JP5761518B2 - 電磁誘導発熱体及び定着ベルト - Google Patents

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Description

本発明は、ニッケル電鋳からなる無端状ベルトを備えた電磁誘導発熱体及び定着ベルトに関し、電磁誘導発熱体は、特に複写機、ファクシミリ、レーザビームプリンター等の画像形成装置の定着部の定着ベルトに用いて好適なものである。
画像形成装置においては、画像形成装置の小型化、省エネルギー化、印字・複写の高速化等の要求に応えるために、定着ローラの代わりに無端状の定着ベルト(エンドレスベルトまたはエンドレスフィルム)を使用したベルト定着方式が採用されている。
そして、立ち上がり時間の短縮と省エネルギーのため、定着ベルトの基体をニッケル等の磁性金属とし、電磁誘導による渦電流で磁性金属を発熱させる、誘導加熱によるベルト定着方式が提案されている。
近年、さらに省エネルギーで且つ短い立ち上げ時間で所定の温度まで昇温する、発熱効率に優れた定着ベルトが求められている。電磁誘導により効率よく発熱し、層構成や層厚の設計の自由度を大きくするため、磁性金属からなり、固有抵抗値及び比透磁率が高い金属からなる基層と、非磁性の導電性金属からなり、該基層よりも固有抵抗値及び比透磁率が十分に低い発熱層と、表面離型層からなる定着ベルトが提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、このような定着ベルトは、発熱層と表面離型層との層間剥離の問題が生じ、その結果として電磁誘導による金属層の発熱が得られ難いことがあり、問題となっていた。そこで、表面離型層の加熱処理の際に非酸化性ガス雰囲気中でおこなう無端ベルトの製造方法が提案されている(特許文献2)。この製造方法では、発熱層の酸化を防ぐことにより、発熱層とその外周面に設けられた層との接着性が良好で、且つ、電磁誘導により無端ベルトを定着可能に加熱することができる。
特開2003−7438号公報 特開2004−70155号公報
しかしながら、特許文献2の無端ベルトの製造方法では、加熱装置が大きな構造となって設備費がかかり、非酸化ガスの準備や入れ替え時間等にも時間がかかり、定着ベルトのコストアップが免れず、低コスト化の妨げとなっていた。
また、非酸化ガスを安定した濃度に管理することも難しく、安定して発熱層表面を酸化から保護することが難しいという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑み、低コストで、高い発熱効率及び高耐久性を両立した電磁誘導発熱体及び定着ベルトを提供することを課題とする。
本発明の第1の態様は、ニッケル電鋳からなる無端ベルト状の第1の発熱層と、記第1の発熱層より薄く、厚さ2〜30μmの、非磁性材料からなりメッキにより形成された第2の発熱層と、前記第2の発熱層の材料よりも耐食性を有する金属材料からなり、メッキにより形成された厚さ0.5〜3μmの被覆層とを具備し、前記第1の発熱層、前記第2の発熱層、及び前記被覆層が順に積層されていることを特徴とする電磁誘導発熱体にある。
本発明の第の態様は、第1の態様に記載の電磁誘導発熱体において、前記被覆層は、ニッケル又はニッケル合金からなることを特徴とする電磁誘導発熱体にある。
本発明の第の態様は、第1又は2の態様に記載の電磁誘導発熱体において、前記第1の発熱層は、リンの含有率が0.05質量%以上1質量%以下であることを特徴とする電磁誘導発熱体にある。
本発明の第の態様は、第1〜のいずれか一項の態様に記載の電磁誘導発熱体において、前記第2の発熱層は、ニッケルよりも固有抵抗値が小さい材料から形成されていることを特徴とする電磁誘導発熱体にある。
本発明の第の態様は、第1〜のいずれか一項の態様に記載の電磁誘導発熱体において、前記第2の発熱層は、固有抵抗値が2.8×10−8Ω・m以下で且つ比透磁率が2以下の材料から形成されていることを特徴とする電磁誘導発熱体にある。
本発明の第の態様は、第1〜のいずれか一項の態様に記載の電磁誘導発熱体において、前記第2の発熱層は、金、銅、銀、又はアルミニウムからなることを特徴とする電磁誘導発熱体にある。
