JP5751249B2 - ハードコートフィルム、その製造方法、偏光板、及び液晶表示装置 - Google Patents
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Description
(ここでtanδpeakとは、25℃〜210℃のtanδ値を測定した最大値、tanδ−40とは、tanδpeakを示した時の温度−40℃でのtanδの値をいう。)
2.前記保護フィルムがセルロースエステル系樹脂からなることを特徴とする前記1に記載のハードコートフィルム。
本発明のハードコートフィルムは、少なくとも保護フィルムとハードコート層によって構成されている。
活性エネルギー線硬化型とは、紫外線や電子線のような活性線照射により架橋反応等を経て硬化する樹脂をいい、具体的にはエチレン性不飽和基を有する樹脂である。
b:−(CH2)n−O−(COC5H10)m−COCH=CH2(n=1〜10、好ましくはn=2〜6、m=2〜8)
c:−(CH2)n−O−R(Rは(メタ)アクリロイル基、n=1〜10、好ましくはn=2〜6)
一般式(3)で示される具体的化合物を以下に示すが、これらに限られない。
イソシアヌレート誘導体以外の活性エネルギー線硬化型樹脂としては、紫外線硬化型ウレタンアクリレート系樹脂、紫外線硬化型ポリエステルアクリレート系樹脂、紫外線硬化型エポキシアクリレート系樹脂、紫外線硬化型ポリオールアクリレート系樹脂、または紫外線硬化型エポキシ樹脂等が好ましく用いられる。中でも紫外線硬化型アクリレート系樹脂が好ましい。
本発明に係るハードコート層は、算術平均粗さRaが2〜20nmであることが、より過酷な耐候性試験後において、本発明の目的効果が得られやすい点から好ましい。
本発明のハードコートフィルムのヘーズ値は、クリアハードコートフィルムでは、1%以下が好ましい。
本発明のもう一つの特徴である保護フィルムについて説明する。保護フィルムは、フィルム幅手方向の、湿度55%RHで25℃から210℃まで温度変化させて測定したtanδが下記の関係を有することを特徴とする。
ここでtanδpeakとは、25℃から210℃まで温度変化させてtanδ値を測定した最大値、tanδ−40とは、tanδpeakを示した時の温度−40℃でのtanδの値をいう。
試料:幅5mm、長さ50mm(ギャップ20mmに設定)
測定条件:引張モード
測定温度:25〜210℃
昇温条件:5℃/min
周波数:1Hz
上記tanδ−40/tanδpeakの制御は、後述するセルロースエステルの種類(置換度、分子量、組み合わせ等)、エステル化合物の種類(酸価違い)、製膜条件(膜厚と延伸条件)によって行うことができる。エステル化合物の酸価が高いとtanδ−40/tanδpeakが小さくなる。エステル化合物の酸価が低いとtanδ−40/tanδpeakが大きくなる。特にセルロースエステルの種類やエステル化合物の種類(酸価違い)で制御することが、tanδ−40/tanδpeakの制御がしやすく、生産性の観点からも好ましい。
セルロースエステル系フィルムは、セルローストリアセテートの場合には、平均酢化度(結合酢酸量)54.0〜62.5%のものが好ましく用いられ、更に好ましくは、平均酢化度が58.0〜62.5%のセルローストリアセテートフィルムが好ましい。
式(I) 2.6≦X+Y≦3.0
式(II) 0≦X≦2.5
その中ではセルロースアセテートプロピオネートが好ましく、中でも1.9≦X≦2.5、0.1≦Y≦0.9であることが好ましい。アシル基置換度の測定は、ASTMのD817−96に準じて実施することができる。また、セルロースジアセテートも好ましく用いることができる。
カラム:Shodex K806、K805、K803G(昭和電工(株)製を3本接続して使用した)
カラム温度:25℃
試料濃度:0.1質量%
検出器:RI Model 504(GLサイエンス社製)
ポンプ:L6000(日立製作所(株)製)
流量:1.0ml/min
校正曲線:標準ポリスチレンSTK standard ポリスチレン(東ソー(株)製)
Mw=1000000〜500迄の13サンプルによる校正曲線を使用した。13サンプルは、ほぼ等間隔に用いることが好ましい。
