JP5617904B2 - トルク検出装置、電動パワーステアリング装置及び車両 - Google Patents

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Description

本発明は、回転軸に発生するトルクを検出するトルク検出装置、そのトルク検出装置を備える電動パワーステアリング装置及び車両に関する。
従来の電動パワーステアリング装置としては、例えば特許文献1に記載の技術がある。この技術は、制御基板に穿設されたスルーホールにトルクセンサの外部接続端子を挿通させてからビス止めし、次いで外部接続端子とスルーホールとを半田付けすることで、制御基板とトルクセンサとを接続するようにしたものである。
特開2007−276742号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術にあっては、トルクセンサを組立てる際、制御基板との接続に半田付けを行う必要があり組立工数がかかる。
また、環境負荷低減を背景として、近年、鉛を含まない鉛フリーはんだが採用されており、当該はんだの特徴である、ぬれ性の低下が起因して、生産タクトが増加したり品質安定性が低下したりする点が懸念される。
そこで、本発明は、組立性の向上と品質向上とを実現することができるトルク検出装置、そのトルク検出装置を備える電動パワーステアリング装置及び車両を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明に係るトルク検出装置の一態様は、回転軸に生じるトルクに応じて互いに逆方向にインピーダンスが変化する少なくとも1対の検出コイルと、前記検出コイルの出力電圧を検出し、当該出力電圧に基づいて前記トルクを検出するトルク検出機能を有する回路基板と、を備えるトルク検出装置であって、電磁ヨークと、前記検出コイルがそれぞれ巻き付けられて前記電磁ヨークの内部に保持されるリール状のコイルボビンと、前記回路基板上に実装された基板側コネクタと、前記コイルボビンに形成され、前記検出コイルの先端部分及び終端部分が接続された端子を有し、前記基板側コネクタと電気的接続が可能なコイル側コネクタと、を備えることを特徴としている。
これにより、コイル側コネクタと基板側コネクタとを接続することにより、検出コイルと回路基板との電気的接続がなされる。このように、コネクタ接続を採用するので、従来のように検出コイルと回路基板とを接続するために半田付けを行う必要がない。そのため、組立工程を簡素化できると共に品質を向上することができる。
また、上記において、前記基板側コネクタは、前記検出コイルと同数の可動片を有するコネクタであってもよい。
このように、基板側コネクタを可動式コネクタとすることで、組立誤差に起因してコイル側端子の相対位置ずれが発生した場合であっても、コイル側コネクタを基板側コネクタに確実に接続することができる。
さらに、上記において、前記検出コイルは1対であり、前記基板側コネクタは、2つの前記可動片を有していてもよい。このように、検出コイルを1対(2つ)とするので、組立が容易となると共に、基板側コネクタの構造も簡素化できる。
また、上記において、前記コイル側コネクタは、前記コイルボビンの側面端部に形成された端子取付部と、前記端子取付部に、当該コイル側コネクタの前記基板側コネクタへの挿入方向に立設された前記端子と、前記端子取付部の少なくとも1つの側面に形成され、前記挿入方向に突出する平板状のガイド部と、を備えていてもよい。
これにより、コイル側コネクタを基板側コネクタに挿入する際の挿入性を向上することができる。また、ガイド部を、コイル側端子を囲む位置に設けることができるので、コイル側端子の保護にもなる。
さらにまた、上記において、対になる前記検出コイルをそれぞれ巻き付けた前記コイルボビンを互いに向かい合わせて組み付けるように構成されており、前記コイルボビンは、円周方向への位相差を規制する規制部を備えていてもよい。
これにより、対になるコイルボビンが円周方向に回転するのを防止し、位相のずれを規制することができる。そのため、コイル側端子の位置を常に所定の位置に保つことができる。したがって、コイル側コネクタを基板側コネクタに確実に接続することができる。
また、上記において、前記規制部は、前記各コイルボビンの合わせ面側において軸方向に凹部と凸部とで形成された段差であってもよい。このように、比較的簡易な構成で両コイルボビンの円周方向への位相差を規制することができる。
