JP2020124850A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ナンバリング印刷時の文字情報を通信媒体から指示可能とすることで、ユーザの利便性を向上する。【解決手段】プリンタ1は、文字情報を記憶したタグカードCとNFC通信を行うNFC用通信部141と、制御回路143と、を有し、制御回路143は、NFC用通信部141の第1アンテナ141aに対しタグカードCが接触又は近接したことを契機に、当該NFC用通信部141を介したNFC通信によりタグカードCから文字情報を取得し、テープ送りローラ駆動軸108及び印字ヘッド23を制御し、上記取得した文字情報を形成した印字ラベルLを生成し、印字ラベルLの生成に対応し、上記取得した文字情報を更新し、NFC用通信部141の第1アンテナ141aに対しタグカードCが接触又は近接したことを契機に、上記NFC通信により、上記更新した文字情報をタグカードCに書き込む処理を実行する。【選択図】図6

Description

本発明は、被印字媒体に所望の印刷を行う印刷装置に関する。
被印字媒体に印刷を行う印刷装置において、無線通信で情報を取得して印刷を行う技術が既に知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術では、ユーザが携帯端末を印刷装置にかざすことで、近距離無線通信により携帯端末から印刷装置へ情報が送信され、印刷物が作成される。
特開2015−7857号公報
一方、ユーザの用途として、被印字媒体に対しいわゆるナンバリング印刷を行う場合がある。このナンバリング印刷では、複数の印刷物それぞれに含まれる文字が、各印刷物が作成される順番に沿って、順次、変更(インクリメント)される態様となる。
上記ナンバリング印刷により複数の印刷物を作成する際に、上記従来技術の手法を応用し、各印刷物に付される上記文字の内容を近距離無線通信によって適宜の通信媒体から印刷装置に指示できれば、ユーザにとって非常に便利である。しかしながら、そのような技術は従来存在しなかった。
本発明の目的は、ナンバリング印刷時の文字情報を通信媒体から指示可能とすることで、ユーザの利便性を向上できる印刷装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、被印字媒体を搬送する搬送手段と、搬送される前記被印字媒体に対して所望の印字を形成して印刷物を生成する印字手段と、変数情報を記憶した通信媒体と無線通信を行う通信手段と、制御手段とを有し、前記制御手段は、前記通信手段に対し前記通信媒体が接触又は近接したことを契機に、当該通信手段を介した前記無線通信により当該通信媒体から前記変数情報を取得する情報取得処理;前記搬送手段及び前記印字手段を制御し、前記情報取得処理で取得した前記変数情報に対応する印字を形成した前記印刷物を生成する印刷物生成処理;前記印刷物の生成に対応し、前記情報取得処理で取得した前記変数情報を更新する情報更新処理;前記通信手段に対し前記通信媒体が接触又は近接したことを契機に、当該通信手段を介した前記無線通信により、前記情報更新処理で更新した前記変数情報を当該通信媒体に書き込む情報書込処理;を実行することを特徴とする。
本願発明においては、通信媒体に変数情報が記憶されており、この記憶された変数情報に基づき、印刷装置においていわゆるナンバリング印刷が実行される。
すなわち、ユーザが通信媒体を手に持って印刷装置の通信手段に接触させる又はかざすと、通信媒体との無線通信(いわゆる近距離無線通信)を介し、印刷装置の制御手段により上記変数情報が取得される(情報取得処理)。そして、その取得された変数情報に基づき、搬送される被印字媒体への印字が形成されることで、上記変数情報に対応する印字が形成され印刷物が生成される(印刷物生成処理)。この印刷物の生成に対応して、上記取得された変数情報の更新が行われる(情報更新処理)。その後、ユーザが、再度通信媒体を手に持って印刷装置の通信手段に接触させる又はかざすことで、通信媒体との無線通信(いわゆる近距離無線通信)が行われ、上記のようにして更新された変数情報が通信媒体に書き込まれる。これにより、ユーザが通信媒体を通信手段にかざすたびに、上記の一連の処理が実行され、都度更新されている最新の変数情報に基づく印字を備えた印刷物が生成される。
以上のようにして、本願発明によれば、通信媒体に記憶した変数情報の内容を近距離無線通信により印刷装置に送信することで当該変数情報に対応した印字形成を指示し、ナンバリング印刷を行うことができる。この結果、ユーザにとっての利便性を向上することができる。
特に、通信媒体を1回かざすごとに1つの印刷物を生成する動作を複数回繰り返すことで、上記ナンバリング印刷を行う態様が考えられる。この場合、例えばある回の印刷物生成処理において何らかのエラー事象が発生して印刷物の生成に失敗(すなわちナンバリング印刷の途中中断)したとしても、ユーザが通信媒体を用いて別の印刷装置に対し上記変数情報による指示を行うことで、中断後の残りのナンバリング印刷を当該別の印刷装置において続行することも可能である。
また特に、作成する全印刷物の数の印刷指示が通信媒体に記憶されるとともに、それら印刷物のうち生成が完了した印刷物に対応する変数情報が通信媒体に書き込まれる態様も考えられる。この場合、ユーザは、意図的に、上記全印刷物の数のうちある個数までは1つの印刷装置で作成した後、残りの印刷物については上記同様に別の印刷装置に対し上記変数情報による指示を行うことで、作成することも可能となる。
本発明によれば、ナンバリング印刷時の文字情報を通信媒体から指示可能とすることで、ユーザの利便性を向上することができる。
本発明の一実施形態のプリンタを、タグカードと共に示すシステム構成図である。 プリンタの外観構造を表す斜視図である。 カートリッジカバーを開いた状態のプリンタの外観を表す斜視図である。 カートリッジの内部構造を表す概念的平面図である。 プリンタ及びタグカードの機能的構成を表すブロック図である。 タグカードを用いてプリンタでナンバリング印刷が行われる挙動を表す説明図である。 ナンバリング印刷が途中で失敗した場合にプリンタを変えて印刷続行する場合の説明図である。 プリンタの制御回路によって実行される制御内容を表すフローチャートである。 タグカードに生成済みの印字ラベルの文字情報を記憶させる変形例において、ナンバリング印刷が行われる挙動を表す説明図である。 タグカードに生成済みの印字ラベルの文字情報を記憶させる変形例において、ナンバリング印刷が行われる挙動を表す説明図である。 プリンタの制御回路によって実行される制御内容を表すフローチャートである。 テンプレート印刷においてナンバリングを行う変形例における印字ラベルの一例、及び、テンプレートの一例を表す説明図である。 テンプレート印刷においてナンバリングを行いつつ印字ラベルが生成される挙動を表す説明図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
