JP2008039918A - 顕微鏡光学系および顕微鏡観察方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】対物レンズを切り替えることなく、細径の対物レンズを使用した実験小動物等の生きたままの観察において、広視野観察と高倍率観察とを切り替えて行うことを可能とする。
【解決手段】観察対象Bからの光を集光する対物レンズ8と、該対物レンズ8により集光された光を検出装置10に結像させる結像レンズ9と、これら対物レンズ8と結像レンズ9との間の光路に挿脱可能に設けられた正パワーを有する補助光学系11とを備える顕微鏡光学系1を提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】観察対象Bからの光を集光する対物レンズ8と、該対物レンズ8により集光された光を検出装置10に結像させる結像レンズ9と、これら対物レンズ8と結像レンズ9との間の光路に挿脱可能に設けられた正パワーを有する補助光学系11とを備える顕微鏡光学系1を提供する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、顕微鏡光学系および顕微鏡観察方法に関し、特に、実験小動物等の体内を生きたまま観察するための顕微鏡光学系および観察方法に関するものである。
従来、対物レンズの視野中心を拡大することにより、対物レンズを交換することなく低倍での広い視野と、高倍での高解像の観察とを可能とする顕微鏡が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−31758号公報
実験小動物等の体内を生きたまま観察するためには、実験小動物等をなるべく傷つけないように小さく切開し、できるだけ細径の対物レンズを挿入することが必要である。
しかしながら、対物レンズを細径にすると、視野が狭くなるため、単に、特許文献1のように拡大光学系を対物レンズの後段に挿入しても、広視野の観察を行うことはできないという不都合がある。
しかしながら、対物レンズを細径にすると、視野が狭くなるため、単に、特許文献1のように拡大光学系を対物レンズの後段に挿入しても、広視野の観察を行うことはできないという不都合がある。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、対物レンズを切り替えることなく、細径の対物レンズを使用した実験小動物等の生きたままの観察において、広視野観察と高倍率観察とを切り替えて行うことができる顕微鏡光学系および観察方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、観察対象からの光を集光する対物レンズと、該対物レンズにより集光された光を検出装置に結像させる結像レンズと、これら対物レンズと結像レンズとの間の光路に挿脱可能に設けられた正パワーを有する補助光学系とを備える顕微鏡光学系を提供する。
本発明によれば、対物レンズと結像レンズとの間の光路に補助光学系を挿入して広視野観察を行い、補助光学系を離脱させて拡大観察を行うことが可能となる。補助光学系は正パワーを有しているので、対物レンズの作動距離が変化するが、作動距離の調節を行うことにより、細径の対物レンズを用いても、その対物レンズを切り替えることなく広視野観察と拡大観察とを切り替えて行うことが可能となる。
本発明は、観察対象からの光を集光する対物レンズと、該対物レンズにより集光された光を検出装置に結像させる結像レンズと、これら対物レンズと結像レンズとの間の光路に挿脱可能に設けられた正パワーを有する補助光学系とを備える顕微鏡光学系を提供する。
本発明によれば、対物レンズと結像レンズとの間の光路に補助光学系を挿入して広視野観察を行い、補助光学系を離脱させて拡大観察を行うことが可能となる。補助光学系は正パワーを有しているので、対物レンズの作動距離が変化するが、作動距離の調節を行うことにより、細径の対物レンズを用いても、その対物レンズを切り替えることなく広視野観察と拡大観察とを切り替えて行うことが可能となる。
上記発明においては、前記補助光学系が対物レンズと結像レンズとの間の光路に挿脱されるときに、前記補助光学系と切り替えて光路に挿脱される平行平板を備えることとしてもよい。
また、上記発明においては、前記補助光学系が対物レンズと結像レンズとの間の光路に挿脱されるときに、前記補助光学系と切り替えて光路に挿脱されるガリレオ型のアフォーカル光学系を備えることとしてもよい。
また、上記発明においては、前記補助光学系が対物レンズと結像レンズとの間の光路に挿脱されるときに、前記補助光学系と切り替えて光路に挿脱されるガリレオ型のアフォーカル光学系を備えることとしてもよい。
また、上記発明においては、前記補助光学系が対物レンズと結像レンズとの間の光路に挿脱されるときに、前記補助光学系と切り替えて光路に挿脱されるケプラー型のアフォーカル光学系を備えることとしてもよい。
また、上記発明においては、前記補助光学系とともに対物レンズと結像レンズとの間の光路に挿脱される逆ガリレオ型のアフォーカル光学系を備えることとしてもよい。
このようにすることで、像側の瞳位置を動かさないように設計することができる。
また、上記発明においては、前記補助光学系とともに対物レンズと結像レンズとの間の光路に挿脱される逆ガリレオ型のアフォーカル光学系を備えることとしてもよい。
このようにすることで、像側の瞳位置を動かさないように設計することができる。
また、上記発明においては、前記補助光学系の挿脱により反転する像を補正する反転補正手段を備えることとしてもよい。
反転補正手段の作動により、補助光学系を挿脱しても像が反転することが防止され、像が反転することにより注目部位を見失う等の不都合の発生を防止することができる。
反転補正手段の作動により、補助光学系を挿脱しても像が反転することが防止され、像が反転することにより注目部位を見失う等の不都合の発生を防止することができる。
また、上記発明においては、前記補助光学系の挿脱による作動距離の変化を補正する作動距離補正手段を備えることとしてもよい。
作動距離補正手段の作動により、補助光学系の挿脱による作動距離の変化を自動的に補正することができ、ピントの合った鮮明な広視野観察画像および拡大観察画像を取得することができる。
作動距離補正手段の作動により、補助光学系の挿脱による作動距離の変化を自動的に補正することができ、ピントの合った鮮明な広視野観察画像および拡大観察画像を取得することができる。