セルロースエステル系フィルムは、耐透湿性に優れる点や、保護フィルムのフィルム幅手方向のtanδ−40/tanδpeakを前記範囲に制御しやすい点から、エステル化合物を含有することが好ましい。エステル化合物としては、フタル酸、アジピン酸、少なくとも一種のベンゼンモノカルボン酸および少なくとも一種の炭素数2〜12のアルキレングリコールとを反応させた構造を有するエステル化合物が好ましい。ベンゼンモノカルボン酸成分としては、例えば、安息香酸、パラターシャリブチル安息香酸、オルソトルイル酸、メタトルイル酸、p−トルイル酸、ジメチル安息香酸、エチル安息香酸、ノルマルプロピル安息香酸、アミノ安息香酸、アセトキシ安息香酸等があり、これらはそれぞれ1種または2種以上の混合物として使用することができる。安息香酸であることが最も好ましい。炭素数2〜12のアルキレングリコール成分としては、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,2−プロパンジオール、2−メチル1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール(ネオペンチルグリコール)、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール(3,3−ジメチロールペンタン)、2−n−ブチル−2−エチル−1,3プロパンジオール(3,3−ジメチロールヘプタン)、3−メチル−1,5−ペンタンジオール1,6−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル1,3−ペンタンジオール、2−エチル1,3−ヘキサンジオール、2−メチル1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−オクタデカンジオール等があり、これらのグリコールは、1種または2種以上の混合物として使用される。特に1,2−プロピレングリコールが好ましい。前記したエステル化合物は、最終的な化合物の構造としてアジピン酸残基およびフタル酸残基を有していればよい。
以下に一般式(4)で示される化合物をより具体的(化合物4−1〜化合物4−23)に示すが、これらに限定はされない。
保護フィルムの脆性を改善する目的で、アクリル粒子を含有しても良い。アクリル粒子の市販品の例としては、例えば、メタブレンW−341(C2)(三菱レイヨン(株)製)を、ケミスノーMR−2G(C3)、MS−300X(C4)(綜研化学(株)製)等を挙げることができる。
アクリル微粒子以外の微粒子を含有しても良い。アクリル微粒子以外の微粒子としては、滑り性、保管安定性の観点から二酸化珪素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、タルク、クレイ、焼成カオリン、焼成ケイ酸カルシウム、水和ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム及びリン酸カルシウム等の無機粒子が好ましい。これら無機微粒子の中では、濁度が低い点で、二酸化珪素が好ましい。二酸化珪素は疎水化処理をされたものが滑り性とヘーズを両立する上で好ましい。4個のシラノール基のうち、2個以上が疎水性の置換基で置き換わったものが好ましく、3個以上が置き換わったものがより好ましい。疎水性の置換基はメチル基であることが好ましい。二酸化珪素の一次粒径は20nm以下が好ましく、10nm以下がより好ましい。二酸化珪素の微粒子は、例えば、アエロジルR972、R972V、R974、R812、200、200V、300、R202、OX50、TT600(以上日本アエロジル(株)製)の商品名で市販されており、使用することができる。
保護フィルムには、組成物の流動性や柔軟性を向上するために、可塑剤を添加することもできる。可塑剤としては、フタル酸化合物、脂肪酸化合物、トリメリット酸化合物、リン酸化合物、アクリル系ポリマー、あるいはエポキシ系化合物等が挙げられる。
式(II) Rth={(nx+ny)/2−nz}×d
(式中、nxは基材フィルム面内の遅相軸方向の屈折率、nyは基材フィルム面内で遅相軸に直交する方向の屈折率、nzは基材フィルムの厚み方向の屈折率、dは基材フィルムの厚み(nm)をそれぞれ表す。)
上記リターデーションは、例えばKOBRA−21ADH(王子計測機器(株))を用いて、23℃、55%RHの環境下で、波長が590nmで求めることができる。
保護フィルムの製膜方法の例を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
保護フィルムを溶液流延法で製造する場合のドープを形成するのに有用な有機溶媒は、セルロースエステル系樹脂や、その他の添加剤を同時に溶解するものであれば制限なく用いることが出来る。
