JP5781022B2 - 静電保護回路、および、半導体装置 - Google Patents

静電保護回路、および、半導体装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、静電保護回路、および、半導体装置に関する。
昨今、半導体装置の微細化が進み、半導体装置の内部に搭載される回路のESD(Electrostatic Discharge)脆弱性が問題となっている。
このような脆弱な回路のESD保護として、例えば、クランプ電圧を低くする技術がある。低クランプ電圧の保護回路として有用なものとして、RC−triggered MOSFET回路がある。
米国特許5239440号明細書 特開2005−45100号公報 特開2005−57217号公報
静電保護動作に対する電源の状態の影響を低減することが可能な静電保護回路、および、半導体装置を提供する。
実施例に従った静電保護回路は、電源電圧が供給される電源端子を備える。静電保護回路は、接地に接続される接地端子を備える。静電保護回路は、前記電源端子と前記接地端子との間に接続された第1の抵抗を備える。静電保護回路は、前記電源端子と前記接地端子との間で、前記第1の抵抗と直列に接続された第1のキャパシタを備える。静電保護回路は、前記第1の抵抗と前記第1のキャパシタとの接続点の信号に応じた信号が入力される第1のインバータを備える。静電保護回路は、前記電源端子と前記接地端子との間にソースおよびドレインが接続され、前記第1のインバータが出力する第1の信号に基づいた信号がゲートに入力されることにより制御される保護用MOSトランジスタを備える。静電保護回路は、前記第1の信号に基づいた信号に一端が接続され、前記電源端子および/または前記接地端子に他端が接続された第2のキャパシタと、を備える。
図1は、実施例1に係る半導体装置1000の構成を模式的に示すブロック図である。 図2は、図1に示す静電保護回路100の構成の一例を示す回路図である。 図3は、電源端子のインピーダンスが高く、且つ、電源電圧の立ち上がりが短い場合における、比較例と実施例の特性の一例を示す図である。 図4は、実施例2に係る静電保護回路200の構成の一例を示す回路図である。 図5は、電源端子のインピーダンスが高く、電源電圧の立ち上がり時間が長く、且つ、電源電圧のノイズが重畳している場合における、比較例と実施例の特性の一例を示す図である。 図6は、実施例3に係る静電保護回路300の構成の一例を示す回路図である。 図7は、実施例4に係る静電保護回路400の構成の一例を示す回路図である。 図8は、実施例5に係る静電保護回路500の構成の一例を示す回路図である。
以下、各実施例について、図面に基づいて説明する。
図1は、実施例1に係る半導体装置1000の構成を模式的に示すブロック図である。また、図2は、図1に示す静電保護回路100の構成の一例を示す回路図である。
図1に示すように、半導体装置1000は、メモリ1002と、コントローラ1001と、複数のパッドPA1〜PA5と、を備える。
メモリ1002は、データの書き込みおよび読み出しが可能である。このメモリ1002は、例えば、NAND型フラッシュメモリである。
コントローラ1001は、静電保護回路100を有し、メモリ1002の動作を制御するようになっている。
第1のパッドPA1は、電源電圧VDDが供給され、電源端子T1に電気的に接続されている。
この第1のパッドPA1と電源端子T1との間に、インダクタLと抵抗Rとが接続されている。これらのインダクタLと抵抗Rは、例えば、図示しない内部回路やボンディングワイヤ等の配線に含まれる。
また、第2のパッドPA2は、接地に接続され(接地電圧が供給され)、接地端子T2に電気的に接続されている。
また、他のパッドPA3〜PA5は、図示しないボンディングワイヤ等の配線によりコントローラ1001やメモリ1002に接続され、所定の信号が入出力されるようになっている。
コントローラ1001の静電保護回路100は、例えば、図2に示す回路構成を有する。
