JP6869726B2 - 救急情報システム、および救急情報管理方法 - Google Patents

救急情報システム、および救急情報管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、救急医療における救急情報管理技術に関する。
救急医療を必要とされる患者を受け入れる医療機関(病院)を迅速に決定して、患者を搬送することは、患者の救急のため極めて重要である。このため、救急センターにサーバを配置して近隣病院の受入れ情報を管轄し、搬送し易い(搬送距離が近い、搬送時間が短い)病院を検索して救急隊などに通報する提案がなされている。
日本の消防では救急搬送も担っており、救急隊は全国の消防本部や消防署に設置されている。救急隊とは、市民からの通報を受け、救急現場に駆けつけ傷病者に対して適切な処置(救急医療)を行い速やかに救急車で病院へ搬送する部隊のことをいう。
特許文献1には、指令本部にあるデータベースを救急隊と医療機関が共有して、現場到着した救急隊による患者の重症度・緊急度の判定に必要なデータを端末より入力して、指令本部の連携サーバにより重症度・緊急度の判定をするとともに搬送先候補の一覧を救急隊の端末へ表示し、それに基づき、救急隊は医療機関へ連絡を取って医療機関の受け入れを確認して、患者を病院へ搬送することで、搬送時間を短縮させる効果を提供する救急医療管制支援システムが開示されている。
また、特許文献2には、通信ネットワークを介してユーザ端末から取得される問診情報に基づいて疾病情報データベースを検索して、ユーザの病名と、疾病内容の緊急度を示す情報を提示して、緊急度情報に基づいて、通信ネットワークを介して接続された病院の情報端末に対する診察予約依頼と、必要に応じて救急車の出動依頼とを実行する病院予約システムが開示されている。
国際公開第2012/098613号 特開2006−163817号公報
総務省による統計では、近年、救急車の出動件数・搬送人員数はともに増えており、救急隊の現場までの到着時間も遅くなっている。
また、救急車で搬送された人の約半数が入院を必要としない軽症という現状もある。
特許文献1では、専門の技能のある救急隊員が患者の様態等を客観的に認識して入力しており、様態等と病名や緊急度とを対応させたデータベースを用いれば、ある程度正確な判定を出力可能である。
しかしながら、ともすれば過剰な出動を強いられる救急車の出動を、市民から119番の通報を受ける指令台の指令員が、救急車の出動を指令する前に、乏しい通報の情報に基づいて患者の緊急度を判定する支援手段があれば、その支援手段が判定する緊急度を手掛かりに、指令員は救急車の出動に慎重を期する(疑わしい場合は、原則救急車は出動する)よう判断して救急車出動を適正化することに有効であると考えられる。
特許文献1で開示される救急隊が患者の症状を入力として、予め作成されたデータベース検索に基づいて、患者の重症度・緊急度を出力する手段をそのまま用いて、市民から通報を受けた時に、指令台の指令員が通報の情報を前記手段へ入力して、患者の重症度・緊急度を出力しようとすると、精度が大幅に低下する恐れがある。何故ならば、通報時の情報は、事故や病気で危機的な状況に置かれている患者、またはその家族などからの自己申告であり、主観性が多く入り込み、また、正確な情報伝達ができていないことが多いと考えられる、特に、緊急を要する重篤な場合には、この傾向は大きいと思われる。
本発明の目的は、上記課題を考慮し、救急医療における各段階で、特に市民からの通報を受けた指令台の指令員が患者の緊急度を判断する段階に、適切に緊急度等を判定できるシステムを提供することである。
上記課題を解決するために本発明の救急情報システムを、受け付けた通報について、症状を含む情報を、指令台から入力される指令台端末と、前記指令台端末から入力された情報に基づいて、第一の緊急度を算出する第一の判定部と、前記算出した第一の緊急度とともに、救急隊への出動指令を発信する指令部と、前記通報にかかる患者の症状を含む情報を、現場にて前記救急隊により入力される現場端末と、前記現場端末から入力された情報に基づいて、第二の緊急度を算出する第二の判定部と、事案ごとに、前記指令台端末から入力された情報と、前記現場端末から入力された情報と、緊急度を含む教師データと、を履歴として格納する救急履歴情報とを備え、前記第一の判定部は、前記指令台端末から入力された情報と、前記緊急度を含む教師データを有する救急履歴情報とに基づいて、第一の緊急度を算出するように構成する。
本発明によれば、通報時の情報を用いて、緊急度などを推定することができる。
