JP5734713B2 - 観察光学系 - Google Patents

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Description

本発明は、観察光学系に関し、特に、実験小動物等の体内を生きたまま観察するための観察光学系に関するものである。
従来、実験小動物等の体内を生きたまま観察するために、対物レンズを切り替えることなく広視野観察と高倍率観察とを切り替えて行う光学系が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−39918号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている光学系を用いた場合には、高倍率観察時と比較して広視野観察時における像面側の開口数が小さくなるため、観察画像が暗くなってしまうという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、高倍率観察時と広視野観察時における画像の明るさの差を低減し、観察し易い観察光学系を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、観察対象からの光を集光するアフォーカルな光学系からなる対物光学系と、該対物光学系により集光された光を結像させる正パワーの結像光学系と、これら対物光学系と結像光学系との間の光路に択一的に挿脱可能に設けられた第1光学系と第2光学系とを備える中間光学系とを備え、前記第1光学系が、正パワーのコリメート光学系であり、前記第2光学系が、略アフォーカルな光学系である観察光学系を提供する。
本発明によれば、中間光学系を構成する第1光学系を光路に挿入すると、アフォーカル光学系からなる対物光学系により集光された、短い作動距離の位置に配置される観察対象からの光が、コリメート光学系からなる第1光学系によってコリメートされた後、結像光学系によって結像される。この結像された光を検出することにより、観察対象の高倍率の観察を行うことができる。
一方、中間光学系を構成する第2光学系を光路に挿入すると、アフォーカル光学系からなる対物光学系により集光された、長い作動距離の位置に配置される観察対象からの光が、アフォーカル光学系からなる第2光学系によって拡大された後、結像光学系によって結像される。この結像された光を検出することにより、観察対象の広視野の観察を行うことができる。
この場合において、第1光学系と第2光学系とのいずれを光路に配置しても、像面側の開口数がほぼ同一に設定することができる。その結果、高倍率観察時と広視野観察時における画像の明るさをほぼ等しくすることができ、高倍率観察と広視野観察とを切り替えて行う観察を容易にすることができる。
本発明は、以下の条件式を満たしている
1<|FOVmic・βmac・βob /(NA・Fcol)|<3
ここで、FOVmicは、前記第1光学系が光路に挿入されたときの実視野、βmacは、前記第2光学系のアフォーカル倍率、βobは、前記対物光学系の倍率、NAは、前記第1光学系が前記光路に挿入されたときの前記対物光学系の物体側開口数、Fcolは、前記第1光学系の焦点距離である。
このようにすることで、高倍率観察時と広視野観察時における像面側の開口数をほぼ同一となる範囲に設定することができ、画像の明るさをほぼ等しくして、高倍率観察と広視野観察とを切り替えて行う観察を容易にすることができる。
また、上記発明においては、以下の条件式を満たすことが好ましい。
|FOVmic・βmac・βob /(NA・Fcol)|=2
このようにすることで、高倍率観察時と広視野観察時における像面側の開口数を同一に設定することができる。
また、上記発明においては、前記第1光学系を構成する1以上のレンズが光軸方向に移動可能に設けられていてもよい。
このようにすることで、高倍率観察時の作動距離を実際の観察状態に合わせて調節することができる。
また、上記発明においては、前記第2光学系を構成する1以上のレンズが光軸方向に移動可能に設けられていてもよい。
このようにすることで、広視野観察時の作動距離を実際の観察状態に合わせて調節することができる。
