JP5746394B1 - スタータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ピニオンのリングギアへのより大きな押圧力を得ることができるスタータの提供。【解決手段】スタータは、モータ1と、出力軸2aと、オーバーランニングクラッチ3と、シフトレバー6とを備え、オーバーランニングクラッチのインナーレース24のシフトレバー側にはローラ24aが設けられ、インナーレースの反ローラ側にはスプライン嵌合部24bと、ピニオンをリングギア側へと付勢するピニオンスプリング28とが設けられ、ピニオンスプリングは、ローラの外径よりも大きな径のコイル状に構成させており、インナーレースには、ローラの外径よりも小さな径の段差24dが設けられ、段差に、ピニオンスプリングの少なくとも一端の受け座となるホルダ27が、インナーレースとは別部材として配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関を始動するスタータに関するものである。
特許文献1に開示されたスタータにおいては、モータの出力軸のインナーチューブの外周に、ピニオンギアが設けられていた。ピニオンギアは、出力軸と一体に回転する共に、出力軸の軸心方向に沿い前後摺動できるように、インナーチューブにスプライン嵌合されていた。
また、ピニオンギアとインナーチューブとの間には、エラストマー等の弾性体から成る緩衝部材が設けられており、緩衝部材によって、ピニオンとリングギアとの衝突に起因する衝撃を緩和するようにしていた。
特開2013−57325号公報
しかしながら、かかる特許文献1に開示の構成では、ピニオンギアとスプライン嵌合部とで構成される空間において、緩衝部材を配する空間が狭く、大きな荷重を得ることができない。また、エラストマー等の弾性体から成る緩衝部材によりピニオンの押込み力を得る構造であるので、ピニオンが摺動できる長さが極端に短くなるために、ピニオンとリングギアとの軸方向の噛合い深さが浅くなってしまい、うまく噛合うことができなかったり、摩耗が早まってしまったりする問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、ピニオンのリングギアへのより大きな押圧力を得ることができるスタータを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明は、回転力を発生するモータと、前記モータの回転力を伝達する出力軸と、内燃機関を始動するためのリングギアに回転力を伝えるピニオンを有するオーバーランニングクラッチと、前記ピニオンと前記リングギアとを歯合させるための推力を前記出力軸に伝達して該出力軸を軸方向に移動させるシフトレバーとを備えたスタータであって、前記オーバーランニングクラッチのインナーレースの前記シフトレバー側には、ローラが設けられており、前記オーバーランニングクラッチのインナーレースの反ローラ側には、前記ピニオンを前後摺動可能に支持すると共に該ピニオンに回転力を伝えるスプライン嵌合部と、前記ピニオンを前記リングギア側へと付勢する少なくとも一つのピニオンスプリングとが設けられており、前記ピニオンスプリングは、前記インナーレースの前記ローラの外径よりも大きな径のコイル状に構成させており、前記インナーレースには、前記ローラの外径よりも小さな径の段差が設けられており、前記段差に、前記ピニオンスプリングの少なくとも一端の受け座となるホルダが、前記インナーレースとは別部材として、配置されている。
本発明によれば、ピニオンのリングギアへのより大きな押圧力を得ることができる。
本発明の実施の形態1のスタータの静止状態の全体図である。 本実施の形態1のスタータの出力軸近傍部の拡大図である。 本発明の実施の形態2のスタータの静止状態の全体図である。 本発明の実施の形態3のスタータの出力軸近傍部の拡大図である。
以下、本発明に係るスタータの実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。なお、本願における前後方向は、後述する出力軸の延びる方向であり、ピニオンがリングギアに近づくように移動する向きを前方、ピニオンがリングギアから離れるように移動する向きを後方として記載する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1のスタータの静止状態の全体図(一部断面含む)である。図2、本実施の形態1のスタータの出力軸近傍部の拡大図である。スタータは、図1に示すように、回転力を発生するモータ1と、減速機構部2と、出力軸2aと、オーバーランニングクラッチ3と、ピニオン5とを備えている。
減速機構部2は、モータ1で発生した回転力を減速する。出力軸2aは、減速機構部2によって減速された回転力を、オーバーランニングクラッチ3へ伝達する。オーバーランニングクラッチ3は、出力軸2aにヘリカルスプライン嵌合によって軸方向に摺動自在に支持され、回転力の一方向のみを伝達する。ピニオン5は、内燃機関を始動するためのリングギア4に回転力を伝える。
オーバーランニングクラッチ3は、シフトレバー6と回転自在に連結されており、シフトレバー6におけるオーバーランニングクラッチ3との反対側は、電磁スイッチ7のフック8に連結されている。電磁スイッチ7は、ケース9と、コイル10と、ボビン11と、プランジャ15と、コア17と、接点スプリング18と、プランジャスプリング19およびリターンスプリング20と備えている。
