JP4921802B2 - 対物レンズ及びそれを備えた光学装置 - Google Patents
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Description
しかし、収差補正は、C線、d線、F線といった可視光よりも、主に近紫外領域が重視されたものとなっている。
また、レンズ構成は10群17枚構成となっており、同焦距離は約155mmに対応しているため、コンパクトなシステムを構成できなくなっている。
さらに、収差補正の観点からみると、肉眼観察やテレビカメラ観察での観察光の結像位置と、オートフォーカスに使われる赤外光の結像位置と、欠陥部をリペアするための波長として、例えばYagレーザーの第4高調波である355nmの光の結像位置とが、一致しない。このため、たとえ結像位置をずらしても可視領域では色収差が発生し、十分な結像性能が得られない。
また、収差補正の観点からみると、肉眼観察やテレビカメラ観察での観察光の結像位置と、欠陥部をリペア加工するためのレーザー光の結像位置との差は小さいが、オートフォーカスに使われる赤外光、例えば785nmの光の結像位置までは軸上色収差が十分には補正されていない。このため、特許文献2に記載の対物レンズでは、オートフォーカスが困難である。
また、収差補正の観点からみると、d線〜i線まで収差補正してあり、肉眼観察やテレビカメラ観察をする観察波長から欠陥部をリペアする波長までが十分に補正されている。しかし、特許文献3に記載の対物レンズは、作動距離が短く操作性に欠ける。このため、レーザーリペア用の対物レンズとしては不十分である。
0.5<F/WD<2 ・・・(1)
0.75<F/|f3|<1.5 ・・・(2)
0.03<Δθgd ・・・(6)
ただし、Fはd線における全系の焦点距離、WDは作動距離、f3はd線における第3レンズ群の焦点距離である。
0.6<f2/f1<1.67 …(3)
ただし、f1はd線における第1レンズ群の焦点距離、f2はd線における第2レンズ群の焦点距離である。
0.17<|Δn| …(4)
42<|Δν| …(5)
本発明の対物レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とで構成され、前記第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと、両凸レンズと両凹レンズと両凸レンズとの接合レンズとで構成され、前記第3レンズ群は、両凹レンズと、両凸レンズと両凹レンズとの接合レンズとで構成され、次の条件式(1),(2)を満足する。
0.5<F/WD<2 …(1)
0.75<F/|f3|<1.5 …(2)
ただし、Fはd線における全系の焦点距離、WDは作動距離、f3はd線における第3レンズ群の焦点距離である。
一方、条件式(1)の上限値を上回ると、作動距離WDが小さくなり過ぎて、操作性が悪くなるとともに、リペアした際に発生するレジスト等の加工紛がレンズに付着し易くなり、レンズを拭いて付着物を除去する必要がでてくるため、時間的にも工数的にも不利となってしまう。
なお、好ましくは次の条件式(1')、より好ましくは次の条件式(1")を満足するのがよい。
0.5<F/WD<1.5 …(1')
0.7<F/WD<1.2 …(1")
一方、条件式(2)の上限値を上回ると、d線における第3レンズ群の屈折力が大きくなり過ぎて、d線における第1レンズ群及び第2レンズ群を合わせた群の屈折力も大きくなりすぎ、曲率半径が小さくなり過ぎる。このため、光線高の高い領域での球面収差が大きくなってしまう。
なお、好ましくは次の条件式(2')を満足するのがよい。
0.75<F/|f3|<1.2 …(2')
0.6<f2/f1<1.67 …(3)
ただし、f1はd線における第1レンズ群の焦点距離、f2はd線における第2レンズ群の焦点距離である。
一方、条件式(3)の上限値を上回ると、第2レンズ群のd線における焦点距離f2が大きくなり過ぎて、第2レンズ群の凸パワーは小さいものとなってしまう。すると、第2レンズ群に含まれているg線の異常分散のパワーも小さくなり過ぎて、短波長の色収差を十分には補正することができなくなってしまう。
なお、より好ましくは、次の条件式(3')を満足するのがよい。
0.8<f2/f1<1.3 …(3')
0.17<|Δn| …(4)
42<|Δν| …(5)
0.03<Δθgd …(6)
これを回避すると共に、一定量の光学パワーを維持するには、異常分散性Δθgdが大きい硝材で構成された凸レンズに、メニスカスレンズを接合することが好ましい。メニスカスレンズと接合すると、メニスカスレンズにおいて光線をさらに曲げることができるので、凸レンズ単体では不足していた光学パワーをメニスカスレンズに分配することができ、異常分散の大きい硝材の曲率半径を大きく設定することが可能となる。このため、一定量の合成焦点距離を維持し、同時に、異常分散の大きいレンズから色補正の異常分散のパワーを得ることができ、コマ収差、球面収差を軽減すると同時に、異常分散の効果を十分に利用することができる。
