JP2005003994A - 偏光顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】透過照明によるコノスコープ観察と落射照明による簡易偏光観察とを両立しうるコンパクトで安価な偏光顕微鏡を提供すること。
【解決手段】対物レンズと(110)、前記対物レンズの光軸上に挿脱可能かつ対物レンズの射出瞳像を焦点面に結像させるベルトランレンズを有する着脱可能な偏光用中間鏡筒(113)と、顕微鏡構成ユニットの組み合わせ状況に応じて光路に挿入され、前記ベルトランレンズと協業して対物レンズの射出瞳像を前記焦点面に結像させる補正光学系(315)とを具備する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対物レンズの瞳面に得られる偏光干渉像を観察(いわゆるコノスコープ観察)することが可能な偏光顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、偏光顕微鏡の中間鏡筒においては、観察光軸上から一旦直交方向に光を偏向させて周回光路を形成し、この周回光路上にベルトランレンズを位置調節可能に配置することで、観察試料のコノスコープ像を得るようにしたものが多い。
【0003】
特許文献1には、顕微鏡の対物レンズおよび鏡筒が配置される主ビーム路と、主ビーム路の一部の代わりに選択的に介在できる補助ビーム路と、対物レンズからの光が補助ビーム路に導かれた際には複数の光学偏向素子によって周回光路を形成し、この補助ビーム路の途中にあるベルトランレンズによってコノスコープ観察ができるような構成が示されている。
【0004】
また、特許文献2には、通常の像位置近傍にベルトランレンズを配設するとともに、対物レンズと接眼レンズとの間に反射部材にて構成したバイパス光学系を光路に対して挿脱可能に設け、オルソスコープ像観察およびコノスコープ像観察を可能にした観察装置が示されている。
【0005】
また、特許文献3には、透過偏光観察あるいは透過微分干渉観察と落射観察とを切り換えて複合観察が可能なシステム顕微鏡において、アナライザーとデポラライザーとからなるキューブを落射照明観察に用いるキューブと同じ担持体に取り付けて観察方法を切り換えるようにしたシステム顕微鏡が示されている。
【0006】
【特許文献1】特開昭60−258514号公報
【0007】
【特許文献2】特開昭53−70454号公報
【0008】
【特許文献3】特開平5−257066号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載の顕微鏡用光学装置では、対物レンズからの光が補助ビーム路に導かれた際には複数の光学偏向素子によって周回光路を形成し、この補助ビーム路の途中にあるベルトランレンズによってコノスコープ観察ができるような構成をとっており、縦方向(対物レンズ光軸方向)には、補助ビーム路へ対物レンズからの光を導くとともに補助ビーム路から主ビーム路へ光を戻すための光学素子分のスペースしか必要としない。このため、縦方向には装置をコンパクトに構成できるが、周回光路を形成してベルトランレンズを合焦するために横方向にはコンパクトにならない。
【0010】
また、この顕微鏡用光学装置は通常、対物レンズと観察鏡筒との間の中間鏡筒として挿入できる附加ユニットとして設計(公報4頁右上11行目記載)されるが、コノスコープ観察に加えて落射照明による観察を行うために落射照明モジュールとともに積み重ねて使用する場合には、落射照明モジュールを使用しない場合と比較して、対物レンズと観察鏡筒との間の距離が長くなる。したがって、この顕微鏡用光学装置と落射照明モジュール等との積み重ね使用を想定する場合には、ベルトランレンズの合焦のための移動量がさらに大きくなり、装置が大型化するという問題がある。なお、落射照明との積み重ね使用をしない場合には、ベルトランレンズの合焦のための移動量は、対物レンズ毎の射出瞳位置のずれに対応した量だけを見込めば良いが、特許文献1には、落射照明モジュールとの併用については特に記載されておらず、その場合の詳細については不明である。
【0011】
特許文献2に記載のコノスコープ像観察光学系では、通常の像位置近傍にベルトランレンズを配設するとともに、対物レンズと接眼レンズとの間に反射部材にて構成したバイパス光学系を光路に対して挿脱可能に設けており、通常の像位置近傍にあるベルトランレンズによって対物レンズの射出瞳を接眼レンズに投影するために、光路長がかなり長くなってしまう。(特許文献2の第1図あるいは第2図と第3図を比較)