ここで、図2に示すように、静電保護回路100は、電源端子T1と、接地端子T2と、第1の抵抗R1と、第2の抵抗R2と、第1のキャパシタC1と、第2のキャパシタC2と、第1、第2、第3のインバータINV1、INV2、INV3を含む複数段のインバータから成るインバータチェーンと、保護用MOSトランジスタM0と、を備える。
なお、図2の例では、インバータチェーンの段数は、奇数段である。
電源端子T1は、電源電圧VDDが供給されるようになっている。
接地端子T2は、接地に接続される(接地電圧VSSが供給される)ようになっている。
第1の抵抗R1は、電源端子T1と接地端子T2との間に接続されている。本実施例においては、特に、第1の抵抗R1は、電源端子T1に一端が接続され、第1のインバータINV1の入力に他端が接続されている。
第1のキャパシタC1は、電源端子T1と接地端子T2との間で、第1の抵抗R1と直列に接続されている。本実施例においては、特に、第1のキャパシタC1は、接地端子T2に一端が接続され、第1のインバータINV1の入力に他端が接続されている。
第1のインバータINV1は、第1の抵抗R1と第1のキャパシタC1との接続点TXに入力が接続されている。この第1のインバータINV1は、接続点TXの信号が入力され、第1の信号S1を出力するようになっている。
この第1のインバータINV1は、例えば、図2に示すように、pMOSトランジスタINV1Pと、nMOSトランジスタINV1Nと、を有する。
pMOSトランジスタINV1Pは、電源端子T1にソースが接続され、第2のインバータINV2の入力にドレインが接続され、第1の抵抗R1と第1のキャパシタC1との接続点TXにゲートが接続されている。
また、nMOSトランジスタINV1Nは、接地端子T2にソースが接続され、pMOSトランジスタINV1Pのドレインにドレインが接続され、接続点TXにゲートが接続されている。
また、第2のインバータINV2は、第1のインバータINV1が出力する第1の信号S1に基づいた信号(ここでは、第1の信号S1)が入力され、第2の信号S2を出力するようになっている。すなわち、この第2の信号S2は、第1の信号S1に基づいた信号となる。
この第2のインバータINV2は、一般的なインバータである。第2のインバータINV2は、例えば、図2に示すように、pMOSトランジスタINV2Pと、nMOSトランジスタINV2Nと、を有する。
pMOSトランジスタINV2Pは、電源端子T1にソースが接続され、第3のインバータINV3の入力にドレインが接続され、第1のインバータINV1の出力にゲートが接続されている。
また、nMOSトランジスタINV2Nは、接地端子T2にソースが接続され、pMOSトランジスタINV2Pのドレインにドレインが接続され、第1のインバータINV1の出力にゲートが接続されている。
また、第3のインバータINV3は、第2のインバータINV2が出力する第2の信号S2に基づいた信号(ここでは第2の信号S2)が入力され、ゲート信号(第3の信号)SGを出力するようになっている。すなわち、このゲート信号SGは、第2の信号S2に基づいた信号である。そして、既述のように、第2の信号S2は、第1の信号S1に基づいた信号であるので、結果として、ゲート信号SGは、第1の信号S1に基づいた信号となる。
この第3のインバータINV3は、一般的なインバータである。第3のインバータINV3は、例えば、図2に示すように、pMOSトランジスタINV3Pと、nMOSトランジスタINV3Nと、を有する。
pMOSトランジスタINV3Pは、電源端子T1にソースが接続され、保護用MOSトランジスタM0のゲートにドレインが接続され、第2のインバータINV2の出力にゲートが接続されている。
また、nMOSトランジスタINV3Nは、接地端子T2にソースが接続され、pMOSトランジスタINV3Pのドレインにドレインが接続され、第2のインバータINV2の出力にゲートが接続されている。
なお、図2に示すように、この第3のインバータINV3は、インバータチェーンの最終段のインバータに相当する。
保護用MOSトランジスタM0は、電源端子T1と接地端子T2との間に接続され、ゲート信号SGがゲートに入力されることにより制御されるようになっている。本実施例では、特に、この保護用MOSトランジスタM0は、インバータチェーンの最終段のインバータ(第3のインバータINV3)の出力がゲートに接続されたnMOSトランジスタである。
