JP2002258157A - ズームレンズおよび撮影システム - Google Patents
ズームレンズおよび撮影システムInfo
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Abstract
テンダー等の挿抜が可能な場合に、この挿抜によるウォ
ブリングに伴う結像倍率の変化が大きい。 【解決手段】 ズームレンズ全体の焦点距離を変化させ
るため変倍光学群EXを挿抜可能としたズームレンズに
おいて、最良結像位置を検出するために光軸方向に微小
振幅駆動可能なウォブリング群woを、変倍光学群の挿
入位置よりも像側に設ける。
Description
デオカメラ等に好適なズームレンズに関するものであ
る。
(AF,オートフォーカス)方式としては、主被写体ま
での距離を把握し、フォーカス群を適切な位置まで駆動
するいわゆる「山登り式AF」と呼ばれる方式が広く採
用されている。
群の一部を用いて、映像信号の変化から最良結像位置の
方向を検出し、フォーカシングレンズの繰り出し方向を
算出する方式であり、測距のために別途新たに光学系を
設けなくてもよいという利点がある。
面(CCD面やフィルム面)に対して前後どちらの方向
にあるかを判断するために、撮像系の一部の光学系を光
軸方向へ微少に振幅駆動(以下、ウォブリング)させ
る。そして、検出した信号をもとに撮像面上にベストピ
ントを結ぶようにフォーカス群を駆動する。
せるため、レンズ群等の構成を適切に設定しないと、結
像倍率の変化が大きくなり、画面上見苦しいものとなっ
てしまう。
特許第2744336号公報にて開示されているものが
ある。このものは、物体側から順に、正の屈折力を有す
る第1群、変倍のための負の屈折力を有する第2群、正
の屈折力を有する第3群および変倍に伴う像面変動を補
正するための正の屈折力を有する第4群を有し、第4群
にてフォーカスを行うリアフォーカス方式のズームレン
ズである。
像倍率の変化は、近軸追跡を行うことにより表すことが
できる。上記USP5138492号公報にも、ウォブ
リングに伴う結像倍率の変化を小さく抑えるための条件
がいくつか記載されている。
も像側のリレーレンズ群中にウォブリングレンズ群を配
し、且つ、例えば焦点距離を望遠側にシフトするような
エクステンダーの挿抜が可能な撮像系に対して適用する
には不十分である。
絞り以降の光学配置が固定された状態において、その結
像倍率の変化を低減する方法としては有効であるが、エ
クステンダー等の光学系の挿抜によって光学系の配置が
変化し、特にウォブリングレンズ群への軸外主光線の入
射角度が変化するような場合について適用するには十分
な構成とはいえない。
いて、リレーレンズ群としての第4群中にエクステンダ
ー等の光学系の挿抜があっても、ウォブリングに伴う結
像倍率の変化が少なく、且つ全変倍範囲にわたって良好
な光学性能を発揮できるズームレンズを提供することを
目的としている。
めに、本発明では、ズームレンズ全体の焦点距離を変化
させるための変倍光学群を挿抜可能としたズームレンズ
において、最良結像位置を検出するために光軸方向に微
小振幅駆動可能なウォブリング群を、変倍光学群の挿入
位置よりも像側に設けている。
ず、ウォブリング群を光軸方向に微少駆動したときに生
じる結像倍率の変化を小さくすることが可能である。
る正の屈折力を有する第1群と、変倍時に光軸方向に移
動する負の屈折力を有する第2群と、変倍に伴う像面変
動を補正するための第3群と、結像のための正の屈折力
を有する第4群とを有し、前記第4群中に、ズームレン
ズ全体の焦点距離を変化させるための変倍光学群を挿抜
可能としたズームレンズにおいて、最良結像位置を検出
するために光軸方向に微小振幅駆動可能なウォブリング
群を、変倍光学群の挿入位置よりも像側に設ける発明に
おいて、第4群よりも物体側に、光量調節絞りを配置す
るのがよい。