保護フィルムは、溶液流延法によって製造することが出来る。溶液流延法では、樹脂および添加剤を溶剤に溶解させてドープを調製する工程、ドープをベルト状もしくはドラム状の金属支持体上に流延する工程、流延したドープをウェブとして乾燥する工程、金属支持体から剥離する工程、延伸または幅保持する工程、更に乾燥する工程、仕上がったフィルムを巻き取る工程により行われる。
なお、Mはウェブまたはフィルムを製造中または製造後の任意の時点で採取した試料の質量で、NはMを115℃で1時間の加熱後の質量である。
延伸工程では、フィルムの長手方向(MD方向)、及び幅手方向(TD方向)に対して、逐次または同時に延伸することができる。互いに直交する2軸方向の延伸倍率は、それぞれ最終的にはMD方向に1.0〜2.0倍、TD方向に1.07〜2.0倍の範囲とすることが好ましく、MD方向に1.0〜1.5倍、TD方向に1.07〜2.0倍の範囲で行うことが好ましい。例えば、複数のロールに周速差をつけ、その間でロール周速差を利用してMD方向に延伸する方法、ウェブの両端をクリップやピンで固定し、クリップやピンの間隔を進行方向に広げてMD方向に延伸する方法、同様に横方向に広げてTD方向に延伸する方法、或いはMD/TD方向同時に広げてMD/TD両方向に延伸する方法などが挙げられる。
保護フィルムは、溶融製膜法によって製膜しても良い。溶融製膜法は、樹脂および可塑剤などの添加剤を含む組成物を、流動性を示す温度まで加熱溶融し、その後、流動性のセルロースエステルを含む溶融物を流延することをいう。
本発明のハードコートフィルムには、帯電防止層、バックコート層、反射防止層、易滑性層、接着層、バリアー層等の機能性層を設けることができる。
本発明に係るハードコートフィルムは、保護フィルムのハードコート層を設けた側と反対側の面に、カールやくっつき防止の為にバックコート層を設けてもよい。
本発明に係るハードコートフィルムは、ハードコート層の上層に反射防止層を塗設して、外光反射防止機能を有する反射防止フィルムとして用いることができる。
保護フィルム/ハードコート層/中屈折率層/低屈折率層
保護フィルム/ハードコート層/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層
保護フィルム/ハードコート層/高屈折率層(導電性層)/低屈折率層
保護フィルム/ハードコート層/防眩性層/低屈折率層
<低屈折率層>
低屈折率層は、シリカ系微粒子を含有することが好ましく、その屈折率は、23℃、波長550nm測定で、1.30〜1.45の範囲であることが好ましい。
前記一般式で表される有機珪素化合物は、式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を表す。具体的には、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポキシシラン等が好ましく用いられる。
高屈折率層の屈折率は、23℃、波長550nm測定で、屈折率を1.4〜2.2の範囲に調整することが好ましい。また、高屈折率層の厚さは5nm〜1μmが好ましく、10nm〜0.2μmであることが更に好ましく、30nm〜0.1μmであることが最も好ましい。屈折率を調整する手段は、金属酸化物微粒子等を添加することで達成できる。金属酸化また、用いる金属酸化物微粒子の屈折率は1.80〜2.60であるものが好ましく、1.85〜2.50であるものが更に好ましい。
本発明のハードコートフィルムを用いた偏光板について述べる。偏光板は一般的な方法で作製することができる。本発明のハードコートフィルムの裏面側をアルカリ鹸化処理し、処理したハードコートフィルムを、ヨウ素溶液中に浸漬延伸して作製した偏光膜の少なくとも一方の面に、完全鹸化型ポリビニルアルコール水溶液を用いて貼り合わせることが好ましい。
液晶セルの基板と貼り合わせるために保護フィルムの片面に用いられる粘着剤層は、光学的に透明であることはもとより、適度な粘弾性や粘着特性を示すものが好ましい。
本発明のハードコートフィルムを用いて作製した本発明の偏光板を表示装置に組み込むことによって、種々の視認性に優れた画像表示装置を作製することができる。
次に、本発明のハードコートフィルムをタッチパネル付き液晶表示装置に用いた場合の一例を示す。
