JP2016078354A - 印字装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テキスト文字ごとに適宜のマーク部が重ね合わされた態様の印字を形成することで、多彩な印字を表現性豊かに形成する印字装置を提供する。【解決手段】印字ラベル作成装置は、複数のテキスト文字Tを操作入力するためのキーボードと、複数のテキスト文字Tにそれぞれ個別に適用するために予め用意され、それぞれが外と所望の印字態様とを備える複数種類のマーク部M11〜M16を記憶したマーク記憶部と、を有し、CPUは、複数種類のマーク部M11〜M16の中から1種類以上のマーク部を設定し、この設定された1種類以上のマーク部が各テキスト文字Tに視認可能としつつ重ね合わされた態様で印字データを生成し、印字ラベルLを作成するようにテープ送りローラ駆動軸及びサーマルヘッドを連携して制御する。【選択図】図5

Description

本発明は、被印字媒体に印字を行う印字装置に関する。
被印字媒体に印字を形成する印字装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この印字装置(印字ラベル作成装置)では、操作者の所望の複数のテキスト文字に加え、画像やシンボル等からなるマーク部を印字形成することができる。
特開2013−193325号公報
上記従来技術では、複数のテキスト文字の、搬送方向に沿った傍ら(すなわち重なり合わない位置)に上記マーク部が印字形成されるのみである。このマーク部を、テキスト文字に重なり合うように印字形成できれば、多彩な印字を表現性豊かに形成することができるはずである。上記従来技術では、そのような点までは特に配慮されていなかった。
本発明の目的は、テキスト文字ごとに適宜のマーク部が重ね合わされた態様の印字を形成することで、多彩な印字を表現性豊かに形成できる印字装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、被印字媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し、印字を形成する印字手段と、を有する印字装置であって、前記被印字媒体に対し印字形成される複数のテキスト文字を操作入力するための操作手段と、前記被印字媒体に形成される前記複数のテキスト文字にそれぞれ個別に適用するために予め用意されるとともに、それぞれが所定の第1外枠とその第1外枠内の第1印字態様とを備える、複数種類のマーク部を記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記複数種類のマーク部の中から1種類以上のマーク部を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記1種類以上のマーク部が、前記操作手段により入力された各テキスト文字ごとに当該テキスト文字を視認可能としつつ重ね合わされた態様で、印字データを生成する印字データ生成手段と、前記印字データに対応した印字を前記被印字媒体に行うために前記搬送手段及び前記印字手段を連携して制御する連携制御手段と、を有することを特徴とする。
本願発明の印字装置においては、操作者が意図する所望の複数のテキスト文字を表記する印字を被印字媒体に形成することができる。そして、その作成時において、各テキスト文字ごとに、画像やシンボル等からなるマーク部を重ね合わせるように印字形成することができる。
すなわち、記憶手段に、複数種類の上記マーク部が記憶されている。各マーク部は、所定の第1外枠を備えており、その第1外枠内が、対応する第1印字態様に印字形成される。そして、操作手段を介して操作者が入力した上記複数のテキスト文字に対し、設定手段が、上記記憶手段に記憶された複数種類のマーク部から1種類以上のマーク部を選択し、当該テキスト文字に使用するマーク部として設定する。印字データ生成手段は、上記設定したマーク部を、各テキスト文字ごとに(当該テキスト文字を視認可能となるように)重ね合わせた態様とした、印字データを生成する。そして、この生成された印字データに基づき、連携制御手段の制御によって、対応する印字が形成される。
以上の結果、操作者が、複数のテキスト文字の入力操作を行うと、各テキスト文字ごとに適宜のマーク部がそれぞれ重ね合わされた態様の、印字を形成することができる。したがって、テキスト文字の傍らにマーク部を配置するだけの従来手法に比べ、テキスト文字において種々多様な表現態様を実現することができる。この結果、操作者の用途や好みに応じ、多彩な印字を表現性豊かに形成することができるので、利便性を向上することができる。
本発明によれば、多彩な印字を表現性豊かに形成でき、操作者の利便性を向上することができる。
本発明の第1実施形態における印字装置を斜め上方向から見た外観を表す斜視図である。 下カバーを開放した状態の印字装置を斜め下方向から見た外観を表す斜視図である。 カートリッジの内部構造を模式的に表す拡大平面図である。 印字装置の制御系を表す機能ブロック図である。 マーク部内にテキスト文字が配置されて印字ラベルが作成される流れを説明するための説明図である。 CPUによって実行される制御手順を表すフローチャートである。 本発明の第2実施形態において、背景部内のマーク部内にテキスト文字が配置されて印字ラベルが作成される流れを説明するための説明図である。 CPUによって実行される制御手順を表すフローチャートである。 複数のマーク部を共通の1つの背景部内に配置する変形例において、背景部内のマーク部内にテキスト文字が配置されて印字ラベルが作成される流れを説明するための説明図である。 マーク部内を背景部の色で塗りつぶす変形例において、背景部内のマーク部内にテキスト文字が配置されて印字ラベルが作成される流れを説明するための説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
本発明の第1実施形態を図1〜図6により説明する。