記第4群内に設けるとともに、このウォブリング群を、
バックフォーカス変化量の振幅半幅が焦点深度の2分の
1となるように振幅駆動したときに、 |α1(S1−E1)/fw1| < 0.6 ...(1) 但し、α1:ウォブリング群の物体側主平面に入射する
軸外主光線の角度(変倍光学群が挿入されない状態) S1:ウォブリング群の物体側主平面からみた絞りまで
の距離変倍光学群が挿入されない状態) E1:ウォブリング群の像側主平面からみた撮像面まで
の距離(変倍光学群が挿入されない状態) fw1:変倍光学群が挿入されない状態での広角端の焦
点距離 満足するようにすればよい。
い状態でのウォブリングに伴う結像倍率の変化を十分小
さく抑えることが可能である。
るとともに、このウォブリング群を、バックフォーカス
変化量の振幅半幅が焦点深度の2分の1となるように振
幅駆動したときに、 |α2(S2−E2)/fw2| < 2.2 ...(2) 但し、α2:ウォブリング群の物体側主平面に入射する
軸外主光線の角度(変倍光学群が挿入された状態) S2:ウォブリング群の物体側主平面からみた絞りまで
の距離(変倍光学群が挿入された状態) E2:ウォブリング群の像側主平面からみた撮像面まで
の距離(変倍光学群が挿入された状態) fw2:変倍光学群が挿入された状態での広角端の焦点
距離 を満足するようにしてもよい。
でもウォブリングに伴う結像倍率の変化を十分小さく抑
えることが可能になる。
ンズ群の屈折力 Im:撮像素子のイメージサイズ を満足するようにしてもよい。
ブリング群への入射角変化が小さくなり、結像倍率の変
化をより確実に小さくすることが可能になる。
光学群の挿抜の前後において、 Δx2=F*Δx1...(4) 但し、 Δx1:変倍光学群の挿入前のウォブリング群の振幅半
幅 Δx2:変倍光学群の挿入後のウォブリング群の振幅半
幅 F:変倍光学群の挿抜に伴うFナンバーの変化倍率 を満足するようにすればよい。
側に配置することにより、微小振幅駆動されるウォブリ
ング群の小型化および軽量化を図るようにしてもよい。
第4群の一部が光軸上から退避する構成とすることによ
り、ズームレンズ全体のコンパクト化を図りつつも、変
倍光学群の挿入スペースを広く確保することが可能とな
り、変倍光学群の挿入時における光学性能の低下を抑え
ることが可能となる。
本発明の第1実施形態であるズームレンズのうち下記数
値実施例1〜6の広角端、フォーカス位置無限遠におけ
るレンズの断面構成を示している。
る第1群(前玉)、IIは、変倍時に光軸方向に移動可
能な第2群としての負の屈折力を有するバリエータであ
り、光軸上を像側へ単調に移動させることによって広角
端から望遠端への変倍を行う。第2群IIは、変倍の際
に結像倍率が等倍(−1倍)を含む領域内で移動させて
いる。
あり、変倍に伴う像面の変動を補正するため、光軸方向
に移動可能である。
は結像のための正の屈折力を有する第4群である。
等であり、同図ではガラスブロックとして示している。
さらに、woは最良結像位置を検出するために光軸方向
に微小振幅駆動可能なウォブリング群であり、L4bは
第4群中においてウォブリング群の直前に配置されたレ
ンズ群である。
に、全ズームレンズ系の焦点距離を拡大又は縮小するた
めのエクステンダー(変倍光学群)EXが挿抜(ないし
着脱)可能となっている。
ォブリングに伴う結像倍率の変化が、エクステンダーE
Xの挿抜にかかわらず小さくなるように、絞りSPより
像側のレンズ群(以下、リレー群という)の構成を適切
に設定している。
振幅駆動する必要があるため、適度なバックフォーカス
敏感度を有し、同時に軽量であることが望ましい。しか
し、テレビ用のズームレンズでは、長いバックフォーカ
スと、明るいFナンバーが要求されるため、各群を構成
するレンズの枚数が多く必要となる。また、レンズの有
効径も大きく、さらに、エクステンダーやマクロ撮影お
よびフランジバック調整機構等々をリレー群中に配する
