JP5743088B2 - 印字ラベル作成装置、印字ラベル作成プログラム、及び印字ラベル作成方法 - Google Patents

印字ラベル作成装置、印字ラベル作成プログラム、及び印字ラベル作成方法 Download PDF

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Description

本発明は、被印字媒体に印字を行って印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置に関する。
印字手段としてサーマルヘッドを備えた印字ラベル作成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この印字ラベル作成装置では、搬送手段(プラテンローラ、接合ローラ、送りローラ)が搬送モータ(DCモータ)の駆動力を用いて被印字媒体(表層テープ)を搬送し、その搬送される被印字媒体に対しサーマルヘッドが印字を形成することにより、印字ラベルが作成される。その際、サーマルヘッドは、印字データを1つの印字ライン単位に分割したライン印字データごとに通電態様を切り替えつつ、印字データに対応した複数の発熱素子の通電を行う。特にこの従来技術の印字ラベル作成装置では、上記ライン印字データごとの通電タイミングの間隔(=いわゆる印字周期)を可変に制御することで、所望の印字態様を実現可能となっている。
特開2007−111863号公報
近年、操作者が気軽に印字ラベルを作成できるように、所定の印字内容を備えた複数種類のラベルイメージが予め作成され記憶されている、印字ラベル作成装置が提唱されている。操作者は、ラベルの細かいデザイン設定やテキスト入力等の操作を行わなくても、当該印字ラベル作成装置に表示された上記複数種類のラベルイメージのうち自ら所望する特定のラベルイメージを選択するだけで、当該特定のラベルイメージの態様の印字ラベルを簡単に作成することができる。
ここで、通常、上記複数種類のラベルイメージは、それぞれ、予め所定のラベル長さを備えている。操作者のニーズとして、印字内容等のデザインはそのままにしつつ、ラベル長さを上記予め設定された所定のラベル長さから増減変更したい場合がある。このようなニーズに対し、上記従来技術の印字周期の可変制御を適用し、ラベル長さを増大させたい場合には上記特定のラベルイメージを印字する際の印字周期を長くし、ラベル長さを短くしたい場合には上記特定のラベルイメージを印字する際の印字周期を短くする手法が考えられる。
しかしながら、上記のように印字周期を可変制御する手法では、操作者の希望するラベル長さと、上記特定のラベルイメージに対し予め定められたラベル長さとの差が比較的大きい場合(特定のラベルイメージのラベル長さ比が比較的大きい場合)には、十分に対応することは難しかった。
本発明の目的は、ラベルイメージのラベル長さの変更率の絶対値が比較的大きい場合であっても、確実に操作者のニーズに対応して操作者の希望するラベル長さの印字ラベルを作成できる、印字ラベル作成装置、印字ラベル作成プログラム、及び印字ラベル作成方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、搬送モータと、前記搬送モータの駆動力を用いて被印字媒体を搬送するための搬送手段と、前記被印字媒体を前記搬送手段により搬送する搬送方向と直交する方向に配列され、前記被印字媒体を前記搬送方向に印字解像度に分割してなる各印字ライン上に少なくとも各ドットを形成する、複数の発熱素子を備えたサーマルヘッドと、を有し、前記搬送手段の搬送方向における所望のラベル長さを備えた印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置であって、予め作成され、かつ所定の前記ラベル長さと所定の印字内容をそれぞれ備えた、複数種類のラベルイメージを書き換え不能に記憶する記憶手段と、前記記憶手段より読み出された前記複数種類のラベルイメージを、操作者が選択可能に表示する表示手段と、前記複数種類のラベルイメージのうち、操作者により前記表示手段の表示に基づき選択された特定のラベルイメージに対する、前記ラベル長さの変更指示値を取得する取得手段と、前記搬送モータの回転速度を制御する搬送制御手段と、前記搬送手段による搬送の開始後、印字を行うための印字データを1つの前記印字ライン単位に分割したライン印字データごとに通電態様を切り替えつつ、前記選択された特定のラベルイメージに基づく前記印字データに対応した前記複数の発熱素子の通電制御を行う印字制御手段と、前記取得手段により取得された前記変更指示値に応じ、前記ライン印字データごとの通電タイミングの間隔を予め定められた初期値から短縮化又は伸張化制御する印字周期制御処理、及び、前記搬送モータの回転速度を予め定められた初期値から減少又は増大制御する回転速度制御処理、の両方を行うように、前記印字制御手段及び前記搬送制御手段を連携して制御する連携制御手段と、を有することを特徴とする。
本願発明の印字ラベル作成装置は、搬送手段と、サーマルヘッドと、記憶手段と、を有する。搬送手段により搬送される被印字媒体に対し、サーマルヘッドが印字を形成することにより、印字ラベルが作成される。搬送手段は、搬送制御手段により回転速度が制御される搬送モータの駆動力を用いて被印字媒体を搬送する。サーマルヘッドは、複数の発熱素子が印字制御手段により通電制御されることで、印字データに対応した印字を被印字媒体に形成する。このとき、所定の印字内容を備えた複数種類のラベルイメージが予め作成され、それら複数種類のラベルイメージが記憶手段に記憶されている。操作者が、表示手段に表示された上記複数種類のラベルイメージのうち、自ら所望する特定のラベルイメージを選択することにより、当該特定のラベルイメージの態様の印字ラベルが作成される。
ここで、上記複数種類のラベルイメージは、それぞれ、予め所定のラベル長さを備えている。操作者のニーズとして、印字内容等のデザインはそのままにしつつ、ラベル長さを上記予め設定された所定のラベル長さから増減変更したい場合がある。そこで本願発明においては、このような場合に対応して、取得手段と連携制御手段とが設けられる。操作者が、特定のラベルイメージを選択し、当該選択した特定のラベルイメージに関して変更したいラベル長さの値(変更指示値)を指示入力すると、当該変更指示値が取得手段によって取得される。すると、連携制御手段が、当該取得された変更指示値に応じて、上記印字制御手段によるサーマルヘッドの発熱素子の通電タイミングの間隔と、上記搬送制御手段による搬送モータの回転速度と、の両方を、初期値から変更する。すなわち、操作者による変更指示値が、上記特定のラベルイメージの予め定められたラベル長さよりも短かった場合には、上記通電タイミングの間隔が初期値から短くなるように(言い換えれば印字周期が初期値から短くなるように)変更されるとともに、上記搬送モータの回転速度が初期値から遅くなるように(言い換えれば搬送速度が初期値から遅くなるように)、変更することができる。逆に、操作者による変更指示値が、上記特定のラベルイメージの予め定められたラベル長さよりも長かった場合には、上記通電タイミングの間隔が初期値から長くなるように(言い換えれば印字周期が初期値から長くなるように)変更されるとともに、上記搬送モータの回転速度が初期値から速くなるように(言い換えれば搬送速度が初期値から速くなるように)、変更することができる。
