JP5787842B2 - 空調用リモートコントローラー、室内機、及び空気調和システム - Google Patents
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Description
この結果、ユーザーの使い勝手や利便性を向上させることができないという問題点があった。
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和システム1の概略構成を示す図である。図1に示すように、空気調和システム1は、室内機11及び室外機15を備える空気調和機3と、空調用リモートコントローラー5とが通信媒体を介して相互通信するものである。つまり、空調用リモートコントローラー5は、室内機11と相互通信することにより、制御指令及び空気調和機3の室内機11の運転内容に関する情報等を送受信するものである。
また、通信媒体は特に限定するものではない。通信媒体は、例えば、無線であってもよく、有線であってもよい。また、上記の説明においては、室内機11が空調用リモートコントローラー5と相互通信を行う一例について説明したが、特にこれに限定するものではない。例えば、図示はしていないが、室外機15が空調用リモートコントローラー5と相互通信を行うことにより、空気調和機3の室内機11の運転内容に関する情報等を送受信してもよい。
具体的には、制御部81は、運転状態情報保持部91、設定状態情報保持部92、表示内容生成部94、及び比較部96を備える。
運転状態情報保持部91は、室内機11の送受信部53から取得した室内機11の運転内容に関する情報を保持するものである。室内機11の運転内容とは、例えば、特殊運転情報、運転状態情報、及びお知らせ情報である。これらの情報が符号化されてコードとなったものが運転状態情報保持部91に保持される。
すなわち、設定状態情報保持部92には、操作部87の操作信号に基づいて生成された運転状態情報が符号化されてコードとなったものが保持される。
表示部85は、記憶部89に格納されているデータを表示したり、制御部81の処理結果を表示するものである。
操作部87は、各種操作ボタンが押下されると各操作ボタンに対応したコードが生成され、生成されたコードが空調用リモートコントローラー5の内部制御を行う制御部81に供給される。なお、各種操作ボタンの詳細については、図5を用いて後述する。
記憶部89は、図3を用いて詳述するコード対応テーブル98を備える。コード対応テーブル98は、コードと、そのコードに対応する各種内容とを紐付けするテーブルであり、詳細については図3を用いて説明する。
なお、記憶部89は、コード対応テーブル98の他にも、処理プログラムや各種データ等を備えているが、その図示については省略する。例えば、記憶部89は、表示内容生成部94が各種画像を生成するときに用いられる表示画像に関する各種テンプレート画像データ等や各種文字を生成するときに用いられる表示文字に関する各種テンプレート文字データ等を保持している。
記憶部54は、図4を用いて詳述するコード対応テーブル68を備える。コード対応テーブル68は、コードと、そのコードに対応する各種内容とを紐付けするテーブルである。
通常運転モードは、例えば、後述するシーンセレクトボタン87bが押下された場合に実行される運転モードである。詳細については後述するが、「全体を暖めたい」というシーンが選択された場合、室内機11は上述した各種センサによりセンシングをしながら、その要望に基づいて制御を行う。また、通常運転モードは、この他にも、冷房運転、暖房運転、除湿運転、及び送風運転等の運転も含まれる。
一方、特殊運転モードは、空調用リモートコントローラー5の設定内容とは独立して動作する運転モードである。例えば、詳細については後述するが、「自動ONモード」が室内機11により実行中の場合、空調用リモートコントローラー5の設定内容が「運転OFF」であったとしても、室内機11は、各種センサによりセンシングした結果、人の在室を検知したとき、自動的に運転ONに室内機11の制御状態を遷移する。
また、報知部58は、ブザーで構成されている場合、ブザーを所定の間隔、例えば、2秒ごとに鳴動することで通常の運転状態ではない旨を報知する。
なお、上記で説明した報知部58の構成は一例を示すものであり、特にこれに限定するものではない。
ただし、後述するように、運転状態情報の中にも、特殊運転モードである場合を示すコードが含まれるようにしてある。つまり、運転状態情報が確認されることで、特殊運転モードであるか否かが判定でき、さらに、特殊運転モードである場合には、後述するように、特殊運転情報が確認されればその詳細が判別できるようなデータ構造にしてある。
よって、特殊運転情報は、空調用リモートコントローラー5以外の制御指令により制御される場合に使用されるコードである。