この長くなった光路長を、反射部材にて構成したバイパス光路を挿入することによって、対物レンズの光軸方向には短くする(特許文献2の第4図、第5図参照)ことができるが、対物レンズの光軸に対して直交する方向にバイパス光路による突出部が形成されてしまうため、特許文献1と同様に横方向にコンパクトにはならないという問題がある。
【0012】
また、落射照明モジュールとの併用についても、特許文献2にも特許文献1と同様に、そのような記載がなく詳細は不明である。
【0013】
特許文献3に記載のシステム顕微鏡では、アナライザーとデポラライザーとからなるキューブを落射照明観察に用いるキューブと同じ担持体に取り付けて観察方法を切り換えるように構成したため、透過偏光観察あるいは透過微分干渉観察と落射観察とを素早く切り換えて複合観察が可能であるが、特許文献3に示されているのは顕微鏡本体内に最初から落射照明光学系を内蔵したシステム顕微鏡であることから高価なものであるため、学校等における教育用あるいはルーチン検査用の顕微鏡には適用し難い。
【0014】
また、透過偏光でコノスコープ像観察をする場合には、ベルトランレンズを内蔵する中間鏡筒を観察光路に挿入することが記載されている(特許文献3の図8参照)が、その中間鏡筒の構成等についての詳細は記載がなく不明である。
【0015】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、特に、教育用・検査用等の偏光顕微鏡において、透過照明によるコノスコープ観察と落射照明による簡易偏光観察とを両立しうるコンパクトで安価な偏光顕微鏡を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の一局面に係る偏光顕微鏡は、対物レンズと、前記対物レンズの光軸上に挿脱可能かつ対物レンズの射出瞳像を焦点面に結像させるベルトランレンズを有する着脱可能な偏光用中間鏡筒と、顕微鏡構成ユニットの組み合わせ状況に応じて光路に挿入され、前記ベルトランレンズと協業して対物レンズの射出瞳像を前記焦点面に結像させる補正光学系とを具備することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0018】
図1は、本発明の第1の実施形態が適用される偏光顕微鏡の概略構成を示す図であり、まず図1に基づき偏光顕微鏡の全体構成について簡単に説明する。
【0019】
図1において、101は顕微鏡本体(以下、「鏡体」と称する)、102は鏡体のベース部に内蔵された光源、103はこの光源102からの光を集光し鉛直上方に向けて出射するコレクターレンズをそれぞれ示す。また、104は観察試料、105は観察試料104を載せるステージ、106はコレクターレンズ103から出射された光を観察試料104上に集光させるコンデンサーレンズである。107はステージ105を支えるステージ受け、108はコンデンサーレンズ106を支えるとともにステージ受け107上でコンデンサー上下ハンドル109によって自在に上下動可能なコンデンサー受けである。
なお、110は対物レンズ、111は対物レンズ110を含む複数の対物レンズを選択的に光軸上に位置させるレボルバーである。
【0020】
上記のような構成において、観察試料104、ステージ105、コンデンサーレンズ106、コンデンサー受け108、及びコンデンサー上下ハンドル109は、ステージ受け108とともに鏡体101に設けられた焦準ハンドル112によって一体的に上下動可能となっていて、この焦準ハンドル112を回転させることにより、対物レンズ110に対する観察試料104のピント調節を行うようになっている。
【0021】
鏡体101の上部には、偏光観察用中間鏡筒113が着脱自在に装着されており、更に、偏光観察用中間鏡筒113の上部には、観察鏡筒114が着脱自在に装着されている。観察鏡筒114の内部には、対物レンズ110と協業して観察試料104の像を形成するための結像レンズ115と、結像レンズ115からの鉛直上向きの結像光束を双眼部(図示せず)の方向に偏向させる偏向プリズム116と、偏向プリズム116からの結像光束を2つに分割する分割プリズム(図示せず)とが内蔵されている。観察鏡筒114の双眼部の先端には接眼レンズ117が装着されており、この接眼レンズ117により、対物レンズ110と結像レンズ115によって形成された観察試料104の像を観察することができる。
【0022】
なお、106aはコンデンサーレンズ106に内蔵されコンデンサーレンズ106から観察試料104に照明する光の出射角度(開口数)を制限する開口絞り、118はコンデンサーレンズ106の下端に回転可能に保持されたポラライザー、101aは鏡体101の上方でレボルバー111のすぐ上に設けられた、後述の検板等を挿入可能な検板スロットである。
