JP2003250186A - 制御システム、そのシステムに用いられるコントローラおよびそのシステムに用いられる家電製品 - Google Patents

制御システム、そのシステムに用いられるコントローラおよびそのシステムに用いられる家電製品

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JP2003250186A
JP2003250186A JP2002049067A JP2002049067A JP2003250186A JP 2003250186 A JP2003250186 A JP 2003250186A JP 2002049067 A JP2002049067 A JP 2002049067A JP 2002049067 A JP2002049067 A JP 2002049067A JP 2003250186 A JP2003250186 A JP 2003250186A
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Japan
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home electric
electric appliance
controller
command
unit
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Kazuhiro Nakai
和広 中井
Yohei Seguchi
洋平 瀬口
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家庭用の電化製品を統括的に制御する。 【解決手段】 制御システムは、複数の電化製品100
0、2000、3000と、それぞれの電化製品に対応
する赤外線リモコン100、200、300とを含む。
赤外線リモコン100は、赤外線通信によりデータを送
受信する赤外線通信部と、他の電化製品2000、30
00の動作状態と電化製品1000の動作状態との対応
関係を記憶した記憶部と、他の赤外線リモコン200、
300から電化製品2000、3000の動作状態を受
信すると、記憶部に記憶された対応関係に従って、電化
製品1000を制御するためのコマンドを作成して電化
製品1000に送信するとともに、電化製品1000の
動作状態を他の赤外線リモコン200、300に送信す
るように、赤外線通信部を制御する制御部とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の家庭用電化
製品(家電製品)を制御するシステムに関し、特に、そ
のシステムに含まれる家電製品の動作状態に対応して、
他の家電製品の動作を制御するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】家庭内の家電製品をインテリジェント化
して、それらの家電製品の間で通信を行ない、相互に動
作状況を制御し合う、ホームオートメーションやホーム
ネットワークと呼ばれるシステムが開発されている。た
とえば、特開平9−215067号公報は、このような
システムを開示する。
【0003】この公報に開示されたインテリジェントシ
ステムは、複数の家電製品と、これらの家電製品の間を
接続するデータリンク媒体と、家電製品の相互の間のデ
ータ通信を制御する通信プロトコルとを含み、家電製品
は、データリンク媒体を介して任意の家電製品の動作状
況データを受信する受信回路と、受信した動作状況デー
タに応じて自己の動作状況を制御するマイクロプロセッ
サと、データリンク媒体を介して家電製品の動作状況デ
ータを送信する送信回路とを含む。
【0004】このシステムによると、複数の家電製品の
それぞれにマイクロプロセッサを搭載し、これらの家電
製品をデータリンク媒体により接続した。そして、共通
の通信プロトコルを用いて、各家電製品における相互デ
ータ通信を可能にした。これにより、任意の家電製品の
動作状況データは、データリンク媒体を介して他の家電
製品に伝送され、この動作状況データを受けた他の家電
製品は、その動作状況データに応じて自己の動作状況を
制御するとともに、制御後の自己の動作状況データを他
の家電製品に伝送する。その結果、このような他の家電
製品の動作状況データを受けたさらに他の家電製品は、
必要に応じて個々の動作状況を制御する。たとえば、こ
のシステムによると、上述のようなデータ通信により、
洗濯機とテレビとが、以下のように互いの動作状況を制
御し合う。洗濯のプロセスが変化する毎に、そのプロセ
スがテレビの画面に表示される。また、洗濯機の洗濯状
況が変化した場合、たとえば、洗濯物が絡まってモータ
に大きな負荷がかかったり、洗剤が不足したりした場合
には、洗濯機に設置されたセンサーによりそれらが検知
され、そのことを表わすデータ信号が上述のデータ通信
によりテレビに送信され、テレビの画面にそのことが表
示される。そして、このように相互に動作状況を制御し
合いながら、洗濯機の脱水が終了すると、洗濯の全プロ
セスが完了したことがテレビの画面に表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
公報に開示されたシステムでは、洗濯器の動作状況を、
洗濯器から離れた場所でユーザが視聴しているテレビの
画面に表示するにすぎない。これでは、ユーザが洗濯機
の設置された場所まで行って、洗濯機に対して処理を行
なわなければならない。また、複数の家電製品が互いに
通信できる通信プロトコルを予め設定して、通信ネット
ワークを構築する必要がある。
【0006】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたものであって、ユーザが容易に設定でき、複数の
家電製品を統括的に制御できる制御システム、そのシス
テムに用いられるコントローラおよびそのシステムに用
いられる家電製品を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る制御シ
ステムは、リモートコントロール機能を有する複数の家
電製品と、複数の家電製品を制御するコントローラとを
含む。各家電製品は、コントローラからコマンドを受信
するための受信手段と、受信手段に接続され、受信した
コマンドに基づいて、家電製品の動作を制御するための
制御手段とを含む。コントローラは、データを通信する
ための通信手段を含む。通信手段は、家電製品から、家
電製品の動作状態を表わす第1の動作データを受信する
ための第1の受信手段を含む。コントローラはさらに、
動作状態と、複数の家電製品の中の一の家電製品へ送信
するコマンドとを関連付けるルールを記憶するための記
憶手段と、第1の受信手段と記憶手段とに接続され、受
信した第1の動作データと、記憶されたルールとに基づ
いて、一の家電製品へ送信するコマンドを作成するため
の作成手段とを含む。通信手段はさらに、作成されたコ
マンドを、一の家電製品に送信するための第1の送信手
段を含む。受信手段および通信手段は、リモートコント
ロール機能を実現する通信方式を用いて通信するための
手段を含む。
【0008】第1の発明によると、通信手段は、たとえ
ば、家電製品にコマンドを送信する赤外線通信部により
実現される。赤外線通信部は、家電製品と、家電製品に
付属しているリモートコントローラ(以下、リモコンと
いう。)とに内蔵されている。本発明のコントローラ
は、このリモコンとは別のコントローラにより実現され
る。コントローラの通信手段である赤外線通信部は、複
数の家電製品からそれぞれの動作情報を表わす第1の動
作データを受信する。作成手段は、記憶手段に記憶され
たルールに基づいて、第1の動作データに対応するコマ
ンドを作成する。コントローラの赤外線通信部は、複数
の家電製品の中の一の家電製品に、そのコマンドを送信
する。コマンドは、家電製品の赤外線通信部で受信され
て、そのコマンドに基づいて、家電製品の動作が制御さ
れる。これにより、たとえば、リモコンにより制御でき
る扇風機およびエアコンディショナ(以下、エアコンと
いう。)と通信するための通信手段をコントローラに設
ける。コントローラは、エアコンからエアコンの動作状
態を受信する。記憶手段に、たとえば、「エアコンのタ
イマ運転が終了すると扇風機は弱運転を開始する。」と
いうルールを記憶しておく。エアコンのタイマ運転が終
了すると、コントローラは、エアコンのタイマ運転が終
了したことを赤外線通信で受信する。コントローラは、
ルールに従って、扇風機に弱運転のコマンドを赤外線通
信で送信する。その結果、家電製品に付属する赤外線通
信部を用いて、ユーザが容易に設定でき、複数の家電製
品を統括的に制御できる制御システムを提供することが
できる。なお、通信媒体は、赤外線に限定されるもので
はない。
【0009】第2の発明に係る制御システムは、リモー
トコントロール機能を有する複数の家電製品と、複数の
家電製品をそれぞれ制御する複数のコントローラとを含
む。家電製品とコントローラとは対応付けされている。
各家電製品は、家電製品に対応するコントローラからコ
マンドを受信するための受信手段と、受信手段に接続さ
れ、受信したコマンドに基づいて、家電製品の動作を制
御するための制御手段とを含む。各コントローラは、デ
ータを通信するための通信手段を含む。通信手段は、他
のコントローラから、他のコントローラに対応する家電
製品の動作状態を表わす第1の動作データを受信するた
めの第1の受信手段を含む。コントローラはさらに、動
作状態と、自己に対応する家電製品へ送信するコマンド
とを関連付けるルールを記憶するための記憶手段と、第
1の受信手段と記憶手段とに接続され、受信した第1の
動作データと、記憶されたルールとに基づいて、自己に
対応する家電製品へ送信するコマンドを作成するための
作成手段とを含む。通信手段はさらに、作成されたコマ
ンドを、自己に対応する家電製品に送信するための第1
の送信手段と、自己に対応する家電製品の動作状態を表
わす第2の動作データを、他のコントローラに送信する
ための第2の送信手段とを含む。受信手段および通信手
段は、リモートコントロール機能を実現する通信方式を
用いて通信するための手段を含む。
【0010】第2の発明によると、通信手段は、家電製
品にコマンドを送信する赤外線通信部により実現され
る。赤外線通信部は、家電製品と、家電製品に付属して
いるリモコンとに内蔵されている。この発明のコントロ
ーラは、このリモコンにより実現される。コントローラ
