JP4921802B2 - 対物レンズ及びそれを備えた光学装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、レーザーリペア装置に用いられる顕微鏡の対物レンズに関し、特に近紫外領域での透過率が高い光学性能を有し、同時に可視域での光学性能も良好な、広い波長域にかけて収差が補正された対物レンズ及びそれを備えた光学装置に関する。
最近、顕微鏡装置を用いた半導体IC及び液晶パネル等の観察・検査においては、肉眼観察やテレビカメラによる観察の他に、例えば、Yagレーザー等を顕微鏡装置に組合せたレーザーリペア装置として、半導体IC等に生じた欠陥部分をリペアするようなことが盛んに行なわれている。このような場合、標本の挿脱、交換等の操作を容易に行うために、顕微鏡対物レンズの作動距離は大きいことが望ましい。
また、一般的に、対物レンズを構成する硝材(光学ガラス)は、紫外域での透過率が低い。しかし、レーザーリペア装置において、対物レンズの紫外光の透過率が低いと、標本位置での照射エネルギーが小さくなり、1回のリペア用レーザー光の照射では欠陥部を取除くことができず、数回レーザー光を照射する必要が生じ、時間的にもコスト的にも負担が増大する結果となる。このため、対物レンズにおける紫外光の透過率は、高いほうが好ましい。そして、対物レンズにおいては、紫外域で高い透過率を維持できるように、限られた硝材を用いながらも、広い波長域での収差補正を行なうことが望ましい。
しかるに、従来、紫外域での透過率を高くした対物レンズとしては、例えば、次の特許文献1〜3に記載の近赤外対物レンズが提案されている。
特開平11−142744号公報 特開平11−223774号公報 特開2000−62118号公報
特許文献1に記載されている近紫外対物レンズは、長作動距離を有している。
しかし、収差補正は、C線、d線、F線といった可視光よりも、主に近紫外領域が重視されたものとなっている。
また、レンズ構成は10群17枚構成となっており、同焦距離は約155mmに対応しているため、コンパクトなシステムを構成できなくなっている。
さらに、収差補正の観点からみると、肉眼観察やテレビカメラ観察での観察光の結像位置と、オートフォーカスに使われる赤外光の結像位置と、欠陥部をリペアするための波長として、例えばYagレーザーの第4高調波である355nmの光の結像位置とが、一致しない。このため、たとえ結像位置をずらしても可視領域では色収差が発生し、十分な結像性能が得られない。
特許文献2に記載されている近紫外対物レンズは、標本観察と標本の加工とを同時に行なう長作動距離を有した近紫外対物レンズであり、同焦距離が約63mmの7群16枚構成となっている。
また、収差補正の観点からみると、肉眼観察やテレビカメラ観察での観察光の結像位置と、欠陥部をリペア加工するためのレーザー光の結像位置との差は小さいが、オートフォーカスに使われる赤外光、例えば785nmの光の結像位置までは軸上色収差が十分には補正されていない。このため、特許文献2に記載の対物レンズでは、オートフォーカスが困難である。
特許文献3に記載されている近紫外対物レンズは、同焦距離が約63mmの8群13枚構成となっている。
また、収差補正の観点からみると、d線〜i線まで収差補正してあり、肉眼観察やテレビカメラ観察をする観察波長から欠陥部をリペアする波長までが十分に補正されている。しかし、特許文献3に記載の対物レンズは、作動距離が短く操作性に欠ける。このため、レーザーリペア用の対物レンズとしては不十分である。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、長作動距離を有し、標本の挿脱、交換等の操作を容易に行うことができ、しかも、色収差補正が十分に行なわれ、肉眼観察やテレビカメラによる観察時の観察波長の結像位置と、欠陥部リペア時におけるリペア用レーザー波長(例えばYagの第4高調波 355nm)の結像位置と、赤外域を用いたオートフォーカス(例えば785nm)における赤外光の結像位置とを近付けて、高解像の観察と高精度の欠陥リペアとを同時に行うことのできる顕微鏡対物レンズ及びそれを備えた光学装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による対物レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とで構成され、前記第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと、両凸レンズと両凹レンズと両凸レンズとの接合レンズとで構成され、前記第2レンズ群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズと、両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズとで構成され、前記第3レンズ群は、両凹レンズと、両凸レンズと両凹レンズとの接合レンズとで構成され、次の条件式(1)、(2)を満足し、少なくとも1つの接合レンズを含み、該接合レンズは凸レンズとメニスカスレンズとで構成され、該凸レンズはg線における異常分散性をΔθgdとしたとき、次の条件式(6)を満足することを特徴としている。
