JP5786901B2 - 事故通報システム - Google Patents

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    • G08B25/016Personal emergency signalling and security systems

Description

本発明は、事故の発生を検知して、事故に関する情報を外部機関に通報する事故通報システムに関する。
従来では、運転者が確認キーを押下した場合でも、事故の発生を認識して事故状況を通報することを目的とする事故状況通報機能付き携帯電話端末に関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献1を参照)。車両に備え付けられる事故状況通報機能付き携帯電話端末は、車両前方を撮影対象とするカメラ部と、カメラ部で撮影した画像データを含めて一定時間分だけ記録するメモリ部と、加速度センサ部により所定レベル以上の加速度が検出されたとき、メモリ部に記録されている画像データと現在位置および移動速度データを携帯電話基地局経由で所定の事故処理実施機関へ自動送信する通信部を備える。
特開2010−114588号公報
しかし、特許文献1の技術を適用しても、車両前方を撮影対象とするので、事故検知後における乗員の状況が分からない。仮に事故検知後もカメラ部で撮影し続ける構成としても車両前方を撮影するに過ぎないので、乗員の状況が分からない。そのため、事故情報を受けた情報収集センタは、救急救命活動が必要な事故なのか否かを判断できない。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、第1の目的は、事故検知後における乗員の状況が分かる事故通報システムを提供することである。第2の目的は、事故に関する重要なデータに絞って通報を行える事故通報システムを提供することである。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、車両(100)に関する事故の発生を検知する事故検知手段(50)と、前記事故に関する情報を収集する情報収集手段(10)と、前記事故検知手段によって前記事故の発生が検知されると前記情報収集手段によって収集された情報を外部機関(40)に通報する情報通報手段(30)とを備える事故通報システム(RS)において、前記情報収集手段は、前記事故検知手段によって前記事故の発生が検知される時点以前にかかる事故検知前に収集する事故原因確認用データ(Da)と、前記事故検知手段によって前記事故の発生が検知された事故検知後に収集する事故被害確認用データ(Db)とを異ならせるとともに、前記事故原因確認用データを収集するサンプリング時間(t1)の長さを、前記事故被害確認用データを収集するサンプリング時間(t2)よりも短くすることを特徴とする。
この構成によれば、例えば事故検知前は車両外部に関する事故原因確認用データを収集し、事故検知後は車室内に関する事故原因確認用データを収集するように異ならせる。事故原因確認用データの収集と通報によって、事故検知後における乗員の状況が分かるようになり、救急救命活動が必要な事故なのか否かも判断できる。また、サンプリング時間は事故検知後よりも事故検知前を短くすることにより、事故に関する重要なデータに絞って収集でき通報を行える。
の発明は、前記情報収集手段は、前記事故原因確認用データを収集する時間(t3)の長さを、前記事故被害確認用データを収集する時間(t4)よりも短くすることを特徴とする。
この構成によれば、データを収集する時間は事故検知後よりも事故検知前を短くすることにより、事故に関する重要なデータに絞って収集できて通報を行える。
なお、「車両」は車輪数を問わない。「事故」は車両にかかわる事故であれば問わない。例えば、車両の交通を起因とする交通事故だけに限らず、天災地変(例えば地震,水害,地滑り,隆起,陥没等)を起因とする事故、物体への衝突に至らない事故(例えばスリップや横転等)などを含む。通報先となる「外部機関」は、事故の発生を通報する機関であれば任意である。例えば、警察(警察署),救急(消防署),情報収集センター(交通事故センターや災害救急情報センター等を含む),保険会社などが該当する。「カメラ」は、画像(静止画とも呼ぶ)や動画(映像とも呼ぶ)を撮像できる任意の撮像装置を適用でき、夜間でも撮像可能なカメラ(例えば赤外線カメラやサーモグラフィー等の暗視装置など)を含めてもよい。「保全」は、電力源から電力の供給を受けなくなっても情報内容を維持できれば、装置や方法を問わない。「車両外部」は車室内を除く部位や車両の外部が該当し、車両の方位(前方,後方,側方等)を問わない。
