JPH08290618A - ラベル作成用テープ及びラベル作成用印字装置 - Google Patents

ラベル作成用テープ及びラベル作成用印字装置

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JPH08290618A
JPH08290618A JP12444595A JP12444595A JPH08290618A JP H08290618 A JPH08290618 A JP H08290618A JP 12444595 A JP12444595 A JP 12444595A JP 12444595 A JP12444595 A JP 12444595A JP H08290618 A JPH08290618 A JP H08290618A
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JP12444595A
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Susumu Midori
進 翠
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テキストをテープ幅方向に分割した分割テキ
ストの分割印字に適したラベル作成用テープを提供する
こと。 【構成】 ラベル作成用テープ12は、印字用テープ1
3と剥離紙15とを粘着層14で貼り付けて積層され
て、剥離紙15を外側にしてテープスプール17に巻装
されたものであり、そのラベル作成用テープ12には、
そのテープ幅方向の下側部分に、印字用テープ13の全
長にわたる余白領域が形成され、その余白領域と余白領
域以外の印字対象領域との境界線16において、印字用
テープ13と粘着層14とに予め切れ目12aが形成さ
れている。この余白領域に対応する余白テープ部13c
を必要に応じて剥がすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テキストをテープ幅方
向に分割印字した複数枚の印字用テープをその幅方向に
並列状に貼付して、拡大テキストの大型ラベルを作成す
る為のラベル作成用テープ、及びそのラベル作成用テー
プに分割印字するようにしたラベル作成用印字装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、本願出願人は、特開平2─106
555号公報に記載のように、印字媒体である印字用テ
ープに文字や記号のキャラクタやマークを印字し、ファ
イルの背表紙に貼付するのに適したラベルを作成するの
に好適なテープ状ラベル作成装置を提案し、実用化し
た。このラベル作成装置は、キーボード、ディスプレ
イ、サーマル印字方式の印字機構を備え、印字用テープ
とインクリボンとを収容したテープカセットをそのサー
マル印字機構に着脱可能に構成し、印字用テープ(例え
ば、テープ幅6、9、12、18、24mm)にキャラク
タやマークを、種々の印字文字サイズや書体で印字でき
るように構成してある。
【0003】ところで、印字用テープとしては、そのテ
ープ幅を大きくすることが可能であるが、その幅広の印
字用テープに印字するサーマルヘッドやサーマル印字機
構が大型化して、ラベル作成装置が高価になることか
ら、テープ幅を大きくしないで、例えば、図25に示す
ように、テキストを2倍に拡大し且つ上半分と下半分と
に2分割し、テープ幅を24mmとする印字用テープに、そ
の分割した各分割テキストを夫々印字して、図25
(a)に示すように上側分割ラベル12Lを作成すると
ともに、図25(b)に示すように下側分割ラベル12
Mを作成する一方、上側分割ラベル12Lの下端部の余
白部分を鋏で切り落とし、また下側分割ラベル12Mの
上端部の余白部分を鋏で切り落として、図25(c)に
示すように、これら2枚の分割ラベル12L・12M
を、テープ幅方向に並べて、文字の大きさを40mm、50mm
とする大きなテキストを印字した大型のラベルを作成す
るようにしたラベル作成用印字装置が提案されている。
【0004】ここで、このように、複数枚の分割ラベル
をテープ幅方向に並べて大きな文字を印字した大型のラ
ベルを作成する場合には、隣接する各分割ラベルの不要
な余白領域を鋏で夫々切断することになり、大型ラベル
の作成が煩雑化するという問題があることから、本願出
願人は、実開平3─59842号公報に記載のように、
剥離紙を貼付した粘着層付き印字テープのテープ幅より
も印字ヘッドに設けた発熱素子群の幅を大きくし、分割
印字の為の各分割テキストを印字テープのテープ幅一杯
に印字することで、印字された各分割ラベルを鋏で何ら
切断することなく、大型のラベルを簡単に作成し得る分
割印字機能を設けた貼着テープ印字装置を提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テープスプ
ールから繰り出された印字テープをサーマルヘッドに移
送するようにガイドする為の複数のテープガイド部のガ
イド幅は、印字テープの移送を円滑化させることから、
印字テープのテープ幅の製作誤差を見込んで、テープ幅
よりも若干大きく形成するのが一般的であり、またテー
プカセットのサーマルヘッドに対する装着高さ位置誤差
が生じる場合があることから、印字テープには、サーマ
ルヘッドに対する正規の対応位置よりも上側又は下側に
ズレた状態でテキストが印字される場合がある。
【0006】前述したように、本願出願人が提案した実
開平3─59842号公報に記載の分割印字機能を設け
た貼着テープ印字装置においては、分割印字の為の各分
割テキストを印字テープのテープ幅一杯に印字すること
で、印字された各分割ラベルを鋏で切断する切断作業を
省略できるようになっているが、印字テープがサーマル
ヘッドに対して上側又は下側にズレた状態で各分割テキ
ストが印字されたときには、各分割ラベルのテープ幅方
向の一端部に文字欠けが生じるとともに、その他端部に
無印字の余白部が生じ、この余白部が大きい場合には、
その余白部を鋏で同様に切断することになるという問題
がある。
【0007】更に、テキストを拡大倍率に応じてテープ
幅方向に分割した分割テキストを印字した各分割ラベル
のテープ色やインク色を変更して、カラフルな大型ラベ
ルを作成する場合、分割テキストの印字終了時にテープ
カセットを交換したときには、電源が一旦オフになるこ
とから、電源を投入した次の分割印字処理は、最初から
実行されるので、テキストを分割印字した複数枚の一連
の分割ラベルを、テープ色やインク色を異ならせて予め
複数色分夫々作成しておき、所望の色の分割ラベルを選
択して組み合わせて大型ラベルを作成することになり、
使用しない複数枚の分割ラベルの為の多量の印字テープ
が無駄になるという問題がある。
【0008】本発明の目的は、テキストをテープ幅方向
に分割した分割テキストの分割印字に適したラベル作成
用テープ、及びそのラベル作成用テープに分割テキスト
を印字した分割ラベルを簡単に且つ見栄え良く作成し得
るようなラベル作成用印字装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のラベル作成用
テープは、印字媒体としての印字用テープと粘着層と剥
離紙とを積層してなるラベル作成用テープにおいて、印
字用テープのテープ幅方向の一端部分と他端部分の少な
くとも一方に印字用テープの全長にわたる余白領域を形
成し、その余白領域と余白領域以外の印字対象領域との
境界線において印字用テープと粘着層とに予め切れ目を
形成したものである。
【0010】請求項2のラベル作成用印字装置は、文字
や記号及び種々の指令を入力する為の入力手段と、入力
された複数の文字や記号からなるテキストのデータを記
憶するテキスト記憶手段と、印字媒体としての印字用テ
ープと粘着層と剥離紙とを積層してなるラベル作成用テ
ープに印字する印字手段と、その印字手段を制御する制
御手段とを備えたラベル作成用印字装置において、印字
用テープのテープ幅方向の一端部分と他端部分の少なく
とも一方に印字用テープの全長にわたる余白領域が形成
され、その余白領域と余白領域以外の印字対象領域との
境界線において印字用テープと粘着層とに予め切れ目が