また、上記発明においては、取得される画像上において像の中心位置を示す中心位置表示手段が、前記補助光学系に設けられていることとしてもよい。
このようにすることで、中心位置表示手段の作動により、像の中心位置を画像上において表示することができる。したがって、補助光学系が光路に挿入されることにより、広視野観察が行われる際に、中心位置表示手段により像の中心位置を表示することで、注目部位を画像中心に容易に配置することができる。
このようにすることで、中心位置表示手段の作動により、像の中心位置を画像上において表示することができる。したがって、補助光学系が光路に挿入されることにより、広視野観察が行われる際に、中心位置表示手段により像の中心位置を表示することで、注目部位を画像中心に容易に配置することができる。
また、上記発明においては、対物レンズと試料との間に液体を供給する注液手段を備えることとしてもよい。
このようにすることで、対物レンズと試料とを近接させた拡大観察を行う際に、対物レンズと試料との間に液体を介在させて観察を行うことができる。
このようにすることで、対物レンズと試料とを近接させた拡大観察を行う際に、対物レンズと試料との間に液体を介在させて観察を行うことができる。
また、上記発明においては、対物レンズを含む光学系を光軸方向に移動可能に支持する移動機構を備え、該移動機構が、前記補助光学系の挿脱による作動距離の変化量に一致する距離に前記光学系の移動範囲を制限するストッパを備えることとしてもよい。
このようにすることで、補助光学系の挿脱により作動距離が変化したときに、移動機構の作動により、対物レンズを含む光学系を光軸方向に移動させることで、作動距離の変化を補正することができる。この場合に、移動機構による光学系の移動範囲がストッパにより制限されているので、ストッパにより停止されるまで光学系を移動させるだけで、広視野観察および拡大観察のいずれにおいても、簡易に作動距離の変化の補正を行うことができる。
このようにすることで、補助光学系の挿脱により作動距離が変化したときに、移動機構の作動により、対物レンズを含む光学系を光軸方向に移動させることで、作動距離の変化を補正することができる。この場合に、移動機構による光学系の移動範囲がストッパにより制限されているので、ストッパにより停止されるまで光学系を移動させるだけで、広視野観察および拡大観察のいずれにおいても、簡易に作動距離の変化の補正を行うことができる。
また、上記発明においては、前記補助光学系が以下の条件式を満足するように配置されていることとしてもよい。
0.0108(mm)≦[FOB′−FSUB]≦675(mm)
ここで、[FOB′−FSUB]はFOB′とFSUBとの間の距離、FOB′は、対物レンズの像側焦点FSUBは、補助光学系の物体側焦点である。
このようにすることで、試料としての実験動物の種類に応じて異なる作動距離に対応して、補助光学系の挿脱により広視野観察と拡大観察とを行うことができる。
0.0108(mm)≦[FOB′−FSUB]≦675(mm)
ここで、[FOB′−FSUB]はFOB′とFSUBとの間の距離、FOB′は、対物レンズの像側焦点FSUBは、補助光学系の物体側焦点である。
このようにすることで、試料としての実験動物の種類に応じて異なる作動距離に対応して、補助光学系の挿脱により広視野観察と拡大観察とを行うことができる。
また、本発明は上記いずれかの顕微鏡光学系を用いた観察方法であって、対物レンズと結像レンズとの間に補助光学系を挿入して広視野観察を行うステップと、該広視野観察において、試料の観察位置に像の中心位置を合わせるステップと、補助光学系を対物レンズと結像レンズとの間から離脱させるステップと、前記補助光学系の離脱による作動距離の変化量だけ前記顕微鏡光学系と試料とを相対的に移動させるステップと、拡大観察を行うステップとを備える顕微鏡観察方法を提供する。
また、本発明は上記いずれかの顕微鏡光学系を用いた観察方法であって、対物レンズと結像レンズとの間に補助光学系を挿入して広視野観察を行うステップと、該広視野観察において、試料の観察位置に像の中心位置を合わせるステップと、補助光学系を対物レンズと結像レンズとの間から離脱させるステップと、前記補助光学系の離脱による作動距離の変化量だけ前記顕微鏡光学系と試料とを相対的に移動させるステップと、対物レンズと試料との間に液体を供給するステップと、拡大観察を行うステップとを備える顕微鏡観察方法を提供する。
上記発明においては、前記対物レンズが、試料からの光を集光して略平行光にする第1群と、略平行光にされた光を集光して中間像を結像させる第2群と、中間像を結像した光を集光して略平行光に変換する第3群とを備えることとしてもよい。
このようにすることで、対物レンズの先端の径寸法を細径化することができ、実験小動物等の試料を低侵襲で生きたままの状態で容易に観察することができる。
このようにすることで、対物レンズの先端の径寸法を細径化することができ、実験小動物等の試料を低侵襲で生きたままの状態で容易に観察することができる。
本発明によれば、対物レンズを切り替えることなく、細径の対物レンズを使用した実験小動物等の生きたままの観察において、広視野観察と高倍率観察とを切り替えて行うことができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る顕微鏡光学系1について、図1〜図4を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡光学系1は、図1に示される顕微鏡装置2に備えられる。
顕微鏡装置2は、試料Aである実験小動物を搭載するステージ3と、本実施形態に係る顕微鏡光学系1と、該顕微鏡光学系1をステージ3に対して上下方向に移動させる移動機構4とを備えている。移動機構4は、ステージ3から鉛直方向に延びる支柱5と、支柱5に対して上下方向に移動可能に設けられたスライダ6とを備えている。スライダ6はハンドル7の操作により、ステージ3に対して上下方向に移動させられるようになっている。スライダ6には顕微鏡光学系1が取り付けられている。
本実施形態に係る顕微鏡光学系1は、図1に示される顕微鏡装置2に備えられる。