本実施形態の印字装置の概略構成について、図1〜図3を用いて説明する。図1において、この印字ラベル作成装置1(印字装置に相当)は、所望の印字を行った印字済みラベル用テープを所定の長さに切断することにより、印字ラベルL(後述の図5及び図7等参照)を作成する。なお、本実施形態において印字ラベル作成装置1の前・後・左・右・上・下というときは、図1及び図2等に示す方向を指す。
<全体概略構成>
図1及び図2に示すように、印字ラベル作成装置1の筐体2は、装置下面を構成する下カバー15と、装置側面を構成する横カバー16と、装置上面を構成する上カバー17とにより構成されている。上カバー17には、前方向から後方向に向けて、文字入力等の種々の操作が行われるキーボード3(操作手段に相当)、印字ラベル作成装置1の各種機能を実行させるための機能キー群4、及び、入力した文字や記号等を表示するための液晶ディスプレイ5が設けられている。機能キー群4には、この例では、電源スイッチ4B、印刷キー4C等が含まれている。また横カバー16の右側後方には、印刷された印刷済ラベル用テープ109(後述の図3参照)をカットするためのカッターレバー7が設けられている。
印字ラベル作成装置1の上側後方には、カートリッジ8を着脱可能なカートリッジホルダ9が設けられている。このカートリッジホルダ9は、印字ラベル作成装置1の前端部を回転軸として開閉可能に構成された上記下カバー15を閉じると覆われ、下カバー15を開放すると露出する。
また、図2に示すように、印字ラベル作成装置1の上側後方には、カートリッジホルダ9に隣接して、電池BT(後述の図4参照)を複数個収納可能な電池収納部70が設けられている。なお、図2中、符号60は、外部電源としてのACアダプタ220(後述の図4参照)の出力プラグが接続されるDCジャックである。
<カートリッジ>
図3に示すように、カートリッジ8は、筐体8Aと、この筐体8A内に配置され帯状の基材テープ101が巻回された第1ロール102(実際は渦巻き状であるが、図では簡略的に同心円状に示す)と、上記基材テープ101と略同じ幅である、透明なカバーフィルム103(被印字媒体に相当)が巻回された第2ロール104(実際は渦巻き状であるが、図では簡略的に同心円状に示す)と、インクリボン105(熱転写リボン、但し被印字テープが感熱テープの場合は不要)を繰り出すリボン供給側ロール111と、印字後のインクリボン105を巻取るリボン巻取りローラ106と、カートリッジ8のテープ排出部の近傍に回転可能に支持されたテープ送りローラ27と、を有する。
テープ送りローラ27は、上記基材テープ101と上記カバーフィルム103とを押圧し接着させ印字済みラベル用テープ109としつつ、図3中矢印Aで示す方向にテープ送りを行う。
第1ロール102は、リール部材102aの周りに上記基材テープ101を巻回している。基材テープ101はこの例では4層構造となっており、詳細な図示を省略するが、内側に巻かれる側よりその反対側へ向かって、適宜の粘着剤からなる貼り合わせ用粘着層、PET(ポリエチレンテレフタラート)等から成る色付きのベースフィルム、適宜の粘着剤からなる貼り付け用粘着層、剥離紙の順序で積層され構成されている。
第2ロール104は、リール部材104aの周りに上記カバーフィルム103を巻回している。第2ロール104より繰り出されるカバーフィルム103の裏面に、インクリボン105がサーマルヘッド23(印字手段に相当)に押圧されて当接させられる。
このとき、上記のカートリッジ8の構成に対応して、カートリッジホルダ9には、上記使用済みのインクリボン105を巻き取るためのリボン巻き取り軸107と、印字済みラベル用テープ109を搬送するための上記テープ送りローラ27を駆動するためのテープ送りローラ駆動軸108(搬送手段に相当)とが設けられている。またカートリッジホルダ9には、カバーフィルム103に所望の印刷を行う上記サーマルヘッド23が、カートリッジ8の装着時にカートリッジ8の開口部14(図2参照)に位置するように設けられている。
リボン巻取りローラ106及びテープ送りローラ27は、カートリッジ8外に設けた例えばパルスモータである駆動モータ211(後述の図4参照)の駆動力が、図示しないギヤ機構を介し上記リボン巻取りローラ駆動軸107及び上記テープ送りローラ駆動軸108に伝達されることによって、互いに連動し回転駆動される。
上記構成において、カートリッジ8が上記カートリッジホルダ9に装着されロールホルダがリリース位置(図示省略)から図3に示す印字位置に移動されると、カバーフィルム103及びインクリボン105が、上記サーマルヘッド23と、このサーマルヘッド23に対向して設けたプラテンローラ26との間に狭持される。これとともに、基材テープ101及びカバーフィルム103が、テープ送りローラ27と、テープ送りローラ27に対向して設けた圧着ローラ28との間に狭持される。そして、上記駆動モータの駆動力によって、リボン巻取りローラ106及びテープ送りローラ27が、図3中矢印B及び矢印Cで示す方向にそれぞれ同期して回転駆動される。このとき、前述のテープ送りローラ駆動軸108と上記圧着ローラ28及びプラテンローラ26はギヤ機構(図示せず)にて連結されており、テープ送りローラ駆動軸108の駆動に伴いテープ送りローラ27、圧着ローラ28及びプラテンローラ26が回転し、第1ロール102から基材テープ101が繰り出され、上述のようにテープ送りローラ27へ供給される。
一方、第2ロール104からはカバーフィルム103が繰り出されるとともに、サーマルヘッド制御回路217(後述の図4参照)によりサーマルヘッド23に設けられた複数の発熱素子が通電され、発熱する。このとき、カバーフィルム103の裏面側(すなわち上記基材テープと接着される側)には、リボン巻取りローラ106により駆動されるインクリボン105が、上記サーマルヘッド23に押圧されて当接させられる。この結果、カバーフィルム103の裏面に、所望の印字内容の印字データに対応した印字(詳細は後述)が印刷される。
そして、上記基材テープ101と上記印刷が終了したカバーフィルム103とが、上記テープ送りローラ27及び圧着ローラ28の押圧により上記貼り合わせ用粘着層により接着されて一体化され、印字済みラベル用テープ109として形成され、カートリッジ8外へと排出される。カバーフィルム103への印字が終了したインクリボン105は、リボン巻取りローラ駆動軸107の駆動によりリボン巻取りローラ106に巻取られる。