形成されたものである。
【0011】請求項3のラベル作成用印字装置は、請求
項2の発明において、前記印字用テープの任意長さ部分
の印字対象領域にテキストを夫々分割印字した複数の印
字用テープをその幅方向に並べて前記テープ幅以上に拡
大されたテキストを印字したラベルを作成する為に、テ
キスト記憶手段からテキストデータを受けて、テキスト
をテープ幅方向に複数分割した分割テキストのうちのテ
ープ幅方向一端側の分割テキストを前記境界線に達する
正像で印字する印字イメージデータと、それ以外の分割
テキストを末尾から先頭に向かって境界線に達する逆像
で夫々印字する印字イメージデータとを作成する印字デ
ータ作成手段を設けたものである。
【0012】請求項4のラベル作成用印字装置は、請求
項3の発明において、前記各分割テキストの印字状態か
ら測定したテープ幅方向の印字位置誤差を入力設定する
誤差入力手段と、その誤差入力手段で入力された印字位
置誤差を補正するように分割テキストの印字イメージデ
ータを補正する印字データ補正手段とを設けたものであ
る。
【0013】請求項5のラベル作成用印字装置は、請求
項3の発明において、前記印字手段が、着脱自在に択一
的に装着される異なる印字色の複数のインクリボンを備
え、制御手段が、複数の分割テキストを印字する一連の
印字の途中において何れかの分割テキストの印字終了後
にインクリボンの交換が実行された際に、未印字の印字
イメージデータを消去せずに保存して印字の続行を可能
とする印字続行制御手段を備えたものである。
【0014】請求項6のラベル作成用印字装置は、請求
項2の発明において、前記印字用テープの任意長さ部分
の印字対象領域にテキストを夫々分割印字した2つの印
字用テープをその幅方向に並べてテープ幅以上に拡大さ
れたテキストを印字したラベルを作成する為に、テキス
ト記憶手段からテキストデータを受けて、テキストをテ
ープ幅方向に2分割した分割テキストのうちのテープ幅
方向一端側の分割テキストとこれに隣接する他端側分割
テキストの所定小幅部分とを正像で且つ所定小幅部分の
テープ幅方向の略中央部が境界線に位置する正像で印字
する印字イメージデータと、他端側分割テキストとこれ
に隣接する一端側分割テキストの所定小幅部分とを末尾
から先頭に向かって逆像で且つ所定小幅部分のテープ幅
方向の略中央部が境界線に位置する逆像で印字する印字
イメージデータとを作成する印字データ作成手段を設け
たものである。
【0015】請求項7のラベル作成用印字装置は、請求
項6の発明において、前記印字データ作成手段は、2つ
の印字用テープをその幅方向に並べ且つ部分的に重複さ
せる際の基準とする為の基準マークを印字する為の基準
マーク印字データを作成して各印字イメージデータに合
成するように構成されたものである。
【0016】
【作用】請求項1に係るラベル作成用テープは、印字媒
体としての印字用テープと粘着層と剥離紙とを積層して
なり、その印字用テープのテープ幅方向の一端部分と他
端部分の少なくとも一方に、印字用テープの全長にわた
る余白領域が形成され、その余白領域と余白領域以外の
印字対象領域との境界線において、印字用テープと粘着
層とに予め切れ目が形成されているので、その境界線に
達する印字対象領域に、例えば、テキストの一部分ずつ
を分割印字した複数枚の印字用テープを作成した場合、
各印字用テープの剥離紙と余白領域とを剥ぎ取って、こ
れら複数の印字用テープをその幅方向に並べてテープ幅
以上に拡大されたテキストを印字した大型のラベルを、
鋏で何ら切断することなく簡単に作成できる。
【0017】請求項2に係るラベル作成用印字装置にお
いては、印字手段で印字するラベル作成用テープは、印
字媒体としての印字用テープと粘着層と剥離紙とを積層
してなり、その印字用テープのテープ幅方向の一端部分
と他端部分の少なくとも一方に印字用テープの全長にわ
たる余白領域が形成され、その余白領域と余白領域以外
の印字対象領域との境界線において印字用テープと粘着
層とに予め切れ目が形成されているので、入力されてテ
キスト記憶手段に記憶されたテキストに基づいて、テキ
ストの一部分ずつを分割印字した複数枚の印字用テープ
を作成した場合、各印字用テープの剥離紙と余白領域と
を剥ぎ取って、これら複数の印字用テープをその幅方向
に並べてテープ幅以上に拡大されたテキストを印字した
大型のラベルを、鋏で何ら切断することなく簡単に作成
できる。
【0018】請求項3に係るラベル作成用印字装置にお
いては、請求項2と同様の作用を奏するが、印字データ
作成手段は、テキスト記憶手段からテキストデータを受
けて、テキストをテープ幅方向に複数分割した分割テキ
ストのうちのテープ幅方向一端側の分割テキストを境界
線に達する正像で印字する印字イメージデータと、それ
以外の分割テキストを末尾から先頭に向かって境界線に
達する逆像で夫々印字する印字イメージデータとを作成
するので、テープ幅方向一端側の分割テキストを正像で
印字された印字用テープを所定の貼付位置に先ず貼付し
ておき、それ以外の各分割テキストを逆像で印字された
印字用テープを逆さ向きにして、前に貼付した印字用テ
ープに隣接させて順次テープ幅方向に並べるだけでよ
く、分割印字した各印字用テープの貼付作業が簡単化す
る。
【0019】請求項4に係るラベル作成用印字装置にお
いては、請求項3と同様の作用を奏するが、誤差入力手
段により、テープ幅方向の印字位置誤差を入力設定すれ
ば、印字データ補正手段は、その誤差入力手段で入力さ
れた印字位置誤差を補正するように分割テキストの印字
イメージデータを補正するので、各分割テキストの印字
が境界線を越えて、或いは逆に境界線から離れてテープ
幅方向にズレた場合でも、そのズレ量を印字位置誤差と
して設定するだけで、その印字位置誤差を簡単に解消す
ることができる。
【0020】請求項5に係るラベル作成用印字装置にお
いては、請求項3と同様の作用を奏するが、前記印字手
段は、着脱自在に択一的に装着される異なる印字色の複
数のインクリボンを備えており、制御手段に備えた印字
続行制御手段は、複数の分割テキストを印字する一連の
印字の途中において何れかの分割テキストの印字終了後
にインクリボンの交換が実行された際に、未印字の印字
イメージデータを消去せずに保存して印字の続行を可能
とするので、必要最低限の印字用テープを用いて、分割
テキストをインク色を変えて印字することができる。
【0021】請求項6に係るラベル作成用印字装置にお
いては、請求項2と同様の作用を奏するが、印字用テー
プの任意長さ部分の印字対象領域にテキストを夫々分割
印字した2つの印字用テープをその幅方向に並べてテー
プ幅以上に拡大されたテキストを印字したラベルを作成
する場合、印字データ作成手段は、テキスト記憶手段か
らテキストデータを受けて、テキストをテープ幅方向に
2分割した分割テキストのうちのテープ幅方向一端側の
分割テキストとこれに隣接する他端側分割テキストの所
定小幅部分とを正像で且つ所定小幅部分のテープ幅方向
の略中央部が境界線に位置する正像で印字する印字イメ
ージデータと、他端側分割テキストとこれに隣接する一
端側分割テキストの所定小幅部分とを末尾から先頭に向
かって逆像で且つ所定小幅部分のテープ幅方向の略中央
部が境界線に位置する逆像で印字する印字イメージデー
タとを作成するので、一端側と他端側の分割テキストが
テープ幅方向にズレて、境界線を越えて或いは逆に境界
線から離れて印字された場合でも、これら一端側と他端
側の分割テキストには、隣接する所定小幅部分が夫々境
界線を挟んで常に印字されることから、分割テキストの
文字欠けや余白部が形成されることがない。
【0022】請求項7に係るラベル作成用印字装置にお
いては、請求項6と同様の作用を奏するが、前記印字デ
ータ作成手段は、2つの印字用テープをその幅方向に並
べ且つ部分的に重複させる際の基準とする為の基準マー
クを印字する為の基準マーク印字データを作成して各印
字イメージデータに合成するので、分割テキストを印字
した各印字用テープには、その基準マークが同時に印字
され、この基準マークに基づいて2つの印字用テープを
その幅方向に並べ且つ部分的に重複させることができ、
