JP5770332B1 - 傷病者受入状況表示装置、救急医療情報システム、傷病者受入状況表示方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1に記載の通信指令システムでは、指令手段は、出動指令が発行されてから、指定された許容時間、例えば10分以内に出動できなかった未出動車両について、出動編成テーブルから自動的に削除する。この処理は、未出動車両が1つだけの場合、そのまま自動的に削除し、さらに、未出動車両やこれを含む該当事案が複数存在する場合、指令員からの選択指示に従って削除する。また、自動削除の対象となる車両の動態の種類を予め設定しておき、削除対象となる車両を確実に抽出する。
特許文献1では、これにより、通信指令システムにおける自動出動編成に関して、指令書の通りに出動できなかった車両であっても、自動的に事案から削除、もしくは、指令員が事案や車両を選択して自動的に事案から削除する、とされている。
これに対して、特許文献1には、救急隊と医療機関との連携については記載されていない。
前記表示部は、前記受入、受入不可それぞれについて傷病の種類を表示するようにしてもよい。
前記表示部は、前記医療機関について、現場からの距離が近い順に文字にて表示するようにしてもよい。
前記表示部は、前記医療機関について、現場からの距離を表示するようにしてもよい。
前記表示部は、前記医療機関における直近の傷病者受入からの経過時間に応じた色で表示するようにしてもよい。
前記表示部は、前記医療機関に受け入れられた直近の傷病者の重症度を表示するようにしてもよい。
前記表示部は、前記医療機関から通知される受入可否状況を表示するようにしてもよい。
図1は、本発明の一実施形態における救急医療情報システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、救急医療情報システム1は、サーバ装置100と、1つ以上の消防本部用端末装置200と、消防本部用端末装置200の管轄毎に1つ以上の消防隊員用端末装置300と、1つ以上の医療機関用端末装置400と、ネットワーク900とを具備する。
また、救急医療情報システム1は、傷病者を搬送する救急隊から搬送先医療機関への、傷病者に関する情報提供を支援する。
救急医療情報システム1が、都道府県内全域について救急車の出動状況の情報を集約することで、出動する救急隊員や、出動要請を行う消防本部の担当者は、同一都道府県内の他の消防本部の管轄についても救急車の出動状況を確認できる。出動する救急隊員や、出動要請を行う消防本部の担当者は、他の消防本部の管轄における救急車の出動状況の情報を、現場到着後の搬送先医療機関選定に関する予備情報とすることができる。
また、救急医療情報システム1が、都道府県内全域について医療機関における傷病者受入状況の情報を集約することで、出動する救急隊員や、出動要請を行う消防本部の担当者は、県内の医療機関の救急患者受入状況を確認でき、より迅速に搬送先医療機関を選定し得る。
ただし、サーバ装置100の機能を別の態様で実現するようにしてもよい。例えば、消防本部用端末装置200のいずれかとサーバ装置100とが同一のコンピュータにて実現され、消防本部に設置されていてもよい。
消防本部用端末装置200は、例えば、消防本部に設置されたパソコン(Personal Computer;PC)にて実現される。
消防隊員用端末装置300は、例えばスマートフォンまたはタブレット端末など携帯型の情報機器にて実現され、救急隊員が消防隊員用端末装置300を携帯する。ただし、消防隊員用端末装置300が救急車に組み込まれるなど、携帯型の情報機器以外の形態で実現されていてもよい。
医療機関用端末装置400は、例えば、医療機関に設置されたパソコンにて実現される。
ネットワーク900は、例えばインターネット(Internet)と、携帯電話網(通信事業者がスマートフォンや携帯電話などの携帯端末装置向けに提供する通信ネットワーク)との組み合わせにて実現される。但し、ネットワーク900として、インターネットと携帯電話網との組み合わせに限らず様々な通信ネットワークを用いることができる。例えば、ネットワーク900が、救急医療情報システム1専用の回線であってもよい。
