JP5768828B2 - ロボットシステム、及び、ロボットシステムの制御方法 - Google Patents

ロボットシステム、及び、ロボットシステムの制御方法 Download PDF

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Description

ロボットシステム、及び、ロボットシステムの制御方法に関する。
従来、動作可能な作業用アームを有するロボットが提案されている。通常、作業用アームの周囲には安全柵を設けて作業用アームの動作領域と人とを仕切るようにしているが、作業対象物の補充などのために人が安全柵内に入る場合がある。また近年、作業用アームと人とが仕切られていない空間で両者が作業するケースも増えている。このようなロボットにおいては、作業用アームの動作領域に人などが侵入して、ロボットと人とが干渉してしまうリスクを回避するために、安全対策が図られている。例えば、人に取り付けた発信機と、この発信機に対応し装置に取り付けた受信機と、この受信機の出力信号を演算処理して装置に対する人の位置を検出する位置検出手段を備えたマン・マシン作業システムが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特許文献1に記載されたマン・マシン作業システムにおいては、位置検出手段によって、装置に対する人の位置関係が検出され、当該位置関係により人の動作領域が設定される。
また、産業用ロボットの動作領域内の人間の存在を検出する人間検出装置を備えたロボットシステムも提案されている(例えば、特許文献2を参照。)。
特許文献2に記載されたロボットシステムは、ロボット制御装置への電流量を調整する機能を有する給電調整装置を備え、電流量の切り替えを、人間検出装置からの出力信号により給電調整器が行うものである。
特許第4219870号公報 特開2010−167523号公報
しかしながら、ロボットは、与えられた作業を遂行するために、予め設定された所定の動作モードにしたがって、決められた動作を行うように制御されている。すなわち、ロボットの動作内容は、作業の進行状況に応じて刻々と変化する。そして、ロボットの動作内容によって、人に対する危険性(リスク)が変化する。したがって、装置に対する位置関係によって人の動作領域を画一的に設定するだけでは、十分な安全対策とはいえない場合がある。逆に、ロボットの動作内容によっては、安全対策が過剰となり、ロボットの作業効率が低下してしまう場合がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、より安全性を向上したロボットシステム、及び、ロボットシステムの制御方法を提供することを例示的課題とする。
例示的側面としてのロボットシステムは、ロボットと、このロボットの動作を制御するコントローラと、を有し、コントローラは、予め設定された第1条件を満たしたときにロボットの動作態様を通常から特別な動作態様に切り替わるようにロボットを制御する動作モードを複数記憶する動作モード記憶部と、動作モード記憶部に記憶された複数の動作モードのうちの特定の動作モードが実行されているとき、当該特定の動作モードの実行条件を満たした状態で、さらに、予め設定された第2条件を満たすと、動作モードを動作モード記憶部に記憶された複数の動作モードのうちの特定の動作モードと異なる別の動作モードに切り替える動作モード切替部と、を有している。
ロボットは、作業用アームと、作業用アームを支持する基台と、基台を移動させる移動機構とを有していてもよい。
ロボット以外の移動体の位置を検知する移動体検知手段を有し、複数の動作モードのうちの少なくとも1つはロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知したことを第1条件としてロボットの動作態様を通常から特別な動作態様に切り替えるものであってもよい。
複数の動作モードのうちの少なくとも1つはロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知したことを第1条件としてロボットを停止状態に切り替える第1動作モードであってもよい。
複数の動作モードのうちの少なくとも1つはロボットに設けられたスイッチがオンである状態であることを第1条件としてロボットが外力に倣って動作することを許可する第2動作モードであってもよい。
複数の動作モードのうちの少なくとも1つは移動体検知手段により検出された移動体の位置とロボットとの距離が所定距離以下であることを第1条件としてロボットの動作態様を通常から特別な動作態様に切り替える第3動作モードであってもよい。
複数の動作モードのうちの少なくとも1つはロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知したことを第1条件としてロボットの動作態様を通常から通常よりも低出力で動作する特別な動作態様に切り替える第4動作モードであってもよい。
動作モード切替部は、上記第1動作モード実行時に、第2条件としてロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知する状態が所定時間以上続いたとき、動作モードを第1動作モードから、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知したことを第1条件としてロボットの動作態様を通常から通常よりも低出力で動作する特別な動作態様に切り替える第4動作モードに切り替えてもよい。
