JPH1036220A - 皮膚洗浄用化粧品 - Google Patents
皮膚洗浄用化粧品Info
- Publication number
- JPH1036220A JPH1036220A JP19653996A JP19653996A JPH1036220A JP H1036220 A JPH1036220 A JP H1036220A JP 19653996 A JP19653996 A JP 19653996A JP 19653996 A JP19653996 A JP 19653996A JP H1036220 A JPH1036220 A JP H1036220A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- acyl
- cosmetic
- glutamic acid
- acid
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 泡立ちが良く、ぬめり感がなくてサッパリと
した感触が得られる皮膚洗浄用化粧品に関する。 【解決手段】 【化１】 上記式（１）で表されるＮ−アシルーＬ−グルタミン酸
のモノマグネシウム塩を含有することを特徴とする皮膚
洗浄用化粧品。
した感触が得られる皮膚洗浄用化粧品に関する。 【解決手段】 【化１】 上記式（１）で表されるＮ−アシルーＬ−グルタミン酸
のモノマグネシウム塩を含有することを特徴とする皮膚
洗浄用化粧品。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、（１）式で示され
るＮ−アシルーＬ−グルタミン酸のモノマグネシウム塩
を有効成分とする、泡立ちが良く、ぬめり感がなくてサ
ッパリとした感触が得られる皮膚洗浄用化粧品に関す
る。
るＮ−アシルーＬ−グルタミン酸のモノマグネシウム塩
を有効成分とする、泡立ちが良く、ぬめり感がなくてサ
ッパリとした感触が得られる皮膚洗浄用化粧品に関す
る。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】Ｎ−ア
シル−Ｌ−グルタミン酸の各種塩類は、安全性が高いの
で、皮膚用洗浄剤や頭髪洗浄剤として広く用いられてい
る。Ｎ−アシル−Ｌ−グルタミン酸の塩形成用カチオン
としては製造上の容易さや価格上の問題などから、ナト
リウム、カリウム、トリエタノールアミンなどが用いら
れてきた。
シル−Ｌ−グルタミン酸の各種塩類は、安全性が高いの
で、皮膚用洗浄剤や頭髪洗浄剤として広く用いられてい
る。Ｎ−アシル−Ｌ−グルタミン酸の塩形成用カチオン
としては製造上の容易さや価格上の問題などから、ナト
リウム、カリウム、トリエタノールアミンなどが用いら
れてきた。
【０００３】しかしながら、上記の塩類は、安全性は高
いが、他の界面活性剤に比較して、起泡力が弱かった
り、使用時ぬめり感があり、感触が良くないという欠点
を有していた。この問題は、ボディーシャンプー、クレ
ンジングフォーム、クレンジングクリーム等、皮膚洗浄
用化粧品としては大いに問題になるところである。Ｎ−
アシル−Ｌ−グルタミン酸のモノマグネシウム塩は、カ
チオンとしてマグネシウムが難溶性であり、その塩形成
反応が容易でないなど、製造上の理由から用いられるこ
とが少なく、その効果が良く知られていなかった。ま
た、ジ（Ｎ−高級アシル化酸性アミノ酸）水素マグネシ
ウムを洗浄剤として用いる方法も報告されている（特公
昭５２−３１８５０号公報）が、物質自体の水に対する
溶解性や起泡力等に於て、満足するような効果は得られ
ていなかった。
いが、他の界面活性剤に比較して、起泡力が弱かった
り、使用時ぬめり感があり、感触が良くないという欠点
を有していた。この問題は、ボディーシャンプー、クレ
ンジングフォーム、クレンジングクリーム等、皮膚洗浄
用化粧品としては大いに問題になるところである。Ｎ−
アシル−Ｌ−グルタミン酸のモノマグネシウム塩は、カ
チオンとしてマグネシウムが難溶性であり、その塩形成
反応が容易でないなど、製造上の理由から用いられるこ
とが少なく、その効果が良く知られていなかった。ま
た、ジ（Ｎ−高級アシル化酸性アミノ酸）水素マグネシ
ウムを洗浄剤として用いる方法も報告されている（特公
昭５２−３１８５０号公報）が、物質自体の水に対する
溶解性や起泡力等に於て、満足するような効果は得られ
ていなかった。
【０００４】
【課題を解決する為の手段】下記（１）式で表されるＮ
−アシル−Ｌ−グルタミン酸のモノマグネシウム塩は、
その起泡力が他のＮ−アシル−Ｌ−グルタミン酸のカチ
オン塩類よりも高く、安定性に優れたものであった。ま
た、（１）式で表されるＮ−アシル−Ｌ−グルタミン酸
のモノマグネシウム塩を用いた各種皮膚洗浄用化粧品
は、泡立ちが良く、きわめてさっぱりした感触を与える
物であったことを見いだし、本発明を完成した。
