JP5749410B2 - ジヒドロピロロ[1,2−c]イミダゾリルアルドステロンシンターゼまたはアロマターゼ阻害薬の新たな形態および塩 - Google Patents

ジヒドロピロロ[1,2−c]イミダゾリルアルドステロンシンターゼまたはアロマターゼ阻害薬の新たな形態および塩 Download PDF

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Description

発明の要約
本発明は、4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリル(本出願において「化合物A」とも呼ばれる)の特定の塩および塩形態、疾患および状態の治療方法における使用のためのこれらの塩および塩形態、疾患および状態の治療のための医薬の製造におけるこれらの塩および塩形態の使用、哺乳動物に影響を与える状態の疾患を治療するために治療有効量で、前記塩または塩形態を、それを必要とする前記哺乳動物に投与するステップを含む治療方法、前記塩または塩形態を含む医薬製剤に関する。
WO2007/024945A1に開示される他の多くの化合物の中でも、化合物6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル−3−フルオロ−ベンゾニトリル、式(I)
Figure 0005749410
を有するその4−(R)−鏡像異性体、およびその製造がそれに説明されている。これは、アルドステロンシンターゼおよびアロマターゼの阻害薬として活性であることが知られている。
例えば、原発性アルドステロン症を有する患者における臨床的概念実証試験(proof-of-concept study)において、アルドステロンシンターゼの阻害における4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリル遊離塩基の効率が示され得る(例えば、Amar L.ら、Hypertension 56(5)、831-838 Nov. 2010 (Epub 2010 Sep)を参照されたい)。
前記特許出願において言及されている化合物の特定の塩は、開示されていない。
遊離塩基の形態の化合物Aは、約111.5℃という極めて低い融点を有し、これは、製造、保存および医薬製剤への加工中の化合物の物理的安定性に関してある特定のリスクをもたらす。したがって、安定な加工を可能とするこの化合物の特定の加工条件または特定の形態を見出すことが必要であった。
驚くべきことに、化合物Aの塩を得ることは困難であった。化合物Aに関して、約20の様々な異なる塩形成薬剤を評価したが、リン酸塩、硝酸塩および塩酸塩の3種の塩のみが形成された。他の塩形成薬剤は、全く固体材料を生成しないか、または有用な量もしくは品質で生成しなかった。
リン酸塩は、最も優れた特性を示す。これは遊離塩基化合物よりも良好に単離および製造することができ、したがって有利であり、遊離塩基および他の塩よりも高い融点、低い吸湿性、および改善された水溶性等の追加の特性を有する。硝酸塩もまた、匹敵する利点を示す。
発明の詳細な説明
本発明は、第1の態様において、特に結晶形態の、具体的には以下に記載のような結晶形態Aの、化合物Aのリン酸塩に関する。
「リン酸塩」という用語は、本出願において使用される場合、リン酸による化合物Aの酸付加塩を指す。より具体的には、リン酸塩は、1度プロトン化された化合物Aのリン酸二水素塩(dihydrogenphosphate)を指し、すなわち、化合物Aは、一度プロトン化されており、したがって各分子は単一の正電荷を有し、対イオンはHPO )である。
本発明の第2の態様は、特に結晶形態の、化合物Aの硝酸塩に関する。
さらなる態様において、本発明は、疾患および状態の治療のための医薬の製造における、本明細書において言及される塩または塩形態、疾患および状態の治療における使用のための前記塩または塩形態(特に医薬組成物の形態での)、哺乳動物に影響を与える状態の疾患を治療するために治療有効量で、前記塩または塩形態を、それを必要とする前記哺乳動物に投与するステップを含む治療方法、前記塩または塩形態を含む医薬製剤に関する。
したがって、1つのさらなる態様において、本発明は、具体的には本明細書に記載の状態または疾患、特にアルドステロンシンターゼまたはアロマターゼにより媒介される状態または疾患の治療における使用のための、(特に予防または治療有効量の)化合物Aのリン酸塩および1または複数の薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物に関する。本発明のこの態様の医薬組成物は、例えば、経口投与用に製剤化されてもよい。
さらに別の態様によれば、本発明は、化合物Aの、特に結晶形態の、それぞれ硝酸塩またはリン酸塩を作製するための方法であって、
(a)プロトン性または非プロトン性極性溶媒中、特にアルコール水溶液またはアルコール溶液(アルコールは、特にヒドロキシ−C1〜7アルカンを指す)中の化合物Aの溶液を提供するステップと(前記溶液は、例えば0℃から溶液の沸点まで、例えば90℃までの範囲内、例えば10℃から50℃までの範囲内の温度を有し得る);
(b)硝酸またはリン酸を添加するステップと;
(c)化合物Aの硝酸塩またはリン酸塩の形成された結晶形態を単離するステップと;
を含み、所望により、1つの得られる(ひいては抽出された)塩は、他のアニオンを抽出された塩の溶液に提供する対応する酸の添加により、他の塩に変換され得る方法を提供する。
この方法の変形例、例えば、化合物Aの硝酸塩またはリン酸塩それぞれの種晶が添加され、少なくとも部分的に溶媒が除去される(例えば蒸発により)、結晶化を改善するために温度が低下される、もしくは沈殿を改善するために貧溶媒が添加される、またはそのようなプロセス対策の任意の組合せが行われる、が、本発明の実施形態として提供および含有される。
