JP4988363B2 - トルクセンサ - Google Patents

トルクセンサ Download PDF

Info

Publication number
JP4988363B2
JP4988363B2 JP2007013278A JP2007013278A JP4988363B2 JP 4988363 B2 JP4988363 B2 JP 4988363B2 JP 2007013278 A JP2007013278 A JP 2007013278A JP 2007013278 A JP2007013278 A JP 2007013278A JP 4988363 B2 JP4988363 B2 JP 4988363B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
relay pin
torque sensor
control circuit
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007013278A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008180562A (ja
Inventor
晋一 磯部
高太郎 椎野
敏郎 與田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2007013278A priority Critical patent/JP4988363B2/ja
Publication of JP2008180562A publication Critical patent/JP2008180562A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4988363B2 publication Critical patent/JP4988363B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

本発明は、運転者の操舵力を検出するトルクセンサに関する。
従来、電動パワーステアリング装置のトルクセンサにおいては、コイル巻線がボビンに巻回され、このコイル巻線の巻き始めおよび巻き終わりがコイル端子に接続されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−11833号公報
しかしながら上記従来技術にあっては、コイル端子はコイル本体側から径方向外側に向かって設けられ、制御基板に直接接続されている。そのため、ハウジングが熱膨張してコイルと制御基板との距離が拡大した場合、コイル端子の制御基板との接続部に応力集中が発生するおそれがあった。
本発明は上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、制御基板との接続部に発生する応力集中を緩和したトルクセンサを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、一端側端部においてコイル端子と半田付けにより電気的に接続されると共に、他端側端部において制御回路と電気的に接続され、前記コイル端子と前記制御回路とを電気的に接続する接続部材を有し、前記制御回路は、コイル組立体の径方向外側に設けられ、前記コイル端子は、コイル組立体の径方向外側に向かって延びるように設けられ、前記接続部材は、弾性材料によって形成されており、前記コイル端子と前記制御回路との径方向変位を吸収し、コイル組立体の径方向で見たとき、前記一端側端部と前記他端側端部との間の中間部が前記一端側端部および前記他端側端部よりも径方向内側に位置するように屈曲形成され、前記一端側端部が半田槽に浸されることにより前記コイル端子と半田付けされることとした。
よって、制御基板との接続部に発生する応力集中を緩和したトルクセンサを提供できる。
以下、本発明のトルクセンサを実現する最良の形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。
[パワーステアリング装置の全体構成]
図1はパワーステアリング装置におけるトルクセンサTS近傍のy軸方向断面図である。なお、入力軸2、出力軸3の軸方向をy軸と定義し、入力軸2側を正方向とする。また、ラック軸9から出力軸3側をx軸正方向と定義する。
パワーステアリング装置1は、図外のステアリングホイールに接続された入力軸2、ラック&ピニオン機構に接続された出力軸3、入力軸2と出力軸3の接続部に設けられたトルクセンサTS、およびハウジング4を有する。トルクセンサTSは、コイル組立体10、インナリング10a、アウタリング10b、および制御基板20(制御回路)を備え、ハウジング4はセンサハウジング41、ラックハウジング42から構成される。
入力軸2およびトルクセンサTSはハウジング4のセンサハウジング41内に収装される。入力軸2は磁性材料(本願実施例では鋼材)から構成され、コイル組立体10により磁界を形成する。