1,2−プロピレングリコール251g、無水フタル酸278g、アジピン酸91g、安息香酸610g、エステル化触媒としてテトライソプロピルチタネート0.191gを、温度計、撹拌器、緩急冷却管を備えた2Lの四つ口フラスコに仕込み、窒素気流中230℃になるまで、撹拌しながら徐々に昇温する。15時間脱水縮合反応させ、反応終了後200℃で未反応の1,2−プロピレングリコールを減圧留去することにより、エステル化合物1を得た。酸価0.10mgKOH/g、数平均分子量450であった。
(二酸化珪素分散液)
アエロジルR812(日本アエロジル(株)製) 10質量部
(一次粒子の平均径7nm)
エタノール 90質量部
以上をディゾルバーで30分間撹拌混合した後、マントンゴーリンで分散を行った。二酸化珪素分散液に88質量部のメチレンクロライドを撹拌しながら投入し、ディゾルバーで30分間撹拌混合し、二酸化珪素分散希釈液を作製した。微粒子分散希釈液濾過器(アドバンテック東洋(株):ポリプロピレンワインドカートリッジフィルターTCW−PPS−1N)で濾過した。
セルローストリアセテートA1 90質量部
(リンター綿から合成されたセルローストリアセテート、アセチル基置換度2.88、Mn=140000)
エステル化合物1 10質量部
チヌビン928(BASFジャパン(株)製) 2.5質量部
二酸化珪素分散希釈液 4質量部
メチレンクロライド 432質量部
エタノール 38質量部
以上を密閉容器に投入し、加熱し、撹拌しながら、完全に溶解し、安積濾紙(株)製の安積濾紙No.24を使用して濾過し、ドープ液(ドープ組成物1)を調製した。
保護フィルム1のセルローストリアセテートA1、エステル化合物1を表2に記載したように変更した以外は同様にして、保護フィルム2〜9を作製した。
エステル化合物1の合成において、無水フタル酸182gとアジピン酸の量273gとして同様の反応を行い、エステル化合物2を得た。酸価0.15mgKOH/g、数平均分子量600であった。
1,2−プロピレングリコール251g、アジピン酸370g、安息香酸122g、エステル化触媒としてテトライソプロピルチタネート0.09gを、温度計、撹拌器、緩急冷却管を備えた2Lの四つ口フラスコに仕込み、窒素気流中230℃になるまで、撹拌しながら徐々に昇温する。15時間脱水縮合反応させ、反応終了後200℃で未反応の1,2−プロピレングリコールを減圧留去することにより、エステル化合物3を得た。酸価0.55mgKOH/g、数平均分子量500であった。
1,2−プロピレングリコール251g、無水フタル酸370g、安息香酸610g、エステル化触媒としてテトライソプロピルチタネート0.191gを、温度計、撹拌器、緩急冷却管を備えた2Lの四つ口フラスコに仕込み、窒素気流中230℃になるまで、撹拌しながら徐々に昇温する。15時間脱水縮合反応させ、反応終了後200℃で未反応の1,2−プロピレングリコールを減圧留去することにより、エステル化合物5を得た。酸価0.90mgKOH/g、数平均分子量500であった。
1,2−プロピレングリコールを386g、テレフタル酸ジメチルを437g、p−トルイル酸を680g、エステル化触媒としてテトライソプロピルチタネート0.090gを、温度計、攪拌器、及び還流冷却器を付した内容積3リットルの四ツ口フラスコに仕込み、窒素気流下で攪拌しながら220℃まで段階的に昇温し、その後220℃で反応させ、合計15時間脱水縮合反応させた。反応後、200℃で未反応の1,2−プロピレングリコールを減圧留去することによって、エステル化合物5を得た。酸価0.09mgKOH/g、数平均分子量870であった。
1,2−プロピレングリコールを125g、テレフタル酸ジメチルを97g、安息香酸を244g、エステル化触媒としてテトライソプロピルチタネート0.028gを、温度計、攪拌器、及び還流冷却器を付した内容積1リットルの四ツ口フラスコに仕込み、窒素気流下で攪拌しながら220℃まで段階的に昇温し、その後220℃で反応させ、合計11時間脱水縮合反応させた。反応後、190℃で未反応の1,2−プロピレングリコールを減圧留去することによって、エステル化合物6を得た。酸価0.07mgKOH/g、数平均分子量700であった。
上記作製した保護フィルム1上に、下記のハードコート層塗布組成物1を孔径0.4μmのポリプロピレン製フィルターで濾過したものを、押し出しコーターを用いて塗布し、恒率乾燥区間温度70℃、減率乾燥区間温度70℃で乾燥の後、酸素濃度が1.0体積%以下の雰囲気になるように窒素パージしながら、紫外線ランプを用い照射部の照度が100mW/cm2で、照射量を0.23J/cm2として塗布層を硬化させ、ドライ膜厚8μmのハードコート層1を形成して巻き取り、ロール状のハードコートフィルム1を作製した。