2つの印字用テープの貼り合わせ作業が簡単化する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、文字や記号などの多数のキャラ
クタを印字用テープに印字してテープ状のラベルを作成
するラベル作成用印字装置に本発明を適用した場合のも
のである。図1に示すように、ラベル作成用印字装置1
の本体フレーム2の前部にはキーボード4が配設され、
キーボード4の後方で本体フレーム2内にはサーマル印
字機構10が配設され、またキーボード4の直ぐ後側に
は、入力した文字や記号を表示可能な液晶ディスプレイ
5が設けられている。ここで、サーマル印字機構10に
装着されたテープカセット11を着脱するときには、操
作ツマミ6をスライドさせてカバーケース3を開閉する
ようになっている。
【0024】キーボード(入力手段に相当する)4に
は、アルファベット文字や数字や記号を入力する為の複
数の文字キー、スペースキー、改行キー、カーソルを上
下左右方向に夫々移動させる為のカーソル移動キー、通
常の印字の為の印字キー、拡大印字の為の拡大印字キー
や削除キーや実行キーなどの編集キー、印字を指令する
印字キーに加えて、電源をON・OFFする為の電源キ
ーなどが設けられている。
【0025】次に、サーマル印字機構10について、図
2に基いて簡単に説明する。このサーマル印字機構10
には、矩形状のテープカセット11が着脱自在に装着さ
れており、このテープカセット11には、ラベル作成用
テープ12が巻装されたテープスプール17と、インク
リボン18が巻装されたリボンスプール19と、このイ
ンクリボン18を巻取るリボン巻取りスプール20と、
ラベル作成用テープ12を送り方向にテープ送りするテ
ープ送りローラ21とが回転自在に設けられている。
【0026】前記テープスプール17から繰り出された
ラベル作成用テープ12は、複数のテープガイド部でガ
イドされて、テープカセット11の外部に移送され、ま
たリボンスプール19から繰り出されたインクリボン1
8は、複数のリボンガイド部でカイドされて、ラベル作
成用テープ12と一時的に平行に接近した後リボン巻取
りスプール20に巻取られる。そして、これらラベル作
成用テープ12とインクリボン18とが一時的に接近す
る位置には、サーマルヘッド22が立設され、これらラ
ベル作成用テープ12とインクリボン18とをサーマル
ヘッド22に押圧するゴム製のプラテンローラ23と、
ラベル作成用テープ12を介してテープ送りローラ21
を押圧する送りローラ24とは、本体フレーム2に回動
自在に枢着されたローラ支持体25に回転可能に枢支さ
れている。
【0027】このサーマルヘッド22には、128個の
発熱素子からなる発熱素子群が上下方向に列設されてお
り、この発熱素子群により、ラベル作成用テープ12に
は、最大18mmのテープ幅に亙って印字可能になってい
る。従って、テープ送りモータ36(図5参照)の所定
回転方向への駆動により、テープ送りローラ21とリボ
ン巻取りスプール20とが所定回転方向に夫々同期して
駆動されながら、サーマルヘッド22の発熱素子群に通
電されたとき、ラベル作成用テープ12の表面側には、
インクリボン18のインクが複数のドット列状に付着す
ることで文字や記号が印字され、テープ送り方向Tに移
送されて、図1・図2に示すように、本体フレーム2の
外部に繰出される。尚、サーマル印字機構10の詳細に
ついては、特開平2─106555号公報を参照。
【0028】ここで、ラベル作成用テープ12は、図3
・図4に示すように、印字用テープ13と剥離紙15と
を粘着層14で貼り付けて積層されて、剥離紙15を外
側にしてテープスプール17に巻装されたものであり、
そのラベル作成用テープ12には、そのテープ幅方向の
下側部分(一端部分に相当する)に、印字用テープ13
の全長にわたる余白領域13bが形成され、その余白領
域13bと余白領域13b以外の印字対象領域13aと
の境界線16において、印字用テープ13と粘着層14
とに予め切れ目12aが形成されている。即ち、この境
界線16は印字用テープ13の下端から3mm の位置であ
り、その余白領域13bに対応する余白テープ部13c
を、必要に応じて剥がすことができる。ここで、サーマ
ルヘッド22の発熱素子群は、その下端が境界線16に
対応するようにサーマルヘッド22に設けられている。
【0029】ところで、このサーマル印字機構10に
は、テープ送り方向Tの下流側において、印字されたラ
ベル作成用テープ12を手動で切断するテープ切断機構
26が設けられており、操作レバー27を下方に押圧操
作することにより、可動刃29が固定刃28の方へ移動
して、これら固定刃28と可動刃29との協働により、
印字処理されたラベル作成用テープ12が切断される。
そして、可動刃29の揺動によりラベル作成用テープ1
2が切断されたときには、切断検出スイッチ31(図5
参照)が作動して、切断が検出される。
【0030】ところで、前記テープカセット11とし
て、テープスプール17に巻装されたラベル作成用テー
プ12のテープ幅が、6mm、9mm、12mm、18mm、2
4mmである5種類が準備されており、このテープカセッ
ト11の底壁部には、3つの検出用穴11a〜11cが
形成され、これら5種類のテープ幅の何れかを検出でき
るように、これら検出用穴11a〜11cの幾つかが組
合せて塞がれている。そして、このテープカセット11
の下側を支持する本体フレーム2には、これら検出用穴
11a〜11cの組合せから、テープ幅を検出してテー
プカセット情報を出力するカセットセンサ30(図5参
照)が取付けられている。
【0031】次に、ラベル作成用印字装置1の制御系
は、図5のブロック図に示すように構成されている。制
御装置CDの入出力インターフェース44には、キーボ
ード4と、カセットセンサ30と、切断検出スイッチ3
1と、液晶ディスプレイ(LCD)5に表示データを出
力する為のビデオRAMを有するディスプレイコントロ
ーラ(DC)32と、警告用ブザー33の為の駆動回路
34と、サーマルヘッド22を駆動する為の駆動回路3
5と、テープ送りモータ36を駆動する為の駆動回路3
7とが夫々接続されている。
【0032】制御装置CDは、CPU40と、このCP
U40にデータバスなどのバスを含む制御バス45を介
して接続された入出力インターフェース44と、表示用
キャラクタジェネレータROM(表示用CGROM)4
1と、印字用キャラクタジェネレータROM(印字用C
GROM)42と、ROM43及びRAM50とから構
成されている。表示用CGROM41には、アルファベ
ット文字や記号などの多数のキャラクタの各々に関し
て、所定文字サイズの表示用ドットイメージデータが格
納されている。印字用CGROM42には、アルファベ
ット文字や記号などの多数のキャラクタの各々に関し
て、印字用ドットイメージデータが、各書体毎にコード
データに対応させて、複数の印字文字サイズ分格納され
ている。
【0033】ROM43には、キーボード4から入力さ
れた文字や数字や記号などのキャラクタのコードデータ
に対応させてディスプレイコントローラ32を制御する
表示駆動制御プログラム、拡大文字モードのときに、ド
ットイメージデータを拡大倍率に応じて拡大する拡大制
御プログラム、印字に供する1ドット列毎のドットイメ
ージデータを順次サーマルヘッド22やテープ送りモー
タ36に出力して印字する印字駆動制御プログラム、本
願特有の後述のラベル作成用印字制御の制御プログラム
が格納されている。
【0034】前記RAM50には、入力された文字や記
号からなるテキストのデータを記憶するテキストメモリ
(テキスト記憶手段に相当する)51と、設定された拡
大倍率のデータを格納する拡大倍率メモリ52と、拡大
されたドットイメージデータを格納する拡大ドットデー
タメモリ53と、設定された印字文字サイズを記憶する
文字サイズメモリ54と、設定された印字位置誤差のデ
ータを記憶する印字位置誤差メモリ55と、印字する為
のドットイメージデータを記憶する印字データバッファ
56と、各種のフラグのフラグデータを記憶するフラグ
メモリ57に加えて、CPU40で演算した演算結果を
一時的に格納するメモリやバッファなどが設けられてい
る。
【0035】次に、ラベル作成用印字装置1の制御装置
CDで行なわれる、ラベル作成用印字制御のルーチンに