更に、動作モード切替部は、第4動作モード実行時に、第2条件としてロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知しない状態であるとき、動作モードを第4動作モードから上記第1動作モードに切り替える。
動作モード切替部は、上記第1動作モード実行時に、第2条件としてロボットに設けられたスイッチ(イネーブルスイッチ)がオンである状態となったとき、動作モードを第1動作モードから、このスイッチ(イネーブルスイッチ)がオンである状態であることを第1条件としてロボットが外力に倣って動作することを許可する第2動作モードに切り替えてもよい。
動作モード切替部は、上記第3動作モード実行時に、第2条件として、ロボットが停止状態となり、かつ、ロボットに設けられたスイッチ(イネーブルスイッチ)がオンである状態となったとき、動作モードを第3動作モードから、このスイッチ(イネーブルスイッチ)がオンである状態であることを第1条件としてロボットが外力に倣って動作することを許可する第2動作モードに切り替えてもよい。
動作モード切替部は、上記第3動作モード実行時に、第2条件として、ロボットが停止状態となり、かつ、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知する状態が所定時間以上続いたとき、動作モードを第3動作モードから、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知したことを第1条件としてロボットの動作態様を通常から通常よりも低出力で動作する特別な動作態様に切り替える第4動作モードに切り替えてもよい。
他の例示的側面としてのロボットシステムの制御方法は、予め設定された第1条件を満たしたときにロボットの動作態様を通常から特別な動作態様に切り替わるようにロボットを制御する動作モードを複数記憶する動作モード記憶部から、所定の動作モードを実行する動作モード実行ステップと、動作モード実行ステップによりに特定の動作モードが実行されているとき、当該特定の動作モードの実行条件を満たした状態で、さらに、予め設定された第2条件を満たすと、動作モードを動作モード記憶部に記憶された複数の動作モードのうちの特定の動作モードと異なる別の動作モードに切り替える動作モード切り替えステップと、を有する。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
より安全性が向上する。
実施の形態1に係るロボットシステムの動作を説明するための模式図である。 実施の形態1に係るロボットシステムにおける動作モードの切り替え手順を説明するフローチャートである。 実施の形態2に係るロボットシステムにおける動作モードの切り替え手順を説明するフローチャートである。 実施の形態3に係るロボットシステムにおける動作モードの切り替え手順を説明するフローチャートである。 変形例に係るに係るロボットシステムの動作を説明するための模式図である。
実施するための形態
[実施の形態1]
以下、実施の形態1に係るロボットシステムについて、図面を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係るロボットシステムの動作を説明するための模式図である。図2は、実施の形態1に係るロボットシステムにおける動作モードの切り替え手順を説明するフローチャートである。
図1に示すロボットシステム2は、ロボット3と、ロボット3の動作を制御するコントローラ4と、を有している。コントローラ4は、動作モード記憶部5と、動作モード切替部6とを有する。動作モード記憶部5は、予め設定された第1条件を満たしたときにロボット3の動作態様を通常から特別な動作態様に切り替わるようにロボット3を制御する動作モードを複数記憶するものである。動作モード切替部6は、動作モード記憶部5に記憶された複数の動作モードのうちのある特定の動作モードが実行されているとき、当該特定の動作モードの実行条件を満たした状態で、さらに、予め設定された第2条件を満たすと、動作モードを、動作モード記憶部5に記憶された複数の動作モードのうち特定の動作モードとは異なる別の動作モードに切り替えるものである。このようなロボットシステム2によれば、より安全性を向上することができる。すなわち、条件設定に応じて、ロボット3の動作モードを、ロボット3及びロボット3の周囲の状況に適した別の動作モードに切り替えることにより、より安全性が向上する。また、ロボット3の速度制限や動作制限が少なくなりタクトタイムが縮小し、生産性及び稼働率が向上する。
ロボット3は、作業用アーム24と、この作業用アーム24を支持する基台11と、この基台11を移動させる移動機構12とを有している。図1においては、1つの作業用アーム24を基台11が支持しているが、ロボット3の動作内容に応じて、作業用アーム24を2つ以上有していてもよい。また、図1においては、基台11を移動させる移動機構12を有するロボット3の例を示しているが、基台11は、設置面(例えば、床部等)に対し、図示しないアンカーボルト等により固定されていてもよい。また、ロボット3には、イネーブルスイッチ8が設けられている。イネーブルスイッチ8は押下されるとオン状態となり、このイネーブルスイッチがオン状態である間のみ、ロボットが外力に倣って動作が可能である。イネーブルスイッチ8は、所謂デッドマンスイッチのように、押下された状態から放すとオフ状態になるのに加え、押下されたオン状態からさらに強く押下されるとオフ状態になるよう構成してもよい。