カートリッジ8外へ排出された印字済みラベル用テープ109の搬送経路の下流側には、固定刃40と可動刃41を備えた切断機構42が設けられている。上記カッターレバー7が操作されることにより可動刃41が動作し、上記印字済みラベル用テープ109が切断され、印字ラベルL(後述の図5等参照)が生成される。
<制御系>
次に、図4を用いて、印字ラベル作成装置1の制御系について説明する。
図4において、印字ラベル作成装置1は、所定の演算を行うCPU212を有している。
CPU212には、上記液晶ディスプレイ5と、EEPROM214と、RAM213と、が接続されている。またCPU212は、ACアダプタ220に接続され印字ラベル作成装置1の電源のオン・オフ処理を行う電源回路215と、上記リボン巻取りローラ駆動軸107及び上記テープ送りローラ駆動軸108を駆動する駆動モータ211の駆動制御を行うモータ駆動回路216と、上記サーマルヘッド23の発熱素子の通電制御を行うサーマルヘッド制御回路217とに接続されている。
EEPROM214には、各種制御プログラム(後述の図6、図8等のフローを実行する制御プログラムを含む)が記憶されている。CPU212は、RAM213の一時記憶機能を利用しつつEEPROM214に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行い、それによって印字ラベル作成装置1全体の制御を行う。
また、EEPROM214内には、複数種類の画像やシンボル等のマーク部(後述するマーク部M11,T12,T13,T14,T15,T16・・・参照)を記憶したマーク記憶部214a(記憶手段に相当)と、複数種類の背景部(後述する背景部K11,K12,K13,K14,K15,K16,K17,K18・・・参照)を記憶した背景記憶部214bと、を備えている。なお、これらマーク記憶部214aと背景記憶部214bに関しては後述する。
<実施形態の特徴>
上記のようにして生成される印字ラベルLには、複数のテキスト文字Tと、複数のマーク部と、が重なり合うように印字形成される(後述の図5参照)。本実施形態の最大の特徴は、各テキスト文字Tに対し、上記マーク部を操作者の所望の態様に配置する手法にある。以下、その詳細を順を追って説明する。
<テキスト文字の入力>
本実施形態では、例えば、まず図5(a)に示すように、操作者によるキーボード3又は機能キー群4等の適宜の操作により、上記液晶ディスプレイ5に、上記テキスト文字T等の入力を行うためのテキスト編集画面5Aが表示される。この状態で、図5(b)に示すように、操作者は、上記キーボード3等を用いてテキスト文字T(又はシンボルでもよい)の入力を行う。この例では、「ABCDE」からなるテキスト文字Tが例えばゴシック体で入力されている。
<マーク部の選択>
その後、上記テキスト入力画面5Aにおいて、例えば上記機能キー群4を用いて、予め用意され上記マーク記憶部214aに記憶されていた複数のマーク部M11,M12,M13,M14,M15,M16・・・が、例えばスクロールにより一覧可能に表示される。
この例では、上記マーク部として、「ハート型」の外枠F11(第1外枠に相当)とその中の一色塗りつぶし部分(この例では黒ベタ塗りつぶし部分。以下適宜、単に「黒ベタ塗りつぶし部分」という)G11(第1印字態様に相当)とを備えたマーク部M11と、「星型」の外枠F12(第1外枠に相当)とその中の黒ベタ塗りつぶし部分G12(第1印字態様に相当)とを備えたマーク部M12と、「ダイヤ型」の外枠F13(第1外枠に相当)とその中の黒ベタ塗りつぶし部分G13(第1印字態様に相当)とを備えたマーク部M13と、「楕円型」の外枠F14(第1外枠に相当)とその中の黒ベタ塗りつぶし部分G14(第1印字態様に相当)とを備えたマーク部M14と、「太陽型」の外枠F15(第1外枠に相当)とその中の黒ベタ塗りつぶし部分G15(第1印字態様に相当)とを備えたマーク部M15と、「兜型」の外枠F16(第1外枠に相当)とその中の黒ベタ塗りつぶし部分G16(第1印字態様に相当)とを備えたマーク部M16、等が上記EEPROM214のマーク記憶部214aに記憶されており、それらマーク部M11〜M16が一覧可能にテキスト入力画面5A(又は別画面若しくは別ウィンドウ等でもよい)に表示される。
操作者は、上記マーク部M11〜M16等のうち、上記テキスト文字Tにそれぞれ個別に適用したいと意図する、1つ(複数を選択可能としてもよい)のマーク部を選択する、選択操作を行う。
この例では、図5(c)に示すように、操作者によるキーボード3又は機能キー群4等の適宜の操作により、上記テキスト編集画面5Aにおいて、「ハート型」の外枠F11を備えた上記マーク部M11が選択されている。なお、このとき、「マークをこれにしますか?」の確認メッセージが併せて表示されている。
上記確認メッセージに対応して操作者がキーボード3又は機能キー群4等を用いて適宜の確認操作を行うと、以上の入力結果・選択結果に対応して、印字ラベルLが生成される。この例では、内部がそれぞれ黒ベタで塗りつぶされた複数の上記マーク部M11の外枠F11内を、対応する上記テキスト文字T(この例では「A」の文字T1、「B」の文字T2、「C」の文字T3、「D」の文字T4、「E」の文字T5)によりそれぞれ切り抜いた態様、言い替えれば1文字ごとにマーク部M11がつけられた態様、の印字ラベルLが生成される(図5(d)参照)。
なお、上記においては、マーク部M11内部のテキスト文字Tが、当該マーク部M11の外枠F1に(交錯することなく)収まる形で配置される場合を例にとって説明している。しかしながら、テキスト文字Tのフォントサイズを大サイズに変更したり、マーク部M11とテキスト文字Tとの各位置を互いにずらす等することで、テキスト文字Tの一部がマーク部M11からはみ出す態様としても良い。
<制御手順>
以上説明した手法を実現するために、CPU212によって実行される処理手順を表すフローを図6に示す。
図6において、例えば操作者が上記機能キー群4の上記電源スイッチ4Bを操作することにより、このフローが開始される。
