JP4759060B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、Compact Discなどの記録媒体から情報を読み出す情報処理装置に関する。
例えば、移動体としての自動車のインストルメントパネル(以下インパネと呼ぶ)には、情報処理装置としてのCDプレーヤ(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)が取り付けられる。CDプレーヤは、記録媒体としてのCompact Disc(以下CDと呼ぶ)が記録した情報を読み出す。
特許文献1に示されたCDプレーヤは、前記インパネに取り付けられる機器本体と、前記機器本体に開口した記録媒体挿入口と、CDを機器本体の内外に出し入れする搬送ユニットと、前記CDに記録された情報を読み出すための再生ユニット等を備えている。機器本体は、複数の板金などが互いに組み付けられて箱状に形成されたシャーシを備えている。記録媒体挿入口は、内側に前記CDが通される。
搬送ユニットは、記録媒体挿入口内を通されたCDを所定の再生位置まで搬送したり、前記再生位置からCDを記録媒体挿入口まで搬送して該CDを機器本体内から排出する。搬送ユニットは、互いに接離自在に設けられた一対の挟持部材を備えている。
これら一対の挟持部材のうち一方は、モータなどの駆動源によって回転駆動される搬送ローラを備えている。搬送ローラは、前記モータなどの駆動源によって回転駆動されることによって、CDを搬送する。他方の挟持部材は、摩擦係数の小さい滑り部材を備えている。滑り部材は、前記搬送ローラとの間に前記CDを挟んで、該CDの搬送方向を案内する。搬送ユニットは、一対の挟持部材間にCDを挟んで、前記CDを搬送する。
再生ユニットは、前記CDを回転するために回転テーブルと、前記CDに記録された情報を読み出すための光ピックアップ等を備えている。再生ユニットは、前記CDを前記再生位置に位置決め(クランプ)して、回転テーブルがCDを回転して、光ピックアップが前記CDに記録された情報を読み出す。
前記CDが記録媒体挿入口を通して機器本体内に挿入されると、まず、CDが前記一対の挟持部材間に挟まれる。搬送ローラの回転によってCDが機器本体内に搬送される。
そして、前記CDは再生ユニットにクランプされて、回転テーブルがCDを回転させて、該再生ユニットによって情報を取り出される。情報処理装置は、取り出された情報を音声として出力する。CDを機器本体外に搬出する際には、まず、回転テーブルの回転を止める。搬送ユニットの搬送ローラを先ほどとは逆方向に回転させて、CDを記録媒体挿入口内に通して機器本体内から機器本体外に徐々に搬送する。
前述した特許文献1に示されたCDプレーヤは、搬送ローラの回転駆動力のみによって、CDを機器本体の内外に搬送してきた。このため、CDの外表面に油分や塵埃などが付着して、当該CDの外表面が汚れていると、特に機器本体外に排出するCDと搬送ローラとが互いに滑って、CDを排出できなくなることがあった。
この種の問題を解決するために、特許文献2に示されたCDプレーヤは、機器本体にCDを保持するトレーを出し入れ自在としている。
特開2000−207802号公報 特開2003−115151号公報
前述した特許文献2に示されたCDプレーヤは、機器本体から排出されたトレーが水平な状態に保たれるために、CDをトレーに装着しにくかった。特に、前述したCDプレーヤは、前述した自動車に搭載されると、運転者がCDの着脱に集中することが困難で、不意にトレーを強く押圧するなどして不意にトレーの移動機構などを破損する虞があった。
したがって、本発明の目的は、例えば、破損させることなく、記録媒体を確実に機器本体に出し入れすることを可能とする情報処理装置を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の情報処理装置は、機器本体と、トレー本体と、該トレー本体に記録媒体を保持する保持位置と前記トレー本体上の記録媒体から離間した離間位置とに亘って移動自在に設けられた保持機構と、を備えて、前記機器本体に出し入れ自在に設けられたトレーと、を備えた情報処理装置において、前記機器本体から前記トレーを排出した後に、当該トレーの一端部を中心として回動して、当該トレーを前記機器本体が取り付けられた壁面に沿わせた状態にする移動機構と、前記トレーが前記機器本体外に排出されて前記壁面に沿う状態になると前記保持機構を保持位置に位置付け、かつ前記トレーが前記機器本体内に収容されると前記保持機構を離間位置に位置付ける連動機構と、を備えたことを特徴としている。
本発明の一実施例にかかる情報処理装置としてのCDプレーヤの外観を示す斜視図である。 図1に示されたCDプレーヤの機器本体内からトレーが排出され始めた状態を示す斜視図である。 図2に示されたCDプレーヤのトレーが露出位置に位置付けられた状態を示す斜視図である。 図3に示されたCDプレーヤのトレーが着脱位置に位置付けられた状態を示す斜視図である。 図1に示されたCDプレーヤの収容位置に位置付けられたトレーに取り付けられた保持機構と連動機構などの状態を示すトレーの平面図である。 図1に示されたCDプレーヤの着脱位置に位置付けられたトレーに取り付けられた保持機構と連動機構などの状態を示すトレーの平面図である。 図1に示されたCDプレーヤのトレーが収容位置に位置付けられたときの移動機構などを示す側断面図である。 図1に示されたCDプレーヤのトレーが露出位置及び着脱位置に位置付けられたときの移動機構などを示す側断面図である。 図1に示されたCDプレーヤの再生機構部の突没部材がクランプ位置に一付けられた状態の回転テーブルの断面図である。 図1に示されたCDプレーヤの再生機構部の突没部材がアンクランプ位置に一付けられた状態の回転テーブルの断面図である。 