JP5765454B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、感光体上に現像した金色トナー像と金色トナー像以外の他の色のトナー像とを像担持体に積層した後、定着して画像形成する画像形成装置が開示されている。この先行技術では、他の色のトナー像上に金色トナー像が像担持体に積層されている。
特許文献2には、電子写真により金色の像を含む画像形成が可能な画像形成装置の感光体上に現像した金色トナーと金色トナー以外の色との全色トナー像を中間転写体に積層した後、像担持体へ全色トナー像を転写し、定着して画像形成する画像形成装置が開示されている。この先行技術では、金色トナーにより形成された像である金色トナー像を中間転写体へ積層した後に、金色トナー以外の色のトナーの少なくとも一色から形成されるトナー像は、金色トナー像上に積層されている。
特開2006-317632号公報 特開2006-317633号公報
本発明は、金属光沢感の高い画像を得ることが目的である。
請求項1の発明は、扁平顔料を含むトナーを用いる第一画像部と、扁平顔料を含まないトナーを用いる複数の第二画像部と、前記第一画像部で形成した像と前記第二画像部で形成した各色の像とを記録媒体に定着する定着部と、を有し、前記第一画像部で形成した像の定着後の、当該像のみの画像のグロスをBmとし、前記第二画像部で形成した各色の像の定着後の、当該像のみの夫々の画像のグロスをBcとし、単位面積当たりのトナー質量が同じ画像で比較すると、Bm>Bcとなるように画像形成条件を設定するモードを有する画像形成装置。
請求項2の発明は、前記記録媒体上のトナー像の単位面積当たりのトナー質量を制御することで、前記グロスがBm>Bcとなるように設定される。
請求項3の発明は、扁平顔料を含むトナーの前記記録媒体上のトナー像の単位面積当たりのトナー質量が2g/mm 以上で4g/mm 未満になるように設定されている。
請求項4の発明は、Bmが予め定められた閾値よりも大きくなるように、扁平顔料を含むトナーの前記記録媒体上のトナー像の単位面積当たりのトナー質量を制御する。
請求項1に記載の発明によれば、Bm≦Bcの場合と比較し、金属光沢感の高い画像を得ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、記録媒体上のトナー像の単位面積当たりのトナー質量を制御しない場合と比較し、容易にグロスがBm>Bcとなるように設定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、扁平顔料を含むトナーの記録媒体上のトナー像の単位面積当たりのトナー質量が2g/mm 未満、又は4g/mm よりも大きい場合と比較し、金属光沢感の高い画像を得ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、Bmが予め定められた閾値以下の場合と比較し、金属光沢感の高い画像を得ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、現像部材に印加する現像バイアスの電位以を制御しない場合と比較し、潜像保持体のトナー像の単位面積当たりのトナー質量を容易に制御することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 本実施形態に係る画像形成ユニットを構成する画像形成部の構成を示す概略図である。 本実施形態に係る画像形成ユニットを構成するトナー像形成部の構成を示す概略図である。 (A)は金属色トナーのトナー層数を説明するための説明図であり、(B)は他色トナーのトナー層数を説明するための説明図である。 金属色トナーの層数が少なく扁平顔料の反射面が、シート部材のシート面に沿った方向に整列し、重なることなく並んだ理想的な姿勢を示す模式図である。 金属色トナーの層数が多く扁平顔料の反射面が、シート部材のシート面に沿った方向と交差する方向で、且つ向く方向が一定で無く重なった姿勢を示す模式図である。 フロップインデックスの算出式を示す図である。 フロップインデックス値と正反射率との関係を示すグラフである。 金属色トナーの単位面積当たりのトナー質量とFI値との関係を示すグラフである。 金属色トナー及び他色トナーの単位面積当たりのトナー質量とグロスとの関係を示すグラフである。 (A)はシート部材の金属色トナーの単位面積当たりのトナー質量が少ない状態を模式的に示す模式図であり、(B)は(A)よりも金属色トナーの単位面積当たりのトナー質量が多い状態を模式的に示す模式図であり、(C)は(B)よりも金属色トナーの単位面積当たりのトナー質量が多い状態を模式的に示す模式図である。 (A)はシート部材の他色トナーの単位面積当たりのトナー質量が少ない状態を模式的に示す模式図であり、(B)は(A)よりも他色トナーの単位面積当たりのトナー質量が多い状態を模式的に示す模式図であり、(C)は(B)よりも他色トナーの単位面積当たりのトナー質量が多い状態を模式的に示す模式図である。