の通信手段である赤外線通信部は、他のリモコンから動
作情報を表わす第1の動作データを受信する。作成手段
は、記憶手段に記憶されたルールに基づいて、第1の動
作データに対応するコマンドを作成する。コントローラ
の赤外線通信部は、対応する家電製品に、そのコマンド
を送信する。コマンドは、対応する家電製品の赤外線通
信部で受信されて、そのコマンドに基づいて、家電製品
の動作が制御される。これにより、たとえば、家電製品
の1つである扇風機のリモコンに赤外線受信部を設け
て、その赤外線受信部により、他の家電製品であるエア
コンのリモコンから送信されたエアコンの動作状態を受
信する。記憶手段に、たとえば、「エアコンのタイマ運
転が終了すると扇風機は弱運転を開始する。」というル
ールを記憶しておく。エアコンのタイマ運転が終了する
と、扇風機のリモコンは、エアコンのタイマ運転が終了
したことを赤外線通信で受信する。扇風機のリモコン
は、ルールに従って、扇風機に弱運転のコマンドを赤外
線通信で送信する。その結果、家電製品に付属する赤外
線通信部を用いて、ユーザが容易に設定でき、複数の家
電製品を統括的に制御できる制御システムを提供するこ
とができる。
【0011】第3の発明に係る制御システムは、リモー
トコントロール機能を有する第1の家電製品および第2
の家電製品と、第1の家電製品を制御する第1のコント
ローラと、第2の家電製品を制御する第2のコントロー
ラとを含む。第2の家電製品は、第2のコントローラか
らコマンドを受信するための受信手段と、受信手段に接
続され、受信したコマンドに基づいて、第2の家電製品
の動作を制御するための制御手段とを含む。第1のコン
トローラは、第2のコントローラに、第1の家電製品の
動作状態を表わす第1の動作データを送信するための送
信手段を含む。第2のコントローラは、データを通信す
るための通信手段を含む。通信手段は、第1のコントロ
ーラから、第1の動作データを受信するための第1の受
信手段を含む。コントローラはさらに、第1の家電製品
の動作状態と、第2の家電製品へ送信するコマンドとを
関連付けるルールを記憶するための記憶手段と、第1の
受信手段と記憶手段とに接続され、受信した第1の動作
データと、記憶されたルールとに基づいて、第2の家電
製品へ送信するコマンドを作成するための作成手段とを
含む。通信手段はさらに、作成されたコマンドを、第2
の家電製品に送信するための第1の送信手段と、第2の
家電製品の動作状態を表わす第2の動作データを、他の
コントローラに送信するための第2の送信手段とを含
む。受信手段、送信手段および通信手段は、リモートコ
ントロール機能を実現する通信方式を用いて通信するた
めの手段を含む。
【0012】第3の発明によると、通信手段は、たとえ
ば、家電製品にコマンドを送信する赤外線通信部により
実現される。赤外線通信部は、家電製品と、家電製品に
付属しているリモコンとに内蔵されている。この発明の
コントローラは、このリモコンにより実現される。第2
のコントローラの赤外線通信部は、第1のコントローラ
の赤外線通信部から、第1の家電製品の動作情報を表わ
す第1の動作データを受信する。作成手段は、記憶手段
に記憶されたルールに基づいて、第1の動作データに対
応するコマンドを作成する。リモコンの赤外線通信部
は、第2の家電製品に、コマンドを送信する。コマンド
は、第2の家電製品の赤外線通信部で受信されて、その
コマンドに基づいて、第2の家電製品の動作が制御され
る。これにより、たとえば、第2の家電製品の一例であ
る扇風機のリモコンに赤外線受信部を設けて、その赤外
線受信部により、第1の線化製品の一例であるエアコン
のリモコンから送信されたエアコンの動作状態を受信す
る。記憶手段に、たとえば、「エアコンのタイマ運転が
終了すると扇風機は弱運転を開始する。」というルール
を記憶しておく。エアコンのタイマ運転が終了すると、
扇風機のリモコンは、エアコンのタイマ運転が終了した
ことを赤外線通信で受信する。扇風機のリモコンは、ル
ールに従って、扇風機に弱運転のコマンドを赤外線通信
で送信する。その結果、家電製品に付属する赤外線通信
部を用いて、ユーザが容易に設定でき、複数の家電製品
を統括的に制御できる制御システムを提供することがで
きる。
【0013】第4の発明に係る制御システムは、第2の
発明の構成に加えて、家電製品は、家電製品の動作状態
を表わす第2の動作データを送信するための送信手段を
さらに含む。通信手段は、自己に対応する家電製品か
ら、第2の動作データを受信するための第2の受信手段
をさらに含む。第2の送信手段は、自己に対応する家電
製品から受信した第2の動作データを、他のコントロー
ラに送信するための手段を含む。
【0014】第4の発明によると、たとえば、エアコン
からエアコンのリモコンに、エアコンの動作状態が送信
される。エアコンのリモコンは、エアコンからエアコン
の動作状態を受信して、他の家電製品のリモコンにその
動作状態を送信することができる。これにより、リモコ
ンを用いずに家電製品の動作が操作された場合であって
も、その操作による動作状態の変化を他のリモコンに送
信できる。
【0015】第5の発明に係る制御システムは、第3の
発明の構成に加えて、第2の家電製品は、第2の家電製
品の動作状態を表わす第2の動作データを送信するため
の送信手段をさらに含む。通信手段は、第2の家電製品
から、第2の動作データを受信するための第2の受信手
段をさらに含む。第2の送信手段は、第2の家電製品か
ら受信した第2の動作データを、他のコントローラに送
信するための手段を含む。
【0016】第5の発明によると、たとえば、第2の家
電製品の一例であるエアコンからエアコンのリモコン
に、エアコンの動作状態が送信される。エアコンのリモ
コンは、エアコンからエアコンの動作状態を受信して、
他の家電製品のリモコンにその動作状態を送信すること
ができる。これにより、リモコンを用いずに家電製品の
動作が操作された場合であっても、その操作による動作
状態の変化を他のリモコンに送信できる。
【0017】第6の発明に係る制御システムは、第1〜
5のいずれかの発明の構成に加えて、コントローラは、
記憶手段に接続され、記憶手段に記憶されたルールを書
換えるための書換手段をさらに含む。
【0018】第6の発明によると、書換手段により、記
憶されたルールを書換えることができる。これにより、
適宜ルールを変更でき、複数の家電製品を統括的に制御
できる。
【0019】第7の発明に係る制御システムは、第6の
発明の構成に加えて、通信手段は、他の家電製品から、
記憶手段に記憶されたルールを書換えるためのデータを
受信するためのデータ受信手段をさらに含む。書換手段
は、データ受信手段により受信したデータに基づいて、
記憶手段に記憶されたルールを書換えるための手段を含
む。
【0020】第7の発明によると、受信したデータによ
り、記憶されたルールを書換えることができる。これに
より、適宜ルールを容易に変更でき、複数の家電製品を
統括的に制御できる。
【0021】第8の発明に係るコントローラは、リモー
トコントロール機能を有する複数の家電製品を含む制御
システムに用いられる。各家電製品は、受信手段により
コントローラからコマンドを受信して、受信したコマン
ドに基づいて、家電製品の動作を制御する。コントロー
ラは、データを通信するための通信手段を含む。通信手
段は、家電製品から、家電製品の動作状態を表わす第1
の動作データを受信するための第1の受信手段を含む。
コントローラはさらに、動作状態と、複数の家電製品の
中の一の家電製品へ送信するコマンドとを関連付けるル
ールを記憶するための記憶手段と、第1の受信手段と記
憶手段とに接続され、受信した第1の動作データと、記
憶されたルールとに基づいて、一の家電製品へ送信する
コマンドを作成するための作成手段とを含む。通信手段
はさらに、作成されたコマンドを、一の家電製品に送信
するための第1の送信手段を含む。受信手段および通信
手段は、リモートコントロール機能を実現する通信方式
を用いて通信するための手段を含む。
【0022】第8の発明によると、通信手段は、たとえ
ば、家電製品にコマンドを送信する赤外線通信部により
実現される。赤外線通信部は、家電製品と、家電製品に
付属しているリモコンとに内蔵されている。本発明のコ
ントローラは、このリモコンとは別のコントローラによ
り実現される。コントローラの通信手段である赤外線通
信部は、複数の家電製品からそれぞれの動作情報を表わ
す第1の動作データを受信する。作成手段は、記憶手段
に記憶されたルールに基づいて、第1の動作データに対
応するコマンドを作成する。コントローラの赤外線通信
部は、複数の家電製品の中の一の家電製品に、そのコマ
ンドを送信する。コマンドは、家電製品の赤外線通信部
で受信されて、そのコマンドに基づいて、家電製品の動
作が制御される。これにより、家電製品に付属する赤外
線通信部を用いて、ユーザが容易に設定でき、複数の家
電製品を統括的に制御できる制御システムに用いられる
コントローラを提供することができる。
【0023】第9の発明に係るコントローラは、リモー
トコントロール機能を有する複数の家電製品を含む制御
システムに用いられる。制御システムは、複数の家電製
品に対応する複数のコントローラを含む。各家電製品
は、受信手段により家電製品に対応するコントローラか
らコマンドを受信して、受信したコマンドに基づいて、
家電製品の動作を制御する。各コントローラは、データ
を通信するための通信手段を含む。通信手段は、他のコ
ントローラから、他のコントローラに対応する家電製品
の動作状態を表わす第1の動作データを受信するための
第1の受信手段を含む。コントローラはさらに、動作状
態と、自己に対応する家電製品へ送信するコマンドとを
関連付けるルールを記憶するための記憶手段と、第1の
受信手段と記憶手段とに接続され、受信した第1の動作
データと、記憶されたルールとに基づいて、自己に対応
する家電製品へ送信するコマンドを作成するための作成
手段とを含む。通信手段はさらに、作成されたコマンド
を、自己に対応する家電製品に送信するための第1の送
信手段と、自己に対応する家電製品の動作状態を表わす
第2の動作データを、他のコントローラに送信するため
の第2の送信手段とを含む。受信手段および通信手段
は、リモートコントロール機能を実現する通信方式を用
いて通信するための手段を含む。
【0024】第9の発明によると、通信手段は、たとえ
ば、家電製品にコマンドを送信する赤外線通信部により