本発明の一実施形態に係る救急情報システムおよびその周辺の構成図の例である。 本発明の一実施形態に係る消防サーバの構成の例である。 本発明の一実施形態に係る指令台情報端末の構成の例である。 本発明の一実施形態に係る車載端末の構成の例である。 医療情報のデータ構成を示す図である。 救急履歴情報のデータ構成を示す図である。 救急履歴情報を構成する(a) 患者情報、(b) 通報時の情報、(c) 救急時の情報、(d) 事後入力情報の各データ構成を示す図である。 症状入力画面の画面構成を示す図である。 図8に示す症状入力画面の(a) 患者基本情報エリア、(b) バイタルサインエリア、(c) 既往症エリア、(d) 内因性症状エリア、(e) 外因性症状エリア、の各エリアに表示される入力データの項目例とデータ値の例を示し、(f) 判定エリアに表示される判定結果の項目例とデータ値の例を示す図である。 1つの救急事案が発生して、患者を救急搬送して、救急履歴情報を記録するまでの救急医療現場における本発明の救急情報システムの処理フローを説明するフローチャートである。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る救急情報システムおよびその周辺の構成図を示す。
消防本部に設置された指令台20の各指令員には、一般電話60からの市民の119番通報を受付ける指令台電話端末21と、救急情報システムのユーザインターフェースを提供する指令台情報端末22とが配置され、指令員は電話通報を受付けながら指令台情報端末22を操作する。
消防サーバ10は消防本部に設置され、救急情報システム内で共有する情報を収集して、データベースを構成し、救急情報システムを構成する各端末へ適宜、各情報を配信する。
救急車30に搭載される車載(現場)端末31は、救急情報システムのユーザインターフェースを救急隊員に提供し、救急隊員による患者の症状の入力を受付けて、内部に記憶する医療情報などに基づいて、緊急度、病名候補、搬送先の病院候補などを出力する。
病院端末40は、病院の事務が病院の現在の状況を定期的に、消防サーバ10へ報告して、その情報に基づき消防サーバが病院情報を作成する。
消防サーバ10、指令台情報端末22、車載端末31、及び病院端末40は、インターネットなどのネットワーク50により相互に接続され、通信可能になっている。消防サーバ10、指令台情報端末22、及び病院端末40は、光ファイバーケーブル、ADSL51を介してネットワーク50に接続されている。車載端末31は、例えば「IMT-2000」 (International Mobile Telecommunication 2000) 規格に準拠した第3世代移動通信システム、「IMT-Advanced」規格に準拠した第4世代移動通信システムなどを採用した通信網52を介してネットワーク50に接続されている。また、指令台電話端末21と一般電話60とは電話回線53にて接続されている。
図2に構成を示す消防サーバ10は、計算機(サーバ)上に構成することができて、そのハードウェア構成は、CPU(Central Processing Unit)などにより構成されるプロセッサ110と、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリなどを用いたSSD(Solid State Drive)などにより構成される記憶装置120と、などを備える。
プロセッサ110は、記憶装置120に記憶されている救急情報プログラム(図示せず)をロードしてCPUで実行することにより以下の各機能部を実現する。
情報入出力部111は、記憶装置120に記憶する各情報を入出力する。
病院情報収集部112は、各病院から定期的に送られてくる病院の現在の状況(診療中、救急のみ、休診など)を収集して、病院情報150を常に最新情報で更新する。
救急履歴情報収集部113は、指令台が通報を受けた事案には固有の事案番号が付与されて、指令員が通報に基づいて入力した症状の情報、救急隊員が現場で患者を確認して入力した症状の情報、患者を受け入れた病院の医師が診察した結果である病名、及び緊急度を報告する情報などを各端末から収集して、救急履歴情報140を記憶する。
分析部114は、定期的に、記憶装置120の救急履歴情報140を読み出し、判定モデルを作成・更新する。
判定モデル配信部115は、分析部114によって作成・更新された最新の判定モデルを、指令台情報端末22、車載(現場)端末31へ配信する。
