JP5168365B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機本体とそれを運転操作するリモートコントローラとの間で電波を使用して双方向通信を行う空気調和機に関する。
近年、空気調和機本体とリモートコントローラ(以下、リモコンという)とにそれぞれ双方向通信手段を設けて、リモコンから空気調和機本体に対して運転操作を行うと共に、空気調和機本体からリモコンに対して空気調和機本体の運転開始から運転停止までの消費電力または電気料金のデータを送信し、これをリモコンで受信してリモコンの表示器に表示する空気調和機がある(特許文献1参照)。
特開2007−278696号公報
しかしながら、このような従来の空気調和機にあっては、電波を使用して双方向通信を行う場合に、操作対象となる空気調和機が設置されていない隣の部屋などでリモコンが操作されると、電波の届く範囲に空気調和機があれば気づかないうちに、運転設定が変わったりすることがあり、その空気調和機の設定がどのように変更されたのかを確認することができないという問題がある。
また、従来の空気調和機は、リモコンが隣の部屋などで誤って操作された場合に、操作前は運転停止状態であった空気調和機本体が運転を開始する場合も考えられる。このように、電波を使用して双方向通信機能を持つ空気調和機は、リモコンの誤操作により意図しない運転操作が行われる可能性が常にあって、その検証も難しいという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、リモコンに空気調和機本体の運転状況と、リモコンと空気調和機本体との間で行われる無線通信が成功したか否かの通信結果とをリモコンに表示させ、リモコンを見ただけで空気調和機本体がどのような運転状況にあるのかが理解できる空気調和機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、空気調和機本体と、前記空気調和機本体の運転操作を電波を使用して双方向通信をうリモコンとを備えた空気調和機であって、前記空気調和機本体は、前記リモコンから運転操作を行う操作信号を受信する本体受信手段と、前記リモコンに対して前記空気調和機本体の運転情報を送信する本体送信手段と、を備え、前記リモコンは、前記空気調和機本体に対して運転操作の操作信号を送信するリモコン送信手段と、前記空気調和機本体から送信される前記運転情報を受信するリモコン受信手段と、前記運転操作の操作内容あるいは、前記運転情報を表示する表示手段と、前記表示手段の表示内容を制御する表示制御手段と、前記リモコン送信手段から前記操作信号を送信した際に、前記リモコン受信手段を受信待ち状態とし、前記受信待ち状態を一定時間で解除する受信時間限定手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記受信待ち状態中に前記本体送信手段からの前記運転情報を受信した場合には前記表示手段に運転情報を表示し、前記運転情報を受信できなかった場合には前記表示手段に通信が不可能だった旨のエラー表示を行うことを特徴とする。
また、本発明は、前記リモコンは、前記受信時間限定手段に代えて、所定時間毎に前記リモコンから前記空気調和機本体へ運転情報を要求する要求信号を送信した際に、前記リモコン受信手段を受信待ち状態とし、前記受信待ち状態を一定時間で解除する省電力待ち受け手段を備えたことが好ましい。
また、本発明は、前記表示制御手段は、前記リモコンが前記受信待ち状態であっても表示を継続させることが好ましい。
また、本発明は、前記表示制御手段は、前記運転情報が得られなかった場合に、前記要求信号を送信した時点における運転情報を表示するようにしたことが好ましい。
また、本発明は、前記表示制御手段は、前記運転情報が得られなかった場合に、前記要求信号を送信した時点における操作内容を表示するようにしたことが好ましい。
本発明によれば、リモコンのリモコン送信手段から空気調和機本体の運転操作を行う操作信号を送信し、空気調和機本体の本体受信手段がその操作信号を受信すると、空気調和機本体の運転情報を本体送信手段によりリモコンへ送信する。リモコンのリモコン受信手段が空気調和機本体の運転情報を受信すると、表示制御手段により表示内容を制御し、運転操作の操作内容や運転情報をリモコンに表示する。リモコン送信手段から操作信号を送信した場合は、リモコン受信手段を受信待ち状態とし、受信時間限定手段によりその受信待ち状態を一定時間で解除する。表示制御手段は、受信待ち状態中にリモコンと空気調和機本体との通信が確立できなかった場合、表示手段に通信が不可能だった旨のエラー表示を行う。このように、本発明は、リモコンに空気調和機本体の運転状況と、通信が成功したか否かの通信結果とを表示させることができるので、リモコンを見ただけで空気調和機本体がどのような運転状況にあるのかを容易に理解することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる空気調和機本体とリモコンおよび加湿器と外部接続機器との関係を説明する図である。 図2は、図1の空気調和機本体とリモコンおよび加湿器と外部接続機器との概略構成を示すブロック図である。 図3は、本実施例にかかる空気調和機のリモコンの平面図である。 図4は、本実施例にかかるリモコンとエアコンとの間で行われるペアリング設定動作の手順を説明する図である。 