JP2016078354A - 印字装置 - Google Patents
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Description
図1及び図2に示すように、印字ラベル作成装置1の筐体2は、装置下面を構成する下カバー15と、装置側面を構成する横カバー16と、装置上面を構成する上カバー17とにより構成されている。上カバー17には、前方向から後方向に向けて、文字入力等の種々の操作が行われるキーボード3(操作手段に相当)、印字ラベル作成装置1の各種機能を実行させるための機能キー群4、及び、入力した文字や記号等を表示するための液晶ディスプレイ5が設けられている。機能キー群4には、この例では、電源スイッチ4B、印刷キー4C等が含まれている。また横カバー16の右側後方には、印刷された印刷済ラベル用テープ109(後述の図3参照)をカットするためのカッターレバー7が設けられている。
図3に示すように、カートリッジ8は、筐体8Aと、この筐体8A内に配置され帯状の基材テープ101が巻回された第1ロール102(実際は渦巻き状であるが、図では簡略的に同心円状に示す)と、上記基材テープ101と略同じ幅である、透明なカバーフィルム103(被印字媒体に相当)が巻回された第2ロール104(実際は渦巻き状であるが、図では簡略的に同心円状に示す)と、インクリボン105(熱転写リボン、但し被印字テープが感熱テープの場合は不要)を繰り出すリボン供給側ロール111と、印字後のインクリボン105を巻取るリボン巻取りローラ106と、カートリッジ8のテープ排出部の近傍に回転可能に支持されたテープ送りローラ27と、を有する。
次に、図4を用いて、印字ラベル作成装置1の制御系について説明する。
上記のようにして生成される印字ラベルLには、複数のテキスト文字Tと、複数のマーク部と、が重なり合うように印字形成される(後述の図5参照)。本実施形態の最大の特徴は、各テキスト文字Tに対し、上記マーク部を操作者の所望の態様に配置する手法にある。以下、その詳細を順を追って説明する。
本実施形態では、例えば、まず図5(a)に示すように、操作者によるキーボード3又は機能キー群4等の適宜の操作により、上記液晶ディスプレイ5に、上記テキスト文字T等の入力を行うためのテキスト編集画面5Aが表示される。この状態で、図5(b)に示すように、操作者は、上記キーボード3等を用いてテキスト文字T(又はシンボルでもよい)の入力を行う。この例では、「ABCDE」からなるテキスト文字Tが例えばゴシック体で入力されている。
その後、上記テキスト入力画面5Aにおいて、例えば上記機能キー群4を用いて、予め用意され上記マーク記憶部214aに記憶されていた複数のマーク部M11,M12,M13,M14,M15,M16・・・が、例えばスクロールにより一覧可能に表示される。
以上説明した手法を実現するために、CPU212によって実行される処理手順を表すフローを図6に示す。
以上説明したように、本実施形態では、操作者が、複数のテキスト文字Tの入力操作を行うとともに各テキスト文字Tに適用したいマーク部の選択を行うことで、各テキスト文字Tごとに適宜のマーク部(上記の例ではマーク部M11)がそれぞれ重ね合わされた態様の印字ラベルLを作成することができる(図5(d)参照)。したがって、テキスト文字の傍らにマーク部を配置するだけの従来手法に比べ、テキスト文字Tにおいて種々多様な表現態様を実現することができる。この結果、操作者の用途や好みに応じ、多彩な印字ラベルLを表現性豊かに作成することができるので、利便性を向上することができる。
本実施形態でも、上記第1実施形態と同様、例えば、まず図7(a)に示すように、操作者によるキーボード3又は機能キー群4等の適宜の操作により、上記液晶ディスプレイ5に、上記テキスト文字T等の入力を行うためのテキスト編集画面5Aが表示される。この状態で、図7(b)に示すように、操作者は、上記キーボード3等を用いてテキスト文字T(又はシンボルでもよい)の入力を行う。この例では、上記同様、「ABCDE」からなるテキスト文字Tが例えばゴシック体で入力されている。
