JP5744358B1 - 使い捨ての化粧パッド - Google Patents

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Abstract

【課題】肌触りが柔らかく、拭き取り性の高い化粧パッドの提供。【解決手段】クッション層(20)と、前記クッション層を包被する被覆シート(21)とを有する使い捨ての化粧パッド(10)において、前記被覆シートは、肌当接面を形成する、平均繊維径が10μm以下の第1繊維(26)を主として構成された外層(24)と、前記外層に被覆された、前記第1繊維よりも平均繊維径の大きな第2繊維(27)を主として構成された内層(23)とを有し、前記化粧パッドは、前記肌当接面の表面粗さの平均偏差(SMD)が1.20μm以下であって、平均表面摩擦係数(MIU)が0.35以上である。【選択図】図1

Description

本発明は、化粧落とし等に使用される使い捨ての化粧パッドに関する。
従来、親水性繊維を含むクッション層と、該クッション層を包被する被覆シートとを有する使い捨ての化粧パッドは公知である。例えば、特許文献1には、クッション層と、被覆シートとを有する使い捨ての化粧パッドが開示されており、被覆シートは、0.1〜3デニールの繊維径を有する繊維不織布によって形成されている。
実開昭56−98108号公報
かかる化粧パッドは、化粧水のパッティングやクリーム類の除去に用いることができ、クリーム類の除去に使用する場合には、一般的に、化粧パッドにクレンジング剤等の化粧液を塗布して用いられる。このような化粧パッドでは、肌に当接されることから、使用者に刺激感の与えることのない柔らかい肌触りが求められている。
しかし、特許文献1の化粧パッドでは、刺激感を低下するために被覆シート全体の繊維径を小さくすると、被覆シートが破れやすくなって拭き取り性が低下するおそれがある。一方、1デニールを越える比較的に大きな繊維径の繊維不織布によって被覆シートを形成すると、化粧を拭き取る際に使用者が刺激を感じやすくなる。
そこで、本発明の目的は、従来の技術の改良であって、肌触りが柔らかく、拭き取り性の高い化粧パッドの提供にある。
上記課題を達成するために、本発明は、親水性繊維を含むクッション層と、前記クッション層を包被する被覆シートとを有する使い捨ての化粧パッドの改良にある。
本発明は、上記化粧パッドにおいて、前記被覆シートは、前記肌当接面を形成する、平均繊維径が10μm以下の第1繊維を主として構成された外層と、前記外層に被覆された、前記第1繊維よりも平均繊維径の大きな第2繊維を主として構成された内層とを有し、前記化粧パッドは、前記肌当接面の表面粗さの平均偏差(SMD)が1.20μm以下であって、平均表面摩擦係数(MIU)が0.35以上であることを特徴とする。
本発明に係る使い捨ての化粧パッドの一つ以上の実施形態によれば、被覆シートが、前記肌当接面を形成する、平均繊維径が10μm以下の極細繊維を主とする外層を有しているため、柔らかい肌触りを得ることができる。さらに、被覆シートは、外層の極細繊維よりも平均繊維径の大きな第2繊維を主として構成された内層を有しており、肌当接面は、表面粗さの平均偏差(SMD)が1.20μm以下であって、平均表面摩擦係数(MIU)が0.35以上であるため、拭き取り性が高い。
図面は、本開示に係る本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本開示に係る使い捨ての化粧パッドの一例を示す斜視図。 図1のII−II線に沿う模式的断面図。 図1に示す化粧パッドの展開平面図。 被覆シートの製造工程における主要な部分を模式的に示す側面図。 被覆シートの一部拡大斜視図。 図5のVI−VI線に沿う模式的断面図。 図6の一点鎖線VIIで囲んだ領域の一部拡大図。 (a)化粧パッドの変形例1を示す図2と同様の図。(b)化粧パッドの変形例2を示す図2と同様の図。
下記の実施の形態は、本発明の例である図1〜8に示す使い捨ての化粧パッドに関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。
図1及び図2を参照すると、本発明に係る使い捨ての化粧パッドの一例である化粧パッド10は、互いに直交する第1方向Sと第2方向Rと、第1面11及びその反対側に位置する第2面12と、第1方向Sに延びる両側縁13,14と、第2方向Rに延びる両端縁15,16と、第1方向Sに互いに離間する第1端部17及び第2端部18と、第1及び第2端部17,18の間に位置する中間部19とを有する。中間部19では、第2方向Rの幅が一定であり、第1及び第2端部17,18では、それぞれ、第2方向Rの寸法が端縁15,16に向かって小さくなるように側縁13,14が傾斜している。化粧パッド10は、親水性繊維を含むクッション層20と、クッション層20を包被する被覆シート21とを含む。中間部19の第1方向Sにおける寸法は、第1及び第2端部17,18の第1方向Sにおける寸法よりも大きい。
<クッション層>
クッション層20は、親水性繊維を主とする繊維集合体であり、この繊維集合体には、クッション層20の所要の吸水性を阻害しない限り、疎水性繊維が混合されていてもよい。具体的には、親水性繊維を約80質量%以上含む。親水性繊維としては、例えば、レーヨン繊維、コットン繊維、アクリル繊維等を用いることができる。疎水性繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン等の合成繊維、又はこれらの複合繊維等を用いることができる。本実施形態においてクッション層20は、レーヨン繊維を主とする繊維集合体によって形成される。親水性繊維としてレーヨン繊維を用いた場合、コットン繊維を用いたものと比して、化粧水を含浸させて使用する際の離水性を高めることができる。