ここで、図2に示すように、第2のキャパシタC2は、第3のインバータINV3の入力に一端が接続され、接地端子T2に他端が接続されている。特に、第2のキャパシタC2の一端は、第2の抵抗R2を介して、第2のインバータINV2の出力に、接続されている。
なお、この第2のキャパシタC2は、第2のインバータINV2の入力、第3のインバータINV3の入力、または、保護用MOSトランジスタM0のゲートの何れか1つに一端が接続され、電源端子T1または接地端子T2の何れか1つに他端が接続されていればよい。この場合、第2のキャパシタC2の一端は、第2の抵抗R2を介して、第1のインバータINV1の出力、または、第2のインバータINV2の出力、第3のインバータINV3の出力に、接続される。なお、第2のキャパシタC2は1つに限定されない。
以上のように、静電保護回路100は、RCフィルタを構成する、第2のキャパシタC2と、第2の抵抗R2と、を備える。
これにより、静電保護回路100は、第2のインバータINV2が出力する第2の信号S2のノイズを抑えることができる。
なお、RCフィルタの第2の抵抗R2は、前段の第1のインバータINV1の出力抵抗またはMOS抵抗等で代替するようにしてもよい。この場合、第2の抵抗R2は省略される。
ここで、以上のような構成・機能を有する静電保護回路100の動作特性について説明する。
図3は、電源端子のインピーダンスが高く、且つ、電源電圧の立ち上がりが短い場合における、比較例と実施例1の特性の一例を示す図である。なお、図3(a)は、第1のパッドPA1に供給される電源電圧VDDの波形を示す。また、図3(b)は、比較例の保護用MOSトランジスタに流れる電流の波形を示す。図3(c)は、実施例1の保護用MOSトランジスタに流れる電流の波形を示す。なお、比較例の静電保護回路の構成は、インバータチェーンが一般的な複数段のインバータのみで構成されているものとする。
図3(a)、(b)に示すように、電源電圧の立ち上がりが短い場合に、比較例の静電保護回路の保護用MOSトランジスタはオンして発振する。
一方、図3(a)、(c)に示すように、実施例1に係る静電保護回路200では、保護用MOSトランジスタM0の発振が抑制されている。
既述のように、実施例2に係る静電保護回路200では、第2のインバータINV2の出力のノイズが抑えられる。このため、保護用MOSトランジスタM0をより適切にオフ状態とすることができる。これにより、保護用MOSトランジスタM0の発振を抑制することができる。
すなわち、本実施例1に係る静電保護回路によれば、静電保護動作に対する電源の状態の影響を低減することができる。
図4は、実施例2に係る静電保護回路200の構成の一例を示す回路図である。なお、この図4において、図2と同じ符号は、実施例1と同様の構成を示す。また、この実施例3に係る静電保護回路200は、実施例1の静電保護回路100と同様に、図1に示す半導体装置1000に適用される。
図4に示すように、静電保護回路200は、電源端子T1と、接地端子T2と、第1の抵抗R1と、第1のキャパシタC1と、第2のキャパシタC2と、第2の抵抗R2と、第1、第2、第3のインバータINV1、INV2、INV3を含む複数段のインバータから成るインバータチェーンと、保護用MOSトランジスタM0と、を備える。
ここで、本実施例では、図4に示すように、第1のインバータINV1は、シュミットトリガインバータである。
すなわち、第1のインバータINV1がシュミット特性を有する。したがって、例えば、不慮のラッシュ電流や電源電圧のノイズにより接続点TXの信号が発振しても、第1のインバータINV1のシュミット特性により、第1のインバータINV1が出力する第1の信号S1の発振を抑制することができる。
この第1のインバータ(シュミットトリガインバータ)INV1のフィードバック端子Fは、第2のインバータINV2の出力に接続されている。
第2のキャパシタC2の他端は、接地端子T2に接続されている。
第1のインバータ(シュミットトリガインバータ)INV1の出力は、第2のインバータINV2の入力に接続されている。
