部31aと第2の壁部31bが第1の案内部31である。
図2に示すように、第1の壁部31aと第2の壁部31bは、伝達歯車23などが位置する機構配置部20よりもやや筐体2の奥側へ延びており、図3に示すように、第1の壁部31aと第2の壁部31bは、ディスク搬送領域を通過するディスクDと機構配置部20との間に位置している。
図3に示すように、第1の案内部31の第1の壁部31aは、軸部22に回転自在に支持されている伝達歯車23が軸部22から抜け出るのを防止する抜け止め規制部材としての機能も発揮している。
図4と図5に、摺動部材13が示されている。ディスクDは、摺動部材13の下面のディスク案内面13aと搬送ローラ12,12とで挟まれて搬入され搬出されるため、ディスク案内面13aと搬送ローラ12,12との間がディスク搬送領域である。
図4と図5に示すように、搬送基準線Oよりも右側の第2の領域(II)において、摺動部材13の下部に、ディスク搬送領域の右側に対向する案内壁32が一体に形成されている。案内壁32よりも挿入口4に近い位置に、案内壁32から搬送基準線Oに向かって突出する第2の案内部33が設けられている。図1に示すように、第2の案内部33は、前記第1の案内部31よりも挿入口4に近い位置に配置されている。
搬送基準線Oよりも左側の第1の領域(I)では、摺動部材13の下部に、ディスク搬送領域の左側に対向する第3の案内部34が形成されている。第3の案内部34の壁面と前記案内壁32の壁面は互いに平行に対向している。
図5に示すように、第2の案内部33において挿入口4に最も近く且つ搬送基準線Oに最も近い点を端部33aとし、第3の案内部34において挿入口4に最も近く搬送基準線Oに最も近い点を端部34aとする。第2の案内部33の端部33aは第3の案内部34の端部34aよりも挿入口4に接近した位置にある。
図5に示すように、第2の案内部33の端部33aから搬送基準線Oと平行に延ばした線をLa、第3の案内部34の端部34aから搬送基準線Oと平行に延ばした線をLbとしたときに、搬送基準線Oと直交する向きでの線Laと線Lbとの距離B0は、ディスクDの直径よりもやや短く、あるいはディスクDの直径とほぼ同等である。
これに対し、第2の案内部33の端部33aと第3の案内部34の端部34aとを最短距離で結ぶ連結線をL0とし、端部33aから連結線L0と直交して延びる線をL1、端部34aから連結線L0と直交して延びる線をL2としたとき、線L1と線L2との間の連結線L0に沿う向きでの距離B1は、ディスクDの直径よりも長く、ディスクが十分に通過できる寸法に形成されている。
前記距離B0をディスクDの直径よりもやや短く設定し、あるいはディスクDの直径とほぼ同等に設定することで、筐体2の左右方向の幅寸法W0を短くでき、しかも、前記距離B1をディスクの直径よりも長くすることで、摺動部材13の下面のディスク案内面13aを摺動しながら搬出されるディスクを挿入口4に向けて送り出すことができる。
次に、ディスク装置1の動作を説明する。
このディスク装置1は、挿入口4の幅寸法W1の中心が筐体2ならびにパネル3の幅寸法W0の中心に一致している。挿入口4へのディスクDの挿入が図示しない光学検知部で検知されると、搬送モータが始動し、その動力が伝達歯車24から伝達歯車23を経てローラ歯車18に伝達され、ローラ軸11が搬入方向へ回転し始める。ディスクDは搬送ローラ12,12と、摺動部材13の下面のディスク案内面13aとの間を筐体2の奥側へ向けて搬入される。
図5に示すように、挿入口4のすぐ内側に位置する第2の案内部33と第3の案内部34の最短距離、すなわち連結線L0の距離B1が、ディスクDの直径よりも大きく設定されているため、搬入されるディスクDは、第2の案内部33と第3の案内部34との間を大きな抵抗を受けることなく通過することができる。図1に示すように、図示左側の第1の領域では、機構配置部20がディスク搬送領域に接近しまたはディスク搬送領域と重複して配置されている。しかし、機構配置部20の直近に第3の案内部34が位置し、図2に示すようにローラ歯車18の内側にフランジ19が設けられているため、第3の案内部34とフランジ19に案内されるディスクDは、機構配置部20で抵抗を受けることなく、筐体2の奥側へ搬入させることができる。
