JP5776811B2 - トルク検出装置、電動パワーステアリング装置及び車両 - Google Patents

トルク検出装置、電動パワーステアリング装置及び車両 Download PDF

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本発明は、回転軸に発生するトルクを検出するトルク検出装置、そのトルク検出装置を備える電動パワーステアリング装置及び車両に関する。
従来の電動パワーステアリング装置としては、例えば特許文献1に記載の技術がある。この技術は、電磁ヨークとヨークカバーとで形成される保持部の内部に、コイルが巻き付けられたコイルボビンを備えるコイルユニットを、2つ互いに向かい合わせて構成したトルクセンサを備えるものである。
国際公開第2004/018987号
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術にあっては、各コイルユニットは、それぞれコイルボビンと、電磁ヨークと、ヨークカバーとを1個ずつ備えるものであり、電磁ヨークの内側にコイルボビンを嵌着した後、電磁ヨークの内径にヨークカバーを圧入する工程を、各コイルユニットについて行う必要がある。
そこで、本発明は、構成部材点数の削減と組立性の向上とを実現することができるトルク検出装置、そのトルク検出装置を備える電動パワーステアリング装置及び車両を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明に係るトルク検出装置の一態様は、回転軸に生じるトルクに応じて互いに逆方向にインピーダンスが変化する、対になる検出コイルを備え、前記検出コイルの出力電圧に基づいて前記トルクを検出するトルク検出装置であって、前記対になる検出コイルがそれぞれ巻き付けられる2つのリール状のコイルボビンと、前記2つのコイルボビンをそれぞれ内嵌して保持する円筒部を有する2つの電磁ヨークと、軸方向に互いに向かい合わせた前記2つの電磁ヨークに挟まれる位置で、当該2つの電磁ヨークの前記円筒部の内径に圧入される1つのヨークカバーと、を備えることを特徴としている。
このように、検出コイルが巻かれた2つのコイルボビンを対向して配置し、その間にヨークカバーを挟み、両コイルボビンに対して軸方向両側からヨークを圧入することで、2つ分に相当する検出コイルを一体にする構造を有する。すなわち、2つのヨークに対してヨークカバーは1つのみであり、圧入回数は1回となる。したがって、コイルボビン、ヨーク及びヨークカバーを各1個備え、1つのヨークに対してそれぞれヨークカバーを圧入し、これを2つ合わせる場合と比較して、ヨークカバー1個分の部品点数を削減することができると共に、ヨークへのヨークカバーの圧入回数も削減することができる。
また、上記において、前記電磁ヨークに対する前記ヨークカバーの圧入深さを規制する圧入規制部を備えていてもよい。これにより、1個のヨークカバーが一方のヨークに完全に圧入されてしまうのを防止し、1個のヨークカバーを2個のヨークに圧入することができる。
さらに、上記において、前記圧入規制部は、前記電磁ヨークの前記円筒部の軸方向端部に形成され、軸方向に凹となる凹部と、前記ヨークカバーに形成され、前記電磁ヨークの内径よりも径方向外側に突出する突起部とによって構成され、前記突起部の軸方向外側の端面が前記凹部の底部に当接することで、前記電磁ヨークに対する前記ヨークカバーの圧入深さを規制するようにしてもよい。これにより、比較的簡易な構成で、ヨークに対するヨークカバーの圧入深さを規制することができる。
また、上記において、前記ヨークカバーは、外周面の軸方向端部にR部を備えていてもよい。これにより、ヨークへのヨークカバーの圧入性を向上させることができる。
さらにまた、上記において、前記各コイルボビンの合わせ面側に、前記コイルボビン間の円周方向への位相差を規制する規制部を備えていてもよい。
これにより、対になるコイルボビンが円周方向に回転するのを防止し、位相のずれを規制することができる。そのため、コイルボビンにセンサ回路基板と接続するためのコイル側端子を設けている場合、当該コイル側端子の位置を常に所定の位置に保つことができる。したがって、コイルを回路基板に適切に接続することができる。
また、上記において、前記規制部は、前記各コイルボビンの合わせ面側において円周方向に凹部と凸部とを並設した段差であってもよい。このように、比較的簡易な構成で両コイルボビンの円周方向への位相差を規制することができる。