実現される。赤外線通信部は、家電製品と、家電製品に
付属しているリモコンとに内蔵されている。この発明の
コントローラは、このリモコンにより実現される。コン
トローラの通信手段である赤外線通信部は、他のリモコ
ンから動作情報を表わす第1の動作データを受信する。
作成手段は、記憶手段に記憶されたルールに基づいて、
第1の動作データに対応するコマンドを作成する。コン
トローラの赤外線通信部は、対応する家電製品に、その
コマンドを送信する。コマンドは、対応する家電製品の
赤外線通信部で受信されて、そのコマンドに基づいて、
家電製品の動作が制御される。これにより、家電製品に
付属する赤外線通信部を用いて、ユーザが容易に設定で
き、複数の家電製品を統括的に制御できる制御システム
に用いられるコントローラを提供することができる。
【0025】第10の発明に係るコントローラは、リモ
ートコントロール機能を有する第1の家電製品および第
2の家電製品と、第1の家電製品を制御する第1のコン
トローラと、第2の家電製品を制御する第2のコントロ
ーラとを含む制御システムに用いられる。第2の家電製
品は、受信手段により第2のコントローラからコマンド
を受信して、受信したコマンドに基づいて、第2の家電
製品の動作を制御する。第1のコントローラは、送信手
段により第2のコントローラに、第1の家電製品の動作
状態を表わす第1の動作データを送信する。第2のコン
トローラは、データを通信するための通信手段を含む。
通信手段は、第1のコントローラから、第1の動作デー
タを受信するための第1の受信手段を含む。コントロー
ラは、さらに、第1の家電製品の動作状態と、第2の家
電製品へ送信するコマンドとを関連付けるルールを記憶
するための記憶手段と、第1の受信手段と記憶手段とに
接続され、受信した第1の動作データと、記憶されたル
ールとに基づいて、第2の家電製品へ送信するコマンド
を作成するための作成手段とを含む。通信手段はさら
に、作成されたコマンドを、第2の家電製品に送信する
ための第1の送信手段と、第2の家電製品の動作状態を
表わす第2の動作データを、他のコントローラに送信す
るための第2の送信手段とを含む。受信手段、送信手段
および通信手段は、リモートコントロール機能を実現す
る通信方式を用いて通信するための手段を含む。
【0026】第10の発明によると、通信手段は、たと
えば、家電製品にコマンドを送信する赤外線通信部によ
り実現される。赤外線通信部は、家電製品と、家電製品
に付属しているリモコンとに内蔵されている。この発明
のコントローラは、このリモコンにより実現される。第
2のコントローラの赤外線通信部は、第1のコントロー
ラの赤外線通信部から、第1の家電製品の動作情報を表
わす第1の動作データを受信する。作成手段は、記憶手
段に記憶されたルールに基づいて、第1の動作データに
対応するコマンドを作成する。リモコンの赤外線通信部
は、第2の家電製品に、コマンドを送信する。コマンド
は、第2の家電製品の赤外線通信部で受信されて、その
コマンドに基づいて、第2の家電製品の動作が制御され
る。これにより、家電製品に付属する赤外線通信部を用
いて、ユーザが容易に設定でき、複数の家電製品を統括
的に制御できる制御システムに用いられるコントローラ
を提供することができる。
【0027】第11の発明に係るコントローラは、第9
の発明の構成に加えて、家電製品は、家電製品の動作状
態を表わす第2の動作データを送信する。通信手段は、
自己に対応する家電製品から、第2の動作データを受信
するための第2の受信手段をさらに含む。第2の送信手
段は、自己に対応する家電製品から受信した第2の動作
データを、他のコントローラに送信するための手段を含
む。
【0028】第11の発明によると、たとえば、エアコ
ンからエアコンのリモコンに、エアコンの動作状態が送
信される。エアコンのリモコンは、エアコンからエアコ
ンの動作状態を受信して、他の家電製品のリモコンにそ
の動作状態を送信することができる。これにより、リモ
コンを用いずに家電製品の動作が操作された場合であっ
ても、その操作による動作状態の変化を他のリモコンに
送信できる。
【0029】第12の発明に係るコントローラは、第1
0の発明の構成に加えて、第2の家電製品は、第2の家
電製品の動作状態を表わす第2の動作データを送信す
る。通信手段は、第2の家電製品から、第2の動作デー
タを受信するための第2の受信手段をさらに含む。第2
の送信手段は、第2の家電製品から受信した第2の動作
データを、他のコントローラに送信するための手段を含
む。
【0030】第12の発明によると、たとえば、第2の
家電製品の一例であるエアコンからエアコンのリモコン
に、エアコンの動作状態が送信される。エアコンのリモ
コンは、エアコンからエアコンの動作状態を受信して、
他の家電製品のリモコンにその動作状態を送信すること
ができる。これにより、リモコンを用いずに家電製品の
動作が操作された場合であっても、その操作による動作
状態の変化を他のリモコンに送信できる。
【0031】第13の発明に係るコントローラは、第8
〜12のいずれかの発明の構成に加えて、記憶手段に接
続され、記憶手段に記憶されたルールを書換えるための
書換手段をさらに含む。
【0032】第13の発明によると、書換手段により、
記憶されたルールを書換えることができる。これによ
り、適宜ルールを変更でき、複数の家電製品を統括的に
制御できる。
【0033】第14の発明に係るコントローラは、第1
3の発明の構成に加えて、通信手段は、他の家電製品か
ら、記憶手段に記憶されたルールを書換えるためのデー
タを受信するためのデータ受信手段をさらに含む。書換
手段は、データ受信手段により受信したデータに基づい
て、記憶手段に記憶されたルールを書換えるための手段
を含む。
【0034】第14の発明によると、受信したデータに
より、記憶されたルールを書換えることができる。これ
により、適宜ルールを容易に変更でき、複数の家電製品
を統括的に制御できる。
【0035】第15の発明に係る家電製品は、制御シス
テムに用いられる、リモートコントロール機能を有する
家電製品である。家電製品は、他の家電製品から、他の
家電製品の動作状態を表わす第1の動作データを受信す
るための受信手段と、動作状態と、家電製品を制御する
ためのコマンドとを関連付けるルールを記憶するための
記憶手段と、受信手段と記憶手段とに接続され、受信し
た第1の動作データと、記憶されたルールとに基づい
て、家電製品を制御するためのコマンドを作成するため
の作成手段と、作成手段に接続され、作成されたコマン
ドに基づいて、家電製品を制御するための制御手段と、
家電製品の動作状態を表わす第2の動作データを、他の
家電製品に送信するための送信手段とを含む。受信手段
および送信手段は、リモートコントロール機能を実現す
る通信方式を用いて通信するための手段を含む。
【0036】第15の発明によると、受信手段および送
信手段は、リモコンからコマンドを受信する赤外線通信
部により実現される。赤外線通信部は、家電製品と、家
電製品に付属しているリモコンとに内蔵されている。こ
の発明の家電製品は、この赤外線通信部を含む。受信手
段は、赤外線通信により、他の家電製品から動作情報を
表わす第1の動作データを受信する。作成手段は、記憶
手段に記憶されたルールに基づいて、第1の動作データ
に対応するコマンドを作成する。制御手段は、そのコマ
ンドに基づいて、家電製品の動作を制御する。送信手段
は、赤外線通信により、他の家電製品に家電製品の操作
状態を表わす第2の動作データを送信する。これによ
り、家電製品に内蔵された赤外線通信部を用いて、ユー
ザが容易に設定でき、複数の家電製品を統括的に制御で
きる制御システムに用いられる家電製品を提供すること
ができる。
【0037】第16の発明に係る家電製品は、第15の
発明の構成に加えて、記憶手段に接続され、記憶手段に
記憶されたルールを書換えるための書換手段をさらに含
む。
【0038】第16の発明によると、書換手段により、
記憶されたルールを書換えることができる。これによ
り、適宜ルールを変更でき、複数の家電製品を統括的に
制御できる。
【0039】第17の発明に係る家電製品は、第16の
発明の構成に加えて、他の家電製品から、記憶手段に記
憶されたルールを書換えるためのデータを受信するため
のデータ受信手段をさらに含む。書換手段は、データ受
信手段により受信したデータに基づいて、記憶手段に記
憶されたルールを書換えるための手段を含む。
【0040】第17の発明によると、受信したデータに
より、記憶されたルールを書換えることができる。これ
により、適宜ルールを容易に変更でき、複数の家電製品
を統括的に制御できる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一
の部品には同一の符号を付してある。それらの名称およ
び機能も同じである。したがってそれらについての詳細
な説明は繰返さない。
【0042】図1を参照して、本実施の形態に係る制御
システムについて説明する。この制御システムは、たと
えばエアコン1000と扇風機2000と電動ウィンド
ウ3000とを制御する。エアコン用リモコン100
は、エアコン1000にコマンドを送信する。エアコン
1000のリモコン受信部1002は、送信されたコマ
ンドを受信する。エアコン1000は、受信したコマン
ドに基づいて制御される。エアコン用リモコン100に
は、室内温度を検知する温度センサが内蔵されている。
【0043】扇風機用リモコン200は、扇風機200
0にコマンドを送信する。扇風機2000のリモコン受
信部2002は、送信されたコマンドを受信する。扇風
機2000は、受信したコマンドに基づいて制御され
る。
【0044】電動ウィンドウ用リモコン300は、電動
ウィンドウ3000にコマンドを送信する。電動ウィン
ドウ3000のリモコン受信部3002は、送信された
コマンドを受信する。電動ウィンドウ3000は、受信
したコマンドに基づいて制御される。電動ウィンドウ3
000には、電動ウィンドウ3000用の防犯センサ3
100が設置されている。
【0045】エアコン用リモコン100、扇風機用リモ
コン200および電動ウィンドウ用リモコン300は、
互いにデータを通信することができる。すなわち、たと
えばエアコン用リモコン100は、エアコン1000の
リモコン受信部1002に対してコマンドを送信すると
ともに、他のリモコン(扇風機用リモコン200、電動
ウィンドウ用リモコン300)にエアコン1000の動