コントローラ4は、ロボットの各駆動部位の動作を制御するものであり、例えば、CPU、ROM、RAM等で構成されている。ロボット3とロボットコントローラ4とは、ケーブル13を介して相互通信可能に接続されている。なお、ロボット3とロボットコントローラ4とは無線接続されていてもよい。図1に示すコントローラ4は、動作モード記憶部5、動作モード切替部6、動作制御部14、入力部15、及び条件判定部16を有している。
動作制御部14は、ロボット3や作業用アーム24の動作を制御するものである。予め教示された動作プログラムに従って作業用アーム24のアクチュエータ(サーボモータなど)へ動作指令を出力する一方、アクチュエータの位置情報などを監視し、作業用アーム24が動作指令に沿った動作をするよう制御する。また後述する動作モードの切り替えに従って、ロボット3の動作態様を切り替える制御を行う。
その他にも、コントローラ4は動作プログラムや制御に必要なパラメータを記憶する記憶部を有するが図では省略している。
ロボット3は、通常は予め教示された動作プログラムにて指定された速度で動作する。
動作モード記憶部5は、ロボット3を制御する動作モードを複数記憶したデータベースである。動作モード記憶部5に記憶されたそれぞれの動作モードは、予め設定された第1条件を満たしたときに、ロボット3の動作態様を通常から特別な動作態様に切り替えるものである。ここで、通常の動作態様とは、上記第1条件を満たしていないときに、実行中の動作モードが平常に行う動作態様のことである。特別な動作態様とは、動作モードが平常に行う動作態様以外の別の動作態様のことである。なお、第1条件、及び第1条件を満たしたときに切り替える特別な動作態様は、それぞれの動作モードごとに異なる。例えば、複数の動作モードのうちの少なくとも1つはロボット3周囲の所定エリア内に移動体9を検知することを第1条件としてロボットの動作態様を通常から特別な動作態様に切り替えるものであってもよい。
動作モード切替部6は、特定の動作モードが実行されているとき、当該特定の動作モードを、動作モード記憶部5に記憶された別の動作モードに切り替えるものである。この動作モード切替部6は、当該特定の動作モードの実行条件(第1条件)を満たした状態で、さらに、予め設定された第2条件を満たした場合に、当該特定の動作モードを別の動作モードに切り替える。すなわち、それぞれの動作モードには、予め、通常の動作態様を、特別な動作態様に切り替える契機となる第1条件と、現在実行されている動作モードを別の動作モードに切り替える契機となる第2条件とが設定されている。そして、まず、条件判定部16が、入力部15から受け取った各種のロボット3及びロボットの周囲の情報から、現在実行されている動作モードの第1条件及び第2条件の両方を満たしているか否かを判定する。そして、第1条件及び第2条件の両方を満たしている場合に、動作モード切替部6が、動作モード記憶部5に記憶した複数の動作モードから、現在実行中の動作モードとは別の動作モードを選択して動作モードを選択し、ロボット3の動作モードを切り替える。
条件判定部16は、現在実行されている動作モードの第1条件、及び第2条件を満たしているか否かの条件判定を行う。そして、この条件判定部16は、第1条件を満たしている場合には、判定結果を、動作制御部14に出力し、また、第1条件及び第2条件の両方を満たしている場合には、判定結果を、動作モード切替部6に出力する。動作制御部14は、動作モード記憶部5に記憶された動作モードを実行させて、ロボット3を制御する。動作制御部14は、条件判定部16から、第1条件を満たしているとの出力を受け取ると、実行中の動作モードにおいて、ロボット3の動作態様を通常から特別な動作態様に切り替える制御を行う。また、動作モード切替部6は、上述したように、第1条件及び第2条件の両方を満たしているとの出力を受け取ると、現在実行中の動作モードとは別の動作モードに切り替える。そして、動作制御部14は、切り替えられた別の動作モードを新たに実行させて、ロボット3を制御する。
図1に示すように、ロボットシステム2は、ロボット3以外の移動体9の位置を検知する移動体検知手段7を有していてもよい。ロボット3以外の移動体9とは、例えば、人間、ハンドリフト、搬送台車、その他のロボット3以外の自走可能なロボットなどを挙げることができる。特に、人間、及び人力走行の移動体であることが好ましい。検知対象の移動体9が、床面上を移動するものの場合には、図1に示すように、レーザ測距装置などの移動体検知手段7を、床面から所定の高さに設置し、当該所定の高さにおける移動体9の位置を検知してもよい。移動体検知手段7は、レーザ測距装置に限定されることはなく、例えば、撮像装置、移動体に配設されたICタグからデータを読み取るデータ受信装置であってもよい。移動体検知手段7は、移動体の検知結果を、ロボットコントローラ4の入力部15に出力する。入力部15は、条件判定部16での条件判定に必要な各種情報を受け取り、当該情報を条件判定部16に出力する。ロボットシステム2は、移動体検知手段7以外に、条件判定部16での条件判定に必要な情報を検知するためのその他の検知手段(図示せず)をさらに有していてもよい。
上記のようなロボットシステム2による、動作モードの切り替え手順を、フローチャートに示した。図2は、実施の形態1に係るロボットシステムにおける動作モードの切り替え手順を説明するフローチャートである。実施の形態1に係るロボットシステムでは、ステップS1として、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知したことを第1条件としてロボットを停止状態に切り替える第1動作モードを実行する。なお、フローチャートの開始時点は、第1条件が満たされていないものとし、ロボットを動作状態、すなわち、通常の動作態様とする。第1動作モードは、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知する状態が所定時間以上続いたことを第2条件とする。所定エリアの範囲については、第1動作モードが実行する作業内容に応じて適宜設定することができる。