図5中のXI−XI線に沿う断面図である。 図6中のXII−XII線に沿う断面図である。 図6中のXIII−XIII線に沿う断面図である。 図5中のXIV−XIV線に沿う断面図である。 図6中のXV−XV線に沿う断面図である。 図5中のXVI−XVI線に沿う断面図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置を説明する。本発明の一実施形態にかかる情報処理装置は、機器本体外に排出したトレーを、該機器本体が取り付けられた壁面に沿う状態まで回転することで、該トレーに記録媒体を着脱しやすくしている。こうすることで、情報処理装置は、記録媒体の着脱に集中できない状態であっても、トレーに記録媒体を着脱しやすくすることで、トレーを不意に押圧することを防止して、トレーを移動する機構などの不意な破損を防止している。
トレーのトレー本体に記録媒体を保持する保持機構を設け、トレーが機器本体内に収容されると保持機構を記録媒体から離間させる連動機構を備えても良い。この場合、壁面に沿うトレーに記録媒体を確実に保持できかつトレーが機器本体に収容されると記録媒体の再生動作を保持機構が妨げることがない。
また、連動機構が、トレー本体に変位自在に設けられた再生機構部を押圧して当該再生機構部の変位を規制するようにしても良い。この場合、トレー本体に対する変位が規制された再生機構部に記録媒体を着脱できるので、該記録媒体をトレーにより容易に着脱できる。
さらに、連動機構が、アーム部と付勢手段とを備えても良い。この場合、簡便な構成で保持機構を移動させることができかつ再生機構部の変位を規制できる。
以下、本発明の実施例にかかる情報処理装置の一例としてのCDプレーヤ1を、図1ないし図16に基づいて説明する。図1などに示すCDプレーヤ1は、移動体としての自動車のインストルメントパネル(以下、インパネと呼ぶ)4(図7及び図8中に一点鎖線で示す)などに取り付けられて、外径が例えば12cmの記録媒体としてのCD2を後述する機器本体3内に収容して、該CD2に記録された情報を読み出して(再生して)音声として出力する。インパネ4は、特許請求の範囲に記載された機器本体3が取り付けられた壁面をなしている。
なお、CD2は、勿論、ディスク形に形成されており、特許請求の範囲に記載された記録媒体をなしているとともに、円板状のコンピュータなどの電子機器で情報を読み取り可能な記録媒体である。
CDプレーヤ1は、図1ないし図4に示すように、機器本体3と、トレー5と、移動機構6(図7及び図8に示す)と、連動機構8(図5及び図6に示す)とを備えている。なお、以下、機器本体3内に収容されたCD2の表面とトレー5の移動方向Kとの双方と平行な図1中の矢印YをCDプレーヤ1の奥行き方向と記し、機器本体3内に収容されたCD2の表面と平行でかつ前記奥行き方向Yと直交する矢印XをCDプレーヤ1の幅方向と記し、機器本体3内に収容されたCD2の表面と奥行き方向Yと幅方向Xの全てと直交する矢印ZをCDプレーヤ1の厚み方向と記す。
機器本体3は、インパネ4に取り付けられる。機器本体3は、扁平な箱状に形成されている。機器本体3のインパネ4に取り付けられると露出する前面3aには、トレー通し孔9が一つのみ設けられている。なお、前面3aは、機器本体3即ちCDプレーヤ1がインパネ4に取り付けられると、該インパネ4の外側に露出する機器本体3の一つの面である。
トレー通し孔9は、機器本体3の前面3aを貫通している。トレー通し孔9は、扁平な矩形状に形成されており、内側にトレー5を通すことができる。トレー通し孔9を通して、前記トレー5は、図1中の前面3aに対して交差(図示例では直交)する奥行き方向Yに沿って移動して、機器本体3に出し入れされる。
さらに、前述した前面3aには、表示パネルとしての蛍光表示管12と、各種のスイッチ13とが設けられている。
蛍光表示管12は、前面3aに露出して、使用者に対し各種の情報を表示する表示領域としての表示面を備えている。蛍光表示管12は、表示面に再生中のプログラム名等の情報を表示する。
各種のスイッチ13は、使用者が操作するための操作部を構成している。スイッチ13が使用者などに操作されることによって、例えば、後述する再生機構部15が再生するCD2のプログラムの選択や、トレー5の出し入れなどが行われる。
トレー5は、図5及び図6に示すように、平面形が矩形状のトレー本体14と、再生機構部15と、保持機構7とを備えている。トレー本体14は、全体として扁平な箱状に形成された本体部16と、前面板17と、CD位置決め段部18とを備えている。本体部16は、前述したトレー通し孔9よりも薄い扁平な箱状に形成されている。前面板17は、本体部16のトレー5が機器本体3内に収容されると、前面3aと略面一となる表面に取り付けられており、トレー通し孔9と略同じ形状に形成されている。前面板17は、トレー5が機器本体3内に収容されると前面3aと略面一となって、トレー通し孔9を塞いで当該トレー通し孔9内に異物が侵入することを規制する。
CD位置決め段部18は、本体部16の図3中上方に位置する上面から凸に形成されており、当該本体部16との間に段差を設けている。CD位置決め段部18は、トレー5が機器本体3外に排出されると、本体部16の機器本体3寄りの端部に設けられている。CD位置決め段部18の機器本体3から離れた側には、CD2の外縁に沿って湾曲した湾曲面19が形成されている。湾曲面19の平面形状は、CD2の外縁に沿って円弧状に形成されている。CD位置決め段部18は、湾曲面19の内側にCD2を位置付けて、当該CD2をトレー本体14に対して概略位置決めする。即ち、トレー本体14の本体部16上には、CD2が置かれる。