一つの化粧パッド10においてクッション層20の質量は、約0.2〜0.4gであることが好ましい。クッション層20は、中間部19における単位面積当たりの質量が、第1及び第2端部17,18におけるそれよりも小さいことが好ましい。また、クッション層20の第1及び第2端部17,18における単位面積当たりの質量は、ほぼ同じ又はそれぞれ異なるようにすることができ、本実施形態では、第1及び第2端部17,18の単位面積当たりの質量がほぼ等しい。また、例えば、クッション層20の第1端部17における単位面積当たりの質量を第2端部18のそれよりも大きくすることで、後述するポケット50に指を入れて化粧パッド10を使用する際に、指が挿入される側における端部(第1端部17)の柔軟性が向上され、柔らかい肌触りにすることができる。
<被覆シート>
図2及び図7を参照すると、被覆シート21は、非肌当接面側に位置する内層(支持層)23と、肌当接面側に位置する外層(拭き取り層)24とを含む。外層24は、平均繊維径が10μm以下の吸湿性の第1繊維(吸湿性繊維)26を主とするメルトブローン繊維不織布から形成される。第1繊維26としては、例えば、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド繊維、アクリル繊維、又は親水化処理した疎水性繊維等を用いることができる。具体的には、第1繊維26の含有量は、約80質量%以上、好ましくは約95質量%以上含み、本実施形態では100質量%である。
内層23は、例えば、吸水性を有する、レーヨン繊維やパルプ繊維等のセルロース系繊維(高吸湿性繊維)等や熱融着性繊維(疎水性繊維)からなる第2繊維27を含む。内層23は、約50〜100質量%、熱融着性繊維(疎水性繊維)等を約0〜50質量%含む繊維不織布から形成される。熱融着性繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の合成繊維、又はこれらを2種類以上用いた複合繊維等を用いることができる。
第1繊維26の平均繊維径は、内層23の第2繊維の平均繊維径よりも小さい。具体的には、第1繊維の平均繊維径は、好ましくは10μm以下、より好ましくは約5μm以下であって、第2繊維27の平均繊維径は、約10〜20μmである。また、第1繊維26は第2繊維27よりも吸湿性が低く、本明細書において、第1繊維26を極細繊維及び/または低吸湿性繊維、第2繊維27を高吸湿性繊維ともいう。このように、外層24の第1繊維26の吸湿性を内層23の第2繊維27のそれよりも低くすることで、クレンジング剤等の化粧液を塗布した場合に、化粧液の急速な吸収を抑えて、化粧パッド10の肌当接面に化粧液を一定時間保持させることができる。
内層23の厚さ寸法t1は、約0.10〜0.25mmであって、本実施形態では、約0.16mmである。内層23の単位面積当たりの質量は、約10〜35g/mであって、約15〜30g/mであることがより好ましい。内層23の密度は、約0.08〜0.2g/cmであることが好ましく、本実施形態では約0.12g/cmである。外層24の厚さ寸法t2は、約0.05〜0.15mmであって、本実施形態では、約0.09mmである。外層24の単位面積当たりの質量は、約5〜30g/mの範囲であって、約5〜15g/mであることがより好ましい。外層24の密度は約0.05〜0.2g/cmであることが好ましく、本実施形態では約0.11g/cmである。外層24の単位面積当たりの質量が約10g/m以下である場合、内層23の質量は約25g/m以上であることが好ましい。外層24の厚さ寸法t2は、内層23の厚さ寸法t1の約20〜60%の大きさであることが好ましい。
被覆シート21の厚さ寸法t3は、約0.2〜0.3mmであることが好ましく、被覆シート21の単位面積当たりの質量は、約25〜40g/mの範囲であることが好ましい。また、被覆シート21の比容積は、約50〜200m/kgであって、本実施形態では約145m/kgである。外層24の厚さ寸法t2は、内層の厚さ寸法t1よりも小さいことが好ましい。
<厚さ寸法の測定方法>
被覆シート21の厚さ寸法は、被覆シート21に3.0gf/cm荷重を加えた状態で、厚み計((株)大栄科学精器製作所製、UF−60)を用いて測定する。内層23及び外層24の厚さ寸法は、顕微鏡((株)キーエンス製、リアルサーフェイスビュー顕微鏡 VE−7800)を用いて測定する。被覆シート21、内層23及び外層24のそれぞれの密度は、密度(g/cm)=単位面積当たりの質量(g/m)/厚さ寸法(mm)×10−3に基づいて算出し、被覆シート21の比容積(m/kg)は、密度(g/cm)×10の逆数として算出する。
被覆シート21の開孔率は、約10〜50%の範囲であり、さらに、約35%以下であることがより好ましい。被覆シート21は、肌当接面が平均繊維径10μm以下の極細繊維である吸湿性繊維(第1繊維26)を主とする繊維不織布から形成され、かつ、かかる開孔率を有することで、肌当接面において吸湿性繊維が比較的に密に配置された状態となり、繊維間の空隙が小さくなって、化粧液の保持性が高くなる。
<開孔率の測定方法>
被覆シート21の開孔率は以下の方法で測定することができる。化粧パッド10からクッション層20を取り除いた状態の被覆シート21を取り出し、26mm×90mmのスライドガラスに被覆シート21を固定し、それをフィルムホルダにセットしてスキャナ(セイコーエプソン株式会社製 GT−X750)で読み取り、画像ソフト(Adobe Photoshop Elements3.0)を用いて画像を読み込み、24mm×50mmにトリミング処理する。その後、繊維が黒色、開孔部が白色となるようにペイントソフトで256ビットマップ化して、Histgram Analysisソフトを用いてヒストグラム処理をし、二値化処理を行って開孔率を求める。
図2及び3を参照すると、被覆シート21は、肌当接面及びその反対側に位置する非肌当接面と、互いに直交する長さ方向Y及び幅方向Xと、長さ方向Yへ延びる第1側縁部31及び第2側縁部32と、幅方向Xへ延びる第1端縁部33及び第2端縁部34とを有しており、第1及び第2側縁部31,32と第1及び第2端縁部33,34によって被覆シート21の外形が画定される。本実施形態において、長さ方向Y及び幅方向Xのそれぞれは、化粧パッド10の第1方向S及び第2方向Rのそれぞれと一致する。