また、入力軸2の軸心にはトーションバー5を収装する貫通孔2aが設けられ、y軸方向中央部にはインナリング10aを保持する肉厚部2bが設けられる。センサハウジング41のy軸正方向端部には、y軸正方向側から順に防塵用のダストシール60、および第1ベアリング61が設けられている。
出力軸3とトーションバー5は嵌合により連結し、入力軸2と出力軸3はトーションバー5を介して接続される。また、出力軸3のy軸正方向側端部にはアウタリング保持部3aが設けられている。
出力軸3は第2、第3ベアリング62,63によりラックハウジング42によって回転可能に支持される。さらに出力軸3はピニオン軸としてラック軸9と噛み合い、ラックアンドピニオンを構成する。
インナリング10aおよびアウタリング10bは導電性かつ非磁性材料から形成された円筒部材である。インナリング10aは入力軸2の肉厚部2bにカシメ固定されて入力軸2と一体に回転し、アウタリング10bはインナリング10aの外径側に設けられて出力軸3とともに一体回転する。
コイル組立体10は円筒形状であって入力軸2が挿入され、内部に2つのコイル巻線11を有する。このコイル組立体10はセンサハウジング41のコイル収容部41a内に収容され、y軸正方向側に設けられた弾性部材7によってy軸負方向側に付勢される。また、y軸負方向側から圧入された円筒状の保持部材8により固定され、ガタを防止しつつy軸方向の位置決めがなされ、接続部材100を介して制御基板20と接続する。
センサハウジング41であってコイル収容部41aのx軸正方向側には、制御基板20を収容してx軸正方向側に開口する窓部41bが設けられている。センサハウジング41にコイル組立体10を組み付けた後、この窓部41bの開口部から制御基板20をx軸負方向に挿入して組み付ける。
運転者が操舵操作を行うと、入出力軸間に固定されているトーションバー5の捩れに伴い、インナリング10aとアウタリング10bとの相対位置変化によって透過磁界が変化する。このとき、コイル組立体10に発生したインピーダンス変化から制御基板20によって操舵トルクが演算される。演算結果に基づいて操舵補助トルクを発生する駆動電流が図外の電動モータに供給される。
[コイル組立体の詳細]
図2、図3、図4はコイル組立体10の斜視図である。図3および図4は接続部材100を装着した際の図を示す。また、図5は図4のA−A平面断面図である。
コイル組立体10はy軸方向を軸とする円筒形状であり、ヨーク12の内周側にはボビン13が設けられて2つのコイル巻線11が巻回され、x軸正方向側においてヨーク12の外周に突出する。なお、x、y軸の直方向にz軸をとり、図2,3中右側を正方向とする。
x軸正方向側においてボビン13からはコイル端子14が突出し、このコイル端子14に接続部材100が接続される。このコイル端子14にはコイル巻線11の端部が巻回されたからげ部15が設けられ、組み付け時にあっても接続部材100はこのからげ部15には接触しないよう設けられている。このため中継ピン110をコイル端子14に接続する際、からげ部15の半田付け部110cを損傷するおそれがない(図9参照)。
接続部材100は導電性の中継ピン110および中空方形の台座120を有し、中継ピン110は台座120に設けられて支持される。中継ピン110とヨーク12等とのショートを防止するため、台座120は非導電性材料(樹脂またはゴム等)で形成される。また台座120をヨーク12の外周側に設けることにより、装置の小型化を図っている。
この中継ピン110は扁平形状の金属部材であり、板ばねと同様に弾性変形可能に設けられている。一端側にはコイル端子14と嵌合するコイル接続部110bが設けられ、他端側には制御基板20と接続する基板接続部110aが設けられている。コイル接続部110bはコイル端子14に半田付けされて半田付け部110dを形成し、同様に基板接続部110aは制御基板20に半田付けされて半田付け部110cを形成する(図9,10参照)。
また、コイル端子14は複数本(本願実施例では2つのコイル巻線11の両端部である4本)設けられ、それぞれのコイル端子14を周方向にずれた位置に設けることで、接続部材100の中継ピン110を互いに干渉させることなく配置する。また、中継ピン110同士の間には、絶縁部122が設けられ、中継ピン110同士のショートを防止する。この絶縁部122は台座120の一部であって、台座120の形成時に同時に形成される。
また、それぞれの中継ピン110の他端部110aと制御基板20の接続部21とはx軸方向同一直線上に設けられる(図16参照)。これにより中継ピン110と制御基板20との接続作業が容易となる。また、ボビン13はコイル端子14を支持する基部13aを有し、台座120は基部13aに固定される。これにより台座120を確実に固定する。
さらに、基部13aと台座120は、それぞれ互いに係合する係合部13b、120bを有する。これにより台座の脱落を防止する。
[接続部材の詳細]