また、CD位置決め段部18と本体部16とに亘って、保持ピン露出孔20が貫通している。保持ピン露出孔20は、図示例では、二つ設けられ、互いに幅方向Xに沿って間隔をあけて配置されている。保持ピン露出孔20は、CD位置決め段部18の湾曲面19に開口しており、CD位置決め段部18の湾曲面19の径方向に沿って延びている。保持ピン露出孔20は、保持機構7の後述する保持ピン51を内側に位置付けて、当該保持ピン51を保持ピン露出孔20の長手方向に沿って移動自在としている。
さらに、トレー本体14の機器本体3即ち移動機構6の後述するスライド部39のスライドシャーシ42と相対する端面には、図4に示すように、連動機構8の後述する連動アーム56の主に他端部56cが通る貫通孔59が開口している。
また、トレー本体14の本体部16の中央部には、再生機構部取付孔21が開口している。再生機構部取付孔21は、本体部16の上面を貫通している。
再生機構部15は、図5及び図6などに示すように、再生機構部本体22と、回転テーブル23と、光ピックアップ24などを備えている。再生機構部本体22は、板金を折り曲げられて得られ、前記再生機構部取付孔21を略塞いだ格好に配置される平坦壁25を備えている。平坦壁25には、当該平坦壁25を貫通したピックアップ露出孔26が設けられている。ピックアップ露出孔26は、再生機構部取付孔21の外縁部から中央部に向かって直線状に延在している。
また、再生機構部本体22即ち再生機構部15は、ゴムなどの弾性体などで構成された図示しないダンパによって、前記トレー本体14に対し移動自在に、該トレー本体14内に支持される。
さらに、再生機構部本体22の平坦壁25の後述する連動アーム56の一端部26bと相対する縁部には、テーパ面27が形成されている。このテーパ面27は、連動アーム56の一端部56bに近づくのにしたがって即ち再生機構部本体22の外側に向かうにしたがって当該再生機構部本体22の厚みを徐々に薄くする方向に傾斜している。
回転テーブル23は、再生機構部取付孔21即ちトレー本体14の中央に位置するように、再生機構部本体22に取り付けられている。回転テーブル23は、図9及び図10に示すように、スピンドルモータ28と、ターンテーブル29と、可動部材30と、複数の突没部材31とを備えている。スピンドルモータ28は、再生機構部取付孔21即ちトレー本体14の中央に位置するように、再生機構部本体22に固定されている。スピンドルモータ28は、その出力軸がトレー本体14の上方に向かって立設する格好で配置されている。
ターンテーブル29は、互いに同軸な円板状の円板部32と該円板部32に連なる円筒部33とを備えている。円筒部33は、スピンドルモータ28の出力軸の外周に嵌合するなどして、当該出力軸に取り付けられている。円板部32は、再生機構部本体22の平坦壁25上に露出している。円板部32の平坦壁25上に露出した表面32aには、CD2が載置される。ターンテーブル29は、表面32a上に置かれたCD2と同軸となる。
また、円板部32には、孔34が複数設けられている。勿論、孔34は、円板部32を貫通している。図示例では、孔34は、三つ設けられている。これらの孔34は、円板部32即ちターンテーブル29の周方向に沿って並べられ、当該周方向に等間隔に配されている。
前述した構成のターンテーブル29は、スピンドルモータ28によって、軸芯を中心として回転駆動される。
可動部材30は、円環状に形成されている。可動部材30は、内側にターンテーブル29の円筒部33を通している。可動部材30は、円板部32とスピンドルモータ28の本体部との間に配置されている。可動部材30は、円筒部33に対し軸芯に沿って移動自在に支持されている。このため、可動部材30は、ターンテーブル29の円板部32に接離自在となっている。
なお、本明細書でいう接離するとは、互いに近づいたり離れたりすることである。また、可動部材30は、スピンドルモータ28の本体部との間に設けられたコイルばね35によって、円板部32に近づく方向に付勢されている。
突没部材31は、図9及び図10に示すように、側方からみて、略く字状に形成されている。突没部材31は、ターンテーブル29の円板部32と可動部材30との間でかつ前記孔34内に設けられている。このため、突没部材31は、ターンテーブル29と可動部材30との間に配されている。
突没部材31は、一端部が前記孔34を通して表面32aから突出するクランプ位置(図9に示す)と、一端部が表面32aに没するアンクランプ位置(図10に示す)と、に亘って変位自在に、他端部が可動部材30に回転自在に支持されている。一端部は、図9に示すように、可動部材30がターンテーブル29の円板部32に近づいて密に接触すると、表面32aから突出する。
一端部は、図10に示すように、可動部材30がターンテーブル29の円板部32から離れると、他端部を中心として突没部材31自体が回転することで下方に変位する。そして、突没部材31は、可動部材30がターンテーブル29の円板部32から離れると、孔34内に没する。
光ピックアップ24は、前記CD2に記録されている情報を読み出す。光ピックアップ24は、ピックアップ露出孔26内に配置され、図示しない駆動機構などによって、当該ピックアップ露出孔26の長手方向即ち回転テーブル23上に配置されたCD2の径方向に沿って移動する。
光ピックアップ24は、ピックアップケース36と、ピックアップとを備えている。ピックアップケース36は、絶縁性の合成樹脂で構成され、扁平な箱状に形成されている。ピックアップケース36は、駆動機構によって、ピックアップ露出孔26の長手方向即ち回転テーブル23上に配置されたCD2の径方向に沿って移動される。ピックアップケース36には、該ピックアップケース36即ち光ピックアップ24が最も回転テーブル23に近づくと、ターンテーブル29の円板部32と可動部材30との間に侵入して、これらを互いに離す侵入部37(図10に示す)が一体に形成されている。侵入部37は、勿論、ピックアップケース36から回転テーブル23に向かって凸に形成され、かつ該回転テーブル23に近づくのにしたがって徐々に厚みが薄くなるように先細に形成されている。