このようにして、ラベル作成時における印字周期と搬送速度との両方が変更制御されることにより、操作者の希望するラベル長さと、上記特定のラベルイメージの予め定められたラベル長さとの差が比較的大きい場合(特定のラベルイメージのラベル長さの変更率の絶対値が比較的大きい場合)であっても、確実に操作者のニーズに対応して操作者の希望するラベル長さの印字ラベルを作成することができる。
本発明によれば、確実に操作者のニーズに対応して操作者の希望するラベル長さの印字ラベルを作成することができる。
本発明の印字ラベル作成装置の一実施形態の外観を示す斜め上方向からの斜視図である。 カートリッジの内部構造を模式的に表す拡大平面図である。 印字ラベル作成装置の制御系を表す概念図である。 ラベル長さを変更しつつラベル作成を行う手法を説明するための、印字ラベルの外観図である。 ラベル長さ比の大小とモータ回転速度又は印字周期との具体的な対応関係を説明する説明図である。 操作部の各機能キーの詳細を含む印字ラベル作成装置の平面図である。 表示部における表示例を表す説明図である。 ラベルイメージに基づくラベル作成条件設定時に制御回路のCPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 ラベル作成時に制御回路のCPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 先にラベルイメージの補正処理を行う変形例において、ラベルイメージに基づくラベル作成条件設定処理時に制御回路のCPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 図10のステップS200の詳細手順を表すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
<印字ラベル作成装置の構成>
図1に示すように、印字ラベル作成装置1は、外郭を構成する筐体1Aを備えている。筐体1Aは、装置下面及び装置側面を構成する樹脂製の下カバー15と、装置上面を構成する樹脂製の上カバー17とからなる。上カバー17は、後部側にカートリッジホルダ9(図2参照)を覆うカートリッジカバー17aを備え、カートリッジカバー17aは、後端部を支点として開閉可能である。上カバー17の前部側には、カートリッジカバー17aに隣接した例えば矩形開口状の開口部6と、この開口部6を塞ぐように装着された透明パネル7とが設けられ、開口部6の内側には、入力した文字や記号等を表示するための表示部5が配置されている。開口部6の周囲には操作部2が設けられている。操作部2には、上カバー17の前方向から後方向に向けて、文字入力等の種々の操作が行われるキーボード3と、電源スイッチや印刷キー等の印字ラベル作成装置1の各種機能を実行させるための機能キー群4とが配置されている。
筐体1Aの内部には、例えば表示部5の下側に、後述の制御回路210(図3参照)等を構成する電子素子(ICチップ等)を実装した図示しないメイン基板と、メイン基板の上記制御回路210にコネクタを介して接続された図示しないキー基板とが設けられている。キー基板は、上記キーボード3及び機能キー群4を構成する各キーに対応する位置に設けられた複数のキー用接点を有し、このキー用接点は、操作者がキーボード3及び機能キー群4の各キーを操作した際に閉成され、これにより各キーに割り当てられた機能が実行される。
筐体1Aのカートリッジカバー17aの内側には、図2に示すように、印字済ラベル用テープ109を供給するためのカートリッジ8が着脱可能な上記カートリッジホルダ9が設けられている。このカートリッジホルダ9は、上記カートリッジカバー17aによって常時閉塞されており、カートリッジカバー17aを開放するとカートリッジホルダ9が露出される。カートリッジホルダ9には、カートリッジ8内の使用済みのインクリボン105を巻き取るためのリボン巻取りローラ駆動軸107と、カートリッジ8内のカバーフィルム103(被印字媒体)を搬送するための送りローラ駆動軸108とが設けられている。またカートリッジホルダ9には、カバーフィルム103に所望の印刷を行うサーマルヘッド23が、カートリッジ8の装着時にその開口部に位置するように設けられている。サーマルヘッド23は、カバーフィルム103の搬送方向と直交する方向に配列された複数の発熱素子23a(図3参照)を備えており、印刷駆動回路205(図3参照)の制御に基づき、カバーフィルム103を搬送方向に印字解像度に分割してなる各印字ライン上に少なくとも各ドットを形成することにより、カバーフィルム103への印字を行う。
カートリッジ8は、筐体8Aと、この筐体8A内に配置され、帯状の基材テープ101が巻回された第1ロール102(実際は渦巻き状であるが、図では簡略的に同心円状に示す)と、上記基材テープ101と略同じ幅である透明な上記カバーフィルム103が巻回された第2ロール104(実際は渦巻き状であるが、図では簡略的に同心円状に示す)と、上記インクリボン105(熱転写リボン、但し被印字テープが感熱テープの場合は不要)が巻回されたリボン供給ローラ111と、印字後のインクリボン105を巻取るリボン巻取りローラ106と、カートリッジ8のテープ排出部の近傍に回転可能に支持された送りローラ27とを有する。
第1ロール102は、リール部材102aの周りに上記基材テープ101を巻回している。基材テープ101は、例えば、内側に巻かれる側よりその反対側へ向かって、貼り合わせ用の粘着剤層、ベースフィルム、貼り付け用の粘着剤層、剥離紙の順序で積層され構成されている。第2ロール104は、リール部材104aの周りに上記カバーフィルム103を巻回している。
送りローラ27は、上記基材テープ101と印字形成後の上記カバーフィルム103とを押圧して搬送しつつ接着させて上記印字済みラベル用テープ109とし、得られる印字済みラベル用テープ109を図2中矢印Aで示す方向に搬送する。なお、リボン巻取りローラ106及び送りローラ27は、ローラ駆動用モータ208(搬送モータ。図3参照)の駆動力が上記リボン巻取りローラ駆動軸107及び送りローラ駆動軸108(搬送手段)に伝達されることによって、連動して回転駆動される。なお、この回転駆動の際、サーマルヘッド23に対向配置されるプラテンローラ26や、送りローラ27に対向配置される圧着ローラ28も同様に回転する(後述)。
また、印字済ラベル用テープ109の搬送経路に沿って送りローラ27及び圧着ローラ28の下流側には、カッタキー等の操作により印字済ラベル用テープ109を所定の長さに切断するための、カッタ40が設けられている。
<印字ラベル作成装置の制御系>
図3を用いて、印字ラベル作成装置1の制御系を説明する。図3において、印字ラベル作成装置1には、印刷駆動回路205と、ローラ駆動回路209と、カッタ40を切断動作させるカッタソレノイド280への通電を制御するカッタソレノイド駆動回路300と、印刷駆動回路205、ローラ駆動回路209、カッタソレノイド駆動回路300等を介し、印字ラベル作成装置1全体の動作を制御するための制御回路210と、が設けられている。
ローラ駆動回路209は、上記送りローラ駆動軸108(図2参照)及びリボン巻取りローラ駆動軸107(図2参照)を駆動するローラ駆動用モータ208を制御する。すなわち、ローラ駆動回路209は、ローラ駆動用モータ208の回転速度を制御することにより、印字済みラベル用テープ109の搬送速度(言い換えればカバーフィルム103の搬送速度。以下同様)の制御を行う。
印刷駆動回路205は、上記サーマルヘッド23の発熱素子23aへの通電を行う。すなわち、印刷駆動回路205は、上記ローラ駆動用モータ208の駆動力による印字済みラベル用テープ109の搬送の開始後、(制御回路210から取得された印字データを1つの印字ライン単位に分割した)ライン印字データごとに通電態様を切り替えつつ、上記データに対応した複数の発熱素子23aの通電制御を行う。