作状態を送信する。また、エアコン1000のリモコン
100は、他のリモコン(扇風機用リモコン200、電
動ウィンドウ用リモコン300)から、扇風機2000
の動作状態および電動ウィンドウ3000の動作状態を
受信する。エアコン用リモコン100、扇風機用リモコ
ン200および電動ウィンドウ用リモコン300は、こ
のような通信が可能な赤外線通信による送信部および受
信部を有する。
【0046】また、この制御システムが構築される室内
には、この室内の温度を検知する室温センサが設置され
ている。この室温センサは、赤外線による通信機能を有
し、その通信機能を用いて、検知した室内温度を、他の
リモコンに、ブロードキャストコマンドとして送信でき
る。
【0047】また、防犯センサ3100は、赤外線によ
る通信機能を有するリモコンを有し、その通信機能を用
いて、防犯センサ3100の監視をオン状態にしたり、
オフ状態にしたりできる。また、その通信機能を用い
て、防犯センサ3100の状態、防犯センサ3100が
検知した異常状態を、他のリモコンに、ブロードキャス
トコマンドとして送信できる。
【0048】なお、以下の説明においては、エアコン1
000、扇風機2000および電動ウィンドウ3000
は、それぞれのリモコンに対して、それぞれの家電製品
の動作状況を送信する送信部を有すると想定する。すな
わち、エアコン1000は、そのリモコン100と赤外
線通信によるデータの送受信が可能であり、扇風機20
00は、そのリモコン200と赤外線通信によるデータ
の送受信が可能であり、電動ウィンドウ3000は、そ
のリモコン300と赤外線通信によるデータの送受信が
可能である。
【0049】エアコン用リモコン100、扇風機用リモ
コン200および電動ウィンドウ用リモコン300は、
それぞれエアコン1000、扇風機2000および電動
ウィンドウ3000の動作状態が変更されると、その変
更された動作状態を、他のリモコンに送信する。以下の
説明では、この送信をブロードキャストコマンドの送信
という。
【0050】図2を参照して、図1に示すリモコンの制
御ブロック図について説明する。なお、以下の説明で
は、エアコン用リモコン100について説明する。図2
には、扇風機用リモコン200および電動ウィンドウ用
リモコン300に対応する参照符号には括弧を付してあ
る。
【0051】図2を参照して、エアコン用リモコン10
0は、赤外線通信による受信部102と、運転および停
止ボタンなどからなる操作部104と、制御部110に
よるプログラムおよび後述するイベント管理テーブルな
どを記憶する記憶部106と、赤外線通信によりデータ
を送信する送信部108と、このエアコン用リモコン1
00を制御する制御部110とを含む。前述の説明のよ
うに、受信部102は、エアコン1000からエアコン
1000の動作状況を示す動作コマンドを受信するとと
もに、他のリモコン(扇風機用リモコン200および電
動ウィンドウ用リモコン300)からブロードキャスト
コマンドを受信する。送信部108は、エアコン100
0のリモコン受信部1002に対して、エアコン100
0を制御するための送信コマンドを送信するとともに、
他のリモコン(扇風機用リモコン200および電動ウィ
ンドウ用リモコン300)にエアコン1000の動作状
態を表わすブロードキャストコマンドを送信する。制御
部110は、受信部102が他のリモコンから受信した
ブロードキャストコマンドに基づいて、記憶部106に
記憶されたイベント管理テーブルの中から該当するルー
ルを読出す。制御部110は、そのルールに基づいて送
信コマンドを選択し、その送信コマンドをエアコン10
00に送信するように送信部108を制御する。
【0052】図3を参照して、制御部110で実行され
る処理について説明する。図3に示す処理の例は、扇風
機用リモコン200のものである。イベント管理テーブ
ルは、その左側に発生したイベントが記憶され、その右
側に扇風機2000に送信される送信コマンドの種類が
記憶される。たとえば、操作部204の弱運転のボタン
が押されると、制御部210は、扇風機2000のモー
ドを弱運転にする要求を認識する。制御部210は、
「扇風機2000を弱運転」という送信コマンドを作成
する。制御部210は、送信部208を用いて、この送
信コマンドを扇風機2000のリモコン受信部2002
に送信する。扇風機2000の本体制御部2010は、
リモコン受信部2002が受信した送信コマンド(弱運
転)に基づいて、扇風機2000を制御して弱運転を開
始する。
【0053】また、受信部202がエアコン1000の
リモコン100から「エアコン1000が弱運転」とい
うブロードキャストコマンドを受信すると、制御部21
0は、「扇風機2000を弱運転」という送信コマンド
を作成する。制御部210は、送信部208を用いて、
この送信コマンドを扇風機2000のリモコン受信部2
002に送信する。扇風機2000の本体制御部201
0は、リモコン受信部2002が受信した送信コマンド
(弱運転)に基づいて、扇風機2000を制御して弱運
転を開始する。
【0054】図4を参照して、送信元リモコンから送信
先リモコンに送信されるデータの構造について説明す
る。図4に示すように、このデータは、送信元機器情報
と、イベント種別と、データと、拡張用フレームとを含
む。送信元機器情報は送信元のリモコンに対応する家電
製品を特定するための情報である。イベント種別は、そ
の特定された家電製品において発生したイベントの種別
を示す。データは、そのイベントの内容を示す。拡張用
フレームは、将来の拡張用のために予め確保された領域
である。図5に、図4に示したデータに対して、一般の
家電製品に最も多く使用される赤外線通信のプロトコル
を適用する場合のデータ例を示す。図5に示すように、
このデータは、リーダと、カスタムコードと、パリティ
と、送信元機器情報と、イベント種別と、データと、拡
張用フレームと、パリティと、トレーラとを含む。
【0055】図6を参照して、送信元リモコンから家電
製品へ送信されるデータのコードについて説明する。図
6に示すように、このデータは、送信元機器情報と、送
信コマンドとを含む。図7に、図6に示したデータに対
して、上述した赤外線通信のプロトコルを適用する場合
のデータ例を示す。図7に示すように、このデータは、
リーダと、カスタムコードと、パリティと、送信元機器
情報と、コマンドと、パリティと、トレーラとを含む。
なお、本実施の形態においては、赤外線通信を通信プロ
トコルとして説明するが、これに限定されるものではな
い。たとえば、他の無線通信を実現する通信プロトコル
でもよい。
【0056】図8を参照して、図4〜図7に含まれる送
信元機器情報の設定例を示す。図8に示すように、送信
元機器情報としては、複数のエアコンと複数の扇風機と
複数の電動ウィンドウと複数の防犯センサをそれぞれ特
定することができるように、送信元機器情報が設定され
る。
【0057】図9を参照して、図4〜図5に含まれるイ
ベント種別およびデータの内容について説明する。図9
に示すように、それぞれの家電製品の動作状況を特定で
きるように、イベント種別とデータ内容とが設定されて
いる。
【0058】図10を参照して、扇風機用リモコン20
0の記憶部206に記憶される扇風機2000用のイベ
ント管理テーブルについて説明する。図10に示すよう
に、このイベント管理テーブルは、扇風機用リモコン2
00の操作部204から入力されたデータおよび他のリ
モコン(エアコン用リモコン100、電動ウィンドウ用
リモコン300)から受信したブロードキャストコマン
ドと、扇風機2000に送信される送信コマンドとの関
係を記憶する。たとえば、エアコン1000のエアコン
用リモコン100から「スリープ運転が終了」というブ
ロードキャストコマンドを受信すると、扇風機用リモコ
ン200は、その10分後に「弱運転を開始」という送
信コマンドを扇風機2000に送信する。
【0059】図11を参照して、電動ウィンドウ用リモ
コン300の記憶部306に記憶されるイベント管理テ
ーブルについて説明する。図11に示すように、このイ
ベント管理テーブルは、図10の扇風機2000用のイ
ベント管理テーブルと同様、電動ウィンドウ用リモコン
300の操作部304から入力されたデータおよび受信
部302が受信したブロードキャストコマンドと、電動
ウィンドウ3000に送信される送信コマンドとの関係
を記憶する。たとえば、エアコン1000のエアコン用
リモコン100から「スリープ運転が終了」というブロ
ードキャストコマンドを受信すると、電動ウィンドウ用
リモコン300はその20分後に「窓を半開する」とい
う送信コマンドを電動ウィンドウ3000に送信する。
【0060】図12を参照して、防犯センサ3100の
リモコンに記憶されるイベント管理テーブルを説明す
る。図12に示すように、このイベント管理テーブル
も、前述の図10の扇風機2000用イベント管理テー
ブルおよび図11の電動ウィンドウ用のイベント管理テ
ーブルと同様、防犯センサのリモコンの操作部から入力
されたデータおよび防犯センサのリモコンの受信部が他
のリモコンから受信したブロードキャストコマンドと、
防犯センサ3100に送信される送信コマンドとの関係
を記憶する。たとえば、電動ウィンドウ用リモコン30
0から「電動ウィンドウが開かれた状態または半分開か
れた状態」というブロードキャストコマンドが送信され
ると、防犯センサのリモコンは、「監視をオンにする」
という送信コマンドを防犯センサ3100に送信する。
【0061】図13を参照して、エアコン用リモコン1
00およびエアコン1000において実行されるプログ
ラムの制御構造について説明する。
【0062】ステップ(以下、ステップをSと略す。)
100にて、エアコン用リモコン100の制御部110
は、操作部104からの入力を検知したか否かを判断す
る。操作部104からの入力を検知すると(S100に
てYES)、処理はS102へ移される。もしそうでな
いと(S100にてNO)、処理はS104へ移され
る。
【0063】S102にて、制御部110は、検知した
入力に対応する送信コマンドを記憶部106から読出し
て、送信部108を用いて、エアコン1000に送信す
る。
【0064】S104にて、制御部110は、制御コマ
ンドが作成されたか否かを判断する。この制御コマンド
とは、たとえば、エアコン用リモコン100に設定され
た設定温度と、エアコン用リモコン100に内蔵された
温度センサが検知した室内温度とを比較し、室内温度が