ケース9は、外郭をなしていると共に、磁気回路を形成する部分でもある。コイル10は、コイル10に通電されることで、磁界を発生する。このコイル10は、ボビン11に巻回されている。
プランジャ15は、コイル10の磁界による電磁力によって、歯合スプリング12を介してフック8を吸引すると共に、可動接点13aを備えたシャフト13を、カバー14に備えた固定接点14aの方向に押し付ける。すなわち、本スタータの歯合方式は、歯合スプリングを備えた電磁押込式である。
コア17は、プランジャ15に対向し、初期状態でプランジャ15との間に空隙16が確保されるように設けられている。接点スプリング18は、可動接点13aを固定接点14aに押し付ける荷重を発生する。プランジャスプリング19およびリターンスプリング20は、電磁スイッチ7の動作が完了した際に、プランジャ15を元の位置に戻す荷重を発生する。
プランジャ15には、フック8を前後自在に摺動支持する軸受け21が設けられている。フック8には、軸受け21に支持される摺動部8aと、歯合スプリング12の座面を構成する鍔8bとを備えている。尚、前記の接点は、モータ1を駆動させる接点である。
一方、オーバーランニングクラッチ3は、アウターカムを備え、カムローラ22と、アウターレース23と、ローラ24aを有するインナーレース24とによって構成されている。アウターレース23は、図示しないカムローラスプリングを内包している。カムローラ22は、ローラ24aの径方向外側に設けられており、カバー25およびカバープレート26によって覆われている。
オーバーランニングクラッチ3のインナーレース24のシフトレバー側には、ローラ24aが設けられており、インナーレース24におけるローラ24aの反対側(反ローラ側すなわちリングギア側)には、ピニオン5を前後摺動可能に支持すると共にピニオン5に回転力を伝えるスプライン嵌合部24bと、その摺動を円滑にする軸受部24cと、後述するホルダ27を支持する段差24dとを備えている。
インナーレース24におけるローラ24aと、ピニオン5との間には、ピニオンスプリング28が設けられている。ピニオンスプリング28の一端は、ホルダ27を介して段差24dに支持されており、ピニオンスプリング28の他端は、ピニオン5を介してストッパ29、リング30によって支持されている。ピニオンスプリング28は、ピニオン5をリングギア4の方へ付勢する。一例として、ピニオンスプリング28は、ピニオン5におけるインナーレース24の外周を覆う部分5aの径方向外側に設けられている。
上述した減速機構部2、オーバーランニングクラッチ3、シフトレバー6は、フロントブラケット31に内包されている。
次に、上記のように構成されたスタータの動作について説明する。まず、図示しないキースイッチの動作信号を受けて、コイル10が通電され、プランジャ15がコア17側へ移動する。プランジャ15の移動に伴い、歯合スプリング12、フック8、シフトレバー6を介してピニオン5、ピニオンスプリング28を含むオーバーランニングクラッチ3がリングギア4側へと移動し、ピニオン5とリングギア4とが歯合する。
ここで、ピニオン5とリングギア4との軸方向の端面同士が当接すると噛合することができず、ピニオン5はリングギア4の軸方向の端面で移動を規制されてしまう。この場合、ピニオンスプリング28が撓むことで、オーバーランニングクラッチ3はリングギア4側へ前進することができる。また、このとき、出力軸2aとオーバーランニングクラッチ3とはヘリカルスプライン嵌合されているので、オーバーランニングクラッチ3は、回転を伴った前進動作をする。前進動作中のこの回転は、ピニオン5にも伝達されるので、結果、ピニオン5は、ピニオンスプリング28による押込み力と合せて、リングギア4に歯合する動作を得ることができる(第一段階の噛合い)。
この歯合動作では、モータ1の回転力によらない弱い回転力と、ピニオンスプリング28で発生する押圧によって歯合できるので、ピニオン5とリングギア4との摩耗を格段に低減することができる。
加えて、この動作によっても歯合することができなかった場合は、更に、プランジャ15は、歯合スプリング12を撓ませながらコア17側へ移動し接点を閉じる。接点が閉じることでモータ1は回転力を発生し減速機構部2を介して、ピニオン5がリングギア4の端面上を歯合が可能な位置まで回転し、歯合することできる(第二段階の噛合い)。
このような2種類のいずれの歯合方法でも確実な噛合いを実現するには、ピニオン5を十分な押込み力でリングギア4へ押込むために、ピニオンスプリング28の荷重を、より強くする必要がある。
ここで、前述した特許文献1に開示の構成の緩衝部材と同様、ピニオンスプリングを、ピニオンにおいてインナーレースの外周を覆う部分と、インナーレースとの間で囲まれた空間内に、ピニオンスプリングを設けてしまった場合、インナーレースは、カバーとカバープレートとによってオーバーランニングクラッチに係止するため、ピニオンスプリングは、ローラの外径よりも大きくできず、線径やピッチ径を大きくできない制約がある。また、ピニオンスプリングの内側には、出力軸、インナーレース、及びスプライン嵌合部が配されていることとなる。従って、ピニオンスプリングの荷重を大きく設定するための空間を確保できない。こうした事情により、前述した2種類の噛合い方法のいずれにおいても確実な噛合いができない恐れがある。
