JP5769890B2 - 回転電機のコイルおよび回転電機 - Google Patents
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Description
以下、本発明を実施の形態1である図面を参照して説明する。
図1は、この発明を適用した回転電機の概略を示す断面図である。
図において、回転電機は、筒状のセンターフレーム1と、このセンターフレーム1の負荷側および反負荷側の両側面に取り付けられたフロントフレーム2およびリアフレーム3とを有し、センターフレーム1の内周面には円環状に形成された固定子4が嵌合されている。また、固定子4の反負荷側の端面にUVW各相に給電するバスバー5がバスバーホルダを介して取り付けられている。さらに、フロントフレーム2およびリアフレーム3には、負荷側軸受け6および反負荷側軸受け7が設けられ、これらの軸受け6、7によって回転軸8を支持し、かつ、この回転軸8に固定された回転子9を固定子4に対向配置して回転可能に支持している。
図において、固定子4の鉄心10は、電磁鋼鈑などの磁性を有する薄い鋼板を積層して形成され、この鉄心10には、コイルボビン11および絶縁紙12を介して固定子コイル13が巻装されている。この固定子コイル13の素線は、厚さに対して幅の割合が大きい帯状の銅線が用いられ、かつ、その表面には絶縁体が被覆されており、この帯状の素線を幅方向に曲げて、いわゆるエッジワイズ型のコイルが形成されている。このコイル13は、四隅に曲げ部を有し、概ね四角形状に巻回されており、回転電機の回転軸8に垂直に交差するコイルエンド部13Aと回転軸に平行な非コイルエンド部13Bとを有している。
このようなエッジワイズ型に巻回された複数のコイル13を鉄心10に円環状に嵌め込むことにより固定子4が形成される。
すなわち、図3(a)に示すように、固定された支持部材21と可動部材22間に帯状の素線20を当接させて移動させ、所定の位置において、図3(b)に示すように、一方を固定部材23によって固定保持した状態で可動部材22を軌跡Aに沿って移動させることにより、支持部材21に巻きつけるようにして曲げ部が形成される。次に、図3(c)に示すように、可動部材22を元の位置に戻すとともに、固定部材23の固定を解放して素線20を図中矢印方向に送り出し、その後、次の曲げ点が支持部材21に到達すると、送りを停止して上述の曲げ加工を行ない、このような工程を繰り返して所定の巻数のエッジワイズ型コイル13が形成されることになる。
すなわち、コイルエンド部13A側の巻線終了時の形状(図2のY−Y断面)は、図4(a)に示すように奇数番目に巻かれたターン同士はほぼ同じ高さとなり、同様に偶数番目に巻かれたターン同士は、奇数番目の高さと異なるほぼ同じ高さに巻回され、一方、非コイルエンド部13B側の形状(図2のX−X断面)は、図4(b)に示すように順次広がるように構成されている。
また、非コイルエンド部13B側のコイル曲げ位置を、回転軸8の中心から半径方向外側へ拡がるテーパー状にずらすとともに、鉄心10を同様にテーパー状に形成することによって、図4(b)から明らかなように巻線の内周面を鉄心10に絶縁紙12を介して当接させることができ、コイル13の放熱性を損なわずにコイル13の厚みを効果的に減少させることができる。
すなわち、非コイルエンド部13Bをテーパー状に形成することによって、テーパー状のコイル内周がテーパー状の固定子鉄心10に嵌り込むため、コイル13と固定子鉄心10を確実に当接させることができ、さらに、曲げ膨らみ部の重なりを回避してコイル同士の密着性を高めることによって、更なるコイル冷却性の向上が可能となる。
図6は、この発明の実施の形態2である回転電機のコイルを示している。
この実施の形態2においては、コイルエンド部13Aに加えて非コイルエンド部13Bも、奇数番目に巻かれたターン同士をほぼ同じ高さとし、偶数番目に巻かれたターン同士も奇数番目の高さと異なるほぼ同じ高さとして構成したものである。
このように構成することによっても、曲げ膨らみ部の重なりを回避することができ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
図7はこのような回転電機の概略構造を示すもので、図において、フロントフレーム2にオイル配管14を設け、コイルエンド部13A側から回転電機の軸方向に向けて冷媒となるオイルを噴出させるように構成したものである。このように構成することによって、図6(C)の矢印で示すように回転電機の軸方向に形成されたコイルエンド部13Bの隙間に沿ってオイルが流れることになり、より積極的にオイルを複数のコイル13の間に取り込むことができる。特に、回転電機の回転軸方向に長い固定子4においては、オイルとの接触面積を大きく取ることができ、かつ、隣り合う固定子のコイル13との間に回転電機の回転軸方向に貫通した隙間を設けることができ、巻線の曲げ膨らみ部の重なりを回避した点と併せ、高い占積率と高い放熱性を両立させることができる。