設定温度に到達したか否かを判断する。室内温度が設定
温度に到達した場合、「設定温度に到達」という制御コ
マンドが作成される。制御コマンドが作成されると(S
104にてYES)、処理はS106へ移される。もし
そうでないと(S104にてNO)、処理はS108へ
移される。
【0065】S106にて、制御部110は、作成され
た制御コマンドに対応する送信コマンドを記憶部106
から読出して、送信部108を用いてエアコン1000
に送信する。たとえば、エアコン1000の運転モード
が「強」であるときに「設定温度に到達」という制御コ
マンドが作成されると、「エアコンを弱運転」という送
信コマンドが読出される。
【0066】S108にて、制御部110は、他のリモ
コンからブロードキャストコマンドを受信したか否かを
判断する。他のリモコンからブロードキャストコマンド
を受信すると(S108にてYES)、処理はS110
へ移される。もしそうでないと(S108にてNO)、
処理はS116へ移される。
【0067】S110にて、制御部110は、記憶部1
06から、送信元リモコンとブロードキャストコマンド
とに対応する送信コマンドを検索する。S112にて、
制御部110は、送信コマンドが検索されたか否かを判
断する。送信コマンドが検索されると(S112にてY
ES)、処理はS114へ移される。もしそうでないと
(S112にてNO)、処理はS116へ移される。
【0068】S114にて、制御部110は、記憶部1
06に記憶された送信コマンドを、送信部108を用い
てエアコン1000に送信する。
【0069】S116にて、制御部110は、エアコン
1000に送信コマンドを送信したか否かを判断する。
S102、S106およびS110のいずれかの処理が
実行された場合、エアコン1000に送信コマンドが送
信されたと判断される。エアコン1000に送信コマン
ドが送信されると(S116にてYES)、処理はS1
18へ移される。もしそうでないと(S116にてN
O)、処理はS120へ移される。
【0070】S118にて、制御部110は、送信した
送信コマンドに対応するブロードキャストコマンドを作
成して、送信部108を用いて他のリモコンに送信す
る。
【0071】S120にて、制御部110は、エアコン
1000から動作コマンドを受信したか否かを判断す
る。たとえば、エアコン用リモコン100の操作部10
4により、タイマ運転が設定され、タイマ運転を示す送
信コマンドがエアコン1000に送信される。エアコン
1000に内蔵されたタイマにより、設定された時間に
到達したことが検知されると、エアコン1000からエ
アコン用リモコン100に動作コマンドが送信される。
エアコン1000から動作コマンドを受信すると(S1
20にてYES)、処理はS122へ移される。もしそ
うでないと(S120にてNO)、処理はS124へ移
される。
【0072】S122にて、制御部110は、受信した
動作コマンドに対応するブロードキャストコマンドを作
成して、送信部108を用いて他のリモコンに送信す
る。
【0073】S124にて、エアコン用リモコン100
の電源が切断されたか否かを判断する。エアコン用リモ
コン100の電源が切断されると(S124にてYE
S)、この処理は終了する。もしそうでないと(S12
4にてNO)、処理はS100へ戻される。
【0074】S150にて、エアコン1000の本体制
御部は、送信コマンドを受信したか否かを判断する。こ
の送信コマンドは、前述のS102、S106およびS
114のいずれかの処理において、エアコン用リモコン
100からエアコン1000に送信されたコマンドであ
る。送信コマンドを受信すると(S150にてYE
S)、処理はS152へ移される。もしそうでないと
(S150にてNO)、処理はS154へ移される。
【0075】S152にて、エアコン1000の本体制
御部は、受信した送信コマンドに従って、エアコン10
00を制御する。S154にて、エアコン1000の本
体制御部は、動作コマンドが作成されたか否かを判断す
る。動作コマンドが作成されると(S154にてYE
S)、処理はS156へ移される。もしそうでないと
(S154にてNO)、処理はS160へ移される。
【0076】S156にて、エアコン1000の本体制
御部は、作成された動作コマンドに従って、エアコン1
000を制御する。S158にて、エアコン1000の
本体制御部は、作成された動作コマンドを、エアコン用
リモコン100に送信する。
【0077】S160にて、エアコン1000の本体制
御部は、エアコン1000の主電源が切断されたか否か
を判断する。エアコン1000の主電源が切断されると
(S160にてYES)、この処理は終了する。もしそ
うでないと(S156にてNO)、処理はS150へ戻
される。
【0078】図14を参照して、扇風機用リモコン20
0および扇風機2000において実行されるプログラム
の制御構造について説明する。
【0079】S200にて、扇風機用リモコン200の
制御部210は、操作部204からの入力を検知したか
否かを判断する。操作部204からの入力を検知すると
(S200にてYES)、処理はS202へ移される。
もしそうでないと(S200にてNO)、処理はS20
4へ移される。
【0080】S202にて、制御部210は、検知した
入力に対応する送信コマンドを記憶部206から読出し
て、送信部208を用いて扇風機2000に送信する。
【0081】S204にて、制御部210は、他のリモ
コンからブロードキャストコマンドを受信したか否かを
判断する。他のリモコンからブロードキャストコマンド
を受信すると(S204にてYES)、処理はS206
へ移される。もしそうでないと(S204にてNO)、
処理はS212へ移される。
【0082】S206にて、制御部210は、記憶部2
06から、送信元リモコンとブロードキャストコマンド
とに対応する送信コマンドを検索する。S208にて、
制御部210は、送信コマンドが検索されたか否かを判
断する。送信コマンドが検索されると(S208にてY
ES)、処理はS210へ移される。もしそうでないと
(S208にてNO)、処理はS212へ移される。
【0083】S210にて、制御部210は、記憶部2
06に記憶された送信コマンドを、送信部208を用い
て扇風機2000に送信する。
【0084】S212にて、制御部210は、扇風機2
000に送信コマンドが送信されたか否かを判断する。
S202およびS210のいずれかの処理が実行された
場合、扇風機2000に送信コマンドが送信されたと判
断される。扇風機2000に送信コマンドが送信される
と(S212にてYES)、処理はS214へ移され
る。もしそうでないと(S212にてNO)、処理はS
216へ移される。
【0085】S214にて、制御部210は、送信した
送信コマンドに対応するブロードキャストコマンドを作
成して、送信部208を用いて他のリモコンに送信す
る。
【0086】S216にて、制御部210は、扇風機2
000から動作コマンドを受信したか否かを判断する。
扇風機2000から動作コマンドを受信すると(S21
6にてYES)、処理はS218へ移される。もしそう
でないと(S216にてNO)、処理はS220へ移さ
れる。
【0087】S218にて、制御部210は、受信した
動作コマンドに対応するブロードキャストコマンドを作
成して、送信部208が、他のリモコンに送信する。
【0088】S220にて、制御部210は、扇風機用
リモコン200の電源が切断されたか否かを判断する。
扇風機用リモコン200の電源が切断されると(S22
0にてYES)、この処理は終了する。もしそうでない
と(S220にてNO)、処理はS200へ戻される。
【0089】S250にて、扇風機2000の本体制御
部は、扇風機用リモコン200から送信コマンドを受信
したか否かを判断する。送信コマンドを受信すると(S
250にてYES)、処理はS252へ移される。もし
そうでないと(S250にてNO)、処理はS254へ
移される。
【0090】S252にて、扇風機2000の本体制御
部は、受信した送信コマンドに従って、扇風機2000
を制御する。
【0091】S254にて、扇風機2000の本体制御
部は、動作コマンドが作成されたか否かを判断する。動
作コマンドが作成されると(S254にてYES)、処
理はS256へ移される。もしそうでないと(S254
にてNO)、処理はS260へ移される。
【0092】S256にて、扇風機2000の本体制御
部は、作成された動作コマンドに従って、扇風機200
0を制御する。S258にて、扇風機2000の本体制
御部は、作成された動作コマンドを扇風機用リモコン2
00に送信する。
【0093】S260にて、扇風機2000の本体制御
部は、扇風機2000の主電源が切断されたか否かを判
断する。扇風機2000の主電源が切断されると(S2
60にてYES)、この処理は終了する。もしそうでな
いと(S260にてNO)、処理はS250へ戻され
る。
【0094】図15を参照して、電動ウィンドウ用リモ
コン300および電動ウィンドウ3000において実行
されるプログラムの制御構造について説明する。
【0095】S300にて、電動ウィンドウ用リモコン
300の制御部310は、操作部304からの入力を検
知したか否かを判断する。操作部304からの入力を検
知すると(S300にてYES)、処理はS302へ移
される。もしそうでないと(S300にてNO)、処理
はS304へ移される。
【0096】S302にて、制御部310は、検知した
入力に対応する送信コマンドを記憶部306から読出し
て、送信部308を用いて電動ウィンドウ3000に送
信する。
【0097】S304にて、制御部310は、他のリモ
コンからブロードキャストコマンドを受信したか否かを
判断する。他のリモコンからブロードキャストコマンド
を受信すると(S304にてYES)、処理はS306
へ移される。もしそうでないと(S304にてNO)、
処理はS312へ移される。
【0098】S306にて、制御部310は、記憶部3
06から、送信元リモコンとブロードキャストコマンド
とに対応する送信コマンドを検索する。S308にて、
制御部310は、送信コマンドが検索されたか否かを判
断する。送信コマンドが検索されると(S308にてY
ES)、処理はS310へ移される。もしそうでないと
(S308にてNO)、処理はS312へ移される。
【0099】S310にて、制御部310は、記憶部3
08に記憶された送信コマンドを、送信部308を用い
て電動ウィンドウ3000に送信する。
【0100】S312にて、制御部310は、電動ウィ
ンドウ3000に送信コマンドを送信したか否かを判断
する。S302およびS310のいずれかの処理が実行
された場合、電動ウィンドウ3000に送信コマンドが
送信されたと判断される。電動ウィンドウ3000に送
信コマンドを送信すると(S312にてYES)、処理
はS314へ移される。もしそうでないと(S312に
てNO)、処理はS316へ移される。
【0101】S314にて、制御部310は、送信した
送信コマンドに対応するブロードキャストコマンドを作
成して、送信部308を用いて他のリモコンに送信す
る。S316にて、制御部310は、電動ウィンドウ3
000から、動作コマンドを受信したか否かを判断す
る。電動ウィンドウ3000から動作コマンドを受信す
ると(S316にてYES)、処理はS318へ移され
る。もしそうでないと(S316にてNO)、処理はS
320へ移される。
【0102】S318にて、制御部310は、受信した
動作コマンドに対応するブロードキャストコマンドを作
成して、送信部308を用いて他のリモコンに送信す
る。
【0103】S320にて、制御部310は、電動ウィ
ンドウ用リモコン300の電源が切断されたか否かを判
断する。電動ウィンドウ用リモコン300の電源が切断
されると(S320にてYES)、この処理は終了す
る。もしそうでないと(S320にてNO)、処理はS
300に戻される。
【0104】S350にて、電動ウィンドウ3000の
本体制御部は、電動ウィンドウ用リモコン300から送
信コマンドを受信したか否かを判断する。送信コマンド
を受信すると(S350にてYES)、処理はS352
へ移される。もしそうでないと(S350にてNO)、
処理はS354へ移される。
【0105】S352にて、電動ウィンドウ3000の
本体制御部は、受信した送信コマンドに従って、電動ウ
ィンドウ3000を制御する。S354にて、電動ウィ
ンドウ3000の本体制御部は、動作コマンドが作成さ
れたか否かを判断する。動作コマンドが作成されると
(S354にてYES)、処理はS356へ移される。
もしそうでないと(S354にてNO)、処理はS36
0へ移される。
【0106】S356にて、電動ウィンドウ3000の
本体制御部は、作成された動作コマンドに従って、電動
ウィンドウ3000を制御する。
【0107】S358にて、電動ウィンドウ3000の
本体制御部は、作成された動作コマンドを電動ウィンド
ウ用リモコン300に送信する。
【0108】S360にて、電動ウィンドウ3000の
本体制御部は、電動ウィンドウ3000の主電源が切断
されたか否かを判断する。電動ウィンドウ3000の主
電源が切断されると(S360にてYES)、この処理
は終了する。もしそうでないと(S360にてNO)、
処理はS350へ戻される。
【0109】図16を参照して、リモコンの記憶部に記
憶されたイベント管理テーブルを設定する設定装置およ
びリモコンにおいて実行されるプログラムの制御構造に
ついて説明する。なお、以下の説明において、この設定
装置は、ユーザが操作を行なう操作部と、ユーザに情報
を表示する表示部と、イベント管理テーブルを記憶する
記憶部と、イベント管理テーブルをリモコンに送信する
送信部とを含む。操作部には、ユーザにより、イベント
管理テーブルの内容を書込む要求が入力されたり、イベ
ント管理テーブルの内容が入力されたりする。
【0110】S400にて、設定装置は、イベント管理
テーブルの書込要求を検知したか否かを判断する。イベ
ント管理テーブルの書込要求を検知すると(S400に
てYES)、処理はS402へ移される。もしそうでな
いと(S400にてNO)、処理はS400へ戻され
る。
【0111】S402にて、設定装置は、イベント管理
テーブルを作成するか読出すかを判断する。この判断
は、設定装置の操作部に入力されたデータに基づいて行
なわれる。イベント管理テーブルを読出す場合には(S
402にて読出し)、処理はS404へ移される。イベ
ント管理テーブルを作成する場合には(S402にて作
成)、処理はS406へ移される。
【0112】S404にて、設定装置は、書込対象のリ
モコンに対応するイベント管理テーブルを記憶部から読
出す。S406にて、設定装置は、書込対象のリモコン
に対応するイベント管理テーブルの作成を要求する。S
408にて、設定装置は、イベント管理テーブルが記憶
部から読出せたか否かを判断する。イベント管理テーブ
ルが記憶部から読出せると(S408にてYES)、処
理はS412へ移される。もしそうでないと(S408
にてNO)、処理はS402へ戻される。
【0113】S410にて、設定装置は、イベント管理
テーブルが作成されたか否かを判断する。イベント管理
テーブルが作成されると(S410にてYES)、処理
はS412へ移される。もしそうでないと(S410に
てNO)、処理はS402へ戻される。S412にて、
設定装置は、書込対象のリモコンに、イベント管理テー
ブルを送信する。
【0114】S450にて、リモコンの制御部は、イベ
ント管理テーブルを、設定装置から受信したか否かを判
断する。イベント管理テーブルを設定装置から受信する
と(S450にてYES)、処理はS452へ移され
る。もしそうでないと(S450にてNO)、処理はS
450へ戻される。S452にて、リモコンの制御部
は、受信したイベント管理テーブルを記憶部に記憶す
る。
【0115】以上のような構造およびフローチャートに
基づく、本実施の形態に係る制御システムの動作につい
て説明する。
【0116】エアコン用リモコン100を用いて、操作
部104からスリープ運転の入力を行なう(S100に
てYES)。エアコン用リモコン100は、検知した入
力に対応する送信コマンドを記憶部106から読出す。
その送信コマンドが、送信部108によりエアコン10
00に送信される(S102)。
【0117】スリープ運転の送信コマンドを受信したエ
アコン1000は(S150にてYES)、本体制御部
により、受信した送信コマンドに従って制御される(S
152)。エアコン1000の本体制御部は、内蔵され
たタイマを用いてスリープ運転を行なう。スリープ運転
の終了時間に到達すると動作コマンドが作成される(S
154にてYES)。作成された動作コマンドに従っ
て、エアコン1000が制御され、エアコンのスリープ
運転が終了する(S156)。エアコン1000の本体
制御部は、作成された動作コマンド(スリープ運転終
了)を、エアコン用リモコン100に送信する(S15
8)。
【0118】エアコン用リモコン100は、エアコン1
000から動作コマンドを受信する(S120にてYE
S)。受信した動作コマンドに対応するブロードキャス
トコマンド(スリープ運転終了)が作成されて、送信部
108が他のリモコン(扇風機用リモコン200、電動
ウィンドウ用リモコン300)に送信する(S12
2)。このときの時刻は、図17に示すT(1)であ
る。
【0119】扇風機用リモコン200は、エアコン用リ
モコン100からブロードキャストコマンドを受信する
(S204にてYES)。扇風機用リモコン200は、
記憶部206から、送信元リモコン(エアコン用リモコ
ン100)とブロードキャストコマンド(スリープ運転
終了)とに対応する送信コマンドを検索する(S20
6)。このとき、図10に示すように、「10分後に弱
運転を開始する」という送信コマンドが検索される(S
208にてYES)。
【0120】扇風機用リモコン200は、エアコン用リ
モコン100からブロードキャストコマンド(スリープ
運転終了)を受信してから10分後に、記憶部206に
記憶された送信コマンド(弱運転)を扇風機2000に
送信する(S210)。
【0121】扇風機2000の本体制御部は、送信コマ
ンド(弱運転)を受信する(S250にてYES)。受
信した送信コマンドに従って扇風機2000を制御し
て、扇風機2000の弱運転が開始される。このときの
時刻は、図17に示すT(2)である。
【0122】電動ウィンドウ用リモコン300は、エア
コン用リモコン100からブロードキャストコマンド
(スリープ運転終了)を受信すると(S304にてYE
S)、記憶部306から、送信元リモコン(エアコン用
リモコン100)とブロードキャストコマンド(スリー
プ運転終了)とに対応する送信コマンドを検索する(S
306)。このとき、図11に示すように、「20分後
に窓を半開する」という送信コマンドが検索される(S
308にてYES)。
【0123】電動ウィンドウ用リモコン300は、エア
コン用リモコン100からブロードキャストコマンド
(スリープ運転終了)を受信してから20分後に、記憶
部306に記憶された送信コマンド(窓半開)を電動ウ
ィンドウ3000に送信する。
【0124】電動ウィンドウ3000の本体制御部は、
送信コマンドを電動ウィンドウ用リモコン300から受
信する(S350にてYES)。電動ウィンドウ300
0の本体制御部は、受信した送信コマンド(窓半開)に
従って、電動ウィンドウ3000を制御する(S35
2)。また、電動ウィンドウ用リモコン300は、電動
ウィンドウが半開したというブロードキャストコマンド
を作成して、他のリモコンに送信する。他のリモコンの
中で、防犯センサ3100のリモコンは、電動ウィンド
ウが開かれたイベントに対応して、「監視をオンにす
る」というイベント管理テーブルを記憶している。その
ため、防犯センサ3100のリモコンは、防犯センサ3
100に「監視をオンにする」という送信コマンドを送
信する。これにより、防犯センサ3100の監視機能が
動作する。このときの時刻は、図17に示すT(3)で
ある。
【0125】エアコン1000のスリープ運転が終了し
てから、10分後に扇風機2000の弱運転が開始さ
れ、さらに20分後に電動ウィンドウ3000が半分開
かれることにより、室温は徐々に低下する。室内に設置
された室温センサが、室温が25℃を下回ったことを検
知すると、室温センサがリモコンにブロードキャストコ
マンド(室温25℃以下)を送信する。扇風機用リモコ
ン200は、そのブロードキャストコマンドに対応する
送信コマンドを検索して、検索された送信コマンド(運
転停止)を扇風機2000に送信する。これにより、扇
風機2000の弱運転が停止する。このときの時刻は、
図17に示すT(4)である。
【0126】さらに室内温度が低下して23℃を下回る
と、室温センサが室温が、室温が23℃を下回ったこと