なお、より好ましくは、上記波長域での軸上の色収差が15μm以内、より一層好ましくは、10μ以内であるのがよい。
レーザーリペア用の対物レンズは、周辺光量が少ないと、加工時に被検面の中心部と周辺部とで、照射するレーザーのエネルギー密度に差が発生し、加工ムラが発生してしまう。
なお、より好ましくは、最軸外における周辺光量が、中心部の光量の95%以上となるように構成されているのがよい。
最軸外のマージナル光線高に対する最軸外光束の主光線の光線高が10%以上となると、各レンズでの光束の通る領域がレンズの中心部から大きくずれるため、コマ収差が大きく発生してしまう。さらに、軸外でのビネッティングが起き易くなり、周辺光量も下がってしまう。
実施例1の対物レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とで構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL11と、両凸レンズL121と両凹レンズL122と両凸レンズL123との接合レンズL12とで構成されている。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL211と両凸レンズL212と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL213との接合レンズL21と、両凸レンズL221と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL222との接合レンズL22とで構成されている。
第3レンズ群G3は、両凹レンズL31と、両凸レンズL321と両凹レンズL322との接合レンズL32とで構成されている。
なお、実施例1の数値データにおいて、r1、r2、…は各レンズ面の曲率半径、d1、d2、…は各レンズの肉厚または空気間隔、nd1、nd2、…は各レンズのd線での屈折率、νd1、νd2、…は各レンズのd線でのアッべ数を表している。
なお、これらの記号は後述の実施例の数値データにおいても共通である。
r0=∞(物体面) d0=10.30
r1=-15.5 d1=3.70 nd1=1.773 νd1=49.6
r2=-9.6 d2=0.50
r3=23.9 d3=3.30 nd3=1.439 νd3=94.9
r4=-13.7 d4=1.30 nd4=1.518 νd4=58.9
r5=18.8 d5=3.30 nd5=1.439 νd5=94.9
r6=-18.8 d6=0.50
r7=25.7 d7=1.30 nd7=1.741 νd7=52.6
r8=10.9 d8=4.30 nd8=1.439 νd8=94.9
r9=-16.0 d9=1.30 nd9=1.673 νd9=38.2
r10=-66.5 d10=1.10
r11=10.4 d11=4.30 nd11=1.439 νd11=94.9
r12=-16.3 d12=1.50 nd12=1.673 νd12=38.2
r13=-20.3 d13=1.10
r14=-17.0 d14=1.60 nd14=1.589 νd14=61.1
r15=12.7 d15=1.40
r16=12.1 d16=4.10 nd16=1.673 νd16=38.2
r17=-21.8 d17=2.10 nd17=1.516 νd17=64.1
r18=7.5
実施例2の対物レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とで構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL11と、両凸レンズL121と両凹レンズL122と両凸レンズL123との接合レンズL12とで構成されている。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL211と両凸レンズL212と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL213との接合レンズL21と、両凸レンズL221と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL222との接合レンズL22とで構成されている。
第3レンズ群G3は、両凹レンズL31と、両凸レンズL321と両凹レンズL322との接合レンズL32とで構成されている。
数値データ2(実施例2)
r0=∞(物体面) d0=12.00
r1=-19.662 d1=2.43 nd1=1.755 νd1=52.3
r2=-9.535 d2=1.21
r3=44.615 d3=2.02 nd3=1.439 νd3=94.9