さらに、上記において、前記コイルボビンの側面端部に形成され、前記検出コイルの先端部分及び終端部分が接続された端子が取り付けられた端子取付部と、対向する前記コイルボビンに対する前記端子取付部の軸方向の移動を規制する移動規制部と、を備えていてもよい。
このように、端子取付部の軸方向の移動を規制することで、コイル側端子の位置精度を確保することができる。したがって、コイル側端子をプリント基板のスルーホールに挿入し半田付けするような場合であっても、容易にスルーホールへ挿入することができ、組立性を向上させることができる。
また、上記において、前記移動規制部は、前記コイルボビンのフランジ部の一部が径方向外側に突出した第1の突部によって構成され、一方のコイルボビンに形成された前記第1の突部を、他方のコイルボビンに形成された前記端子取付部の少なくとも一部に各コイルボビンの合わせ面側から当接することで、他方のコイルボビンに形成された前記端子取付部の、軸方向で且つ一方のコイルボビン側への移動を規制するようにしてもよい。
このように、コイルボビンのフランジ部の一部で移動規制部を形成するので、比較的簡易な構成で端子取付部の軸方向の移動を規制することができる。
さらにまた、上記において、前記移動規制部は、前記端子取付部の一部が円周方向に突出した第2の突部によって構成され、一方のコイルボビンに形成された前記端子取付部に形成された前記第2の突部を、他方のコイルボビンに形成された前記端子取付部の少なくとも一部に各コイルボビンの合わせ面とは反対側から当接することで、他方のコイルボビンに形成された前記端子取付部の、軸方向で且つ一方のコイルボビンとは反対側への移動を規制するようにしてもよい。
このように、端子取付部の一部で移動規制部を形成するので、比較的簡易な構成で端子取付部の軸方向の移動を規制することができる。
また、本発明に係る電動パワーステアリング装置の一態様は、操舵系に運転者の操舵負担を軽減する操舵補助力を付与する電動パワーステアリング装置であって、ステアリング機構に入力される操舵トルクを検出する上記の何れかのトルク検出装置と、少なくとも前記トルク検出装置で検出した操舵トルクに基づいて、前記操舵補助力を付与すべく前記電動モータを駆動制御するモータ制御部と、を備えることを特徴としている。
このように、組立性の良いトルク検出装置によって操舵トルクを適切に検出可能であるため、信頼性の高い電動パワーステアリング装置とすることができる。
さらに、本発明に係る車両の一態様は、上記の電動パワーステアリング装置を備えることを特徴としている。これにより、信頼性の高い操舵補助制御を行うことができる車両とすることができる。
本発明のトルク検出装置では、対になるコイルボビンを保持する2つのヨークに圧入するヨークカバーを共通部材とするので、部品点数を削減することができる。また、ヨークカバーの圧入回数を減らすことができるため、組立性を向上させることができる。
そして、上記トルク検出装置を備える電動パワーステアリング装置及び車両では、信頼性の高い操舵補助制御を行うことができる。
本発明に係るトルク検出装置を備える電動パワーステアリング装置の主要部を示す断面図である。 トルク検出部の構成を示す図である。 トルク検出部の構成部材を示す斜視図である。 トルク検出部の構成部材を示す側面図である。 トルク検出部を組み立てた状態を示す図である。 第2の実施形態のコイルボビンを示す図である。 第2の実施形態のコイルボビンを組み立てた状態を示す図である。 第3の実施形態のコイルボビンを示す図である。 第3の実施形態のコイルボビンを組み立てた状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態は、本発明に係るトルク検出装置を車両の電動パワーステアリング装置に適用したものである。
図1は、本発明に係る電動パワーステアリング装置の主要部を示す断面図である。
図1において、符号5はハウジングであって、このハウジング5は、入力軸側ハウジング部5aと出力軸側ハウジング部5bとに2分割された構造を有する。入力軸側ハウジング部5aの内部には、入力軸1が軸受6aによって回転自在に支持されている。また、出力軸側ハウジング部5bの内部には出力軸2が軸受6b及び6cによって回転自在に支持されている。
そして、入力軸1及び出力軸2は、入力軸1の内部に配設されたトーションバー3を介して連結されている。