第1のインバータ(シュミットトリガインバータ)INV1は、第1のpMOSトランジスタMP1と、第2のpMOSトランジスタMP2と、第3のpMOSトランジスタMP3と、第1のnMOSトランジスタMN1と、第2のnMOSトランジスタMN2と、第3のnMOSトランジスタMN3と、を備える。
第1のpMOSトランジスタMP1は、電源端子T1にソースが接続され、第1の抵抗R1と第1のキャパシタC1との接続点TXにゲートが接続されている。
第2のpMOSトランジスタMP2は、第1のpMOSトランジスタMP1のドレインにソースが接続され、第2のインバータINV2の入力にドレインが接続され、接続点TXにゲートが接続されている。
第3のpMOSトランジスタMP3は、電源端子T1にソースが接続され、第1のpMOSトランジスタMP1のドレインにドレインが接続され、第2のインバータINV2の出力にゲートが接続されている。
なお、第1、第2、第3のpMOSトランジスタMP1、MP2、MP3は、それぞれ、電源端子T1にバッグゲートが接続されている。
第1のnMOSトランジスタMN1は、接地端子T2にソースが接続され、接続点TXにゲートが接続されている。
第2のnMOSトランジスタMN2は、第1のnMOSトランジスタMN1のドレインにソースが接続され、第2のpMOSトランジスタMP2のドレインにドレインが接続され、接続点TXにゲートが接続されている。
第3のnMOSトランジスタMN3は、接地端子T2にソースが接続され、第1のnMOSトランジスタMN1のドレインにドレインが接続され、第3のpMOSトランジスタMP3のゲートにゲートが接続されている。
なお、第1、第2、第3のnMOSトランジスタMN1、MN2、MN3は、それぞれ、接地端子T2にバッグゲートが接続されている。
また、図4に示すように、第2のキャパシタC2は、第3のインバータINV3の入力に一端が接続され、接地端子T2に他端が接続されている。特に、第2のキャパシタC2の一端は、第2の抵抗R2を介して、第2のインバータINV2の出力に、接続されている。すなわち、第2の抵抗R2の一端は、第2のインバータINV2の出力に接続され、第2の抵抗R2の他端は、第2のキャパシタC2の一端に接続されている。
なお、図4に示すシュミットトリガインバータは一例であって、これに限定されない。第1のインバータINV1がシュミット特性を備えていれば実施例の効果を得ることができる。以下の実施例についても同様である。
さらに、シュミットトリガインバータのフィードバック端子Fは、第2の抵抗R2の一端に接続されている。
なお、静電保護回路200のその他の構成・機能は、実施例1と同様である。
ここで、以上のような構成・機能を有する静電保護回路200の動作特性について説明する。
図5は、電源端子のインピーダンスが高く、電源電圧の立ち上がり時間が長く、且つ、電源電圧のノイズが重畳している場合における、比較例と実施例2の特性の一例を示す図である。なお、図5(a)は、第1のパッドPA1に供給される電源電圧VDDの波形を示す。また、図5(b)は、比較例の保護用MOSトランジスタに流れる電流の波形を示す。図5(c)は、実施例2の保護用MOSトランジスタに流れる電流の波形を示す。なお、比較例の静電保護回路の構成は、インバータチェーンが一般的な複数段のインバータのみで構成されているものとする。
図5(a)、(b)に示すように、比較例の静電保護回路では、電源電圧の立ち上がりが緩やかでも保護用MOSトランジスタがオンして電源が発振し大電流が流れる。
一方、図5(a)、(c)に示すように、実施例2に係る静電保護回路200では、第1のインバータINV1のシュミット特性により、電源電圧VDDにノイズが重畳しても立ち上がり時間が長ければ、保護用MOSトランジスタがオンしないことが分かる。もちろん、保護用MOSトランジスタは発振することもない。
つまり、実施例2に係る静電保護回路200は、不慮のラッシュ電流、電源電圧のノイズに対して電源安定性をより向上することができる。
以上のような構成を有する実施例2に係る静電保護回路200は、既述の実施例1に比べて、不慮のラッシュ電流、電源電圧のノイズに対してより電源安定性を高くすることができる。
すなわち、本実施例2に係る静電保護回路によれば、静電保護動作に対する電源の状態の影響をより低減することができる。
