JP4133728B2 - 定着ベルト - Google Patents

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Description

本発明は、ファクシミリ、レーザビームプリンター等の画像形成装置の定着部で使用される、ニッケル電鋳製の無端状ベルト基体を備えた定着ベルトに関する。
周知の如く、画像形成装置においては、画像形成装置の小型化、省エネルギー化、印字・複写の高速化などの要求に応えるために、定着ローラの代わりに無端状の定着ベルト(エンドレスベルトまたはエンドレスフィルム)を使用したベルト定着方式が採用されている。定着ベルトは、その内面に接触する加熱手段を接触させることにより、薄いベルトを介するだけで、転写材上のトナー像をほぼ直接的に加熱して定着させることができるため、電源投入後の待ち時間を少なくすることができるという利点がある。
このような定着ベルトにおいては、無端状の金属ベルト基体の上に、直接または弾性層を介して離型層が被覆形成されている。離型層は、多くの場合、フッ素樹脂などの耐熱性と離型性に優れた耐熱性樹脂からなる。耐熱性樹脂製離型層は、弾力性に乏しいため、金属ベルト基体と離型層との間に弾性層を配置して、定着性及び画像を向上させることが多い。但し、離型層がシリコーンゴム層等の弾力性と離型性とを備えたゴム層である場合、中間の弾性層を省略することができる。
定着ベルトのベルト基体として、電鋳(電気鋳造:electroforming)を用いて形成された無端状ニッケルベルトを用いることは、例えば特許文献1により公知である。電鋳法では、導電性を有する母型(電型、鋳型)、例えばステンレス製の円筒状母型を陰極とし、その表面にニッケルメッキ浴を用いて電気メッキを施すことによりニッケルメッキ膜を形成し、このメッキ膜を母型から剥離(脱型)して製品とする。母型が金属の場合には、剥離のための表面処理を施し、母型が非金属の場合には、メッキを行うための導電性処理を施す。
特許文献1には、電鋳により炭素含有量が0.01〜0.1質量%の無端状ニッケルベルトを形成することが記載されている。また、特許文献2には、ハロゲンランプを熱源として用いたベルト定着方式について記載されている。
特開2002−148975号公報(第4頁の段落[0020]等) 特開2003−57981号公報(第6頁の段落[0042]等)
しかしながら、ニッケル電鋳をベルト基体として有する従来の定着ベルトは、高温下では耐熱疲労強度が十分でなく、耐久性に乏しい。即ち、ベルト定着方式の場合においては、定着ベルトのベルト基体の裏面が熱劣化してクラックが発生し、ベルト基体が破断してしまうという問題があった。
本発明は、ニッケル電鋳製ベルト基体の熱劣化を防止し、高温下での耐熱疲労特性を改善した高耐久性の定着ベルトを提供することを目的とする。
本発明者らは、高温下で使用した定着ベルトのニッケル電鋳製ベルト基体について種々研究を重ねたところ、破断したベルト基体には、裏面と表面に強度差が生じており、ベルト基体の裏面の耐熱疲労強度が低下していることを究明した。そこで、本発明者らは、以下に述べる手法を採用することにより、ベルト基体の裏面の耐熱疲労強度を向上させてベルト基体の裏面の熱劣化を防止し、もって高温下でのベルト基体の耐熱疲労特性を改善した定着ベルトを得ることに成功した。
本発明の第1の側面によれば、転写材上のトナー像を定着するための定着ベルトであって、ニッケル電鋳製の無端状ベルト基体を有し、該ベルト基体はリンを含むとともに、その裏面領域が表面領域に比べてリンを多く含み、しかも350℃で2時間加熱した後の裏面のマイクロビッカース硬さが表面のマイクロビッカース硬さより大きいことを特徴とする定着ベルトが提供される。ここで、ベルト基体について、裏面とはベルト基体の内周面を意味し、表面とはベルト基体の外周面を意味する。
本発明の第2の側面によれば、転写材上のトナー像を定着するための定着ベルトであって、ニッケル電鋳製の無端状ベルト基体を有し、該ベルト基体はリンを含むとともに、その裏面領域が表面領域に比べてリンを多く含み、かつ裏面のマイクロビッカース硬さが表面のマイクロビッカース硬さより大きく、しかも350℃で2時間加熱した後の表裏のマイクロビッカース硬さの差が加熱前の表裏のマイクロビッカース硬さの差よりも大きいことを特徴とする定着ベルトが提供される。