顕微鏡装置2は、試料Aである実験小動物を搭載するステージ3と、本実施形態に係る顕微鏡光学系1と、該顕微鏡光学系1をステージ3に対して上下方向に移動させる移動機構4とを備えている。移動機構4は、ステージ3から鉛直方向に延びる支柱5と、支柱5に対して上下方向に移動可能に設けられたスライダ6とを備えている。スライダ6はハンドル7の操作により、ステージ3に対して上下方向に移動させられるようになっている。スライダ6には顕微鏡光学系1が取り付けられている。
本実施形態に係る顕微鏡光学系1は、試料Aである実験小動物に設けられた切開部から体内に挿入される細径先端部8aを備え、臓器等の観察対象部位Bからの光を集光する対物レンズ8と、対物レンズ8により集光された光を集光して結像させる結像レンズ9と、該結像レンズ9による結像位置に撮像面10aを配置したCCD等の撮像素子10と、前記対物レンズ8と結像レンズ9との間の光路に挿脱可能に設けられた補助光学系11とを備えている。撮像素子10には撮像素子ドライバ12を介してモニタ等の表示装置13(以下、モニタ13とも言う。)が接続されている。
対物レンズ8は、第1群G1と、第2群G2と、第3群G3とを備えている。特に、図2に示される拡大観察時において、第1群G1は、試料Aの観察対象部位B上の一点からの光を集光して略平行光にするようになっている。第2群G2は、略平行光にされた光を集光して中間像を結像させるようになっている。第3群G3は、中間像を結像した光を集光して略平行光に変換するようになっている。これにより、光束径を細く保持しつつ伝播することができ、細径先端部8aの外径寸法を小さく抑えることができる。対物レンズ8は顕微鏡光学系1の最下端に鉛直方向に光軸を向けて配置されている。
本実施形態においては、前記補助光学系11は、所定の正パワーを有するレンズである。このため、補助光学系11が対物レンズ8と結像レンズ9との間の光路に挿入された場合と、補助光学系11が光路から離脱させられた場合とを比較すると、図1および図2に示されるように、結像関係が変化するようになっている。図においては、光束をその軸上マージナル光線により示している。
図1に示されるように、補助光学系11が挿入された状態では、作動距離が大きくなり、図3に示されるように、対物レンズ8の先端から作動距離WD1だけ離れた位置に合焦されるようになっている。一方、図2に示されるように、補助光学系11が離脱された状態では、作動距離が小さくなり、対物レンズ8の先端から作動距離WD2だけ離れた位置に合焦されるようになっている。したがって、補助光学系11の挿脱による作動距離の変化量ZWD=WD1−WD2だけ、スライダ6を上下方向に移動させて顕微鏡光学系1をその光軸方向に移動させることにより、それぞれの結像状態において合焦を図ることができる。
そして、このように異なる結像状態の下では、観察画像の倍率が変化する。図1に示されるように作動距離WD1の大きな結像状態では倍率が低く視野が広い広視野観察を行うことができる。一方、図2に示されるように、作動距離WD2の小さい結像状態では倍率が高く視野が狭い拡大観察を行うことができるようになっている。
また、本実施形態においては、補助光学系11に中心位置表示手段14が備えられている。中心位置表示手段14は、例えば、結像位置近傍に配置され、光軸において交差する十字線からなるマーカである。したがって、補助光学系11が光路に挿入されたときには、図1に示されるように、モニタ13における表示画像中に中心位置表示手段14が十字線として表示され、画像の中心位置に配置される観察対象部位Bを簡単に特定することができるようになっている(以下、十字線14とも言う。)。
このように構成された本実施形態に係る顕微鏡光学系1を備える顕微鏡装置2を用いた観察方法について、以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡光学系1を備えた顕微鏡装置2を用いて試料Aである実験小動物の体内を生きたままの状態で観察するには、例えば、ステージ3に搭載された試料Aの腹部を切開して、対物レンズ8の細径先端部8aを切開部に挿入する。このとき、切開部から空気を送り込んで腹腔を膨らませた状態とする。
本実施形態に係る顕微鏡光学系1を備えた顕微鏡装置2を用いて試料Aである実験小動物の体内を生きたままの状態で観察するには、例えば、ステージ3に搭載された試料Aの腹部を切開して、対物レンズ8の細径先端部8aを切開部に挿入する。このとき、切開部から空気を送り込んで腹腔を膨らませた状態とする。
次いで、補助光学系11を対物レンズ8と結像レンズ9との間の光路に挿入し、図示しない光源を作動させて、腹腔内を照明する。これにより、光源からの照明光の観察対象部位Bの表面における反射光が対物レンズ8により集光され、補助光学系11および結像レンズ9を介して撮像素子10に入射される。撮像素子10から出力された画像情報は撮像素子ドライバ12を介してモニタ13に表示される。観察者は、モニタ13の表示を見ながら、ハンドル7を操作してスライダ6を上下方向に移動させ、合焦位置を見つける。
これにより、顕微鏡光学系1の焦点位置が臓器等の観察対象部位Bの表面に一致すると、該観察対象部位Bの像が撮像素子10の撮像面10aに結像され、図1に示されるように、観察対象部位Bの広視野観察画像がモニタ13に表示されるようになる。このとき、十字線14がモニタ13上に同時に表示されているので、観察者はステージ3を操作して試料Aを水平方向に移動させることにより、観察対象部位Bの内の拡大観察を行いたい領域がモニタ13の中心位置に配されるように調節する。
そして、拡大観察を行いたい領域がモニタ13の中心位置に配置された後に、補助光学系11を対物レンズ8と結像レンズ9との間の光路から離脱させる。これにより、結像関係が変化するためモニタ13上の画像はピントがずれたものとなる。そこで、観察者は、ハンドル7を操作して、スライダ6を下降させることにより、対物レンズ8の先端を臓器等の観察対象部位Bの表面に近接させていく。
これにより、その移動の途中において、顕微鏡光学系1の焦点位置が観察対象部位Bの表面に一致する。その結果、図2に示されるように、観察対象部位Bの像が撮像素子10の撮像面10aに結像され、観察対象部位Bの拡大観察画像がモニタ13に表示されるようになる。
このように、本実施形態に係る顕微鏡光学系1によれば、正パワーを有する補助光学系11を対物レンズ8と結像レンズ9との間の光路に挿脱するだけで、結像関係を切り替えて、倍率の異なる2種類の観察方法、すなわち、広視野観察と拡大観察とを行うことができる。この場合において、本実施形態によれば、対物レンズ8を交換することなく倍率を変更するので、試料Aである実験小動物の切開部に対物レンズ8の細径先端部8aを挿入したままの状態で、観察方法を切り替えることができる。したがって、広視野観察において特定した注目部位をモニタ13上の画像中心に設定したままの状態で倍率を切り替えて拡大観察することができる。
