JPH0730310B2 - 無水泡沫剤 - Google Patents

無水泡沫剤

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JPH0730310B2
JPH0730310B2 JP21199586A JP21199586A JPH0730310B2 JP H0730310 B2 JPH0730310 B2 JP H0730310B2 JP 21199586 A JP21199586 A JP 21199586A JP 21199586 A JP21199586 A JP 21199586A JP H0730310 B2 JPH0730310 B2 JP H0730310B2
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    • A61Q19/00Preparations for care of the skin

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は無水泡沫剤、特に、使用時に振る必要がなく、
また低温安定性に優れた速崩壊型の無水泡沫剤に関す
る。
〔従来の技術〕
現在、エアゾール製剤に関する技術は非常に進歩し、家
庭用品、化粧品、医薬品、工業用品等として幅広く利用
されている。而して、エアゾール剤は、噴射剤、溶剤及
び薬剤等の有効成分の微妙な組合せによつて、安定型泡
沫(Stable foam)、速崩壊型泡沫(Quick break foa
m)、噴霧型(Mist type)等の種々の剤形とすることが
できる。
これらのエアゾール剤の成分としては、従来、噴射剤と
して、フロロカーボン、ハイドロカーボンなどの液化ガ
スや、炭酸ガスなどの圧縮ガスが用いられ、また溶媒と
しては水、エチルアルコール、イソプロピルアルコール
などの低級アルコール、およびミネラルオイルなどの油
性剤が使用されてきた。そしてこれらの配合剤を、溶液
系、エマルジヨン系、懸濁系などに製剤化し、適切な容
器に充填することによつて前述した各種の泡沫剤の型体
とすることができる。
エアゾール剤を応用分野からみると、安定型泡沫はシエ
ービングフオーム、ヘアケア製品などに、噴霧型は殺虫
剤、芳香剤、頭髪用品、家庭用品、各種洗浄用品など
に、また速崩壊型はシエービングローシヨンや一部の外
用医薬品に使用されている。このうち、とくに速崩壊型
泡沫は、噴霧型のように空中に霧散することがなく、例
えば局所用の薬用エアゾールに特に有用であり、安定型
泡沫と比較しても投与物を機械的にひろげるのに手間が
かからないことから、広範囲の使用に有用である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
エアゾール製品のうち、速崩壊型は飛び散りの無さや、
塗布時の労力を省けることなどの点でエアゾール製品の
特長を最も多く兼ね備えたものということができる。速
崩壊型泡沫は一般には水相である原液と噴射剤が2層に
分離しており界面活性剤を添加し使用時に振盪して均一
に乳化させるものである。このものは、泡沫形成のメカ
ニズムが温度による噴射剤の溶解度に大きく依存してい
るため、使用時の環境温度が制限されることが最大の欠
点であつた。
速崩壊型泡沫は、噴射剤が溶解している溶媒からなる内
相と噴射剤が溶解していない外相との2相によつて形成
される。すなわち、これらが噴出操作によつて大気に放
出され、噴射剤蒸気が外相を通過して外気に蒸散すると
きに生じる圧力と、それに対する外相の界面派力とのバ
ランスによつて成り立つ、と説明される。従つて、内相
における噴射剤の溶解濃度は、速崩壊型泡沫の生成にと
つて最も重要な要因の一つということができる。
このように速崩壊型の原液成分は、これまで水性のもの
に限られてきた。このことは前述のように速崩壊型泡沫
の形成には、噴射剤の溶けていない外相の界面張力が必
要であり、水は強い表面張力を有する適切な溶媒であつ