r4=-54.988 d4=0.98 nd4=1.755 νd4=52.3
r5=21.850 d5=2.54 nd5=1.439 νd5=94.9
r6=-18.869 d6=0.30
r7=38.263 d7=1.12 nd7=1.773 νd7=49.6
r8=19.024 d8=3.40 nd8=1.439 νd8=94.9
r9=-15.078 d9=1.16 nd9=1.673 νd9=38.2
r10=-29.176 d10=0.30
r11=10.111 d11=4.80 nd11=1.439 νd11=94.9
r12=-16.352 d12=2.38 nd12=1.673 νd12=38.2
r13=-21.922 d13=1.04
r14=-19.343 d14=1.68 nd14=1.755 νd14=52.3
r15=16.276 d15=2.95
r16=10.724 d16=4.38 nd16=1.673 νd16=38.2
r17=-139.230 d17=2.32 nd17=1.487 νd17=70.2
r18=6.443
実施例3の対物レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とで構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL11と、両凸レンズL121と両凹レンズL122と両凸レンズL123との接合レンズL12とで構成されている。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL211と両凸レンズL212と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL213との接合レンズL21と、両凸レンズL221と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL222との接合レンズL22とで構成されている。
第3レンズ群G3は、両凹レンズL31と、両凸レンズL321と両凹レンズL322との接合レンズL32とで構成されている。
数値データ3(実施例3)
r0=∞(物体面) d0=10.00
r1=-22.417 d1=3.17 nd1=1.652 νd1=58.6
r2=-8.789 d2=1.36
r3=52.297 d3=2.36 nd3=1.439 νd3=94.9
r4=-27.425 d4=1.31 nd4=1.678 νd4=55.3
r5=21.332 d5=2.79 nd5=1.439 νd5=94.9
r6=-18.559 d6=0.30
r7=48.139 d7=1.10 nd7=1.697 νd7=55.5
r8=14.333 d8=3.27 nd8=1.439 νd8=94.9
r9=-16.399 d9=1.54 nd9=1.673 νd9=38.2
r10=-26.360 d10=0.30
r11=10.546 d11=4.79 nd11=1.439 νd11=94.9
r12=-16.080 d12=2.42 nd12=1.673 νd12=38.2
r13=-21.417 d13=1.04
r14=-19.067 d14=1.83 nd14=1.729 νd14=54.7
r15=23.332 d15=2.68
r16=11.190 d16=4.40 nd16=1.673 νd16=38.2
r17=-911.649 d17=2.33 nd17=1.516 νd17=64.1
r18=6.600
実施例4の対物レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とで構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL11と、両凸レンズL121と両凹レンズL122と両凸レンズL123との接合レンズL12とで構成されている。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL211と両凸レンズL212と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL213との接合レンズL21と、両凸レンズL221と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL222との接合レンズL22とで構成されている。
第3レンズ群G3は、両凹レンズL31と、両凸レンズL321と両凹レンズL322との接合レンズL32とで構成されている。
数値データ4(実施例4)
r0=∞(物体面) d0=8.00
r1=-13.325 d1=4.20 nd1=1.773 νd1=49.6
r2=-8.586 d2=1.36
r3=50.452 d3=2.48 nd3=1.439 νd3=94.9