図6、図7は接続部材100の斜視図、図8は中継ピン110単体の斜視図である。上述のように接続部材100は弾性変形可能な導電性の中継ピン110および非導電性の台座120を有し、中継ピン110は台座120に設けられる。コイル接続部110bはコイル端子14を嵌め込まれるメス型嵌合部であって、基板接続部110aは制御基板20に嵌合するオス型の嵌合部である。
中継ピン110は、y軸方向に長く、y−z平面に対し平行な板状金属部材(扁平な金属部材)を複数箇所折り曲げて形成される。基板接続部110aはx軸正方向側に延在するx軸方向延在部111の先端に設けられ、コイル接続部110bはy軸負方向側に延在するy軸方向延在部112の先端に設けられる。
また、中継ピン110は基板接続部110aのx軸負方向側においてU字状に折り曲げられ、弾性部113を形成する。この弾性部113もy−z平面に対し平行(x−y平面に対し垂直)となり、弾性部113はx−y平面内で弾性変形する。
弾性部113のx軸負方向側には、z軸正方向側に突出して台座120に係合固定される鈎状の固定部114が設けられている。また、この固定部114は弾性部114aを有し、この弾性部114aが撓んだ状態で絶縁部122と係合する。さらに、固定部114同士は互い違いに配置される。
固定部114が台座120に対し固定されることにより、弾性部113の変形に伴って中継ピン110のx軸方向延在部111は台座120に対しx軸方向に変位可能となる。また、弾性力により、より確実に中継ピン110を固定するとともに、互い違いに配置することにより、装置の小型化を図るものである。
また、固定部114とコイル接続部110bの間には、x軸正方向側に向かって階段状に屈曲する屈曲部115が設けられている。この屈曲部115はx軸正方向側に延在するx軸正方向部115aを有し、このx軸正方向部115aがx−y平面内でy軸負方向側に撓むことで、コイル接続部110bは固定部114に対しy軸方向に変位可能となる。
これにより、固定部114によって中継ピン110を台座120に対し固定した際、中継ピン110の基板接続部110aは台座120に対しx軸方向に変位し、コイル接続部110bはy軸方向に変位可能となる。よって、各接続部110a,110bが台座120に対しx−y平面内で相対移動した場合であっても、中継ピン110の弾性変形によって相対移動量を吸収可能となっている。
[中継ピンによる熱膨張の吸収]
(ハウジング熱膨張の吸収:x軸方向延在部の変形)
図9は接続部材100付近のy軸方向断面図であり、ハウジング4のx軸方向熱膨張に対する中継ピンx軸方向延在部111の変形を示す。変位前を破線、変位後を実線で示す。
アルミ合金であるハウジング4は他の部材(中継ピン110(銅)、台座120(樹脂)、ヨーク12(ステンレス合金))よりも熱膨張率が大きいため、発熱時におけるハウジング4の変位量は、他の部材(中継ピン110、台座120、ヨーク12)の変位量の合計よりも大きい。
そのため、他の部材(中継ピン110、台座120、ヨーク12)の変位量に対するハウジング4のx軸方向相対変位量がΔx1である場合、ハウジング4は中継ピン固定部114に対しΔx1分x軸正方向側に移動する。これに伴って、ハウジング4に支持されている制御基板20(図1参照)もx軸正方向側にΔx1移動する。
ここで、中継ピン110が弾性変形しない場合は制御基板20と中継ピン110との接続部分(半田付け部110c)に負担がかかることになるが、本願では中継ピン110の弾性部113が弾性変形可能に設けられているため、中継ピン110自身がx軸正方向に相対変形量Δx1分弾性変形することでハウジング4の熱膨張は吸収される。これにより、制御基板20と中継ピン110との接続部分にかかる負担を軽減し、応力集中を緩和する。
(コイル端子および中継ピン自身の熱膨張の吸収:y軸方向延在部の変形)
図10は接続部材100付近のx軸方向断面図であり、コイル端子14および中継ピン110自身のx軸方向熱膨張に対する中継ピンy軸方向延在部112の変形を示す。図9と同様、変位前を破線、変位後を実線で示す。また、コイル端子14および中継ピン110自身のx軸方向相対変位量をΔx2とする。
コイル端子14および中継ピン110は銅合金であるため熱膨張率は等しい。一方、樹脂製の台座120およびステンレス合金のボビン13は、コイル端子14および中継ピン110よりも熱膨張率が小さい。また、半田付け部110dと固定部114とは離間して設けられている。
そのため、屈曲部115のx軸正方向部115aがx−y平面内でy軸負方向側に撓むことで、コイル接続部110bは固定部114に対しy軸方向に変位する。
したがって発熱時におけるx軸方向変形量は、コイル端子14および中継ピン110が大きく、台座120およびボビン13は小さい。この変形量の違いによって、コイル端子14と中継ピン110との半田付け部110dは中継ピン固定部114に対し相対移動量Δx2分移動する。
図9と同様に中継ピン110のy軸方向延在部112が弾性変形しなければ半田付け部110dに負担がかかるが、本願では半田付け部110dと固定部114とは離間して設けられているため、ヨーク12の熱膨張による固定部114と半田付け部110dとの変位を、両部の離間分を撓ませることにより吸収する。
