JP7690997B2 - 顕微鏡対物レンズ、顕微鏡光学系、および顕微鏡装置 - Google Patents

顕微鏡対物レンズ、顕微鏡光学系、および顕微鏡装置 Download PDF

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Description

本発明は、顕微鏡対物レンズ、顕微鏡光学系、および顕微鏡装置に関する。
近年、視野が広くて倍率が低い顕微鏡用の対物レンズが種々提案されている(例えば、特許文献1を参照)。このような対物レンズでは、像面湾曲等の諸収差を良好に補正することが求められている。
特開平8-313814号公報
本発明に係る顕微鏡対物レンズは、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、前記第1レンズは、物体からの光束を集光し、前記第2レンズは、前記第1レンズからの光束を発散させ、前記第3レンズ群は、正レンズと負レンズとを含む接合レンズを有し、前記第2レンズからの発散光束を平行光束にし、以下の条件式を満足する。
0.1<tg/LA<0.4
-35<νd3P-νd3N<0
但し、tg:前記顕微鏡対物レンズにおけるレンズの中心厚の総和
LA:前記顕微鏡対物レンズの最も物体側のレンズ面から前記顕微鏡対物レンズの最も像側のレンズ面までの光軸上の距離
νd3P:前記第3レンズ群の前記接合レンズにおける前記正レンズのアッベ数
νd3N:前記第3レンズ群の前記接合レンズにおける前記負レンズのアッベ数

