JP5755141B2 - 溶融金属を粒状化するための装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、水中に溶融物を注ぎ込むことによって、溶融金属を粒状化するための手段に関する。
溶融金属又は溶融スラグを水によって粒状化するための、種々異なる装置及び方法が公知である。粒状化することによって、スラグ及び金属をさらに搬送し、かつ処理する作業が軽減される。金属を粒状化することは、その他の金属と共に合金を形成しようとする場合、特に有利である。このようにすれば、金属を正確に小分けすることができ、これは、金属が粒状化された形で存在していれば、容易である。
国際公開第01/55462号パンフレットによれば、粗銀を精製するための方法について開示されている。この場合、粗銀は硝酸によって処理される。処理は、粒状化された粗銀に実施される。このために、溶融粗銀は、水中で粒状化される。粒状化の過程の詳しい説明は省く。
国際公開第03/106012号パンフレットには、溶融金属を粒状化するための方法及び装置について記載されている。有利には、溶融シリコンを粒状化するための方法が用いられる。溶融金属は、連続的な流れで注ぎ込まれる。溶融金属の連続的な流れは、低圧のガス噴流によって金属液滴に細分化され、流れる水を通して冷却され、次いで収集される。
ヨーロッパ特許公開第0522844号明細書によれば、溶融金属を粒状化するための方法について記載されている。この場合、溶融されたシリコン/マグネシウム合金が主に用いられる。溶融金属は、流し込み溝から水タンク内に落とされる。それによって、流し込まれた溶融金属の流れは細滴化され(液滴に細分化され)、固化され、粒を形成する。水タンク内では、ほぼ一様な水流が形成され、この水流は、溶融金属の流れに対して垂直に、水タンクの側壁から放出されている。水流の流速は、0.1m/sよりも低い。
特許文献GB233720号明細書並びにGB313652号明細書によれば、溶融された固形物を液体中で粒状化するための方法が記載されている。この公知の方法においては、液体は、タンクを回転させることによって又は機械的な撹拌機によって回転せしめられ、この際に、撹拌渦が発生する。溶融された固形物は、回転するプレート又は、撹拌渦の窪み内に配置された流れ分割手段によって細滴化され、側方へ遠心分離され、それによって溶融液滴は、側方の液体に向かってに遠心分離され、液体の底に向かって降下する。撹拌渦が発生することによって、溶融液滴を、回転運動させられない同量の水量におけるよりも高い水位において、より効果的な冷却を行うことができる。
発明の開示
本発明は、高価値の貴金属、例えば金、銀、プラチナ、パラジウム、ロジウム並びにこれらの貴金属同士の合金、又はこれらの貴金属とその他の金属との合金を粒状化するための手段に関する。このような金属又は合金は、様々な理由により、少量しか存在しないので、このような金属又は合金のために、回分式の粒状化しか行うことができない。一方、例えばスラグを粒状化するための公知の方法は、大量のスラグを連続的に粒状化する必要がある。さらにまた、実験によれば、溶融金属特に前記貴金属を粒状化する場合、水で満たされたタンク内に溶融金属を注入する際に、しばしば、蒸気及びタンク内の水が噴出することが分かった。その原因は、溶融金属中に多量の水が貯えられていること、及び機械式の撹拌機による混合が不十分であることにある。一方では、従来技術に従って、撹拌機自体によって撹拌される粒状化タンクでは、撹拌機がタンク底部の面の一部を占有しているので、このタンク底部の面の一部は、固化されているが依然として高温である金属粒子のために提供することができない。従ってタンクの縁部に金属が堆積することになる。さらにまた、タンク及び従来の撹拌機が回転する際に、顕著な撹拌渦が発生するが、水の流速は非常に低い、ということが分かった。この場合、勿論、水位が非常に高く、しかも溶融金属を冷却する必要性があるために、溶融金属は有利にはタンクの縁部領域に沿って流し込まれるので、固化してはいるが、まだ熱い金属粒子がタンクの縁部に沿って流れることになる。溶融物を注ぎ込む際に、溶融流は1箇所に残留するのではなく、流動性の金属が撹拌渦内に注ぎ込まれ、ここでまず不十分に冷却される。全体的に、このような状況は、常に熱い金属粒子の堆積を招き、この場合、水は粒状物の粒子間で蒸発するまで加熱されるので、高い騒音を伴う蒸気発生し、またタンク内の水が、一部は粒状物の粒子と共に噴出する。