など、ウォブリング群を配置する自由度が少ない。
ンズ群を模式的に表している。図7は、エクステンダー
EXが挿入されていない状態を、図8は、エクステンダ
ーEXが挿入された状態を表している。図8中では、エ
クステンダーEXの倍率を2倍とし、結像面上にて像が
2倍に拡大されていることを示している。
表すことができる。すなわち、ウォブリング群woへの
絞り中心主光線の入射角をα1、ウォブリング群woの
パワーをφwo、ウォブリング群と結像面との間隔をS
1、ウォブリング群woより像側のレンズ群L4cのパ
ワーをφ4c、ウォブリング量をΔx、ウォブリング群
woから見た絞りSPの虚像までの距離とウォブリング
群woから見た結像面の虚像までの距離との差を(S1
−E1)、ウォブリング時の像高変化量をΔyとすると
き、像高変化率Δy/fw(fwは全系の広角端の焦点
距離)は、
1)に対して十分小さな値であるため、
おいて、エクステンダーEXの挿抜により変化し、像高
変化率Δy/fwに対して大きく影響を与えるパラメー
タは、ウォブリング群woへの入射角α1と(S1−E
1)である。
いて説明する。視力1.0の人間の視覚の分解能は約1
分といわれている。例えば、人間が30型程度(水平方
向の画面サイズが約50cm)のテレビ画面を2.5m
離れた位置から見ると、水平方向の視野角は約680分
となる。従って、分解能約1分は画面上0.15%に相
当する。
度が深くなると共にベストピント位置の検出に必要なウ
ォブリング量も大きく必要となるため、像高変化率も比
例して大きくなる。
が開放〜F/5.6程度であることを考慮して、F/
5.6での像高変化率を0.15%まで許容するとし、
開放(F/1.75〜2)時の許容値は、その約1/3
の0.06%程度となる。そこで、条件式(1)の上限
は、絞り開放(F/1.75〜2)時の像高変化率が
0.06%(F/5.6の時0.15%)以内に収ま
り、且つエクステンダーEXの挿入により像高変化率が
変化した場合でも、許容値範囲内に収まるように決定し
た。ウォブリング量Δxとバックフォーカスの変化量Δ
skとの関係は、
横倍率、β2はウォブリング群より像側に位置する光学
系の横倍率である。また、バックフォーカスの変化量を
焦点深度の1/2とすると、バックフォーカスの変化量Δ
skとFナンバーfnoとの関係は、 Δsk=δ*fno/2 となる。ここで、δは、カメラシステムにより決定され
る許容錯乱円である。本発明において、ウォブリングレ
ンズ群を挿抜可能な変倍光学群よりも像側に配置したこ
とにより、β1、β2は共に変倍光学系の挿抜の前後にお
いて不変であるため、ウォブリング量Δxは、Fナンバ
ーと比例の関係となる。
ォブリング量を考えた場合、Fナンバーが2倍となるこ
とから焦点深度も2倍となり、ウォブリング群の振幅駆
動量も2倍必要となる。
ナンバーは、開放端Fナンバーが暗い方向へシフトしま
うことから約F/4〜5.6程度と範囲が狭くなる。そ
のため、エクステンダー挿入時において、F/5.6の
時0.15%まで許容するとすると、開放(F/4)で
の許容量は0.1%程度となり、挿入前に対して2倍程
度の大きな値まで許すことが可能となる。
容できる像高変化率の上限値は、ウォブリング群を光軸
方向に振幅駆動させた時のバックフォーカスの変化をそ
の振幅半幅が焦点深度2分の1となるように駆動した場
合の値であり、実用上は、焦点深度に対するウォブリン
グ量の決定の考え方(振幅半幅が焦点深度の3分の1、
または焦点深度そのものなど)や、想定する画面サイズ
等によって変化する。
するシステムを考えた場合や、より明るい開放Fナンバ
ーを設定した場合には、開放時の像高変化率はより小さ
く抑え、エクステンダー挿入の前後に伴う変化のより少
ないシステムとすることが必要となる。
みで考えた場合、ウォブリングに伴う結像倍率の変化を
低減するためには、ウォブリング群への絞り中心主光線