【0023】
偏光観察用中間鏡筒113について図2を用いて詳細に説明する。
図2(a)は偏光観察用中間鏡筒113を横から見た断面図、図2(b)は主要部を下方から見た平面図である。
【0024】
図2において、201はその下端に位置する丸アリ部201aで鏡体101に接続される中間鏡筒本体、202は中間鏡筒本体201に固着されたターレット軸203を中心に回転自在に支持されている回転ターレット、204は中間鏡筒本体201の上に固定され観察鏡筒114を装着するための丸アリ部204aを有する中間鏡筒カバーである。回転ターレット202の上面には円周上に2箇所のクリック溝202a、202bが設けられており、中間鏡筒カバー204の裏面に固着された板バネ205の作用によって板バネ205の先端に固定されたボール206が前記クリック溝202a、202bに嵌まり込むことによって、回転ターレット202が2ケ所で停止するようになっている。
【0025】
回転ターレット202の2ケ所の停止位置のうち1ケ所にはベルトランレンズ207が保持されている。なお、図2では、ボール206が回転ターレット202上面のクリック溝202aに嵌まった時にベルトランレンズ207が対物レンズ110の光軸上に位置するようになっている。
【0026】
208はベルトランレンズ207が接着されたレンズ枠、209はレンズ枠208の外周に固着されたピン、210はそれ自体回転ターレット202に固定されており、レンズ枠208の外側にあってレンズ枠208を光軸方向に摺動自在に保持している外枠、211は外枠210のさらに外側にあって外枠210に対して回転自在に嵌合保持されているカムリングである。外枠210にはピン209がちょうど通るだけの幅寸法をもった光軸方向へ延びる長穴210aが、またカムリング211にはピン209がガタなく案内されるようなカム溝211aがそれぞれ形成されており、カムリング211を回転させると、これらのカム溝211aと長穴210aの作用により、ピン209が固着されているレンズ枠208とレンズ枠208に接着されているベルトランレンズ207とが、光軸方向に移動する。
【0027】
一方、212はターレット軸203の下方に配置され、ターレット軸203に対して回転自在に支持されているフォーカスリング、213はこのフォーカスリング212の上面に固着されている連動ピンである。この連動ピン213は、カムリング211の下面に設けられた連動溝211bに係合しており、フォーカスリング212を回転させることで、連動ピン213を介してカムリング211が回転する。
【0028】
したがって、ベルトランレンズ207が光軸上にくるような回転ターレット202の1つの停止位置において、フォーカスリング212を回転させることで、ベルトランレンズ207を光軸方向に移動調節することができるようになっている。なお、ベルトランレンズ207の光軸方向の調節範囲は、対物レンズ110をはじめ使用するすべての対物レンズの射出瞳の位置のずれと同じ量が確保されている。使用する対物レンズの射出瞳の位置が比較的近い位置に設計されていれば、ベルトランレンズ207の光軸方向の調節範囲を大きくとる必要はなく、その結果、偏光観察用中間鏡筒113の光軸方向寸法がコンパクトに設計できる。このことを、図3の光学系を示す図で説明する。
【0029】
図3において、図1及び図2と同じ構成要素には同じ符号を付してある。
【0030】
観察試料104の1点からの光は、対物レンズ110で集光されて平行光束となり、ベルトランレンズ207が光路に挿入されていない場合は、そのまま結像レンズ115に入射して結像作用を受け、接眼レンズ117の焦点面Iで像を結ぶ(図中実線)。一方、ベルトランレンズ207が挿入されている場合には、対物レンズ110の射出瞳面F上の1点からの光をベルトランレンズ207で平行光束にし、その後結像レンズ115でやはり接眼レンズ117の焦点面Iに結像させる(図中破線)。図3では、射出瞳F上の光軸中心の1点について図示しているが、この1点は観察試料104のある領域を光軸と平行に出射した平行光束に対する対物レンズ110による焦点位置である。実際には観察試料104を通過したあらゆる方向の平行光束が対物レンズ110の射出瞳面F上で焦点を結び、これをベルトランレンズ207と結像レンズ115によって接眼レンズ117の焦点面Iに結像させて観察するのがコノスコープ観察である。
【0031】