ここで、ベルト基体について、表裏のマイクロビッカース硬さの差とは、ベルト基体裏面のマイクロビッカース硬さの値からベルト基体表面のマイクロビッカース硬さの値を差し引いた値を意味する。350℃で2時間加熱した後のベルト基体表裏のマイクロビッカース硬さの差が加熱前のベルト基体表裏のマイクロビッカース硬さの差よりも大きい場合としては、定着ベルトとして要求される耐熱寿命を想定して、300℃で2時間加熱した後のベルト基体表裏のマイクロビッカース硬さを220℃で2時間加熱した後のベルト基体表裏のマイクロビッカース硬さの差より大きいこと、あるいは350℃で加熱後のベルト基体表裏のマイクロビッカース硬さの差が300℃で加熱後のベルト基体表裏のマイクロビッカース硬さの差より大きいことが挙げられる。
本発明の第3の側面によれば、転写材上のトナー像を定着するための定着ベルトであって、ニッケル電鋳製の無端状ベルト基体を有し、該ベルト基体はリンを含むとともに、その裏面領域が表面領域に比べてリンを多く含み、かつ裏面のマイクロビッカース硬さが表面のマイクロビッカース硬さよりも大きく、しかも350℃で2時間加熱した後の表面のマイクロビッカース硬さが加熱前の表面のマイクロビッカース硬さよりも大きいことを特徴とする定着ベルトが提供される。
また、本発明の第4の側面によれば、転写材上のトナー像を定着するための定着ベルトであって、ニッケル電鋳製の無端状ベルト基体を有し、該ベルト基体はリンを含むとともに、その裏面領域が表面領域に比べてリンを多く含み、かつ裏面のマイクロビッカース硬さが表面のマイクロビッカース硬さよりも大きく、しかも350℃で2時間加熱した後の裏面のマイクロビッカース硬さが加熱前の裏面のマイクロビッカース硬さよりも大きいことを特徴とする定着ベルトが提供される。
本発明の定着ベルトにおいて、ベルト基体は、リンを含むことが好ましく、ベルト基体の裏面領域がベルト基体の表面領域よりも多くリンを含むことがより好ましい。本発明において、ベルト基体中のリン含有率は、0.4質量%未満であることが特に好ましい。
本発明によれば、ベルト基体表裏のマイクロビッカース硬さを上記関係に設定することにより、熱劣化を防止し、高温下での疲労特性を改善した高耐久性の定着ベルトを得ることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の種々の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の1つの実施の形態に係る定着ベルトの概略正面図であり、図2は、図1のII−IIに沿う断面部分を拡大して示す図である。
定着ベルト10は、ニッケル電鋳により無端状に形成されたベルト基体1を備える。定着ベルト10は、通常、図1及び図2に示すように、ベルト基体1の外周面に直接またはシリコーンゴムなどの弾性層2を介してフッ素樹脂などの離型層3が被覆形成されるとともに、必要に応じてベルト基体1の内周面に摺動層4が形成される。
ベルト基体1の厚みは、上記特許文献1に記載されているような電磁誘導加熱方式を用いる場合は、次式:
σ=503×(ρ/fμ)1/2
(ここで、σは、表皮深さ(m)、fは、励磁回路の周波数(Hz)、μは、透磁率、ρは、固有抵抗(Ωm))で表される表皮深さより厚く、特に1μm以上100μm以下にすることが好ましい。この表皮深さは、電磁誘導加熱に使用される電磁波の吸収の深さを示しており、これより深いところでは電磁波の強度は1/e以下になり、ほとんどのエネルギーはこの深さまでで吸収される。ベルト基体の厚みが1μmを下回ると、ベルト基体がほとんどの電磁エネルギーを吸収しきれなくなり、効率が低下してくることがあるので好ましくない。一方、ベルト基体の厚みが100μmを上回ると、剛性が大きくなり、柔軟性が低下してくるので、屈曲性が損なわれて定着ベルトとして使用しにくくなる傾向にある。
一方、上記特許文献2に記載されたハロゲンヒータを熱源として用いたベルト定着方式に用いる場合は、熱容量を小さくしてクイックスタート性を向上させるために、ベルト基体1の厚みは、通常10〜100μm、好ましくは15〜80μm、より好ましくは20〜60μm程度である。熱容量、熱伝導性、機械的強度、可撓性などのバランスの観点から、30〜50μm程度の厚みであることが最も好ましい。電子写真複写機の定着ベルトに適用する場合には、幅を転写紙などの転写材の幅に応じて適宜定めることができる。