0.5<F/WD<2 ・・・(1)
0.75<F/|f3|<1.5 ・・・(2)
0.03<Δθgd ・・・(6)
ただし、Fはd線における全系の焦点距離、WDは作動距離、f3はd線における第3レンズ群の焦点距離である。
また、本発明の対物レンズにおいては、次の条件式(3)を満足するのが好ましい。
0.6<f2/f1<1.67 …(3)
ただし、f1はd線における第1レンズ群の焦点距離、f2はd線における第2レンズ群の焦点距離である。
また、本発明の対物レンズにおいては、記接合レンズのうちの少なくとも1つの接合レンズを構成した硝材のうちの、少なくとも2つの硝材において、d線における屈折率の差をΔn、d線におけるアッベ数の差をΔνとしたとき、次の条件式(4),(5)を満足するのが好ましい。
0.17<|Δn| …(4)
42<|Δν| …(5)
また、本発明による光学装置は、上記いずれかの本発明の対物レンズを備えている。
本発明によれば、長作動距離を有し、標本の挿脱、交換等の操作を容易に行うことができ、しかも、色収差補正が十分に行なわれ、肉眼観察やテレビカメラによる観察時の観察波長の結像位置と、欠陥部リペア時におけるリペア用レーザー波長(例えばYagの第4高調波 355nm)の結像位置と、赤外域を用いたオートフォーカス(例えば785nm)における赤外光の結像位置とを近づけて、高解像の観察と高精度の欠陥リペアとを同時に行うことのできる顕微鏡対物レンズ及びそれを備えた光学装置が得られる。
実施例の説明に先立ち、本発明の作用効果について説明する。
本発明の対物レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とで構成され、前記第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと、両凸レンズと両凹レンズと両凸レンズとの接合レンズとで構成され、前記第3レンズ群は、両凹レンズと、両凸レンズと両凹レンズとの接合レンズとで構成され、次の条件式(1),(2)を満足する。
0.5<F/WD<2 …(1)
0.75<F/|f3|<1.5 …(2)
ただし、Fはd線における全系の焦点距離、WDは作動距離、f3はd線における第3レンズ群の焦点距離である。
条件式(1)の下限値を下回ると、作動距離WDが大きくなり過ぎて、d線における全系の焦点距離Fのパワーを得るために短い空間で光線を曲げる必要が出てくるため、光線の曲り方が大きくなり、球面収差、非点収差、軸外コマ収差などが大きくなってしまう。
一方、条件式(1)の上限値を上回ると、作動距離WDが小さくなり過ぎて、操作性が悪くなるとともに、リペアした際に発生するレジスト等の加工紛がレンズに付着し易くなり、レンズを拭いて付着物を除去する必要がでてくるため、時間的にも工数的にも不利となってしまう。
なお、好ましくは次の条件式(1')、より好ましくは次の条件式(1")を満足するのがよい。
0.5<F/WD<1.5 …(1')
0.7<F/WD<1.2 …(1")
また、条件式(2)の下限値を下回ると、d線における第3レンズ群の焦点距離f3が大きくなり過ぎて、d線における第2レンズ群及び第3レンズ群を合わせた群の焦点距離も大きくなる。すると、第2レンズ群及び第3レンズ群を合わせた群に含まれているg線における異常分散のパワーが小さくなり過ぎて、短波長での色収差を十分には補正することができなくなってしまう。
一方、条件式(2)の上限値を上回ると、d線における第3レンズ群の屈折力が大きくなり過ぎて、d線における第1レンズ群及び第2レンズ群を合わせた群の屈折力も大きくなりすぎ、曲率半径が小さくなり過ぎる。このため、光線高の高い領域での球面収差が大きくなってしまう。
なお、好ましくは次の条件式(2')を満足するのがよい。
0.75<F/|f3|<1.2 …(2')
また、本発明の対物レンズは、好ましくは、次の条件式(3)を満足するのがよい。
0.6<f2/f1<1.67 …(3)
ただし、f1はd線における第1レンズ群の焦点距離、f2はd線における第2レンズ群の焦点距離である。
条件式(3)の下限値を下回ると、第2レンズ群のd線における焦点距離f2が小さくなり過ぎる。このため、第2レンズ群の曲率半径が小さくなり過ぎて、軸外のコマ収差の発生が大きくなってしまう。
一方、条件式(3)の上限値を上回ると、第2レンズ群のd線における焦点距離f2が大きくなり過ぎて、第2レンズ群の凸パワーは小さいものとなってしまう。すると、第2レンズ群に含まれているg線の異常分散のパワーも小さくなり過ぎて、短波長の色収差を十分には補正することができなくなってしまう。
なお、より好ましくは、次の条件式(3')を満足するのがよい。