操作部2は、上記キー基板に設けられキーボード3及び機能キー群4の操作に対応して閉成されるキー用接点からの操作信号が入力される。制御回路210は、操作部2による各設定に応じて、制御回路210を通じて印刷駆動回路205、ローラ駆動回路209、ローラ駆動用モータ208、カッタソレノイド駆動回路300等を制御する。
また制御回路210は、いわゆるマイクロコンピュータであり、詳細な図示を省略するが、中央演算処理装置であるCPU(演算手段)、ROM、及びRAM等から構成される。そして制御回路210は、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラム(後述の図8〜図11に示す印字ラベル作成方法を実行する印字ラベル作成プログラムを含む)に従って所定の処理を行う。なお、制御回路210は、電源回路により給電されるとともに、通信回路を介し例えば通信回線に接続され、この通信回線に接続された図示しないルートサーバ、他の端末、汎用コンピュータ、及び情報サーバ等との間で情報のやりとりが可能となっている。
<印字ラベル作成装置の基本動作>
上記構成の印字ラベル作成装置1において、カートリッジ8が上記カートリッジホルダ9に装着されると、カバーフィルム103及びインクリボン105がサーマルヘッド23とプラテンローラ26との間に狭持されるとともに、基材テープ101及びカバーフィルム103が送りローラ27と圧着ローラ28との間に狭持される。そして、送りローラ駆動軸108の駆動に伴い、リボン巻取りローラ106及び送りローラ27が図2中矢印B及び矢印Cで示す方向にそれぞれ同期して回転駆動される。送りローラ27の回転により圧着ローラ28が回転し、第1ロール102から基材テープ101が繰り出されて送りローラ27へ供給され、リボン巻取りローラ106の回転によりリボン供給ローラ111からインクリボン105が繰り出される。また、インクリボン105の繰り出しによりプラテンローラ26が回転し、送りローラ27、圧着ローラ28及びプラテンローラ26の回転により第2ロール14からカバーフィルム103が繰り出されて送りローラ27へ供給される。一方、印刷駆動回路205によりサーマルヘッド23の複数の発熱素子23aが通電され、第2ロール104から繰り出されたカバーフィルム103の裏面に所望の印字Rが印刷される。
そして、上記基材テープ101と上記印刷が終了したカバーフィルム103とが上記送りローラ27及び圧着ローラ28により接着されて一体化されることにより印字済みラベル用テープ109として形成され、テープ排出部よりカートリッジ8外へと搬出される。カバーフィルム103への印字Rの形成が終了したインクリボン105は、リボン巻取りローラ駆動軸107の駆動によりリボン巻取りローラ106に巻取られる。
その後、操作者が操作部2の機能キー群4に備えられたカッタキーを押すことにより、カッタキーの操作に基づきカッタ40が動作して、印字済ラベル用テープ109が所定の長さに切断され、所定長の印字ラベルが生成される。
<ラベルイメージを用いた印字ラベルの作成>
以上において、本実施形態では、制御回路210に、ラベルイメージメモリ220(記憶手段)が設けられている。このラベルイメージメモリ220には、予め作成された複数種類のラベルイメージ(例えばビットマップデータにより構成されている)が書き換え不能に記憶されている。これらラベルイメージは、所定のラベル長さと所定の印字内容とをそれぞれ備えている。各ラベルイメージは、操作者が操作部2の機能キー群4のうちの例えばラベルキー4c(図6参照)を押すことによって、ラベルイメージメモリ220から読み出され、表示部5(表示手段)に1つずつ選択可能に切り替えて表示される。操作者は、そのようにして表示部5に表示された複数のラベルイメージの中から、操作部2での操作によって、所望の印字内容とラベル長さとを有する特定のラベルイメージを選択する。そして、操作者がその選択したラベルイメージのラベル作成指示をすることで、カバーフィルム103に選択した特定のラベルイメージの印字内容と同一の所望の印字が印刷された印字ラベルを生成することができる。
<本実施形態の特徴>
上記のようにして、予め用意されたラベルイメージに対応した印字ラベルを操作者が作成する際、ラベルイメージの印字内容等のデザインはなるべくそのままにしつつ、ラベル長さを(予め設定されたラベル長さから)増減変更したい場合がある。そこで、本実施形態では、上記ラベルイメージに対して予め設定されたラベル長さと、操作者の希望するラベル長さとの差に応じて、サーマルヘッド23の印字周期とローラ駆動用モータ208の回転速度との両方を変化可能とする。これにより、上記ラベルイメージに対し設定されたラベル長さとの差が大きい場合であっても、確実に操作者の希望するラベル長さの印字ラベルLを作成することができる。以下、その詳細を、順を追って説明する。
<ラベルイメージの伸張と短縮>
本実施形態における、上述したラベル長さを変更しつつラベル作成を行う手法を、図4により説明する。図4(a)は、ラベルイメージメモリ220に記憶された複数種類のラベルイメージから選択した1つのラベルイメージを用いて、そのまま(特にラベル長さの変更処理を行うことなく)作成した印字ラベルLの一例を示している。この例では、この印字ラベルLには、「RESPOND IMMEDIATELY!」のテキスト文字が印刷されている。そして、印字ラベルLの長さは、上記ラベルイメージにおいて予め設定された47[mm]となっている。
ここで、操作者が、上記ラベルイメージを用いた、長さ30[mm]の印字ラベルL(図4(b)参照)の作成を希望したとする。この場合、ラベル長さ比は、30/47≒64[%]となる。本実施形態では、この場合には、制御回路210の制御に基づき、ローラ駆動回路209がローラ駆動用モータ208の回転速度を遅くすると共に、印刷駆動回路205がサーマルヘッド23の発熱素子23aの通電タイミングの間隔(=印字周期)を短くする。これにより、図4(b)に示すような、上記同様の「RESPOND IMMEDIATELY!」のテキスト文字が印刷された、長さ30[mm]の印字ラベルを作成することができる。
また逆に、操作者が、上記ラベルイメージを用いた、長さ70[mm]の印字ラベルL(図4(c)参照)の作成を希望したとする。この場合、ラベル長さ比は、70/47≒148.9[%]となる。本実施形態では、この場合には、制御回路210の制御に基づき、ローラ駆動回路209がローラ駆動用モータ208の回転速度を速くすると共に、印刷駆動回路205がサーマルヘッド23の発熱素子23aの通電タイミングの間隔(=印字周期)を長くする。これにより、図4(c)に示すような、上記同様の「RESPOND IMMEDIATELY!」のテキスト文字が印刷された、長さ70[mm]の印字ラベルを作成することができる。
<モータ回転速度及び印字周期の制御態様の詳細>
上述したように、本実施形態では、操作者が選択した特定のラベルイメージに対応付けられたラベル長さに対する、操作者が希望する印字ラベルLの長さの割合、すなわちラベル長さ比(言い換えれば、操作者が選択した特定のラベルイメージに対応付けられたラベル長さからの変更率)に応じて、モータ回転速度と印字周期とを変更する。そのラベル長さ比の大小とモータ回転速度又は印字周期との具体的な対応関係を、図5により説明する。なお、図5においては、ローラ駆動用モータ208の回転速度を、印字済みラベル用テープ109の搬送速度に置き換えて表現している。