事故通報システムの構成例を示す模式図である。 車両の構成例を示す模式図(平面図)である。 カメラの第1構成例を示す模式図である。 記録通報処理の手続き例を示すフローチャート図である。 事故検知の前後でサンプリング時間を変える例を示す模式図である。 事故検知の前後でデータ収集時間を変える例を示す模式図である。 事故検知前に事故原因確認用データを収集する例を示す模式図である。 事故検知以後に事故原因被害用データを収集する例を示す模式図である。 カメラの第2構成例を示す模式図である。 カメラの第3構成例を示す模式図である。 事故検知の前後でサンプリング時間を変える例を示す模式図である。 通報制御処理の手続き例を示すフローチャート図である。 問い合わせ画面の一例を示す模式図である。 外部機関の表示画面の一例を示す模式図である。 電力切換手段の構成例を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、特に明示しない限り、「接続する」という場合には電気的に接続することを意味する。各図は、本発明を説明するために必要な要素を図示し、実際の全要素を図示しているとは限らない。上下左右等の方向を言う場合には、図面の記載を基準とする。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は図1〜図8を参照しながら説明する。図1に示す事故通報システムRSは、情報収集手段10、記録制御手段20、情報通報手段30、事故検知手段50、電力切換手段60などを有する。以下では、各手段について簡単に説明する。なお、各手段にかかる全部または一部の構成要素はどのように実現してもよい。例えば、ハードウェアで構成してもよく、CPUがプログラムを実行するソフトウェアで構成してもよく、ハードウェアとソフトウェアを混在させる構成としてもよい。
事故検知手段50は、車両に備えられるセンサで検出される検出値の変化に基づいて、事故を検知して検知信号Acを出力する。当該センサは、車両の事故を検知できるセンサであれば任意である。例えば、図2に示す圧力センサ101,104や加速度センサ102などが該当する。また、図示しない速度センサ,角速度センサ,操舵角センサ,ショックセンサ,フィールドセンサ(レーダセンサやモーションセンサ等を含む),エアバッグ用センサ(エアバックの展開に用いるセンサ)などを適用してもよい。一のセンサを適用してもよく、二以上のセンサを組み合わせて適用してもよい。後述する情報収集手段10で用いるセンサと併用してもよい。要するに、物体に衝突するか否かを問わず車両にかかわる事故を検知できれば、どのように構成してもよい。
情報収集手段10は、車両の事故に関するデータを収集するため、事故原因確認用データ収集部11や事故被害確認用データ収集部12などを有する。事故原因確認用データ収集部11は検知信号Acを受ける前に作動し、事故被害確認用データ収集部12は検知信号Acを受ける以後に作動するように構成される。
事故原因確認用データ収集部11は、車両に備えられるセンサからデータを収集し、事故原因確認用データDaとして後述する一時記録用メモリ21に記録(記憶を含む。以下同じ。)する。当該センサは、事故の原因を確認できるデータが得られるならば任意である。例えば、図2に示す圧力センサ101,104、加速度センサ102、カメラ105などが該当し、図示しない速度センサ,角速度センサ,操舵角センサ,ジャイロスコープ,ビーコンなどが該当する。一のセンサを適用してもよく、二以上のセンサを組み合わせて適用してもよい。センサ以外では、衛星測位システムを含めてもよい。衛星測位システムは、例えばカーナビゲーションシステム,GPS(Global Positioning System)装置,準天頂衛星システム(QZSS;Quasi-Zenith Satellite System)などが該当する。
事故被害確認用データ収集部12は、車両に備えられるセンサからデータを収集し、事故被害確認用データDbとして後述するデータ保全部22を通じて保全用メモリ23に記録する。当該センサは、事故の被害を確認できるデータが得られるならば任意である。例えば、図2に示すカメラ105やマイク107などが該当し、図示しない着座センサ,電磁波センサ(赤外線センサを含む),暗視装置(サーモグラフィー等を含む),音波センサ(ソナー,超音波センサ,音感センサを含む),ジャイロスコープなどが該当する。一のセンサを適用してもよく、二以上のセンサを組み合わせて適用してもよい。センサ以外では、上記衛星測位システムを含めてもよい。
記録制御手段20は、一時記録用メモリ21,データ保全部22,保全用メモリ23などを有する。この記録制御手段20は、事故原因確認用データ収集部11から伝達される事故原因確認用データDaや、事故被害確認用データ収集部12から伝達される事故被害確認用データDbを記録媒体(本形態では一時記録用メモリ21や保全用メモリ23)への記録を制御する。
一時記録用メモリ21は、データを一時的に記録できれば任意の記録媒体を適用してよく、揮発性メモリや不揮発性メモリ等の種類を問わない。揮発性メモリは、例えばDRAMやSRAMなどのうちで一以上が該当する。不揮発性メモリは、例えばフラッシュメモリ(メモリカード等を含む),磁気抵抗RAM(MRAM;Magnetoresistive RAM),抵抗変化型メモリ(ReRAM;Resistance RAM),強誘電体メモリ(FeRAM;Ferroelectric RAM),NVRAM(Non Volatile RAM),ハードディスクなどのうちで一以上が該当する。保全用メモリ23は、電力源(図2ではメインバッテリ103やバックアップバッテリ109)から電力の供給を受けなくなっても情報内容を維持できる任意の記録媒体(例えば上記不揮発性メモリ等)を適用するとよい。なお、一時記録用メモリ21および保全用メモリ23のうちで一方または双方は、図2に示すECU(Electronic Control Unit)108に備える記録媒体を適用してもよい。