ピックアップは、ピックアップケース36内に収容されており、CD2に向かってレーザ光を照射して、当該CD2に記録された情報を読み出す。
前述した再生機構部15は、光ピックアップ24が最も回転テーブル23に近づいた状態で当該回転テーブル23上にCD2が載置される。そして、再生機構部15は、光ピックアップ24が回転テーブル23から離れて、突没部材34がCD2の中央孔の内縁に係止して、回転テーブル23がCD2をクランプする(取り付ける)。そして、再生機構部15は、回転テーブル23でCD2を回転させて、光ピックアップ24で該CD2に記録されている情報を読み出す。
そして、再生機構部15は、前記自動車の走行中の振動によって機器本体3が振動しても、前記ダンパなどによって、トレー本体14即ち機器本体3に対し移動する。このように、前記ダンパなどは、前記自動車の走行中の振動などが前記CD2に記録されている情報を読み出す作業に悪影響を与えることを防止する。
保持機構7は、図5及び図6に示すように、スライド部材50と、保持ピン51とを備えている。スライド部材50は、機器本体3外に排出された状態のトレー5のトレー本体14の本体部16の機器本体3から離れた側の他端部5bに、トレー5上に載置されるCD2の径方向に沿ってスライド自在に設けられている。
スライド部材50の機器本体3寄りの端部には、CD2の外縁に沿って平面形状が円弧状に形成された湾曲面52と、CD位置決め凸部53(図4などに示す)とが設けられている。CD位置決め凸部53は、湾曲面52のトレー本体14の本体部16から離れた側の縁から凸に湾曲面52の全長に亘って設けられている。
スライド部材50は、トレー5上に載置されるCD2の中央に向かって図示しないばねなどによって付勢されているとともに、湾曲面52がトレー5のトレー本体14上のCD2の外縁と略面一となる位置よりも該CD2の中央に向かって変位することが図示しないストッパなどによって規制されている。また、スライド部材50は、所定の位置以上に前面板17側へ変位することが図示しないゴムやダンパなどの緩衝部材によって規制されている。これにより、後述のようにCD2を着脱する際に、CD2に押圧されるスライド部材50の前面板17側への変位が規制されるとともに、CD2に押圧されることでスライド部材50へ加わる力が緩衝される。
保持ピン51は、連動機構8の連動アーム56の中央部56aと機器本体3から離れた側の一端部56bとの間に設けられ、かつ当該連動アーム56から立設している。保持ピン51は、図15及び図16に示すように、互いに同軸でかつそれぞれが円柱状に形成された細部54と、太部55とを一体に備えている。細部54は、太部55よりも連動アーム56寄りに配置されている。保持ピン51は、保持ピン露出孔20内に位置付けられて、連動アーム56が中央部56aを中心として回転することで、当該保持ピン露出孔20内を移動する。保持ピン51の細部54と太部55との双方は、保持ピン露出孔20内を通して、トレー5外に露出する。
また、保持ピン51は、保持ピン露出孔20内において、トレー5のトレー本体14上のCD2の最も中央寄りに位置付けられると、太部55が該CD2の外縁よりも該CD2の中央寄りに位置付けられる。保持ピン51は、保持ピン露出孔20内において、トレー5のトレー本体14上のCD2の最も外側寄りに位置付けられると、太部55が該CD2の外縁よりも該CD2の外側に位置付けられる。
前述した保持機構7は、トレー5が前述した機器本体3外に排出されて前述した着脱位置に位置付けられると、スライド部材50が後述のストッパ58と接触せずに、図13に示すように、最もトレー5上のCD2に近づいた状態となり、保持ピン51が連動機構8によって、図15に示すように、最もトレー5上のCD2に近づいた状態となる。そして、保持機構7は、図13に示すように、スライド部材50のCD位置決め凸部53とトレー本体14の本体部16との間にCD2の外縁部を位置付け、かつ、図15に示すように、保持ピン51の太部55とトレー本体14の本体部16との間にCD2の外縁部を位置付けて、当該CD2をトレー5のトレー本体14の本体部16に保持する。これらのスライド部材50と保持ピン51の最もトレー5上のCD2に近づいた位置を保持位置という。
また、前述した保持機構7は、トレー5が前述した機器本体3内に収容された収容位置に位置付けられると、スライド部材50がストッパ58と接触して、図14に示すように、トレー5上のCD2の外縁から離間した状態となり、保持ピン51が連動機構8によって、図16に示すように、トレー5上のCD2の外縁から離間した状態となる。そして、保持機構7は、図14及び図16に示すように、スライド部材50と保持ピン51との双方が、CD2と干渉せずに、再生機構部15のCD2からの情報の読み出しを妨げない。これらのスライド部材50と保持ピン51のトレー5上のCD2の外縁から離間した位置を離間位置という。このように、保持機構7は、保持位置と離間位置に亘って移動自在に設けられている。前述したトレー5は、保持機構7によってCD2を保持可能である。
移動機構6は、前述したトレー5を機器本体3に出し入れする。移動機構6は、図7及び図8に示すように、固定部38と、スライド部39と、回動部40とを備えている。固定部38は、ラック41を備えている。ラック41は、機器本体3内に収容されかつ該機器本体3に固定されている。ラック41は、直線状に形成されており、その長手方向は、前述した前面3aに対して直交する奥行き方向Y即ち自動車の前後方向と平行に配置されている。ラック41は、機器本体3の奥行き方向Yの全長に亘って設けられている。