たことに起因すると考えられる。
しかし、ベビー用品、化粧品類、自動車用品、家具や皮
革用品などの無水性の製品に対する需要は、昨今非常に
増加しつつあり、また界面活性剤の皮膚刺激などの問題
が採り上げられてきている現状において、今後、無水性
油剤の需要はますます増加するものと考えられる。そし
て、飛び散りが無い、液だれしないなどの速崩壊型泡沫
剤の持つ剤型的特長は、これらの無水性の製品におい
て、最大にその有用性が発揮されるものと推察される。
しかし、これまでの無水性泡沫はポーラワツクスをプロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコールに分散さ
せ、さらに噴射剤を充填したものであり、この場合、使
用前にポーラワツクスを均一に分散させるため上下に激
しく振盪する必要があつた。またこのため時として目詰
りを生じ、さらに温度により泡沫の形状が非常に異なる
といつた欠点を有していた。また近年プロピレングリコ
ールの皮膚に対する刺激も指摘されている。このため飛
び散りの無い液だれがしないという速崩壊型泡沫剤の特
長を生かしさらに使用時に上下に振る必要がなく目詰り
を生じることがなく常に最適な泡沫の得られる速崩壊型
の無水泡沫剤製造の技術の確立が求められていた。
〔問題点を解決するための手段〕
斯かる実状において、本発明者は鋭意研究を行つた結
果、電子供与型の分子構造をもつシリコーン油と電子受
容型の分子構造をもつ油性剤を混合し、噴射剤と共に、
特定なバルブを装備したエアゾール容器に充填すれば、
一様に原液とガスが相溶しているため使用時に振盪する
必要がなく、また低温安定性に優れた速崩壊型の無水泡
沫剤が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、シリコーン油、電子受容型油性剤
及び噴射剤を含有する原液を、ステム口径0.33〜0.61m
m、ハウジング口径0.64〜2.03mmを有するバルブ及び噴
口面積2.5〜30mm2を有するスパウトを装備した耐圧缶に
封入した無水泡沫剤を提供するものである。
本発明において、シリコーン油としては、ジメチルポリ
シロキサン、オクタメチルテトラシロキサン、メチルフ
エニルポリシロキサン、ジメチルトリメチルシロキサン
等の直鎖状シリコーン;オクタメチルシクロテトラシロ
キサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状シ
リコーン;及びアルキル変性シリコーン、アミノ変性シ
リコーン、アルキルアラルキルポリエーテル変性シリコ
ーン、ポリエーテル変性シリコーン等の変性シリコーン
が挙げられる。本発明において、シリコーン油は25℃に
おける粘度が0.5〜2.000csのものを5〜80重量%(以
下、単に%で表示する)の範囲で配合すれば泡沫を生じ
させることができるが、シリコーン油の粘度と配合量は
泡沫の性状に影響を与えるものであり、当該粘度2〜50
csのものを5〜50%配合した場合、極めて感触の優れた
泡沫を得ることができる。
また、電子受容型の油性剤としては水酸基、カルボニル
基、カルボキシル基に代表されるO−Functionを有する
もの全てが挙げられ、また、弱い電子受容型と考えられ
る直鎖炭化水素もまた泡沫を生じさせることが可能であ
る。この油性剤としては例えば植物油、動物油、合成
油、脂肪酸、高級アルコール、及び脂肪酸エステル、特
に天然又は合成の脂肪酸トリグリセライドなどが挙げら
れる。植物油としては、オリーブ油、アーモンド油、ホ
ホバ油、落花生油、月見草油、マカデミアナツツ油、ひ
まし油、やし油、カカオ脂、パーム油、パーム核油、サ
フラワー油、サンフラワー油、紅花油、硬化やし油、硬
化パーム油、アボカド油、グレープシード油、ゴマ油、
サザンカ油、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタ
ネ油、パーシツク油、綿実油、モクロウ、カルナウバロ