まず、ステップS10では、CPU212は、液晶ディスプレイ5に表示信号を出力し、前述のテキスト編集画面5Aを表示させる(上記図5(a)参照)。
その後、ステップS20で、CPU212は、操作者がキーボード3を介して実行した前述のテキスト文字Tの入力操作を受付ける(上記図5(b)参照)。
そして、ステップS30で、CPU212は、ステップS20で受け付けたテキスト文字Tに対し、上記マーク記憶部214aに記憶されたマーク部M11〜M16等のうちいずれか1つを選択する操作が、適宜の機能キー群4又はキーボード3等を介してなされたか否かを判定する。上記選択操作がなされていない場合は、ステップS30の判定が満たされず(S30:NO)、ステップS30の判定が満たされるまでループ待機する。上記選択操作がなされた場合は、ステップS30の判定が満たされ(S30:YES)、ステップS40に移行する。
ステップS40では、CPU212は、上記ステップS30で選択されたマーク部(前述の例では、「ハート型」のマーク部M11)を、使用するマークとして設定する。なお、このステップS40を実行するCPU212が、各請求項記載の設定手段として機能する。
その後、ステップS52で、CPU212は、上記印刷キー4Cが押されたか否かを判定する。印刷キー4Cが押されていない場合は、ステップS52の判定が満たされず(S52:NO)、ステップS52の判定が満たされるまでループ待機する。印刷キー4Cが押された場合は、ステップS52の判定が満たされ(S52:YES)、ステップS60に移行する。
ステップS60では、CPU212は、上記ステップS40で設定されたマーク部M11内に、上記ステップS20で操作入力された上記テキスト文字Tを視認可能として重ね合わせて配置した態様の、印字データを生成する。なお、このステップS60を実行するCPU212が本実施形態における印字データ生成手段として機能する。
なお、このステップS60で、上記ステップS30で選択されたマーク部の外枠内の印字態様に応じて、テキスト文字Tの態様を変化させるようにしてもよい。例えばマーク部の外枠内の印字態様が透明である場合は通常のテキスト文字Tとし、マーク部内の外枠内の印字態様が淡い色のメッシュである場合は縁取り付きのテキスト文字Tとし、マーク部内の外枠内の印字態様が濃い色のメッシュあるいは黒ベタ塗り(上記の例の場合)である場合は縁取りなしのテキスト文字Tとしてもよい。この場合、臨機応変に見やすいデザインを実現することができる。
その後、ステップS70で、CPU212は、モータ駆動回路216に制御信号を出力し、駆動モータ211によりテープ送りローラ駆動軸108及びリボン巻取りローラ駆動軸107を駆動開始する。これにより、カバーフィルム103、基材テープ101、及び印字済みラベル用テープ109(以下適宜、単にカバーフィルム103等」という)の搬送が開始される。
そして、ステップS80で、CPU212は、上記ステップS60で生成された印字データに基づき、上記のようにして搬送されるカバーフィルム103等が所定の印字領域の開始位置まで搬送されたかどうか(印字領域の前端に印字ヘッド23が正対する搬送方向位置になるまでカバーフィルム103等が搬送されたかどうか)、を判定する。この判定は、例えばステッピングモータからなる上記駆動モータ211のパルス数をカウントする等、公知の適宜の手法により行えば足りる。カバーフィルム103等が印字領域の開始位置まで搬送されていなければステップS80の判定が満たされず(S80:NO)、ステップS80の判定が満たされるまでループ待機する。カバーフィルム103等が印字領域の開始位置まで搬送されたらステップS80の判定が満たされ(S80:YES)、ステップS90に移る。
ステップS90では、CPU212は、ステップS60で生成された印字データに基づきサーマルヘッド23の発熱素子に通電を行う印字処理を行う。これにより、カバーフィルム103に、上記通電された発熱素子によりインクリボン105のインクが転写され、上記印字データに対応した印字が形成される。
その後、ステップS100では、CPU212は、搬送されるカバーフィルム103等が印字領域の終了位置まで搬送されたかどうか(印字領域の後端に印字ヘッド23が正対する搬送方向位置になるまでカバーフィルム103等が搬送されたかどうか)、を判定する。この判定も上記同様の公知の手法により行えば足りる。カバーフィルム103等が印字領域の終了位置まで搬送されていなければステップS100の判定が満たされず(S100:NO)、ステップS90に戻って同様の手順を繰り返す。カバーフィルム103等が印字領域の終了位置まで搬送されていればステップS100の判定が満たされ(S100:YES)、ステップS110に移る。
ステップS110では、CPU212は、上記ステップS60で生成された印字データに基づき、搬送されるカバーフィルム103等が、上記印字データに基づき印字領域よりラベル後端側に設定される所定の切断位置まで搬送されたかどうか(上記切断位置に上記可動刃41が正対する搬送方向位置になるまで、印字済みラベル用テープ109が搬送されたかどうか)、を判定する。この判定も、前述と同様の公知の手法により行えば足りる。カバーフィルム103等が切断位置まで搬送されていなければステップS110の判定が満たされず(S110:NO)、ステップS110の判定が満たされるまでループ待機する。カバーフィルム103等が切断位置まで搬送されたらステップS110の判定が満たされ(S110:YES)、ステップS120に移る。
ステップS120では、CPU212は、モータ駆動回路216に制御信号を出力し、駆動モータ211によるテープ送りローラ駆動軸108及びリボン巻取りローラ駆動軸107の駆動を停止する。これにより、カバーフィルム103、基材テープ101、及び印字済みラベル用テープ109の搬送が停止する。なお、上記ステップS70〜ステップS120を実行するCPU212が各請求項記載の連携制御手段として機能する。
