JP2002044745A - 通信装置および遠隔制御システム - Google Patents

通信装置および遠隔制御システム

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JP2002044745A
JP2002044745A JP2000221920A JP2000221920A JP2002044745A JP 2002044745 A JP2002044745 A JP 2002044745A JP 2000221920 A JP2000221920 A JP 2000221920A JP 2000221920 A JP2000221920 A JP 2000221920A JP 2002044745 A JP2002044745 A JP 2002044745A
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JP2000221920A
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Kazuhiro Nakai
和広 中井
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の電化機器をコストをかけずに効率よく
遠隔制御する。 【解決手段】 各種の電化機器の、該電化機器を遠隔か
ら制御するための通信部は遠隔との間で制御信号を通信
する通信部10と、該通信部10が着脱可能に接続され
て電化機器に一体的に設けられた機器側通信部の受信部
22および送信部23とを有して、これらの部分は電化
機器の種類に共通した規格を有する。したがって、複数
種類の電化機器についてその種類に関わりなく遠隔通信
部を共用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は家庭用の電化機器
および産業用の電化機器に係る遠隔操作のための通信装
置および遠隔制御システムに関し、特に、これら電化機
器を遠隔操作にて監視制御するための通信装置および遠
隔制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
から、冷蔵庫、洗濯機および空気調和機などの家電機器
や産業用の電化機器には無線式遠隔操作機能を備えたも
のがあるが、近年、これらの遠隔操作機能に双方向の送
受信機能を設けることにより、ユーザの利便性は向上し
ている。
【0003】その一方で、家電機器の製造原価は年々縮
小し、上述したような遠隔操作機能は高級種類にのみ搭
載されるのが普通である。
【0004】このような背景のもと、空気調和機や調理
機器(電子レンジなど)などの家庭内の電化機器にネッ
トワーク機能を付加し、それらの電化機器を互いに通信
接続して、家庭内の家電機器を連係して制御し、さらに
は外部ネットワークとの接続も行なって、ユーザのさら
なる利便性の向上を図るとともに、省エネルギなどの社
会の要請に応えていこうとする動きもある。したがっ
て、製造コストをかけずに、これらを実現するための仕
組が必要とされる。
【0005】家庭内の複数の電化機器を通信回線を介し
て相互に接続して、これら電化機器を制御するためのシ
ステムを、いわゆるホームネットワークのインフラスト
ラクチャをソフトウェアの面から見た場合、さまざまな
インフラストラクチャが提供されており、規格化や制御
プログラムの転送方法などは徐々に基盤技術も整えられ
つつある。
【0006】しかしながら、ホームネットワークのイン
フラストラクチャをハードウェアの面から見た場合、利
益率の高いデジタル家電機器は別にして家電機器の構造
的インフラストラクチャが整いつつあるとは言い難い。
【0007】それゆえにこの発明の目的は、各種の電化
機器をコストをかけずに効率よく遠隔制御する通信装置
および遠隔制御システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】ある局面に係る発明は、
電化機器を遠隔から制御するために遠隔と制御信号を通
信する通信装置であって、遠隔との間で制御信号を通信
する遠隔通信部と、制御信号に従い該電化機器を制御す
るための該電化機器内の制御部と遠隔通信部との間で制
御信号を中継して、かつ電化機器に一体的に設けられた
機器側通信部とを備える。そして、遠隔通信部および機
器側通信部は、電化機器の種類に共通した規格を有し、
かつ遠隔通信部は機器側通信部に着脱可能に接続される
ことを特徴とする。
【0009】上述の発明によれば、電化機器の、該電化
機器を遠隔から制御するための通信部は遠隔との間で制
御信号を通信する遠隔通信部と、該遠隔通信部が着脱可
能に接続されて電化機器に一体的に設けられた機器側通
信部とを有して、これらの部分は電化機器の種類に共通
した規格を有する。したがって、複数種類の電化機器に
ついてその種類に関わりなく遠隔通信部を共用できるか
ら、各種の電化機器をコストをかけずに効率よく遠隔制
御できる。
【0010】上述の通信装置において制御信号は、電化
機器を操作するための操作信号と、電化機器の動作の状
態を示す状態信号との少なくとも一方を含むことを特徴
とする。
【0011】上述の発明によれば、遠隔から電化機器の
通信装置に操作信号を送信することで、電化機器を所望
するように操作できる。また、状態信号も通信される場
合には、操作信号による電化機器の動作状態の変化を遠
隔に報知できるので、遠隔においては直前に送信した操
作信号により電化機器が所望する状態に移行して動作し
ていることを居ながらに確認できる。
【0012】上述の発明において遠隔通信部は、遠隔と
通信するための遠隔通信ポートを有する。そして、この
遠隔通信ポートは、遠隔と操作信号のみを通信する片方
向通信ポートであることを特徴とする。
【0013】この遠隔通信ポートは、制御信号を遠隔と
通信するための信号処理機能のみを有して、電化機器の
種類に関わりなく統一した規格のもとに設計される。
【0014】上述の発明において遠隔通信部は、遠隔と
通信するための遠隔通信ポートを有する。そして、この
遠隔通信ポートは、遠隔と操作信号および状態信号を通
信する双方向通信ポートであることを特徴とする。
【0015】上述した発明によれば、片方向通信ポート
を有して遠隔と片方向通信するような遠隔通信部および
双方向通信ポートを有して遠隔と双方向通信するような
遠隔通信部を、電化機器側に選択的に、または通信機能
向上のために着脱自在に取付けることができる。それゆ
えに、電化機器における遠隔との通信機能を使用状況に
応じて選択的に切換でき、また段階的に高めることもで
きる。
【0016】上述の発明においては機器側通信部は、遠
隔通信部が着脱される部分において、接続された遠隔通
信部から操作信号を受理して制御部に与える機器側操作
信号ポートと、制御部から状態信号を受理して接続され
た遠隔通信部に与える機器側状態信号ポートとを有す
る。
【0017】上述した発明によれば、機器側通信部は遠
隔と通信するために、遠隔通信部が着脱される部分にお
いて機器側通信ポートと機器側状態信号ポートのみを備
えるだけでよいから、電化機器の製造コストを抑えるこ
とができ、また電化機器の小型化も阻害されない。
【0018】上述の発明において遠隔通信部は、遠隔と
の間で制御信号を電化機器の種類に共通したフォーマッ
トに変換しながら通信するための共通フォーマット変換
部を有する。
【0019】上述の発明によれば、遠隔通信部の共通フ
ォーマット変換部により、制御信号は電化機器の種類に
共通したフォーマットに変換しながら通信される。した
がって、フォーマット変換機能は機器側通信部ではなく