図5は、図4のペアリング設定中に受信可能なエアコンの機種情報の一例を示す図である。 図6は、図4のペアリング設定に最低限必要なエアコンの機種情報の一例を示す図である。 図7は、本実施例にかかるペアリング設定後のリモコンとエアコンとの間でログ情報の受け渡しを行う場合の通信手順を説明する図である。 図8は、運転停止中の空気調和機本体に対して運転操作が行われた場合のリモコンの表示例を示す図である。 図9は、図8のリモコンの表示例のうち通信成功時に表示させる画面を示す図である。 図10は、リモコンからエアコンに対して運転操作の操作信号を送信した場合の動作を説明するフローチャートである。 図11は、リモコンからエアコンに対して運転情報の要求信号を送信した場合の動作を説明するフローチャートである。 図12は、本実施例にかかるリモコンとPCとの間でログ情報の受け渡しを行う場合の通信手順を説明する図である。 図13は、PCが取得したログ情報に基づいてエアコンの運転情報管理を行うPC画面例を示す図である。 図14は、PCが取得したログ情報に基づいてエアコンの運転情報管理を行うPC画面例を示す図である。 図15は、PCが取得したログ情報に基づいてエアコンの運転情報管理を行うPC画面例を示す図である。 図16は、PCが取得したログ情報に基づいてエアコンの運転情報管理を行うPC画面例を示す図である。 図17は、PCが取得したログ情報に基づいてエアコンの運転情報管理を行うPC画面例を示す図である。 図18は、PCが取得したログ情報に基づいてエアコンの運転情報管理を行うPC画面例を示す図である。 図19は、PCが取得したログ情報に基づいてエアコンの運転情報管理を行うPC画面例を示す図である。 図20は、PCが取得したログ情報に基づいてエアコンの運転情報管理を行うPC画面例を示す図である。 図21は、PCが取得したログ情報に基づいてエアコンの運転情報管理を行うPC画面例を示す図である。 図22は、PCが取得したログ情報に基づいてエアコンの運転情報管理を行うPC画面例を示す図である。 図23は、PCが取得したログ情報に基づいてエアコンの運転情報管理を行うPC画面例を示す図である。 図24は、PCが取得したログ情報に基づいてエアコンの運転情報管理を行うPC画面例を示す図である。 図25は、PCが取得したログ情報に基づいてエアコンの運転情報管理を行うPC画面例を示す図である。 図26は、PCが取得したログ情報に基づいてエアコンの運転情報管理を行うPC画面例を示す図である。 図27は、PCが取得したログ情報に基づいてエアコンの運転情報管理を行うPC画面例を示す図である。 図28は、PCが取得したログ情報に基づいてエアコンの運転情報管理を行うPC画面例を示す図である。
以下に、本発明にかかる空気調和機の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[構成説明]
図1は、本発明の一実施形態にかかる空気調和機本体とリモコンおよび加湿器と外部接続機器との関係を説明する図であり、図2は、図1の空気調和機本体とリモコンおよび加湿器と外部接続機器との概略構成を示すブロック図であり、図3は、本実施例にかかる空気調和機のリモコンの平面図である。
本実施例にかかる空気調和機は、図1に示すように、空気調和機本体としてのエアコン室内機2とリモコン1とで構成され、RFモジュールによる双方向無線通信を利用して、リモコン1からエアコン室内機2に対して遠隔操作や各種設定を行い、エアコン室内機2から各種運転情報をリモコン1が取得すると、リモコン1の表示手段に情報を表示させて、運転管理や各種設定に利用する。また、本実施例にかかるリモコン1は、取得した各種運転情報を外部接続端子としてのUSB接続端子を介してパーソナルコンピュータ(PC)3と有線接続し、運転情報管理をPC3側で行うことができる。また、本実施例にかかるリモコン1は、エアコン室内機2以外の操作対象機器である加湿器4等を赤外線送信手段としての赤外線(IR)LEDを用いて遠隔操作を行うことができる。
図1のように構成されたリモコン1と、空気調和機本体としてのエアコン室内機2、USB接続端子を介して接続されるPC3、および加湿器4の概略構成について、図2を用いて説明する。リモコン1は、エアコン室内機2との間で双方向無線通信を行うための送受信機やアンテナ等を含むリモコン送信手段およびリモコン受信手段としてのRFモジュール11、情報管理等を行うパーソナルコンピュータ(PC)3とUSB接続するためのUSBソケット12、加湿器4に対して赤外線(IR)ダイオードによりコマンドを送信してコントロールするIRLED13、エアコン室内機2から受信した各種運転情報等のデータを一定期間(ここでは、40日間分)保持するメモリを含み、リモコン1の各部を制御するMPU(マイクロプロセッサユニット)が搭載されたMPUボード14を備えている。このMPUボード14は、リモコン送信手段としてのRFモジュール11から操作信号を送信した際に、リモコン受信手段としてのRFモジュール11を受信待ち状態とし、この受信待ち状態を一定時間で解除する受信時間限定手段としての受信時間限定部14bと、所定時間毎にリモコン1からエアコンへ運転情報を要求する要求信号を送信した際に、リモコン受信手段としてのRFモジュール11を受信待ち状態とし、その受信待ち状態を一定時間で解除する省電力待ち受け手段としての省電力待ち受け部14aとの少なくとも一方を備えている。また、MPUボード14は、表示手段としてのLCDユニット15の表示内容を制御する表示制御手段としての表示制御部14cを備えている。また、リモコン1には、リモコン1の操作情報やエアコン室内機2の運転情報(運転時間、消費電力等)を表示する表示手段としてのLCDユニット15、操作対象機器を操作するキー操作部16、時間管理を行う計時専用のRTC(リアル・タイム・クロック)17、および、リモコン1の各部に電力を供給する電池18等により構成されている。