同図の処理において、まず、消防本部の担当者が、消防署に対して救急車の出動要請を行う(ステップS101)。当該担当者が、救急医療情報システム1を用いて出動要請を行うようにしてもよいし、電話または専用回線など他の手段にて出動要請を行うようにしてもよい。
ここでいうサーバ装置100への情報の登録とは、当該情報をサーバ装置100に送信して記憶させることである。
同図において、消防本部用端末装置200は、搬送中の傷病者毎に、管理番号、事案番号、画像伝送、救急車名、事故種別、傷病者、交渉回数、搬送先、出動時刻、状態(搬送状態)、経過時間の各情報と、傷病者情報追加ボタン(「追加」ボタン)、中止ボタンの各ボタンとを表示している。
事故種別は、交通(交通事故)、急病、その他など、傷病の発生原因の種別を示す。
あるいは、アイコンの色により受入要請の状況を表示するようにしてもよい。例えば、電話にて医療機関に受入要請中の場合は、アイコンを黄色で表示する。一斉受入要請中の場合は、アイコンを赤で表示する。ここでいう一斉受入要請とは、受入要請先として選択された複数の医療機関の医療機関用端末装置400に一斉通知して行う受入要請である。
出動時刻は、救急車が出動した時刻である。搬送状態としては、出動、現地(現地到着)など搬送における段階を表示する。経過時間としては、出動時刻からの経過時間を表示する。
中止ボタンがクリックされると、クリックされた行(1回の出動分の情報)が削除される。
また、出動ボタンがクリックされると、出動情報登録画面へ遷移する。出動情報登録画面は、消防本部の担当者が救急隊に代行して出動情報を登録する画面である。
図6において、救急車名、管理番号、事故種別、傷病者、経過時間、交渉回数の各情報は、図5の場合と同様である。
傷病者情報詳細画面では、更に、傷病の緊急性や専門性の情報や、バイタル測定または処置毎の情報(時刻、意識レベルや呼吸回数などのバイタル情報、処置内容の情報)が示されている。
また、カメラ・メモ画像のボタンをクリックすると、写真・メモ画面が表示される。
管理番号、事案番号、救急車名、事故種別、交渉回数、搬送先、出動時刻、搬送状態は、搬送情報一覧画面(活動中)の場合と同様である。
所要時間は出動から帰署までの時間である。
代行有無としては、搬送先を代行で入力したか否かが表示される。
傷病程度欄がクリックされると、傷病者の詳細情報の画面へ遷移する。また、搬送情報一覧画面(活動中)の場合と同様、写真・メモ画面へ遷移可能である。
なお、本実施形態では、消防隊員用端末装置300がスマートフォンにて実現されており、タッチ操作にてユーザ操作を受け付ける場合を例に説明するが、これに限らない。消防隊員用端末装置300が、マウスクリックやキーボード入力など、タッチ操作以外のユーザ操作を受け付けるようにしてもよい。
図10において、傷病者人数の入力欄と、事故種別の選択ボタンと、出動ボタンとが示されている。救急隊員は、今回の出動における傷病者の人数を入力し、事故種別を選択して出動ボタンを押下(タッチ)する。当該操作を受けた消防隊員用端末装置300は、出動の動態情報および出動時刻と、傷病者人数と、事故種別とをサーバ装置100に登録する。
図11の例において、出動の状態情報が登録完了となっている。また、ユーザ(救急隊員)が、未完了ボタンが表示されている動態情報について、当該未完了ボタンを押下すると、消防隊員用端末装置300は、選択された動態情報に応じた画面を表示する。
応援要請を受けた消防本部では、当該応援要請に応じて担当者が出動要請を行う(ステップS101)。
図12で入力される情報や追加入力される情報は、傷病者情報の例に該当する。消防隊員用端末装置300は、入力された傷病者情報をサーバ装置100に登録する。
また、傷病者一覧画面にてドクヘリボタンが押下されると、消防隊員用端末装置300は、ドクターヘリの出動状況を表示する。