記憶装置120には、医療情報130、救急履歴情報140、病院情報150、判定モデル160、及び救急隊情報170が記憶されている。
医療情報130を、図5にデータ構成を示す。医療情報130は、医者や医療研究者のような医療の専門家が医療の知識に基づいて作成したデータベースである。1つ以上の症状131に対応して、疑われる病名132、緊急度133、診療科134のデータ項目よりデータレコードが構成されている。症状を入力として、該当するデータレコードに記録されている疑われる病名、緊急度、診療科を検索することができる。医療の専門家が作成しているため、症状と疑い病名との関係の正確性は高い。
救急履歴情報140は、救急履歴情報収集部113によって、指令台情報端末22、車載(現場)端末31、及び病院端末40から収集された情報を、図6に示すデータテーブルに記録したものである。事案番号141は、指令台の指令員が通報を受けて聞き取りを開始して、指令台情報端末22へ入力を開始する際に新たに採番される。1つの事案番号に対応するデータレコードに救急医療の履歴情報が記録される。
患者情報142は、例えば図7(a)に示すデータ項目を含むデータレコードから構成される。指令員が通報を受けたときに入力したり、救急隊員が現場で入力したりする。
通報時の情報143は、例えば図7(b)に示すデータ項目を含むデータレコードから構成される。指令員が通報を受けながら指令台情報端末22へ入力した症状143eや、指令台情報端末22が判定モデルを使用して出力した、疑われる病名143f、緊急度143gが、該当するデータ項目に値が入れられる。患者位置143dは、患者が現在いる場所(自宅住所または外出先)であり、救急車が向かう現場である。
救急時の情報144は、例えば図7(c)に示すデータ項目を含むデータレコードから構成される。救急隊員が現場に到着して患者への応急処置後の聞き取りなどにより車載(現場)端末31へ入力した症状144e、応急処置144hや、車載(現場)端末31が、症状より医療情報を検索して出力した疑われる病名144f、緊急度144gが、該当するデータ項目に値が入れられる。救急隊員は、搬送先の病院候補へ連絡を取り、搬送先病院144dを決定する。
事後入力情報145は、例えば図7(d)に示すデータ項目を含むデータレコードから構成され、搬送先の病院の医師が患者を診断した結果、診断病名145b、緊急度145cを報告してきたものを記録する。
図2の病院情報150は、図示はしないが、管轄内の病院ごとに診療科、住所、現在の状況(診療中、救急のみ、休診など)を記録している。病院情報収集部112が、定期的に各病院より現在の状況の情報を収集して、病院情報150を更新する。
図2の判定モデル160は、図示はしないが、分析部114が過去の救急履歴情報140に基づく学習によって、目的変数「緊急度」、および目的変数「疑い病名」を求める目的関数として、本実施例ではニューラルネットワーク上に回帰モデルを構成したものを、判定モデルと呼ぶ。データ構造としては、医療情報130(図5)と同一または類似し、症状の組み合わせと、疑い病名、緊急度が対応されて記憶されている。医療情報130は、医療専門家が作成し、判定モデル160は、救急履歴情報140の分析により作成される点が異なる。
図2の救急隊情報170は、図示はしないが、例えば消防署に配備された救急隊のID、隊員、状態(出動や待機)、現在の位置などの情報をテーブル形式にて記録しており、各救急車の車載(現場)端末31から随時送られてくる状態(出動や待機)、現在の位置などの情報を情報入出力部111が受付けて、救急隊情報を更新する。更新された救急隊情報170は、指令台情報端末22などへ送られる。
図3に構成を示す指令台情報端末22は、例えばユーザインターフェースを有する計算機(端末)上に構成することができて、そのハードウェア構成は、CPUなどにより構成されるプロセッサ210、HDD、フラッシュメモリなどを用いたSSDなどにより構成される記憶装置220などを備える。
プロセッサ210は、記憶装置220に記憶されている救急情報プログラム(図示せず)をロードしてCPUで実行することにより以下の各機能部を実現する。
情報入出力部211は、ディスプレイ上に図8に示す症状入力画面400を表示して、指令員が通報を聞きながら患者の基本情報、症状を入力する情報を受付けて、救急履歴情報140へ記録する。
症状入力画面400は、例えば患者基本情報エリア410には、図9(a)に示すようなデータ項目の「年齢」、「性別」、「キーワード」、「通報者」、などの値を選択入力するメニューボタン(例えば「通報者」であれば、「本人」、「家族」、「警察・施設」、「通行人等」などのメニューボタン)が配列表示されて、主に指令員(不明の項目は救急隊員)が選択入力する。