エアコン室内機2は、図2に示すように、リモコン1のRFモジュール11と双方向無線通信を行う本体受信手段および本体送信手段としてのRFモジュール21、および、RFモジュール21で受信したリモコン1からのコマンドに基づいてエアコン室内機2の各部を制御すると共に、エアコン室内機2の運転情報を収集し、運転時間と消費電力(電気代)を計算して、一定期間(ここでは、10日間分)のデータを保持するメモリを含むMPUが搭載されたMPUボード22を備えている。また、エアコン室内機2は、時間管理を行う計時専用のRTC23を備えている。
また、PC3は、図2に示すように、リモコン1のUSBソケット12との間にUSBケーブルを接続するためのUSBソケット31を備えている。PC3は、運転情報管理ソフトをインストールすることにより、USB接続時にデータの送受信が行えるようになると共に、リモコン1を介してエアコン室内機2からの運転情報を定期的に収集し、PC画面上で継続的に運転管理を行うことができる。
また、加湿器4は、図2に示すように、リモコン1のIRLED13から送信される赤外線信号を受信するIRPD(赤外線受信)ユニット41を備えている。リモコン1は、この赤外線信号(コマンド)によって加湿器4をコントロールすることができる。
空気調和機を運転操作するリモコン1は、図3に示すように、運転情報(運転の内容、運転時間、消費電力、風向板の向き等)、および操作情報(通信成功、通信エラー等)を表示する液晶表示部からなるLCDユニット15と、エアコン室内機2を運転操作するためのキー操作部16とを備えている。そして、キー操作部16の中には、エアコン室内機2の運転開始、および運転停止を操作する、運転/停止キー16aの他、ペアリング開始の際に必要な確定キー16b、フィルターを清掃するフィルタークリーンキー16c等を備えている。
本実施例の空気調和機は、上記したリモコン1とエアコン室内機2とにより構成されているが、RFモジュールを用いて双方向無線通信を行うため、近くに別機種のエアコンがあると操作対象機器が区別できなくなることから、事前にペアリング設定を行う必要がある。
[ペアリング設定]
図4は、本実施例にかかるリモコンとエアコンとの間で行われるペアリング設定動作の手順を説明する図であり、図5は、図4のペアリング設定中に受信可能なエアコンの機種情報の一例を示す図であり、図6は、図4のペアリング設定に最低限必要なエアコンの機種情報の一例を示す図である。
まず、リモコン1の登録設定が選択された場合、あるいは、リモコン1のMPUボード9に搭載された図示しない不揮発性メモリ(以下、EEPROMという)にペアリング相手が記憶されていない場合(LCDユニット15に「登録なし」が表示される場合)は、リモコン登録設定モードとなり、エアコン室内機2とペアリングを行う際の手順を表示するペアリング表示をする。同様に、エアコン室内機2もペアリング登録がない場合は、エアコン室内機2に備えられた図示しないランプで表示される。ペアリングは、図4に示すように、操作者がエアコン室内機2にある図示しないペアリングボタンを押下すると、ペアリング実行状態をブザーの鳴動、およびランプの点灯で示し、エアコン室内機2側からのペアリング要求信号がRFモジュール21に送られて、ペアリングが開始される(ステップS60)。
また、リモコン1のLCDユニット15にペアリング表示がされている間は、図3に示すリモコン1のキー操作部16の運転/停止キー16aと、操作扉を開いた中の確定キー16bとを同時に押下すると、ペアリング要求信号がRFモジュール11に送られ、ペアリングが開始される(ステップS61)。リモコン1のLCDユニット15には、「ペアリング登録中」と表示される。ここで、RFモジュール11と21との間でペアリングのための通信を行い(ステップS62)、ペアリング登録可能な機種かどうかを確認した後(ステップS63)、RFモジュール21からMPUボード22にRFモジュールのペアリングが完了した旨のペアリング完了信号を送信し(ステップS64)、RFモジュール11からMPUボード14にRFモジュールのペアリングが完了した旨のペアリング完了信号を送信する(ステップS65)。
続いて、リモコン1からエアコン室内機2に対し、エアコン機種情報要求を汎用データとして送信する(ステップS66)。この時、エアコン室内機2から受信可能なエアコン機種情報の信号としては、図5に示すように、シリーズ名(Z/S)、室内機年度(A〜Z)、文字列(機種名16文字以内)、派生機種(1)、エアコンID(MACアドレス)などがある。エアコン室内機2側のRFモジュール21は、エアコン機種情報要求をエアコン室内機2で受信すると、リモコン1に対して汎用データ送信完了信号を送信し、送信が成功したことを通知する(ステップS67)。リモコン1のMPUボード14は、RFモジュール11を受信モードに切り換える(ステップS68)。