ついて、図6〜図8のフローチャートに基いて説明す
る。但し、印字文字サイズが設定されないときには、テ
ープカセット11のテープ幅に応じて印字文字サイズを
自動的に設定可能になっている。尚、図中、符号Si
(i=10、11、12・・・・)は各ステップであ
る。キーボード4上の電源キーの操作により電源が投入
されるとこの制御が開始され、サーマル印字機構10や
RAM50の各メモリ51〜57を初期化するなどの各
種初期化処理が実行され(S10)、その後、ディスプレ
イ5にはテキストの入力が可能なテキスト入力画面が表
示される(S11)。
【0036】次に、印字可能な文字や記号や数字などの
キーが操作されたときには(S12・S13:Yes )、その
操作されたキーに対応するデータをテキストメモリ51
に記憶する入力処理が実行されるとともに、そのテキス
トデータをディスプレイ5に表示する表示処理が実行さ
れ(S16)、S12に戻る。また、印字を実行する為に印
字キーが操作されたときには(S12:Yes 、S13:No、
S14:Yes )、通常の印字処理が実行され(S17)、S
12に戻る。
【0037】即ち、この通常印字処理においては、テキ
ストメモリ51に記憶されたテキストデータの各文字や
記号のドットイメージデータが印字用CGROM42か
ら読み出され、カセットセンサ30からのテープカセッ
ト情報に基づいて、サーマル印字機構10に装着されて
いるテープカセット11のテープ幅に基づいた文字サイ
ズとなるように、ドットイメージデータが拡大処理され
て印字データバッファ56に記憶され、そのドットイメ
ージデータに基づいてサーマルヘッド22やテープ送り
モータ36が駆動されてラベル作成用テープ12の印字
用テープ13に印字する印字処理が実行される。
【0038】次に、印字用テープ13のテープ幅以上に
拡大された大きな文字サイズの文字印字をする為に拡大
印字キーが操作されたときには(S12:Yes 、S13・S
14:No、S15:Yes )、拡大印字処理制御(図7参照)
が実行される(S18)。この制御が開始されると、先ず
拡大印字準備処理制御(図8参照)が実行される(S2
0)。この制御が開始されると、先ずカセットセンサ3
0からのテープカセット情報に基づいて、装着されてい
るテープカセット11のテープ幅が読み込まれ、そのテ
ープ幅に応じた印字文字サイズが文字サイズメモリ54
に記憶される(S40)。
【0039】ここで、印字用テープ13のテープ幅と印
字可能幅と印字可能な最大文字サイズ(ドット数)とに
ついて簡単に説明しておくと、テープ幅が「24mm」のと
きの印字可能幅は「18mm」であり、最大文字サイズはサ
ーマルヘッド22の発熱素子数と同様の「128 ドット」
である。テープ幅が「18mm」のときの印字可能幅は「1
3.5mm」であり、最大文字サイズは「96ドット」であ
る。テープ幅が「12mm」のときの印字可能幅は「7.5mm
」であり、最大文字サイズは「48ドット」である。ま
た、テープ幅が「9mm 」のときの印字可能幅は「6.5mm
」であり、最大文字サイズは「44ドット」である。そ
して、印字用テープ13のテープ幅が何れであっても、
印字する際には、その印字用テープ13のテープ幅の中
心がサーマルヘッド22の高さ方向中央位置に対応する
ようになっている。
【0040】次に、拡大印字処理制御が開始された直後
であり、拡大印字中を指示する拡大印字フラグLFがセ
ットされていないときには(S41:No)、拡大倍率設定
処理が実行される(S42)。この拡大倍率設定処理にお
いては、ディスプレイ5に、倍率設定を促すメッセージ
が表示されるので、数字キーを操作して、「2」、
「3」、・・のように、所望の拡大倍率の数値Nを入力
して、リターンキーの操作により、拡大倍率の数値Nが
拡大倍率メモリ52に記憶されて、拡大倍率の設定が終
了する。次に、その設定された拡大倍率の数値Nが印字
枚数カウンタのカウント値Mとしてセットされる(S4
3)。
【0041】次に、テキストメモリ51に記憶されたテ
キストデータの各文字や記号について、印字用CGRO
M42から読み出されたドットイメージデータを、テー
プ幅に応じた印字文字サイズに拡大するとともに、拡大
倍率Nに応じて更に拡大して拡大ドットデータメモリ5
3に記憶する第1ドットイメージデータ拡大処理が実行
される(S44)。そして、その拡大されたドットイメー
ジデータについて、拡大倍率の数値Nと同様の分割数で
テキストを分割印字する為に、ドットイメージデータを
分割する各分割位置が演算により求められる(S45)。
【0042】例えば、入力されたテキストが「ABC」
であり、拡大倍率の数値Nが「2」に設定され、印字用
テープ13のテープ幅が「24mm」のときには、図9に示
すように、テキスト「ABC」のドットイメージデータ
が「128 ドット」に拡大され且つ2倍に拡大されて拡大
ドットデータメモリ53に記憶される。ところで、この
場合、2回の分割印字の総印字可能幅は「36mm」であ
り、文字高さは256 ドットに拡大されているので、文字
下端位置から128 ドットの位置、つまり文字高さの中央
位置CLに分割位置が求められる。
【0043】次に、テープカセット11を装着したとき
には、ラベル作成用テープ12はテープ切断機構26よ
りも外側に繰り出されているので、ディスプレイ5に
は、テープ切断が実行されるまで、テープ切断を促すメ
ッセージが表示される(S46・S47:No)。そして、切
断検出スイッチ31からのテープ切断検出信号に基づい
て、手動によりラベル作成用テープ12が切断されたと
きには(S47:Yes )、拡大印字フラグLFがセットさ
れ(S48)、この制御を終了して、拡大印字処理制御の
S21にリターンする。
【0044】そして、拡大印字処理制御において、印字
枚数カウント値Mと拡大倍率の数値Nとが等しいとき、
つまり拡大印字の為の複数回の分割印字のうちの、最初
の分割印字のときには(S21:Yes )、第1分割テキス
トに対応する最初の分割ドットイメージデータが拡大ド
ットデータメモリ53から読み出されて、その分割ドッ
トイメージデータを境界線16に達する正像となるよう
に印字データバッファ46に展開する展開処理が実行さ
れる(S22)。次に、その印字データバッファ46の最
初の分割ドットイメージデータが読み出されて分割印字
処理が実行される(S24)。このとき、正像で印字され
る分割ドットイメージデータの下端のドットデータは、
サーマルヘッド22の複数の発熱素子のうち、境界線1
6に対応する発熱素子に対応して印字される。
【0045】次に、テープ送りモータ36が駆動され
て、所定量のラベル作成用テープ12がテープ送り方向
Tに移送され(S25)、印字枚数カウント値Mが1つデ
クリメントされ(S26)、その印字枚数カウント値Mが
「0」でなく、分割印字が終了でないときには(S27:
No)、テープ切断が実行されるまで、テープ切断を促す
メッセージが表示される(S29・S30:No)。そして、
テープ切断検出信号に基づいて、ラベル作成用テープ1
2が切断されたときには(S30:Yes )、テープカセッ
ト11の交換を問うメッセージがディスプレイ5に表示
される(S31)。このとき、次の分割印字の印字色が同
色でよく、「N」キーが操作されてテープカセット11
を交換しないときには(S32:No)、S21以降が繰り返
して実行される。
【0046】しかし、「Y」キーが操作されてテープカ
セット11を交換するときには(S32:Yes )、この制
御を終了して、ラベル作成用印字制御のS12にリターン
する。そして、インクリボン色の異なるテープカセット
11に交換された後、拡大印字キーが再度操作されたと
きには(S12:Yes 、S13・S14:No、S15:Yes )、
拡大印字処理制御が実行される(S18)。この制御が開
始されると、先ず拡大印字準備処理制御が実行される
(S20)。
【0047】この制御が開始されてテープ幅が読み込ま
れたときには(S40)、拡大印字フラグLFがセットさ
れているので(S41:Yes )、今回のテープ幅と前回の
テープ幅とが照合され、これらのテープ幅が同一でない
ときには(S49:No)、テープカセット11の交換を促