その後、ステップS130で、CPU212は、液晶ディスプレイ5に表示信号を出力する。これにより、操作者に対し、カッターレバー7を操作し切断機構15を動作させ上記印字済みラベル用テープ109を切断するよう促す、適宜の表示が液晶ディスプレイ5において行われる。操作者がカッターレバー7を操作することで、印字済ラベル用テープ109の切断が行われ、上記ステップS40で設定されたマーク部M11内に上記ステップS20で操作入力されたテキスト文字Tを配置した態様の印字が形成された、印字ラベルLが生成される(図5(d)参照)。その後、このフローを終了する。
<第1実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態では、操作者が、複数のテキスト文字Tの入力操作を行うとともに各テキスト文字Tに適用したいマーク部の選択を行うことで、各テキスト文字Tごとに適宜のマーク部(上記の例ではマーク部M11)がそれぞれ重ね合わされた態様の印字ラベルLを作成することができる(図5(d)参照)。したがって、テキスト文字の傍らにマーク部を配置するだけの従来手法に比べ、テキスト文字Tにおいて種々多様な表現態様を実現することができる。この結果、操作者の用途や好みに応じ、多彩な印字ラベルLを表現性豊かに作成することができるので、利便性を向上することができる。
また、本実施形態では特に、印字ラベルLにおいて、各テキスト文字T1〜T5が、対応するマーク部(上記の例ではマーク部M11)の外枠(上記の例では外枠F11)内に視認可能に配置される(図5(d)参照)。これにより、マーク部M11において外枠F1とテキスト文字Tとの交錯のない、すっきりと見やすい態様の印字ラベルLを確実に作成することができる。
また、本実施形態では特に、それぞれ所望の印字態様で塗りつぶされた各マーク部M11等を適宜の色の各テキスト文字T1〜T5で切り抜いた態様の、印字ラベルLを作成することができる。このような多彩な印字ラベルLを容易かつ確実に作成することができるので、操作者の利便性を確実に向上することができる。
次に、本発明の第2実施形態を図7及び図8により説明する。この実施形態では、各マーク部を包含する背景部(後述)を備えた印字ラベルを作成する場合の実施形態である。上記第1実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
<テキスト文字の入力>
本実施形態でも、上記第1実施形態と同様、例えば、まず図7(a)に示すように、操作者によるキーボード3又は機能キー群4等の適宜の操作により、上記液晶ディスプレイ5に、上記テキスト文字T等の入力を行うためのテキスト編集画面5Aが表示される。この状態で、図7(b)に示すように、操作者は、上記キーボード3等を用いてテキスト文字T(又はシンボルでもよい)の入力を行う。この例では、上記同様、「ABCDE」からなるテキスト文字Tが例えばゴシック体で入力されている。
<背景部の選択>
その後、上記テキスト入力画面5Aにおいて、例えば上記機能キー群4を用いて、予め用意され上記背景記憶部214bに記憶されていた複数の背景部K11,K12,K13,K14,K15,K16,K17,K18・・・(図示の例では正確には背景部の印字態様の内容を表す背景部のアウトライン。以下適宜、単に「背景部」という)が、例えばスクロールにより一覧可能に表示される。
この例では、上記背景部として、市松模様J11(第2印字態様に相当)を備えた背景部K11と、ダイヤ連鎖模様J12(第2印字態様に相当)を備えた背景部K12と、碁盤目模様J13(第2印字態様に相当)を備えた背景部K13と、レンガ壁模様J14(第2印字態様に相当)を備えた背景部K14と、網掛け模様J15(第2印字態様に相当)を備えた背景部K15と、斜線ハッチングJ16(第2印字態様に相当)を備えた背景部K16と、波形ハッチングJ17(第2印字態様に相当)を備えた背景部K17と、網模様J18(第2印字態様に相当)を備えた背景部K18と、等が上記EEPROM214の背景記憶部214bに記憶されており、それら背景部K11〜K18が一覧可能にテキスト入力画面5A(又は別画面若しくは別ウィンドウ等でもよい)に表示される。
操作者は、上記背景部K11〜K18等のうち、上記テキスト文字Tにそれぞれ個別に適用したいと意図する、1つ(複数を選択可能としてもよい)の背景部を選択する、選択操作を行う。
この例では、図7(c)に示すように、操作者によるキーボード3又は機能キー群4等の適宜の操作により、上記テキスト編集画面5Aにおいて、市松模様J11を備えた背景部K11が選択されている。なお、このとき、「背景をこれにしますか?」の確認メッセージが併せて表示されている。
<マーク部の選択>
上記確認メッセージに対応して操作者がキーボード3又は機能キー群4等を用いて適宜の確認操作を行うと、上記テキスト入力画面5Aにおいて、上記第1実施形態と同様のマーク部の選択が行われる。
すなわち上記マーク記憶部214aに記憶されていた前述のマーク部M11,M12,M13,M14,M15,M16・・・がスクロールにより一覧可能に表示される。操作者が、上記マーク部M11〜M16等のうち、上記テキスト文字Tにそれぞれ個別に適用したいと意図する、1つ(複数を選択可能としてもよい)のマーク部を選択する、選択操作を行う。
この例では、上記第1実施形態と同様、図7(d)に示すように、操作者によるキーボード3又は機能キー群4等の適宜の操作により、上記テキスト編集画面5Aにおいて、「ハート型」の外枠F11を備えた上記マーク部M11が選択され、「マークをこれにしますか?」の確認メッセージが併せて表示されている。
上記確認メッセージに対応して操作者がキーボード3又は機能キー群4等を用いて適宜の確認操作を行うと、以上の入力結果・選択結果に対応して、印字ラベルLが生成される。この例では、それぞれが対応する上記テキスト文字T1,T2,T3,T4,T5に重ね合わされた複数の上記マーク部M11(外枠F11及び一色塗りつぶし部分G11を備える)を、各マーク部ごとに背景部K11が包含した態様で、印字ラベルLが生成される(図7(e)参照)。
このとき、各背景部K11は、長方形の外枠H11(第2外枠に相当)とその外枠H11内を塗りつぶすための上記市松模様J11と、を備えている。したがって、言い替えれば、印字ラベルLは、市松模様J11でそれぞれ塗りつぶされた複数(この例では5個)の長方形の外枠H11内に、外枠F11内を一色塗りつぶし部分G11とした5個の各マーク部M11がそれぞれ配置され、かつ、各マーク部M11の外枠F11内に、対応する上記テキスト文字T1,T2,T3,T4,T5が配置された態様(背景部K11をマーク部M11の外枠F1で切り抜き、その中に上記テキスト文字T1〜T5が入れられた態様)となっている。