続いて、エアコン室内機2のMPUボード22は、エアコンの機種情報をリモコン1側に情報転送する(ステップS69)。エアコン室内機2の機種情報をリモコン1側で受信すると、RFモジュール11は、エアコン室内機2に対して情報転送完了信号を送信し、送信が成功したことを通知する(ステップS70)。
リモコン1は、エアコン機種情報を取得すると、受信モード中止をRFモジュール11に通知し(ステップS71)、受信モード完了を受け取る(ステップS72)。
リモコン1のMPUボード14は、取得したエアコン機種情報に基づいて、ペアリング設定を行うエアコン室内機2が該当機種か否かを判断する。リモコン1のMPUボード14は、該当機種で、受信した信号が図6に示す信号を少なくとも含む場合、ペアリング成立の汎用データをエアコン室内機2に送信する(ステップS73)。エアコン室内機2のRFモジュール21は、ペアリング成立の汎用データを受信すると、リモコン1に対して、汎用データの送信が完了(送信成功)したことを通知する(ステップS74)。リモコン1のMPUボード14は、ペアリングが成立したことをLCDユニット15に5.5秒間表示し、操作者はシリーズ名に合わせて「Z」または「S」を選択すると、選択された機種内容がEEPROMに書き込まれる。
一方、リモコン1のMPUボード14は、ペアリング設定を行うエアコン室内機2が該当機種でないと判断した場合、あるいは、受信したエアコン機種情報が図6に示す信号以外のものであった場合、ペアリング不成立の汎用データをエアコン室内機2に送信する(ステップS75)。エアコン室内機2のRFモジュール21は、ペアリング不成立の汎用データを受信すると、リモコン1に対して、汎用データの送信が完了したことを通知する(ステップS76)。リモコン1のMPUボード14は、ペアリング不成立表示をLCDユニット15に5.5秒間表示して、ペアリングクリア処理を行い(ステップS77)、ペアリングクリアが完了したことの通知を受ける(ステップS78)。
ペアリング不成立の場合、エアコン室内機2のMPUボード22側でもペアリングクリア処理を行い(ステップS79)、ペアリングクリアが完了したことの通知を受ける(ステップS80)。このようにして、ペアリング設定が終了する。
上記のペアリング設定が終了したリモコン1とエアコン室内機2との間では、リモコン1からエアコン室内機2に対して運転操作や各種設定を行う他、以下の通信シーケンスにより、エアコン室内機2に保存されている運転状況ログ(履歴)をリモコン1が要求することにより、ログを取得することができる。
[エアコンとリモコン間の通信シーケンス]
図7は、本実施例にかかるペアリング設定後のリモコンとエアコンとの間でログ情報の受け渡しを行う場合の通信手順を説明する図である。リモコン1は、毎日、定時刻にエアコン室内機2に対して運転状況ログを要求し、収集する動作が行われる。
まず、リモコン1のMPUボード14は、図7に示すように、RTC17により定時刻(ここでは、AM0:03とする)になると、RFモジュール11および21を介してエアコン室内機2のMPUボード22に対してログ要求を送信する(ステップS81)。リモコン1は、ログ要求を送信した後、エアコン室内機2からログデータが送られてくるのを待つ。ログを待つ際に、一定の時間が経過してもログが送られてこない場合は、受信タイムアウトによる受信エラーとし、ログの受信待ちを終了して、その日のログ収集を終了する。エアコン室内機2のMPUボード22のEEPROMは、エアコン運転状況のログを最大10日分保存できる容量を持っているため、受信エラーが生じても次にログの受信が可能になった時点で、まとめてログの転送が行われる。
図7に示すように、エアコン室内機2から順次ログデータが送られてくると(ステップS82、83・・・)、その都度リモコン1のMPUボード14のEEPROMに保存する。ログの保存方法は、EEPROMに未保存のエリアがある場合は、その部分にログを書き込み、未保存のエリアが無い場合は、一番古いログの書き込みエリアを上書きして保存する。リモコン1は、エアコン室内機2からログデータの終了を示すログ終了を受信すると(ステップS84)、ログ取得が完了する。
また、リモコン1とエアコン室内機2との間では、上記した定時刻以外に、リモコン1が運転操作のコマンドを送信すると、エアコン室内機2から運転状況ログを取得して、リモコン1のLCDユニット15に表示することができる。
[リモコンの表示例と動作説明]
図8は、運転停止中の空気調和機本体に対して運転操作が行われた場合のリモコンの表示例を示す図であり、図9は、図8のリモコンの表示例のうち通信成功時に表示させる画面を示す図であり、図10は、リモコンからエアコンに対して運転操作の操作信号を送信した場合の動作を説明するフローチャートであり、図11は、リモコンからエアコンに対して運転情報の要求信号を送信した場合の動作を説明するフローチャートである。
図8に示すリモコンの表示は、エアコン室内機2の運転停止中に、操作者がリモコン1のフィルタークリーンキー16cを押下して、フィルタークリーンを行わせる操作信号をエアコン室内機2に対して送信する場合である。フィルタークリーンキー16cを押下したことにより、画面の右上に通信中が表示される。