図5において、まず、上記ラベル長さ比が1.0である状態(言い換えれば変更率が0である状態)を、基準設定として番号(0)で示している。この例では、当該ラベルイメージを用いて印字ラベルLを作成する場合の基準設定として、サーマルヘッド23の発熱素子23aを駆動する印字周期が14[ms](含む通電時間8[ms])であり、ローラ駆動用モータ208によるテープ搬送速度は10[mm/s]となっている。
上記(0)の基準設定に比べ、上記ラベル長さ比の値がやや下回る状態、この例では上記ラベル長さ比が90%〜100%未満(上記変更率−10%〜0%未満)となる状態の場合、ラベル長さの短縮量が比較的小さいことから、例外的にテープ搬送速度の調整が行われずに印字周期のみが調整される。この例では、図5中に番号(1)で示すように、(通電時間8[ms]を変えることなく)印字周期が12.6[ms]に短縮される。テープ搬送速度は基準設定と同じ10[mm/sec]のままである。
上記(1)の設定に比べ、さらに上記ラベル長さ比の値が下回る状態、この例では上記ラベル長さ比が72%〜90%未満(上記変更率−28%〜−10%未満)となる状態の場合、上記印字周期の調整に加え、テープ搬送速度の調整が行われる。この例では、図5中に番号(2)で示すように、上記同様に印字周期が12.6[ms]に短縮されつつ、かつ、テープ搬送速度が8[mm/s]に減速される。
上記(2)の設定に比べ、さらに上記ラベル長さ比の値が下回る状態、この例では上記ラベル長さ比が54%〜72%未満(上記変更率−46%〜−28%未満)となる状態の場合、上記印字周期及びテープ搬送速度の調整に加え、上記印字周期に含まれる通電時間の調整が行われる。この例では、図5中に番号(3)で示すように、上記同様に印字周期が12.6[ms]に短縮されつつその印字周期に占める通電時間の長さが7[msec]に短縮され、かつ、テープ搬送速度が6[mm/s]に減速される。
なお、上記通電時間の調整を行う理由は以下の通りである。すなわち、上記ラベル長さ比が54%〜72%未満(上記変更率−46%〜−28%未満)となる状態の場合、上記(2)と同様の印字周期及びテープ搬送速度の調整を行ったとしても、印字周期中に占める発熱素子23aの通電時間がそのままでは、印字形成時に必要なエネルギを確保し印字品質を良好に保つことはできない。すなわち、1つの印字周期の中には、サーマルヘッド23の発熱素子23aが通電されることによりカバーフィルム103にインクを付着させるための加熱時間(通電時間)と、発熱素子23aへの通電を停止して発熱素子を冷却する時間(非通電時間)と、の両方が含まれる。短い印字ラベルを作成するときにドットがつまり潰れ傾向となったり、長い印字ラベルを作成するときにドット間に隙間ができて濃度不足となるのを防止して印字品質を確保するためには、上記通電時間と非通電時間との比率を所定の上限値から下限値までの範囲内とする必要がある。そこで、上記の例では、上記の印字周期の短縮及びテープ搬送速度の減速調整の下、印字ドットの大きさを左右する発熱素子23aの通電時間を1[ms]短く変更しているのである。
一方、上記(0)の基準設定に比べ、上記ラベル長さ比の値がやや上回る状態、この例では上記ラベル長さ比が100%超〜110%以下(上記変更率0%超〜+10%以下)となる状態の場合、ラベル長さの伸張量が比較的小さいことから、上記1)の設定と同様、例外的にテープ搬送速度の調整が行われずに印字周期のみが調整される。この例では、図5中に番号(1)′で示すように、(通電時間8[ms]を変えることなく)印字周期が15.4[ms]に伸張される。テープ搬送速度は基準設定と同じ10[mm/sec]のままである。
上記(1)′の設定に比べ、さらに上記ラベル長さ比の値が上回る状態、この例では上記ラベル長さ比が110%超〜132%以下(上記変更率+10%超〜+132%以下)となる状態の場合、上記(2)の設定と同様、上記印字周期の調整に加え、テープ搬送速度の調整が行われる。この例では、図5中に番号(2)′で示すように、上記同様に印字周期が15.4[ms]に伸張されつつ、かつ、テープ搬送速度が12[mm/s]に増速される。
上記(2)′の設定に比べ、さらに上記ラベル長さ比の値が上回る状態、この例では上記ラベル長さ比が132%超〜154%以下(上記変更率+32%超〜+54%以下)となる状態の場合、上記(3)の設定と同様、上記印字周期及びテープ搬送速度の調整に加え、上記印字周期に含まれる通電時間の調整が行われる。この例では、図5中に番号(3)′で示すように、上記同様に印字周期が15.4[ms]に伸張されつつその印字周期に占める通電時間の長さが9[msec]に伸張され、かつ、テープ搬送速度が14[mm/s]に増速される。通電時間が調整される理由は上記(3)で前述したのと同様である。
以上のように、本実施形態では、本実施形態では、ラベル長さ比の大きさに関して、上記(0)(1)(2)(3)(1)′(2)′(3)′の7つの区分を設け、実際に操作者が選択した特定のラベルイメージのラベル長さに対する、操作者が希望する印字ラベルLの長さの割合(ラベル長さ比)が、上記7つの区分のいずれに該当するかに応じて、モータ回転速度や印字周期、さらには通電時間を制御する。
<操作部におけるキー操作>
操作者が上記のようなラベルイメージの拡大・縮小を行うときの操作例を図6及び図7により説明する。図6に示すように、印字ラベル作成装置1の表示部5を設置した開口部6周囲の操作部2には、機能キー群4の個々の機能キーとして、開口部6の下側位置にディスプレイキー4a、テキストキー4b、ラベルキー4c等が配置されている。また、開口部6の右寄り位置に上下左右キー4dが配置され、その下側位置にOKキー4eが配置されている。
この操作部2において、例えば操作者が電源ボタン4fを押して装置電源をONした後、ディスプレイキー4aを押し、さらにラベルキー4cを押す。これにより、制御回路210のラベルイメージメモリ220に記憶された複数種類のラベルイメージが読み出され、図7(a)に示すように、読み出されたラベルイメージMが表示部5に1つ表示される。このとき、表示部5には、印字イメージRRを含む上記ラベルイメージMと、当該ラベルイメージMの幅及び長さを示す(この例では幅12mm、長さ47mmの場合を示す)数値部Nとが表示される。印字イメージRRは、ラベル長さ方向先端側(図中の左端側)から表示される。そして、操作者が上下左右キー4dの右矢印部を押すと、図7(b)に示すように、印字イメージRRの表示がラベル長さ方向後端側(図中の右側)に順次移動して行く。逆に、操作者が上下左右キー4dの左矢印部を押して行くと、印字イメージRRの表示がラベル搬送方向先端側に順次戻って行く。また、操作者がラベルキー4cを再度押すと、表示部5の表示が更新されて次の別のラベルイメージMが表示される(図示省略)。このようにして、操作者は、表示部5にラベルイメージMを次々に表示させて、印字ラベルLの作成に使用するのに気に入った特定のラベルイメージを見つけることができる。自ら所望する特定のラベルイメージMを見つかった時点で、操作者がOKキー4eを押すと、その特定のラベルイメージMが選択される。