運転状態情報の項目には、コードとそのコードに対応するコード対応情報とが格納され、そのコードに該当する運転状態情報対応テーブルが紐付けされる。
お知らせ情報の項目には、コードが格納され、そのコードに該当するお知らせ対応テーブルが紐付けされる。
例えば、コード1の場合、その不一致原因として自動ONモードが割り当てられ、それに対する改善策がコード1用状態一致方法情報として紐付けされている。また、コード2の場合、その不一致原因として自動OFFモードが割り当てられ、それに対する改善策がコード2用状態一致方法情報として紐付けされている。また、コード3の場合、その不一致原因として自動セーブモードが割り当てられ、それに対する改善策がコード3用状態一致方法情報として紐付けされている。また、コード4の場合、その不一致原因として自動制御モードが割り当てられ、それに対する改善策がコード4用状態一致方法情報として紐付けされている。また、コード5の場合、その不一致原因として他リモートコントローラー等での操作が割り当てられ、それに対する改善策がコード5用状態一致方法情報として紐付けされている。また、コード99の場合、その不一致原因として送受信失敗が割り当てられ、それに対する改善策がコード99用状態一致方法情報として紐付けされている。
他リモートコントローラー等での操作とは、図18を用いて後述するように、サブリモートコントローラー6からの操作や、図18で後述するエネルギー管理システム7での操作等による制御指令により空気調和機3の運転が制御される操作である。
なお、上記の説明で用いたコードは一例を示すものであり、特にこれに限定するものではない。
例えば、コード101の場合、その内容として運転ONが割り当てられている。また、コード102の場合、その内容として運転OFFが割り当てられている。また、コード103の場合、その内容として冷房が割り当てられている。また、コード104の場合、その内容として暖房が割り当てられている。また、コード105の場合、その内容として除湿が割り当てられている。また、コード106の場合、その内容として送風が割り当てられている。また、コード107の場合、その内容として特殊運転モードが割り当てられている。また、コード108の場合、その内容として設定温度が割り当てられている。また、コード109の場合、その内容として設定湿度が割り当てられている。また、コード110の場合、その内容として風速が割り当てられている。また、コード111の場合、その内容として風向が割り当てられている。
つまり、コードには、コード103、108、コード110、及びコード111が格納され、コード対応情報として、各コードに対応する情報が互いに識別可能な形式でコード対応情報に格納される。
なお、コード103〜106及びランドリーに相当するコード(図示せず)が、通常運転モードに相当するものである。
例えば、コードaの場合、その内容として窓開き検知が割り当てられ、それに対する方法がコードa用お知らせ方法情報として紐付けされている。また、コードbの場合、その内容としてセーブ運転推奨が割り当てられ、それに対する方法がコードb用お知らせ方法情報として紐付けされている。また、コードcの場合、その内容として運転停止推奨が割り当てられ、それに対する方法がコードc用お知らせ方法情報として紐付けされている。また、コードdの場合、その内容として最適運転が割り当てられ、それに対する方法がコードd用お知らせ方法情報として紐付けされている。また、コードeの場合、その内容として故障が割り当てられ、それに対する方法がコードe用お知らせ方法情報として紐付けされている。
なお、コードが特に設定されていない場合、その内容としてはブランク状態であり、それに対する方法がダミー情報として紐付けされている。
なお、これらの各種情報は削除されていなくてもよい。また、上記の説明で用いたコードは一例を示すものであり、特にこれに限定するものではない。
また、例えば、空調用リモートコントローラー5は、運転状態情報保持部91に格納されたコードを処理するときには、コード対応テーブル98に、そのコードを展開させ、特殊運転情報と状態不一致原因対応テーブルとの紐付けが形成され、運転状態情報と運転状態情報対応テーブルとの紐付けが形成され、お知らせ情報とお知らせ対応テーブルとの紐付けが形成される。
特殊運転情報として、コードが格納され、そのコードに該当する状態不一致原因対応テーブルが紐付けされる。
例えば、コード1の場合、その不一致原因として自動ONモードが割り当てられている。また、コード2の場合、その不一致原因として自動OFFモードが割り当てられている。また、コード3の場合、その不一致原因として自動セーブモードが割り当てられている。また、コード4の場合、その不一致原因として自動制御モードが割り当てられている。また、コード5の場合、その不一致原因として他リモートコントローラー等での操作が割り当てられている。また、コード99の場合、その不一致原因として送受信失敗が割り当てられている。