リモコン1の表示は、リモコン1とエアコン室内機2との間で通信が成功すると、白抜き矢印で示すフィルタークリーンを実行していることを示す運転情報画面に移行する。このフィルタークリーンは、処理時間が10分間に設定されているため、MPUボード14の表示制御部14cとRTC17とにより、残り時間を1分毎にカウントダウン表示させることができる。これにより、操作者は現在行われているメンテナンス運転の内容と残り運転時間とがわかるため、処理が終わるまで安心して待つことができる。フィルタークリーン運転の指定時間(10分間)が終了すると、エアコン室内機2の運転停止中の画面が表示される。なお、処理時間は、予め決められた時間でも良いし、使用状況に応じてその都度エアコン室内機2が決定し、リモコン1に設定するようにしても良い。
また、図8の最初のリモコン1の表示画面は、リモコン1とエアコン室内機2との間で通信中であるが、通信が失敗すると黒抜き矢印で示す画面に移行し、「通信できませんでした」というメッセージとイラストが別画面で表示されるため、操作者はエアコン室内機2との間で通信できなかったことがわかる。そして、その5.5秒後には、白抜き矢印で示した「通信×」が表示されたエアコン室内機2の運転停止画面が継続的に表示される。このため、操作者は、「通信できませんでした」というメッセージとイラストの画面を見落としたとしても、この運転停止画面を見るだけで、先程操作したフィルタークリーン運転が実行されなかったことがわかる。操作者は、再度フィルタークリーン運転を操作したい場合、通信状況の良い位置で再びフィルタークリーンキー16cを押下するか、今回は時間がないので通常運転を優先させるなど適切に判断することができる。
また、図8に示すリモコン1の画面表示が操作者の意図しない状況下で表示された場合は、リモコン1の誤操作によるものと判断することができる。仮に、意図しない運転が開始されている場合は、リモコン1の表示内容に基づいて、運転停止のコマンドをエアコン室内機2に送る必要がある。
図8の画面例では、通信失敗時に通信エラーの表示を行っているが、図9に示す画面を通信が成功した場合にのみ表示させるようにすることもできる。本実施例の空気調和機に用いている液晶表示パネルは、電源を切っても画面に表示された内容が維持されるメモリ性液晶ディスプレイが用いられている。このため、リモコン1の消費電力をさらに低減させることができる。なお、本実施例では、リモコンの表示装置に液晶ディスプレイを用いているが、EL等のフラットパネルディスプレイを用いて実施しても良い。
また、図8に示すエアコン室内機2の運転停止時における画面例において、電気代表示に今日の電気代と昨日の電気代が表示されているが、毎日定時刻(例えば、午前0:03)になると、今日の電気代を昨日の電気代として表示し、今日の電気代がリセットされるが、その定時刻での処理中に読み込みエラーが発生した場合は、電気代が表示されていない画面が発生する。このため、リモコン1の表示データをエアコン室内機2から全て読み込むのではなく、リモコン側で表示している今日の電気代データを使って、昨日の電気代データを書き換えることで、通信エラー発生時であっても表示されない項目が発生するのを少なくすることができる。ここでは、電気代表示として説明したが、これに限定されず、エアコン室内機2の運転時間、外気温度、エアコン室内機2の運転中における平均気温等に用いても良い。
続いて、運転中に通信を行い、通信エラーが起きた場合の説明を行う。図3のLCDユニット15は運転中の表示内容を表しており、運転モードとしての「冷房」と、設定内容としての「28℃」という表示がなされている。図8は運転停止中の表示内容を表しており、運転モードあるいは設定内容は表示されておらず、運転中よりも現在時刻が大きな文字で表示されたり、使用した電気代が表示されたりしている。運転中の表示をしている際にフィルタクリーンの指示を行なって通信エラーが生じた場合は、「通信ができませんでした」というメッセージとイラストの画面表示を行ない、その後運転モードあるいは設定内容の表示を維持したまま、「通信×」との表示をする。「通信×」との表示がされていても、運転モードあるいは設定内容の表示が維持されているため、操作者はエアコン室内機2の運転が継続されていることが分かるようになっている。なお運転中にフィルタークリーンの指示に関する通信が失敗した場合だけではなく、他の通信が失敗した時でも良い。例えば、ログ情報の受け渡しを行う通信が失敗した場合にも運転モードあるいは設定内容の表示を維持したまま「通信×」との表示をすることで、通信エラーが生じてはいるが、エアコン室内機2の運転は継続されていることが分かる。
図10のフローチャートは、本実施例の空気調和機におけるリモコン1がエアコン室内機2に対して、運転操作の操作信号を送信した場合についての動作を示している。まず、リモコン1からエアコン室内機2に操作信号が送信されているか否かを判断し(ステップS100)、リモコン1から操作信号が送信されるまで待機する(ステップS101)。
リモコン1からエアコン室内機2に対して操作信号が送信されると(ステップS100でYes)、リモコン1側のRFモジュール11を受信待ち状態とする(ステップS102)。この受信待ち状態は、継続するのではなくMPUボード14の受信時間限定部14bによって、一定時間の間だけ受信待ち状態とする(ステップS103)。これにより、リモコン1の受信待機中における消費電力を大幅に低減できると共に、操作信号の送信時を利用して双方向通信が行えるようにしている。