データ保全部22は、事故検知手段50から伝達される検知信号Acに基づいて、事故検知前後のデータを保全する。具体的には、一時記録用メモリ21に記録されている事故原因確認用データDaを読み出してデータ保全部22に記録したり、事故被害確認用データ収集部12から伝達される事故被害確認用データDbをデータ保全部22に記録したりする。複数の保全用メモリ23を車両に備える場合には、事故に伴って保全用メモリ23が損傷を受けてデータの読み出しができなくなる場合に備えて、複数のうちで二以上の保全用メモリ23に記録するとよい。
情報通報手段30は、保全用メモリ23に記録された事故原因確認用データDaや事故被害確認用データDbを外部機関40に通報する。この情報通報手段30は、外部機関40との通信が行えれば任意に構成してもよく、通信方式(有線や無線等)や通信経路(基地局や中継局等)などを問わない。本形態では、図2に示すECU108と通信機110が該当する。
外部機関40は、事故処理や救急救命活動等に関する機関であれば任意である。例えば、警察(警察署),救急(消防署),情報収集センター(交通事故センターや災害救急情報センター等を含む),保険会社,他の関係機関などのうちで一以上が該当する。
電力切換手段60は、複数の電力源のうちで一方の電力源から電力が供給されない場合には、他方の電力源から電力が供給されるように切り換える制御を行う。「電力が供給されない場合」には、全く電力が供給されない場合に限らず、許容電力範囲外の電力になった場合を含む。本形態では、複数の電力源として、図2に示すメインバッテリ103(主バッテリ)とバックアップバッテリ109(補助バッテリ)を適用する。具体的には、通常時はメインバッテリ103に切り換えて電力を供給し、事故を含めて何らかの要因でメインバッテリ103から電力が供給されない場合にバックアップバッテリ109に切り換えて電力を供給する。特に事故検知後におけるデータ収集や通報等を確実に行うため、少なくとも図2に示す事故被害確認用データ収集部12,データ保全部22,保全用メモリ23,情報通報手段30などが作動するのに必要な電力を供給するための切り換え制御を行う。電力源は、例えばリチウム電池,鉛蓄電池,太陽電池,燃料電池等が該当する。
上述した事故通報システムRSやバッテリ等は、要素ごとの機能を担うことを条件として車両100のどこに備えてもよい。図2にはその一構成例を示す。車両100の前方側には、圧力センサ101,104、加速度センサ102、メインバッテリ103などを備える。後方側(例えばトランク内部等)にはバックアップバッテリ109などを備える。屋根(ルーフ)には通信機110を備える。
図2の構成例では、圧力センサ101,104をフロントバンパー等に備える。加速度センサ102とメインバッテリ103をボンネット内部等に備える。カメラ105をバックミラー106に備える(図3を参照)。マイク107をカメラ105と同位置(近傍を含む)に備える(図示せず)。上述した配置以外では、カメラ105をピラー,フロントガラス,ダッシュボード等に備えてもよい。マイク107をステアリング(ハンドル),コンソール,計器盤(計器パネル),ダッシュボード等に備えてもよい。通信機110をフェンダー,ピラー,トランク等に備えてもよい。
図2の構成例では、簡単のために制御装置として一つのECU108を備える例を示すが、目的に応じた分散処理を行うために複数のECUを備えてもよい。例えば、一以上のセンサを管理するセンサECUや、駆動系部品(エンジンやモータ等)を制御する駆動系ECU、一以上のバッテリを管理するバッテリECU(電力切換手段60を含む)、エアバックの展開等によって乗員113(図8を参照)の保護を行う乗員保護ECUなどが該当する。複数のECUを備える場合には、所定のECU(例えばECU108)が全体を総括する制御を行う構成とするとよい。
図3に示す第1構成例のカメラ105は、回転装置111を介してバックミラー106(図3の例では下端部)に備える。本形態のカメラ105は、撮像を行えれば、レンズの種類(例えば単焦点レンズ,ズームレンズ,魚眼レンズ等)や構成を問わない。車両100の走行中は振動を受け易いので、手ぶれ補正機構(光学式や電子式等を問わない)を備えるとよい。撮像範囲を広くするために、画角は大きい(広い)ほうが望ましい。画像や動画を明瞭にするために、被写界深度を深くする(例えばパンフォーカス等)が望ましく、オートフォーカス機能(ハイブリッドオートフォーカス機能等を含む)を備えるとよい。車両外部が暗い(例えば夜間やトンネル内等)場合に事故を検知しても撮像可能とするために、例えば室内灯を強制的に点灯したり、赤外線カメラやサーモグラフィー等の暗視装置などを別途に備えたりしてもよい。回転装置111の構成は任意であり、ECU108からの指令に基づいて回転制御されるように構成される。カメラ105は回転制御に伴って姿勢が変えられ、車両100の前方(すなわち車両外部)を撮像したり(図7を参照)、車室内112を撮像したり(図8を参照)することができる。
上述のように構成された事故通報システムRSで実行される記録通報処理について、図4〜図8を参照しながら説明する。なお、図4に示すステップS12,S13と、ステップS14と、ステップS15とは並行処理(並列処理)してもよい。また、光センサと暗視装置を車両100に備える場合には、光センサから出力される信号に基づいて昼間か夜間かを判別して、夜間の場合にはカメラ105から暗視装置に切り換えるとよい。