また、本実施形態に係る顕微鏡光学系1によれば、結像関係を変更することで倍率を切り替えるものであるため、従来のように対物レンズ8の後段に拡大光学系を挿脱する方法のものと比較して、対物レンズ8を細径化しても、拡大観察における高倍率と、広視野観察における広い視野とを確保することができる。したがって、試料Aに設ける切開部を小さくすることができ、低侵襲で試料Aにかかる負担を軽減し、試料Aの健全な状態を維持しながら生きたままの観察を行うことができるという利点がある。
なお、本実施形態において、補助光学系11の挿脱位置は、以下の関係式(1)を満足するように設定されることが好ましい。
0.0108(mm)≦[FOB′−FSUB]≦675(mm) (1)
ここで、[FOB′−FSUB]はFOB′とFSUBとの間の距離、
FOB′は、対物レンズの像側焦点、
FSUBは、補助光学系の物体側焦点
である。
0.0108(mm)≦[FOB′−FSUB]≦675(mm) (1)
ここで、[FOB′−FSUB]はFOB′とFSUBとの間の距離、
FOB′は、対物レンズの像側焦点、
FSUBは、補助光学系の物体側焦点
である。
この関係式(1)について、図3および図4を参照して説明する。
図4は、広視野観察時における対物レンズ周辺部における光線の詳細を示す図である。図4中、符号OBは対物レンズ8、符号SUBは補助光学系11を示している。ここでの対物レンズ8は、拡大観察時においては物体面が物体側焦点に一致する、いわゆる無限遠型対物レンズとして作用し、広視野観察時においては物体面が物体側焦点よりも遠くに位置する、いわゆる有限遠型対物レンズとして作用するものである。
図4は、広視野観察時における対物レンズ周辺部における光線の詳細を示す図である。図4中、符号OBは対物レンズ8、符号SUBは補助光学系11を示している。ここでの対物レンズ8は、拡大観察時においては物体面が物体側焦点に一致する、いわゆる無限遠型対物レンズとして作用し、広視野観察時においては物体面が物体側焦点よりも遠くに位置する、いわゆる有限遠型対物レンズとして作用するものである。
また、図1における対物レンズ8が、第1群G1、第2群G2および第3群G3の3つの群よりなるのに対して、図4における対物レンズ8は1枚のレンズのみよりなるものとして描かれているが、これは単に前記3つの群を1枚のレンズに置き換えたものであり、以下に論じる距離[FOB′−FSUB] の好ましい値を求めるに際して、図4のような簡略化は何ら問題ない。
図4における光軸方向の座標は、物体から像に向かう方向を正とする。広視野観察時の物体面はOBJMAで示され、焦点FOBから距離X(<0)に位置する。
広視野観察時の対物レンズ8による一次結像面はIMGMA1で示され、焦点FOB′から距離X′(>0)に位置する。この一次結像面IMGMA1は、補助光学系の物体側焦点FSUB上に位置し、物体からの光線は補助光学系SUBによって平行光線になり、不図示の結像レンズによって結像する。
広視野観察時の対物レンズ8による一次結像面はIMGMA1で示され、焦点FOB′から距離X′(>0)に位置する。この一次結像面IMGMA1は、補助光学系の物体側焦点FSUB上に位置し、物体からの光線は補助光学系SUBによって平行光線になり、不図示の結像レンズによって結像する。
ここで、対物レンズ8の好ましい焦点距離の範囲を求める。対物レンズの焦点距離をfOB、結像レンズの焦点距離をfTL、光学倍率をβとすると、次式が成り立つ。
fOB=fTL/β
生物の組織や細胞の観察に適した倍率は、β=4〜100である。ここで、焦点距離fTL=180(mm)とすると、 焦点距離fOB=45〜1.8(mm)となる。
fOB=fTL/β
生物の組織や細胞の観察に適した倍率は、β=4〜100である。ここで、焦点距離fTL=180(mm)とすると、 焦点距離fOB=45〜1.8(mm)となる。
図3は、広視野観察時の作動距離WD1と、拡大観察時の作動距離WD2との関係を示す図である。ここで、拡大観察における課題のひとつは、観察対象が生きた動物の体内であるために、細胞レベルの構造を安定的に観察するためには、観察部位の動きを抑制する必要がある、という点にある。この動きを抑制するには、あらかじめ対物レンズ8の作動距離WD2を小さく設計し、観察時には対物レンズ8の先端側端面を観察部位に押し当てるのが効果的である。具体的には、0.01≦WD2≦0.3(mm)の値が好ましい。
一方、広視野観察における課題のひとつは、種々の実験動物に対して、それらの体の大きさに適した作動距離をもって観察する必要がある、という点にある。具体的には、代表的な実験動物において、その腹腔内に気体を注入して膨らませ、内部の臓器を広視野観察する場合に、作動距離WD1としては以下の値が好ましい。
ブタ:60〜300mm
イヌ:20〜100mm
ウサギ:10〜50mm
ラット:5〜25mm
マウス:3〜15mm
ブタ:60〜300mm
イヌ:20〜100mm
ウサギ:10〜50mm
ラット:5〜25mm
マウス:3〜15mm
一方、前述のように、広視野観察時の作動距離WD1、拡大観察時の作動距離WD2、および作動距離の変化量ZWDには、ZWD=WD1−WD2の関係がある。さらに、上記作動距離WD1,WD2の好ましい値を比較すると、WD1≧WD2であると言える。したがって、以下においてはZWD≒WD1として説明する。
図4において、距離X,X’、および焦点距離fOBの間には、ニュートンの公式により次の式が成り立つ。
X・X′=−fOB 2
また、次の式も成り立つ。
|X|=ZWD≒WD1
X・X′=−fOB 2
また、次の式も成り立つ。
|X|=ZWD≒WD1
以上の2式より、
WD1≒ZWD=|X|=|−fOB 2/X′|=|fOB 2/X′|
∴X′≒fOB 2/WD1 (ただし、X′>0の場合)
となる。
この式に、前記fOBおよび WD1の好ましい値を代入することにより、以下のようにX′の好ましい値の範囲が求まる。
WD1≒ZWD=|X|=|−fOB 2/X′|=|fOB 2/X′|
∴X′≒fOB 2/WD1 (ただし、X′>0の場合)
となる。
この式に、前記fOBおよび WD1の好ましい値を代入することにより、以下のようにX′の好ましい値の範囲が求まる。