なお、このとき、各マーク部M11の一色塗りつぶし部分G11の色は、上記背景部K11の外枠H11内の内部が市松模様J11であることに対応して、白色塗りつぶしとなっている。
なお、上記のような作成手法において、図7(f)に示すように、各マーク部M11のテキスト文字Tごとに書式設定(この例ではフォント種類)を変えても良い。この例では、各マーク部M11内にそれぞれ配置される5つのテキスト文字T(「A」「B」「C」「D」「E」)のうち、「A]のテキスト文字T1が通常太さのゴシック体とし、「B」のテキスト文字T2が太字体、「C」のテキスト文字T3が斜字体、「D」のテキスト文字T4がTimesNewRoman、「E」のテキスト文字T5が明朝体となっている。
<制御手順>
以上説明した手法を実現するために、本実施形態のCPU212によって実行される処理手順を表すフローを図8に示す。なお、上記第1実施形態の上記図6と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
図8に示す本変形例のフローにおいては、上記図6のステップS20とステップS30との間に新たにステップS21及びステップS22が設けられ、さらに、上記図6のステップS60に代えてステップS60′が設けられている。
すなわち、上記図6と同様のステップS10及びステップS20を経た後、新たに設けたステップS21に移る。このステップS21では、CPU212は、上記ステップS20で受け付けたテキスト文字Tに対し、上記背景記憶部214bに記憶されたマーク部M11〜M16等のうちいずれか1つを選択する操作が、適宜の機能キー群4又はキーボード3等を介してなされたか否かを判定する。上記選択操作がなされていない場合は、ステップS21の判定が満たされず(S21:NO)、ステップS21の判定が満たされるまでループ待機する。上記選択操作がなされた場合は、ステップS21の判定が満たされ(S21:YES)、ステップS22に移行する。
ステップS22では、CPU212は、上記ステップS21で選択された背景部(前述の例では、市松模様J11を備えた背景部K11)を、使用する背景部として設定する。
その後、上記図6と同様のステップS30、ステップS40、ステップS52を経て、ステップS60′へ移行する。
ステップS60′では、CPU212は、上記ステップS40で設定されたマーク部M11内に、上記ステップS20で操作入力された上記テキスト文字Tを視認可能として重ね合わせて配置し、さらに上記ステップS22で設定された背景部K11を配置した態様の、印字データを生成する。すなわち、それぞれが対応するテキスト文字Tに重ね合わされた複数のマーク部M11を各マーク部ごとに包含するとともに、それぞれが所定の外枠J11とその外枠J11内の市松模様J11を備えた、複数の背景部K11が配置された印字データ(言い替えれば、市松模様J11を備えた背景部K11を、マーク部M11の「ハート型」の外枠F1で切り抜き、その中に「ABCDE」の各テキスト文字Tを入れた態様の印字データ)が生成される。このとき、マーク部M11の外枠F11内の一色塗りつぶし部分G11の色は、上記ステップS21で選択された背景部の外枠内の印字態様(前述の例では市松模様J11)に応じて、白色に塗りつぶされる。これにより、マーク内の色と背景の色との対比において見やすいデザインを臨機応変に実現することができる。なお、このステップS60′を実行するCPU212が本実施形態における印字データ生成手段として機能する。
また、このステップS60′でも、上記第1実施形態と同様、上記ステップS30で選択されたマーク部の外枠内の印字態様に応じて、テキスト文字Tの態様を変化させるようにしてもよい。例えばマーク部の外枠内の印字態様が透明である場合は通常のテキスト文字Tとし、マーク部内の外枠内の印字態様が淡い色のメッシュである場合は縁取り付きのテキスト文字Tとし、マーク部内の外枠内の印字態様が濃い色のメッシュあるいは黒ベタ塗り(上記の例の場合)である場合は縁取りなしのテキスト文字Tとしてもよい。この場合、臨機応変に見やすいデザインを実現することができる。
その後、ステップS70〜ステップS130の各手順は、上記図6と同様であり、説明を省略する。
本実施形態においては、上記第1実施形態の効果に加え、外枠F11内を一色塗りつぶし部分G11としたマーク部M11のさらに外側に、所定の印字態様(上記の例では市松模様J11)で塗りつぶした背景部K11を設けることができる(図7(e)、図7(f)参照)。具体的には、それぞれが所望の印字態様(上記の例では市松模様J11)で塗りつぶされた複数の背景部K11内に、外枠F11内が所望の印字態様(上記の例では一色塗りつぶし部分G11)で塗りつぶされた各マーク部M11を配置し、各マーク部M11内に適宜の色の各テキスト文字Tを配置した態様の印字ラベルLを作成することができる。
この結果、さらに印字ラベルLにおける表現性を向上し、利便性を向上することができるとともに、種々様々な態様の多彩な印字ラベルLを容易かつ確実に作成することができ、操作者の利便性を確実に向上することができる。
なお、本発明は、上記2つの実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。なお、上記第1及び第2実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
(1)複数のマーク部を、共通の1つの背景部内に配置する場合
本変形例を図9により説明する。
<テキスト文字の入力>
本変形例でも、上記第2実施形態と同様、例えば、まず図9(a)に示すように、テキスト編集画面5Aが表示され、図9(b)に示すように、例えば「ABCDE」からなるテキスト文字Tが入力される。
<背景部の選択>