て複数種類の電化機器により共用できる遠隔通信部に設
けられるから、電化機器の製造コストを抑えることがで
きる。
【0020】上述の発明においては、遠隔と遠隔通信部
とは無線により通信することを特徴とする。
【0021】上述の発明においては、遠隔と遠隔通信部
とは赤外線を用いて通信することを特徴とする。
【0022】上述の発明においては、遠隔と遠隔通信部
とは電磁波を用いて通信することを特徴とする。
【0023】上述の発明においては、遠隔と遠隔通信部
とは有線により通信することを特徴とする。
【0024】上述の発明においては、遠隔と遠隔通信部
とは電線を経由して通信することを特徴とする。
【0025】上述の発明においては、遠隔と遠隔通信部
とは、光ファイバケーブルを経由して通信することを特
徴とする。
【0026】上述の発明によれば、電化機器と遠隔と
は、遠隔制御のための制御信号の伝送媒体は、無線(赤
外線または電磁波)および有線(電線または光ファイバ
ケーブル)のいずれであってもよい。したがって、無線
の場合には配線工事などが省略でき、有線の場合には障
害物の影響を受けることなく確実に信号伝送できる。
【0027】他の局面に係る発明は、遠隔において予め
準備された複数種類の電化機器のそれぞれについて、そ
れが有する属性と状態を含む複数種類の特徴を示したオ
ブジェクトである仮想機器が配置された仮想空間と、複
数種類の電化機器のそれぞれと対応する仮想機器とを、
複数種類の特徴のそれぞれについて相互に関連付けるた
めの関連付け手段と、制御手段とを備える。
【0028】制御手段は、電化機器から、該電化機器に
おいて複数種類の特徴のうちのいずれかが変化したこと
を示す変化信号を受理したことに応じて、対応する仮想
機器の該当する特徴を、関連付け手段を介して同様に変
化させ、かつ仮想機器において複数種類の特徴のうちの
いずれかが変化したことを関連付け手段を介して検知し
たことに応じて、対応する電化機器に対して該当する特
徴を同様に変化させるように指示する指示信号を供給す
る。
【0029】上述した発明によれば、複数種類の電化機
器のそれぞれと1対1に対応するオブジェクトである仮
想機器と、これが配置される環境である仮想空間とを構
築して、各電化機器と対応する仮想機器とを、複数種類
の特徴のそれぞれについて相互に関連付ける関連付け手
段とを用いることで、電化機器の通信機能や仕様などの
複数種類の特徴に制約を受けない複数種類の電化機器の
遠隔制御のためのネットワーク基盤を準備できる。
【0030】したがって、このようにして準備されたネ
ットワークを利用すれば、各種の電化機器を、その通信
機能や仕様などの複数種類の特徴に制約を受けないで、
言い換えるとこのような制約を解消するためのコストを
かけずに効率よく遠隔制御できる。
【0031】上述の発明においては、電化機器における
複数種類の特徴のそれぞれは、遠隔制御システムの外部
から与えられた要因に従い変化することを特徴とする。
【0032】上述の発明によれば、電化機器はシステム
内の制御手段により供給された指示信号のみならず、シ
ステムの外部から与えられた要因、たとえば対応するリ
モートコントローラから送信されたユーザによる操作要
求の信号、または該電化機器の操作パネルに設けられた
スイッチ操作の信号などによっても複数種類の特徴を変
化させることができる。それゆえに、当該システムの電
化機器についての操作性は向上する。
【0033】上述の発明においては、仮想機器における
複数種類の特徴のそれぞれは、遠隔制御システムの外部
から与えられた外部データまたは他の仮想機器から与え
られた変化の発生を示す変化発生データに従い変化する
ことを特徴とする。
【0034】上述の発明によれば、仮想機器の複数種類
の特徴の変化は、対応する電化機器の複数種類の特徴の
変化のみならず、遠隔制御システムの外部から与えられ
た外部データ、たとえばユーザにより何らかの入力部を
介して外部から与えられたデータ、または他の仮想機器
から与えられた変化の発生を示す変化発生データにも従
って変化させることができる。当該システムの各電化機
器は仮想機器と1対1に対応し、制御手段は仮想機器の
特徴の変化に応じて対応する電化機器の特徴を同様に変
化させることができるから、システムにおける電化機器
の操作性はさらに向上する。
【0035】上述の発明においては、任意に作成されて
供給される供給データに基づいて、仮想空間において仮
想機器に対応のオブジェクトが生成されることを特徴と
する。
【0036】上述の発明によれば、仮想機器のオブジェ
クトは供給データに基づいて作成されるから、システム
に新規に電化機器が追加される場合であっても、供給デ
ータを作成することで、容易に対応することができる。
【0037】また、供給データは任意に作成できるから
仮想機器のオブジェクトを所望されるようにカスタマイ
ズできる、ひいては該仮想機器に対応付けされた電化機
器の特徴を所望するようにカスタマイズでき、そして最
終的には複数種類の電化機器に対応のネットワークを所
望するようにカスタマイズできて利便性に優れる。
【0038】上述の発明においては、外部に情報を出力
するための出力部がさらに備えられて、出力部には供給
データが表示可能な形式にして表示されることを特徴と
する。
【0039】上述の発明によれば、供給データは外部に
表示されるから、ユーザは表示内容を確認することで、
実際に電化機器が取付けられた場所まで出向かなくて
も、該電化機器の特徴またはその変化を、たとえば電化
機器の操作パネルに設けられたスイッチの種類や現在の
動作の状態(停止、運転、故障など)をその場に居なが
らにして確認できて、利便性に優れる。
【0040】上述の発明においては、外部操作可能な入
力部がさらに備えられて、供給データは、入力部からの
入力内容に基づいて作成されることを特徴とする。
【0041】上述の発明によれば、供給データは入力部
からの入力内容に基づいて任意に作成される。それゆえ
に、ユーザはたとえば上述したような供給データの表示
内容を確認しながらから入力部を操作することで、仮想
機器のオブジェクトを所望されるようにカスタマイズで
きる、ひいては該仮想機器に対応付けされた電化機器の
特徴を所望するようにカスタマイズでき、そして最終的
には複数種類の電化機器に対応のネットワークを所望す
るようにカスタマイズできて利便性に優れる。
【0042】上述の発明においては、外部装置と通信す
る通信部がさらに備えられて、供給データは、通信部を
介して受信した内容に基づいて作成されることを特徴と
する。
【0043】上述の発明によれば、ユーザは、たとえば
電話回線を介して出先において外部装置、たとえば携帯
型電話機から供給データを作成できる。それゆえに、た
とえば、出先において所望電化機器の特徴を所望するよ
うに変化させることができる。
【0044】上述の発明においては、通信部を介して外
部装置に、仮想機器に対応のオブジェクトの複数種類の
特徴を報知する報知手段がさらに備えられる。
【0045】この報知の態様は音声であってもよく、ま
たは画像であってもよい。上述の発明によれば、たとえ
ば電話回線を利用して出先において外部装置、たとえば
携帯型電話機から自宅内の家電機器の現在の特徴を、た
とえば動作の状態を確認できる。また同様に、宅内の電
話機により同様に確認できる。
【0046】上述の発明においては、外部データは、通
信部を介して外部装置から受信されることを特徴とす
る。
【0047】上述の発明によれば、ユーザは、たとえば
電話回線を介して出先において外部装置、たとえば携帯
型電話機から仮想機器の特徴を変化させるための外部デ
ータを与えることができる。また同様に、宅内の電話機