この場合、対物レンズ110の射出瞳面F上の1点からの光はベルトランレンズ207によって平行光束になるので、もし対物レンズ110の他に使用する対物レンズの射出瞳位置が異なっていた(図中F′)場合は、そのずれ量Lと同じ量Lだけベルトランレンズ207を動かせば、他の対物レンズに対してもその射出瞳の観察が可能である。
【0032】
再び図2を参照して、偏光観察用中間鏡筒の説明を継続する。
【0033】
回転ターレット202の2ケ所の停止位置のうちの残り1ケ所は、対物レンズ110からの光をそのまま通過させるような位置となっている。
【0034】
中間鏡筒本体201の丸アリ部201aのすぐ上にはアナライザー挿入スロット201bが設けられていて、アナライザー119が内蔵されたアナライザーユニット120等が装着可能である。
【0035】
なお、中間鏡筒カバー204の下面にはストッパーピン214が固着されていて、このストッパーピン214は回転ターレット202の上面に設けられた円弧状の溝202cとの作用により、回転ターレット202の回転範囲を、2箇所の停止位置すなわちボール206が前記クリック溝202a、202bに嵌まり込む位置の間(本実施形態では90度範囲)に規制している。
【0036】
次に、図1の偏光顕微鏡の構成に落射投光管を組み合わせた場合の構成を、図4および図5に基づいて説明する。なお、図4および図5は、図1の偏光顕微鏡の構成に、落射投光管を加えて落射簡易偏光観察ができるようにしたものであり、図4は落射投光管を組み合わせた状態で、透過照明光によるコノスコープ像観察を行う場合を、図5は落射投光管を組み合わせた状態で、落射照明光による簡易偏光観察を行う場合をそれぞれ示している。なお、図4及び図5において、図1と同じ部分には同一符号を付して説明する。
【0037】
図4および図5において、301は落射照明装置を構成する落射投光管、302は落射投光管301の後端部に固定されたランプハウスである。ランプハウス302には、ハロゲン等の光源303および光源303から出射する光を集光するためのコレクターレンズ304が内蔵されている。落射投光管301には、コレクターレンズ304を出た照明光の調節を行うフィルターを挿入するための2つのフィルタースロット305と、コレクターレンズ304とフィルタースロット305に挿入されたフィルター(ここでは図示せず)を通過した照明光を対物レンズに投影する投影レンズ306と、投影レンズから出射した照明光に特定の方向の偏光性を与えるポラライザー307とが設けられている。このポラライザー307はスライダー等によって保持され、ポラライザー挿入スロット308に挿入されている。さらに落射投光管301には、光源303からポラライザー307に至る水平方向の照明光を、対物レンズ110の光軸上で対物レンズ110の方向に偏向させるための下記の2つの光学要素が内蔵されている。すなわち図4に示すような、中心部が切り欠かれ周辺部の照明光のみを鉛直下向きに反射し中心部は透過する暗視野ミラー309を内蔵した暗視野ブロック310と、図5に示すようなハーフミラー311を内蔵した明視野ブロック312とが、選択的に対物レンズ110の光軸上に位置決めされるようになっている。さらに落射投光管301には、対物レンズ110の光軸上であって暗視野ブロック310や明視野ブロック312の上方に位置するアナライザー313が設けられている。このアナライザー313はスライダー等によって保持され、アナライザー挿入スロット314に挿入されている。
【0038】
なお、落射投光管301はその下端部に形成された丸アリ部301aで鏡体101に固定されており、またその上端部に形成された丸アリ部301bで偏光観察用中間鏡筒113を保持している。
【0039】
図4は、落射投光管301を組み合わせた状態で、光源102の透過照明光によるコノスコープ像観察を行う場合を示しており、図5は、落射投光管301を組み合わせた状態で、光源303の落射照明光による簡易偏光観察を行う場合を示している。
【0040】
さらに、315は、偏光観察用中間鏡筒113のアナライザー挿入スロット201bに挿入される、負のパワーを有する補正光学系316を内蔵した補正光学系スライダーであり、図4の状態では、対物レンズ110の光軸上に補正光学系316が位置するように、また図5の状態では、補正光学系スライダー315上に設けられた開口部315aが位置するように、その位置を可変することができる。この補正光学系スライダー315の断面図および平面図を図6に示す。
【0041】
図4および図5のように落射投光管301が組み合わされた場合における光学系を図7に基づき説明する。
【0042】