バイタルサインエリア420には、バイタルサイン(外見で分かる症状)として例えば図9(b)に示すようなデータ項目の「呼吸」、「発汗」、「顔色」、「意識・会話」、などの値を選択入力するメニューボタン(例えば「呼吸」であれば、「正常」、「呼吸なし」、「死戦期呼吸」、「窒息」、「いびき」、「苦しそう」、「不明」などのメニューボタン)が配列表示されて、救急隊員が選択入力する。
既往症エリア430には、図9(c)に示すようなデータ項目の「既往歴」として主な病歴「心・大血管疾患」、「喘息」、「肝疾患」、「脳疾患」、‥‥‥、「不明」などのメニューボタンが配列表示され、「直前の出来事」の選択項目としては「埋め込み除細動器発動」、「暑い場所にいた」、「激しい運動」、「頭・胸・腹の怪我」、‥‥‥などのメニューボタンが配列表示される。患者本人や家族からの申告で入力したり、同じ患者にかかる救急履歴情報から取得したりする。
内因性症状エリア440には、図9(d)に示すようなデータ項目の「痛い・苦しい」、「嘔気・めまい」、「しびれ・神経系」、「吐血・下血・血尿」、‥‥‥などの各欄(病気に関するもの)において、例えば「痛い・苦しい」欄には、頭:「あり」「なし」「不明」、胸:「あり」「なし」「不明」、上腹部:「あり」「なし」「不明」、‥‥‥などのメニューボタンが配列表示されて、救急隊員が患者(主に病気)の観察やヒアリングを行い、選択入力する。
外因性症状エリア450には、図9(e)に示すようなデータ項目の「致死的外傷」、「転落」、「外傷の部位」、「出血・損傷」、‥‥‥などの各欄(負傷に関するもの)において、例えば「外傷の部位」欄には、「頭部」、「顔面」、「胸部」、「背部」、‥‥‥などのメニューボタンが配列表示されて、救急隊員が患者(主に負傷)の観察やヒアリングを行い、選択入力する。
判定エリア460には、図9(f)に示すようなデータ項目の「緊急度」、「疑い病名」、「診療科」、「病院」などの表示欄があり、上記の各症状入力欄における入力データに基づいて、後述する判定部212(312)で「緊急度」、「疑い病名」、「診療科」、「病院」などを判定処理した結果を表示する。
また、情報入出力部211は、消防サーバ10において作成、又は更新されて送られてくる医療情報130、病院情報150、判定モデル160、及び救急隊情報170を受付けて、記憶装置220へ格納すると共に、指令台情報端末22で入力・作成された救急履歴情報140を消防サーバ10、及び出動する救急隊の車載(現場)端末31へ出力する。
また、情報入出力部211は、指令台の指令員が通報を電話でヒアリングしている際の通話音声データを記録することを含めてもよい。通話音声データの記録は、図示してはいないが、救急履歴情報140の通報時の情報に加えて記録される。この通報時の通話音声データは、判定部212による分析により、通報の信憑性、緊急度の判定に使用することが考えられる。
判定部212は、指令台の指令員が通報に基づいて、指令台情報端末22のディスプレイ上に表示された症状入力画面400から入力した患者の症状の情報と、判定モデル160とを用いて、疑い病名とそれに紐付く緊急度の判定結果を出力する。また、疑い病名に該当する診療科より検索して病院情報150から該当する病院候補を求めて、症状入力画面400の判定エリア460へ緊急度、疑い病名、診療科、病院などを出力する。病院候補は、診療科のほか、病院情報150の現在の状況や、病院の住所と患者位置の比較を用いて、近くて対応可能な病院を候補とする。
判定部212は、判定した緊急度、疑い病名を、救急履歴情報140の疑い病名欄143f、緊急度欄143gに記録する。
指令部213は、指令台の指令員が、通報に対応して救急車の出動が必要と判断した場合に、起動される。指令部213は、管轄する救急隊情報170を指令員へ提示して、指令員が選択した救急隊に出動指令を発すると共に、指令を受けた救急隊の車載(現場)端末31へ、指令台情報端末22で記録した救急履歴情報140及び判定部212が判定処理した結果(緊急度や疑い病名なども含まれる)を送信する。
記憶装置220に記憶される医療情報130、病院情報150、判定モデル160、及び救急隊情報170は消防サーバ10において作成、又は更新されて送られてきた情報であり、説明は前述した通りである。また、救急履歴情報140は、指令台の指令員が通報を受けて、入力を始めた際に新たな事案番号が採番された情報であり、通報によって分かる範囲の情報のみが記録されて、その他の多くの情報欄には不明の初期値が入れられている。