の入射角α1およびウォブリング群から見た絞りまでの
距離E1と、ウォブリング群から見た結像面までの距離
S1との差(S1−E1)をそれぞれ小さくすることが
必要である。
挿入されると(図8)、ウォブリング群woへの絞り中
心主光線の入射角がα2へと変化し、ウォブリング群w
oから見た絞りSPまでの距離E2が変化するものの、
ウォブリング群woから見た結像面までの距離S2はエ
クステンダーEXの有無にかかわらずほぼ一定(S2≒
S1)の値をとるため、この結果、エクステンダー挿入
時の結像倍率の変化が残存する原因となる。
状態におけるウォブリングに伴う結像倍率の変化を低減
するための条件として、 0.05<|α1(S1−E1)/fw1| < 0.6 ...(1) を満足する必要が生じる。
エクステンダーが挿入されていない状態での結像倍率の
変化は低減され、理想的な条件となる。
にて図8中の距離S2に対して距離E2を打ち消しにく
くなるため、結像倍率の変化が残存してしまい、エクス
テンダーの挿抜を伴う光学系においては必ずしも望まし
い条件ではない。
は、エクステンダーが挿入されていない状態での結像倍
率の変化そのものが大きく、ウォブリングに適さないこ
とを意味する。
にて、 0.05<|α2(S2−E2)/fw2| < 2.2 ...(2) を満足するとよい。
は、エクステンダーの挿抜時での結像倍率の変化が大き
いことを意味する。
oの直前に存在するレンズ群L4bの屈折力φ4bを、 −0.001<φ4b/Im <0.0015 ...(3) とするとよい。
る。
bの正または負の屈折力を大きくした場合には、エクス
テンダーの挿抜により、ウォブリング群woへの入射角
がα1からα2へ又はα2からα1へとその変化が大き
くなり、どちらか一方の条件にて結像倍率の変化が大き
くなってしまう。
挿抜の前後において、 Δx2=F*Δx1... (4) とするとよい。Δx1は、変倍光学群挿入前のウォブリ
ング群の振幅半幅、Δx2は、変倍光学群挿入後のウォ
ブリング群の振幅半幅であり、Fは、変倍光学群の挿抜
に伴うFナンバーの変化倍率である。これにより、変倍
光学群の挿抜に係わらず、ベストピント位置の検出と、
検出に際して画面上ボケの目立たないシステムの両立が
可能となる。
施例を示す。数値実施例1〜6において、riは物体側
より順に第i番目のレンズの曲率半径、diは物体側よ
り順に第i番目のレンズ厚および空気間隔、niとνi
(表ではviで示す)はそれぞれ、物体側より順に第i
番目のレンズのd線に対するガラスの屈折率とアッベ数
である。
交方向にH軸をとり、光の進行方向を正とし、Rを近軸
曲率半径、B,C,D,Eをそれぞれ非球面係数とした
ときに、
ダーEXの挿入に伴う光学性能のばらつきを低減するた
めに、略アフォーカル平行光束中にエクステンダーEX
を配置することが望ましい。また、エクステンダー倍
率、光学性能を満足させるために、広い間隔が必要とな
る。
ング群woの微少振幅駆動に伴う適度なバックフォーカ
スの敏感度を持った結像倍率の変化の少ないウォブリン
グ群として、エクステンダーEXより像面側のレンズ群
の全体もしくは、その一部を用いることが望ましい。
側の2群3枚をウォブリング群レンズとしている。第4
群内の一部のレンズ群を可動とすることにより、ウォブ
リング群woの軽量化を図っている。また、ウォブリン
グ群の直前のレンズ群L4bの屈折力を条件式(3)の
範囲内とすることにより、エクステンダーEXの有無に
かかわらず結像倍率の変化の少ない構成となっている。
ンダーEXは、間隔d26=36mmの空間に挿抜可能
としている。
数値および結像倍率の変化率を示す。結像倍率の変化率
はそれぞれ、開放端において振幅半幅を焦点深度の2分
の1としてウォブリングさせたときの値を示した。
型CCD(イメージサイズ:φ11mm)の許容錯乱円
を約0.021mmとすると、F/2における焦点深度
は約0.04mmとなる。