なお、上述したように、特殊運転モードに該当するものは、コード1〜4であり、上記で説明したコード5及びコード99は、特殊運転モードに該当しない。
なお、上記の説明で用いたコードは一例を示すものであり、特にこれに限定するものではない。
なお、記憶部54は、運転状態情報61、お知らせ情報62、及び特殊運転情報63を制御部51から供給される都度格納する。
なお、空調用リモートコントローラー5の奥行きについての図示は省略する。
なお、室内機11に搭載される送受信部53も同様の構成で実現可能である。
表示部85は、室内機11から情報を受信した後、室内機11の運転内容と、空調用リモートコントローラー5により設定された設定内容とが一致である場合、省エネを促進させる方法について表示する。
表示部85は、室内機11から情報を受信した後、室内機11の運転内容と、空調用リモートコントローラー5により設定された設定内容とが不一致である場合、不一致である旨と、不一致となった原因と、不一致を改善する方法とを表示する。
また、室内機11の運転内容と、空調用リモートコントローラー5により設定された設定内容とが不一致である場合の表示の詳細例については図10、11を用いて後述する。
具体的には、操作部87は、運転入/切ボタン87a、シーンセレクトボタン87b、上三角ボタン87c、下三角ボタン87d、戻るボタン87e、メニューボタン87f、決定ボタン87g、情報ボタン87h、冷房ボタン87i、除湿ボタン87j、及び暖房ボタン87kを備えている。
例えば、運転モードが暖房の場合、想定される要望として、「足元を暖めたい」、「すぐに暖めたい」、「風をよけたい」、及び「全体を暖めたい」等が選択可能な一覧として表示される。
また、上三角ボタン87cは、表示部85に表示される表示内容の位置をずらしたり、表示内容に提示されている項目を選択させる際にも利用される。
また、下三角ボタン87dは、表示部85に表示される表示内容の位置をずらしたり、表示内容に提示されている項目を選択させる際にも利用される。
メニューボタン87fは、表示部85に表示されているメニューの詳細設定を受け付けるインタフェースである。
決定ボタン87gは、表示部85に表示されている項目を設定したり、空気調和機3の稼働中に運転内容を確認したりする処理を受け付けるインタフェースである。
情報ボタン87hは、室内機11が保持する室内機11の運転内容に関する情報を室内機11へ要求する処理を受け付けるインタフェースである。情報ボタン87hが押下された場合の処理の詳細については図6〜11を用いて後述する。
除湿ボタン87jは、空気調和機3に対し、運転モードが除湿の場合の動作要求を行う処理を受け付けるインタフェースである。
暖房ボタン87kは、空気調和機3に対し、運転モードが暖房の場合の動作要求を行う処理を受け付けるインタフェースである。
なお、図5において図示されている各種ボタンの形状は一例を示すものであり、特にこれに限定するものではない。
また、空調用リモートコントローラー5に音声認識処理部が設けられている場合には、音声認識処理部が操作部87に相当する機能を担っていてもよい。例えば、ユーザーが「運転ON」と声を発したときには、そのユーザーの音声を音声認識処理部にて構文解析し、構文解析したものに基づいて制御してもよい。具体的には、「運転」、「ON」とわかち書きを行い、その意味を紐付けすればよい。
また、空調用リモートコントローラー5にモーションキャプチャー機能を備えた撮像部が設けられている場合には、撮像部が眼球の動きを追うことにより、操作部87の各種ボタンが指定されるようにしてもよい。例えば、眼球の動きの軌跡が「上三角ボタン87c」で停止した場合には、上三角ボタン87cが指定されたとみなして処理を行えばよい。
つまり、空調用リモートコントローラー5側の処理をステップS101〜S110で説明し、室内機11側の処理をステップS201〜S206で説明する。
なお、以降で説明する処理は、空調用リモートコントローラー5と、室内機11とが連係することにより実現されるものであるが、空調用リモートコントローラー5と、室外機15とが直接連係することにより実現されるものであってもよい。
制御部81は、情報ボタン87hが押下されたか否かを判定する。制御部81は、図5に示す情報ボタン87hが押下された場合、ステップS102へ進む。一方、制御部81は、図5に示す情報ボタン87hが押下されない場合、ステップS101へ戻る。
制御部81は、室内機11へ情報取得要求を送信する。例えば、制御部81は、室内機の運転内容として、運転状態情報、お知らせ情報、及び特殊運転情報を室内機11が空調用リモートコントローラー5に供給する要求を送受信部83により送信させる。
(ステップS201)
制御部51は、情報取得要求を受信したか否かを判定する。制御部51は、情報取得要求を受信した場合、ステップS202へ進む。一方、制御部51は、情報取得要求を受信しない場合、ステップS201へ戻る。
