JP5762175B2 - 回転電機、回転電機の固定子コイルの巻回方法 - Google Patents
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Description
図1はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子鉄心の展開図である。固定子鉄心SCは実際にはリング形状のものであるが、巻線構造を説明するために直線的に展開して示されている(図の下側が内周側)。固定子鉄心SCは電磁鋼板を軸方向(図面の紙面に垂直な方向)に積層して構成され、固定子鉄心SCの内周側に固定子コイルCを格納する複数の固定子スロットSLを有する。
図4はこの発明の実施の形態2に係る回転電機の固定子鉄心の展開図である。図1あるいは図4に示すように、2極、並列回路のコイル回路数4、毎極毎相スロット数Qsの回転電機で、固定子コイルCの上口コイルC1と下口コイルC2を接続するピッチが各極の各コイル(コイル回路)で等しく、1つの相帯を構成する並列回路の各コイル回路はスロットSLごとに回転磁界方向(図面の左右方向)に対して所定の順番およびその逆順で構成されており、Qsは4の倍数であり、コイルピッチをm/(aQs)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが2の倍数の正の整数であるとき、並列回路の各コイル回路における上下同相のスロットを通る回数が等しくなる(図4では上下同相のスロット無し)。図1、4は3相、2極、24スロット、毎極毎相4スロット、並列回路のコイル回路数4の例であり、図1はコイルピッチm/(aQs)が10/12、図4は8/12である。上記条件が成立する3相、2極、並列回路数4における毎極毎相スロット数Qsとコイルピッチの固定子コイルを巻くスロットピッチmの組み合わせを以下の表1に示す。
図5はこの発明の実施の形態3に係る回転電機の固定子鉄心の展開図であり、(a)(b)に分割されて示されており、(a)の左端が(b)の右端に繋がり、(b)の左端が(a)の右端に繋がる。図5に示すように、2極、並列回路のコイル回路数5、毎極毎相スロット数Qsの回転電機で、固定子コイルCの上口コイルC1と下口コイルC2を接続するピッチが各極の各コイル(コイル回路)で等しく、1つの相帯を構成する並列回路の各コイル回路はスロットSLごとに回転磁界方向に対して所定の順番およびその逆順で構成されており、Qsは5の倍数であり、コイルピッチをm/(aQs)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが5の倍数の正の整数であるとき、並列回路の各コイル回路における上下同相のスロットを通る回数が等しくなる。図5は3相、2極、60スロット、毎極毎相10スロット、並列回路のコイル回路数5、コイルピッチが25/30の例である。上記条件が成立する3相、2極、並列回路のコイル回路数5における毎極毎相スロット数Qsとコイルピッチの固定子コイルを巻くスロットピッチmの組み合わせを以下の表2に示す。
図6はこの発明の実施の形態4に係る回転電機の固定子鉄心の展開図であり、(a)(b)に分割されて示されており、(a)の左端が(b)の右端に繋がり、(b)の左端が(a)の右端に繋がる。図6に示すように、2極、並列回路のコイル回路数6、毎極毎相スロット数Qsの回転電機で、固定子コイルCの上口コイルC1と下口コイルC2を接続するピッチが各極の各コイル(コイル回路)で等しく、1つの相帯を構成する並列回路の各コイル回路はスロットSLごとに回転磁界方向に対して所定の順番およびその逆順で構成されており、Qsは6の倍数であり、コイルピッチをm/(aQs)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが3の倍数の正の整数であるとき、並列回路の各コイル回路における上下同相のスロットを通る回数が等しくなる。図6は3相、2極、72スロット、毎極毎相12スロット、並列回路のコイル回路数6、コイルピッチ30/36の例である。上記条件が成立する3相、2極、並列回路のコイル回路数6における毎極毎相スロット数Qsとコイルピッチの固定子コイルを巻くスロットピッチmの組み合わせを以下の表3に示す。
図7はこの発明の実施の形態5に係る回転電機の固定子鉄心の展開図であり、(a)(b)に分割されて示されており、(a)の左端が(b)の右端に繋がり、(b)の左端が(a)の右端に繋がる。図7に示すように、4極、並列回路のコイル回路数3、毎極毎相スロット数Qsの回転電機で、固定子コイルCの上口コイルC1と下口コイルC2を接続するピッチが各極の各コイル(コイル回路)で等しく、1つの相帯を構成する並列回路の各コイル回路はスロットSLごとに回転磁界方向に対して所定の順番およびその逆順で構成されており、Qsは3の倍数であり、コイルピッチをm/(aQs)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが3の倍数の正の整数であるとき、並列回路の各コイル回路における上下同相のスロットを通る回数が等しくなる。図7は3相、4極、72スロット、毎極毎相6スロット、並列回路のコイル回路数3、コイルピッチ15/18の例である。上記条件が成立する3相、4極、並列回路のコイル回路数3における毎極毎相スロット数Qsとコイルピッチの固定子コイルを巻くスロットピッチmの組み合わせを以下の表4に示す。
図8はこの発明の実施の形態6に係る回転電機の固定子鉄心の展開図であり、(a)(b)に分割されて示されており、(a)の左端が(b)の右端に繋がり、(b)の左端が(a)の右端に繋がる。図8に示すように、4極、並列回路のコイル回路数6、毎極毎相スロット数Qsの回転電機で、固定子コイルCの上口コイルC1と下口コイルC2を接続するピッチが各極の各コイル(コイル回路)で等しく、1つの相帯を構成する並列回路の各コイル回路はスロットSLごとに回転磁界方向に対して所定の順番およびその逆順で構成されており、Qsは3の倍数であり、コイルピッチをm/(aQs)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが3の倍数の正の整数であるとき、並列回路の各コイル回路における上下同相のスロットを通る回数が等しくなる。図8は3相、4極、72スロット、毎極毎相6スロット、並列回路のコイル回路数6、コイルピッチ15/18の例である。上記条件が成立する3相、4極、並列回路のコイル回路数6における毎極毎相スロット数Qsとコイルピッチの固定子コイルを巻くスロットピッチmの組み合わせを以下の表5に示す。
Claims (6)
- 内周側に複数の固定子スロットを有し、前記複数の固定子スロットに固定子コイルが、並列接続されるコイル回路の数が同じ並列回路を各相で形成するように複数の固定子スロットに亘って巻回されかつ、各固定子スロットにおいて外周側に下口コイル、内周側に上口コイルを構成するよう二層巻きされた固定子鉄心を備えた回転電機であって、
前記固定子コイルの上口コイルと下口コイルを接続するスロットピッチが回転電機の各極のコイル回路で等しく、極数をNp、並列回路のコイル回路数をN(但しNは4以上の整数)、毎極毎相のスロット数をQsとするとき、
A=Np/N
で示されるAが整数ではなく、かつ
B=QsA
で示されるBが正の整数であり、上口コイルと下口コイルが同相となるスロット数が、各コイル回路で等しいことを特徴とする回転電機。 - 極数Npが2、並列回路のコイル回路数Nが4、毎極毎相のスロット数がQsの回転電機であって、それぞれの1つの相帯を構成する並列回路のコイル回路がスロットごとに回転磁界方向に対して所定順番または前記所定順番の逆順で構成され、Qsが4の倍数であり、コイルピッチをm/(aQs)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが2の倍数の整数であることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 極数Npが2、並列回路のコイル回路数Nが5、毎極毎相のスロット数がQsの回転電機であって、それぞれの1つの相帯を構成する並列回路のコイル回路がスロットごとに回転磁界方向に対して所定順番または前記所定順番の逆順で構成され、Qsは5の倍数であり、コイルピッチをm/(aQs)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが5の倍数の整数であることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 極数Npが2、並列回路のコイル回路数Nが6、毎極毎相のスロット数がQsの回転電機であって、それぞれの1つの相帯を構成する並列回路のコイル回路がスロットごとに回転磁界方向に対して所定順番または前記所定順番の逆順で構成され、Qsは6の倍数であり、コイルピッチをm/(aQs)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが3の倍数の整数であることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 極数Npが4、並列回路のコイル回路数Nが6、毎極毎相のスロット数がQsの回転電機であって、それぞれの1つの相帯を構成する並列回路のコイル回路がスロットごとに回転磁界方向に対して所定順番または前記所定順番の逆順で構成され、Qsは6の倍数であり、コイルピッチをm/(aQs)(但しaは相数、mは固定子コイルを巻くスロットピッチ)で表すとき、mが3の倍数の整数であることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 固定子鉄心が内周側に複数の固定子スロットを有し、前記複数の固定子スロットに固定子コイルが巻回された回転電機の固定子コイルの巻回方法であって、固定子コイルを、各相で並列接続されるコイル回路の数が同じ並列回路を形成するように複数の固定子スロットに亘って巻回しかつ、各固定子スロットにおいて外周側に下口コイル、内周側に上口コイルを構成するよう二層巻きにし、前記固定子コイルの上口コイルと下口コイルを接続するスロットピッチが回転電機の各極の各コイル回路で等しく、極数をNp、並列回路のコイル回路数をN(但しNは4以上の整数)、毎極毎相のスロット数をQsとするとき、
A=Np/N
で示されるAが整数ではなく、かつ
B=QsA
で示されるBが正の整数であり、上口コイルと下口コイルが同相となるスロット数が、各コイル回路で等しくなるように巻回することを特徴とする回転電機の固定子コイルの巻回方法。
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