JP5180601B2 - エアゾール組成物 - Google Patents
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Description
前記原液が油性基剤と水溶性高分子と界面活性剤と水とを含有し、
前記油性基剤のIOB値(無機性/有機性バランス)が0.2〜0.5であり、配合量が原液中3〜30重量%であり、
前記原液と前記液化ガスとの配合比が50/50〜10/90(重量比)である
エアゾール組成物である。
原液と液化ガスを透明な耐圧容器(ポリエチレンテレフタレート製)に充填し、これを上下に振り、原液と液化ガスが乳化するのを目視で確認し、それに要した回数を下記の水準に基づき評価した。
○:20回以内に乳化した。
△:20〜30回で乳化した。
×:30回振っても乳化しない。
エアゾール組成物を0.5g手のひらに吐出し、手のひら同士をこすり合わせて吐出物にせん断を加えたときの破泡音の大きさを、比較例1を規準として下記の基準に基づき評価した。
○:比較例1よりも大きな音を発する。
△:比較例1と同じ程度の大きさの音を発する。
×:比較例1よりも小さな音を発する。
××:破泡音を発しない。
エアゾール組成物を0.5g手のひらに吐出し、放置したときの破泡音の大きさを、比較例1を規準として下記の基準に基づき評価した。
○:比較例1よりも大きな音を発する。
×:比較例1と同じ程度の大きさの音を発する。(非常に小さい音)
××:破泡音を発しない。
比較例1を規準として破泡音が発せられる時間を下記の基準に基づき評価した。
○:比較例1よりも2倍以上長く破泡音を発する。
△:比較例1と同じ程度の時間、破泡音を発する。
×:比較例1よりも破泡音を発する時間が短い。
××:破泡音を発しない。
下記の原液を調製し、原液20gをポリエチレンテレフタレート製耐圧容器に充填した。アンダーカップ充填により液化石油ガス30gを充填し、耐圧容器の開口部にエアゾールバルブをクリンプした。次いでエアゾール容器を上下に振り、原液と液化石油ガスとを乳化させてエアゾール組成物を製造した。
ヒドロキシエチルセルロース(*1) 1.00
PEG−20ソルビタンココエート(*2) 0.50
シクロメチコン(*3) 5.00
ジネオペンタン酸メチルペンタンジオール(*4) 10.00
タルク 0.50
エタノール 15.00
メチルパラベン 0.10
DETA−2NA(*5) 0.05
精製水 67.85
合 計 100.00(重量%)
原液/液化石油ガス(*6)=40/60(重量比)
*2:NIKKOL TL-10(商品名)、HLB16.9、日光ケミカルズ社製
*3:SH245(商品名)、東レDCシリコーン社製
*4:Neosolue-MP(商品名)、IV:120 OV:320 IOB:0.38、日本精化社製
*5:クレワットN(商品名)、帝国化学産業社製
*6:イソブタンとノルマルブタンの混合物、20℃での蒸気圧が0.15(MPa)
ジネオペンタン酸メチルペンタンジオールの代わりにジネオペンタン酸ジエチルペンタンジオール(*7)を用いたこと以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を製造した。
*7:Neosolue-DE(商品名)、IV:120 OV:270 IOB:0.44、日本精化社製
原液と液化石油ガスの比率を30/70(重量比)としたこと以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を製造した。結果を表1に示す。
ジネオペンタン酸メチルペンタンジオールを配合せず、精製水の配合量を77.85重量%としたこと以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を製造した。結果を表1に示す。
ジネオペンタン酸メチルペンタンジオールをミリスチン酸イソプロピル(*8)に置き換えたこと以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を製造した。結果を表1に示す。
*8:IPM-EX(商品名)、IV:60 OV:330 IOB:0.18、日光ケミカルズ社製
ジネオペンタン酸メチルペンタンジオールをアジピン酸ジイソプロピル(*9)に置き換えたこと以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を製造した。結果を表1に示す。
*9:NIKKOL DID(商品名)、IV:120 OV:220 IOB:0.55、日光ケミカルズ社製
ジネオペンタン酸メチルペンタンジオールの配合量を1重量%、精製水の配合量を76.85重量%としたこと以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を製造した。結果を表1に示す。
ジネオペンタン酸メチルペンタンジオールの配合量を35重量%、精製水の配合量を42.85重量%としたこと以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を製造した。結果を表1に示す。
原液と液化石油ガスの比率を60/40(重量比)としたこと以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を製造した。結果を表1に示す。
原液と液化石油ガスの比率を5/95(重量比)としたこと以外は実施例1と同様にしてエアゾール組成物を製造した。結果を表1に示す。