施例1のエクステンダー非挿入時における広角端、望遠
端での収差図を示している。また、図19には、エクス
テンダー挿入時における広角端での収差図を示してい
る。
ダーEXの挿入間隔より像側の2番目のレンズをウォブ
リング群レンズとしている。また、エクステンダーEX
をd24=30mmの空間に挿抜可能としている。
bの正の屈折力φ4bを、数値実施例1に対してより上
限に近づけたことにより、エクステンダー挿抜に伴う結
像倍率の変化(条件式(2))が大きな値を持ってい
る。
群6枚のレンズ群L4cを、2つのレンズ群L4c1,
L4c2によって構成するとともに、レンズ群L4c2
にて、主フォーカシングレンズとは別に近接撮影を行
うためのマクロ撮影およびレンズ交換式カメラにてレン
ズの基準面(フランジ面)と結像面との寸法誤差を調整
するためのフランジバック調整を可能としている。
実施例2のエクステンダー非挿入時における広角端、望
遠端での収差図を示している。また、図20には、エク
ステンダー挿入時における広角端での収差図を示してい
る。
2のレンズ系に対して、エクステンダーEXの挿入時に
第4群の一部(L4b)を光軸上から退避(脱出)させ
ることにより、d24からd26の空間を用いてエクス
テンダーを挿入可能としている。第4群の一部を退避さ
せることで、エクステンダー挿抜のための省スペース化
が図られることにより、レンズ系のコンパクト化を図っ
たり、広い空間を有効に活用してエクステンダー挿入時
の光学性能の悪化を抑制することが可能となる。
部を退避させるようにした場合でも、レンズ群L4bの
屈折力を適切に設定することによって、結像倍率の変化
率を良好に保つことが可能である。
ステンダー挿入時における広角端での収差図を示してい
る。
ダーEXの挿入間隔より像側の2番目のレンズをウォブ
リング群レンズとしている。また、エクステンダーEX
をd26=30mmの空間に挿入可能としている。
woより物体側のレンズ群L4bを負の屈折力とした場
合である。数値実施例1に対してφ4bをより下限に近
づけたことにより、エクステンダーEXの挿抜に伴う結
像倍率の変化(条件式(2))が大きな値を持ってい
る。
実施例4のエクステンダー非挿入時における広角端、望
遠端での収差図を示している。また、図22には、エク
ステンダー挿入時における広角端での収差図を示してい
る。
ダーEXの挿入間隔より像側の2番目のレンズをウォブ
リング群レンズとし、エクステンダーEXをd24=3
0mmの空間に挿抜可能としている。また、本数値実施
例5では、ウォブリング群woを負の屈折力としてい
る。
けたことにより、エクステンダーの挿抜に伴う結像倍率
の変化(条件式(2))が大きな値を持っている。
させ、マクロ撮影およびフランジバック調整が可能とな
るようにしている。
実施例5のエクステンダー非挿入時における広角端、望
遠端での収差図を示している。また、図23には、エク
ステンダー挿入時における広角端での収差図を示してい
る。
像側から6番目のレンズをウォブリング群レンズとし、
エクステンダーEXをd29からd34の45.2mm
の空間に挿抜可能としている。
ンダーEXを挿抜する空間に、数値実施例1〜5までと
は異なり、1x時に空気間隔として大きく空けておくの
ではなく、光学系を配置してエクステンダー挿入に伴っ
て1x時の光学系が光軸上から退避(脱出)するように
している。
の屈折力を適切な範囲に設定することによって、エクス
テンダーEXの挿抜にかかわらず像高変化率を小さく抑
えることが可能となる。
エクステンダーEXより物体側のレンズ群は、エクステ
ンダーEXの挿抜にかかわらず固定としているが、1x
時、エクステンダー挿入時とそれぞれ光学系を配置する
ことにより、設計の自由度が増し、より像高変化率の少
ない高い光学性能を実現できる。
実施例6のエクステンダー非挿入時における広角端、望
遠端での収差図を示している。また、図24には、エク