<システム構成>
図1に、本実施形態のプリンタ1(印刷装置に相当)を、タグカードCと共に示す。タグカードCは、上記プリンタ1に近接されることでプリンタ1との間で近距離通信(詳細は後述)による情報送受信を実行可能である。
<プリンタの構成>
図2及び図3を用いて、上記プリンタ1の概略構成について説明する。
図2及び図3に示すように、プリンタ1は、その外郭を構成する筐体2を備える。筐体2は、装置下面を構成しかつ装置側面と一体となった樹脂製の下カバー15と、装置上面を構成する樹脂製の上カバー17とにより構成されている。
下カバー15の側面には、凹部15bと、当該凹部15b内の奥部の中央に形成され、印字済ラベル用テープ109(後述の図4参照)を排出する排出口15aと、を備えている。
上カバー17には、前方向から後方向に向けて、文字入力等の種々の操作が行われるキーボード3と、印刷ボタンや電源ボタン等を含む、プリンタ1の各種機能を実行させるための機能キー群4と、例えば矩形開口状の開口部を塞ぐように装着された表示部7とが設けられている。
また、プリンタ1の上面後部側には、カートリッジ8を着脱可能なカートリッジホルダ9が設けられている。上記上カバー17は、テープカセット状のカートリッジ8を装着するためのカートリッジカバー17aを備えている。カートリッジホルダ9は、カートリッジカバー17aによって常には閉塞される(図2参照)一方、カートリッジカバー17aを開放することで、露出される(図3参照)。
またこのカートリッジカバー17aの端部に、欠き取り部17bが設けられている。そしてこの欠き取り部17bに収納されるように、上記印字済ラベル用テープ109をカットするための操作レバーであるカットレバー50が設けられている。
次に、カートリッジ8及びカートリッジホルダ9の詳細構造を図4を用いて説明する。カートリッジ8は、筐体8Aと、この筐体8A内に配置され帯状の基材テープ101が巻回された第1ロール102(実際は渦巻き状であるが、図では簡略的に同心円状に示す)と、上記基材テープ101と略同じ幅である透明な被印字テープ103が巻回された第2ロール104(実際は渦巻き状であるが、図では簡略的に同心円状に示す)と、インクリボン105(但し被印字テープ103が感熱テープの場合は不要)を繰り出すリボン供給側ロール111と、印字後のインクリボン105を巻取るリボン巻取りローラ106と、カートリッジ8のテープ排出部の近傍に回転可能に支持されたテープ送りローラ27とを有する。なお、被印字テープ103が、請求項記載の被印字媒体に相当する。
第1ロール102は、リール部材102aの周りに上記基材テープ101を巻回している。基材テープ101は、例えば、内側に巻かれる側よりその反対側へ向かって、貼り合わせ用の粘着剤層、ベースフィルム、貼り付け用の粘着剤層、剥離紙の順序で積層され構成されている。第2ロール104は、リール部材104aの周りに上記被印字テープ103を巻回している。
テープ送りローラ27は、上記基材テープ101と上記被印字テープ103とを押圧し接着させ上記印字済ラベル用テープ109としつつテープ送りを行う。
また、印字済ラベル用テープ109の搬送経路に沿ってテープ送りローラ27及び圧着ローラ28の下流側(すなわち後述の印字ヘッド23よりも下流側)には、固定刃40と、上記カットレバー50の手動操作により上記固定刃40に対し前進し固定刃40との協働により印字済ラベル用テープ109を厚さ方向に切断する可動刃41と、が設けられている。
一方、カートリッジホルダ9には、カートリッジ8内の使用済みの上記インクリボン105を巻き取るためのリボン巻取りローラ駆動軸107と、上記印字済ラベル用テープ109を搬送するためのテープ送りローラ駆動軸108とが設けられている。なお、このテープ送りローラ駆動軸108が、請求項記載の搬送手段に相当する。前述のリボン巻取りローラ106及びテープ送りローラ27は、不図示の搬送ローラ用モータの駆動力が上記リボン巻取りローラ駆動軸107及び上記テープ送りローラ駆動軸108に伝達されることによって、連動して回転駆動される。またカートリッジホルダ9には、搬送される被印字テープ103に所望の印刷を行う印字ヘッド23が、カートリッジ8の装着時にその開口部に位置するように設けられている。なお、この印字ヘッド23が、請求項記載の印字手段に相当する。なお、印字ヘッド23は、上記可動刃41及び固定刃40と、テープ搬送経路に沿って所定の離間距離で離間するよう配置されている。また、カートリッジホルダ9には、当該カートリッジホルダ9に装着されたカートリッジ8の種類(言い換えれば被印字テープ103のテープ幅等の各種テープ属性を表す被印字テープ103の種類)を公知の手法で検出するカートリッジセンサ9Aを備えている。
<印字テープ作成動作概略>
上記構成において、カートリッジ8が上記カートリッジホルダ9に装着されると、被印字テープ103及びインクリボン105が印字ヘッド23とこれに対向するプラテンローラ26との間に狭持される。また、基材テープ101及び被印字テープ103が、テープ送りローラ27とこれに対向する圧着ローラ28との間に狭持される。そして、リボン巻取りローラ106及びテープ送りローラ27が図4中矢印B及び矢印Cで示す方向にそれぞれ同期して回転駆動される。これにより、テープ送りローラ27、圧着ローラ28、及びプラテンローラ26が回転し、第1ロール102から基材テープ101が繰り出され、テープ送りローラ27へ供給される。一方、第2ロール104からは被印字テープ103が繰り出されるとともに、不図示の印刷駆動回路により印字ヘッド23の複数の発熱素子が通電される。この結果、被印字テープ103の裏面に印字が印刷される。
そして、上記基材テープ101と上記印刷が終了した被印字テープ103とが上記テープ送りローラ27及び圧着ローラ28により接着されて一体化されて印字済ラベル用テープ109として形成され、テープ排出部よりカートリッジ8外へと搬出される。
被印字テープ103への印字が終了したインクリボン105は、リボン巻取りローラ駆動軸107の駆動によりリボン巻取りローラ106に巻取られる。