すなわち、上記表におけるX′の最小値0.0108(mm)から最大値675(mm)までが、X′の好ましい範囲であり、またX′は前記[FOB′−FSUB]に他ならないから、
0.0108(mm)≦[FOB′−FSUB]≦675(mm)
が求められる。
0.0108(mm)≦[FOB′−FSUB]≦675(mm)
が求められる。
また、本実施形態においては、観察者がハンドル7を操作することによりスライダ6を上下方向に作動距離WDの変化量ZWD分だけ移動させて2つの観察方法における合焦を図ることとしたが、上述したように、挿脱する補助光学系11によって作動距離WDの変化量ZWDは予め定まっているので、図5および図6に示されるように、スライダ6上に、顕微鏡光学系1を上下に移動させる第2のスライダ15を設け、スライダ6上における第2のスライダ15の移動範囲を作動距離WDの変化量ZWDに一致する範囲に制限するストッパ16を設けておくこととしてもよい。図中、符号17は、第2のスライダ15を上下方向に移動させるためのハンドルである。また、符号18は、補助光学系11を挿脱するための取手である。
このように構成することで、補助光学系11の挿脱により観察方法を切り替えた際に、第2のスライダ15をストッパ16に突き当たる位置まで移動させるだけで、作動距離WDの変化を簡単に補正することができ、広視野観察で特定した注目部位のピントの合った鮮明な拡大画像を迅速にモニタ13に表示させることができる。
さらに、図7および図8に示されるように、第2のスライダ15上を上下方向に移動可能な第3のスライダ19を設け、対物レンズ8および補助光学系11を第2のスライダ15に支持させ、結像レンズ9および撮像素子10を第3のスライダ19に支持させることとしてもよい。この場合、上記と同様に、第2のスライダ15に対する第3のスライダ19の移動範囲を制限するストッパ20を設けておくことが好ましい。
図中、符号21は、第3のスライダ19を上下方向に移動させるためのハンドルである。
図中、符号21は、第3のスライダ19を上下方向に移動させるためのハンドルである。
補助光学系11の挿脱により結像状態が変化し、同時に、像側の瞳位置が変動する。像側の瞳位置が変動すると、撮像素子10への入射角度が変動するので、これを防止することが好ましい。第3のスライダ19の作動により、像側の瞳位置の変動を防止することができ、それによって、観察方法の切替えによる画像の明るさの変動あるいは画像上における明るさのムラの発生、特に画像周辺部における明るさの減少を防止することができる。
(実施例)
次に、本実施形態に係る顕微鏡光学系1の実施例について、図9〜図12および表2、表3を参照して以下に説明する。図において、符号TLは結像レンズ9、符号IMGは撮像素子10の撮像面10a、符号OBJは物体面、OBIは対物レンズ8の第1群G1、OBIIは対物レンズ8の第2群G2、OBIIIは対物レンズ8の第3群G3をそれぞれ示している。
次に、本実施形態に係る顕微鏡光学系1の実施例について、図9〜図12および表2、表3を参照して以下に説明する。図において、符号TLは結像レンズ9、符号IMGは撮像素子10の撮像面10a、符号OBJは物体面、OBIは対物レンズ8の第1群G1、OBIIは対物レンズ8の第2群G2、OBIIIは対物レンズ8の第3群G3をそれぞれ示している。
表2は、本実施形態における拡大観察時、すなわち、補助光学系11を離脱させた状態の顕微鏡光学系1のレンズデータの一例を薄肉レンズモデルによって示している。このときの倍率は20倍である。また、このときの物体面視野直径をφ0.2、像面視野直径をφ4とした場合の近軸追跡結果を図9および図10に示す。図9は顕微鏡光学系1全体の近軸追跡結果、図10は物体面付近を拡大した近軸追跡結果を示している。図中、OBJMIは拡大観察時の物体面を示す。
また、表3は、本実施形態における広視野観察時、すなわち補助光学系11を挿入した状態の顕微鏡光学系1のレンズデータの一例を薄肉レンズモデルによって示している。このときの倍率は2倍である。仮に像面視野直径が上記拡大観察時と同様にφ4とすれば、物体面視野直径はφ2となり、上記拡大観察時の10倍の物体面視野を有する広視野観察が可能になる。
さらに、像面視野直径をφ20とした場合の近軸追跡結果を図11および図12に示す。図11は顕微鏡光学系1全体の近軸追跡結果、図12は物体面付近を拡大した近軸追跡結果を示している。図中、OBJMAは広視野観察時の物体面を示す。
ここで図10と図12を比較すれば明らかなように、図10の拡大観察時の物体側光線は、マージナル光線の傾きが大きく(すなわち開口数(NA)が大きく)かつ主光線が光軸と平行(すなわちテレセントリック)であるのに対して、図12の広視野観察時の物体側光線は、マージナル光線の傾きが小さく(すなわちNAが小さく)かつ主光線が光軸に対して傾いている(すなわち非テレセントリック)。
これは、拡大観察時よりも広視野観察時の方が収差やビネッティングが生じにくく、より大きな像面視野においても、周辺まで明るさが均一でかつ鮮明な像を得られることを意味する。図11および図12は、広視野観察時における光学系のこの性質に基づいて、像面視野直径をφ20としたものである。この場合の物体面視野直径はφ10であり、上記拡大観察時の50倍の物体面視野を有する広視野観察が可能になる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る顕微鏡光学系30について、図13および図14を参照して以下に説明する。
なお、本実施形態の説明において、上述した第1の実施形態に係る顕微鏡光学系1および顕微鏡装置2と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
なお、本実施形態の説明において、上述した第1の実施形態に係る顕微鏡光学系1および顕微鏡装置2と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る顕微鏡光学系30は、補助光学系31において第1の実施形態と相違している。本実施形態において、補助光学系31は、図13および図14に示されるように、正パワーを有するレンズ31a(補助光学系)と一対に構成された平行平板31bを備えている。