この方法はまた、例えば、WO2007/024945A1において遊離塩基の製造に関して説明されているプロセスの最後の、各塩の製造におけるステップ(例えば最終精製ステップ)であってもよく、対応する一般的な製造方法は、参照することにより本明細書に組み込まれ、化合物化合物Aの調製に特に適用される。
リン酸塩の形態B、C、D、E、F、GおよびHは、例えば実施例に記載のように得ることができ、温度は、室温(23℃)±10℃であり、溶媒は、対応する溶媒で置き換えることができる。
1つの第1の具体的実施形態において、本発明は、具体的には約1:1の化合物A対リン酸(phosphate)のモル比を有する、具体的には結晶形態の化合物Aのリン酸塩に関する。
1つの特別な実施形態において、本発明は、遊離塩基の融点より少なくとも50℃、少なくとも55℃または少なくとも85℃高い融点を有する化合物Aの結晶性リン酸塩に関する。
一実施形態において、化合物Aのリン酸塩は、少なくとも170℃または少なくとも197℃の溶融温度を有する。
一実施形態において、化合物Aのリン酸塩は、205℃から214℃の間、206℃から213℃の間、208℃から213℃の間、209℃から212℃の間、または209℃から211℃の間の溶融温度(melting temperature)を有する。
本明細書における溶融温度は、別段に説明されない限り、熱重量分析/示差熱分析(thermogravimetry/differential thermal analysis)(TG/DTA)を使用して得られる。TG/DTAは、Seiko EXSTAR TG/DTA6000を使用して、室温から250℃までの温度範囲、10℃/分の走査速度、100ml/分の窒素流量で測定される。
別の特別な実施形態において、本発明は、特に、XRPDが、実施例に記載のように得られる、屈折角2シータ(θ)値として示される、6.0、10.0、12.1、12.9、14.0、14.5、15.516.016.3、17.5、18.2、18.4、19.720.422.124.329.2のピークの少なくとも1個、より好ましくは2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個または全てを示し、各ピークは、±1または±0.5度、特に±0.2度変動し得る、化合物Aの結晶性リン酸塩の「形態A」に関し、下線のピークは好ましい実施形態を規定し、全てのピークはより好ましい実施形態を規定する。
一実施形態において、化合物Aの結晶性リン酸塩の「形態A」は、210±5℃、210±2℃、210±1℃、または210±0.5℃、または210.2℃の溶融温度を有する。
一実施形態において、本発明は、XRPDが、実施例に記載のように得られる、屈折角2シータ(θ)値として示される、6.0、12.9、15.5、16.0、16.3、19.7、20.4、22.1、24.3、29.2のピークの少なくとも1個、より好ましくは2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個または全てを示し、各ピークは、±1または±0.5度、特に±0.2度変動し得る形態Aに関する。
一実施形態において、XRPD図における形態Aの2つの最大ピークは、1対0.5から0.7、特に1対0.55から0.65、なかでも特に0.57から0.61、例えば1対0.59の相対強度(XRPD図におけるピークのそれぞれの積分により得られる)を有する。具体的実施形態において、それぞれ、大きい方のピークは6.0±1または±0.5度、特に±0.2度の2シータ(θ)値にあり、小さい方のピークは19.7±1または±0.5度、特に±0.2度の2シータ(θ)値にある。
別の実施形態は、XRPDが、実施例に記載のように得られる、屈折角2シータ(θ)値として示される、12.9、16.3および20.4度のピークの少なくとも1つまたは全てを示し、各ピークは、±1または±0.5度、特に±0.2度変動し得る形態Aに関する。
図1−Aに示されるXRPDを示すリン酸塩が好ましい。
本発明の特定の実施形態は、209℃から212℃の間の融点を有する化合物Aの結晶性リン酸塩の「形態A」に関する。
一実施形態において、本発明は、XRPDが、実施例に記載のように得られる、屈折角2シータ(θ)値として示される、6.0、9.8、11.8、12.7、12.9、14.0、14.3、15.2、16.0、16.3、17.5、18.0、18.4、19.3、19.7、20.1、22.1、24.3、29.2のピークの少なくとも1個、より好ましくは2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個または全てを示し、各ピークは、±1または±0.5度、特に±0.2度変動し得る、化合物Aの結晶性リン酸塩の「形態B」に関し、下線のピークは好ましい実施形態を規定し、全てのピークはより好ましい実施形態を規定する。図1−Bに示されるXRPDを示す結晶性リン酸塩形態Bがより好ましい。
本発明の一実施形態は、209±5℃、例えば207℃から211℃の間、例えば209.0℃の融点を有する化合物Aの結晶性リン酸塩の「形態B」に関する。
一実施形態において、本発明は、XRPDが、実施例に記載のように得られる、屈折角2シータ(θ)値として示される、6.0、10.0、11.9、12.9、14.0、14.5、15.5、16.0、16.3、17.8、18.2、18.4、19.3、19.7、20.1、22.1、24.3、29.2のピークの少なくとも1個、より好ましくは2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個または全てを示し、各ピークは、±1または±0.5度、特に±0.2度変動し得る、化合物Aの結晶性リン酸塩の「形態C」に関し、下線のピークは好ましい実施形態を規定し、全てのピークはより好ましい実施形態を規定する。図1−Cに示されるXRPDを示す結晶性リン酸塩形態Cがより好ましい。
