JP5758355B2 - Led反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物、前記組成物からなる粒状物、及び前記粒状物を成形してなるled反射板 - Google Patents

Led反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物、前記組成物からなる粒状物、及び前記粒状物を成形してなるled反射板 Download PDF

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Description

本発明は、LED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物、前記組成物からなる粒状物、及び前記粒状物を成形してなるLED反射板に関するものであり、特に、熱可塑性樹脂を用いたLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物、前記組成物からなる粒状物、及び前記粒状物を成形してなるLED反射板に関するものである。
LEDは低消費電力、長寿命、小型化、軽量化、高速応答性等の利点を生かし、数多くの用途に採用されてきており、最近では省エネ製品として、一般家庭用の光源としても急速に普及している。これに伴い、既存の光源から代替されるLEDも大光量、大電流化が進み、放射光、注入電流密度の増加により発熱量が増加する。そのため、LEDに使用される周辺材料の劣化が加速し、高性能、高信頼性の材料が求められている。
反射板はLEDの光を前面に反射し、輝度を向上させるものであり、反射板の材料は、初期の輝度に優れ、反射率が高く、長期間使用しても熱や、光に対して変色が少ないことが要求される。
LEDの普及により更なるLEDの高出力化の検討が行われており、高出力化により反射板材料として使用されている熱可塑性樹脂は、高輝度LEDの強い光やチップ表面の高温化により変色し易く、光の反射効率、LEDの輝度低下が問題となっている。
最近、LED反射板には長期間に渡って高い反射率を保持できる優れた耐熱変色性に加えて、収縮率や写像性で評価される表面の平滑性が求められるようになってきた。
従来、耐熱変色性の良好なセラミックス製のLED反射板が知られている(例えば特許文献1)。また、射出成形可能で生産性が良好な液晶ポリエステル樹脂からなるLED汎用反射板が知られている(例えば特許文献2)。さらに、初期反射率が良好なエポキシ樹脂からなるLED反射板が知られている(例えば特許文献3)。また、部分芳香族ポリアミド樹脂からなる汎用のLED反射板が知られている(例えば特許文献4)。
さらに、不飽和ポリエステル樹脂からなるLED反射板用樹脂組成物、及び該樹脂組成物からなるLED反射板が知られている(例えば特許文献5)。
WO2006/013899号公報 特開2010−235810号公報 特開2006−140207号公報 特開2008−182172号公報 特許第4844699号公報
しかしながら、上記特許文献1においては、セラミックスは非常に優れた耐熱性を示すものの、生産性が低く、価格が高いことから、汎用のLED反射板として実用されていない。また、上記特許文献2においては、これらの液晶ポリエステル樹脂は耐熱性が良好であるが、初期反射率に劣る課題があった。
さらに、上記特許文献3においては、これらのエポキシ樹脂は初期反射率、耐熱性が良好であるが、貯蔵安定性、成形後の後処理が難しく、比較的価格が高いことから汎用のLED反射板として普及されてないという問題がある。また、上記特許文献4においては、部分芳香族ポリアミド樹脂製のLED反射板は、耐熱変色性に乏しく、初期反射率を維持できないため、LEDランプの輝度低下という問題があった。
また、上記特許文献5においては、不飽和ポリエステル樹脂は初期反射率が良好であるが、造粒性、保存形状安定性に劣る課題があった。
一般的な不飽和ポリエステル樹脂組成物は成形時における硬化収縮や熱収縮により表面に微小な凹凸が発生し、表面光沢に乏しくなり易いという課題があった。とりわけ高い反射率や高い表面光沢が要求されるLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物においてこの問題が深刻であった。
一般的なLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物において、成形時の収縮率を小さくするためには、充填材を大量に配合する必要があったが、充填材を大量に配合すると、(a)樹脂組成物製造中、またはLED反射板成形中に製造機器の磨耗による金属粉が樹脂組成物中に混入し、初期反射率が低下する、(b)樹脂組成物の流動性が低下するため、成形性が悪くなる、などの問題点があった。
特に、不飽和ポリエステル樹脂組成物に用いる不飽和ポリエステルが非晶性であると、(c)30℃以上での温度範囲における保存形状安定性が悪いため、形状変化、またはブロッキング等の樹脂組成物の融着を起こすという問題点も有していた。
LED反射板用非晶性不飽和ポリエステル組成物に保存形状安定性を付与するため、非晶性不飽和ポリエステルと常温にて固体状の共重合性多量体からなる非晶性不飽和ポリエステル樹脂が用いられ、常温における作業性が確保されている。
しかし、非晶性不飽和ポリエステルと常温にて固体状の共重合性多量体からなる非晶性不飽和ポリエステル樹脂はLED反射板成形時の樹脂組成物可塑化温度領域においても高粘度となるため、樹脂組成物の粘度上昇抑制を目的に、大粒子径の白色顔料、無機充填材を使用することが余儀なくされている。
さらに、非晶性不飽和ポリエステルと常温にて固体状の共重合性多量体からなるLED反射板用非晶性不飽和ポリエステル樹脂組成物からなるLED反射板は大粒子径の白色顔料、無機充填材を使用しているため白色顔料と無機充填材の表面積が狭く、非晶性不飽和ポリエステル樹脂と白色顔料、無機充填材の界面における反射面積も狭い。
この結果白色顔料を使用する割合を多くする事で、目標の初期反射率を得る事が出来るが、高価な白色顔料を多量に使用しなければならない問題がある。
さらに、非晶性不飽和ポリエステルと常温にて固体状の共重合性多量体からなる非晶性不飽和ポリエステル樹脂は、樹脂溶融時に高粘度であるため耐熱性に優れた白色顔料、無機充填材を高充填することができない。つまり、熱によって酸化着色する有機物の樹脂含有量が多いため、耐熱試験後反射率が低く目標に達する事ができない等の問題点を有していた。