下記の原液を調製し、原液40gをアルミニウム製耐圧容器に充填した。アンダーカップ充填により液化石油ガス60gを充填し、耐圧容器の開口部にエアゾールバルブをクリンプした。次いでエアゾール容器を上下に振り、原液と液化石油ガスとを乳化させてエアゾール組成物を製造した。
ヒドロキシエチルセルロース(*1) 1.00
PEG−20ソルビタンココエート(*2) 0.50
シクロメチコン(*3) 5.00
ポリシリコン−15(*10) 5.00
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(*11) 2.50
ジネオペンタン酸メチルペンタンジオール(*4) 10.00
タルク 0.50
エタノール 15.00
メチルパラベン 0.10
DETA−2NA(*5) 0.05
精製水 60.35
合 計 100.00(重量%)
原液/液化石油ガス(*6)=40/60(重量比)
*11:PARSOL 1789(商品名)、IV:97 OV:350 IOB:0.28、DSMニュートリション社製
下記の原液を使用した以外は処方例1と同様にして、エアゾール組成物を製造した。
インドメタシン 1.00
l−メントール 0.50
1.3−ブチレングリコール 5.00
タルク 1.00
キサンタンガム 0.50
POE(20)POP(8)セチルエーテル(*12) 1.00
ジネオペンタン酸メチルペンタンジオール(*4) 10.00
イソノナン酸イソノニル(*13) 5.00
エタノール 20.00
メチルパラベン 0.10
精製水 55.90
合 計 100.00(重量%)
原液/液化石油ガス(*6)=40/60(重量比)
*13:サラコス99(商品名)、IV:60 OV:300 IOB:0.20、日清オイリオグループ社製
下記の原液を調製し、原液30g、液化石油ガス70gを充填した以外は処方例1と同様にして、エアゾール組成物を製造した。
ジフェンヒドラミン 1.00
リドカイン 2.00
サリチル酸グリコール 5.00
l−メントール 0.50
グリチルリチン酸ジカリウム 0.50
尿素 10.00
POE(60)硬化ヒマシ油(*14) 1.00
タルク 1.00
エタノール 10.00
ヒドロキシエチルセルロース 0.30
モノステアリン酸プロピレングリコール(*15) 10.00
メチルパラベン 0.10
精製水 58.60
合 計 100.00(重量%)
原液/液化石油ガス(*6)=30/70(重量比)
*15:EMALEX PG-M-S(商品名)、IV:160 OV:420 IOB:0.38、日本エマルジョン社製
下記の原液を使用した以外は処方例1と同様にして、エアゾール組成物を製造した。
トウガラシチンキ 0.05
酢酸dl−α−酢酸トコフェロール 0.50
レゾルシン 0.10
l−メントール 0.10
1.3−ブチレングリコール 3.00
POE(20)POP(8)セチルエーテル(*12) 1.00
タルク 1.00
エタノール 20.00
カラギーナン 0.50
ジネオペンタン酸メチルペンタンジオール(*4) 10.00
ジラウリン酸トリエチレングリコール(*16) 5.00
メチルパラベン 0.10
精製水 58.65
合 計 100.00(重量%)
原液/液化石油ガス(*6)=40/60(重量比)
下記の原液を使用した以外は処方例1と同様にして、エアゾール組成物を製造した。
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
l−メントール 0.05
アロエエキス 0.05
POE(20)POP(8)セチルエーテル(*12) 1.00
タルク 1.00
エタノール 15.00
カラギーナン 0.50
ジネオペンタン酸ジエチルペンタンジオール(*7) 15.00
メチルパラベン 0.10
精製水 67.25
合 計 100.00(重量%)
原液/液化石油ガス(*6)=40/60(重量比)
Claims (5)
- 原液と液化ガスとからなるエアゾール組成物であって、
前記原液が油性基剤と水溶性高分子と界面活性剤と水とを含有し、
前記油性基剤のIOB値(無機性/有機性バランス)が0.2〜0.5であり、配合量が原液中3〜30重量%であり、
該油性基剤が、脂肪酸と2価アルコールのジエステル、芳香族カルボン酸とアルコールのエステル、脂肪酸と2価アルコールのモノエステルおよび分岐脂肪酸と分岐アルコールのエステルからなる群から選ばれる少なくとも1種であり、
前記水溶性高分子が、ガム類およびセルロース類から選ばれる少なくとも1種であり、
前記水溶性高分子の配合量が原液中0.01〜5重量%であり、
前記原液と前記液化ガスとの配合比が50/50〜10/90(重量比)であり、
吐出物が破泡音を発するエアゾール組成物。 - 前記油性基剤の無機性値(IV)が50〜300であり、有機性値(OV)が200〜900である請求項1記載のエアゾール組成物。
- 前記油性基剤の配合量が原液中5〜25重量%である請求項1または2記載のエアゾール組成物。
- 前記水の配合量が原液中40〜95重量%である請求項1〜3のいずれか1項に記載のエアゾール組成物。
- 前記原液と前記液化ガスとの配合比が45/55〜15/85(重量比)である請求項1〜4のいずれか1項に記載のエアゾール組成物。
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