本発明によれば、高倍率観察時と広視野観察時における画像の明るさの差を低減し、観察し易さを向上することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る観察光学系を示す模式図である。 図1の観察光学系において中間光学系を切り替えた状態を示す模式図である。 図1の観察光学系に備えられる対物光学系の(a)結像系、(b)望遠鏡系の主光線をそれぞれ示す図である。 図1の観察光学系に備えられる第2光学系の主光線を示す図である。 図1の観察光学系の第1の実施例において、高倍率観察時における(a)観察光学系全体、(b)対物光学系の主光線をそれぞれ示す図である。 図1の観察光学系の第1の実施例において、広視野観察時における(a)観察光学系全体、(b)対物光学系の主光線をそれぞれ示す図である。 図5の観察光学系のレンズデータを示す図である。 図1の観察光学系の第2の実施例において、高倍率観察時における(a)観察光学系全体、(b)対物光学系の主光線をそれぞれ示す図である。 図1の観察光学系の第2の実施例において、広視野観察時における(a)観察光学系全体、(b)対物光学系の主光線をそれぞれ示す図である。 図8の観察光学系のレンズデータを示す図である。 図1の観察光学系の第3の実施例において、高倍率観察時における(a)観察光学系全体、(b)対物光学系の主光線をそれぞれ示す図である。 図1の観察光学系の第3の実施例において、広視野観察時における(a)観察光学系全体、(b)対物光学系の主光線をそれぞれ示す図である。 図11の観察光学系のレンズデータを示す図である。 図1の観察光学系の第4の実施例において、高倍率観察時における(a)観察光学系全体、(b)対物光学系の主光線をそれぞれ示す図である。 図1の観察光学系の第4の実施例において、広視野観察時における(a)観察光学系全体、(b)対物光学系の主光線をそれぞれ示す図である。 図14の観察光学系のレンズデータを示す図である。
本発明の一実施形態に係る観察光学系1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る観察光学系1は、図1に示されるように、対物光学系2と、中間光学系3と、正パワーを有する結像光学系4とを備えている。図1〜図3において、光束は、マージナル線を実線で、軸外主光線を破線でそれぞれ示している。図中符号5は光検出器である。
対物光学系2は、2つのレンズ群G,Gを備えている。各レンズ群G,Gは、図3に示されるように、それぞれ焦点距離F,Fを備え、前側に配置されるレンズ群Gの後側焦点位置と、後側に配置されるレンズ群Gの前側焦点位置とが一致させられており、全体としてアフォーカル光学系を構成している。
このように構成された対物光学系2は、図3に示されるように、後段に配される中間光学系3の種類に応じて2種類の機能を果たすようになっている。すなわち、図3(a)に示されるように、レンズ群Gの前側焦点位置からの光を集光して略平行光束とした後に、レンズ群Gの後側焦点位置に集光させる結像系と、図3(b)に示されるように、無限遠方からレンズ群Gに入射した光を集光し、レンズ群Gから略平行光束として中間光学系3に入射させる望遠鏡系である。この場合のレンズ群Gの前側焦点位置は入射瞳位置、レンズ群Gの後側焦点位置は射出瞳位置に相当する。
結像系の場合、横倍率βob=y/y=−F/Fである。
また、望遠鏡系の場合には、角倍率γob=α/α=−F/Fである。
なお、対物光学系2は、完全なアフォーカル光学系ではなくてもよい。この場合、例えば、後述する第1項が矩形3aである正パワーを有するコリメート光学系の焦点距離をFcol、対物光学系2全体の焦点距離をFobとして、
0≦|Fcol/Fob|≦0.005
を満たしていればよい。
中間光学系3は、対物光学系2と結像光学系4との間の光路に挿脱可能な2つの光学系、第1光学系3aおよび第2光学系3bを備えている。これら第1,第2光学系3a,3bは、択一的に光路に挿入することができるようになっている。
第1光学系3aは、正パワーを有するコリメート光学系であり、対物光学系2により集光され、レンズ群Gの後側焦点位置を通過した光を略平行光束として結像光学系4に入射させるようになっている。すなわち、第1光学系3aの前側焦点位置は、対物光学系2のレンズ群Gの後側焦点位置と一致させられ、第1光学系3aの後側焦点位置は、結像光学系4の前側焦点位置と略一致させられている。
第1光学系3aは、光軸方向に移動可能に設けられている。これにより、対物光学系2の先端の作動距離を実際の観察状態に合わせて適切な値に調節することができるようになっている。
第1光学系3aと対物光学系2との間隔は、
Δcol=(F2/F1)/n・Δmic