以上に述べたように、本発明が解決しようとする課題は、成形品の低収縮性、写像性、さらに樹脂組成物の造粒性に優れた不飽和ポリエステル樹脂組成物を提供することにある。
本発明者は、不飽和ポリエステル樹脂をLED反射板用樹脂組成物に使用した場合に種々の観点から多角的に検討を重ねた結果、本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物を見出すに至った。
すなわち、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物は、不飽和ポリエステル樹脂と、無機充填材とを少なくとも含む不飽和ポリエステル樹脂組成物であって、前記不飽和ポリエステル樹脂が、不飽和ポリエステルと、共重合性単量体及び/又は共重合性多量体と、熱可塑性樹脂とからなり、前記不飽和ポリエステル樹脂組成物が、白色顔料を含むことを特徴とする。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、前記不飽和ポリエステル樹脂は、前記不飽和ポリエステルと、前記共重合性単量体及び/又は共重合性多量体との合計量が99〜50重量部、前記熱可塑性樹脂が1〜50重量部であることを特徴とする。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、前記不飽和ポリエステル樹脂が、組成物全量に対して10〜35重量%であり、前記無機充填材と前記白色顔料の配合量の合計量が、組成物全量に対して50〜80重量%であり、かつ前記無機充填材と前記白色顔料の配合量の合計量に占める前記白色顔料の割合が10〜50重量%であることを特徴とする。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、前記不飽和ポリエステル樹脂が、結晶性不飽和ポリエステルを少なくとも含むことを特徴とする。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、前記不飽和ポリエステル樹脂が、50℃以下の温度範囲において固体状であることを特徴とする。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、前記共重合性単量体及び/又は共重合性多量体の合計量に対して常温にて液体の前記共重合性単量体が50重量%以上であることを特徴とする。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、前記無機充填材と前記白色顔料の配合量の合計量に占める前記白色顔料の割合が10〜29重量%であることを特徴とする。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、前記白色顔料が、酸化チタン、チタン酸バリウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、硫化亜鉛からなる群から選択される1種以上であることを特徴とする。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、前記白色顔料の平均粒径が2.0μm以下であることを特徴とする。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、前記無機充填材の平均粒径が0.1〜50μmの範囲であることを特徴とする。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、前記熱可塑性樹脂が、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル、スチレンブタジエンゴム、及びそれらの共重合体からなる群から選択される1種類以上であることを特徴とする。
また、本発明の粒状物は、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物からなることを特徴とする。
また、本発明のLED反射板は、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物よりなる粒状物を成形してなることを特徴とする。
本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物は、熱可塑性樹脂を含む不飽和ポリエステル樹脂を使用することにより、非晶性不飽和ポリエステルを用いても、むやみに充填材を多量に配合することなく、収縮率が低く、写像性に優れたLED反射板が得られるという有利な効果を奏する。また、さらに本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物は、結晶性不飽和ポリエステルを使用することにより、小粒子径の白色顔料、無機充填材を配合することができるため、反射板の初期反射率、耐熱試験後反射率に優れているという有利な効果を奏する。また、本発明の樹脂組成物は、無機充填材や白色顔料の配合調製時、またはLED反射板生産中に製造機器の磨耗による金属粉等の混入がないため高い初期反射率が得られ、更に常温以上、50℃以下の温度範囲において固体状態を保つことができるため、成形性、保存形状安定性に優れているという有利な効果を奏する。
すなわち、本発明の組成物は、成形品の低収縮性、写像性、さらに樹脂組成物の造粒性に優れたLED反射板用を提供することができるという有利な効果を奏する。
また、本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物からなるLEDランプは寿命が長く、安価で、反射率、低収縮性、写像性に優れたLED反射板を提供することができる。
図1は、反射率測定用試験片を150℃の熱風乾燥機内で保持した時の反射率の経時変化(波長:450nm)を示すグラフである。
本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物は、不飽和ポリエステル樹脂と、無機充填材とを少なくとも含む不飽和ポリエステル樹脂組成物であって、前記不飽和ポリエステル樹脂が、不飽和ポリエステルと、共重合性単量体及び/又は共重合性多量体と、熱可塑性樹脂とからなり、前記不飽和ポリエステル樹脂組成物が、白色顔料を含むことを特徴とする。