〈フッ素−シロキサングラフトポリマーの調製〉
フッ素−シロキサングラフトポリマーの調製に用いた素材の市販品名を示す。
片末端ラジカル重合性ポリシロキサン(B):サイラプレーンFM−0721(数平均分子量5,000;チッソ(株)製)
ラジカル重合開始剤:パーブチルO(t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート;日本油脂(株)製)
硬化剤:スミジュールN3200(ヘキサメチレンジイソシアネートのビウレット型プレポリマー;住化バイエルウレタン(株)製)
(ラジカル重合性フッ素樹脂の合成)
機械式撹拌装置、温度計、コンデンサー及び乾燥窒素ガス導入口を備えたガラス製反応器に、セフラルコートCF−803(1554質量部)、キシレン(233質量部)、及び2−イソシアナトエチルメタクリレート(6.3質量部)を入れ、乾燥窒素雰囲気下で80℃に加熱した。80℃で2時間反応し、サンプリング物の赤外吸収スペクトルによりイソシアネートの吸収が消失したことを確認した後、反応混合物を取り出し、ウレタン結合を介して50質量%のラジカル重合性フッ素樹脂を得た。
機械式撹拌装置、温度計、コンデンサー及び乾燥窒素ガス導入口を備えたガラス製反応器に、上記合成したラジカル重合性フッ素樹脂(26.1質量部)、キシレン(19.5質量部)、酢酸n−ブチル(16.3質量部)、メチルメタクリレート(2.4質量部)、n−ブチルメタクリレート(1.8質量部)、ラウリルメタクリレート(1.8質量部)、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(1.8質量部)、FM−0721(5.2質量部)、及びパーブチルO(0.1質量部)を入れ、窒素雰囲気中で90℃まで加熱した後、90℃で2時間保持した。パーブチルO(0.1部)を追加し、さらに90℃で5時間保持することによって、重量平均分子量が171,000である35質量%フッ素−シロキサングラフトポリマーの溶液を得た。重量平均分子量はGPCにより求めた。また、フッ素−シロキサングラフトポリマーの質量%はHPLC(液体クロマトグラフィー)により求めた。
(NKエステルA−TMM−3L、新中村化学工業(株)製)
トリス(2−アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート
35質量部
(NKエステルA−9300、新中村化学工業(株)製)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 5質量部
フッ素−シロキサングラフトポリマー(35質量%) 2質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 10質量部
酢酸メチル 20質量部
メチルエチルケトン 70質量部
[ハードコートフィルム2の作製]
上記作製した保護フィルム1上に、下記のハードコート層塗布組成物2に変更した以外は同様にしてハードコートフィルム2を作製した。
ペンタエリスリトールトリ/テトラアクリレート 100質量部
(NKエステルA−TMM−3L、新中村化学工業(株)製)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 5質量部
フッ素−シロキサングラフトポリマー(35質量%) 2質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 10質量部
酢酸メチル 20質量部
メチルエチルケトン 70質量部
[ハードコートフィルム3の作製]
上記作製した保護フィルム1上に、下記のハードコート層塗布組成物3に変更した以外は同様にしてハードコートフィルム3を作製した。
ペンタエリスリトールトリ/テトラアクリレート 65質量部
(NKエステルA−TMM−3L、新中村化学工業(株)製)
トリス(2−アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート
35質量部
(アロニックスM−315、東亞合成(株)製)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 5質量部