図15は、消防隊員用端末装置300が表示する医療機関一覧画面の例を示す説明図である。消防隊員用端末装置300は、図13に例示される傷病者一覧画面にて医療機関ボタンが押下されると、医療機関一覧画面を表示する。
図16は、図15のアイコンC11を拡大した例を示す説明図である。図15の例では、現場からの距離が近い順で表示を行っており、図16の領域A21の数字「01」は、表示対象の医療機関のうち現場に最も近いことを示している。図15においてアイコンC11の下に示される「1.2km」の表示は、現場から医療機関までの距離を示している。
また、消防隊員用端末装置300は、領域A22の色にて、直近に受け入れられた傷病者の重症度を示す。図15の例では、アイコンC11にて示される医療機関「○○病院」は、領域A11の数直線に示されるように中等症の傷病者を直近に受け入れている。そこで、消防隊員用端末装置300は、図16の領域A22の色を、中等症を示す黄色としている。
図17は、消防隊員用端末装置300が表示する搬送実績登録画面の例を示す説明図である。消防隊員用端末装置300は、図15に例示される医療機関一覧画面にて交渉ボタンが押下されると、当該交渉ボタンに対応付けられる医療機関について搬送実績登録画面を表示する。そこで、図15に例示される医療機関一覧画面を参照して医療機関と受入要請(受入交渉)を行った救急隊員が、交渉ボタンを押下して交渉結果を登録する。
なお、医療機関の担当者が、受入要請に対する回答(可否情報)を医療機関用端末装置400にて登録するようにしてもよい。
同図において、医療機関用端末装置400は、搬送毎に、救急車名、管理番号、事故種別、傷病者、経過時間、不可回数、状態(搬送状態)の各情報を表示している。
救急車名、管理番号、事故種別、傷病者、経過時間、状態の各情報は、図5を参照して説明したのと同様である。不可回数は、受入要請を行って受入不成立の回数である。
傷病者情報詳細画面では、更に、傷病の緊急性や専門性や特殊性に関する情報や、バイタル測定または処置毎の情報(時刻、意識レベルや呼吸回数などのバイタル情報、処置内容の情報)が示されている。
また、カメラ・メモ画像のボタンをクリックすると、写真・メモ画面が表示される。
救急車名、管理番号、事故種別、傷病者、不可回数、状態の各情報は、図18の場合と同様である。所要時間として、救急車が医療機関に到達するまでの所要時間を示している。例えば、消防隊員用端末装置300がGPS(Global Positioning System)機能を有して自らの位置情報(救急車の位置情報)を送信し、医療機関用端末装置400は、当該位置情報に基づいて医療機関までの所要時間を算出する。
なお、受入先がなかなか決まらない場合、救急隊員が消防隊員用端末装置300にて一斉受入要請を行うようにしてもよい(ステップS131、S132)。消防隊員用端末装置300は、図15に例示される医療機関一覧画面にて一斉受入要請ボタンが押下されると、例えば予め登録されている医療機関または条件指定にて検索された医療機関など、所定の医療機関に対して一斉に受入要請を送信する。
図22の領域A31における表示は、一斉受入要請の件数「2件」と、最も時間が経過している一斉受入要請が行われた時刻「11:13」とが示されている。
この領域A31がクリックされると、医療機関用端末装置400は、最も時間が経過している一斉受入要請の傷病者情報詳細画面を表示する。
同図において、医療機関用端末装置400は、図19の例における各情報に加えて、傷病者の受入可否、および、受入不可の場合の不可理由の入力欄を表示している。ユーザ(医療機関の担当者)が受入可否や不可理由を入力すると、医療機関用端末装置400は、一斉受入要請に対する回答を、一斉受入要請送信元の消防隊員用端末装置300に送信する。
受入要請に対する回答を受けた救急隊員は、図17を参照して説明したように消防隊員用端末装置300に結果を入力する。消防隊員用端末装置300は、入力された結果をサーバ装置100に登録する。