により示される移動量だけ調節することができる。
ここで、n:対物光学系の物体側に存在する媒質の屈折率、Δcol:第1光学系3aの移動量、Δmic:高倍率観察時のピント位置の移動量である。
第1光学系3aは、対物光学系2が結像系として使用される場合に光路に挿入されるようになっている。
このときの光学系全体の横倍率βtotalは、
βtotal=βob・Ftl/Fcol=(F/Ftl)/(F/Fcol
となる。ここで、
col:第1光学系3a(正パワーを有するコリメート光学系)の焦点距離、
tl:結像光学系4の焦点距離
である。
この式から、
(F/Ftl)>(F/Fcol
の場合には拡大観察が可能となる。
また、第2光学系3bは、図4に示されるように、2つのレンズ群G,Gを備えている。各レンズ群G,Gは、それぞれ焦点距離F,Fを備え、前側に配置されるレンズ群Gの後側焦点位置と、後側に配置されるレンズ群Gの前側焦点位置とが一致させられており、全体としてアフォーカル光学系を構成している。
第2光学系3bは、対物光学系2が望遠鏡系として使用される場合に光路に挿入されるようになっている。そして、第2光学系3aのレンズ群Gの前側焦点位置と、対物光学系2のレンズ群Gの後側焦点位置と一致させられ、レンズ群Gの後側焦点位置と、結像光学系4の前側焦点位置とが一致させられている。
これにより、対物光学系2から平行光束として入射されてきた光をレンズ群Gによって中間結像させた後、レンズ群Gによって略平行光として結像光学系4に入射させるようになっている。
このとき、物体側の半画角αは撮像素子5の有効撮像エリアの大きさDimによって決まり、
α=|βob・βmac・Dim/Ftl
となる。ここで、
βmac=−F/F=1/γmac
βmac:第2光学系3bのアフォーカル倍率、
γmac:第2光学系3bの角倍率
である。
第2光学系3bのレンズ群Gは、光軸方向に移動可能に設けられている。これにより、対物光学系2の前側焦点距離を無限遠から有限な位置まで、実際の観察状態に合わせて適切な値に調節することができるようになっている。
第2光学系3bと対物光学系2との間隔は、
ΔG=n・(F・F/F/Δmac
により示される移動量だけ調節することができる。
ここで、ΔG:レンズ群Gの移動量、Δmac:広視野観察時のピント位置の移動量(レンズ群Gの前側焦点位置を原点とする。)である。
また、本実施形態においては、以下の式(1)を満たしている。
1<|FOVmic・βmac・βob /(NA・Fcol)|<3 (1)
なお、理想的には、
|FOVmic・βmac・βob /(NA・Fcol)|=2 (2)
である。
ここで、FOVmicは、第1光学系3aが光路に挿入されたときの実視野、βmacは、第2光学系3bのアフォーカル倍率、βobは、対物光学系2の横倍率、NAは、第1光学系3aが光路に挿入されたときの対物光学系2の物体側開口数、Fcolは、第1光学系3aの焦点距離である。
このように構成された本実施形態に係る観察光学系1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る観察光学系1を用いて観察対象の高倍率観察を行うには、図1に示されるように、中間光学系3に備えられた第1光学系3aを光路上に挿入する。
対物光学系2を構成するレンズ群Gの前側焦点位置に配置されている観察対象Aからの光は、対物光学系2によって集光された後に、中間光学系3の第1光学系3aに入射する。対物光学系2はアフォーカル光学系あるいは略アフォーカル光学系により構成されているので、レンズ群Gの前側焦点位置から発せられレンズ群G,Gによって集光された光は、レンズ群Gの後側焦点位置において中間結像させられた後に第1光学系3aに入射し、略平行光に変換されて結像光学系4により光検出器5の受光面に結像させられる。
このとき、実視野FOVmicは撮像素子5の有効撮像エリアの大きさDimによって決まり、
FOVmic=|(Dim・Fcol)/(Ftl・βob)|
である。
一方、本実施形態に係る観察光学系1を用いて観察対象の広視野観察を行うには、図2に示されるように、中間光学系3に備えられた第2光学系3bを光路上に挿入する。
対物光学系2を構成するレンズ群Gの前側焦点位置より十分に離れた位置に配置されている観察対象Aからの光は、対物光学系2によって集光された後に、中間光学系3の第2光学系3bに入射する。