本発明において、不飽和ポリエステル樹脂は、非晶性、結晶性を問わず、いずれの不飽和ポリエステルも使用することが可能である。また、熱可塑性樹脂とは、一般に、加熱により反応が起こることなく軟化して、塑性を示し成形できるが、冷却すると固化する樹脂をいう。冷却と加熱を繰り返した場合、塑性が可逆的に保たれる樹脂をいう。本発明においては、このような熱可塑性樹脂を使用することができる。
すなわち、本発明において、熱可塑性樹脂として、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニレンエーテル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルフォン、液晶ポリマー、フッ素樹脂、ポリ酢酸ビニル、スチレンブタジエンゴム、及びそれらの共重合体を挙げることができる。
本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、前記熱可塑性樹脂が、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル、スチレンブタジエンゴム、及びそれらの共重合体からなる群から選択される1種単独で用いてもよく、2種以上を併用して用いてもよい。
本発明における不飽和ポリエステル樹脂は、不飽和ポリエステルと共重合性単量体及び/又は共重合性多量体と熱可塑性樹脂等とを混合して得ることができる。共重合性単量体及び/又は共重合性多量体と熱可塑性樹脂は、通常、樹脂組成物の調製時に他の材料と共に樹脂に混合されるが、樹脂組成物調製に先立って樹脂と混合しても良い。熱可塑性樹脂は粉体あるいは粒状体のまま用いる方法、あるいは、あらかじめ共重合性単量体及び/又は共重合性多量体に溶解した溶液として用いる方法のいずれの方法をとることができる。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物において、熱可塑性樹脂の含有量等について、特に限定されるものではないが、好ましい実施態様において、低収縮性、写像性という観点から、前記不飽和ポリエステル樹脂において、前記不飽和ポリエステルと、前記共重合性単量体及び/又は共重合性多量体との合計量が99〜50重量部、前記熱可塑性樹脂が1〜50重量部である。耐熱試験後反射率という観点から、より好ましくは、前記不飽和ポリエステル樹脂において、前記不飽和ポリエステルと、前記共重合性単量体及び/又は共重合性多量体との合計量が97〜60重量部、前記熱可塑性樹脂が3〜40重量部である。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、成形性、耐熱試験後反射率という観点から、前記不飽和ポリエステル樹脂が、組成物全量に対して10〜35重量%であり、前記無機充填材と前記白色顔料の配合量の合計量が、組成物全量に対して50〜80重量%であり、初期反射率、耐熱試験後反射率という観点から、前記無機充填材と前記白色顔料の配合量の合計量に占める前記白色顔料の割合が10〜50重量%である。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、前記不飽和ポリエステル樹脂は、結晶性不飽和ポリエステルを少なくとも含む。好ましい実施態様において、結晶性不飽和ポリエステルを含む不飽和ポリエステルと共重合性単量体及び/又は共重合性多量体の合計量が99〜50重量部と熱可塑性樹脂が1〜50重量部の範囲であり、好ましくは結晶性不飽和ポリエステルを含む不飽和ポリエステルと共重合性単量体及び/又は共重合性多量体の合計量が97〜60重量部と熱可塑性樹脂が3〜40重量部の範囲であり、さらに好ましくは結晶性不飽和ポリエステルを含む不飽和ポリエステルと共重合性単量体及び/又は共重合性多量体の合計量が97〜70重量部と熱可塑性樹脂が3〜30重量部の範囲である。熱可塑性樹脂の割合が少なすぎる場合には収縮率が大きく、写像性が低く、多すぎる場合には、耐熱試験後反射率が低下する虞がある。
ここで、熱可塑性樹脂を含まない結晶性及び非晶性不飽和ポリエステル樹脂の説明をすれば、以下のようである。不飽和ポリエステル樹脂には非晶性不飽和ポリエステル樹脂と結晶性不飽和ポリエステル樹脂の2種類あり、スチレンモノマー等の共重合性単量体に溶解した非晶性不飽和ポリエステル樹脂が一般的である。
射出成形可能であり、一般的なスチレンモノマー等の共重合性単量体を使用している不飽和ポリエステル樹脂組成物としては常温にて湿式のBMCが知られている。BMCは非晶性不飽和ポリエステル樹脂を使用しており、(a)BMCを射出成形する場合、成形機内に押し込むプランジャー等の付帯設備が必要、(b)塊状であるため取り扱い性、無定形であることから作業性に劣る、(c)湿式であるため貯蔵安定性に劣る、などの改善点が挙げられる。
射出成形可能であり、常温にて固体状の非晶性不飽和ポリエステル樹脂組成物は非晶性不飽和ポリエステルに常温にて固体状の共重合性単量体、共重合性多量体、及び使用可能な範囲において液体状の共重合性単量体を使用して上記(a)〜(c)の課題を解決している。一方、結晶性不飽和ポリエステルは常温にて液体状、または固体状の共重合性単量体、及び共重合性多量体を任意の範囲で組み合わせることが可能であり、結晶性不飽和ポリエステルと共重合性単量体、共重合性多量体の組み合わせに制限が発生しないことに本発明者は着目した。
本発明において、特に結晶性不飽和ポリエステルを含むLED反射板用結晶性不飽和ポリエステル樹脂組成物については、上記特許文献5における不飽和ポリエステル樹脂とは異なる性状の不飽和ポリエステル樹脂を用いているため、下記記載の通り少量の白色顔料でも高い初期反射率、高い耐熱性、耐熱試験後反射率を有するものである。
非晶性不飽和ポリエステルと結晶性不飽和ポリエステルとの違いを述べると以下の通りである。すなわち、結晶性不飽和ポリエステルと常温にて液体状の共重合性単量体からなる結晶性不飽和ポリエステル樹脂は、常温にて固体状であり、結晶性不飽和ポリエステル樹脂の融点以上で低粘度な液体状である。ところが、非晶性不飽和ポリエステルと常温にて液体状の共重合性単量体からなる非晶性不飽和ポリエステル樹脂は、常温にて液体状である。
