JP5781416B2 - ウエブの安定装置 - Google Patents

ウエブの安定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5781416B2
JP5781416B2 JP2011228216A JP2011228216A JP5781416B2 JP 5781416 B2 JP5781416 B2 JP 5781416B2 JP 2011228216 A JP2011228216 A JP 2011228216A JP 2011228216 A JP2011228216 A JP 2011228216A JP 5781416 B2 JP5781416 B2 JP 5781416B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
guide bar
contact magnetic
guide bars
ear portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011228216A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013086913A (ja
Inventor
孝明 山根
孝明 山根
Original Assignee
株式会社ヒラノテクシード
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ヒラノテクシード filed Critical 株式会社ヒラノテクシード
Priority to JP2011228216A priority Critical patent/JP5781416B2/ja
Publication of JP2013086913A publication Critical patent/JP2013086913A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5781416B2 publication Critical patent/JP5781416B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Description

本発明は、長尺状のウエブを安定して走行させるウエブの安定装置に関するものである。
従来より、搬送中のウエブに発生する皺を伸ばすために、乾燥装置の入口及び乾燥機内に拡布装置が配されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この拡布装置は、ウエブの両耳部に対をなして配された複数の押さえロールから構成され、これら押さえロールは、ウエブの幅方向に沿って回転軸を有し、かつ。搬送方向下流側に向けて末広がり状に配置されている。
特開2007−098186号公報
ところで、ウエブの両面に塗工液を塗工する場合に、ウエブの表面を塗工した後に裏面を塗工する場合と、ウエブの表裏同時に塗工する場合とがある。何れの場合においても、最終塗工の後に塗工面を乾燥させるために、非接触式の熱処理装置(例えば、フローティングドライヤー)へ搬送して乾燥させなければならない。
しかし、フローティングドライヤーにおいては、ウエブを正弦波のように上下動させて乾燥するため、この熱処理室内の空気振動がウエブを伝播し、最終塗工工程に悪影響を及ぼす場合がある。特に、特許文献1のような押さえロールでウエブを押さえるだけでは、この空気振動を完全に抑えることができず、表面又は裏面を塗工するときに、この振動によって塗工厚が均一にならないという問題点があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、ウエブを安定して走行させることができるウエブの安定装置を提供することを目的とする