観察試料104の1点からの光は、対物レンズ110で集光されて平行光束となり、ベルトランレンズ207および補正光学系316が光路に挿入されていない場合は、そのまま結像レンズ115に入射して結像作用を受け、接眼レンズ117の焦点面Iで像を結ぶ(図中実線)。一方、ベルトランレンズ207および補正光学系316が挿入されている場合には、対物レンズ110の射出瞳面F上の1点からの光は補正光学系316およびベルトランレンズ207で平行光束にされ、その後、結像レンズ115でやはり接眼レンズ117の焦点面Iに像を結ぶ(図中破線)。図7では、射出瞳F上の光軸中心の1点について図示しているが、この1点は観察試料104のある領域を光軸と平行に出射した平行光束に対する対物レンズ110による焦点位置である。実際には、観察試料104を通過したあらゆる方向の平行光束が対物レンズ110の射出瞳面F上で焦点を結び、これを補正光学系316とベルトランレンズ207および結像レンズ115によって接眼レンズ117の焦点面Iに結像させて観察するのがコノスコープ像観察である。補正光学系316の機能は、ベルトランレンズ207単体では焦点距離が短く対物レンズ110の射出瞳面Fにフォーカシングすることができないが、ベルトランレンズ207に補正光学系316を組み合わせて焦点距離を長くすることにより、対物レンズ110の射出瞳面Fにフォーカシングしてコノスコープ像観察を可能にすることである。
【0043】
またこの場合、対物レンズ110の他に使用する対物レンズの射出瞳位置が異なっていた(図7中F′)場合に必要となるベルトランレンズ207の移動量L′は、補正光学系316の機能によって、対物レンズの射出瞳のずれ量Lよりも小さくて済む。設計にもよるが、対物レンズの射出瞳のずれ量Lに対して、ベルトランレンズ207の移動量L′は1/2以下で良い場合があり、非常に好都合である。
【0044】
以上のように構成された第1の実施形態において、落射投光管301を組み合わせた状態(図4および図5)で透過偏光観察と落射簡易偏光観察を行う場合の動作について説明する。
【0045】
まず、偏光観察用中間鏡筒113の回転ターレット202は、ベルトランレンズ207が対物レンズ110の光軸上に位置しない位置としておく。通常の明視野等の観察方法と同様に、焦準ハンドル112を回転させ対物レンズ110に対して観察試料104のピントを概略合わせる。コンデンサー上下ハンドル109を回転してコンデンサーレンズ106の位置を最適に調節する。
【0046】
落射投光管301の光軸上には、暗視野ミラー309を内蔵した暗視野ブロック310を挿入しておく。
【0047】
観察試料104のピントを正確に合わせ、落射投光管301のアナライザー挿入スロット314にアナライザー313を挿入し、アナライザー313をポラライザー118と直交させた状態で、コンデンサーレンズ106に内蔵されている開口絞り106aを絞ると、観察試料104のオルソスコープ観察ができる。
【0048】
この状態(オルソスコープ観察)からコノスコープ観察に切り換える場合は、まず、コンデンサーレンズ106に内蔵されている開口絞り106aを大きく開放する。次に偏光観察用中間鏡筒113の回転ターレット202に装着されたベルトランレンズ207が対物レンズ110の光軸上に位置するように回転ターレット202を停止させるとともに、補正光学系スライダー315を操作して補正光学系316を対物レンズ110の光軸上に位置させる。
【0049】
そして、フォーカスリング212を回転してベルトランレンズ207を上下調節し、接眼レンズ117で対物レンズ110の射出瞳110aにピントを合わせると、コノスコープ像観察ができる。また、鏡体101の検板スロット101aに鋭敏色等の検板(図示せず)を挿入することによって、観察試料104の結晶特性に応じた干渉色の変化が生じ、結晶の正負の方向性を判断することもできる。
【0050】
次に、透過偏光のコノスコープ像観察の状態から落射簡易偏光観察に切り換える場合は、まず落射投光管301の光軸上に挿入された暗視野ブロック310から、ハーフミラー311の内蔵された明視野ブロック312に切り換える。
【0051】
偏光観察用中間鏡筒113の回転ターレット202に装着されたベルトランレンズ207を対物レンズ110の光軸から退避させて対物レンズ110からの光をそのまま通過させる位置となるよう回転ターレット202を停止させるとともに、補正光学系スライダー315を操作することにより補正光学系316を対物レンズ110の光軸上から退避させて補正光学系スライダー315上に設けられた開口部315aを対物レンズ110の光軸上に位置させる。
【0052】