次に、操作者が、上記のようにして選択した特定のラベルイメージMを使用して作成する印字ラベルLの長さを、当該特定のラベルイメージMのラベル長さから増減したい場合、まず、テキストキー4bを押すと、表示部5に数値部Nのラベル長さの数値を囲む枠11が表示され、枠11が点滅する(図7(c)参照)。この状態で、上下左右キー4dの上矢印部を押して行くとラベル長さの数値が増加し、上下左右キー4dの下矢印部を押して行くとラベル長さの数値が減少し、特定のラベルイメージMに対応づけられたラベル長さを所望の値に変更することができる。この縮小の結果、短くなったラベルイメージMに対応づけられたラベル長さが上記数値部Nの枠11において更新されつつ表示される。図7(c)には、上記上下左右キー4dの下矢印部の適宜回数の捜査の結果、ラベルイメージMに対応づけられたラベル長さが30mmに縮小した例を示している。なお、操作者が上記操作部2の数字キーで直接数字を打ち込んで、ラベル長さを変更することもできる。特定のラベルイメージMに対するラベル長さを所望の長さ(この例では30mm)に変更した時点で、操作者がOKキー4eを押すことで、当該変更後のラベル長さが設定される。
<ラベル作成条件設定時の制御手順>
上記の表示及びラベル長さの設定を行う、ラベル作成条件設定処理時に制御回路210が実行する処理を、図8により説明する。この処理は、例えば印字ラベル作成装置1の操作部2のラベルキー4cが押されることによって開始される。
図8において、ステップS10で、まず、制御回路210のCPUは、表示部5に制御信号を出力し、ラベルイメージメモリ220から読み出された複数種類のラベルイメージMのうち1つを、表示部5に表示させる。
その後、ステップS15で、制御回路210のCPUは、ラベルイメージMが1つ選択されたか否かを判定する。操作者が、表示部5に次々に表示させた複数種類のラベルイメージMの中から所望するラベルイメージMを見つけ、操作部2のOKキー4eを押して選択するまでは判定が満たされず(ステップS15:NO)、ループ待機する。ラベルイメージMが1つ選択された場合は判定が満たされ(ステップS15:YES)、ステップS20に移る。
ステップS20では、制御回路210のCPUは、選択されたラベルイメージMに予め対応づけられているラベル長さN、印字周期T、モータ回転速度V、通電時間tの初期値No,To,Vo,toを取得する。なお、これらNo,To,Vo,toは、制御回路210の例えば上記ラベルイメージメモリ220やその他のメモリ等に予め記憶されている。なお、ステップS10で複数のラベルイメージMを読み出すときに、併せて各ラベルイメージMに対応付けられた上記No,To,Vo,toを読み出すようにしてもよい。
その後、ステップS22で、制御回路210のCPUは、表示部5に制御信号を出力し、上記ステップS20で取得された、現在選択されて表示部5に表示されているラベルイメージMに係わるラベル長さ初期値Noを表示させる(図7(a)参照)。その後、ステップS25に移る。
その後、ステップS25に移り、制御回路210のCPUは、上記ステップS22での表示に対応して操作者が上下左右キー4dの操作により指示したラベル長さN1(変更指示値)を取得する。前述したように、操作者が上下左右キー4dの上矢印キー又は下矢印キーを適宜の回数操作することで、間接的にラベル長さN1が指示される。なお、操作者が操作部2において適宜の直接数字キー等により直接ラベル長さN1を入力するようにしてもよい。ラベル長さN1が取得されたら、ステップS30に移る。
その後、ステップS30では、制御回路210のCPUは、上記ステップS25で取得された操作者指示によるラベル長さN1が、上記ステップS20で取得されたラベル長さの初期値Noと同一か否かを判定する。N1=Noの場合は判定が満たされ(ステップS30:YES)、このフローを終了する。N1≠Noの場合は判定が満たされず(ステップS30:NO)、ステップS35に移る。
ステップS35では、制御回路210のCPUは、上記N1とNoとの比、つまり前述のラベル長さ比N1/Noを算出する。そして、CPUは、当該ラベル長さ比N1/Noの値に応じて、印字周期Tを初期値Toから短縮又は伸張させる(前述した図5の(1)(2)(3)(1)′(2)′(3)′の各設定参照)。
その後、ステップS40で、制御回路210のCPUは、上記ステップS35で算出したラベル長さ比N1/Noの値が、予め定められた条件Aを満足するか否かを判定する。この条件Aは、前述の図5の例に沿うと、ラベル長さ比N1/Noが−0.9≦N1/No≦1.1(言い換えれば上記変更率が±10%以内)を満たすことである。ラベル長さ比N1/Noが上記範囲内であり上記条件Aを満たす場合にはステップS40の判定が満たされ(ステップS40:YES)、上記ステップS35で短縮又は伸張した調整後の印字周期Tで印字を行って印字ラベルを作成すればよいとみなされて、このフローを終了する(前述した図5の(1)(1)′の各設定参照)。ラベル長さ比N1/Noが上記範囲内になく上記条件Aを満たさない場合にはステップS40の判定が満たされず(ステップS40:NO)、ステップS45に移る。なお、上記条件Aが、各請求項記載の第1条件に相当している。
ステップS45では、制御回路210のCPUは、上記ステップS35で算出したラベル長さ比N1/Noの値と、当該ステップS35で変更した変更後の印字周期Tの値とに応じて、ローラ駆動用モータ208のモータ回転速度V(言い換えればテープ搬送速度)を初期値Voから減少又は増大させる(前述した図5の(2)(3)(2)′(3)′の各設定参照)。
その後、ステップS50で、制御回路210のCPUは、上記ステップS35で算出したラベル長さ比N1/Noの値が、予め定められた条件Bを満足するか否かを判定する。この条件Bは、前述の図5の例に沿うと、ラベル長さ比N1/Noが−0.28≦N1/No≦−0.10(言い換えれば上記変更率が−28%〜−10%)、若しくは、1.1≦N1/No≦1.32(言い換えれば上記変更率が10%〜32%)を満たすことである。ラベル長さ比N1/Noが上記範囲内であり上記条件Bを満たす場合にはステップS50の判定が満たされ(ステップS50:YES)、上記ステップS35で短縮又は伸張した調整後の印字周期Tと、上記ステップS45で減少又は増大したモータ回転速度Vとを用いて印字ラベルを作成すればよいとみなされて、このフローを終了する(前述した図5の(2)(2)′の各設定参照)。ラベル長さ比N1/Noが上記範囲内になく上記条件Bを満たさない場合にはステップS50の判定が満たされず(ステップS50:NO)、ステップS55に移る。
ステップS55では、制御回路210のCPUは、上記ステップS35で算出したラベル長さ比N1/Noの値が、予め定められた条件Cを満足するか否かを判定する。この条件Cは、前述の図5の例に沿うと、ラベル長さ比N1/Noが−0.46≦N1/No≦−0.28(言い換えれば上記変更率が−46%〜−28%)、若しくは、1.32≦N1/No≦1.54(言い換えれば上記変更率が32%〜54%)を満たすことである。ラベル長さ比N1/Noが上記範囲内であり上記条件Cを満たす場合にはステップS55の判定が満たされ(ステップS55:YES)、後述のステップS60に移る。ラベル長さ比N1/Noが上記範囲内になく上記条件Cを満たさない場合にはステップS55の判定が満たされず(ステップS55:NO)、ステップS65に移る。なお、上記条件Cが、各請求項記載の第2条件に相当している。
ステップS60では、制御回路210のCPUは、発熱素子23aの通電時間tを初期値toから所定量(図5の例では±2[ms])だけ短縮又は増大させる(前述した図5の(3)(3)′の各設定参照)。その後、このフローを終了する。
ステップS65では、ラベル長さ比N1/Noが大きすぎる若しくは小さすぎる(言い換えれば変更率の絶対値が大きすぎる)ことから、さらに発熱素子23aの通電時間tを調整しても、ラベル長さの変更に応じた適切な印字を行うことができないとみなされる。すなわち、制御回路210のCPUは、表示部5に制御信号を出力して、指定の内容では印字ラベルを作成できない旨のエラー表示をさせる。その後、このフローを終了する。