本発明は、走行するウエブの下面に塗工液を塗工するダイの上流側と下流側にそれぞれ配された安定装置であって、前記ウエブの左右一対の両耳部のそれぞれの上下に、かつ、回転軸方向が前記ウエブの走行方向と平行にそれぞれ配された4本の円柱型のガイドバーと、前記ウエブを拡布するように、4本の前記ガイドバーをそれぞれ回転させる回転手段と、を有し、前記回転手段は、前記各ガイドバーの両端部に設けられた非接触磁気歯車と、前記非接触磁気歯車と磁気的に噛み合って回転させるモータと有し、前記ウエブの左耳部において上にある前記ガイドバーの両端部の前記非接触磁気歯車と下にある前記ガイドバーの両端部の前記非接触磁気歯車とが、前記ウエブの前記左耳部を挟んでそれぞれ噛み合い、前記ウエブの右耳部において上にある前記ガイドバーの両端部の前記非接触磁気歯車と下にある前記ガイドバーの両端部の前記非接触磁気歯車とが、前記ウエブの前記右耳部を挟んでそれぞれ噛み合っている、ことを特徴とするウエブの安定装置である。また、本発明は、走行するウエブに塗工液を塗工するダイの下流側と、前記ウエブを熱風によって熱処理する熱処理装置の上流側の間に配された安定装置であって、前記ウエブの左右一対の両耳部のそれぞれの上下に、かつ、回転軸方向が前記ウエブの走行方向と平行にそれぞれ配された4本の円柱型のガイドバーと、前記ウエブを拡布するように、4本の前記ガイドバーをそれぞれ回転させる回転手段と、を有し、前記回転手段は、前記各ガイドバーの両端部に設けられた非接触磁気歯車と、前記非接触磁気歯車と磁気的に噛み合って回転させるモータと有し、前記ウエブの左耳部において上にある前記ガイドバーの両端部の前記非接触磁気歯車と下にある前記ガイドバーの両端部の前記非接触磁気歯車とが、前記ウエブの前記左耳部を挟んでそれぞれ噛み合い、前記ウエブの右耳部において上にある前記ガイドバーの両端部の前記非接触磁気歯車と下にある前記ガイドバーの両端部の前記非接触磁気歯車とが、前記ウエブの前記右耳部を挟んでそれぞれ噛み合っている、ことを特徴とするウエブの安定装置である。
本発明によれば、4本のガイドバーによって、ウエブを押さえつつ走行させているため、ウエブを安定して走行させることができる。
本発明の実施形態1における塗工システムの全体図である。 実施形態1における上保持部材と下保持部材を省略した状態の安定装置の斜視図である。 実施形態1における上保持部材と下保持部材を省略した状態の安定装置の平面図である。 実施形態1における上保持部材と下保持部材を省略した状態の安定装置の上流側から見た縦断面図である。 実施形態1におけるガイドバーを上保持部材と下保持部材で保持した状態の側面図である。 実施形態1におけるガイドバーを上保持部材と下保持部材で保持した状態の平面図である。 実施形態1におけるガイドバーを上保持部材と下保持部材で保持した状態の正面図である。 実施形態1における右上のガイドバーと右下のガイドバーの拡大した側面図である。 実施形態2における右上のガイドバーと右下のガイドバーの拡大した側面図である。 実施形態3における上保持部材の平面図である。
以下、本発明の一実施形態におけるウエブWの安定装置10について図面に基づいて説明する。
本発明の実施形態1におけるウエブWの安定装置10について図1〜図8に基づいて説明する。
(1)塗工システム1の構成
安定装置10の詳しい説明をする前に、この安定装置10が取り付けられる塗工システム1について図1に基づいて説明する。この塗工システム1は、フィルム、紙、金属箔、布などの長尺状のウエブWの両面に樹脂などの塗工液を塗工するシステムである。
ウエブWは一定の走行速度Vで搬送路を走行し、塗工システム1は、搬送路上にウエブWの表面に塗工液を塗工する第1のダイ2と、ウエブWの裏面に塗工液を塗工する第2のダイ3と、両面に塗工液が塗工されたウエブWをフローティング状態で加熱する熱処理装置4とを有する。
第1のダイ2は、バックアップロール5によって走行するウエブWの表面に一定の厚さで塗工液を塗工する。第1のダイ2によって表面が塗工されたウエブWは、ガイドロール6を経て第2のダイ3に至る。第2のダイ3は、ウエブWの裏面に塗工液を塗工する。両面に塗工液が塗工されたウエブWは、熱処理装置4の熱処理室7内部に搬入される。熱処理室7内部には、ウエブWの搬送路の上下に千鳥状にノズル8が配され、このノズル8から吹き付けられた熱風によってウエブWは正弦波状にフローティングされた状態で両面が熱処理され乾燥する。ここで、図2と図3に示すように、ウエブWの塗工された塗工部分をW1、塗工されていない左耳部をW2、塗工されていない右耳部をW3と表現する。
このように熱処理装置4において、フローティング状態でウエブWに熱風を吹き付けて熱処理するため、そのときの振動が第2のダイ3の塗工部分に伝わる場合がある。そのため、本実施形態では、第2のダイ3と熱処理装置4との間に第1の安定装置10が配され、また、ガイドロール6と第2のダイ3の間に第2の安定装置10が配されている。第1の安定装置10と第2の安定装置10は、同じ構造であるため、以下まとめて詳しく説明する。