からこのような外部データを与えることもできる。した
がって、宅外の携帯型電話機や宅内の電話機を電化機器
のリモートコントローラとして利用することもできて利
便性に優れる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。なお、ここでは、制御
の対象となる電化機器を家電機器としているが、産業用
の電化機器に対しても同様に適用できる。
【0049】(実施の形態1)まず、実施の形態1につ
いて説明する。
【0050】本実施の形態1では家電機器において、該
家電機器を遠隔から操作して制御するための遠隔制御装
置との間で通信するための遠隔通信部が家電機器に着脱
自在に設けられる。遠隔通信部と遠隔通信部が着脱され
る家電機器側の部分(以下、機器側通信部と称す)とは
家電機器の種類に関わりなく統一した規格で設計され
る。これにより、家電機器の種類が異なっても、該家電
機器の機器側通信部に遠隔通信部を自在に着脱できる。
【0051】ここでは、家電機器を制御するために、家
電機器と遠隔制御装置との間で制御信号が通信される。
制御信号は、該家電機器を操作するために遠隔制御装置
から送信される操作信号と、該家電機器の動作の状態を
示すために遠隔制御装置に送信される状態信号とが含ま
れる。
【0052】機器側通信部には、操作信号の受信と状態
信号の送信が可能なポートが設けられる。遠隔通信部
は、遠隔制御装置と通信する形態により片方向遠隔通信
部と双方向遠隔通信部との2種類に大別される。片方向
遠隔通信部は、遠隔制御装置から送信される操作信号を
受信するポートのみを有する。双方向遠隔通信部は遠隔
制御装置から送信される操作信号を受信するポートと対
応の家電機器から受理した状態信号を遠隔制御装置に送
信するポートを有する。
【0053】図1は、本実施の形態1による機器側通信
部と遠隔通信部のブロック図である。家電機器の家電制
御基盤20は、簡単なマイクロコンピュータなどを含ん
でなる家電制御部21、および機器側通信部である受信
部22および送信部23を含む。受信部22は、与えら
れる操作信号を受信して所定処理して家電制御部21に
出力する。送信部23は、家電制御部21から与えられ
る状態信号(データ)などを所定処理して送出する。遠
隔通信部10は、家電制御基盤20の受信部22および
送信部23に、コネクタ部30を介して着脱自在に接続
されて、受信部11、送信部12、受信機BIOS(Ba
sic Input/Output System)13、メモリ14および図
示されない外部の遠隔制御装置との間で信号を送受信す
るための受信ユニット15および送信ユニット16を含
む。
【0054】家電機器の制御部は単純なるON・OFF
からシーケンスプログラムに基づいた自動実行まで、さ
まざまな種類のものが存在する。一方、遠隔制御に伴う
信号の処理部に関しては、通信プロトコルの制約を受け
るため、家電機器の種類にかかわらず似通ったものにな
る。そこで、ここでは、遠隔制御に伴う制御信号の処理
部を「受信部」と「送信部」に分離して、「受信部」は
「送信部」が物理的に未接続であっても有効に機能する
ように設計されるものとする。したがって、信号受信に
おいてハンドシェイクが必要な場合には「受信部」に対
して家電制御部21から信号が送信される場合もあり得
る。
【0055】また家電制御部21に出入りする制御信号
は家電機器の種類によってさまざまであるが「統一化」
あるいは「規格化」は必要とされない。
【0056】ここで重要なのは、遠隔制御が「片方向」
であるか「双方向」であるかという点と信号伝送の媒体
が「IR(赤外線)」であるか「電波」であるか、ある
いは「有線」であるかという点に関わりなく、家電制御
部21に入出力される制御信号を統一していることにあ
る。
【0057】上述した内容は、「家電機器の種類の違い
を吸収するためのもの」ではなく、あくまで、同一種類
の家電機器での「遠隔制御受信部の違いを吸収するため
のもの」である。したがって通信プロトコルの標準化は
必要とされない。「遠隔制御受信部の違いを吸収する」
ために、図1の通信部10において受信機BIOS13
およびメモリ14が搭載されている。メモリ14は、た
とえば不揮発性メモリである。受信機BIOS13に
は、上述した「遠隔制御受信部の違いを吸収するため」
の基本的IO(入出力)システムがプログラミングされ
ており、メモリ14には、たとえば近距離マイクロ波信
号のエンコードプログラムのような受信ユニット15お
よび送信ユニット16に準拠した信号変換プログラムが
予めストアされているものとする。
【0058】このような構成が採用されることにより通
信部10に関して次のように段階的に機能を付加させる
ことができる。
【0059】図2は本実施の形態1による通常通信部の
構成を説明するためのブロック図である。図において
は、通常通信部10Aの構成が家電制御基盤20と関連
付けて示される。通常通信部10Aは片方向(ユーザ
(遠隔制御装置)から家電機器方向)の通信のみを行な
うような家電機器、たとえばエアコン(エアコンディシ
ョナの略)および天井の照明機器などに着脱自在に取付
けられて、対応家電機器のON/OFF制御信号などを
図示されない遠隔制御装置から受信する。
【0060】図において通常通信部10Aは、通信部1
0の構成において送信ユニット16が省略されて、受信
ユニット15に代替して受信ユニット151を含む。通
常通信部10Aの他の構成は、図1の通信部10のそれ
と同じである。受信ユニット151には、通常、電気的
なIR信号を受信するための機能が搭載されて、ここで
はIRレシーバ15A、およびIRレシーバ15Aの出
力をエンコードして受信機BIOS13側に出力するた
めのエンコーダ15Bを含む。IRレシーバ15Aは、
該家電機器に予め設けられたIR受信素子、たとえばフ
ォトダイオード15Cにより赤外光が受光されて電気的
なIR信号が与えられると、これを処理して出力する。
これらの部分はIRリモートコントロールレシーバとし
て規格品が販売されている。
【0061】したがって、前述した図1の通信部10
は、図2のような通常通信部10Aの構成に変更するだ
けで、片方向の通信部として利用が可能になる。図2の
通常通信部10Aでは、IR信号を受信するための構成
が示されるが、これに限定されない。たとえば、電波に
よる信号または有線による信号を受信する方式であって
も同様に適用することができる。
【0062】図3は図2の通常通信部の具体例を示す図
である。図3においては、図2に示された通常通信部1
0Aが搭載されたエアコン700を遠隔から制御するシ
ステムが模式的に示される。エアコン700は、通常通
信部10Aを予め搭載し、通常通信部10Aは遠隔制御
装置(以下、リモコンと称す)702から送信された操
作信号を受信する。リモコン702は、操作信号を送信
できるが状態信号は受信できないような片方向リモコン
である。IRにより搬送された片方向リモコン702か
らの操作信号は、フォトダイオード15Cにより受信さ
れて、その出力信号はIRレシーバ15Aおよびエンコ
ーダ15Bなどを介して受信部11に与えられ、受信部
11はエンコードされた操作信号を家電制御基盤20の
受信部22に与える。受信部22は、与えらえた操作信
号を家電制御部21に与えるので、家電制御部21は、
与えられた操作信号に基づいてエアコン700を所望さ
れるような状態となるように操作する。
【0063】図4は本実施の形態1による双方向通信部
のブロック図である。図においては、双方向通信部10
Bの構成が家電制御基盤20の構成とともに示される。
双方向通信部10Bは、家電機器の操作信号の受信と状