図4に構成を示す車載(現場)端末31は、例えば携帯型の計算機(端末)上に構成することができて、そのハードウェア構成は、CPU、などにより構成されるプロセッサ310、HDD、フラッシュメモリなどを用いたSSDなどにより構成される記憶装置320などを備える。
プロセッサ310は、記憶装置320に記憶されている救急情報プログラム(図示せず)をRAMへロードしてCPUで実行することにより以下の各機能部を実現する。
情報入出力部311は、ディスプレイ上に図8に示す症状入力画面400を表示して(指令台の指令員が通報を受けて既に入力したメニューボタンを点灯させて明示させてもよい。)、救急隊員が患者の観察やヒアリングを行って、患者基本情報、バイタルサイン、既往症、各症状を入力する情報を受付けて、救急履歴情報140へ記録する。
また、情報入出力部311は、消防サーバ10から送られてくる医療情報130、病院情報150、判定モデル160、及び救急隊情報170を受付けて、記憶装置220へ格納すると共に、指令台情報端末22で入力・作成された救急履歴情報140を出動時に受付けて、記憶装置220へ格納する。そして、患者を病院へ搬送時に、病院端末40、及び消防サーバ10へ、追加作成した救急履歴情報140を出力する。
判定部312は、救急隊員が患者の観察やヒアリングを行って入力した情報を用い、医療情報130を検索して、該当する疑い病名、緊急度、診療科を出力し、診療科により病院情報150を検索して、搬送病院候補を出力する。救急隊員が判断して入力する症状は、通報時に比べて正確性が見込まれるので、本実施例では医療情報130を検索しているが、医療情報に代えて判定モデル160を検索して該当する疑い病名、緊急度を出力することでもよい。
また、判定部312が判定出力した緊急度、疑い病名を、救急隊員が判断して変更することもある。
判定部312は、判定結果の緊急度、疑い病名、診療科、病院を症状入力画面400の判定エリア460に出力すると共に、判定した緊急度、疑い病名を、救急履歴情報140の疑い病名欄144f、緊急度欄144gに記録する。
図10に、1つの救急事案が発生して、患者を救急搬送して、救急履歴情報を記録するまでの救急医療現場における本発明の救急情報システムの処理フローを説明するフローチャートを示す。
住民から119番通報71がなされると(ステップS1)、指令台の指令員が指令台電話端末21を用いて電話通報受付けを行い(ステップS2)、通報者より患者の情報、症状を聞いて、指令台情報端末22を用いて入力を行う(ステップS3)。
従来は、通報を受けた指令員の判断により救急車の出動の要否を決めて出動要請を発していたものを、本発明の救急情報システムでは、指令台の指令員による患者の情報、症状の入力に従い、指令台情報端末22の判定部212が、過去の救急履歴情報から求めた判定モデルを使用して、緊急度、疑われる病名を判定する(ステップS4)。指令台の指令員は、判定結果を参考として、救急車の出動の要否を決める。もし、緊急度が軽症以下と判定された場合には、通報者に他の相談先を紹介するなどして救急車の出動を見合わせる、他の事案(通報)を優先するなどの判断をする。ただし、疑わしい場合には、原則は救急車を出動させる。
指令台の指令員は、救急車の出動を決めた場合には、患者の位置、消防署に待機中の救急車、搬送先の病院から帰署中の救急車の位置、搬送候補病院の位置などを勘案の上、出動救急隊、その編成を決める(ステップS5)。
指令台の指令員は、選択した救急隊に出動指令を出す(ステップS6)。出動指令の際に、指令台情報端末22の救急履歴情報140を、選択した救急隊の車載端末31へ(72)、及び消防サーバ10へ送信する73。消防署で待機中の場合には、署に出動指令が連絡される。
消防サーバ10は、指令台情報端末22より受付けた(73)救急履歴情報を記憶装置120に格納する(ステップS7)。
救急隊は、指令台情報端末22より出動指令と救急履歴情報を受付けて、救急現場へ出動する(ステップS8)。救急隊が現場へ到着し(ステップS9)、患者への応急措置を施す(ステップS10)。
救急隊員は、患者の観察やヒアリングを行って、患者基本情報、バイタルサイン、既往症、各症状を車載(現場)端末31へ入力する(ステップS11)。車載(現場)端末31の判定部312は、記録された救急履歴情報140を読み出し、医療情報130を検索して、該当する疑い病名、緊急度、診療科を出力する(ステップS12)。更に、検索された診療科により病院情報150を検索して、搬送病院候補を出力する(ステップS13)。この時に、患者と病院の位置情報を用いて搬送病院候補を選んでもよい。