図6は、実施例3に係る静電保護回路300の構成の一例を示す回路図である。なお、この図6において、図2、4と同じ符号は、実施例1、2と同様の構成を示す。また、この実施例3に係る静電保護回路300は、実施例1の静電保護回路100と同様に、図1に示す半導体装置1000に適用される。
図6に示すように、静電保護回路300は、電源端子T1と、接地端子T2と、第1の抵抗R1と、第1のキャパシタC1と、第2のキャパシタC2と、第2の抵抗R2と、第1、第2、第3のインバータINV1、INV2、INV3を含む複数段のインバータから成るインバータチェーンと、保護用MOSトランジスタM0と、を備える。
ここで、本実施例では、図6に示すように、第1のインバータINV1は、シュミットトリガインバータである。このシュミットトリガインバータは、実施例2と同様の構成である。
また、図6に示すように、第2のキャパシタC2は、第3のインバータINV3の入力に一端が接続され、接地端子T2に他端が接続されている。特に、第2のキャパシタC2の一端は、第2の抵抗R2を介して、第2のインバータINV2の出力に、接続されている。すなわち、第2の抵抗R2の一端は、第2のインバータINV2の出力に接続され、第2の抵抗R2の他端は、第2のキャパシタC2の一端に接続されている
さらに、シュミットトリガインバータのフィードバック端子Fは、第2の抵抗R2の他端に接続されている。
なお、静電保護回路300のその他の構成・機能は、実施例1、2と同様である。
ここで、既述の実施例3に係る静電保護回路200では、高速なESDが印加されたときの高周波発振波形により保護用MOSトランジスタがオン/オフしながらESD電流を逃がすようになる。しかし、この静電保護回路200では、初段の第1のインバータのシュミット特性で保護用MOSトランジスタが再度オンしにくく、ESD電流を流せない可能性がある。
一方、本実施例3に係る静電保護回路300では、フィードバック端子Fが第2の抵抗R2の他端に接続されているため、シュミットトリガインバータに遅延時間を導入することができる。これにより、高速なESDが印加されたときの高周波発振波形により保護用MOSトランジスタがオフ状態になっても、再度オンしやすくなる。これにより、ESD耐性の低下を防止できる。
すなわち、本実施例3に係る静電保護回路によれば、静電保護動作に対する電源の状態の影響をより低減することができる。
本実施例4では、それぞれのインバータの出力にRCフィルタを接続した構成の一例について、説明する。
図7は、実施例4に係る静電保護回路400の構成の一例を示す回路図である。なお、この図7において、図2と同じ符号は、実施例1と同様の構成を示す。また、この実施例4に係る静電保護回路400は、実施例1の静電保護回路100と同様に、図1に示す半導体装置1000に適用される。
図7に示すように、静電保護回路400は、電源端子T1と、接地端子T2と、第1の抵抗R1と、第1のキャパシタC1と、第2のキャパシタC2a1、C2a2、C2b1、C2b2、C2c1、C2c2と、第2の抵抗R2a、R2b、R2cと、第1、第2、第3のインバータINV1、INV2、INV3を含む複数段のインバータから成るインバータチェーンと、保護用MOSトランジスタM0と、を備える。
図7に示すように、第2のキャパシタC2a1は、第2のインバータINV2の入力に一端が接続され、接地端子T2に他端が接続されている。同様に、第2のキャパシタC2a2は、第2のインバータINV2の入力に一端が接続され、電源端子T1に他端が接続されている。
特に、第2のキャパシタC2a1、C2a2の一端は、第2の抵抗R2aを介して、第1のインバータINV1の出力に、接続されている。
また、第2のキャパシタC2b1は、第3のインバータINV3の入力に一端が接続され、接地端子T2に他端が接続されている。同様に、第2のキャパシタC2b2は、第3のインバータINV3の入力に一端が接続され、電源端子T1に他端が接続されている。
特に、第2のキャパシタC2b1、C2b2の一端は、第2の抵抗R2bを介して、第2のインバータINV2の出力に、接続されている。