被覆シート21は、第1端縁部33側に位置し、幅方向Xへ延びる第1折曲線35と、第1折曲線35と第2端縁部34との間に位置し、幅方向Xへ延びる第2折曲線36とを有し、第1端縁部33と第1折曲線35との間に位置する第1区域41と、第1折曲線35と第2折曲線36との間に位置する第2区域42と、第2折曲線36と第2端縁部34との間に位置する第3区域43とに区分される。第2区域42の長さ方向Yにおける寸法M2は、第1及び第3区域41,43の長さ方向Yにおける寸法M1,M3よりも大きい。また、第1及び第3区域41,43の寸法M1,M3は、第2区域42の寸法M2の二分の一より大きく、第3区域43の寸法M3は、第1区域41の寸法M1以上であることが好ましい。第1及び第2側縁部31,32は、それぞれ、第1折曲線35の近傍及び第2折曲線36の近傍において幅方向X内側に向かって凹曲状を成す。第1折曲線35は、化粧パッド10の一方の端縁15と一致し、第2折曲線36は、化粧パッド10の他方の端縁16と一致する。
クッション層20は被覆シート21を展開した状態において、被覆シート21の非肌当接面側に配置される。クッション層20は、説明の便宜上、幅方向Xにおいて互いに離間する第1側域75及び第2側域76と、第1側域75と第2側域76との間に位置する中央域77とを有する。第1側域75は、第1側縁部31側に位置する第1折曲線35(端縁15)の一端部78aから幅方向X外側(第1側縁部31側に位置する第2折曲線36(端縁16)の一端部78bから幅方向X外側)に位置する領域である。第2側域76は、第2側縁部32側に位置する第1折曲線35(端縁15)の他端部79aから幅方向X外側(第2側縁部32側に位置する第2折曲線36(端縁16)の他端部79bから幅方向X外側)に位置する領域である。中央域77は、幅方向Xにおいて、第1折曲線35の一端部78aと他端部79aとの間(第2折曲線36の一端部78bと他端部79bとの間)に位置する領域である。第1側域75と第2側域76におけるクッション層20の単位面積当たりの質量は、ほぼ等しく、中央域77におけるクッション層20の単位面積当たりの質量は、第1及び第2側域75,76におけるそれよりも大きい。
第1及び第2側域75,76と、中央域77とは、それぞれ、被覆シート21の第1区域41に配置される第1クッション部71と、被覆シート21の第2区域42に配置される第2クッション部72と、被覆シート21の第3区域43に配置される第3クッション部73とを有する。第1クッション部71は、第1区域41において化粧パッド10の第1端部17を形成する領域に配置され、第2クッション部72は、第2区域42の全域に配置され、第3クッション部73は、第3区域43において化粧パッド10の第2端部18を形成する領域に配置される。
被覆シート21の第1区域41は、第2区域42との間にクッション層20を挟んだ状態(すなわち、第2クッション部72の一部と第1クッション部71とを挟んだ状態)で、第1折曲線35に沿って第2区域42の非肌当接面側へ折り曲げられており、第3区域43は、第2区域42との間にクッション層20を挟んだ状態(すなわち、第2クッション部72の一部と第3クッション部73とを挟んだ状態)で、第2折曲線36に沿って、第2区域42に積層された第1区域41の肌当接面側へ折り曲げられている。かかる化粧パッド10では、第1及び第2端部17,18におけるクッション層20の単位面積当たりの質量が、中間部19のそれよりも大きい。また、第1及び第2端部17,18及び中間部19は、それぞれ、第2方向Rの中央域(すなわち、クッション層20の中央域77が配置される領域)におけるクッション層20の単位面積当たりの質量が、中央域の第2方向R外側に位置する両側域(すなわち、クッション層20の第1及び第2側域75,76が配置される領域)におけるクッション層20の単位面積当たりの質量よりも大きい。更に、第1及び第2端部17,18の両側域におけるクッション層20の単位面積当たりの質量は、中間部19の中央域におけるそれよりも小さいことが好ましい。
このように、化粧パッド10は、第1及び第2端部17,18におけるクッション層20の単位面積当たりの質量が、中間部19のそれよりも大きいため、使用中における化粧パッド10の型崩れを防止することができる。化粧パッド10は、第2方向Rの両側域におけるクッション層20の単位面積当たりの質量が、第2方向Rの中央域におけるそれよりも小さいため、中央域においては化粧パッド10のクッション性を高めることができ、両側域では、積層された被覆シート21を両側接合部44において強固に接合することができる。
積層された第1及び第2側縁部31,32は、それぞれ、熱又は超音波によるエンボス/デボス加工によって融着されており、これにより、折り重ねられた被覆シート21が接合された両側接合部44が形成される。第1及び第3区域41,43は、化粧パッド10の第1面11を形成し、第2区域42は第2面12を形成する。第1面11には、第1及び第2区域41,42に積層された第3区域43によってポケット50が形成される。両側接合部44において、クッション層20は、第2区域42と、第1及び第3区域41,43とに挟持された状態で被覆シート21と融着される。
図1を参照すると、両側接合部44は、第1折曲線35から第2折曲線36に亘って延びており、第1側縁部31に位置する第1接合部45と、第2側縁部32に位置する第2接合部46とを含む。第1及び第2接合部45,46は、それぞれ、第1方向S(長さ方向Y)に延びる直状部47と、直状部47の第1方向S外側に位置する一対の傾斜部48とを有する。本実施形態において、直状部47は、化粧パッド10の中間部19に位置し、傾斜部48は化粧パッド10の第1及び第2端部17,18に位置しており、直状部47は、傾斜部48よりも長さ方向Yの寸法が大きい。本実施形態において、各接合部45,46は、略円形状の多数の溶着スポットによって形成されているが、その他の形状、例えば、略四角形状の溶着スポットや、連続又は非連続の線状に形成されていてもよい。