上記のようにしてカートリッジ8外へ搬出された印字済ラベル用テープ109は、上記カットレバー50の手動操作に基づく固定刃40及び可動刃41の協働によって切断され、印刷物としての印字ラベルL(後述の図6等参照))が生成される。このときの切断は、前述したように、ユーザによる上記カットレバー50の手動操作が図示しない機構を介し可動刃41に伝えられ、可動刃41が固定刃40に対し前進して可動刃41と固定刃40とが鋏状に閉じ合わされることで、行われる。
<プリンタ及びタグカードの機能的構成>
図5を用いて、プリンタ1及びタグカードCの機能的構成を説明する。
<プリンタの機能的構成>
図5において、プリンタ1は、被印字テープ103に所望の印刷を行う上記印字ヘッド23と、上記プラテンローラ26と、制御回路143と、例えばRAMやROM等からなるメモリ144と、所望の表示を行う上記表示部7と、NFC用通信部141と、第1アンテナ141aと、通信制御部142と、第2アンテナ142aと、を有している。制御回路143は、図示しないRAMの一時記憶機能を利用しつつ図示しないROM又はメモリ144に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことで、プリンタ1全体の制御を行う。なお、上記制御回路143が、請求項記載の制御手段に相当し、メモリ144が、請求項記載の記憶手段に相当している。
NFC用通信部141は、プリンタ1とタグカードCとの間で、第1アンテナ141aを介して行われる、通信距離が比較的短い(例えば数10cm程度の)近距離無線通信であるNFC通信(Near Field Communication)の制御を行う。なお、このNFC用通信部141が、請求項記載の通信手段に相当する。
通信制御部142は、第2アンテナ142a及び建物内や屋外等に存在する図示しないアクセスポイントACP(基地局)を介して、図示しない情報端末との間で行われる、通信距離が比較的長い(例えば上記NFC通信よりも長い数m〜数10m程度)相互認識無線通信の制御を行う。上記操作端末は、上記相互認識無線通信に対応する機能を備えたPDA(携帯情報端末)やスマートフォン(PDA機能を備えた携帯電話)等である。なお、この通信制御部142及び第2アンテナ142aを省略してもよい。
メモリ144には、後述する図8に示す処理を実行するための印刷処理プログラムを含む各種プログラムが記憶されている。表示部7には、所望の表示(例えば、ユーザによるラベル編集時に編集したラベルイメージ等の表示等)が行われる。
<タグカードの機能的構成>
タグカードCは、NFC通信媒体の一種であり、タグアンテナ151と、IC回路部150とを有し、IC回路部150は、メモリ部155と、タグ制御部157とを有している。
メモリ部155はタグ制御部157と接続されている。メモリ部155及び上記タグアンテナ151は、上記タグ制御部157によって制御される。
タグアンテナ151は、上記タグ制御部157の制御に従い、上記プリンタ1の第1アンテナ141aとの間のNFC通信により、プリンタ1との間で情報を送受信可能である。このNFC通信には、例えば13.56MHz帯が利用される。これにより、ユーザがタグカードCを手に持ってプリンタ1の第1アンテナ141aに対し、接触させる、又は、かざすすなわち近接させる(以下適宜、これらの操作を総称して単に「かざす」と称する)ことにより、タグカードCとプリンタ1とのNFC通信が確立する。
<本実施形態の特徴>

上記基本構成の本実施形態において、その特徴は、ユーザがタグカードCをプリンタ1にかざすことで、いわゆるナンバリング印刷を実行できることにある。以下、その詳細を順を追って説明する。
<通常のナンバリング印刷>
例えば図6(a)に示すように、上記タグカードCのメモリ部155には、ナンバリング印刷を指示する印刷コマンドと、変数情報としての1つの文字情報(この例では数字列「001」。以下適宜、単に、文字情報「001」等と称する)が記憶されている。ユーザが、タグカードCを手に持ってプリンタ1(詳細には上記第1アンテナ141a。以下同様)にかざすと、タグカードCとのNFC通信により、メモリ部155に記憶されている上記印刷コマンドと上記文字情報「001」とが、プリンタ1に送信される。これにより、プリンタ1に当該文字情報「001」の印刷が指示され、図6(b)に示すように、プリンタ1において、受信して取得された上記文字情報「001」に対応した印字「001」が形成された印字ラベルL(以下適宜、「001」ラベルL、等と称する)が生成される。
上記「001」ラベルLの生成後、プリンタ1は、図6(c)に示すように、上記取得した文字情報「001」を一定の規則性でインクリメント(この例では数字を「1」ずつ増加)し、そのインクリメント後の文字情報(この例では数字列「002」)を上記NFC通信によりタグカードCへと送信する。これにより、タグカードCのメモリ部155に文字情報「002」が書き込まれ、更新される。
その後、ユーザが、図6(d)に示すように、上記のようにして文字情報「002」がメモリ部155に記憶されているタグカードCを手に持って、改めてプリンタ1にかざすと、上記同様、NFC通信により上記印刷コマンドと文字情報「002」とがプリンタ1に送信される。
これにより、上記同様、図6(e)に示すように、プリンタ1において、取得された上記文字情報「002」に対応した「002」ラベルLが生成される。
その後、前述と同様、プリンタ1は、図6(f)に示すように、上記取得した文字情報「002」を「003」にインクリメントし、インクリメントした文字情報「003」を上記NFC通信によりタグカードCに送信し、タグカードCのメモリ部155の文字情報を「003」に更新する。
以降、ユーザがタグカードCをかざすたびに、このような印刷指示、印字ラベルLの生成、及び、文字情報の更新の一連の処理が実行される。その際、各回の印字ラベルLの生成時には、その時点での最新の文字情報(上記文字情報「001」、文字情報「002」、文字情報「003」・・)に基づく印字が形成された印字ラベルL(上記「001」ラベルL、「002」ラベルL、「003」ラベルL、・・)が生成される。
<途中でプリンタを変えてナンバリング印刷>
上記のようにタグカードCを1回かざすごとに1つの印字ラベルLを生成していく場合において、例えばある回の印字ラベル生成処理において何らかのエラー事象が発生した場合(印字ラベルLの生成に失敗した場合や、印字のかすれ等のエラーが有るまま印字ラベルLの生成自体は完了した場合も含む)があり得る。このようにナンバリング印刷が途中中断した場合には、ナンバリング印刷を実行するプリンタ1を別のプリンタに代えることで、不都合を回避することができる。