(2)安定装置10の構造
安定装置10の構造について図2〜図8に基づいて説明する。
安定装置10は、4本のガイドバー12〜18と、4本のガイドバー12〜18をそれぞれ回転させる回転装置20と、4本のガイドバー12〜18を回転自在に保持する上保持部材32と下保持部材34とを有している。
(2−1)4本のガイドバー12〜18
まず、4本のガイドバー12〜18の構造について説明する。
図2〜図4に示すように、1本目の円柱型のガイドバー12は、ウエブWの左耳部W2の上方に配され、ガイドバー12の軸方向は、ウエブWの走行方向と平行に配されている。2本目の円柱型のガイドバー14は、ウエブWの左耳部W2の下方に配され、ガイドバー14の軸方向は、ウエブWの走行方向と平行に配されている。ウエブWの左耳部W2の上方に配されているガイドバー12は、その平らな周表面21に螺旋状の突条22が突出している。この螺旋状の突条22の形成する方向は、ガイドバー12を図2及び図4において時計回りの方向に回転させた場合に、ウエブWを左側に拡布する方向に形成されている。また、ガイドバー14の平らな周表面21にも螺旋状の突条22が形成され、この螺旋状の突条22の設ける方向は、図2及び図4において反時計回りにガイドバー14を回転させた場合に、突条22がウエブWを左側に拡布する方向に形成されている。そして、上下のガイドバー12,14によってウエブWの左耳部W2を挟む構造となっている。
また、3本目の円柱型のガイドバー16は、ウエブWの右耳部W3の上方に配され、ガイドバー16の軸方向は、ウエブWの走行方向と平行に配されている。4本目の円柱型のガイドバー18は右耳部W3の下方に配され、ガイドバー12の軸方向は、ウエブWの走行方向と平行に配されている。図8に示すように、右上のガイドバー16の平らな周表面21にも螺旋状の突条22が形成され、図2及び図4において反時計回りの方向にガイドバー16を回転させた場合に、ウエブWを右側に拡布する方向に突条22が形成されている。右下のガイドバー18の平らな周表面21にも螺旋状の突条22が形成され、図2及び図4において時計回りの方向にガイドバー18を回転させた場合に、ウエブWを右側に拡布する方向に突条22が形成されている。そして、上下のガイドバー16,18によってウエブWの右耳部W3を挟む構造となっている。
すなわち、左上のガイドバー12と右上のガイドバー16とは平行であり、左下のガイドバー14と右下のガイドバー18とは平行である。また、突条22の間隔は、ガイドバー12の直径Dと走行速度Vによって決定され、突条22の傾斜角度45°とすると、突条22の間隔はπDとなる。他のガイドバー14,16,18の突条22の間隔も同様である。さらに、ガイドバー12〜18の材質としては、金属又は樹脂などによって形成する。
(2−2)回転装置20
次に、回転装置20の構造について説明する。
回転装置20は、左右一対の磁気歯車24,25、モータ26をそれぞれ有し、図4、図5に示すように、左側のガイドバー12,14の両端部には、磁気歯車24,24がそれぞれ設けられ、モータ26の出力軸には磁気歯車25が取り付けられている。また、右側のガイドバー16,18の両端部には、磁気歯車24,24がそれぞれ設けられ、モータ26の出力軸には磁気歯車25が取り付けられている。この「磁気歯車」とは、例えば、特開2005−114162号公報や特開2005−114163号公報に開示されているように非接触式であって、互いに磁気で引き合い磁気的に噛み合って回転させることができる回転装置である。これによって、図4に示すように、左側のモータ26の出力軸に取り付けられた磁気歯車25が回転すると、非接触で、かつ、磁気的に噛み合っているガイドバー14の磁気歯車24が回転してガイドバー14が反時計回りの方向に回転する。ガイドバー14の磁気歯車24が回転すると、この磁気歯車24と非接触で、かつ、磁気的に噛み合っているガイドバー12の磁気歯車24が回転してガイドバー12が時計回りの方向にガイドバー14と同期して回転する。
右側のガイドバー16とガイドバー18も同様に磁気歯車24,25とモータ26とによって同期して回転する。また、左側のモータ26と右側のモータ26とは、同期して回転させ、左右対称に拡布されるようにしている。
このような回転装置20によって、上下の磁気歯車24,24が非接触であるため、ガイドバー12とガイドバー14との間にウエブWが走行でき、また、ガイドバー16とガイドバー18との間にウエブWが走行できる。