態信号の送信が可能なポート(受信部11および送信部
12)が設けられる。双方向通信のためのユニットとし
てはIR送受信機、電波による送受信機、有線による送
受信機のいずれかが用いられる。ここでは、一例として
赤外線データ通信リンク素子18が用いられている。
【0064】図において双方向通信部10Bは、家電制
御基盤20とこれにコネクタ部30を介して着脱自在に
接続される。双方向通信部10Bは図1の通信部10の
受信ユニット15および送信ユニット16としてシリア
ルコンバータ17および赤外線データ通信リンク素子1
8を含む。双方向通信部10Bの他の構成は、通信部1
0のそれと同様である。
【0065】動作において該家電機器を遠隔から制御す
るための図示されないリモコンからIRによる操作信号
がフォトダイオード18により受信されて、電気的な操
作信号に変換されると、得られた操作信号は赤外線デー
タ通信リンク素子18を介して、シリアルコンバータ1
7に与えられ、ここで変換処理されて受信機BIOS1
3と受信部11を介して受信部22に与えられる。受信
部22は、与えられた操作信号を家電制御部21に与え
るので、家電制御部21は与えられた操作信号に基づい
て該家電機器を所望される状態となるように操作する。
その結果、該家電機器の状態が変更されるので、変更さ
れた状態を示す状態信号は家電制御部21から送信部2
3を介して、送信部12に与えられる。送信部12は与
えられた状態信号を受信機BIOS13を介してシリア
ルコンバータ17に与えるので、シリアルコンバータ1
7は与えられた操作信号を変換処理する。変換により得
られた状態信号は赤外線データ通信リンク素子18を介
してLED18Aに与えられる。その結果、状態信号は
LED18Aから図示されないリモコンに、IRにより
搬送されて送信される。リモコンでは、LED18Aか
ら送信された状態信号を受信して、受信した状態信号に
基づいて、たとえば家電機器の動作状態の変化を該リモ
コンの表示部などを介して報知する。
【0066】このように、LED18Aから送信される
データおよびフォトダイオード18Bにより受信される
データはたとえばIrDa(Infrared Data Associatio
n)シリアル赤外線通信規格に適合した形式で入出力処
理されるので本実施の形態ではシリアルコンバータ17
による家電制御基盤20側で理解可能なプロトコルに変
換されて、入出力ポートである受信部11および送信部
12との間でやり取りが行なわれている。
【0067】図5は、本実施の形態1による双方向通信
部の具体例を示す図である。図5において、エアコン7
00はたとえばIR信号を用いて遠隔からリモコン80
2により制御される。ここではエアコン700に取付け
られていた片方向の通常通信部10Aが取外されて、代
わりに双方向通信部10Bを取付けた状態が示されてい
る。なお、エアコン700は室温を検出するための温度
センサを内蔵しており、またデータを表示するための表
示部701を有している。
【0068】動作において、たとえばリモコン802か
ら室温要求の信号が送信されると、エアコン700に取
付けられた双方向通信部10Bの赤外線データ通信リン
ク素子18は、フォトダイオード18Bを介して該要求
信号を受信し、受信された該要求信号はシリアルコンバ
ータ17により変換されて受信機BIOS13と送信部
12を介してエアコン700の家電制御基盤20の受信
部22に与えられる。
【0069】受信部22は与えられた室温要求信号を家
電制御部21に出力するので家電制御部21は、該室温
要求信号を受理して、温度センサなどにより室温を検知
して、検知信号を送信部23を介して受信部11に与え
る。受信部11は与えられた検知信号を受信機BIOS
13を介してシリアルコンバータ17に与えるので、シ
リアルコンバータ17は、与えられた検知信号を変換処
理して赤外線データ通信リンク素子18に与える。赤外
線データ通信リンク素子18に与えられた室温検知信号
はLED18Aに与えられて、これによりLED18A
が駆動されてIR信号がリモコン802に送信される。
リモコン802は受信したIR信号による室温検知信号
に基づいてその表示部701に室温を表示する。
【0070】上述したように通常通信部10Aおよび双
方向通信部10Bの受信/送信ポートとして機能する受
信ユニット15/送信ユニット16は信号処理機能のみ
を有し、対応の家電機器の種類に関わりなく統一された
機能を有する。したがって対応の家電機器の種類に応じ
て通常受信部10Aまたは双方向送受信部10Bにおけ
る受信/送信ポートの機能変更が要求されないから、通
常受信部10Aまたは双方向通信部10Bに関するコス
トが削減される。
【0071】また、上述した通常通信部10Aまたは双
方向通信部10Bは、信号の伝送媒体がIRに対応した
構成に限定されず、電波に対応した構成であってもよ
い。ここで電波とは、マイクロ波、短波、AM(amplit
ude-modulation)、FM(Frequency modulation)、P
HS(登録商標:personal handy-phone system)およ
び小電力無線などを含む電波法規上の使用が認められた
電磁波であってもよい。
【0072】また、通常通信部10Aまたは双方向通信
部10Bは、上述のIRに対応した構成に代替えして、
有線式でリモコンとの間で信号が通信されるような構成
としてもよい。ここで有線式とは、1線以上の電線また
は光ファイバケーブルによる通信方式を含む。
【0073】(実施の形態2)次に実施の形態2につい
て説明する。
【0074】本実施の形態2では、上述した家電機器に
着脱自在な通信部10を取付けて、ホームネットワーク
による遠隔制御システムが示される。ここで言うホーム
ネットワークとは、通信部10の通信機能を利用して複
数の家電機器の遠隔操作、連係操作、およびシーケンス
自動操作を含むシステムを言う。
【0075】上述の遠隔操作とは、離れた場所から家電
機器を操作することを言う。連係操作とは、システム内
のある家電機器の状態に基づいて、他の家電機器の操作
を行なうことを言う。また、シーケンス自動操作とは、
予め定められた手順に基づいてシステム内の所定の家電
機器を自動的に操作することを言う。
【0076】図6は、本実施の形態2によるホームネッ
トワークの概念図である。図6においては家庭内に複数
種類の家電機器(機器1〜機器5)が接続されたネット
ワークが設けられる。機器1〜機器5は前述した双方向
通信部10Bが予め取付けられている。特に機器5はネ
ットワークマネージャと称し、該ネットワークに接続さ
れた他の家電機器(機器1〜4)について操作信号およ
び状態信号の仲介(双方向通信)とスケジューリングな
どを担当する。ネットワークマネージャ(機器5)もま
たネットワークに接続された家電機器の1つとして位置
付けられており、他の家電機器(機器1〜4)との違い
は、実際には物理的仕事、たとえば空調、換気、加熱、
冷却、投光などの仕事は行なわないという点にある。
【0077】ネットワークマネージャは、システム内の
ある家電機器から送信された信号を他の家電機器の受信
部に対して送信する(仲介する)ことが可能であり、ま
た各家電機器の自動制御用シーケンスプログラムをスト
アすることが可能である。ここでは、機器1〜機器4で
示される各家電機器は、該家電機器の状態(稼動状態で
あるか、停止状態であるか、故障状態であるかなど)を
示す状態信号の送信および該家電機器を操作して制御す
る(起動する、停止するなど)ための操作信号の受信が
行なえるもので、いわゆる物理的な実体をもった機器で
ある。