その後、上記テキスト入力画面5Aにおいて、前述と同様、背景部K11〜K18が一覧可能に表示される。この例では、操作者により、前述と同様、図9(c)に示すように、市松模様J11を備えた背景部K11が選択される。
<マーク部の選択>
前述の確認メッセージを操作者が確認後、上記第2実施形態と同様のマーク部の選択が行われ、図9(d)に示すように、「ハート型」の外枠F11を備えた上記マーク部M11が選択される。
前述の確認メッセージの確認操作を操作者が行うと、これまでの入力結果・選択結果に対応して、印字ラベルLが生成される。この例では、それぞれが対応する上記テキスト文字T1,T2,T3,T4,T5に重ね合わされた複数の上記マーク部M11(外枠F11及び一色塗りつぶし部分G11を備える)を、共通の1つの背景部K11が包含した態様で、印字ラベルLが生成される(図9(e)参照)。
このとき、背景部K11は、長方形の1つの外枠H11(第2外枠に相当)とその外枠H11内を塗りつぶすための上記市松模様J11と、を備えている。したがって、言い替えれば、印字ラベルLは、市松模様J11で塗りつぶされた1つの長方形の外枠H11内に、外枠F11内を一色塗りつぶし部分G11とした5個の各マーク部M11が配置され、かつ、各マーク部M11の外枠F11内に、対応する上記テキスト文字T1,T2,T3,T4,T5が配置された態様(背景部K11をマーク部M11の外枠F1で切り抜き、その中に上記テキスト文字T1〜T5が入れられた態様)となっている。
なお、このとき、前述と同様、各マーク部M11の一色塗りつぶし部分G11の色は、上記背景部K11の外枠H11内の内部が市松模様J11であることに対応して、白色塗りつぶしとなっている。
なお、本変形例においても、前述の図7(f)と同様、図9(f)に示すように、各マーク部M11のテキスト文字Tごとに書式設定(この例ではフォント種類)を変えても良い。この例では、前述と同様、1つの背景部K11内の各マーク部M11内にそれぞれ配置される5つのテキスト文字T(「A」「B」「C」「D」「E」)のうち、「A]のテキスト文字T1が通常太さのゴシック体とし、「B」のテキスト文字T2が太字体、「C」のテキスト文字T3が斜字体、「D」のテキスト文字T4がTimesNewRoman、「E」のテキスト文字T5が明朝体となっている。
上述のように、本変形例においては、所望の印字態様(上記の例では市松模様J11)で塗りつぶされた共通の1つの背景部K11内に、外枠F11内が所望の印字態様(上記の例では一色塗りつぶし部分G11)でそれぞれ塗りつぶされた複数(上記の例では5個)のマーク部M11を配置し、各マーク部M11内に適宜の色の各テキスト文字T1〜T5を配置した態様の印字ラベルLを作成することができる。このようにして多彩な印字ラベルを容易かつ確実に形成できることで、操作者の利便性を確実に向上することができる。
(2)マーク部内を背景部の色で塗りつぶす場合
本変形例を図10により説明する。
<テキスト文字の入力>
本変形例でも、上記第2実施形態と同様、例えば、まず図10(a)に示すように、テキスト編集画面5Aが表示され、図10(b)に示すように、例えば「ABCDE」からなるテキスト文字Tが入力される。
<背景部の選択>
その後、上記テキスト入力画面5Aにおいて、前述と同様、背景部K11〜K18が一覧可能に表示される。この例では、操作者により、図10(c)に示すように、網掛け模様J15を備えた背景部K15が選択される。
<マーク部の選択>
前述の確認メッセージを操作者が確認後、上記第2実施形態と同様のマーク部の選択が行われ、図10(d)に示すように、「ハート型」の外枠F11を備えた上記マーク部M11が選択される。
前述の確認メッセージの確認操作を操作者が行うと、これまでの入力結果・選択結果に対応して、印字ラベルLが生成される。この例では、
図10(e)に示すように、それぞれが上記選択された背景部に対応した印字態様(この例では網掛け模様J15)で塗りつぶされた各マーク部M11の外枠F11内を、適宜の色の各テキスト文字Tで切り抜いた態様の印字ラベルLが作成される。
このとき、選択された背景部の外枠内の印字態様(上記の例では背景部K15の網掛け模様J15)に応じて、テキスト文字Tの態様が変化する。すなわち、この例では、背景部K15内の外枠内の印字態様が濃い色のメッシュ(網掛け模様J15)であることから、縁取りなしのテキスト文字Tとされている(図10(e)参照。黒ベタ塗りの場合も同様)。また、上記以外にも、例えば選択された背景部の外枠内の印字態様が透明である場合は通常のテキスト文字Tとし、選択された背景部内の外枠内の印字態様が淡い色のメッシュである場合は縁取り付きのテキスト文字Tとすればよい。このようにすることで、臨機応変に見やすいデザインを実現することができる。
上述のように、本変形例においては、それぞれ所望の印字態様(上述の例では網かけ模様J15で塗りつぶされた各マーク部M11を適宜の色の各テキスト文字で切り抜いた態様)の印字ラベルLを形成することができる。このようにして多彩な印字ラベルを容易かつ確実に形成できることで、操作者の利便性を確実に向上することができる。
(3)その他
なお、以上は、印字装置として、被印字テープに所望の印刷を行って印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置に対し本発明を適用した場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えばA4、A3、B4、B5サイズ等の通常の被印刷用紙に画像を形成したり文字を印刷するプリンタや、バッテリ電源により駆動される携帯用プリンタに対し、本発明を適用してもよい。この場合も同様の効果を得る。
なお、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」という意味である。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
但し、例えばしきい値や基準値等、所定の判定基準となる値あるいは区切りとなる値の記載がある場合は、それらに対しての「同一」「等しい」「異なる」等は、上記とは異なり、厳密な意味である。
