JP5791216B1 - 液状化粧品 - Google Patents
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Abstract
Description
全量に対して3体積%以上99体積%以下のオレイン酸と、
前記オレイン酸に対して1体積%以上200体積%以下のオレイルアルコール及びイソステアリルアルコールからなる群から選ばれる1種以上の高級アルコールと、
全量に対して0〜10体積%の界面活性剤と、
を含むタンパク質洗浄用の液状化粧品。
[2]
前記液状化粧品の用途が、タンパク質抽出洗浄用である、前記[1]に記載の液状化粧品。
[3]
前記液状化粧品の用途が、クレンジング用である、前記[1]に記載の液状化粧品。
[4]
グルタミン酸及びアスパラギン酸からなる群から選択される1種以上を更に含む、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の液状化粧品。
また、本発明において「タンパク質を抽出できる液状化粧品」とは、タンパク質を抽出する作用を有する液状化粧品を指す。本発明に係る液状化粧品は、下記有効成分を所定量にて含有してなるタンパク質抽出剤の一態様を指すものである。本明細書においては、本発明に係る液状化粧品を、「タンパク質抽出剤」という場合がある。
本発明において「タンパク質抽出剤」とは、本発明に係る有効成分を含有してなる組成物を指すものである。
また、本発明において、「タンパク質を抽出する」とは、抽出対象物(つまり、タンパク質)を、皮膚等から分離することを指す。具体的に、「タンパク質の抽出」には、皮膚等からのタンパク質の洗浄(抽出対象物であるタンパク質を皮膚等から抽出して、タンパク質抽出剤と共に水等で洗い流すこと)、及び/又は、皮膚等からのタンパク質の除去という意味が含まれる。
また、本発明において「液状化粧品」とは、室温(19℃〜25℃)において液状である化粧品を指す。
本発明の第1のタンパク質抽出剤は、少なくとも第1の高級アルコールと、脂肪酸と、を、タンパク質抽出作用の有効成分として含んでなるものである。
具体的には、タンパク質抽出剤(液状化粧品)全量に対して10体積%以下、好ましくは8体積%以下、より好ましくは5体積%以下、さらに好ましくは4体積%以下の界面活性剤が含まれていてもよい。下限としては、特に制限はないが、例えば、0.1体積%以上を挙げることができる。
なお、本発明において「界面活性剤」とは、溶媒中でミセル構造をとり得る両親媒性分子を指す。第1のタンパク質抽出剤としては、疎水性の性質が強い界面活性剤、親水性の性質が強い界面活性剤のいずれのものであっても、界面活性剤としての配合使用が許容される。
第1の高級アルコールは、後述する脂肪酸と組み合わせることにより、下記の作用によって抽出対象液からタンパク質を抽出できると考えられる。すなわち、第1の高級アルコール中の疎水基(オレイル基等)が抽出対象液中のタンパク質と結合する。次いで、水性溶媒中で形成された脂肪酸の液滴が、第1の高級アルコールと結合したタンパク質を引き寄せ、タンパク質含有層が形成され、タンパク質を水性溶媒から分離させる。その結果、タンパク質を抽出対象液から抽出できる。なお、本発明において「抽出」とは、タンパク質と水性溶媒とを分離させること(つまり、タンパク質含有層が形成されること)を指す。ただし、タンパク質含有層には水性溶媒や抽出対象液由来の物質が含まれ得る。タンパク質含有層中の水性溶媒に対するタンパク質の割合が、抽出対象液中の水性溶媒に対するタンパク質の割合よりも高ければ、抽出対象液からタンパク質が抽出されたといえる。
脂肪酸としては、炭化水素の1価のカルボン酸であれば特に限定されず、直鎖脂肪酸及び分岐脂肪酸のいずれでもよい。水性溶媒中で液滴を形成してタンパク質を引き寄せやすいという点で、脂肪酸としては、脂肪酸の炭素骨格中の不飽和結合が少ないものが好ましい。具体的には、炭素骨格中に1以下の不飽和結合を有する脂肪酸が好ましい。つまり、脂肪酸としては、炭素骨格中に1以下の不飽和結合を有さない脂肪酸(つまり、飽和脂肪酸)であってもよい。
一方、リノール酸のように炭素骨格中に2以上の不飽和結合を有する脂肪酸を使用すると抽出対象液を少なくとも2層に分離しにくい可能性がある。なお、脂肪酸のみを抽出対象液と混合すると、脂肪酸を含む層と抽出対象液を含む層に分かれ、タンパク質を抽出できない。
本発明において「第1の抽出工程」とは、第1のタンパク質抽出剤と抽出対象液とを接触させる工程から、抽出対象液を少なくとも2層に分離させる工程までを指す。第1の抽出工程における温度条件は、タンパク質やタンパク質抽出剤中の成分が変性等しない限り特に限定されないが、例えば、室温(例えば、20〜28℃)であってもよい。
第1のタンパク質抽出剤を液状化粧品として使用する場合、「脂肪酸」の含量としては、タンパク質抽出剤(液状化粧品)の「全量」に対して3体積%以上含まれていることが好適である。好ましくは「全量」に対して5体積%以上、より好ましくは7.5体積%以上、さらに好ましくは10体積%以上、一層好ましくは12.5体積%以上、より一層好ましくは15体積%以上、さらに一層好ましくは17.5体積%以上、特に一層好ましくは20体積%以上含まれていることが好適である。脂肪酸の濃度が低い場合には、タンパク質抽出剤(液状化粧品)をより多く使用することにより、タンパク質の抽出は可能である。しかし、脂肪酸の含有量が全量に対して3体積%を下回ると、化粧品として実用的な範囲を上回る量を使用しなければならなくなるため、好適ではない。なお、ここでの「脂肪酸」には、リノール酸等の不飽和結合を2以上有する脂肪酸は含まれない。