次に、ステップS2として、移動体の位置を検知する。移動体の位置の検知は、第1動作モードの第1条件の条件判定に必要であり、また、上記第2条件の条件判定にも必要である。次に、ステップS3として、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知したか否かの判定を行う。ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知した場合には、ステップS4に進み、ロボットを停止状態、すなわち、特別な動作態様とする。ロボットを停止状態にすることにより、所定エリア内に侵入した移動体とロボットとの干渉が防止され、安全性が向上する。また、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知しない場合には、ステップS1に戻り、第1動作モードの通常の動作態様を維持する。これにより、生産性及び稼働率が向上する。
次に、ステップS5として、第1動作モードの第2条件の条件判定として、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知する状態が所定時間以上続いたか否かの判定を行う。すなわち所定の時間間隔で移動体の位置を検知し、所定エリア内に移動体を検知すればその時間をカウントし、所定時間と比較を行う。第2条件の条件判定中は、ロボットは停止状態を維持するが、所定時間に達する前に所定エリア内に移動体を検知しなくなった場合には、カウントをリセットしてステップS1に戻り、第1動作モードの動作態様を再開する。所定エリア内に移動体を検知する状態が所定時間以上続いた場合には、ステップS6として、動作モードを第1動作モードから、第4動作モードに切り替える。この第4動作モードは、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知したことを第1条件(第4動作モードの第1条件)としてロボットを通常よりも低出力で動作させるモードである。
「通常よりも低出力での動作」の具体例として、ロボットの各関節を駆動するサーボモータの最大出力を、移動体を検知していない場合より低い値に制限して動作させることが挙げられる。
すなわち、現時点では特別な動作態様として停止状態にある第1動作モードを、第1条件を満たした場合に通常よりも低出力で動作する第4動作モードに切り替え、ロボットの動作を再開させる。移動体を検知する状態が所定時間以上続いたことにより、移動体は、移動体自身の状況を含めロボット周囲の状況を十分に把握することができる。このため、移動体を検知する状態が所定時間続いたことを第2条件として、ロボットの動作を再開する。ここで、第4動作モードは、第4動作モードの第1条件を満たしている場合に通常よりも低出力で動作する動作モードである。そして、第1動作モードから第4動作モードへの切り替え条件が、第4動作モードの第1条件を満たしている。したがって、切り替えられた第4動作モードは、特別な動作態様である低出力にて動作を再開する。ロボットが低出力にて動作を再開すると、移動体に対する危険性が低減する。移動体を検知する状態の継続時間が所定時間未満である場合には、ステップS4によるロボットの停止状態を維持する。なお、第1動作モードの第2条件を満たすための時間については特に制限はなく、第1動作モードが実行する作業内容や所定エリアの範囲に応じて適宜設定することができる。
以上説明したように、実施の形態1に係るロボットシステムでは、通常の動作態様で作業中のロボットに移動体が近づくと、ロボットが一旦停止状態となる。その後、移動体が所定時間内にロボットから離れるとロボットは従前と同じ動作態様で作業を再開する。一方、移動体がロボットに近い状態が所定時間以上続くと、ロボットを低出力で動作するモードとした上で作業を再開する。ロボットが低出力で動作している状態であれば、仮にロボットと移動体が接触しても移動体への衝撃を抑えることができる。
すなわち実施の形態1に係るロボットシステムによれば、生産性及び稼働率と、安全性とを両立することができる。
[実施の形態2]
図3は、実施の形態2に係るロボットシステムにおける動作モードの切り替え手順を説明するフローチャートである。実施の形態2に係るロボットシステムでは、ステップS7として、移動体の位置とロボットとの距離が所定距離以下であることを第1条件としてロボットの動作態様を通常から特別な動作態様に切り替える第3動作モードを実行する。なお、フローチャートの開始時点は、第1条件が満たされていないものとし、ロボットを動作状態、すなわち、通常の動作態様とする。第3動作モードは、ロボットが停止状態となり、かつ、ロボットに設けられたイネーブルスイッチ(以下、単に「スイッチ」ということがある)がオンである状態を第2条件とする。第1条件における移動体の位置とロボットとの距離については、第3動作モードが実行する作業内容に応じて適宜設定することができる。
次に、ステップS8として、移動体の位置を検知する。移動体の位置の検知は、第3動作モードの第1条件の条件判定に必要である。次に、ステップS9として、移動体の位置とロボットとの距離が所定距離以下であるか否かの判定を行う。ここで、所定距離以下である場合には、ステップS10として、ロボットを特別な動作態様とする。図3においては、ロボットを停止状態としている。ロボットを停止状態にすることにより、移動体の位置がロボットに近づき過ぎてしまった場合でも、移動体とロボットとの干渉が防止され、安全性が向上する。また、移動体の位置とロボットとの距離が所定距離以上の場合には、ステップ7に戻り、第3動作モードの通常の動作態様を維持する。これにより、生産性及び稼働率が向上する。