すメッセージが表示される(S50)。そして、前回と同
一のテープ幅のテープカセット11が装着されたときに
は(S49:Yes )、この制御を終了して、拡大印字処理
制御のS21にリターンする。そして、拡大印字処理制御
において、2回目以降の各分割印字に際しては、印字枚
数カウント値Mが拡大倍率の数値Nより小さいので(S
21:No)、第1分割テキスト以外の次の分割テキストに
対応する次の分割ドットイメージデータが拡大ドットデ
ータメモリ53から、末尾から先頭に向かって且つ逆さ
まに読み出されて、境界線16に達する逆像となるよう
に印字データバッファ46に展開する展開処理が実行さ
れる(S23)。
【0048】そして、以下同様に、前述したように、拡
大印字処理制御が繰り返して実行され、印字枚数カウン
ト値Mが「0」となり、分割印字が終了したときには
(S27:Yes )、拡大印字フラグLFがリセットされ
(S28)、この制御を終了して、ラベル作成用印字制御
のS12にリターンする。例えば、図9・図10(a)に
示すように、テキスト「ABC」について、上半分と下
半分とに分割された分割テキストの上側の分割ドットイ
メージデータが印字用テープ13に印字され、上側分割
ラベル12Aが作成される。
【0049】更に、図10(b)に示すように、分割テ
キストの下側の分割ドットイメージデータが印字用テー
プ13に印字され、下側分割ラベル12Bが作成され
る。そして、これら上側及び下側分割ラベル12A・1
2Bの各々について、剥離紙15を剥ぎ取った上で、そ
の余白テープ部13cとこれに対応する粘着層部分とを
剥ぎ取り、下側分割ラベル12Bを逆さにし、図10
(c)に示すように、これら上側分割ラベル12Aと下
側分割ラベル12Bとの境界線16同志を合わせて、そ
の幅方向に並べるだけで、2倍に拡大されたテキストを
印字した大型のラベルを作成できる。
【0050】ところで、拡大倍率の数値Nが「3」に設
定され、印字用テープ13のテープ幅が「24mm」のとき
には、図11に示すように、テキスト「ABC」のドッ
トイメージデータが「128 ドット」に拡大され且つ3倍
に拡大されて拡大ドットデータメモリ53に記憶され
る。ところで、この場合、3回の分割印字の総印字可能
幅は「54mm」であり、文字高さは384 ドットに拡大され
ているので、文字下端位置から128 ドット毎の位置に夫
々分割位置が求められる。そして、図12(a)に示す
ように、テキスト「ABC」について、上段と中段と下
段とに3分割された分割テキストの上段の分割ドットイ
メージデータが印字用テープ13に印字され、上段分割
ラベル12Cが作成される。
【0051】また、図12(b)に示すように、分割テ
キストの中段の分割ドットイメージデータが印字用テー
プ13に印字され、中段分割ラベル12Dが作成され
る。更に、図12(c)に示すように、分割テキストの
下段の分割ドットイメージデータが印字用テープ13に
印字され、下段分割ラベル12Eが作成される。そし
て、これら分割ラベル12C〜12Eの各々について、
剥離紙15を剥ぎ取った上で、その余白テープ部13c
とこれに対応する粘着層部分とを剥ぎ取り、中段分割ラ
ベル12Dと下段分割ラベル12Eとを夫々逆さにし、
図12(d)に示すように、これら3つの分割ラベル1
2C〜12Eをその幅方向に並べるだけで、3倍に拡大
されたテキストを印字した大型のラベルを作成できる。
【0052】ここで、テープスプール17から繰り出さ
れたラベル作成用テープ12をサーマルヘッド22に移
送するようにガイドする為の複数のテープガイド部のガ
イド幅は、ラベル作成用テープ12のテープ幅の製作誤
差を見込んで、テープ幅よりも若干大きく形成されてい
るとともに、テープカセット11のサーマルヘッド22
に対する装着高さ位置誤差が生じることから、印字処理
されるラベル作成用テープ12が、サーマルヘッド22
に対して、正規の対応位置よりも上側に又は下側にズレ
た状態で移送される場合がある。
【0053】このときには、分割テキストが、境界線1
6を越えて下側に食みだして印字されたり、或いは境界
線16から上側に離れて印字されることになる。その結
果、これら複数枚に分割印字された分割テキストをその
幅方向に並べて大型のラベルを作成した場合に、各分割
テキストが境界線16を越えて下側に食み出して印字さ
れるときには、この食み出した印字部分は余白テープ部
13cであって剥ぎ取られることから、各分割テキスト
の境界部で文字欠けすることになる一方、各分割テキス
トが境界線16から上側に離れて印字されるときには、
各分割テキストの境界部に線状の白い隙間が生じること
になる。
【0054】そこで、図16に示すように、ラベル作成
用テープ12に設ける余白領域13bを、印字用テープ
13の下端から3.5mm まで拡大して、その境界線16に
切れ目12aを形成し、サーマルヘッド22の発熱素子
群を、その下端から約0.5mmだけ上側の位置の発熱素子
が境界線16に対応するようにサーマルヘッド22に設
け、更に図7の拡大印字処理制御を、図13〜図15に
示すように、部分的に変更して、ラベル作成用テープ1
2が、サーマルヘッド22に対して、正規の対応位置よ
りも上側又は下側にズレて印字された場合でも、文字欠
けや線状の白い隙間が発生することのないラベルを作成
するようにしてもよい。
【0055】即ち、図13の拡大印字処理制御が開始さ
れたときに実行される拡大印字準備処理制御(図14参
照)のS84において、第2ドットイメージデータ拡大処
理(図15参照)が実行される。ここで、S80〜S83は
S40〜S43と同様であり、またS85〜S90はS45〜S50
と同様なのでその説明を省略する。この制御が開始され
ると、先ず印字文字サイズに基づいて文字高さMHが演
算で求められ(S91)、この文字高さMHと拡大倍率の
数値Nとを用いて、図示の演算式により、実際の拡大倍
率Eが求められる(S92)。
【0056】例えば、図16に示すように、印字用テー
プ13のテープ幅が「24mm」であり、拡大倍率Nが
「2」のときには、文字高さMHは「18mm」である。そ
して、印字用テープ13の上側の最大ズレ量と下側の最
大ズレ量を夫々約0.5mm とした場合、文字高さMH「18
mm」の半分である「9mm」を、文字高さMHから両最大
ズレ量の合計である「1mm」を差し引いた「17mm」に拡
大することなので、実際の拡大倍率Eが「1.9 」として
求められる。そして、読み出されたドットイメージデー
タがこの拡大倍率Eに基づいて拡大して拡大ドットデー
タメモリ53に記憶され(S93)、この制御を終了し
て、拡大印字準備処理制御のS85にリターンする。
【0057】次に、拡大印字処理制御において、最初の
分割印字のときには(S61:Yes )、第1分割テキスト
と次の分割テキストの所定小幅部分とに対応するドット
イメージデータが拡大ドットデータメモリ53から読み
出されて、正像となるように印字データバッファ46に
展開する展開処理が実行される(S62)。即ち、図16
に示すように、「1.9 」倍に拡大された文字「B」のド
ットイメージデータのうち、上端から17mmに対応する文
字高さの中央位置CLまでの第1分割テキストのドット
イメージデータと、それに下側に続く次の第2分割テキ
ストの所定小幅部分に対応する約1mmのドットイメージ
データとが正像で且つその所定小幅部分のテープ幅方向
の中央部が境界線16に位置するように印字データバッ
ファ46に展開される。
【0058】更に、分割テキストの分割位置、つまり拡
大倍率Nが「2」のときには、文字高さの中央位置CL
に対応させて、基準マークMを印字する為の基準マーク
印字データが作成されて、印字データバッファ46に記
憶されたテキストのドットイメージデータの前後に対応
させて合成処理される(S64)。そして、S65〜S73
が、前記S24〜S32と同様に実行され、分割ラベルが作
成される。その結果、S65における分割印字の際に、ラ
ベル作成用テープ12が、サーマルヘッド22の正規の
印字位置よりも下側に最大で約0.5mm ズレて印字された
ときでも、図17(a)に示すように、作成された上側
分割ラベル12Fにおいては、テキスト「ABC」の前
