JP5778458B2 - エアゾール製品 - Google Patents
エアゾール製品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5778458B2 JP5778458B2 JP2011083964A JP2011083964A JP5778458B2 JP 5778458 B2 JP5778458 B2 JP 5778458B2 JP 2011083964 A JP2011083964 A JP 2011083964A JP 2011083964 A JP2011083964 A JP 2011083964A JP 5778458 B2 JP5778458 B2 JP 5778458B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aerosol
- water
- injection
- aerosol composition
- composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
エアゾール組成物を充填したエアゾール容器を、25℃の恒温水槽中に1時間保持し、ろ紙に向けて所定の距離から噴射し、噴射物の状態を評価した。
◎ :1m離れた位置から噴射すると水および周囲の水が凍り、溶解後、完全に乾燥して残留物はなかった。
○:15cm離れた位置から噴射すると噴射物中の水および周囲の水が凍り、溶解後、完全に乾燥して残留物はなかった。
△ :15cm離れた位置から噴射すると噴射物は凍ったが少しだけ飛び散った。
×1:15cm離れた位置から噴射すると噴射物はほとんど付着しなかった。
×2:15cm離れた位置から噴射すると噴射物は凍ったがほとんどが飛び散った。
×3:15cm離れた位置から噴射すると噴射物は凍らなかった。
×4:15cm離れた位置から噴射すると噴射物は凍ったが、溶解後、乾燥せずに残留物が残った。
エアゾール組成物を充填したエアゾール容器を、25℃の恒温水槽中に1時間保持し、炎までの距離が15cmの位置から、高さ5cmの炎に向けて噴射したときの火炎の伸び(長さ)を測定した。
○:火炎の伸びが認められなかった
×:火炎の伸びが認められた
エアゾール組成物を充填したエアゾール容器を、30℃の恒温水槽中に1時間保持し、30℃環境下で爆発性試験を行い、爆発濃度を測定した。なお、爆発性試験は、一方の端にちょうつがいで止めた内圧により自由に開くふたを、他方の端にエアゾール製品を吹き込む吹込口を、内部にモーターによって動く攪拌用のはねと点火用プラグを備えた内容積50リットルの円筒状の容器を用い、羽根を回転させて点火用プラグのスイッチを入れ、エアゾール製品を吹込口から1秒間噴射、2秒間停止を繰り返して、爆発によりふたが開いたときの噴射量を測定して行った。
○ :3g/L以上
×1:1g/L以上、3g/L未満
×2:0.25g/L以上、1g/L未満
エアゾール組成物を充填したエアゾール容器を、25℃の恒温水槽中に1時間保持し、5秒間噴射して噴射量を測定し、1秒間当りの噴射量を算出した。
表1に示すエアゾール組成物を下記の耐圧容器、エアゾールバルブ、アクチエーターを備えたエアゾール装置に充填し、エアゾール製品を製造した。得られたエアゾール製品について噴射物の状態、火炎長試験、爆発性試験および噴射量の評価を行った。評価結果を表3に示す。なお、実施例1〜5のエアゾール組成物は、水とハイドロフルオロオレフィンが分離していることを、ポリエチレンテレフタレート製の透明な耐圧容器に充填し目視により確認した。
耐圧容器:アルミニウム製
エアゾールバルブ:ステム孔φ0.5mmが2個(断面積0.39mm2)、ハウジング導入孔φ2.0mm、気相導入孔なし
アクチエーター:楕円状の噴射孔(長辺4.5mm、短辺3.0mm、断面積10.6mm2)
表2に示すエアゾール組成物を実施例1と同じエアゾール容器に充填しエアゾール製品を製造した。得られたエアゾール製品について火炎長試験、爆発性試験および噴射物の状態の評価を行った。評価結果を表3に示す。なお、比較例2および3のエアゾール組成物では、水とハイドロフルオロオレフィンが分離しているが、比較例1、4および6のエアゾール組成物では、水とハイドロフルオロオレフィンが相溶しており分離していないことを、また比較例5は水とハイドロフルオロオレフィンが乳化していることを、ポリエチレンテレフタレート製の透明な耐圧容器に充填し目視により確認した。
噴射孔が矩形状(長辺7.0mm、短辺3.0mm、断面積21.0mm2)であるアクチエーターを用いたこと以外は実施例3と同様にしてエアゾール製品を製造した。得られたエアゾール製品について噴射物の状態、火炎長試験、爆発性試験および噴射量の評価を行った。評価結果を表3に示す。
噴射孔がφ1.2mm(断面積:1.13mm2)であるアクチエーターを用いたこと以外は実施例3と同様にしてエアゾール製品を製造した。得られたエアゾール製品について噴射物の状態、火炎長試験、爆発性試験および噴射量の評価を行った。評価結果を表3に示す。
噴射孔がφ0.9mm(断面積:0.64mm2)であるアクチエーターを用いたこと以外は実施例3と同様にしてエアゾール製品を製造した。得られたエアゾール製品について噴射物の状態、火炎長試験、爆発性試験および噴射量の評価を行った。評価結果を表3に示す。
ステム孔がφ0.5mm(断面積0.20mm2)1個であるバルブを用いたこと以外は実施例3と同様にしてエアゾール製品を製造した。得られたエアゾール製品について噴射物の状態、火炎長試験、爆発性試験および噴射量の評価を行った。評価結果を表3に示す。
ステム孔がφ0.45mm(断面積0.16mm2)1個であるバルブを用いたこと以外は実施例6と同様にしてエアゾール製品を製造した。得られたエアゾール製品について噴射物の状態、火炎長試験、爆発性試験および噴射量の評価を行った。評価結果を表3に示す。