この状態で光源303からの落射照明光は、ポラライザー307によって直線偏光になってハーフミラー311により対物レンズ110の方向に偏向されて観察試料104に照射される。観察試料104で反射した光は、再び対物レンズ110に入射しハーフミラー311を通過してアナライザー313に入射する。ポラライザー307とアナライザー313とがクロスニコルの状態であれば、観察試料の中で偏光性のある部分から反射した光はアナライザー313を通過し、偏光性のない部分からの反射光はアナライザー313を通過することができない。そして、アナライザー313を通過した光はさらに偏光観察用中間鏡筒113を通過して観察鏡筒114の結像レンズ115、偏向プリズム116を介して接眼レンズ117の焦点面に結像し、観察者の眼で観察される。
【0053】
以上のように本第1の実施形態においては、落射投光管301が挿入されることでベルトランレンズ207から対物レンズ110の射出瞳Fまでの距離が長くなった場合でも、補正光学系316を挿入することによって、ベルトランレンズ207の移動範囲を大きくとることなく対物レンズ110の射出瞳面Fにフォーカシングすることができるため、偏光観察用中間鏡筒をコンパクトなまま変更することなくコノスコープ像観察が可能である。
【0054】
本実施形態のような補正光学系を採用しなければ、落射投光管301の挿入によるベルトランレンズ207から対物レンズ110の射出瞳Fまでの距離の変動分と同じ量のベルトランレンズ207の移動範囲を確保する必要があるため、偏光観察用中間鏡筒113が光軸方向に異様に大きな寸法となってしまう。
【0055】
また、落射投光管301を組み合わせた状態のまま(仕立てを変えることなく)、コノスコープ像観察から、落射簡易偏光観察の状態に容易に切り換えることが可能である。
【0056】
なお、補正光学系316を内蔵した補正光学系スライダー315は、設計によっては、図8に示すように落射投光管301のアナライザー挿入スロット314に挿入することも可能である。この場合には透過偏光観察あるいは落射簡易偏光観察で使用するアナライザー313は偏光観察用中間鏡筒のアナライザー挿入スロット201bに挿入すればよい。
【0057】
この場合、その他の構成および動作は前述のとおりまったく同様であるので、その説明は省略する。
【0058】
次に、本発明の第2の実施形態となる偏光顕微鏡について説明する。
【0059】
本発明の第2の実施形態の構成は、第1の実施形態とほとんど同様であり、補正光学系316を光路に挿入する場合のみが第1の実施形態と異なっている。
【0060】
第1の実施形態では、落射投光管301が装着される場合に補正光学系316を対物レンズ110の光軸上に挿入するようにしたが、本第2の実施形態では、装着されている対物レンズの種類に応じて、補正光学系316を対物レンズ110の光軸上に挿入する。
【0061】
例えば、装着している複数の対物レンズとして、アクロマートシリーズの対物レンズが装着されている場合には補正光学系316を光路に挿入せず、プランアポクロマートシリーズの対物レンズが装着されている場合に補正光学系316を光路に挿入するようにする。
【0062】
通常、対物レンズは同じシリーズ(すなわち、同じ種類)で倍率が異なるもの同士であれば、その射出瞳の位置は比較的近い位置に揃えて設計されている場合が多いが、異なるシリーズ間では、射出瞳位置が大きく異なる場合がある。
【0063】
また通常、1台の顕微鏡には同じシリーズの対物レンズを揃えて装着するのがほとんどである。
【0064】
したがって、装着する対物レンズのシリーズに応じて補正光学系316を光路に挿入するようにすれば、対応すべき対物レンズの射出瞳Fの位置の変動が少なく、ベルトランレンズ207の光軸方向への移動範囲を小さく抑えることができる。その結果、偏光観察用中間鏡筒をコンパクトに構成でき、偏光顕微鏡全体をコンパクトに構成できるという利点を有している。
【0065】
以上詳記したように、本発明の実施形態に係る偏光顕微鏡によれば、ベルトランレンズとの協業により対物レンズの射出瞳像を(例えば、接眼レンズの)焦点面に結像させる補正光学系を採用することによってベルトランレンズの移動範囲を小さくすることができ、コンパクトで安価な偏光観察用中間鏡筒を有する偏光顕微鏡が実現できる。その結果、教育用や検査用等の安価な偏光顕微鏡にも十分適用可能である。なお、上記の各実施形態においては、説明の便宜上、焦点面を接眼レンズの焦点面として説明したが、観察像の撮影又は観察用のTVカメラの焦点面であっても、勿論構わない。
【0066】
上記の各実施形態から下記の発明が抽出できる。なお、下記の各発明は単独で適用しても良いし、適宜組み合わせて適用しても良い。
【0067】