例えば、上記図6(a)と同様の図7(a)に示すように、ユーザが、タグカードCをプリンタ1にかざすことで上記印刷コマンド及び文字情報「001」が送信されたとき、図7(b)に示すように、何らかの原因でプリンタ1が「001」ラベルLの印刷に失敗したとする。
この場合は、前述の図6(c)とは異なり、図7(c)に示すように、プリンタ1では文字情報「001」から「002」へのインクリメントは行われず、NFC通信によるタグカードCのメモリ部155に対する文字情報「002」の書き込みも行わない。すなわち、タグカードCのメモリ部155に記憶されている文字情報は、図7(a)のときと同じ文字情報「001」で維持される。
ユーザは、上記のような作成失敗に対応して、図7(d)に示すように、使用するプリンタを(プリンタ1と同様の構成・機能を備えた)別のプリンタ1′に変え、タグカードCをそのプリンタ1′(詳細には上記第1アンテナ141a)にかざす。これにより、上記図6(a)及び図7(a)と同様、タグカードCとのNFC通信により、上記印刷コマンドと上記文字情報「001」とがプリンタ1′に送信される。
これにより、プリンタ1′は、図7(e)に示すように、上記図6(b)と同様に、文字情報「001」に対応した「001」ラベルLを生成する。
その後、プリンタ1′は、図7(f)に示すように、上記図6(c)と同様に、文字情報「001」を「002」にインクリメントし、インクリメントした文字情報「002」を上記NFC通信によりタグカードCに送信し、タグカードCのメモリ部155の文字情報を「002」に更新する。
以下、前述と同様、ユーザが、プリンタ1′にタグカードCをかざすたびに、上記印刷指示、印字ラベルLの生成、及び、文字情報の更新の一連の処理が実行され、各回の印字ラベルLの生成時にはその時点での最新の文字情報に基づく印字が形成された印字ラベルLが生成される。
なお、変数情報としての文字情報のインクリメントは、「001」→「002」→「003」・・・のように、数字例の数字が1ずつ増加する場合だけでなく、「001」→「003」→「005」・・・のように2ずつ増加する等、文字情報が一定の規則性で変化する(増加だけでなく減少も含む)ものであればよい。また、最初の数字は「001」に限らず、「002」等、任意の所望の数字とすることもできる。また、文字情報は数字情報に限られず、「AA」のような英文字等の文字情報でもよく、その場合のインクリメントは「AA」→「BB」→「CC」・・・のような所定の規則性を備えているものであれば足りる。
<プリンタの制御手順>
上記の手法を実現するために上記制御回路143によって実行される制御内容を、図8のフローチャートにより説明する。
図8において、まず、ステップS10で、制御回路143は、前述のようにタグカードCが第1アンテナ141aにかざされることで、タグカードCとの間のNFC通信が確立したか否かを公知の適宜の手法(詳細説明は省略)により判定する。NFC通信が確立されるまではステップS10の判定は満たされず(S10:NO)、ループ待機する。NFC通信が確立されたらステップS10の判定が満たされて(S10:YES)、制御回路143は処理をステップS20に移す。
ステップS20では、制御回路143は、ステップS10で確立した上記NFC通信を介し、タグカードCのメモリ部155に記憶された文字情報(前述の例では「001」「002」・・等。図6(a)参照))を取得する。このステップS20で実行する処理が請求項記載の情報取得処理に相当する。ステップS20が終了すると、制御回路143は処理をステップS30に移す。
ステップS30では、制御回路143は、上記テープ送りローラ駆動軸108及び印字ヘッド23を制御し、上記被印字テープ103に対し、上記ステップS20で取得された文字情報を形成する上記ナンバリング印刷を実行する。このステップS30で実行する処理が請求項記載の印刷物生成処理に相当する。ステップS30が終了すると、制御回路143は処理をステップS40に移す。
ステップS40では、制御回路143は、上記ステップS30で行った文字情報に対応した印字ラベルLの印刷が正常に完了したか否かを公知の適宜の手法(詳細説明は省略)により判定する。上記ステップS30で実行開始した前述の印刷の途中において何らかのエラー事象(テープジャム等の搬送異常、印字かすれ・テープ切れ等の印字異常、ヘッド過熱等の温度異常等)が発生し印字ラベルLの印刷が正常に完了しなかった場合(言い換えれば、印字ラベルLの印刷に失敗した場合)はステップS40の判定は満たされず(S40:NO)、制御回路143はこのフローを終了する。上記エラー事象が発生することなく被印字テープ103に上記文字情報が印字形成されて印字ラベルLの印刷が正常に完了した場合は、ステップS40の判定は満たされ(S40:YES)、制御回路143は処理をステップS50に移す。なお、このステップS40で実行する処理が請求項記載のエラー判定処理に相当する。
ステップS50では、制御回路143は、上記ステップS20で取得された文字情報を所定の態様でインクリメント(前述の例では「001」→「002」、「002」→「003」等)する。なお、このステップS50で実行する処理が請求項記載の情報更新処理に相当する。ステップS50が終了すると、制御回路143は処理をステップS60に移す。
ステップS60では、制御回路143は、再び、上記ステップS10と同様にタグカードCが第1アンテナ141aにかざされることで、タグカードCとの間のNFC通信が確立されているか否かを公知の適宜の手法により判定する。NFC通信が確立されていない場合はステップS60の判定は満たされず(S60:NO)、ループ待機する。NFC通信が確立されていたらステップS60の判定が満たされ(S60:YES)、制御回路143は処理をステップS70に移す。