傾斜部48では、直状部47に比して積層された被覆シート21間の接合強度が高くなっている。化粧パッド10の隅部に位置する傾斜部48の接合強度を比較的に高くすることによって、使用中における化粧パッド10の型崩れを防止することができる。また、化粧パッド10の両端縁15,16に位置する傾斜部48の外端部48aでは、接合強度が傾斜部48の他の部位に比して高く形成されることが好ましい。図1及び3を参照すると、化粧パッド10の側縁13と第1接合部45との離間寸法及び化粧パッド10の側縁14と第2接合部46と離間寸法(各側縁13,14と各接合部45,46との間に位置する、被覆シート21の非接合部の第2方向Rにおける寸法)d1は、約0.5〜5mmの範囲であることが好ましく、第1及び第2接合部45,46の幅寸法(第2方向Rにおける寸法)d2は、それぞれ、約0.5〜5mmの範囲であることが好ましい。
ポケット50は、両側接合部44と、両側接合部44間を延びる第2折曲線36及び第2端縁部34によって画定され、第2端縁部34によって、第2方向R(幅方向X)に沿って延びるポケット50の開口縁51が形成される。ポケット50において、第1及び第3区域41,43が積層される積層部の第1方向Sにおける寸法L2は、化粧パッド10の第1方向Sにおける寸法L1の約20〜50%の大きさを有する。化粧パッド10の第1方向Sにおける寸法L1は約45〜65mm、第2方向Rにおける寸法L5は約65〜85mmである。本実施形態において、開口縁51は化粧パッド10の中間部19に位置し、被覆シート21の第1端縁部33側の端縁33aは中間部19に位置する。開口縁51は、化粧パッド10の第1端部17に位置する構成であってもよい。
かかる化粧パッド10では、第1面11又は第2面12にクレンジング剤を塗布して、化粧落とし用のパッドとして使用したり、第1面11又は第2面12に、毛穴の汚れを落としたり、古い角質を除去したりするため化粧水(いわゆる、拭き取り化粧水)を塗布して、化粧水用のパッドとして使用したりすることができる。化粧を拭き取る際には、化粧パッド10の第1面11又は第2面12を肌に押し当てて擦るため、化粧水を含浸させて顔に当てて使用するフェイスマスクに比べて、使用者が刺激を感じない程度の所要の柔軟性が求められる。特に、拭き取り化粧水を含浸させて使用する場合、毛穴の汚れや古い角質を取り除きながら、刺激を感じない程度の比較的に高い柔軟性が求められる。
本実施形態における化粧パッド10では、第1及び第2面11,12を形成する外層24が、平均繊維径が10μm以下の極細繊維である吸湿性繊維(第1繊維26)を主とする繊維不織布によって形成されているため、比較的に大きな繊維径の繊維不織布によって外層を形成したものと比して、刺激感を低減し、柔らかな肌触りを得ることができる。更に、この極細繊維はメルトブローン繊維であるため、極細繊維として分割型繊維を用いたものと比して、繊維径を均一にし、かつ繊維の周面を平滑にすることができ、柔らかな肌触りをより一層向上することができる。また、内層23は、吸湿性繊維より平均繊維径が大きいセルロース系繊維を主としているため、極細繊維を用いることによって被覆シート21の強度が低下することを防止することができる。
すなわち、被覆シート21が極細繊維のみから形成されている場合には、こしが弱く安定的に角質等を拭き取ることができないおそれがあるが、極細繊維(第1繊維26)から構成された外層24を支持するように、極細繊維よりも平均繊維径の大きな吸水性繊維(第2繊維27)から構成された内層23が積層されることによって、被覆シート21は所要のこしを有して安定的に角質等を拭き取ることができる。
また、内層23が疎水性の熱可塑性繊維を含む場合には、内層23の吸湿性/吸水性が低下するので、外層24に保持された化粧液等を引き込む作用が抑えられて、かかる効果をより向上させることができる。さらに、両側接合部44において積層された第1側縁部31と第2側縁部32とが熱又は超音波によるエンボス/デボス加工によって融着するときに、互いに対向する内層23と外層24とが接合されるが、両層の構成繊維が異なるので、接合強度が低くなるおそれがある。内層23に熱可塑性繊維が含まれることによって、両側接合部44における接合強度が向上し、使用中に該部分が剥離するのを防止することができる。
<被覆シートの製造方法>
被覆シート21を構成する外層24と内層23とは、機械交絡法、流体交絡法(水流交絡法、エア交絡法)、ニードルパンチ交絡法によって一体化することができ、好ましくは水流交絡法によって一体化されている。後記の本願発明の効果を奏する限りにおいて、両層23,24を接着剤(バインダ)で接合することによって被覆シート21を形成することもできるが、水流交絡法によって両層23,24を一体化することによって、被覆シート21は柔軟性に優れ、肌当たりが良好となる。
図4は、被覆シート21の製造工程における主要な部分を模式的に示す側面図であり、図5は、被覆シート21の一部拡大斜視図である。図4を参照して製造工程における主要部分について説明すると、まず、内層23の資材となる第1繊維ウエブ91(下層)と外層24の資材となる第2繊維ウエブ(上層)92とを積層してなる繊維層93を高圧水流の噴射作用下において機械方向MDへ搬送する。繊維層93は、オプションとしてタンク94から水膜を供給しながら形態を安定させたのちに、開孔支持体95としてのエンドレス・ベルト状のメッシュスクリーンに導かれ、該メッシュの下方からサクション96を作用させて排水するとともに、その上から所定の径・ピッチを有する複数のノズル97から高圧水流を噴射する。ノズル97は、機械方向MDと交差する方向(交差方向)へ複数配置されている。図示していないが、メッシュスクリーンは、互いに交差するステンレススチール製の複数の線材(例えば、互いに直交する経の線材と緯の線材)を平織することによって形成されており、線材どうしが交差する複数のナックル部を有する。本製造工程においては、外層24側に高圧水流を噴射することによって肌対向面側の平滑性が向上して肌当たりが良好になるが、後記の本願発明の効果を奏する限りにおいて、内層23側に高圧水流を噴射してもよいし、内層23側と外層24側との両面から高圧水流を噴射してもよい。
