JPWO2020178953A1 - 発電電動機およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

スロットにおけるコイルの占積率を向上させることができる電動機を得る。この電動機は、コイルの巻き方が集中巻きであり、同相ティース群に含まれるティースの数をTとし、第kティースに隣り合う第1半スロットをA(k、1)とし、第kティースに隣り合う第2半スロットをA(k、2)とした場合に、A(1、1)に配置されたコイルの巻数は、A(T、2)に配置されたコイルの巻数と同一であり、A(1、1)に配置されたコイルの巻数は、A(1、2)に配置されたコイルの巻数と異なり、第kティースに巻かれたコイルと第k+1ティースに巻かれたコイルとを繋ぐ渡り線が反結線側に設けられた場合に、A(k、2)に配置されたコイルの巻数は、A(k+1、1)に配置されたコイルの巻数と異なり、同相ティース群に含まれる互いに隣り合うティースの間のスロットに設けられたコイルの巻数は、A(1、1)に配置されたコイルの巻数の2倍である。

Description

この発明は、ティースにコイルが巻かれた発電電動機およびその製造方法に関する。
従来、複数のティースを有し、互いに隣り合うティースの間にスロットが形成された回転子鉄心と、複数のティースのそれぞれに巻かれ、複数のスロットに配置された複数のコイルと、互いに隣り合うコイルを繋ぐ渡り線とを備えた電動機が知られている。コイルの巻き方は、集中巻きとなっている。渡り線は、ティースに対して、コイルが結線される側である結線側とは反対側である反結線側に設けられている。同相のコイルが複数のティースに連続して巻かれている。複数のティースのそれぞれに巻かれたそれぞれのコイルの巻数は、互いに同一となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−325385号公報
しかしながら、同相のコイルが連続して巻かれた複数のティースのうちで周方向端部に配置されたティースに巻かれたコイルについて、ティースに対して周方向外側に配置されたスロットにおける巻数は、ティースの周方向内側に配置されたスロットにおける巻数よりも小さい。これにより、各スロットにおけるコイルの巻数にばらつきが発生する。したがって、スロットにおけるコイルの占積率が低下するという課題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、スロットにおけるコイルの占積率を向上させることができる発電電動機およびその製造方法を提供するものである。
この発明に係る発電電動機は、コアバックおよびコアバックに並べて設けられた複数のティースを有し、互いに隣り合うティースの間にスロットが形成された鉄心と、複数のティースのそれぞれに巻かれて、複数のスロットのそれぞれに設けられた複数のコイルと、互いに隣り合うコイルを繋ぐ1個以上の渡り線とを備え、コイルの巻き方は、集中巻きであり、少なくとも1個の渡り線は、ティースに対して、コイルが結線される側である結線側とは反対側である反結線側に設けられており、複数のティースのうちで同相のコイルが巻かれ一列に並べられた複数のティースを同相ティース群とし、同相ティース群に含まれるティースの数を2以上の整数であるTとし、複数のティースが並べられた方向における一方向である整列方向についてスロットを2個の半スロットに分割し、ティースに対して整列方向について後方に隣り合って設けられたスロットにおける整列方向について前方にある半スロットを第1半スロットとし、ティースに対して整列方向について前方に隣り合って設けられたスロットにおける整列方向について後方にある半スロットを第2半スロットとし、kを1以上の整数とし、整列方向についてk番目に設けられたティースである第kティースに隣り合う第1半スロットをA(k、1)とし、第kティースに隣り合う第2半スロットをA(k、2)とした場合に、A(1、1)に配置されたコイルの巻数は、A(T、2)に配置されたコイルの巻数と同一であり、A(1、1)に配置されたコイルの巻数は、A(1、2)に配置されたコイルの巻数と異なり、第kティースに巻かれたコイルと第k+1ティースに巻かれたコイルとを繋ぐ渡り線が反結線側に設けられた場合に、A(k、2)に配置されたコイルの巻数は、A(k+1、1)に配置されたコイルの巻数と異なり、同相ティース群に含まれる互いに隣り合うティースの間のスロットに設けられたコイルの巻数は、A(1、1)に配置されたコイルの巻数の2倍である。
この発明に係る発電電動機によれば、各スロットに設けられたコイルの巻数を互いに同一にすることができる。これにより、スロットにおけるコイルの占積率を向上させることができる。
この発明の実施の形態1に係る電動機を示す縦断面図である。 図1の固定子の要部を示す縦断面図である。 図2のティースおよびコイルを示す模式図である。 連続巻コイル数が2、基本巻数が2であり、巻き始めのコイルがA(1、1)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている場合の巻線方法を示す図である。 連続巻コイル数が2、基本巻数が2であり、巻き始めのコイルがA(1、2)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている場合の巻線方法を示す図である。 連続巻コイル数が3、基本巻数が2であり、巻き始めのコイルがA(1、1)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている場合の巻線方法を示す図である。 連続巻コイル数が3、基本巻数が2であり、巻き始めのコイルがA(1、2)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている場合の巻線方法を示す図である。 連続巻コイル数が3であり、基本巻数が2であり、巻き始めのコイルがA(1、1)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている場合であり、2つの渡り線のうちで1つの渡り線が結線側に配置され残りの1つの渡り線が反結線側に配置された場合の巻線方法を示す図である。 連続巻コイル数がTであり、基本巻数が2であり、巻き始めのコイルがA(1、1)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている場合であり、反結線側に配置された渡り線の数がT−1よりも小さい場合の結線方法を示す図である。 図1の電動機のティースにコイルを巻いてスロットにコイルを配置する手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る電動機を示す縦断面図である。 図11の電動機における巻線係数を示すグラフである。 極数が10かつスロットの数が9である場合の電動機における巻線係数を示すグラフである。 極数が14かつスロットの数が18である場合の電動機における巻線係数を示すグラフである。 極数が14かつスロットの数が12である場合の電動機における巻線係数を示すグラフである。 この発明の実施の形態3に係る電動機を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態4に係る電動機におけるティースおよびコイルを示す模式図である。 図17のティースにコイルを巻いてスロットにコイルを配置する手順を示すフローチャートである。 図17の電動機の変形例を示す模式図である。 この発明の実施の形態5に係る電動機を示す斜視図である。 図20の界磁子の一部および電機子を示す斜視図である。 図20の界磁子および電機子を示す平面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電動機を示す縦断面図である。発電電動機として、電動機1Aを例に説明する。この例で、軸方向とは、電動機1Aについての軸方向であり、径方向とは、電動機1Aについての径方向であり、周方向とは、電動機1Aについての周方向である。
電動機1Aは、フレーム2と、フレーム2の軸方向一端部に設けられた第1ハウジング3と、フレーム2の軸方向他端部に設けられた第2ハウジング4とを備えている。フレーム2は、円筒形状のフレーム本体21と、フレーム本体21に設けられた底板部22とを有している。第1ハウジング3は、フレーム2の開口部を覆っている。第2ハウジング4は、軸方向について底板部22に対向して配置されている。
また、電動機1Aは、フレーム2の内壁面に固定された固定子5と、固定子5の径方向内側に設けられた回転子6と、第2ハウジング4に設けられ、固定子5に接続された複数の結線7とを備えている。また、電動機1Aは、第1ハウジング3に設けられ、回転子6を回転可能に支持する第1軸受8と、フレーム2の底板部22に設けられ、回転子6を回転可能に支持する第2軸受9とを備えている。
固定子5は、フレーム2に固定された鉄心である固定子鉄心51と、固定子鉄心51に固定された複数のコイル52とを有している。コイル52の巻き方は、集中巻きとなっている。固定子鉄心51は、磁性体から構成された複数のコアシートが積層されることによって構成されている。コイル52における固定子鉄心51から軸方向に突出した部分をコイルエンド521とする。
結線7は、コイル52に電気的に接続されている。結線7は、軸方向について、固定子鉄心51に対して、第2ハウジング4側に配置されている。軸方向について固定子鉄心51に対して第2ハウジング4側を結線側とする。一方、軸方向について固定子鉄心51に対して第1ハウジング3側を反結線側とする。言い換えれば、反結線側は、軸方向について固定子鉄心51に対して結線側とは反対側である。
回転子6は、第1軸受8および第2軸受9に支持されたシャフト61と、シャフト61に固定された回転子鉄心62と、回転子鉄心62に固定された複数の永久磁石63と、シャフト61の軸方向端部に固定されたプーリ64とを有している。永久磁石63は、回転子鉄心62の外周面に貼り付けられている。複数の永久磁石63は、周方向に等間隔に並べて配置されている。また、回転子6は、永久磁石63の径方向外側に設けられた図示しないカバーを有している。カバーは、円筒形状に形成されている。カバーは、径方向外側から永久磁石63を覆っている。これにより、永久磁石63が回転子鉄心62から径方向外側に向かって飛散することが防止される。カバーは、ステンレス、アルミニウムなどの非磁性体から構成されている。
外部装置から結線7を介してコイル52に電流が供給される。コイル52には、U相、V相およびW相の電流を有する三相交流電流が供給される。これにより、回転子6は、固定子5に対して周方向に回転する。
図2は、図1の固定子5の要部を示す縦断面図である。固定子鉄心51は、円環形状のコアバック511と、コアバック511に一体に形成された複数のティース512とを有している。ティース512は、コアバック511から径方向内側に延びるように配置されている。また、ティース512は、周方向に並べて配置されている。隣り合うティース512の間には、スロット513が形成されている。
ティース512が並べられた方向における一方向を整列方向Dとする。図2では、時計回りの方向を整列方向Dとする。整列方向Dについてスロット513を2個の半スロットに分割する。ティース512に対して整列方向Dについて後方に隣り合って設けられたスロット513における整列方向Dについて前方にある半スロットを第1半スロット513Aとする。ティース512に対して整列方向Dについて前方に隣り合って設けられたスロット513における整列方向Dについて後方にある半スロットを第2半スロット513Bとする。
図3は、図2のティース512およびコイル52を示す模式図である。複数のティース512のうちで同相のコイル52が巻かれ一列に並べられた複数のティース512を同相ティース群とする。同相ティース群に含まれるティース512の数をTとする。整列方向Dについてk番目に設けられたティース512である第kティースに隣り合う第1半スロット513AをA(k、1)とする。一方、第kティースに隣り合う第2半スロット513BをA(k、2)とする。ただし、Tは2以上の整数であり、kは、1以上かつT以下の整数である。
この場合、第1ティースに隣り合う第1半スロット513Aは、A(1、1)となり、第1ティースに隣り合う第2半スロット513Bは、A(1、2)となる。第Tティースに隣り合う第1半スロット513Aは、A(T、1)となり、第Tティースに隣り合う第2半スロット513Bは、A(T、2)となる。
同相ティース群に巻かれた複数のコイル52のうちで巻き始めのコイル52は、A(1、1)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている。A(1、1)からA(T、2)までに配置されるコイル52の巻数は、N、N−1、N+1、・・・、N+1、N−1、Nとなっている。ただし、Nは、2以上の整数である。A(1、1)に配置されたコイル52の巻数は、A(T、2)に配置されたコイル52の巻数と同一となっている。同相ティース群に含まれる互いに隣り合う全てのティース512の間の複数のスロット513に設けられたそれぞれのコイル52の巻数は、互いに同一である。また、同相ティース群に含まれる互いに隣り合う全てのティース512の間の複数のスロット513に設けられたそれぞれのコイル52の巻数は、A(1、1)に配置されたコイル52の巻数の2倍である。
すなわち、A(1、1)およびA(T、2)に配置されたコイル52の巻数がNとなっており、A(1、2)、A(2×n+1、1)およびA(2×n+1、2)に配置されたコイル52の巻数がN−1となっており、A(2、1)、A(2×n、1)およびA(2×n、2)に配置されたコイル52の巻数がN+1となっている。ただし、nは、1以上の整数であり、かつ、A(2×n+1、1)、A(2×n+1、2)、A(2×n+1、1)およびA(2×n+1、2)に配置されたコイル52の巻数がA(T、2)に配置されたコイル52の巻数に一致しない数である。
一方、巻き始めのコイル52が、A(1、2)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている場合には、A(1、1)およびA(T、2)に配置されたコイル52の巻数がNとなり、A(1、2)、A(2×n+1、1)およびA(2×n+1、2)に配置されたコイル52の巻数がN+1となり、A(2、1)、A(2×n、1)およびA(2×n、2)に配置されたコイル52の巻数がN−1となる。
同相ティース群に含まれる複数のティース512のうちでコイル52が連続して巻かれるコイル52の数である連続巻コイル数をEとする。コイル52の基本の巻数である基本巻数をNとする。図4は、連続巻コイル数Eが2、基本巻数Nが2であり、巻き始めのコイル52がA(1、1)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている場合の巻線方法を示す図である。固定子5は、互いに隣り合うコイル52を繋ぐ渡り線53を有している。連続巻コイル数Eが2であり、基本巻数Nが2であり、巻き始めのコイル52がA(1、1)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている場合には、A(1、1)、A(1、2)、A(2、1)、A(2,2)に配置されたそれぞれのコイル52の巻数は、2、1、3、2となる。
図5は、連続巻コイル数Eが2、基本巻数Nが2であり、巻き始めのコイル52がA(1、2)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている場合の巻線方法を示す図である。連続巻コイル数Eが2であり、基本巻数Nが2であり、巻き始めのコイル52がA(1、2)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている場合には、A(1、1)、A(1、2)、A(2、1)、A(2,2)に配置されたそれぞれのコイル52の巻数は、2、3、1、2となる。
図6は、連続巻コイル数Eが3、基本巻数Nが2であり、巻き始めのコイル52がA(1、1)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている場合の巻線方法を示す図である。連続巻コイル数Eが3、基本巻数Nが2であり、巻き始めのコイル52がA(1、1)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている場合には、A(1、1)、A(1、2)、A(2、1)、A(2,2)、A(3、1)、A(3、2)に配置されたそれぞれのコイル52の巻数は、2、1、3、3、1、2となる。したがって、A(1、2)、A(2、1)に配置されたそれぞれコイル52の巻数の合計は4となる。また、A(2、2)、A(3、1)に配置されたそれぞれのコイル52の巻数の合計は4となる。
図7は、連続巻コイル数Eが3、基本巻数Nが2であり、巻き始めのコイル52がA(1、2)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている場合の巻線方法を示す図である。連続巻コイル数Eが3、基本巻数Nが2であり、巻き始めのコイル52がA(2、1)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている場合には、A(1、1)、A(1、2)、A(2、1)、A(2,2)、A(3、1)、A(3、2)に配置されたそれぞれのコイル52の巻数は、2、3、1、1、3、2となる。したがって、A(1、2)、A(2、1)に配置されたそれぞれコイル52の巻数の合計は4となる。また、A(2、2)、A(3、1)に配置されたそれぞれのコイル52の巻数の合計は4となる。
同相ティース群に対して周方向に隣り合う他の同相ティース群についても、A(1、1)、A(T、2)のコイル52の巻数が2となる。したがって、複数のスロットの全てにおいて、コイル52の巻数が2となる。
図8は、連続巻コイル数Eが3であり、基本巻数Nが2であり、巻き始めのコイル52がA(1、1)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている場合であり、2つの渡り線53のうちで1つの渡り線53が結線側に配置され残りの1つの渡り線53が反結線側に配置された場合の巻線方法を示す図である。第1ティースと第2ティースとに渡って配置された渡り線53は、反結線側に配置されている。第2ティースと第3ティースとに渡って配置された渡り線53は、結線側に配置されている。この場合に、A(1、1)、A(1、2)、A(2、1)、A(2、2)、A(3、1)、A(3、2)に配置されたそれぞれのコイル52の巻数は、2、1、3、2、2、2となる。なお、連続巻コイル数Eが4であり、第2ティースと第3ティースとに渡って配置された渡り線53が結線側に配置された構成であってもよい。言い換えれば、連続巻コイル数EがTであり、第kティースと第k+1ティースとに渡って配置された渡り線53が結線側に配置された構成であってもよい。ただし、kは、2よりも大きくTよりも小さい整数である。
図9は、連続巻コイル数EがTであり、基本巻数Nが2であり、巻き始めのコイル52がA(1、1)に先に配置されてから第1ティースに巻かれている場合であり、反結線側に配置された渡り線53の数WがT−1よりも小さい場合の結線方法を示す図である。図3では、全ての渡り線53が反結線側に配置されている。一方、図9では、第1ティースから第W+1ティースまで、渡り線53が反結線側に配置され、第W+1から第Tティースまで、渡り線53が結線側に配置されている。
渡り線53が反結線側に配置された場合の複数のスロット513に配置されたそれぞれのコイル52の巻数の合計は、渡り線53が反結線側に配置された場合の複数のスロット513の数で割り切れる数となる。言い換えれば、渡り線53が反結線側に配置された場合の複数のスロット513に配置されたそれぞれのコイル52の巻数の合計は、渡り線53が反結線側に配置された場合の複数のスロット513の数の整数倍の数となる。
軸方向について、一方のコイルエンド521または渡り線53から他方のコイルエンド521または渡り線53までの寸法を、固定子軸線方向長さとする。固定子軸線方向長さを短くすることによって、電動機1Aの小型化を図ることができる。
次に、電動機1Aを製造する電動機の製造方法について説明する。図10は、図1の電動機1Aのティース512にコイル52を巻いてスロット513にコイル52を配置する手順を示すフローチャートである。まず、ステップS101において、コイル配置工程を行う。コイル配置工程では、巻き始めのコイル52をティース512に巻いて、対応するスロット513にコイル52を配置する。
その後、ステップS102において、渡り線配置工程を行う。渡り線配置工程では、ステップS1においてコイル52が巻かれたティース512からこのティース512に隣り合うティース512まで渡り線53を配置する。これにより、ステップS101において配置されたコイル52とステップS102において配置された渡り線53とが互いに接続される。渡り線配置工程では、少なくとも1個の渡り線53を反結線側に設ける。
その後、ステップS103において、コイル配置工程を行う。コイル配置工程では、ステップS1においてコイル52が巻かれたティース512に隣り合うティース512にコイル52を巻いて、対応するスロット513にコイル52を配置する。これにより、ステップS101において配置されたコイル52とステップS103において配置されたコイル52とが渡り線53によって互いに繋がれる。
その後、ステップS104において、コイル配置終了判定工程を行う。コイル配置終了判定工程では、全てのティース512にコイル52が巻かれたか否かを判定する。ステップS104において、まだ、コイル52が巻かれていないティース512があると判定された場合には、ステップS102に戻る。一方、ステップS104において、全てのティース512にコイル52が巻かれたと判定された場合には、ティース512にコイル52を巻いてスロット513にコイル52を配置する手順が終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係る電動機1Aによれば、A(1、1)に配置されたコイルの巻数は、A(T、2)に配置されたコイル52の巻数と同一である。同相ティース群に含まれる互いに隣り合うティース512の間のスロット513に設けられたコイル52の巻数は、A(1、1)に配置されたコイル52の巻数の2倍である。これにより、各スロット513に配置されたコイル52の巻数を同一にすることができる。その結果、スロット513におけるコイル52の占積率を向上させることができる。したがって、コイル52の銅損の低減を図ることができる。その結果、電動機1Aの効率の向上を図ることができる。また、軸方向についての固定子鉄心51の寸法を小さくすることができる。その結果、電動機1Aの小型化を図ることができる。
また、渡り線53は、反結線側に配置されている。例えば、渡り線53が結線側に配置される場合には、コイル52とティース512との間に配置されたインシュレータの形状が複雑となる。具体的には、渡り線53を通るための切込と、結線7を保持するための爪とをインシュレータの結線側に形成する必要がある。渡り線53が反結線側に配置されることによって、結線を保持するための爪のみをインシュレータの結線側に形成し、渡り線53を通るために切込をインシュレータの反結線側に形成することができる。
また、同相ティース群に巻かれた複数のコイル52のうちで巻き始めのコイル52は、第1ティースに隣り合う第1半スロット513Aまたは第2半スロット513Bに先に配置されてから第1ティースに巻かれている。これにより、巻き始めのコイル52を容易に巻くことができる。なお、巻き始めのコイル52が第1半スロット513Aに先に配置された場合には、巻始めのコイル52が第2半スロット513Bに先に配置された場合と比較して、渡り線53が交差することが防止される。これにより、渡り線53同士でショートすることが防止される。なお、図8に示すように、一部の渡り線53を結線側に配置することによって、渡り線53が交差することを防止してもよい。
また、この発明の実施の形態1に係る電動機1Aの製造方法によれば、同相ティース群に含まれる複数のティース512のそれぞれにコイル52を巻いて、複数のスロット513のそれぞれにコイル52を設けるコイル配置工程と、少なくとも1個の渡り線53を反結線側に設ける渡り線配置工程とを備えている。これにより、各スロット513に配置されたコイル52の巻数を同一にすることができる。その結果、スロット513におけるコイル52の占積率を向上させることができる。
なお、上記実施の形態1では、1相のコイル52について説明したが、これに限らない。U相の同相ティース群におけるコイル52を繋ぐ渡り線53をU相渡り線とし、V相の同相ティース群におけるコイル52を繋ぐ渡り線53をV相渡り線とし、W相の同相ティース群におけるコイル52を繋ぐ渡り線53をW相渡り線とする。この場合に、U相渡り線、V相渡り線およびW相渡り線のうちの1つまたは2つが反結線側に設けられ、残りが結線側に設けられた構成であってもよい。この場合に、結線側および反結線側のそれぞれにおいて空きスペースがある部分に、渡り線53を配置することができる。これにより、軸方向についての電動機1Aの寸法を小さくすることができる。
また、上記実施の形態1では、スロットの数を一般化して説明した。しかしながら、これに限らない。連続巻コイル数Eが2以上となる場合に、毎極毎数スロット数が、1/4よりも大きく、3/8よりも小さい構成となればよい。
また、渡り線53の数は、少なくとも1個以上であればよい。また、少なくとも1個の渡り線53は、ティース512に対して、反結線側に設けられていればよい。
実施の形態2.
図11は、この発明の実施の形態2に係る電動機を示す縦断面図である。電動機1Bでは、回転子6は、8個の永久磁石63を有している。固定子鉄心51は、9個のティース512を有している。したがって、電動機1Bでは、極数が8となっており、スロット513の数が9となっている。
第1ティースから第3ティースには、U相のコイル52が巻かれている。第4ティースから第6ティースには、V相のコイル52が巻かれている。第7ティースから第9ティースには、W相のコイル52が巻かれている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
図12は、図11の電動機1Bにおける巻線係数を示すグラフである。図12には、巻線係数における5次高調波および7次高調波が示されている。また、図12には、各スロット513に配置されたコイル52の巻数が互いに同一である場合、つまり、巻数均一の場合と、各スロット513に配置されたコイル52の巻数が互いに異なる場合、つまり、巻数不均一の場合とを示している。巻数均一の場合は、巻数不均一の場合と比較して、巻線係数の5次高調波が小さくなる。なお、巻数均一の場合は、巻数不均一の場合と比較して巻線係数の7次高調波が大きくなる。しかしながら、永久磁石63の形状を変化させることによって、巻線係数の7次高調波を小さくすることができる。
一般に、電動機1Bにおいては、トルクリップル6f成分が問題となる。トルクリップル6f成分は、巻線係数の5次高調波および7次高調波に起因する。したがって、巻線係数の5次高調波および7次高調波が小さくなることによって、トルクリップル6fを低減させることができる。
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係る電動機1Bによれば、極数が8かつスロットの数が9である。この場合に、トルクリップル6fを低減させることができる。また、巻線係数の高調波成分による損失、例えば、コイル52の銅損を低減させることができる。これにより、電動機1Bの効率を向上させることができる。また、実施の形態1と同様に、各スロット513に配置されたコイル52の巻数を同一にすることができる。これにより、回転子6の回転方向が変化した場合の電動機1Bのトルク特性の変化を抑制することができる。
なお、上記実施の形態2では、極数が8かつスロット513の数が9、言い換えれば、極数とスロット513の数の比が8:9である電動機1Bについて説明した。しかしながら、例えば、極数が10かつスロット513の数が9、極数が14かつスロットの数が18、または、極数が14かつスロットの数が12であってもよい。言い換えれば、極数とスロット513の数の比が10:9、7:9、または、7:6であってもよい。図13は、極数が10かつスロット513の数が9である場合の電動機における巻線係数を示すグラフである。図14は、極数が14かつスロット513の数が18である場合の電動機における巻線係数を示すグラフである。図15は、極数が14かつスロット513の数が12である場合の電動機における巻線係数を示すグラフである。極数が10かつスロット513の数が9である場合であっても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。極数が14かつスロット513の数が18である場合には、巻数均一の場合は、巻数不均一の場合と比較して、巻線係数の7次高調波が小さくなり、巻線係数の5次高調波が大きくなる。しかしながら、永久磁石63の形状を変化させることによって、巻線係数の5次高調波を小さくすることができる。極数が14かつスロット513の数が12である場合には、巻数均一の場合は、巻数不均一の場合と比較して、巻線係数の5次高調波および7次高調波を小さくすることができる。また、巻線係数は、極数とスロット513の数が8対9の整数倍、10対9の整数倍、14対18の整数倍または14対12の整数倍であってもよい。
実施の形態3.
図16は、この発明の実施の形態3に係る電動機を示す縦断面図である。電動機1Cでは、回転子6は、10個の永久磁石63を有している。固定子鉄心51は、12個のティース512を有している。したがって、電動機1Cでは、極数が10となっており、スロット513の数が12となっている。言い換えれば、極数とスロットの数の比は、5:6となっている。
第1ティースおよび第2ティースには、U相のコイル52が巻かれている。第3ティースおよび第4ティースには、V相のコイル52が巻かれている。第5ティースおよび第6ティースには、W相のコイル52が巻かれている。第7ティースおよび第8ティースには、U相のコイル52が巻かれている。第9ティースおよび第10ティースには、V相のコイル52が巻かれている。第11ティースおよび第12ティースには、W相のコイル52が巻かれている。
実施の形態1と同様に、巻き始めのコイル52がA(1、1)に先に配置された場合は、図6に示すように、A(1、1)、A(1、2)、A(2、1)、A(2,2)、A(3、1)、A(3,2)におけるそれぞれのコイル52の巻数は、2、1、3、3、1、2となる。また、実施の形態1と同様に、巻き始めのコイル52がA(1、2)に先に配置された場合には、図7に示すように、A(1、1)、A(1、2)、A(2、1)、A(2,2)、A(3、1)、A(3,2)におけるそれぞれのコイル52の巻数は、2、3、1、1、3、2となる。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態3に係る発明は、極数が10かつスロット513の数が12となっている。実施の形態1と同様に、各スロット513に配置されたコイル52の巻数を同一にすることができる。これにより、回転子6の回転方向が変化した場合の電動機1Cのトルク特性の変化を抑制することができる。
また、渡り線53の数は、奇数となっている。これにより、渡り線53の数が偶数の場合と比較して、渡り線53を短い導線で構成することができる。
実施の形態4.
図17は、この発明の実施の形態4に係る電動機におけるティースおよびコイルを示す模式図である。電動機1Dでは、6個のティース512が整列方向Dについて一列に並べて配置されている。第1ティースと第2ティースとの間に配置された渡り線53を第1渡り線とする。第2ティースと第3ティースとの間の渡り線53を第2渡り線とする。第3ティースと第4ティースとの間の渡り線53を第3渡り線とする。第4ティースと第5ティースとの間の渡り線53を第4渡り線とする。第5ティースと第6ティースとの間の渡り線53を第5渡り線とする。
次に、電動機1Dを製造する電動機の製造方法について説明する。図18は、図17のティース512にコイル52を巻いてスロット513にコイル52を配置する手順を示すフローチャートである。まず、ステップS201において、コイル配置工程を行う。コイル配置工程では、第1ティースから第6ティースまで、別々にコイル52を巻いて、対応するスロット513にコイル52を配置する。
その後、ステップS202において、渡り線配置工程を行う。渡り線配置工程では、第1渡り線から第5渡り線まで、別々に隣り合うティース512の間を繋ぐ。渡り線配置工程では、少なくとも1個の渡り線53を反結線側に設ける。
以上説明したように、この発明の実施の形態4に係る電動機1Dの製造方法によれば、コイル配置工程では、複数のコイル52のそれぞれを1つずつティース512に巻き、渡り線配置工程では、コイル配置工程の後に行われる。これにより、コイル配置工程を容易に行うことができる。
なお、上記実施の形態4では、コイル配置工程において、複数のコイル52のそれぞれを1つずつティース512に巻く構成について説明した。しかしながら、図19に示すように、コイル配置工程では、同相ティース群のうちの一部であって互いに隣り合う複数のティース512にコイル52を連続して巻く構成であってもよい。この場合、渡り線配置工程は、複数のティース512にコイル52が連続して巻かれる途中において、既に巻かれたコイル52に連続した導線を渡り線53とする第1渡り線工程と、複数のティース512にコイル52が連続して巻かれた後において、既に巻かれたコイル52とは別の導線を渡り線53とする第2渡り線工程とを有する。
実施の形態5.
図20は、この発明の実施の形態5に係る電動機を示す斜視図である。発電電動機として、リニア電動機1Eを例に説明する。リニア電動機1Eは、固定子である界磁子11と、可動子である電機子12とを備えている。界磁子11は、第1方向D1について延びて配置されている。第1方向D1について視た場合に界磁子11の幅方向を第2方向D2とする。第1方向D1について視た場合に界磁子11の高さ方向を第3方向D3とする。
電機子12は、界磁子11と電機子12との間に発生する推力を用いて、界磁子11に対して第1方向D1に移動する。
リニア電動機1Eにおける推力発生面は、第2方向D2についての電機子12の両側に形成される。言い換えれば、リニア電動機1Eは、両側式の電動機となっている。電機子12には、図示しない搬送物が支持される。リニア電動機1Eは、電機子12が搬送物を支持した状態で、界磁子11に対して電機子12が移動することによって、搬送物を搬送する。搬送物は、機械装置の可動部に相当する。また、搬送物は、実装機のヘッド、荷物を積載する台車または荷物を積載するステージに相当する。
界磁子11は、一対の界磁ヨーク111と、一対の界磁ヨーク111のそれぞれに固定された複数の永久磁石112とを有している。一対の界磁ヨーク111は、第2方向D2について離れて配置されている。界磁ヨーク111は、第1方向D1に延びて形成されている。一対の界磁ヨーク111は、互いに平行に配置されている。複数の永久磁石112は、一対の界磁ヨーク111における互いに対向する面に固定されている。複数の永久磁石112は、界磁ヨーク111毎に、第1方向D1に1列に並んで等ピッチで配置されている。したがって、複数の永久磁石112は、第2方向D2について、互いに間を空けて2列に並んで配置されている。永久磁石112の極性は、第1方向D1について互いに隣り合う永久磁石112の極性が互いに反対となるように配置されている。
図21は、図20の界磁子11の一部および電機子12を示す斜視図である。電機子12は、第2方向D2について並べられた2列の永久磁石112の間に配置されている。電機子12は、第1方向D1に並んで配置された複数のティースである電機子コア121と、それぞれの電機子コア121に巻かれた複数のコイル122とを有している。隣り合う電機子コア121の間には、スロット123が形成されている。
電機子コア121は、板形状に形成された複数のコア部材が積層されることによって形成されている。電機子コア121を構成するコア部材は、第3方向D3について積層されている。電機子コア121における第2方向D2を向く両面は、永久磁石112に対向している。電機子コア121と永久磁石112との間には、隙間が形成されている。電機子コア121における永久磁石112に対向する面をギャップ面とする。
コイル122は、第2方向D2についての電機子コア121の中間部に巻かれている。コイル122は、図示しないインシュレータを介して電機子コア121に巻かれている。第1方向に並べられた複数の電機子コア121へのコイル122の巻線方法は、実施の形態1から実施の形態4と同様である。
リニア電動機1Eの特徴としては、往復運動についての使用頻度が高い点と、第1方向D1について電機子12に両端部が存在する点とが挙げられる。半導体の実装機に使用する場合に、トルクリップルの制限が厳しい。したがって、従来のリニア電動機は、往復運動を行う装置として用いることができない。しかしながら、実施の形態4に係るリニア電動機1Eでは、トルクリップルが低減される。これにより、往復運動を行う装置として用いることができる。また、第1方向D1についての電機子12の両端部に部品をセットすることができる。これにより、実装速度を2倍にすることができる。
図22は、図20の界磁子11および電機子12を示す平面図である。実施の形態1から実施の形態4までの回転電機と比較して、第1方向D1についての電機子12の両端部では、電機子コア121の先端を通る永久磁石112の磁束量が減少する。したがって、磁束量とコイル122の巻数とに比例する誘起電圧をより向上させるためには、各スロット123に配置されるコイル122の巻数を大きくする必要がある。
以上説明したように、この発明の実施の形態4に係るリニア電動機1Eによれば、電機子12が往復運動を行うことができる。
なお、各上記実施の形態では、三相のコイルを備えた電動機またはリニア電動機について説明した。しかしながら、三相以外のコイルを備えた電動機またはリニア電動機であってもよい。
また、各上記実施の形態では、発電電動機として、電動機またはリニア電動機について説明した。しかしながら、発電機またはリニア発電機であってもよい。
1A、1B、1C、1D 電動機、1E リニア電動機、2 フレーム、3 第1ハウジング、4 第2ハウジング、5 固定子、6 回転子、7 結線、8 第1軸受、9 第2軸受、11 界磁子、12 電機子、21 フレーム本体、22 底板部、51 固定子鉄心、52 コイル、53 渡り線、61 シャフト、62 回転子鉄心、63 永久磁石、64 プーリ、111 界磁ヨーク、112 永久磁石、121 電機子コア、122 コイル、123 スロット、511 コアバック、512 ティース、513 スロット、513A 第1半スロット、513B 第2半スロット、521 コイルエンド。
この発明に係る発電電動機は、コアバックおよびコアバックに並べて設けられた複数のティースを有し、互いに隣り合うティースの間にスロットが形成された鉄心と、複数のティースのそれぞれに巻かれて、複数のスロットのそれぞれに設けられた複数のコイルと、互いに隣り合うコイルを繋ぐ1個以上の渡り線とを備え、コイルの巻き方は、集中巻きであり、少なくとも1個の渡り線は、ティースに対して、コイルが結線される側である結線側とは反対側である反結線側に設けられており、複数のティースのうちで同相のコイルが巻かれ一列に並べられた複数のティースを同相ティース群とし、同相ティース群に含まれるティースの数を2以上の整数であるTとし、複数のティースが並べられた方向における一方向である整列方向についてスロットを2個の半スロットに分割し、ティースに対して整列方向について後方に隣り合って設けられたスロットにおける整列方向について前方にある半スロットを第1半スロットとし、ティースに対して整列方向について前方に隣り合って設けられたスロットにおける整列方向について後方にある半スロットを第2半スロットとし、kを1以上の整数とし、整列方向についてk番目に設けられたティースである第kティースに隣り合う第1半スロットをA(k、1)とし、第kティースに隣り合う第2半スロットをA(k、2)とした場合に、A(1、1)に配置されたコイルの巻数は、A(T、2)に配置されたコイルの巻数と同一であり、A(1、1)に配置されたコイルの巻数は、A(1、2)に配置されたコイルの巻数と異なり、第kティースに巻かれたコイルと第k+1ティースに巻かれたコイルとを繋ぐ渡り線が反結線側に設けられた場合に、A(k、2)に配置されたコイルの巻数は、A(k+1、1)に配置されたコイルの巻数と異なり、同相ティース群に含まれる互いに隣り合うティースの間のスロットに設けられたコイルの巻数は、A(1、1)に配置されたコイルの巻数の2倍であり、第kティースに巻かれたコイルと第k+1ティースに巻かれたコイルとを繋ぐ渡り線が結線側に設けられた場合に、A(k、2)に配置されたコイルの巻数は、A(k+1、1)に配置されたコイルの巻数と同一である。

Claims (9)

  1. コアバックおよび前記コアバックに並べて設けられた複数のティースを有し、互いに隣り合う前記ティースの間にスロットが形成された鉄心と、
    複数の前記ティースのそれぞれに巻かれて、複数の前記スロットのそれぞれに設けられた複数のコイルと、
    互いに隣り合う前記コイルを繋ぐ1個以上の渡り線と
    を備え、
    前記コイルの巻き方は、集中巻きであり、
    少なくとも1個の前記渡り線は、前記ティースに対して、前記コイルが結線される側である結線側とは反対側である反結線側に設けられており、
    複数の前記ティースのうちで同相の前記コイルが巻かれ一列に並べられた複数の前記ティースを同相ティース群とし、
    前記同相ティース群に含まれる前記ティースの数を2以上の整数であるTとし、
    複数の前記ティースが並べられた方向における一方向である整列方向について前記スロットを2個の半スロットに分割し、前記ティースに対して前記整列方向について後方に隣り合って設けられた前記スロットにおける前記整列方向について前方にある前記半スロットを第1半スロットとし、前記ティースに対して前記整列方向について前方に隣り合って設けられた前記スロットにおける前記整列方向について後方にある前記半スロットを第2半スロットとし、
    kを1以上の整数とし、前記整列方向についてk番目に設けられた前記ティースである第kティースに隣り合う前記第1半スロットをA(k、1)とし、前記第kティースに隣り合う前記第2半スロットをA(k、2)とした場合に、
    A(1、1)に配置された前記コイルの巻数は、A(T、2)に配置された前記コイルの巻数と同一であり、
    A(1、1)に配置された前記コイルの巻数は、A(1、2)に配置された前記コイルの巻数と異なり、
    前記第kティースに巻かれた前記コイルと第k+1ティースに巻かれた前記コイルとを繋ぐ前記渡り線が前記反結線側に設けられた場合に、A(k、2)に配置された前記コイルの巻数は、A(k+1、1)に配置された前記コイルの巻数と異なり、
    前記同相ティース群に含まれる互いに隣り合う前記ティースの間の前記スロットに設けられた前記コイルの巻数は、A(1、1)に配置された前記コイルの巻数の2倍である発電電動機。
  2. 前記第kティースに巻かれた前記コイルと前記第k+1ティースに巻かれた前記コイルとを繋ぐ前記渡り線が前記結線側に設けられた場合に、A(k、2)に配置された前記コイルの巻数は、A(k+1、1)に配置された前記コイルの巻数と同一である請求項1に記載の発電電動機。
  3. U相の前記同相ティース群における前記コイルを繋ぐ前記渡り線をU相渡り線とし、V相の前記同相ティース群における前記コイルを繋ぐ前記渡り線をV相渡り線とし、W相の前記同相ティース群における前記コイルを繋ぐ前記渡り線をW相渡り線とした場合に、
    前記U相渡り線、前記V相渡り線および前記W相渡り線のうちの1つまたは2つが前記反結線側に設けられ、残りが前記結線側に設けられている請求項1に記載の発電電動機。
  4. 前記同相ティース群における前記コイルを繋ぐ全ての前記渡り線は、前記反結線側に設けられており、
    前記同相ティース群に含まれる互いに隣り合う全ての前記ティースの間の前記スロットに設けられた前記コイルの巻数は、A(1、1)に配置された前記コイルの巻数の2倍である請求項1または請求項3に記載の発電電動機。
  5. 極数と前記スロットの数との比が、8:9、10:9、7:9、5:6、7:6である請求項1から請求項4までの何れか一項に記載の発電電動機。
  6. 前記同相ティース群に巻かれた複数の前記コイルのうちで巻き始めの前記コイルは、前記整列方向について1番目に設けられた前記ティースである第1ティースに隣り合う前記第1半スロットまたは前記第2半スロットに先に配置されてから前記第1ティースに巻かれている請求項1から請求項5までの何れか一項に記載の発電電動機。
  7. 請求項1から請求項6までの何れか一項に記載の発電電動機を製造する発電電動機の製造方法であって、
    前記同相ティース群に含まれる複数の前記ティースのそれぞれに前記コイルを巻いて、複数の前記スロットのそれぞれに前記コイルを設けるコイル配置工程と、
    少なくとも1個の前記渡り線を前記反結線側に設ける渡り線配置工程と
    を備えた発電電動機の製造方法。
  8. 前記コイル配置工程では、複数の前記コイルのそれぞれを1つずつ前記ティースに巻き、
    前記渡り線配置工程では、前記コイル配置工程の後に行われる請求項7に記載の発電電動機の製造方法。
  9. 前記コイル配置工程では、前記同相ティース群のうちの一部であって互いに隣り合う複数の前記ティースに前記コイルを連続して巻き、
    前記渡り線配置工程は、
    複数の前記ティースに前記コイルが連続して巻かれる途中において、既に巻かれた前記コイルに連続した導線を前記渡り線とする第1渡り線工程と、
    複数の前記ティースに前記コイルが連続して巻かれた後において、既に巻かれた前記コイルとは別の導線を前記渡り線とする第2渡り線工程と
    を有している請求項7に記載の発電電動機の製造方法。
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