ウ、等が挙げられる。動物油としては、ラノリン及びラ
ノリン誘導体、タートル油、モルモツト油、ミンク油、
ミツロウ、スクワラン、スクワレン、プリスタン、牛
脂、硬化油、豚脂、卵黄油、セラツク、ミツロウ、等が
挙げられる。合成油としては、流動パラフイン、α−オ
レフインオリゴマー、流動ポリイソブチレン、プリスタ
ン、ワセリン、パラフイン等が挙げられる。脂肪酸とし
ては、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸
等の直鎖飽和脂肪酸;2−エチルヘキサン酸、イソカプロ
ン酸、2−メチルウンデカン酸、3−メチルドコサン
酸、2,2−メチルドデカン酸、メチルテトラデカン酸、
2−エチルテトラデカン酸、2−プロピルトリデカン
酸、2−ブチルドデカン酸、2−ペンチルウンデカン
酸、2−ヘプチルノナン酸、2,3−ジメチルテトラデカ
ン酸、2−エチルヘキサデカン酸、2−ヘプチルウンデ
カン酸、2−ブチルテトラデカン酸、イソステアリン
酸、エメリ−型イソステアリン酸等の分岐飽和脂肪酸;3
−ヘキセン酸、4−ヘキセン酸、6−ヘプテン酸、3−
オクテン酸、2−デセン酸、4−デセン酸、9−ウンデ
セン酸、10−ウンデセン酸、3−ドデセン酸、シス−9
−トリデセン酸、4−テトラデセン酸、シス−9−ヘキ
サデセン酸、シス−7−ヘプタデセン酸、シス−8−ヘ
プタデセン酸、シス−9−ヘプタデセン酸、シス−7−
オクタデセン酸、シス−8−オクタデセン酸、シス−9
−ノナデセン酸、シス−11−エイコセン酸等の直鎖モノ
エン脂肪酸;トランス−2−メチル−2−ペンテン酸、
シス−2−メチル−2−ヘキセン酸、2−メチレンヘキ
サン酸、メタクリル酸、2−エチルヘキサン酸、3−メ
チル−2−ノネン酸、3−メチル−3−ノネン酸、L
(+)−2,4−ジメチル−2−ドデセン酸等の分岐モノ
エン脂肪酸;リノール酸、トランス−10,シス−12−オ
クタデカジエン酸、シス−9,シス−11−オクタデカジエ
ン酸、リノレン酸、アラキドン酸、クルバノドン酸等の
ジー、トリー又はテトラエン脂肪酸;2−ヘキシン酸、2
−ヘプチン酸、2−オクチン酸、7−オクチン酸、2−
ノニン酸、2−デシン酸、6−ウンデシン酸、6−ドデ
シン酸、7−ドデシン酸、6−トリデシン酸、8−トリ
デシン酸等のアセチレン脂肪酸等が挙げられる。また天
然又は合成の脂肪酸トリグリセライドとしては、トリア
セチルグリセリル、トリアセチルリシノール酸グリセリ
ル、トリアラキン酸グリセリル、トリイソステアリン酸
グリセリル、トリイソバルミチン酸グリセリル、トリエ
ルシン酸グリセリル、トリオキシステアリン酸グリセリ
ル、トリオクタン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセ
リル、トリカプリル酸グリセリル、トリ(カプリル・カ
プリン酸)グリセリル、トリ(カプリル、カプリン、ス
テアリン酸)グリセリル、トリカプリン酸グリセリル、
トリ牛脂肪酸グリセリル、トリ水素添加大豆油脂肪酸グ
リセリル、トリステアリン酸グリセリル、トリナタネ油
脂肪酸グリセリル、トリパルミチン酸グリセリル、トリ
パルミトレイン酸グリセリル、トリヘプチルウンデカン
酸グリセリル、トリベヘン酸グリセリル、トリミリスチ
ン酸グリセリン、トリ綿実油脂肪酸グリセリル、トリヤ
シ油脂肪酸グリセリル、トリラウリン酸グリセリル、ト
リリシノレイン酸グリセリル、トリリノール酸グリセリ
ル、トリブチリン(4,4,4)、トリカプロイン(6,6,
6)、トリカプリリン(8,8,8)、1−カプロイル−2,3
−ジオレイン(6,18′,18′)、1−エライド−2,3−ジ
カプリリン(8,8,18′)、1−リノレオ−2,3−ジカプ
リリン(8,8,18″)、1−カプリリル−2,3−ジオレイ
ン(8,18′,18′)、トリノナノイン(9,9,9)、トリカ
プリン(10,10,10)、1−ラウロ−2,3−ジカプリン(1
0,10,12)、1−ミリスト−2,3−ジカプリン(10,10,1