本発明の一実施形態に係る偏光顕微鏡は、対物レンズと、前記対物レンズの光軸上に挿脱可能かつ対物レンズの射出瞳像を焦点面に結像させるベルトランレンズを有する着脱可能な偏光用中間鏡筒と、顕微鏡構成ユニットの組み合わせ状況に応じて光路に挿入され、前記ベルトランレンズと協業して対物レンズの射出瞳像を前記焦点面に結像させる補正光学系とを具備することを特徴とする。コノスコープ像観察を行う際に、顕微鏡構成ユニットの組み合わせ状況により、必要に応じて補正光学系を光路に挿入するため、補正光学系を必要としない顕微鏡構成ユニットの組み合わせでは、より簡単な構成で安価にコノスコープ像観察が可能な偏光顕微鏡を提供することができる。また、好ましい実施態様は以下のとおりである。
【0068】
(1) 顕微鏡本体と前記偏光観察用中間鏡筒の間に着脱可能な落射投光管を更に備え、前記補正光学系は、前記落射投光管が顕微鏡本体と偏光観察用中間鏡筒の間に装着されている場合に、光路に挿入されること。落射投光管が装着されていない場合には、前記ベルトランレンズのみを光路に挿入することによってコノスコープ像観察が可能であるとともに、落射投光管が装着されている場合には、前記ベルトランレンズとともに前記補正光学系を光路に挿入することにより、コノスコープ像観察が可能である。
【0069】
(2) 前記対物レンズは、複数の対物レンズを切り換えることによって1つの対物レンズが選択的に光路に挿入されるように構成されており、前記補正光学系は、光路に挿入された対物レンズの種類に応じて光路に挿入されること。装着されている対物レンズの種類によって、前記補正光学系の光路への挿入および非挿入を選択することによって、対物レンズの射出瞳位置のばらつきによるベルトランレンズの移動範囲が小さくなり、結果としてコンパクトな偏光観察用中間鏡筒を有する偏光顕微鏡を提供することが可能である。
【0070】
(3) 前記偏光用中間鏡筒は、偏光観察のための光学要素を挿入可能、かつ、ベルトランレンズより対物レンズ側に設けられた光学要素挿入スロットを更に備え、前記補正光学系は、前記光学要素挿入スロットに挿入されること。前記補正光学系をあらかじめ偏光用中間鏡筒に内蔵しておくのではなく、落射投光管が装着される場合に限って後付けで光学要素挿入スロットに挿入するので、偏光用中間鏡筒自体のコストを抑制するとともにコンパクトに構成できるという利点を有する。
【0071】
(4) (1)において、前記補正光学系は、前記落射投光管に設けられたアナライザー挿入スロットに挿入されること。前記補正光学系を落射投光管のアナライザー挿入スロットに挿入するので、偏光用中間鏡筒自体のコストを抑制するとともにコンパクトに構成できるという利点を有する。
【0072】
(5) 前記対物レンズは、複数の対物レンズを切り換えることによって1つの対物レンズが選択的に光路に挿入されるように構成されており、前記ベルトランレンズは、前記対物レンズの前記切り換えによる射出瞳位置の変動に伴って、対物レンズの射出瞳像を前記焦点面に結像させるように光軸方向への移動が可能に構成されていること。射出瞳位置の異なる複数の対物レンズのうちいずれが光路に挿入された場合でも、前記ベルトランレンズを光軸方向に移動させることによって、対物レンズの射出瞳像を焦点面に結像させることができるため、色々な対物レンズに幅広く対応してコノスコープ像観察が可能であるという利点を有する。
【0073】
(6) 前記焦点面は、接眼レンズの焦点面或いは撮影又は観察用カメラの焦点面のいずれかであること。接眼レンズによる目視観察やTVカメラ、デジタルカメラ等による観察・撮影に幅広く対応することができる。
【0074】
本発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。
【0075】
また、例えば各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、特に教育用・検査用等の安価な偏光顕微鏡において、透過照明によるコノスコープ観察と落射照明による簡易偏光観察とを両立しうる偏光顕微鏡を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態が適用される偏光顕微鏡の概略構成を示す図。
【図2】偏光観察用中間鏡筒を横断面図及び下方から見た図。
【図3】偏光顕微鏡の光学系を示す図。
【図4】偏光顕微鏡の構成に、落射投光管を加えて落射簡易偏光観察ができるようにした構成を示す図。
【図5】偏光顕微鏡の構成に、落射投光管を加えて落射簡易偏光観察ができるようにした構成を示す図。
【図6】補正光学系スライダーの断面図および平面図。
【図7】落射投光管が組み合わされた場合における光学系を示す図。