後に基準マークMが夫々印字されるとともに、第1分割
テキストだけでなく、その最大ズレ量に対応させて、第
1分割テキストの下側に次の分割テキストの所定小幅部
分が余分に正像で印字されているので、分割テキストの
境界部に線状の白い隙間が生じることがない。
【0059】一方、2回目以降の各分割印字のときには
(S61:No)、次の分割テキストと前の分割テキストの
所定小幅部分とに対応するドットイメージデータが拡大
ドットデータメモリ53から、末尾から先頭に向かって
且つ逆さまに読み出されて、逆像となるように印字デー
タバッファ46に展開する展開処理が実行される(S6
3)。即ち、図16に示すように、「1.9 」倍に拡大さ
れた文字「B」のドットイメージデータのうち、下端か
ら17mmに対応する文字高さの中央位置CLまでの第2分
割テキストのドットイメージデータと、それに上側に続
く前の第1分割テキストの所定小幅部分に対応する約1
mmのドットイメージデータとが逆像で且つその所定小幅
部分のテープ幅方向の中央部が境界線16に位置するよ
うに印字データバッファ46に展開される。
【0060】その結果、S65における分割印字の際に、
ラベル作成用テープ12が、サーマルヘッド22の正規
の印字位置よりも下側に最大で約0.5mm ズレて印字され
たときでも、図17(b)に示すように、作成された下
側分割ラベル12Gにおいては、テキスト「ABC」の
前後に基準マークMが夫々印字されるとともに、第2分
割テキストだけでなく、その最大ズレ量に対応させて、
第2分割テキストの下側に前の分割テキストの所定小幅
部分が余分に逆像で印字されているので、分割テキスト
の境界部に線状の白い隙間が生じることがない。
【0061】そして、これら上側及び下側分割ラベル1
2F・12Gの各々について、剥離紙15を剥ぎ取った
上で、その余白テープ部13cとこれに対応する粘着層
部分とを剥ぎ取り、下側分割ラベル12Gを逆さにし、
図17(c)に示すように、これら2枚の分割ラベル1
2F・12Gの基準マークMを合わせて、下側分割ラベ
ル12Gの上側を上側分割ラベル12Fに部分的に重複
させて、その幅方向に並べるだけで、2倍に拡大された
テキストを印字した大型のラベルを作成できる。
【0062】ところで、S65における分割印字の際に、
ラベル作成用テープ12が、サーマルヘッド22の正規
の印字位置よりも上側に最大で約0.5mm ズレて印字され
たときでも、図18(a)に示すように、作成された上
側分割ラベル12Hにおいては、テキスト「ABC」の
前後に基準マークMが境界線16上に夫々印字されると
ともに、第1分割テキストの下側に次の分割テキストの
所定小幅部分が余分に正像で印字されているので、その
最大ズレ量に対応してその所定小幅部分が余白テープ部
13cに印字されて剥ぎ取られることから、第1分割テ
キストの境界部で文字欠けすることがない。
【0063】そして同様に、図18(b)に示すよう
に、作成された下側分割ラベル12Iにおいては、テキ
スト「ABC」の前後に基準マークMが境界線16上に
夫々印字されるとともに、第2分割テキストの下側に前
の分割テキストの所定小幅部分が余分に逆像で印字され
ているので、その最大ズレ量に対応してその所定小幅部
分が余白テープ部13cに印字されて剥ぎ取られること
から、第2分割テキストの境界部で文字欠けすることが
ない。
【0064】同様に、これら上側及び下側分割ラベル1
2H・12Iの各々について、剥離紙15を剥ぎ取った
上で、その余白テープ部13cとこれに対応する粘着層
部分とを剥ぎ取り、下側分割ラベル12Iを逆さにし、
図18(c)に示すように、これら2枚の分割ラベル1
2H・12Iの基準マークMを合わせて、下側分割ラベ
ル12Iの上側を上側分割ラベル12Hに部分的に重複
させて、その幅方向に並べるだけで、2倍に拡大された
テキストを印字した大型のラベルを作成できる。
【0065】ところで、図6のラベル作成用印字制御
を、図19〜図21に示すように、部分的に変更して、
ラベル作成用テープ12が、サーマルヘッド22に対し
て、正規の対応位置よりも上側又は下側にズレて印字さ
れる場合には、そのズレ量を補正するようにして、文字
欠けや線状の白い隙間が発生することのないラベルを作
成するようにしてもよい。即ち、図19のラベル作成用
印字制御において、S100 〜S105 はS10〜S15と同様
であり、S107 〜S109 はS16〜S18と同様であり、ま
たS111 はS19と同様である。
【0066】そして、キーボード4に設けられた誤差入
力キーが操作されたときには(S102 :Yes 、S103 〜
S105 :No、S106 :Yes )、印字位置誤差設定処理が
実行され(S110 )、S102 に戻る。即ち、この印字位
置誤差設定処理においては、印字位置誤差の入力を促す
メッセージがディスプレイ5に表示されるので、印字用
テープ13に対する印字位置を下側に移動するように補
正するときには、数字キーを操作して、−0.1 (mm) 〜
−0.5 (mm) の補正範囲内で、0.1mm 単位で印字位置誤
差を設定する。また、印字用テープ13に対する印字位
置を上側に移動するように補正するときには、数字キー
を操作して、+0.1 (mm) 〜+0.5 (mm) の補正範囲内
で、0.1mm 単位で印字位置誤差を設定する。
【0067】次に、図20の拡大印字処理制御において
は、S121 〜S123 はS21〜S23と同様であり、S125
〜S133 はS24〜S32と同様である。先ず、S120 の拡
大印字準備処理制御について、図21に基づいて説明す
ると、S140 〜S143 はS40〜S43と同様であり、S14
5 はS44と同様であり、S146 はS84と略同様であり、
またS147 〜S152 はS45〜S50と同様である。そし
て、S143 が実行された後、S140 で読み込まれたテー
プ幅TWが「24mm」よりも小さいときには(S144 :N
o)、S145 によりS44と同様に、第1ドットイメージ
データ拡大処理が実行される。しかし、その読み込まれ
たテープ幅TWが「24mm」のときには(S144 :Yes
)、S146 によりS84と略同様に、第2ドットイメー
ジデータ拡大処理が実行される。
【0068】この第2ドットイメージデータ拡大処理に
ついて、図22に基づいて説明すると、図15・図16
で説明したように、印字用テープ13のテープ幅が「24
mm」であり、拡大倍率Nが「2」のときには、文字高さ
MHは「18mm」なので、印字用テープ13の上側の最大
ズレ量と下側の最大ズレ量を夫々約0.5mm とした場合、
実際の拡大倍率Eが「1.9 」として求められ、読み出さ
れたドットイメージデータがこの拡大倍率Eに基づいて
拡大して拡大ドットデータメモリ53に記憶される。
【0069】そして、拡大印字処理制御のS125 によ
り、分割テキストのドットイメージデータが、図22に
示すように、サーマルヘッド22の発熱素子群に対し
て、その上端部と下端部とにおける約0.5mm を除くよう
にして、分割印字処理が実行されたときに、図23示す
ように、S125 における分割印字の際に、ラベル作成用
テープ12が、サーマルヘッド22の正規の印字位置よ
りも下側に最大で約0.5mmズレて印字されたときには、
図23(a)・(b)に示すように、作成された上側分
割ラベル12J及び下側分割ラベル12Kにおいて、分
割テキストの境界部に線状の白い隙間が生じる。
【0070】この場合には、数字キーを操作して、−0.
1 (mm) 〜−0.5 (mm) の補正範囲内で印字位置誤差を
設定することにより、次回の分割印字処理に先行して、
S124 による印字位置誤差補正処理が実行される。即
ち、この印字位置誤差補正処理においては、印字するド
ットイメージデータがサーマルヘッド22の発熱素子群
に対して、設定された印字位置誤差の値だけ下側にシフ
トさせて対応づけられるので、次回の分割印字において
は、各分割テキストが、図10(a)・(b)のよう
に、境界線16に達する正像又は逆像で夫々分割印字さ
れて、印字位置誤差が解消される。
【0071】一方、ラベル作成用テープ12が、サーマ
ルヘッド22の正規の印字位置よりも上側に最大で約0.