図4に示す記録通報処理において、事故検知手段50から検知信号Acが伝達される前は(ステップS11のNO)、事故が発生していないので、事故原因確認用データDaを一時記録用メモリ21に記録する〔ステップS10〕。事故原因確認用データDaは、圧力センサ101,104による圧力データ、加速度センサ102による加速度データ、カメラ105による撮像データ、角速度センサによる角速度データ、速度センサによる速度データ、操舵角センサによる操舵角データ、ジャイロスコープによる姿勢データ、ビーコンによる位置データ、衛星測位システムによって測位される測位データ,他のデータなどのうちで一以上のデータが該当する。なお、カメラ105は図7に示すように車両外部を撮像するように姿勢制御されるので、車両外部(図7の例では車両100の前方)の撮像データになる。一時記録用メモリ21の記録容量(記録領域の容量を含む。以下同じ。)には物理的な制限があるので、古いデータに上書きして最新のデータを記録するとよい。事故原因確認用データDaは、例えば図5に示すようにサンプリング時間t1ごとに所要数を記録したり、図6に示すように収集時間t3内に所要数を記録したりする。サンプリング時間t1や収集時間t3は任意に設定してよく、一定時間や不定時間を問わない。
事故検知手段50から検知信号Acが伝達されると(ステップS11のYES)、データの喪失に備えるために電力源の確保を行う。すなわち、メインバッテリ103からの電力が供給される場合には(ステップS12のYES)、このままメインバッテリ103から電力の供給を受けて処理を継続できるので、ステップS14に進む。一方、メインバッテリ103からの電力が供給されない場合には(ステップS12のNO)、処理を継続するためにバックアップバッテリ109に切り換えて電力の供給を受け〔ステップS13〕、ステップS14に進む。
事故の検知を受けて、ステップS14では一時記録用メモリ21に記録されている事故原因確認用データDaをデータ保全部22によって保全(退避)する。具体的には、事故原因確認用データDaを一時記録用メモリ21から読み出して保全用メモリ23に記録する。この記録と並行して、自車(車両100)以外の車両に警告するために、バッテリの残量電力に余裕がある限りにおいて灯火類(例えばヘッドランプ,ハザードランプ,バックラップ等)を積極的に点灯したり点滅したりするとよい。
収集するデータの対象を変える(異ならせる)〔ステップS15〕。対象をどのように変えるのかは任意である。本形態では、事故原因確認用データDaが車両外部の情報であるのに対して、事故被害確認用データDbは車室内の情報とする。例えば、カメラ105による撮像データ、マイク107による音響データ、着座センサによる着座データ、電磁波センサによる動態データ、暗視装置による暗視データ、音波センサによる音波データ、ジャイロスコープによる姿勢データ、衛星測位システムによって測位される測位データ、他のデータなどのうちで一以上のデータが該当する。なお、カメラ105は図8に示すように車室内112を撮像するように姿勢制御されるので、車室内112の撮像データになる。通常のカメラ105で車室内112の様子を確実に撮像するために、バッテリの残量電力に余裕がある限り、室内灯を積極的に点灯させるとよい。
ステップS15で対象を変えた後、データ保全部22は事故被害確認用データDbを保全用メモリ23に記録する〔ステップS16〕。事故被害確認用データDbの記録は、収集終了条件を満たすまで継続する(ステップS17でNO)。事故被害確認用データDbは、例えば図5に示すようにサンプリング時間t2ごとに所要数を記録したり、図6に示すように収集時間t4内に所要数を記録したりする。サンプリング時間t2や収集時間t4は任意に設定してよい。収集終了条件も任意に設定してよく、例えば事故検知時txから所定期間(例えば1分間や1時間等)を設定したり、保全用メモリ23に記録するデータ量を設定したりする。保全用メモリ23の記録容量には物理的な制限があるので、未記録領域が無くなるまで記録し続けるとよい。ただし、事故検知時からの経過状況を記録するため、古いデータへの上書きを禁止するとよい。
収集終了条件を満たすと(ステップS17でYES)、保全用メモリ23に記録された事故原因確認用データDaおよび事故被害確認用データDbを外部機関40に通報し〔ステップS18〕、リターン(終了)する。具体的には、図2に示すECU108から通信機110を経て、一以上の外部機関40との間で通信を行って通報する。
上述した実施の形態1によれば、以下に示す各効果を得ることができる。
(1)事故通報システムRSにおいて、情報収集手段10は、事故検知手段50によって事故の発生が検知される時点以前にかかる事故検知前に収集する事故原因確認用データDaと、事故検知手段50によって事故の発生が検知された事故検知後に収集する事故被害確認用データDbとを異ならせる構成とした(図1〜図8を参照)。この構成によれば、例えば事故検知前は車両外部に関する事故原因確認用データDaを収集し、事故検知後は車室内112に関する事故原因確認用データDaを収集するように異ならせる。事故原因確認用データDaおよび事故被害確認用データDbの収集と通報によって、事故検知前後における車両100や乗員113の状況が分かるようになる。そのため、どのような事故後の措置や救急救命活動等が必要なのかを事前に把握できる。また、事故検知前後のデータが通報されるので、事故現場の保存データにもなる。