なお、図11に例示される動態情報登録画面では、現地出発や、病院到着や、医師引継ぎの項目の未完了ボタンが表示されていない。これらの項目の未完了ボタンは、搬送先医療機関が決定し、図13に例示される傷病者一覧画面にて救急隊員が消防隊員用端末装置300に入力することで表示される。現地出発の動態情報登録は、救急隊員が現地出発の未完了ボタンを押下することで行われる。消防隊員用端末装置300は、現地出発の動態情報に加えて、現地出発の日時情報をサーバ装置100に登録する。
一方、受入先の医療機関では、図19に例示される傷病者情報詳細画面などで搬送中の傷病者に関する情報を予め取得し、受入準備(救急隊員から医師への引継ぎの準備)を行う(ステップS151)。
そして、救急隊員から医師への引継が行われる(図4のステップS161、S162)。その際、救急隊員は、消防隊員用端末装置300にて医師引継の状態情報登録を行い、また、医師引継情報を登録する。医師引継情報登録では、救急隊員は引継日時や傷病者の年齢、性別および重症度等の情報を消防隊員用端末装置300に入力し、消防隊員用端末装置300は、これらの情報をサーバ装置100に登録する。
一方、受入先の医療機関では傷病者の予後管理を行い(ステップS181)、予後情報を登録する。ここでいう予後管理とは、傷病者に対する受入時の処置(例えば緊急手術など)後の、傷病者の状態の管理のことである。また、ここでいう予後情報とは、予後管理における傷病者に関する情報である。
図25は、サーバ装置100の機能構成の構成を示す概略ブロック図である。同図において、サーバ装置100は、通信部110と、表示部120と、操作入力部130と、記憶部180と、制御部190とを具備する。
表示部120は、例えば液晶パネルなどの表示画面を有し、各種画像を表示する。
操作入力部130は、例えばキーボードおよびマウスなどの操作デバイスを有し、ユーザ操作を受け付ける。
上述したように、サーバ装置100は、例えば、データセンタに設置されたコンピュータにて実現されており、表示部120や操作入力部13は、当該コンピュータのメンテナンス端末装置として構成される。
特に、記憶部180は、複数の消防隊員用端末装置300の各々が取得して送信する、出動に関する情報や、傷病者に関する情報や、医療機関への傷病者受入要請に関する情報を記憶する。
記憶部180が、複数の消防隊員用端末装置300の各々からの情報を集約的に記憶することで、各種情報の共有が可能になる。
上述したように、都道府県内の各医療機関の傷病者受入に関する情報のサーバ装置100への登録は、例えば、消防隊員用端末装置300が医療機関に対する傷病者受入要請の結果情報をサーバ装置100へ送信することで行われる。
制御部190は、サーバ装置100の各部を制御して各種機能を実行する。特に、制御部190は、各端末装置が送信する各種情報を記憶部180に記憶させる。また、制御部190は、各端末装置からの要求に応じて記憶部180から情報を読み出して送信する。
また、消防本部用端末装置200または消防隊員用端末装置300から電子カルテシステムの情報を参照可能とすることで、医療機関の担当者が予後情報を救急医療情報システム1に入力する手間なしに、消防組織側で予後情報を把握することができる。
例えば、消防台システムが記憶している、119番通報の際の聞き取り情報を消防隊員用端末装置300から参照可能とすることで、より有益な情報を救急隊員に提供し得る。
また、消防隊員が帰署後に報告書を作成する際、救急医療情報システム1が記憶している出動時刻等の情報を自動的に報告書に反映させることで、消防隊員の手間を低減させることができる。
表示部220は、例えば液晶パネルなどの表示画面を有し、各種画像を表示する。特に、表示部220は、図5〜図8を参照して説明したように、消防隊員用端末装置300が取得してサーバ装置100が記憶する、出動状況に関する情報や傷病者に関する情報や医療機関への搬送状況に関する情報を表示する。これにより、消防本部用端末装置200は、消防本部の担当者による救急車の出動要請の決定を支援することができる。