ベルト基体1は、一般に硫酸ニッケルや塩化ニッケルを主成分とするワット浴やスルファミン酸ニッケルを主成分とするスルファミン酸浴などのニッケルメッキ浴を用いて、電鋳法により形成することができる。電鋳法は、母型の表面に厚メッキを行ない、これを母型から剥離して製品を得る方法である。ベルト基体1を得るには、ステンレス、黄銅、アルミニウム等からなる円筒を母型とし、その表面にニッケルメッキ浴を用いてニッケルメッキ膜を形成することができる。母型がシリコーン樹脂や石膏などの不導体である場合には、黒鉛、銅粉、銀鏡、スパッタリングなどにより、導電性処理を行う。金属母型への電鋳では、ニッケルメッキ膜の剥離を容易にするために、母型の表面に酸化膜、化合物膜、黒鉛粉塗布膜などの剥離膜を形成するなどの剥離処理を行うことが好ましい。
ニッケルメッキ浴は、ニッケルイオン源、アノード溶解剤、pH緩衝剤、その他の添加剤を含む。ニッケルイオン源としては、スルファミン酸ニッケル、硫酸ニッケル、塩化ニッケルを例示することができる。アノード溶解剤としては、ワット浴の場合、塩化ニッケルがこの役割を果たしており、他のニッケル浴では、塩化アンモニウム、臭化ニッケルなどが用いられている。ニッケルメッキは、一般に、pH3.0〜6.2の範囲で行なわれるが、この間の望ましい範囲に調整するために、ホウ酸、ギ酸、酢酸ニッケルなどのpH緩衝剤が用いられる。その他の添加剤としては、平滑化、ピット防止、結晶微細化、残留応力の低減などを目的として、例えば、光沢剤、ピット防止剤、内部応力減少剤などが用いられる。
ニッケルメッキ浴としては、スルファミン酸浴が好ましい。スルファミン酸浴の組成としては、スルファミン酸ニッケル四水塩300〜600g/L、塩化ニッケル0〜30g/L、ホウ酸20〜40g/L、適量の界面活性剤、適量の光沢剤などを含有するものを挙げることができる。pHは、好ましくは3.5〜4.5である。浴温は好ましくは40〜60℃である。電流密度は、好ましくは、0.5〜15A/dm2の範囲とし、高濃度浴の場合には、3〜40A/dm2の範囲とすることが好ましい。
本発明の1つの形態において、上記ニッケルメッキ浴、特にスルファミン酸ニッケル浴にリンを添加して上記条件で電鋳を行うことにより、加熱後のベルト基体の裏面の硬さを加熱後のベルト基体の表面の硬さより高くすることができる。かかるニッケルメッキ浴を用いて電鋳を行うと、その詳細な機構は明らかではないが、母型表面上に初めに析出するニッケル皮膜にリンが多く取り込まれ、その後に析出するニッケル皮膜ではリンの量が相対的に少なくなる。その結果、得られるベルト基体は、熱により裏面の硬さの低下を効果的に抑制することができるので、350℃での加熱後も、裏面の硬さが表面の硬さより大きいという関係を維持でき、耐熱疲労特性が改善される。
また、本発明の別の側面において、ベルト基体裏面の硬さがベルト基体表面より大きく、かつ加熱後のベルト基体表裏の硬さの差が加熱前のベルト基体表裏の硬さの差よりも大きい場合、耐熱疲労特性が一層改善される。加熱後のベルト基体表裏の硬さの差が加熱前のベルト基体表裏の硬さの差よりも大きい場合とは、例えば、300℃で加熱後のベルト基体表裏の硬さの差が220℃で加熱後のベルト基体表裏の硬さの差より大きい場合、あるいは350℃で加熱後のベルト基体表裏の硬さの差が300℃で加熱後のベルト基体表裏の硬さの差より大きい場合である。更に、本発明においては、上記ベルト基体表裏の硬さの関係に加えて、加熱後のベルト基体表面の硬さが未加熱のベルト基体表面の硬さよりも大きい場合、または上記ベルト基体表裏の硬さの関係に加えて、加熱後のベルト基体裏面の硬さが未加熱のベルト基体裏面の硬さよりも大きい場合に、耐熱疲労特性が一層改善されることが分かった。
なお、リンは、例えば次亜リン酸ナトリウムのような水溶性リン含有酸の塩の形態でニッケルメッキ浴に添加することにより共析させることができる。次亜リン酸は例えば20〜200mg/Lの濃度で添加することができる。本発明のニッケル電鋳製ベルト基体は、0.4質量%未満の含有率でリンを含むことが好ましい。通常、リンの含有率は、0.04質量%以上である。このようにわずかなリンを含有することによりニッケル電鋳製ベルト基体の耐熱疲労特性が大幅に向上することは、本発明者らが初めて見いだしたものである。