本発明において、樹脂組成物の粘度が高くなる小粒子径の白色顔料、無機充填材を使用できるという観点から、不飽和ポリエステル樹脂として、結晶性不飽和ポリエステル樹脂を使用することができる。
結晶性不飽和ポリエステルを少なくとも含むLED反射板用結晶性不飽和ポリエステル樹脂組成物からなるLED反射板は小粒子径の白色顔料、無機充填材を使用しているため白色顔料、無機充填材の表面積が広く、結晶性不飽和ポリエステル樹脂との白色顔料、無機充填材の界面における反射面積も広い。
この結果白色顔料を使用する割合が少ない場合でも、目標の初期反射率を得る事が出来る。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、前記結晶性不飽和ポリエステル樹脂が、保存形状安定性、取り扱い性、作業性という観点から、50℃以下の温度範囲において固体状である。すなわち、常温以上、50℃以下の温度において固体状であり、粉砕加工や押出しペレット加工が可能である。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、共重合性単量体及び/又は共重合性多量体の合計量に対して常温にて液体の前記共重合性単量体が50重量%以上であることを特徴とする。不飽和ポリエステル樹脂として結晶性不飽和ポリエステルを用いることにより、共重合性単量体及び/又は共重合性多量体の合計量に対して常温にて液体の共重合性単量体を50重量%以上使用しても、50℃以下の温度範囲において固体状の不飽和ポリエステル樹脂組成物を得ることができるという利点を有する。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、前記結晶性不飽和ポリエステル樹脂が、流動性、耐熱性という観点から、組成物全量に対して10〜35重量%であり、無機充填材と白色顔料の配合量の合計量が、組成物全量に対して50〜80重量%である。また、反射率という観点から、好ましい態様において、無機充填材と白色顔料の配合量の合計量に占める白色顔料の割合が10〜50重量%である。さらに、白色顔料のコストや触媒効果という観点から、無機充填材と白色顔料の配合量の合計量に占める白色顔料の割合としては、より好ましくは、10〜29重量%である。
前記結晶性不飽和ポリエステル樹脂の組成物全体量に対する配合割合は10〜35重量%の範囲であることが好ましい。10重量%未満である場合には、流動性が低下し成形性が悪くなる虞があり、35重量%を超える場合には、耐熱性が低下する虞があるためである。
本発明において使用可能な結晶性不飽和ポリエステルはアセトン、スチレンモノマー等との相溶性が常温において無く、結晶性不飽和ポリエステルと共重合性単量体及び/又は共重合性多量体と熱可塑性樹脂を配合した混合物からなる結晶性不飽和ポリエステル樹脂も常温において固体状を呈する。常温において結晶性不飽和ポリエステルにアセトン、スチレンモノマー等を加えても、結晶性不飽和ポリエステルが溶解しない性状である。一方、非晶性不飽和ポリエステルは、アセトン、スチレンモノマー等と相溶性が有り、非晶性不飽和ポリエステルにアセトン、スチレンモノマー等を加えると液体状となる性状を有するものであり、非晶性不飽和ポリエステルと共重合性単量体等との混合物は液状の樹脂である。
不飽和ポリエステルは、不飽和多塩基酸、飽和多塩基酸及びグリコール類を公知の脱水縮合反応によりせしめ、通常、5〜40mg―KOH/gの酸価を有する。
不飽和ポリエステルの製造において、不飽和多塩基酸、飽和多塩基酸の酸成分の選択や組合せ、及びグリコール類の選択や組合せ、それらの配合割合等を適宜選択することにより結晶性を有する不飽和ポリエステルとすることができる。
不飽和多塩基酸類は、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン酸、イタコン酸、テトラヒドロフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、グルタコン酸等を挙げることができる。
飽和多塩基酸類は、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、ヘット酸、テトラブロム無水フタル酸等を挙げることができる。
グリコール類は、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,3−ブタンジオール、水素化ビスフェノールA、ビスフェノールAプロピレンオキシド化合物、シクロヘキサンジメタノール、ジブロムネオペンチルグリコール等を挙げることができる。
本発明においては、結晶性不飽和ポリエステルの中でも、不飽和多塩基酸としてフマル酸、飽和多塩基酸としてイソフタル酸やテレフタル酸が使用され、グリコールとして主成分にエチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノールを使用した結晶性不飽和ポリエステルが好適である。
本発明において、不飽和ポリエステルと混合される共重合性単量体としては、例えばビニル基を有するスチレンモノマー、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、α−クロルスチレンなどのビニル芳香族化合物;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、乳酸ビニル、酪酸ビニル、ベオバモノマー(シェル化学社製)などのビニルエステル;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチルなどの(メタ)アクリル酸エステルなどが挙げられる。
また、トリアリルシアヌレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジアリルテトラブロムフタレート、フェノキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレートなどの2官能以上の共重合性単量体を用いることができる。さらに、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、エトキシ化イソシアヌル酸トリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート等の常温にて固体状の2官能以上の共重合性単量体を用いることができる。これらの共重合性単量体は1種単独で用いてもよく、2種以上を併用して用いてもよい。