本発明の第の態様は、第1〜のいずれか一項の態様に記載の電磁誘導発熱体において、前記第2の発熱層は、厚みが表皮深さ以下であることを特徴とする電磁誘導発熱体にある。
本発明の第の態様は、第1〜のいずれか一項の態様に記載の電磁誘導発熱体を具備し、さらに、最外層として離型層を具備することを特徴とする定着ベルトにある。
本発明の第の態様は、第の態様に記載の定着ベルトにおいて、前記離型層は、弾性層を介して設けられていることを特徴とする定着ベルトにある。
本発明によれば、ニッケル電鋳からなる無端ベルト状の第1の発熱層と、非磁性材料からなる第2の発熱層と、厚さ3μm以下の被覆層とを具備することにより、低コストで、高い発熱効率及び高耐久性を両立した電磁誘導発熱体及び定着ベルトを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る定着ベルトの概略図である。 本発明の他の実施形態に係る定着ベルトの概略図である。
本発明の電磁誘導発熱体は、ニッケル電鋳からなる無端ベルト状の第1の発熱層と、非磁性材料からなる第2の発熱層と、厚さ3μm以下の被覆層を具備するものであり、第1の発熱層、第2の発熱層、及び被覆層が順に積層されている。本発明の電磁誘導発熱体は、発熱層がニッケル電鋳からなる第1の発熱層と、非磁性材料からなる第2の発熱層の二層からなることにより、発熱層が1層のみで構成された場合に比べて、発熱量が増加し、発熱効率も向上して、ウォームアップ時間を短縮できる。また、第2の発熱層の外側に厚さ3μm以下の被覆層を設けることにより、第2の発熱層の酸化が防止され、電磁誘導発熱体は耐久性に優れたものとなる。この被覆層は、厚さが3μm以下と非常に薄いので、電磁誘導発熱体の発熱効率をほとんど低下させることがなく、また、第1の発熱層や第2の発熱層よりも発熱効率は低いが、第3の発熱層として機能し、電磁誘導発熱体が優れた発熱効率を維持することができる。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の電磁誘導発熱体を具備する定着ベルトの概略図である。
定着ベルト10は、ニッケル電鋳からなる無端ベルト状の第1の発熱層11と、非磁性材料からなる第2の発熱層12と、厚さ3μm以下の被覆層13とを具備するものである。本実施形態の定着ベルト10は、被覆層13の外周面に、弾性層14を介して離型層15が設けられている。そして、第1の発熱層11の内周面に摺動層16が形成されている。本実施形態の定着ベルト10は、励磁コイルを定着ベルト10の外側に設ける場合に用いられるものである。
ここで、被覆層13は、厚さが3μm以下である。このように非常に薄い被覆層13を発熱層の外周に設けることにより、定着ベルト10の発熱効率をほとんど低下させることなく、発熱層を保護することができる。これにより、発熱層の耐久性に優れたものとすることができる。
被覆層13は、第2の発熱層12の材料よりも耐食性を有する金属材料からなるのが好ましく、耐食性を有する金属材料としては、例えば、酸化し難い金属材料が挙げられる。定着ベルト10は、第1の発熱層11及び第2の発熱層12を製造後、弾性層14、離型層15、あるいは摺動層16の形成のために種々の温度に加熱されるが、このときに被覆層13は第2の発熱層12が酸化されるのを防止することができるためである。また、弾性層14に含まれる水分により、第2の発熱層12が酸化するのを防止することができるためである。これにより、発熱層(第1の発熱層11及び第2の発熱層12)と、弾性層14又は離型層15との層間剥離を回避することができ、また、第2の発熱層12の酸化により発熱層(第1の発熱層11及び第2の発熱層12)に電流が流れなくなるという現象を防止することができる。また、この被覆層13は、第2の発熱層12と弾性層14又は離型層15との密着性に優れるものが好ましい。被覆層13の材料としては、金、銀、ニッケル、ニッケル合金等が挙げられ、ニッケルやニッケル合金が特に好ましい。ニッケル合金としては、Ni−P合金、Ni−Fe合金、Ni−Co合金、Ni−Mn合金、Ni−Ti合金等が挙げられる。弾性層14又は離型層15との密着性に優れ、第2の発熱層12の酸化を好適に防止することができるためである。