r4=-18.136 d4=1.50 nd4=1.652 νd4=58.6
r5=25.347 d5=3.05 nd5=1.439 νd5=94.9
r6=-13.226 d6=0.30
r7=75.418 d7=1.10 nd7=1.603 νd7=60.6
r8=13.969 d8=2.76 nd8=1.439 νd8=94.9
r9=-13.738 d9=1.59 nd9=1.673 νd9=38.2
r10=-28.596 d10=0.30
r11=11.188 d11=4.68 nd11=1.439 νd11=94.9
r12=-16.284 d12=2.51 nd12=1.673 νd12=38.2
r13=-20.060 d13=1.02
r14=-18.242 d14=2.22 nd14=1.755 νd14=52.3
r15=32.713 d15=3.08
r16=12.623 d16=4.47 nd16=1.673 νd16=38.2
r17=-53.137 d17=2.36 nd17=1.516 νd17=64.1
r18=7.086
そこで、次に本発明の対物レンズを備えた光学装置の例を説明する。
図9は本発明の対物レンズをレーザーリペア装置に用いた例を示す概略構成図である。なお、説明の便宜上、それぞれの光学要素は簡略化して示してある。
本例のレーザーリペア装置は、観察用照明光学系1と、撮像光学系2と、表示装置3と、加工用照射光学系4と、加工処理駆動制御手段5と、加工位置調整駆動制御手段6と、オートフォーカス手段7を有して構成されている。観察用照明光学系1と、撮像光学系2と、加工用照射光学系3に共通の光路上には、本発明の上記いずれかの実施例の対物レンズと同様に構成された対物レンズ8が配置されている。また、観察用照明光学系1と撮像光学系2とで、顕微鏡としての機能を備えている。
撮像光学系2は、その光路上にCCDなどの撮像素子21と、結像レンズ23と、ハーフミラー又は観察に必要な波長を反射しそれ以外の波長(例えば、355nmのリペア用レーザー波長)を透過するダイクロイックミラーなどの光路分岐部材24と、赤外光の波長(例えば785nm)を反射し、それ以外の波長を透過するダイクロイックミラーなどの光路分岐部材71と、光路分岐部材13と、対物レンズ8を有して構成されている。
表示装置3は、撮像素子21に接続されたTVモニター等で構成されており、撮像素子で撮像した観察画像を表示することができるようになっている。
加工用照射光学系4は、その光路上に加工用光源41と、光源41からの光束径を決めるスリット部材42と、加工用の照明レンズ43と、光路分岐部材24と、光路分岐部材13と、対物レンズ8を有して構成されている。
スリット部材42は、径の大きさの異なる複数種類のスリットに、加工用照射光学系4の光軸上に切り替え可能に構成されている。
加工処理駆動制御手段5は、画像処理部51とスリット径調整駆動制御部52を有して構成されている。
画像処理部51は、撮像素子21で撮像した画像情報を所定の数値情報に変換する。スリット径調整駆動制御部52は、画像処理部51を介して得られた数値情報から加工用照射光源の光束径を決定し、決定した大きさのスリットが光路上に位置するように、図示省略した駆動装置を介してスリット部材42を切り替え駆動させるように構成されている。
加工位置調整駆動制御手段6は、ステージ62の駆動方向及び駆動量を制御するステージ駆動制御部61と、被加工物の位置を2次元方向(例えば紙面に対して平行及び垂直な方向)に移動可能なステージ62とを有して構成されている。
オートフォーカス手段7は、光路分岐部材71と、オートフォーカス用結像レンズ72と、オートフォーカス用光センサ73と、オートフォーカス制御部74とを有して構成されている。
オートフォーカスレンズ72は、対物レンズ8からの光をオートフォーカス用センサ73上に結像する。
オートフォーカス制御部74は、オートフォーカス用光センサ73を介して得られた結像情報に基づいて、オートフォーカス用光センサ73を介して得られる結像状態が合焦状態となるために必要な、対物レンズ8の光軸方向(紙面において上下方向)へのステージ62の移動量を算出し、算出した移動量に基づいてステージ62を移動させる機能を備えている。
また、このとき、ダイクロイックミラー71に入射した対物レンズ8からの光のうち、赤外光の波長(例えば785nm)が、ダイクロイックミラー71で反射し、オートフォーカス用結像レンズ72を介しオートフォーカス用光センサ73上に結像する。オートフォーカス制御部74は、オートフォーカス用光センサ73を介して得られた結像情報に基づいて、オートフォーカス用光センサ73を介して得られる結像状態が合焦状態となるために必要な、対物レンズ8の光軸方向(紙面において上下方向)へのステージ62の移動量を算出し、算出した移動量に基づいてステージ62を移動させる。