救急隊員は、車載端末31に表示された搬送病院候補の病院へ、受入れ可否を問い合わせる74。病院は受入れ可否を回答する(ステップS15)。病院からの回答が受入れ可能であれば、搬送先病院と選択し、病院からの回答が受入れ否であれば、その他の搬送病院候補への連絡を繰り返す(ステップS14)。搬送先病院の決定後、現場を出発する(ステップS16)。
救急隊は、病院へ到着して患者を引き渡すと共に、車載端末31より病院端末40へ救急履歴情報が送信される75。また、車載端末31より消防サーバ10へ救急履歴情報が送信される76(ステップS17)。その後、救急隊は消防署へ帰着する(ステップS21)。
病院端末40は、患者の救急履歴情報を受付けて、端末上に患者の救急履歴情報を表示する(ステップS18)。病院の医師は、救急履歴情報を参照して、患者を診断する(ステップS20)。医師は、診断結果に応じた処置・手術を施す(ステップS22)。担当医師は、該当救急事案の患者に対する病院処置、(疑い)病名、当該事案の(医師の見解としての)緊急度を消防サーバ10へ報告する77(ステップS23)。
消防サーバ10は、車載(現場)端末31より救急履歴情報を受付けて、記憶装置120に格納する(ステップS19)。また、病院端末40よりを受付けて、記憶装置120に格納する(ステップS24)。病院端末が連携未対応の場合、電話やメールで病院から消防署に連絡し、消防署員が端末で病院処置などを入力してもよい。
消防サーバ10は、通報に始まって、救急隊の出動、患者の病院への搬送、病院での処置・手術に至る救急医療事案を固有の事案番号で管理する救急履歴情報140として、記憶装置120に記録する。
消防サーバ10の分析部114は、例えば週1回、又は月1回、又は任意の期間ごとに起動され、前回の起動時以後に記憶装置120の救急履歴情報140に蓄積された過去の救急履歴情報を読み出し、過去の事例を統計的に処理して緊急度、疑い病名を推定するための判定モデルの更新処理を行う。
本実施例では、判定モデルとしてニューラルネットワークの構造を採用する。入力とする項目は、指令台情報端末22において使用する判定モデル160には、指令台の指令員が通報を聞きながら患者の基本情報、症状を入力する可能性のある項目を網羅して、出力とする項目は、緊急度、疑い病名の候補とする。ニューラルネットワークの属性として、隠れ層の数、1層あたりのニューロンの数、1ニューロンあたりの結合の数は、入力項目を確定させてから最適化アルゴリズムを通して選択する。
分析部114は、救急履歴情報140に蓄積された1つの救急履歴情報を読み出して、1回の学習処理を実行する。ニューラルネットワークの教師あり学習法として、バックプロパゲーション(誤差逆伝播法)を使用する。
例えば、入力項目として選んだ救急履歴情報のある症状のデータが「あり」であれば、その症状のニューラルネットワークへの入力値を1.0として、ある症状のデータが「なし」または「不明」であれば、その症状のニューラルネットワークへの入力値を0.0として入力する。ニューラルネットワークの出力である緊急度には、緊急の程度「緊急、準緊急、‥‥、軽症、‥‥」に応じて数値化する。同様に、ニューラルネットワークの出力である疑い病名にも数値を割り当てる。
教師データは、病院の医師より報告されて救急履歴情報の事後入力情報として記録された診断病名145b、緊急度145cを読み出して使用する。ただし、病院の医師より報告がされていない場合には、車載(現場)端末31において記録された救急履歴情報の疑い病名144f、緊急度144gを読み出して教師データとして使用する。
分析部114は、全ての入力項目を救急履歴情報を参照してニューラルネットワークへ入力して、ニューラルネットワークの出力として緊急度の推定値と、疑い病名の推定値を求める。緊急度の推定値と教師データ(期待値)の緊急度との誤差、疑い病名の推定値と教師データ(期待値)の疑い病名との誤差をそれぞれ計算する。ニューラルネットワークの個々のニューロンの期待される出力値と倍率(scaling factor)、要求された出力と実際の出力の差(局所誤差)を計算する。各ニューロンの重みを局所誤差が小さくなるように調整する。より大きな重みで接続された前段のニューロンに対して、局所誤差の責任があると判定する。そのように判定された前段のニューロンのさらに前段のニューロン群について同様の処理を行う。ニューラルネットワークの出力ニューロンの誤差は、前段のニューロンの重みを補正しながら、前段のニューロンへ値を伝播させていく。各ニューロンの重みについて補正した量は誤差への寄与として扱われ、最急降下法で計算される。バックプロパゲーションを収束させて、学習が行われ、判定モデルが更新される。