発明の課題
そこで本発明の課題は、安価なコストで、目立った蒸気発生を伴うことなしに、貴金属を比較的少量で回分式に粒状化することができるような装置及び方法を提供することである。
発明の簡単な説明
この課題は、本発明によれば請求項に記載した装置及び方法によって解決された。本発明による装置及び方法の有利な実施態様は、従属請求項に記載されている。以下に説明する。
1. 溶融金属を水中で粒状化するための装置であって、円形の水タンク(2)が設けられており、該水タンク(2)が、タンク底部(3)と、タンク壁(4)と、水流入装置(5)と、タンク底部(3)上の所望の高さ位置で前記タンク壁に設けられた水流出部(6)とを備えており、前記水流入装置(5)が分配管(7)を有していて、該分配管(7)が、水タンク(2)の外側に配置され、かつ水平方向に向けられた第1の水ノズル(8)に接続されており、該第1の水ノズル(8)が、前記水流出部(6)の上で外側からタンク壁部を貫通ガイドされていて、該第1の水ノズル(8)によって水が接線方向で水タンク(2)内に噴射されるようになっており、第1の水ノズル(8)に対する、水タンク(2)の周面における水流出部(6)の位置は、第1の水ノズル(8)と水流出部(6)との間の角度のずれが90゜となるように、選定されている。
2. 前記分配管(7)が、前記第1の水ノズル(8)の下に別の複数の水平な水ノズル(9,10,11,12,13,14)を有しており、これらの水ノズルによって、水が、タンク底部(3)上の種々異なる高さ位置に分配されて、外部から接線方向で水タンク(2)内に噴射されるようになっている、項目1記載の装置。
3. 第1の水ノズル(8)とは別の複数の水ノズル(9,10,11,12,13,14)が、水タンク(3)上の種々異なる高さ位置でタンク壁(4)の周壁に沿って分配配置されており、これらの水ノズルが、水を外部から接線方向で水タンク(2)内に噴射するようになっている、項目1又は2記載の装置。
4. 第1の水ノズル(8)とは別の複数の水ノズル(9,10,11,12,13,14)が、タンク底部(3)と第1の水ノズル(8)との間で同じ高さ位置に分配配置されている、項目1から3までのいずれか1つに記載の装置。
5. 第1の水ノズル(8)とは別の複数の水ノズル(9,10,11,12,13,14)が、第1の水ノズル(8)の周方向位置を基点として周方向で同間隔を保って周面に分配配置されている、項目1から4までのいずれか1つに記載の装置。
6. 第1の水ノズル(8)の隣に、該第1の水ノズルとは別の水ノズルが2つ乃至10個設けられている、項目1から5までのいずれか1つに記載の装置。
7. 第1の水ノズル(8)とは別の複数の水ノズル(9,10,11,12,13,14)が、それぞれ周方向で5゜乃至45゜、有利には10゜乃至35゜、特に15゜乃至25゜の同間隔を保って、周面に互いにずらして配置されている、項目1から6までのいずれか1つに記載の装置。
8. 第1の水ノズル(8)が水面の領域に位置していて、水面中に位置する噴射水流又は扇形の水流を生ぜしめる、項目1から7までのいずれか1つに記載の装置。
9. 第2の水ノズル(9)が、第1の水ノズル(8)の下に垂直に配置されている、項目1から8までのいずれか1つに記載の装置。
10. 前記水ノズル(8,9,10,11,12,13,14)が、縦長の楕円形の開口又はスリットによって形成されており、水が幅の広い扇形で水タンク(2)に供給される、項目1から9までのいずれか1つに記載の装置。
11. 第1の水ノズル(8)の開口の長手方向軸線とタンク壁の長手方向軸線とによって形成される角度が、約90゜乃至135゜、特に約100゜乃至110゜である、項目1から10までのいずれか1つに記載の装置。