一方、本実施の形態1においては、インナーレース24に設けた段差24dとこの段差24dで支持されるホルダ27とを備え、このホルダ27がピニオンスプリング28の荷重受け面の一端を担うことができるので、ピニオンスプリング28の外径は、ローラ24aの外径よりも大きくできる。すなわち線径及びピッチ径を大きく設定することができる。このようにして荷重を大きくしたピニオンスプリング28を搭載することができる。加えて、外径が大きくなることで、ピニオン5を押す際の倒れも低減し、安定した荷重を発生できる。尚、ホルダ27とカバープレート26とは段差24dによって軸方向で分離しており、常に接触することがない。従って、リングギア4とピニオン5とが噛合い、且つピニオン5の回転速度よりもリングギア4の回転速度が大きい状態、所謂オーバーラン状態であっても、ピニオンスプリング28の両端の受け面に相対回転を生ずるといった問題も解消している。
また、ホルダ27の外周部(スプリング受け座の外径部)の円周の一部もしくは全周は、ピニオンスプリング28の外径よりもわずか大きい径で軸方向でいうピニオンスプリング28側に張り出した部分27aを有している。これにより、ピニオンスプリング28の位置決めが可能になり、より生産性が向上すると共に、エンジン始動時の回転により発生する遠心力によりピニオンスプリング28が拡がるといった変形を規制できるので安全性をより向上させることができる。
更に、ホルダ27は、ピニオンスプリング28の発生する荷重よって、ローラ側に、つまり、段差24dに、常に押さえられているので、ホルダ27を固定するための特別な部材の追加や加工をすることなく、ホルダ27の軸方向を固定でき、ホルダ27と段差24dとの摩擦力によって回転方向にも固定することができる。
エラストマー等の弾性体から成る緩衝部材ではなく、コイルスプリングであるピニオンスプリングによって、ピニオンのリングギアへの押圧力を得る構造であるので、ピニオンが摺動できる長さを極端に短くしてしまうことがなく、ピニオンとリングギアとの軸方向の噛合い深さを十分に確保することができ、不十分な噛合に起因した摩耗を低減することができる。
また、インナーレースにおける反ローラ側には、軸受部が設けられていることにより、スプライン嵌合部におけるピニオンの前後摺動を円滑にすることができ、ピニオンスプリング荷重の向上と相まって、更にリングギアとの歯合性を高めることができる。
また、本実施の形態1では、電磁押込式において、歯合スプリングによって、ピニオンだけを大きな荷重でリングギアに押し込むことができるで、ピニオンを含むオーバーランニングクラッチをリングギアに押込む態様よりも、歯合性を高めることができる。
また、出力軸とオーバーランニングクラッチとのスプライン嵌合がヘリカルスプラインによって嵌合されているので、ピニオンを含むオーバーランニングクラッチの前進に伴い回転運動が発生され、歯合させる際のピニオン押込み荷重を大きくすることができるので、歯合性を高めることができる。
また、ホルダの位置を規制する段差の軸方向の面は、オーバーランニングクラッチ内に部品を内包するカバープレートの面よりも反ローラ側に位置するので、ホルダとカバープレートとは段差によって軸方向で分離することができるので常に接触することがない。従ってホルダはカバープレートから回転力を受けることがなく、ピニオンスプリングの両端の受け面に相対回転を生ずるといった問題を解決できる。
以上説明したように、本実施の形態1のスタータによれば、ピニオンのリングギアへのより大きな押圧力を得ることができる。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2のスタータの静止状態の全体図(一部断面含む)である。なお、本実施の形態2は、以下に説明する部分を除いては、上述した実施の形態1と同様であるものとする。
ホルダ127の外周部には、ピニオンスプリング28の外形より僅かに大きい径でピニオンスプリング28側に張り出した部分127aが設けられている。この張り出した部分127aは、ピニオン5の外径よりも僅かに大きい径を有しており、ピニオンスプリング28が最も伸びた状態でも、ピニオン5の後端を、径方向外側且つ後方(図3の紙面左側)から覆うことができるように形成されている。
以上のように構成された本実施の形態2によれば、実施の形態1と同様な利点が得られている。さらに、本実施の形態2では、ホルダ127に上述した張り出した部分127aが設けられているので、ピニオン5の摺動を妨げることなく、実施の形態1では露呈していたピニオンスプリング28、軸受部24cを覆うことができるので、実施の形態1の良好な噛合い性に加えて優れた防塵性をも提供することができる。しかも、この良好な噛合い性に加えて優れた防塵性をも提供する構成は、防塵性向上のためだけの専用の部材を追加することなく得られる。尚、図3のようにピニオン5のピニオンスプリング28側後端は歯車間を繋ぐ鍔5bにすることで、塵の侵入経路を狭めることができ、より効果的に防塵性を高めることができる。
実施の形態3.