0.8<f2/f1<1.3 …(3')
また、本発明の対物レンズは、好ましくは、少なくとも1つの接合レンズを含み、前記接合レンズを構成した硝材のうちの、少なくとも2つの硝材において、d線における屈折率の差をΔn、d線におけるアッベ数の差をΔνとしたとき、次の条件式(4),(5)を満足するのがよい。
0.17<|Δn| …(4)
42<|Δν| …(5)
条件式(4),(5)を満足しないと、軸上の色収差を十分に補正することは困難となり、同時に倍率の色収差も大きくなってしまう。また、短波長(355nm)の光線高の高い部分の球面収差が大きくなり、コマ収差も大きくなってしまう。
また、本発明の対物レンズは、少なくとも1つの接合レンズを含み、前記接合レンズは凸レンズとメニスカスレンズとで構成され、前記凸レンズは線における異常分散性をΔθgdとしたとき、次の条件式(6)を満足する。
0.03<Δθgd …(6)
異常分散性Δθgdが大きい硝材の1つとして、FPL系の硝材がある。このFPL系の硝材は屈折率が小さいため、凸レンズとして作用させようとすると、曲率半径が小さくなりやすい。しかし、曲率半径が小さいと、有効径を設定した場合に縁切れが発生し易く、しかも、光線高の高い部分において球面収差やコマ収差が発生し易くなる。
これを回避すると共に、一定量の光学パワーを維持するには、異常分散性Δθgdが大きい硝材で構成された凸レンズに、メニスカスレンズを接合することが好ましい。メニスカスレンズと接合すると、メニスカスレンズにおいて光線をさらに曲げることができるので、凸レンズ単体では不足していた光学パワーをメニスカスレンズに分配することができ、異常分散の大きい硝材の曲率半径を大きく設定することが可能となる。このため、一定量の合成焦点距離を維持し、同時に、異常分散の大きいレンズから色補正の異常分散のパワーを得ることができ、コマ収差、球面収差を軽減すると同時に、異常分散の効果を十分に利用することができる。
さらに、本発明の対物レンズにおいては、第3レンズ群を構成する全ての硝材が、g線における異常分散性Δθgdが負の値を持つのが好ましい。
第1レンズ群及び第2レンズ群は、g線における正の強いパワーを有する異常分散を有している。このため、第3レンズ群を構成するレンズが、g線における正の異常分散を有すると、色補正が過剰となってしまう。
また、本発明の対物レンズにおいては、355nm〜785nmでの軸上の色収差が、20μm以内となるように収差補正されているのが好ましい。
軸上の色収差が20μm以上になると、可視光による観察光の結像位置と、リペアするための355nmのレーザー光のフォーカス位置とが異なってしまう。また、AF用の785nmをセンサーで取り込む場合に、専用の色収差補正レンズが必要となり、操作及びコストの面で負担が増大してしまう。
なお、より好ましくは、上記波長域での軸上の色収差が15μm以内、より一層好ましくは、10μ以内であるのがよい。
また、本発明の対物レンズにおいては、最軸外における周辺光量が、中心部の光量の90%以上となるように構成されているのが好ましい。
レーザーリペア用の対物レンズは、周辺光量が少ないと、加工時に被検面の中心部と周辺部とで、照射するレーザーのエネルギー密度に差が発生し、加工ムラが発生してしまう。
なお、より好ましくは、最軸外における周辺光量が、中心部の光量の95%以上となるように構成されているのがよい。
また、本発明の対物レンズにおいては、最軸外のマージナル光線高に対する最軸外光束の主光線の光線高が、全ての面において10%未満となるように構成されているのが好ましい。
最軸外のマージナル光線高に対する最軸外光束の主光線の光線高が10%以上となると、各レンズでの光束の通る領域がレンズの中心部から大きくずれるため、コマ収差が大きく発生してしまう。さらに、軸外でのビネッティングが起き易くなり、周辺光量も下がってしまう。
次に本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施例1にかかる対物レンズの光学構成を示す光軸に沿う断面図、図2は図1に示す対物レンズの球面収差、非点収差、コマ収差、歪曲収差を示す図である。なお、図2の収差図は、図1に示す光線を逆追跡して示している。
実施例1の対物レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とで構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL11と、両凸レンズL121と両凹レンズL122と両凸レンズL123との接合レンズL12とで構成されている。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL211と両凸レンズL212と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL213との接合レンズL21と、両凸レンズL221と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL222との接合レンズL22とで構成されている。