ステップS70では、制御回路143は、ステップS50でインクリメントされた文字情報(前述の例では数字情報「002」、「003」等)を上記NFC通信を介しタグカードCに送信してメモリ部155に書き込むことで、メモリ部155に記憶された文字情報を更新する。このステップS70で実行する処理が請求項記載の情報書込処理に相当する。ステップS70が完了すると、制御回路143はこのフローを終了する。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態においては、タグカードCのメモリ部155に変数情報(上記の例では文字情報「001」等)が記憶されており、この記憶された文字情報に基づき、プリンタ1においていわゆるナンバリング印刷が実行される。すなわち、ユーザがタグカードCを手に持ってプリンタ1にかざすと、タグカードCとのNFC通信を介し上記文字情報が取得される(ステップS20参照)。そして、その取得された文字情報に対応する印字が形成されて印字ラベルLが生成され(ステップS30参照)、その印字ラベルLの生成に対応した上記取得された文字情報の更新が行われる(ステップS50参照)。その後、ユーザが、再度タグカードCを手に持ってプリンタ1にかざすことで、タグカードCとのNFC通信が行われ、上記更新された文字情報がタグカードCのメモリ部155に書き込まれる(ステップS70参照)。これにより、ユーザがタグカードCをかざすたびに、上記一連の処理が実行され、その都度更新されている最新の文字情報に基づく印字を備えた印字ラベルLが生成される。
以上のようにして、本実施形態によれば、タグカードCに記憶した文字情報の内容をNFC通信によりプリンタ1に送信することで当該文字情報に対応した印字形成を指示し印刷が行われる。したがって、タグカードCを1回かざすごとに1つの印字ラベルLを生成する動作を複数回繰り返すことで、上記ナンバリング印刷を行うことができる。この結果、ユーザにとっての利便性を向上することができる。
特に、上記のようにプリンタ1に対するかざし操作を複数回繰り返す場合に、図7を用いて前述したようにある回の印字ラベル生成において何らかのエラー事象が発生し印字ラベルLの生成が失敗(すなわちナンバリング印刷の途中中断)したとしても、ユーザがタグカードCを用いて別のプリンタ1′に対し上記変数情報による印刷指示を行うことで、中断後の残りのナンバリング印刷を当該プリンタ1′において続行することできる(図7(d)〜(f)参照)。
また、本実施形態では特に、ユーザがタグカードCを1回かざすごとに1つの文字情報が取得されて対応する1つの印字ラベルLが生成され、生成後は上記1つの文字情報がインクリメントされて再びタグカードCに書き込まれる。この動作を複数回繰り返すことで、複数の印字ラベルLそれぞれに含まれる文字が順番にインクリメントされる、上記ナンバリング印刷を確実に実行することができる。
また、本実施形態では特に、所定のエラー事象が発生したと判定された場合(ステップS40参照)には、上記情報更新処理及び上記情報書込処理が実行されない。これにより、前述のようにしてタグカードCを1回かざすごとに1つの印字ラベルLを生成する手法を実行する際に、図7を用いて説明したように、ある1つのプリンタ1においてエラー事象が発生した際、別のプリンタ1′に対し改めてタグカードCをかざすことで、当該エラー事象発生時の文字情報(図7の例では文字情報「001」)を用いた印字ラベルLを確実に生成することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を説明する。
(1)タグカードCに生成済みの印字ラベルLの文字情報を記憶させる場合
上記実施形態では、タグカードCは、ナンバリング印刷でこれから生成する1つの印字ラベルLに関わる1つの文字情報を記憶していたが、これに限られない。すなわちナンバリング印刷により既に生成済みの印字ラベルLの文字情報を順次記憶させてもよい。そのような変形例を図9及び図10により説明する。
本変形例においては、例えば図9(a)に示すように、タグカードCのメモリ部155に、上記実施形態と同様のナンバリング印刷を指示する印刷コマンドと、生成する印字ラベルLの枚数情報(個数情報の一例。この例では4枚を表す数字「4」。但し図中では○囲いの数字で示す。以下同じ)が記憶されている。
そして、前述と同様、ユーザが、タグカードCを手に持ってプリンタ1にかざすと、タグカードCとのNFC通信により、メモリ部155に記憶されている上記印刷コマンドが送信され、プリンタ1に対しナンバリング印刷が指示される。
これにより、プリンタ1は、図9(b)に示すように、ナンバリング印刷における最初の文字情報として予め設定されていた文字情報「001」に対応した、印字「001」が形成された印字ラベルL(前述と同様の「001」ラベルL)を生成する。なお、上記実施形態と同様に、この最初の文字情報「001」もメモリ部155に記憶されており、上記NFC通信によってプリンタ1において取得される構成でもよい。
上記「001」ラベルLの生成後、プリンタ1は、図9(c)に示すように、上記「001」ラベルLの作成完了情報としての文字情報「001」を上記NFC通信によりタグカードCに送信し、タグカードCのメモリ部155に書き込む。この書き込みにより、タグカードCのメモリ部155には、作成済みの印字ラベルLの文字情報「001」が追加して記憶される。
その後、ユーザが、図9(d)に示すように、上記のようにして文字情報「001」がメモリ部155に記憶されているタグカードCを手に持って、改めてプリンタ1にかざすと、上記同様、NFC通信により上記印刷コマンドと上記文字情報「001」とがプリンタ1に送信される。
これにより、プリンタ1は、図9(e)に示すように、上記送信されてきた文字情報のうち最も新しく追加された値(この例では「001」のみが送信されているので当該「001」)を一定の規則性でインクリメント(この例では数字を「1」ずつ増加)し、そのインクリメント後の文字情報(この例では数字列「002」)に対応する「002」ラベルLを生成する。
上記「002」ラベルLの生成後、プリンタ1は、上記受信した「001」に対し上記「002」を追記した、作成完了情報としての文字情報「001」「002」を生成し、前述と同様、図9(f)に示すようにタグカードCに送信しメモリ部155に書き込む。この書き込みにより、タグカードCのメモリ部155には、文字情報「001」「002」が記憶される。
その後、例えば、ユーザが、図10(a)に示すように、使用するプリンタをプリンタ1と同様の構成を備えたプリンタ1′に意図的に変え、タグカードCをプリンタ1′(詳細には上記第1アンテナ141a)にかざすと、前述と同様、NFC無線通信により、メモリ部155に記憶されている上記印刷コマンド及び文字情報(「001」「002」)が送信され、プリンタ1′において取得される。
これにより、プリンタ1′は、図10(b)に示すように、前述と同様、取得された文字情報のうち最も新しく追加された値(この例では「001」「002」のうち「002」)を「003」にインクリメントし、そのインクリメント後の文字情報に対応した「003」ラベルLを生成する。