分析時には、教師データとして正確なデータが必要になる。事後入力情報145として医師の診断結果が入力されている場合には、これを教師データとして用いることができる。利用可能な情報では、最も患者の病名や緊急度を正確に規定しているからである。事後入力情報145の入力がされていない事案(または、病院から連絡を受ける事後入力の制度が整っていない場合)については、救急時の情報144を教師データとする。救急隊員が観察等した入力データと、症状と病名を正確に関係づけた医療情報130とを用いて算出していれば、所定以上の確度で緊急度や疑い病名を算出できていると考えられるからである。当然に、両方ある場合には、事後入力情報145の医師の診断が優先される。いずれもない(医師の診断結果が無く、医療情報も無く、現場でも判定モデルで判定)の場合に比べて、教師データを用いて、緊急度や疑い病名の判定の精度を向上できる。
通報受付時に緊急度を算出する場合、医療情報を用いると、通報の情報の正確性が低く、緊急度も正確に出力できない恐れがある。たとえば、重要な症状なのに気づかなかったり、患者本人からの通報であるため外見の症状(顔色など)がわからなかったりする恐れがある。本発明では、救急履歴情報を用いることで、通報の傾向も含めて分析できるため、事実に基づいた分析、予測ができる。本実施例では、指令台で通報者からヒアリングした事項が端末から入力されるが、さらに音声分析機能を加え、声色や呼吸を分析して通報時の情報143に加えてもよい。
分析する救急履歴情報140としては、指令台端末22の判定部212が判定するためのものとしては、通報時の情報143と教師データ(事後入力情報145)があればよく、教師データでない救急時の情報144は、使わなくてもよい。
なお、車載(現場)端末31における判定部312の判定処理では主に医療情報130を検索して疑い病名、緊急度を求めているが、医療情報に代えて判定モデル160を使用してもよい。そのためには、消防サーバ10の分析部114において、車載端末31向けの判定モデル160として、ニューラルネットワークへの入力項目として、救急隊員が患者の観察やヒアリングを行って、患者基本情報、バイタルサイン、既往症、各症状を車載端末31へ入力する可能性のある全ての項目を網羅させるようにして、その他は、指令台情報端末22用の判定モデル160と同様にして、ニューラルネットワークの判定モデルを学習処理して作成すればよい。 車載端末31の判定部312が判定するための判定モデル160としては、救急時の情報144と教師データ(事後入力情報145)があればよい。(すなわち別々の判定モデル160を用いてもよいということになる。)ただし、医療情報130を用いない場合、教師データとして用いるための事後入力情報145の入力が必要になることに注意は必要である。
分析部114は、前回の学習処理の際に更新された判定モデルに対して、今回までに新たに記録された救急履歴情報を使用して学習処理を実行して、判定モデルを更新する。そして、判定モデル配信部115が、分析部114によって学習処理されたニューラルネットワークの最新の判定モデルを、指令台情報端末22、車載端末31へ配信する。原理としては、判定部212、312は、直接に救急履歴情報140と入力された情報から緊急度などを算出可能である。しかしながら、このような処理は負荷が高いため、処理能力の高い消防サーバ10の分析部114が分析を行って判定モデル160を作成して配信し、端末の判定部212、312でも少ない負荷で判定ができるようにしてある。判定モデル160は、救急履歴情報の内容を軽負荷で判定できるように処理した判定用救急履歴情報であり、判定部212、312の処理内容としては、実質的には救急履歴情報を用いて緊急度や疑い病名などを算出している。
10 消防サーバ
20 指令台
21 指令台電話端末
22 指令台情報端末
30 車両
31 車載端末
40 病院端末
50 ネットワーク
51 光ファイバーケーブル、ADSL
52 移動通信システムを採用した通信網
53 電話回線
60 一般電話
110,210,310 プロセッサ
111 情報入出力部
112 病院情報収集部
113 救急履歴情報収集部
114 分析部
115 判定モデル配信部
120,220,320 記憶装置
130 医療情報
140 救急履歴情報
150 病院情報