(2)情報収集手段10は、事故原因確認用データDaと事故被害確認用データDbとで収集するデータの対象を異ならせる構成とした(図5,図6を参照)。この構成によれば、事故原因確認用データDaは車両外部を対象とし、事故被害確認用データDbは車室内を対象とする。データの対象を異ならせることで、事故検知後における乗員113の状況が分かるようになり、救急救命活動が必要な事故なのか否かも判断できる。
(3)事故検知手段50によって事故の発生が検知される時点以降に、事故原因確認用データDaおよび事故被害確認用データDbを保全するデータ保全部22を有する構成とした(図1と図4のステップS14,S16を参照)。この構成によれば、電力源(メインバッテリ103やバックアップバッテリ109)からの電力供給が絶たれても、事故原因確認用データDaや事故被害確認用データDbが保全される。そのため、事故検知の前後に関するデータを確実に維持することができる。
(4)情報収集手段10は、事故原因確認用データDaを収集するサンプリング時間t1の長さを、事故被害確認用データDbを収集するサンプリング時間t2よりも短くする構成とした(図7を参照)。事故の発生原因は、事故検知前の比較的極端な走行状況の変化から究明することができる。この構成によれば、サンプリング時間t1,t2は事故検知後よりも事故検知前を短くすることにより、事故に関する重要なデータに絞って収集できる。事故の発生状況を効率よくかつ正確に外部機関40に通報でき、外部機関40への通報を行うデータ量を抑制することができる。
(5)情報収集手段10は、事故原因確認用データDaを収集する収集時間t3の長さを、事故被害確認用データDbを収集する収集時間t4よりも短くする構成とした(図8を参照)。事故検知後の被害状況は、事故後の乗員113の身動きなどのように、事故を検知してから比較的長時間での車室内112の状況変化から把握することができる。この構成によれば、データを収集する収集時間t3,t4は事故検知後よりも事故検知前を短くすることにより、事故に関する重要なデータに絞って収集できる。事故検知後の状況を効率よくかつ正確に外部機関40に通報でき、外部機関40への通報を行うデータ量を抑制することができる。
(6)事故原因確認用データDaは、カメラ105で車両外部を撮像した撮像データを含む構成とした(図1〜図7を参照)。図7の例では、事故検知前に車両100が矢印D1方向に進んでいるので、物体200が撮像される。この構成によれば、事故原因確認用データDaが通報された外部機関40は、事故検知前における車両100を含む車両の動きや車両外部の状況等を把握でき、事故に至る原因を究明することが容易になる。また、通常使用時における乗員113のプライバシーは保護することができる。
(7)事故被害確認用データDbは、カメラ105で車室内112を撮像した撮像データを含む構成とした(図1〜図6,図8を参照)。図8の例では、事故検知後における車室内112が撮像される。この構成によれば、事故被害確認用データDbが通報された外部機関40は、事故検知後における車両100や乗員113等の状況を把握することができ、どのような事故後の措置や救急救命活動等が必要なのかを事前に把握できる。
(8)情報収集手段10は、事故検知前は車両外部を撮像する姿勢に制御し、事故検知後は車室内112を撮像する姿勢に制御できるカメラ105を含む構成とした(図1,図5,図7,図8を参照)。この構成によれば、回転装置111によってカメラ105を姿勢制御することで、一のカメラ105で車両外部と車室内112を撮像できる。
(11)情報収集手段10は、事故原因確認用データDaおよび事故被害確認用データDbのうちで一方または双方のデータについて、マイク107で録音する録音データを含む構成とした(図2を参照)。例えば、事故検知前ではブレーキ音やクラクション音などが該当し、事故検知後では乗員113の音声などが該当する。この構成によれば、事故検知前や事故検知後に録音された内容を分析することによって、事故の前後における状況を把握することもできる。例えば、事後検知後に車両100で生じる音や、例えば「脚(腕)が挟まれて動けない」や「臭いがする」等のような乗員113の音声、事故を目撃して救助等を行う人の音声などが該当する。特に音声は、画像や動画では把握できない事態の把握に有効である。このような音(音声を含む)が外部機関40に通報されると、外部機関40はどのような事故後の措置や救急救命活動が必要なのかを事前に把握できる。
(12)メインバッテリ103およびバックアップバッテリ109(複数の電力源)と、複数の電力源のうち、一方の電力源から電力が供給されない場合には、他方の電力源から電力が供給されるように切り換える電力切換手段60とを有し、情報収集手段10および情報通報手段30は、電力切換手段60によって切り換えて供給される電力を受けて作動する構成とした(図1,図2を参照)。この構成によれば、メインバッテリ103またはバックアップバッテリ109から電力の供給を受けて作動するので、事故検知後も事故原因確認用データDaの記録や外部機関40への通報等を確実に行える。
〔実施の形態2〕