ステンダー挿入時における広角端での収差図を示してい
る。
ば、Fナンバーが1.8〜2程度と大口径で、しかも変
倍比が10倍以上と高倍率であるとともに、リレー群中
にエクステンダーEX等の光学系の挿抜があっても、ウ
ォブリングに伴う結像倍率の変化が少なく、且つ全変倍
範囲にわたり良好な光学性能を有したテレビカメラやビ
デオカメラ等に好適なズームレンズを実現することがで
きる。
ズームレンズを撮影光学系として用いた撮影システム
(テレビカメラシステム)の実施形態を図25を用いて
説明する。
影システム本体、101は数値実施例1〜6のズームレ
ンズによって構成された撮影光学系、102はフィルタ
ーや色分解プリズムに相当するガラスブロック、103
は撮影光学系101によって形成される被写体像を受光
するCCD等の撮像素子、104,105は撮影装置及
びレンズの制御を司るCPUである。
ズをテレビカメラ等の撮影システムに適用することによ
り、エクステンダーEXの挿抜にかかわらず、オートフ
ォーカスのためにウォブリング群woを光軸方向に微少
振幅駆動したときに生じる結像倍率の変化が小さい、す
なわち画面が見苦しいものとならない撮影システムを実
現することができる。
ンズに限定されない。図1〜6のレンズ群以外のレンズ
群をズームレンズに追加しても良い。
II群、III群、IV群、V群の構成にしても良い。
図26において、図25と同一符号部分は、同一部材で
ある。
変倍光学群の挿抜にかかわらず、ウォブリング群を光軸
方向に微少振幅駆動したときに生じる結像倍率の変化を
小さくすることができる。
学群が挿入されていない状態でのウォブリングに伴う結
像倍率の変化を十分小さく抑えることができる。
光学群が挿入された状態でもウォブリングに伴う結像倍
率の変化を十分小さく抑えることができる。
学群の挿抜に伴うウォブリング群への入射角変化を小さ
くすることができ、結像倍率の変化をより確実に小さく
することができる。
側に配置すれば、微小振幅駆動されるウォブリング群の
小型化および軽量化を図ることができる。
第4群の一部が光軸上から退避する構成とすれば、ズー
ムレンズ全体のコンパクト化を図りつつも、変倍光学群
の挿入スペースを広く確保することが可能となり、変倍
光学群の挿入時における光学性能の低下を抑えることが
できる。
値実施例1の広角端での断面図である。
施例2の広角端での断面図である。
施例3の広角端での断面図である。
施例4の広角端での断面図である。
施例5の広角端での断面図である。
施例6の広角端での断面図である。
降における光学配置(エクステンダー非挿入時)の概略
図である。
降における光学配置の概略図(エクステンダー挿入時)
である。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
入時の広角端での収差図である。
入時の広角端での収差図である。
入時の広角端での収差図である。
入時の広角端での収差図である。
入時の広角端での収差図である。
入時の広角端での収差図である。
系として用いた撮影システムの構成図である。
系として用いた第2の撮影システムの構成図である。
テンダーの挿抜時に固定) L4b ウォブリング群の直前のレンズ群(エクステン
ダー挿入時に固定、もしくは退避) wo ウォブリング群
Claims (12)
- 【請求項1】 ズームレンズ全体の焦点距離を変化させ
るための変倍光学群を挿抜可能としたズームレンズにお
いて、 最良結像位置を検出するために光軸方向に微小振幅駆動
可能なウォブリング群を、前記変倍光学群の挿入位置よ
りも像側に設けたことを特徴とするズームレンズ。 - 【請求項2】 前記ズームレンズは、物体側から順に、
変倍時に固定である正の屈折力を有する第1群と、変倍
時に光軸方向に移動する負の屈折力を有する第2群と、
変倍に伴う像面変動を補正するための第3群と、結像の
ための正の屈折力を有する第4群とを有し、前記第4群