本発明の一実施形態は、191±5℃、例えば189℃から193℃の間、例えば190.7℃の融点を有する化合物Aの結晶性リン酸塩の「形態C」に関する。
一実施形態において、本発明は、XRPDが、実施例に記載のように得られる、屈折角2シータ(θ)値として示される、6.2、10.0、12.4、12.9、13.314.8、15.5、16.0、16.6、17.5、18.2、18.4、19.3、19.7、20.2、22.1、24.3、29.2のピークの少なくとも1個、より好ましくは2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個または全てを示し、各ピークは、±1または±0.5度、特に±0.2度変動し得る、化合物Aの結晶性リン酸塩の「形態D」に関し、下線のピークは好ましい実施形態を規定し、全てのピークはより好ましい実施形態を規定する。図1−Dに示されるXRPDを示す結晶性リン酸塩形態Dがより好ましい。
本発明の一実施形態は、211±5℃、例えば208℃から213℃の間、例えば210.8℃の融点を有する化合物Aの結晶性リン酸塩の「形態D」に関する。
一実施形態において、本発明は、XRPDが、実施例に記載のように得られる、屈折角2シータ(θ)値として示される、6.4、10.3、12.1、12.9、13.3、14.5、15.2、16.0、16.8、17.5、18.2、18.4、19.3、19.7、20.1、22.1、24.3、29.2のピークの少なくとも1個、より好ましくは2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個または全てを示し、各ピークは、±1または±0.5度、特に±0.2度変動し得る、化合物Aの結晶性リン酸塩の「形態E」に関し、下線のピークは好ましい実施形態を規定し、全てのピークはより好ましい実施形態を規定する。図1−Eに示されるXRPDを示す結晶性リン酸塩形態Eがより好ましい。
本発明の一実施形態は、214±5℃、例えば211℃から216℃の間、例えば213.6℃の融点を有する化合物Aの結晶性リン酸塩の「形態E」に関する。
一実施形態において、本発明は、XRPDが、実施例に記載のように得られる、屈折角2シータ(θ)値として示される、6.0、10.0、12.1、12.9、13.8、14.0、15.5、16.0、16.6、17.5、18.2、18.4、19.1、19.7、20.1、22.1、24.3、29.2のピークの少なくとも1個、より好ましくは2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個または全てを示し、各ピークは、±1または±0.5度、特に±0.2度変動し得る、化合物Aの結晶性リン酸塩の「形態F」に関し、下線のピークは好ましい実施形態を規定し、全てのピークはより好ましい実施形態を規定する。図1−Fに示されるXRPDを示す結晶性リン酸塩形態Fがより好ましい。
本発明の一実施形態は、201±5℃、例えば199℃から203℃の間、例えば201.1℃の融点を有する化合物Aの結晶性リン酸塩の「形態F」に関する。
一実施形態において、本発明は、XRPDが、実施例に記載のように得られる、屈折角2シータ(θ)値として示される、6.0、12.1、13.1、14.0、14.5、15.5、15.8、16.3、17.5、18.2、18.4、19.3、19.7、20.1、22.1、24.3、29.2のピークの少なくとも1個、より好ましくは2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個または全てを示し、各ピークは、±1または±0.5度、特に±0.2度変動し得る、化合物Aの結晶性リン酸塩の「形態G」に関し、下線のピークは好ましい実施形態を規定し、全てのピークはより好ましい実施形態を規定する。図1−Gに示されるXRPDを示す結晶性リン酸塩形態Gがより好ましい。
本発明の一実施形態は、180±5℃、例えば177℃から183℃の間、例えば179.8℃の融点を有する化合物Aの結晶性リン酸塩の「形態G」に関する。
一実施形態において、本発明は、XRPDが、実施例に記載のように得られる、屈折角2シータ(θ)値として示される、6.0、10.2、12.1、13.1、14.0、14.5、15.5、16.2、16.5、17.5、18.2、18.4、19.3、19.7、20.1、22.2、24.3、29.5のピークの少なくとも1個、より好ましくは2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個または全てを示し、各ピークは、±1または±0.5度、特に±0.2度変動し得る、化合物Aの結晶性リン酸塩の「形態H」に関し、下線のピークは好ましい実施形態を規定し、全てのピークはより好ましい実施形態を規定する。図1−Hに示されるXRPDを示す結晶性リン酸塩形態Hがより好ましい。
本発明の一実施形態は、208±5℃、例えば206℃から210℃の間、例えば208.0℃の融点を有する化合物Aの結晶性リン酸塩の「形態H」に関する。
一実施形態において、本発明は、具体的には約1:1の化合物A対硝酸(nitrate)のモル比を有する、具体的には結晶形態の化合物Aの硝酸塩に関する。
1つの特別な実施形態において、本発明は、遊離塩基の融点より少なくとも40℃高い、特に(上述のようなTG/DTAを使用して)160℃から163℃の間の融点を有する化合物Aの結晶性硝酸塩に関する。