搬入されたディスクDの中心穴Daは、回転駆動部5のターンテーブル7に設置されてクランプされ、スピンドルモータの回転力でディスクDが回転駆動されるとともに、光ヘッドで情報の再生動作や記録動作が行われる。
ディスクDが挿入口4から回転駆動部5に向けて搬入されるとき、およびディスクDが回転駆動部5から挿入口4へ向けて搬出されるときは、機構シャーシ8が筐体2の内部で動かないように拘束される。また、ターンテーブル7にクランプされたディスクDを回転させて、光ヘッドによる再生動作などが行われるときは、機構シャーシ8の拘束が解除されて、機構シャーシ8が筐体2の内部で弾性部材に支持されて振動できるようになる。これにより、車体の振動が再生動作などに与える影響が低減される。
回転駆動部5の回転軸6の中心(回転中心)が、筐体2の幅方向の中心に位置しているため、ターンテーブル7に保持されているディスクDの外周縁と右側板2aとの間の最短距離δaと、ディスクDの外周縁と左側板2bとの間の最短距離δbをほぼ一致させることができる。その結果、筐体2の幅寸法W0を小さくしても、機構シャーシ8が弾性部材に支持されている状態で、ターンテーブル7に保持されているディスクDの外周縁と、その両側の右側板2aならびに左側板2bとの間に距離的な余裕を持たせることが可能になる。
ターンテーブル7で保持されていたディスクDを搬出するときは、ターンテーブル7に対するディスクDのクランプが解除されるとともに、図2に示すローラブラケット15が回動して、搬送ローラ12,12によりディスクDが持ち上げられ、搬送ローラ12,12と摺動部材13のディスク案内面13aとでディスクDが挟持される。このときに持ち上げられるディスクDの中心穴Daがターンテーブル7から上方へ外れる。ディスク案内面13aと搬送ローラ12,12とで挟持された位置がディスクDの搬送領域であり、このときのディスクDの高さは図3に示されている。
ローラ軸11が搬出方向へ回転すると、搬送ローラ12,12の回転力によって、ディスクDが挿入口4に向けて搬出されていく。図1に示すように、挿入口4へ向けて搬出されて行くディスクDの中心が、回転駆動部5の中心に一致する(i)の位置から(ii)の位置に至ると、ディスクDの左側の外周縁が、第1の案内部31を構成する第1の壁部31aと第2の壁部31bのいずれかに当たって、ディスクD全体が右方向へ押されるように案内される。ディスクDの外周縁が第1の案内部31で案内されることで、ディスクDの外周縁が機構配置部20の伝達歯車23,24に当たることがない。
第1の案内部31で押されたディスクDの中心は(iii)に至り、搬送基準線Oよりも第2の領域(II)に向けてわずかな距離Sだけ位置がずれる。さらに挿入口4に向けて移動するディスクDの中心が(iv)に至ると、ディスクDの右側の縁部が第2の案内部33によって図示左側へ押し戻され、ディスクDの中心が搬送基準線Oに沿う位置(v)に復帰する。
パネル3に開口している挿入口4の幅方向の中心は搬送基準線Oに一致しているため、ディスクDの中心が搬送基準線Oから距離Sだけずれたまま搬出され続けると、ディスクDの縁部が、挿入口4の右側のエッジ部4aに当たり、ディスクの搬出抵抗が大きくなって挿入口4からスムースに搬出できない現象が発生しやすくなる。ただし、本発明の実施の形態では、中心が(iv)の位置を移動していたディスクDが第2の案内部33によって搬送基準線Oと一致する位置(v)まで戻されるので、ディスクDを挿入口4のエッジ部4aに当たることなく搬出することが可能になる。