中に、ズームレンズ全体の焦点距離を変化させるための
変倍光学群を挿抜可能としたことを特徴とする請求項1
に記載のズームレンズ。 - 【請求項3】 前記第4群よりも物体側に、光量調節絞
りを配置したことを特徴とする請求項2に記載のズーム
レンズ。 - 【請求項4】 前記ウォブリング群を前記第4群内に設
けるとともに、このウォブリング群を、バックフォーカ
ス変化量の振幅半幅が焦点深度の2分の1となるように
振幅駆動したときに、 |α1(S1−E1)/fw1| < 0.6 但し、α1:ウォブリング群の物体側主平面に入射する
軸外主光線の角度(変倍光学群が挿入されない状態) S1:ウォブリング群の物体側主平面からみた絞りまで
の距離変倍光学群が挿入されない状態) E1:ウォブリング群の像側主平面からみた撮像面まで
の距離変倍光学群が挿入されない状態) fw1:変倍光学群が挿入されない状態での広角端の焦
点距離 を満足することを特徴とする請求項3に記載のズームレ
ンズ。 - 【請求項5】 前記ウォブリング群を前記第4群内に設
けるとともに、このウォブリング群を、バックフォーカ
ス変化量の振幅半幅が焦点深度の2分の1となるように
振幅駆動したときに、 |α2(S2−E2)/fw2| < 2.2 但し、α2:ウォブリング群の物体側主平面に入射する
軸外主光線の角度(変倍光学群が挿入された状態) S2:ウォブリング群の物体側主平面からみた絞りまで
の距離(変倍光学群が挿入された状態) E2:ウォブリング群の像側主平面からみた撮像面まで
の距離(変倍光学群が挿入された状態) fw2:変倍光学群が挿入された状態での広角端の焦点
距離 を満足することを特徴とする請求項3又は4に記載のズ
ームレンズ。 - 【請求項6】 前記第4群において、 −0.001<φ4b/Im<0.0015 但し、φ4b:第4群内においてウォブリング群の直前
のレンズ群の屈折力 Im:撮像素子のイメージサイズ を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか
に記載のズームレンズ。 - 【請求項7】 前記第4群において、前記ウォブリング
群が最も像側に配置されていることを特徴とする請求項
1から6のいずれかに記載のズームレンズ。 - 【請求項8】 前記変倍光学群が挿入されることによ
り、前記第4群の一部が光軸上から退避することを特徴
とする請求項1から7のいずれかに記載のズームレン
ズ。 - 【請求項9】 前記第4群において、前記ウォブリング
群よりも像側に、マクロ撮影およびフランジバックを調
整するための光学系を配置するとともに、この光学系
は、マクロ撮影およびフランジバック調整時に一体で移
動可能であることを特徴とする請求項1から8のいずれ
かに記載のズームレンズ。 - 【請求項10】 前記4群において、前記ウォブリング
群よりも像側に、マクロ撮影およびフランジバックを調
整するための光学系を配置するとともに、この光学系
が、マクロ撮影およびフランジバック調整時に固定であ
るレンズ群と、マクロ撮影およびフランジバック調整時
に移動可能なレンズ群とにより構成されていることを特
徴とする請求項1から9のいずれかに記載のズームレン
ズ。 - 【請求項11】 前記変倍光学群の挿抜の前後におい
て、前記ウォブリング群の振幅半幅を Δx2=F*Δx1 としたことを特徴とする請求項1から10のいずれかに
記載のズームレンズ。 Δx1:前記変倍光学群の挿入前のウォブリング群の振
幅半幅 Δx2:前記変倍光学群の挿入後のウォブリング群の振
幅半幅 F:前記変倍光学群の挿抜に伴うFナンバーの変化倍率 - 【請求項12】 請求項1から11のいずれかに記載の
ズームレンズと、このズームレンズが装着されるカメラ
とを有して構成されることを特徴とする撮影システム。
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