第3レンズ群G3は、両凹レンズL31と、両凸レンズL321と両凹レンズL322との接合レンズL32とで構成されている。
次に、実施例1の対物レンズを構成する光学部材の数値データを示す。
なお、実施例1の数値データにおいて、r1、r2、…は各レンズ面の曲率半径、d1、d2、…は各レンズの肉厚または空気間隔、nd1、nd2、…は各レンズのd線での屈折率、νd1、νd2、…は各レンズのd線でのアッべ数を表している。
なお、これらの記号は後述の実施例の数値データにおいても共通である。
数値データ1(実施例1)
0=∞(物体面) d0=10.30
1=-15.5 d1=3.70 nd1=1.773 νd1=49.6
2=-9.6 d2=0.50
3=23.9 d3=3.30 nd3=1.439 νd3=94.9
4=-13.7 d4=1.30 nd4=1.518 νd4=58.9
5=18.8 d5=3.30 nd5=1.439 νd5=94.9
6=-18.8 d6=0.50
7=25.7 d7=1.30 nd7=1.741 νd7=52.6
8=10.9 d8=4.30 nd8=1.439 νd8=94.9
9=-16.0 d9=1.30 nd9=1.673 νd9=38.2
10=-66.5 d10=1.10
11=10.4 d11=4.30 nd11=1.439 νd11=94.9
12=-16.3 d12=1.50 nd12=1.673 νd12=38.2
13=-20.3 d13=1.10
14=-17.0 d14=1.60 nd14=1.589 νd14=61.1
15=12.7 d15=1.40
16=12.1 d16=4.10 nd16=1.673 νd16=38.2
17=-21.8 d17=2.10 nd17=1.516 νd17=64.1
18=7.5
図3は本発明の実施例2にかかる対物レンズの光学構成を示す光軸に沿う断面図、図4は図3に示す対物レンズの球面収差、非点収差、コマ収差、歪曲収差を示す図である。なお、図4の収差図は、図3に示す光線を逆追跡して示している。
実施例2の対物レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とで構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL11と、両凸レンズL121と両凹レンズL122と両凸レンズL123との接合レンズL12とで構成されている。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL211と両凸レンズL212と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL213との接合レンズL21と、両凸レンズL221と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL222との接合レンズL22とで構成されている。
第3レンズ群G3は、両凹レンズL31と、両凸レンズL321と両凹レンズL322との接合レンズL32とで構成されている。
次に、実施例2の対物レンズを構成する光学部材の数値データを示す。
数値データ2(実施例2)
0=∞(物体面) d0=12.00
1=-19.662 d1=2.43 nd1=1.755 νd1=52.3
2=-9.535 d2=1.21
3=44.615 d3=2.02 nd3=1.439 νd3=94.9
4=-54.988 d4=0.98 nd4=1.755 νd4=52.3
5=21.850 d5=2.54 nd5=1.439 νd5=94.9
6=-18.869 d6=0.30
7=38.263 d7=1.12 nd7=1.773 νd7=49.6
8=19.024 d8=3.40 nd8=1.439 νd8=94.9
9=-15.078 d9=1.16 nd9=1.673 νd9=38.2
10=-29.176 d10=0.30
11=10.111 d11=4.80 nd11=1.439 νd11=94.9
12=-16.352 d12=2.38 nd12=1.673 νd12=38.2
13=-21.922 d13=1.04
14=-19.343 d14=1.68 nd14=1.755 νd14=52.3
15=16.276 d15=2.95
16=10.724 d16=4.38 nd16=1.673 νd16=38.2
17=-139.230 d17=2.32 nd17=1.487 νd17=70.2
18=6.443
図5は本発明の実施例3にかかる対物レンズの光学構成を示す光軸に沿う断面図、図6は図5に示す対物レンズの球面収差、非点収差、コマ収差、歪曲収差を示す図である。なお、図6の収差図は、図5に示す光線を逆追跡して示している。