第1のタンパク質抽出剤を液状化粧品として使用する場合、「第1の高級アルコール」の含量としては、「脂肪酸」の体積に対して1体積%以上含まれていることが好適である。好ましくは「脂肪酸」の体積に対して10体積%以上、より好ましくは50体積%以上含まれていることが好適である。第1の高級アルコールの濃度が低い場合には、タンパク質抽出剤(液状化粧品)をより多く使用することにより、タンパク質の抽出は可能である。しかし、第1の高級アルコールの含有量が脂肪酸に対して1体積%を下回ると、化粧品として実用的な範囲を上回る量を使用しなければならなくなるため、好適ではない。第1の高級アルコール含量の上限としては、「脂肪酸」の体積に対して200体積%以下、好ましくは100体積%以下が好適である。
なお、ここで、第1タンパク質抽出剤を液状化粧品に使用した場合の各成分の含量としては、液状化粧品の製品形態とした場合に好適な量を示すものであり、実際の使用態様において、これより薄い濃度にて使用することを許容するものである。
・水を含有する態様
水を含有する態様の第1のタンパク質抽出剤(液状化粧品)において、脂肪酸の配合量は、水への溶解度以上の量である。第1の高級アルコールの配合量は、脂肪酸の体積に対し、1体積%以上から脂肪酸の体積の2倍以下(200体積%以下)の範囲内の量である。第1のタンパク質抽出剤に脂肪酸及び第1の高級アルコール以外の成分を配合する場合には、上記の脂肪酸及び第1の高級アルコールの配合量の条件を満たし、かつ、該成分の配合量に相当する分だけ、脂肪酸の体積を減らすように調整する。
・水を含有しない態様
水を含有しない態様の第1のタンパク質抽出剤(液状化粧品)において、脂肪酸の配合量は、第1のタンパク質抽出剤全体に対して3体積%以上99体積%以下である。第1の高級アルコールの配合量は、脂肪酸の体積に対し、1体積%以上から脂肪酸の体積の2倍以下(200体積%以下)の範囲内の量である。第1のタンパク質抽出剤に脂肪酸及び第1の高級アルコール以外の成分を配合する場合には、上記の脂肪酸及び第1の高級アルコールの配合量の条件を満たし、かつ、該成分の配合量に相当する分だけ、脂肪酸の体積を減らすように調整する。上記の処方により化粧品を調整すると、該化粧品の性状は常温で液体となる。
本発明の第2のタンパク質抽出剤は、上記第1の高級アルコールとは異なる第2の高級アルコールと、炭化水素と、をタンパク質抽出作用の有効成分として含んでなるものである。
具体的には、タンパク質抽出剤(液状化粧品)全量に対して10体積%以下、好ましくは8体積%以下、より好ましくは5体積%以下、さらに好ましくは4体積%以下の界面活性剤が含まれていてもよい。下限としては、特に制限はないが、例えば、0.1体積%以上を挙げることができる。
第2のタンパク質抽出剤としては、疎水性の性質が強い界面活性剤、親水性の性質が強い界面活性剤のいずれのものであっても、界面活性剤としての配合使用が許容される。
(※なお、第2のタンパク質抽出剤は、第1の抽出工程を行っていない抽出対象液に直接接触させて、抽出工程を行うことも可能である。以下、本明細書では、「第1のタンパク質含有層」を「抽出対象液」と読み替えて、第2のタンパク質抽出剤を使用することも可能である。)
第2の高級アルコールは、後述する炭化水素と組み合わせることで、下記の作用によって、第1のタンパク質含有層からタンパク質を抽出できると考えられる。すなわち、第1のタンパク質含有層には、タンパク質、水性媒体、第1の高級アルコール及び脂肪酸等が分散していると考えられるところ、炭化水素が加えられると、第1のタンパク質含有層中の分散状態が崩れ、水性媒体を含む層、並びに、第1の高級アルコール、脂肪酸、及び炭化水素を含む層に分離する。他方、第2の高級アルコール中の疎水基(オレイル基等)が第1のタンパク質含有層中のタンパク質と結合する。次いで、炭化水素の液滴が、第2の高級アルコールと結合したタンパク質と反発しあう。その結果、タンパク質以外の夾雑物の含有量がより少ない第2のタンパク質含有層が形成される。
具体的には、水酸基から分岐部分までの炭素原子数が1以下である分岐状高級アルコールが好ましい。水酸基から分岐部分までの炭素原子数が1以下である分岐状高級アルコールとしては、オクチルドデカノール(炭素数20)等が挙げられる。
炭化水素としては、炭素原子及び水素原子のみからなる化合物であれば特に限定されないが、第1のタンパク質含有層の分散状態を崩し、水性媒体を含む層、並びに、第1の高級アルコール及び脂肪酸を含む層に分離しやすいという点で、炭素数が10以上の炭化水素が好ましい。特に、高融点の炭化水素を液化させるための熱によってタンパク質が変性することを避けるという点で、25℃で液体である炭化水素が好ましい。25℃で液体である炭化水素としては、具体的には、リモネン(炭素数10)、スクアレン(炭素数30)、スクアラン(炭素数30)、流動パラフィン(炭素数20以上)等が挙げられる。炭化水素は1種であってもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
以下、第2のタンパク質抽出剤と第1のタンパク質含有層とを接触させる工程から、第1のタンパク質含有層を少なくとも2層に分離させる工程を「第2の抽出工程」という。(※なお、抽出対象液と第2のタンパク質抽出剤を接触させて抽出を行う工程も想定されるが、本明細書では便宜上この場合も第2の抽出工程というものとする。)