補助光学系31のレンズ31aが対物レンズ8と結像レンズ9との間の光路に挿入されたときには平行平板31bは光路から離脱され、レンズ31aが対物レンズ8と結像レンズ9との間の光路から離脱されたときにはレンズ31aの代わりに平行平板31bが同じ位置に挿入されるようになっている。
このように構成された本実施形態に係る顕微鏡光学系30によれば、上述したような第3のスライダ19を設けることなく、広視野観察と拡大観察との切替によっても、像側の瞳位置の変動を防止することができるという利点がある。
このように構成された本実施形態に係る顕微鏡光学系30によれば、上述したような第3のスライダ19を設けることなく、広視野観察と拡大観察との切替によっても、像側の瞳位置の変動を防止することができるという利点がある。
(実施例)
本実施形態に係る顕微鏡光学系30の実施例について、図15〜図18および表4、表5を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡光学系30の実施例について、図15〜図18および表4、表5を参照して以下に説明する。
表4は、本実施形態における拡大観察時、すなわち、31aを離脱させ、平行平板31bを挿入した状態の顕微鏡光学系30のレンズデータの一例を薄肉レンズモデルによって示している。このときの倍率は20倍である。物体面視野直径をφ0.2、像面視野直径をφ4とした場合の近軸追跡結果を図15および図16に示す。図15は顕微鏡光学系30全体の近軸追跡結果、図16は、物体面付近を拡大した近軸追跡結果を示している。
また、表5は、本実施形態における広視野観察時、すなわち、平行平板31bを離脱させ、レンズ31aを挿入した状態の顕微鏡光学系30のレンズデータの一例を薄肉レンズモデルによって示している。このときの倍率は2倍である。仮に、像面視野直径を上記拡大観察時と同様にφ4とすれば、物体面視野直径はφ2となり、上記拡大観察時の10倍の物体面視野を有する広視野観察が可能になる。
さらに、像面視野直径をφ20とした場合の近軸追跡結果を図17および図18に示す。図17は顕微鏡光学系30全体の近軸追跡結果、図18は物体面付近を拡大した近軸追跡結果を示している。この場合の物体面視野直径はφ10であり、上記拡大観察時の50倍の物体面視野を有する広視野観察が可能になる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る顕微鏡光学系40について、図19を参照して以下に説明する。
なお、本実施形態の説明において、上述した第2の実施形態に係る顕微鏡光学系30と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
なお、本実施形態の説明において、上述した第2の実施形態に係る顕微鏡光学系30と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る顕微鏡光学系40は、補助光学系41において第2の実施形態と相違している。本実施形態において、補助光学系41は、図19に示されるように、第2の実施形態における平行平板31bに代えて、物体側から順に正パワーのレンズ42と負パワーのレンズ43とを備えたガリレオ型のアフォーカル光学系41bを備えている。
補助光学系41のレンズ41a(補助光学系)が対物レンズ8と結像レンズ9との間の光路に挿入されたときにはアフォーカル光学系41bは光路から離脱され、レンズ41aが対物レンズ8と結像レンズ9との間の光路から離脱されたときにはレンズ41aの代わりに同じ位置にアフォーカル光学系41bが挿入されるようになっている。
このように構成された本実施形態に係る顕微鏡光学系40によれば、第2の実施形態と同様に、第1の実施形態のような第3のスライダ19を設けることなく、広視野観察と拡大観察との切替によっても、像側の瞳位置の変動を防止することができるという利点がある。
このように構成された本実施形態に係る顕微鏡光学系40によれば、第2の実施形態と同様に、第1の実施形態のような第3のスライダ19を設けることなく、広視野観察と拡大観察との切替によっても、像側の瞳位置の変動を防止することができるという利点がある。
(実施例)
本実施形態に係る顕微鏡光学系40の実施例について、図20〜図23および表6、表7を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡光学系40の実施例について、図20〜図23および表6、表7を参照して以下に説明する。
表6は、本実施形態における拡大観察時、すなわち、補助光学系41のレンズ41aを離脱させ、アフォーカル光学系41bを挿入した状態の顕微鏡光学系40のレンズデータの一例を薄肉レンズモデルによって示している。このときの倍率は20倍である。物体面視野直径をφ0.2、像面視野直径をφ4とした場合の近軸追跡結果を図20および図21に示す。図20は顕微鏡光学系40全体の近軸追跡結果、図21は、物体面付近を拡大した近軸追跡結果を示している。
また、表7は、本実施形態における広視野観察時、すなわち、アフォーカル光学系41bを離脱させ、レンズ41aを挿入した状態の顕微鏡光学系40のレンズデータの一例を薄肉レンズモデルによって示している。このときの倍率は2倍である。仮に像面視野直径を上記拡大観察時と同様にφ4とすれば、物体面視野直径はφ4となり、上記拡大観察時の20倍の物体面視野を有する広視野観察が可能になる。
さらに、像面視野直径をφ10とした場合の近軸追跡結果を図22および図23に示す。図22は顕微鏡光学系40全体の近軸追跡結果、図23は物体面付近を拡大した近軸追跡結果を示している。この場合の物体面視野直径はφ10であり、上記拡大観察時の50倍の物体面視野を有する広視野観察が可能になる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る顕微鏡光学系50について、図24を参照して以下に説明する。
なお、本実施形態の説明において、上述した第2の実施形態に係る顕微鏡光学系30と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
なお、本実施形態の説明において、上述した第2の実施形態に係る顕微鏡光学系30と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る顕微鏡光学系50は、補助光学系51において第2の実施形態と相違している。本実施形態において、補助光学系51は、図24に示されるように、第2の実施形態における平行平板31bに代えて、間隔をあけた2枚の正パワーのレンズ52,53を備えたケプラー型のアフォーカル光学系51bを備えている。