実施例3の対物レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とで構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL11と、両凸レンズL121と両凹レンズL122と両凸レンズL123との接合レンズL12とで構成されている。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL211と両凸レンズL212と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL213との接合レンズL21と、両凸レンズL221と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL222との接合レンズL22とで構成されている。
第3レンズ群G3は、両凹レンズL31と、両凸レンズL321と両凹レンズL322との接合レンズL32とで構成されている。
次に、実施例3の対物レンズを構成する光学部材の数値データを示す。
数値データ3(実施例3)
0=∞(物体面) d0=10.00
1=-22.417 d1=3.17 nd1=1.652 νd1=58.6
2=-8.789 d2=1.36
3=52.297 d3=2.36 nd3=1.439 νd3=94.9
4=-27.425 d4=1.31 nd4=1.678 νd4=55.3
5=21.332 d5=2.79 nd5=1.439 νd5=94.9
6=-18.559 d6=0.30
7=48.139 d7=1.10 nd7=1.697 νd7=55.5
8=14.333 d8=3.27 nd8=1.439 νd8=94.9
9=-16.399 d9=1.54 nd9=1.673 νd9=38.2
10=-26.360 d10=0.30
11=10.546 d11=4.79 nd11=1.439 νd11=94.9
12=-16.080 d12=2.42 nd12=1.673 νd12=38.2
13=-21.417 d13=1.04
14=-19.067 d14=1.83 nd14=1.729 νd14=54.7
15=23.332 d15=2.68
16=11.190 d16=4.40 nd16=1.673 νd16=38.2
17=-911.649 d17=2.33 nd17=1.516 νd17=64.1
18=6.600
図7は本発明の実施例4にかかる対物レンズの光学構成を示す光軸に沿う断面図、図8は図7に示す対物レンズの球面収差、非点収差、コマ収差、歪曲収差を示す図である。なお、図8の収差図は、図7に示す光線を逆追跡して示している。
実施例4の対物レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とで構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL11と、両凸レンズL121と両凹レンズL122と両凸レンズL123との接合レンズL12とで構成されている。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL211と両凸レンズL212と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL213との接合レンズL21と、両凸レンズL221と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL222との接合レンズL22とで構成されている。
第3レンズ群G3は、両凹レンズL31と、両凸レンズL321と両凹レンズL322との接合レンズL32とで構成されている。
次に、実施例4の対物レンズを構成する光学部材の数値データを示す。
数値データ4(実施例4)
0=∞(物体面) d0=8.00
1=-13.325 d1=4.20 nd1=1.773 νd1=49.6
2=-8.586 d2=1.36
3=50.452 d3=2.48 nd3=1.439 νd3=94.9
4=-18.136 d4=1.50 nd4=1.652 νd4=58.6
5=25.347 d5=3.05 nd5=1.439 νd5=94.9
6=-13.226 d6=0.30
7=75.418 d7=1.10 nd7=1.603 νd7=60.6
8=13.969 d8=2.76 nd8=1.439 νd8=94.9
9=-13.738 d9=1.59 nd9=1.673 νd9=38.2
10=-28.596 d10=0.30
11=11.188 d11=4.68 nd11=1.439 νd11=94.9
12=-16.284 d12=2.51 nd12=1.673 νd12=38.2
13=-20.060 d13=1.02
14=-18.242 d14=2.22 nd14=1.755 νd14=52.3
15=32.713 d15=3.08
16=12.623 d16=4.47 nd16=1.673 νd16=38.2