制御部51は、特殊運転モード中であるか否かを判定する。制御部51は、特殊運転モード中ではない場合、ステップS203へ進む。一方、制御部51は、特殊運転モード中である場合、ステップS205へ進む。
制御部51は、運転状態情報を取得する。制御部51は、例えば、室内機11の運転内容が冷房の場合、それに相当するコードと、そのコードに関連するコードと、それらのコード対応情報とを取得する。
より具体的には、制御部51は、コードとして、コード103、コード108、コード109、コード110、及びコード111を取得する。また、制御部51は、例えば、設定温度値27.5℃、設定湿度値50%、設定風速強、設定風向下に相当する情報が符号化されたものを取得する。例えば、設定温度値、設定湿度値、設定風速、及び設定風向のそれぞれに対応する桁を割り当て、16進数で符号化したものを用いてもよい。なお、そのように符号化したものは、一つにまとめて一度に送信してもよく、所定の大きさに分割して送信し、受信側で分割されたものを再度一つにまとめてもよい。
制御部51は、お知らせ情報を取得する。制御部51は、例えば、室内機11の運転内容が冷房の場合、冷房を阻害する要因をセンサー部55で検知し、その検知結果に相当するコードを取得する。例えば、屋内に温かい場所が確認された場合、制御部51は窓が開いていると判断し、コードaを取得する。
制御部51は、特殊運転情報を取得する。制御部51は、例えば、運転状態情報がコード107を示す場合、特殊運転モード中となる。この場合には、特殊運転情報のコードを取得する。例えば、自動ONモードで特殊運転モード中の場合、コード1を取得する。
制御部51は、取得した情報を送信する。制御部51は、例えば、室内機11の運転内容に関する情報として、特殊運転情報のコード、運転状態情報のコード、及びお知らせ情報のコードの中から組み合わせたものを送信し、ステップS103へ進む。
つまり、特殊運転情報のコード、運転状態情報のコード、及びお知らせ情報のコードの中から組み合わせたものは、本発明における「第1情報」に相当する。
次に、ステップS103に戻る。
制御部81は、取得された情報を受信する。制御部81は、受信した情報のうち、運転状態情報に関するコードを運転状態情報保持部91に保持し、その他の情報については、記憶部89に格納しておく。
制御部81は、運転状態情報と設定状態情報とが一致するか否かを判定する。制御部81は、運転状態情報と設定状態情報とが一致する場合、ステップS105へ進む。一方、制御部81は、運転状態情報と設定状態情報とが一致しない場合、ステップS106へ進む。なお、このような一致判定処理は、制御部81が備える比較部96により実行され、その比較結果に基づいて、表示内容生成部94が表示部85に表示する画像を生成する。
まず、制御部81は、運転状態情報保持部91で保持している運転状態情報に関するコードをコード対応テーブル98上に展開しておく。また、前提として、ユーザーにより予め操作部87の操作で設定された設定内容、すなわち、設定状態情報に関するコードが設定状態情報保持部92に保持されていると想定する。
制御部81は、受信した情報から表示内容を生成する。表示内容の一例について図8を用いて説明する。図8は、本発明の実施の形態1における運転状態情報と設定状態情報とが一致する場合の空調用リモートコントローラー5の表示例を示す図である。
図8に示すように、表示部85には、「壁面に暖かい場所があります」、「カーテンやドアが開いていませんか?」、及び「閉めると省エネできます」といった内容の表示文字や表示画像が表示される。これらの内容は、図7で説明したコードa用お知らせ方法情報に基づいて、図3で説明した表示内容生成部94が作成したものである。
ここで、ステップS106〜ステップS108の処理の各説明において、適宜、図8を用いて説明する。つまり、室内機11が特殊運転モード中である場合のコード対応テーブル98の詳細について説明する。図9は、本発明の実施の形態1における特殊運転モード中である場合の記憶部89に格納されるコード対応テーブル98の一例を示す図である。
次に、制御部81は、不一致状態情報に基づいて不一致状態の原因情報を取得する。ここでは、不一致状態情報はコード1であるため、それに該当する内容、すなわち、不一致原因として「自動ONモード」を取得する(ステップS107)。
次に、制御部81は、原因情報から状態一致方法情報を取得する。ここでは、原因情報は、「自動ONモード」である。そこで、制御部81は、それに相当する方法情報として、「コード1用状態一致方法情報」を取得する(ステップS108)。
制御部81は、不一致状態情報、原因情報、及び状態一致方法情報に基づいて表示内容を生成する。