次に、ステップS11として、第3動作モードの第2条件の条件判定を行う。すなわち、ステップS11として、ロボットに設けられたイネーブルスイッチがオンである状態か否かの判定を行う。また、第3動作モードの第2条件には、ロボットが停止状態であることが含まれるが、実施の形態2に係るロボットシステムにおいては、第3動作モードの第1条件を満たした際の特別な動作態様が、ロボットを停止状態にすることである。このため、図3に示すフローチャートでは、ロボットが停止状態であるか否かの判定を省略している。例えば、第3動作モードの第1条件を満たした際の特別な動作態様が、ロボットを停止状態とすること以外の場合には、第3動作モードの第2条件の条件判定として、ロボットが停止状態であるか否かの判定を含んでもよい。ロボットに設けられたイネーブルスイッチがオンである場合には、ステップS12として、動作モードを第3動作モードから、第2動作モードに切り替える。この第2動作モードは、イネーブルスイッチがオンである状態であることを第1条件(第2動作モードの第1条件)としてロボットが外力に倣って動作することを許可するモードである。すなわち、現時点では特別な動作態様として停止状態にある第3動作モードでは、ロボットが外力に倣って動作することを許可しておらず、第2動作モードに切り替えられ、かつ、上述した第2動作モードの第1条件を満たした場合に、ロボットが外力に倣って動作することが可能となる。
図3に示すフローチャートでは、第2動作モードに切り替えた後、ステップS13として、再度、ロボットに設けられたイネーブルスイッチがオンである状態か否かの判定を行っている。この条件判定は、第2動作モードの第1条件の条件判定である。そして、イネーブルスイッチがオンの場合には、ステップS14として、ロボットが外力に倣って動作することを許可する。したがって、第3動作モードの第2条件の条件判定時のまま、イネーブルスイッチがオンの場合には、第2動作モードに切り替えた時点で、ロボットが外力に倣って動作することを許可している。また、第2動作モードに切り替えた後、イネーブルスイッチがオフに変更された場合には、ステップS15として、ロボットが外力に倣って動作することを禁止する。
以上説明したように、実施の形態2に係るロボットシステムでは、通常の動作態様で作業中のロボットに移動体が近づくとロボットが一旦停止状態となる。その後、イネーブルスイッチがオンになるとロボットが外力に倣って動作する。
移動体が人間である場合、イネーブルスイッチをオン状態にしたままロボットに外力を加えてロボットを所望の位置、姿勢へと動作させることができる。さらに、そのロボットの状態をコントローラ内の記憶部(図示せず)に記録するように構成することにより、所謂ダイレクトティーチングを行うことができる。
ダイレクトティーチングとは、人間がロボットに力を加えて所望の位置、姿勢を取らせその状態を記録していくことでロボットに動作プログラムを教示する手法である。
すなわち実施の形態2に係るロボットシステムによれば、通常の動作態様で作業を行っているロボットに接近し、ダイレクトティーチングによりロボットの動作プログラムの修正を行うという一連の流れを、特別な手順を踏むことなくスムーズに行うことができる。
[実施の形態3]
図4は、実施の形態3に係るロボットシステムにおける動作モードの切り替え手順を説明するフローチャートである。実施の形態3に係るロボットシステムでは、ロボット周囲の所定エリア内において移動体を検知したことを第1条件としてロボットを停止状態に切り替える第1動作モードを実行する。なお、フローチャートの開始時点は、第1条件が満たされていないものとし、ロボットを動作状態、すなわち、通常の動作態様とする。第1動作モードは、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知する状態が所定時間以上続いたことを第2条件とする。そして、第1動作モードの第2条件が満たされた場合に、動作モードを第1動作モードから第4動作モードに切り替える。なお、この第1動作モードは、実施の形態1に係るロボットシステムにて説明した第1動作モードと同じ内容の動作モードである。また、第1動作モードの第2条件が満たされた場合に、動作モードを第1動作モードから第4動作モードに切り替える手順も、実施の形態1に係るロボットシステムにて説明した手順と同じである。実施の形態3に係るロボットシステムでは、第4動作モードに切り替えられた後、第4動作モードの第2条件を満たした場合に、第4動作モードから第1動作モードに再度切り替える切り替え手順を更に含んでいる。
図4に示すように、実施の形態3に係るロボットシステムでは、まず、ステップS16として、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知したことを第1条件としてロボットを停止状態に切り替える第1動作モードを実行する。次に、ステップS17として、移動体の位置を検知する。次に、ステップS18として、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知したか否かの判定を行う。ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知した場合には、ステップS19に進み、ロボットを停止状態、すなわち、特別な動作態様とする。また、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知しない場合には、ステップS16に戻り、第1動作モードの通常の動作態様を維持する。
