JP5762175B2 - 回転電機、回転電機の固定子コイルの巻回方法 - Google Patents

回転電機、回転電機の固定子コイルの巻回方法 Download PDF

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この発明は、中、大容量回転電機、タービン発電機などの回転電機に関し、特に、固定子鉄心のスロットに巻回される固定子コイルの巻線構造等に関する。
中、大容量の回転電機またはタービン発電機では、固定子コイルのインピーダンスの低減、漏れリアクタンスの低減、あるいは電圧の低減などの目的で、固定子コイルを並列回路で構成することが一般に行われている。これらの回転電機の固定子コイルは、二層巻きと呼ばれる、1つのスロットに内周側(上口コイル)と外周側(下口コイル)が存在し、これらがコイルエンドで接続されている。ここで、この並列回路に発生する電圧に並列回路間で差があれば、この電圧差を0にするように循環電流が流れ、この循環電流による発熱でコイルの温度上昇やエネルギー効率の低下など悪影響を及ぼす。
例えば、4極4並列回路のように、極数/並列回路数が整数になる場合(並列回路数=並列回路中の並列接続された回路の数)、コイル配置を工夫しなくても、並列回路間の電圧差を0とするコイル配置が存在するため、これまで問題にはならなかった。しかし、極数/並列回路数が整数にならない場合、並列回路間の電圧差を0にすることができず、循環電流が流れることになる。
例えば下記特許文献1,2には、極数/並列回路数が整数にならない、2極4並列や2極6並列における電圧差を低減するコイル配置が開示されている。
特開2009−183102号公報 特開2010−252438号公報
上記の特許文献1,2では、各極のコイルごとにピッチが異なっており、回転機を構成するためには数種類のピッチとなるコイルを組み合わせる必要があり、コイルエンドが複雑になり工作工数がかかるなどの問題点があった。さらに、上記の特許文献1,2で考慮されている並列回路間の電圧差は、同期機における無負荷時(固定子電流が0のとき)の電圧差であり、固定子電流が流れる実負荷時の電圧差については言及されていなかった。
この発明では、各極のすべてのコイルのピッチを等しくすることで、工作工数を削減し、かつ、固定子電流が流れる実負荷時の並列回路間の電圧差を低減し、並列回路間の循環電流を低減した回転電機、回転電機の固定子コイルの巻回方法を提供することを目的とする。
この発明は、内周側に複数の固定子スロットを有し、前記複数の固定子スロットに固定子コイルが、並列接続されるコイル回路の数が同じ並列回路を各相で形成するように複数の固定子スロットに亘って巻回されかつ、各固定子スロットにおいて外周側に下口コイル、内周側に上口コイルを構成するよう二層巻きされた固定子鉄心を備えた回転電機であって、前記固定子コイルの上口コイルと下口コイルを接続するスロットピッチが回転電機の各極のコイル回路で等しく、極数をN、並列回路のコイル回路数をN(但しNは4以上の整数)、毎極毎相のスロット数をQとするとき、A=N/Nで示されるAが整数ではなく、かつB=QAで示されるBが正の整数であり、上口コイルと下口コイルが同相となるスロット数が、各コイル回路で等しいことを特徴とする回転電機にある。
この発明では、固定子電流による各並列回路を構成するコイルへの誘起電圧差が低減でき、固定子電流が作る磁束による循環電流が低減できる。このため、負荷時の循環電流が低減でき、コイル発熱の低減、エネルギー効率の向上が期待できる。
この発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子鉄心の展開図である。 循環電流が大きくなる固定子コイルの巻線構造の例を説明するための固定子鉄心の展開図である。 循環電流低減の原理を説明するための固定子鉄心の展開図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機の固定子鉄心の展開図である。 この発明の実施の形態3に係る回転電機の固定子鉄心の展開図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機の固定子鉄心の展開図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機の固定子鉄心の展開図である。 この発明の実施の形態6に係る回転電機の固定子鉄心の展開図である。
以下、この発明による回転電機、回転電機の固定子コイルの巻回方法を各実施の形態に従って図面を用いて説明する。なお、各実施の形態において、同一もしくは相当部分は同一符号で示し、重複する説明は省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子鉄心の展開図である。固定子鉄心SCは実際にはリング形状のものであるが、巻線構造を説明するために直線的に展開して示されている(図の下側が内周側)。固定子鉄心SCは電磁鋼板を軸方向(図面の紙面に垂直な方向)に積層して構成され、固定子鉄心SCの内周側に固定子コイルCを格納する複数の固定子スロットSLを有する。