受信時間限定部14bは、RTC17を使って時間が経過するのを計時し、一定時間が経過したら(ステップS103でYes)、受信待ち状態を解除する(ステップS104)。さらに、MPUボード14は、上記受信待ち状態中にエアコン室内機2との間で通信が確立したか否かを判断し(ステップS105でNo)、通信が確立していなければエラー表示を行う(ステップS106)。また、通信が確立した場合には、図9に示すような成功表示を行うことができる(ステップS107)。
また、図11のフローチャートは、リモコン1からエアコン室内機2に運転情報の要求信号を送信した場合の動作を示している。まず、リモコン1からエアコン室内機2に要求信号が送信されたか否かを判断し(ステップS200)、リモコン1から要求信号が送信されるまで待機する(ステップS201)。
リモコン1からエアコン室内機2に対して要求信号が送信されると(ステップS200でYes)、リモコン1側のRFモジュール11を受信待ち状態とする(ステップS202)。そして、この受信待ち状態は、継続するのではなくMPUボード14の省電力待ち受け部14aによって、一定時間の間だけ受信待ち状態とする(ステップS203)。これにより、リモコン1の受信待機中における消費電力を大幅に低減することができると共に、要求信号の送信時を利用して双方向通信が行うことができる。この要求信号は、図10における操作信号と異なり、定期的に送信できるため、リモコン1が必要とする間隔で双方向通信を行うことができる。
省電力待ち受け部14aは、RTC17を使って時間が経過するのを計時し、一定時間が経過したら(ステップS203でYes)、受信待ち状態を解除する(ステップS204)。さらに、MPUボード14は、上記受信待ち状態中にエアコン室内機2との間で通信が確立したか否かを判断し(ステップS205でNo)、通信が確立していなければエラー表示を行う(ステップS206)。また、通信が確立した場合は、図9に示すような成功表示を行うことができる(ステップS207)。
[リモコンとPC間の通信シーケンス]
また、本実施例のリモコン1は、エアコン室内機2の運転情報が管理可能なPC3と接続する外部接続端子としてのUSBソケット12を備えている。このため、リモコン1とPC3をUSB接続することにより、エアコン室内機2の運転情報をリモコン1経由でPC3に収集することが可能となり、PC3においてエアコン室内機2の運転情報を継続的に管理することができる。
図12は、本実施例にかかるリモコンとPCとの間でログ情報の受け渡しを行う場合の通信手順を説明する図である。上記したエアコン1とリモコン2間の通信シーケンスにより、リモコン1のMPUボード14のEEPROMに保存されたエアコンの運転状況のログをPC3に送信するものである。リモコン1のMPUボード14のEEPROMは、エアコンから受信したログを最大40日分保存できる容量を持っている。
まず、リモコン1とPC3との間をUSB接続すると、USBドライバにより通信可能となるまでの一連の処理(エニュメレーション)が行われ、エニュメレーションの完了によりリモコン1とPC3との間で通信が可能になる(ステップS85)。エニュメレーションの間は、「接続検出:USB接続中」の表示がリモコン1のLCDユニット15に表示される。
エニュメレーションが完了すると、PC3は、リモコン1に対してエアコン情報を要求する(ステップS86)。リモコン1は、これに応答してMPUボード14のEEPROMに保存したエアコン情報をPC3に対して送信する(ステップS87)。エアコン情報としては、エアコンの製品名、シリーズ名、能力帯、室内機年度、使用電圧の他、エアコンMACアドレス、部屋情報、およびリモコンタイプなどがある。
PC3は、受信したエアコン情報と、管理しているエアコン情報とを照合し、受信したエアコン情報がどのエアコンに該当するのかを識別する。PC3において、複数のエアコンを管理している場合は、受信したエアコン情報がどのエアコンに該当するかを照合する必要がある。
続いて、PC3は、運転設定情報を読み込むため、リモコン1に対してエアコン運転設定情報を要求する(ステップS88)。リモコン1は、これに応答してMPUボード14のEEPROMに保存されているエアコン運転設定情報をPC3に送信する(ステップS89)。エアコン運転設定情報としては、音量レベル、ボイスの有無、不在エコの切り換え、内部クリーンの有無、お手入れ時間、省エネファンの有無、自動パワフルの有無、および電流切換などがある。
続いて、PC3は、リモコン1に対してログ読込みのために、ログ要求を行う(ステップS90)。リモコン1は、PC3からのログ要求に応答して、ログデータを送信する(ステップS91)。PC3とリモコン1とは、次データ要求とログデータの送信が繰り返される(ステップS92、S93、S94)。リモコン1は、送信するログデータが無くなった時点でPC3に対しログ終了を送信することにより(ステップS95)、PC3におけるログ読込み処理が完了する。その後、PC3とリモコン1とをつなぐUSB接続が切断され(ステップS96)、リモコン1がPC3との間の通信モードから解放されると、LCDユニット15の表示が通常表示に移行する。
このように、エアコン室内機2に一時的に保存された(最大10日間分保存可能)エアコンの運転ログは、リモコン1側に送信されて保存され(最大40日間分保存可能)、リモコン1とPC3とをUSB接続した時点で、リモコン1に保存されていたログがPC3側に転送される。PC3では、予めインストールされた運転情報管理ソフトを使って、図18〜図33に示すようにエアコン室内機2の運転情報を管理することができる。
[PCにおける運転情報の管理]