上記図8における上記ステップS25が、各請求項記載の取得手順に相当するとともに、取得手段として機能する。また、上記ステップS40が第1判定手段として機能し、上記ステップS55が第2判定手段として機能する。
<ラベル作成時の制御手順>
次に、上記図8のフローによりラベル作成条件の設定が終了した後、当該設定に基づくラベル作成時に制御回路210が実行する処理を図9により説明する。
図9において、まず、ステップS100で、制御回路210のCPUは、ローラ駆動回路209に制御信号を出力し、前述の図8の処理によって設定されたモータ回転速度Vで、ローラ駆動用モータ208の駆動を開始する。これにより、送りローラ駆動軸108が回転駆動して送りローラ27の回転が開始されて、前述のように、カバーフィルム103、基材テープ101、及びこれらが貼り合わされた印字済みラベル用テープ109の搬送が開始される。
その後、ステップS105で、制御回路210のCPUは、カバーフィルム103の搬送方向位置が所定の印刷開始位置に達したかどうか否かを公知の手法で判定する。印刷開始位置に達していない場合(ステップS105:NO)は判定が満たされず、ステップS100に戻って同様の手順を繰り返す。印刷開始位置に達したらステップS105の判定が満たされ(ステップS105:YES)、ステップS110に移る。
ステップS110では、制御回路210のCPUは、印刷駆動回路205に前述の図8の処理によって設定された印字周期Tにより、ラベル長さが変更された後の印刷データに基づく制御信号を出力する。これにより、上記ラベル長さ変更後の印刷データに対応したサーマルヘッド23の発熱素子23aが駆動され、カバーフィルム103に対し、当該印刷データに対応した印字Rの形成が開始される。その後、ステップS115に移る。
ステップS115では、制御回路210のCPUは、カバーフィルム103の搬送方向位置が所定の印刷終了位置に達したかどうか否かを公知の手法で判定する。印刷終了位置に達していない場合は判定が満たされず(ステップS115:NO)、ループ待機する。印刷終了位置に達したらステップS115の判定が満たされ(ステップS115:YES)、ステップS120に移る。
ステップS120では、制御回路210のCPUは、印刷駆動回路205に対して制御信号を出力し、上記印刷データに対応したサーマルヘッド23の発熱素子23aの通電を停止し、印刷を終了させる。その後、ステップS125に移る。
ステップS125では、制御回路210のCPUは、印字済みラベル用テープ109の搬送方向位置がテープ切断位置まで到達したか否かを公知の手法で判定する。テープ切断位置に到達するまでは判定が満たされず(ステップS125:NO)ループ待機し、テープ切断位置に到達したらステップS125の判定が満たされ(ステップS125:YES)、ステップS130に移る。
ステップS130では、制御回路210のCPUは、ローラ駆動回路209に制御信号を出力し、ローラ駆動用モータ208の駆動を停止する。これにより、送りローラ27の回転が停止し、カバーフィルム103、基材テープ101、及びこれらが貼り合わされた印字済みラベル用テープ109の搬送が停止する。その後、ステップS135に移る。
ステップS135では、制御回路210のCPUは、カッタソレノイド駆動回路300に制御信号を出力する。これにより、カッタソレノイド280が通電されて励磁され、カッタ40が切断動作を行って、印字済みラベル用テープ109を変更後の長さで切断する。その結果、前述のようにして操作者が選択したラベルイメージに基づく印字内容を有し、前述のようにして操作者の操作によりラベル長さが変更された、印字ラベルLが生成される。その後、このフローを終了する。
なお、上記図9における上記ステップS100、ステップS105、ステップS110、ステップS115、ステップS120、ステップS125、ステップS130、ステップS135が、各請求項記載の連携制御手順に相当すると共に、連携制御手段として機能する。
以上説明したように、本実施形態の印字ラベル作成装置1は、所定の印字内容を備えるとともに所定のラベル長さ(ラベル長さの初期値)Noを備えた複数種類のラベルイメージMが予め作成され、ラベルイメージメモリ220に記憶されている。操作者が、表示部5に表示された上記複数種類のラベルイメージMのうち、自ら所望する特定のラベルイメージMを選択することにより、当該特定のラベルイメージMの態様の印字ラベルが作成される。操作者のニーズとして、印字内容等のデザインはそのままにしつつ、ラベル長さを上記予め設定された所定のラベル長さNoから増減変更したい場合がある。操作者が、特定のラベルイメージMを選択し、当該選択した特定のラベルイメージMに関して変更したいラベル長さN1を指示入力すると、当該ラベル長さN1が取得される(ステップS25参照)。そして、当該取得されたラベル長さN1に応じて、上記サーマルヘッド23の印字周期Tと、上記ローラ駆動用モータ208のモータ回転速度Vと、の両方が、初期値To,Voから変更される。すなわち、ラベル長さN1が、上記特定のラベルイメージMの予め定められたラベル長さNoよりも短かった場合には、上記印字周期Tが初期値Toから短くなるように変更される(ステップS35参照)とともに、上記モータ回転速度Vが初期値Voから遅くなるように、変更される(ステップS45参照)。逆に、ラベル長さN1が、上記特定のラベルイメージMの予め定められたラベル長さNoよりも長かった場合には、上記印字周期Tが初期値Toから長くなるように変更される(ステップS35参照)とともに、上記モータ回転速度Vが初期値Voから速くなるように、変更される(ステップS45参照)。
このようにして、ラベル作成時における印字周期Tとモータ回転速度V(言い換えればテープ搬送速度)との両方が変更制御されることにより、操作者の希望するラベル長さN1と、上記特定のラベルイメージの予め定められたラベル長さNoとの差が比較的大きい場合(特定のラベルイメージのラベル長さの変更率の絶対値が比較的大きい場合)であっても、確実に操作者のニーズに対応し、操作者の希望するラベル長さの印字ラベルを作成することができる。
また、本実施形態では特に、図8のフローのステップS40において、操作者の希望するラベル長さN1と、上記特定のラベルイメージの予め定められたラベル長さNoとの差が比較的小さく上記条件Aを満たす場合には、上記モータ回転速度Vの調整は行われず、上記印字周期Tの調整のみが行われる。このように、ラベル長さの変更率の絶対値が比較的小さい場合には、印字周期Tのみを変更することにより、簡素な制御で確実に操作者のニーズに対応することができる。
ここで、本実施形態では、上述したように、ステップS35における印字周期Tの変更とステップS45におけるモータ回転速度V(言い換えればテープ搬送速度)の変更との両方の機能を備えている。本実施形態では特に、先に、ラベル長さの変更率の絶対値が比較的小さい場合に、優先的にステップS35での印字周期Tの変更が実行されるようにする。そして、ステップS40でラベル長さの変更率の絶対値が比較的小さいかどうかを判定し、判定が満たされずラベル長さの変更率の絶対値が比較的大きい場合には、ステップS45で印字周期Tに加えてモータ回転速度Vをも変更する。このように、モータ回転速度Vよりも先に印字周期Tを優先して予め変更しておくことにより、ラベル長さの変更率の絶対値が非常に大きくなった場合には、後のステップS60で、1つの印字周期Tの中に含まれるサーマルヘッド23への通電時間t自体を制御することが可能となる。