別の特別な実施形態において、本発明は、XRPDが、実施例に記載のように、得られる屈折角2シータ(θ)値として示される、7.4、10.6、12.5、15.0、15.7、17.5、18.018.720.421.2、22.8、24.6、26.5、28.2、28.8、29.9、31.0、31.5のピークの少なくとも1個、より好ましくは2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個または全てを示し、各ピークは、±1または±0.5度、特に±0.2度変動し得る、化合物Aの結晶性硝酸塩に関し、下線のピークは好ましい実施形態を規定し、全てのピークはより好ましい実施形態を規定する。図2に示されるXRPDを示す硝酸塩が好ましい。
本発明の特定の実施形態は、上述のXRPD特性、およびTG/DTAを使用して160℃から163℃の間の融点を示す化合物Aの結晶性硝酸塩に関する。
遊離塩基)としての化合物6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル−3−フルオロ−ベンゾニトリルおよび特にその鏡像異性体、特に4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリルは、参照することにより本明細書に組み込まれる国際特許出願公開WO2007/024945に記載のように製造することができる(特に表2、および87ページのキラル分割、F.5を参照されたい)。
「約」が使用される場合、これは、別段に指定されない限り、特に±10%、±5%または±3%(それぞれ示された数値に関して)を意味する。本発明の実施形態のそれぞれにおいて、「約」は削除され得る。
「予防または治療有効量」は、上述または後述の疾患または障害の治療または予防のために投与される場合、そのような疾患または障害の治療または予防をもたらすのに十分な化合物の量を意味し、予防的とは、特に、そのような疾患または障害の発症もしくは再発の予防、または発症もしくは再発の改善を指し、治療的とは、特に、そのような疾患または障害の治癒までの、1つまたは複数の症状の改善または完全抑制を指す。「予防または治療有効量」は、使用される塩(複数可)または塩形態(複数可)、疾患または障害およびその重症度、ならびに治療される患者の年齢、体重等に依存して変動する。
「医薬組成物」という用語は、活性成分(複数可)、任意選択で少なくとも1の薬学的に許容される賦形剤を含む製品を包含することを意図する。本発明の医薬組成物は、活性成分、追加的活性成分(複数可)および薬学的に許容される賦形剤を混合することにより作製される任意の組成物を包含する。
「医薬組成物」という用語はまた、1または複数の他の治療薬剤(薬学的に活性な化合物)および好ましくは少なくとも1の薬学的に許容される賦形剤と組み合わせて、請求項1から12のいずれか一項に記載の塩または塩形態を含む、併用製品を含むことを意図する。
他の治療薬剤は、以下の群から選択される少なくとも1または2以上を含む。
(i)アンジオテンシンII受容体拮抗薬またはその薬学的に許容される塩、
(ii)HMG−Co−A還元酵素阻害薬またはその薬学的に許容される塩、
(iii)アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬またはその薬学的に許容される塩、
(iv)カルシウムチャネル遮断薬(CCB)またはその薬学的に許容される塩、
(v)二重アンジオテンシン変換酵素/中性エンドペプチダーゼ(ACE/NEP)阻害薬またはその薬学的に許容される塩、
(vi)エンドセリン拮抗薬またはその薬学的に許容される塩、
(vii)レニン阻害薬またはその薬学的に許容される塩、
(viii)利尿薬またはその薬学的に許容される塩、
(ix)ApoA−I模倣薬、
(x)抗糖尿病薬、
(xi)肥満抑制薬、
(xii)アルドステロン受容体遮断薬、
(xiii)エンドセリン受容体遮断薬、
(xiv)CETP阻害薬、
(xv)Na−K−ATPase膜ポンプの阻害薬、
(xvi)βアドレナリン受容体遮断薬またはαアドレナリン受容体遮断薬、
(xvii)中性エンドペプチダーゼ(NEP)阻害薬、および
(xviii)強心薬。
そのような化合物は、例えば、WO2007/024945A1に定義されており、参照することにより本明細書に含まれる。
また、具体的に言及されない限り、治療薬剤(複数可)は、それぞれ、遊離(非塩)形態または薬学的に許容される塩の形態であってもよい。
本発明の化合物は、同じもしくは異なる投与経路により別個に、または同じ医薬製剤中で一緒に、他の治療薬剤(活性成分)と同時、その前またはその後に投与されてもよい。
したがって、併用製品(combination product)は、別個の製剤であるが同時もしくは長期時差投与のためのキットの部分の形態で、または1つの固定された組合せで、1、1または複数の他の治療薬剤中に、本発明による塩または塩形態を含んでもよい。
したがって、上述のような組合せは、同時、別個または連続投与(使用)で対象に投与され得る。同時投与(使用)は、2もしくは3以上の活性成分との1つの固定された組合せの形態で、または、独立して製剤化された2もしくは3以上の化合物を同時投与することにより行うことができる。連続投与(使用)は、好ましくは、組合せが、独立に投与された単一化合物より高い効率を示す(特に相乗効果を示す)ように、好ましくは、ある時点で組合せの1(または複数)の化合物または活性成分を、異なる時点で他の化合物または活性成分を投与すること、すなわち長期時差的に投与することを意味する。
別個の投与(使用)は、好ましくは、組合せの化合物または活性成分の互いに独立した異なる時点での投与を意味し、好ましくは、2または3以上の化合物が、両方の化合物の測定可能な血中レベルの重複が重なって(同時に)存在しないように投与されることを意味する。
また、好ましくは、化合物−薬物の組合せが、その治療効率に対する相互作用を見出すことができないほど長い時間間隔をおいて独立して使用された場合に見られる効果を超える複合的治療効果を、化合物−薬物の組合せが示すように、連続、別個、および同時投与の2つまたは3つ以上の組合せが可能であり、相乗効果が特に好ましい。