すなわち、屈曲部115のx軸正方向部115aがx−y平面内でy軸負方向側に撓むことで、コイル接続部110bは固定部114に対しy軸方向に変位して相対移動量Δx2が吸収され、半田付け部110dにかかる負担が軽減される。
また、中継ピン110の固定部114が台座120の支持部121に当接した状態で半田付け部110dとからげ部15は離間するように設けられている。このため、中継ピン110の他端側110aを制御基板20に接続する際の荷重は支持部121で受けられ半田付け部110dにかかることがなく、中継ピン110の一端側がからげ部15に接触しない。
[コイル組立体の組み付け]
図11〜図13は、コイル組立体10の組み付け工程を示す図である。また、図14は組み付け後のセンサハウジング41のy軸負方向側正面図である。本願では、センサハウジング41のy軸負方向側開口部41cをx軸負方向側に切り欠いた切欠部41dを有する。
(第1工程:図11)
第1工程では、コイル端子14をx軸正方向側に向けたまま、コイル組立体10をy軸負方向側からセンサハウジング41のy軸負方向側開口部41cに挿入する。その際、コイル端子14と開口部41cとが干渉しないよう、切欠部41dのx軸負方向側への切欠き分だけコイル組立体10のヨーク12をx軸負方向側にずらして挿入する。
なお、コイル組立体10を切欠部41dのy軸正方向最深部41fまで完全に挿入した際、コイル端子14は開口部41cを通過して窓部41bのy軸負方向端部41eよりもy軸正方向側に位置する。このため、コイル組立体10をそのままx軸正方向側に移動させればコイル端子14とセンサハウジング41のy軸負方向側開口部41cとが干渉しない。
(第2工程:図12)
第2工程ではコイル組立体10をx軸正方向にずらす。第1工程でコイル組立体10を切欠部最深部41fまで挿入しているため、コイル端子14はy軸負方向側開口部41cに干渉することなく窓部41bに進入する。
(第3工程:図13)
第3工程ではコイル組立体10をセンサハウジング41のコイル収容部41aに挿入し、コイル組立体10は弾性部材7によってy軸正方向側を係止する。この状態で制御基板20を窓部41bに挿入し、コイル端子14と接続する。
これにより、コイル組立体をハウジングに挿入する際にヨーク12の一部を切欠部41dに逃がし、コイル端子14とセンサハウジング41との干渉を回避する。
[半田付け工程]
(コイル端子と中継ピン)
図15はコイル端子14と中継ピン110の半田付け工程を示す図である。図15においては、x軸正方向は鉛直下方を示す。本願の中継ピン110では、まずコイル端子14との半田付けを行った後、制御基板20との半田付けを行う。
コイル端子14と中継ピン110との半田付け時には、中継ピン110のコイル接続部110bをコイル端子14に嵌合させた後、コイル端子14とコイル接続部110bをともに半田槽200に浸す。
中継ピン110のコイル接続部110bは弾性部113および基板接続部110aとはy軸方向に離間して設けられているため、半田槽200に浸す際に弾性部113および基板接続部110a等に干渉することなくコイル接続部110bの半田付けが可能となっている。また、からげ部15は必ずしもコイル端子14に半田付けする必要はない。
(制御基板と中継ピン)
図16は制御基板20と中継ピン110との半田付け工程を示す図である。制御基板20の半田付けは、中継ピン110とコイル端子14との半田付け後に行われる。半田付けはx軸正方向側から行われる。制御基板20の半田付け後はコイル端子14は制御基板20のx軸負方向側に隠れた状態となるため、あらかじめ中継ピン110とコイル端子14を半田付けしておく。これにより制御基板20とコイル組立体10の間でコイル端子14と中継ピン110の半田付けをする必要がない。
[本願実施例の効果]
(1)トーションバー5を介して互いに接続された入力軸2および出力軸3と、入力軸2または出力軸3の外周側に設けられたボビン13と、このボビン13に巻回されるコイル巻線11と、このコイル巻線11の巻き始めと巻き終わりに設けられたコイル端子14と、このコイル巻線11を包囲するように設けられたヨーク12から構成され、入力軸2と出力軸3の相対回転量をインピーダンス変化として検出するコイル組立体10と、コイル組立体10の外周側に設けられ、コイルのインピーダンス変化を検出する電子部品が搭載された制御基板20(制御回路)と、コイル端子14と制御基板20とを電気的に接続し、かつこれらコイル端子14と制御基板20との径方向変位を吸収する接続部材100とを有することとした。
これにより、中継ピン110自身がx軸正方向に相対変形量Δx1分弾性変形することでハウジング4の熱膨張は吸収される。よって、制御基板20と中継ピン110との接続部分にかかる応力集中を軽減することができる。
(他の実施例)
以上、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