フッ素−シロキサングラフトポリマー(35質量%) 2質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 10質量部
酢酸メチル 20質量部
メチルエチルケトン 70質量部
[ハードコートフィルム4の作製]
上記作製した保護フィルム1上に、下記のハードコート層塗布組成物4に変更した以外は同様にしてハードコートフィルム4を作製した。
ペンタエリスリトールトリ/テトラアクリレート 65質量部
(NKエステルA−TMM−3L、新中村化学工業(株)製)
イソシアヌル酸エトキシ変性ジアクリレート 35質量部
(アロニックスM−215、東亞合成(株)製)
イルガキュア184(BASFジャパン(株)製) 5質量部
フッ素−シロキサングラフトポリマー(35質量%) 2質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 10質量部
酢酸メチル 20質量部
メチルエチルケトン 70質量部
[ハードコートフィルム5〜12の作製]
ハードコートフィルム1の作製において、ハードコート層塗布組成物と保護フィルムを表2に記載したように変更した以外は同様にして、ハードコートフィルム5〜12を作製した。
ハードコート層のドライ膜厚を8μmとなるように調整した以外は、特開2008−173856号公報の実施例1の調製例1を参考にしてハードコートフィルム13を作製した。
ハードコートフィルム1の作製において、保護フィルム1を表2に記載したように変更した以外は同様にして、ハードコートフィルム14〜16を作製した。
上記作製した保護フィルム及びハードコートフィルムについて以下の内容について評価した。得られた結果を表2に示した。
a.フィルム幅手方向のtanδの測定
下記条件で保護フィルム1〜9の動的粘弾性を測定し、tanδ−40/tanδpeakを求めた。試料はあらかじめ23℃55%RHの雰囲気下24時間調湿したものを使用し、湿度55%RH、下記条件で昇温させながら、または温度設定して測定した。
試料:幅5mm、長さ50mm(ギャップ20mmに設定)
測定条件:引張モード
測定温度:25〜210℃
昇温条件:5℃/min
周波数:1Hz
2.ハードコートフィルムの評価
a.算術平均粗さRaの測定
上記作製したハードコートフィルム1〜16のハードコート層を、光学干渉式表面粗さ計(RST/PLUS、WYKO社製)を用いて10回測定し、その測定結果の平均から、各ハードコートフィルムの算術平均粗さRaを求めた。
上記作製したロール状ハードコートフィルム1〜16を、各10cm×10cmサイズで切り出し、屋外での使用を想定してサイクルサーモ(−40℃・30分放置、次いで85℃・30分放置、を交互に500サイクルに投入後、耐光試験機(アイスーパーUVテスター、岩崎電気株式会社製)にて、150時間光照射した。
耐候性試験後の各ハードコートフィルム1〜16を23℃55%RHの雰囲気下で12時間調湿後、各ハードコートフィルムのハードコート層を、#0000のスチールウール(SW)にて、1000g/cm2の荷重をかけ、10往復したときの1cm幅当たりの傷の本数を測定した。なお、傷の本数は荷重をかけた部分の中で最も傷の本数の多い所で測定し、以下の基準で評価した。
◎:1本/cm以下
○:10本/cm以下
△:20本/cm以下
×:20本/cm以上
c.密着評価
耐候性試験後の各ハードコートフィルム1〜16を23℃55%RHの雰囲気下で12時間調湿後、JIS K5400に準拠する方法で、各ハードコートフィルムのハードコート層に1mmの間隔で縦横に11本の切れ目を入れ、1mm角、100個の碁盤目を作製し、セロハンテープを貼り付けて90度の角度ですばやくはがし、剥れずに残っている碁盤目の数を数えた。以下の基準で評価した。
○:剥離された面積割合が5%未満であった
△:剥離された面積割合が10%未満であった
×:剥離された面積割合が10%以上であった
得られた結果を表2に示した。
実施例1のハードコートフィルム1の作製において、ハードコート層塗布組成物1の活性エネルギー線硬化型イソシアヌレート誘導体であるとトリス(2−アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート(A)とイソシアヌレート誘導体以外の活性エネルギー線硬化型樹脂(ペンタエリスリトールトリ/テトラアクリレート)(B)との含有質量比を表3に記載したように変化させたハードコート層塗布組成物5〜8に変更した以外は、実施例1と同様にしてハードコートフィルム17〜20を作製した。