また、本発明に係る電動パワーステアリング装置の一態様は、操舵系に運転者の操舵負担を軽減する操舵補助力を付与する電動パワーステアリング装置であって、ステアリング機構に入力される操舵トルクを検出する上記の何れかのトルク検出装置と、少なくとも前記トルク検出装置で検出した操舵トルクに基づいて、前記操舵補助力を付与すべく前記電動モータを駆動制御するモータ制御部と、を備えることを特徴としている。
このように、検出コイルと回路基板とをコネクタ接続により確実に接続し、操舵トルクを適切に検出可能なトルク検出装置を用いるので、信頼性の高い電動パワーステアリング装置とすることができる。
さらに、本発明に係る車両の一態様は、上記の電動パワーステアリング装置を備えることを特徴としている。これにより、信頼性の高い操舵補助制御を行うことができる車両とすることができる。
本発明のトルク検出装置では、回路基板に実装された基板側コネクタにコイル側コネクタを挿入するだけで、コイルと回路基板との電気的接続が得られるため、組立工程の簡素化による生産効率の向上と品質向上とを実現することができる。そのため、適切なトルク検出が可能となる。
そして、上記トルク検出装置を備える電動パワーステアリング装置及び車両では、信頼性の高い操舵補助制御を行うことができる。
本発明に係るトルク検出装置を備える電動パワーステアリング装置の主要部を示す断面図である。 トルク検出部の構成を示す図である。 コイルボビンの構成を示す図である。 トルク検出部と回路基板との接続方法を示す図である。 回路基板側コネクタを示す図である。 トルク検出部と回路基板との接続状態を示す図である。 トルク検出部と回路基板との接続方法の別の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態は、本発明に係るトルク検出装置を車両の電動パワーステアリング装置に適用したものである。
図1は、本発明に係る電動パワーステアリング装置の主要部を示す断面図である。
図1において、符号5はハウジングであって、このハウジング5は、入力軸側ハウジング部5aと出力軸側ハウジング部5bとに2分割された構造を有する。入力軸側ハウジング部5aの内部には、入力軸1が軸受6aによって回転自在に支持されている。また、出力軸側ハウジング部5bの内部には出力軸2が軸受6b及び6cによって回転自在に支持されている。
そして、入力軸1及び出力軸2は、入力軸1の内部に配設されたトーションバー3を介して連結されている。
入力軸1、トーションバー3及び出力軸2は同軸に配置されており、入力軸1とトーションバー3とはピン結合し、また、トーションバー3と出力軸2とはスプライン結合している。図1において、入力軸1の突出端には、図示しないステアリングホイールが一体的に取り付けられている。また、出力軸2には入力軸1とは反対側にピニオン軸2aが一体的に形成されており、ピニオン軸2aはラック4と噛合してラックアンドピニオン式ステアリング機構を構成している。
また、出力軸2には、これと同軸で且つ一体に回転するウォームホイール7が固着されており、図示しない電動モータで駆動されるウォーム8と出力軸側ハウジング部5b内で噛合している。ウォームホイール7は金属製のハブ7aに合成樹脂製の歯部7bが一体的に固定されている。電動モータの回転力は、ウォーム8及びウォームホイール7を介して出力軸2に伝達され、電動モータの回転方向を適宜切り換えることにより、出力軸2に任意の方向の操舵補助トルクが付与される。
次に、入力軸1及び出力軸2間のトルクを検出するトルクセンサ(トルク検出装置)TSを構成するトルク検出部10の構成について説明する。
トルク検出部10は、入力軸1に形成されたセンサシャフト部11と、入力軸側ハウジング部5aの内側に配置された1対の検出コイル13a及び13bと、両者の間に配置された円筒部材12とを備える。
センサシャフト部11は磁性材料で構成されており、センサシャフト部11の表面には、図2に示すように、軸方向に延びた複数(図2の例では9個)の凸条11aが円周方向に沿って等間隔に形成されている。また、凸条11aの間には溝部11bが形成されている。
センサシャフト部11の外側には、センサシャフト部11に接近して導電性で且つ非磁性の材料、例えばアルミニウムで構成された円筒部材12がセンサシャフト部11と同軸に配置されており、図1に示すように、円筒部材12の延長部12eは出力軸2の端部2eの外側に固定されている。