スライド部39は、スライドシャーシ42と、駆動源としてのモータ43と、ウォーム歯車44とを備えている。スライドシャーシ42は、板金などで構成されており、機器本体3外に排出された状態のトレー5の機器本体3寄りの一端部5aを、幅方向Xを中心として回転自在に支持している。モータ43は、スライドシャーシ42に固定されている。モータ43の出力軸にはウォーム45が取り付けられている。ウォーム歯車44は、スライドシャーシ42に幅方向Xを中心として回転自在に支持されている。ウォーム歯車44は、ウォーム45とラック41との双方と噛み合っている。
スライド部39は、モータ43が例えば正転駆動すると、ラック41上をウォーム歯車44が走行して、スライドシャーシ42即ちトレー5を機器本体3内からトレー通し孔9を通して機器本体3外に向かって移動する。スライド部39は、モータ43が例えば逆転駆動すると、ラック41上をウォーム歯車44が走行して、スライドシャーシ42即ちトレー5を機器本体3外からトレー通し孔9を通して機器本体3内に向かって移動する。
回動部40は、モータ46と、連結歯車47と、回動軸用歯車48とを備えている。モータ46は、スライドシャーシ42に固定されており、その出力軸にピニオン49が取り付けられている。連結歯車47は、スライドシャーシ42に幅方向Xを中心として回転自在に支持されており、ピニオン49と噛み合っている。回動軸用歯車48は、トレー5の前述した一端部5aに固定されている。回動軸用歯車48は、連結歯車47と噛み合っている。
前述した構成によって、回動部40は、例えば、モータ46が正転駆動すると、前述した一端部5aを中心として、幅方向X回りに、機器本体3から離れた側の他端部5bが下方に向かうように、トレー5を回転して、水平方向に沿う状態(図8中に実線で示す)から鉛直方向に沿う状態(図8中に二点鎖線で示す)に、トレー5を変位させる。回動部40は、モータ46が逆転駆動すると、前述した一端部5aを中心として、幅方向X回りにトレー5を回転して、鉛直方向に沿う状態から水平方向に沿う状態に、トレー5を変位させる。
前述した構成によって、移動機構6は、モータ43が例えば正転駆動してウォーム歯車44がラック41上を走行して、スライドシャーシ42則ちトレー5を機器本体3内に収容された収容位置(図7に示す)から機器本体3外に排出された露出位置(図8中に実線でに示す)に向かって、機器本体3の奥行き方向Yに沿って移動する。則ち、移動機構6は、モータ43が例えば正転駆動すると、トレー通し孔9を通して、機器本体3内のトレー5を機器本体3外に排出させる。
また、移動機構6は、モータ43が例えば逆転駆動すると、ウォーム歯車44がラック41上を走行して、スライドシャーシ42則ちトレー5を前述の露出位置から収容位置に向かって、機器本体3の奥行き方向Yに沿って移動する。則ち、移動機構6は、モータ43が例えば逆転駆動すると、トレー通し孔9を通して、機器本体3外のトレー5を機器本体3内に収容する。こうして、移動機構6は、機器本体3内に収容された収容位置と、機器本体3内から排出された露出位置とに亘って、トレー5などを移動する。
さらに、前述した構成によって、移動機構6は、モータ46が例えば正転駆動すると、機器本体3内から排出されて則ち収容位置から移動されて露出位置(図8中に実線で示す)に位置付けられたトレー5を、前述した一端部5aを中心として回転して、トレー5のトレー本体14の本体部16の上面が乗員室内の乗員などと相対する図8中に二点鎖線で示す着脱位置に向かって移動させる。
また、移動機構6は、モータ46が例えば逆転駆動すると、前述した着脱位置に位置付けられたトレー5を、前述した一端部5aを中心として回転して、トレー5のトレー本体14の本体部16の上面が上方に相対する前述した露出位置に向かって移動させる。このように、移動機構6は、トレー5を立ち下げるなどして、収容位置から移動されて位置する露出位置と、トレー本体14の本体部16の上面にCD2を着脱自在とする着脱位置とに亘って、トレー5などを変位する。
なお、着脱位置では、トレー5は、インパネ4の外表面と略平行になる(即ち、インパネ4に沿う状態になり、着脱位置は、インパネ4に沿う状態をなしている)。このように、移動機構6は、機器本体3からトレー5を排出した後に、トレー5の一端部5aを中心として回動して、トレー5を機器本体3が取り付けられたインパネ4に沿わせた状態にする。
連動機構8は、図5及び図6に示すように、一対の連動アーム56と、付勢手段としてのコイルばね57と、ストッパ58(図7などに示す)とを備えている。
連動アーム56は、その平面形状は、略く字状に形成されている。連動アーム56は、トレー5のトレー本体14に取り付けられ、かつ再生機構部15よりCDプレーヤ1の奥側即ち機器本体3寄りに配されている。連動アーム56は、長手方向の中央部56aがトレー本体14に回転自在に支持されている。また、一対の連動アーム56は、幅方向Xに沿って、互いに間隔をあけて配置されている。連動アーム56は、中央部56aを中心として回転することで、機器本体3から離れた側の一端部56bが再生機構部15の再生機構部本体22のテーパ面27上に乗り上げる位置(以下規制位置と呼ぶ)と、一端部56bが再生機構部15のテーパ面27上から離脱する位置(以下許容位置と呼ぶ)とに亘って、変位自在である。
規制位置では、連動アーム56は、図12に示すように、一端部56bが再生機構部15の再生機構部本体22のテーパ面27上に乗り上げて、再生機構部15をトレー本体14の底壁に向かって押圧して、再生機構部15のトレー本体14に対する変位を規制する。即ち、規制位置では、再生機構部15は、トレー本体14に対して変位しにくくなる。または、規制位置では、再生機構部15は、トレー本体14に対して変位しなくなる。規制位置では、連動アーム56の他端部40bは、トレー本体14の貫通孔59を通して、該トレー本体14外に突出して、移動機構6のスライドシャーシ42と接触可能となる。
