JP5755601B2 - パワーモジュールおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の実施の形態のパワーモジュールは、以下の特徴を有するものである(一例として、()内に対応する構成要素、符号、図面などを付記)。前記パワーモジュールは、絶縁基板(1)と、前記絶縁基板上に形成された配線パターン(2a,2b,2c)と、前記配線パターン(2a)上に搭載された半導体素子(4)と、前記配線パターン(2b,2c)上に形成された凹部(10b,10c)と、前記凹部にリードが搭載されて超音波接合により接合され、前記半導体素子の温度を検出するためのリード付サーミスタ(5)とを有することを特徴とする。
実施の形態1のパワーモジュールおよびその製造方法を、図1〜図8を用いて説明する。
図1を用いて、本実施の形態のパワーモジュールのリード付サーミスタが搭載されている付近について説明する。図1は、このパワーモジュールのリード付サーミスタが搭載されている付近の一例を示す斜視図である。
図2を用いて、図1に示したパワーモジュールに用いたリード付サーミスタ5について説明する。図2は、このリード付サーミスタ5の一例を示す斜視図である。
図3を用いて、本実施の形態のパワーモジュールの全体について説明する。図3は、このパワーモジュールの全体の一例を示す斜視図である。
図4を用いて、図3に示したパワーモジュールを分解した各部材について説明する。図4は、このパワーモジュールを分解した各部材の一例を示す展開図である。
図5および図6を用いて、パワーモジュールの製造方法において、図2に示したリード付サーミスタ5を、図1に示したリード付サーミスタ5が搭載される場所に搭載する場合の、リード付サーミスタ5の接続方法について説明する。図5および図6は、このリード付サーミスタ5の接続方法の一例を説明する図である。接続方法は、図5(a)、図5(b)、図5(c)、図6(d)、図6(e)の順で行われる。
図7および図8を用いて、リード付サーミスタ5を接続したときのリード6の断面SEM像について説明する。図7は、図5および図6に示したリード付サーミスタ5の接続方法によりリード付サーミスタ5を接続したときのリード6の断面SEM像の一例を説明する図である。図8は、図7に対する比較例として、従来技術のパワーモジュールのリード付サーミスタ5を接続したときのリード6の断面SEM像の一例を説明する図である。
以上説明した本実施の形態のパワーモジュールおよびその製造方法によれば、パワーモジュールとして、絶縁基板1と、絶縁基板1上に形成された配線パターン2a,2b,2cと、配線パターン2a上に搭載された半導体素子4と、配線パターン2b,2c上に形成された凹部10b,10cと、凹部10b,10cにリードが搭載されて超音波接合により接合され、半導体素子4の温度を検出するためのリード付サーミスタ5とを有する。
実施の形態2のパワーモジュールおよびその製造方法を、図9を用いて説明する。図9は、このパワーモジュールのリード付サーミスタのリード形状の構造の一例を示す斜視図である。
実施の形態3のパワーモジュールおよびその製造方法を、図10を用いて説明する。図10は、このパワーモジュールのリード付サーミスタのリード形状の構造の一例を示す斜視図である。
2,2a,2b,2c…配線パターン
3…はんだ
4…半導体素子
5…リード付サーミスタ
6…リード
7…圧痕
8…ボンディングエリア
9…ガラス
10b,10c…凹部
11…超音波ツール
20…ベース
21…ケース
23,23a,23b,23c…外部接続用リード
24…ねじ穴
25…信号ピン
26a,26b…絶縁部材
30…リード付サーミスタ
31…リード
32…絶縁基板
33b,33c…配線パターン
40…リード付サーミスタ
41…リード
42…絶縁基板
43b,43c…配線パターン
Claims (6)
- 絶縁基板と、
前記絶縁基板上に形成された配線パターンと、
前記配線パターン上に搭載された半導体素子と、
前記配線パターン上に形成された凹部と、
前記凹部にリードが搭載されて超音波接合により接合され、前記半導体素子の温度を検出するためのリード付サーミスタとを有し、
前記配線パターンを構成している主材質の硬度は、前記リード付サーミスタのリードを構成している主材質の硬度より小さく、
前記リード付サーミスタのリードは、前記主材質からなる中心部に比べて、前記中心部の周囲が柔らかい材質から形成されており、
前記リード付サーミスタのリードは、それぞれ2箇所をクランク状に曲げて形成されていることを特徴とするパワーモジュール。 - 絶縁基板と、
前記絶縁基板上に形成された配線パターンと、
前記配線パターン上に搭載された半導体素子と、
前記配線パターン上に形成された凹部と、
前記凹部にリードが搭載されて超音波接合により接合され、前記半導体素子の温度を検出するためのリード付サーミスタとを有し、
前記配線パターンを構成している主材質の硬度は、前記リード付サーミスタのリードを構成している主材質の硬度より小さく、
前記リード付サーミスタのリードは、前記主材質からなる中心部に比べて、前記中心部の周囲が柔らかい材質から形成されており、
前記リード付サーミスタのリードは、それぞれ2箇所を内側に曲げて対向するように形成されていることを特徴とするパワーモジュール。 - 請求項1または2記載のパワーモジュールにおいて、
前記リード付サーミスタのリードは、前記主材質に鉄ニッケル合金が用いられ、前記鉄ニッケル合金の周囲に銅メッキが施されており、
前記配線パターンは、前記主材質に銅またはアルミニウムが用いられることを特徴とするパワーモジュール。 - 絶縁基板上に形成された配線パターン上に、半導体素子と、前記半導体素子の温度を検出するためのリード付サーミスタとを搭載するパワーモジュールの製造方法であって、
前記絶縁基板上に形成された前記配線パターン上に凹部を形成し、
前記配線パターン上の前記凹部に前記リード付サーミスタのリードを搭載し、
前記凹部に搭載された前記リード付サーミスタの前記リードに超音波ツールにより押圧と振幅を伝えて、前記凹部に前記リードを超音波接合により接合し、
前記配線パターンを構成している主材質の硬度は、前記リード付サーミスタのリードを構成している主材質の硬度より小さく、
前記リード付サーミスタのリードは、前記主材質からなる中心部に比べて、前記中心部の周囲が柔らかい材質から形成されており、
前記リード付サーミスタのリードは、それぞれ2箇所をクランク状に曲げて形成されていることを特徴とするパワーモジュールの製造方法。 - 絶縁基板上に形成された配線パターン上に、半導体素子と、前記半導体素子の温度を検出するためのリード付サーミスタとを搭載するパワーモジュールの製造方法であって、
前記絶縁基板上に形成された前記配線パターン上に凹部を形成し、
前記配線パターン上の前記凹部に前記リード付サーミスタのリードを搭載し、
前記凹部に搭載された前記リード付サーミスタの前記リードに超音波ツールにより押圧と振幅を伝えて、前記凹部に前記リードを超音波接合により接合し、
前記配線パターンを構成している主材質の硬度は、前記リード付サーミスタのリードを構成している主材質の硬度より小さく、
前記リード付サーミスタのリードは、前記主材質からなる中心部に比べて、前記中心部の周囲が柔らかい材質から形成されており、
前記リード付サーミスタのリードは、それぞれ2箇所を内側に曲げて対向するように形成されていることを特徴とするパワーモジュールの製造方法。 - 請求項4または5記載のパワーモジュールの製造方法において、
前記リード付サーミスタのリードは、前記主材質に鉄ニッケル合金が用いられ、前記鉄ニッケル合金の周囲に銅メッキが施されており、
前記配線パターンは、前記主材質に銅またはアルミニウムが用いられることを特徴とするパワーモジュールの製造方法。
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