12. 第1の水ノズル(8)の開口は、生ぜしめられた扇形の水流が水タンク(2)内で回転する水の放物面状の表面に対してほぼ平行に、第1の水ノズルの位置に整列され、第1の水ノズル(8)とは別の複数の水ノズル(9,10,11,12,13,14)の開口が長手方向で、タンク壁(4)に対して平行に整列されている、項目1から11までのいずれか1つに記載の装置。
13. 各ノズルの、分配管(7)とノズル開口との間に、水の質量流量を調節するためのそれぞれ1つの弁(18)が対応配置されている、項目1から12までのいずれか1つに記載の装置。
14. 水タンク(2)の水流出部(6)が戻し管路(17)を介して、水ポンプ(18)の吸込みスリーブに接続されていて、水ポンプ(18)の吐出しスリーブが供給管路(19)を介して、水流入装置(5)に水を供給するようになっていることによって、溶融金属を粒状化するための水が循環供給される、項目1から13までのいずれか1つに記載の装置。
15. 水流出部(6)が、遮断された状態で、水面と水タンクの底部(3)との間の高さの少なくとも半分の位置、有利には上半分の位置、特に上1/3の位置に配置されている、項目1から14までのいずれか1つに記載の装置。
16. 水が、水タンクに新たに供給される前に、吸い取られ、冷却される、項目から15までのいずれか1つに記載の装置。
17. 項目1から16までのいずれか1項記載の装置内で溶融金属を粒状化するための方法において、
円形の水タンク(2)に水を充填し、水の一部を循環供給し、水を、水タンクの周面及び高さ位置に分配して、少なくとも1つの水ノズル(8)によって接線方向で水タンク内に噴射することによって、タンク内で水を回転させ、回転せしめられた水が放物面状に形成された水面(16)を形成するようにし、少なくとも1つの水ノズル(8)を、水が前記放物面状の水面(16)の近傍において幅の広い扇の水流で水タンクに供給されるように、容器壁部に固定し、溶融金属がるつぼから、るつぼが空になるまで第1の水ノズルによって形成された扇形の水流に連続的な流れで注入されるようにすることを特徴とする、溶融金属を粒状化するための方法。
18. 前記方法のために使用する水量を、るつぼ内の粒状化される溶融金属の量の約5乃至50倍とする、項目17記載の方法。
19. 水タンク(2)内の全水量が、約0.5分〜5分で完全に1回転するように、水の部分量を円状に供給する、項目17又は18記載の方法。
20. 第1のノズル(8)からの水の流出速度を0.5m/s〜5m/sとなるようにする、項目17から19までのいずれか1つに記載の方法。
21. 粒状化開始前の水温を、10℃〜30℃となるようにする、項目17から20までのいずれか1つに記載の方法。
22. 項目1から16までのいずれか1つに記載の装置を、貴金属を粒状化するために使用することを特徴とする、使用法。
発明の詳細な説明
本発明は、溶融金属を水中で粒状化するための装置であって、円形の水タンク(2)が設けられており、該水タンク(2)が、タンク底部(3)と、タンク壁(4)と、水流入装置(5)と、タンク底部(3)上の所望の高さ位置で前記タンク壁に設けられた水流出部(6)とを備えており、前記水流入装置(5)が分配管(7)を有していて、該分配管(7)が、水タンク(2)の外側に配置され、かつ水平方向に向けられた第1の水ノズル(8)に接続されており、該第1の水ノズル(8)が、前記水流出部(6)の上で外側からタンク壁部を貫通ガイドされていて、該第1の水ノズル(8)によって水が接線方向で水タンク(2)内に噴射されるようになっており、第1の水ノズル(8)に対する、水タンク(2)の周面における水流出部(6)の位置は、第1の水ノズル(8)と水流出部(6)との間の角度のずれが90゜、有利には180°以上となるように、選定されている形式のものに関する。
運転中に、タンクは水で満たされ、この水は、接線方向で噴射されて回転せしめられ、それによって水の表面が回転放物面を形成する。溶融金属は、粒状化するために、るつぼから、第1のノズルによって形成された円錐形水流又は扇形水流内に注ぎ込まれる。この際に発生した回転放物面は、一般的に、機械的な撹拌機を備えた装置において発生する顕著な撹拌渦よりも弱いので、溶融金属の流れに動きが加えられただけでも、溶融金属の流れの確実な粉砕、及び発生した粒の確実な分割が得られる。第1のノズル(8)は、水面の領域内に位置していて、水面内に噴射水流又は扇形水流を生ぜしめる。