その後、加工用光源41より、所定波長(例えば、355nm)のレーザー光を発する。レーザー光は、スリット42を介して所定の径の光束が通過する。そして、照明レンズ43、ダイクロイックミラー24,71、ハーフミラー13を通過した光が、対物レンズ8を介して加工対象に照射される。レーザー光が照射された部分の被加工物(観察物体)は、レーザー光を介して除去される。
0.3<F/WD<2 …(1)
0.6<f2/f1<1.67 …(3)
ただし、Fはd線における全系の焦点距離、WDは作動距離、f1はd線における第1レンズ群の焦点距離、f2はd線における第2レンズ群の焦点距離である。
0.3<F/WD<2 …(1)
0.17<|Δn| …(4)
ただし、Fはd線における全系の焦点距離、WDは作動距離である。
0.3<F/WD<2 …(1)
42<|Δν| …(5)
ただし、Fはd線における全系の焦点距離、WDは作動距離である。
0.17<|Δn| …(4)
42<|Δν| …(5)
0.17<|Δn| …(4)
42<|Δν| …(5)
G2 正の屈折力を有する第2レンズ群
G3 負の屈折力を有する第3レンズ群
L11 物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ
L12 接合レンズ
L121 両凸レンズ
L122 両凹レンズ
L123 両凸レンズ
L21 接合レンズ
L211 物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ
L212 両凸レンズ
L213 物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ
L22 接合レンズ
L221 両凸レンズ
L222 物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ
L31 両凹レンズ
L32 接合レンズ
L321 両凸レンズ
L322 両凹レンズ
1 観察用照明光学系
2 撮像光学系
3 表示装置
4 加工用照射光学系
5 加工処理駆動制御手段
6 加工位置調整駆動制御手段
7 オートフォーカス手段
8 対物レンズ
11 観察用の光源
12 照明レンズ
13 光路分岐部材(ハーフミラー)
21 撮像素子
23 結像レンズ
24 光路分岐部材(ダイクロイックミラー又はハーフミラー)
41 加工用光源
42 スリット部材
43 加工用の照明レンズ
51 画像処理部
52 スリット径調整駆動制御部
61 ステージ駆動制御部
62 ステージ
71 光路分岐部材(ダイクロイックミラー)
72 オートフォーカス用結像レンズ
73 オートフォーカス用光センサ
74 オートフォーカス制御部
Claims (4)
- 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とで構成され、
前記第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと、両凸レンズと両凹レンズと両凸レンズとの接合レンズとで構成され、
前記第2レンズ群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズと、両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズとで構成され、
前記第3レンズ群は、両凹レンズと、両凸レンズと両凹レンズとの接合レンズとで構成され、
次の条件式(1)、(2)を満足し、
少なくとも1つの接合レンズを含み、該接合レンズは凸レンズとメニスカスレンズとで構成され、該凸レンズはg線における異常分散性をΔθgdとしたとき、次の条件式(6)を満足することを特徴とする対物レンズ。
0.5<F/WD<2 ・・・(1)
0.75<F/|f3|<1.5 ・・・(2)
0.03<Δθgd ・・・(6)
ただし、Fはd線における全系の焦点距離、WDは作動距離、f3はd線における第3レンズ群の焦点距離である。 - 次の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ。
0.6<f2/f1<1.67 ・・・(3)
ただし、f1はd線における第1レンズ群の焦点距離、f2はd線における第2レンズ群の焦点距離である。 - 前記接合レンズのうちの少なくとも1つの接合レンズを構成した硝材のうちの、少なくとも2つの硝材において、d線における屈折率の差をΔn、d線におけるアッベ数の差をΔνとしたとき、次の条件式(4)、(5)を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の対物レンズ。
0.17<|Δn| ・・・(4)
42<|Δν| ・・・(5) - 請求項1〜3のいずれかに記載の対物レンズを備えたことを特徴とする光学装置。
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