4)1−オレオ−2,3−ジカプリン(10,10,18′)、1−
エライド−2,3−ジカプリン(10,10,18′)、1−リノ
レオ−2,3−ジカプリン(10,10,18″)、2−オレオ−
1,3−ジカプリン(10,18′,10)、1−カプリル−2,3−
ジオレイン(10,18′,18′)、1−カプリル−2,3−ジ
エライジン(10,18′,18′),1−オレオ−2,3−ジラウ
リン(12,12,18′)、1−エライジノ−2,3−ジラウリ
ン(12,12,18′)、1−リノレオ−2,3−ジラウリン(1
2,12,18″)、2−オレオ−1,3−ジラウリン(12,18′,
12)、1−ラウロ−2,3−ジオレイン(12,18′,1
8′)、1−ラウロ−2,3−ジリノレイン(12,18′,1
8″)、1−オレオ−2,3−ジミリスチン(14,14,1
8′)、1−リノレオ−2,3−ジミリスチン(14,14,1
8′)、1−ミリスト−2,3−ジオレイン(14,18′,1
8′)1−ミリスト−2,3−ジリノレイン(14,18″,1
8′)、1−パルミト−2,3−ジオレイン(16,18′,1
8′)、1−パルミト−2,3−ジリノレイン(16,18″,1
8″)、1−ステアロ−2,3−ジオレイン(18,18′,1
8′)、1−ステアロ−2,3−ジリノレイン(18,18″,1
8″)、トリオレイン(18′,18′,18′)、トリリノレ
イン(18″,18″,18″)、2−ステアロ−1,3−ジオレ
イン(18′,18′18′)などが挙げられる。また高級ア
ルコールとしては、ラウリルアルコール、セチルアルコ
ール、2−ヘキシルドデカノール、ステアリルアルコー
ル、オレイルアルコール、オクチルドデカノール、ベヘ
ニルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロー
ル、フイトステロールなどが挙げられる。
これらの油性剤の中で、脂肪酸エステル、特に脂肪酸の
トリグリセライドが好ましく、その中でも炭素数6以上
の脂肪酸のトリグリセライドが低温安定性のよい泡沫を
得ることができる点で特に好ましい。また、油性剤の粘
度は泡沫形成に影響を与えるものであり、25℃における
粘度が10〜500csのものが好ましい。粘度がこれ未満で
あると泡沫の消泡時間が短くなり、またこれを超えると
泡沫のきめが荒くなる。
噴射剤としては、LPG、フロン、DME等が使用され、蒸気
圧が1.51〜3.5kg/m2(20℃)のものが好ましい。蒸気圧
がこれより低いと泡沫が得られず、またこれより高いと
ストリーム状となる。
本発明の無水泡沫剤は、上記のシリコーン油、油性剤及
び噴射剤を混合して原液とするが、その配合比率は、シ
リコーン油5〜50%、油性剤30〜80%、噴射剤15〜35%
が好ましい。
更にまた、泡沫剤の性状は、原液を封入するエアゾール
容器によつて全く相違し、従来の噴霧型エアゾールに使
用されている噴口の小さなものを用いても、好ましい泡
沫は得られない。
本発明の目的とする泡沫を得るには、原液を、ステム径
0.33〜0.61mm、ハウジング径0.64〜2.03mmを有するバル
ブ及び噴口面積2.5〜30mm2のスパウトを装備した耐圧缶
に封入することが必須であり、バルブ及びスバウトがこ
の範囲より小さいと霧状になり、またこれより大きいと
ストリーム状となつて泡沫を得ることができない。本発
明の無水泡沫剤と原液には、次のような薬効成分及び任
意成分を添加配合することができる。
薬効成分としては、鎮痛消炎剤として、アミノ安息香酸
エチル、塩酸ジブカイン、塩酸テトラカイン、塩酸プロ
カイン、リドカイン、サリチル酸メチル、グアイアズレ
ン、アルミニウムクロロヒドロキシアラントイネート、
ペンダザツク、インドメサシン、グリチルレチン酸、ブ
フエキサマツク、デキストラン、グアイアズレン、グリ
チルレチン酸ステアリル、硫酸ナトリウム、クロタミト
ン、フルフエナム酸ブチル;鎮痒剤として、イクタモー
ル、モクタール、カンフル、チモール、ジフエンヒドラ