17=-53.137 d17=2.36 nd17=1.516 νd17=64.1
18=7.086
次に、本発明の各実施例における条件式パラメータ及び条件式対応値を次の表1及び表2に示す。なお、表1中、NAは開口数、βは倍率である。
表1
Figure 0004921802
表2
Figure 0004921802
このように構成された本発明の対物レンズは、顕微鏡、さらには顕微鏡としての機能を備えた光学装置に用いられる。
そこで、次に本発明の対物レンズを備えた光学装置の例を説明する。
図9は本発明の対物レンズをレーザーリペア装置に用いた例を示す概略構成図である。なお、説明の便宜上、それぞれの光学要素は簡略化して示してある。
本例のレーザーリペア装置は、観察用照明光学系1と、撮像光学系2と、表示装置3と、加工用照射光学系4と、加工処理駆動制御手段5と、加工位置調整駆動制御手段6と、オートフォーカス手段7を有して構成されている。観察用照明光学系1と、撮像光学系2と、加工用照射光学系3に共通の光路上には、本発明の上記いずれかの実施例の対物レンズと同様に構成された対物レンズ8が配置されている。また、観察用照明光学系1と撮像光学系2とで、顕微鏡としての機能を備えている。
観察用照明光学系1は、その光路上に、観察用の光源11と、照明レンズ12と、ハーフミラーなどの光路分岐部材13と、対物レンズ8を有して構成されている。
撮像光学系2は、その光路上にCCDなどの撮像素子21と、結像レンズ23と、ハーフミラー又は観察に必要な波長を反射しそれ以外の波長(例えば、355nmのリペア用レーザー波長)を透過するダイクロイックミラーなどの光路分岐部材24と、赤外光の波長(例えば785nm)を反射し、それ以外の波長を透過するダイクロイックミラーなどの光路分岐部材71と、光路分岐部材13と、対物レンズ8を有して構成されている。
表示装置3は、撮像素子21に接続されたTVモニター等で構成されており、撮像素子で撮像した観察画像を表示することができるようになっている。
加工用照射光学系4は、その光路上に加工用光源41と、光源41からの光束径を決めるスリット部材42と、加工用の照明レンズ43と、光路分岐部材24と、光路分岐部材13と、対物レンズ8を有して構成されている。
スリット部材42は、径の大きさの異なる複数種類のスリットに、加工用照射光学系4の光軸上に切り替え可能に構成されている。
加工処理駆動制御手段5は、画像処理部51とスリット径調整駆動制御部52を有して構成されている。
画像処理部51は、撮像素子21で撮像した画像情報を所定の数値情報に変換する。スリット径調整駆動制御部52は、画像処理部51を介して得られた数値情報から加工用照射光源の光束径を決定し、決定した大きさのスリットが光路上に位置するように、図示省略した駆動装置を介してスリット部材42を切り替え駆動させるように構成されている。
加工位置調整駆動制御手段6は、ステージ62の駆動方向及び駆動量を制御するステージ駆動制御部61と、被加工物の位置を2次元方向(例えば紙面に対して平行及び垂直な方向)に移動可能なステージ62とを有して構成されている。
オートフォーカス手段7は、光路分岐部材71と、オートフォーカス用結像レンズ72と、オートフォーカス用光センサ73と、オートフォーカス制御部74とを有して構成されている。
オートフォーカスレンズ72は、対物レンズ8からの光をオートフォーカス用センサ73上に結像する。
オートフォーカス制御部74は、オートフォーカス用光センサ73を介して得られた結像情報に基づいて、オートフォーカス用光センサ73を介して得られる結像状態が合焦状態となるために必要な、対物レンズ8の光軸方向(紙面において上下方向)へのステージ62の移動量を算出し、算出した移動量に基づいてステージ62を移動させる機能を備えている。
このように構成された本例のレーザーリペア装置で例えば半導体IC等の観察物体のリペアを行う場合は、観察用の光源1から光を出射し、照明レンズ12を通り、ハーフミラー13で反射した光で、対物レンズ8を経てステージ62上に載置した観察物体を照明する。観察物体からの光は、対物レンズ8を通り、ハーフミラー13を透過した光が、ダイクロイックミラー71に入射する。そして、観察に必要な波長がダイクロイックミラー71を透過して、ダイクロイックミラー24に入射し、ダイクロイックミラー24で反射した光が、レンズ23を通り、撮像素子21で撮像される。撮像素子21で撮像された画像情報は、TVモニタ3に表示される。観察者は、TVモニタ3に表示された画像を観察しながら、リペアが必要な部位が加工用照射光学系4の光軸上に位置するように、ステージ駆動制御部61、ステージ62を介して観察物体の位置を所定方向に移動させる。