実施例1で作製したロール状ハードコートフィルム1及び実施例2で作製したロール状ハードコートフィルム17〜20を、各10cm×10cmサイズで切り出し、サイクルサーモ(−40℃・30分放置、次いで85℃・30分放置、を交互に1000サイクルに投入後、耐光試験機(アイスーパーUVテスター、岩崎電気株式会社製)にて、150時間光照射した。
実施例1のハードコートフィルム1の作製において、減率乾燥区間の温度を表4に記載した条件に変化させた以外は、実施例1と同様にしてハードコートフィルム21〜26を作製した。次に得られたハードコートフィルム21〜26及び実施例1で作製したハードコートフィルム1について、耐候性試験の条件をより過酷に変更し、実施例1と同様にして評価を行った。得られた結果を表4に示した。
実施例1で作製したロール状ハードコートフィルム1及び実施例3で作製したロール状ハードコートフィルム21〜26を、各10cm×10cmサイズで切り出し、サイクルサーモ(−40℃・30分放置、次いで85℃・30分放置、を交互に1000サイクルに投入後、耐光試験機(アイスーパーUVテスター、岩崎電気株式会社製)にて、250時間光照射した。
<偏光板101の作製>
(アルカリ鹸化処理)
ハードコートフィルム1と保護フィルム1の各々1枚を偏光板の保護フィルムとして用いて、偏光板101を作製した。
けん化度99.95モル%、重合度2400のポリビニルアルコール(以下、PVAと略記する)100質量部に、グリセリン10質量部、及び水170質量部を含浸させたものを溶融混練し、脱泡後、Tダイから金属ロール上に溶融押出し、製膜した。その後、乾燥・熱処理して、PVAフィルムを得た。
下記工程1〜4に従って、偏光膜と、保護フィルム1とハードコートフィルム1を貼り合わせて偏光板101を作製した。
ケン化工程 2.5M−KOH 50℃ 120秒
水洗工程 水 30℃ 60秒
中和工程 10質量部HCl 30℃ 45秒
水洗工程 水 30℃ 60秒
ケン化処理後、水洗、中和、水洗の順に行い、次いで100℃で乾燥。
偏光板101の作製において、ハードコートフィルム1をハードコートフィルム2〜16に、それぞれ変更した以外は同様にして偏光板102〜116を作製した。
NEC製ノートPC LaVie Gタイプの液晶パネルの偏光板を剥がし、視認側の偏光板として上記作製した偏光板101をハードコート層が視認側となるようにして、粘着剤層と液晶セルガラスとを貼合した。また、バックライト側には、上記手順と同様にアルカリ鹸化処理した保護フィルム1で偏光膜を挟持するように積層配置して貼合した偏光板201を厚さ25μmのアクリル系粘着剤を用いて液晶セルガラスに貼合して、液晶パネル301を作製した。次に液晶パネル301を液晶テレビにセットし、液晶表示装置401を作製した。
液晶表示装置401の作製において、偏光板101を偏光板102〜116に、それぞれ変更した以外は同様にして液晶表示装置402〜416を作製した。
d.視認性(クリア性)評価
上記作製した液晶表示装置401〜416について、床から80cmの高さの机上に配置し、床から3mの高さの天井部に、昼色光直管蛍光灯(FLR40S・D/M−X パナソニック(株)製)40W×2本を1セットとして、1.5m間隔で10セット配置した。この場合、評価者が液晶表示パネルの表示面の正面にいるときに、評価者の頭上より後方に向けて天井部に蛍光灯がくるように配置した。次に、液晶表示装置401〜416の視認性を以下の基準で評価した。
△:蛍光灯が曲がって見える
×:蛍光灯が大きく畝って見える
評価の結果、比較例のハードコートフィルムを使用したものは視認性が×〜△であったが、本発明のハードコートフィルムを使用した液晶表示装置は視認性が○であり、良好であった。
<導電性膜付きハードコートフィルム1の作製>
ハードコートフィルム1の作製において、両面にハードコート層塗布組成物1を塗設した以外は同様にして、両面ハードコートフィルム1を作製した。次いで、ハードコート層の片面に表面抵抗率が約200Ωである酸化インジウム錫(ITO)の透明導電性薄膜を、スパッタリング法を用いて設け、図1に示したタッチパネル用導電性膜付きハードコートフィルム1を作製した。
ハードコートフィルム2〜16の作製において、両面ハードコートフィルム1と同じように、両面に各ハードコート層を塗設した以外は同様にして、両面ハードコートフィルム2〜16を作製した。