例えば、制御部81が備える表示内容生成部94が、コード1用状態一致方法情報に基づいて、運転状態情報と設定状態情報とを一致させる方法を生成する。すなわち、表示内容生成部94は、室内機11の運転内容と、空調用リモートコントローラー5に設定された設定内容とを一致させる方法画面を生成する。
制御部81は、表示内容生成部94が生成した表示内容を表示部85に表示させ、処理を終了する。
ここで、表示内容の一例について図10、11を用いてそれぞれ説明する。図10は、本発明の実施の形態1における運転状態情報と設定状態情報とが一致しない場合の空調用リモートコントローラー5の表示例を示す図である。図11は、本発明の実施の形態1における運転状態情報と設定状態情報とが一致しない場合の空調用リモートコントローラー5の別の表示例を示す図である。
表示項目85aには、「自動ONで本体動作中です」というように、室内機11の運転内容と、空調用リモートコントローラー5の設定内容とが不一致となった原因が表示される。
表示項目85bには、「本体の運転とリモコン設定が一致してません」というように、室内機11の運転内容と、空調用リモートコントローラー5の設定内容とが不一致である旨が表示される。
表示項目85cには、「本体と一致させる場合は[運転 入/切]を押して下さい」というように、室内機11の運転内容と、空調用リモートコントローラー5の設定内容とが不一致である場合、両者を一致させる方法が表示される。
また、室内機11の運転内容における運転モードが暖房であり、空調用リモートコントローラー5に設定された運転モードが冷房というように、両者の運転モードが単純に異なる場合、室内機11の運転内容である暖房と一致させるように、暖房ボタン87kを押下させる方法を表示させればよい。
表示項目85aには、「特殊機能モードで本体動作中」というように、室内機11の運転内容と、空調用リモートコントローラー5の設定内容とが不一致となった原因が表示される。
表示項目85bには、「本体の運転とリモコン設定が一致してません」というように、室内機11の運転内容と、空調用リモートコントローラー5の設定内容とが不一致である旨が表示される。
表示項目85cには、「どちらの設定に状態を一致させますか 本体[決定] リモコン[戻る]」というように、室内機11の運転内容と、空調用リモートコントローラー5の設定内容とが不一致である場合、両者を一致させる方法が表示される。
なお、このとき、送受信部83が空調用リモートコントローラー5で保持する運転状態情報に関するコードを室内機11に送信してもよい。つまり、室内機11から取得した運転状態情報を一旦空調用リモートコントローラー5で保持しておき、それを再び室内機11へ送信する処理をしてもよい。
なお、室内機11の運転内容と、空調用リモートコントローラー5の設定内容とが不一致である旨、室内機11の運転内容と、空調用リモートコントローラー5の設定内容とが不一致となった原因、室内機11の運転内容と、空調用リモートコントローラー5の設定内容とが不一致である場合、両者を一致させる方法の表示順番については特に限定するものではない。
図15は、本発明の実施の形態1における空調用リモートコントローラー5の外観の他の構成例を示す図である。
表示項目85aには、「特殊機能モードで本体動作中」というように、室内機11の運転内容と、空調用リモートコントローラー5の設定内容とが不一致となった原因が表示される。
表示項目85bには、「本体の運転とリモコン設定が一致してません」というように、室内機11の運転内容と、空調用リモートコントローラー5の設定内容とが不一致である旨が表示される。
表示項目85cには、「どちらの設定に状態を一致させますか 本体[本体] リモコン[リモコン]」というように、室内機11の運転内容と、空調用リモートコントローラー5の設定内容とが不一致である場合、両者を一致させる方法が表示される。
なお、このとき、送受信部83が空調用リモートコントローラー5で保持する運転状態情報に関するコードを室内機11に送信してもよい。つまり、室内機11から取得した運転状態情報を一旦空調用リモートコントローラー5で保持しておき、それを再び室内機11へ送信する処理をしてもよい。
なお、上記の説明では表示内容として表示文字や表示画像が生成される一例について説明したが、特にこれに限定するものではない。例えば、空調用リモートコントローラー5は、音声出力部が設けられている場合には、予め記憶された音声合成情報を再生することにより、報知させてもよい。また、音声入力部も設けられている場合には、ユーザーが好みの音声情報を作成し、それを入力し、その入力した音声情報を出力させることにより、報知させてもよい。
なお、表示文字は、例えば、文字のフォントデータ等から形成されるものであり、表示画像は、例えば、ラスター画像やベクター画像から形成されるものである。また、空調用リモートコントローラー5にインターネット接続インタフェースが設けられている場合には、適宜好みの文字や画像や動画や音声等をダウンロードし、それを報知に利用してもよい。