図13〜図28は、PCが取得したログ情報に基づいてエアコンの運転情報管理を行うPC画面例を示す図である。まず、PC3は、運転情報管理ソフトにより図13に示すような画面が表示される。操作者は、エアコン選択タグ100をクリックし、その中の「リビング1」のボタン101をクリックすると共に、カレンダータグ102をクリックすると、「リビング1」のエアコンにおける毎日の運転時間と電気代、月単位、年単位の電気代、月目標電気代等が記載されたカレンダー画面103が表示される。これにより、エアコン毎の運転状況と電気代とを継続的に把握可能となり、エアコンの効率的な利用や設定に利用することができる。
PC3とリモコン1とをUSB接続した場合は、図14に示すように、リモコン1が接続され、データ受信中であることを示すウインドウ104が表示される。そして、PC3には、新たな運転情報がPC3に取り込まれると、図15に示すように、カレンダー画面103にリモコン1に保存されていた前日までの運転時間と電気代とが追加された画面が表示される。
続いて、操作者は、図15の状態から画面上のグラフタグ105をクリックすると、図16に示すように、毎日の電気代が棒グラフ化されたグラフ画面106を表示することができる。これにより、一カ月間のエアコンの電気代の増減を一目で把握することができる。また、累計電気代として、今月の「リビング1」にかかったエアコン電気代の合計、前の月の電気代の合計、年間の電気代の合計、前の年の電気代の合計、月目標電気代等も表示されるため、エアコンの運転状況を多角的に把握することが可能になる。
また、図20の画面において、エアコン選択タグ100の全室合計ボタン108をクリックすると、リビング1ボタン101と寝室1ボタン107のそれぞれが合計されたグラフ画面106が色違い(モノクロ表示であれば、濃度違い)で表示される。これにより、全室のエアコンの電気代の合計とその内訳を一目で把握することができる。また、グラフ画面106には、縮小ボタン109と拡大ボタン110が設けられている。例えば、図17に示す状態で拡大ボタン110をクリックすると、グラフ画面106は、図18のようにグラフのレートが変化し、拡大表示することができる。これにより、電気代の微妙な変化も明確に把握することができる。
例えば、図19に示すように、エアコン選択タグ100に、リビング1ボタン101、ダイニング1ボタン111、和室1ボタン112、寝室1ボタン113、子供部屋1ボタン114、その他1ボタン115、子供部屋2ボタンという多数のエアコンが登録されている場合は、全室合計ボタン108をクリックすると、1日毎の全室の電気代の合計のグラフが表示される。そして、1日の全室の電気代の合計のグラフは、さらに部屋毎の電気代が色違い(モノクロ表示であれば、濃度違い)で表示されるため、多数のエアコンの電気代の内訳も一目で把握することができる。
また、図17に示すグラフ表示において、特定の日にちをクリックすると、図20に示すように、その日の運転状況を詳細に示すウインドウ117を開くことができる。そのウインドウには、その日の全室合計の電気代、運転時間、および外気温度の平均気温などを表示することができる。
さらに、図21に示すエアコン設定確認画面119は、エアコン選択タグ100のリビング1ボタン101をクリックし、エアコン設定確認タグ118をクリックした場合の画面である。このエアコン設定確認画面119は、リビング1ボタン101に登録されているエアコンの設定内容の詳細をPC3の画面上で容易に確認することができる。また、エアコン設定確認画面119は、設定内容の機能が併せて表示されているため、操作者が設定内容を変更する際に設定内容を正しく理解しながら変更することができる。さらに、次のページボタン120をクリックすると、図22に示すように、次頁のエアコン設定確認画面119が表示される。そして、設定内容を変更する場合は、変更する設定内容をクリックすると、変更内容がメニュー表示され、所望の内容をクリックすることにより設定内容が変更される。前頁のエアコン設定確認画面119に戻りたい場合は、前のページボタン121をクリックする。このように変更された設定情報は、USB接続されたPC3からリモコン1に送られ、リモコン1からエアコン室内機2に対してコマンド等を送る際に、変更された設定情報を併せて送ることにより、エアコン室内機2の設定が変更される。
また、図15のカレンダー表示において、図23に示すワンポイントアドバイスボタン123がクリックされると、ワンポイントアドバイスウインドウ122が開いて、操作者に対しエアコンを効率的に使用するためのアドバイスが表示される。ワンポイントアドバイスウインドウ122が複数ある場合は、次頁ボタン122aや前頁ボタン122bをクリックすることにより、別のワンポイントアドバイスウインドウ122を開くことができる(図24参照)。
さらに、図25に示すように、エアコン選択タグ100の隣のファイル管理タグ124をクリックすると、CD−ROM等からのデータの読み込みを行う読み込みボタン125、CD−R等に対してデータの書き出しを行う書き出しボタン126、エアコン選択タグにおいて登録されているエアコンの機種を削除する機種削除ボタン127、フレキシブルディスク(FD)等にファイルを書き出すファイルボタン128、このPCソフトのヘルプ表示を行うためのこのソフトの使い方ボタン129、およびこのPCソフトの名称や提供元やバージョン情報等を表示させるこのソフトについてボタン130等が表示される。例えば、この中の機種削除ボタン127をクリックすると、図26に示すようなウインドウ131が開いて、既に登録されている機種一覧が表示される。例えば、この中のリビング1ボタン131をクリックすると、図27に示すように、削除確認のための確認ウインドウ132が開かれ、「はい」または「いいえ」をクリックすることで削除、あるいは削除を中止できる。