−アシル−Ｌ−グルタミン酸のモノマグネシウム塩は、
その起泡力が他のＮ−アシル−Ｌ−グルタミン酸のカチ
オン塩類よりも高く、安定性に優れたものであった。ま
た、（１）式で表されるＮ−アシル−Ｌ−グルタミン酸
のモノマグネシウム塩を用いた各種皮膚洗浄用化粧品
は、泡立ちが良く、きわめてさっぱりした感触を与える
物であったことを見いだし、本発明を完成した。
【０００５】すなわち本発明は、（１）式で表されるＮ
−アシル−Ｌ−グルタミン酸のモノマグネシウム塩を含
有する皮膚洗浄用化粧品を提供するものである。
−アシル−Ｌ−グルタミン酸のモノマグネシウム塩を含
有する皮膚洗浄用化粧品を提供するものである。
【０００６】
【化２】
【０００７】本発明で言うＮ−アシル−Ｌ−グルタミン
酸とは、アミノ酸の一種であるグルタミン酸と脂肪酸と
が、グルタミン酸のアミノ基と脂肪酸のカルボキシル基
においてアミド結合した構造を有する物質で、脂肪酸と
しては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸等を単独または混合した形で用
いることができる。望ましくは、ラウリン酸もしくは、
ラウリン酸を主成分とする混合物を用いる。
酸とは、アミノ酸の一種であるグルタミン酸と脂肪酸と
が、グルタミン酸のアミノ基と脂肪酸のカルボキシル基
においてアミド結合した構造を有する物質で、脂肪酸と
しては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸等を単独または混合した形で用
いることができる。望ましくは、ラウリン酸もしくは、
ラウリン酸を主成分とする混合物を用いる。
【０００８】Ｎ−アシル−Ｌ−グルタミン酸モノマグネ
シウム塩は、各種皮膚洗浄用化粧品に対する重量比で４
０％以下の水溶液あるいはゲル状物質として、または重
量比で水分１５％以下の粉末あるいは顆粒として混合す
ることにより、皮膚洗浄用化粧品の製造に供することが
できる。また、混合後の洗浄用化粧品中には、該成分を
重量比で０．１〜３０重量％、好ましくは３〜２５重量
％含有するようにするとよい。
シウム塩は、各種皮膚洗浄用化粧品に対する重量比で４
０％以下の水溶液あるいはゲル状物質として、または重
量比で水分１５％以下の粉末あるいは顆粒として混合す
ることにより、皮膚洗浄用化粧品の製造に供することが
できる。また、混合後の洗浄用化粧品中には、該成分を
重量比で０．１〜３０重量％、好ましくは３〜２５重量
％含有するようにするとよい。
【０００９】ここで、本発明における皮膚洗浄用化粧品
とは、皮膚に付着した汚れを除去し、皮膚を健全に保つ
為に使用する物であり、例えばボディーシャンプー、ク
レンジングフォーム、クレンジングクリーム等で代表さ
れる。本発明で用いるＮ−アシルーＬ−グルタミン酸モ
ノマグネシウムの基本物性として、アシル基に椰子油脂
肪酸を用いた時の例を下記表１に示す。表１に示した評
価法中の起泡力・泡安定性テストは、固形分換算１グラ
ムをイオン交換水３００ｍｌに溶かし、松下電気産業
（株）製ＭＸ−Ｖ３５０ミキサーで３０秒攪拌したもの
で実施した。対照としては同じＮ−椰子油脂肪酸アシル
ーＬ−グルタミン酸のトリエタノールアミン塩を用い
た。この時、上記マグネシウム塩の方が上記トリエタノ
ールアミン塩よりも泡立ちが細かく、クリーミーであっ
た。また表１に示した表面張力テストは、濃度換算上固
形分０．５％で液滴法（４０℃）で同じくＮ−椰子油脂
肪酸アシルーＬ−グルタミン酸のトリエタノールアミン
塩を用いた。
とは、皮膚に付着した汚れを除去し、皮膚を健全に保つ
為に使用する物であり、例えばボディーシャンプー、ク
レンジングフォーム、クレンジングクリーム等で代表さ
れる。本発明で用いるＮ−アシルーＬ−グルタミン酸モ
ノマグネシウムの基本物性として、アシル基に椰子油脂
肪酸を用いた時の例を下記表１に示す。表１に示した評
価法中の起泡力・泡安定性テストは、固形分換算１グラ
ムをイオン交換水３００ｍｌに溶かし、松下電気産業
（株）製ＭＸ−Ｖ３５０ミキサーで３０秒攪拌したもの
で実施した。対照としては同じＮ−椰子油脂肪酸アシル
ーＬ−グルタミン酸のトリエタノールアミン塩を用い
た。この時、上記マグネシウム塩の方が上記トリエタノ
ールアミン塩よりも泡立ちが細かく、クリーミーであっ
た。また表１に示した表面張力テストは、濃度換算上固
形分０．５％で液滴法（４０℃）で同じくＮ−椰子油脂
肪酸アシルーＬ−グルタミン酸のトリエタノールアミン
塩を用いた。
【００１０】
【表１】
【００１１】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれによって、限定を受けるものでは
ない。
するが、本発明はこれによって、限定を受けるものでは
ない。
【００１２】
【実施例１および比較例１、２】下記表２の配合成分を