下記のエアゾール組成物(冷却殺虫剤)をアルミニウム製のエアゾール容器に充填し、エアゾール製品を調製した。なお、エアゾールバルブはステム孔φ0.5mmが2個(断面積0.39mm2)、ハウジングの導入孔がφ2.0mm、気相導入孔がないものを用い、楕円状の噴射孔(長辺4.5mm、短辺3.0mm、断面積10.6mm2)を備えたアクチエーターを用いた。得られたエアゾール製品は、火炎長試験による火炎の伸びは認められず、爆発性試験の評価は「○」であったため不燃性に分類され、また噴射物の状態の評価も「◎」であり、噴射量は6.3g/秒であった。
HFO−1234ze 99.0
合計 100.0(質量%)
下記のエアゾール組成物(収斂化粧水)をアルミニウム製のエアゾール容器に充填し、エアゾール製品を調製した。なお、エアゾールバルブはステム孔φ0.5mmが2個(断面積0.39mm2)、ハウジングの導入孔がφ2.0mm、気相導入孔がないものを用い、楕円状の噴射孔(長辺4.5mm、短辺3.0mm、断面積10.6mm2)を備えたアクチエーターを用いた。得られたエアゾール製品は、火炎長試験による火炎の伸びは認められず、爆発性試験の評価は「○」であったため不燃性に分類され、また噴射物の状態の評価も「◎」であり、噴射量は6.2g/秒であった。
香料 0.1
l−メントール 0.1
HFO−1234ze 99.0
合計 100.0(質量%)
下記のエアゾール組成物(害虫忌避剤)をアルミニウム製のエアゾール容器に充填し、エアゾール製品を調製した。なお、エアゾールバルブはステム孔φ0.5mmが2個(断面積0.39mm2)、ハウジングの導入孔がφ2.0mm、気相導入孔がないものを用い、楕円状の噴射孔(長辺4.5mm、短辺3.0mm、断面積10.6mm2)を備えたアクチエーターを用いた。得られたエアゾール製品は、火炎長試験による火炎の伸びは認められず、爆発性試験の評価は「○」であったため不燃性に分類され、また噴射物の状態の評価も「◎」であり、噴射量は6.0g/秒であった。
ハーブエキス 0.1
l−メントール 0.1
HFO−1234ze 98.8
合計 100.0(質量%)
下記のエアゾール組成物(消炎鎮痛剤)をアルミニウム製のエアゾール容器に充填し、エアゾール製品を調製した。なお、エアゾールバルブはステム孔φ0.5mmが2個(断面積0.39mm2)、ハウジングの導入孔がφ2.0mm、気相導入孔がないものを用い、楕円状の噴射孔(長辺4.5mm、短辺3.0mm、断面積10.6mm2)を備えたアクチエーターを用いた。得られたエアゾール製品は、火炎長試験による火炎の伸びは認められず、爆発性試験の評価は「○」であったため不燃性に分類され、また噴射物の状態の評価も「◎」であり、噴射量は6.1g/秒であった。
サリチル酸メチル 0.1
l−メントール 0.1
HFO−1234ze 99.0
合計 100.0(質量%)
下記のエアゾール組成物(殺虫剤)をアルミニウム製のエアゾール容器に充填し、エアゾール製品を調製した。なお、エアゾールバルブはステム孔φ0.5mmが2個(断面積0.39mm2)、ハウジングの導入孔がφ2.0mm、気相導入孔がないものを用い、楕円状の噴射孔(長辺4.5mm、短辺3.0mm、断面積10.6mm2)を備えたアクチエーターを用いた。得られたエアゾール製品は、火炎長試験による火炎の伸びは認められず、爆発性試験の評価は「○」であったため不燃性に分類され、また噴射物の状態の評価も「◎」であり、噴射量は6.4g/秒であった。
フタルスリン 0.1
HFO−1234ze 99.4
合計 100.0(質量%)
Claims (6)
- 水とハイドロフルオロオレフィンを含み、前記水をエアゾール組成物中に0.1〜10質量%含有し、水とハイドロフルオロオレフィンが分離しているエアゾール組成物と、
前記エアゾール組成物の液相のみを噴射するエアゾールバルブを備えたエアゾール装置とからなり、
前記エアゾール組成物は、界面活性剤を含まず、
前記エアゾール組成物の噴射量が3.5〜10g/秒である、エアゾール製品。 - 前記水とハイドロフルオロオレフィンの含有比(質量比)が0.1/99.9〜10/90である、請求項1記載のエアゾール製品。
- 前記エアゾールバルブのステム孔の断面積が0.15〜3.0mm 2 である、請求項1または2記載のエアゾール製品。
- 前記エアゾール装置は、アクチエーターをさらに備え、
前記アクチエーターの噴射孔の断面積が0.5〜25mm 2 である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエアゾール製品。 - 前記アクチエーターの噴射孔の断面積当たりの噴射量が0.2〜1g/秒・mm 2 である、請求項4記載のエアゾール製品。
- 前記エアゾール組成物は、さらに第三成分(ただし界面活性剤を除く)を含有し、
前記第三成分の含有量がエアゾール組成物中に0.1〜3重量%である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のエアゾール製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011083964A JP5778458B2 (ja) | 2011-04-05 | 2011-04-05 | エアゾール製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011083964A JP5778458B2 (ja) | 2011-04-05 | 2011-04-05 | エアゾール製品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012219034A JP2012219034A (ja) | 2012-11-12 |
JP5778458B2 true JP5778458B2 (ja) | 2015-09-16 |
Family