入力軸1、トーションバー3及び出力軸2は同軸に配置されており、入力軸1とトーションバー3とはピン結合し、また、トーションバー3と出力軸2とはスプライン結合している。図1において、入力軸1の突出端には、図示しないステアリングホイールが一体的に取り付けられている。また、出力軸2には入力軸1とは反対側にピニオン軸2aが一体的に形成されており、ピニオン軸2aはラック4と噛合してラックアンドピニオン式ステアリング機構を構成している。
また、出力軸2には、これと同軸で且つ一体に回転するウォームホイール7が固着されており、図示しない電動モータで駆動されるウォーム8と出力軸側ハウジング部5b内で噛合している。ウォームホイール7は金属製のハブ7aに合成樹脂製の歯部7bが一体的に固定されている。電動モータの回転力は、ウォーム8及びウォームホイール7を介して出力軸2に伝達され、電動モータの回転方向を適宜切り換えることにより、出力軸2に任意の方向の操舵補助トルクが付与される。
次に、入力軸1及び出力軸2間のトルクを検出するトルクセンサ(トルク検出装置)TSを構成するトルク検出部10の構成について説明する。
トルク検出部10は、入力軸1に形成されたセンサシャフト部11と、入力軸側ハウジング部5aの内側に配置された1対の検出コイル13a及び13bと、両者の間に配置された円筒部材12とを備える。
センサシャフト部11は磁性材料で構成されており、センサシャフト部11の表面には、図2に示すように、軸方向に延びた複数(図2の例では9個)の凸条11aが円周方向に沿って等間隔に形成されている。また、凸条11aの間には溝部11bが形成されている。
センサシャフト部11の外側には、センサシャフト部11に接近して導電性で且つ非磁性の材料、例えばアルミニウムで構成された円筒部材12がセンサシャフト部11と同軸に配置されており、図1に示すように、円筒部材12の延長部12eは出力軸2の端部2eの外側に固定されている。
円筒部材12には、前記したセンサシャフト部11の表面の凸条11aに対向する位置に、円周方向に等間隔に配置された複数個(図2では9個)の長方形の窓12aからなる第1の窓列と、当該第1の窓列から軸方向にずれた位置に、窓12aと同一形状で、円周方向の位相が異なる複数個(図2では9個)の長方形の窓12bからなる第2の窓列とが設けられている。
円筒部材12の外周は、同一規格の検出コイル13a及び13bが捲回されたコイルボビン18を保持するヨーク15a及び15bで包囲されている。即ち、検出コイル13a、13bは円筒部材12と同軸に配置され、検出コイル13aは窓12aからなる第1の窓列部分を包囲し、検出コイル13bは窓12bからなる第2の窓列部分を包囲する。
ヨーク15a及び15bは、図1に示すように、入力軸側ハウジング部5aの内部に固定され、検出コイル13a,13bの出力線はコネクタ(コイル側コネクタ)16を介して入力軸側ハウジング部5aの内部に配置された回路基板17のコネクタ(基板側コネクタ)19に接続されている。また、別の方法として、図示しないが、コイルボビン18に圧入されたコイル側端子にコイル先端部分を絡げて半田固定した状態で、基板スルーホールに挿入し、半田付けで接続されていてもよい。ここで、基板側コネクタ19をはじめとして、回路基板17の電気回路を担う電子部品は、リフロー半田付けによる表面実装、若しくはリード半田付け等によって実装されている。
図3は、トルク検出部10の構成部材を示す斜視図である。
コイルボビン18は、プラスチック等の不導体からなるリール状の部材であって、入力軸側ハウジング部5aに入力軸2や出力軸3と同軸に固定される。このコイルボビン18は、一対のフランジ部18a,18bを有し、フランジ部18a,18bの間の溝部18cには、コイル13a若しくはコイル13bが捲回されるようになっている。
本実施形態のトルク検出部10では、コイル13a,13bがそれぞれ捲回された同一形状の2つのコイルボビン18を、互いに向かい合わせて用いる。
フランジ部18bの側面端部には、基板側コネクタ19と接続可能なコイル側コネクタ16を構成する後述する端子取付部18eが形成されており、端子取付部18eをコイルボビン18の上端部に位置させた状態でのコイルボビン18の中心を通る垂線を対称軸として、線対称の位置には、規制部18dが形成されている。