有利な形式で、分配管(7)は、前記第1の水ノズル(8)の下に別の水平な複数の水ノズル(9,10,11,12,13,14)を有しており、これらの水ノズルによって、水が、タンク底部(3)上の種々異なる高さ位置に分配されて、外部から接線方向で水タンク(2)内に噴射されるようになっている。これらの追加的な水ノズルは、水タンク内の水に回転運動を与え、回転する水の半径方向の速度分布に対して追加的に、垂直な速度分布を生ぜしめるために役立つ。
第1の水ノズル(8)とは別の複数の水ノズル(9,10,11,12,13,14)は、タンク底部と第1の水ノズル(8)との間に、不均一に分配することができる。また、第1の水ノズル(8)とは別の複数の水ノズル(9,10,11,12,13,14)がすべて、互いに垂直上下に配置されているのではなく、第1の水ノズル(8)の周方向位置を基点として周方向で同間隔を保って、水タンクの周囲に分配配置されていれば、有利である。この場合、それぞれより深い位置にある水ノズルが、水の回転方向で前方にずらされる。その理由は、水中に形成される粒に十分に強い水平方向の衝撃を与え、それによって粒がタンク内で下降する際に、次に深い水ノズルの射領域に送られ、放物面状の水面若しくは撹拌渦の形成が最小限にされるようにするためである。これによって、粒は迅速に多量の水量で以て粉砕される。これによって、蒸気発生の危険性は避けられる。隣接し合う2つのノズル間の最適な周方向のずれは、主に金属自体及び水の回転速度に基づいており、実験によって算出することができる。複数の水ノズル間の周方向のずれは、5゜乃至45゜、有利には10゜乃至35゜、特に15゜乃至25゜である。下降する粒の十分な水平方向の初期速度を維持するために、有利には、第2の水ノズル(9)は、第1の水ノズル(8)の下に垂直に配置されている。第1の水ノズル(8)と水流出部(6)とを十分に周方向で角度をずらして配置することによって、粒状化された金属が水流出部内に達することはない。金属の損失を避けるために、水流出部(6)を、ふるいによってカバーしてもよい。この粒状化装置の場合、第1の水ノズルと水流出部との間の角度のずれが少なくとも90°であれば、有利であることが分かった。角度のずれは、特に有利には180°以上である。
第1の水ノズルとは別の水ノズル(9,10,11,12,13,14)の数は、所望の粒状化に合わせて設けられる。第1の水ノズルとは別の水ノズルの数は、2乃至10個、特に6個設けられていれば、良好な結果が得られる。
本発明の特別な実施態様によれば、6個の水ノズル(9,10,11,12,13,14)が、第1の水ノズル(8)の周方向位置を基点として周方向で同間隔を保って分配配置されており、この場合、それぞれより深い位置にある水ノズルは水の回転方向で、10°乃至25°(特に17°乃至22°)だけ前方にずらされていて、第1の水ノズル(8)は、周方向でずらされずに、第2の水ノズル(9)の上に垂直に配置されており、この際に、第1の水ノズルと水流出部との間の角度のずれは、180°以上である。
水タンク内に接線方向に向けられたノズルは、分配管に管路を介して接続されており、該管路は、水タンクの外周面に設けられた分配管から、水ノズルのそれぞれの周方向位置までガイドされていて、水ノズルのそれぞれの周方向位置でタンク壁部を貫通してガイドされている。
水ノズルは、管路自体によって形成されていてよく、従って、管路の横断面に相応した円形のノズル開口を有している。またノズル開口は、有利には、水を幅の広い扇状の形で水タンクに供給する、縦長のスリット開口として又は楕円形の開口として構成されていてもよい。有利な形式で、第1の水ノズル(8)の開口は、生ぜしめられた扇形の水流が、第1のノズルの位置における水の放物面に対してほぼ平行に整列されるように、配置されている。このために、第1の水ノズル(8)の開口は、楕円形又はスリット状に構成されていて、第1の水ノズル(8)の開口の長手方向軸線が、タンク壁に対してほぼ垂直に延在するように、整列されている。つまり、第1の水ノズル(8)の開口の長手方向軸線と、タンクとによって形成される角度が、約90゜乃至135゜、特に約100゜乃至110゜である。これとは異なり、第1の水ノズルとは別の水ノズル(8,9,10,11,12,13,14)の開口は、有利な形式で、その長手方向軸線がタンク壁に対して平行に整列されている。