あるいは、医薬組成物は、治療有効量の上または下に定義されるような本発明の化合物Aの塩または塩形態を単独で含有するか、または例えばそれぞれ当該技術分野において報告されているような有効治療用量で、抗エストロゲン;抗アンドロゲン;ゴナドレリン作動薬;トポイソメラーゼI阻害薬;トポイソメラーゼII阻害薬;微小管活性薬剤;アルキル化剤;抗腫瘍代謝拮抗剤;プラチン化合物;タンパク質もしくは脂質キナーゼ活性またはタンパク質もしくは脂質ホスファターゼ活性を標的化/低減する化合物、抗血管新生化合物;細胞分化プロセスを誘導する化合物;モノクローナル抗体;シクロオキシゲナーゼ阻害薬;ビスホスホネート;ヘパラナーゼ阻害薬;生物反応修飾物質;Ras腫瘍形成性アイソフォームの阻害薬;テロメラーゼ阻害薬;プロテアーゼ阻害薬、マトリクスメタロプロテイナーゼ阻害薬、メチオニンアミノペプチダーゼ阻害薬;プロテアソーム阻害薬;Flt−3の活性を標的化、低減または阻害する薬剤;HSP90阻害薬;抗増殖抗体;HDAC阻害薬;セリン/トレオニンmTORキナーゼの活性/機能を標的化、低減または阻害する化合物;ソマトスタチン受容体拮抗薬;抗白血病化合物;腫瘍細胞損傷手法;EDG結合剤;リボヌクレオチド還元酵素阻害薬;S−アデノシルメチオニンデカルボキシラーゼ阻害薬;VEGFまたはVEGFRのモノクローナル抗体;光線力学的療法;血管新生抑制ステロイド;コルチコステロイドを含有するインプラント;AT1受容体拮抗薬;およびACE阻害薬からなる群から選択される、1もしくは複数の治療薬剤と組み合わせて、治療有効量の上または下に定義されるような本発明の化合物Aの塩または塩形態を含有する。
さらに、本発明は、以下を提供する。
− 医薬としての使用のための本発明の医薬組成物または組合せ;
− アルドステロンシンターゼにより媒介される、またはアルドステロンシンターゼの阻害に応答する、またはアルドステロンシンターゼの異常活性もしくは発現を特徴とする障害または疾患の進行の遅延および/または治療のための、本発明の医薬組成物または組合せの使用。
− アロマターゼにより媒介される、またはアロマターゼの阻害に応答する、またはアロマターゼの異常活性もしくは発現を特徴とする障害または疾患の進行の遅延および/または治療のための、本発明の医薬組成物または組合せの使用。
− 低カリウム血症、高血圧、鬱血性心不全、心房細動、腎不全、特に慢性腎不全、再狭窄、睡眠時無呼吸、アテローム性動脈硬化、X症候群、肥満、腎症、心筋梗塞後、冠動脈性心疾患、コラーゲン形成の増加、心臓または心筋線維症等の線維症ならびに高血圧および内皮機能不全後の再形成から選択される障害または疾患の進行の遅延および/または治療のための、本発明の医薬組成物または組合せの使用。
本発明の塩(複数可)または塩形態(複数可)は、アルドステロンシンターゼ阻害薬として有用である(例えば、アルドステロンシンターゼに関連する疾患および障害に関して、参照することにより本明細書に組み込まれるWO2007/024945を参照されたい)。具体的には、アルドステロンシンターゼ阻害薬としての本発明の塩(複数可)または塩形態(複数可)は、異常アルドステロンシンターゼ活性を特徴とする障害または疾患の治療に有用である。好ましくは、本発明の塩(複数可)または塩形態(複数可)はまた、低カリウム血症、高血圧、鬱血性心不全、心房細動、腎不全、特に慢性腎不全、再狭窄、睡眠時無呼吸、アテローム性動脈硬化、X症候群、肥満、腎症、心筋梗塞後、冠動脈性心疾患、炎症、コラーゲン形成の増加、心臓または心筋線維症等の線維症ならびに高血圧および内皮機能不全後の再形成から選択される障害または疾患の治療に有用である。
本発明による塩または塩形態で治療される障害または疾患は、特に、高血圧(本態性または抵抗性)、原発性アルドステロン症、鬱血性心不全および急性心不全から選択される。
特に興味深いさらなる疾患または障害は、心不全、悪液質、急性冠症候群、慢性ストレス症候群、クッシング病、クッシング症候群、代謝症候群または高コルチゾール血症からなる群から選択される。極めて好ましい実施形態において、疾患は、クッシング病である。
「プロトン性または非プロトン性溶媒」は、例えば、水、C1〜7アルカノール、C1〜8ケトン、C1〜7アルカンジオール、C1〜7アルキルニトリル、C1〜7アルキル−C2〜7アルカノエートから選択される1または複数を含む、水性または非水性溶媒または溶媒混合物から選択することができ、メタノール、アセトン、プロピレングリコール、酢酸エチル、または特にエタノールが特に好ましい。
「貧溶媒」(anti-solvent)は、物質の既存の溶液に添加されると、物質の溶解度を低減する溶媒である。本発明の塩の場合、貧溶媒は、特に、硝酸またはリン酸の添加前に化合物Aを溶解するために使用される溶媒より低い極性(より親水性)の溶媒であり、例えば、少なくともある程度(例えば少なくとも10vol%まで)水と混和性の有機溶媒である。
本明細書全体を通して、「塩」または「塩形態」の複数形が使用される場合、これは、単数の塩または単数の塩形態も含む。
図は、以下の化合物Aの塩および塩形態のXRDPを示す。
最初のリン酸塩形態Aの粉末X線回折パターンである。 リン酸塩形態Bの粉末X線回折パターンである。 リン酸塩形態Cの粉末X線回折パターンである。 リン酸塩形態Dの粉末X線回折パターンである。 リン酸塩形態Eの粉末X線回折パターンである。 リン酸塩形態Fの粉末X線回折パターンである。 リン酸塩形態Gの粉末X線回折パターンである。 リン酸塩形態Hの粉末X線回折パターンである。 硝酸塩の粉末X線回折パターンである。 塩化物塩の粉末X線回折パターンである。
実施例
以下の実施例は、本発明の範囲を限定することなく本発明を例示するが、それらはまた本発明の特定の実施形態を形成する。
使用される略語:
IPA イソプロピルアルコール
RH 相対湿度
XRDP 粉末X線回折パターン
別段に言及されない限り、全ての反応は、室温(21℃から24℃、例えば23℃)で行われる。
4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリルのリン酸塩(形態A)
2gの遊離塩基を、40mlのエタノールに溶解し、1当量のリン酸を数分にわたり添加した。添加後、濾過により固体を回収した。窒素流下、22℃で固体を乾燥させた。約1.8gが回収された。
得られた塩におけるリン酸(phosphate)対4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリルのモル比は、1:1である。
水中では、リン酸塩は、0.1%標的濃度で可溶であり、50℃で2日間安定であった。遊離塩基は、概ね不溶性のままであった。遊離塩基は、水との接触後短時間以内に自由流動性の固体から油性材料に変化し、50℃で2日間その状態を維持した。
吸湿性
VTI 100湿度マイクロバランス(VTI Corporation、Hialeah、FL、USA)を使用して、吸着/脱着等温線を測定した。測定は25℃で行った。試料は、N流下で25℃で乾燥させた。
リン酸塩の吸湿性は、5%RHでわずかに0%吸水、75%相対湿度で0.9%吸水であることが判明した。
溶解度の測定
過剰の固体を、各溶媒中で25℃±0.1で24時間超平衡化した。上澄みにおける濃度は、有機溶媒の重量法により、ならびに水性溶媒およびプロピレングリコールからのHPLCにより測定した。
遊離塩基と比較して、リン酸塩に対して以下の結果が得られた。
Figure 0005749410
これは、リン酸塩の溶解度が非水性溶媒中では同程度に低く、したがってこれは塩の貧溶媒であり、これにより良好な沈殿を、ひいては良好な収率および良好な純度を達成することができることを示している。一方、水中の溶解度は、遊離塩基の溶解度よりも良好であり、これは経口または非経口製剤を提供するのに有利である。
融点は、上述のようにTG/DTAにより測定され、210.2℃であると決定された。
XRDPの測定
Figure 0005749410
この第1のリン酸塩形態(形態A)に対して得られたXRDPを、図1−Aに示す。
以下の表は、重要なピークの対応する屈折角2θ値(度[°])を示す。
Figure 0005749410
4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリルの硝酸塩
2gの4−(R)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル−3−フルオロ−ベンゾニトリル遊離塩基を、40mlのエタノールに溶解し、1当量の硝酸(遊離塩基のモル量と同じモル量)を数分にわたり添加した。添加後、濾過により固体を回収した。乾燥窒素流により、試料を21℃から23℃で乾燥させた。回収された量は、1.7gであった。
得られた4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリル硝酸塩は、1:1の塩基対塩化物(chloride)のモル比を有する。硝酸塩は、図2に表されるXRPDを示す。
4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリルの硝酸塩の(実施例1において言及した条件下で測定された)吸湿性は、5%RHで0%吸水、75%RHで0.2%であることが判明した。
水中では、硝酸塩は、0.1%標的濃度で可溶であり、50℃で2日間安定であった。遊離塩基は、概ね不溶性のままであった。遊離塩基は、水との接触後短時間以内に自由流動性の固体から油性材料に変化し、50℃で2日間その状態を維持した。
実施例1に関して示したように溶解度を測定し、以下の結果が得られた。
Figure 0005749410
上述のTG/DCA法を使用して、硝酸塩の融点は、160℃から163℃の間であると決定された。
以下の屈折角ピーク(2シータ(度))がXRPD(実施例1に記載の方法を使用)において見られ、またその近似的強度が示されている。
Figure 0005749410
4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリルリン酸塩のさらなる形態BからH
以下の改質(modification)塩BからHは、以下に記載のように得られた。
改質リン酸塩Bの調製
4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリルリン酸塩の形態Aを、IPA中で50℃で72時間平衡化した。濾過により試料を回収し、空気乾燥させた。209.0℃の形態Bの溶融温度が、TG/DTAにより測定された。
改質リン酸塩Cの調製
30mgの4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリルリン酸塩を、水中に高濃度で溶解し、次いで5℃に冷却した。エタノールを添加し、形態Cを沈殿させた。濾過により試料を回収し、空気乾燥させた。206.4℃の形態Cの溶融温度が、TG/DTAにより測定された。
改質リン酸塩Dの調製
30mgの4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリルリン酸塩を、50℃でメタノールに溶解し、アセトンの添加により形態Dを沈殿させる。濾過により試料を回収し、空気乾燥させた。210.8℃の形態Dの溶融温度が、TG/DTAにより測定された。
改質リン酸塩Eの調製
20mgの4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリル遊離塩基を、室温で2−プロパノール/水 溶液(4:1)に溶解した。等モル量のリン酸を添加すると、形態Eが得られた。濾過により試料を回収し、空気乾燥させた。199.2℃の形態Eの溶融温度が、TG/DTAにより測定された。