また、リモコンボタン87mは、本発明における「第2情報側一致ボタン」に相当する。
本実施の形態2において、実施の形態1との相違点は、情報ボタン87hを用いなくとも、他のボタンであっても同様に情報ボタン87hを用いて取得する情報を取得する点である。
なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
また、実施の形態1と同様の構成、機能、及び動作についての説明については省略する。
図16に示すように、制御部51は、運転状態情報保持部101、設定状態情報保持部102、及び比較部106を備える。
なお、運転状態情報保持部101の構成及び機能は、運転状態情報保持部91と同様であるため、その説明については省略する。
また、設定状態情報保持部102の構成及び機能は、設定状態情報保持部92と同様であるため、その説明については省略する。
ただし、設定状態情報保持部102には、設定状態情報保持部92に関するコードが格納され、運転状態情報保持部101には、室内機11の運転内容に関するコードが格納されるものとする。
その際、制御部51は、適宜記憶部54に格納されている各種情報を運転状態情報保持部101及び設定状態情報保持部102に格納する。
また、比較部106の構成及び機能は、比較部96と同様であるため、その説明については省略する。
なお、ここでは相違点の処理について説明し、その他の説明については省略する。
制御部81は、例えば、上三角ボタン87cが押下されたか否かを判定する。制御部81は、上三角ボタン87cが押下された場合、ステップS502へ進む。一方、制御部81は、上三角ボタン87cが押下されない場合、ステップS501へ戻る。
なお、上記の説明では、上三角ボタン87cが押下された場合について説明したが、特にこれに限定するものではなく、他のボタンであってもよい。つまり、情報ボタン87h、リモコンボタン87m、及び本体ボタン87n以外であればよい。
なお、上記の動作は、空気調和機3の運転が稼働中であっても停止中であってもよいものとする。
制御部81は、室内機11へ設定状態情報に関するコードを送信する。
制御部51は、設定状態情報を受信したか否かを判定する。制御部51は、設定状態情報を受信した場合、ステップS602へ進む。一方、制御部51は、設定状態情報を受信しない場合、ステップS601へ戻る。
制御部51は、特殊運転モード中であるか否かを判定する。制御部51は、特殊運転モード中ではない場合、ステップS603へ進む。一方、制御部51は、特殊運転モード中である場合、ステップS606へ進む。
制御部51は、設定状態情報を反映する。具体的には、制御部51は、空調用リモートコントローラー5から受信した設定状態情報に関するコードに、運転状態情報保持部101に格納されている室内機11の運転内容に関するコードを上書き更新する。
制御部51は、運転状態情報保持部101に格納されている運転状態情報、すなわち、運転状態情報保持部101に格納されている室内機11の運転内容に関するコードを取得する。
制御部51は、取得した情報を空調用リモートコントローラー5に送信する。
制御部51は、運転状態情報と、設定状態情報とが一致するか否か又は特殊運転状態に影響がない不一致内容であるかを判定する。制御部51は、運転状態情報と、設定状態情報とが一致する場合又は特殊運転状態に影響がない不一致内容である場合、ステップS603へ進む。一方、制御部51は、運転状態情報と、設定状態情報とが一致しない場合又は特殊運転状態に影響がある不一致内容である場合、ステップS607へ進む。
制御部51は、不一致状態情報を取得し、ステップS604へ進む。
したがって、ユーザーの使い勝手や利便性を向上させることができる。
本実施の形態3において、実施の形態1、2との相違点は、空調用リモートコントローラー5以外で室内機11の運転内容を変更する点である。
なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1、2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
また、実施の形態1、2と同様の構成、機能、及び動作についての説明については省略する。
サブリモートコントローラー6は、空調用リモートコントローラー5の構成及び機能と同一のものであり、予備用のコントローラとして利用されるものである。
なお、エネルギー管理システム7は、上記の他にも、例えば、BEMS(Building and Energy Management System)、FEMS(Factory Energy Management System)、及びCEMS(Cluster/Community Energy Management System)等が必要に応じて導入されている。