また、このとき、ダイクロイックミラー71に入射した対物レンズ8からの光のうち、赤外光の波長(例えば785nm)が、ダイクロイックミラー71で反射し、オートフォーカス用結像レンズ72を介しオートフォーカス用光センサ73上に結像する。オートフォーカス制御部74は、オートフォーカス用光センサ73を介して得られた結像情報に基づいて、オートフォーカス用光センサ73を介して得られる結像状態が合焦状態となるために必要な、対物レンズ8の光軸方向(紙面において上下方向)へのステージ62の移動量を算出し、算出した移動量に基づいてステージ62を移動させる。
また、このとき画像処理部51は、撮像素子3で撮像した画像情報を所定の数値情報に変換する。スリット径調整駆動制御部52は、画像処理部51を介して得られた数値情報から加工用照射光源の光束径を決定し、決定した大きさのスリット42が光路上に位置するように、図示省略した駆動装置を介してスリット42を切り替え駆動させる。
その後、加工用光源41より、所定波長(例えば、355nm)のレーザー光を発する。レーザー光は、スリット42を介して所定の径の光束が通過する。そして、照明レンズ43、ダイクロイックミラー24,71、ハーフミラー13を通過した光が、対物レンズ8を介して加工対象に照射される。レーザー光が照射された部分の被加工物(観察物体)は、レーザー光を介して除去される。
このとき、本例のレーザーリペア装置によれば、対物レンズ8として、本実施例の何れかの対物レンズと同じ構成としたので、長作動距離を有し、標本の挿脱、交換等の操作を容易に行うことができる。しかも、色収差補正が十分に行なわれ、肉眼観察やテレビカメラによる観察時の観察波長の結像位置と、欠陥部リペア時におけるリペア用レーザー波長(例えばYagの第4高調波 355nm)の結像位置と、赤外域を用いたオートフォーカス(例えば785nm)における赤外光の結像位置とを近付けて、高解像の観察と高精度の欠陥リペアとを同時に行うことができる。
以上説明したように、本発明の対物レンズは、特許請求の範囲の請求項に記載した構成の他にも下記に示すような特徴を備えている。
(1)物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とで構成され、次の条件式(1),(3)を満足することを特徴とする対物レンズ。
0.3<F/WD<2 …(1)
0.6<f2/f1<1.67 …(3)
ただし、Fはd線における全系の焦点距離、WDは作動距離、f1はd線における第1レンズ群の焦点距離、f2はd線における第2レンズ群の焦点距離である。
(2)物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とで構成され、次の条件式(1)を満足するとともに、少なくとも1つの接合レンズを含み、前記接合レンズを構成した硝材のうちの、少なくとも2つの硝材において、d線における屈折率の差をΔnとしたとき、次の条件式(4)を満足することを特徴とする対物レンズ。
0.3<F/WD<2 …(1)
0.17<|Δn| …(4)
ただし、Fはd線における全系の焦点距離、WDは作動距離である。
(3)物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とで構成され、次の条件式(1)を満足するとともに、少なくとも1つの接合レンズを含み、前記接合レンズを構成した硝材のうちの、少なくとも2つの硝材において、d線におけるアッベ数の差をΔνとしたとき、次の条件式(5)を満足することを特徴とする対物レンズ。
0.3<F/WD<2 …(1)
42<|Δν| …(5)
ただし、Fはd線における全系の焦点距離、WDは作動距離である。
(4)少なくとも1つの接合レンズを含み、前記接合レンズを構成した硝材のうちの、少なくとも2つの硝材において、d線における屈折率の差をΔnとしたとき、次の条件式(4)を満足することを特徴とする上記(1)に記載の対物レンズ。
0.17<|Δn| …(4)
(5)少なくとも1つの接合レンズを含み、前記接合レンズを構成した硝材のうちの、少なくとも2つの硝材において、d線におけるアッベ数の差をΔνとしたとき、次の条件式(5)を満足することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の対物レンズ。
42<|Δν| …(5)
(6)少なくとも1つの接合レンズを含み、前記接合レンズを構成した硝材のうちの、少なくとも2つの硝材において、d線における屈折率の差をΔn、d線におけるアッベ数の差をΔνとしたとき、次の条件式(4),(5)を満足することを特徴とする上記(1)に記載の対物レンズ。
0.17<|Δn| …(4)
42<|Δν| …(5)
(1)上記(1)〜(5)のいずれかに記載の対物レンズを備えた光学装置。
本発明の対物レンズは、半導体ICや液晶パネルの観察・検査において、生じた欠陥部分をリペアするためのレーザーリペア装置に用いる顕微鏡の分野において有用である。