次に、ステップS20として、第1動作モードの第2条件の条件判定として、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知する状態が所定時間以上続いたか否かの判定を行う。すなわち所定の時間間隔で移動体の位置を検知し、所定エリア内に移動体を検知すればその時間をカウントし、所定時間と比較を行う。第2条件の条件判定中は、ロボットは停止状態を維持するが、所定時間に達する前に所定エリア内に移動体を検知しなくなった場合には、カウントをリセットしてステップS16に戻り、第1動作モードの動作態様を再開する。所定エリア内に移動体を検知する状態が所定時間以上続いた場合には、ステップ21に進み、動作モードを第1動作モードから、第4動作モードに切り替える。この第4動作モードは、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知したことを第1条件(第4動作モードの第1条件)としてロボットの動作態様を通常から通常よりも低出力で動作するモードである。
次に、ステップS22として、再度、移動体の位置を検知する。次に、ステップS23として、第4動作モードの第2条件の条件判定を行う。すなわち、ステップS23として、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知しないか否かの判定を行う。所定エリア内に移動体を検知しない状態であるときは、ステップS24に進み、動作モードを第4動作モードから第1動作モードに切り替える。第1動作モードにおいては、第4動作モードから第1動作モードへの切り替え条件が、第1動作モードの第1条件を満たしていないため、第1動作モードは、通常の動作態様にて動作が行われる。第4動作モードから切り替わった第1動作モードでも、これまでに説明した第1動作モードと同じ条件判定が行われ、適宜、特別な動作態様への切り替え、及び第4動作モードへの切り替えが行われる。このため、より安全性が向上し、また、ロボットの出力の制限が少なくなり、生産性及び稼働率が向上する。また、ステップS23にて、所定エリア内に移動体を検知した場合には、ステップS22に戻り、第4動作モードの特別な動作態様を維持して移動体の位置を検知する。
[変形例]
図5は、変形例に係るロボットシステムの動作を説明するための模式図である。図5に示すロボットシステム2aは、ロボット3aと、ロボット3aの動作を制御するコントローラ4aと、移動体検知手段7aと、を有している。ロボット3aは、所定の作業エリア内を自走して各種の作業を行う作業部17と、作業部17が配設された基台18と、基台18を移動させる移動機構19とを有する自走式移動ロボットである。ロボット3aは、例えば、プログラミングされた所定の走行方式にしたがって作業エリア内を自走して作業を行う。コントローラ4aは、動作モード記憶部5a、動作モード切替部6a、動作制御部14a、入力部15a、及び条件判定部16aを有している。また、このコントローラ4aは、ロボット3aを自走させるために必要な制御部(図示せず)を更に有していてもよい。動作モード記憶部5aは、予め設定された第1条件を満たしたときにロボット3aの動作態様を通常から特別な動作態様に切り替わるようにロボット3aを制御する動作モードを複数記憶する。動作モード切替部6aは、動作モード記憶部5aに記憶された特定の動作モードが実行されているとき、当該特定の動作モードの実行条件(第1条件)を満たした状態で、さらに、予め設定された第2条件を満たすと、動作モードを別の動作モードに切り替える。動作制御部14aは、動作モード記憶部5aに記憶された動作モードを実行させて、ロボット3aを制御する。条件判定部16aは、現在実行されている動作モードの第1条件、及び第2条件を満たしているか否かの条件判定を行う。入力部15aは、条件判定部16aでの条件判定に必要な各種情報を受け取り、当該情報を条件判定部16aに出力する。
このようなロボット3aは、所定の作業エリア内を自走するため、移動体9との接触などの干渉を生じ易いが、複数の動作モードに第1条件及び第2条件の条件付けを行い、かつ、これらの条件を満たした場合に、動作モードを別の動作モードに切り替えることにより、より安全性が向上する。
以上説明したように、実施の形態3に係るロボットシステムでは、通常の動作態様で作業中のロボットに移動体が近づくと、ロボットが一旦停止状態となる。その後、移動体が所定時間内にロボットから離れるとロボットは従前と同じ状態で動作を再開する。一方、移動体がロボットに近い状態が所定時間以上続くと、ロボットを低出力で動作するモードとした上で動作を再開する。ロボットが低出力で動作している状態であれば、仮にロボットと移動体が接触しても移動体への衝撃を抑えることができる。
その後、移動体がロボットから離れるとロボットは低出力での動作をやめ、通常状態での動作に復帰する。
すなわち実施の形態3に係るロボットシステムによれば、生産性及び稼働率と、安全性とを両立することができる。
[実施の形態4]