以下、本発明の実施形態の一例を図面に基づき説明する。先ず、画像形成装置の全体構成及び動作を説明し、その後、本実施形態の要部について説明することとする。なお、以下の説明では、図1に矢印Hで示す方向を装置高さ方向、図1に矢印Wで示す方向の装置幅方向とする。また、装置高さ方向及び装置幅方向のそれぞれに直交する方向(適宜矢印Dで示す)を装置奥行き方向とする。
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本実施形態に係る画像形成装置10を正面側から見た全体構成を示す概略図である。この図に示される如く、画像形成装置10は、電子写真方式により記録媒体の一例としてのシート部材Pに画像を形成する画像形成部12と、シート部材を搬送する媒体搬送部50と、画像が形成されたシート部材Pに対する後処理等を行う後処理部60(とを含んで構成されている。さらに、画像形成装置10は、上記各部及び電源部80の制御を行う制御部70、並びに制御部70を含む上記各部に電力を供給する電源部80を含んで構成されている。
<画像形成部の構成>
画像形成部12について、該画像形成部12を正面側から見た概略図である図2を参照しつつ説明する。画像形成部12は、潜像保持体の一例である感光体ドラム21と、帯電器22と、露光装置23と、現像装置24と、清掃装置25とを含んで構成されてなり、トナー像を形成するトナー像形成部20(図3も参照)と、トナー像形成部20で形成された画像をシート部材Pに転写する転写装置30と、シート部材Pに転写されたトナー像をシート部材Pに定着する定着装置40とを含んで構成されている。
トナー像形成部20は、色ごとにトナー像を形成するように複数備えられている。この実施形態では、第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の計6色のトナー像形成部20が設けられている。図1に示す(V)、(W)、(Y)、(M)、(C)、(K)は、上記各色を示している。転写装置30は、6色分のトナー像が重畳して1次転写されたトナー像保持体の一例としての転写ベルト31から、転写ニップNTにおいてシート部材Pに6色分のトナー像を転写するようになっている。
なお、本実施形態では、第1特別色(V)は、画像に金属光沢を付加するための金属色である。一方、第2特別色(W)は、他の色に比して頻繁に使用されるユーザ特有のコーポレート色である。なお、各色のトナーについては後述する。
(感光体ドラム)
図2及び図3に示すように、感光体ドラム21は、円筒状に形成され、図示しない駆動手段によって自軸周りに回転駆動されるようになっている。感光体ドラム21の外周面には、一例として負の帯電極性を呈する感光層が形成されている。なお、感光体ドラム21の外周面にオーバコート層を形成した構成としても良い。各色の感光体ドラムは、正面視で装置幅方向に沿って直線状に並べて配置されている。
(帯電器)
帯電器22は、感光体ドラム21の外周面(感光層)を負極性に帯電させるようになっている。この実施形態では、帯電器22は、コロナ放電方式(非接触帯電方式)のスコロトロン帯電器とされている。
(露光装置)
露光装置23は、感光体ドラム21の外周面に静電潜像を形成するようになっている。具体的には、制御部70を構成する画像信号処理部から受け取った画像データに応じて、変調した露光光L(図3参照)を帯電器22により帯電された感光体ドラム21の外周面に照射するようになっている。この露光装置23による露光光Lの照射によって、感光体ドラム21の外周面には静電潜像が形成される。この実施形態では、露光装置23は、光源から照射された光ビームをポリゴンミラーやFθレンズを含む光走査手段(光学系)で走査しつつ感光体ドラム21の表面を露光する構成とされている。また、本実施形態では、露光装置23は、色ごとに設けられている。
(現像装置)
現像装置24は、トナーを含む現像剤Gで感光体ドラム21の外周面に形成された静電潜像を現像することで、該感光体ドラム21の外周面にトナー像を形成するようになっている。詳細は省略するが、現像装置24は、現像剤Gを収容する容器241と、容器241に収容された現像剤Gを回転しながら感光体ドラム21に供給する現像ロール242とを少なくとも含んで構成されている。容器241には、現像剤Gを補給するためのトナーカートリッジ27が図示しない補給路を介してつながっている。各色のトナーカートリッジ27は、感光体ドラム21、露光装置23に対する上方に正面視で装置幅方向に並べて配置されており、個別に交換可能とされている。
また、現像ロール242には、現像バイアス電圧が印加されている。現像バイアス電圧は、感光体ドラム21と現像ロール242との間に加える電圧であり、現像バイアス電圧を印加することによって、現像ロール242と感光体ドラム21との間に生じる電位差により、感光体ドラム21の静電潜像がトナー像として顕像化される。