市販の抵抗膜方式タッチパネル液晶表示装置(型名:LCD−USB10XB−T、I−O DATA社製)の導電性膜付きハードコートフィルムを剥がし、上記作製した導電性膜付きハードコートフィルム1を図2のように貼合して、抵抗膜方式タッチパネル液晶表示装置501を作製した。
抵抗膜方式タッチパネル液晶表示装置1の作製において、導電性膜付きハードコートフィルム1を導電性膜付きハードコートフィルム2〜16に変更した以外は同様にして抵抗膜方式タッチパネル液晶表示装置502〜516を作製した。
《フィルム評価》
(耐ペン摺動性)
導電性膜付きハードコートフィルム1〜16については、以下の条件で耐ペン摺動性について評価した。得られた結果を表5に示した。
2 ハードコート層1
3 ハードコートフィルム
4 ハードコート層2
5 透明導電性薄膜(ITO層)
10 タッチパネル用導電性膜付きハードコートフィルム
11 低硬膜方式タッチパネル
12 LCD(液晶表示パネル)
13 ガラス基板
14 透明導電性薄膜
15 スペーサ
20 抵抗膜方式タッチパネル液晶表示装置
30 偏光板
31 ハードコートフィルム
32 ハードコート層
33 保護フィルム
54 偏光膜
35 保護フィルム
36 粘着層
Claims (10)
- 保護フィルム上にハードコート層を有するハードコートフィルムにおいて、ハードコート層が、活性エネルギー線硬化型イソシアヌレート誘導体を含有し、該保護フィルムのフィルム幅手方向のtanδが、下記の関係を有し、かつ前記保護フィルムがセルロースエステル系樹脂からなることを特徴とするハードコートフィルム。
0.5≧tanδ−40/tanδpeak≧0.24
(ここでtanδpeakとは、25℃〜210℃のtanδ値を測定した最大値、tanδ−40とは、tanδpeakを示した時の温度−40℃でのtanδの値をいう。) - 前記保護フィルムが、アセチル基置換度が2.80〜2.95であって数平均分子量125000以上155000未満のセルローストリアセテートAを含有することを特徴とする請求項1に記載のハードコートフィルム。
- 前記保護フィルムが、アセチル基置換度が2.80〜2.95であって数平均分子量125000以上155000未満のセルローストリアセテートAおよびアセチル基置換度が2.75〜2.90であって数平均分子量155000以上180000未満のセルローストリアセテートBを含有することを特徴とする請求項1または2に記載のハードコートフィルム。
- 前記保護フィルムが、エステル化合物を含有し、当該エステル化合物の酸価が0.08〜0.50mgKOH/gであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のハードコートフィルム。
- 前記ハードコート層の算術平均粗さRa(JIS B0601:2001)が2〜20nmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のハードコートフィルム。
- 前記ハードコート層が活性エネルギー線硬化型イソシアヌレート誘導体(A)とイソシアヌレート誘導体以外の活性エネルギー線硬化型樹脂(B)を含有し、該活性エネルギー線硬化型イソシアヌレート誘導体(A)と該イソシアヌレート誘導体以外の活性エネルギー線硬化型樹脂(B)との含有質量比が、10:90〜50:50であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のハードコートフィルム。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載のハードコートフィルムの製造方法であって、前記ハードコート層の形成において、該ハードコート層塗布後の乾燥における減率乾燥区間の温度を95℃以上、130℃以下とすることを特徴とするハードコートフィルムの製造方法。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載のハードコートフィルムを一方の面に用いたことを特徴とする偏光板。
- 請求項8に記載の偏光板を液晶セルの少なくとも一方に有することを特徴とする液晶表示装置。
- タッチパネル付き液晶表示装置であって、かつ当該タッチパネルの構成部材として、前記請求項1〜6のいずれか1項に記載のハードコートフィルムが具備されていることを特徴とするタッチパネル付き液晶表示装置。
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