実施の形態2は図9を参照しながら説明する。図9の上側には図3と同じ方向から見た構成例を示し、図9の下側には矢印D2方向から見た構成例を示す。なお図示および説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図9に示すカメラ105は、図3に示すカメラ105に代わる構成であって、第1カメラ105fや第2カメラ105rなどを有する。第1カメラ105fは車両外部(室外側)を撮像し、第2カメラ105rは車室内112を撮像するように配置される。これらの第1カメラ105fおよび第2カメラ105rは、別個のカメラで構成してもよく、モジュール化したパッケージで構成してもよい。
第1カメラ105fを図7に示す画角θ1とし、第2カメラ105rを図8に示す画角θ2としてもよい。画角θ1と画角θ2は同一角度(θ1=θ2)で設定してもよく、異なる角度(θ1≠θ2)で設定してもよい。車室内112を広範囲に撮像するには、画角θ2を画角θ1よりも大きく確保するのが望ましい(θ1≦θ2)。
図4において、ステップS10では第1カメラ105fで撮像される撮像データを一時記録用メモリ21に記録し、ステップS16では第2カメラ105rで撮像される撮像データを保全用メモリ23に記録(保全)する。このように車両外部や車室内112の撮像をカメラ105で行えるので、図3に示す回転装置111は不要となる。
上述した実施の形態2によれば、以下に示す各効果を得ることができる。なお、図9に示すカメラ105の構成を除いて、事故通報システムRSや車両100の構成については実施の形態1と同様である。そのため、(8)を除いて、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。
(9)情報収集手段10は、事故検知前に車両外部を撮像する第1カメラ105fと、車室内112を撮像する第2カメラ105rとを有するカメラ105を含む構成とした(図9を参照)。この構成によれば、車両外部や車室内112の撮像をカメラ105で行えるので、回転装置111および回転制御は不要となる。複数のカメラを設置することなく、製品構成が可能になる。なお、三以上のカメラを備えると、一のカメラの故障等によって画像や動画の撮像が不能等になっても、切り換えを行って確実に撮像を行える。
(10)第1カメラ105fおよび第2カメラ105rは、モジュール化したパッケージとして構成される構成とした(図9を参照)。この構成によれば、第1カメラ105fおよび第2カメラ105rはパッケージであるので、一のカメラ105として取り扱える。撮像データの出力機能などを共用できるので、部品点数を削減できる。
〔他の実施の形態〕
以上では本発明を実施するための形態について実施の形態1,2に従って説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
上述した実施の形態1では回転装置111を介してカメラ105をバックミラー106の端部に備える構成とし(図3を参照)、実施の形態2では第1カメラ105fと第2カメラ105rからなるカメラ105をバックミラー106の端部に備える構成とした(図9を参照)。この形態に代えて、図10に示すようにカメラ105をバックミラー106に内蔵する構成としてもよい。図10の上側には鏡面から見た構成例を示し、図10の下側には車両100の前方側から見た構成例を示す。鏡面は、図示するようにカメラ105に対応する部位や全面を偏光ガラス(マジックミラー)としてもよく、レンズ径程度の穴をあけてもよい。カメラ105は、バックミラー106以外の車室内112に設ける構成としてもよい。例えば、ガラス,ピラー,サンバイザー,ステアリング,コンソール,ダッシュボード等が該当する。どの部位に設けても、事故検知前後に車両外部と車室内112を撮像できるので、実施の形態1,2と同様の作用効果を得ることができる。
また、カメラ105を車室内112の前方側に備えるだけでなく(図2を参照)、車室内112の後方側に備えたり左右側に備えたりしてもよい。事故は、自車(車両100)に起因する場合に限らず、他車(他の車両)に起因する場合もある。例えば自車に追従する他車や、自車の左右側で並走する他車によって起こる事故が該当する。このような事故でもカメラ105で撮像した撮像データによって原因の究明が容易になる。
上述した実施の形態1,2では、事故検知手段50によって事故を検知する前後において、サンプリング時間t1,t2を変える構成や(図5を参照)、収集時間t3,t4を変える構成とした(図6を参照)。この形態に加えて、図11に示すように車両100の挙動異常を検知する挙動異常検知時tbの前後でサンプリング時間t0,t1を変える構成としてもよい。挙動異常は、例えば急ブレーキ,急加速,速度超過,通常では行わないハンドル操作(急ハンドルや切り返し等),居眠りなどが該当し、車両100の挙動が異常となる。加速度センサ102,速度センサ,角度センサなどから出力される検出信号の変化に基づいて挙動が異常か否かを判断すればよい。挙動異常検知時tbの前は、通常運転であるので、サンプリング時間t0(ただしt0≧t1)ごとに事故原因確認用データDaを一時記録用メモリ21に記録する。挙動異常検知時tb以後は、サンプリング時間t1ごとに事故原因確認用データDaを一時記録用メモリ21に記録する。図示しないが、図6に示す収集時間についても同様に適用してもよい。いずれにせよ、挙動異常の前後で記録される事故原因確認用データDaを外部機関40に通報することにより、原因をより究明し易くなる。