(清掃装置)
清掃装置25は、転写装置30へのトナー像の転写後に感光体ドラム21の表面に残留したトナーを該感光体ドラム21の表面から掻き取るブレード251を備えている。図示は省略するが、清掃装置25は、ブレード251(図3参照)が掻き取ったトナーを回収するハウジング、及びハウジング内のトナーを排トナーボックスに搬送する搬送装置をさらに備えて構成されている。
(転写装置)
転写装置30は、各色の感光体ドラム21のトナー像を転写ベルト31に重畳して1次転写し、該重畳されたトナー像をシート部材P(図2参照)に2次転写するようになっている。
図2に示すように、具体的には、転写ベルト31は、無端状を成し、複数のロール32に巻き掛けられて姿勢が決められている。この実施形態では、転写ベルト31は、正面視で装置幅方向に長い逆鈍角三角形状の姿勢とされている。複数のロール32のうち、図2に示すロール32Dは、図示しないモータの動力により転写ベルト31を矢印A方向に周回させる駆動ロールとして機能する。また、複数のロール32のうち、図2に示すロール32Tは、転写ベルト31に張力を付与する張力付与ロールとして機能する。複数のロール32のうち、図2に示すロール32Bは、2次転写ロール34の対向ロールとして機能する。
この転写ベルト31は、上記した姿勢で装置幅方向に延びる上辺部において、各色の感光体ドラム21に下方から接触しており、各感光体ドラム21の画像が1次転写ロール33からの転写バイアス電圧の印加を受けて転写されるようになっている。また、転写ベルト31は、鈍角を成す下端側の頂部において2次転写ロール34が接触されて転写ニップNTを形成しており、2次転写ロール34からの転写バイアス電圧の印加を受けて該転写ニップNTを通過するシート部材Pにトナー像を転写する。
(定着装置)
図2に示すように、定着装置40は、転写装置30においてトナー像が転写されたシート部材に、該トナー像を定着させるようになっている。
定着装置40は、複数のロール413に巻き掛けられた定着ベルト411と加圧ロール42とで形成される定着ニップNFにおいてトナー像を加熱しつつ加圧することで、トナー像をシート部材Pに定着する構成とされている。なお、ロール413Hは、内部に例えばヒータを備えると共に図示せぬモータから伝達される駆動力により回転する加熱ロールとされている。これにより、定着ベルト411が矢印R方向に周回するようになっている。
<媒体搬送部>
媒体搬送部50は、画像形成部12にシート部材Pを供給する媒体供給部52と、画像が形成されたシート部材Pを排出する媒体排出部54とを含んで構成されている。また、媒体搬送部50は、シート部材Pの両面に画像を形成させる際に用いられる媒体戻し部56と、転写装置30から定着装置40までシート部材Pを搬送する中間搬送部58とを含んで構成されている。
媒体供給部52は、画像形成部12の転写ニップNTに対し、転写タイミングに合わせてシート部材Pを1枚ずつ供給するようになっている。媒体排出部54は、定着装置40にてトナー像が定着された画像が形成されたシート部材Pを装置外に排出するようになっている。媒体戻し部56は、一方の面にトナー像が定着されたシート部材Pの他方の面に画像を形成する際に、該シート部材を表裏反転して画像形成部12(媒体供給部52)に戻すようになっている。
<後処理部>
図1に示すように、後処理部60は、画像形成部12で画像が形成されたシート部材Pを冷却する媒体冷却部62と、シート部材Pの湾曲を矯正する矯正装置64と、シート部材Pに形成された画像を検査する画像検査部66とを含んで構成されている。後処理部60を構成する各部は、媒体搬送部50の媒体排出部54中に配置されている。
後処理部60を構成する媒体冷却部62、矯正装置64、及び画像検査部66は、媒体排出部54におけるシート部材Pの排出方向の上流側からこの順で配置されており、媒体排出部54による排出過程のシート部材Pに対して上記後処理を施すようになっている。
[画像形成動作]
つぎに、画像形成装置10によるシート部材Pへの画像形成工程、及び、その後処理工程の概要を説明する。
図1に示すように、画像形成指令を受けた制御部70は、トナー像形成部20、転写装置30、定着装置40を作動させる。これにより、感光体ドラム21、現像ロール242が回転され、転写ベルト31が周回される。また、加圧ロール42が回転されると共に、定着ベルト411が周回される。さらに、これらの動作に同期して、制御部70は、媒体搬送部50等を作動させる。
これにより、各色の感光体ドラム21は、回転されながら帯電器22によって帯電される。また、制御部70は、画像信号処理部で画像処理が施された画像データを、各露光装置23に送る。各露光装置23は、画像データに応じて各露光光Lを出射して、帯電した各感光体ドラム21に露光する。すると、各感光体ドラム21の外周面に静電潜像が形成される。各感光体ドラム21に形成された静電潜像は、現像装置24から供給される現像剤によって現像される。これにより、各色の感光体ドラム21には、第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のうち、対応する色のトナー像が形成される。