垂直な速度分布を調整するために、有利には、各ノズル(8,9,10,11,12,13,14)は、ノズル開口と分配管(7)との間に、水の質量流量を調節するための弁(18)が配置されている。
水タンクの水の供給手段は、有利には循環システムとして構成されている。このために、水タンクの水流出部(6)は、戻し管路(17)を介して、水ポンプ(18)の吸込みスリーブに接続され、水ポンプ(18)の接続管片は、供給管路(19)を介して水流入装置(5)に水を供給し、それによって循環路を形成する。水流出部(6)は本発明によれば、水タンクの底部に取り付けられているのではなく、水タンクの底部(3)に対して高い位置に取り付けられており、有利には、遮断された状態で水タンクの底部(3)と水面との間の高さの少なくとも半分の位置、特に遮断された状態で水タンクの底部(3)と水面との間の高さの上半分の位置に取り付けられている。特に有利な実施態様によれば、水流出部(6)は、遮断された状態で水タンクの底部(3)と水面との間の高さの上1/3の位置に配置されている。水流出部(6)を水面に近い位置に配置することによって、最も強く加熱された水を確実に吸い込むことができる。また有利には、前述のように水タンクの水供給手段が循環システムとして構成されており、この場合、水が新たにタンクに供給される前に、最も強く加熱された水が吸い込まれ、特に有利には冷却される。冷却、つまり冷却媒体の供給は、パッシブな冷却又はアクティブな冷却によって行われる。冷却しようとする水は、有利には熱交換器によって冷却される。
しかしながら殆どの場合、水ポンプ(18)を水タンク(2)に接続する、供給管路(19)及び戻し管路(17)は、管路若しくはチューブをパッシブに冷却するために、つまり周囲との熱交換を行うために、十分に長く構成されている。
本発明の別の有利な実施態様によれば、6つの水ノズル(9,10,11,12,13,14)が第1の水ノズル(8)の周方向位置を基点として、周方向で同間隔を保ってずらして配置されている。この場合、それぞれ低い位置にある水ノズルが水の回転方向で、10゜乃至25゜(特に17゜乃至22゜)前方に向かってずらされていて、第1の水ノズル(8)が周方向でずらされずに、第2の水ノズル(9)の垂直上方に配置されており、第1の水ノズルと水流出部(6)との間の角度のずれが180゜以上であって、水流出部(6)が、遮断された状態で、水面と水タンクの底部(3)との間の高さの上1/3の位置に配置されている。本発明の特に有利な実施態様によれば、水ポンプ(18)と水タンク(2)とを接続する供給管路(19)と戻し管路(17)とが、パッシブに冷却される程度、つまり周囲との熱交換が可能である程度に長く構成されている。
使用された水の品質は、飲料水の品質に相当するべきであり、従って使用される水として水道水が提供される。それ以外について、水に特別な要求が課されることはない。
以上述べた装置によれば、貴金属を、10kg乃至50kgの少量の装入量で粒状化することができる。このために、水タンク(2)がまず水で満たされる。第1のノズル(8)は、水面の範囲内に配置されていて、水面内に噴射水流又は扇形の水流を生ぜしめる。次いで、水の部分量が旋回せしめられ、ポンプ(18)及び少なくとも1つのノズル(8)によって、接線方向で水タンク(2)内に噴射されることによって、水がタンク内で回転せしめられ、この際に、水はタンク内で回転放物面(16)の形になる。水の流入量を相応に調節することによって、水の回転速度が調節され、タンク壁部における水位(15)がほぼ第1の水ノズル(8)の位置まで上昇し、第1の水ノズルによって供給された水量は、扇状の形で放物面に対して平行に噴射される。典型的な形式で、水の周速度は、タンク壁付近で約0.5乃至10m/s(m/毎秒)である。次いで溶融金属は、るつぼを傾けることによって連続的な流れで第1のノズルの水面に、るつぼが空になるまで流し込まれる。流し込み速度は、有利には10乃至30kg/min(kg/分)である。この場合、溶融流が、第1の水ノズル(8)の水面上の、常にできるだけ同じ位置にぶつかるようにすることを考慮する必要がある。これは、有利な形式で、タンク壁部(4)のできるだけ近傍で行われる。溶融物の温度は、金属の溶融温度よりも100℃乃至300℃高い温度である。