を検知すると、室温センサがリモコンにブロードキャス
トコマンド(室温23℃以下)を送信する。電動ウィン
ドウ用リモコン300は、このブロードキャストコマン
ドを受信すると(S304にてYES)、記憶部306
から、送信元リモコン(室温センサ)とブロードキャス
トコマンド(室温23℃以下)とに対応する送信コマン
ドを検索する(S306)。このとき、「窓を閉める」
という送信コマンドが検索される。電動ウィンドウ用リ
モコン300は、電動ウィンドウ3000に送信コマン
ド(全閉)を送信する(S310)。
【0127】電動ウィンドウ3000の本体制御部は、
送信コマンド(全閉)を受信すると(S350にてYE
S)、受信した送信コマンド(全閉)に従って、電動ウ
ィンドウ3000を制御し、窓を閉める(S352)。
また、このとき、電動ウィンドウ用リモコン300は、
電動ウィンドウ3000に送信した送信コマンド(全
閉)に対応するブロードキャストコマンドを作成して、
送信部308が他のリモコンに送信する(S314)。
このブロードキャストコマンドを受信した防犯センサの
リモコンは、防犯センサ3100に「監視をオフにす
る」という送信コマンドを送信する。このときの時刻
は、図17に示すT(5)である。
【0128】以上のようにして、本実施の形態に係る制
御システムによると、家電製品に付属するリモコンが採
用する赤外線によるデータ通信を用いて、複数の家電製
品相互の間で通信を行ない、それぞれの家電製品の動作
状態に対応させて家電製品を制御することができる。
【0129】なお、上述した実施の形態において、家電
製品には、赤外線通信による受信部のみを有し、赤外線
通信による送信部を有さないものでもよい。この場合、
本実施の形態に係る制御システムを構成する場合、エア
コン1000、扇風機2000および電動ウィンドウ3
000はそれぞれのリモコンから赤外線通信によりコマ
ンドを受信する受信部のみを有する。そのため、それぞ
れの家電製品(エアコン1000、扇風機2000およ
び電動ウィンドウ3000)の構成を何ら変えることな
く、エアコン用リモコン100、扇風機用リモコン20
0および電動ウィンドウ用リモコン300に赤外線通信
による受信部を設ける構成とするのみで、このシステム
を構築することができる。
【0130】また、上述した実施の形態においては、エ
アコン1000のリモコン100、扇風機2000のリ
モコン200および電動ウィンドウ3000のリモコン
300により、本実施の形態に係る制御システムを構築
するものとして説明したが、これに限定されるものでは
ない。すなわち、それぞれのリモコンにより、本実施の
形態に係る制御システムを構築するのではなく、リモコ
ンを介することなく、それぞれの家電製品の間で、相互
に赤外線通信によるデータ通信を行ない、他の家電製品
の動作状況に応じて、自己の動作状況を制御するように
してもよい。
【0131】また、図3に示す処理において、ルールの
条件部は、1つのイベントであるものに限定されない。
たとえば、エアコン1000の動作状態と電動ウィンド
ウ3000の動作状態とに基づいて、扇風機2000の
動作モードを選択するものでもよい。
【0132】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る制御システムの全
体構成図である。
【図2】 図1に示すリモコンの制御ブロック図であ
る。
【図3】 図2に示す制御部における処理を説明するた
めの図である。
【図4】 送信元リモコンから送信先リモコンに送信さ
れるデータの構造を示す図(その1)である。
【図5】 送信元リモコンから送信先リモコンに送信さ
れるデータの構造を示す図(その2)である。
【図6】 送信元リモコンから家電製品に送信されるデ
ータの構造を示す図(その1)である。
【図7】 送信元リモコンから家電製品に送信されるデ
ータの構造を示す図(その2)である。
【図8】 機器情報の設定例を示す図である。
【図9】 イベント情報の設定例を示す図である。
【図10】 扇風機のリモコンに記憶されるイベント管
理テーブルを示す図である。
【図11】 電動ウィンドウのリモコンに記憶されるイ
ベント管理テーブルを示す図である。
【図12】 防犯センサのリモコンに記憶されるイベン
ト管理テーブルを示す図である。
【図13】 エアコンのリモコンおよびエアコンにおけ
る処理の制御構造を示すフローチャートである。
【図14】 扇風機のリモコンおよび扇風機における処
理の制御構造を示すフローチャートである。
【図15】 電動ウィンドウのリモコンおよび電動ウィ
ンドウにおける処理の制御構造を示すフローチャートで
ある。
【図16】 イベント管理テーブル設定装置およびリモ
コンにおける処理の制御構造を示すフローチャートであ
る。
【図17】 本発明の実施の形態に係る制御システムに
おける動作を示す図である。
【符号の説明】
100 エアコン用リモコン、200 扇風機用リモコ
ン、300 電動ウィンドウ用リモコン、102、20
2、302 受信部、104、204、304操作部、
106、206、306 記憶部、108、208、3
08 送信部、110、210、310 制御部、10
00 エアコン、2000 扇風機、3000 電動ウ
ィンドウ、1002、2002、3002 リモコン受
信部、3100 防犯センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/02 G05B 19/05 S Fターム(参考) 3L061 BA03 BB01 BB03 5H220 AA10 BB11 CC07 CX05 CX06 GG04 JJ12 JJ26 JJ34 KK04 5K048 AA04 BA08 BA12 DB04 EB02 EB12 FC01 HA03

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リモートコントロール機能を有する複数
    の家電製品と、前記複数の家電製品を制御するコントロ
    ーラとを含む制御システムであって、 各前記家電製品は、 前記コントローラからコマンドを受信するための受信手
    段と、 前記受信手段に接続され、前記受信したコマンドに基づ
    いて、前記家電製品の動作を制御するための制御手段と
    を含み、 前記コントローラは、 データを通信するための通信手段を含み、前記通信手段
    は、前記家電製品から、前記家電製品の動作状態を表わ
    す第1の動作データを受信するための第1の受信手段を
    含み、前記コントローラはさらに、 前記動作状態と、前記複数の家電製品の中の一の家電製
    品へ送信するコマンドとを関連付けるルールを記憶する
    ための記憶手段と、 前記第1の受信手段と前記記憶手段とに接続され、前記
    受信した第1の動作データと、前記記憶されたルールと
    に基づいて、前記一の家電製品へ送信するコマンドを作
    成するための作成手段とを含み、 前記通信手段はさらに、前記作成されたコマンドを、前
    記一の家電製品に送信するための第1の送信手段を含
    み、 前記受信手段および前記通信手段は、前記リモートコン
    トロール機能を実現する通信方式を用いて通信するため
    の手段を含む、制御システム。
  2. 【請求項2】 リモートコントロール機能を有する複数
    の家電製品と、前記複数の家電製品をそれぞれ制御する
    複数のコントローラとを含む制御システムであって、前
    記家電製品と前記コントローラとは対応付けされ、 各前記家電製品は、 前記家電製品に対応するコントローラからコマンドを受
    信するための受信手段と、 前記受信手段に接続され、前記受信したコマンドに基づ
    いて、前記家電製品の動作を制御するための制御手段と
    を含み、 各前記コントローラは、 データを通信するための通信手段を含み、前記通信手段
    は、他のコントローラから、前記他のコントローラに対
    応する家電製品の動作状態を表わす第1の動作データを
    受信するための第1の受信手段を含み、前記コントロー
    ラはさらに、 前記動作状態と、自己に対応する家電製品へ送信するコ
    マンドとを関連付けるルールを記憶するための記憶手段
    と、 前記第1の受信手段と前記記憶手段とに接続され、前記
    受信した第1の動作データと、前記記憶されたルールと
    に基づいて、前記自己に対応する家電製品へ送信するコ
    マンドを作成するための作成手段とを含み、 前記通信手段はさらに、前記作成されたコマンドを、前
    記自己に対応する家電製品に送信するための第1の送信
    手段と、前記自己に対応する家電製品の動作状態を表わ
    す第2の動作データを、他のコントローラに送信するた
    めの第2の送信手段とを含み、 前記受信手段および前記通信手段は、前記リモートコン
    トロール機能を実現する通信方式を用いて通信するため
    の手段を含む、制御システム。
  3. 【請求項3】 リモートコントロール機能を有する第1
    の家電製品および第2の家電製品と、前記第1の家電製
    品を制御する第1のコントローラと、前記第2の家電製
    品を制御する第2のコントローラとを含む制御システム
    であって、 前記第2の家電製品は、 前記第2のコントローラからコマンドを受信するための
    受信手段と、 前記受信手段に接続され、前記受信したコマンドに基づ
    いて、前記第2の家電製品の動作を制御するための制御
    手段とを含み、 前記第1のコントローラは、 前記第2のコントローラに、前記第1の家電製品の動作
    状態を表わす第1の動作データを送信するための送信手
    段を含み、 前記第2のコントローラは、 データを通信するための通信手段を含み、前記通信手段
    は、前記第1のコントローラから、前記第1の動作デー
    タを受信するための第1の受信手段を含み、前記コント
    ローラはさらに、 前記第1の家電製品の動作状態と、前記第2の家電製品
    へ送信するコマンドとを関連付けるルールを記憶するた
    めの記憶手段と、 前記第1の受信手段と前記記憶手段とに接続され、前記
    受信した第1の動作データと、前記記憶されたルールと
    に基づいて、前記第2の家電製品へ送信するコマンドを
    作成するための作成手段とを含み、 前記通信手段はさらに、前記作成されたコマンドを、前