プリンタ1′は、前述と同様、「003」ラベルLの生成後、図10(c)に示すように、上記受信した「001」「002」に対し上記「003」を追記した、作成完了情報としての文字情報「001」「002」「003」を生成し、タグカードCに送信しメモリ部155に書き込む。これにより、メモリ部155には、上記文字情報「001」「002」「003」が記憶される。
その後、ユーザが、図10(d)に示すように、上記のようにして文字情報「001」「002」「003」がメモリ部155に記憶されているタグカードCを手に持って、改めてプリンタ1′にかざすと、上記同様、NFC通信により上記印刷コマンドと上記文字情報(「001」「002」「003」)とが送信されプリンタ1′で取得される。
これにより、プリンタ1′は、上記同様、図10(e)に示すように、取得された文字情報のうち最も新しく追加された「003」を「004」にインクリメントし、インクリメント後の文字情報「004」に対応した「004」ラベルLを生成する。
そして、プリンタ1′は、上記受信した「001」「002」「003」に対し上記「004」を追記した、作成完了情報としての文字情報「001」「002」「003」「004」を生成し、前述と同様、図10(f)に示すようにタグカードCに送信しメモリ部155に書き込む。この書き込みにより、タグカードCのメモリ部155には、文字情報「001」「002」「003」「004」が記憶される。
これにより、メモリ部155に記憶された上記枚数情報(この例では4枚)分の全ての印字ラベルLの作成が完了する(ナンバリング印刷の終了)。したがたて、例えばさらにタグカードCをプリンタ1′にかざしてもプリンタ1′は応答することはない。
<制御手順>
本変形例の上記手法を実現するために、プリンタ1,1′の上記制御回路143によって実行される制御内容を、図11のフローチャートにより説明する。なお、本変形例においても、この図11に示す処理を実行するための印刷処理プログラムがプリンタ1,1′のメモリ144に記憶されている。
図11において、まず、ステップS105で、制御回路143は、印字ラベルLのナンバリング印刷の実行開始に関するフラグFを初期化しF=0とする。
その後、ステップS110で、制御回路143は、上記図8のステップS10と同様、前述のようにユーザがタグカードCが第1アンテナ141aにかざされることで、タグカードCとの間のNFC通信が確立したか否かを公知の適宜の手法(詳細説明は省略)により判定する。NFC通信が確立されるまではステップS110の判定は満たされず(S110:NO)、ループ待機し、NFC通信が確立されたらステップS110の判定が満たされて(S110:YES)、制御回路143は処理をステップS115に移す。
ステップS115では、制御回路143は、フラグFがF=1であるか否かを判定する。ナンバリング印刷の開始当初はF=0であるので、ステップS105の判定が満たされず(S105:NO)、制御回路143は処理をステップS120に移す。
ステップS120では、制御回路143は、上記図8のステップS20と同様、ステップS110で確立した上記NFC通信を介し、タグカードCのメモリ部155に記憶された上記枚数情報(前述の例では4枚を表す数字「4」。図9(a)参照))を取得する。ステップS120が終了すると、制御回路143は処理をステップS130に移す。
ステップS130では、制御回路143は、上記図8のステップS30と同様、上記テープ送りローラ駆動軸108及び印字ヘッド23を制御し、上記被印字テープ103に対し、ナンバリング印刷の最初の順番で印刷するものとして予め定められた文字情報(上記の例では文字情報「001」)の印刷を実行する。これにより、被印字テープ103に上記「001」が形成された「001」ラベルLが生成される。ステップS130が終了すると、制御回路143は処理をステップS135に移す。
ステップS135では、制御回路143は、後述のステップS170においてタグカードCに送信するデータ(例えば上記RAMに一時的に記憶されている)に対し、上記「001」ラベルに対応する文字情報「001」を追加する。ステップS135が終了すると、制御回路143は処理をステップS140に移す。
ステップS140では、制御回路143は、上記フラグFをF=1とする。ステップS140が終了すると、制御回路143は処理をステップS160に移す。
ステップS160では、制御回路143は、再び、上記ステップS110と同様にタグカードCが第1アンテナ141aにかざされることで上記NFC通信が確立されているか否かを公知の適宜の手法により判定する。NFC通信が確立されていない場合はステップS160の判定は満たされず(S160:NO)、ループ待機し、NFC通信が確立されていたらステップS160の判定が満たされ(S160:YES)、制御回路143は処理をステップS170に移す。
ステップS170では、制御回路143は、上記NFC通信により、上記ステップS135で用意されている送信データ(文字情報「001」を含む)をタグカードCに送信し、タグカードCのメモリ部155に書き込むことで、メモリ部155に記憶された情報を更新する。ステップS170が終了すると、制御回路143は処理をステップS180に移す。
ステップS180では、制御回路143は、上記ステップS120でタグカードCから取得した上記枚数情報に対応した全枚数(前述の例では4枚)の印字ラベルLの印刷が終了したか否かを判定する。全生成枚数の印字ラベルLの印刷が終了していない場合はステップS180の判定が満たされず(S180:NO)、制御回路143は処理を上記ステップS110に戻す。
その後、ユーザが再度タグカードCをかざすことでNFC通信が確立してステップS110の判定が満たされると、前述のステップS140でF=1となっていることからステップS115の判定が満たされ(S115:YES)、制御回路143は処理をステップS145に移す。
ステップS145では、制御回路143は、ステップS110で確立した上記NFC通信を介し、タグカードCのメモリ部155にこの時点で記憶されている、既に生成済みの印字ラベルLに関わる文字情報(例えば上記文字情報「001」)と上記枚数情報(この例では4枚)とを取得する。このステップS145で実行する処理が請求項記載の情報取得処理に相当する。ステップS145が終了すると、制御回路143は処理をステップS150に移す。