第2のタンパク質抽出剤を液状化粧品として使用する場合、「炭化水素」の含量としては、タンパク質抽出剤(液状化粧品)の「全量」に対して3体積%以上含まれていることが好適である。好ましくは「全量」に対して5体積%以上、より好ましくは7.5体積%以上、さらに好ましくは10体積%以上、一層好ましくは12.5体積%以上、より一層好ましくは15体積%以上、さらに一層好ましくは17.5体積%以上、特一層好ましくは20体積%以上含まれていることが好適である。炭化水素の濃度が低い場合には、タンパク質抽出剤(液状化粧品)をより多く使用することにより、タンパク質の抽出は可能である。しかし、炭化水素の含有量が全量に対して3体積%を下回ると、化粧品として実用的な範囲を上回る量を使用しなければならなくなるため、好適ではない。
第2のタンパク質抽出剤を液状化粧品として使用する場合、「第2の高級アルコール」の含量としては、「炭化水素」の体積に対して1体積%以上含まれていることが好適である。好ましくは「炭化水素」の体積に対して10体積%以上、より好ましくは50体積%以上含まれていることが好適である。第2の高級アルコールの濃度が低い場合には、タンパク質抽出剤(液状化粧品)をより多く使用することによりタンパク質の抽出は可能である。しかし、第2の高級アルコールの含有量が炭化水素に対して1体積%を下回ると、化粧品として実用的な範囲を上回る量を使用しなければならなくなるため、好適ではない。第2の高級アルコール含量の上限としては、「炭化水素」の体積に対して200体積%以下、好ましくは100体積%以下が好適である。
なお、ここで、第2タンパク質抽出剤を液状化粧品に使用した場合の各成分の含量としては、液状化粧品の製品形態とした場合に好適な量を示すものであり、実際の使用態様において、これより薄い濃度にて使用することを許容するものである。
・水を含有する態様
水を含有する態様の第2のタンパク質抽出剤(液状化粧品)において、炭化水素の配合量は、水への溶解度以上の量である。第2の高級アルコールの配合量は、炭化水素の体積に対し、1体積%以上から炭化水素の体積の2倍以下(200体積%以下)の範囲内の量である。第2のタンパク質抽出剤に炭化水素及び第2の高級アルコール以外の成分を配合する場合には、上記の炭化水素及び第2の高級アルコールの配合量の条件を満たし、かつ、該成分の配合量に相当する分だけ、炭化水素の体積を減らすように調整する。
・水を含有しない態様
水を含有しない態様の第2のタンパク質抽出剤(液状化粧品)において、炭化水素の配合量は、第2のタンパク質抽出剤全体に対して3体積%以上99体積%以下である。第2の高級アルコールの配合量は、炭化水素の体積に対し、1体積%以上から炭化水素の体積の2倍以下(200体積%以下)の範囲内の量である。第2のタンパク質抽出剤に炭化水素及び第2の高級アルコール以外の成分を配合する場合には、上記の炭化水素及び第2の高級アルコールの配合量の条件を満たし、かつ、該成分の配合量に相当する分だけ、炭化水素の体積を減らすように調整する。上記の処方により化粧品を調整すると、該化粧品の性状は常温で液体となる。
第1のタンパク質抽出剤及び第2のタンパク質抽出剤は、それぞれ単独で液状化粧品として使用することもできるが、混合して液状化粧品として使用することもできる。第1のタンパク質抽出剤と第2のタンパク質抽出剤との混合比は特に限定されないが、第1のタンパク質抽出剤及び第2のタンパク質抽出剤の混合物において、各成分の含有量が、上記(水を含有する態様)又は(水を含有しない態様)の項に示した条件を満たしていることが好ましい。上記の処方により化粧品を調整すると、該化粧品の性状は常温で液体となる。
上記の通り、本発明のタンパク質抽出剤によれば、抽出対象液からタンパク質以外の成分(水性溶媒、細胞膜等の夾雑物)の割合を減らして、タンパク質を簡便に抽出できる。本発明によって得られたタンパク質から、クロマトグラフィー等によって目的のタンパク質を精製することもできる。したがって、本発明は、特定のタンパク質の単離や精製の前段階の処理として有用である。例えば、本発明は、細胞液(抽出対象液に相当する)等からの膜タンパク質の抽出等において有用である。
本発明に係るタンパク質抽出剤は、具体的には、トイレタリー製品等の液状化粧品(クレンジング剤、シャンプー、ボディーソープ、ハンドソープ、マッサージオイル、先顔剤、等)として好適に使用できる。特に好ましくは、クレンジング用の液状化粧品として好適に使用できる。
化粧品セットには、他の構成物品としては、乳液、クリーム、パフ、綿、タオルなど、化粧用途を逸脱しない範囲であれば如何なる構成物品を含むものである。
本発明の第1のタンパク質抽出剤を使用して、以下の通り、抽出対象液から抽出対象物(タンパク質)を抽出した。
豆乳(株式会社紀文食品製、豆乳中にはタンパク質(不溶性)が含まれる) 1ml
リン酸バッファ(SIGMA社製、商品名「Dulbecco’s Phosphate Buffered Saline」) 9ml
上記を試験管内で混合及び撹拌した後、得られた溶液にクマシーブリリアントブルーG250を加え、タンパク質を青色に着色し、抽出対象液を得た。
イソステアリルアルコール(高級アルコール工業株式会社、商品名「イソステアリルアルコール EX」、第1の高級アルコールに相当する) 2ml
オレイン酸(東京化成工業株式会社、商品名「Oleic Acid」、脂肪酸に相当する) 2ml
上記を試験管内で混合及び撹拌して第1のタンパク質抽出剤を調製した。
抽出対象液(6ml)に第1のタンパク質抽出剤(4ml)を添加した後、溶液を撹拌し、20分間静置した。なお、以下、溶液の撹拌は試験管を約20秒間、上下倒立させることで行った。
第1の抽出工程の前後の結果を図1(A)に示す。図1(A)の左側は、第1のタンパク質抽出剤を添加していない(つまり第1の抽出工程前の)抽出対象液を含む試験管内の様子である。図1(A)の右側は、第1の抽出工程後の試験管内の様子である。図1(A)の右側に示される通り、溶液が2層にはっきりと分離しており、タンパク質が上層に抽出されていることがわかる。なお、下層の液体はほぼ透明だった。
本発明の第2のタンパク質抽出剤を使用して、以下の通り、実施例1の上層の液体からタンパク質をさらに抽出した。
オクチルドデカノール(高級アルコール工業株式会社、商品名「リソノール 20SP」、第2の高級アルコールに相当する) 2ml
リモネン(東京化成工業、商品名「(+)−リモネン」、炭化水素に相当する) 2ml
上記を試験管内で混合及び撹拌して第2のタンパク質抽出剤を調製した。
実施例1の上層の液体に第2のタンパク質抽出剤を添加した後、溶液を撹拌し、1時間静置した。
第2の抽出工程の前後の結果を図2(A)に示す。図2(A)の左側は、第1のタンパク質抽出剤を添加していない(つまり第1の抽出工程前の)抽出対象液を含む試験管内の様子である。図2(A)の右側は、第2の抽出工程後の試験管内の様子である。図2(A)の右側に示される通り、溶液が2層にはっきりと分離しており、タンパク質が下層に抽出されていることがわかる。
本発明の第1のタンパク質抽出剤を使用して、以下の通り、抽出対象液から抽出対象物(タンパク質)を抽出した。
実施例1の抽出対象液と同様である。
イソステアリルアルコール(高級アルコール工業株式会社、商品名「イソステアリルアルコール EX」、第1の高級アルコールに相当する) 2ml
イソステアリン酸(高級アルコール工業株式会社、商品名「イソステアリン酸 EX」、脂肪酸に相当する) 2ml
上記を試験管内で混合及び撹拌して第1のタンパク質抽出剤を調製した。
実施例1と同様である。
第1の抽出工程の前後の結果を図3に示す。図3の左側は、第1のタンパク質抽出剤を添加していない(つまり第1の抽出工程前の)抽出対象液を含む試験管内の様子である。図3の右側は、第1の抽出工程後の試験管内の様子である。図3の右側に示される通り、溶液が2層に分離しており、タンパク質が上層に抽出されていることがわかる。なお、下層の液体はほぼ透明だった。
本発明の第2のタンパク質抽出剤を使用して、以下の通り、実施例3の上層の液体からタンパク質をさらに抽出した。
実施例2と同様である。
実施例3の上層の液体に第2のタンパク質抽出剤を添加した後、溶液を撹拌し、1時間静置した。
第2の抽出工程の前後の結果を図4に示す。図4の左側は、第1のタンパク質抽出剤を添加していない(つまり第1の抽出工程前の)抽出対象液を含む試験管内の様子である。図4の右側は、第2の抽出工程後の試験管内の様子である。図4の右側に示される通り、溶液が2層に分離しており、タンパク質が下層に抽出されていることがわかる。
本発明の第1のタンパク質抽出剤を使用して、以下の通り、抽出対象液から抽出対象物(タンパク質)を抽出した。
実施例1の抽出対象液と同様である。
オレイルアルコール(東京化成工業株式会社、商品名「Oleyl Alcohol」、第1の高級アルコールに相当する) 2ml
イソステアリン酸(高級アルコール工業株式会社、商品名「イソステアリン酸 EX」、脂肪酸に相当する) 2ml
上記を試験管内で混合及び撹拌して第1のタンパク質抽出剤を調製した。
実施例1と同様である。
第1の抽出工程の前後の結果を図5に示す。図5の左側は、第1のタンパク質抽出剤を添加していない(つまり第1の抽出工程前の)抽出対象液を含む試験管内の様子である。図5の右側は、第1の抽出工程後の試験管内の様子である。図5の右側に示される通り、溶液が2層に分離しており、タンパク質が上層に抽出されていることがわかる。なお、下層の液体はほぼ透明だった。
本発明の第2のタンパク質抽出剤を使用して、以下の通り、実施例5の上層の液体からタンパク質をさらに抽出した。
オクチルドデカノール(高級アルコール工業株式会社、商品名「リソノール 20SP」、第2の高級アルコールに相当する) 2ml
スクアレン(和光純薬工業、商品名「Squalene」、炭化水素に相当する) 2ml
上記を試験管内で混合及び撹拌して第2のタンパク質抽出剤を調製した。
実施例5の上層の液体に第2のタンパク質抽出剤を添加した後、溶液を撹拌し、1時間静置した。
第2の抽出工程の前後の結果を図6に示す。図6の左側は、第1のタンパク質抽出剤を添加していない(つまり第1の抽出工程前の)抽出対象液を含む試験管内の様子である。図6の右側は、第2の抽出工程後の試験管内の様子である。図6の右側に示される通り、溶液が2層に分離しており、タンパク質が下層に抽出されていることがわかる。
本発明の第2のタンパク質抽出剤を使用して、以下の通り、実施例1の上層の液体からタンパク質をさらに抽出した。
オクチルドデカノール(高級アルコール工業株式会社、商品名「リソノール 20SP」、第2の高級アルコールに相当する) 2ml
スクアレン(和光純薬工業、商品名「Squalene」、炭化水素に相当する) 2ml
実施例1の上層の液体に第2のタンパク質抽出剤を添加した後、溶液を撹拌し、1時間静置した。
第2の抽出工程の前後の結果を図7に示す。図7の左側は、第1のタンパク質抽出剤を添加していない(つまり第1の抽出工程前の)抽出対象液を含む試験管内の様子である。図7の右側は、第2の抽出工程後の試験管内の様子である。図7の右側に示される通り、溶液が2層に分離しており、タンパク質が下層に抽出されていることがわかる。
本発明の第2のタンパク質抽出剤を使用して、以下の通り、実施例1の上層の液体からタンパク質をさらに抽出した。
オクチルドデカノール(高級アルコール工業株式会社、商品名「リソノール 20SP」、第2の高級アルコールに相当する) 2ml
流動パラフィン(和光純薬工業、商品名「流動パラフィン」、炭化水素に相当する) 2ml
実施例1の上層の液体に第2のタンパク質抽出剤を添加した後、溶液を撹拌し、1時間静置した。
第2の抽出工程の前後の結果を図8に示す。図8の左側は、第1のタンパク質抽出剤を添加していない(つまり第1の抽出工程前の)抽出対象液を含む試験管内の様子である。図8の右側は、第2の抽出工程後の試験管内の様子である。図8の右側に示される通り、溶液が2層に分離しており、タンパク質が下層に抽出されていることがわかる。
本発明の第1のタンパク質抽出剤を使用して、以下の通り、抽出対象液から抽出対象物(タンパク質)を抽出した。
実施例1の抽出対象液と同様である。
オレイルアルコール(東京化成工業株式会社、商品名「Oleyl Alcohol」、第1の高級アルコールに相当する) 2ml
オレイン酸(東京化成工業株式会社、商品名「Oleic Acid」、脂肪酸に相当する) 2ml
上記を試験管内で混合及び撹拌して第1のタンパク質抽出剤を調製した。
実施例1と同様である。
第1の抽出工程の前後の結果を図9に示す。図9の左側は、第1のタンパク質抽出剤を添加していない(つまり第1の抽出工程前の)抽出対象液を含む試験管内の様子である。図9の右側は、第1の抽出工程後の試験管内の様子である。図9の右側に示される通り、溶液が2層に分離しており、タンパク質が上層に抽出されていることがわかる。なお、下層の液体はほぼ透明だった。
本発明の第2のタンパク質抽出剤を使用して、以下の通り、実施例9の上層の液体からタンパク質をさらに抽出した。
オクチルドデカノール(高級アルコール工業株式会社、商品名「リソノール 20SP」、第2の高級アルコールに相当する) 2ml
スクアラン(和光純薬工業、商品名「スクアラン」、炭化水素に相当する) 2ml
上記を試験管内で混合及び撹拌して第2のタンパク質抽出剤を調製した。
実施例9の上層の液体に第2のタンパク質抽出剤を添加した後、溶液を撹拌し、1時間静置した。
第2の抽出工程の前後の結果を図10に示す。図10の左側は、第1のタンパク質抽出剤を添加していない(つまり第1の抽出工程前の)抽出対象液を含む試験管内の様子である。図10の右側は、第2の抽出工程後の試験管内の様子である。図10の右側に示される通り、溶液が2層に分離しており、タンパク質が下層に抽出されていることがわかる。
本発明の第1のタンパク質抽出剤を使用して、以下の通り、抽出対象液から抽出対象物(タンパク質)を抽出した。
卵白(タンパク質(水溶性)に相当する) 1ml
リン酸バッファ(SIGMA社製、商品名「Dulbecco’s Phosphate Buffered Saline」) 10ml
上記を試験管内で混合及び撹拌した後、得られた溶液にクマシーブリリアントブルーG250を加え、タンパク質を青色に着色し、抽出対象液を得た。
下記の2種類の抽出剤を調製した。
(第1のタンパク質抽出剤−1)
イソステアリルアルコール(高級アルコール工業株式会社、商品名「イソステアリルアルコール EX」、第1の高級アルコールに相当する) 2ml
オレイン酸(東京化成工業株式会社、商品名「Oleic Acid」、脂肪酸に相当する) 2ml
(第1のタンパク質抽出剤−2)
オレイルアルコール(東京化成工業株式会社、商品名「Oleyl Alcohol」、第1の高級アルコールに相当する) 2ml
オレイン酸(東京化成工業株式会社、商品名「Oleic Acid」、脂肪酸に相当する) 2ml
上記を試験管内で混合及び撹拌して第1のタンパク質抽出剤を調製した。
抽出対象液(6ml)に2種類のうちいずれかの第1のタンパク質抽出剤(4ml)を添加した後、溶液を撹拌し、20分間静置した。
第1の抽出工程の前後の結果を図11(A)に示す。図11(A)の左側は、第1のタンパク質抽出剤を添加していない(つまり第1の抽出工程前の)抽出対象液を含む試験管内の様子である。図11(A)の中央([第1のタンパク質抽出剤−1]を使用した結果)及び右側([第1のタンパク質抽出剤−2]を使用した結果)は、第1の抽出工程後の試験管内の様子である。図11(A)の中央及び右側に示される通り、溶液が2層にはっきりと分離しており、タンパク質が上層に抽出されていることがわかる。なお、下層の液体は、いずれもほぼ透明だった。
上記の実施例の結果をまとめ、表1及び2に示した。なお、表中の「結果」における記号の意味は下記の通りである。
◎:タンパク質が非常に良好に分離された
○:タンパク質が良好に分離された
△:タンパク質が分離された
本発明の第1のタンパク質抽出剤又は第2のタンパク質抽出剤を使用して、以下の通り、抽出対象液から抽出対象物(タンパク質)を抽出した。
卵白0.5mlをリン酸バッファ5ml中に溶かし、抽出対象液を得た。
(第1のタンパク質抽出剤A)
第1のタンパク質抽出剤(オレイン酸:オレイルアルコール=2:1(体積比)) 9ml
リン酸バッファ 0.5ml
グルタミン酸 0.1g
(第1のタンパク質抽出剤B)
第1のタンパク質抽出剤(イソステアリン酸:イソステアリルアルコール=2:1(体積比)) 9ml
リン酸バッファ 0.5ml
アスパラギン酸 0.1g
上記を試験管内で混合及び撹拌して第1のタンパク質抽出剤A又はBを調製した。
(第2のタンパク質抽出剤A)
第2のタンパク質抽出剤(スクワラン:オクチルドデカノール=2:1(体積比)) 9ml
リン酸バッファ 0.5ml
グルタミン酸 0.1g
(第2のタンパク質抽出剤B)
第2のタンパク質抽出剤(流動パラフィン:オクチルドデカノール=2:1(体積比)) 9ml
リン酸バッファ 0.5ml
アスパラギン酸 0.1g
上記を試験管内で混合及び撹拌して第2のタンパク質抽出剤A又はBを調製した。
抽出対象液(5.5ml)に、第1のタンパク質抽出剤のいずれか1種(各3ml)を添加して第1の抽出工程を行った。また、第1のタンパク質抽出剤Aを用いて行った第1の抽出工程によって得られた上層の液体(3ml)に第2のタンパク質抽出剤のいずれか1種(各3ml)を添加して第2の抽出工程を行った。
第1のタンパク質抽出剤による抽出工程後の結果を図12に示す。図12の左側は、グルタミン酸を含まない第1のタンパク質抽出剤(第1のタンパク質抽出剤(オレイン酸:オレイルアルコール=2:1(体積比)) 9ml、リン酸バッファ 0.5mlからなる抽出剤である。)を使用した結果であり、右側が第1のタンパク質抽出剤Aを使用した結果である。グルタミン酸を含まない第1のタンパク質抽出剤よりも、第1のタンパク質抽出剤Aによるタンパク質抽出効果が高かった。
実施例12において調製した第1のタンパク質抽出剤A及びB、第2のタンパク質抽出剤A及びB、並びに市販の石けんを使用し、角栓のある皮膚に対する洗浄効果を比較した。
その結果、石けんと比較して、本発明のタンパク質抽出剤はいずれも高い洗浄効果を示した。そのなかでも、第1のタンパク質抽出剤Aによる洗浄効果が最も高く、次いで、第1のタンパク質抽出剤Bによる洗浄効果が高かった。
第1のタンパク質抽出剤と第2のタンパク質抽出剤とを併せて使用する場合、第1のタンパク質抽出剤Aを用いてマッサージし、その後第2のタンパク質抽出剤Aを用いてマッサージする組み合わせが、他の組み合わせより洗浄力が高かった。
したがって、本発明のタンパク質抽出剤は、クレンジング剤として好ましく使用できる。上記のタンパク質抽出剤の洗浄効果は、グルタミン酸やアスパラギン酸等の、タンパク質の凝集抑制剤の作用によって、タンパク質が抽出剤中に分散しやすくなり、タンパク質凝集体の生成や、該凝集体の洗浄部位への付着を抑制できたことによるものと推察された。
本発明に係るタンパク質抽出剤の抽出工程のメカニズムを探るため、第1のタンパク質抽出剤における第1の高級アルコールの作用を確認した。また、第2のタンパク質抽出剤における第2の高級アルコールの作用を確認した。
豆乳(株式会社紀文食品製、豆乳中にはタンパク質(不溶性)が含まれる) 0.5ml
リン酸バッファ(SIGMA社製、商品名「Dulbecco’s Phosphate Buffered Saline」) 4.5ml
上記を試験管内で混合及び撹拌した後、得られた溶液にクマシーブリリアントブルーG250を加え、タンパク質を青色に着色し、抽出対象液を得た。
下記の高級アルコールとしては、上記実施例に記載のものを用いた。
(第1の高級アルコール)
第1の高級アルコールとしては、オレイルアルコールを用いた。
(第2の高級アルコール)
第2の高級アルコールとしては、オクチルドデカノールを用いた。
抽出対象液(1ml)に、第1の高級アルコール(1ml)を添加した後、溶液を撹拌し、20分間静置した(試料14−1)。その後、さらに第2の高級アルコール(1ml)を添加し、溶液を撹拌し、20分間静置した(試料14−2)。
得られた、各溶液(試料14−1、試料14−2)を光学顕微鏡(400倍)で観察した。また、抽出対象液(対照)も、同様にして観察した。
高級アルコールを添加混合した後の結果を図14に示す。図14(B)は、抽出対象液に第1の高級アルコール(オレイルアルコール)を作用させた後の溶液を撮影した結果である(試料14−1)。試料14−1のタンパク質は、連続層に存在していることが示された。一方、図14(A)は、抽出対象液のみを撮影した結果である(対照)。当該対照におけるタンパク質は、固形分のままであった。
以上の結果から、本発明に係る第1のタンパク質抽出剤を用いた抽出工程においては、次のメカニズムが推察された。即ち、第1の高級アルコールの作用によって溶媒中に遊離したタンパク質は、第1のタンパク質抽出剤に含まれていた脂肪酸に引き寄せられて、上層(脂肪酸を含む層)に抽出されるものと推察された。
また、図14(C)は、第1の高級アルコール(オレイルアルコール)を作用させた後の溶液に、さらに第2の高級アルコール(オクチルドデカノール)を作用させた後の溶液を撮影した結果である(試料14−2)。試料14−2のタンパク質は、試料14−1よりもさらに細かな状態で、連続層に存在していることが示された。
以上の結果から、本発明に係る第2のタンパク質抽出剤を用いた抽出工程においては、次のメカニズムが推察された。即ち、第1の高級アルコール添加後に、さらに第2の高級アルコールの作用によってさらに細かくなったタンパク質(極性分子)は、第2のタンパク質抽出剤に含まれていた炭化水素(無極性分子)と反発し合い、下層(炭化水素等を含まない層)に抽出されるものと推察された。
第1のタンパク質抽出剤を「界面活性剤を含む液状化粧品」(実際の化粧品に準じた態様)にした場合において、タンパク質抽出作用が発揮されるかを確認した。
実施例14の抽出対象液と同様である。
表3〜6に記載の組成となるように、各化合物を試験管内で混合及び撹拌して液状化粧品を調製した。なお、液状化粧品の調製に用いた高級アルコール、脂肪酸、及び炭化水素としては、上記実施例に記載のものを用いた。