対物光学系2はアフォーカル光学系あるいは略アフォーカル光学系により構成されているので、レンズ群Gの無限遠前方から発せられレンズ群G,Gによって集光された光は、略平行光として中間光学系3の第2光学系3bに入射させられる。そして、中間光学系3に入射した光は第2光学系3bのレンズ群Gの後側焦点位置において中間結像させられた後にレンズ群Gによって略平行光に変換されて結像光学系4により光検出器5の受光面に結像させられる。
この場合において、本実施形態に係る観察光学系1によれば、条件式(2)を満たすように設定されていれば、図1の高倍率観察時における軸外主光線は、図2の広視野観察時には軸上マージナル光線となり、広視野観察時の軸上マージナル光線は、高倍率観察時の観察範囲と一致する。
このことから、上記条件式(2)が満たされる場合には、高倍率観察時と広視野観察時とで像面側開口数が一致する。また、条件式(2)が満たされるときには、高倍率観察時と広視野観察時とにおいて視野数も一致する。
また、実際の観察においては、高倍率観察時と広視野観察時とで像面側開口数が厳密に一致している必要はなく、上記条件式(1)が満たされていればよい。
したがって、本実施形態に係る観察光学系1によれば、高倍率観察時と広視野観察時とで像面側開口数が略一致するので、広視野観察時に、高倍率観察時と比較して、画像の明るさが大幅に低下することを防止することができるという利点がある。これにより、観察方法を切り替えても画像の明るさが大きく変動しないので、観察し易さを向上することができる。
次に、本実施形態に係る観察光学系の第1の実施例について、図面を参照して以下に説明する。
図5(a)は高倍率観察時の観察光学系1の各光学系2〜4および主光線を示す図であり、図5(b)は図5(a)の対物光学系2を拡大して示す図である。
また、図6(a)広視野観察時の観察光学系1の各光学系2〜4および主光線を示す図であり、図6(b)は図6(a)の対物光学系2を拡大して示す図である。
図7(a)は、本実施例における各光学系の焦点距離および開口数等を示し、図7(b)は、高倍率観察(ミクロ観察)時におけるレンズデータ、図7(c)は広視野観察(マクロ観察)時におけるレンズデータを示す。
本実施例においては、以下のような条件A)および条件B)の下でのレンズデータを示している。
条件A)高倍率観察時の実視野FOVmicと広視野観察時の入射瞳径(直径)EnpDとを一致させる。
条件B)高倍率観察時の開口数NAと広視野観察時の半画角αとを以下のように設定する。
NA=sinα
条件A),B)は、高倍率観察と広視野観察では像位置と瞳位置が入れ替わるという条件である。前述したとおり、対物光学系2のレンズ群Gの前側焦点面は、高倍率観察時では物体面であり、広視野観察時は入射瞳面となる。
条件A)では、高倍率観察時の最大の軸外主光線だったものが、広視野観察時には軸上観察時のマージナル光線に置き換わる。レンズ群Gの前側焦点面において、高倍率観察時の最大の軸外主光線の光線高は高倍率観察時の実視野の半分の値と一致し、広視野観察時の軸上観察時のマージナル光線の光線高は、広視野観察時の入射瞳径(直径)の半分(入射瞳半径)であるとすれば、両方のとも対物光学系2内を蹴られることなく通過できる。
一方、条件B)では、高倍率観察時の軸上観察時のマージナル光線であったものが、広視野観察時には最大の軸外主光線に置き換わる。レンズ群Gの前側焦点面において、高倍率観察時の軸上観察時のマージナル光線の光軸に対する角度αobは、高倍率観察時の物体側開口数NA=sinαobで決まるが、広視野観察時の半画角α1もこの角度に一致させておけば、対物光学系2内を蹴られることなく通過できる。
本実施例によれば、図7(a)に示されるように、条件式(1)の値は理想の条件式(2)を満たしており、像面側開口数はほぼ同一となって高倍率観察時でも広視野観察時でも同程度の明るさの画像を取得して、観察を容易にすることができる。
また、本実施形態に係る観察光学系の第2の実施例について、図面を参照して以下に説明する。
図8(a)は高倍率観察時の観察光学系1の各光学系2〜4および主光線を示す図であり、図8(b)は図8(a)の対物光学系2を拡大して示す図である。
また、図9(a)広視野観察時の観察光学系1の各光学系2〜4および主光線を示す図であり、図9(b)は図9(a)の対物光学系2を拡大して示す図である。
図10(a)は、本実施例における各光学系の焦点距離および開口数等を示し、図10(b)は、高倍率観察時におけるレンズデータ、図10(c)は広視野観察時におけるレンズデータを示す。