すなわち、本実施形態では、ステップS55において、操作者の希望するラベル長さN1と、上記特定のラベルイメージの予め定められたラベル長さNoとの差が大きく上記条件Cを満たす場合には、上記モータ回転速度Vの調整、上記印字周期Tの調整、に加え、発熱素子23aへの通電時間tを予め定められた初期値toから短縮又は伸張する。例えば、操作者の希望するラベル長さN1が、上記特定のラベルイメージMの予め定められたラベル長さNoよりも著しく短かった場合には、上述のように印字周期Tが初期値Toから著しく短くなるよう変更されるとともに、通電時間tも初期値toから短くなるように変更される(ステップS60参照)。逆に、操作者の希望するラベル長さN1が、上記特定のラベルイメージMの予め定められたラベル長さNoよりも著しく長かった場合には、上述のように印字周期Tが初期値Toから著しく長くなるよう変更されるとともに、通電時間tも初期値toから長くなるように変更される。これにより、先に述べた通電時間tと非通電時間との比率を上述の所定範囲に収めることができ、印字品質を良好に確保することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(A)先にラベルイメージの補正処理を行う場合
すなわち、上記実施形態では、操作者が、特定のラベルイメージMに関して変更したいラベル長さN1を指示入力するとこれに対応してモータ回転速度Vや印字周期Tが変更されたが、上記ラベルイメージMを予め段階的に定められた所定の倍率で伸張又は縮小するイメージ補正処理を行った後に、上記モータ回転速度Vや印字周期Tが変更するようにしてもよい。以下、そのような変形例を図10及び図11により説明する。上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
本変形例において、上記ラベル作成条件設定処理時に制御回路210が実行する処理を、上記図8に対応する図10により説明する。図10に示すフローチャートでは、図8のステップS30の後に新たにステップS200を加えた点と、及びステップS35、ステップS40、ステップS45をステップS35a、ステップS40a、ステップS45aに置き換えた点とが異なる。
すなわち、本変形例では、上記実施形態と同様のステップS10、ステップS15,ステップS20、ステップS25、及びステップS30を経た後、新たに設けたステップS200に移り、ラベル補正処理が実行される。このラベル補正処理時に制御回路210が実行する処理を、図11に示す。
図11において、まず、ステップS205で、制御回路210のCPUは、上記ステップS25で取得された操作者指示のラベル長さN1と上記ステップS25で取得されたラベル長さの初期値Noとのラベル長さ比N1/Noを算出する。そしてその算出されたラベル長さ比N1/Noの値が0.585以下であるか否かを判定する。ラベル長さ比N1/Noが0.585以下であれば判定が満たされて(ステップS205:YES)ステップS210に移り、ラベル長さ比N1/Noが0.585を上回れば判定が満たされず(ステップS205:NO)、ステップS215に移る。
ステップS210では、制御回路210のCPUは、例えばビットマップデータにより構成されるラベルイメージMを公知の適宜の手法によりラベル長さ方向に2分の1に縮小し、その縮小に応じて上記ラベル長さN1を新たなラベル長さN1′(N1′=N1/2)に置きかえた後、このルーチンを終了する。
ステップS215では、制御回路210のCPUは、ラベル長さ比N1/Noの値が0.585を超え、かつ0.835以下であるか否かを判定する。ラベル長さ比N1/Noが0.585を超え、かつ0.835以下であれば判定が満たされ(ステップS215:YES)、ステップS220に移る。ラベル長さ比N1/Noが0.835を超えていれば判定が満たされず(ステップS215:NO)、ステップS225に移る。
ステップS220では、制御回路210のCPUは、上記同様、ラベルイメージMをラベル長さ方向に3分の2に縮小し、その縮小に応じて上記ラベル長さN1を新たなラベル長さN1′(N1′=(2/3)N1)に置きかえた後、このルーチンを終了する。
ステップS225では、制御回路210のCPUは、ラベル長さ比N1/Noの値が0.835を超え、かつ1.50以下であるか否かを判定する。ラベル長さ比N1/Noが0.835を超え、かつ1.50以下であれば判定が満たされ(ステップS225:YES)、ステップS230に移る。ラベル長さ比N1/Noが1.50を超えていれば判定が満たされず(ステップS225:NO)、ステップS235に移る。
ステップS230では、制御回路210のCPUは、ラベルイメージMに縮小も拡大も行わず、上記ラベル長さN1をそのまま新たなラベル長さN1′(N1′=N1)に置きかえた後、このルーチンを終了する。
ステップS235では、制御回路210のCPUは、ラベルイメージMをラベル長さ方向に2倍に拡大し、その拡大に応じて上記ラベル長さN1を新たなラベル長さN1′(N1′=2N1)に置きかえた後、このルーチンを終了する。
上記のようにしてステップS200のラベル補正処理が終了したら、図10に戻り、新たに設けたステップS35a、ステップS40a、ステップS45a、ステップS50a、ステップS55aが実行される。これらの各手順では、上記図8のステップS35、ステップS40、ステップS45、ステップS45の各処理において、ラベル長さN1の代わりに上記ステップS200のラベルイメージ補正処理で得られた補正後のラベル長さN1′を用いる点のみが異なり、処理内容は同等であるので、詳細な説明を省略する。ステップS60及びステップS65は上記図8と同様である。
なお、以上において、ステップS40aが各請求項記載の第1判定手段として機能し、上記ステップS55aが第2判定手段として機能する。また、上記ステップS200が各請求項記載の補正手段として機能する。
本変形例においては、操作者が、特定のラベルイメージMを選択し、当該選択した特定のラベルイメージMに関して変更したいラベル長さN1を指示入力すると、まずステップS200でイメージ補正処理が実行され、予め段階的に定められた所定の倍率(上記の例では1/2倍、2/3倍、1倍、2倍の4段階)に当該特定のラベルイメージMを伸張又は縮小する。そしてそのようにして事前に伸張又は縮小された特定のラベルイメージMを用いて、上記実施形態と同様の印字周期Tの変更やモータ回転速度V(言い換えれば搬送速度)の変更が行われ、最終的に操作者が希望するラベル長さの印字ラベルが作成される。
このように、本変形例では、固有のラベル長さNoを備えた特定のラベルイメージMに対し、最初にイメージ補正処理によっておおざっぱに伸張(又は縮小)させる加工を行っておき、その後、当該加工されたラベルイメージを用いつつ印字周期Tやモータ回転速度Vを初期値To,Voから変更し印字形成を行う。これにより、操作者が希望するラベル長さに合致した印字ラベルを、容易に作成することができる。
(B)その他
なお、以上において、図3等の各図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図8、図9、図10、図11等に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 印字ラベル作成装置
5 表示部(表示手段)
23 サーマルヘッド(印字手段)
23a 発熱素子
103 カバーフィルム(被印字媒体)
205 印刷駆動回路(印字制御手段)