規制部18dは、フランジ部18bの一部が径方向外側に突出したベース部と、該ベース部を円周方向に等分した一方の領域に、コイルボビン18の軸方向外側に向かって突出形成された凸部とで構成されている。つまり、2つのコイルボビン18を、フランジ部18bを対向させて同一軸上に配置した状態では、円周方向において両者の規制部18dが突き当てられ、回転角度方向の相対位置が決定される構造となっている。
なお、規制部18dは、1つのコイルボビン18に対して2つ以上であれば、その数は適宜選択可能である。
端子取付部18eは、フランジ部18bの側面上端部からさらに径方向外側に突出する略直方体状の部材であり、その上面には、基板側コネクタ19と接続するための2本の端子(コイル側端子)18fが圧入固定されている。これら2本のコイル側端子18fは平行に配設され、端子取付部18eの上面から径方向外側に突出するように固定されている。
さらに、端子取付部18eの一方の側方部には、端子取付部18eの上面からさらに径方向外側に突出する平板状のガイド部18gが形成されている。
上記において、2つのコイルボビン18の端子取付部18e、コイル側端子18f及びガイド部18gでコイル側コネクタ16を構成している。
ヨーク15a及び15bは、同一形状の部材であって、コイルボビン18を外嵌する円筒部15dと、コイルボビン18に固定される際に軸方向外側を向く端部に形成されたリング状の底部15eとから構成されており、当該底部15eの内径は、コイルボビン18の円筒部(溝部18c)の内径と同寸法となっている。
また、ヨーク15a及び15bは、円筒部15dの底部15eとは逆側の端部に、互いに周方向に所定角度ずつ離隔して3つの凹部15cが形成されている。これら3つの凹部15cは、端子取付部18eをコイルボビン18の上端部に位置させた状態でのコイルボビン18の中心を通る垂線を対称軸として、線対称の位置に形成されている。
さらに、ヨークカバー14は、略リング状の部材であって、その外周面には、互いに周方向に所定角度ずつ離隔して3つの突起部14aが形成されている。このヨークカバー14は、突起部14aをヨーク15a,15bの凹部15cに嵌合させた状態で、ヨーク15a,15bの円筒部15dの内径に圧入される。
すなわち、ヨークカバー14がヨーク15a,15bに圧入されるときの圧入深さは、ヨークカバー14の突起部14aとヨーク15a,15bの凹部15cとによって規制される。具体的には、ヨーク15a,15bに設ける凹部15cの軸方向深さは、製造公差も含めて、ヨークカバー14の厚みの半分程度にする。
また、ヨークカバー14の外周面の軸方向端部には、それぞれR部(隅R)14bを設ける。R部14bは、外周面の少なくとも一部に設けていればよい。
なお、ここでは、突起部14a及び凹部15cをそれぞれ3つずつ設けているが、突起部14a及び凹部15cを設置する数や設置する角度は適宜設定可能である。
回路基板17には、基板側コネクタ19が実装されている。基板側コネクタ19はメス端子を有するものであり、この基板側コネクタ19にコイル側コネクタ16が基板厚み方向に接続することにより、トルク検出部10と回路基板17との間の電気的接続が得られる。また、別の方法として、コイルボビン18に圧入されたコイル側端子にコイル先端部分を絡げて半田固定した状態で、基板スルーホールに挿入し、半田付けで接続されていてもよい。
トルク検出部10を組み立てる際には、先ず、コイル13a,13bをそれぞれコイルボビン18に巻き付ける。コイル13aをコイルボビン18に巻き付ける場合、コイル13aの先端部分を一方のコイル側端子18fに絡げて半田またはティグ溶接で固定し、コイル13aを溝部18cに巻き付けた後、その終端部分を他方のコイル側端子18fに絡げて半田またはティグ溶接で固定する。コイル13bについても同様である。
次に、コイル13a,13bを巻き付けた2つのコイルボビン18を、それぞれヨーク15a,15bの内側に嵌着する。そして、これら2つのコイルボビン18を、図4に示すように、ヨークカバー14を挟んでフランジ部18bを互いに向かい合わせるように配置し、ヨークカバー14に対して軸方向両側からヨーク15a,15bを圧入する。
これにより、図5に示すように、2つ分に相当するコイル13a,13bが一体となる。これを、入力軸側ハウジング5aの内側に装着する。
このとき、ヨーク15a,15bの凹部15dと、ヨークカバー14の突起部14aとが軸方向においてそれぞれ突き当てられ、ヨーク15a,15bに対するヨークカバー14の圧入方向の相対位置が規制される。また、ヨーク15a,15bに設ける凹部15cの軸方向深さは、ヨークカバー14の厚みの半分程度であるため、ヨーク15aとヨーク15bとで圧入量を均等にすることができる。
さらに、一方のコイルボビン18における規制部18dと他方のコイルボビン18における規制部18dとが嵌合し、2つのコイルボビン18は互いの規制部18の段差部分により円周方向へ回転することが防止されると共に、位相のずれが規制される。
そして、2つのコイルボビン18が対向して合わさることでコイル側コネクタ16が形成され、このコイル側コネクタ16を、回路基板17の基板側コネクタ19に接続する。
回路基板17にはトルクセンサTSを構成する図示しないトルク演算回路が搭載されており、このトルク演算回路は、2つのコイル13a,13bの出力電圧を検出し、当該出力電圧の差分に基づいて、ステアリングホイールに付与されて入力軸1に伝達された操舵トルクを検出する。このように、トルクセンサTSは、入力軸1と出力軸2との相対的な変位(回転変位)を、コイル対のインピーダンスの変化に対応させて検出する。
トルクセンサTSで検出した操舵トルクは、図示しないコントローラに入力される。コントローラは、操舵トルクの他に車速を入力し、これらに応じた操舵補助力を操舵系に付与する操舵補助制御を行う。具体的には、上記操舵補助力を電動モータで発生するための操舵補助トルク指令値を公知の手順で算出し、算出した操舵補助トルク指令値とモータ電流検出値とにより、電動モータに供給する駆動電流をフィードバック制御する。このようにして、操舵補助制御が実施される。
なお、上記において、入力軸2、出力軸3及びトーションバー4が回転軸に対応し、コイル13a及び13bが検出コイルに対応し、ヨーク15a,15bが電磁ヨークに対応している。また、突起部14a及び凹部15cが圧入規制部に対応している。
このように、本実施形態では、検出コイルが巻かれた2つのコイルボビン18を対向して配置し、その間にヨークカバー14を挟み、両コイルボビン18に対して軸方向両側からヨーク15a,15bを圧入することで、2つ分に相当する検出コイルを一体にする構造を有する。すなわち、2つのヨーク15a,15bに対してヨークカバー14は1つのみであり、圧入回数は1回となる。
したがって、コイルボビン、ヨーク及びヨークカバーを各1個備え、1つのヨークに対してそれぞれヨークカバーを圧入し、これを2つ合わせる場合と比較して、ヨークカバー1個分の部品点数を削減することができ、その分の製造コストを低減することができる。さらに、ヨークへのヨークカバーの圧入回数も削減することができるので、組立性を向上させることができる。
また、ヨーク15a,15bへのヨークカバー14の圧入深さを規制する圧入規制部(突起部14a及び凹部15c)を設けるので、1つのヨークカバー14の軸方向両側をそれぞれヨークに圧入することができる。
さらに、ヨークカバー14の外周面の軸方向端部にR部を設けるので、ヨーク15a,15bへのヨークカバー14の圧入性を向上させることができる。
また、コイルボビン18に2つ以上の規制部18dを設け、当該規制部18dにより2つのコイルボビン18の回転方向の位置決めをするため、コイル側端子18fの位置精度を向上させることができる。さらに、コイル側端子18f付近には、ガイド部18gを設けているため、基板側コネクタ19に対する挿入性を向上させることができる。このように、基板側コネクタ19との接続を容易に行うことができる。
さらに、同一形状の2つのコイルボビン18を用いてトルク検出部10を構成するので、成型時の型の点数を削減できる。また、部品(コイルボビン18)の共通化が図れるので、製造コストを低減することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態は、コイルボビン18に、端子取付部18eの軸方向の移動を規制する移動規制部を設けるようにしたものである。
図6は、第2の実施形態のコイルボビン18を示す図である。ここでは、端子取付部18e付近のみを示している。
この図6に示すように、端子取付部18eに隣接して、フランジ部18bの一部が径方向外側に突出したボビンツバ(第1の突部)18hが形成されている。また、端子保持部18eには、円周方向に突出したボビンミミ(第2の突部)18iが形成されている。
ボビンツバ18hは、図7に示すように、トルク検出部10を組み立てた際に、対向するコイルボビン18に形成された端子取付部18eに各コイルボビン18の合わせ面側から当接する。これにより、ボビンツバ18hは、対向するコイルボビン18に形成された端子取付部18eの、軸方向で且つ自身が形成されたコイルボビン18側への移動を規制する。