均一になるよう混合し、内温７０℃で１時間保持して、
実施例および比較例として比較品１、２のボディシャン
プーを作製した。
均一になるよう混合し、内温７０℃で１時間保持して、
実施例および比較例として比較品１、２のボディシャン
プーを作製した。
【００１３】
【表２】
【００１４】
【実施例２】下記表３の配合成分を内温８０℃で均一に
混合し、所定の枠内で冷却・固化させた後乾燥させて、
フェイシャルソープを作製した。
混合し、所定の枠内で冷却・固化させた後乾燥させて、
フェイシャルソープを作製した。
【００１５】
【表３】
【００１６】
【実施例３】下記表４の配合成分を均一になるよう混合
し、内温７０℃で１時間保持して、クレンジングフォー
ムを作製した。
し、内温７０℃で１時間保持して、クレンジングフォー
ムを作製した。
【００１７】
【表４】
【００１８】
【試験例１】実施例１および比較例１、２に示したボデ
ィシャンプーをパネラー（２１才〜３９才の女性）１５
名によって評価した。この結果、表５に示す様な効果を
得た。
ィシャンプーをパネラー（２１才〜３９才の女性）１５
名によって評価した。この結果、表５に示す様な効果を
得た。
【００１９】
【表５】
【００２０】
【試験例２】実施例２に示したフェイシャルソープを、
パネラー（２１才〜３６才の女性）１０名によって評価
した。この結果、パネラー全員がそのさっぱり感を、極
めて良好と評価した。
パネラー（２１才〜３６才の女性）１０名によって評価
した。この結果、パネラー全員がそのさっぱり感を、極
めて良好と評価した。
【００２１】
【試験例３】実施例３に示したクレンジングフォームを
パネラー（２１才〜３６才の女性）１０名によって評価
した。この結果、パネラー全員がそのさっぱり感を、極
めて良好と評価した。
パネラー（２１才〜３６才の女性）１０名によって評価
した。この結果、パネラー全員がそのさっぱり感を、極
めて良好と評価した。
【００２２】
【発明の効果】本発明の皮膚洗浄用化粧品は、Ｎ−アシ
ルーＬ−グルタミン酸のモノマグネシウム塩を含有する
ことによって、起泡力が強く、泡質がきめ細やかで、ぬ
めり感がなく、さっぱり感があり、皮膚に安全である。
ルーＬ−グルタミン酸のモノマグネシウム塩を含有する
ことによって、起泡力が強く、泡質がきめ細やかで、ぬ
めり感がなく、さっぱり感があり、皮膚に安全である。
Claims (2)
- 【請求項１】 下記式（１）で表されるＮ−アシルーＬ
−グルタミン酸のモノマグネシウム塩を含有することを
特徴とする皮膚洗浄用化粧品。 【化１】 - 【請求項２】 請求項１の成分を重量比で０．１〜３０
重量％含有する皮膚洗浄用化粧品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19653996A JPH1036220A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 皮膚洗浄用化粧品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19653996A JPH1036220A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 皮膚洗浄用化粧品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1036220A true JPH1036220A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16359427
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19653996A Withdrawn JPH1036220A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 皮膚洗浄用化粧品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1036220A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016185986A (ja) * | 2013-12-03 | 2016-10-27 | 博 村上 | 液状化粧品 |
-
1996
- 1996-07-25 JP JP19653996A patent/JPH1036220A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016185986A (ja) * | 2013-12-03 | 2016-10-27 | 博 村上 | 液状化粧品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031007 |