また、第2のキャパシタC2c1は、保護用MOSトランジスタM0のゲートに一端が接続され、接地端子T2に他端が接続されている。同様に、第2のキャパシタC2c2は、保護用MOSトランジスタM0のゲートに一端が接続され、電源端子T1に他端が接続されている。
特に、第2のキャパシタC2c1、C2c2の一端は、第2の抵抗R2cを介して、第3のインバータINV3の出力に、接続されている。
このように、RCフィルタはどこのインバータの出力に接続されていてもよく、第2のキャパシタは、接地端子T2以外に電源端子T1に接続されていてもよい。
なお、静電保護回路400のその他の構成・機能は、実施例1と同様である。
以上のような構成を有する静電保護回路400は、ノイズが抑えられるため、保護用MOSトランジスタの発振を防止できる。
すなわち、本実施例4に係る静電保護回路によれば、静電保護動作に対する電源の状態の影響を低減することができる。
本実施例5では、既述の実施例4の構成において、第1のインバータINV1がシュミットトリガインバータである構成の一例について、説明する。
図8は、実施例5に係る静電保護回路500の構成の一例を示す回路図である。なお、この図8において、図7と同じ符号は、実施例4と同様の構成を示す。また、この実施例5に係る静電保護回路500は、実施例1の静電保護回路100と同様に、図1に示す半導体装置1000に適用される。
ここで、本実施例では、図8に示すように、第1のインバータINV1は、シュミットトリガインバータである。
すなわち、第1のインバータINV1がシュミット特性を有する。したがって、例えば、不慮のラッシュ電流や電源電圧のノイズにより接続点TXの信号が発振しても、第1のインバータINV1のシュミット特性により、第1のインバータINV1が出力する第1の信号S1の発振を抑制することができる。
なお、静電保護回路500のその他の構成・機能は、実施例4と同様である。
以上のような構成を有する静電保護回路500は、ノイズが抑えられるため保護用MOSトランジスタの発振を防止でき、且つ、電源電圧の立ち上がり時の電源ノイズによって保護用MOSトランジスタがオンすることを抑えることができる。
すなわち、本実施例5に係る静電保護回路によれば、静電保護動作に対する電源の状態の影響をより低減することができる。
ここで、既述の実施例では、静電保護回路は、1段以上の奇数段のインバータ(例えば、第1ないし第3のインバータINV1〜INV3を含む)から成るインバータチェーンを備え、第1の抵抗R1は、電源端子T1に一端が接続され、第1のインバータINV1の入力に他端が接続され、第1のキャパシタC1は、接地端子T2に一端が接続され、第1のインバータINV1の入力に他端が接続され、保護用MOSトランジスタM0は、インバータチェーンの最終段のインバータの出力がゲートに接続されたnMOSトランジスタである場合について説明した。
しかし、静電保護回路は、偶数段のインバータ(例えば、第1ないし第3のインバータINV1〜INV3を含む)から成るインバータチェーンを備え、第1の抵抗R1は、電源端子T1に一端が接続され、第1のインバータINV1の入力に他端が接続され、第1のキャパシタC1は、接地端子T2に一端が接続され、第1のインバータINV1の入力に他端が接続され、保護用MOSトランジスタM0は、インバータチェーンの最終段のインバータの出力がゲートに接続されたpMOSトランジスタであってもよい。
また、静電保護回路は、偶数段のインバータ(例えば、第1ないし第3のインバータINV1〜INV3を含む)から成るインバータチェーンを備え、第1の抵抗R1は、接地端子T2に一端が接続され、第1のインバータINV1の入力に他端が接続され、第1のキャパシタC1は、電源端子T1に一端が接続され、第1のインバータINV1の入力に他端が接続され、保護用MOSトランジスタM0は、インバータチェーンの最終段のインバータの出力がゲートに接続されたnMOSトランジスタであってもよい。