なお、以上において、図4等の各図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図6、図8に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 印字ラベル作成装置(印字装置)
3 キーボード(操作手段)
23 サーマルヘッド(印字手段)
103 カバーフィルム(被印字媒体)
108 テープ送りローラ駆動軸(搬送手段)
212 CPU
214 EEPROM
214a マーク記憶部(記憶手段)
214b 背景記憶部
F11〜16 外枠(第1外枠)
G11〜16 一色塗りつぶし部分(第1印字態様)
H11 外枠(第2外枠)
J11 市松模様(第2印字態様)
J12 ダイヤ連鎖模様(第2印字態様)
J13 碁盤目模様(第2印字態様)
J14 レンガ壁模様(第2印字態様)
J15 網かけ模様(第2印字態様)
J16 斜線ハッチング(第2印字態様)
J17 波形ハッチング(第2印字態様)
J18 網模様(第2印字態様)
K11〜18 背景部
L 印字ラベル
M11〜16 マーク部
T テキスト文字

Claims (12)

  1. 被印字媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し、印字を形成する印字手段と、
    を有する印字装置であって、
    前記被印字媒体に対し印字形成される複数のテキスト文字を操作入力するための操作手段と、
    前記被印字媒体に形成される前記複数のテキスト文字にそれぞれ個別に適用するために予め用意されるとともに、それぞれが所定の第1外枠とその第1外枠内の第1印字態様とを備える、複数種類のマーク部を記憶した記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記複数種類のマーク部の中から1種類以上のマーク部を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記1種類以上のマーク部が、前記操作手段により入力された各テキスト文字ごとに当該テキスト文字を視認可能としつつ重ね合わされた態様で、印字データを生成する印字データ生成手段と、
    前記印字データに対応した印字を前記被印字媒体に行うために前記搬送手段及び前記印字手段を連携して制御する連携制御手段と、
    を有することを特徴とする印字装置。
  2. 請求項1記載の印字装置において、
    前記連携制御手段は、
    前記印字データに対応した印字が形成された前記被印字媒体により印字ラベルを作成するように、前記搬送手段及び前記印字手段を連携して制御する
    ことを特徴とする印字装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の印字装置において、
    前記印字データ生成手段は、
    各テキスト文字が、対応する前記マーク部の前記マーク外枠内に視認可能に配置される態様の前記印字データを生成する
    ことを特徴とする印字装置。
  4. 請求項3記載の印字装置において、
    前記印字データ生成手段は、
    それぞれが対応する前記テキスト文字に重ね合わされた複数の前記マーク部を各マーク部ごとに若しくはそれら複数のマーク部全体として包含するとともに、それぞれが所定の第2外枠とその第2外枠内の第2印字態様とを備える、複数の背景部を配置した態様の前記印字データを生成する
    ことを特徴とする印字装置。
  5. 請求項4記載の印字装置において、
    前記印字データ生成手段は、
    前記第1印字態様に応じて前記テキスト文字の態様を変化させた、前記印字データを生成する
    ことを特徴とする印字装置。
  6. 請求項4記載の印字装置において、
    前記印字データ生成手段は、
    前記第2印字態様に応じて前記テキスト文字の態様を変化させた、前記印字データを生成する
    ことを特徴とする印字装置。
  7. 請求項4記載の印字装置において、
    前記印字データ生成手段は、
    前記第2印字態様に応じて前記第1印字態様を変化させた、前記印字データを生成する
    ことを特徴とする印字装置。
  8. 請求項5又は請求項7記載の印字装置において、
    前記印字データ生成手段は、
    前記第1印字態様でそれぞれ塗りつぶされた複数の前記第1外枠内を、対応する前記テキスト文字によりそれぞれ切り抜いた態様の前記印字データを生成する
    ことを特徴とする印字装置。
  9. 請求項5乃至請求項7のいずれか1項記載の印字装置において、
    前記印字データ生成手段は、
    前記第2印字態様でそれぞれ塗りつぶされた複数の前記第2外枠内に、前記第1外枠内を前記第1印字態様で塗りつぶした対応する前記マーク部をそれぞれ配置し、各マーク部の前記第1外枠内に、対応する前記テキスト文字を配置した態様の前記印字データを生成する
    ことを特徴とする印字装置。
  10. 請求項5乃至請求項7のいずれか1項記載の印字装置において、
    前記印字データ生成手段は、
    前記第2印字態様で塗りつぶされた共通の1つの前記第2外枠内に、前記第1外枠内を前記第1印字態様でそれぞれ塗りつぶした複数の前記マーク部を配置し、各マーク部の前記第1外枠内に、対応する前記テキスト文字を配置した態様の前記印字データを生成する
    ことを特徴とする印字装置。
  11. 請求項6又は請求項7記載の印字装置において、
    前記印字データ生成手段は、
    前記第2印字態様でそれぞれ塗りつぶされた複数の前記第1外枠内を、対応する前記テキスト文字により切り抜いた態様の前記印字データを
    を生成する
    ことを特徴とする印字装置。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか1項記載の印字装置において、
    前記印字データ生成手段は、
    1文字ごとに個別に書式設定がなされた前記テキスト文字を含む、前記印字データを生成する
    ことを特徴とする印字装置。
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