この噴射処理により、第1繊維ウエブ91の繊維と第2繊維ウエブ92の繊維とが交絡するとともに、開孔支持体95上の第1繊維ウエブ91を構成する繊維のうちのナックル部上に位置する繊維が噴射水の作用によって移動することによってナックル部周辺において再配列され、該繊維の存在しない開孔80が形成される。また、第1繊維ウエブ91には、交差方向へ並ぶ複数のノズル97から噴射される高圧水流によって交差方向に並ぶ複数の溝部82が形成されるとともに、溝部82間に位置する畝部81が形成される。開孔80は溝部82に位置している。一方、高圧水流が直接噴射される第2繊維ウエブ92は、比較的に肉薄であって、ナイロン等の極細繊維がランダムに配列されて繊維どうしが移動しうる状態において噴射処理されるので、第1繊維ウエブ91のように賦型されて複数の開孔80が形成されることはなく、繊維どうしの交絡が解かれてネット状に一様に拡がる。そのため、第2繊維ウエブ92を構成する極細繊維は、第1繊維ウエブ91の開孔80においてもそれを塞ぐように存在している。
図5〜図7を参照すると、既述の製造方法によって製造された被覆シート21においては、外層24を構成する極細の第1繊維26がネット状に一様に拡がっていることから、それを顔に擦るように押し当てたときに、第1繊維26が毛穴に入り込んで化粧粉や皮脂等を掻き出すようにブラッシング機能を果たすことができる。また、肌当接面において低吸湿性の第1繊維26がネット状に拡がっていることによって、化粧パッド10に含浸させた化粧液が肌当接面において一様に拡がる略均一な液膜が形成され、肌への密着性が向上し、化粧パックとして使用する場合には、良好な肌へのはりつき性を発揮しうる。
また、外層24は第1繊維26が比較的に密にネット状に配置されていることによって比較的に小さな繊維間隙が形成されるので、比較的に繊維間隙が大きな場合や内層23のように複数の開孔80が形成される場合に比して、化粧液等の液保持性が良好である。したがって、比較的に少ない量の化粧液を化粧パッド10に含浸させた場合であっても、瞬時にクッション層20に化粧液が吸収されることはなく、湿潤状態にある外層24で化粧粉や肌の汚れをふき取ることができる。被覆シート21において、畝部81及び溝部82は、第1方向S又は第2方向Rへ延びていることが好ましく、本実施形態では第2方向Rへ延び、第1方向Sにおいて畝部81と溝部82とが交互に並んでいる。
また、内層23は、第1繊維26よりも平均繊維径の大きな第2繊維27から形成されており、かつ、凹凸状を有するものであるから、所要のシート強度を有する。したがって、被覆シート21全体が適度なこしを有し、肌に摺接したときに外層24がよれるのを抑制されて安定的な拭き取り操作を行うことができる。また、外層24から内層23に移動した化粧液は、溝部82に沿って内層23全体へ拡散されるともに複数の開孔80からクッション層へ速やかに移動される。
また、外層24を形成する第1繊維26は、第1及び第2面11,12上に繊維の末端部が存在しないように、第1方向Sや第2方向Rへ延びる連続した繊維(連続繊維)によって形成されることが好ましい。第1繊維26が、第1及び第2面11,12上に繊維の末端部が存在するような短繊維(ステープル)である場合、使用する際に、この末端部が肌に当たって刺激を与えるおそれがあるが、末端部が第1及び第2側縁部31,32を除いて存在しないように、第1及び第2面11,12上で連続した繊維とすることで、短繊維を使用する場合に比して、肌触りを向上することができる。このような外層24において、第1繊維26はフィラメントであって、繊維層93の状態において繊維長が比較的に大きい、例えば、化粧パッド10の第1方向S及び/又は第2方向Rにおける寸法よりも大きいことが好ましい。再び、図1及び3を参照すると、本実施形態における化粧パッド10では、被覆シート21の切断辺である化粧パッド10の両側縁13,14の内側に両側接合部44が形成されているため、第2面12において両側接合部44と両端縁15,16とによって画定される化粧液塗布領域には、連続繊維である吸湿性繊維の末端部が存在せず、良好な肌触りを得ることができる。
内層23が疎水性の熱可塑性繊維を含む場合には、内層23の吸湿性/吸水性が低下するので、外層24に保持された化粧液等を引き込む作用が抑えられて、かかる効果をより向上させることができる。さらに、両側接合部44において積層された第1側縁部31と第2側縁部32とが熱又は超音波によるエンボス/デボス加工によって融着するときに、互いに対向する内層23と外層24とが接合されるが、両層の構成繊維が異なるので、接合強度が低くなるおそれがある。内層23に熱可塑性繊維が含まれることによって、両側接合部44における接合強度が向上し、使用中に該部分が剥離するのを防止することができる。
化粧パッド10の肌当接面において、平均表面摩擦係数(MIU)は、0.35以上であり、表面粗さの平均偏差(SMD)[単位:μm]は、1.20以下である。さらに、肌当接面の平均表面摩擦係数(MIU)は、0.45以下であることが好ましく、表面粗さの平均偏差(SMD)は、1.00以下であることがより好ましい。表面摩擦係数の平均偏差(MMD)は、0.010以下であることが好ましい。
このように、平均繊維径が10μm以下の極細繊維を用いて平均表面摩擦係数(MIU)を0.35以上と比較的に高くすることで、肌当接面における、ぬめり感が増して吸付くような感触(密着感)を得ることができる。さらに、表面粗さの平均偏差(SMD)が1.20以下である、凹凸の少ない平らな拭き取り面において、平均表面摩擦係数を比較的高くすることで、毛穴に入り込んだ汚れを掻き出すことができる。本実施形態の化粧パッド10では、外層24が極細の第1繊維26を含むことから、肌当接面に小さな複数のエッジ部分が形成され、比較的に高い摩擦抵抗を有しており、このエッジ部分が凹凸の少ない平面に形成されることにより、肌を強く擦ることなく毛穴に入り込んだ微細な汚れを掻き出すように拭き取ることができ、拭き取り性に優れる。被覆シート21は、極細繊維層(外層24)が内層23によって支持されているため、破れや撚れが生じ難く、極細繊維(第1繊維26)を肌に密着させやすくなり、特に、クレンジング剤等を塗布した状態では、極細繊維層を単層で用いたものと比して、拭き取り性を向上させることができる。また、表面摩擦係数の平均偏差(MMD)を0.010以下とすることで、滑らかな肌触りを得ることができ、このように、表面粗さの平均偏差及び表面摩擦係数の平均偏差の両方を比較的小さくすることで、化粧液を塗布した際に肌当接面により均一な液膜が形成されやすくなり、密着感をより向上させることができる。
