JP7325973B2 - 発泡性エアゾール組成物 - Google Patents
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Description
本発明の一実施形態の発泡性エアゾール組成物(以下、エアゾール組成物ともいう)は、アルキルグルコシドと油溶性有効成分と水を含む原液と、液化ガスとを含む。油溶性有効成分の含有量は、原液中、8~35質量%である。水の含有量は、原液中、50~90質量%である。以下、それぞれについて説明する。
原液は、アルキルグルコシドと油溶性有効成分と水を含む。
アルキルグルコシドは、油溶性有効成分および液化ガスを含む油相と、水を含む水相とを乳化して、均一相を形成するために配合される。アルキルグルコシドが配合されていることにより、エアゾール組成物は、吐出後に液化ガスが気化することにより発泡し、濃密でキメの細かい泡(フォーム)を形成する。
油溶性有効成分は、吐出されたエアゾール組成物が適用箇所に適用された際に、適用箇所において所望の効果を発揮するために配合される。
水は、エアゾール組成物において、アルキルグルコシド、油溶性有効成分を可溶化するための溶媒として、また、発泡しやすくし、泡の塗り伸ばしやすさやべたつきを改善するために、配合される。
本実施形態の原液は、上記成分以外に、適宜任意成分が含まれてもよい。一例を挙げると、任意成分は、水溶性高分子、油分、アルコール類、有効成分、界面活性剤、粉体等である(ただし上記した油溶性有効成分を除く)。
水溶性高分子は、原液の粘度等を調整するために配合され得る。水溶性高分子は特に限定されない。一例を挙げると、水溶性高分子は、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等のセルロース系多糖類;カラギーナン、キサンタンガム、アラビアゴム、トラガントゴム、カチオン化グアガム、グアガム、ジェランガム、ローカストビーンガム等のガム質;ポリエーテルウレタン、ゼラチン、デキストラン、カルボキシメチルデキストランナトリウム、デキストリン、ペクチン、デンプン、トウモロコシデンプン、コムギデンプン、アルギン酸ナトリウム、変性ポテトスターチ、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等である。
油分は特に限定されない。一例を挙げると、油分は、流動パラフィン、スクワレン、スクワラン、イソパラフィンなどの炭化水素油;アジピン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、乳酸セチル、ステアリン酸イソセチル、セトステアリルアルコール、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸ジエトキシエチル、リンゴ酸ジイソステアリル等のエステル油;メチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリグリセロール変性シリコーン等のシリコーンオイル;ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ラノリンアルコール等の高級アルコール;イソステアリン酸等の液体脂肪酸;アボカド油、マカダミアナッツ油、シア脂、オリーブ油、ツバキ油等の油脂;ミツロウ、ラノリンロウ等のロウ類;等である。
アルコール類は、水に溶解しにくい有効成分を可溶化させる溶媒として、また塗布後の乾燥性を調整する等の目的で好適に配合され得る。
有効成分は特に限定されない。一例を挙げると、有効成分は、コラーゲン、キシリトール、ソルビトール、ヒアルロン酸、カロニン酸、乳酸ナトリウム、dl-ピロリドンカルボン酸塩、ケラチン、カゼイン、レシチン、尿素等の保湿剤、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化クロルヘキシジン、感光素、パラクロルメタクレゾール等の殺菌消毒剤、安息香酸メチル、フェニル酢酸メチル等の消臭成分、グリシン、アラニン、ロイシン、セリン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニンなどのアミノ酸、パントテン酸カルシウム、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸ナトリウム等のビタミン類、親水性香料などの水溶性有効成分等である。
界面活性剤は、溶媒に溶解しにくい有効成分を乳化・分散させる、有効成分を適用箇所に付着・浸透しやすくする等の目的で好適に配合され得る。
粉体は、有効成分を吸着して効果を持続させる、べたつきを抑え使用感を向上させる等の目的で好適に配合され得る。粉体は特に限定されない。一例を挙げると、粉体は、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、カオリン、雲母、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸亜鉛、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、シリカ、ゼオライト、セラミックパウダー、炭粉末、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、シリコーンパウダー、ポリエチレンパウダー等である。粉体は、併用されてもよい。
液化ガスは、エアゾール容器内では大部分が液体であり、原液に可溶化されて均一相を形成しており、外部に吐出されると気化して原液を発泡させてフォームを形成する。また、液化ガスは、エアゾール容器内において、一部が気化して気相を構成している。
25℃において、以下の表1に示される原液処方(単位:質量%)にしたがい、原液1を調製した。48.5g(97質量%)の原液1を、透明なガラス製容器に充填し、液化ガス(液化石油ガス、0.50MPa(25℃))を1.5g(3質量%)充填し、エアゾールバルブおよび噴射部材を取り付けて、エアゾール組成物およびエアゾール組成物を充填したエアゾール製品を作製した。原液と液化ガスとの割合(体積%)は、94.5/5.5とした。
表1~表6に示されるように、原液の処方およびエアゾール製品の処方を変更した以外は、実施例1と同様の方法により、それぞれの原液、エアゾール組成物およびエアゾール製品を作製した。なお、表5、6中のガスの種類における「ze」は、1,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234ze)を示す。
エアゾール組成物を充填したガラス容器を、それぞれ、5℃、25℃、45℃、55℃に調整された恒温水槽にて1時間保管した。恒温水槽からガラス容器を取り出し、圧力計を用いてエアゾール容器の内圧(MPa)を測定した。
エアゾール組成物を充填したガラス容器を上下に5回振盪し、25℃に調整された恒温水槽にて1時間保管した。恒温水槽からガラス容器を取り出し、以下の評価基準に従って、外観を確認した。
(評価基準)
○:エアゾール組成物は、原液と液化ガスとが分離せず、均一であった。
×:エアゾール組成物は、原液と液化ガスとが分離していた。
エアゾール組成物を、25℃に調整された恒温水槽にて1時間保管した。恒温水槽からガラス容器を取り出し、手のひらに吐出した。吐出後のエアゾール組成物の状態を、以下の評価基準に従って評価した。
(評価基準)
〇:吐出されたエアゾール組成物は、クリーム状の濃密できめの細かいフォームを形成した。
△:吐出されたエアゾール組成物は、すぐに消失する泡を形成した。
×:吐出されたエアゾール組成物は、発泡しなかった。
Claims (3)
- アルキルグルコシドと油溶性有効成分と水を含む原液と、液化ガスとを含み、
前記油溶性有効成分の含有量は、前記原液中、8~35質量%であり、
前記水の含有量は、前記原液中、60~90質量%であり、
前記アルキルグルコシドは、セテアリルグルコシド、デシルグルコシド、ラウリルグルコシド、ミリスチルグルコシド、アルキル(C8-C16)グルコシド、アルキル(C12-20)グルコシド、アラキルグルコシド、ヤシ油グルコシド、POEメチルグルコシドまたはPOEジオレイン酸メチルグルコシドのうち、少なくともいずれかを含み、
前記油溶性有効成分は、紫外線吸収剤、害虫忌避剤のうち、少なくともいずれかを含み、
前記液化ガスは、プロパン、ノルマルブタン、イソブタンおよびこれらの混合物である液化石油ガス、ハイドロフルオロオレフィンまたはジメチルエーテルのうち、少なくともいずれかを含む、発泡性エアゾール組成物。 - 前記紫外線吸収剤は、ケイ皮酸誘導体を含む、請求項1記載の発泡性エアゾール組成物。
- 前記アルキルグルコシドの含有量は、前記原液中、0.1~10質量%である、請求項1または2記載の発泡性エアゾール組成物。
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