ここで、表3(試料15−1〜試料15−4)は、第1の高級アルコールとしてオレイルアルコール、脂肪酸としてオレイン酸を使用した例である。また、表4(試料15−5〜試料15−8)は、第1の高級アルコールとしてイソステアリルアルコール、脂肪酸としてオレイン酸を使用した例である。また、表5(試料15−9〜試料15−12)は、第1の高級アルコールとしてオレイルアルコール、脂肪酸としてイソステアリン酸を使用した例である。また、表6(試料15−13〜試料15−16)は、第1の高級アルコールとしてイソステアリルアルコール、脂肪酸としてイソステアリン酸を使用した例である。
また、親水性の性質が強い界面活性剤としては、Tween80(東京化成工業株式会社製、Polyoxethylene Sorbitan Monooleate)を用いた。また、疎水性の性質が強い界面活性剤としては、Span80(東京化成工業株式会社製、Sobitan Monooleate)を用いた。また、エタノールとしては、和光純薬製のものを用いた。
抽出対象液(5ml)に、表3〜6に記載の液状化粧品(試料15−1〜試料15−16)のいずれか1種(各5ml)を添加した後、溶液を撹拌し、20分間静置した。結果を表3〜6に示した。
上記の通り、第1のタンパク質抽出剤を、実際の液状化粧品の組成に準じた(界面活性剤を含む溶液)とした場合においても、抽出対象液からのタンパク質の抽出が可能であることが示された。
具体的には、親水性の性質が強い界面活性剤(Tween80)又は疎水性の性質が強い界面活性剤(Span80)のいずれの界面活性剤を液状化粧品の組成成分として含有させた場合であっても、タンパク質抽出作用は、問題なく発揮されることが示された。特に、疎水性の性質が強い界面活性剤(Span80)は、タンパク質の抽出作用に影響を与えにくい界面活性剤であることが示された。
また、エタノール及び流動パラフィン存在下であっても、第1のタンパク質抽出作用は問題なく発揮されることが示された。
また、第1のタンパク質抽出作用は、第1の高級アルコールとしてオレイルアルコール又はイソステアリルアルコールを用い、脂肪酸としてオレイン酸又はイソステアリン酸を用いて液状化粧品を調製した場合、いずれの組み合わせ(表3〜6)であってもタンパク質抽出効果が発揮されることが示された。
第2のタンパク質抽出剤を「界面活性剤を含む液状化粧品」(実際の化粧品に準じた態様)にした場合において、タンパク質抽出作用が発揮されるかを確認した。
1.抽出対象液の構成
実施例14の抽出対象液と同様である。
下記の4種類の抽出剤を調製した。なお、抽出剤の調製に用いた各化合物としては、上記実施例に記載のものを用いた。
(第1のタンパク質抽出剤−i )
オレイン酸 2ml
オレイルアルコール 1ml
(第1のタンパク質抽出剤−ii)
オレイン酸 2ml
イソステアリルアルコール 1ml
(第1のタンパク質抽出剤−iii)
イソステアリン酸 2ml
オレイルアルコール 1ml
(第1のタンパク質抽出剤−iv)
イソステアリン酸 2ml
イソステアリルアルコール 1ml
抽出対象液(3ml)に、第1のタンパク質抽出剤のいずれか1種(各3ml)を添加した後、溶液を撹拌し、20分間静置した。
表7〜10に記載の組成となるように、各化合物を試験管内で混合及び撹拌して液状化粧品を調製した。なお、液状化粧品の調製に用いた高級アルコール、脂肪酸、炭化水素、エタノール、及び界面活性剤としては、上記実施例に記載のものを用いた。
(表7)
「第1のタンパク質抽出剤−i」(オレイン酸2ml、オレイルアルコール1ml)を使用した第1の抽出工程で得られた溶液の上層の液体(3ml)に、表7に記載の液状化粧品(試料16−1〜試料16−4)のいずれか1種(各3ml)を添加した後、溶液を撹拌し、1時間静置した。
また、「第1のタンパク質抽出剤−ii」(オレイン酸2ml、イソステアリルアルコール1ml)を使用した第1の抽出工程で得られた溶液の上層の液体(3ml)に、表8に記載の液状化粧品(試料16−5〜試料16−8)のいずれか1種(各3ml)を添加した後、溶液を撹拌し、1時間静置した。
また、「第1のタンパク質抽出剤−iii」(イソステアリン酸2ml、オレイルアルコール1ml)を使用した第1の抽出工程で得られた溶液の上層の液体(3ml)に、表9に記載の液状化粧品(試料16−9〜試料16−12)のいずれか1種(各3ml)を添加した後、溶液を撹拌し、1時間静置した。
また、「第1のタンパク質抽出剤−iv」(イソステアリン酸2ml、イソステアリルアルコール1ml)を使用した第1の抽出工程で得られた溶液の上層の液体(3ml)に、表10に記載の液状化粧品(試料16−13〜試料16−16)のいずれか1種(各3ml)を添加した後、溶液を撹拌し、1時間静置した。
上記の通り、第2のタンパク質抽出剤を、実際の液状化粧品の組成に準じた溶液(界面活性剤を含む溶液)とした場合においても、抽出対象液からのタンパク質の抽出が可能であることが示された。
具体的には、親水性の性質が強い界面活性剤(Tween80)又は疎水性の性質が強い界面活性剤(Span80)のいずれの界面活性剤を液状化粧品に配合した場合であっても、タンパク質抽出作用は問題なく発揮されることが示された。特に、疎水性の性質が強い界面活性剤(Span80)は、タンパク質の抽出作用に影響を与えにくい界面活性剤であることが示された。
また、エタノール存在下であっても、第2のタンパク質抽出作用は問題なく発揮されることが示された。
第1のタンパク質抽出剤を「2以上の不飽和結合を有する脂肪酸を含む液状化粧品」(実際の化粧品に準じた一態様)にした場合において、タンパク質抽出作用が発揮されるかを確認した。
実施例14の抽出対象液と同様である。