以下、実施の形態4に係るロボットシステムの制御方法について説明する。実施の形態4に係るロボットシステムの制御方法は、図1に示す実施の形態1に係るロボットシステム2を制御する方法である。ロボットシステムの制御方法は、動作モード実行ステップと、動作モード切り替えステップとを有する。動作モード実行ステップは、予め設定された第1条件を満たしたときにロボットの動作態様を通常から特別な動作態様に切り替わるようにロボットを制御する動作モードを複数記憶する動作モード記憶部から、所定の動作モードを実行するステップである。動作モード切り替えステップは、動作モード実行ステップによりに特定の動作モードが実行されているとき、当該特定の動作モードの実行条件(第1条件)を満たした状態で、さらに、予め設定された第2条件を満たすと、動作モードを別の動作モードに切り替えるステップである。
ここで、図2に示すフローチャートに基づいて、実施の形態4に係るロボットシステムの制御方法における制御の流れを、ステップ順に説明する。まず、ステップS1として、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知したことを第1条件としてロボットを停止状態に切り替える第1動作モードを実行する。第1動作モードは、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知する状態が所定時間以上続いたことを第2条件とする。
次に、ステップS2として、移動体の位置を検知する。移動体の位置の検知は、第1動作モードの第1条件の条件判定に必要であり、また、上記第2条件の条件判定にも必要である。次に、ステップS3として、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知したか否かの判定を行う。ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知した場合には、ステップS4に進み、ロボットを停止状態とする。次に、第1動作モードの第2条件の条件判定として、ステップS5として、ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知する状態が所定時間以上続いたか否かの判定を行う。すなわち所定の時間間隔で移動体の位置を検知し、所定エリア内に移動体を検知すればその時間をカウントし、所定時間と比較を行う。移動体を検知する状態が所定時間以上続いた場合には、ステップS6として、動作モードを第1動作モードから第4動作モード(ロボット周囲の所定エリア内に移動体を検知することを第1条件としてロボットを通常よりも低出力で動作させる動作モード)に切り替える。また、第2条件の条件判定中は、ロボットは停止状態を維持するが、所定時間に達する前に所定エリア内に移動体を検知しなくなった場合には、ステップS1に戻り、第1動作モードの動作態様を再開する。実施の形態4に係るロボットシステムの制御方法によれば、安全性が向上する。すなわち、条件設定に応じて、ロボットの動作モードを、ロボット及びロボットの周囲の状況に適した別の動作モードに切り替えることにより、より安全性が向上する。また、ロボットの速度制限や動作制限が少なくなりタクトタイムが縮小し、生産性及び稼働率が向上する。
以上、実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である
2,2a:ロボットシステム
3,3a:ロボット
4,4a:コントローラ
5,5a:動作モード記憶部
6,6a:動作モード切替部
7,7a:移動体検知手段
8:イネーブルスイッチ
9:移動体
10:エリア
11:基台
12:移動機構
13:ケーブル
14,14a:動作制御部
15,15a:入力部
16,16a:条件判定部
17:作業部
18:基台
19:移動機構
24:作業用アーム

Claims (10)

  1. ロボットと、
    前記ロボットの動作を制御するコントローラと、
    前記ロボット以外の移動体の位置を検知する移動体検知手段と、を有するロボットシステムであって、
    前記コントローラは、
    予め設定された第1条件を満たしたときに前記ロボットの動作態様を通常から特別な動作態様に切り替わるように前記ロボットを制御する動作モードを複数記憶する動作モード記憶部と、
    前記動作モード記憶部に記憶された特定の動作モードが実行されているとき、当該特定の動作モードの実行条件を満たした状態で、さらに、予め設定された第2条件を満たすと、動作モードを別の動作モードに切り替える動作モード切替部と、を有し、
    前記複数の動作モードのうちの少なくとも1つは前記ロボット周囲の所定エリア内に前記移動体を検知したことを前記第1条件として前記ロボットを停止状態に切り替える第1動作モードであり、
    前記動作モード切替部は、前記第1動作モード実行時に、前記第2条件として前記ロボット周囲の所定エリア内に前記移動体を検知する状態が所定時間以上続いたとき、動作モードを前記第1動作モードから、前記ロボット周囲の所定エリア内に前記移動体を検知したことを前記第1条件として前記ロボットの動作態様を通常から通常よりも低出力で動作する特別な動作態様に切り替える第4動作モードに切り替える、ロボットシステム。
  2. ロボットと、
    前記ロボットの動作を制御するコントローラと、
    前記ロボット以外の移動体の位置を検知する移動体検知手段と、を有するロボットシステムであって、
    前記コントローラは、
    予め設定された第1条件を満たしたときに前記ロボットの動作態様を通常から特別な動作態様に切り替わるように前記ロボットを制御する動作モードを複数記憶する動作モード記憶部と、
    前記動作モード記憶部に記憶された特定の動作モードが実行されているとき、当該特定の動作モードの実行条件を満たした状態で、さらに、予め設定された第2条件を満たすと、動作モードを別の動作モードに切り替える動作モード切替部と、を有し、