各色の感光体ドラム21に形成された各色のトナー像は、各色の1次転写ロール33を通じた転写バイアス電圧の印加によって、周回する転写ベルト31に順次転写される。これにより、転写ベルト31には、6色分のトナー像が重畳された重畳トナー像が形成される。この重畳トナー像は、転写ベルト31の周回によって転写ニップNTに搬送される。この転写ニップNTには、媒体供給部52によって重畳トナー像の搬送にタイミングを合わせてシート部材Pが供給される。この転写ニップNTにおいて転写バイアス電圧が印加されることで、転写ベルト31から重畳トナー像がシート部材Pに転写される。
トナー像が転写されたシート部材Pは、中間搬送部58によって転写装置30の転写ニップNTから定着装置40の定着ニップNFに向けて、負圧吸引されながら搬送される。定着装置40は、定着ニップNFを通過するシート部材Pに熱及び加圧力(定着エネルギ)を付与する。これにより、シート部材Pに転写されたトナー像が該シート部材に定着される。
定着装置40から排出されたシート部材Pは、媒体排出部54によって装置外の排出媒体受け部に向けて搬送されつつ、後処理部60により処理が施される。定着工程により加熱されたシート部材Pは、先ず媒体冷却部62において冷却される。次いで、シート部材Pは、矯正装置64によって湾曲が矯正される。さらに、シート部材Pに定着されたトナー像は、画像検査部66によって、トナー濃度欠陥、画像欠陥、画像位置欠陥等の有無や程度が検出される。そして、シート部材Pは、媒体排出部54に排出される。
一方、シート部材Pの画像が形成されていない非画像面に画像を形成させる場合(両面印刷の場合)、制御部70は、画像検査部66の通過後のシート部材Pの搬送経路を、媒体排出部54から媒体戻し部56に切り替える。これによりシート部材Pは、表裏反転されて媒体供給部52に送り込まれる。このシート部材の裏面には、上記した表面への画像形成工程と同様の工程で画像が形成(定着)される。このシート部材Pは、上記した表面への画像形成後の後処理工程と同様の工程を経て、媒体排出部54によって装置外に排出される。
<要部構成>
(トナー)
つぎに、本実施形態のトナーについて説明する。
図4に示すように、第1特別色(V)として用いられる扁平顔料120を含む金属色のトナーGm(以降、「金属色トナーGm」と記載する)は、全体形状が円盤状の扁平形状とされている。また、金属色トナーGmは、スチレンアクリル樹脂等のバインダー樹脂にフレーク状の扁平顔料120や図示されていない電荷制御剤等が内添された構造となっている。なお、図4(A)では後述する他色トナーGcと区別しやすいように、金属色トナーGmを模式的に長方形状に図示している。
扁平顔料120は、本実施形態ではフレーク状で扁平形状のアルミニウムから構成されている。具体的には、扁平顔料120を平面に置いて側方から見ると、左右方向の寸法が上下方向の寸法によりも長い扁平形状とされている。更に、扁平顔料120は、図における上方又は下方を向く一対の反射面(扁平面)120Aを有している。
金属色トナーGmで形成された画像は、扁平顔料120の反射面120Aで光が反射されることで、画像に金属光沢感が付与される。
図4(B)に示すように、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)として用いられ、扁平顔料120(図4(A)参照)を含まない金属色以外の他の色のトナーGc(以降、「他色トナーGc」と記載する)は、略球形又はポテト形状と呼ばれる異形の形状とされている。また、スチレンアクリル樹脂等のバインダー樹脂に図示されていない扁平顔料以外の顔料や電荷制御剤等が内添された構造となっている。なお、図4(B)では模式的に側面視において球形に図示しているが、実際には、前述したように略球形又はポテト形状と呼ばれる異形の形状(図12を参照)である
なお、他色トナーGcは、略球形状又はポテト形状と呼ばれる異形の形状である必要はなく、粉砕トナーのように異形状に形成されたものであってもよい。
(第一要部構成)
第一要部構成について説明する。
第1特別色(V(金属色))のトナー像形成部20Vの感光体ドラム21には、金属色トナーGmのトナー像が形成される。一方、第1特別色以外の第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)のトナー像形成部20W,20Y,20M,20C、20Kの感光体ドラム21W,21Y,21M,21C,21Kには、それぞれ他色トナーGcのトナー像が形成される。各色の感光体ドラム21のトナー像は、転写装置30によって転写ベルト31に1次転写される。