有利な形式で、水は、1つの水ノズルだけによって水タンク内に噴射されるのではなく、水タンクの周囲に高さをずらして分配配置された複数のノズル(8,9,10,11,12,13,14)によって噴射される。
粒状化開始前の水の温度は、10乃至30℃である。この方法のために使用された推量は、有利には、るつぼ内で粒状化される溶融金属の量の約5乃至50倍である。このような関係によって、水が金属から水に伝達される熱によって過剰に加熱されないことが保証される。旋回供給される水の部分量は、水の全量が約0.5乃至5分で完全に1回転せしめられるように、設定される。
全金属溶融物が注ぎ込まれた後で、水の回転は停止され、タンク内の水は空にされるか又は汲み出され、形成された金属粒子はタンクから取り出される。
以上の方法によって、前記貴金属は、確実に、かつ安価に粒状化される。粒子の粒分布は、広範囲の使用必要条件に適合させることができる。
使用必要条件への適合は、溶融金属のための速度、タンク内の水の回転速度、及び特に水が第1の水ノズルによってタンクに供給される速度を選択することによって、得られる。供給された水の速度が高い場合、合金を製造する際の調量のために良好に適している、約0.5乃至5mmの粒径を有する、ほぼ球形のコンパクトな粒子が得られる。これに対して、水の供給速度が低い場合、凸凹の表面を有する大きい粒子が供給される。このような大きい粒子は、例えば浸出プロセスによって、さらに処理されるべき場合に有利である。有利な形式で、第1の水ノズル(8)からの水の吐出速度は、所望の粒子化結果に応じて、5乃至15m/sである。
本発明を以下に図1乃至図4を用いて詳しく説明する。
水流入装置、水流出部並びに分配管を備えた、金属溶融物を粒状化するための装置の側面図である。 水タンクの外周面に設けられた水ノズルを有する水タンクを上から見た図である。 垂直に配置された水ノズルを有する水タンクの、図2のA−A線に沿った断面図である。 粒状化装置の水循環路を示す概略図である。
図1は、1〜50kgの貴金属を粒状化するための装置1を示す。水タンク2は、約350kgの利用可能な水量を収容することができる。水タンク2は、水流入装置5を備えており、該水流入装置5は、水タンク2の外側に垂直に配置されていて、図示していない水ノズルによって水が供給される。この水ノズルは、タンク壁4を通って外にガイドされていて、水を水タンク2内に接線方向で注入することができる。水の連続的な循環を可能するために、第1の水ノズル8の下に水流出部6が配置されている。水流入装置と水流出部とは、流量を調整するためのそれぞれ1つの弁を有している。
図2は、上から水タンク2内を見た、粒状化装置1の平面図である。水ノズル(8,9,10,11,12,13及び14)に水を供給するための管路が、水タンクの外側で水タンクの周囲を巡って水平にガイドされている。所望の周方向箇所において、管路はタンク壁4を貫通ガイドされていて、タンク壁に対して接線方向に配置されたノズル内に開口している。
図3は、図2のA−A線に沿った、粒状化装置1の垂直断面図である。図3は、粒状化装置の運転中における放物面状の水面16の構成を示す。タンク壁における水面の縁部15は、水の流入速度によって、この縁部15が最上部の水ノズル8まで達するか又は最上部の水ノズル8を越えて上昇するように、調節される。その他の水ノズルは、回転する水の垂直方向の速度分布を調節できるように、第1の水ノズルの下の種々異なる高さ位置に配置されている。
図4は、水ポンプ18による、粒状化装置の前記水循環路を概略的に示す。水ポンプの吸込みスリーブは、水管17を介して、水タンク2の水流出部6に接続されていて、前記水ポンプの吐出スリーブは、水管19を介して水タンクの水流入装置5に水を供給する。