記憶部280は、消防本部用端末装置200の具備する記憶デバイスを用いて構成され、各種情報を記憶する。
制御部290は、消防本部用端末装置200の各部を制御して各種機能を実現する。特に、制御部290は、通信部210を介してサーバ装置100から各種情報を取得し、表示部220に表示させる。
表示部320は、例えば液晶パネルなどの表示画面を有し、各種画像を表示する。特に、表示部320は、図9〜図17を参照して説明したように、出動状況に関する情報や傷病者に関する情報や医療機関に関する情報の入力画面や表示画面を表示する。
撮像部340は、ユーザ操作に従って静止画像や動画像を撮像する。特に、撮像部340は、事故現場の画像や、傷口または患部の画像など、傷病に関連する画像の撮像に用いられる。
位置情報取得部350が取得する消防隊員用端末装置300の位置情報を、救急車の位置情報として医療機関用端末装置400に表示させることで、医療機関関係者が、傷病者の医療機関への到着時刻をより容易に予測可能となる。
制御部390は、消防隊員用端末装置300の各部を制御して各種機能を実現する。特に、制御部390は、操作入力部がユーザ操作を受け付けて得られる各種情報や、撮像部340による撮像情報や、位置情報取得部350による位置情報を、通信部310を介してサーバ装置100へ送信する。また、制御部390は、通信部310を介してサーバ装置100から各種情報を取得し、表示部320に表示させる。
表示部420は、例えば液晶パネルなどの表示画面を有し、各種画像を表示する。特に、表示部420は、図18〜図24を参照して説明したように、消防隊員用端末装置300が取得してサーバ装置100が記憶する、出動状況に関する情報や傷病者に関する情報や医療機関への搬送状況に関する情報や、予後情報等の入力画面を表示する。これにより、医療機関用端末装置400は、医療機関の担当者による傷病者受入要請に対する可否の決定を支援することができる。
記憶部480は、医療機関用端末装置400の具備する記憶デバイスを用いて構成され、各種情報を記憶する。
制御部490は、医療機関用端末装置400の各部を制御して各種機能を実現する。特に、制御部490は、通信部410を介してサーバ装置100から各種情報を取得し、表示部420に表示させる。また、制御部490は、予後情報等の情報を、通信部410を介してサーバ装置100へ送信する。
これにより、救急隊員は、傷病者受入要請を行う医療機関を、当該表示を参照して決定することができる。
このように、救急医療情報システム1は、救急隊から医療機関への傷病者の受け渡しがより円滑に行われるよう支援することができる。
これにより、救急隊員は、医療機関の状況をより迅速に把握することができる。
このように、記憶部180が複数の消防隊員用端末装置300の各々からの受入要請に対する結果情報を集約的に記憶しておき、消防隊員用端末装置300は、各消防隊員用端末装置300における受入要請に対する結果情報に基づいて、医療機関毎の傷病者受入または受入不可の履歴情報を表示する。
これにより、傷病者受入に関する情報を各消防隊員で共有することができる。
このように、記憶部180が複数の消防隊員用端末装置300の各々からの傷病者の情報と搬送先決定済みか否かの情報とを集約的に記憶しておき、医療機関用端末装置400は、各消防隊員用端末装置300における情報に基づいて、搬送先未定の傷病者の情報を一覧表示する。
これにより、医療機関の担当者は、傷病者受入要請を受けている事案だけでなく、他の事案も総合的に勘案して、より効果的な傷病者受入を決定することができる。
また、医療機関の担当者は、傷病者に関する情報をサーバ装置100から取得して医療機関用端末装置400で参照することができる。これにより、隊員が傷病者に関する情報を口頭で担当者に伝える手間を軽減することができ、もって、傷病者受入交渉の迅速化や、搬送の迅速化を図ることができる。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、コンパクトディスク等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