そして、図4(A)に示すように、転写ベルト31に転写された金属色トナーGmのトナー像のトナー層数をAmとし、
図4(B)に示すように、転写ベルト31に転写された他色トナーGcのトナー像のトナー層数をAcとすると、
画像形成装置10は、Am<Acとなるように設定されるモードを有している。
更に、本実施形態では、金属色トナーGmのトナー像のトナー層数Amは、一層に近くなるように設定される。
なお、図3に示す露光装置23の露光光Lの光量、現像装置24の現像ロール242に印加する現像バイアスの電位、トナーの帯電量(帯電特性)等によって、感光体ドラム21上のトナー像の単位面積当たりのトナー質量を調整することで、転写ベルト31上のトナー層数が、Am<Acとなるように設定されている。なお、感光体ドラム21上において、Am<Acとなるように設定してもよい。
また、感光体ドラム21の静電潜像における画像面積率が100%のときに、トナー層数がAm<Acとなるように設定されている。更に、感光体ドラム21の静電潜像における画像面積率が100%以下の画像面積率であっても、金属色トナーGmと他色トナーGcとの画像面積率が同じであれば、トナー層数がAm<Acとなるように設定されている。なお、画像面積率とは、トナー像が占める面積の比率である。
また、画像面積率が100%のときのトナー像の単位面積当たりのトナー層数Am、Acは、
単位面積当たりのトナー質量:m
トナー1個当たりの平均質量:mt
トナー1個当たりの平均投影面積:S
とすると、
トナー層数=(m/mt)/(1/S)
で定義することができる。
なお、トナー1個当たりの平均投影面積Sは、トナー形状が球形状又は円盤形状と近似し、トナーの中心粒径2rとすると、円の面積(πr)から求めることができる。また、トナーの中心粒径2rは、ホソカワミクロン社製の帯電量分布測定装置(E-SPART ANALYZER)やベックマン−コールター社製のマルチサイザー等を用いて測定することができる。
また、トナー像が保持された状態の転写ベルト31又は感光体ドラム21を取り出して顕微鏡で観察することで、トナー層数Am、Acを確認することができる。
<作用効果>
次に、第一要部構成の作用について説明する。
金属光沢感を画像の少なくとも一部に付与するように画像形成指令を受けた場合(金属光沢感を画像の少なくとも一部に付与するモードの場合)は、図1に示されている金属色のトナー像形成部20V(第一画像形成部の一例)を稼働させる。
具体的には、感光体ドラム21Vの表面に、画像に金属光沢感を付与する部位に対応した静電潜像が形成される。つまり、画像の全面に金属光沢感を付与する場合は、感光体ドラム21Vの表面全体に静電潜像が形成され、部分的に金属光沢感を付与する場合は、その部分に対応した静電潜像が形成される。
そして、感光体ドラム21Vに形成された静電潜像は、現像装置24Vから供給される金属色トナーGm(図5等を参照)を含んだ現像剤によって現像される。これにより、感光体ドラム21Vには、金属色のトナー像が形成される。
この金属色のトナー像は、周回する転写ベルト31に転写され、さらに、他色のトナー像は、金属色のトナー像が転写ベルト31に転写された後に、転写ベルト31に順次転写される。これにより、転写ベルト31には、6色分のトナー像が重畳された重畳トナー像が形成される。この重畳トナー像は、転写ニップNTにて転写ベルト31からシート部材Pに転写される。
トナー像が転写されたシート部材Pは、中間搬送部58によって転写装置30の転写ニップNTから定着装置40の定着ニップNFに向けて搬送される。定着装置40は、定着ニップNFを通過するシート部材Pに熱及び圧力を付与する。これにより、シート部材Pに転写されたトナー像がシート部材Pに定着される。
ここで、金属色トナーGmの金属光沢感(反射率の角度依存性)とトナー層数との関係について説明する。なお、図5及び図6は、シート部材Pに定着後の金属色トナーGmのトナー像を模式化して図示している。また、実際には各トナーのバインダー樹脂は溶融され一体化されているが、これらの図では、判り易くするため、各トナーを一体化しないで図示している。また、他色トナーGcの図示も省略している。
金属色トナーGmによる金属光沢感を高くするためには、図7に示すフロップインデックス(FI:Flop Index)値を高くすること、すなわち、正反射率(L 15°)を高め、拡散反射率(L 110°)を低くすることが必要である。なお、このことは、図8に示すように、正反射率を高くするほど、フロップインデックス(FI:Flop Index)が高くなることからもわかる。
具体的には、図5に示すように金属色トナーGmの層数Amが少ない、更には、一層に近いほど、トナーの配向性が高くなり、扁平顔料120の反射面120Aがシート部材Pのシート面PAに沿った方向に整列し、重なることなく並んだ理想的な姿勢となりやすい。そして、このように扁平顔料120の反射面120Aがシート部材Pのシート面PAに沿った方向に整列し、重なることなく並んだ理想的な姿勢になることで、反射光の方向が一定となり、正反射率(L 15°)が高くなると共に拡散反射率(L 110°)が低くなり、金属光沢感が高くなる(フロップインデックス値が高くなる)。