本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物においては共重合性単量体として常温にて液体の共重合性単量体、及び固体の共重合性単量体を使用することが出来る。本発明の結晶性不飽和ポリエステルを含むLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物においては、共重合性単量体及び/又は共重合性多量体の合計量に対して常温にて液体の共重合性単量体は50重量%以上であることが好ましい。共重合性単量体及び/又は共重合性多量体の合計量に対して常温にて液体の共重合性単量体を50重量%以上用いることにより、樹脂組成物に含まれる充填材の高充填化が可能となり、耐熱性が向上する。共重合性単量体及び/又は共重合性多量体の合計量に対する常温にて液体の共重合性単量体の割合は、好ましくは70重量%以上、より好ましくは90重量%以上である。常温にて液体の共重合性単量体として、特にスチレンモノマー、メタクリル酸メチル、ジエチレングリコールジメタクリレートを好適に用いることができる。非晶性不飽和ポリエステルと常温にて液体の共重合性単量体からなる非晶性不飽和ポリエステル樹脂組成物は、指触乾燥性が低下するため、作業性、保存形状安定性が低下する虞がある。また、成形時の流動性が損なわれない範囲において、共重合性多量体を使用することができる。共重合性多量体としてはジアリルフタレートプレポリマー等を用いることができる。
本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物においては、無機充填材を配合することができる。該無機充填材は、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、マイカが挙げられるが、これらのうち炭酸カルシウム、水酸化アルミニウムが反射率の観点から好ましい。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用して用いてもよい。
前記無機充填材は平均粒子径が0.1〜50μmの範囲、好ましくは0.1〜20μmの範囲が使用される。平均粒子径はレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置によるメジアン径、あるいは幾何平均値の測定により求められる。ただし、採用する算出方法により平均粒子径が異なる場合がある。上記平均粒子径を有する無機充填材を使用することにより、良好な成形流動性と、耐熱変色性、及び反射率に優れたLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物とすることができる。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、前記白色顔料が、酸化チタン、チタン酸バリウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、硫化亜鉛からなる群から選択される1種以上又は2種以上であることを特徴とする。本発明においては、これらの白色顔料のなかでも、反射率という観点から、特に酸化チタンを好適に用いることができる。
酸化チタンとしては、例えば、アナターゼ型酸化チタン、ルチル型酸化チタン、ブルサイト型酸化チタンを挙げることができる。これらの中でも熱安定性に優れたルチル型酸化チタンを好適に用いることができる。本発明の目的を損なわない限りにおいて、いかなる処理剤で表面処理された酸化チタンも用いることができる。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、前記白色顔料の平均粒径が2.0μm以下であることを特徴とする。また、該白色顔料の平均粒子径は、反射率という観点から、好ましくは2.0μm以下、より好ましくは0.01〜1.0μm、さらに好ましくは0.1〜0.5μmである。平均粒子径は電子顕微鏡を使用した一次粒子の測定により求められる。なお、白色顔料の平均粒子径が大きい場合には良好な成形性が得られず高い反射率を得られない虞がある。
LED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物においては、強化材を配合することができる。強化材を用いることにより、優れた強度特性、寸法安定性を有するLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物とすることができる。
強化材としては、通常、BMC、SMC(シート・モールディング・コンパウンド)等のFRP(ファイバー・レインフォースド・プラスチックス)に用いられる不飽和ポリエステル樹脂組成物の強化材として使用されるガラス繊維が用いられるが、ガラス繊維に限定されず、それ以外のものも用いることができる。ガラス繊維以外に用いられる強化材として、カーボン繊維、ウィスカ等の無機繊維、アラミド繊維やポリプロピレン繊維等の有機繊維を挙げることができるが、好ましくは、アラミド繊維やポリプロピレン繊維である。
ガラス繊維としては、珪酸ガラス、ホウ珪酸ガラスを原料とするEガラス(電気用無アルカリガラス)、Cガラス(化学用含アルカリガラス)、Aガラス(耐酸用ガラス)、Sガラス(高強度ガラス)等のガラス繊維を挙げることができ、これらを長繊維(ロービング)、短繊維(チョップドストランド)としたものを用いることができる。さらに、これらのガラス繊維は表面処理を施したものを用いることもできる。
これらの中でも、成形品の大きさ、形状の観点から短繊維(チョップドストランド)を用いることが好ましい。なお、織布や不織布などの場合は、他の樹脂組成物成分、すなわち、不飽和ポリエステル樹脂、白色顔料、無機充填材等との均一な混練が困難であるため、本発明には適していない。さらに、ガラス繊維が長いと樹脂組成物の流動性が悪いため、微細かつ複雑な成形品の端部まで材料を充填させるのが困難となる虞がある。ガラス粉末のようにL/D(繊維径に対する繊維長の比)が小さい場合は強化材としての補強効果が発揮されない虞がある。本発明において用いられる強化材の好ましい繊維長は1.5〜13mmの範囲であり、繊維径は6〜15μmの範囲である。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の好ましい実施態様において、前記LED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物は、更に、ガラス繊維、アラミド繊維、ポリプロピレン繊維からなる群から選択される1種以上の強化材を該組成物に対して3〜20重量%含むことを特徴とする。