挿入口4の内側では、図4と図5に示すように、搬出されるディスクDの縁部が、摺動部材13に形成された第2の案内部33と第3の案内部34との間を通過して挿入口4に至る。第2の案内部33において挿入口4に最も近く且つ搬送基準線Oに最も近い端部33aと、第3の案内部34において挿入口4に最も近く且つ搬送基準線Oに最も近い端部34aとの搬送基準線Oに直交する向きの距離B0が、ディスクDの直径よりもわずかに小さく、またはディスクDの直径とほぼ同等であったとしても、前記端部33aと前記端部34aとの最短距離B1がディスクDの直径よりも大きいために、ディスクDは、端部33aと端部34aとの間を通過して挿入口4に至ることができる。また、図4と図5に示すように、ディスクDは端部33aと端部34aとで幅方向で確実に位置が規制されながら搬出されるため、ディスクDの中心が、挿入口4の幅方向の中心に一致できるように、挿入口4に向けて搬出される。
実施の形態のディスク装置1は、挿入口4がケースの幅方向の中心に位置し、回転駆動部5の回転中心がケースの幅方向の中心に位置しているため、従来のディスク装置と同様に、左右のバランスが良く、どのような車載用機器などであっても適合させることができる。
しかも第1の領域(I)に配置した機構配置部20を、ディスク搬送領域に接近させて配置しているため、ケースの幅寸法W0を従来のものよりも小型にでき、しかもディスクDをスムースに搬出できるようになる。
前記実施の形態のディスク装置1は、第1の案内部31が、機構シャーシ8と機構ブラケット21の間に設けられた樹脂成形体30と一体に形成され、第2の案内部33と第2の案内部34が、摺動部材13の下部に一体に形成されているが、これら各案内部は他の部材と一体に形成されてもよいし、それぞれの案内部が単独の部材から構成されていてもよい。
1 ディスク装置
2 筐体
3 パネル
4 挿入口
5 回転駆動部
7 ターンテーブル
10 搬送機構
11 ローラ軸
12 搬送ローラ
13 摺動部材
18 ローラ歯車
20 機構配置部
23,24 伝達歯車
31 第1の案内部
33 第2の案内部
34 第3の案内部
D ディスク
(I) 第1の領域
(II) 第2の領域
O 搬送基準線

Claims (5)

  1. 挿入口を有するケースの内部に、ディスクを保持して回転駆動する回転駆動部と、前記挿入口と前記回転駆動部との間に位置してディスクを搬入し搬出する搬送機構とが設けられたディスク装置において、
    前記ケースの内部は、前記回転駆動部の回転中心を通ってディスク搬送方向に延びる搬送基準線を挟む一方の側が第1の領域で、他方の側が第2の領域であり、第1の領域の側部に機構配置部が配置されており、
    前記ケース内の第1の領域に、前記挿入口に向けて搬出されるディスクの縁部を前記機構配置部から離れる向きに案内する第1の案内部が設けられ、第2の領域に、前記第1の案内部よりも前記挿入口側に位置して、前記第1の案内部で案内されたディスクを搬送基準線に向けて案内する第2の案内部が設けられていることを特徴とするディスク装置。
  2. 前記第1の案内部で案内されたディスクの中心が、第2の領域内を移動する請求項1記載のディスク装置。
  3. 第1の領域に、前記第2の案内部と対向する第3の案内部が設けられて、搬出されるディスクの縁部が、前記第2の案内部と前記第3の案内部との間を通過して前記挿入口に送り出され、
    前記第2の案内部が前記第3の案内部よりも前記挿入口に近い位置にあり、前記第2の案内部の挿入口側の端部と、前記第3の案内部の挿入口側の端部とを結ぶ最短距離が、ディスクの直径よりも大きい請求項1または2記載のディスク装置。
  4. 前記挿入口の幅方向の中心が前記搬送基準線上に位置している請求項1ないし3のいずれかに記載のディスク装置。
  5. 前記搬送基準線が、前記ケースの幅方向を二分する中心に位置している請求項1ないし4のいずれかに記載のディスク装置。
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