しかし、図6に示すように金属色トナーGmの層数Amが多いほど、トナーの配向性が低くなり、扁平顔料120の反射面120Aがシート部材Pのシート面PAに沿った方向と交差する方向、且つ反射面120Aの向く方向が一定で無く重なった姿勢になりやすい。そして、このように扁平顔料120の反射面120Aが、シート部材Pのシート面PAに沿った方向と交差する方向で、且つ反射面120Aの向く方向が一定で無く重なった姿勢となることで、反射光の方向がランダムになり、正反射率(L 15°)が低くなると共に拡散反射率(L 110°)が高くなり、金属光沢感が低くなる(フロップインデックス値が低くなる)。
本実施形態においては、転写ベルト31上の金属色トナーGmのトナー像のトナー層数をAmとし、他色トナーGcのトナー像のトナー層数をAcとすると、Am<Acとなるように設定されている。よって、Am≧Acの場合と比較し、図5に示す扁平顔料120の反射面120Aがシート部材Pのシート面PAに沿った方向に整列し重なることなく並んだ理想的な姿勢になりやすくなり、正反射率(L 15°)が高くなると共に拡散反射率(L 110°)が低くなり、金属光沢感が高くなる。また、金属色トナーGmのトナー像のトナー層数をAmが一層に近くなるように設定さているので、より図5に示す理想的な姿勢になりやすくなっている。
別の観点から説明すると、金属色トナーGmに含まれる扁平顔料120を図5に示す理想的な姿勢に近くなるように、トナー層数をAm<Acにコントロールして、金属光沢感を高くしている。
また、金属色トナーGmと他色トナーGcとの、それぞれ感光体ドラム21の静電潜像の画像面積率が同じであれば、Am<Acとなるように設定されている。よって、Am<Acが維持されない場合と比較し、正反射率(L 15°)が高い状態を維持することができる。言い換えると、階調(画像の濃淡)が変化しても金属光沢感の変化が抑制される。
なお、図9は、定着前のシート部材P上の単位面積当たりの金属色トナーGmの単位面積当たりのトナー質量とFI値との関係を示すグラフである。このように、4.0g/mm当たりがもっともFI値が高く、5.0g/mmでFI値が低下している。そして、前述したように、
トナー層数=(m/mt)/(1/S)
であるので、単位面積当たりのトナー質量mが増えるとトナー層数Amも増えるので、トナー層数Amが多層化するとFI値が小さくなることがわかる。
なお、シート部材P上のトナー像の単位面積当たりのトナー質量mは、どのような方法で測定してもよいが、以下に測定方法の一例を説明する。
まず、20mm×50mmのベタパッチ画像(画像面積率100%)を出力し、シート部材P上に転写されたベタパッチ画像の未定着のトナー像のトナーを、吸引機に接続された取り外し式の吸引ヘッドにより吸引する。
吸引されたトナーはフィルターで捕獲され、捕獲したトナーの質量Mを測定する。
そして、捕獲したトナー質量Mを面積(20mm×50mm)で割ることで、シート部材Pのトナー像の単位面積当たりのトナー質量mを算出する。
(第二要部構成)
つぎに、第二要部構成について説明する。なお、第一要部構成と重複する内容の説明は省略する。
定着装置40で定着されたシート部材Pの金属色トナーGmの画像のグロス(光沢度)をBmとし、
定着装置40で定着されたシート部材Pの他色トナーGcの画像のグロス(光沢度)をBcとすると、
画像形成装置10は、Bm>Bcとなるように設定されるモードを有している。
なお、図3に示す露光装置23の露光光Lの光量、現像装置24の現像ロール242に印加する現像バイアスの電位、トナーの帯電量(帯電特性)等によって、感光体ドラム21上の単位面積当たりのトナー質量を調整し、最終的にシート部材Pの転写前のトナー像の単位面積当たりのトナー質量mを調整し、Bm>Bcとなるように設定されている。
なお、シート部材P上のトナー像の単位面積当たりのトナー質量mは、前述した測定方法を用いて測定することができる。また、シート部材Pの画像のグロスは、グロス測定機を用いて測定することができる。なお、本例では、Byk gardner micro-tri-gloss meter-gloss 60°を用いた。
また、グロス(光沢度)は、JIS規格では、ガラス表面(可視波長全域にわたって屈折率が1.567)を光沢度100(%)と規定している。また、屈折率1.567であるガラス表面において60°の入射角の場合の反射率10%を光沢度100(%)、20°の入射角の場合の反射率5%を光沢度100(%)としている。グロス(光沢度)の単位は、JIS規格により、%もしくは数字のみでよいとされている。また、原則として測定角度・測定器メーカ名・型式を明記することになっている。
<作用効果>
次に、第二要部構成の作用について説明する。