補助光学系51のレンズ51aが対物レンズ8と結像レンズ9との間の光路に挿入されたときにはアフォーカル光学系51bは光路から離脱され、レンズ51aが対物レンズ8と結像レンズ9との間の光路から離脱されたときにはレンズ51aの代わりに同じ位置にアフォーカル光学系51bが挿入されるようになっている。
このように構成された本実施形態に係る顕微鏡光学系50によれば、第2、第3の実施形態と同様に、第1の実施形態のような第3のスライダ19を設けることなく、広視野観察と拡大観察との切替によっても、像側の瞳位置の変動を防止することができるという利点がある。
このように構成された本実施形態に係る顕微鏡光学系50によれば、第2、第3の実施形態と同様に、第1の実施形態のような第3のスライダ19を設けることなく、広視野観察と拡大観察との切替によっても、像側の瞳位置の変動を防止することができるという利点がある。
(実施例)
本実施形態に係る顕微鏡光学系50の実施例について、図25〜図28および表8、表9を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡光学系50の実施例について、図25〜図28および表8、表9を参照して以下に説明する。
表8は、本実施形態における拡大観察時、すなわち、補助光学系51のレンズ51aを離脱させ、アフォーカル光学系51bを挿入した状態の顕微鏡光学系50のレンズデータの一例を薄肉レンズモデルによって示している。このときの倍率は20倍である。物体面視野直径をφ0.2、像面視野直径をφ4とした場合の近軸追跡結果を図25および図26に示す。図25は顕微鏡光学系50全体の近軸追跡結果、図26は、物体面付近を拡大した近軸追跡結果を示している。
また、表9は、本実施形態における広視野観察時、すなわち、アフォーカル光学系51bを離脱させ、レンズ51aを挿入した状態の顕微鏡光学系50のレンズデータの一例を薄肉レンズモデルによって示している。このときの倍率は1倍である。仮に像面視野直径を上記拡大観察時と同様にφ4とすれば、物体面視野直径はφ2となり、上記拡大観察時の10倍の物体面視野を有する広視野観察が可能になる。
さらに、像面視野直径をφ20とした場合の近軸追跡結果を図27および図28に示す。図27は顕微鏡光学系50全体の近軸追跡結果、図28は物体面付近を拡大した近軸追跡結果を示している。この場合の物体面視野直径はφ10であり、上記拡大観察時の50倍の物体面視野を有する広視野観察が可能になる。
次に、本発明の第5の実施形態に係る顕微鏡光学系60について、図29を参照して以下に説明する。
なお、本実施形態の説明において、上述した第2の実施形態に係る顕微鏡光学系30と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
なお、本実施形態の説明において、上述した第2の実施形態に係る顕微鏡光学系30と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る顕微鏡光学系60は、補助光学系61において第1の実施形態と相違している。
本実施形態において、補助光学系61は、図29に示されるように、正パワーを有する第1の実施形態と同様のレンズ61aと直列に、物体側から順に負パワーのレンズ62と正パワーのレンズ63とを配列した逆ガリレオ型のアフォーカル光学系61bを備えている。
このように構成された本実施形態に係る顕微鏡光学系60によれば、第2〜第4の実施形態と同様に、第1の実施形態のような第3のスライダ19を設けることなく、広視野観察と拡大観察との切替によっても、像側の瞳位置の変動を防止することができるという利点がある。
本実施形態において、補助光学系61は、図29に示されるように、正パワーを有する第1の実施形態と同様のレンズ61aと直列に、物体側から順に負パワーのレンズ62と正パワーのレンズ63とを配列した逆ガリレオ型のアフォーカル光学系61bを備えている。
このように構成された本実施形態に係る顕微鏡光学系60によれば、第2〜第4の実施形態と同様に、第1の実施形態のような第3のスライダ19を設けることなく、広視野観察と拡大観察との切替によっても、像側の瞳位置の変動を防止することができるという利点がある。
(実施例)
本実施形態に係る顕微鏡光学系60の実施例について、図30、図31および表10を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡光学系60の実施例について、図30、図31および表10を参照して以下に説明する。
表10は、本実施形態における広視野観察時、すなわち、補助光学系61を挿入した状態の顕微鏡光学系60のレンズデータの一例を薄肉レンズモデルによって示している。このときの倍率は1.25倍である。仮に像面視野直径をφ4とすれば、物体面視野直径がφ3.2となる広視野観察が可能になる。
さらに、像面視野直径をφ20とした場合の近軸追跡結果を図30および図31に示す。図30は顕微鏡光学系60全体の近軸追跡結果、図31は物体面付近を拡大した近軸追跡結果を示している。この場合は物体面視野直径がφ16となる広視野観察が可能になる。
さらに、像面視野直径をφ20とした場合の近軸追跡結果を図30および図31に示す。図30は顕微鏡光学系60全体の近軸追跡結果、図31は物体面付近を拡大した近軸追跡結果を示している。この場合は物体面視野直径がφ16となる広視野観察が可能になる。
なお、本実施形態における拡大観察時、すなわち、補助光学系61を離脱させ状態の顕微鏡光学系60のレンズデータおよびその近軸追跡結果は、第1の実施形態における実施例と同様であるので例示を省略する。
また、上記各実施形態における顕微鏡光学系においては、CCD等の撮像素子10により画像を取得する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ガルバノミラーにより走査する走査型顕微鏡に適用することとしてもよい。
また、上記各実施形態における顕微鏡光学系においては、CCD等の撮像素子10により画像を取得する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ガルバノミラーにより走査する走査型顕微鏡に適用することとしてもよい。