ID=47270934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011083964A Expired - Fee Related JP5778458B2 (ja) | 2011-04-05 | 2011-04-05 | エアゾール製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5778458B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5934583B2 (ja) * | 2012-06-06 | 2016-06-15 | アース製薬株式会社 | 害虫を殺虫するための組成物 |
JP2014136686A (ja) * | 2013-01-16 | 2014-07-28 | Fumakilla Ltd | 害虫駆除用エアゾール |
JP6138583B2 (ja) * | 2013-05-23 | 2017-05-31 | 大日本除蟲菊株式会社 | 屋内ダニ忌避方法 |
JP6915816B2 (ja) * | 2016-01-14 | 2021-08-04 | フマキラー株式会社 | 害虫防除剤 |
JP6182237B2 (ja) * | 2016-05-09 | 2017-08-16 | アース製薬株式会社 | 害虫を殺虫するための組成物 |
JP7198468B2 (ja) * | 2017-01-16 | 2023-01-04 | フマキラー株式会社 | 殺虫エアゾール製品 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010077036A (ja) * | 2008-09-24 | 2010-04-08 | Central Glass Co Ltd | エアゾール組成物 |
WO2010035701A1 (ja) * | 2008-09-24 | 2010-04-01 | セントラル硝子株式会社 | エアゾール組成物 |
-
2011
- 2011-04-05 JP JP2011083964A patent/JP5778458B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012219034A (ja) | 2012-11-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6204535B2 (ja) | エアゾール組成物 | |
JP5778458B2 (ja) | エアゾール製品 | |
JP6328516B2 (ja) | エアゾール組成物 | |
JP5781783B2 (ja) | エアゾール組成物 | |
WO2011155630A1 (ja) | エアゾール組成物 | |
JP7368120B2 (ja) | エアゾール製品 | |
JP5612914B2 (ja) | エアゾール製品および該エアゾール製品の噴射方法 | |
JP6382086B2 (ja) | 噴霧用エアゾール組成物および該噴霧用エアゾール組成物を含む噴霧用エアゾール製品 | |
JP5180601B2 (ja) | エアゾール組成物 | |
JP6571401B2 (ja) | エアゾール製品 | |
JP5714408B2 (ja) | エアゾール組成物 | |
JP5546834B2 (ja) | エアゾール製品および該エアゾール製品に充填されたエアゾール組成物の噴射方法 | |
JP4194798B2 (ja) | エアゾール組成物およびエアゾール製品 | |
JP5781724B2 (ja) | エアゾール製品 | |
JP5770427B2 (ja) | エアゾール組成物および該エアゾール組成物を充填したエアゾール製品の製造方法 | |
JP7325973B2 (ja) | 発泡性エアゾール組成物 | |
JP7131957B2 (ja) | エアゾール組成物 | |
AU2019333309B2 (en) | Cryogenic, kinetically active formulations and systems for their dispensing | |
JP2004283670A (ja) | 高圧エアゾール製品 | |
JP5140298B2 (ja) | 噴霧用組成物および該組成物からなる噴霧製品 | |
JP7108502B2 (ja) | 発泡性組成物 | |
JP4321992B2 (ja) | 高圧エアゾール組成物 | |
WO2022191203A1 (ja) | エアゾール原料組成物、エアゾール組成物およびエアゾール製品 | |
JP2016199288A (ja) | エアゾール製品 | |
JP2020164437A (ja) | 発泡性エアゾール組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140114 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141125 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150122 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20150122 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150707 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150709 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5778458 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |