JP2007333678A - トルクセンサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】検出コイル23のコイル端子21aと回路基板24のスルーホールとを複数のバスバー26aが一体成型されたバスバー部材26を介して接続する。検出コイル23と回路基板24とを直接接続した場合、検出コイル23の軸に対して回路基板24は平行に配置されることになるが、バスバー部材26を介して接続することにより例えば検出コイル23の軸に対して回路基板24を垂直に配置することが可能となり、バスバー26を介して接続することにより、検出コイル23に対する回路基板24の取り付け角度を変更することができる。
【選択図】 図3
Description
そこで、この発明は、上記従来の未解決の問題に着目してなされたものであり、検出コイルのコイル端子の向きや、回路基板のスルーホールへの取り付け可能な角度等に関わらず、検出コイルに対して回路基板を任意の角度に配置することの可能なトルクセンサを提供することを目的としている。
また、請求項2に係るトルクセンサは、請求項1記載のトルクセンサにおいて、前記バスバーは、前記回転体の回転軸と平行な直線が前記回路基板と直交するように前記入出力端子と前記スルーホールとを接続可能な形状を有することを特徴としている。
また、請求項4に係るトルクセンサは、請求項1又は請求項2記載のトルクセンサにおいて、前記バスバーは、当該バスバーへの接続用のクリップを有し、当該クリップに前記検出コイルの入出力端子を挿入することで前記検出コイルと前記回路基板とを接続することを特徴としている。
さらに、請求項6に係るトルクセンサは、請求項1から請求項5の何れか1項に記載のトルクセンサにおいて、前記回転体は操舵装置を構成するステアリングシャフトであることを特徴としている。
また、請求項2に係るトルクセンサによれば、バスバーを介して接続することにより、回転体の回転軸と平行な直線と直交するように回路基板を配置することができる。
また、請求項3に係るトルクセンサによれば、バスバーと入出力端子とをハンダ付けにより接続しているから従来と同様の手順で入出力端子との接続を行うことができる。
また、請求項5に係るトルクセンサによれば、検出コイルの入出力端子と回路基板のスルーホールとを接続するための複数のバスバーを一体成型しているから、これら間の接続を容易に行うことができる。
さらに、請求項6に係るトルクセンサによれば、回転体は操舵装置を構成するステアリングシャフトであるから、バスバーを介して回路基板を取り付けることによって、トルクセンサの配置先のスペース等に応じて、ステアリングシャフトに対する回路基板の取り付け角度を容易に変更することができる。
この実施の形態は、図1に示すように、本発明に係るトルクセンサを、車両の電動パワーステアリング装置に適用したものである。
まず、構成を説明する。
基本的な構成は、公知の電動パワーステアリング装置と同様であって、ハウジング1内には、トーションバー4を介して接続されたスタブシャフト2及びピニオンシャフト3が、軸受け5a、5b、5cによって回転自在に支持され、これらスタブシャフト2、ピニオンシャフト3及びトーションバー4は同軸に配置されている。また、スタブシャフト2及びピニオンシャフト3は、鉄などの磁性材料から形成されている。
さらに、スタブシャフト2の端部に設けられた凸部2aとピニオンシャフト3の端部に設けられた凹部3aとが周方向に若干の隙間を保って嵌合しており、トーションバー4のねじれ角を規制するメカニカルストッパを形成している。このメカニカルストッパによりトーションバー4の耐久性を確保している。
図3に示すように、前記検出コイル23は、前記コイルボビン21に接続される2つのコイル端子21aを有し、このコイル端子21aは、図3(a)に示すように、スタブシャフト2の回転軸である検出コイル23の軸に対して垂直方向に伸びて形成されている。
そして、検出コイル23とバスバー部材26とは、コイル端子21aを、バスバー26aの接続孔26cに挿入しハンダ付けを行うことにより接続される。つまり、バスバー部材26は、スタブシャフト2の回転軸に対し平行に配置される。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、バスバー部材26に替えてバスバー部材27が設けられていること以外は同様であるので同一部には同一符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
図4(a)は、第2の実施の形態におけるバスバー部材27の概略構成を示したものである。この第2の実施の形態におけるバスバー27aはクリップ式のバスバーで構成されている。上記第1の実施の形態と同様に、バスバー27aの一端は成型材27bから突出し、他端は、成型材27b上に配置されているが、バスバー27aの成型材27b側の端部には図4(b)に示すクリップ27cが接続され、このクリップ27cは、成型材27bに貫通して形成された接続孔27dと対向する位置に配置されている。
したがって、この第2の実施の形態も上記第1の実施の形態と同等の作用効果を得ることができると共に、この第2の実施の形態では、クリップ式のバスバー27aを用いているから、コイル端子21aをクリップ27cに挿入するだけで接続することができる。したがって、その分ハンダ付けを行う必要がなく、作業時間の短縮を図ることができる。
また、上記各実施の形態においては、2つのコイルボビン21を用いた場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば一体成型したコイルボビンであっても適用することができる。
2 スタブシャフト
3 ピニオンシャフト
4 トーションバー
20 トルクセンサ
21 コイルボビン
21a コイル端子
22 コイルヨーク
23 検出コイル
24 回路基板
26、27 バスバー部材
26a、27a バスバー
27c クリップ
Claims (6)
- 入出力端子を有し、回転体の回転に応じて発生する磁気変化を電気的変化に変換する検出コイルと、
端子接続用のスルーホールを有し、当該スルーホールを介して前記検出コイルを励磁すると共に前記電気的変化に基づきトルク変化量を検出するトルク検出回路が搭載された回路基板と、を備えたトルクセンサにおいて、
前記検出コイルの入出力端子と前記回路基板のスルーホールとをバスバーを介して接続することを特徴とするトルクセンサ。 - 前記バスバーは、前記回転体の回転軸と平行な直線が前記回路基板と直交するように前記入出力端子と前記スルーホールとを接続可能な形状を有することを特徴とする請求項1記載のトルクセンサ。
- 前記バスバーは、当該バスバーへの接続用の接続孔を有し、
当該接続孔に前記検出コイルの入出力端子を挿入した後ハンダ付けすることで前記検出コイルと前記回路基板とを接続することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のトルクセンサ。 - 前記バスバーは、当該バスバーへの接続用のクリップを有し、
当該クリップに前記検出コイルの入出力端子を挿入することで前記検出コイルと前記回路基板とを接続することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のトルクセンサ。 - 前記検出コイルは複数の入出力端子を有し、
前記入出力端子と当該入出力端子に該当するスルーホールとを接続するための複数のバスバーは一体成型されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載のトルクセンサ。 - 前記回転体は操舵装置を構成するステアリングシャフトであることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載のトルクセンサ。
Priority Applications (1)
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JP2006168775A JP2007333678A (ja) | 2006-06-19 | 2006-06-19 | トルクセンサ |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2015133168A1 (ja) * | 2014-03-05 | 2017-04-06 | 日本精工株式会社 | 電動式パワーステアリング装置及びその組立方法 |
JPWO2015133167A1 (ja) * | 2014-03-05 | 2017-04-06 | 日本精工株式会社 | 電動式パワーステアリング装置及びその組立方法 |
Citations (2)
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JPH0275737A (ja) * | 1988-09-12 | 1990-03-15 | Japan Electron Control Syst Co Ltd | 内燃機関の空燃比制御装置 |
JPH049424A (ja) * | 1990-02-22 | 1992-01-14 | Kubota Corp | 鋼材熱処理炉用ハースロール |
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2006
- 2006-06-19 JP JP2006168775A patent/JP2007333678A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JPWO2015133168A1 (ja) * | 2014-03-05 | 2017-04-06 | 日本精工株式会社 | 電動式パワーステアリング装置及びその組立方法 |
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