    前記複数の動作モードのうちの少なくとも1つは前記移動体検知手段により検出された前記移動体の位置と前記ロボットとの距離が所定距離以下であることを前記第1条件として前記ロボットの動作態様を通常から特別な動作態様に切り替える第3動作モードであり、
    前記動作モード切替部は、前記第3動作モード実行時に、前記第2条件として、前記ロボットが停止状態となり、かつ、前記ロボット周囲の所定エリア内に前記移動体を検知する状態が所定時間以上続いたとき、動作モードを前記第3動作モードから、前記ロボット周囲の所定エリア内に前記移動体を検知したことを前記第1条件として前記ロボットの動作態様を通常から通常よりも低出力で動作する特別な動作態様に切り替える第4動作モードに切り替える、ロボットシステム。
  3. 前記ロボットは、
    作業用アームと、前記作業用アームを支持する基台と、前記基台を移動させる移動機構とを有している、請求項1又は請求項2に記載のロボットシステム。
  4. 前記複数の動作モードのうちの少なくとも1つは前記ロボットに設けられたスイッチがオンである状態であることを前記第1条件として前記ロボットが外力に倣って動作することを許可する第2動作モードである、請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載のロボットシステム。
  5. 前記複数の動作モードのうちの少なくとも1つは前記ロボット周囲の所定エリア内に前記移動体を検知したことを前記第1条件として前記ロボットの動作態様を通常から通常よりも低出力で動作する特別な動作態様に切り替える第4動作モードである、請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のロボットシステム。
  6. 前記動作モード切替部は、前記第4動作モード実行時に、前記第2条件として前記ロボット周囲の所定エリア内に前記移動体を検知しない状態であるとき、動作モードを前記第4動作モードから前記第1動作モードに切り替える、請求項1に記載のロボットシステム。
  7. 前記動作モード切替部は、前記第1動作モード実行時に、前記第2条件として前記ロボットに設けられたスイッチがオンである状態となったとき、動作モードを前記第1動作モードから、前記スイッチがオンである状態であることを前記第1条件として前記ロボットが外力に倣って動作することを許可する第2動作モードに切り替える、請求項1に記載のロボットシステム。
  8. 前記動作モード切替部は、前記第3動作モード実行時に、前記第2条件として、前記ロボットが停止状態となり、かつ、前記ロボットに設けられたスイッチがオンである状態となったとき、動作モードを前記第3動作モードから、前記スイッチがオンである状態であることを前記第1条件として前記ロボットが外力に倣って動作することを許可する第2動作モードに切り替える、請求項2に記載のロボットシステム。
  9. 予め設定された第1条件を満たしたときにロボットの動作態様を通常から特別な動作態様に切り替わるように前記ロボットを制御する動作モードを複数記憶する動作モード記憶部から、所定の動作モードを実行する動作モード実行ステップと、
    前記動作モード実行ステップによりに特定の動作モードが実行されているとき、当該特定の動作モードの実行条件を満たした状態で、さらに、予め設定された第2条件を満たすと、動作モードを別の動作モードに切り替える動作モード切り替えステップと、を有し、
    複数の動作モードのうちの少なくとも1つは前記ロボット周囲の所定エリア内に前記移動体を検知したことを前記第1条件として前記ロボットを停止状態に切り替える第1動作モードであり、
    前記動作モード切り替えステップは、前記第1動作モード実行時に、前記第2条件として前記ロボット周囲の所定エリア内に前記移動体を検知する状態が所定時間以上続いたとき、動作モードを前記第1動作モードから、前記ロボット周囲の所定エリア内に前記移動体を検知したことを前記第1条件として前記ロボットの動作態様を通常から通常よりも低出力で動作する特別な動作態様に切り替える第4動作モードに切り替える、ロボットシステムの制御方法。
  10. 予め設定された第1条件を満たしたときにロボットの動作態様を通常から特別な動作態様に切り替わるように前記ロボットを制御する動作モードを複数記憶する動作モード記憶部から、所定の動作モードを実行する動作モード実行ステップと、
    前記動作モード実行ステップによりに特定の動作モードが実行されているとき、当該特定の動作モードの実行条件を満たした状態で、さらに、予め設定された第2条件を満たすと、動作モードを別の動作モードに切り替える動作モード切り替えステップと、を有し、
    複数の動作モードのうちの少なくとも1つは前記移動体検知手段により検出された前記移動体の位置と前記ロボットとの距離が所定距離以下であることを前記第1条件として前記ロボットの動作態様を通常から特別な動作態様に切り替える第3動作モードであり、
    前記動作モード切り替えステップは、前記第3動作モード実行時に、前記第2条件として、前記ロボットが停止状態となり、かつ、前記ロボット周囲の所定エリア内に前記移動体を検知する状態が所定時間以上続いたとき、動作モードを前記第3動作モードから、前記ロボット周囲の所定エリア内に前記移動体を検知したことを前記第1条件として前記ロボットの動作態様を通常から通常よりも低出力で動作する特別な動作態様に切り替える第4動作モードに切り替える、ロボットシステムの制御方法。
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