LED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物には、重合開始剤として、通常不飽和ポリエステル樹脂組成物に用いられる加熱分解型の有機過酸化物や重合禁止剤を用いることができる。
有機過酸化物としては、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネート、1,1−ジ(t−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ブチルパーオキシオクトエート、ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、アセチルアセトンパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジクミルパーオキサイド等を挙げることができる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
これらの中でも、成形条件、貯蔵安定性という観点から、10時間半減期温度が100℃以上の有機過酸化物を用いることが好ましく、具体的にはジクミルパーオキサイドを好適に用いることができる。
重合禁止剤としてはハイドロキノン、モノメチルエーテルハイドロキノン、トルハイドロキノン、ジ−t−4−メチルフェノール、モノメチルエーテルハイドロキノン、フェノチアジン、t−ブチルカテコール、パラベンゾキノン、ピロガロール等のキノン類、2,6−ジーt−ブチルーp−クレゾール、2,2−メチレンービスー(4−メチルー6−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリスー(2−メチルー4−ヒドロキシー5−t−ブチルフェニル)ブタン等のフェノール系化合物を挙げることができる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物には、樹脂組成物の流動性や、LED反射板としたときの反射率を阻害しない範囲において、他の無機充填材を適宜配合することができる。
これらのものとしては、酸化物及びその水和物、無機発泡粒子、シリカバルーン等の中空粒子等を挙げることができる。
本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物には離型剤が用いられる。離型剤としては、一般に熱硬化性樹脂に用いられる脂肪酸系、脂肪酸金属塩系、鉱物系等のワックス類を用いることができ、特に、耐熱変色性に優れた脂肪酸系、脂肪酸金属塩系のものを好適に用いることができる。
これらの離型剤としては、具体的にはステアリン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウムを挙げることができる。これらの離型剤は単独で用いても良く、2種以上を併用してもよい。
これらの離型剤は、不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して3〜15重量部で配合することができる。離型剤の配合量がこの範囲であると、良好な離型性が確保できる。少なすぎる場合は金型と成形品の離型性が低く、生産性が著しく低下し、多すぎる場合には封止材が密着しない虞がある。離型剤を組成物に配合しておくことにより金型に離型剤を塗布する必要がないため、射出成形のような成形サイクルが短い成形方法への適応が可能となる。
本発明においては、これらの配合成分以外に、不飽和ポリエステル樹脂組成物の硬化条件を調整するための硬化触媒及び重合禁止剤、着色剤、増粘剤、その他有機系添加剤、無機系添加剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物は、各成分を配合して、ミキサー、ブレンダー等を用いて十分均一に混合した後、加熱加圧可能な混練機、押し出し機等にて調製し、造粒して製造することができる。強化材としてガラス織布を用いた場合、混練機、押し出し機で十分に混練、造粒ができなく、ガラス不織布を用いた場合、シート状の不織布が混練中に崩れ不織布の形状を留めないため、織布あるいは不織布を用いる優位性を見出すことができない。
また、本発明の粒状物は、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物からなることを特徴とする。本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物よりなる粒状物は、該組成物を粉砕して得られる粉体であっても良く、ペレット状であっても良い。
また、本発明のLED反射板は、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物よりなる粒状物を成形してなることを特徴とする。LED反射板は、常法により、種々の熱硬化性樹脂組成物の成形方法により成形することができる。
また、本発明のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物は、乾式で、かつ溶融時の熱安定性が良好なため、成形方法として、射出成形法、射出圧縮成形法、トランスファー成形法等の溶融加熱成形法を好適に用いることができる。ガラス織布あるいはガラス不織布を強化材とする積層板においては、あらかじめ樹脂組成物を織布あるいは不織布に含浸する必要があるため樹脂組成物は液状でなくてはならず、本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物とは特性が異なる。成形方法もプレスを用いた加圧成形法に限定される。
これらの中でも射出成形機を用いた射出成形法が特に好適であり、射出成形法により、短い成形サイクル時間で、平板状の積層板とは異なり、複雑な形状を有する発光素子実装用LED反射板を製造することができる。