上述した実施の形態1,2では、収集終了条件を満たすと事故原因確認用データDaおよび事故被害確認用データDbを外部機関40に通報する構成とした(図4を参照)。この形態に代えて、乗員113への問い合わせや、通報する外部機関40の選択等が行えるように構成してもよい。具体的には、図4のステップS18に代えて、図12の通報制御処理を行えばよい。言い換えればサブルーチンとして通報制御処理を実行する。
図12に示す通報制御処理において、衛星測位システムによって測位される測位データを取得できる場合には(ステップS21でYES)、測位データを取得して通報データに含める〔ステップS22〕。測位データは、例えば緯度・経度・高度でもよく、住所(都道府県や市町村等)でもよく、現在地を示す地図でもよい。要するに、事故検知手段50によって事故を検知した現在位置(現場)を特定し易い情報であれば何でもよい。
次に、外部機関40への通報に関する問い合わせを行う〔ステップS23〕。例えば図13に示すような問い合わせ画面を表示器114に表示したり、スピーカから音声を出したりして、応答を待つ。表示のみでもよく、音声のみでもよく、他の問い合わせ方法でもよい。表示器114は、車両100(特に車室内112)に設けてあればよい。ダッシュボード,コンソール,計器盤に組み込んだり、兼用したりしてもよい。
乗員113によっては通報不要な場合や、外部機関40を選択したい場合などを考慮して乗員113に問い合わせを行い、許容期間内に応答があるか否かで処理を分ける〔ステップS24,S25〕。問い合わせを行うのは、乗員113の状態や意志等を確認するだけでなく、事故でない場合(例えばセンサの誤動作や誤検出等による事故の検知等)に誤って通報するのを阻止する意図を含む。許容期間は任意に設定してよく、例えば10秒間や1分間等が該当する。許容期間内には、図13に示す問い合わせ画面を表示する。もし許容期間内に応答があれば(ステップS24でYES)、乗員113は意識があるとみなせるので、外部機関40の選択を行う〔ステップS27〕。この場合は、選択に従って外部機関40に通報を行い〔ステップS28〕、リターン(終了)する。ステップS27では、車両100に備えるボタンやスイッチ等で選択できるようにする。表示器114にタッチパネルを備えてもよく、カーナビゲーションシステム等で代用してもよい。なお、問い合わせは、乗員113以外の者(例えば目撃者や救援者等)を対象としてもよい。
これに対して許容期間内に応答がなければ(ステップS24でNOかつステップS25でYES)、乗員113に意識が無い可能性が高い。着座センサ,電磁波センサ,音波センサ,ジャイロスコープなどで得られるデータに変化が無い場合も同様に乗員113に意識が無い可能性が高い。この場合は、強制的に外部機関40(特に救急や警察等)に通報し〔ステップS26〕、リターン(終了)する。加速度センサ102で検出された加速度値に応じて、通報を行う外部機関40を変えてもよい。
通報を受けた外部機関40の表示器41には、図14に示す例のように場所を示すデータや現在位置を示す地図等を表示するとよい。言い換えると、事故通報システムRSから外部機関40に通報する通報データには、場所を示すデータや現在位置を示す地図等を含めるとよい。事故原因確認用データDaおよび事故被害確認用データDbと合わせて、関係者が現場に急行でき、所要の措置や救急救命活動などが行い易くなる。
上述した実施の形態1,2では、メインバッテリ103からの電力が供給されるか否かでバッテリを切り換える構成とした(図4のステップS12,S13を参照)。この形態に代えて、図15に示す構成としてもよい。図15に示す電力切換手段60は、ダイオードD61,D62などを有する。ダイオードD61のアノードをメインバッテリ103に接続し、ダイオードD6のアノードをバックアップバッテリ109に接続する。ダイオードD61,D62のカソード同士を接続して、電力供給先(例えば事故通報システムRSやECU108等)に電力を供給する。メインバッテリ103とバックアップバッテリ109のうちで高いほうの電力(特に電圧)を供給する。この構成によれば、図4のステップS12,S13が不要となり、簡単な構成で電力を供給することができる。したがって、実施の形態1,2と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態1,2では、電力源としてメインバッテリ103やバックアップバッテリ109を備える構成とした(図2を参照)。この形態に代えて(あるいは加えて)、太陽電池やキャパシタを用いてもよい。要するに、事故原因確認用データDaの保全と外部機関40への通報が行えるだけの電力が供給できればよい。したがって、実施の形態1,2と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態1,2では、事故検知手段50によって事故を検知した後は、車室内112に関する事故被害確認用データDbを保全して、外部機関40に通報する構成とした(図4〜図6,図8を参照)。この形態に代えて、事故被害確認用データDbに車両外部のデータ(すなわち事故原因確認用データDaに相当するデータ)をさらに含む構成としてもよい。カメラ105で車両外部を撮像することにより、事故に関係する人物(被害者や目撃者等)を明確にすることができる。