(2−3)上保持部材32と下保持部材34
次に、4本のガイドバー12〜18を保持する上保持部材32と下保持部材34の構造について図5〜図8に基づいて説明する。
左上のガイドバー12、右上のガイドバー16は、上保持部材32に保持されている。また、左下のガイドバー14、右下のガイドバー18は下保持部材34に保持されている。
図5〜図7に示すように、上保持部材32は、左右一対の横フレーム36,36と前後一対の横フレーム38,38によって額縁状に形成され、各角部から垂直方向に4本の縦フレーム40が下方に突出している。左右一対の横フレーム36,36は、ウエブWの走行方向に沿って、かつ、水平に配され、横フレーム38,38は、左右一対の横フレーム36,36の前端部と後端部にそれぞれ水平に掛け渡されている。
左側に位置する前後一対の縦フレーム40,40にはベアリング30,30がそれぞれ内蔵され、ガイドバー12の両端から突出した回転軸28,28を回転自在に支持する。また、図8に示すように、右側にある縦フレーム40,40にもベアリング30,30がそれぞれ内蔵され、ガイドバー16,18の両端から突出した回転軸28,28を回転自在に支持する。
下保持部材34も同様に、左右一対の横フレーム42,42と前後一対の横フレーム44,44を有し、各角部から縦フレーム46が上方に突出している。各縦フレーム46にベアリング30が内蔵され、下側のガイドバー14の回転軸28とガイドバー18の回転軸28を回転自在に支持している。
このような保持構造によって、4本のガイドバー12〜18を、走行するウエブWに邪魔になることなく回転自在に保持できる。
(3)安定装置10の動作状態
次に、安定装置10の動作状態について図2に基づいて説明する。
ウエブWの両耳部W2,W3の上下にある4本のガイドバー12〜18の間にウエブWを通過させる。このときに、上下の磁気歯車24,24が非接触であるため、ガイドバー12とガイドバー14との間にウエブWが走行でき、また、ガイドバー16とガイドバー18との間にウエブWが走行できる。
次に、ガイドバー12〜18は、それぞれウエブWを拡布する方向に回転し、ウエブWを走行方向に走行させる。そして、左上のガイドバー12の突条22の先端面と左下のガイドバー14の突条22の先端面とがウエブWに接触する。また、右上のガイドバー16の突条22と右下のガイドバー18の突条22とがウエブWに接触する。このとき、ガイドバー12とガイドバー14の回転方向は反対方向となり、ガイドバー16とガイドバー18の回転方向も反対となる。さらに、ガイドバー12とガイドバー16の回転方向も反対となるように回転させる。これによって、ウエブWに対し幅方向に2本のガイドバー12,16とガイドバー14,18を対向することとなり、ウエブWの両端をそれぞれ引っ張り合い、ウエブWの幅方向に張力Tが掛かることとなる。走行速度Vで走行しているウエブWは、張力Tと走行速度Vによって発生する力の合力Fによって拡布される。
また、ウエブWの両耳部W2,W3は、それぞれガイドバー12,14とガイドバー16,18によって挟まれているため、熱処理装置4によってウエブWが振動しても、ウエブWが安定して走行し、第2のダイ3によってウエブWの下面に安定して塗工液を塗工できる。
(4)効果
本実施形態の安定装置10によれば、4本のガイドバー12〜18によって、ウエブWが拡布されるだけでなく、ウエブWの走行方向と平行に軸方向が配されたガイドバー12〜18によって挟まれて、ウエブWが安定して搬送される。特に、上下2本のガイドバー12,14とガイドバー16,18によってウエブWが挟まれ、突条22によって幅方向の張力Tが発生するため、ウエブWの安定を図ることができる。
また、上下の磁気歯車24,24が非接触であるため、ガイドバー12とガイドバー14との間にウエブWが走行でき、また、ガイドバー16とガイドバー18との間にウエブWが走行できる。その上、ガイドバー12とガイドバー14とが同期して回転し、ガイドバー16とガイドバー18も同期して回転するため、ウエブWの一方の面だけ引っ張られたりすることがない。さらに、左側のモータ26と右側のモータ26とは、同期して回転させているので、左右対称に拡布できる。
また、螺旋状の突条22であれば、ウエブWとの接触面積が小さいのでウエブWを傷つけたりすることもなく、また、ウエブWを安定して走行させることができると共に確実に拡布できる。
また、4本のガイドバー12〜18が接触するのは、ウエブWの両耳部W2,W3であるため、塗工部分W1に接触することがない。
また、本実施形態では、第2のダイ3と熱処理装置4との間に第1の安定装置10が配され、ガイドロール6と第2のダイ3の間に第2の安定装置10が配されているので、より安定してウエブWを走行させることができる。
次に、実施形態2の安定装置10について図9に基づいて説明する。
本実施形態と実施形態1の安定装置10の異なる点は、ウエブWの下側に配された左下のガイドバー14と右下のガイドバー18にある。実施形態1では、ガイドバー14とガイドバー18に突条22が設けられていたが、本実施形態では図9に示すように、平らな周表面21で形成されている。
本実施形態であっても、ウエブWの左耳部W2が突条22を有するガイドバー12と平らな周表面21のガイドバー14に挟まれ、右耳部W3も突条22を有するガイドバー16と平らな周表面21のガイドバー18によって挟まれ、ウエブWを安定して拡布させながら走行できる。
なお、上方の2本のガイドバー12,16の周表面21が平らであり、下方の2本のガイドバー14,18の周表面21に突条22が螺旋状に形成されていてもよい。
また、4本のガイドバー12〜18の全ての周表面21が平らでもあってよい。
次に、実施形態3の安定装置10について図10に基づいて説明する。
本実施形態では、上保持部材32の前後一対の横フレーム38,38の中央部に調整部材48,48を設けている。これら調整部材48,48によって、上側のガイドバー12とガイドバー16の間隔を調整できる。また、同様に下保持部材34の横フレーム44,44にも調整部材48,48を設けられ、上側のガイドバー14とガイドバー18の間隔を調整できる。
これによって、塗工するウエブWの幅が変更になっても、調整部材48を調整することによって、ガイドバー12,16及びガイドバー14,18の間隔Lを変更できるため、塗工するウエブWの幅が変更されても対応できる。
変更例
上記実施形態では、第1のダイ2でウエブWの表面を塗工し、その後に第2のダイ3でウエブWの下面を塗工したが、これに限らず第1のダイ2でウエブWの下面を塗工し、その後に第2のダイ3でウエブWの両面を塗工してもよい。また、同時に塗工してもよい。
また、上記実施形態では、塗工手段としてダイを用いたが、これに限らず、塗工ローラー、毛細管隙間を利用した塗工ノズル、リップコータ型塗工装置で塗工してもよい。
また、上記実施形態では、回転装置20として非接触式磁気歯車24ほ用いたが、これに限らず他の回転装置を用いてもよい。
また、上記実施形態では、ウエブWが水平で走行する搬送路上に安定装置10を設けたが、これに限らず搬送路が傾斜した状態で安定装置10を設けてもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・安定装置、12〜18・・・ガイドバー、20・・・回転装置、22・・・突条、24・・・磁気歯車、26・・・モータ、32・・・上保持部材、34・・・上保持部材、48・・・調整部材

Claims (5)

  1. 走行するウエブの下面に塗工液を塗工するダイの上流側と下流側にそれぞれ配された安定装置であって、
    前記ウエブの左右一対の両耳部のそれぞれの上下に、かつ、回転軸方向が前記ウエブの走行方向と平行にそれぞれ配された4本の円柱型のガイドバーと、
    前記ウエブを拡布するように、4本の前記ガイドバーをそれぞれ回転させる回転手段と、を有し、
    前記回転手段は、
    前記各ガイドバーの両端部に設けられた非接触磁気歯車と、前記非接触磁気歯車と磁気的に噛み合って回転させるモータと有し、
    前記ウエブの左耳部において上にある前記ガイドバーの両端部の前記非接触磁気歯車と下にある前記ガイドバーの両端部の前記非接触磁気歯車とが、前記ウエブの前記左耳部を挟んでそれぞれ噛み合い、
    前記ウエブの右耳部において上にある前記ガイドバーの両端部の前記非接触磁気歯車と下にある前記ガイドバーの両端部の前記非接触磁気歯車とが、前記ウエブの前記右耳部を挟んでそれぞれ噛み合っている、
    ことを特徴とするウエブの安定装置。
  2. 走行するウエブに塗工液を塗工するダイの下流側と、前記ウエブを熱風によって熱処理する熱処理装置の上流側の間に配された安定装置であって、