【0078】図6では、複数の家電機器は、家電機器間
の信号を中継するための中継機Rを介してネットワーク
接続されている。中継機Rは、該システムに適用される
送受信方式(IR、電波、有線)に合わせて各家電機器
間の信号を中継する。たとえば該システムは赤外線デー
タ通信リンクで作製されている場合は、中継機Rも赤外
線データ通信リンクにより各機器にデータを中継する。
【0079】中継機Rはシステムの送受信方式に赤外線
による方式が適用される場合は必要とされるが、たとえ
ば短距離マイクロ波通信が適用される場合は必要とされ
ない。なぜならば、赤外線データ通信の場合は通信経路
に障害物があると不通になるので、この不通を未然に防
ぐために中継機Rをシステム内の要所要所に配置する必
要がある。一方、短距離マイクロ波通信のように障害物
による通信障害がない場合は、中継機Rの機能はネット
ワークマネージャ(機器5)の着脱式の通信部(通常通
信部または双方向通信部)に置き換えられて、該ネット
ワークにおいては中継機Rという概念自体がなくなる。
【0080】以上のように通常通信部10Aについて機
能を段階的に付加させて通信部10Bを構成し、さらに
ホームネットワーク機能を有するように構成すること
は、同一家電機器を段階的にネットワーク対応機器に移
行させることを可能にする。すなわち、当初は通常通信
部10A付きの家電機器として購入しておき、双方向通
信部10Bやホームネットワーク対応機器として機能さ
せる場合は、双方向通信部10Bを購入して装着すれば
よい。
【0081】ホームネットワークに対応の家電機器とし
て機能させるためには、さらにネットワークマネージャ
を購入して準備する必要がある。ネットワークマネージ
ャも他の家電機器と同様な位置付けであるのでネットワ
ークマネージャがあってもなくても他の家電機器は無駄
なく利用できる。したがって、ユーザは家庭においてホ
ームネットワークの構築が有効であると認識してからネ
ットワークマネージャの購入を決断すればよく、ユーザ
の経済的負担を軽減できる。
【0082】図7は、本実施の形態2による仮想ホーム
ネットワークの概念図である。図7においては、ネット
ワークマネージャのシステムアーキテクチャが具体的に
示される。図7においてネットワークマネージャ内部に
は、仮想ホームネットワークVHWと呼ばれる仮想空間
が予め準備されて、仮想ホームネットワークVHWには
該ホームネットワークに接続される実体を持った複数種
類の家電機器Eのそれぞれについて、仮想家電機器VE
が配置かれている。仮想家電機器VEは、対応の実体を
持った家電機器Eの複数種類の特徴を抽象化してコンピ
ュータ上で表現し得るオブジェクトである。
【0083】ここで、オブジェクトにより示される複数
種類の特徴とは、たとえば次のようである。つまり、対
応する家電機器Eの特性(たとえば、スイッチとして電
源ON/OFFスイッチ、ボリューム調整のスイッチを
有することなど)、外観、属性(たとえば家電機器が電
子レンジであったら、機能の種類(マイクロ波による加
熱調理機能、コンベクションによる加熱調理機能など)
およびメンテナンスのための情報(たとえばメーカ
名))、動作の状態あるいは機能の仕様などである。
【0084】仮想家電機器VEは対応の家電機器Eの複
数種類の特徴の変化を、他の仮想家電機器VEにイベン
トETとして通知することが可能であり、また他の仮想
家電機器VEからのイベントETの通知を受けることも
可能である。たとえば、複数種類の特徴のうちの属性の
変化とは、すなわち家電機器Eが電子レンジであった場
合、電子レンジの機能がマイクロ波による加熱機能のみ
であったのが、コンベクション機能も追加して備えるよ
うになった場合のように、機能の種類の変化をいう。
【0085】以下、複数種類の特徴のうち属性や状態が
変化した場合を例示して説明する。図7の仮想ホームネ
ットワークVHW内において、ある仮想家電機器VEに
おいて属性の変化というイベントETが発生すると、他
の仮想家電機器VEはそのイベントETを受取り、受取
ったイベントETの内容に基づいた所定動作を行なう。
これをイベント駆動という。図7において、イベントE
Tで示される双方向矢印はイベント駆動型ネットワーク
を示すものである。
【0086】また、各仮想家電機器VEは、対応する家
電機器Eを対応のリモコンで遠隔から制御するためマネ
ージャリモコンの矢印で示されたリモコン制御プログラ
ムRPとリンクされる。各仮想家電機器VEの動作と同
等の動作を対応の家電機器Eに行なわせるための指令は
マネージャリモコンから発生させることができる。
【0087】図中、両端が黒丸で結ばれた実線は、リモ
コン制御プログラムRPと各仮想家電機器VEとはデー
タDを介してリンクされることを示したものである。マ
ネージャリモコンに実体を持った家電機器Eから双方向
通信部10Bを介して当該家電機器Eの状態を示すデー
タDが送られてきた場合は、逆の経路をたどり、該状態
データDに基づいて対応の仮想家電機器VEの属性を書
き直すようプログラムされている。すなわち、仮想家電
機器VEの状態は、実体を持った対応の家電機器Eと双
方向通信部10Bを介して1対1に対応しており、一方
の状態が変化すると他方も同様に変化するように設計さ
れている。このように仮想ホームネットワークVHW内
で起こったイベント駆動型ネットワークとしての動作
は、同時に実体を持った家電機器Eの動作として出現す
る。
【0088】図8は、本実施の形態2によるネットワー
クマネージャのアーキテクチャを説明する図である。図
においては、ホームネットワークに接続された実体を持
った複数種類の家電機器E、複数種類の家電機器Eのそ
れぞれについて仮想・実体接続ライブラリLBにより接
続される複数の仮想機器VEが配置された仮想ホームネ
ットワークVHWおよび仮想ホームネットワークVHW
に関連して設けられたインストールデータ40D、マネ
ージャAPI(Application Programming Interface)
50、WWW(World Wide Web)デーモン60およびイ
ンターフェイス70を含む。インターフェイス70は、
ネットワークマネージャに関連した通信のためのデバイ
スまたは情報出力(表示を含む)および情報入力のため
のデバイスとWWWデーモン60とを接続するためのも
のである。
【0089】実体を持った家電機器Eは、該家電機器E
の状態信号の送信と該家電機器Eの操作信号の受信とを
行なって実際に制御されて動作する機器を言う。仮想ホ
ームネットワークVHWは、オブジェクトの仮想機器V
Eを配置して処理するための仮想的な空間である。
【0090】仮想ホームネットワークVHWに配置され
た仮想機器VEと実体を持った家電機器Eとは制御ライ
ブラリである仮想・実体接続ライブラリLBでリンクさ
れる。仮想・実体接続ライブラリLBは仮想機器VEと
実体を持った家電機器Eの状態、属性および制御の実行
を1対1で対応させる機能を持つ。すなわち、仮想機器
VEの属性または状態が変化すると、対応の家電機器E
の属性または状態が該仮想機器VEのそれと同じとなる
ように内部で制御プログラムが起動される。逆に実体を
持った家電機器Eの属性または状態が変化した場合は、
その変化の状態が対応の仮想機器VEに伝達されて該仮
想機器VEの状態および属性は、対応の家電機器Eのそ
れと一致させられる。ただし、一方の属性または状態
が、このような両者の整合結果以外の原因により変化し
た場合には、他方の属性または状態も変化させるものと
する。このような仮想機器VEおよび仮想ホームネット
ワークVHWを構築および制御するシステムはネットワ
ークマネージャである。
【0091】図8において、インストールデータ40D
は仮想ホームネットワークVHWに仮想機器VE(オブ
ジェクト)を構築して配置するために、予め任意に作成
されて供給されるデータである。マネージャAPI50
は供給されたインストールデータ40Dを読込み、仮想
機器VEのオブジェクトを作成して仮想ホームネットワ
ークVHWに渡す。同時にWWWブラウザで表示可能な
仮想機器VEの表示データDDを作製してWWWデーモ
ン60に渡す。WWWデーモン60は、渡された表示デ
ータDDを図示されないWWWブラウザによってインタ
ーフェイス70を介してネットワークマネージャの入出
力デバイス、たとえば表示装置において各仮想機器VE
の複数種類の特徴、たとえば外観や属性や状態などを表
示する。
【0092】仮想ホームネットワークVHWに置かれた
仮想機器VEは、前述したイベント駆動型ネットワーク
を実施するため、他の仮想機器VEとのイベントETに
関するメッセージの送受信関係を確立している。
【0093】一方、WWWブラウザにより表示された仮
想機器VEの複数種類の特徴のうちのたとえば属性の変
更、あるいは制御の実行の指示は、ネットワークマネー
ジャの入出力デバイス、たとえばキーボードから入力さ
れて、インターフェイス70を介してシステム内に与え
られる。与えられた属性の変更、あるいは制御の実行の
指示は、表示データDDに含まれるHTTP(Hyer Tex
t Transfer Protocol)に準拠した入出力方式に従うW
WWサーバを介して、マネージャAPI50に、属性変
更あるいは制御実行の制御データCDとして送られる。
【0094】マネージャAPI50は、制御データCD
を受理して、制御データCDに基づいて仮想ホームネッ
トワークVHWの対応する仮想機器VEについて、属性
変更あるいは制御の実行を行なうように処理する。
【0095】仮想機器VEは、前述したように実体を持
った家電機器Eと1対1で対応しており仮想機器VEの
属性変更または制御の実行はそのまま対応する実体を持
った家電機器Eの属性の変更または制御の実行となる。
実体を持った家電機器Eの属性に変更があった場合は、
対応の仮想機器VEの属性の変更として出現して、マネ
ージャAPI50は仮想ホームネットワークVHW上に
ある仮想機器VEにて出現した属性変更を検知すると、
これを表示データDDに変換してWWWデーモン60に
渡し、WWWサーバを介してWWWブラウザ上に変更結
果を表示する。
【0096】このような仮想機器VEと実体を持った家
電機器Eとの複数種類の特徴の相互の関連付けは、仮想
・実体接続ライブラリLBにより制御されている。仮想
・実体接続ライブラリLBは一般的なミドルウェアに相
当する。
【0097】また、実体を持った各家電機器Eには、マ
ネージャ送受信部MRSが設けられるとともにマネージ
ャ送受信部MRSのそれぞれに対応して機器送受信部R
Sが設けられる。マネージャ送受信部MRSは家電機器
Eと仮想・実体接続ライブラリLBとの接点となる。マ
ネージャ送受信部MRSおよび機器送受信部RSは、図
1の基本ブロックを持つ通信部10である。
【0098】図8に示されたようなアーキテクチャが採
用されることによりインストールデータ40Dを用意し
仮想・実体接続ライブラリLBが追加されることによ
り、ネットワークに新規の家電機器Eが追加される場合
であっても、該新規の家電機器Eについて仮想ホームネ
ットワークを介して容易に遠隔制御できる。
【0099】また、仮想機器VEの状態などの複数種類
の特徴を知るために仮想機器VEのインストールデータ
40DをHTMLフォーマットに変換できる機能を準備
することにより、家庭用のWebブラウザをホームコン
トローラとして利用できる。
【0100】図9は、本実施の形態2におけるホームコ
ントローラの外観図である。図10は、図9のホームコ
ントローラのハードウェア構成を示す図である。図を参
照してホームコントローラは、処理部41、CRT(陰
極線管)などからなる表示部42、カセット形式の磁気
テープ44が着脱自在に装着されて磁気テープ44をア
クセスする磁気テープ装置43、キーボード45、マウ
ス46、CD−ROM(compact disc read only memor
y)48が着脱自在に装着されて、装着されたCD−R
OM48をアクセスするCD−ROM装置47、ネット
ワーク107を含む外部の通信ネットワークと該ホーム
コントローラとを通信接続するための通信モデム49A
および双方向通信部10Bに対応した通信部49Bを含
む。これらの各部はバスを介して通信接続される。処理
部41は、ホームコントローラ自体を集中して制御する
ためのCPU(中央処理装置の略)50、ROM51、
RAM(random access memoryの略)52およびハード
ディスク53を含む。
【0101】図11は、本実施の形態2に係る中継機R
を設けたホームネットワークの模式図である。図におい
てホームネットワークは双方向通信部10Bがセットさ
れた家電機器(エアコン)901およびホームコントロ
ーラ903、ならびに家電機器901とホームコントロ
ーラ903との間の信号、たとえばIR信号を中継する
ための中継機902を含む。ホームコントローラ903
は内部に仮想ホームネットワークVHWを構築できるコ
ンピュータシステムを有する。
【0102】ホームコントローラ903は仮想ホームネ
ットワークVHWおよびネットワークマネージャである
マネージャAPI50により機器の複数種類の特徴、た
とえば状態や属性を変更するプログラムを有しており、
該プログラムによる制御信号はIRに搬送されて中継機
902に送信される。中継機902はホームコントロー
ラ903から送信された信号を受信し、視野にある家電
機器901に該受信信号をそのまま中継して送信する
か、または該受信信号を増幅して送信する。
【0103】中継機902から送信された制御信号を受
けた家電機器901は、前述した双方向通信部10Bと
同様の反応をすることにより、ホームコントローラ90
3から与えられた指令どおり制御されて動作する。
【0104】このような着脱式通信部10Bを用意する
とともに実体を持った家電機器Eと1対1で対応される
仮想機器VEとその構築環境である仮想ホームネットワ
ークVHWを構築し、仮想・実体接続ライブラリLBを
用いることで家電機器Eの通信機能や、家電機器Eの仕
様に制約が吸収されて、これらの制約を受けないホーム
ネットワークの基盤を作ることができる。
【0105】図12は、本実施の形態2による中継機を
設けた他のホームネットワークの模式図である。図にお
いてホームネットワークは双方向通信部10Bがセット
された家電機器(エアコン)907、家電機器(換気
扇)908および家電機器(ホームコントローラ)90
9、ならびにIR信号を中継する中継機Rを含む。ここ
では、通信はIRデータリンクを想定しているが電波式
および有線式であっても同様である。
【0106】家電機器909内の仮想ホームネットワー
クVHWにおいては実体を持った家電機器907および
908に対応の仮想機器VEのオブジェクトが構築され
て配置されている。家電機器907のエアコンは、空気
の汚れを検出するためのセンサを有しているものとす
る。図13は、図12のホームネットワークにおける遠
隔制御のための処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。図12および図13を参照して、ホームネットワ
ークにおける遠隔制御の処理手順について説明する。
【0107】まず、家電機器907のエアコンは空気の
汚れを検知すると、中継機Rを介して家電機器909に