2つのコイルボビン18は同一部品であって、ヨークカバー14に対して線対称となる形状であるため、互いのボビンツバ18hが、互いの端子取付部18eの移動を規制することになる。すなわち、組み付けの際に自然と相互間の端子位置精度を決定する構造となっている。
また、ボビンミミ18iは、図7に示すように、トルク検出部10を組み立てた際、対向するコイルボビン18に形成された端子取付部18eのボビンミミ18iに、各コイルボビン18の合わせ面とは反対側から当接する。これにより、ボビンミミ18iは、対向するコイルボビン18に形成された端子取付部18eの、軸方向で且つ自身が形成されたコイルボビン18から離間する側への移動を規制する。
このように、コイルボビン18のフランジ部18bで形成されるボビンツバ18hと、端子取付部18eの一部として形成されるボビンミミ18iとによって、端子取付部18eの軸方向位置について互いを規制する。したがって、トルク検出部10を組み立てた際のコイル側端子18fの位置精度を確保することができる。
これにより、トルク信号処理部を具備するプリント基板と電気接続するために、コイル側端子18fを、例えばプリント基板に実装されたコネクタに嵌合する場合にも、容易にコイル側端子18fを挿入することができ、組立性の向上が図れる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
この第3の実施形態は、上述した第2の実施形態において、端子取付部18eにガイド部18gが設けられているのに対し、ガイド部18gを有していない構成で、端子取付部18eの軸方向の移動を規制する移動規制部を設けるようにしたものである。
図8は、第3の実施形態のコイルボビン18を示す図である。この図8に示すように、端子取付部18eにガイド部18gが設けられていないことを除いては、図6に示すコイルボビン18と同様の構成を有する。
すなわち、トルク検出部10を組み立てた状態では、図9に示すようになる。この場合にも、コイルボビン18のフランジ部18bで形成されるボビンツバ18hと、端子取付部18eの一部として形成されるボビンミミ18iとによって、端子取付部18eの軸方向位置について互いを規制する。したがって、トルク検出部10を組み立てた際のコイル側端子18fの位置精度を確保することができる。
そして、この場合には、ガイド部18gを有していないため、トルク信号処理部を具備するプリント基板と電気接続する際には、コイル側端子18fを、プリント基板のスルーホールに挿入し半田付けする手法をとることもできる。このとき、コイル側端子18fの位置精度が確保されているため、容易にプリント基板のスルーホールにコイル側端子18fを挿入することができ、組立性の向上が図れる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、トルク検出部10のコイルとして1対のコイル13a、13bを用いているが、2対以上のコイルを用いるようにしてもよい。
1…入力軸、2…出力軸、3…トーションバー、5…ハウジング、5a…入力軸側ハウジング部、5b…出力軸側ハウジング部、7…ウォームホイール、8…ウォーム、TS…トルクセンサ、10…トルク検出部、11…センサシャフト、12…円筒部材、13a,13b…検出コイル、14…ヨークカバー、15a,15b…ヨーク、16…コイル側コネクタ、17…回路基板、18…コイルボビン、18a,18b…フランジ部、18c…溝部、18d…規制部、18e…端子取付部、18f…コイル側端子、18g…ガイド部、18h…ボビンツバ、18i…ボビンミミ、19…基板側コネクタ

Claims (5)

  1. 回転軸に生じるトルクに応じて互いに逆方向にインピーダンスが変化する、対になる検出コイルを備え、前記検出コイルの出力電圧に基づいて前記トルクを検出するトルク検出装置であって、
    前記対になる検出コイルがそれぞれ巻き付けられる2つのリール状のコイルボビンと、
    前記2つのコイルボビンをそれぞれ内嵌して保持する円筒部を有する2つの電磁ヨークと、
    軸方向に互いに向かい合わせた前記2つの電磁ヨークに挟まれる位置で、当該2つの電磁ヨークの前記円筒部の内径に圧入される1つのヨークカバーと、