また、化粧パッド10は、厚さ方向Zにおいて、肌当接面に0.005質量%の青色1号で着色した純水0.02mlを前記肌当接面に滴下して生じる液滴の消失時間が少なくとも約0.3秒以上であり、約7秒以下であることが好ましく、さらに、約5秒以下であることがより好ましい。かかる化粧パッド10では、化粧落とし用として使用する際に一般的な使用量(約2ml)の化粧液(クレンジング剤等)を塗布した場合に、化粧液を塗布してから肌に当接するまでの所要時間の間、肌当接面に液体を好適に保持することができる。また、液滴の消失時間を約7秒以下として化粧パッドに適度な吸水性を持たせることにより、拭き取り性を向上させることができる。
<変形例>
図8(a)は、化粧パッド10の変形例1における図2と同様の模式的断面図であり、図8(b)は、化粧パッド10の変形例2における図2と同様の模式的断面図である。変形例1及び2に係る化粧パッド10は、上述した実施形態に係るそれと基本的構成が同一であるので、相違する点についてのみ以下に説明する。
変形例1における化粧パッド10は、被覆シート21の第2端縁部34が、幅方向X(第2方向R)に延びる第3折曲線60に沿って内層23を内側にして折曲された第1折曲端部53を有する。第1折曲端部53は、長さ方向Yにおける寸法L3が約1〜5mmであって、第1端部17に位置する。ポケット50の開口縁51は、第3折曲線60によって形成される。かかる化粧パッド10では、ポケット50の開口縁51において被覆シート21が折り返されているため、開口縁51におけるシート強度を高めることができる。また、第1折曲端部53では、第1区域41の外層24と第3区域43の外層24とが対向した状態で、両側接合部44において互いに接合されるため、外層24を形成する吸湿性繊維がナイロン6又はナイロン66であって、内層23を形成するセルロース系繊維がレーヨン繊維である場合、第1折曲端部53における第1及び第3区域41,43の接合強度を高めることができる。なお、第1折曲端部53は、中間部19に位置する構成であってもよい。
変形例2における化粧パッド10は、被覆シート21の第2端縁部34が、幅方向X(第2方向R)に延びる第3折曲線60に沿って内層23を内側にして折曲された第1折曲端部53と、被覆シート21の第1端縁部33が、幅方向X(第2方向R)に延びる第4折曲線61に沿って外層24を内側にして折曲された第2折曲端部54とを有する。第1折曲端部53は第1端部17に位置し、第2折曲端部54は第2端部18に位置しており、第1及び第2折曲端部53,54の長さ方向Yにおける寸法L3,L4は、それぞれ約1〜5mmである。かかる化粧パッド10では、変更例1の効果を得ることができる。また、第2折曲端部54における両側接合部44では、第1区域41の内層23と第2及び第3区域42,43の内層23とが対向した状態で接合されており、内層23が熱融着性繊維を含む場合、第2折曲端部54における接合強度を高めることができる。なお、第1及び第2折曲端部53,54は、それぞれ中間部19に位置する構成であってもよい。
以下、本発明の実施例等を具体的に説明するが、もとより本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
被覆シート:厚さ 0.25mm、単位面積当たりの質量 30g/m
外層: 厚さ 0.09mm、単位面積当たりの質量 10g/m
メルトブローン不織布(ナイロン6:100質量%)、
第1繊維の平均繊維径4μm
内層: 厚さ 0.16mm、単位面積当たりの質量 20g/m
スパンレース不織布(レーヨン:80質量%,熱融着性繊維20%)、
第2繊維(レーヨン)の平均繊維径16μm
[実施例2]
被覆シート:厚さ 0.25mm、単位面積当たりの質量 30g/m
外層: 厚さ 0.09mm、単位面積当たりの質量 10g/m
メルトブローン不織布(ナイロン6:100質量%)、
第1繊維の平均繊維径4μm
内層: 厚さ 0.16mm、単位面積当たりの質量 20g/m
スパンレース不織布(レーヨン:100質量%)、
第2繊維の平均繊維径15μm
[比較例1]
被覆シート(単層):厚さ 0.27mm、単位面積当たりの質量30g/m
メルトブローン不織布(ナイロン6:100質量%)、
平均繊維径4μm
[比較例2]
被覆シート(単層):厚さ 0.25mm、単位面積当たりの質量30g/m
スパンレース不織布(コットン:100質量%)、
平均繊維径10〜20μm
[比較例3]
被覆シート(単層):厚さ 0.25mm、単位面積当たりの質量30g/m
スパンレース不織布(レーヨン:100質量%)、
平均繊維径15μm
各実施例及び比較例について、平均表面摩擦係数(MIU)、表面摩擦係数の平均偏差(MMD)、表面粗さの平均偏差(SMD)、滴下試験、拭き取り試験による測定試験と官能試験とを行い、測定及び官能評価の結果を表1に示した。なお、本測定は、不織布の肌触りを表す特性値として一般的に知られている、カトーテック株式会社製のKESでの特性値(参考文献:風合い評価の標準化と解析(第2版)、著者 川端季雄 発行 昭和55年7月10日)に基づいて測定したものである。
Figure 0005744358
表1に示した測定試験の測定方法、評価基準は以下のとおりである。なお、各測定は、所定の基準に基づいて、A(優れている)、B(良い)、C(ふつう)。D(悪い)で評価した。
<表面特性の測定方法>