以下、実施例により本発明の一実施態様についてさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
(LED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の製造例)
実施例1〜17、比較例1〜2
表2に示す実施例1〜17のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物、表3に示す比較例1〜2のLED反射板用非晶性不飽和ポリエステル樹脂組成物は、下記表2、及び表3に記載の配合量にて配合し、加圧加熱可能な混練機を用いて均一に調製した後、調製物を押し出し機に投入して造粒し、樹脂組成物を作製した。
得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物は射出成形機(住友重機械工業(株)製 120トン 熱硬化性射出成形機)により、金型温度165℃・硬化時間60秒の条件で、試験片を作製した。成形した試験片について下記記載の方法により物性評価を行いそれぞれ表2、及び表3に示した。
配合成分としては以下のものを用いた。
(1)不飽和ポリエステル樹脂
1.不飽和ポリエステル1:結晶性不飽和ポリエステル(日本ユピカ製 T−855)
2.不飽和ポリエステル2:非晶性不飽和ポリエステル(日本ユピカ製 ユピカ8552)
3.共重合性単量体1:スチレンモノマー(旭化成(株)製)
4.共重合性単量体2:ジエチレングリコールジメタクリレート(新中村化学(株)製 NKエステル2G)
5.共重合性単量体3:エトキシ化イソシアヌル酸トリアクリレート(新中村化学(株)製 A−9300)
6.共重合性多量体:ジアリルフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製
ダップポリマー)
7.熱可塑性樹脂1:ポリメチルメタクリレート(上海▲けい▼奇高分子材料有限公司 MG515)
8.熱可塑性樹脂2:ポリスチレン(旭化成(株)製 GPPS679)
9.熱可塑性樹脂3:ポリエチレン(東京インキ(株)製 PR−1050)
(2)白色顔料
1.白色顔料:酸化チタン(ルチル型酸化チタン 平均粒子径0.2μm)(石原産業(株)製 CR−60)
(3)無機充填材
1.無機充填材1:炭酸カルシウム(平均粒子径2μm)
2.無機充填材2:水酸化アルミニウム(平均粒子径10μm)
3.無機充填材3:シリカ(平均粒子径30μm)
(4)添加剤
1.強化材:ガラス繊維(日東紡(株)製 CS 3 PE−908)
2.離型剤:ステアリン酸亜鉛(日油(株)製 GF−200)
3.重合開始剤:ジクミルパーオキサイド(日油(株)製 パークミルD)
Figure 0005758355
Figure 0005758355
Figure 0005758355
<樹脂特性、物性評価方法>
(1)不飽和ポリエステル樹脂特性
表1に示す25℃、50℃、及び70℃の条件で結晶性不飽和ポリエステル樹脂、及び非晶性不飽和ポリエステル樹脂を、粘度計(東機産業(株)製 TVB−10形粘度計、ロータM2)により粘度を測定した。固体状の結晶性不飽和ポリエステル樹脂は粘度測定を中止した。
(2)造粒性
表2に示す実施例1〜17に記載のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物、及び表3に示す比較例1〜2のLED反射板用非晶性不飽和ポリエステル樹脂組成物を、加圧加熱可能な混練機、及び押し出し機を用いてストランドを作製し、ホットカットにより造粒した。
良好に造粒できた樹脂組成物を○、造粒困難な樹脂組成物を△、造粒できない樹脂組成物を×とした。その結果を表2、及び表3に示す。
(3)保存形状安定性
表2に示す実施例1〜17、及び表3に示す比較例1〜2のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物2kgを共重合性単量体が気散しないPE(ポリエチレン)/PET(ポリエチレンテレフタレート)の多層フィルムからなる袋に詰め、更に20cm角容器に樹脂組成物が入った袋を設置し、容器内の樹脂組成物全面に10kgの荷重を加え、50℃の熱風乾燥機内に2週間保管して樹脂組成物の形状確認を行なった。変形しなかったものを○、僅かに変形したものを△、変形したものを×とした。その結果を表2、及び表3に示す。但し、前記基準をクリアせずとも、所望の用途、要求される品質等によっては、僅かに変形する場合でも条件が適合する場合もあるので、一つの目安として検討すればよいものである。
(4)初期反射率
表2に示す実施例1〜17、及び表3に示す比較例1〜2の試験片を紫外可視近赤外分光光度計((株)島津製作所製 UV−3100PC)を用いて反射率測定波長が450nmで反射率を測定した。その結果を表2、及び表3に示す。目標とする初期反射率は90%とし、90%以上を良、90%未満を不良とした。但し、前記厳格な基準をクリアせずとも、所望の用途、要求される品質等によっては、90%未満でも条件が適合する場合もあるので、一つの目安として検討すればよいものである。
(5)耐熱試験後反射率
表2に示す実施例1〜17、及び表3に示す比較例1〜2の試験片を150℃に温調した熱風乾燥機内で1000時間保管し、紫外可視近赤外分光光度計((株)島津製作所製 UV−3100PC)を用いて反射率測定波長は450nmで行い、反射率を測定した。その結果を表2、及び表3に示す。目標とする耐熱試験後反射率は80%とし、80%以上を良、80%未満を不良とした。但し、前記厳格な基準をクリアせずとも、所望の用途、要求される品質等によっては、80%未満でも条件が適合する場合もあるので、一つの目安として検討すればよいものである。
(6)成形収縮率
表2に示す実施例1〜17、及び表3に示す比較例1〜2の樹脂組成物を165℃に温調した金型に加え3分間加圧加熱した。試験片は直ちに金型から取り出し、23℃、湿度55RHの恒温恒湿下で24時間保管した。試験片の表裏に突起した環状帯の外形をお互いに直行する測定線に沿って、表面2ヶ所、裏面2ヶ所、計4箇所の寸法を測定した。試験片に対応する金型の溝の外形を同一条件で0.01mmまで測定して成形収縮率を算出した。その結果を表2、及び表3に示す。目標とする成形収縮率は0.6%とし、0.6%以下を良、0.6%を超える場合を不良とした。但し、前記厳格な基準をクリアせずとも、所望の用途、要求される品質等によっては、0.6%を超える場合でも条件が適合する場合もあるので、一つの目安として検討すればよいものである。