改質リン酸塩Fの調製
20mgの4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリル遊離塩基を、50℃でメチルi−ブチルケトンに(4:1)で溶解した。等モル量のリン酸を添加すると、形態Fが得られた。濾過により試料を回収し、空気乾燥させた。201.1℃の形態Fの溶融温度が、TG/DTAにより測定された。
改質リン酸塩Gの調製
20mgの4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリル遊離塩基を、5℃でメタノール(+20%水)に溶解した。等モル量のリン酸を添加すると、形態Gが得られた。濾過により試料を回収し、空気乾燥させた。170.8℃の形態Gの溶融温度が、TG/DTAにより測定された。
改質リン酸塩Hの調製
20mgの4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリル遊離塩基を、50℃でエタノール(+20%水)に溶解した。等モル量のリン酸を添加すると、溶液が室温に冷却された後に形態Hが得られた。濾過により試料を回収し、空気乾燥させた。208.0℃の形態Hの溶融温度が、TG/DTAにより測定された。
以下の表3−1は、形態Aに対するものと比較した、形態AからGに対する図1−Aから1−HのXRDPの屈折角2シータ値(度)を示し、形態Aと比較した各形態の特性ピークに下線が付されている。:
Figure 0005749410
したがって、形態A(実施例1)に加えて、化合物Aリン酸塩のさらなる多形体(形態)を見出すことができることが示され得る。
比較例:4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリルのHCl塩
2gの4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリル遊離塩基を、40mlのエタノールに溶解し、1当量のHCl(遊離塩基のモル量に等しいモル量のHCl)を数分にわたり添加した。系が結晶化を生じなかったため、溶媒を蒸発させた。室温で固体をメチルtert−ブチルエーテルに2時間懸濁させた。濾過により固体を回収した。窒素流下、22℃で固体を乾燥させた。約1.6gが回収された。
得られた4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリルHCl塩は、1:1の塩基対塩化物(chloride)のモル比を有する。HCl塩は、図3に表されるXRPDを示した。
以下のピーク(2シータ)が、XRPD(実施例1に記載の方法を使用)において見られた。
Figure 0005749410
リン酸塩および硝酸塩の両方と対照的に、HCl塩は、以下の表に示されるように過剰の吸湿性を示した。
形態間の吸湿度(%)の比較(r.h.=相対湿度)
Figure 0005749410
材料および方法の両方に対して、本発明の目的および利益から逸脱せずに多くの修正を
行うことができることが、当業者に明らかである。

本願発明は以下の態様を含み得る。
[1]
4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イ
ル)−3−フルオロ−ベンゾニトリルのリン酸塩。
[2]
結晶形態の請求項1に記載のリン酸塩。
[3]
約1:1の4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾー
ル−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリル対リン酸のモル比を有する、請求項1ま
たは2に記載の4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾ
ール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリルのリン酸塩。
[4]
遊離塩基の融点より少なくとも50℃高い融点を有する、請求項2または3に記載のリ
ン酸塩。
[5]
熱重量分析/示差熱分析(TG/DTA)を使用して、209℃から212℃の間の融
点を有する、請求項4に記載のリン酸塩。
[6]
TG/DTAにより測定される210±0.5℃の溶融温度を有する、請求項2または
その従属請求項のいずれか一項に記載のリン酸塩の結晶形態A。
[7]
XRPDが、屈折角2シータ(θ)値として示される、12.9、16.3および20
.4度のピークの少なくとも1個または全てを示し、各ピークは、±0.5度、特に±0
.2度変動し得る、請求項2またはその従属請求項のいずれか一項に記載のリン酸塩の結
晶形態A。
[8]
XRPDが、屈折角2シータ(θ)値として示される、6.0、12.9、15.5、
16.0、16.3、19.7、20.4、22.1、24.3および29.2度のピー
クの少なくとも4個、5個、6個、7個、8個、9個または全てを示し、各ピークは、±
0.5度、特に±0.2度変動し得る、請求項2またはその従属請求項のいずれか一項に
記載のリン酸塩の結晶形態A。
[9]
XRPDが、6.0、10.0、12.1、12.9、14.0、14.5、15.5
、16.0、16.3、17.5、18.2、18.4、19.7、20.4、22.1
、24.3、29.2のピークの少なくとも7個、9個、11個、13個、15個、17
個または全てを示し、各ピークは、±0.5度、特に±0.2度変動し得る、請求項2ま
たはその従属請求項のいずれか一項に記載のリン酸塩の結晶形態A。
[10]
XRPD図における2つの最大ピークが、1対0.5から0.7、特に1対0.55か
ら0.65、なかでも特に0.57から0.61、例えば1対0.59の相対強度(XR