    前記ウエブの左右一対の両耳部のそれぞれの上下に、かつ、回転軸方向が前記ウエブの走行方向と平行にそれぞれ配された4本の円柱型のガイドバーと、
    前記ウエブを拡布するように、4本の前記ガイドバーをそれぞれ回転させる回転手段と、を有し、
    前記回転手段は、
    前記各ガイドバーの両端部に設けられた非接触磁気歯車と、前記非接触磁気歯車と磁気的に噛み合って回転させるモータと有し、
    前記ウエブの左耳部において上にある前記ガイドバーの両端部の前記非接触磁気歯車と下にある前記ガイドバーの両端部の前記非接触磁気歯車とが、前記ウエブの前記左耳部を挟んでそれぞれ噛み合い、
    前記ウエブの右耳部において上にある前記ガイドバーの両端部の前記非接触磁気歯車と下にある前記ガイドバーの両端部の前記非接触磁気歯車とが、前記ウエブの前記右耳部を挟んでそれぞれ噛み合っている、
    ことを特徴とするウエブの安定装置。
  3. 前記ウエブの上方に配された左右一対の前記ガイドバーの周表面に突条が螺旋状に形成され、
    上下の前記ガイドバーの間にある前記ウエブが、回転する前記ガイドバーの前記突条と接触することによって拡布されながら走行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のウエブの安定装置。
  4. 前記ウエブの下方に配された左右一対の前記ガイドバーの周表面に突条が螺旋状に形成され、
    上下の前記ガイドバーの間にある前記ウエブが、回転する前記ガイドバーの前記突条と接触することによって拡布されながら走行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のウエブの安定装置。
  5. 前記ウエブの上方、又は、下方に配された左右一対の前記ガイドバーの周表面が平らに形成され、
    上下の前記ガイドバーの間にある前記ウエブが、回転する前記ガイドバーの前記平らな面と接触することによって拡布されながら走行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のウエブの安定装置。
JP2011228216A 2011-10-17 2011-10-17 ウエブの安定装置 Active JP5781416B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011228216A JP5781416B2 (ja) 2011-10-17 2011-10-17 ウエブの安定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011228216A JP5781416B2 (ja) 2011-10-17 2011-10-17 ウエブの安定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013086913A JP2013086913A (ja) 2013-05-13
JP5781416B2 true JP5781416B2 (ja) 2015-09-24

Family

ID=48531211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011228216A Active JP5781416B2 (ja) 2011-10-17 2011-10-17 ウエブの安定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5781416B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109677983A (zh) * 2019-03-03 2019-04-26 刘久成 一种纺织生产用带有熨烫功能的收卷装置及工作方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6036608B2 (ja) * 2013-08-27 2016-11-30 株式会社豊田自動織機 塗工装置
CN103738770A (zh) * 2013-09-25 2014-04-23 江苏海大印染机械有限公司 一种布料平整装置
CN103771172A (zh) * 2014-01-08 2014-05-07 江门市蓬江区盈通塑胶制品有限公司 一种连续横向张力控制装置
