JP5757026B2 - ジャガイモ生地包み食品およびその製造方法 - Google Patents
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Description
前記冷却オゾン水に、塩、トレハロース、ビタミンC、酢および澱粉を加えて混合し、温度1℃〜3℃の調味液をつくる調味液生成工程と、
該調味液1.8〜2.5重量部に対し乾燥マッシュポテトを0.8〜1.3重量部の割合で配合して、この配合物温度を3℃〜6℃に調整しつつ混練し、温度3℃〜6℃のジャガイモ生地を生成する生地生成工程と、
このジャガイモ生地を3℃〜6℃の低温冷蔵にて1.5時間〜3.5時間熟成させる熟成工程と、
熟成した前記ジャガイモ生地を用いて抱餡機でジャガイモ生地の表面に複数のヒダを形成させて内包物を抱餡成形する抱餡成形工程と、
ヒダが形成された抱餡成形物を低温で、急速冷凍させる急速冷凍工程と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の工程で生成されたジャガイモ生地を使用して抱餡機で抱餡した表面に複数(多数)のヒダを有するジャガイモ生地包み食品は、冷凍され複数個が袋詰めされ、この袋詰めの状態では、それぞれ隣接するもの同士が接触して互いに干渉し合うことになるが、前記ヒダはジャガイモ生地そのものの一部で一体のものであるため、壊れたり、剥がれ落ちることはない。また、ジャガイモ生地包み食品は、油調(油で揚げる)することによって、べたつきが生ずることなく、サクサクとした食感が得られる。そして、この包み揚げ食品を速やかに食卓に載せることができる。
また、トレハロースは、さっぱりとした上品な甘みを持ち、炭水化物、タンパク質、脂質に対して品質保持効果を持ち、さらに苦味、渋味、えぐ味、生臭み、レトルト臭等を抑える作用を持つ。
また、ビタミンCは、コラーゲンの生成、免疫力の強化、抗ストレス、ホルモンの分泌、体内の酸化防止、発がん物質合成の抑制、そのほか体内の酸化還元反応に係わる効果を示し、健康体の維持に寄与する。
また、酢は、味付けであり、ジャガイモ生地に旨味を加えるとともに、カビの発生や細菌による変質を抑制する。酢は、穀物酢が癖がなく、さっぱりとした爽やかな味覚の酢であり好ましい。
また、塩は、味付けでありジャガイモ生地の旨味を引き出すと共に、腐食の進行を抑える。
さらに、澱粉は、生地につなぎとしての粘度や透明度を付与するために用いられる。この澱粉は、加工澱粉が容易に入手でき、使用しやすいので好ましい。
これにより、水温1℃〜2℃の冷却オゾン水を容易に生成することができる。
冷却オゾン水 88〜93重量%
澱粉 4〜7重量%
トレハロース 1〜4重量%
塩 0.3〜0.6重量%
酢 0.3〜0.6重量%
ビタミンC 0.05〜0.15重量%
であることを特徴とする。
また、ジャガイモ生地包み食品は、油調した後に、ベタ付きがなくサクサク感のある食品となる。
(1)抱餡形成時に、ジャガイモ生地の外周面に多数(複数)のヒダを形成させたジャガイモ生地包み食品を、工程を増やすことなく低コストに製造できる。
(2)ジャガイモ生地の表面に複数(多数)のヒダを形成したジャガイモ生地包み食品は、油調(油で揚げる)すると、ベタ付きが生ずることなく、サクサクした食感の包み揚げ食品として提供できる。
(4)抱餡形成したジャガイモ生地は、長期に亘ってカビが発生したり、細菌によって変質したりすることがない。
(5)ジャガイモ生地包み食品は、油調することによって包み揚げ食品として、あるいはそのまま焼いたりすることにより種々の食味、風味および食感のある食品としてテーブルに載せることができる。
この配合割合の調味液を使用してジャガイモ生地を作成すると、抱餡機で抱餡製造する際に、ジャガイモ生地の表面に複数(多数)のヒダが形成されると共に、冷凍後にジャガイモ生地包み食品が袋内で互いに接触してもヒダが壊れることがなく、また、油調するとサクサク感を有し、油調後に長時間ベタ付きがなくサクサク感を保持する。また、この調味液を使用したジャガイモ生地の包み食品は、長期に亘って、そのジャガイモ生地にカビが発生したり細菌により変質したりすることがない。しかも、ジャガイモ生地は、ジャガイモの旨味が充分に保持される。
熟成した前記ジャガイモ生地に内包物を抱餡成形する抱餡機のノズルから押し出されるジャガイモ生地の表面に複数のヒダを形成させ、ヒダが形成された抱餡成形物を−40℃で急速凍結させることとした。
12 内包物
13 ヒダ
P1 冷却オゾン水生成工程
P2 調味液生成工程
P3 生地生成工程
P4 熟成工程
P5 抱餡形成工程
P6 急速凍結工程
Claims (6)
- オゾン水を冷却して水温1℃〜2℃の冷却オゾン水を生成する冷却オゾン水生成工程と、
前記冷却オゾン水に、塩、トレハロース、ビタミンC、酢および澱粉を加えて混合し、温度1℃〜3℃の調味液をつくる調味液生成工程と、
該調味液1.8〜2.5重量部に対し乾燥マッシュポテトを0.8〜1.3重量部の割合で配合して、この配合物温度を3℃〜6℃に調整しつつ混練し、温度3℃〜6℃のジャガイモ生地を生成する生地生成工程と、
このジャガイモ生地を3℃〜6℃の低温冷蔵にて1.5時間〜3.5時間熟成させる熟成工程と、
熟成した前記ジャガイモ生地を用いて抱餡機でジャガイモ生地の表面に複数のヒダを形成させて内包物を抱餡成形する抱餡成形工程と、
ヒダが形成された抱餡成形物を低温で、急速冷凍させる急速冷凍工程と、
を備えることを特徴とするジャガイモ生地包み食品の製造方法。 - 前記冷却オゾン水生成工程では、オゾン水と氷をミキサーに入れて混合し、水温1℃〜2℃の冷却オゾン水を生成することを特徴とする請求項1記載のジャガイモ生地包み食品の製造方法。
- 前記調味液生成工程での調味液の生成は、前記冷却オゾン水を入れたミキサーに、塩、トレハロース、ビタミンC、酢および澱粉を加えて25〜32回転/分の回転で1分30秒〜2分30秒間混合し、温度1℃〜3℃の調味液を生成することを特徴とする請求項1または2記載のジャガイモ生地包み食品の製造方法。
- 前記調味液生成工程での調味液の配合割合は、
冷却オゾン水 88〜93重量%
澱粉 4〜7重量%
トレハロース 1〜4重量%
塩 0.3〜0.6重量%
酢 0.3〜0.6重量%
ビタミンC 0.05〜0.15重量%
であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のジャガイモ生地包み食品の製造方法。 - 前記生地生成工程での調味液と乾燥マッシュポテトとの混練は、ミキサーで16〜20回転/分で回転し、2分20秒〜2分40秒間混練し、生地温度を3℃〜6℃に調整することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のジャガイモ生地包み食品の製造方法。
- 前記請求項1乃至5のいずれか1項に記載の製造方法により得られた内包物がジャガイモ生地で抱餡成形されジャガイモ生地の表面に複数のヒダを有することを特徴とするジャガイモ生地包み食品。
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