また、規制位置では、連動アーム56は、保持ピン51を保持ピン露出孔20の最もCD2の中央寄りの端部に位置付けて、該保持ピン51を湾曲面19よりCD2の中央側に突出させる。即ち、規制位置では、連動アーム56は、保持ピン51を保持位置に位置付ける。
許容位置では、連動アーム56は、図11に示すように、一端部56bが再生機構部15の再生機構部本体22のテーパ面27上から離脱して、再生機構部15のトレー本体14に対する変位を許容する。即ち、許容位置では、再生機構部15は、トレー本体14に対して変位自在となる。許容位置では、連動アーム56の他端部40bは、トレー本体14内に略収容される。
また、許容位置では、連動アーム56は、保持ピン51を保持ピン露出孔20の最もCD2の外縁寄りの端部に位置付けて、該保持ピン51を湾曲面19よりCD2の外側に位置付ける。即ち、許容位置では、連動アーム56は、保持ピン51を離間位置に位置付ける。
コイルばね57は、一対の連動アーム56の一端部56b間に掛け渡されている。コイルばね57は、一端部56bを互いに近づける方向に、一対の連動アーム56を付勢している。こうして、コイルばね57は、連動アーム56を前記規制位置に向かって付勢している。即ち、コイルばね57は、一端部56bが再生機構部15内に近づく方向に連動アーム56を付勢している。なお、図示例では、コイルばね57は、一つのみ設けられているが、本発明では、コイルばね57を一対設けても良い。この場合も、コイルばね57は、一端部56bが互いに近づく方向に、一対の連動アーム56を付勢するのが望ましい。
ストッパ58は、機器本体3の内面から凸に形成されている。ストッパ58は、機器本体3内にトレー5が収容されると、該トレー5に取り付けられたスライド部材50と接触して、当該スライド部材50をトレー5上のCD2から離す方向に移動する。
前述した構成の連動機構8は、トレー5が機器本体3内に収容される(即ち、トレー5が収容位置に位置付けられる)と、連動アーム56の他端部56cがスライドシャーシ42と接触して、該連動アーム56が許容位置に位置付けられる。そして、連動機構8は、連動アーム56が保持ピン51を湾曲面19よりCD2の外側に位置付けるとともに、ストッパ58がスライド部材50をトレー5上のCD2から離す。こうして、連動機構8は、トレー5が機器本体3内に収容される(即ち、トレー5が収容位置に位置付けられる)と、保持機構7を離間位置に位置付ける。
また、前述した構成の連動機構8は、トレー5が機器本体3外に排出されて着脱位置に位置付けられると、連動アーム56の他端部56cがスライドシャーシ42と接触せずに、該連動アーム56の一端部56bが再生機構部15の再生機構部本体22のテーパ面27上に乗り上げる。このように、連動機構8は、連動アーム56が規制位置に位置付けられる。そして、連動機構8は、連動アーム56が保持ピン51を湾曲面19よりCD2の中央寄りに位置付けるとともに、ストッパ58がスライド部材50と接触せずに、該スライド部材50がトレー5上のCD2に近づく。こうして、連動機構8は、トレー5が着脱位置に位置付けられると、保持機構7を保持位置に位置付ける。
前述したように、連動機構8は、機器本体3外に排出されたトレー5の機器本体3寄りの一端部5aに中央部56aを回転自在に設けられた連動アーム56と、連動アーム56の機器本体3から離れた側の一端部56bが再生機構部15に近づく方向に付勢するコイルばね57と、を備えている。そして、連動機構8は、連動アーム56の中央部56aと一端部56bとの間に保持機構7の一部としての保持ピン51を設け、かつトレー5がインパネ4に沿う状態になると連動アーム56の一端部56bが再生機構部15を押圧して再生機構部15のトレー本体14に対する変位を規制する。さらに、連動機構8は、トレー5が機器本体3内に収容されるとコイルばね57の付勢力に抗して連動アーム56の一端部56bが再生機構部15から離間して、再生機構部15のトレー本体14に対する変位を許容しかつ保持機構7の一部としての保持ピン51をCD2から離間させる。
前述した構成のCDプレーヤ1は、以下のように、動作する。図1に示すように、機器本体3内にトレー5を収容した状態(則ち、トレー5が収容位置に位置付けられた状態)で、トレー5を機器本体3外に排出する際には、まず、スイッチ13のうちトレー5を機器本体3外に排出するため(引き出し用)の則ちトレー5を着脱位置に位置付けるためのスイッチ13が操作される。なお、収容位置では、ストッパ58によってスライド部材50が押圧されているとともに、連動アーム56によって保持ピン51が保持ピン露出孔20の奥に位置付けられている。即ち、収容位置では、連動機構8によって保持機構7が、離間位置に位置付けられている。
前述したスイッチ13が操作されると、まず、再生機構部15の駆動機構が駆動して、光ピックアップ24を回転テーブル23に最も近づける。すると、光ピックアップ24のピックアップケース36の侵入部37がターンテーブル29の円板部32と可動部材30との間に侵入して、これらを互いに離して、突没部材31をターンテーブル29の円板部32の孔34内に没せさせて、当該突没部材31がアンクランプ位置に位置付けられる。