(7)写像性
表2に示す実施例1〜17、及び表3に示す比較例1〜2の試験片を写像性測定器(スガ試験機(株) ICM−2DP)を用いて光学くしが1mmの条件で測定した。その結果を表2、及び表3に示す。目標とする写像性は10%とし、10%以上を良、10%未満を不良とした。
なお、●は実施例2、▲は比較例1のLED反射板の反射率経時変化を示すグラフを図1に示した。
<評価結果>
表2に示すように総合的に判断した結果、本発明における熱可塑性樹脂を使用したLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物の配合量範囲を満足する実施例1〜17は、熱可塑性樹脂を使用しない不飽和ポリエステル樹脂組成物に比べて、優れた効果を示すことが判明した。
比較例1は非晶性不飽和ポリエステルにジアリルフタレートプレポリマーを使用した非晶性不飽和ポリエステル樹脂組成物である。ほとんどの実施例に比べて、成形収縮率が高かった。樹脂組成物は非常に粘度が高いため、造粒時の生産性が著しく低下した。初期反射率は良好であったが、耐熱試験後の反射率が80%よりも低いものであった。また、樹脂組成物の保存形状安定性では僅かに変形を確認した。
比較例2は実施例2の結晶性不飽和ポリエステルから非晶性不飽和ポリエステルに換え、熱可塑性樹脂を除いた非晶性不飽和ポリエステル樹脂組成物である。実施例に比べて、成形収縮率が高く、写像性は低かった。造粒時に連続したペレットとなったため、造粒性が著しく低下した。50℃における保存形状安定性に乏しく、樹脂組成物の形状変化を確認した。
上述のように総合的に判断した結果、熱可塑性樹脂を含む不飽和ポリエステル樹脂組成物は、熱可塑性樹脂を含まない不飽和ポリエステル樹脂組成物より優れた性質を発揮し得ることが判明した。

Claims (13)

  1. 不飽和ポリエステル樹脂と、無機充填材とを少なくとも含む不飽和ポリエステル樹脂組成物であって、前記不飽和ポリエステル樹脂が、不飽和ポリエステルと、共重合性単量体及び/又は共重合性多量体と、熱可塑性樹脂とからなり、前記不飽和ポリエステル樹脂組成物が、白色顔料を含むことを特徴とするLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物。
  2. 前記不飽和ポリエステル樹脂は、前記不飽和ポリエステルと、前記共重合性単量体及び/又は共重合性多量体との合計量が99〜50重量部、前記熱可塑性樹脂が1〜50重量部であることを特徴とする請求項1項に記載のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物。
  3. 前記不飽和ポリエステル樹脂が、組成物全量に対して10〜35重量%であり、前記無機充填材と前記白色顔料の配合量の合計量が、組成物全量に対して50〜80重量%であり、かつ前記無機充填材と前記白色顔料の配合量の合計量に占める前記白色顔料の割合が10〜50重量%であることを特徴とする請求項1又は2項のいずれか1項に記載のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物。
  4. 前記不飽和ポリエステル樹脂が、結晶性不飽和ポリエステル樹脂を少なくとも含むことを特徴とする請求項1〜3項のいずれか1項に記載のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物。
  5. 前記不飽和ポリエステル樹脂が、50℃以下の温度範囲において固体状であることを特徴とする請求項1〜4項のいずれか1項に記載のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物。
  6. 前記共重合性単量体及び/又は共重合性多量体の合計量に対して常温にて液体の前記共重合性単量体が50重量%以上であることを特徴とする請求項1〜5項のいずれか1項に記載のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物。
  7. 前記無機充填材と前記白色顔料の配合量の合計量に占める前記白色顔料の割合が10〜29重量%であることを特徴とする請求項1〜6項のいずれか1項記載のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物。
  8. 前記白色顔料が、酸化チタン、チタン酸バリウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、硫化亜鉛からなる群から選択される1種以上であることを特徴とする請求項1〜7項のいずれか1項に記載のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物。
  9. 前記白色顔料の平均粒径が2.0μm以下であることを特徴とする請求項1〜8項のいずれか1項に記載のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物。
  10. 前記無機充填材の平均粒径が0.1〜50μmの範囲であることを特徴とする請求項1〜9項のいずれか1項に記載のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物。
  11. 前記熱可塑性樹脂が、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル、スチレンブタジエンゴム、及びそれらの共重合体からなる群から選択される1種類以上であることを特徴とする請求項1〜10項のいずれか1項に記載のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物。
  12. 請求項1〜11項のいずれか1項に記載のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物からなる粒状物。
  13. 請求項12に記載のLED反射板用不飽和ポリエステル樹脂組成物よりなる粒状物を成形してなることを特徴とするLED反射板。
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