また、図28に示すように、ファイル管理タグ124のこのソフトについてボタン130をクリックすると、このPCソフトの名称、提供元名称、また、図示していないがリリース年月日等が表示された画面133を表示することができる。
このように、本実施例にかかる空気調和機によれば、リモコン1にエアコン室内機2の運転状況と、通信が成功したか否かの通信結果とを表示させるようにしたため、リモコン1に表示された表示を見るだけでエアコン室内機2が今どのような運転状況にあるのかを容易に理解することができるという効果を奏する。
また、本実施例にかかる空気調和機によれば、エアコン室内機2の設置されていない部屋で操作した場合に、通信ができたか否かを確実に知ることができる。さらに、操作者が意図せずにリモコン1を操作したような場合であっても、どのような操作状況になっているかがリモコン1に表示されるため、その表示を見て対処することができる。このような、継続的な情報表示を行う場合に、メモリ性液晶ディスプレイを用いているため、少ない消費電力で実施することができる。
また、本実施例にかかる空気調和機によれば、リモコン1がエアコン室内機2との間で通信が確立できなかった場合は、取得データ無しの表示を行うのではなく、それまで表示していた情報を使って継続して表示し、通信が成功した時点でデータの書き換えを行うようにする。これにより、通信エラーの影響を受けることなく、取得可能な最新のデータを常に表示しておくことができる。
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、空気調和機本体とリモコンとの間で電波を使用して双方向通信が可能な場合に有用であり、特に、リモコンに空気調和機本体との間の操作状況や運転状況を継続的に表示させることが可能な空気調和機に適している。
1 リモートコントローラ(リモコン)
11 RFモジュール
12 USBソケット
13 IRLED
14 MPUボード
14a 省電力待ち受け部
14b 受信時間限定部
14c 表示制御部
15 LCDユニット
16 キー操作部
17 RTC(リアル・タイム・クロック)
18 電池
2 エアコンディショナー(エアコン)
21 RFモジュール
22 MPUボード
23 RTC(リアル・タイム・クロック)

Claims (5)

  1. 空気調和機本体と、前記空気調和機本体の運転操作を電波を使用して双方向通信をうリモコンとを備えた空気調和機であって、
    前記空気調和機本体は、
    前記リモコンから運転操作を行う操作信号を受信する本体受信手段と、
    前記リモコンに対して前記空気調和機本体の運転情報を送信する本体送信手段と、
    を備え、
    前記リモコンは、
    前記空気調和機本体に対して運転操作の操作信号を送信するリモコン送信手段と、
    前記空気調和機本体から送信される前記運転情報を受信するリモコン受信手段と、
    前記運転操作の操作内容あるいは、前記運転情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段の表示内容を制御する表示制御手段と、
    前記リモコン送信手段から前記操作信号を送信した際に、前記リモコン受信手段を受信待ち状態とし、前記受信待ち状態を一定時間で解除する受信時間限定手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記受信待ち状態中に前記本体送信手段からの前記運転情報を受信した場合には前記表示手段に運転情報を表示し、前記運転情報を受信できなかった場合には前記表示手段に通信が不可能だった旨のエラー表示を行うことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記リモコンは、前記受信時間限定手段に代えて、
    所定時間毎に前記リモコンから前記空気調和機本体へ運転情報を要求する要求信号を送信した際に、前記リモコン受信手段を受信待ち状態とし、前記受信待ち状態を一定時間で解除する省電力待ち受け手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記表示制御手段は、前記リモコンが前記受信待ち状態であっても表示を継続させることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記表示制御手段は、前記運転情報が得られなかった場合に、前記要求信号を送信した時点における運転情報を表示するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  5. 前記表示制御手段は、前記運転情報が得られなかった場合に、前記要求信号を送信した時点における操作内容を表示するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
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