25kgの白金(Platin)を粒状化するために、直径85cm、高さ80cmの貴金属より成る水タンクが使用された。図3に示されているように、水タンクは、最上部に水ノズル8及びその他6つの水ノズルを備えている。その他の6つの水ノズルは、上方から下方に、水の回転方向でそれぞれ互いに20゜ずらして配置されている。
水タンクが、10℃の温度の水道水300リットルで満たされた。50m/h(毎時50m)の吐出し量を有する水ポンプ18がスイッチオンされることによって、タンク壁における水の上縁部が第1の水ノズル8の高さに達するまで、水を回転させた。次いで、溶融され、2000℃に加熱された白金が、20kg/min(毎分20kg)の供給率で、第1の水ノズル8によって生ぜしめられた扇形の水流内に注入された。粒状化は、蒸気が発生することなしに問題なく実行された。注入終了後に、水は汲み出され、白金粒子がタンクから取り出された。
比較例
25kgの白金を粒状化するために、直径85cm、高さ80cmの貴金属より成る水タンクが使用された。水タンクが、機械式の攪拌機によって撹拌された。この攪拌機は、上から軸に沿って水タンク内に入れられ、攪拌機の撹拌部材が軸の下端部に固定され、外部モータによって駆動された。図3に示されているように、水タンクは最上部の水ノズル8を備えている。その他の水ノズルは設けられていない。
水タンクが、10℃の水道水300リットルで満たされた。攪拌機をスイッチオンすることによって水が撹拌され、タンク壁における水の上縁部が第1の水ノズル8の高さに達するまで、水を回転させ、ポンプ18がスイッチオンされた。この際に、撹拌渦が発生した。次いで、溶融され、2000℃に加熱された白金が、20kg/min(毎分20kg)の供給率で、第1の水ノズル8によって生ぜしめられた扇形の水流内に注入され、この扇形の水流によって粉砕された。撹拌の際に、注入箇所の近傍で水タンクの底部に白金粒子が常に堆積した。この場合、音の大きい騒音を伴う蒸気が繰り返し発生し、水及び白金属が、水タンクから遠心分離された。注入終了後に、水が汲み出され、白金粒子が水タンクから取り出された。
1 粒状化装置、 2 水タンク、 3 タンク底部、 4 タンク壁、 5 水流入装置、 6 水流出部、 7 分配管、 8 第1の水ノズル、 9 第2の水ノズル、 15 縁部、水位、 16 水面、 17,19 水管、 18 水ポンプ、 19 供給管路

Claims (17)

  1. 溶融金属を水中で粒状化するための装置(1)であって、円形の水タンク(2)が設けられており、該水タンク(2)が、タンク底部(3)と、タンク壁(4)と、水流入装置(5)と、タンク底部(3)上の所望の高さ位置で前記タンク壁に設けられた水流出部(6)とを備えており、前記水流入装置(5)が分配管(7)を有していて、該分配管(7)が、水タンク(2)の外側に配置され、かつ水平方向に向けられた第1の水ノズル(8)に接続されており、該第1の水ノズル(8)が、前記水流出部(6)よりも上方にある高さ位置で、外側からタンク壁部を貫通していて、該第1の水ノズル(8)によって水が接線方向で水タンク(2)内に噴射されるようになっており、第1の水ノズル(8)に対する、水タンク(2)の周面における水流出部(6)の位置は、第1の水ノズル(8)と水流出部(6)との間の角度のずれが少なくとも90゜となるように、選定されている形式のものにおいて、
    前記分配管(7)が、前記第1の水ノズル(8)の下に別の複数の水平な水ノズル(9,10,11,12,13,14)を有しており、該別の複数の水平な水ノズル(9,10,11,12,13,14)は、水タンク底部(3)上の種々異なる高さ位置で分配配置されており、水を外部から接線方向で水タンク(2)内に噴射するようになっており、 第2の水ノズル(9)が、第1の水ノズル(8)の垂直下方に配置されていて、
    第1の水ノズル(8)および第2の水ノズル(9)とは別の複数の水ノズル(10,11,12,13,14)が、タンク壁(4)の周壁に沿って、第1の水ノズル(8)の周方向位置を基点として周方向で同間隔を保って周面に分配配置されており、それぞれより深い位置にある水ノズル(10,11,12,13,14)が水の回転方向で前方にずらされていることを特徴とする、溶融金属を粒状化するための装置。