【図8】第1の実施形態の変形例。
【符号の説明】
101…鏡体
101a…検板スロット
102…光源
103…コレクターレンズ
104…観察試料
105…ステージ
106…コンデンサーレンズ
109…コンデンサー上下ハンドル
110…対物レンズ
111…レボルバー
110a…射出瞳
112…焦準ハンドル
113…偏光観察用中間鏡筒
114…観察鏡筒
115…結像レンズ
116…偏向プリズム
117…接眼レンズ
118…ポラライザー
119…アナライザー
120…アナライザーユニット
201a…丸アリ部
201…中間鏡筒本体
201b…アナライザースロット
202…回転ターレット
202a、202b…クリック溝
202c…溝
203…ターレット軸
204a…丸アリ部
204…中間鏡筒カバー
205…板バネ
206…ボール
207…ベルトランレンズ
208…レンズ枠
209…ピン
210…外枠
210a…長穴
211…カムリング
211a…カム溝
211b…連動溝
212…フォーカスリング
213…連動ピン
214…ストッパーピン
301…落射投光管
301a…丸アリ部
301b…丸アリ部
302…ランプハウス
303…光源
304…コレクターレンズ
305…フィルタースロット
306…投影レンズ
307…ポラライザー
308…ポラライザー挿入スロット
309…暗視野ミラー
310…暗視野ブロック
311…ハーフミラー
312…明視野ブロック
313…アナライザー
314…アナライザー挿入スロット
315…補正光学系スライダー
315a…開口部
316…補正光学系

Claims (7)

  1. 対物レンズと、
    前記対物レンズの光軸上に挿脱可能かつ対物レンズの射出瞳像を焦点面に結像させるベルトランレンズを有する着脱可能な偏光用中間鏡筒と、
    顕微鏡構成ユニットの組み合わせ状況に応じて光路に挿入され、前記ベルトランレンズと協業して対物レンズの射出瞳像を前記焦点面に結像させる補正光学系と、
    を具備することを特徴とする偏光顕微鏡。
  2. 請求項1に記載の偏光顕微鏡において、顕微鏡本体と前記偏光観察用中間鏡筒の間に着脱可能な落射投光管を更に備え、
    前記補正光学系は、前記落射投光管が顕微鏡本体と偏光観察用中間鏡筒の間に装着されている場合に、光路に挿入されることを特徴とする偏光顕微鏡。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の偏光顕微鏡において、
    前記対物レンズは、複数の対物レンズを切り換えることによって1つの対物レンズが選択的に光路に挿入されるように構成されており、
    前記補正光学系は、光路に挿入された対物レンズの種類に応じて光路に挿入されることを特徴とする偏光顕微鏡。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の偏光顕微鏡において、前記偏光用中間鏡筒は、偏光観察のための光学要素を挿入可能、かつ、ベルトランレンズより対物レンズ側に設けられた光学要素挿入スロットを更に備え、
    前記補正光学系は、前記光学要素挿入スロットに挿入されることを特徴とする偏光顕微鏡。
  5. 請求項2に記載の偏光顕微鏡において、前記補正光学系は、前記落射投光管に設けられたアナライザー挿入スロットに挿入されることを特徴とする偏光顕微鏡。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の偏光顕微鏡において、
    前記対物レンズは、複数の対物レンズを切り換えることによって1つの対物レンズが選択的に光路に挿入されるように構成されており、
    前記ベルトランレンズは、前記対物レンズの前記切り換えによる射出瞳位置の変動に伴って、対物レンズの射出瞳像を前記焦点面に結像させるように光軸方向への移動が可能に構成されていることを特徴とする偏光顕微鏡。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の偏光顕微鏡において、前記焦点面は、接眼レンズの焦点面或いは撮影又は観察用カメラの焦点面のいずれかであることを特徴とする偏光顕微鏡。
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CN106901698A (zh) * 2017-04-14 2017-06-30 中国人民解放军第三军医大学第附属医院 基于可调偏振的双波段光谱成像仪及其光谱测定方法

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