また、被覆層13は、第2の発熱層12が空気に触れて酸化する前に形成するのが好ましく、空気に触れることなく形成するのがさらに好ましい。第2の発熱層12が空気に触れて酸化する前に被覆層13を形成することにより、第2の発熱層12の腐食を効果的に抑制することができる。第2の発熱層12の外周に弾性層14を形成する前に空気に接触することによる第2の発熱層12の酸化や、弾性層14に含まれる水分による第2の発熱層12の酸化を効果的に防止することができるためである。
被覆層13は、電解メッキにより形成するのが好ましい。例えば、第2の発熱層12の表面にメッキ浴を用いてメッキ膜を形成し、被覆層13とすればよい。このとき、第2の発熱層12の表面が空気にほとんど接触することのないように形成するのが好ましい。これにより、第2の発熱層12の腐食をより効果的に防止することができる。被覆層13を電解メッキにより形成することにより、第2の発熱層12との密着性に優れたものとなり、また、厚さ3μm以下の被覆層13を高精度で形成することができる。なお、被覆層13がニッケルからなる場合は、後述する第1の発熱層11と同様の方法により得ることができる。また、Ni−P合金、Ni−Fe合金、Ni−Co合金、Ni−Mn合金、Ni−Ti合金等のニッケル合金からなる被覆層13は、後述する第1の発熱層11と同様の方法で電極等を適宜変更することにより得ることができる。なお、被覆層13は、無電解メッキ法、物理蒸着法、化学蒸着法等により形成してもよい。
被覆層13の厚さは、3μm以下であり、好ましくは、0.5μm〜2μmである。厚さが3μmより大きくなると、電磁誘導発熱体の発熱効率を低下させてしまう。なお、厚さが0.5μm未満となると第2の発熱層の酸化防止の十分な効果が得られなくなる虞がある。
第1の発熱層11は、ニッケル電鋳からなる無端ベルト状のものである。第1の発熱層11の厚さは、定着ベルトの加熱に電磁誘導加熱方式を用いる場合は、1μm〜100μmであることが好ましく、通常10〜100μm、好ましくは15〜80μm、より好ましくは20〜60μm程度である。第1の発熱層11の厚さが1μm未満であると、第1の発熱層がほとんどの電磁エネルギーを吸収しきれなくなり、加熱効率が低下してくる傾向にある。一方、第1の発熱層11の厚さが100μmを超えると、剛性が大きくなり、柔軟性が低下してくるので、屈曲性が損なわれて定着ベルトとして使用しにくくなる傾向にある。熱容量、熱伝導性、機械的強度、可撓性などのバランスの観点から、30〜50μm程度の厚みであることが最も好ましい。電子写真複写機の定着ベルトに適用する場合には、幅を転写紙などの転写材の幅に応じて適宜定めることができる。
上述したように、第1の発熱層11は、ニッケル電鋳からなるものである。ここでいうニッケル電鋳は、ニッケル単体からなるニッケル電鋳だけではなく、Ni−P合金、Ni−Fe合金、Ni−Co合金、Ni−Mn合金、Ni−Ti合金等のニッケル合金電鋳を含むものである。ニッケル電鋳からなる第1の発熱層11は、Ni−P合金電鋳であるのが好ましく、リンを0.05質量%以上1質量%以下の含有率で含有するものであるのがさらに好ましい。なお、ニッケル電鋳からなる第1の発熱層11中のリン含有率が0.05質量%未満であると、ニッケル電鋳からなる第1の発熱層の耐熱疲労特性が十分に向上しなくなる虞があり、リンの含有率が1質量%を超えると、ニッケル電鋳からなる第1の発熱層の柔軟性が悪くなる虞がある。
ニッケル電鋳からなる第1の発熱層11は、一般に、硫酸ニッケルや塩化ニッケルを主成分とするワット浴やスルファミン酸ニッケルを主成分とするスルファミン酸浴等のニッケル電鋳浴を用いて、電鋳法により形成することができる。電鋳法は、母型の表面に厚メッキを行ない、これを母型から剥離して製品を得る方法である。
ニッケル電鋳からなる第1の発熱層11を得るには、ステンレス、黄銅、アルミニウム等からなる円筒を母型とし、その表面にニッケル電鋳浴を用いてニッケルメッキ膜を形成することができる。母型がシリコーン樹脂や石膏などの不導体である場合には、黒鉛、銅粉、銀鏡、スパッタリングなどにより、導電性処理を行う。金属母型への電鋳では、ニッケルメッキ膜の剥離を容易にするために、母型の表面に酸化膜、化合物膜、黒鉛粉塗布膜などの剥離膜を形成するなどの剥離処理を行うことが好ましい。