また、前述したスイッチ13が操作されると、モータ43が正転駆動して、ラック41上をウォーム歯車44が走行して、図2に示すように、機器本体3内からトレー5が徐々に排出される。そして、モータ43が予め定められた所定の回転数正転駆動すると、当該モータ43が停止する。すると、トレー5が、図3に示すように、露出位置に位置付けられる。なお、トレー5が収容位置から露出位置に向かって移動するのにしたがって、ストッパ58からスライド部材50が離れる。このため、トレー5が収容位置から露出位置に向かって移動するのにしたがって、スライド部材50がストッパ58と徐々に干渉しなくなり、スライド部材50がトレー本体14に対して相対的に機器本体3に向かって移動する。そして、トレー5が露出位置に位置付けられると、スライド部材50が保持位置に位置付けられる。
その後、モータ46が正転駆動して、トレー5が一端部5aを中心として、機器本体3から離れた側の他端部5bが徐々に降下する方向に回転する(即ち、トレー5が徐々に立ち下がる)。そして、モータ46が予め定められた所定の回転数正転駆動すると、当該モータ46が停止する。すると、トレー5が、図4に示すように、着脱位置に位置付けられる。この着脱位置では、勿論、トレー5が機器本体3に対して略直交した格好となっている。
なお、トレー5が露出位置から着脱位置に向かって移動するのにしたがって、連動アーム56の他端部56cがスライドシャーシ42から徐々に離れる。すると、連動アーム56がコイルばね57によって一端部56b同士が近づく方向に付勢されているので、当該連動アーム56が、一端部56b同士が近づく方向に徐々に回転する。
すると、連動アーム56の一端部56bが再生機構部本体22のテーパ面27上に乗り上げて、当該再生機構部本体22即ち再生機構部15を押圧する。そして、トレー5が着脱位置に位置付けられると、連動アーム56が規制位置に位置付けられて、当該再生機構部本体22即ち再生機構部15がトレー本体14に対して変位することが規制される。さらに、連動アーム56の回転に伴って、保持ピン51がトレー本体14の中央に向かって徐々に移動する。そして、トレー5が着脱位置に位置付けられると、保持ピン51が湾曲面19から突出して、保持ピン51が保持位置に位置付けられる。
こうして、連動アーム56が規制位置に位置付けられ、保持機構7が保持位置に位置付けられて、トレー5が着脱位置に位置付けられる。そして、CD2がトレー5に着脱される。CD2をトレー5に取り付ける際には、該CD2などでスライド部材50と一対の保持ピン51などを一旦互いに離れる方向に押圧した後、これらの間にCD2を挟む。スライド部材50と一対の保持ピン51との間に挟まると、CD2は、回転テーブル23のターンテーブル29などと同軸に位置付けられるとともに、該ターンテーブル29の表面上に載置される。また、CD2をトレー5から取り外す際には、スライド部材50と一対の保持ピン51などを一旦互いに離れる方向に押圧した後、これらの間からCD2を取り外す。
トレー5を機器本体3内に収容する際には、即ち、トレー5が着脱位置から収容位置に向かって移動する際には、先ほどと逆にモータ43,46が動作する。まず、モータ46が予め定められた所定回転数逆転駆動する。すると、トレー5が露出位置に位置付けられる。このとき、トレー5が着脱位置から露出位置に向かって移動するのに連動して、連動アーム56の他端部56cがスライドシャーシ42などによって押圧されて、コイルばね57の付勢力に抗して一端部56b同士が離れる方向に、連動アーム56が徐々に回転する。すると、連動アーム56の一端部56bが再生機構部本体22のテーパ面27上から徐々に離脱するとともに、保持ピン51がトレー5の外側に向かって徐々に移動する。そして、トレー5が露出位置に位置付けられると、連動アーム56が許容位置に位置付けられて、再生機構部本体22即ち再生機構部15がトレー本体14に対して変位自在となるとともに、保持ピン51が離間位置に位置付けられる。
モータ46が予め定められた所定回転数逆転駆動してから当該モータ46が停止して、トレー5が露出位置に位置付けられた後、モータ43が、予め定められた所定回転数逆転駆動する。すると、トレー5が収容位置に位置付けられる。このとき、トレー5が露出位置から収容位置に向かって移動するのに連動して、スライド部材50がストッパ58に徐々に近づくとともに、当該ストッパ58に接触する。そして、ストッパ58からスライド部材50がトレー5の外側に向かって押圧されて、該スライド部材50がトレー5の外側に向かって移動する。トレー5が収容位置に位置付けられると、スライド部材50が離間位置に位置付けられる。こうして、トレー5のトレー本体14に対してCD2が移動自在となる。
CDプレーヤ1は、機器本体3内に収容したトレー5上のCD2を再生する際には、再生機構部15の駆動機構を駆動して、光ピックアップ24を回転テーブル23から離れる方向に移動させる。すると、光ピックアップ24のピックアップケース36の侵入部37がターンテーブル29の円板部32と可動部材30との間から抜け出て、コイルばね35の付勢力によって、ターンテーブル29の円板部32に可動部材30が密に重なって、突没部材31が、ターンテーブル29の表面32aから突出して、当該突没部材31がクランプ位置に位置付けられる。そして、トレー5の再生機構部15が、CD2をクランプして、スピンドルモータ28がCD2を回転しながらピックアップが当該CD2から情報を読み出す。
本実施例によれば、機器本体3外に排出したトレー5を、該機器本体3が取り付けられた壁面としてのインパネ4に沿う状態(着脱位置)まで回転することで、該トレー5にCD2を着脱しやすくしている。こうすることで、CDプレーヤ1は、CD2の着脱に集中できない状態であっても、トレー5にCD2を着脱しやすくすることができ、トレー5を不意に押圧することを防止して、トレー5を移動する移動機構6などの不意な破損を防止できる。