表面特性の測定は、カトーテック(株)製KES−FB4を用いて、各サンプルの第2面の第1及び第2方向における中央部において1.0×1.0cmの範囲を試料とし、平滑な金属平面の試験台に配置して行った。表面粗さの測定は、その表面上に、10gfの荷重を掛け、かつ、0.5mm径のピアノ線で巻かれた幅0.5cmの接触端子を試料に圧着させて行い、また、表面摩擦の測定は、表面粗さの測定に用いた接触端子と同じピアノ線を10本並べ重錘によって50fgの力で接触面を試料に圧着させて行う。表面摩擦及び表面粗さの測定では、試料を0.1cm/secの一定速さで水平に2cm移動させ、試料には20gf/cmの一軸張力が与えられる。測定結果により、平均表面摩擦係数MIU、表面摩擦係数の平均偏差MMD、及び表面粗さの平均偏差SMD[μm]を求めた。各サンプルの第2面(ポケット50の開口縁51を有していない面)において第1方向と第2方向とのそれぞれについて測定を行い、その平均値を各サンプルの値とした。
≪評価基準≫
1.平均表面摩擦係数(MIU)の値
A:0.35以上
B:0.30以上、0.35未満
C:0.25以上、0.30未満
D:0.25未満
2.表面摩擦係数の平均偏差(MMD)
A:0.010以下
B:0.010超、0.015以下
C:0.015超、0.020以下
D:0.020超
3.表面粗さの平均偏差(SMD)の値[μm]
A:1.20以下
B:1.20超、1.40以下
C:1.40超、1.60以下
D:1.60超
<拭き取り試験の測定方法>
本発明の化粧パッド10と比較例の化粧パッドとを用いて、化粧品(ファンデーション)の拭き取り試験を行った。試験装置は、株式会社トリニティーラボ製の摩擦摩耗測定装置 TL201Tsを使用した。なお、化粧パッドは化粧液等の液体を塗布していない状態で試験を行った。まず、幅26mm、長さ90mmの長方形のスライドガラスに、長さ方向の端縁から20mmの位置を中心として、0.02gの化粧品を直径13mmの円形状に塗布して試験片とした。次に、化粧パッド10を第2面12が露出面となるようにして試験装置のパッド専用治具(奥行20mm、幅70mm)に挟み、化粧品の塗付後、40分を経過した試験片に対して、専用治具に一定の荷重(試験片と接触している化粧パッド10の面積5.2cmに対し、100gの荷重)をかけながら移動速度2.5mm/sで試験片の端縁から移動距離60mmで化粧品を拭き取った。
次に、化粧品を拭き取った後の試験片をスキャナ(セイコーエプソン株式会社製 GT−X750)で読み取り、その後、画像ソフト(Adobe Photoshop Elements3.0)を用いて画像を読み込み、Histgram Analysisソフトを用いてヒストグラム処理をし、二値化処理を行った。化粧品を拭き取る前の試験片の二値化処理の値を100とし、拭き取り後の試験片の二値化処理の値を比率で示し、拭き取り率とした。各例におけるサンプル数はそれぞれN=3とし、その平均値を算出した。なお、本測定において化粧品として、一般的に広く流通されているファンデーション(例えば、防腐剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、タール系色素及び人工香料等を成分として含むもの)を使用した。
≪拭き取り率の評価基準≫
A:90%以上
B:80%以上、90%未満
C:70%以上、80%未満
D:70%未満
<液滴の消失時間(滴下試験)の測定方法>
液滴の消失時間は以下の測定方法によって20度、60%RHの恒温恒湿室で測定した。化粧パッド10を第2面12(ポケット50の開口縁51を有していない面)が上面となるようにして試験台に載置し、第2面12の第1方向S及び第2方向Rにおける中央部に0.005質量%の青1号で着色した純水(蒸留水)0.02mlを試験台の載置面から高さ5mmの位置から滴下する。液滴が第2面12に付着してから消失するまで(液玉状の液滴が吸収されて第2面12から液玉が消失するまで)を動画撮影し、その時間をカウントした。各比較例の化粧パッドも同様に測定した。各例の化粧パッドのクッション層の構成は同じものであってレーヨン繊維100%とした。各例におけるサンプル数はそれぞれN=20とし、その平均値を算出した。
≪評価基準≫
A:0.03秒以上、5.0秒以下
B:5.0秒超〜7.0秒以下
C:7.0秒超、15.0秒以下
D:それ以外
<官能評価>
各化粧パッドの第2面に、2mlの純水(蒸留水)を浸透させて、女性パネラー10名が、各化粧パッドで顔面に塗布された0.2gのファンデーションを拭き取ったときのウエットシートの「やわらかさ」「ぬめり感(密着感)」「拭き取り感」について、4段階で評価した。
1.やわらかさ
A:やわらかい
B:やややわらかい
C:どちらともいえない
D:柔らかくない
2.ぬめり感
A:ぬめり感がある
B:ややぬめり感がある
C:どちらともいえない
D:ぬめり感がない
3.拭き取り感
A:拭き取り感がある
B:やや拭き取り感がある
C:どちらもともいえない
D:拭き取り感がない
<測定結果>
表1に示すとおり、実施例1及び2の化粧パッド10の第2面12側において、平均表面摩擦係数(MIU)は、0.35以上であり、表面摩擦係数の平均偏差(MMD)は、0.010以下、表面粗さの平均偏差(SMD)は1.20以下であった。比較例1の化粧パッドは、平均表面摩擦係数が0.35以上、表面粗さの平均偏差が1.20以下であるが、表面摩擦係数の平均偏差は、0.010超であった。比較例2の化粧パッドは、平均表面摩擦係数が、0.30未満、表面摩擦係数の平均偏差が0.010超、表面粗さの平均偏差が1.20超であった。比較例3の化粧パッドは、平均表面摩擦係数が0.30未満であり、表面摩擦係数の平均偏差が0.010超、表面粗さの平均偏差が1.60超であった。また、拭き取り試験において、実施例1及び2の化粧パッド10と比較例1の化粧パッドは、拭き取り率が90%以上であり、化粧液を塗布しない状態で90%を超える高い拭き取り率を示した。一方、比較例2及び3の化粧パッドでは、拭き取り率が80%未満であった。また、滴下試験において、実施例1及び2の化粧パッドは、液滴の消失時間(平均値)が0.3秒以上であり、5.0秒以下であった。一方、比較例1の化粧パッドは、液滴の消失時間が7.0〜15.0秒の範囲であり、比較例2及び3の化粧パッドは、液滴の消失時間が0.3秒未満であった。