  2. 第1の水ノズル(8)の他に、第2の水ノズル(9)を含む別の水ノズルが2乃至10個設けられている、請求項1記載の装置。
  3. 第1の水ノズル(8)および第2の水ノズル(9)とは別の複数の水ノズル(10,11,12,13,14)が、それぞれ周方向で5゜乃至45゜の同間隔を保って、周面に互いにずらして配置されている、請求項2記載の装置。
  4. 第1の水ノズル(8)および第2の水ノズル(9)とは別の複数の水ノズル(10,11,12,13,14)が、それぞれ周方向で10゜乃至35゜の同間隔を保って、周面に互いにずらして配置されている、請求項3記載の装置。
  5. 第1の水ノズル(8)および第2の水ノズル(9)とは別の複数の水ノズル(10,11,12,13,14)が、それぞれ周方向で15゜乃至25゜の同間隔を保って、周面に互いにずらして配置されている、請求項3記載の装置。
  6. 前記水ノズル(8,9,10,11,12,13,14)のノズル開口が、縦長の楕円形の開口又はスリットによって形成されており、該ノズル開口は、水を扇形で水タンク(2)に供給するようになっている、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。
  7. 第1の水ノズル(8)の開口の長手方向軸線とタンク壁とによって形成される角度が、90゜乃至135゜である、請求項記載の装置。
  8. 第1の水ノズル(8)の開口の長手方向軸線とタンク壁とによって形成される角度が、100゜乃至110゜である、請求項6または7記載の装置。
  9. 第1の水ノズル(8)の開口は、生ぜしめられた扇形の水流が水タンク(2)内で回転する水の放物面に対して、第1の水ノズルの位置においてほぼ平行に整列させられているように配置されており、第1の水ノズル(8)とは別の複数の水ノズル(9,10,11,12,13,14)の開口の長手方向軸線が、タンク壁(4)に対して平行に整列されている、請求項6記載の装置。
  10. 水タンク(2)の水流出部(6)が戻し管路(17)を介して、水ポンプ(18)の吸込みスリーブに接続されていて、水ポンプ(18)の吐出しスリーブが供給管路(19)を介して、水流入装置(5)に水を供給するようになっていることによって、溶融金属を粒状化するための水が循環供給される、請求項1記載の装置。
  11. 水流出部(6)が、遮断された状態で、水面と水タンクの底部(3)との間の高さの少なくとも半分の位置に配置されている、請求項10記載の装置。
  12. 水流出部(6)が、遮断された状態で、水面と水タンクの底部(3)との間の高さの上半分の位置に配置されている、請求項11記載の装置。
  13. 水流出部(6)が、遮断された状態で、水面と水タンクの底部(3)との間の高さの上1/3の位置に配置されている、請求項11記載の装置。
  14. 水が、水タンクに新たに供給される前に、水ポンプ(18)の吸込みスリーブにより吸引され、冷却される、請求項10から13までのいずれか1項記載の装置。
  15. 請求項6記載の装置内で溶融金属を粒状化するための方法において、
    形の水タンク(2)に水を充填し、水の一部を循環供給し、水を、水タンクの周面及び高さ位置に分配された第1の水ノズル(8)によって接線方向で水タンク内に噴射することによって、タンク内で水を回転させ、回転せしめられた水が放物面状に形成された水面(16)を形成するようにし、第1の水ノズル(8)が、水を前記放物面状の水面(16)の近傍において扇形の水流で水タンクに供給するように、容器壁部に固定されており、溶融金属がるつぼから、該るつぼが空になるまで第1の水ノズルによって形成された扇形の水流に連続的な流れで注入されるようにすることを特徴とする、溶融金属を粒状化するための方法。
  16. 前記方法のために使用する水量を、るつぼ内の粒状化される溶融金属の量の5倍乃至50倍とする、請求項15記載の方法。
  17. 請求項1から14までのいずれか1項記載の装置を、貴金属を粒状化するために使用することを特徴とする、使用法。
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