なお、オイル配管14は、リアフレーム3側あるいはフロントフレーム2およびリアフレーム3の両側に設けてもよい。
さらに、オイル配管14に代えて、回転電機の内部にオイルを溜めておき、このオイルを回転子によって掻き揚げてコイルエンド部に供給するように構成してもよく、この場合においても同様にコイル間の隙間を伝ってコイルの奥まで給油させることができ、高い放熱性を確保することができる。
図8は、この発明の実施の形態3である回転電機のコイルを示す概略構成図である。
図8においては、非コイルエンド部13Bのコイル高さを、奇数番目と偶数番目の両方それぞれにおいて回転軸中心から半径方向外側へ拡がるような異なるテーパー状に構成しており、このように構成することによっても、曲げ膨らみ部の重なりを回避することができ、実施の形態1、2と同様の効果を得ることができる。
なお、奇数番目と偶数番目の一方のみをテーパ状に形成しても同様な効果を得ることができる。
すなわち、非コイルエンド13B側の巻線の外形をテーパー状にすることによって、実施の形態2よりもさらに高い占積率の巻線が可能となる。
以上のような実施の形態1〜3で説明したエッジワイズ型コイル13を用い、このコイル部を熱伝導性に優れた樹脂でモールドして固定し、さらに、固定子鉄心10と嵌り合う形状に成形された場合においても、コイルの積層方向の小型化、放熱面積の増加において同様の効果を得ることができる。
4:固定子 5:バスバー 6:負荷側軸受け
7:非負荷側軸受け 8:回転軸 9:回転子
10:固定子鉄心 11:コイルボビン 12:絶縁紙
13:コイル 13A:コイルエンド部 13B:非コイルエンド部
20:素線 20A:曲げ膨らみ部 21:支持部材
22:可動部材
Claims (9)
- 絶縁被覆された平板導体を幅方向に曲げて四角形状のエッジワイズ型コイルを構成する回転電機のコイルであって、
前記曲げによりコイルエンド部および非コイルエンド部を構成する第1の曲げ部と、
前記第1の曲げ部に隣接して積層され、コイルエンド部および非コイルエンド部を構成する第2の曲げ部とを有し、
前記第1の曲げ部と前記第2の曲げ部の内側部分の位置をコイルエンド部と非コイルエンド部について平板導体の平面方向に相互にずれるように配置し、前記各内側部分において生じる膨らみ部分が隣接する平板導体同士で対向しないようにしたことを特徴とする回転電機のコイル。 - 前記第1の曲げ部および前記第2の曲げ部が順次に積層された複数の巻線部を含み、
前記非コイルエンド部において、前記巻線部の曲げ位置が回転電機中心から半径方向外側へテーパー状に拡がるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の回転電機のコイル。 - 請求項2に記載の回転電機のコイルと、このコイルを固定する鉄心と、この鉄心を保持するセンターフレームとを備え、前記センターフレームに冷却水通路を設けたことを特徴とする回転電機。
- 前記コイルの非コイルエンド部において、
奇数番目の巻線部と偶数番目の巻線部は、曲げ位置を異ならせるとともに、少なくとも一部の外周の位置を異ならせたことを特徴とする請求項1に記載の回転電機のコイル。 - 請求項4に記載の回転電機のコイルと、このコイルを固定する鉄心と、この鉄心を保持するセンターフレームと、このセンターフレームに結合されるフロントフレームおよびリアフレームとを備え、前記センターフレーム、フロントフレームおよびリアフレームからなるフレーム内部に冷却油を流通させる通路を設けたことを特徴とする回転電機。
- 前記コイルの非コイルエンド部において、
奇数番目の巻線部と偶数番目の巻線部は、少なくとも一部の外周の位置を異ならせ、かつ、奇数番目の巻線と偶数番目の巻線の両方あるいは少なくとも一方の曲げ位置を回転電機の回転軸から半径方向外側にテーパー状に拡がるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の回転電機のコイル。 - 前記コイルのコイルエンド部において、
奇数番目の巻線部と偶数番目の巻線部は、曲げ位置を異ならせるとともに、前記奇数番目の巻線と偶数番目の巻線の少なくとも一部の外周の位置を異ならせたことを特徴とする請求項2または4に記載の回転電機のコイル。 - 請求項1、2、4、6、7のいずれか1項に記載のコイルを備えたことを特徴とする回転電機。
- 前記コイルの表面を熱伝導性に優れた樹脂でモールドして覆い、モールド内周側を固定子鉄心に当接させたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の回転電機。
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