160 判定モデル
170 救急隊情報
211 情報入出力部
212 判定部
213 指令部
311 情報入出力部
312 判定部
400 症状入力画面
410 患者基本情報エリア
420 バイタルサインエリア
430 既往症エリア
440 内因性症状エリア
450 外因性症状エリア
460 判定エリア

Claims (5)

  1. 救急医療において、患者に係る通報、救急隊による患者の症状の入力情報に基づいて、緊急度判定を支援する救急情報システムであって、
    受け付けた通報について、患者の症状を含む情報を、指令台から入力される指令台端末と、
    前記指令台端末から入力された情報、および過去の救急履歴情報に従って作成された第一の判定モデルに基づいて、第一の緊急度を算出する第一の判定部と、
    前記算出した第一の緊急度とともに、救急隊への出動指令を発信する指令部と、
    前記通報に係る患者の症状を含む情報を、現場にて前記救急隊により入力される現場端末と、
    前記現場端末から入力された情報、および医療情報、若しくは過去の救急履歴情報に従って作成された第二の判定モデルに基づいて、第二の緊急度を算出する第二の判定部と、
    前記患者の診断、処置、または手術後に、診断結果、当該事案の緊急度を担当医師より入力される病院端末と、
    救急事案ごとに、前記指令台端末から入力された情報と、前記現場端末から入力された情報と、前記病院端末から入力された情報と、を履歴として格納する救急履歴情報と、
    所定の期間毎に、前記救急履歴情報の更新情報を読出し、前記指令台端末、および/または前記現場端末から入力された情報を入力値、前記病院端末から入力された情報を出力値の教師データとするニューラルネットワークの学習を行い、判定モデルの更新を行う分析部と、
    を備えたことを特徴とする救急情報システム。
  2. 請求項1において、
    前記医療情報は、患者の症状と、緊急度と、を対応させて記憶しており
    第二の判定部は、前記現場端末から入力される患者の症状を含む情報と、前記医療情報、または前記分析部で更新されて配信された判定モデルとに基づいて、第二の緊急度を算出することを特徴とする救急情報システム。
  3. 請求項において、
    前記病院端末から診断結果、救急事案の緊急度が入力されない場合は、
    前記分析部は、前記第二の判定部が算出した第二の緊急度をニューラルネットワークの出力値の教師データとして学習を行い判定モデルを更新する
    ことを特徴とする救急情報システム。
  4. 請求項1乃至のいずれかの請求項において、
    前記第一または第二の判定部は、前記第一または第二の緊急度とともに、疑い病名を算出することを特徴とする救急情報システム。
  5. 救急医療において、患者に係る通報、救急隊による患者の症状の入力情報に基づいて、緊急度判定を支援する救急情報管理方法であって、
    指令台端末が、受け付けた通報について、患者の症状を含む情報を、指令台から入力される通報受付工程と、
    第一の判定部が、前記指令台端末から入力された情報、および過去の救急履歴情報に従って作成された第一の判定モデルに基づいて、第一の緊急度を算出する第一の判定工程と、
    指令部が、前記第一の緊急度とともに、救急隊への出動指令を発信する出動指令工程と、
    現場端末が、前記通報にる患者の症状を含む情報を、現場にて前記救急隊により入力される現場措置工程と、
    第二の判定部が、前記現場端末から入力された情報、および医療情報、若しくは過去の救急履歴情報に従って作成された第二の判定モデルに基づいて、第二の緊急度を算出する第二の判定工程と、
    病院端末が、前記患者の診断、処置、または手術後に、診断結果、当該事案の緊急度を担当医師より入力される医師見解報告工程と、
    情報入出力部が、救急事案ごとに、前記指令台端末から入力された情報と、前記現場端末から入力された情報と、前記病院端末から入力された情報と、を履歴として救急履歴情報に格納する履歴格納工程と、
    分析部が、所定の期間毎に、前記救急履歴情報の更新情報を読出し、前記指令台端末、および/または前記現場端末から入力された情報を入力値、前記病院端末から入力された情報を出力値の教師データとするニューラルネットワークの学習を行い、判定モデルの更新を行う分析工程と、
    を有することを特徴とする救急情報管理方法。
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