更に、上記各実施例から把握しうる請求項以外の技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)請求項に記載のトルクセンサにおいて、
前記接続部材は、導電性材料で形成された中継ピンを有し、この中継ピンは、非導電性材料で形成された台座に設けられること
を特徴とするトルクセンサ。
中継ピンとヨーク等のショートを防止することができる。
(ロ)上記(イ)に記載のトルクセンサにおいて、
前記中継ピンは、弾性部材であること
を特徴とするトルクセンサ。
(ハ) 上記(ロ)に記載のトルクセンサにおいて、
中継ピンは弾性部を有し、弾性部は扁平形状の部材で形成されること
を特徴とするトルクセンサ。
扁平形状によりばね効果を発揮させることができる。
(ニ)上記(イ)に記載のトルクセンサにおいて、
前記コイル端子は前記コイル巻線が巻回されたからげ部を有し、
前記中継ピンの一端側は、前記からげ部から離間した位置に半田付けされた半田付け部を有すること
を特徴とするトルクセンサ。
中継ピンをコイル端子に接続する際、からげ部の半田付け部を損傷するおそれがない。
(ホ)上記(ニ)に記載のトルクセンサにおいて、
前記制御回路は制御基板であって、
前記中継ピンは、他端側が前記制御基板に接続され、中間部において前記台座に設けられた支持部に固定される固定部を有し、この固定部が前記支持部に固定した状態で前記半田付け部と前記からげ部は離間するように設けられていること
を特徴とするトルクセンサ。
中継ピンの他端側を制御基板に接続する際の荷重は支持部で受けられ半田付け部にかかることがないため、中継ピンの一端側がからげ部に接触することがない。
(ヘ)上記(ホ)に記載のトルクセンサにおいて、
前記半田付け部と前記固定部とは離間して設けられること
を特徴とするトルクセンサ。
ヨークの熱膨張による固定部と半田付け部との変位を、両部の離間分を撓ませることにより吸収することができる。
(ト)上記(イ)に記載のトルクセンサにおいて、
前記中継ピンは複数本設けられ、それぞれの中継ピンの前記他端部と前記制御基板との接続部は同一直線上に設けられること
を特徴とするトルクセンサ。
中継ピンと制御基板との接続作業が容易となる。
(チ)上記(イ)に記載のトルクセンサにおいて、
前記台座は前記ヨークの外周側に設けられていること
を特徴とするトルクセンサ。
装置の小型化を図ることができる。
(リ)上記(チ)に記載のトルクセンサにおいて、
前記中継ピンは複数本設けられ、この中継ピンの前記制御基板との基板接続部は軸方向と平行な同一面上に設けられ、
前記コイル組立体は、このコイル組立体を収容するセンサハウジングに軸方向から挿入され、
前記コイル端子は、前記センサハウジングの径方向外側に形成された窓部から突出するように設けられ、
前記センサハウジングは、内周側で窓部の周方向反対側に切欠部を有すること
を特徴とするトルクセンサ。
コイル組立体をセンサハウジングに挿入する際、ヨークの一部が切欠部に逃げることにより、コイル端子がセンサハウジングに干渉することがない。
(ヌ)上記(イ)に記載のトルクセンサにおいて、
前記ボビンは前記コイル端子を支持する基部を有し、
前記台座は前記基部に固定されること
を特徴とするトルクセンサ。
台座を確実に固定することができる。
(ル)上記(ヌ)に記載のトルクセンサにおいて、
前記基部と前記台座は、それぞれ互いに係合する係合部を有すること
を特徴とするトルクセンサ。
台座の脱落を防止することができる。
(ヲ)上記(イ)に記載のトルクセンサにおいて、
前記コイル端子は複数本設けられ、それぞれのコイル端子は周方向にずれた位置に設けられること
を特徴とするトルクセンサ。
中継ピンを互いに干渉させることなく配置することができる。
(ワ)上記(イ)に記載のトルクセンサにおいて、
前記中継ピンは複数本設けられ、
前記中継ピン同士の間に絶縁部を有すること
を特徴とするトルクセンサ。
中継ピン同士のショートを防止することができる。
(カ)上記(ワ)に記載のトルクセンサにおいて、
前記絶縁部は、前記台座と一体に設けられること
を特徴とするトルクセンサ。
絶縁部を別途設ける必要がない。
(ヨ)上記(カ)に記載のトルクセンサにおいて、
前記中継ピンは前記絶縁部との固定部を有すること
を特徴とするトルクセンサ。
中継ピンの脱落やガタつきを防止することができる。
(タ)上記(ヨ)に記載のトルクセンサにおいて、
前記中継ピンの前記固定部は弾性部を有し、この弾性部が撓んだ状態で前記絶縁部と係合すること
を特徴とするトルクセンサ。
弾性力により、より確実に中継ピンを固定することができる。
(レ)上記(ヨ)に記載のトルクセンサにおいて、
前記中継ピンの前記固定部は、この固定部同士が互い違いに配置されること
を特徴とするトルクセンサ。
装置の小型化を図ることができる。