その後、上記テキスト入力画面5Aにおいて、例えば上記機能キー群4を用いて、予め用意され上記背景記憶部214bに記憶されていた複数の背景部K11,K12,K13,K14,K15,K16,K17,K18・・・(図示の例では正確には背景部の印字態様の内容を表す背景部のアウトライン。以下適宜、単に「背景部」という)が、例えばスクロールにより一覧可能に表示される。
上記確認メッセージに対応して操作者がキーボード3又は機能キー群4等を用いて適宜の確認操作を行うと、上記テキスト入力画面5Aにおいて、上記第1実施形態と同様のマーク部の選択が行われる。
以上説明した手法を実現するために、本実施形態のCPU212によって実行される処理手順を表すフローを図8に示す。なお、上記第1実施形態の上記図6と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
本変形例を図9により説明する。
本変形例でも、上記第2実施形態と同様、例えば、まず図9(a)に示すように、テキスト編集画面5Aが表示され、図9(b)に示すように、例えば「ABCDE」からなるテキスト文字Tが入力される。
その後、上記テキスト入力画面5Aにおいて、前述と同様、背景部K11〜K18が一覧可能に表示される。この例では、操作者により、前述と同様、図9(c)に示すように、市松模様J11を備えた背景部K11が選択される。
前述の確認メッセージを操作者が確認後、上記第2実施形態と同様のマーク部の選択が行われ、図9(d)に示すように、「ハート型」の外枠F11を備えた上記マーク部M11が選択される。
本変形例を図10により説明する。
本変形例でも、上記第2実施形態と同様、例えば、まず図10(a)に示すように、テキスト編集画面5Aが表示され、図10(b)に示すように、例えば「ABCDE」からなるテキスト文字Tが入力される。
その後、上記テキスト入力画面5Aにおいて、前述と同様、背景部K11〜K18が一覧可能に表示される。この例では、操作者により、図10(c)に示すように、網掛け模様J15を備えた背景部K15が選択される。
前述の確認メッセージを操作者が確認後、上記第2実施形態と同様のマーク部の選択が行われ、図10(d)に示すように、「ハート型」の外枠F11を備えた上記マーク部M11が選択される。
図10(e)に示すように、それぞれが上記選択された背景部に対応した印字態様(この例では網掛け模様J15)で塗りつぶされた各マーク部M11の外枠F11内を、適宜の色の各テキスト文字Tで切り抜いた態様の印字ラベルLが作成される。
なお、以上は、印字装置として、被印字テープに所望の印刷を行って印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置に対し本発明を適用した場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えばA4、A3、B4、B5サイズ等の通常の被印刷用紙に画像を形成したり文字を印刷するプリンタや、バッテリ電源により駆動される携帯用プリンタに対し、本発明を適用してもよい。この場合も同様の効果を得る。
但し、例えばしきい値や基準値等、所定の判定基準となる値あるいは区切りとなる値の記載がある場合は、それらに対しての「同一」「等しい」「異なる」等は、上記とは異なり、厳密な意味である。
3 キーボード(操作手段)
23 サーマルヘッド(印字手段)
103 カバーフィルム(被印字媒体)
108 テープ送りローラ駆動軸(搬送手段)
212 CPU
214 EEPROM
214a マーク記憶部(記憶手段)
214b 背景記憶部
F11〜16 外枠(第1外枠)
G11〜16 一色塗りつぶし部分(第1印字態様)
H11 外枠(第2外枠)
J11 市松模様(第2印字態様)
J12 ダイヤ連鎖模様(第2印字態様)
J13 碁盤目模様(第2印字態様)
J14 レンガ壁模様(第2印字態様)
J15 網かけ模様(第2印字態様)
J16 斜線ハッチング(第2印字態様)
J17 波形ハッチング(第2印字態様)
J18 網模様(第2印字態様)
K11〜18 背景部
L 印字ラベル
M11〜16 マーク部
T テキスト文字
Claims (12)
- 被印字媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し、印字を形成する印字手段と、
を有する印字装置であって、