円筒部材12には、前記したセンサシャフト部11の表面の凸条11aに対向する位置に、円周方向に等間隔に配置された複数個(図2では9個)の長方形の窓12aからなる第1の窓列と、当該第1の窓列から軸方向にずれた位置に、窓12aと同一形状で、円周方向の位相が異なる複数個(図2では9個)の長方形の窓12bからなる第2の窓列とが設けられている。
円筒部材12の外周は、同一規格の検出コイル13a及び13bが捲回されたコイルボビン18を保持するヨーク15a及び15bで包囲されている。即ち、検出コイル13a、13bは円筒部材12と同軸に配置され、検出コイル13aは窓12aからなる第1の窓列部分を包囲し、検出コイル13bは窓12bからなる第2の窓列部分を包囲する。
ヨーク15a及び15bは、図1に示すように、入力軸側ハウジング部5aの内部に固定され、検出コイル13a,13bの出力線はコネクタ(コイル側コネクタ)16を介して入力軸側ハウジング部5aの内部に配置された回路基板17のコネクタ(基板側コネクタ)19に接続されている。ここで、基板側コネクタ19をはじめとして、回路基板17の電気回路を担う電子部品は、リフロー半田付けによる表面実装、若しくはリード半田付け等によって実装されている。
図3は、コイルボビン18の構成を示す図である。コイルボビン18は、プラスチック等の不導体からなるリール状の部材であって、入力軸側ハウジング部5aに入力軸2や出力軸3と同軸に固定される。このコイルボビン18は、一対のフランジ部18a,18bを有し、フランジ部18a,18bの間の溝部18cには、コイル13a若しくはコイル13bが捲回されるようになっている。
本実施形態のトルク検出部10では、コイル13a,13bがそれぞれ捲回された同一形状の2つのコイルボビン18を、互いに向かい合わせて用いる。
フランジ部18bの側面端部には、基板側コネクタ19と接続可能なコイル側コネクタ16を構成する後述する端子取付部18eが形成されており、端子取付部18eをコイルボビン18の上端部に位置させた状態でのコイルボビン18の中心を通る垂線を対称軸として、線対称の位置には、規制部18dが形成されている。
規制部18dは、フランジ部18bの一部が径方向外側に突出したベース部と、該ベース部を円周方向に等分した一方の領域に、コイルボビン18の軸方向外側に向かって突出形成された凸部とで構成されている。つまり、2つのコイルボビン18を、フランジ部18bを対向させて同一軸上に配置した状態では、円周方向において両者の規制部18dが突き当てられ、回転角度方向の相対位置が決定される構造となっている。
なお、規制部18dは、1つのコイルボビン18に対して2つ以上であれば、その数は適宜選択可能である。
端子取付部18eは、フランジ部18bの側面上端部からさらに径方向外側に突出する略直方体状の部材であり、その上面には、基板側コネクタ19と接続するための2本の端子(コイル側端子)18fが圧入固定されている。これら2本のコイル側端子18fは平行に配設され、端子取付部18eの上面から径方向外側に突出するように固定されている。
さらに、端子取付部18eの一方の側方部には、端子取付部18eの上面からさらに径方向外側に突出する平板状のガイド部18gが形成されている。
上記において、2つのコイルボビン18の端子取付部18e、コイル側端子18f及びガイド部18gでコイル側コネクタ16を構成している。
また、回路基板17には、図4に示すように基板側コネクタ19が実装されている。基板側コネクタ19はメス端子を有するものであり、この基板側コネクタ19にコイル側コネクタ16が基板厚み方向に接続することにより、トルク検出部10と回路基板17との間の電気的接続が得られる。
図5は、基板側コネクタ19の構成を示す図である。
基板側コネクタ19は、端子19aと、端子19aの一部形状をU字にした端子可動部19bと、2つのハウジング19cとを備える。この基板側コネクタ19は、可動式コネクタであって、端子19a及びハウジング19cが端子可動部19bの弾性変形構造により個別に可動するようになっている。
トルク検出部10を組み立てる際には、先ず、コイル13a,13bをそれぞれコイルボビン18に巻き付ける。コイル13aをコイルボビン18に巻き付ける場合、コイル13aの先端部分を一方のコイル側端子18fに絡げて半田またはティグ溶接で固定し、コイル13aを溝部18cに巻き付けた後、その終端部分を他方のコイル側端子18fに絡げて半田またはティグ溶接で固定する。コイル13bについても同様である。
次に、コイル13a,13bを巻き付けた2つのコイルボビン18を、それぞれヨーク15a,15bの内側に嵌着する。そして、これら2つのコイルボビン18を、フランジ部18bを互いに向かい合わせるように配置して、ヨーク15a,15bを入力軸側ハウジング5aの内側に装着する。
このとき、一方のコイルボビン18における規制部18dと他方のコイルボビン18における規制部18dとが嵌合し、2つのコイルボビン18は互いの規制部18の段差部分により円周方向へ回転することが防止されると共に、位相のずれが規制される。
そして、2つのコイルボビン18が対向して合わさることでコイル側コネクタ16が形成され、このコイル側コネクタ16を、図6に示すように回路基板17の基板側コネクタ19に接続する。
回路基板17にはトルクセンサTSを構成する図示しないトルク演算回路が搭載されており、このトルク演算回路は、2つのコイル13a,13bの出力電圧を検出し、当該出力電圧の差分に基づいて、ステアリングホイールに付与されて入力軸1に伝達された操舵トルクを検出する。このように、トルクセンサTSは、入力軸1と出力軸2との相対的な変位(回転変位)を、コイル対のインピーダンスの変化に対応させて検出する。
トルクセンサTSで検出した操舵トルクは、図示しないコントローラに入力される。コントローラは、操舵トルクの他に車速を入力し、これらに応じた操舵補助力を操舵系に付与する操舵補助制御を行う。具体的には、上記操舵補助力を電動モータで発生するための操舵補助トルク指令値を公知の手順で算出し、算出した操舵補助トルク指令値とモータ電流検出値とにより、電動モータに供給する駆動電流をフィードバック制御する。このようにして、操舵補助制御が実施される。
なお、上記において、入力軸2、出力軸3及びトーションバー4が回転軸に対応し、コイル13a及び13bが検出コイルに対応し、ヨーク15a,15bが電磁ヨークに対応している。
ところで、従来、インダクタンス式トルクセンサは、電動パワーステアリング装置におけるギアボックス内に収められ、コイル側端子を、信号処理を行うためのセンサ基板のスルーホールに挿入、半田付けされることで、コイルとセンサ基板との電気的接続が行われている。ところが、近年、環境負荷低減を背景として、鉛を含まない鉛フリーはんだが採用されていることから、上記のように半田付けによる電気的接続を行うものでは品質安定の低下といった課題がある。
これに対して、本実施形態では、コイルとセンサ基板との電気的接続にコネクタを用いる。したがって、半田付けによる電気的接続と比較して、品質安定性の向上を図ることができる。また、コイルとセンサ基板とを容易に接続することができるので、組立性を向上させることができる。
また、コイルボビン18に2つ以上の規制部18dを設け、当該規制部18dにより2つのコイルボビン18の回転方向の位置決めをするため、コイル側端子18fの位置精度を向上させることができる。さらに、コイル側端子18f付近には、ガイド部18gを設けているため、基板側コネクタ19に対する挿入性を向上させることができる。このように、基板側コネクタ19との接続を容易に行うことができる。
さらに、同一形状の2つのコイルボビン18を用いてトルク検出部10を構成するので、成型時の型の点数を削減できる。また、部品(コイルボビン18)の共通化が図れるので、製造コストを低減することができる。
また、基板側コネクタ19を、接点可動部を有する可動式コネクタとするので、2つのコイル13a,13bをより容易且つ適切に接続することができる。
トルクセンサTSを構成するコイルは概ね2つ以上(本実施形態では2つ)で構成されており、各コイルのコイル側端子18fは、組立誤差に起因して相対位置ずれが発生する可能性が高い。このように、コイル側端子18fの相対位置ずれが発生すると、基板側コネクタ19に接続できず、適切に電気的接続が得られないおそれがある。
これに対して、本実施形態では、基板側コネクタ19を、端子19a及びハウジング19cが個別に可動する構成とするので、各々のコイル側端子18fを容易に挿入できることができる。したがって、コイル側端子18fの相対位置ずれを吸収しつつ基板側コネクタ19と嵌合することができ、コイルとセンサ基板との間の電気的接続を確実に得ることができる。
このように、センサ組立時は、コネクタ(基板側コネクタ19)が実装された基板(回路基板17)をコイル(トルク検出部10)に対して挿入するだけでよく、組立工程の簡素化及び生産効率の向上が期待できる。また、基板(回路基板17)とコイル(トルク検出部10)との電気的接続を確実に確保することができるトルク検出装置(トルクセンサTS)とすることができる。
したがって、本トルク検出装置を搭載した電動パワーステアリング装置では、適切に操舵トルクを検出し、操舵系に運転者の操舵負担を軽減する操舵補助力を付与する操舵補助制御を実施することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、トルク検出部10のコイルとして1対のコイル13a、13bを用いているが、2対以上のコイルを用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、回路基板17をトルク検出部10に水平に取り付ける場合について説明したが、図7に示すように、回路基板17をトルク検出部10に垂直に取り付けることも可能である。このように、製品制約サイズの中でコネクタの形状も含めてレイアウトの選択ができる。
1…入力軸、2…出力軸、3…トーションバー、5…ハウジング、5a…入力軸側ハウジング部、5b…出力軸側ハウジング部、7…ウォームホイール、8…ウォーム、TS…トルクセンサ、10…トルク検出部、11…センサシャフト、12…円筒部材、13a,13b…検出コイル、15a,15b…ヨーク、16…コイル側コネクタ、17…回路基板、18…コイルボビン、18a,18b…フランジ部、18c…溝部、18d…規制部、18e…端子取付部、18f…コイル側端子、18g…ガイド部、19…基板側コネクタ、19a…端子、19b…端子可動部、19c…ハウジング

Claims (9)

  1. 回転軸に生じるトルクに応じて互いに逆方向にインピーダンスが変化する少なくとも1対の検出コイルと、前記検出コイルの出力電圧を検出し、当該出力電圧に基づいて前記トルクを検出するトルク検出機能を有する回路基板と、を備えるトルク検出装置であって、
    電磁ヨークと、前記検出コイルがそれぞれ巻き付けられて前記電磁ヨークの内部に保持されるリール状のコイルボビンと、
    前記回路基板上に実装された基板側コネクタと、
    前記コイルボビンに形成され、前記検出コイルの先端部分及び終端部分が接続された端子を有し、前記基板側コネクタと直接的に接続されて電気的接続が可能なコイル側コネクタと、を備えることを特徴とするトルク検出装置。
  2. 前記基板側コネクタと前記コイル側コネクタとは、前記基板側コネクタの雌部と前記コイル側コネクタの雄部とを嵌合して直接的に接続されることを特徴とする請求項1に記載のトルク検出装置。
  3. 前記基板側コネクタは、前記検出コイルと同数の可動片を有するコネクタであることを特徴とする請求項1又は2に記載のトルク検出装置。
  4. 前記検出コイルは1対であり、前記基板側コネクタは、2つの前記可動片を有することを特徴とする請求項に記載のトルク検出装置。
  5. 前記コイル側コネクタは、前記コイルボビンの側面端部に形成された端子取付部と、前記端子取付部に、当該コイル側コネクタの前記基板側コネクタへの挿入方向に立設された前記端子と、前記端子取付部の少なくとも1つの側面に形成され、前記挿入方向に突出する平板状のガイド部と、を備えることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のトルク検出装置。
  6. 対になる前記検出コイルをそれぞれ巻き付けた前記コイルボビンを互いに向かい合わせて組み付けるように構成されており、
    前記コイルボビン間の円周方向への位相差を規制する規制部を備えることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のトルク検出装置。
  7. 前記規制部は、前記各コイルボビンの合わせ面側において円周方向に凹部と凸部とを並設した段差であることを特徴とする請求項に記載のトルク検出装置。
  8. 操舵系に運転者の操舵負担を軽減する操舵補助力を付与する電動パワーステアリング装置であって、
    ステアリング機構に入力される操舵トルクを検出する前記請求項1〜の何れか1項に記載のトルク検出装置と、
    少なくとも前記トルク検出装置で検出した操舵トルクに基づいて、前記操舵補助力を付与すべく動モータを駆動制御するモータ制御部と、を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  9. 前記請求項に記載の電動パワーステアリング装置を備えることを特徴とする車両。
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