ステップS150では、制御回路143は、上記ステップS145で取得された文字情報及び枚数情報に基づき、上記ステップS145で取得された文字情報のうち最も新しく追加されたもの(例えば文字情報「001」)をインクリメントした文字情報(例えば文字情報「002」)を生成する。そして、制御回路143は、その生成した文字情報(例えば文字情報「002」)に基づき、上記ステップS130と同様、上記テープ送りローラ駆動軸108及び印字ヘッド23を制御し、対応する「002」ラベルLを生成する。このステップS150で実行する処理が請求項記載の印刷物生成処理に相当する。ステップS150が終了すると、制御回路143は処理をステップS155に移す。
ステップS155では、制御回路143は、上記ステップS135と同様、制御回路143は、上記ステップS145で取得された文字情報(上記の例では文字情報「001」。上記RAMに一時的に記憶されている)に対し、上記「002」ラベルに対応する文字情報「002」、言い換えれば対応する印字が新たに印字ラベルLに形成された文字情報を追記し、新たな文字情報(この例では文字情報「001」「002」)を生成する。この結果、上記RAM内に記憶された文字情報はこの例では複数の文字情報「001」「002」となる。このときにステップS155で実行する処理が請求項記載の情報更新処理に相当する。このようにしてステップS155が終了すると、制御回路143は処理を上記ステップS160に移す。
その後のステップS160では、前述のようにNFC通信が確立されることで
判定が満たされ(S160:YES)、さらにその後のステップS170において、制御回路143は、上記NFC通信により、上記ステップS155で追記がなされたデータ(例えば文字情報「001」「002」を含む)をタグカードCに送信し、タグカードCのメモリ部155に書き込むことで、メモリ部155に記憶された文字情報を更新する。このときにステップS170で実行する処理が請求項記載の情報書込処理に相当する。
その後、ステップS180において全生成枚数の印字ラベルLの印刷が終了していない間は判定が満たされず(S180:NO)、制御回路143は処理を上記ステップS110に戻し、以降、同様の手順を繰り返す。こうして、上記全作成枚数の印字ラベルLが生成するまで(この例では4枚の印字ラベルLが作成されるまで)は、ステップS110→ステップS115→ステップS145→ステップS150→ステップS155→ステップS160→ステップS170→ステップS180→ステップS110→・・の流れが繰り返される。その繰り返しの都度、タグカードCから取得された文字情報のうち最新追加分をインクリメントした文字情報の印字ラベルLが作成され、その文字情報が追記された文字情報がタグカードCに書き込まれる。
そして、上記の流れの繰り返しにおいて、上記全生成枚数の印字ラベルLの印刷が終了するとステップS180の判定が満たされ(S180:YES)、制御回路143はこのフローを終了する。
本変形例においても、上記実施形態と同様、タグカードCのメモリ部155に変数情報(上記の例では作成完了情報としての文字情報「001」等)が記憶されており、この記憶された文字情報に基づき、プリンタ1においていわゆるナンバリング印刷が実行される。すなわち、ユーザがタグカードCを手に持ってプリンタ1にかざすと、タグカードCとのNFC通信を介し上記文字情報が取得される(ステップS145参照)。そして、その取得された文字情報に対応する印字(詳細には、上記取得された文字情報のうち最新に追加されている文字情報をインクリメントした文字情報の印字)が形成されて印字ラベルLが生成され(ステップS150参照)、その印字ラベルLの生成に対応した上記取得された文字情報の更新が行われる(ステップS155参照)。その後、ユーザが、再度タグカードCを手に持ってプリンタ1にかざすことで、タグカードCとのNFC通信が行われ、上記更新された文字情報がタグカードCのメモリ部155に書き込まれる(ステップS170参照)。これにより、ユーザがタグカードCをかざすたびに、上記一連の処理が実行され、その都度更新されている最新の文字情報に基づく印字を備えた印字ラベルLが生成される。このようにして、本変形例においても、タグカードCを1回かざすごとに1つの印字ラベルLを生成する動作を複数回繰り返すことで、上記ナンバリング印刷を行うことができる。この結果、ユーザにとっての利便性を向上することができる。
また、本変形例では特に、タグカードCには、生成済みの印字ラベルLに対応した少なくとも1つの文字情報に加え、生成される複数の印字ラベルLの枚数を表す上記枚数情報が記憶されている。ユーザがタグカードCをかざすことで、上記文字情報と枚数情報とがプリンタ1,1′で取得され(ステップS145参照)、上記枚数情報に対応する数の印字ラベルLが、対応する各文字情報がインクリメントされつつ生成される(ステップS150参照)。ユーザがタグカードCを再びかざすと、生成が完了した印字ラベルLに対応した上記文字情報が、再びタグカードCに書き込まれる(ステップS170参照)。
これにより、ユーザは、図9及び図10を用いて前述したように、上記生成枚数の全印字ラベルLの生成が完了する前に、意図的にプリンタ1に代えてプリンタ1′に対しタグカードCをかざすことで、残りの印字ラベルLについては当該プリンタ1′において確実に生成できる。すなわち、上記全印字ラベルLの数のうちある数(図9の例では2枚)までは1つのプリンタ1で作成した後、残りの印字ラベルL(図10の例では4枚)については別のプリンタ1′により作成することができる。以上のようにして、本変形例においては、複数のプリンタ1,1′を使い分けつつ、複数の印字ラベルLの上記ナンバリング印刷を確実に実行することができる。
(2)テンプレート印刷においてナンバリングを行う場合
すなわち、本変形例では、ユーザが印刷内容を手動で設定入力する労力を軽減するために、テンプレートを用いたいわゆるテンプレート印刷が行われる。
図12(a)は、本変形例におけるテンプレートを用いて作成した印字ラベルL0の一例を表している。図12(b)は、当該印字ラベルL0を作成するために使用されるテンプレートT0の一例を表す。
図12(a)に示すように、この印字ラベルL0には、興行日を表す「4月1日」のテキスト印字R1と、興行名を表す「内子五郎オンステージ」のテキスト印字R2と、興行場所を表す「羽島市文化センター大ホール」のテキスト印字R3と、上記実施形態や変形例(1)と同様の手法のナンバリング印刷により形成された数字列「001」の印字Rnとが形成されている。