金属光沢感を画像の少なくとも一部に付与するように画像形成指令を受けた場合(金属光沢感を画像の少なくとも一部に付与するモードの場合)は、図1に示されている金属色のトナー像形成部20V(第一画像形成部の一例)を稼働させる。
そして、最終的にトナー像が転写されたシート部材Pは、中間搬送部58によって転写装置30の転写ニップNTから定着装置40の定着ニップNFに向けて搬送される。定着装置40は、定着ニップNFを通過するシート部材Pに熱及び圧力を付与する。これにより、シート部材Pに転写されたトナー像がシート部材Pに定着される。
ここで、金属色トナーGmの金属光沢感(反射率の角度依存性)とグロス(光沢度)とについて説明する。なお、図11及び図12は、シート部材Pに定着後の金属色トナーGmのトナー像と他色Gcとを模式化して図示している。また、実際には各トナーのバインダー樹脂は溶融され一体化されているが、これらの図では、判り易くするため、各トナーを一体化しないで図示している。
前述したように、金属色トナーGmによる金属光沢感を高くするためには、図7に示すフロップインデックス(FI:Flop Index)値を高くすること、すなわち、正反射率(L 15°)を高め、拡散反射率(L 110°)を低くすることが必要である。
図11(A)及び図12(A)に示すように、シート部材P上の定着前のトナー像の単位面積当たりのトナー質量mが少ないと、トナー間に隙間が生じ、シート部材Pが露出する。よって、図10に示すように、金属色トナーGmのグロスBm及び他色トナーGcのグロスBcは共に小さい。また、図11(A)に示すように、反射光の方向は一定であるが、トナー間に隙間があり、反射光の光量が十分でないので、金属光沢感は十分に高くなっていない。
金属色トナーGmの場合は、図11(B)に示すように、シート部材P上のトナー像の単位面積当たりのトナー質量mが図11(A)よりも多くなると、金属色トナーGmの扁平顔料120の反射面120Aがシート部材Pのシート面PAに沿った方向に整列し重なることなく並んだ理想的な姿勢に近くなる。これにより、反射光の方向が一定となり、正反射率(L 15°)が高くなると共に拡散反射率(L 110°)が低くなる。また、トナー間に隙間がなく、反射光の光量が十分である。よって、金属光沢感が高い(フロップインデックス値が高い)。また、表面が平滑になるので、図10に示すように、グロスが大きくなる。
金属色トナーGmの場合は、図11(C)に示すように、シート部材P上のトナー像の単位面積当たりのトナー質量mが更に多くなると、金属色トナーGmの扁平顔料120の反射面120Aがシート部材Pのシート面PAに沿った方向と交差する方向、且つ反射面120Aの向く方向が一定で無く重なった姿勢になる。これにより反射光の方向がランダムになり、正反射率(L 15°)が低くなると共に拡散反射率(L 110°)が高くなり、金属光沢感が低くなる(フロップインデックス値が低くなる)。また、表面が平滑でなくなるので、図10に示すように、グロスBmが小さくなる。
一方の他色トナーGcの場合は、図12(B)に示すように、シート部材P上のトナー像の単位面積当たりのトナー質量mが多くなると、隙間はほぼ埋まるが、表面の平滑性が低く、図10に示すように、グロスBcは十分に大きくならない。
他色トナーGcの場合は、図12(C)に示すように、シート部材P上のトナー像の単位面積当たりのトナー質量mが更に多くなると、隙間が埋まり、表面が平滑になることで、図10に示すように、グロスBcが大きくなる。
このように、金属色トナーGmの場合は、単位面積当たりのトナー質量mに対してグロスはピーク値(図10の例では、3g/mmで40)を有するが、他色トナーGcの場合は単位面積当たりのトナー質量mが大きくなるに従ってグロスが大きくなる。
そして、定着装置40で定着されたシート部材Pの金属色トナーGmの画像のグロス(光沢度)をBmとし、定着装置40で定着されたシート部材Pの他色トナーGcの画像のグロス(光沢度)をBcとすると、Bm>Bc、つまり、図10に示す単位面積当たりのトナー質量mが4g/mm未満の場合は金属光沢感が高くなる(フロップインデックス値が高くなる)(図11(A)及び図11(B)の状態)。しかし、Bm≦Bc、つまり、図10に示す単位面積当たりのトナー質量mが4g/mm以上の場合は、金属光沢感が低くなる(フロップインデックス値が低くなる)(図11(C)の状態)。
したがって、シート部材Pの定着後の画像のグロス(光沢度)がBm>Bcとなるように、画像形成条件(露光装置23の露光光Lの光量、現像装置24の現像ロール242に印加する現像バイアスの電位、トナーの帯電量(帯電特性)等)を設定することで、金属光沢感が高くなる(フロップインデックス値が高くなる)。
なお、本実施形態では、図10の領域S、すなわち図11(B)の状態になるように、金属色トナーGmのシート部材Pのトナー像の単位面積当たりのトナー質量mを設定、具体的には、トナー質量mを2g/mm以上で4g/mm未満になるように設定されている。