上述した実施の形態1,2では、情報通報手段30は保全用メモリ23に記録されている事故原因確認用データDaおよび事故被害確認用データDbを外部機関40に通報する構成とした(図4のステップS18,図12のステップS26を参照)。この形態に加えて、保全用メモリ23に未だ記録されていない事故被害確認用データDbを外部機関40に通報する構成としてもよい。言い換えれば、図4のステップS17に示す収集終了条件や図12のステップS24,S25に示す条件を満たした後も、事故原因確認用データDa(あるいは事故原因確認用データDa)を収集し、保全用メモリ23に記録するか否かを問わず外部機関40に通報してもよい。こうすれば時々刻々と変化する車室内112(あるいは車両外部)の様子をリアルタイムに外部機関40に知らせることができる。外部機関40は、変化をリアルタイムに把握できるので、変化に応じた措置や救急救命活動等を行うことが可能になる。
上述した通報データには、車両100に関する情報(例えばメーカー名,車名,車両番号,塗装色等)を含めてもよい。外部機関40は、車両100に関する情報が加わることで、関係者が対象となる車両100を特定し易くなる。
RS 事故通報システム
10 情報収集手段
20 記録制御手段
30 情報通報手段
40 外部機関
50 事故検知手段
60 電力切換手段
100 車両
112 車室内
113 乗員
Da 事故原因確認用データ
Db 事故被害確認用データ

Claims (11)

  1. 車両(100)に関する事故の発生を検知する事故検知手段(50)と、情報を収集する情報収集手段(10)と、前記事故検知手段によって前記事故の発生が検知されると前記情報収集手段によって収集された情報を外部機関(40)に通報する情報通報手段(30)とを備える事故通報システム(RS)において、
    前記情報収集手段は、前記事故検知手段によって前記事故の発生が検知される時点以前にかかる事故検知前に収集する事故原因確認用データ(Da)と、前記事故検知手段によって前記事故の発生が検知された事故検知後に収集する事故被害確認用データ(Db)とを異ならせるとともに、前記事故原因確認用データを収集するサンプリング時間(t1)の長さを、前記事故被害確認用データを収集するサンプリング時間(t2)よりも短くすることを特徴とする事故通報システム。
  2. 前記情報収集手段は、前記事故原因確認用データと前記事故被害確認用データとで収集するデータの対象を異ならせることを特徴とする請求項1に記載の事故通報システム。
  3. 前記事故検知手段によって前記事故の発生が検知される時点以降に、前記事故原因確認用データおよび前記事故被害確認用データを保全するデータ保全部(22)を有することを特徴とする請求項1または2に記載の事故通報システム。
  4. 前記情報収集手段は、前記事故原因確認用データを収集する時間(t3)の長さを、前記事故被害確認用データを収集する時間(t4)よりも短くすることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の事故通報システム。
  5. 前記事故原因確認用データは、車両外部を撮像した撮像データを含むことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の事故通報システム。
  6. 前記事故被害確認用データは、車室内(112)を撮像した撮像データを含むことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の事故通報システム。
  7. 前記情報収集手段は、前記事故検知前は車両外部を撮像する姿勢になり、前記事故検知後は車室内を撮像する姿勢になるカメラ(105)を含むことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の事故通報システム。
  8. 前記情報収集手段は、前記事故検知前に車両外部を撮像する第1カメラ(105f)と、車室内を撮像する第2カメラ(105r)とを有するカメラ(105)を含むことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の事故通報システム。
  9. 前記第1カメラおよび前記第2カメラは、モジュール化したパッケージとして構成されることを特徴とする請求項に記載の事故通報システム。
  10. 前記情報収集手段は、前記事故原因確認用データおよび前記事故被害確認用データのうちで一方または双方のデータについて、マイク(107)で録音する録音データを含むことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の事故通報システム。
  11. 複数の電力源(103,109)と、
    前記複数の電力源のうち、一方の電力源から電力が供給されない場合には、他方の電力源から電力が供給されるように切り換える電力切換手段(60)とを有し、
    前記情報収集手段および前記情報通報手段は、前記電力切換手段によって切り換えて供給される電力を受けて作動することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の事故通報システム。
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