図4は、本発明の実施の形態3のスタータの出力軸近傍部の拡大図である。本発明では、複数のピニオンスプリングを径方向に並べて配置することも可能であり、具体的に一例を示すと、図4に示されるように、2つのピニオンスプリング28a、28bを、径方向に並べて配置(並列配置)することもできる。このような構成によれば、必要なピニオン押込み荷重を複数のピニオンスプリングで分担できるので、個々のピニオンスプリングの全圧長を低減でき、軸方向に、より小型化することが可能になる。また、より軸長の短いスペースでもピニオン押込み力を大きくすることができる。
なお、図4は、本実施の形態3の特徴を、実施の形態1に組み合わせて実施した場合であるが、本実施の形態3は、これに限定されず、実施の形態2に組み合わせて実施することもできる。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
例えば、前述の実施の形態1〜3では、歯合スプリングを備えたスタータについて説明したが、本発明は、これに限定されず、例えば、歯合スプリングを持たず、電磁スイッチの接点が閉じる前に電流を抑制してモータに通電し、ピニオンをゆっくり回転させながら、プランジャスプリングにより歯合させる噛合い方式、所謂、補助回転式スタータにおいても実施可能であり、同様に、ピニオンを押し出す荷重を大きくできるので歯合性を高めるのに有効である。
1 モータ、2a 出力軸、3 オーバーランニングクラッチ、4 リングギア、5 ピニオン、6 シフトレバー、22 カムローラ、24 インナーレース、24a ローラ、24b スプライン嵌合部、24d 段差、26 カバープレート、27 ホルダ、28 ピニオンスプリング。

Claims (8)

  1. 回転力を発生するモータと、
    前記モータの回転力を伝達する出力軸と、
    内燃機関を始動するためのリングギアに回転力を伝えるピニオンを有するオーバーランニングクラッチと、
    前記ピニオンと前記リングギアとを歯合させるための推力を前記出力軸に伝達して該出力軸を軸方向に移動させるシフトレバーと
    を備えたスタータであって、
    前記オーバーランニングクラッチのインナーレースの前記シフトレバー側には、ローラが設けられており、
    前記オーバーランニングクラッチのインナーレースの反ローラ側には、前記ピニオンを前後摺動可能に支持すると共に該ピニオンに回転力を伝えるスプライン嵌合部と、前記ピニオンを前記リングギア側へと付勢する少なくとも一つのピニオンスプリングとが設けられており、
    前記ピニオンスプリングは、前記インナーレースの前記ローラの外径よりも大きな径のコイル状に構成させており、
    前記インナーレースには、前記ローラの外径よりも小さな径の段差が設けられており、
    前記段差に、前記ピニオンスプリングの少なくとも一端の受け座となるホルダが、前記インナーレースとは別部材として、配置されている、
    スタータ。
  2. 前記ホルダは、前記ピニオンスプリングの外径よりも大きい径で軸方向でいう前記ピニオンスプリング側に張り出した部分を有している、
    請求項1のスタータ。
  3. 前記張り出した部分は、前記ピニオンの外径よりも大きい径を有しており、前記ピニオンスプリングが最も伸びた状態でも、前記ピニオンの後端を、径方向外側且つ後方から覆うことができるように形成されている、
    請求項2のスタータ。
  4. 複数の前記ピニオンスプリングが並列に設けられている、
    請求項1〜3の何れか一項のスタータ。
  5. 前記インナーレースの反ローラ側には、前記スプライン嵌合部における前記ピニオンの摺動を円滑にする軸受部が設けられている、
    請求項1〜4の何れか一項のスタータ。
  6. スタータの歯合方式が、歯合スプリングを備えた電磁押込式である、
    請求項1〜5の何れか一項のスタータ。
  7. 前記出力軸と前記オーバーランニングクラッチとのスプライン嵌合がヘリカルスプラインによって嵌合されている、
    請求項1〜6の何れか一項のスタータ。
  8. 前記ローラの外側には、カムローラが設けられており、
    前記カムローラは、カバープレートにより覆われており、
    前記段差の軸方向の面は、前記カバープレートの面よりも反ローラ側に位置する、
    請求項1〜7の何れか一項のスタータ。
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