100 サーバ装置
110、210、310、410 通信部
120、220、320、420 表示部
130、230、330、430 操作入力部
180、280、380、480 記憶部
190、290、390、490 制御部
200 消防本部用端末装置
300 消防隊員用端末装置
340 撮像部
350 位置情報取得部
400 医療機関用端末装置
900 ネットワーク
Claims (11)
- 医療機関の傷病者受入状況の、受入および受入不可の両方を含む履歴情報を取得する受入状況履歴情報取得部と、
医療機関毎に、当該医療機関に対応した時間軸を示す直線に対応付けて、前記履歴情報を、受入、受入不可のそれぞれについて1件毎に、受入、受入不可それぞれからの経過時間に応じた位置に表示する表示部であって、前記直線で区切られた一方側の領域に前記履歴情報における受入を表示し、他方側の領域に受入不可を表示する表示部と、
を具備する傷病者受入状況表示装置。 - 前記表示部は、前記受入、受入不可それぞれについて傷病の種類を表示する、請求項1に記載の傷病者受入状況表示装置。
- 前記表示部は、前記医療機関について、現場からの距離が近い順に文字にて表示する、請求項1または請求項2に記載の傷病者受入状況表示装置。
- 前記表示部は、前記医療機関について、現場からの距離を表示する、請求項1から3のいずれか1項に記載の傷病者受入状況表示装置。
- 前記表示部は、前記医療機関における直近の傷病者受入からの経過時間に応じた色で表示する、請求項1から4のいずれか1項に記載の傷病者受入状況表示装置。
- 前記表示部は、前記医療機関に受け入れられた直近の傷病者の重症度を表示する、請求項1から5のいずれか1項に記載の傷病者受入状況表示装置。
- 前記表示部は、前記医療機関から通知される受入可否状況を表示する、請求項1から6のいずれか1項に記載の傷病者受入状況表示装置。
- サーバ装置と複数の端末装置とを具備する救急医療情報システムであって、
前記端末装置には、請求項1から7のいずれか1項に記載の傷病者受入状況表示装置が少なくとも1つ含まれ、
前記サーバ装置は、複数の前記端末装置が送信する、医療機関への傷病者受入要請に対する受入または受入不可の結果情報を統合して記憶する記憶部を具備する
救急医療情報システム。 - 前記サーバ装置は、複数の前記端末装置が送信する、傷病者の情報と搬送先決定済みか否かの情報とを記憶し、
前記端末装置の少なくとも1つは、搬送先未定の傷病者の情報を一覧表示する請求項8に記載の救急医療情報システム。 - コンピュータが、
医療機関の傷病者受入状況の、受入および受入不可の両方を含む履歴情報を取得する受入状況履歴情報取得ステップと、
医療機関毎に、当該医療機関に対応した時間軸を示す直線に対応付けて、前記履歴情報を、受入、受入不可のそれぞれについて1件毎に、受入、受入不可それぞれからの経過時間に応じた位置に表示する表示ステップであって、前記直線で区切られた一方側の領域に前記履歴情報における受入を表示し、他方側の領域に受入不可を表示する表示ステップと、
を有する傷病者受入状況表示方法。 - コンピュータに、医療機関の傷病者受入状況の、受入および受入不可の両方を含む履歴情報を取得する受入状況履歴情報取得ステップと、
当該医療機関に対応した時間軸を示す直線に対応付けて、前記履歴情報を、受入、受入不可のそれぞれについて1件毎に、受入、受入不可それぞれからの経過時間に応じた位置に表示する表示ステップであって、前記直線で区切られた一方側の領域に前記履歴情報における受入を表示し、他方側の領域に受入不可を表示する表示ステップと、
を実行させるためのプログラム。
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