ニッケル電鋳浴は、ニッケルイオン源、アノード溶解剤、pH緩衝剤、その他の添加剤を含む。ニッケルイオン源としては、スルファミン酸ニッケル、硫酸ニッケル、塩化ニッケルを例示することができる。アノード溶解剤としては、ワット浴の場合、塩化ニッケルがこの役割を果たしており、他のニッケル浴では、塩化アンモニウム、臭化ニッケルなどが用いられている。ニッケルメッキは、一般に、pH3.0〜6.2の範囲で行なわれるが、この間の望ましい範囲に調整するために、ホウ酸、ギ酸、酢酸ニッケルなどのpH緩衝剤が用いられる。その他の添加剤としては、平滑化、ピット防止、結晶微細化、残留応力の低減などを目的として、例えば、光沢剤、ピット防止剤、内部応力減少剤などが用いられる。
ニッケル電鋳浴としては、スルファミン酸浴が好ましい。スルファミン酸浴の組成としては、スルファミン酸ニッケル四水塩300〜600g/L、塩化ニッケル0〜30g/L、ホウ酸20〜40g/L、適量の界面活性剤、適量の光沢剤などを含有するものを挙げることができる。pHは2.5〜5.0、好ましくは3.5〜4.7である。浴温は20〜65℃、好ましくは40〜60℃である。なお、ニッケル合金電鋳からなる第1の発熱層11を得る場合は、亜リン酸ナトリウムのような水溶性リン含有酸の塩、スルファミン酸第1鉄、スルファミン酸コバルト、スルファミン酸マンガン等のスルファミン酸金属塩、フッ化チタンカリウムなどを適宜添加したニッケル金属電鋳浴を用いればよい。
上記ニッケル電鋳浴、特にスルファミン酸ニッケル浴にリンを添加して上記条件で電鋳を行うことにより得られる、Ni−P合金電鋳からなる第1の発熱層11は、耐熱疲労特性が改善される。
第2の発熱層12は、非磁性材料からなるものである。第2の発熱層12の厚さは、例えば、2〜30μm、好ましくは、5〜20μmである。第2の発熱層12の厚さは、第1の発熱層11よりも薄くするのが好ましい。非磁性材料も肉厚を薄くすると表皮抵抗値が上昇し、反抗磁界が生じにくくなり、内部を磁束が通過しやすくなり、電磁誘導発熱ができる。第2の発熱層12の厚さが厚くなると、磁束を作用させると反抗磁界が生じ、反抗電流が流れて、磁束が非磁性材料内を通過できなくなってしまう虞がある。また、第2の発熱層12は、厚みが表皮深さ以下であるのが好ましい。ここでいう表皮深さとは、誘導電流が流れる厚さのことを指す。第2の発熱層は、表皮深さより薄い層となることにより、磁束が貫通する。
また、第2の発熱層12は非磁性材料からなり、ニッケルよりも固有抵抗値が低い材料からなるのが好ましい。第2の発熱層12を、第1の発熱層よりも固有抵抗値が小さい材料からなる薄肉の層とすることにより、第2の発熱層12の発熱量が増加する。
また、第2の発熱層12は、固有抵抗値が2.8×10−8Ω・m以下で且つ比透磁率が2以下の材料から形成されているのが好ましい。第2の発熱層の比透磁率が2以下と小さくなることにより、表皮深さは大きくなる。第2の発熱層は固有抵抗値が2.8×10−8Ω・m以下と小さくても、薄い層とすることによって表皮抵抗が大きくなり充分な発熱量を得ることができる。第2の発熱層12の層厚を適切に選択することによって薄い第2の発熱層に集中して発熱させることができる。
第2の発熱層12の材料としては、金、銀、アルミニウム、銅、又はこれらの合金等が挙げられ、コスト及び第1の発熱層への接着性の面から銅が好ましい。
第2の発熱層12は、電解メッキにより得るのが好ましい。例えば、第1の発熱層11の表面にメッキ浴を用いてメッキ膜を形成し、第2の発熱層12とすればよい。第2の発熱層12をメッキにより得ることにより、第1の発熱層11との密着性に優れたものとなる。例えば、第2の発熱層12が銅からなる場合は、銅メッキ浴を用いて銅メッキ膜を形成する。銅メッキ浴としては、硫酸銅メッキ浴、ピロリン酸銅メッキ浴、シアン化銅メッキ浴、無電解銅メッキ浴等が挙げられ、硫酸銅メッキ浴を用いるのが好ましく、硫酸銅150〜250g/L、硫酸30〜150g/L、塩酸0.125〜0.25ml/L、適量の光沢剤を含有するものを挙げることができる。なお、第2の発熱層12は、無電解メッキ法、物理蒸着法、化学蒸着法等により形成してもよい。
本実施形態では、弾性層14は、画質の向上のために設けたが、弾性層14は必要に応じて設ければよく、勿論、設けなくてもよい。すなわち、被覆層13の外周面に、直接、離型層15を設けてもよい。弾性層14は、耐熱性に優れた材料からなるのが好ましく、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム等が挙げられ、特にシリコーンゴムが好ましい。弾性層14の厚さは、例えば、20〜1000μmであり、好ましくは50〜500μmである。
離型層15は、高離型の合成樹脂材料からなるのが好ましく、フッ素樹脂等からなるものが挙げられる。離型層15の厚さは、例えば、1〜150μmであり、好ましくは5〜50μmである。
摺動層16は、摺動性を向上させるために設けられるものであり、必要に応じて設ければよく、勿論、設けなくてもよい。摺動層16の材料としては、ポリイミド、フッ素樹脂等が挙げられる。摺動層16の厚さは、通常、5〜100μmであり、好ましくは10〜60μmである。
本実施形態の定着ベルト10は、励磁コイル(熱源)が定着ベルト10の外側に配置される場合に好適なものである。本実施形態では、定着ベルト10の内側から順に、ニッケル電鋳からなる無端ベルト状の第1の発熱層11と、非磁性材料からなる第2の発熱層12と、厚さ3μm以下の被覆層13を設けたが、これに限定されるものではない。励磁コイル(熱源)が定着ベルト10の内側に配置される場合には、図2に示すように、定着ベルト10の内側から順に、厚さ3μm以下の被覆層13、非磁性材料からなる第2の発熱層12、ニッケル電鋳からなる無端ベルト状の第1の発熱層11とするのが好ましい。
また、本発明の電磁誘導発熱体は、定着ベルトに好適に用いられるものであるが、転写直後に定着を行なう転写・定着ベルト等にも用いることができる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明を限定するものではない。
(実施例1)
スルファミン酸ニッケルを500g/L、亜リン酸ナトリウムを150mg/L、硼酸を30g/L、一次光沢剤としてナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸三ナトリウムを1.0g/L、二次光沢剤として2−ブチン−1,4−ジオールを20mg/L添加して、所望のスルファミン酸リン電鋳浴を調製した。
この電鋳浴を60度、pHを4.5として、外径34mmのステンレス鋼製の円筒状母型を陰極とし、デポラライズドニッケルを陽極として、16A/dmの電流密度下で電鋳を行ない、母型の外周面に電析体を50μmの厚さに形成した。この電析体を有する母型から電析体を引き抜き、内径34mm、厚さ50μmのニッケルリン合金電鋳からなる第1の発熱層を得た。第1の発熱層は、リンの含有率が0.5質量%である。
この第1の発熱層上に、以下の電解浴からなる第2の発熱層を形成した。具体的には、まず、硫酸銅を180g/L、硫酸を60g/L、チオ尿素を0.04g/L、糖蜜を0.8g/L添加して、所望の硫酸銅電解浴を調整した。次に、この電解浴の浴温を45℃とし、上記電析体を陰極、含リン銅を陽極として、5A/dmの電流密度下でめっきを行い、第1の発熱体上に厚さ15μmの銅からなる第2の発熱層を形成した。第2の発熱層は、固有抵抗値が1.7×10−8Ω・mで且つ比透磁率が1.6であった。
この第2の発熱層上に、上記と同様の方法によりニッケルリン合金からなる厚さ2μmの被覆層を形成し、これを電解浴から取り出し、電析体の両端部のバリを切り剥がして、3層構造の電磁誘導発熱体を得た。
(実施例2)
被覆層の厚さを0.5μmとした以外は実施例1と同様にして、実施例2の電磁誘導発熱体とした。
(実施例3)
被覆層の厚さを3μmとした以外は実施例1と同様にして、実施例3の電磁誘導発熱体とした。
(比較例1)
被覆層を設けなかった以外は実施例1と同様にして、比較例1の電磁誘導発熱体とした。
(比較例2)
被覆層の厚みを5μmとした以外は実施例1と同様にして、比較例2の電磁誘導発熱体とした。
(実施例4〜6及び比較例3、4)
実施例1〜3及び比較例1〜2の電磁誘導発熱体の外周面に厚さ300μmのシリコーンゴム層を被覆し、さらにシリコーンゴム系の接着剤を介して厚さ30μmのPFAチューブを被覆して実施例4〜6、比較例3,4の定着ベルトとした。
(実施例7)
ニッケルリン合金からなる被覆層の代わりに、下記の方法により形成したNi−Fe合金(Ni22%:Fe78%)からなる厚さ2μmの被覆層を設けた以外は実施例1と同様にして、実施例7の電磁誘導発熱体とした。
<Ni−Fe合金からなる被覆層の製造方法>
スルファミン酸ニッケル四水塩を125g/L、スルファミン酸第一鉄を185g/L、酢酸ナトリウムを27g/L、塩化ニッケルを陽極の電解に必要な量添加して、所望のスルファミン酸鉄電解浴を調整した。
この電解浴の浴温を30℃、pHを3とし、第2発熱層を陰極、Ni−Fe合金(Ni40%:Fe60%)を陽極として、5A/dmの電流密度下でめっきを行ない、第2発熱層の外周面に電析体を2μmの厚さに形成し、これを電解浴から取り出し、電析体の両端部のバリを切り剥がして、3層構造の電磁誘導発熱体を得た。
(実施例8)
ニッケルリン合金からなる被覆層の代わりに、下記の方法により形成したNi−Co合金(Ni40%:Co60%)からなる厚さ2μmの被覆層を設けた以外は実施例1と同様にして、実施例8の電磁誘導発熱体とした。
<Ni−Co合金からなる被覆層の製造方法>
スルファミン酸ニッケルを80g/L、スルファミン酸コバルトを16g/L、臭化ニッケルを14g/L、および硼酸を30g/L添加して、所望のスルファミン酸コバルトの電解浴を調製した。
この電解浴の浴温を50℃、pHを3とし、第2発熱層を陰極、Ni−Co合金(Ni75%:Co25%)を陽極として、5A/dmの電流密度下でめっきを行ない、第2発熱層の外周面に電析体を2μmの厚さに形成し、これを電解浴から取り出し、電析体の両端部のバリを切り剥がして、3層構造の電磁誘導発熱体を得た。
(実施例9)
ニッケルリン合金からなる被覆層の代わりに、下記の方法により形成したNi−Mn合金(Ni99.2%:Mn0.8%)からなる厚さ2μmの被覆層を設けた以外は実施例1と同様にして、実施例9の電磁誘導発熱体とした。
<Ni−Mn合金からなる被覆層の製造方法>
スルファミン酸ニッケルを80g/L、スルファミン酸マンガン30g/L、硼酸を30g/L、活性剤を375g/L添加して、所望のスルファミン酸マンガン電解浴を調製した。
この電解浴の浴温を55℃、pHを3.5とし、第2発熱層を陰極、デポラライズドニッケルを陽極として、電流密度4A/dmの下でめっきを行ない、第2発熱層の外周面に電析体を2μmの厚さに形成し、これを電解浴から取り出し、電析体の両端部のバリを切り剥がして、3層構造の電磁誘導発熱体を得た。
(実施例10)
ニッケルリン合金からなる被覆層の代わりに、下記の方法により形成したニッケルからなる厚さ2μmの被覆層を設けた以外は実施例1と同様にして、実施例10の電磁誘導発熱体とした。
<Niからなる被覆層の製造方法>
スルファミン酸ニッケルを450g/L、硼酸を30g/L、サッカリンを2g/L、ブチンジオールを0.3g/L添加して、所望のスルファミン酸電解浴を調製した。
この電解浴を、浴温を50℃、pHを4.5、デポラライズドニッケルを陽極として、電流密度20A/dmの下でめっきを行ない、第2発熱層の外周面に電析体を2μmの厚さに形成し、これを電解浴から取り出し、電析体の両端部のバリを切り剥がして、3層構造の電磁誘導発熱体を得た。
(実施例11〜14)
実施例7〜10の電磁誘導発熱体の外周面に厚さ300μmのシリコーンゴム層を被覆し、さらにシリコーンゴム系の接着剤を介して厚さ30μmのPFAチューブを被覆して実施例11〜14の定着ベルトとした。
(試験例1)発熱試験
実施例1〜3及び実施例7〜10、比較例1,2で得られた電磁誘導発熱体をパナソニック(株)製のIH調理器 KZ−PH30Pに使用して以下の発熱試験を行なった。
各電磁誘導発熱体を、100mm×120mmの大きさの試験片に切り出し、この試験片を上記調理器の中央部に置いた。そして、純水500mlと温度センサーとを入れた2000ml入りのビーカーを試験片の真上に乗せて、周波数20KHz・投入電力700Wで加熱し、純水が35℃から100℃となる時間を測定した。なお、各5回測定し、平均値を時間とした。測定結果を表1に示す。
Figure 0005761518

(試験例2)耐久試験
実施例4〜6及び実施例11〜14、比較例3,4にて得られた定着ベルトを、プリンター(Color Laser Jet 5550dn;HP社製)に組み込んで、以下の耐久試験を行なった。
得られた定着ベルトを、上記プリンターに組み込み、電磁誘導加熱により、設定温度200℃として200時間の空回転試験を行い、200時間後の定着ベルトの状態を観察し、耐久性を評価した。200時間後、剥離がない場合を○、剥離が発生した場合を×とした。結果を表2に示す。
Figure 0005761518
(結果のまとめ)
実施例1〜3及び実施例7〜10の電磁誘導発熱体は、100℃となる時間が415秒以下であり、被覆層を設けていない比較例1と同程度の発熱効率であり、発熱効率に優れるものであった。また、これらを用いて得た定着ベルトは、耐久性に優れるものであった。すなわち、本発明の電磁誘導発熱体は、発熱効率に優れ、耐久性に優れるものであった。
これに対し、被覆層の厚さが5μmの比較例2では、100℃となる時間が436秒であり、発熱効率の低下が大きいものであった。また、被覆層を設けなかった比較例1を用いて得た比較例3の定着ベルトは、剥離が発生し、耐久性に劣るものであった。
以上より、非磁性金属層の外周面に被覆層を3μm以下で被覆することにより、非磁性金属層が保護されて、耐久性に優れるものとなり、又、誘導加熱による発熱効率をほとんど低下させることがなく、高い発熱効率及び高耐久性を両立した電磁誘導発熱体及び定着ベルトを得ることができることがわかった。
10 定着ベルト
11 第1の発熱層
12 第2の発熱層
13 被覆層
14 弾性層
15 離型層
16 摺動層

Claims (9)

  1. ニッケル電鋳からなる無端ベルト状の第1の発熱層と、記第1の発熱層より薄く、厚さ2〜30μmの、非磁性材料からなりメッキにより形成された第2の発熱層と、前記第2の発熱層の材料よりも耐食性を有する金属材料からなり、メッキにより形成された厚さ0.5〜3μmの被覆層とを具備し、前記第1の発熱層、前記第2の発熱層、及び前記被覆層が順に積層されていることを特徴とする電磁誘導発熱体。
  2. 請求項1に記載の電磁誘導発熱体において、前記被覆層は、ニッケル又はニッケル合金からなることを特徴とする電磁誘導発熱体。
  3. 請求項1又は2に記載の電磁誘導発熱体において、前記第1の発熱層は、リンの含有率が0.05質量%以上、1質量%以下であることを特徴とする電磁誘導発熱体。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電磁誘導発熱体において、前記第2の発熱層は、ニッケルよりも固有抵抗値が小さい材料から形成されていることを特徴とする電磁誘導発熱体。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電磁誘導発熱体において、前記第2の発熱層は、固有抵抗値が2.8×10−8Ω・m以下で且つ比透磁率が2以下の材料から形成されていることを特徴とする電磁誘導発熱体。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の電磁誘導発熱体において、前記第2の発熱層は、金、銅、銀、又はアルミニウムからなることを特徴とする電磁誘導発熱体。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の電磁誘導発熱体において、前記第2の発熱層は、厚みが表皮深さ以下であることを特徴とする電磁誘導発熱体。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の電磁誘導発熱体を具備し、さらに、最外層として離型層を具備することを特徴とする定着ベルト。
  9. 請求項8に記載の定着ベルトにおいて、前記離型層は、弾性層を介して設けられていることを特徴とする定着ベルト。
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