CN107640637B (zh) * 2017-09-13 2023-08-01 安徽桑尼旅游休闲用品有限公司 一种防边缘厚度不均的无纺布淋膜装置
CN109761085A (zh) * 2018-12-31 2019-05-17 天津市旭辉恒远塑料包装股份有限公司 防皱压辊
CN110700000B (zh) * 2019-09-24 2020-12-22 杭州临安牌联纸业有限公司 一种带有纠偏功能的长网造纸机
JP7318506B2 (ja) * 2019-11-27 2023-08-01 株式会社リコー 搬送制御装置、画像形成装置及び搬送制御方法
CN116331894B (zh) * 2023-05-31 2023-08-04 百裕集团(惠安)纺织服饰有限公司 一种布料防褶皱收卷装置及其收卷方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61174053A (ja) * 1985-01-25 1986-08-05 Sando Iron Works Co Ltd 布帛の連続拡布移送装置
JPH09300673A (ja) * 1996-05-16 1997-11-25 Dainippon Printing Co Ltd 中間転写記録媒体を用いた熱転写記録方法及び熱転写記録装置
JP2004056875A (ja) * 2002-07-17 2004-02-19 Noritsu Koki Co Ltd 非接触伝動機構
JP3942101B2 (ja) * 2003-09-19 2007-07-11 株式会社松栄工機 磁気歯車
JP4406652B2 (ja) * 2007-05-22 2010-02-03 株式会社松栄工機 搬送装置
JP5606719B2 (ja) * 2009-10-26 2014-10-15 ヒラノ技研工業株式会社 テンター装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109677983A (zh) * 2019-03-03 2019-04-26 刘久成 一种纺织生产用带有熨烫功能的收卷装置及工作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013086913A (ja) 2013-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5781416B2 (ja) ウエブの安定装置
US7311234B2 (en) Vectored air web handling apparatus
JP2007261773A (ja) フィルムの加工装置および加工方法
JP2008284528A (ja) ペーストの表裏同時塗工方法および装置
JP2014026103A5 (ja)
JP2008063150A (ja) ウエブの蛇行修正装置
JP2018069639A (ja) 縦延伸装置
JP5395145B2 (ja) 蛇行修正装置付き浮揚乾燥設備
JP5752559B2 (ja) 塗工装置
JP2007050955A (ja) ウエブターン装置
JP6533410B2 (ja) ウエブの皺延ばし装置
JP5905291B2 (ja) ウエブの支持装置
JP2015006775A (ja) 延伸フィルムの製造方法及びその製造装置
JP4483108B2 (ja) ウエブの走行設備
JP2009234713A (ja) 溝付きクロスガイダ
JP5749470B2 (ja) ポリマーフィルムの延伸設備
JP5759501B2 (ja) ガイドロール及びウェブ搬送装置
JP4764610B2 (ja) 塗工機及び塗工処理が施された基材の製造方法
JP2005137983A (ja) 走行ウエブへの塗液の塗布方法、装置、幅方向膜厚プロフィールの調整方法並びにウエブのシワ矯正方法
JP3165345U (ja) ロール仕上げ機
JP6036608B2 (ja) 塗工装置
US20200376863A1 (en) Printing apparatus
JP6766389B2 (ja) 乾燥装置および乾燥方法
JP2000354815A (ja) 塗工装置
JP6904770B2 (ja) ウエブの冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5781416

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250