本発明の実施例1にかかる対物レンズの光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 図1に示す対物レンズの球面収差、非点収差、コマ収差、歪曲収差を示す図である。 本発明の実施例2にかかる対物レンズの光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 図3に示す対物レンズの球面収差、非点収差、コマ収差、歪曲収差を示す図である。 本発明の実施例3にかかる対物レンズの光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 図5に示す対物レンズの球面収差、非点収差、コマ収差、歪曲収差を示す図である。 本発明の実施例4にかかる対物レンズの光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 図7に示す対物レンズの球面収差、非点収差、コマ収差、歪曲収差を示す図である。 本発明の対物レンズをレーザーリペア装置に用いた例を示す概略構成図である。
符号の説明
G1 正の屈折力を有する第1レンズ群
G2 正の屈折力を有する第2レンズ群
G3 負の屈折力を有する第3レンズ群
L11 物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ
L12 接合レンズ
L121 両凸レンズ
L122 両凹レンズ
L123 両凸レンズ
L21 接合レンズ
L211 物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ
L212 両凸レンズ
L213 物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ
L22 接合レンズ
L221 両凸レンズ
L222 物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ
L31 両凹レンズ
L32 接合レンズ
L321 両凸レンズ
L322 両凹レンズ
1 観察用照明光学系
2 撮像光学系
3 表示装置
4 加工用照射光学系
5 加工処理駆動制御手段
6 加工位置調整駆動制御手段
7 オートフォーカス手段
8 対物レンズ
11 観察用の光源
12 照明レンズ
13 光路分岐部材(ハーフミラー)
21 撮像素子
23 結像レンズ
24 光路分岐部材(ダイクロイックミラー又はハーフミラー)
41 加工用光源
42 スリット部材
43 加工用の照明レンズ
51 画像処理部
52 スリット径調整駆動制御部
61 ステージ駆動制御部
62 ステージ
71 光路分岐部材(ダイクロイックミラー)
72 オートフォーカス用結像レンズ
73 オートフォーカス用光センサ
74 オートフォーカス制御部

Claims (4)

  1. 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とで構成され、
    前記第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと、両凸レンズと両凹レンズと両凸レンズとの接合レンズとで構成され、
    前記第2レンズ群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズと、両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズとで構成され、
    前記第3レンズ群は、両凹レンズと、両凸レンズと両凹レンズとの接合レンズとで構成され、
    次の条件式(1)、(2)を満足し、
    少なくとも1つの接合レンズを含み、該接合レンズは凸レンズとメニスカスレンズとで構成され、該凸レンズはg線における異常分散性をΔθgdとしたとき、次の条件式(6)を満足することを特徴とする対物レンズ。
    0.5<F/WD<2 ・・・(1)
    0.75<F/|f3|<1.5 ・・・(2)
    0.03<Δθgd ・・・(6)
    ただし、Fはd線における全系の焦点距離、WDは作動距離、f3はd線における第3レンズ群の焦点距離である。
  2. 次の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ。
    0.6<f2/f1<1.67 ・・・(3)
    ただし、f1はd線における第1レンズ群の焦点距離、f2はd線における第2レンズ群の焦点距離である。
  3. 前記接合レンズのうちの少なくとも1つの接合レンズを構成した硝材のうちの、少なくとも2つの硝材において、d線における屈折率の差をΔn、d線におけるアッベ数の差をΔνとしたとき、次の条件式(4)、(5)を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の対物レンズ。
    0.17<|Δn| ・・・(4)
    42<|Δν| ・・・(5)
  4. 求項1〜3のいずれかに記載の対物レンズを備えたことを特徴とする光学装置
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