定着ベルトは、その内側から加熱されるものであり、ハロゲンランプをその加熱源とするものでは、ベルト基体は200℃あるいはそれ以上に加熱され、電磁誘導加熱方式による加熱では、ベルト基体は300℃あるいはそれ以上に加熱されることがある。本発明で考慮されている220℃の加熱温度は、上記200℃の温度に対し余裕度を見込んだ温度であり、本発明で考慮されている350℃は、上記300℃の温度に対して余裕度を見込んだ温度である。
[実施例]
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明を限定するものではない。
実施例1
スルファミン酸ニッケル四水塩を500g/Lおよび硼酸を35g/Lの割合で含有する水溶液浴を作り、活性炭を充填した容器で0.5μmのフィルターを用いてろ過しながら、低電流で電解精製を行った。次に、活性炭を取り出し、必要量のピット防止剤を加えた後、一次光沢剤としてナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸三ナトリウムを0.3g/L、二次光沢剤として2−ブチン−1,4−ジオールを140mg/L、次亜リン酸ナトリウム一水和物を20mg/Lの割合となるように添加して所望のスルファミン酸浴(電解浴)を調製した(下記表1参照)。
この電解浴を用い、外径34mmのステンレス鋼製の円筒状母型を陰極として、電流密度10.5A/dm2の下、所定の浴温度で電鋳を行ない、母型の外周面に電析体を50μmの厚さに形成した。この電析体を純水で洗浄した後、母型から取り外し、内径34mm、厚さ50μmのニッケル電鋳ベルト基体を得た。
実施例2〜5、比較例1〜3
下記表1に示す組成の電解浴を用いた以外は、実施例1と同様にして内径34mm、厚さ50μmのニッケル電鋳ベルト基体をそれぞれ製造した。
実施例1〜5、比較例1〜3で得たニッケル電鋳ベルト基体について、リンの含有率をICP発光分析装置を用いて分析した。結果を表1に併記する。
Figure 0004133728
試験1
本発明のニッケル電鋳ベルト基体の高温下における表面と裏面の熱劣化の状態を、硬さの変化として確認するために、実施例1〜5、および比較例1〜3で得たニッケル電鋳ベルト基体の熱履歴(未加熱、または220℃、300℃、350℃で夫々2時間加熱後)によるベルト基体表裏の硬さ(マイクロビッカース硬さ。(株)アカシ製MVK−G1を用いて測定。以下同じ)を夫々測定したところ、下記表2及び表3に示す結果が得られた。なお、硬さの測定に当たり、荷重を100gf、荷重保持時間を15秒とした。下記表2はベルト基体の表面硬さを示し、下記表3はベルト基体の裏面硬さを示している。
Figure 0004133728
Figure 0004133728
上記表2および表3に示す結果をグラフとして図4および図5にそれぞれ示す。
表2及び表3の結果に基づいて、各ベルト基体の裏面の硬さと表面の硬さの差(ベルト基体裏面の硬さマイナスベルト基体表面の硬さ)を計算したところ、下記表4に示す結果が得られた。表4に示す結果をグラフとして図6に示す。
また、表4に示す結果に基づいて、220℃で加熱後のベルト基体表裏の硬さの差から未加熱のベルト基体表裏の硬さの差を差し引いた値をA、300℃で加熱後のベルト基体表裏の硬さの差から220℃で加熱後のベルト基体表裏の硬さの差を差し引いた値をB、350℃で加熱後のベルト基体表裏の硬さの差から300℃で加熱後のベルト基体表裏の硬さの差を差し引いた値をCとして、ベルト基体の表裏の硬さの差の変化量を調べたところ、下記表5に示す結果が得られた。表5に示す結果をグラフとして図7に示す。
Figure 0004133728
Figure 0004133728
なお、表5に示す実施例2におけるベルト基体表裏の硬さの差の変化量Aは−0.6となっているが、これはベルト基体表裏の硬さを測定する上での誤差に基づくものである。