5mm ズレて印字されたときには、図24(a)・(b)
に示すように、作成された上側分割ラベル12J及び下
側分割ラベル12Kにおいて、分割テキストの境界部が
余白テープ部13cに食み出すので、この場合には、+
0.1 (mm) 〜+0.5 (mm) の補正範囲内で印字位置誤差
を設定することにより、印字するドットイメージデータ
がサーマルヘッド22の発熱素子群に対して、設定され
た印字位置誤差の値だけ上側にシフトさせて対応づけら
れるので、次回の分割印字においては、各分割テキスト
が、図10(a)・(b)のように、境界線16に達す
る正像又は逆像で夫々分割印字されて、印字位置誤差が
解消される。
【0072】以上説明したように、ラベル作成用テープ
12は、印字用テープ13と粘着層14と剥離紙15と
を積層したものであり、印字用テープ13の全長にわた
る余白領域13bと余白領域13b以外の印字対象領域
13aとの境界線16において、印字用テープ13と粘
着層14とに予め切れ目12aが形成されている。そし
て、拡大倍率が「2」のときで、テキストを上側と下側
とに2分割して分割印字する場合には、入力されたテキ
ストのドットパターンデータについて2倍に拡大処理さ
れるとともに、分割位置が求められ、読み出された上側
の第1分割ドットイメージデータが境界線16に達する
正像となるように印字データバッファ46に展開処理さ
れて印字される。
【0073】更に、下側の第2分割ドットイメージデー
タが境界線16に達する逆像となるように印字データバ
ッファ46に展開処理されて印字される。そして、分割
印字された各印字用テープ13の剥離紙15と余白テー
プ部13cとを剥ぎ取って、上側分割テキストが正像で
印字された上側の印字用テープ13を所定の貼付位置に
先ず貼付しておき、次の逆像で印字された下側分割テキ
ストの印字用テープ13を逆さ向きにして、上側分割テ
キストの印字用テープ13に隣接させてテープ幅方向に
並べるだけで、鋏で何ら切断することなく、テープ幅以
上に拡大されたテキストを印字した大型のラベルが作成
でき、これら分割印字した各印字用テープ13の貼付作
業が簡単化する。
【0074】ここで、上側分割テキストを正像で印字し
た後に、異なるインクリボン18を有するテープカセッ
ト11に交換でき、その交換後において、下側分割テキ
ストを逆像で印字する分割印字を続行できるので、必要
最低限の印字用テープ13を用いて、分割テキストをイ
ンク色を変えて印字することができる。
【0075】ところで、上側分割テキストとこれに隣接
する下側分割テキストの所定小幅部分とを正像で且つ所
定小幅部分のテープ幅方向の略中央部が境界線16に位
置する正像で印字するとともに、下側分割テキストとこ
れに隣接する上側分割テキストの所定小幅部分とを末尾
から先頭に向かって逆像で且つ所定小幅部分のテープ幅
方向の略中央部が境界線16に位置する逆像で印字する
場合には、上側分割テキストと下側分割テキストがテー
プ幅方向に夫々ズレて、境界線16を越えて或いは逆に
境界線16から離れて印字された場合でも、これら上側
と下側の両分割テキストには、隣接する所定小幅部分が
夫々境界線16を挟んで常に印字されることから、分割
テキストの文字欠けや余白部が形成されることがない。
【0076】一方、上側分割テキストと下側分割テキス
トがテープ幅方向に夫々ズレて印字される場合、そのズ
レに対応する印字位置誤差を設定することで、各分割テ
キストがその設定した印字位置誤差だけ、サーマルヘッ
ド22に対して位置補正できるので、2回目以降の分割
印字において、その印字位置誤差を簡単に解消すること
ができる。
【0077】尚、ラベル作成用テープ12を、印字用テ
ープ13と粘着層14と剥離紙15とを積層して構成
し、印字用テープ13のテープ幅方向の両端部分に、印
字用テープ13の全長にわたる余白領域13bとを形成
し、これら2つの余白領域13bと印字対象領域13a
との境界線16において、印字用テープ13と粘着層1
4とに予め切れ目12aを夫々形成する等、本発明の技
術的思想の範囲内において、既存の技術や当業者に自明
の技術に基いて種々の変更を加えることもあり得る。
尚、キーボードや各種のディスプレイを備えた種々のラ
ベル作成用印字装置に本発明を適用し得ることは勿論で
ある。
【0078】
【発明の効果】請求項1に係るラベル作成用テープによ
れば、印字媒体としての印字用テープと粘着層と剥離紙
とを積層してなり、その印字用テープのテープ幅方向の
一端部分と他端部分の少なくとも一方に、印字用テープ
の全長にわたる余白領域が形成され、その余白領域と余
白領域以外の印字対象領域との境界線において、印字用
テープと粘着層とに予め切れ目が形成されているので、
その境界線に達する印字対象領域に、例えば、テキスト
の一部分ずつを分割印字した複数枚の印字用テープを作
成した場合、各印字用テープの剥離紙と余白領域とを剥
ぎ取って、これら複数の印字用テープをその幅方向に並
べてテープ幅以上に拡大されたテキストを印字した大型
のラベルを、鋏で何ら切断することなく簡単に作成でき
る。
【0079】請求項2に係るラベル作成用印字装置によ
れば、入力手段と、テキスト記憶手段と、印字用テープ
と粘着層と剥離紙とを積層したラベル作成用テープに印
字する印字手段と、制御手段とを備え、印字手段で印字
するラベル作成用テープは、印字媒体としての印字用テ
ープと粘着層と剥離紙とを積層してなり、その印字用テ
ープのテープ幅方向の一端部分と他端部分の少なくとも
一方に印字用テープの全長にわたる余白領域が形成さ
れ、その余白領域と余白領域以外の印字対象領域との境
界線において印字用テープと粘着層とに予め切れ目が形
成されているので、入力されてテキスト記憶手段に記憶
されたテキストに基づいて、テキストの一部分ずつを分
割印字した複数枚の印字用テープを作成した場合、各印
字用テープの剥離紙と余白領域とを剥ぎ取って、これら
複数の印字用テープをその幅方向に並べてテープ幅以上
に拡大されたテキストを印字した大型のラベルを、鋏で
何ら切断することなく簡単に作成できる。
【0080】請求項3に係るラベル作成用印字装置によ
れば、請求項2と同様の効果を奏するが、印字データ作
成手段を設けて、テキストをテープ幅方向に複数分割し
た分割テキストのうちのテープ幅方向一端側の分割テキ
ストを境界線に達する正像で印字する印字イメージデー
タと、それ以外の分割テキストを末尾から先頭に向かっ
て境界線に達する逆像で夫々印字する印字イメージデー
タとを作成するので、テープ幅方向一端側の分割テキス
トを正像で印字された印字用テープを所定の貼付位置に
先ず貼付しておき、それ以外の各分割テキストを逆像で
印字された印字用テープを逆さ向きにして、前に貼付し
た印字用テープに隣接させて順次テープ幅方向に並べる
だけでよく、分割印字した各印字用テープの貼付作業が
簡単化する。
【0081】請求項4に係るラベル作成用印字装置によ
れば、請求項3と同様の効果を奏するが、誤差入力手段
と、印字データ補正手段とを設け、入力設定された印字
位置誤差を補正するように分割テキストの印字イメージ
データを補正するので、各分割テキストの印字が境界線
を越えて、或いは逆に境界線から離れてテープ幅方向に
ズレた場合でも、そのズレ量を印字位置誤差として設定
するだけで、その印字位置誤差を簡単に解消することが
できる。
【0082】請求項5に係るラベル作成用印字装置によ
れば、請求項3と同様の効果を奏するが、印字手段に複
数のインクリボンを備え、印字続行制御手段は、複数の
分割テキストを印字する一連の印字の途中において何れ
かの分割テキストの印字終了後にインクリボンの交換が
実行された際に、未印字の印字イメージデータを消去せ
ずに保存して印字の続行を可能とするので、必要最低限
の印字用テープを用いて、分割テキストをインク色を変
えて印字することができる。
【0083】請求項6に係るラベル作成用印字装置によ
れば、請求項2と同様の効果を奏するが、印字用テープ
の任意長さ部分の印字対象領域にテキストを夫々分割印
字した2つの印字用テープをその幅方向に並べてテープ
幅以上に拡大されたテキストを印字したラベルを作成す
る場合、印字データ作成手段は、テキストをテープ幅方
向に2分割した分割テキストのうちのテープ幅方向一端
側の分割テキストとこれに隣接する他端側分割テキスト
の所定小幅部分とを正像で且つ所定小幅部分のテープ幅
方向の略中央部が境界線に位置する正像で印字する印字
イメージデータと、他端側分割テキストとこれに隣接す
る一端側分割テキストの所定小幅部分とを末尾から先頭
に向かって逆像で且つ所定小幅部分のテープ幅方向の略
中央部が境界線に位置する逆像で印字する印字イメージ
データとを作成するので、一端側と他端側の分割テキス
トがテープ幅方向にズレて、境界線を越えて或いは逆に
境界線から離れて印字された場合でも、これら一端側と
他端側の分割テキストには、隣接する所定小幅部分が夫