208 ローラ駆動用モータ(搬送モータ)
209 ローラ駆動回路(搬送制御手段)
220 ラベルイメージメモリ(記憶手段)
M ラベルイメージ

Claims (6)

  1. 搬送モータと、
    前記搬送モータの駆動力を用いて被印字媒体を搬送するための搬送手段と、
    前記被印字媒体を前記搬送手段により搬送する搬送方向と直交する方向に配列され、前記被印字媒体を前記搬送方向に印字解像度に分割してなる各印字ライン上に少なくとも各ドットを形成する、複数の発熱素子を備えたサーマルヘッドと、
    を有し、前記搬送手段の搬送方向における所望のラベル長さを備えた印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置であって、
    予め作成され、かつ所定の前記ラベル長さと所定の印字内容をそれぞれ備えた、複数種類のラベルイメージを書き換え不能に記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段より読み出された前記複数種類のラベルイメージを、操作者が選択可能に表示する表示手段と、
    前記複数種類のラベルイメージのうち、操作者により前記表示手段の表示に基づき選択された特定のラベルイメージに対する、前記ラベル長さの変更指示値を取得する取得手段と、
    前記搬送モータの回転速度を制御する搬送制御手段と、
    前記搬送手段による搬送の開始後、印字を行うための印字データを1つの前記印字ライン単位に分割したライン印字データごとに通電態様を切り替えつつ、 前記選択された特定のラベルイメージに基づく前記印字データに対応した前記複数の発熱素子の通電制御を行う印字制御手段と、
    前記取得手段により取得された前記変更指示値に応じ、前記ライン印字データごとの通電タイミングの間隔を予め定められた初期値から短縮化又は伸張化制御する印字周期制御処理、及び、前記搬送モータの回転速度を予め定められた初期値から減少又は増大制御する回転速度制御処理、の両方を行うように、前記印字制御手段及び前記搬送制御手段を連携して制御する連携制御手段と、
    を有することを特徴とする印字ラベル作成装置。
  2. 請求項1記載の印字ラベル作成装置において、
    前記取得手段により取得された前記ラベル長さの前記変更指示値が、所定の第1条件を満たすか否かを判定する第1判定手段を有し、
    前記連携制御手段は、
    前記第1判定手段により、前記変更指示値が、前記第1条件を満たすと判定された場合には、前記回転速度制御処理を行わず前記印字周期制御処理を行うよう、前記印字制御手段及び前記搬送制御手段を連携して制御する
    ことを特徴とする印字ラベル作成装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の印字ラベル作成装置において、
    前記取得手段により取得された前記ラベル長さの前記変更指示値が、所定の第2条件を満たすか否かを判定する第2判定手段を有し、
    前記連携制御手段は、
    前記第2判定手段により、前記変更指示値が、前記第2条件を満たすと判定された場合には、各通電タイミングにおける前記複数の発熱素子への通電時間を予め定められた初期値から短縮化又は伸張化制御する通電時間制御処理をさらに行うよう、前記印字制御手段及び前記搬送制御手段を連携して制御する
    ことを特徴とする印字ラベル作成装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の印字ラベル作成装置において、
    前記取得手段により取得された前記変更指示値に応じて、前記読み出された特定のラベルイメージを予め段階的に定められた所定の倍率に伸張又は縮小するイメージ補正処理を実行する、補正手段を有し、
    前記連携制御手段は、
    前記取得手段により取得された前記変更指示値と前記補正手段による前記イメージ補正処理の結果とに応じて、前記印字周期制御処理及び前記回転速度制御処理のうちいずれか一方を選択的に行う
    ことを特徴とする印字ラベル作成装置。
  5. 搬送モータと、前記搬送モータの駆動力を用いて被印字媒体を搬送するための搬送手段と、前記被印字媒体を前記搬送手段により搬送する搬送方向と直交する方向に配列され、前記被印字媒体を前記搬送方向に印字解像度に分割してなる各印字ライン上に少なくとも各ドットを形成する、複数の発熱素子を備えたサーマルヘッドと、予め作成され、かつ前記搬送手段の搬送方向における所定のラベル長さと所定の印字内容をそれぞれ備えた、複数種類のラベルイメージを書き換え不能に記憶する記憶手段と、前記搬送モータの回転速度を制御する搬送制御手段と、前記搬送手段による搬送の開始後、印字を行うための印字データを1つの前記印字ライン単位に分割したライン印字データごとに通電態様を切り替えつつ、前記ラベルイメージに基づく前記印字データに対応した前記複数の発熱素子の通電制御を行う印字制御手段と、を有し、印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置に設けられた演算手段に対し、
    前記複数種類のラベルイメージのうち、操作者により選択された特定のラベルイメージに対する、前記ラベル長さの変更指示値を取得する取得手順と、
    前記取得手順で取得された前記変更指示値に応じ、前記ライン印字データごとの通電タイミングの間隔を予め定められた初期値から短縮化又は伸張化制御する印字周期制御処理、及び、前記搬送モータの回転速度を予め定められた初期値から減少又は増大制御する回転速度制御処理、の両方を行うように、前記印字制御手段及び前記搬送制御手段を連携して制御する連携制御手順と、
    を実行させるための印字ラベル作成プログラム。
  6. 搬送モータと、前記搬送モータの駆動力を用いて被印字媒体を搬送するための搬送手段と、前記被印字媒体を前記搬送手段により搬送する搬送方向と直交する方向に配列され、前記被印字媒体を前記搬送方向に印字解像度に分割してなる各印字ライン上に少なくとも各ドットを形成する、複数の発熱素子を備えたサーマルヘッドと、予め作成され、かつ前記搬送手段の搬送方向における所定のラベル長さと所定の印字内容をそれぞれ備えた、複数種類のラベルイメージを書き換え不能に記憶する記憶手段と、前記搬送モータの回転速度を制御する搬送制御手段と、前記搬送手段による搬送の開始後、印字を行うための印字データを1つの前記印字ライン単位に分割したライン印字データごとに通電態様を切り替えつつ、前記ラベルイメージに基づく前記印字データに対応した前記複数の発熱素子の通電制御を行う印字制御手段と、を有し、印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置に設けられた演算手段が実行する印字ラベル作成方法であって、
    前記複数種類のラベルイメージのうち、操作者により選択された特定のラベルイメージに対する、前記ラベル長さの変更指示値を取得する取得手順と、
    前記取得手順で取得された前記変更指示値に応じ、前記ライン印字データごとの通電タイミングの間隔を予め定められた初期値から短縮化又は伸張化制御する印字周期制御処理、及び、前記搬送モータの回転速度を予め定められた初期値から減少又は増大制御する回転速度制御処理、の両方を行うように、前記印字制御手段及び前記搬送制御手段を連携して制御する連携制御手順と、
    を有することを特徴とする印字ラベル作成方法。
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