前記被印字媒体に対し印字形成される複数のテキスト文字を操作入力するための操作手段と、
前記被印字媒体に形成される前記複数のテキスト文字にそれぞれ個別に適用するために予め用意されるとともに、それぞれが所定の第1外枠とその第1外枠内の第1印字態様とを備える、複数種類のマーク部を記憶した記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記複数種類のマーク部の中から1種類以上のマーク部を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された前記1種類以上のマーク部が、前記操作手段により入力された各テキスト文字ごとに当該テキスト文字を視認可能としつつ重ね合わされた態様で、印字データを生成する印字データ生成手段と、
前記印字データに対応した印字を前記被印字媒体に行うために前記搬送手段及び前記印字手段を連携して制御する連携制御手段と、
を有することを特徴とする印字装置。 - 請求項1記載の印字装置において、
前記連携制御手段は、
前記印字データに対応した印字が形成された前記被印字媒体により印字ラベルを作成するように、前記搬送手段及び前記印字手段を連携して制御する
ことを特徴とする印字装置。 - 請求項1又は請求項2記載の印字装置において、
前記印字データ生成手段は、
各テキスト文字が、対応する前記マーク部の前記マーク外枠内に視認可能に配置される態様の前記印字データを生成する
ことを特徴とする印字装置。 - 請求項3記載の印字装置において、
前記印字データ生成手段は、
それぞれが対応する前記テキスト文字に重ね合わされた複数の前記マーク部を各マーク部ごとに若しくはそれら複数のマーク部全体として包含するとともに、それぞれが所定の第2外枠とその第2外枠内の第2印字態様とを備える、複数の背景部を配置した態様の前記印字データを生成する
ことを特徴とする印字装置。 - 請求項4記載の印字装置において、
前記印字データ生成手段は、
前記第1印字態様に応じて前記テキスト文字の態様を変化させた、前記印字データを生成する
ことを特徴とする印字装置。 - 請求項4記載の印字装置において、
前記印字データ生成手段は、
前記第2印字態様に応じて前記テキスト文字の態様を変化させた、前記印字データを生成する
ことを特徴とする印字装置。 - 請求項4記載の印字装置において、
前記印字データ生成手段は、
前記第2印字態様に応じて前記第1印字態様を変化させた、前記印字データを生成する
ことを特徴とする印字装置。 - 請求項5又は請求項7記載の印字装置において、
前記印字データ生成手段は、
前記第1印字態様でそれぞれ塗りつぶされた複数の前記第1外枠内を、対応する前記テキスト文字によりそれぞれ切り抜いた態様の前記印字データを生成する
ことを特徴とする印字装置。 - 請求項5乃至請求項7のいずれか1項記載の印字装置において、
前記印字データ生成手段は、
前記第2印字態様でそれぞれ塗りつぶされた複数の前記第2外枠内に、前記第1外枠内を前記第1印字態様で塗りつぶした対応する前記マーク部をそれぞれ配置し、各マーク部の前記第1外枠内に、対応する前記テキスト文字を配置した態様の前記印字データを生成する
ことを特徴とする印字装置。 - 請求項5乃至請求項7のいずれか1項記載の印字装置において、
前記印字データ生成手段は、
前記第2印字態様で塗りつぶされた共通の1つの前記第2外枠内に、前記第1外枠内を前記第1印字態様でそれぞれ塗りつぶした複数の前記マーク部を配置し、各マーク部の前記第1外枠内に、対応する前記テキスト文字を配置した態様の前記印字データを生成する
ことを特徴とする印字装置。 - 請求項6又は請求項7記載の印字装置において、
前記印字データ生成手段は、
前記第2印字態様でそれぞれ塗りつぶされた複数の前記第1外枠内を、対応する前記テキスト文字により切り抜いた態様の前記印字データを
を生成する
ことを特徴とする印字装置。 - 請求項1乃至請求項11のいずれか1項記載の印字装置において、
前記印字データ生成手段は、
1文字ごとに個別に書式設定がなされた前記テキスト文字を含む、前記印字データを生成する
ことを特徴とする印字装置。
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