かかる測定評価の結果から、実施例1及び2の化粧パッド10は、肌当接面において第1繊維26が不規則な弧を画いて網目状に拡がっていることによって、肌当接面が比較的に平滑であって、化粧液等の液体が肌当接面に供給された場合には、液体が肌当接面に一様に拡がって均一な液膜を形成しうる。また、実施例1及び2の化粧パッド10は、外層24に極細繊維からなる第1繊維26を含むことから肌当接面側に小さな複数のエッジ部分が形成され、比較的に高い摩擦抵抗を有するものであるから、ハンドリング性に優れ、毛穴に入り込んだ微小な汚れを掻き出すように拭き取ることができる。
このように、実施例1及び2の化粧パッド10は、その肌当接面が極細繊維からなる第1繊維26から形成されており、比較的に平滑であって、かつ、比較的に摩擦抵抗が高いことから、官能評価においても、「柔らかさ」「ぬめり感」「拭き取り感」の評価は「A」であり、かかる化粧パッド10の特性が使用感として実際に確認された。一方、比較例1〜3の化粧パッドは、実施例1及び2のものに比して滑らかではなく、特に、比較例2及び3の化粧パッドは、比較的に表面が凹凸であって、比較的に摩擦抵抗が低いことから、実施例1及び2のように均一な液膜が形成され、かつ、十分なブラッシング機能を発揮することができず、官能評価のすべての項目において評価が「A」になるものはなかった。
本発明にかかる使い捨ての化粧パッド10を構成する各構成部材には、明細書に記載されている材料のほかに、この種の物品において通常用いられている各種公知の材料を制限なく用いることができる。また、明細書及び特許請求の範囲において、「第1」、「第2」及び「第3」の用語は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いられる。
以上に記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記の事項に整理することができる。
肌当接面を有し、親水性繊維を含むクッション層と、前記クッション層を被覆する被覆シートとを含む使い捨ての化粧パッドにおいて、前記被覆シートは、前記肌当接面を形成する、平均繊維径が10μm以下の吸湿性を有する第1繊維を主として構成された外層と、前記外層に被覆された、前記第1繊維よりも平均繊維径の大きな第2繊維を主として構成された内層とを有し、前記化粧パッドは、前記肌当接面の表面粗さの平均偏差(SMD)が1.20μm以下であって、平均表面摩擦係数(MIU)が0.35以上である。
上記段落0073に開示した本発明は、少なくとも下記の実施の態様を含むことができる。
(1)前記肌当接面の表面摩擦係数の平均偏差(MMD)が0.010以下である。
(2)前記化粧パッドは、第1方向及びそれに直交する第2方向を有し、前記外層において、前記第1繊維は網目状に一様に拡がっており、前記内層には、前記第2方向へ並ぶ複数の開孔が形成され、前記第1繊維が、前記開孔のうちの少なくとも一部を跨いでいる。
(3)前記内層は前記第2方向へ延びる複数の畝部と前記畝部の間に位置する溝部とを有し、前記畝部と前記溝部とは前記第1方向において交互に並んでおり、前記複数の開孔が前記溝部に位置している。
(4)前記外層の密度は0.05〜0.2g/cmであって、前記外層の厚さ寸法が前記内層の厚さ寸法の20〜60%の大きさである。
(5)前記第1繊維は、ナイロンである。
(6)前記第2繊維は、前記第1繊維よりも吸湿性の高い繊維である。
(7)前記第2繊維は、レーヨン、コットンを含むセルロース系繊維のうちの少なくとも一つである。
(8)前記外層と前記内層とは、水流交絡法によって一体化される。
10 化粧パッド
17 第1端部
18 第2端部
19 中間部
20 クッション層
21 被覆シート
23 内層
24 外層
26 第1繊維
27 第2繊維
80 開孔
81 畝部
82 溝部
S 第1方向
R 第2方向

Claims (9)

  1. 肌当接面を有し、親水性繊維を含むクッション層と、前記クッション層を被覆する被覆シートとを含む使い捨ての化粧パッドにおいて、
    前記被覆シートは、前記肌当接面を形成する、平均繊維径が10μm以下の吸湿性を有する第1繊維を主として構成された外層と、前記外層に被覆された、前記第1繊維よりも平均繊維径の大きな第2繊維を主として構成された内層とを有し、
    前記化粧パッドは、前記肌当接面の表面粗さの平均偏差(SMD)が1.20μm以下であって、平均表面摩擦係数(MIU)が0.35以上であることを特徴とする前記化粧パッド。
  2. 前記肌当接面の表面摩擦係数の平均偏差(MMD)が0.010以下であることを特徴とする請求項1に記載の化粧パッド。
  3. 前記化粧パッドは、第1方向及びそれに直交する第2方向を有し、前記外層において、前記第1繊維は網目状に一様に拡がっており、前記内層には、前記第2方向へ並ぶ複数の開孔が形成され、前記第1繊維が、前記開孔のうちの少なくとも一部を跨いでいることを特徴とする請求項1または2に記載の化粧パッド。
  4. 前記内層は前記第2方向へ延びる複数の畝部と前記畝部の間に位置する溝部とを有し、前記畝部と前記溝部とは前記第1方向において交互に並んでおり、前記複数の開孔が前記溝部に位置している請求項3に記載の化粧パッド。
  5. 前記外層の密度は0.05〜0.2g/cmであって、前記外層の厚さ寸法が前記内層の厚さ寸法の20〜60%の大きさである請求項1〜4のいずれかに記載の化粧パッド。
  6. 前記第1繊維は、ナイロンである請求項1〜5のいずれかに記載の化粧パッド。
  7. 前記第2繊維は、前記第1繊維よりも吸湿性の高い繊維である請求項1〜6のいずれかに記載の化粧パッド。
  8. 前記第2繊維は、レーヨン、コットンを含むセルロース系繊維のうちの少なくとも一つである請求項1〜7のいずれかに記載の化粧パッド。
  9. 前記外層と前記内層とは、水流交絡法によって一体化される請求項1〜8のいずれかに記載の化粧パッド。
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