更に、上記表2に示す結果から、上記実施例1〜5及び比較例1〜3のベルト基体について、未加熱に対する加熱後のベルト基体表面の硬さの変化量を計算すると、下記表6に示す通りとなり、また上記表3に示す結果から、未加熱に対する加熱後のベルト基体の裏面の硬さの変化量を計算すると、下記表7に示す通りとなる。図8は、表6のデータに基づいて2時間加熱温度と加熱による硬さの変化量との関係を示し、図9は表7のデータに基づいて2時間加熱温度と熱履歴による硬さの変化量との関係を示す。
Figure 0004133728
Figure 0004133728
以上の結果から、本発明のベルト基体について次のことが明らかである。
1)350℃で2時間加熱後に、ベルト基体表裏の硬さの差が比較例は全て0より小さくなるが、硬さの低下を防止する一手段としてリンを含有させた実施例1〜5のベルト基体では熱劣化による裏面の硬さの低下がない(表4、図6参照)。
2)ベルト基体裏面の硬さはベルト基体表面の硬さより大きく(表4〜5、図6〜7参照)、加熱後のベルト基体表裏の硬さの差は加熱前のベルト基体表裏の硬さの差より大きい(表6〜7、図8〜図9参照)。
3)300℃で加熱後のベルト基体表裏の硬さの差は、220℃で加熱後のベルト基体表裏の硬さの差より大きい(表5、図7参照)。例えば、実施例1のベルト基体を例にとれば、300℃で加熱後のベルト基体表裏の硬さの差は30.7(表4)であり、220℃で加熱後のベルト基体表裏の硬さの差は23.3(表4)である。即ち、300℃以上の高温で熱処理しても加熱後の表面と裏面の硬さの差の変化量がプラス側にあることがわかる(図7参照)。このことは、300℃以上の高温で熱処理しても加熱後の表裏の硬さの差が上昇傾向にあることを意味する。
4)350℃で加熱後のベルト基体表裏の硬さの差は、300℃で加熱後のベルト基体表裏の硬さの差より大きい(表5、図7参照)。
5)ベルト基体裏面の硬さはベルト基体表面の硬さより大きく(表4、図6参照)、加熱後のベルト基体表面の硬さは未加熱ベルト基体表面の硬さより著しく大きい(表6、図8参照)。また、ベルト基体裏面の硬さはベルト基体表面の硬さより大きく、加熱後のベルト基体裏面の硬さは未加熱のベルト基体裏面の硬さより著しく大きい(表7、図9参照)。具体的には、350℃で2時間加熱後のベルト基体表面硬さは未加熱のベルト基体表面硬さより著しく大きく、350℃で2時間加熱後のベルト基体裏面硬さは未加熱のベルト基体裏面硬さより著しく大きい。
試験2
ベルト基体の裏面が熱劣化により表面より硬さが低下しなければベルト基体の耐久性が向上することを確認するために、上記実施例3,5及び比較例1,3のベルト基体から図3に示す試験片20を採取して、夫々につき耐久性試験を行った。引張り試験片20には、JISZ2201に規定された13B号試験片を用い、試験機としては、INSTRON社製INSTRON8871システムを用いた。試験片20の各部サイズを次に示す。
平行部の幅W1:12.5mm;平行部の長さL:60mm;
肩部の半径R:20mm;つかみ部の幅W2:20mm。
耐久性試験条件は次に示すとおりである。
繰り返し最大応力:700N/mm2;繰り返し最小応力:80N/mm2
雰囲気温度:250℃;繰り返し周期:15Hz
上記実施例3,5及び比較例1,3のベルト基体の疲労試験(繰り返し回数)の結果は、下記表8及び図10に示す通りである。表8及び図10に示すように、熱疲労試験による繰り返し耐久回数は、比較例1のベルト基体が6万回、比較例3のベルト基体が6万回で破断したのに対し、実施例3,5のベルト基体(本発明品)では1000万回以上行っても破断しなかった。これにより、ベルト基体の裏面の熱劣化による硬さ低下を防止することで、従来にはない、高耐久な定着ベルトのベルト基体となることが明らかである。
Figure 0004133728
なお、上記実施例では、ベルト基体について述べたが、本発明は、例えば図1及び図2に示すように、無端状のベルト基体からなるベルト基体1を有し、ベルト基体1の外周面に設けられた弾性層2と、さらにその外周面を覆う離型層3と、ベルト基体1の内周面を覆う摺動層4とを具備する複合構造をなす定着ベルトにも適用することができる。なお、ベルト基体1と弾性層2との間、弾性層2と離型層3との間、あるいはベルト基体1と摺動層4との間に、接着のためにプライマー層(図示せず)を設けてもよい。プライマー層はシリコーン系、エポキシ系、ポリアミドイミド系等の公知のものを使用することができ、その厚さは1〜30μm程度である。