この例では、固定子スロット数は24であり、スロット番号1〜24に固定子コイルCが格納されている。固定子コイルはU、V、W相の3相巻線であり、スロット番号1の上口コイルC1はU相であり、このコイルはスロット番号11の下口コイルC2にコイルエンド(図示省略)で接続されている。同様に、スロット番号2の上口コイルC1のU相コイルは、スロット番号12の下口コイルC2に接続されている。このように、固定子コイルは二層巻にされかつ、1つのコイルのピッチは、スロット10個をまたがるように構成(固定子コイルを巻くスロット間隔数であるスロットピッチ10:10個置き)されているため、回転電機の各極のすべてのコイル(コイル回路)のピッチが等しい。各コイルにはU1のように下段に数字が示されているが、これが並列回路中の並列接続されたコイル回路の番号である。すなわち、U1はU相コイルのコイル回路番号1のコイルとなる。すなわち、この例では並列回路のコイル回路数が4となる。
この例では、2極、並列回路のコイル回路数=4であり、極数/並列回路のコイル回路数=0.5であり整数にならない。また、固定子スロット数が24であるため、毎極毎相スロット数は24/2/3=4である。よって、毎極毎相スロット数×極数/並列回路のコイル回路数=2であり正の整数となる。
U相巻線に関して、スロット番号1、スロット番号2、スロット番号13、スロット番号14のスロットにおいては、上下同相のスロットであり、スロット番号3,4(下口コイルがW相巻線)、スロット番号11,12(上口コイルがV相巻線)、スロット番号15,16(下口コイルがW相巻線)、スロット番号23,24(上口コイルがV相巻線)で上下異相のスロットである。同図より、上口コイルで並列回路の各コイル回路番号のコイルが1回ずつ、下口コイルでも1回ずつ上下同相のスロットを通ることになっている。
これに対して図2の巻線構造では、スロットピッチはすべて9個のスロットをまたぐ構成(固定子コイルを巻くスロット間隔数であるスロットピッチ9:9個置き)であり、等しくなっているが、上下同相のスロットを通るのは並列回路のコイル回路番号1および番号4のみで、並列回路のコイル回路番号2および3は上下同相のスロットを通らないことがわかる。
図3を用いて、この発明の原理を説明する。図3において、スロット番号2,3,4は上下同相のスロットであり、スロット番号1,5は上下異相のスロットである。例えばU相コイルに紙面裏側から表側の方向に電流が流れると、図中「漏れ磁束」と示した向き(反時計回り)に磁束が発生する。同相のコイルであればほぼ等しい大きさの漏れ磁束が発生する。この漏れ磁束が各コイルに鎖交することにより、磁束量に比例してコイルに誘起電圧が発生する。このため、固定子電流による各コイルの誘起電圧はスロット番号2,3,4ではそれぞれ等しい値となり、位相も等しくなる。しかし、上下異相のスロットでは、例えばスロット番号5の上口コイルに発生する誘起電圧は、スロット番号2,3,4における誘起電圧とは異なることが容易に理解できる。
よって、図1のように並列回路の各コイル回路で上下同相のスロットを通る回数が等しければ、上下異相のスロットを通る回数も等しくなるため、並列回路の各コイル回路のスロットごとの誘起電圧の合計は等しくなる。逆に、図2のように並列回路の各コイル回路で上下同相のスロットを通る回数が異なれば、各コイル回路間に誘起電圧の差が発生する。
並列回路の各コイル回路間に誘起電圧差があれば、各コイル回路の誘起電圧差を0とするように電流が流れる。この電流を循環電流といい、コイル発熱、エネルギー損失の増加などの悪影響を及ぼす。
図1では、固定子スロット数24、並列回路のコイル回路数4、3相、毎極毎相スロット数4、コイルピッチ10/12の例を示したが、並列回路の各コイル回路の上下同相のスロットを通る回数が等しければ、同様の効果を奏する。
なお、上記と同様の効果を奏する条件として、以下のものが挙げられる。並列接続されるコイル回路の数が同じ並列回路を各相で形成し、各固定子スロットにおいて下口コイルと上口コイルを構成する二層巻きにし、上口コイルと下口コイルを接続するスロットピッチが回転電機の各極の各コイル回路で等しく、極数をN、並列回路のコイル回路数をN(但しNは4以上の整数)、毎極毎相のスロット数をQとするとき、A=N/Nで示されるAが整数ではなく、かつB=QAで示されるBが正の整数であり、コイル回路の起端から終端までで、上口コイルと下口コイルが同相となるスロット数が、各コイル回路で等しくなる。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2に係る回転電機の固定子鉄心の展開図である。