なお、上記の説明では、エネルギー管理システム7と、室内機11との通信媒体としてIP網10が利用される一例について説明したが、特にこれに限定するものではない。例えば、室内機11は、図示は省略するが、電話回線網を介してエネルギー管理システム7と通信してもよい。また、IP網10は、有線通信によるIP網10であっても、無線通信によるIP網10であっても、光通信によるIP網10であってもよい。
したがって、ユーザーの使い勝手や利便性を向上させることができる。
Claims (20)
- 室内機に制御指令を送信する空調用リモートコントローラーであって、
前記室内機の運転内容を受信する送受信部と、
前記室内機の運転内容と、前記空調用リモートコントローラーの設定内容とを比較する制御部と、
前記制御部による比較結果に基づいた表示内容を表示する表示部と、
前記室内機の運転内容と前記空調用リモートコントローラーの設定内容とが不一致である原因に関する複数の原因情報および前記室内機の運転内容と前記空調用リモートコントローラーの設定内容とを一致させるための複数の状態一致方法情報の少なくともいずれか一方を記憶する記憶部と、
を備え、
前記制御部は、
前記室内機が判断して動作する特殊運転モード中に、前記室内機の運転内容と、前記空調用リモートコントローラーの設定内容とが不一致である場合、前記室内機の運転内容と前記空調用リモートコントローラーの設定内容とが不一致である旨と、前記複数の原因情報のうち、前記室内機の運転内容に対応する原因情報および前記複数の状態一致方法情報のうち、前記室内機の運転内容に対応する状態一致方法情報の少なくともいずれか一方と、を前記表示部により報知させる
ことを特徴とする空調用リモートコントローラー。 - 前記室内機の運転内容を前記送受信部により取得させる情報取得ボタンを備え、
前記制御部は、
前記送受信部から供給された前記室内機の運転内容に関する第1情報を保持する運転状態情報保持部を備え、
前記情報取得ボタンが操作された場合、前記第1情報を前記運転状態情報保持部に保持する
ことを特徴とする請求項1に記載の空調用リモートコントローラー。 - 前記室内機の運転内容に関する操作を行う複数の操作ボタンを備え、
前記制御部は、
前記送受信部から供給された前記室内機の運転内容に関する第1情報を保持する運転状態情報保持部を備え、
前記複数の操作ボタンの何れかが操作された場合、前記第1情報を前記運転状態情報保持部に保持する
ことを特徴とする請求項1に記載の空調用リモートコントローラー。 - 前記制御部は、
前記空調用リモートコントローラーの設定内容により生成された該設定内容に関する第2情報を保持する設定状態情報保持部と、
前記第1情報と、前記第2情報とが不一致であるか否かを比較する比較部と、
前記比較部による比較結果に基づいて、表示文字及び表示画像の何れか一方又は両方から構成される前記表示内容を生成する表示内容生成部と、
を備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の空調用リモートコントローラー。 - 前記比較部は、
運転中、運転停止、通常運転モード及び前記特殊運転モードから構成される運転モード、設定温度、設定湿度、風速、及び風向の少なくとも1つに関する情報から構成される前記第1情報と、
前記運転中、前記運転停止、前記運転モード、前記設定温度、前記設定湿度、前記風速、及び前記風向の少なくとも1つに関する情報から構成される前記第2情報と、を比較する
ことを特徴とする請求項4に記載の空調用リモートコントローラー。 - 前記表示内容生成部は、
前記第1情報と、前記第2情報とが不一致である旨と、
前記第1情報と、前記第2情報とが不一致となった原因と、
前記第1情報と、前記第2情報とが不一致である場合、前記第1情報と、前記第2情報とを一致させる方法と、に関する前記表示内容をそれぞれ生成する
ことを特徴とする請求項5に記載の空調用リモートコントローラー。 - 前記制御部は、
前記不一致である旨と、前記不一致となった原因と、前記一致させる方法と、を一画面に同時に表示する
ことを特徴とする請求項6に記載の空調用リモートコントローラー。 - 前記制御部は、
前記不一致である旨と、前記不一致となった原因と、前記一致させる方法と、を一画面ずつ順に表示する
ことを特徴とする請求項6に記載の空調用リモートコントローラー。 - 前記制御部は、
一定の時間間隔で、又は、前記情報取得ボタン及び前記複数の操作ボタンの何れかが操作された場合、前記不一致である旨と、前記不一致となった原因と、前記一致させる方法と、を順に表示する
ことを特徴とする請求項8に記載の空調用リモートコントローラー。 - 前記室内機は、人の存否を検知するセンサ部を備え、
前記制御部は、
前記複数の原因情報の中から、前記不一致となった原因が、前記センサ部で人の存在を検知することで自動的に起動する自動ONモードによる前記特殊運転モードであると紐付けする
ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の空調用リモートコントローラー。 - 前記室内機は、人の存否を検知するセンサ部を備え、
前記制御部は、
前記複数の原因情報の中から、前記不一致となった原因が、前記センサ部で人の不在を検知することで自動的に停止する自動OFFモードによる前記特殊運転モードであると紐付けする
ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の空調用リモートコントローラー。 - 前記室内機は、人の存否又は人の活動量を検知するセンサ部を備え、
前記制御部は、
前記複数の原因情報の中から、前記不一致となった原因が、前記センサ部で人の存在又は人の活動量の低下を検知することで自動的に運転をセーブする自動セーブモードによる前記特殊運転モードであると紐付けする
ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の空調用リモートコントローラー。 - 前記室内機は、室温又は人体の体感温度を検知するセンサ部を備え、
前記制御部は、
前記複数の原因情報の中から、前記不一致となった原因が、前記センサ部で室温又は人体の体感温度を検知することで前記運転モード、前記室内機の設定温度、該室内機の風速及び風向を制御する自動制御モードによる前記特殊運転モードであると紐付けする
ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の空調用リモートコントローラー。 - 前記室内機は、前記制御指令を送受信する送受信部を備え、
前記制御部は、
前記複数の原因情報の中から、前記不一致となった原因が、前記空調用リモートコントローラーとは異なるリモートコントローラー、ビル内の空調を統括管理する集中管理センター、及び家庭内の消費電力を管理するエネルギー管理センターの何れかに基づいた前記制御指令であると紐付けする
ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の空調用リモートコントローラー。 - 前記第2情報を、前記第1情報に一致させる第1情報側一致ボタンを備え、
前記制御部は、
前記第1情報側一致ボタンが操作された場合、前記設定状態情報保持部が保持する前記第2情報を、前記運転状態情報保持部が保持する前記第1情報に上書き更新する
ことを特徴とする請求項10〜14の何れか一項に記載の空調用リモートコントローラー。 - 前記第1情報を、前記第2情報に一致させるように、該第2情報を室内機へ向け、送信させる第2情報側一致ボタンを備え、
前記表示内容生成部は、
前記第1情報側一致ボタン及び前記第2情報側一致ボタンの何れか一方への選択を促進させる促進内容を生成し、
前記表示部は、
前記促進内容を表示する
ことを特徴とする請求項10〜14の何れか一項に記載の空調用リモートコントローラー。 - 空調用リモートコントローラーからの制御指令を受信する室内機であって、
前記空調用リモートコントローラーの設定内容を送受信する送受信部と、
前記空調用リモートコントローラーの設定内容と、前記室内機の運転内容とを比較する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記室内機が判断して動作する特殊運転モード中に、前記室内機の運転内容と、前記空調用リモートコントローラーの設定内容とが一致しない場合、前記空調用リモートコントローラーへ、前記室内機の運転内容と前記空調用リモートコントローラーの設定内容とが不一致である旨と、現在の前記室内機の運転内容と、を前記送受信部により送信させ、
前記室内機が判断して動作する特殊運転モード中に、前記室内機の運転内容と、前記空調用リモートコントローラーの設定内容とが一致する場合、前記空調用リモートコントローラーへ、現在の前記室内機の運転内容を前記送受信部により送信させる
ことを特徴とする室内機。 - 前記室内機の運転内容と、前記空調用リモートコントローラーの設定内容とが不一致である場合、その旨を報知する報知部を備えた
ことを特徴とする請求項17に記載の室内機。 - 請求項1〜16の何れか一項に記載の空調用リモートコントローラーと、
前記空調用リモートコントローラーからの制御指令を受信する請求項17又は18に記載の室内機と、該室内機と冷媒配管を介して接続された室外機とで構成される空気調和機と、
を備えたことを特徴とする空気調和システム。 - 前記空気調和機と、電話回線網又はIP網を介して、該空気調和機の前記室内機の運転内容及び前記制御指令の何れか一方を送受信するエネルギー管理システムを備えた
ことを特徴とする請求項19に記載の空気調和システム。
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