別の観点から説明すると、金属色トナーGmの画像のグロス(光沢度)がピーク値及びその近傍となるように、或いは、予め定められた閾値よりも大きくなるように、シート部材Pのトナー質量mを制御(画像形成条件を設定)することで、図11(B)の状態(金属色トナーGmの扁平顔料120の反射面120Aがシート部材Pのシート面PAに沿った方向に整列し重なることなく並んだ理想的な姿勢)になり、金属光沢感が高くなる(フロップインデックス値が高くなる)。
ここで、画像形成条件(露光装置23の露光光Lの光量、現像装置24の現像ロール242に印加する現像バイアスの電位、トナーの帯電量(帯電特性)等)の設定は、金属色トナーGmと他色トナーGcとで、それぞれ異なる設定であってもよい。また、金属色トナーGmと他色トナーGcとで、単位面積当たりのトナー質量mが異なっていてもよい。例えば、金属色トナーGmの単位面積当たりのトナー質量mが3g/mmで、他色トナーGcの単位面積当たりのトナー質量mが5g/mmになるように設定されていてもよい。
<その他>
尚、本発明は、上記実施形態に限定されない。
第一要部構成ではトナー層数がAm<Acとなるように設定し、第二要部構成ではグロスがBm>Bcとなるように設定した。これら「トナー層数Am<Ac」と「グロスBm>Bc」の両方が成立するように設定してもよいし、いずれか一方のみが成立するように設定してもよい。また、これらのいずれもが設定されないで画像が形成されるモードも有している。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態を説明する上で、各色のトナー像を夫々転写ベルト31に転写する場合を例にとって説明したが、各色のトナー像を夫々直接シート部材Pに転写してもよく、各色のトナー像を一括して転写ベルト又はシート部材Pに転写してもよい。
また、上記実施形態では、金属色のトナー像と他色のトナー像とを同時にシート部材Pに定着したが、金属色のトナー像のシート部材Pへの定着と、他の色のトナー像のシート部材Pへの定着とを別に行ってもよい。
また、上記実施形態は、説明のために例示したものであって、本発明としてはそれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲、明細書および図面の記載から当業者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更、削除、付加及び組み合わせが可能である。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
10 画像形成装置
20Y トナー像形成部(第二画像部の一例)
20M トナー像形成部(第二画像部の一例)
20C トナー像形成部(第二画像部の一例)
20K トナー像形成部(第二画像部の一例)
20W トナー像形成部(第二画像部の一例)
20V トナー像形成部(第一画像部の一例)
21Y 感光体ドラム(潜像保持体の一例)
21M 感光体ドラム(潜像保持体の一例)
21C 感光体ドラム(潜像保持体の一例)
21K 感光体ドラム(潜像保持体の一例)
21W 感光体ドラム(潜像保持体の一例)
21V 感光体ドラム(潜像保持体の一例)
31 転写ベルト(トナー像保持体の一例)
40 定着装置(定着部の一例)
120 扁平顔料
242 現像ロール(現像部材の一例)
P シート部材(記録媒体の一例、トナー像保持体の一例)

Claims (4)

  1. 扁平顔料を含むトナーを用いる第一画像部と、
    扁平顔料を含まないトナーを用いる複数の第二画像部と、
    前記第一画像部で形成した像と前記第二画像部で形成した各色の像とを記録媒体に定着する定着部と、
    を有し、
    前記第一画像部で形成した像の定着後の、当該像のみの画像のグロスをBmとし、
    前記第二画像部で形成した各色の像の定着後の、当該像のみの夫々の画像のグロスをBcとし、
    単位面積当たりのトナー質量が同じ画像で比較すると、Bm>Bcとなるように画像形成条件を設定するモードを有する画像形成装置。
  2. 前記記録媒体上のトナー像の単位面積当たりのトナー質量を制御することで、前記グロスがBm>Bcとなるように設定される請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 扁平顔料を含むトナーの前記記録媒体上のトナー像の単位面積当たりのトナー質量が2g/mm以上で4g/mm未満になるように設定されている請求項2に記載の画像形成装置。
  4. Bmが予め定められた閾値よりも大きくなるように、扁平顔料を含むトナーの前記記録媒体上のトナー像の単位面積当たりのトナー質量を制御する請求項2に記載の画像形成装置。
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