図1あるいは図4に示すように、2極、並列回路のコイル回路数4、毎極毎相スロット数Qの回転電機で、固定子コイルCの上口コイルC1と下口コイルC2を接続するピッチが各極の各コイル(コイル回路)で等しく、1つの相帯を構成する並列回路の各コイル回路はスロットSLごとに回転磁界方向(図面の左右方向)に対して所定の順番およびその逆順で構成されており、Qは4の倍数であり、コイルピッチをm/(aQ)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが2の倍数の正の整数であるとき、並列回路の各コイル回路における上下同相のスロットを通る回数が等しくなる(図4では上下同相のスロット無し)。図1、4は3相、2極、24スロット、毎極毎相4スロット、並列回路のコイル回路数4の例であり、図1はコイルピッチm/(aQ)が10/12、図4は8/12である。上記条件が成立する3相、2極、並列回路数4における毎極毎相スロット数Qとコイルピッチの固定子コイルを巻くスロットピッチmの組み合わせを以下の表1に示す。
Figure 0005762175
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3に係る回転電機の固定子鉄心の展開図であり、(a)(b)に分割されて示されており、(a)の左端が(b)の右端に繋がり、(b)の左端が(a)の右端に繋がる。図5に示すように、2極、並列回路のコイル回路数5、毎極毎相スロット数Qの回転電機で、固定子コイルCの上口コイルC1と下口コイルC2を接続するピッチが各極の各コイル(コイル回路)で等しく、1つの相帯を構成する並列回路の各コイル回路はスロットSLごとに回転磁界方向に対して所定の順番およびその逆順で構成されており、Qは5の倍数であり、コイルピッチをm/(aQ)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが5の倍数の正の整数であるとき、並列回路の各コイル回路における上下同相のスロットを通る回数が等しくなる。図5は3相、2極、60スロット、毎極毎相10スロット、並列回路のコイル回路数5、コイルピッチが25/30の例である。上記条件が成立する3相、2極、並列回路のコイル回路数5における毎極毎相スロット数Qとコイルピッチの固定子コイルを巻くスロットピッチmの組み合わせを以下の表2に示す。
Figure 0005762175
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4に係る回転電機の固定子鉄心の展開図であり、(a)(b)に分割されて示されており、(a)の左端が(b)の右端に繋がり、(b)の左端が(a)の右端に繋がる。図6に示すように、2極、並列回路のコイル回路数6、毎極毎相スロット数Qの回転電機で、固定子コイルCの上口コイルC1と下口コイルC2を接続するピッチが各極の各コイル(コイル回路)で等しく、1つの相帯を構成する並列回路の各コイル回路はスロットSLごとに回転磁界方向に対して所定の順番およびその逆順で構成されており、Qは6の倍数であり、コイルピッチをm/(aQ)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが3の倍数の正の整数であるとき、並列回路の各コイル回路における上下同相のスロットを通る回数が等しくなる。図6は3相、2極、72スロット、毎極毎相12スロット、並列回路のコイル回路数6、コイルピッチ30/36の例である。上記条件が成立する3相、2極、並列回路のコイル回路数6における毎極毎相スロット数Qとコイルピッチの固定子コイルを巻くスロットピッチmの組み合わせを以下の表3に示す。
Figure 0005762175
実施の形態5.
図7はこの発明の実施の形態5に係る回転電機の固定子鉄心の展開図であり、(a)(b)に分割されて示されており、(a)の左端が(b)の右端に繋がり、(b)の左端が(a)の右端に繋がる。図7に示すように、4極、並列回路のコイル回路数3、毎極毎相スロット数Qの回転電機で、固定子コイルCの上口コイルC1と下口コイルC2を接続するピッチが各極の各コイル(コイル回路)で等しく、1つの相帯を構成する並列回路の各コイル回路はスロットSLごとに回転磁界方向に対して所定の順番およびその逆順で構成されており、Qは3の倍数であり、コイルピッチをm/(aQ)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが3の倍数の正の整数であるとき、並列回路の各コイル回路における上下同相のスロットを通る回数が等しくなる。図7は3相、4極、72スロット、毎極毎相6スロット、並列回路のコイル回路数3、コイルピッチ15/18の例である。上記条件が成立する3相、4極、並列回路のコイル回路数3における毎極毎相スロット数Qとコイルピッチの固定子コイルを巻くスロットピッチmの組み合わせを以下の表4に示す。
Figure 0005762175
実施の形態6.