更に、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更には、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明に係る定着ベルトの正面図。 図1のII−II線に沿う断面の一部を拡大して示す図。 ベルト基体の評価試験に用いた試験片の平面図。 実施例1〜5及び比較例1〜3に係るベルト基体の加熱温度と2時間加熱後の表面硬さとの関係を示す特性図。 実施例1〜5及び比較例1〜3に係るベルト基体の加熱温度と2時間加熱後の裏面硬さとの関係を示す特性図。 実施例1〜5及び比較例1〜3に係るベルト基体の加熱温度と2時間加熱後の表裏の硬さの差との関係を示す特性図。 実施例1〜5及び比較例1〜3に係るベルト基体における表裏の硬さの差の変化量を示す特性図。 実施例1〜5及び比較例1〜3に係るベルト基体の加熱温度と未加熱に対する2時間加熱後の表面硬さの変化量との関係を示す特性図。 実施例1〜5及び比較例1〜3に係るベルト基体の加熱温度と未加熱に対する2時間加熱後の裏面硬さの変化量との関係を示す特性図。 実施例3,5及び比較例1,3に係るベルト基体の耐熱疲労特性を示す特性図。
符号の説明
1…ベルト基体
2…弾性層
3…離型層
4…摺動層
10…定着ベルト
20…試験片。

Claims (8)

  1. 転写材上のトナー像を定着するための定着ベルトであって、ニッケル電鋳製の無端状ベルト基体を有し、該ベルト基体はリンを含むとともに、その裏面領域が表面領域に比べてリンを多く含み、しかも350℃で2時間加熱した後の裏面のマイクロビッカース硬さが表面のマイクロビッカース硬さより大きいことを特徴とする定着ベルト。
  2. 転写材上のトナー像を定着するための定着ベルトであって、ニッケル電鋳製の無端状ベルト基体を有し、該ベルト基体はリンを含むとともに、その裏面領域が表面領域に比べてリンを多く含み、かつ裏面のマイクロビッカース硬さが表面のマイクロビッカース硬さより大きく、しかも350℃で2時間加熱した後の表裏のマイクロビッカース硬さの差が加熱前の表裏のマイクロビッカース硬さの差よりも大きいことを特徴とする定着ベルト。
  3. 前記ベルト基体は、300℃で2時間加熱後の表裏のマイクロビッカース硬さの差が、220℃で2時間加熱後の表裏のマイクロビッカース硬さの差より大きいことを特徴とする請求項2記載の定着ベルト。
  4. 前記ベルト基体は、350℃で2時間加熱後の表裏のマイクロビッカース硬さの差が、300℃で2時間加熱後のベルト基体表裏のマイクロビッカース硬さの差より大きいことを特徴とする請求項2記載の定着ベルト。
  5. 転写材上のトナー像を定着するための定着ベルトであって、ニッケル電鋳製の無端状ベルト基体を有し、該ベルト基体はリンを含むとともに、その裏面領域が表面領域に比べてリンを多く含み、かつ裏面のマイクロビッカース硬さが表面のマイクロビッカース硬さよりも大きく、しかも350℃で2時間加熱した後の表面のマイクロビッカース硬さが加熱前の表面のマイクロビッカース硬さよりも大きいことを特徴とする定着ベルト。
  6. 転写材上のトナー像を定着するための定着ベルトであって、ニッケル電鋳製の無端状ベルト基体を有し、該ベルト基体はリンを含むとともに、その裏面領域が表面領域に比べてリンを多く含み、かつ裏面のマイクロビッカース硬さが表面のマイクロビッカース硬さよりも大きく、しかも350℃で2時間加熱した後の裏面のマイクロビッカース硬さが加熱前の裏面のマイクロビッカース硬さよりも大きいことを特徴とする定着ベルト。
  7. 前記ベルト基体は、0.4質量%未満の含有率でリンを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の定着ベルト。
  8. 前記ベルト基体の表面に少なくとも離型層を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の定着ベルト。
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