また、静電保護回路は、1段以上の奇数段のインバータ(例えば、第1ないし第3のインバータINV1〜INV3を含む)から成るインバータチェーンを備え、第1の抵抗R1は、接地端子T2に一端が接続され、第1のインバータINV1の入力に他端が接続され、第1のキャパシタC1は、電源端子T1に一端が接続され、第1のインバータINV1の入力に他端が接続され、保護用MOSトランジスタM0は、インバータチェーンの最終段のインバータ(第3のインバータINV3)の出力がゲートに接続されたpMOSトランジスタであってもよい。
また、実施例4、5において説明した第2のキャパシタの配置は、一例であり、第2のキャパシタのうち一部が配置されていてもよく、さらに第2の抵抗が省略されていてもよい。
更には、上述した実施例では第1乃至第3のインバータを用いて説明を行ったがこれに限定されることはない。すなわち、反転しないバッファ等に置き換えることやインバータと反転しないバッファを混在させることも可能である。仮に、実施例1について反転しないバッファのみで構成した場合(第1乃至第3のインバータを全て反転しないバッファとした場合)、図2に示す第1の抵抗R1と第1のキャパシタC1を置き換えた回路、又は図2に示す保護用MOSトランジスタM0をpMOSトランジスタに置き換えた回路とすることにより実施例の効果を得ることができる。
なお、実施形態は例示であり、発明の範囲はそれらに限定されない。
100 静電保護回路
1000 半導体装置
1001 コントローラ
1002 メモリ
T1 電源端子
T2 接地端子
R1 第1の抵抗
R2 第2の抵抗
C1 第1のキャパシタ
C2 第2のキャパシタ
INV1、INV2、INV3 第1、第2、第3のインバータ
M0 保護用MOSトランジスタ

Claims (3)

  1. 電源電圧が供給される電源端子と、
    接地に接続される接地端子と、
    前記電源端子に一端が接続された第1の抵抗と、
    前記接地端子に一端が接続され、前記第1の抵抗に他端が接続された第1のキャパシタと、
    前記第1の抵抗と前記第1のキャパシタとの接続点の信号が入力される第1のインバータと、
    前記第1のインバータを含む奇数段のインバータから成るインバータチェーンと、
    前記インバータチェーンの最終段のインバータの出力がゲートに接続され、前記電源端子とドレインが接続され、前記接地端子にソースが接続されたnMOSトランジスタと、
    前記インバータチェーンのインバータの出力とその次段のインバータの入力間、および/または、前記最終段のインバータの出力と前記nMOSトランジスタのゲート間に接続された第2の抵抗と、
    前記次段のインバータの入力、および/または、前記nMOSトランジスタのゲートに一端が接続され、前記電源端子および/または接地端子に他端が接続された第2のコンデンサと、を備えることを特徴とする静電保護回路。
  2. 前記第1のインバータは、シュミット特性を有することを特徴とする請求項1に記載の静電保護回路。
  3. データの書き込みおよび読み出しが可能であるメモリと、
    静電保護回路を有し、前記メモリの動作を制御するコントローラと、を備え、
    前記静電保護回路は、
    電源電圧が供給される電源端子と、
    接地に接続される接地端子と、
    前記電源端子に一端が接続された第1の抵抗と、
    前記接地端子に一端が接続され、前記第1の抵抗に他端が接続された第1のキャパシタと、
    前記第1の抵抗と前記第1のキャパシタとの接続点の信号が入力される第1のインバータと、
    前記第1のインバータを含む奇数段のインバータから成るインバータチェーンと、
    前記インバータチェーンの最終段のインバータの出力がゲートに接続され、前記電源端子とドレインが接続され、前記接地端子にソースが接続されたnMOSトランジスタと、
    前記インバータチェーンのインバータの出力とその次段のインバータの入力間、および/または、前記最終段のインバータの出力と前記nMOSトランジスタのゲート間に接続された第2の抵抗と、
    前記次段のインバータの入力、および/または、前記nMOSトランジスタのゲートに一端が接続され、前記電源端子および/または接地端子に他端が接続された第2のコンデンサと、を備える
    ことを特徴とする半導体装置。
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