図8はこの発明の実施の形態6に係る回転電機の固定子鉄心の展開図であり、(a)(b)に分割されて示されており、(a)の左端が(b)の右端に繋がり、(b)の左端が(a)の右端に繋がる。図8に示すように、4極、並列回路のコイル回路数6、毎極毎相スロット数Qの回転電機で、固定子コイルCの上口コイルC1と下口コイルC2を接続するピッチが各極の各コイル(コイル回路)で等しく、1つの相帯を構成する並列回路の各コイル回路はスロットSLごとに回転磁界方向に対して所定の順番およびその逆順で構成されており、Qは3の倍数であり、コイルピッチをm/(aQ)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが3の倍数の正の整数であるとき、並列回路の各コイル回路における上下同相のスロットを通る回数が等しくなる。図8は3相、4極、72スロット、毎極毎相6スロット、並列回路のコイル回路数6、コイルピッチ15/18の例である。上記条件が成立する3相、4極、並列回路のコイル回路数6における毎極毎相スロット数Qとコイルピッチの固定子コイルを巻くスロットピッチmの組み合わせを以下の表5に示す。
Figure 0005762175
以上の各実施の形態のように、並列回路の各コイル回路において上下同相のスロットの数が等しいことにより、負荷時、銅損時の循環電流が軽減される。なおこの発明は上記各実施の形態に限定されるものではない。
C 固定子コイル、C1 上口コイル、C2 下口コイル、SC 固定子鉄心、SL 固定子スロット。

Claims (6)

  1. 内周側に複数の固定子スロットを有し、前記複数の固定子スロットに固定子コイルが、並列接続されるコイル回路の数が同じ並列回路を各相で形成するように複数の固定子スロットに亘って巻回されかつ、各固定子スロットにおいて外周側に下口コイル、内周側に上口コイルを構成するよう二層巻きされた固定子鉄心を備えた回転電機であって、
    前記固定子コイルの上口コイルと下口コイルを接続するスロットピッチが回転電機の各極のコイル回路で等しく、極数をN、並列回路のコイル回路数をN(但しNは4以上の整数)、毎極毎相のスロット数をQとするとき、
    A=N/N
    で示されるAが整数ではなく、かつ
    B=Q
    で示されるBが正の整数であり、上口コイルと下口コイルが同相となるスロット数が、各コイル回路で等しいことを特徴とする回転電機。
  2. 極数Nが2、並列回路のコイル回路数Nが4、毎極毎相のスロット数がQの回転電機であって、それぞれの1つの相帯を構成する並列回路のコイル回路がスロットごとに回転磁界方向に対して所定順番または前記所定順番の逆順で構成され、Qが4の倍数であり、コイルピッチをm/(aQ)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが2の倍数の整数であることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 極数Nが2、並列回路のコイル回路数Nが5、毎極毎相のスロット数がQの回転電機であって、それぞれの1つの相帯を構成する並列回路のコイル回路がスロットごとに回転磁界方向に対して所定順番または前記所定順番の逆順で構成され、Qは5の倍数であり、コイルピッチをm/(aQ)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが5の倍数の整数であることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  4. 極数Nが2、並列回路のコイル回路数Nが6、毎極毎相のスロット数がQの回転電機であって、それぞれの1つの相帯を構成する並列回路のコイル回路がスロットごとに回転磁界方向に対して所定順番または前記所定順番の逆順で構成され、Qは6の倍数であり、コイルピッチをm/(aQ)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが3の倍数の整数であることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  5. 極数Nが4、並列回路のコイル回路数Nが6、毎極毎相のスロット数がQの回転電機であって、それぞれの1つの相帯を構成する並列回路のコイル回路がスロットごとに回転磁界方向に対して所定順番または前記所定順番の逆順で構成され、Qは6の倍数であり、コイルピッチをm/(aQ)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが3の倍数の整数であることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  6. 固定子鉄心が内周側に複数の固定子スロットを有し、前記複数の固定子スロットに固定子コイルが巻回された回転電機の固定子コイルの巻回方法であって、固定子コイルを、各相で並列接続されるコイル回路の数が同じ並列回路を形成するように複数の固定子スロットに亘って巻回しかつ、各固定子スロットにおいて外周側に下口コイル、内周側に上口コイルを構成するよう二層巻きにし、前記固定子コイルの上口コイルと下口コイルを接続するスロットピッチが回転電機の各極の各コイル回路で等しく、極数をN、並列回路のコイル回路数をN(但しNは4以上の整数)、毎極毎相のスロット数をQとするとき、
    A=N/N
    で示されるAが整数ではなく、かつ
    B=Q
    で示されるBが正の整数であり、上口コイルと下口コイルが同相となるスロット数が、各コイル回路で等しくなるように巻回することを特徴とする回転電機の固定子コイルの巻回方法。
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