ミン、クロルフエニラミン、塩酸プロメタジン、N−エ
チル−O−クロトノトルイジン;消毒、殺菌剤として、
フエノール、レゾルシン、サリチル酸、ヘキサクロロフ
エン、マーキユロクローム、チメロサール、アクリノー
ル、ヨウ素、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウ
ム、過マンガン酸カリウム、ホウ酸、ホウ砂;抗生物質
として、ペニシリンV、ベンザペニシリンG、ストレプ
トマイシン、クロラムフエニコール、テトラサイクリ
ン、エリスロマイシン、フラジオマイシン、バシトラシ
ン、ポリミキシンB、ニトロフラゾン;収斂剤として、
酸化亜鉛、カラミン、硫酸アルミニウム、酢酸鉛、次硝
酸ビスマス、次没食子酸ビスマス、タンニン酸;皮膚軟
化剤として、精製硫黄、沈降硫黄、サリチル酸尿素;引
赤発泡剤として、カンタリス、トウガラシチンキ、イク
タモール、テレピン油、次没食子酸ビスマス;抗真菌剤
として、クリサロビン、ウンデシレン酸、ウンデシレン
酸亜鉛、ペンタクロルフエノール、酢酸フエニル水銀、
チメロサール、トリコマイシン、トルナフテート、フエ
ニルヨードウンデシノエート、クロトリマゾール、ハロ
プロジン、パリオチン、ピロールニトリン、シツカニ
ン、ナイスタチン、エキサラミド、シクロピロクス・オ
ラミン、硝酸ミコナゾール、硝酸エコナゾール、硝酸イ
ソコナゾール;副腎皮質ホルモンとして、ヒドロコルチ
ゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、酪酸ヒドロコルチゾン、
フルオシノロンアセトニド、ピバル酸フルメタゾン、フ
ルオシノニド、フルオロメソロン、プロピオン酸ペクロ
メタゾン、デキサメタゾン、デキサメタゾンリン酸ナト
リウム、酢酸デキサメタゾン、フルドロキシコルチド、
吉草酸ペタメタゾン、ジプロピオン酸ペタメタゾン、ト
リアムシノロンアセトニド、プレドニゾロン、メチルプ
レドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、吉草酸ジフ
ルコルトロン、プロピオン酸クロベタゾール、アムシノ
ニド、ハルシノニド、吉草酸酢酸プレドニゾロン、酪酸
プロピオン酸ヒドロコルチゾン;またその他の薬理活性
物質として、塩化カルプロニウム、塩化アセチルコリ
ン、塩化ピロカルピン、ビタミンA油、dl−α−トコフ
エロール、エチニルエストラジオール、ヒノキチオー
ル、メトキサレン、アミジン等が挙げられる。更にま
た、ノバラエキス、ヨクイニンエキス、カミツレエキ
ス、カンタリスチンキ、ヨモギエキス、ローズマリーエ
キス、ヘチマエキス、キユーカンバーエキスなどの植物
由来物質、カキエキス、クロレラエキス、プラセンター
エキス、胎盤エキス、ハチミツ、卵黄レシチン、ローヤ
ルゼリーなどの動物由来物質などや各種湿潤剤、抗酸化
剤、色材、香料などを配合することができる。
〔作用〕
本発明の原液の成分であるシリコーン油は、その特徴的
な化学性から非常に応用範囲の広い基剤として注目され
ているが、その性質はSi−Oの部分構造によるところが
大きい。この構造は強い結合力を有し、しかも電子的に
局在しているため、シリコーン油は、皮膜性にとみ、Si
−O結合の酸素原子は電子供与的にはたらくと考えられ
る。従つて、これに、電子受容性の化学構造を有する油
性剤を配合させることにより2成分間の分子間結合によ
る電気二重層を形成させることができる。溶解している
噴射剤が大気中に蒸散するとき、この電気二重層が皮膜
となるため泡沫が形成される。
しかし、シリコーン油は、網目構造をなすため、ガス透
過性にすぐれており、この性質によつて、得られる泡沫
剤は速崩壊型となるのである。
油性剤、特に脂肪酸トリグリセライドは、その分子構造
が有効な電子受容型で、非常にかさだかな分子構造を有
する。従つて安定な電子二重相を形成するとともに、シ
リコーン油の網目構造のフイルターのような役割をし
て、シリコーン油のガス透過性をある程度おさえる作用
をするものと考えられる。
〔発明の効果〕
本発明によつて得られた無水泡沫剤は、エアゾール製品
のもつ欠点であつた飛び散り、液だれが全くないため、
これまで使用が大きく制限されていたエアゾールの人体
への使用を可能にすることができる。またこのものは、
泡沫エアゾールとしては初めての一相系であるため、使
用にあたつて容器を振る必要が全くないという大きな利
点がある。しかも、エアゾール製剤の特長として、配合
薬の保存安定性をよくすることができる。
従つて、本発明の無水泡沫剤は、人体に使用するものと
して、皮膚科、眼料、泌尿器科、産婦人科、耳鼻咽喉科
領域で適用される医薬品、あるいは口腔衛生、頭髪用
品、化粧料などの医薬部外品、および化粧品などに、ま
た人体以外への使用としては、自動車用品、家具や皮革
の洗浄・つやだし剤、各種機械の洗浄料、ペンキ剤、着
色剤などの従来の油性剤製品のほとんどに応用すること
が可能である。
〔実施例〕
次に実施例をあげて本発明を説明する。
実施例1〔クレンジング用化粧料〕 ジメチルポリシロキサン 40g (トーレシリコーン社製SH−200、30cs) トリリシノレイン酸グリセリル 40g LPG(2.0kg/cm220℃蒸気圧) 20g 上記成分を混合し、エアゾール容器(ステム径0.41mm、
ハウジング径1.02mm、スパウト噴口面積16mm2)に充填
してクレンジング用化粧料を得た。
実施例2〔ベビーオイル・フオーム〕 環状シリコーン 35g (トーレシリコーン社製SH−344、2〜3cs) (オクタメチルシクロテトラシロキサン/デカメチルシ
クロペンタシロキサン混合物) カプリル酸トリグリセライド 40g スクワラン 10g フロン114 15g 上記成分を混合し、エアゾール容器(ステム径0.5mm、
ハウジング径0.71mm、スパウト噴口面積5.00mm2)に充
填してベビーオイル・フオームを得た。
実施例3〔手荒れ治療薬〕 メチルフエニルポリシロキサン(20cs) 5g ジメチルポリシロキサン(20cs) 20g 流動パラフイン 10g ミリスチン酸オクチルドデシル 30g 合 トリカプリン酸グリセリル 20g ビタミンA 2000IU イソプロピルメチルフエノール 0.5g フロン114 (全量100g) 室温中、メチルフエニルポリシロキサン5g、ジメチルポ
リシロキサン20g、流動パラフイン10g、ミリスチン酸オ
クチルドデシル30g及びトリカプリン酸グリセリル20gを
混合し、撹拌しつつイソプロピルメチルフエノール0.5g
を溶解した。このものにビタミンA及びフロン114を加
え、エアゾール容器(ステム径0.38mm、ハウジング径0.
9mm、スパウト噴口面積18mm2)に充填し、手荒れ治療薬
を得た。
実施例4〔皮革用つや出し剤〕 ジメチルポリシロキサン(5cs) 50g 2−エチルヘキサン酸トリグリセライド 10g やし油 10g カルナウバロウ 5g LPG(2.0kg/cm220℃蒸気圧) 25g カルナウバロウ5gを60℃の温浴上でやし油10gに溶解
し、このものにジメチルポリシロキサン(5cs)50gと、
2−エチルヘキサン酸トリグリセライド10gを加え、室
温中で冷却した。このものをエアゾール容器(ステム径
0.33mm、ハウジング径0.87mm、スパウト噴口面積27m
m2)に充填し、皮革用つや出し剤を得た。
実施例5 実施例1で調製した原液を各種エアゾール容器に充填
し、泡沫の性状を調べた。その結果を第1表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコーン油、電子受容型油性剤及び噴射
    剤を含有する原液を、ステム口径0.33〜0.61mm、ハウジ
    ング口径0.64〜2.03mmを有するバルブ及び噴口面積2.5
    〜30mm2を有するスパウトを装備した耐圧缶に封入した
    無水泡沫剤。
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