    前記コイルボビンのフランジ部の径方向外側に突出して形成され、かつ、前記各コイルボビンの合わせ面側に円周方向に所定間隔を空けて形成された、前記コイルボビン間の円周方向への位相差を規制する2つ以上の規制部と、
    前記電磁ヨークの前記コイルボビンを内嵌する側の軸方向端部に形成され、前記2つ以上の規制部をそれぞれ軸方向内側に収容する2つ以上の収容部と、を備え
    前記2つ以上の規制部の各々を前記各コイルボビンの合わせ面側において円周方向に凹部と凸部とを並設した段差とし、
    前記2つ以上の規制部によって、前記コイルボビン間の円周方向の両方向への位相差を規制するトルク検出装置。
  2. 回転軸に生じるトルクに応じて互いに逆方向にインピーダンスが変化する、対になる検出コイルを備え、前記検出コイルの出力電圧に基づいて前記トルクを検出するトルク検出装置であって、
    前記対になる検出コイルがそれぞれ巻き付けられる2つのリール状のコイルボビンと、
    前記2つのコイルボビンをそれぞれ内嵌して保持する円筒部を有する2つの電磁ヨークと、
    軸方向に互いに向かい合わせた前記2つの電磁ヨークに挟まれる位置で、当該2つの電磁ヨークの前記円筒部の内径に圧入される1つのヨークカバーと、
    前記コイルボビンのフランジ部の径方向外側に突出して形成され、かつ、前記各コイルボビンの合わせ面側に円周方向に所定間隔を空けて形成された、前記コイルボビン間の円周方向への位相差を規制するN個(N≧3)の規制部と、
    前記電磁ヨークの前記コイルボビンを内嵌する側の軸方向端部に形成され、前記N個の規制部をそれぞれ軸方向内側に収容するN個の収容部と、を備え、
    前記N個の規制部の各々を前記各コイルボビンの合わせ面側において円周方向に凹部と凸部とを並設した段差とし、
    前記N個の規制部のうち少なくともn個(1≦n<N)の規制部と、残り(N−n)個の規制部の段差形状を、前記n個の規制部と前記(N−n)個の規制部との規制方向が逆方向となる形状としたトルク検出装置。
  3. 回転軸に生じるトルクに応じて互いに逆方向にインピーダンスが変化する、対になる検出コイルを備え、前記検出コイルの出力電圧に基づいて前記トルクを検出するトルク検出装置であって、
    前記対になる検出コイルがそれぞれ巻き付けられる2つのリール状のコイルボビンと、
    前記2つのコイルボビンをそれぞれ内嵌して保持する円筒部を有する2つの電磁ヨークと、
    軸方向に互いに向かい合わせた前記2つの電磁ヨークに挟まれる位置で、当該2つの電磁ヨークの前記円筒部の内径に圧入される1つのヨークカバーと、
    前記コイルボビンの側面端部に形成され、前記検出コイルの先端部分及び終端部分が接続された端子が取り付けられた端子取付部と、
    前記コイルボビンのフランジ部の径方向外側に突出して形成され、かつ、前記各コイルボビンの合わせ面側に前記端子取付部と一体に形成された、前記コイルボビン間の円周方向の位相差を規制する1つの第1規制部と、
    前記コイルボビンのフランジ部の径方向外側に突出して形成され、かつ、前記各コイルボビンの合わせ面側に円周方向に所定間隔を空けて形成された、前記コイルボビン間の円周方向への位相差を規制する2つの第2規制部と、
    前記電磁ヨークの前記コイルボビンを内嵌する側の軸方向端部に形成され、前記1つの第1規制部及び前記2つの第2規制部をそれぞれ軸方向内側に収容する3つの収容部と、を備え、
    前記第1規制部及び前記第2規制部の各々を前記各コイルボビンの合わせ面側において円周方向に凹部と凸部とを並設した段差とし、
    前記第1規制部と前記第2規制部の段差形状を、前記第1規制部と前記第2規制部との規制方向が逆方向となる形状としたトルク検出装置。
  4. 操舵系に運転者の操舵負担を軽減する操舵補助力を付与する電動パワーステアリング装置であって、
    ステアリング機構に入力される操舵トルクを検出する前記請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトルク検出装置と、
    少なくとも前記トルク検出装置で検出した操舵トルクに基づいて、前記操舵補助力を付与すべく電動モータを駆動制御するモータ制御部と、を備え電動パワーステアリング装置。
  5. 前記請求項に記載の電動パワーステアリング装置を備え車両。
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