対し家電機器907の空気センサの状態が変化したこと
を送信するので(ステップS1でYES、ステップS
2)、家電機器909の仮想ホームネットワークVHW
においては、家電機器907に対応の仮想機器VEの空
気汚れセンサの状態データが変更される(ステップS1
0でYES、ステップS11)。
【0108】仮想ホームネットワークVHW内では家電
機器907に対応の仮想機器VEが空気汚れセンサの状
態データが変更されて空気汚れを検知したとき「空気の
汚れを検知した」というイベントETを発生させる(ス
テップS12)。同じく仮想ホームネットワークVHW
内に構築されている家電機器908に対応の仮想機器V
Eは「空気汚れを検知した」というイベントETを受理
すると自身を起動させる。そして、「換気扇が稼動し
た」というイベントETを発生させると同時に実体を持
った対応の家電機器908の換気扇を起動させるような
信号が家電機器908の換気扇に送信される。これによ
り家電機器908の換気扇により新鮮な外気が室内に送
り込まれる(ステップS13〜S15、S30とS3
1)。
【0109】一方、家電機器907のエアコンに対応の
仮想機器VEは「換気扇が稼動した」というイベントE
Tを受理すると、動作(冷暖房動作)を中断するようプ
ログラムされているので、状態データは稼動中断を示す
ように変更される。そして駆動が中断されると、それを
指示するような信号が送信されて、実体を持った対応の
家電機器907のエアコンも稼動が中断される(ステッ
プS16、S17、S3、S4)。
【0110】このようにして、家電機器908の換気扇
により室内空気について換気がなされると、実体を持っ
た家電機器907のエアコンの空気汚れセンサが、空気
が清浄になったことを検知する(ステップS5でYE
S)。家電機器907のエアコンは、家電機器909の
ホームコントローラに対して「空気が清浄化した」とい
う信号を中継機Rを介して送信するので、ホームコント
ローラの仮想ホームネットワークVHW内の家電機器9
07のエアコンに対応した仮想機器VEは、その状態デ
ータが変更されて、「空気が清浄化した」というイベン
トETを発生させる(ステップS6、S18、S1
9)。該イベントETを受理した仮想機器VEの換気扇
は状態データを停止に変更して、「換気扇は停止した」
というイベントを発生させる。これと同時に実体を持っ
た対応の家電機器908の換気扇を停止させるような信
号が送信されて、換気扇は停止する(ステップS20、
S21、S32、S33)。また、このイベントを受け
て家電機器907のエアコンに対応の仮想機器VEの状
態データは再起動を示すように変更される(ステップS
22)。これにより対応する実体の家電機器907のエ
アコンも再起動されるような信号が送信されて、応じて
冷暖房が再開される(ステップS23、S7、S8)。
【0111】このように仮想ホームネットワークVHW
内でのイベント駆動に連動して実体を持った家電機器E
も連係しながら駆動されるから、結果としてホームネッ
トワークを実現することが可能となる。
【0112】図14は、本実施の形態2によるホームネ
ットワークのさらなる応用例を示す模式図である。図示
されるホームネットワークにおいては、双方向通信部1
0Bが予めセットされた家電機器907(エアコン)、
家電機器908(換気扇)および家電機器(ホームコン
トローラ)909、IR信号を中継するための中継機
R、家電機器909に通信線を介して接続される室内の
電話機TE1、電話機TE1と内線にて接続される電話
機TE2および外部の電話回線により接続される携帯型
電話機TE3を含む。家電機器909のホームコントロ
ーラの内部においては仮想ホームネットワークVHWが
構築されている。
【0113】仮想ホームネットワークVHWにおいて仮
想機器VEはインストールデータ40Dにより構築され
る。このインストールデータ40Dは意味付けタグを有
するマークアップ言語で記述されており、図10のキー
ボード45または電話機TE1〜TE3を介してユーザ
により入力されたデータにより任意に編集して作成が可
能である。そのため、図のようにカスタマイズした仮想
機器VEのデータ(オブジェクト)をインストールする
ことができる。ここで、カスタマイズとは、たとえば仮
想機器VEの特性データにおいて、「私の設定ボタン」
のデータを追加して、「私の設定ボタン」がタッチされ
たときの家電機器907(エアコン)の設定温度をたと
えば23℃と定義しておく。その後、図6のインターフ
ェイス70を介してユーザにより図10のキーボード4
5が操作されるなどして仮想機器VEの「私の設定ボタ
ン」が押されると、マネージャAPI50により対応の
仮想機器VEの状態データである設定温度が23℃に設
定変更されて、その結果、実体を持った対応する家電機
器907のエアコンの設定温度が23℃に変更される。
【0114】また表示データDDによる表示形態を電話
機TE1〜TE3の液晶画面に合った表示に変更するこ
とや、表示の代わりに音声に変換することも可能であ
る。それゆえに、家庭内の電話機TE1およびTE2に
より家電機器909のホームコントローラを介して制御
データCDを入力して家電機器907および908の制
御を行なったり、携帯型電話機TE3により家電機器9
09のホームコントローラを介して屋外から屋内の家電
機器907のエアコンの状態確認や、確認結果に基づい
て制御データCDを送信して遠隔制御を行なうこともで
きる。
【0115】このようにホームコントローラ内部にWW
Wデーモン60を持たせることにより、たとえばWWW
デーモン60を介して外部の電話回線を経由して外部の
装置、たとえば携帯型電話機TE3に自宅の家電機器E
の状態を対応する仮想機器VEのデータを表示して監視
したり、同様にして内線電話機TE1またはTE2を各
家電機器Eのリモコン代わりに利用することもできる。
【0116】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0117】
【発明の効果】ある局面に従う発明によれば、電化機器
の、該電化機器を遠隔から制御するための通信部は遠隔
との間で制御信号を通信する遠隔通信部と、該遠隔通信
部が着脱可能に接続されて電化機器に一体的に設けられ
た機器側通信部とを有して、これらの部分は電化機器の
種類に共通した規格を有する。したがって、複数種類の
電化機器についてその種類に関わりなく遠隔通信部を共
用できるから、各種の電化機器をコストをかけずに効率
よく遠隔制御できる。
【0118】また、他の局面に従う発明によれば、複数
種類の電化機器のそれぞれと1対1に対応するオブジェ
クトである仮想機器と、これが配置される環境である仮
想空間とを構築して、各電化機器と対応する仮想機器と
を、複数種類の特徴のそれぞれについて相互に関連付け
る関連付け手段とを用いることで、電化機器の通信機能
や仕様などの複数種類の特徴に制約を受けない複数種類
の電化機器の遠隔制御のためのネットワーク基盤を準備
できる。
【0119】したがって、このようにして準備されたネ
ットワークを利用すれば、各種の電化機器を、その通信
機能や仕様などの複数種類の特徴に制約を受けないで、
言い換えるとこのような制約を解消するためのコストを
かけずに効率よく遠隔制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態1による機器側通信部と遠隔通
信部のブロック図である。
【図2】 本実施の形態1による通常通信部の構成を説
明するためのブロック図である。
【図3】 図2の通常通信部の具体例を示す図である。
【図4】 本実施の形態1による双方向通信部のブロッ