    記第2の家電製品に送信するための第1の送信手段と、
    前記第2の家電製品の動作状態を表わす第2の動作デー
    タを、他のコントローラに送信するための第2の送信手
    段とを含み、 前記受信手段、前記送信手段および前記通信手段は、前
    記リモートコントロール機能を実現する通信方式を用い
    て通信するための手段を含む、制御システム。
  4. 【請求項4】 前記家電製品は、前記家電製品の動作状
    態を表わす第2の動作データを送信するための送信手段
    をさらに含み、 前記通信手段は、前記自己に対応する家電製品から、前
    記第2の動作データを受信するための第2の受信手段を
    さらに含み、 前記第2の送信手段は、前記自己に対応する家電製品か
    ら受信した前記第2の動作データを、他のコントローラ
    に送信するための手段を含む、請求項2に記載の制御シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記第2の家電製品は、前記第2の家電
    製品の動作状態を表わす第2の動作データを送信するた
    めの送信手段をさらに含み、 前記通信手段は、前記第2の家電製品から、前記第2の
    動作データを受信するための第2の受信手段をさらに含
    み、 前記第2の送信手段は、前記第2の家電製品から受信し
    た前記第2の動作データを、他のコントローラに送信す
    るための手段を含む、請求項3に記載の制御システム。
  6. 【請求項6】 前記コントローラは、前記記憶手段に接
    続され、前記記憶手段に記憶された前記ルールを書換え
    るための書換手段をさらに含む、請求項1〜5のいずれ
    かに記載の制御システム。
  7. 【請求項7】 前記通信手段は、他の家電製品から、前
    記記憶手段に記憶された前記ルールを書換えるためのデ
    ータを受信するためのデータ受信手段をさらに含み、 前記書換手段は、前記データ受信手段により受信した前
    記データに基づいて、前記記憶手段に記憶された前記ル
    ールを書換えるための手段を含む、請求項6に記載の制
    御システム。
  8. 【請求項8】 リモートコントロール機能を有する複数
    の家電製品を含む制御システムに用いられるコントロー
    ラであって、各前記家電製品は、受信手段により前記コ
    ントローラからコマンドを受信して、受信したコマンド
    に基づいて、前記家電製品の動作を制御し、 前記コントローラは、 データを通信するための通信手段を含み、前記通信手段
    は、前記家電製品から、前記家電製品の動作状態を表わ
    す第1の動作データを受信するための第1の受信手段を
    含み、前記コントローラはさらに、 前記動作状態と、前記複数の家電製品の中の一の家電製
    品へ送信するコマンドとを関連付けるルールを記憶する
    ための記憶手段と、 前記第1の受信手段と前記記憶手段とに接続され、前記
    受信した第1の動作データと、前記記憶されたルールと
    に基づいて、前記一の家電製品へ送信するコマンドを作
    成するための作成手段とを含み、 前記通信手段はさらに、前記作成されたコマンドを、前
    記一の家電製品に送信するための第1の送信手段を含
    み、 前記受信手段および前記通信手段は、前記リモートコン
    トロール機能を実現する通信方式を用いて通信するため
    の手段を含む、コントローラ。
  9. 【請求項9】 リモートコントロール機能を有する複数
    の家電製品を含む制御システムに用いられるコントロー
    ラであって、前記制御システムは、前記複数の家電製品
    に対応する複数のコントローラを含み、各前記家電製品
    は、受信手段により前記家電製品に対応するコントロー
    ラからコマンドを受信して、受信したコマンドに基づい
    て、前記家電製品の動作を制御し、 各前記コントローラは、 データを通信するための通信手段を含み、前記通信手段
    は、他のコントローラから、前記他のコントローラに対
    応する家電製品の動作状態を表わす第1の動作データを
    受信するための第1の受信手段を含み、前記コントロー
    ラはさらに、 前記動作状態と、自己に対応する家電製品へ送信するコ
    マンドとを関連付けるルールを記憶するための記憶手段
    と、 前記第1の受信手段と前記記憶手段とに接続され、前記
    受信した第1の動作データと、前記記憶されたルールと
    に基づいて、前記自己に対応する家電製品へ送信するコ
    マンドを作成するための作成手段とを含み、 前記通信手段はさらに、前記作成されたコマンドを、前
    記自己に対応する家電製品に送信するための第1の送信
    手段と、前記自己に対応する家電製品の動作状態を表わ
    す第2の動作データを、他のコントローラに送信するた
    めの第2の送信手段とを含み、 前記受信手段および前記通信手段は、前記リモートコン
    トロール機能を実現する通信方式を用いて通信するため
    の手段を含む、コントローラ。
  10. 【請求項10】 リモートコントロール機能を有する第
    1の家電製品および第2の家電製品と、前記第1の家電
    製品を制御する第1のコントローラと、前記第2の家電
    製品を制御する第2のコントローラとを含む制御システ
    ムに用いられる第2のコントローラであって、前記第2
    の家電製品は、受信手段により前記第2のコントローラ
    からコマンドを受信して、前記受信したコマンドに基づ
    いて、前記第2の家電製品の動作を制御し、前記第1の
    コントローラは、送信手段により前記第2のコントロー
    ラに、前記第1の家電製品の動作状態を表わす第1の動
    作データを送信し、 前記第2のコントローラは、 データを通信するための通信手段を含み、前記通信手段
    は、前記第1のコントローラから、前記第1の動作デー
    タを受信するための第1の受信手段を含み、前記コント
    ローラはさらに、 前記第1の家電製品の動作状態と、前記第2の家電製品
    へ送信するコマンドとを関連付けるルールを記憶するた
    めの記憶手段と、 前記第1の受信手段と前記記憶手段とに接続され、前記
    受信した第1の動作データと、前記記憶されたルールと
    に基づいて、前記第2の家電製品へ送信するコマンドを
    作成するための作成手段とを含み、 前記通信手段はさらに、前記作成されたコマンドを、前
    記第2の家電製品に送信するための第1の送信手段と、
    前記第2の家電製品の動作状態を表わす第2の動作デー
    タを、他のコントローラに送信するための第2の送信手
    段とを含み、 前記受信手段、前記送信手段および前記通信手段は、前
    記リモートコントロール機能を実現する通信方式を用い
    て通信するための手段を含む、コントローラ。
  11. 【請求項11】 前記家電製品は、前記家電製品の動作
    状態を表わす第2の動作データを送信し、 前記通信手段は、前記自己に対応する家電製品から、前
    記第2の動作データを受信するための第2の受信手段を
    さらに含み、 前記第2の送信手段は、前記自己に対応する家電製品か
    ら受信した前記第2の動作データを、他のコントローラ
    に送信するための手段を含む、請求項9に記載のコント
    ローラ。
  12. 【請求項12】 前記第2の家電製品は、前記第2の家
    電製品の動作状態を表わす第2の動作データを送信し、 前記通信手段は、前記第2の家電製品から、前記第2の
    動作データを受信するための第2の受信手段をさらに含
    み、 前記第2の送信手段は、前記第2の家電製品から受信し
    た前記第2の動作データを、他のコントローラに送信す
    るための手段を含む、請求項10に記載のコントロー
    ラ。
  13. 【請求項13】 前記コントローラは、前記記憶手段に
    接続され、前記記憶手段に記憶された前記ルールを書換
    えるための書換手段をさらに含む、請求項8〜12のい
    ずれかに記載のコントローラ。
  14. 【請求項14】 前記通信手段は、他の家電製品から、
    前記記憶手段に記憶された前記ルールを書換えるための
    データを受信するためのデータ受信手段をさらに含み、 前記書換手段は、前記データ受信手段により受信した前
    記データに基づいて、前記記憶手段に記憶された前記ル
    ールを書換えるための手段を含む、請求項13に記載の
    コントローラ。
  15. 【請求項15】 制御システムに用いられる、リモート
    コントロール機能を有する家電製品であって、前記家電
    製品は、 他の家電製品から、前記他の家電製品の動作状態を表わ
    す第1の動作データを受信するための受信手段と、 前記動作状態と、前記家電製品を制御するためのコマン
    ドとを関連付けるルールを記憶するための記憶手段と、 前記受信手段と前記記憶手段とに接続され、前記受信し
    た第1の動作データと、前記記憶されたルールとに基づ
    いて、前記家電製品を制御するためのコマンドを作成す
    るための作成手段と、 前記作成手段に接続され、前記作成されたコマンドに基
    づいて、前記家電製品を制御するための制御手段と、 前記家電製品の動作状態を表わす第2の動作データを、
    他の家電製品に送信するための送信手段とを含み、 前記受信手段および前記送信手段は、前記リモートコン
    トロール機能を実現する通信方式を用いて通信するため
    の手段を含む、家電製品。
  16. 【請求項16】 前記家電製品は、前記記憶手段に接続
    され、前記記憶手段に記憶された前記ルールを書換える
    ための書換手段をさらに含む、請求項15に記載の家電
    製品。
  17. 【請求項17】 前記家電製品は、他の家電製品から、
    前記記憶手段に記憶された前記ルールを書換えるための
    データを受信するためのデータ受信手段をさらに含み、 前記書換手段は、前記データ受信手段により受信した前
    記データに基づいて、前記記憶手段に記憶された前記ル
    ールを書換えるための手段を含む、請求項16に記載の
    家電製品。
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