図10(b)に示すように、上記印字ラベルL0を作成するために用いられるテンプレートT0には、複数のテキスト入力枠W(この例では3つのテキスト入力枠W1,W2,W3)が所望の態様で予め割り付けられている。このテンプレートT0は、プリンタ1の適宜の箇所(例えばメモリ144)にあらかじめ格納されている。そして、例えばユーザは、プリンタ1の上記キーボード3等を介し適宜に操作することで、呼び出した上記テンプレートT0の上記テキスト入力枠W1に対し印字オブジェクトとしてのテキスト文字「4月1日」を入力し、テキスト入力枠W2に対し印字オブジェクトとしてのテキスト文字「内子五郎オンステージ」を入力し、テキスト入力枠W3に対し印字オブジェクトとしてのテキスト文字「羽島市文化センター大ホール」を入力する。これにより、図12(b)に示されるように、テンプレートT0は、テキスト入力枠W1,W2,W3に上記3つの印字オブジェクトが挿入された状態とされる。
この状態で、ユーザが上記実施形態や変形例(1)と同様にタグカードCをプリンタ1の第1アンテナ141aにかざしNFC通信を介して印刷指示を行うことで、プリンタ1は、上記テープ送りローラ駆動軸108及び印字ヘッド23を制御し、上記図12(b)に示すテンプレートT0に対応する印字を形成して、図12(a)に示す印字ラベルLを生成する。その際、上述した手法により、テンプレートT0に対応した上記印字R1〜R3の形成と併せて、ナンバリング印刷による印字Rnの形成を行い、印字ラベルLを生成する。すなわち、タグカードCを1回かざすごとに印字R1〜R3を備えた1つの印字ラベルLを生成でき、かつ、各印字ラベルLに対し、順次インクリメントされる印字Rn(図13の例では数字「001」「002」「003」・・)も併せて形成することができる。
以上のように、本変形例では、テンプレートT0を用いた印字形成(いわゆるテンプレート印刷)により生成される印字ラベルLにおいてさらにナンバリング印刷も併せて行う場合に、上記実施形態や変形例(1)と同様、タグカードCに記憶した上記文字情報の内容をNFC通信によりプリンタ1に指示してナンバリング印刷を行うことができる。
なお、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」という意味である。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
なお、以上において、図5中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図8、図11に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 プリンタ(印刷装置)
23 印字ヘッド(印刷手段)
103 被印字テープ(被印字媒体)
108 テープ送りローラ駆動軸(搬送手段)
141 NFC用通信部(通信手段)
143 制御回路(制御手段)
144 メモリ(記憶手段)
C タグカード(通信媒体)
L 印字ラベル(印刷物)
T0 テンプレート

Claims (5)

  1. 被印字媒体を搬送する搬送手段と、
    搬送される前記被印字媒体に対して所望の印字を形成して印刷物を生成する印字手段と、
    変数情報を記憶した通信媒体と無線通信を行う通信手段と、
    制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記通信手段に対し前記通信媒体が接触又は近接したことを契機に、当該通信手段を介した前記無線通信により当該通信媒体から前記変数情報を取得する情報取得処理;
    前記搬送手段及び前記印字手段を制御し、前記情報取得処理で取得した前記変数情報に対応する印字を形成した前記印刷物を生成する印刷物生成処理;
    前記印刷物の生成に対応し、前記情報取得処理で取得した前記変数情報を更新する情報更新処理;
    前記通信手段に対し前記通信媒体が接触又は近接したことを契機に、当該通信手段を介した前記無線通信により、前記情報更新処理で更新した前記変数情報を当該通信媒体に書き込む情報書込処理;
    を実行する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置において、
    前記変数情報は、
    インクリメント可能な1つの文字情報であり、
    前記情報取得処理では、
    前記通信媒体が記憶している前記1つの文字情報を取得し、
    前記情報更新処理では、
    前記取得された1つの文字情報をインクリメントし、
    前記情報書込処理では、
    前記インクリメントされた1つの文字情報を前記通信媒体に書き込む
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2記載の印刷装置において、
    前記制御手段は、
    前記印刷物生成処理において所定のエラー事象が発生したか否かを判定するエラー判定処理;
    をさらに実行し、
    前記エラー判定処理において前記エラー事象が発生したと判定された場合には、前記情報更新処理及び前記情報書込処理を実行しない
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1記載の印刷装置において、
    前記通信媒体は、
    生成される複数の前記印刷物の個数情報をさらに記憶しており、
    前記変数情報は、
    対応する印字が前記印刷物に形成済みである少なくとも1つの文字情報であり、
    前記情報取得処理では、
    前記通信媒体が記憶している前記少なくとも1つの文字情報と前記個数情報とを取得し、
    前記情報更新処理では、
    前記取得された前記少なくとも1つの文字情報に対し、対応する印字が前記印刷物生成処理にて新たに前記印刷物に形成された文字情報を加えることにより、複数の文字情報を新たに生成し、
    前記情報書込処理では、
    前記新たに生成された前記複数の文字情報を前記通信媒体に書き込む
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の印刷装置において、
    少なくとも1つの印字オブジェクトを所望の態様で割り付けたテンプレートを記憶した記憶手段をさらに有し、
    前記印刷物生成処理では、
    前記記憶手段から読み出した前記テンプレートに対応した印字を形成するとともに、前記情報取得処理で取得した前記変数情報に対応する印字を追加して形成して、前記印刷物を生成する
    ことを特徴とする印刷装置。
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