また、上記各実施形態においては、補助光学系11,31,41,51,61の挿脱により、結像関係が変化するので、モニタ13に表示される画像が反転してしまう可能性がある。そこで、これを補正するために、イメージローテータ等の反転補正手段(図示略)を設けておくこととしてもよい。反転補正手段としては、画像処理により表示画像の反転を補正してもよく、撮像素子10を回転させる等の機械的手法によって補正してもよい。また、走査型顕微鏡における場合には、ガルバノミラーによるスキャン方向を切り替える方法により取得画像の反転を防止することとしてもよい。
また、中心位置表示手段14として、補助光学系にマーカを設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、画像処理により、広視野観察時にモニタに表示する画像に十字線等を表示させるようにしてもよい。
また、対物レンズ8の先端と観察対象部位Bとの間に水やエマルジョンオイル等の液体を供給する注液手段(図示略)を備えることとしてもよい。この場合、広視野観察から拡大観察への切替時に、注液装置を作動させることにより、対物レンズ8の先端と観察対象部位Bとの間に液体を供給し、対物レンズ8を液浸状態として観察を行うことが好ましい。
また、対物レンズ8の先端と観察対象部位Bとの間に水やエマルジョンオイル等の液体を供給する注液手段(図示略)を備えることとしてもよい。この場合、広視野観察から拡大観察への切替時に、注液装置を作動させることにより、対物レンズ8の先端と観察対象部位Bとの間に液体を供給し、対物レンズ8を液浸状態として観察を行うことが好ましい。
B 観察対象部位(観察対象)
G1 第1群
G2 第2群
G3 第3群
WD,WD1,WD2 作動距離
ZWD 変化量
1,30,40,50,60 顕微鏡光学系。
6 スライダ(作動距離補正手段)
8 対物レンズ
9 結像レンズ
10 検出装置
11,61 補助光学系
14 十字線(中心位置表示手段)
15 第2のスライダ(移動機構)
16 ストッパ
31a,41a,51a レンズ(補助光学系)
31b 平行平板
41b,51b,61b アフォーカル光学系
G1 第1群
G2 第2群
G3 第3群
WD,WD1,WD2 作動距離
ZWD 変化量
1,30,40,50,60 顕微鏡光学系。
6 スライダ(作動距離補正手段)
8 対物レンズ
9 結像レンズ
10 検出装置
11,61 補助光学系
14 十字線(中心位置表示手段)
15 第2のスライダ(移動機構)
16 ストッパ
31a,41a,51a レンズ(補助光学系)
31b 平行平板
41b,51b,61b アフォーカル光学系
Claims (14)
- 観察対象からの光を集光する対物レンズと、
該対物レンズにより集光された光を検出装置に結像させる結像レンズと、
これら対物レンズと結像レンズとの間の光路に挿脱可能に設けられた正パワーを有する補助光学系とを備える顕微鏡光学系。 - 前記補助光学系が対物レンズと結像レンズとの間の光路に挿脱されるときに、前記補助光学系と切り替えて光路に挿脱される平行平板を備える請求項1に記載の顕微鏡光学系。
- 前記補助光学系が対物レンズと結像レンズとの間の光路に挿脱されるときに、前記補助光学系と切り替えて光路に挿脱されるガリレオ型のアフォーカル光学系を備える請求項1に記載の顕微鏡光学系。
- 前記補助光学系が対物レンズと結像レンズとの間の光路に挿脱されるときに、前記補助光学系と切り替えて光路に挿脱されるケプラー型のアフォーカル光学系を備える請求項1に記載の顕微鏡光学系。
- 前記補助光学系とともに対物レンズと結像レンズとの間の光路に挿脱される逆ガリレオ型のアフォーカル光学系を備える請求項1に記載の顕微鏡光学系。
- 前記補助光学系の挿脱により反転する像を補正する反転補正手段を備える請求項1から請求項5のいずれかに記載の顕微鏡光学系。
- 前記補助光学系の挿脱による作動距離の変化を補正する作動距離補正手段を備える請求項1から請求項6のいずれかに記載の顕微鏡光学系。
- 取得される画像上において像の中心位置を示す中心位置表示手段が、前記補助光学系に設けられている請求項1から請求項7のいずれかに記載の顕微鏡光学系。
- 対物レンズと試料との間に液体を供給する注液手段を備える請求項1から請求項8のいずれかに記載の顕微鏡光学系。
- 対物レンズを含む光学系を光軸方向に移動可能に支持する移動機構を備え、
該移動機構が、前記補助光学系の挿脱による作動距離の変化量に一致する距離に前記光学系の移動範囲を制限するストッパを備える請求項1から請求項6のいずれかに記載の顕微鏡光学系。 - 前記補助光学系が以下の条件式を満足するように配置されている請求項1から請求項10のいずれかに記載の顕微鏡光学系。
0.0108(mm)≦[FOB′−FSUB]≦675(mm)
ここで、[FOB′−FSUB]はFOB′とFSUBとの間の距離、
FOB′は、対物レンズの像側焦点、
FSUBは、補助光学系の物体側焦点
である。 - 請求項1から請求項11のいずれかに記載の顕微鏡光学系を用いた観察方法であって、
対物レンズと結像レンズとの間に補助光学系を挿入して広視野観察を行うステップと、
該広視野観察において、試料の観察位置に像の中心位置を合わせるステップと、
補助光学系を対物レンズと結像レンズとの間から離脱させるステップと、
前記補助光学系の離脱による作動距離の変化量だけ前記顕微鏡光学系と試料とを相対的に移動させるステップと、
拡大観察を行うステップとを備える顕微鏡観察方法。 - 請求項1から請求項11のいずれかに記載の顕微鏡光学系を用いた観察方法であって、
対物レンズと結像レンズとの間に補助光学系を挿入して広視野観察を行うステップと、
該広視野観察において、試料の観察位置に像の中心位置を合わせるステップと、
補助光学系を対物レンズと結像レンズとの間から離脱させるステップと、
前記補助光学系の離脱による作動距離の変化量だけ前記顕微鏡光学系と試料とを相対的に移動させるステップと、
対物レンズと試料との間に液体を供給するステップと、
拡大観察を行うステップとを備える顕微鏡観察方法。 - 前記対物レンズが、試料からの光を集光して略平行光にする第1群と、略平行光にされた光を集光して中間像を結像させる第2群と、中間像を結像した光を集光して略平行光に変換する第3群とを備える請求項12または請求項13に記載の顕微鏡観察方法。
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