表11に記載の組成となるように、各化合物を試験管内で混合及び撹拌して液状化粧品を調製した。なお、液状化粧品の調製に用いた高級アルコール、脂肪酸、炭化水素、エタノール、及び界面活性剤としては、上記実施例に記載のものを用いた。
なお、不飽和結合を2つ有する脂肪酸としては、リノール酸(和光純薬工業株式会社製)を用いた。
抽出対象液(3ml)に、表11に記載の液状化粧品(試料17−1〜試料17−8)のいずれか1種(各3ml)を添加した後、溶液を撹拌し、20分間静置した。結果を表11に示した。
上記の通り、第1のタンパク質抽出剤を、2以上の不飽和結合を有する脂肪酸を含む液状化粧品(リノール酸を含む溶液)とした場合においても、抽出対象液からのタンパク質の抽出が可能であることが示された。
また、界面活性剤の配合量としては、疎水性の性質が強い界面活性剤(Span80)と親水性の性質が強い界面活性剤(Tween80)を合わせて合計8体積%とした場合であっても、タンパク質抽出が可能であることが示された(試料17−5〜試料17−8)。
第2のタンパク質抽出剤を「2以上の不飽和結合を有する脂肪酸を含む液状化粧品」(実際の化粧品に準じた一態様)にした場合において、タンパク質抽出作用が発揮されるかを確認した。
表12に記載の組成となるように、各化合物を試験管内で混合及び撹拌して液状化粧品を調製した。なお、液状化粧品の調製に用いた高級アルコール、脂肪酸、炭化水素、エタノール、及び界面活性剤としては、上記実施例に記載のものを用いた。
実施例17における試料17−4(第1のタンパク質抽出工程後の溶液)を使用した第1の抽出工程で得られた溶液の上層の液体(3ml)に、表12に記載の液状化粧品(試料18−1〜試料18−8)のいずれか1種(各3ml)を添加した後、溶液を撹拌し、1時間静置した。
上記の通り、第2のタンパク質抽出剤を、2以上の不飽和結合を有する脂肪酸を含む液状化粧品(リノール酸を含む溶液)とした場合においても、抽出対象液からのタンパク質の抽出が可能であることが示された。
また、界面活性剤の配合量としては、疎水性の性質が強い界面活性剤(Span80)と親水性の性質が強い界面活性剤(Tween80)を合わせて合計8体積%とした場合であっても、タンパク質抽出が可能であることが示された(試料18−5〜試料18−8)。
第1のタンパク質抽出剤を「脂肪酸及び高級アルコールを様々な濃度で含む液状化粧品」(実際の化粧品に準じた一態様)にした場合において、タンパク質抽出作用が発揮されるかを確認した。
豆乳(株式会社紀文食品製、豆乳中にはタンパク質(不溶性)が含まれる) 1ml
リン酸バッファ(SIGMA社製、商品名「Dulbecco’s Phosphate Buffered Saline」) 9ml
上記を試験管内で混合及び撹拌した後、得られた溶液にクマシーブリリアントブルーG250を加え、タンパク質を青色に着色し、抽出対象液を得た。
表13に記載の組成となるように、各化合物を試験管内で混合及び撹拌して液状化粧品を調製した。なお、液状化粧品の調製に用いた高級アルコール、脂肪酸、炭化水素、及び界面活性剤としては、上記実施例に記載のものを用いた。
抽出対象液(10ml)を、表13に記載の液状化粧品(試料19−1〜試料19−8)のいずれか1種(各5ml)に添加した後、溶液を撹拌し、20分間静置した。結果を表13に示した。
上記の通り、液状化粧品は、全量に対して3体積%以上99体積%以下の炭素骨格中に1つの不飽和結合を有する脂肪酸又は飽和脂肪酸である炭素数18の脂肪酸と、脂肪酸に対して1体積%以上200体積%以下の第1の高級アルコールと、全量に対して0〜10体積%の界面活性剤と、を含む構成とした場合であっても、タンパク質抽出が可能であることが示された。
第2のタンパク質抽出剤を「脂肪酸及び高級アルコールを様々な濃度で含む液状化粧品」(実際の化粧品に準じた一態様)にした場合において、タンパク質抽出作用が発揮されるかを確認した。
表14に記載の組成となるように、各化合物を試験管内で混合及び撹拌して液状化粧品を調製した。なお、液状化粧品の調製に用いた高級アルコール、脂肪酸、炭化水素、リン酸バッファ、及び界面活性剤としては、上記実施例に記載のものを用いた。
実施例19における試料19−4(第1のタンパク質抽出工程後の溶液)を使用した第1の抽出工程で得られた溶液の上層の液体(5ml)を、表14に記載の液状化粧品(試料20−1〜試料20−8)のいずれか1種(各5ml)に添加した後、溶液を撹拌し、1時間静置した。
上記の通り、液状化粧品は、全量に対して3体積%以上99体積%以下の25℃にて液体である炭化水素と、炭化水素に対して1体積%以上200体積%以下の炭素数20の第2の高級アルコールと、全量に対して0〜10体積%の界面活性剤と、を含む構成とした場合であっても、タンパク質抽出が可能であることが示された。
Claims (4)
- 全量に対して3体積%以上99体積%以下のオレイン酸と、
前記オレイン酸に対して1体積%以上200体積%以下のオレイルアルコール及びイソステアリルアルコールからなる群から選ばれる1種以上の高級アルコールと、
全量に対して0〜10体積%の界面活性剤と、
を含むタンパク質洗浄用の液状化粧品。 - 前記液状化粧品の用途が、タンパク質抽出洗浄用である、請求項1に記載の液状化粧品。
- 前記液状化粧品の用途が、クレンジング用である、請求項1に記載の液状化粧品。
- グルタミン酸及びアスパラギン酸からなる群から選択される1種以上を更に含む、請求項1〜3のいずれかに記載の液状化粧品。
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