ク図である。
【図5】 本実施の形態1による双方向通信部の具体例
を示す図である。
【図6】 本実施の形態2によるホームネットワークの
概念図である。
【図7】 本実施の形態2による仮想ホームネットワー
クの概念図である。
【図8】 本実施の形態2によるネットワークマネージ
ャのアーキテクチャを説明する図である。
【図9】 本実施の形態2におけるホームコントローラ
の外観図である。
【図10】 図9のホームコントローラのハードウェア
構成を示す図である。
【図11】 本実施の形態2に係る中継機Rを設けたホ
ームネットワークの模式図である。
【図12】 本実施の形態2による中継機を設けた他の
ホームネットワークの模式図である。
【図13】 図12のホームネットワークにおける処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】 本実施の形態2によるホームネットワーク
のさらなる応用例を示す模式図である。
【符号の説明】
10 通信部、10A 通常通信部、10B 双方向通
信部、20 家電制御基盤、11,22 受信部、1
2,23 送信部、50 マネージャAPI、70 イ
ンターフェイス、901〜909,E 家電機器、40
D インストールデータ、VHW 仮想ホームネットワ
ーク、VE 仮想機器,仮想家電機器、LB 仮想・実
体接続ライブラリ。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電化機器を遠隔から制御するために、前
    記遠隔と制御信号を通信する通信装置であって、 前記遠隔との間で前記制御信号を通信する遠隔通信部
    と、 前記制御信号に従い該電化機器を制御するための該電化
    機器内の制御部と前記遠隔通信部との間で前記制御信号
    を中継して、かつ前記電化機器に一体的に設けられた機
    器側通信部とを備えて、 前記遠隔通信部および前記機器側通信部は、前記電化機
    器の種類に共通した規格を有し、かつ前記遠隔通信部は
    前記機器側通信部に着脱可能に接続されることを特徴と
    する、通信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御信号は、前記電化機器を操作す
    るための操作信号と、前記電化機器の動作の状態を示す
    状態信号との少なくとも一方を含むことを特徴とする、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記遠隔通信部は、前記遠隔と通信する
    ための遠隔通信ポートを有して、 前記遠隔通信ポートは、前記遠隔と前記操作信号のみを
    通信する片方向通信ポートであることを特徴とする、請
    求項2に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記遠隔通信部は、前記遠隔と通信する
    ための遠隔通信ポートを有して、 前記遠隔通信ポートは、前記遠隔と前記操作信号および
    前記状態信号を通信する双方向通信ポートであることを
    特徴とする、請求項2に記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記機器側通信部は、前記遠隔通信部が
    着脱される部分において、接続された前記遠隔通信部か
    ら前記操作信号を受理して前記制御部に与える機器側操
    作信号ポートと、前記制御部から前記状態信号を受理し
    て接続された前記遠隔通信部に与える機器側状態信号ポ
    ートとを有する、請求項2ないし4のいずれかに記載の
    通信装置。
  6. 【請求項6】 前記遠隔通信部は、前記遠隔との間で前
    記制御信号を前記電化機器の種類に共通したフォーマッ
    トに変換しながら通信するための共通フォーマット変換
    部を有する、請求項1ないし5のいずれかに記載の通信
    装置。
  7. 【請求項7】 前記遠隔と前記遠隔通信部とは、無線に
    より通信することを特徴とする、請求項1ないし6のい
    ずれかに記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 前記遠隔と前記遠隔通信部とは、有線に
    より通信することを特徴とする、請求項1ないし6のい
    ずれかに記載の通信装置。
  9. 【請求項9】 遠隔において予め準備された複数種類の
    電化機器のそれぞれについて、それが有する属性と状態
    を含む複数種類の特徴を示したオブジェクトである仮想
    機器が配置された仮想空間と、 前記複数種類の電化機器のそれぞれと対応する前記仮想
    機器とを、前記複数種類の特徴のそれぞれについて相互
    に関連付けるための関連付け手段と、 前記電化機器から、該電化機器において前記複数種類の
    特徴のうちのいずれかが変化したことを示す変化信号を
    受理したことに応じて、対応する前記仮想機器の該当す
    る前記特徴を、前記関連付け手段を介して同様に変化さ
    せ、かつ前記仮想機器において前記複数種類の特徴のう
    ちのいずれかが変化したことを前記関連付け手段を介し
    て検知したことに応じて、対応する前記電化機器に対し
    て該当する前記特徴を同様に変化させるように指示する
    指示信号を供給する制御手段とを備えた、遠隔制御シス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記電化機器における前記複数種類の
    特徴のそれぞれは、前記遠隔制御システムの外部から与
    えられた要因に従い変化することを特徴とする、請求項
    9に記載の遠隔制御システム。
  11. 【請求項11】 前記仮想機器における前記複数種類の
    特徴のそれぞれは、前記遠隔制御システムの外部から与
    えられた外部データまたは他の前記仮想機器から与えら
    れた前記変化の発生を示す変化発生データに従い変化す
    ることを特徴とする、請求項9または10に記載の遠隔
    制御システム。
  12. 【請求項12】 任意に作成されて供給される供給デー
    タに基づいて、前記仮想空間において前記仮想機器に対
    応の前記オブジェクトが生成されることを特徴とする、
    請求項9ないし11のいずれかに記載の遠隔制御システ
    ム。
  13. 【請求項13】 外部に情報を出力するための出力部を
    さらに備えて、 前記出力部には、前記供給データが表示可能な形式にし
    て表示されることを特徴とする、請求項12に記載の遠
    隔制御システム。
  14. 【請求項14】 外部操作可能な入力部をさらに備え
    て、 前記供給データは、前記入力部からの入力内容に基づい
    て作成されることを特徴とする、請求項12または13
    に記載の遠隔制御システム。
  15. 【請求項15】 外部装置と通信回線を介して通信する
    通信部をさらに備えて、 前記通信部を介して前記外部装置に、前記仮想機器に対
    応の前記オブジェクトの前記複数種類の特徴を報知する
    報知手段をさらに備えた、請求項9ないし14のいずれ
    かに記載の遠隔制御システム。
  16. 【請求項16】 前記外部データは、前記通信部を介し
    て前記外部装置から受信されることを特徴とする、請求
    項11ないし15のいずれかに記載の遠隔制御システ
    ム。
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