トルクセンサTS近傍のy軸方向断面図である。 コイル組立体10の斜視図である(接続部材100装着前)。 コイル組立体10の斜視図である(接続部材100装着後)。 コイル組立体10の斜視図である(接続部材100装着後)。 図4のA−A平面断面図である。 接続部材100の斜視図である。 接続部材100の斜視図である。 中継ピン110単体の斜視図である。 ハウジング4のx軸方向熱膨張に対する中継ピンx軸方向延在部111の変形を示す図である。 コイル端子14および中継ピン110自身のx軸方向熱膨張に対する中継ピンy軸方向延在部112の変形を示す図である。 コイル組立体10の組み付け第1工程を示す図である。 コイル組立体10の組み付け第2工程を示す図である。 コイル組立体10の組み付け第3工程を示す図である。 組み付け後のセンサハウジング41のy軸負方向側正面図である。 コイル端子14と中継ピン110の半田付け工程を示す図である。 制御基板20と中継ピン110との半田付け工程を示す図である。
符号の説明
1 パワーステアリング装置
2 入力軸
2a 貫通孔
2b 肉厚部
3 出力軸
3a アウタリング保持部
4 ハウジング
5 トーションバー
7 弾性部材
8 保持部材
9 ラック軸
10 コイル組立体
10a インナリング
10b アウタリング
11 コイル巻線
12 ヨーク
13 ボビン
13a 基部
13b 係合部
14 コイル端子
15 からげ部
20 制御基板
21 接続部
41 センサハウジング
41a コイル収容部
41b 窓部
41c センサハウジングy軸負方向側開口部
41d 切欠部
41e 窓部y軸負方向端部
41f y軸正方向最深部
42 ラックハウジング
60 ダストシール
61〜63 ベアリング
100 接続部材
110 中継ピン
110a 基板接続部
110b コイル接続部
110c 半田付け部
110d 半田付け部
111 x軸方向延在部
112 y軸方向延在部
113 弾性部
114 固定部
114a 弾性部
115 屈曲部
115a x軸正方向部
120 台座
120b 係合部
121 支持部
122 絶縁部
200 半田槽
TS トルクセンサ

Claims (1)

  1. トーションバーを介して互いに接続された入力軸および出力軸と、
    前記入力軸または前記出力軸の外周側に設けられたボビンと、前記ボビンに巻回されるコイル巻線と、前記コイル巻線の巻き始めと巻き終わりに設けられたコイル端子と、前記コイル巻線を包囲するように設けられたヨークから構成され、前記入力軸と前記出力軸の相対回転量をインピーダンス変化として検出するコイル組立体と
    前記コイルのインピーダンス変化を検出する電子部品が搭載された制御回路と、
    一端側端部において前記コイル端子と半田付けにより電気的に接続されると共に、他端側端部において前記制御回路と電気的に接続され、前記コイル端子と前記制御回路とを電気的に接続する接続部材とを有し、
    前記制御回路は、前記コイル組立体の径方向外側に設けられ、
    前記コイル端子は、前記コイル組立体の径方向外側に向かって延びるように設けられ、
    前記接続部材は、
    弾性材料によって形成されており、前記コイル端子と前記制御回路との径方向変位を吸収し、
    前記コイル組立体の径方向で見たとき、前記一端側端部と前記他端側端部との間の中間部が前記一端側端部および前記他端側端部よりも径方向内側に位置するように屈曲形成され、
    前記一端側端部が半田槽に浸されることにより前記コイル端子と半田付けされることを特徴とするトルクセンサ。
JP2007013278A 2007-01-24 2007-01-24 トルクセンサ Expired - Fee Related JP4988363B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007013278A JP4988363B2 (ja) 2007-01-24 2007-01-24 トルクセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007013278A JP4988363B2 (ja) 2007-01-24 2007-01-24 トルクセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008180562A JP2008180562A (ja) 2008-08-07
JP4988363B2 true JP4988363B2 (ja) 2012-08-01

Family

ID=39724574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007013278A Expired - Fee Related JP4988363B2 (ja) 2007-01-24 2007-01-24 トルクセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4988363B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5482009B2 (ja) * 2009-08-07 2014-04-23 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置