本実施例においても、第1の実施例と同様に条件A),B)の下でのレンズデータを示している。
本実施例においては、図10(a)に示されるように、第2光学系3bのレンズGとして、負パワーを有するレンズが使用されている点において第1の実施例と相違している。
本実施例によれば、図10(a)に示されるように、条件式(1)の値は理想の条件式(2)を満たしており、像面側開口数はほぼ同一となって高倍率観察時でも広視野観察時でも同程度の明るさの画像を取得して、観察を容易にすることができる。
また、本実施例によれば、負パワーを有するレンズGにより、高倍率観察時と広視野観察時の両方において像が反転せず、また全長を短縮することができるという利点がある。
また、本実施形態に係る観察光学系の第3の実施例について、図面を参照して以下に説明する。
図11(a)は高倍率観察時の観察光学系1の各光学系2〜4および主光線を示す図であり、図11(b)は図11(a)の対物光学系2を拡大して示す図である。
また、図12(a)広視野観察時の観察光学系1の各光学系2〜4および主光線を示す図であり、図12(b)は図12(a)の対物光学系2を拡大して示す図である。
図13(a)は、本実施例における各光学系の焦点距離および開口数等を示し、図13(b)は、高倍率観察時におけるレンズデータ、図13(c)は広視野観察時におけるレンズデータを示す。
本実施例においても、第1、第2の実施例と同様に条件A),B)の下でのレンズデータを示している。
本実施例によれば、図13(a)に示されるように、理想の条件式(2)を満たしてはいないが、条件式(1)を満たしており、像面側開口数の差は大きくなっているが、広視野観察時においても従来よりも明るい画像を取得して、観察を容易にすることができる。
次に、本実施形態に係る観察光学系の第4の実施例について、図面を参照して以下に説明する。
図14(a)は高倍率観察時の観察光学系1の各光学系2〜4および主光線を示す図であり、図14(b)は図14(a)の対物光学系2を拡大して示す図である。
また、図15(a)広視野観察時の観察光学系1の各光学系2〜4および主光線を示す図であり、図15(b)は図15(a)の対物光学系2を拡大して示す図である。
図16(a)は、本実施例における各光学系の焦点距離および開口数等を示し、図16(b)は、高倍率観察時におけるレンズデータ、図16(c)は広視野観察時におけるレンズデータを示す。
本実施例においても、第1、第2、第3の実施例と同様に条件A),B)の下でのレンズデータを示している。
本実施例によれば、図16(a)に示されるように、理想の条件式(2)を満たしてはいないが、条件式(1)を満たしており、広視野観察より高倍率観察を少し明るく観察したい場合に有利である。
A 観察対象
1 観察光学系
2 対物光学系
3 中間光学系
3a 第1光学系
3b 第2光学系
4 結像光学系

Claims (4)

  1. 観察対象からの光を集光するアフォーカルな光学系からなる対物光学系と、
    該対物光学系により集光された光を結像させる正パワーの結像光学系と、
    これら対物光学系と結像光学系との間の光路に択一的に挿脱可能に設けられた第1光学系と第2光学系とを備える中間光学系とを備え、
    前記第1光学系が、正パワーのコリメート光学系であり、
    前記第2光学系が、略アフォーカルな光学系であり、
    以下の条件式を満たす観察光学系。
    1<|FOVmic・βmac・βob /(NA・Fcol)|<3
    ここで、
    FOVmicは、前記第1光学系が光路に挿入されたときの実視野
    βmacは、前記第2光学系のアフォーカル倍率
    βobは、前記対物光学系の倍率
    NAは、前記第1光学系が前記光路に挿入されたときの前記対物光学系の物体側開口数 Fcolは、前記第1光学系の焦点距離
    である。
  2. 以下の条件式を満たす請求項に記載の観察光学系。
    |FOVmic・βmac・βob/(NA・Fcol)|=2
  3. 前記第1光学系を構成する1以上のレンズが光軸方向に移動可能に設けられている請求項1または請求項2に記載の観察光学系。
  4. 前記第2光学系を構成する1以上のレンズが光軸方向に移動可能に設けられている請求項1から請求項のいずれかに記載の観察光学系。
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