トレー5のトレー本体14にCD2を保持する保持機構7を設け、トレー5が機器本体3内に収容されると保持機構7をCD2から離間させる連動機構8を備えている。このため、インパネ4に沿うトレー5にCD2を確実に保持できかつトレー5が機器本体3に収容されるとCD2の再生動作を保持機構7が妨げることがない。
また、連動機構8が、トレー5が機器本体3外の着脱位置に位置付けられると、トレー本体14に変位自在に設けられた再生機構部15を押圧して当該再生機構部15の変位を規制している。このため、トレー本体14に対する変位が規制された再生機構部15にCD2を着脱できるので、該CD2をトレー5により容易に着脱できる。したがって、トレー5を不意に押圧することを確実に防止して、トレー5を移動する移動機構6などの不意な破損を確実に防止できる。
さらに、連動機構8が、連動アーム56とコイルばね57とを備えても良い。この場合、簡便な構成で保持機構7を移動させることができかつ再生機構部15の変位を規制できる。したがって、連動機構8や保持機構7などの小型化を図ることができ、CDプレーヤ1自体の小型化を図ることができる。
前述した実施例では、記録媒体として、ディスク形記録媒体としてのCD2を示している。しかしながら、本発明では、例えば、記録媒体としてのMD(Mini Disc)、DVD(Digital VersatileDisc)などの他の記録媒体を用いても良い。また、本発明では、ディスク形に限らず種々の形状の記録媒体を用いても良い。
また、前述した実施例では、記録媒体から情報を読み出す(情報を再生する)CDプレーヤ1を示している。しかしながら、本発明では、記録媒体から情報を読み出す情報処理装置に限ることなく、例えば、情報を記録媒体に記録する記録装置や、情報の再生及び記録を行う情報記録再生装置としても適用可能しても良い。
さらに、前述した実施例では、露出位置と着脱位置との間で、トレー5を機器本体3に対して略90度回転している。しかしながら、本発明では、90度に限らず種々の角度、トレー5を機器本体3に対して回転しても良い。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
前述した実施例によれば、以下のCDプレーヤ1が得られる。
(付記) 機器本体3と、
CD2を保持可能でかつ前記機器本体3に出し入れ自在に設けられたトレー5と、
を備えたCDプレーヤ1において、
前記機器本体3から前記トレー5を排出した後に、当該トレー5の一端部5aを中心として回動して、当該トレー5を前記機器本体3が取り付けられたインパネ4に沿わせた状態にする移動機構6と、
を備えたことを特徴とするCDプレーヤ1。
付記に記載のCDプレーヤ1は、機器本体3外に排出したトレー5を、該機器本体3が取り付けられたインパネ4に沿う状態まで回転することで、該トレー5にCD2を着脱しやすくしている。こうすることで、CDプレーヤ1は、CD2の着脱に集中できない状態であっても、トレー5にCD2を着脱しやすくすることができ、トレー5を不意に押圧することを防止して、トレー5を移動する移動機構6などの不意な破損を防止できる。
1 CDプレーヤ(情報処理装置)
2 CD(記録媒体)
3 機器本体
4 インパネ(壁面)
5 トレー
5a 一端部
6 移動機構
7 保持機構
8 連動機構
14 トレー本体
15 再生機構部
56 連動アーム
56a 中央部
56b 一端部
57 コイルばね(付勢手段)

Claims (3)

  1. 機器本体と、
    トレー本体と、該トレー本体に記録媒体を保持する保持位置と前記トレー本体上の記録媒体から離間した離間位置とに亘って移動自在に設けられた保持機構と、を備えて、前記機器本体に出し入れ自在に設けられたトレーと、
    を備えた情報処理装置において、
    前記機器本体から前記トレーを排出した後に、当該トレーの一端部を中心として回動して、当該トレーを前記機器本体が取り付けられた壁面に沿わせた状態にする移動機構と、
    前記トレーが前記機器本体外に排出されて前記壁面に沿う状態になると前記保持機構を保持位置に位置付け、かつ前記トレーが前記機器本体内に収容されると前記保持機構を離間位置に位置付ける連動機構と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記トレーが、前記トレー本体に変位自在に設けられかつ前記記録媒体を装着して当該記録媒体に記録された情報を読み出す再生機構部を備え、
    前記連動機構が、前記トレーが前記機器本体外に排出されて前記壁面に沿う状態になると前記再生機構部が前記トレー本体に対して変位することを規制し、かつ前記トレーが前記機器本体内に収容されると前記再生機構部が前記トレー本体に対して変位することを許容することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記連動機構が、前記機器本体外に排出された前記トレーの機器本体寄りの一端部に中央部を回転自在に設けられた連動アームと、前記連動アームの前記機器本体から離れた側の一端部が前記再生機構部に近づく方向に付勢する付勢手段と、を備え、
    前記連動アームの中央部と前記一端部との間に前記保持機構の一部を設け、
    かつ前記トレーが前記壁面に沿う状態になると前記連動アームの前記一端部が前記再生機構部を押圧して当該再生機構部のトレー本体に対する変位を規制するとともに、
    前記トレーが前記機器本体内に収容されると前記付勢手段の付勢力に抗して前記連動アームの前記一端部が前記再生機構部から離間して、前記再生機構部のトレー本体に対する変位を許容しかつ前記保持機構の一部を前記記録媒体から離間させることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
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