JP5563513B2 (ja) * 2011-04-14 2014-07-30 日立オートモティブシステムズステアリング株式会社 電動パワーステアリング装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH065633B2 (ja) * 1983-08-12 1994-01-19 富士通株式会社 配線基板とコネクタとの接続方法
US4764848A (en) * 1986-11-24 1988-08-16 International Business Machines Corporation Surface mounted array strain relief device
JP4323055B2 (ja) * 2000-03-22 2009-09-02 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 半導体装置試験用コンタクタ及びその製造方法
JP2004093182A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Unisia Jkc Steering System Co Ltd 電動パワーステアリング用トルクセンサ
JP2004226174A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Koyo Seiko Co Ltd トルク検出装置
JP4039523B2 (ja) * 2003-04-16 2008-01-30 株式会社ジェイテクト トルクセンサ
JP4738889B2 (ja) * 2005-05-24 2011-08-03 日立オートモティブシステムズ株式会社 トルクセンサ
JP2006343347A (ja) * 2006-08-08 2006-12-21 Nsk Ltd トルクセンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008180562A (ja) 2008-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6248984B2 (ja) 駆動装置
JP5280932B2 (ja) モータ
JP2008079465A (ja) ブラシレスモータ
JP2010028925A (ja) モータ及び電動パワーステアリング装置用モータ
JP5777898B2 (ja) 電動モータ、および電動モータの製造方法
JP5501689B2 (ja) 電動モータ
WO2016129347A1 (ja) 端子接続構造、モータ、アクチュエータ、電動パワーステアリング装置および車両
JP5080868B2 (ja) トルクセンサ
JP2018007553A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4988363B2 (ja) トルクセンサ
JP2011035984A (ja) 電動モ−タ装置
EP2977736B1 (en) Torque detection device, electric power steering device, and vehicle
JP2014204477A (ja) ブラシレスモータ及び巻線端末保持方法
JP2017200268A (ja) 給電部の接続方法
JP2013219900A (ja) 通電カシメした端子をコネクタ又は端子台にはんだ付けしたモータ構造
JP3922196B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5776811B2 (ja) トルク検出装置、電動パワーステアリング装置及び車両
JP2012201294A (ja) 電動パワーステアリング装置及びその組立方法
JP5617904B2 (ja) トルク検出装置、電動パワーステアリング装置及び車両
JP2007302088A (ja) 電動パワーステアリング装置
US7275451B2 (en) Electric power steering device
JP6660210B2 (ja) モータ
JP2007089266A (ja) モータ
JP5907674B2 (ja) ホルダアッシー、及び電動モータ
JP2008111804A (ja) トルク検知センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090819

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090924

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4988363

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees