JP2018198516A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】渡り線部同士の干渉を抑制しながら、設計に制約が生じるのを抑制することが可能な回転電機を提供する。【解決手段】このモータ100(回転電機)は、周方向に分割された複数のコア部分11を有する電機子コア10と、複数のコア部分11に巻回される巻回部21と、巻回部21同士を接続する渡り線部22とを含む巻線20とを備える。そして、複数の巻線20は、渡り線部22が電機子コア10の回転軸線方向の一方側に配置される巻線20Uおよび20Wと、渡り線部22が電機子コア10の回転軸線方向の他方側に配置される巻線20Vとを含む。【選択図】図8

Description

本発明は、回転電機に関し、特に、複数のコア部分に巻回される巻回部と巻回部同士を接続する渡り線部とを含む巻線を備えた回転電機に関する。
従来、複数のコア部分に巻回される巻回部と巻回部同士を接続する渡り線部とを含む巻線を備えた回転電機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、電機子コアを構成する周方向に分割された複数(12個)のコア構成部分と、コア構成部分を覆うように設けられるインシュレータとを備える回転電機が開示されている。この回転電機では、インシュレータは、分割された個々のコア構成部分を覆う絶縁部と、一対の絶縁部同士を連結する連結部とを含む。具体的には、コア構成部分は、各相(U相、V相、および、W相)毎に、4つずつ設けられている。そして、4つのコア構成部分のうちの2つが、回転軸線方向から見て、回転中心に対して一方側に配置され、残りの2つが回転中心に対して他方側に配置されている。また、一方側(他方側)に配置される2つのコア構成部分は、互いに隣接するように配置されている。そして、回転中心に対して一方側に配置されている2つのコア構成部分を覆う絶縁部と、回転中心に対して他方側に配置されている2つのコア構成部分を覆う絶縁部とが、連結部により接続されている。また、連結部は、薄板形状(帯形状)を有しており、中央部に回転電機の回転軸が貫通する孔部が設けられている。
また、この回転電機は、巻線を備えている。巻線は、分割された個々のコア構成部分に絶縁部を介して巻回される巻回部と、巻回部同士を接続する渡り線部とを含む。具体的には、回転中心に対して一方側に配置されている2つのコア構成部分に巻回される巻回部と、回転中心に対して他方側に配置されている2つのコア構成部分に巻回される巻回部とが、渡り線部により接続されている。なお、渡り線部は、インシュレータの連結部の中央部に設けられる孔部の回りを回転軸線方向に直交する方向(半径方向)に迂回するように連結部に配置されている。
そして、U相、V相およびW相の各々の、4つのコア構成部分、インシュレータおよび巻線の組(電機子構成ユニット)が、回転軸線方向に沿って組み合わされる。これにより、各相のコア構成部分が周方向に並んで配置されて、円環状の電機子コアが構成される。また、U相、V相およびW相の連結部(渡り線部)が、円環状の電機子コアの内径側(かつ、電機子コアの上方側)に回転軸線方向に沿って積層された状態で配置される。なお、各相の渡り線部は、回転軸線方向に沿って積層される一方、渡り線部同士の間には薄板形状の連結部が配置されており、渡り線部同士の干渉が連結部により抑制されている。
特開2015−92806号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の回転電機では、円環状の電機子コアの内径側(かつ、電機子コアの上方側)に渡り線部同士の干渉を抑制する連結部が配置されている。つまり、回転軸線方向から見て、連結部が、円環状の電機子コアの内径側の部分(回転子が配置される部分)に跨るように配置されている。このため、電機子コアの内径側に配置される回転子や回転軸の軸受けなどと、連結部との干渉を回避する必要があるので、回転電機の設計に制約が生じるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、渡り線部同士の干渉を抑制しながら、設計に制約が生じるのを抑制することが可能な回転電機を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における回転電機は、周方向に分割された複数のコア部分を有する電機子コアと、複数のコア部分に巻回される巻回部と、巻回部同士を接続する渡り線部とを含む巻線とを備え、巻線は、複数の相に対応するように複数設けられ、複数の巻線は、渡り線部が電機子コアの回転軸線方向の一方側に配置される第1巻線と、渡り線部が電機子コアの回転軸線方向の他方側に配置される第2巻線とを含む。
この発明の一の局面による回転電機では、上記のような巻線を備えることにより、複数の相の各々の渡り線部が、電機子コアの回転軸線方向の一方側と他方側とに分散されるので、複数の相の渡り線部が電機子コアの回転軸線方向の一方側のみ(または他方側のみ)に配置される場合と異なり、渡り線部同士が干渉しにくくなる。これにより、上記特許文献1に記載のように、渡り線部の干渉を抑制するために渡り線部の間に連結部を設けることなく渡り線部同士の干渉を抑制することができるので、連結部が配置されることに起因する回転電機の設計の制約が生じない。その結果、渡り線部同士の干渉を抑制しながら、回転電機の設計に制約が生じるのを抑制することができる。
また、上記のような第1巻線および第2巻線を備えることにより、渡り線部同士が干渉しないように、一の渡り線部の長さを大きくして、他の渡り線部を迂回する必要がない。これにより、巻線の長さが大きくなるのが抑制されるので、巻線の抵抗値が増大するのを抑制することができるとともに、巻線が長くなること(回転軸線方向に飛び出すこと)に起因して回転電機の回転軸線方向の長さが大きくなるのを抑制することができる。また、各相の渡り線部の干渉が抑制されていることによって、巻線が巻回された各相の複数のコア部分を互いに近接するように回転軸線方向に沿って移動させて電機子コアを組み立てた場合でも、各相の渡り線部が干渉しない。これにより、回転電機(電機子コア)の組み立てを容易に行うことができる。
上記一の局面による回転電機において、好ましくは、巻線は、3相に対応するように3つ設けられ、3つの巻線は、第1の相の第1巻線と、第2の相の第2巻線と、第3の相の第1巻線とを含む。
このように構成すれば、3相に対応する3つ巻線の渡り線部が、電機子コアの回転軸線方向の一方側と他方側とに分散されるので、3相の回転電機において、渡り線部同士の干渉を抑制しながら、回転電機の設計に制約が生じるのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、第1の相の第1巻線と第3の相の第1巻線とは、複数のコア部分のうちの周方向の一方端側のコア部分の周方向の一方側から巻き始められるとともに、回転軸線方向の一方側に配置される渡り線部を介して、複数のコア部分のうちの周方向の他方端側のコア部分の周方向の他方側において巻き終わり、第2の相の第2巻線は、複数のコア部分のうちの周方向の他方端側のコア部分の周方向の一方側から巻き始められるとともに、回転軸線方向の他方側に配置される渡り線部を介して、複数のコア部分のうちの周方向の一方端側のコア部分の周方向の他方側において巻き終わる。
このように構成すれば、第1巻線および第2巻線の巻回方向が同じ(たとえば、反時計回り)になるので、1つの巻回装置で、第1巻線と第2巻線との両方を形成することができる。その結果、回転電機の製造装置が複雑になるのを抑制しながら、渡り線部同士の干渉を抑制することができる。
上記巻線が3相に対応するように3つ設けられている回転電機において、好ましくは、第1の相の第1巻線の巻き始めの部分と、第3の相の第1巻線の巻き終わりの部分とが、隣接するコア部分の間から回転軸線方向の一方側に延びるように配置され、第2の相の第2巻線の巻き始めの部分と、第1の相の第1巻線の巻き終わりの部分とが、隣接するコア部分の間から回転軸線方向の一方側に延びるように配置され、第3の相の第1巻線の巻き始めの部分と、第2の相の第2巻線の巻き終わりの部分とが、隣接するコア部分の間から回転軸線方向の一方側に延びるように配置されている。
このように構成すれば、巻線の巻き始めの部分と巻き終わりの部分とが近接するように配置されるので、巻線の巻き始めの部分と巻き終わりの部分とを、端子などに接続するために、端子の近傍まで巻線の長さを延長する必要がない。これにより、巻線の長さが大きくなることに起因して、巻線の抵抗値が増大するのを抑制することができる。また、巻線の巻き始めの部分と巻き終わりの部分とが近接するように集約されるので、巻線の巻き始めの部分と巻き終わりの部分とを、他の機器(ECU(engine control Unit)など)に容易に接続することができる。
上記巻線が3相に対応するように3つ設けられている回転電機において、好ましくは、第2の相の第2巻線の渡り線部は、リード線側に配置され、第1の相の第1巻線と第3の相の第1巻線との渡り線部は、リード線側とは反対側に配置されている。
このように構成すれば、リード線側には1つの相の渡り線部しか配置されないので、リード線側に配置される部材と渡り線部とが干渉するのを抑制することができる。
上記一の局面による回転電機において、好ましくは、第1巻線および第2巻線の各々の渡り線部は、回転軸線方向から見て、電機子コアの内径側の面よりも外側に配置されている。
このように構成すれば、渡り線部が、回転軸線方向から見て、電機子コアの内径側の面よりも内側(回転子側)に配置されている場合と異なり、渡り線部と、電機子コアの内径側の面よりも内側に配置される回転子、回転軸および軸受けなどとが干渉するのを抑制することができる。これにより、回転電機の設計に制約が生じるのを効果的に抑制することができる。
一実施形態によるモータ(電機子コア)の斜視図である。 各相の巻線の斜視図である。 各相の巻線の結線を示す図である。 一実施形態による電機子コアをリード線とは反対側から見た図である。 一実施形態による電機子コアをリード線側から見た図である。 一実施形態による電機子コアの側面図である。 各相の巻線を平面に展開した斜視図である。 3相の巻線の配置を説明するための図である。 電機子コアの組み立て方法を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図9を参照して、本実施形態によるモータ100(回転電機の一例)の構成について説明する。
図1に示すように、モータ100は、ブラシレスモータとして構成されており、電機子コア10を備えている。電機子コア10は、周方向に分割された複数のコア部分11を有する。具体的には、電機子コア10は、9個のコア部分11を含む。なお、「周方向」とは、円環状の電機子コア10の周方向を意味する。
また、コア部分11を覆うようにインシュレータ12が設けられている。インシュレータ12は、樹脂などにより構成されており、後述する巻線20とコア部分11とを絶縁する機能を有する。また、インシュレータ12の回転軸線方向の一方側の端部12aおよび他方側の端部12aには、それぞれ、切欠き12bが設けられている。なお、「回転軸線方向」とは、回転子(図示せず)の回転軸に沿った方向(Z方向)を意味する。
また、図2(a)〜図2(c)に示すように、モータ100は、巻線20を備えている。巻線20は、複数のコア部分11に巻回される巻回部21と、巻回部21同士を接続する渡り線部22とを含む。具体的には、巻回部21は、インシュレータ12を介して、コア部分11に複数回巻回されている。また、渡り線部22は、複数回巻回されている巻回部21同士を接続する巻線20の一部分(1本の導線)である。
また、図2(a)〜図2(c)に示すように、巻線20は、複数の相に対応するように複数設けられている。巻線20は、3相に対応するように3つ設けられている。そして、3つの巻線20は、U相(第1の相の一例)の巻線20U(第1巻線の一例)と、V相(第2の相の一例)の巻線20V(第2巻線の一例)と、W相(第3の相の一例)の巻線20W(第1巻線の一例)とを含む。
また、図3に示すように、巻線20Uは、3つの巻回部21(U1、U2、U3)と、巻回部21同士を接続する2つの渡り線部22Uとを含む。また、巻線20Vは、3つの巻回部21V(V1、V2、V3)と、巻回部21同士を接続する2つの渡り線部22Vとを含む。また、巻線20Wは、3つの巻回部21(W1、W2、W3)と、巻回部21同士を接続する2つの渡り線部22Wとを含む。そして、巻線20Uと、巻線20Vと、巻線20Wとは、Δ結線されている。具体的には、巻線20Uの巻き始めの部分と、巻線20Wの巻き終わりの部分とが端子30Uに接続されている。また、巻線20Vの巻き始めの部分と、巻線20Uの巻き終わりの部分とが端子30Vに接続されている。また、巻線20Wの巻き始めの部分と、巻線20Vの巻き終わりの部分とが端子30Wに接続されている。なお、巻回部21の巻回方向は、反時計回り(図8参照)である。
ここで、本実施形態では、図2(a)〜図2(c)に示すように、巻線20Uの渡り線部22U(図2(a)参照)および巻線20Wの渡り線部22W(図2(c)参照)は、電機子コア10の回転軸線方向の一方側(Z1方向側)に配置されている。また、巻線20Vの渡り線部22V(図2(b)参照)は、電機子コア10の回転軸線方向の他方側(Z2方向側)に配置されている。具体的には、V相の巻線20Vの渡り線部22Vは、リード線側に配置されている。なお、リード線側とは、各相の巻線20の巻き始めの部分と巻き終わりの部分とが配置される側(Z2方向側)である。また、U相の巻線20Uの渡り線部22Uと、W相の巻線20Wの渡り線部22Wとは、リード線側とは反対側(Z1方向側)に配置されている。
また、本実施形態では、図4に示すように、巻線20Uの渡り線部22Uは、回転軸線方向から見て、電機子コア10(コア部分11)の内径側の面10aよりも外側に配置されている。なお、図4では、渡り線部22Uを太い実線で示し、渡り線部22Wを太い点線で示している。また、図4では、巻線20の断面が示されている。
図4に示すように、渡り線部22Uは、巻回部21の回転軸線方向の一方側(Z1方向側)に配置されている。また、渡り線部22Uは、回転軸線方向から見て、弧状に配置されている。なお、図4に示すように、巻線20Wの渡り線部22Wの構成は、巻線20Uの渡り線部22Uの構成と同様である。また、回転軸線方向から見て、巻線20Wの渡り線部22Wは、巻線20Uの渡り線部22Uに対して、所定の角度間隔(略80度)の分、周方向にずれた状態で配置されている。
なお、図4に示すように、回転軸線方向から見て、巻線20Uの渡り線部22Uと、巻線20Wの渡り線部22Wとは、巻回部21の回転軸線方向の一方側(Z1方向側)において、部分的に交差するように配置されている。なお、渡り線部22は、回転軸線方向から見て、コア部分11の内径側の面10aから、インシュレータ12の内径側の面12cまでの間(幅Wの間)に配置されるように構成されている。
また、図5に示すように、巻線20Vの渡り線部22Vは、回転軸線方向から見て、電機子コア10(コア部分11)の内径側の面10aよりも外側に配置されている。具体的には、渡り線部22Vは、巻回部21の回転軸線方向の一方側(Z2方向側)に配置されている。また、渡り線部22Vは、回転軸線方向から見て、弧状に配置されている。
また、図6に示すように、渡り線部22(22U、22Vおよび22W)は、インシュレータ12の回転軸線方向の一方側の端部12a(他方側の端部12a)から、所定の距離Lまでの間に配置されるように構成されている。
また、本実施形態では、図7(a)に示すように、巻線20Uは、3つのコア部分11のうちの周方向の一方端側(R1方向側)のコア部分11の周方向の一方側(R1方向側)から巻き始められるとともに、回転軸線方向の一方側(Z1方向側)に配置される渡り線部22Uを介して、3つのコア部分11のうちの周方向の他方端側(R2方向側)のコア部分11の周方向の他方側(R2方向側)において巻き終わる。具体的には、巻線20Uは、R1方向側に配置されるコア部分11のR1方向側から巻き始められ、巻回部21(U1)が形成された後、渡り線部22Uを介して、中央のコア部分11に巻回されて巻回部21(U2)が形成される。その後、巻線20Uは、渡り線部22Uを介して、R2方向側のコア部分11に巻回されて巻回部21(U3)が形成された後、コア部分11のR2方向側において巻き終わる。また、図7(c)に示すように、巻線20Wの構成は、巻線20Uの構成と同様である。
また、図7(b)に示すように、巻線20Vは、3つのコア部分11のうちの周方向の他方端側(R2方向側)のコア部分11の周方向の一方側(R1方向側)から巻き始められるとともに、回転軸線方向の他方側(Z2方向側)に配置される渡り線部22Vを介して、3つのコア部分11のうちの周方向の一方端側(R1方向側)のコア部分11の周方向の他方側(R2方向側)において巻き終わる。具体的には、巻線20Vは、R2方向側に配置されるコア部分11のR1方向側から巻き始められて巻回部21(V1)が形成された後、渡り線部22Vを介して、中央のコア部分11に巻回されて巻回部21(V2)が形成される。その後、巻線20Vは、渡り線部22Vを介して、R1方向側に配置されるコア部分11に巻回されて巻回部21(V3)が形成された後、コア部分11のR2方向側において巻き終わる。
なお、巻線20のそれぞれの巻き始めの部分は、巻回部21の内側(コア部分11に近い側)からZ2方向に延びるように配置されている。また、巻線20のそれぞれの巻き終わりの部分は、巻回部21の外側(コア部分11から遠い側)からZ2方向に延びるように配置されている。また、巻き始めの部分(巻き終わりの部分)とは、巻線20の端部と、端部の近傍の部分(端部からコア部分11に巻回される巻回部21までの部分)を含む。
そして、図8に示すように、U相の巻線20U、V相の巻線20V、および、W相の巻線20Wが、この順で周方向に配置されている。具体的には、巻回部21は、R2方向側に向かって、W2、U3、V1、W3、U1、V3、W1、U2、および、V2の順で配置されている。
また、本実施形態では、U相の巻線20Wの巻き始めの部分と、W相の巻線20Wの巻き終わりの部分とが、隣接するコア部分11の間(スロット13a)から回転軸線方向の他方側(Z2方向側)に延びるように配置されている。また、V相の巻線20Vの巻き始めの部分と、U相の巻線20Uの巻き終わりの部分とが、隣接するコア部分11の間(スロット13b)から回転軸線方向の他方側に延びるように配置されている。また、W相の巻線20Wの巻き始めの部分と、V相の巻線20Vの巻き終わりの部分とが、隣接するコア部分11の間(スロット13c)から回転軸線方向の他方側に延びるように配置されている。なお、巻線20の巻き始めの部分と巻き終わりの部分とは、内径側から見て、インシュレータ12の切欠き12bに対応する位置に配置されている。
そして、図5に示すように、各相の巻き始めの部分と巻き終わりの部分とは、径方向内側に折り曲げられたのち、Z2方向側に延びるように折り曲げられている。また、U相の巻線20Uの巻き終わりの部分、V相の巻線20Vの巻き始めの部分と巻き終わりの部分、および、W相の巻線20Wの巻き始めの部分は、V相の渡り線部22Vをかわすように折り曲げられている。
[電機子コアの組み立て方法]
図9に示すように、V相の巻線20Vが巻回された3つのコア部分11(以下、コアユニット40Vという)が環状(弧状)に配置される。また、U相の巻線20Uが巻回された3つのコア部分11(以下、コアユニット40Uという)が環状(弧状)に配置される。また、W相の巻線20Wが巻回された3つのコア部分11が環状(弧状)に配置される。そして、コアユニット40V、コアユニット40Uおよびコアユニット40Wが互いに周方向に略120度相対的に回転された状態で、回転軸線方向(Z方向)に沿って互いに近づくように移動される。このとき、W相の渡り線部22Wが、U相の渡り線部22Uをかわすように、コアユニット40Uとコアユニット40Wとが組み付けられる。また、V相の渡り線部22Vは、U相の渡り線部22UおよびW相の渡り線部22Wとは反対側(リード線側)に配置されているので干渉しない。すなわち、V相の渡り線部22Vと、U相の渡り線部22UおよびW相の渡り線部22Wとが、それぞれ、回転軸線方向の他方側(Z2方向側)と一方側(Z1方向側)とに分散して配置されているので、渡り線部22同士の干渉を抑制することが可能になる。その結果、コアユニット40V、コアユニット40Uおよびコアユニット40Wを回転軸線方向に沿って移動させることにより、容易に、電機子コア10を組み立てることが可能になる。なお、3相の各々の渡り線部22が電機子コア10の回転軸線方向の一方側のみ(または、他方側のみ)に配置されている場合では、U相の渡り線部22Uをかわしながら、W相の渡り線部22Wを配置することが可能である一方、V相の渡り線部22Vを配置する際に、V相の渡り線部22Vが、U相の渡り線部22Uおよび(または)W相の渡り線部22Wに干渉してしまう。
[本実施形態の効果]
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、複数の相の各々の渡り線部22が、電機子コア10の回転軸線方向の一方側と他方側とに分散されるので、複数の相の渡り線部22が電機子コア10の回転軸線方向の一方側のみ(または他方側のみ)に配置される場合と異なり、渡り線部22同士が干渉しにくくなる。これにより、上記特許文献1に記載のように、渡り線部22の干渉を抑制するために渡り線部22の間に連結部を設けることなく渡り線部22同士の干渉を抑制することができるので、連結部が配置されることに起因するモータ100の設計の制約が生じない。その結果、渡り線部22同士の干渉を抑制しながら、モータ100の設計に制約が生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、渡り線部22同士が干渉しないように、一の渡り線部22の長さを大きくして、他の渡り線部22を迂回する必要がない。これにより、巻線20の長さが大きくなるのが抑制されるので、巻線20の抵抗値が増大するのを抑制することができるとともに、巻線20が長くなること(回転軸線方向に飛び出すこと)に起因してモータ100の回転軸線方向の長さが大きくなるのを抑制することができる。また、各相の渡り線部22の干渉が抑制されていることによって、巻線20が巻回された各相の複数のコア部分11を互いに近接するように回転軸線方向に沿って移動させて電機子コア10を組み立てた場合でも、各相の渡り線部22が干渉しない。これにより、モータ100(電機子コア10)の組み立てを容易に行うことができる。
また、本実施形態では、3相に対応する3つ巻線20の渡り線部22が、電機子コア10の回転軸線方向の一方側と他方側とに分散されるので、3相のモータ100において、渡り線部22同士の干渉を抑制しながら、モータ100の設計に制約が生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、巻線20Uおよび巻線20Wと、巻線20Vとの巻回方向が同じ(反時計回り)になるので、1つの巻回装置で、巻線20U、巻線20Vおよび巻線20Wの全てを形成することができる。その結果、モータ100の製造装置が複雑になるのを抑制しながら、渡り線部22同士の干渉を抑制することができる。
また、本実施形態では、巻線20の巻き始めの部分と巻き終わりの部分とが近接するように配置されるので、巻線20の巻き始めの部分と巻き終わりの部分とを、端子30U、端子30Vおよび端子30Wに接続するために、端子30U、端子30Vおよび端子30Wの近傍まで巻線20の長さを延長する必要がない。これにより、巻線20の長さが大きくなることに起因して、巻線20の抵抗値が増大するのを抑制することができる。また、巻線20の巻き始めの部分と巻き終わりの部分とが近接するように集約されるので、巻線20の巻き始めの部分と巻き終わりの部分とを、他の機器(ECU(engine control Unit)など)に容易に接続することができる。
また、本実施形態では、リード線側には1つの相の渡り線部22しか配置されないので、リード線側に配置される部材と渡り線部22とが干渉するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、渡り線部22が、回転軸線方向から見て、電機子コア10の内径側の面10aよりも内側(回転子側)に配置されている場合と異なり、渡り線部22と、電機子コア10の内径側の面10aよりも内側に配置される回転子、回転軸および軸受けなどとが干渉するのを抑制することができる。これにより、モータ100の設計に制約が生じるのを効果的に抑制することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、電機子コア10が9つのコア部分11に分割されている例を示したが、本発明は、これに限られない。たとえば、電機子コア10が9つ以外の数(たとえば、3の倍数)に分割されていてもよい。
また、上記実施形態では、巻線20が3相に対応するように3つ設けられている例を示したが、本発明は、これに限られない。たとえば、3相以外の複数の相のモータ100に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、モータ100に本発明を適用する例を示したが、本発明は、これに限られない。たとえば、発電機に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、U相の渡り線部22UとW相の渡り線部22Wとが、回転軸線方向の一方側(Z1方向側)に配置され、V相の渡り線部22Vが、回転軸線方向の他方側(Z2方向側)に配置される例を示したが、本発明は、これに限られない。たとえば、回転軸線方向の他方側(Z2方向側)に2つの相の渡り線部22を配置して、回転軸線方向の一方側(Z1方向側)に1つの相の渡り線部22を配置してもよい。
10 電機子コア
11 コア部分
20 巻線
20U、20W 巻線(第1巻線)
20V 巻線(第2巻線)
21 巻回部
22、22U、22V、22W 渡り線部
100 モータ(回転電機)

Claims (6)

  1. 周方向に分割された複数のコア部分を有する電機子コアと、
    複数の前記コア部分に巻回される巻回部と、前記巻回部同士を接続する渡り線部とを含む巻線とを備え、
    前記巻線は、複数の相に対応するように複数設けられ、
    複数の前記巻線は、前記渡り線部が前記電機子コアの回転軸線方向の一方側に配置される第1巻線と、前記渡り線部が前記電機子コアの回転軸線方向の他方側に配置される第2巻線とを含む、回転電機。
  2. 前記巻線は、3相に対応するように3つ設けられ、
    3つの前記巻線は、第1の相の前記第1巻線と、第2の相の前記第2巻線と、第3の相の前記第1巻線とを含む、請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記第1の相の前記第1巻線と前記第3の相の前記第1巻線とは、複数の前記コア部分のうちの周方向の一方端側の前記コア部分の周方向の一方側から巻き始められるとともに、回転軸線方向の一方側に配置される前記渡り線部を介して、複数の前記コア部分のうちの周方向の他方端側の前記コア部分の周方向の他方側において巻き終わり、
    前記第2の相の前記第2巻線は、複数の前記コア部分のうちの周方向の他方端側の前記コア部分の周方向の一方側から巻き始められるとともに、回転軸線方向の他方側に配置される前記渡り線部を介して、複数の前記コア部分のうちの周方向の一方端側の前記コア部分の周方向の他方側において巻き終わる、請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記第1の相の前記第1巻線の巻き始めの部分と、前記第3の相の前記第1巻線の巻き終わりの部分とが、隣接する前記コア部分の間から回転軸線方向の一方側に延びるように配置され、
    前記第2の相の前記第2巻線の巻き始めの部分と、前記第1の相の前記第1巻線の巻き終わりの部分とが、隣接する前記コア部分の間から回転軸線方向の一方側に延びるように配置され、
    前記第3の相の前記第1巻線の巻き始めの部分と、前記第2の相の前記第2巻線の巻き終わりの部分とが、隣接する前記コア部分の間から回転軸線方向の一方側に延びるように配置されている、請求項2または3に記載の回転電機。
  5. 前記第2の相の前記第2巻線の前記渡り線部は、リード線側に配置され、
    前記第1の相の前記第1巻線と前記第3の相の前記第1巻線との前記渡り線部は、前記リード線側とは反対側に配置されている、請求項2〜4のいずれか1項に記載の回転電機。
  6. 前記第1巻線および前記第2巻線の各々の前記渡り線部は、回転軸線方向から見て、前記電機子コアの内径側の面よりも外側に配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転電機。


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