々境界線を挟んで常に印字されることから、分割テキス
トの文字欠けや余白部が形成されることがない。
【0084】請求項7に係るラベル作成用印字装置によ
れば、請求項6と同様の効果を奏するが、前記印字デー
タ作成手段は、2つの印字用テープをその幅方向に並べ
且つ部分的に重複させる際の基準とする為の基準マーク
を印字する為の基準マーク印字データを作成して各印字
イメージデータに合成するので、分割テキストを印字し
た各印字用テープには、その基準マークが同時に印字さ
れ、この基準マークに基づいて2つの印字用テープをそ
の幅方向に並べ且つ部分的に重複させることができ、2
つの印字用テープの貼り合わせ作業が簡単化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラベル作成用印字装置の平面図である。
【図2】テープカセットを装着したサーマル印字機構の
概略平面図である。
【図3】テープスプールに巻装したラベル作成用テープ
の斜視図である。
【図4】ラベル作成用テープの断面図である。
【図5】ラベル作成用印字装置の制御系のブロック図で
ある。
【図6】ラベル作成用印字制御のルーチンの概略フロー
チャートである。
【図7】拡大印字処理制御のルーチンの概略フローチャ
ートである。
【図8】拡大印字準備処理制御のルーチンの概略フロー
チャートである。
【図9】拡大ドットデータメモリに2倍拡大して展開さ
れたドットイメージデータを示す図である。
【図10】(a)は2分割した上側分割テキストを印字
した上側分割ラベルの斜視図であり、(b)はその下側
分割テキストを印字した下側分割ラベルの斜視図であ
り、(c)は上下両分割ラベルを並べた大型ラベルの斜
視図である。
【図11】拡大ドットデータメモリに3倍拡大して展開
された図9相当図である。
【図12】(a)は3分割した上段分割テキストを印字
した上段分割ラベルの平面図であり、(b)はその中段
分割テキストを印字した中段分割ラベルの平面図であ
り、(c)はその下段分割テキストを印字した下段分割
ラベルの平面図であり、(d)はこれら分割ラベルを並
べた大型ラベルの平面図である。
【図13】第1変更態様に係る図7相当図である。
【図14】第1変更態様に係る図8相当図である。
【図15】第2ドットイメージデータ拡大処理制御のル
ーチンのフローチャートである。
【図16】文字「B」のドットパターンデータの拡大を
説明する説明図である。
【図17】(a)は下側に位置ズレして印字した上側分
割ラベルの平面図であり、(b)は下側に位置ズレして
印字した下側分割ラベルの平面図であり、(c)は上下
両分割ラベルを並べた大型ラベルの平面図である。
【図18】(a)は上側に位置ズレして印字した上側分
割ラベルの平面図であり、(b)は上側に位置ズレして
印字した下側分割ラベルの平面図であり、(c)は上下
両分割ラベルを並べた大型ラベルの平面図である。
【図19】第2変更態様に係る図6相当図である。
【図20】第2変更態様に係る図7相当図である。
【図21】第2変更態様に係る図8相当図である。
【図22】文字「B」のドットパターンデータの拡大を
説明する説明図である。
【図23】(a)は下側に位置ズレして印字した上側分
割ラベルの部分平面図であり、(b)は下側に位置ズレ
して印字した下側分割ラベルの部分平面図である。
【図24】(a)は上側に位置ズレして印字した上側分
割ラベルの部分平面図であり、(b)は上側に位置ズレ
して印字した下側分割ラベルの部分平面図である。
【図25】従来技術に係り、(a)は上下に2分割した
上側分割テキストを印字した上側分割ラベルの平面図で
あり、(b)はその下側分割テキストを印字した下側分
割ラベルの平面図であり、(c)は上下両分割ラベルを
並べた大型ラベルの平面図である。
【符号の説明】
1 ラベル作成用印字装置 4 キーボード 5 液晶ディスプレイ 12 ラベル作成用テープ 12a 切れ目 13 印字用テープ 13a 余白テープ部 14 粘着層 15 剥離紙 16 境界線 22 サーマルヘッド 23 プラテンローラ 36 テープ送りモータ 40 CPU 43 ROM 50 RAM 51 テキストメモリ CD 制御装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字媒体としての印字用テープと粘着層
    と剥離紙とを積層してなるラベル作成用テープにおい
    て、 前記印字用テープのテープ幅方向の一端部分と他端部分
    の少なくとも一方に印字用テープの全長にわたる余白領
    域を形成し、その余白領域と余白領域以外の印字対象領
    域との境界線において印字用テープと粘着層とに予め切
    れ目を形成したことを特徴とするラベル作成用テープ。
  2. 【請求項2】 文字や記号及び種々の指令を入力する為
    の入力手段と、入力された複数の文字や記号からなるテ
    キストのデータを記憶するテキスト記憶手段と、印字媒
    体としての印字用テープと粘着層と剥離紙とを積層して
    なるラベル作成用テープに印字する印字手段と、その印
    字手段を制御する制御手段とを備えたラベル作成用印字
    装置において、 前記印字用テープのテープ幅方向の一端部分と他端部分
    の少なくとも一方に印字用テープの全長にわたる余白領
    域が形成され、その余白領域と余白領域以外の印字対象
    領域との境界線において印字用テープと粘着層とに予め
    切れ目が形成されたことを特徴とするラベル作成用印字
    装置。
  3. 【請求項3】 前記印字用テープの任意長さ部分の印字
    対象領域にテキストを夫々分割印字した複数の印字用テ
    ープをその幅方向に並べて前記テープ幅以上に拡大され
    たテキストを印字したラベルを作成する為に、 前記テキスト記憶手段からテキストデータを受けて、テ
    キストをテープ幅方向に複数分割した分割テキストのう
    ちのテープ幅方向一端側の分割テキストを前記境界線に
    達する正像で印字する印字イメージデータと、それ以外
    の分割テキストを末尾から先頭に向かって前記境界線に
    達する逆像で夫々印字する印字イメージデータとを作成
    する印字データ作成手段を設けたことを特徴とする請求
    項2に記載のラベル作成用印字装置。
  4. 【請求項4】 前記各分割テキストの印字状態から測定
    したテープ幅方向の印字位置誤差を入力設定する誤差入
    力手段と、その誤差入力手段で入力された印字位置誤差
    を補正するように分割テキストの印字イメージデータを
    補正する印字データ補正手段とを設けたことを特徴とす
    る請求項3に記載のラベル作成用印字装置。
  5. 【請求項5】 前記印字手段が、着脱自在に択一的に装
    着される異なる印字色の複数のインクリボンを備え、 前記制御手段が、複数の分割テキストを印字する一連の
    印字の途中において何れかの分割テキストの印字終了後
    にインクリボンの交換が実行された際に、未印字の印字
    イメージデータを消去せずに保存して印字の続行を可能
    とする印字続行制御手段を備えたことを特徴とする請求
    項3に記載のラベル作成用印字装置。
  6. 【請求項6】 前記印字用テープの任意長さ部分の印字
    対象領域にテキストを夫々分割印字した2つの印字用テ
    ープをその幅方向に並べて前記テープ幅以上に拡大され
    たテキストを印字したラベルを作成する為に、 前記テキスト記憶手段からテキストデータを受けて、テ
    キストをテープ幅方向に2分割した分割テキストのうち
    のテープ幅方向一端側の分割テキストとこれに隣接する
    他端側分割テキストの所定小幅部分とを正像で且つ所定
    小幅部分のテープ幅方向の略中央部が前記境界線に位置
    する正像で印字する印字イメージデータと、他端側分割
    テキストとこれに隣接する一端側分割テキストの所定小
    幅部分とを末尾から先頭に向かって逆像で且つ所定小幅
    部分のテープ幅方向の略中央部が前記境界線に位置する
    逆像で印字する印字イメージデータとを作成する印字デ
    ータ作成手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載
    のラベル作成用印字装置。
  7. 【請求項7】 前記印字データ作成手段は、前記2つの
    印字用テープをその幅方向に並べ且つ部分的に重複させ
    る際の基準とする為の基準マークを印字する為の基準マ
    ーク印字データを作成して前記各印字イメージデータに
    合成するように構成されたことを特徴とする請求項6に
    記載のラベル作成用印字装置。
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