PD図におけるピークのそれぞれの積分により得られる)を有し、具体的には、それぞれ
、大きい方のピークは6.0±0.5度、特に±0.2度の2シータ(θ)値にあり、小
さい方のピークは19.7±0.5度、特に±0.2度の2シータ(θ)値にある、請求
項2またはその従属請求項のいずれか一項に記載のリン酸塩の結晶形態A。
[11]
図1−Aに示されるXRPDを示す、請求項2またはその従属請求項のいずれか一項に
記載のリン酸塩の結晶形態A。
[12]
4−(R)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル
−3−フルオロ−ベンゾニトリルの硝酸塩。
[13]
4−(R)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル
−3−フルオロ−ベンゾニトリルの、リン酸塩、特にそれぞれ結晶形態のリン酸塩を作製
するための方法であって、
(a)プロトン性または非プロトン性極性溶媒中の、4−(R)−6,7−ジヒドロ−5
H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル−3−フルオロ−ベンゾニトリルの溶
液を提供するステップと、
(b)硝酸または特にリン酸を添加するステップと、
(c)4−(R)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−
イル−3−フルオロ−ベンゾニトリルの硝酸塩または特にリン酸塩の形成された結晶形態
を単離するステップと
を含む方法。
[14]
クッシング症候群の治療のための医薬の製造における使用のための、請求項1から11
のいずれか一項に記載の塩または塩形態。
[15]
クッシング病の治療における使用のための、請求項1から11のいずれか一項に記載の
塩もしくは塩形態、または塩形態の前記塩を含む医薬組成物。
[16]
クッシング病を治療するために治療有効量で、請求項1から11のいずれか一項に記載
の前記塩または塩形態を、それを必要とする哺乳動物に投与するステップを含む治療方法

[17]
4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イ
ル)−3−フルオロ−ベンゾニトリルのリン酸塩、および1または複数の薬学的に許容さ
れる賦形剤を含む、医薬組成物。

Claims (11)

  1. XRPDが、屈折角2シータ(θ)値として示される、12.9、16.3および20.4度のピーク少なくともし、各ピークは、±0.2度変動し得る、形態Aと称される結晶変態の4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリルのリン酸塩。
  2. :1の4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリル対リン酸のモル比を有する、請求項1に記載の態Aと称される結晶変態の4−(R)−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−c]イミダゾール−5−イル)−3−フルオロ−ベンゾニトリルのリン酸塩。
  3. 遊離塩基の融点より少なくとも50℃高い融点を有する、請求項2に記載の形態Aと称される結晶変態のリン酸塩。
  4. 熱重量分析/示差熱分析(TG/DTA)を使用して、209℃から212℃の間の融点を有する、請求項3に記載の形態Aと称される結晶変態のリン酸塩。
  5. TG/DTAにより測定される210±0.5℃の溶融温度を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の形態Aと称される結晶変態のリン酸塩
  6. XRPDが、屈折角2シータ(θ)値として示される、6.0、12.9、15.5、16.0、16.3、19.7、20.4、22.1、24.3および29.2度のピークの少なくとも4個、5個、6個、7個、8個、9個または全てを示し、各ピークは、±0.2度変動し得る、請求項1〜5のいずれか一項に記載の形態Aと称される結晶変態のリン酸塩
  7. XRPDが、6.0、10.0、12.1、12.9、14.0、14.5、15.5、16.0、16.3、17.5、18.2、18.4、19.7、20.4、22.1、24.3、29.2のピークの少なくとも7個、9個、11個、13個、15個たは全てを示し、各ピークは、±0.2度変動し得る、請求項1〜5のいずれか一項に記載の形態Aと称される結晶変態のリン酸塩
  8. XRPD図における2つの最大ピークが、XRPD図におけるピークのそれぞれの積分により得られる1対0.55から0.65相対強度有し、れぞれ、大きい方のピークは6.0±0.2度の2シータ(θ)値にあり、小さい方のピークは19.7±0.2度の2シータ(θ)値にある、請求項1〜のいずれか一項に記載の形態Aと称される結晶変態のリン酸塩
  9. 下記の図1−A

    Figure 0005749410
    に示されるXRPDを示す、請求項1〜のいずれか一項に記載の形態Aと称される結晶変態のリン酸塩
  10. 請求項1からのいずれか一項に記載の形態Aと称される結晶変態のリン酸塩を含む、クッシング症候群またはクッシング病治療用医薬組成物。
  11. 請求項1からのいずれか一項に記載の形態Aと称される結晶変態のリン酸塩、および1または複数の薬学的に許容される賦形剤を含む、クッシング症候群またはクッシング病治療用医薬組成物。


JP2014552375A 2012-01-17 2013-01-15 ジヒドロピロロ[1,2−c]イミダゾリルアルドステロンシンターゼまたはアロマターゼ阻害薬の新たな形態および塩 Active JP5749410B2 (ja)

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