本発明に係る顕微鏡光学系は、上述の顕微鏡対物レンズと、前記顕微鏡対物レンズからの光を集光する第2対物レンズとを備える。
本発明に係る顕微鏡装置は、上述の顕微鏡対物レンズを備える。
第1実施例に係る顕微鏡対物レンズの構成を示す断面図である。 第1実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸収差図である。 第2実施例に係る顕微鏡対物レンズの構成を示す断面図である。 第2実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸収差図である。 第3実施例に係る顕微鏡対物レンズの構成を示す断面図である。 第3実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸収差図である。 第2対物レンズの構成を示す断面図である。 顕微鏡装置の一例である共焦点蛍光顕微鏡を示す概略構成図である。
以下、本発明に係る好ましい実施形態について説明する。まず、本実施形態に係る顕微鏡対物レンズを備えた顕微鏡光学系および共焦点蛍光顕微鏡(顕微鏡装置)を図8に基づいて説明する。図8に示すように、共焦点蛍光顕微鏡1は、ステージ10と、光源20と、照明光学系30と、顕微鏡光学系40と、検出部50とを有して構成される。以降の説明において、共焦点蛍光顕微鏡1の顕微鏡対物レンズの光軸方向に延びる座標軸をz軸とする。また、このz軸と垂直な面内において互いに直交する方向に延びる座標軸をそれぞれx軸およびy軸とする。
ステージ10上には、例えば、スライドガラス(図示せず)とカバーガラス(図示せず)との間に保持された試料SAが載置される。また、ステージ10上には、浸液とともに試料容器(図示せず)に収容された試料SAが載置されてもよい。試料SAは、蛍光色素などの蛍光物質を含む。試料SAは、例えば、予め蛍光染色された細胞等である。ステージ10の近傍に、ステージ駆動部11が設けられる。ステージ駆動部11は、ステージ10をz軸に沿って移動させる。
光源20は、所定の波長帯の励起光を発生させる。光源20として、例えば、所定の波長帯のレーザー光(励起光)を出射させることが可能なレーザー光源等が用いられる。所定の波長帯は、蛍光物質を含む試料SAを励起させることが可能な波長帯に設定される。光源20から出射した励起光は、照明光学系30に入射する。
照明光学系30は、光源20から出射した励起光によって、ステージ10上の試料SAを照明する。照明光学系30は、光源20側から試料SA側へ向かう順に、コリメータレンズ31と、ビームスプリッタ33と、スキャナ34とを備える。また、照明光学系30は、顕微鏡光学系40の顕微鏡対物レンズOLを含む。コリメータレンズ31は、光源20から出射した励起光を平行光にする。
ビームスプリッタ33は、光源20からの励起光が反射し、かつ試料SAからの蛍光が透過する特性を有する。ビームスプリッタ33は、光源20からの励起光をステージ10上の試料SAに向けて反射させる。ビームスプリッタ33は、試料SAで発生した蛍光を検出部50に向けて透過させる。ビームスプリッタ33とコリメータレンズ31との間に、光源20からの励起光を透過させる励起フィルター32が配設される。ビームスプリッタ33と顕微鏡光学系40の第2対物レンズILとの間に、試料SAからの蛍光を透過させる蛍光フィルター35が配設される。
スキャナ34は、x方向とy方向との2方向において、光源20からの励起光で試料SAを走査する。スキャナ34として、例えば、ガルバノスキャナや、レゾナントスキャナ等が用いられる。
顕微鏡光学系40は、試料SAで発生した蛍光を集光する。顕微鏡光学系40は、試料SA側から検出部50側へ向かう順に、顕微鏡対物レンズOLと、第2対物レンズILとを備える。また、顕微鏡光学系40は、顕微鏡対物レンズOLと第2対物レンズILとの間に配置された、スキャナ34と、ビームスプリッタ33とを含む。顕微鏡対物レンズOLは、試料SAが載置されるステージ10の上方に対向して配置される。顕微鏡対物レンズOLは、光源20からの励起光を集光してステージ10上の試料SAに照射する。また、顕微鏡対物レンズOLは、試料SAで発生した蛍光を受光して平行光にする。第2対物レンズILは、顕微鏡対物レンズOLからの蛍光(平行光)を集光する。
検出部50は、顕微鏡光学系40を介して、試料SAで発生した蛍光を検出する。検出部50として、例えば、光電子増倍管が用いられる。顕微鏡光学系40と検出部50との間に、ピンホール45が設けられる。ピンホール45は、顕微鏡対物レンズOLの試料SA側の焦点位置と共役な位置に配置される。ピンホール45は、顕微鏡対物レンズOLの焦点面(顕微鏡対物レンズOLの焦点位置を通る顕微鏡対物レンズOLの光軸と垂直な面)または、当該焦点面から所定のずれ許容範囲内で光軸方向にずれた面からの光のみを通過させ、他の光を遮光する。
以上のように構成される共焦点蛍光顕微鏡1において、光源20から出射した励起光は、コリメータレンズ31を透過して平行光となる。コリメータレンズ31を透過した励起光は、励起フィルター32を通ってビームスプリッタ33に入射する。ビームスプリッタ33に入射した励起光は、当該ビームスプリッタ33で反射してスキャナ34に入射する。スキャナ34は、x方向とy方向との2方向において、スキャナ34に入射した励起光で試料SAを走査する。スキャナ34に入射した励起光は、スキャナ34を通って顕微鏡対物レンズOLを透過し、顕微鏡対物レンズOLの焦点面に集光される。試料SAにおいて励起光が集光される部分(すなわち、顕微鏡対物レンズOLの焦点面と重なる部分)は、スキャナ34によりx方向とy方向との2方向において2次元的に走査される。これにより、照明光学系30は、光源20から出射した励起光によって、ステージ10上の試料SAを照明する。
励起光の照射によって、試料SAに含まれる蛍光物質が励起されて蛍光が出射する。試料SAからの蛍光は、顕微鏡対物レンズOLを透過して平行光となる。顕微鏡対物レンズOLを透過した蛍光は、スキャナ34を通ってビームスプリッタ33に入射する。ビームスプリッタ33に入射した蛍光は、当該ビームスプリッタ33を透過して蛍光フィルター35に達する。蛍光フィルター35に達した蛍光は、蛍光フィルター35を通って第2対物レンズILを透過し、顕微鏡対物レンズOLの焦点位置と共役な位置に集光される。顕微鏡対物レンズOLの焦点位置と共役な位置に集光された蛍光は、ピンホール45を通過して検出部50に入射する。
検出部50は、検出部50に入射した光(蛍光)の光電変換を行い、光の検出信号として、その光の光量(明るさ)に対応するデータを生成する。検出部50は、生成したデータを不図示の制御部へ出力する。なお、制御部は、検出部50から入力されたデータを1画素分のデータとして、これをスキャナ34による2次元的な走査と同期して並べる処理を行うことで、複数画素分のデータが2次元で(2方向で)並ぶ1つの画像データを生成する。このようにして、制御部は、試料SAの画像を取得することが可能である。
本実施形態に係る顕微鏡装置の一例として、共焦点蛍光顕微鏡1について説明したが、これに限られるものではない。例えば、本実施形態に係る顕微鏡装置は、明視野観察、蛍光観察等を行うための観察用顕微鏡や、共焦点顕微鏡、多光子励起顕微鏡、超解像顕微鏡等であってもよい。また、共焦点蛍光顕微鏡1は、正立顕微鏡であってもよく、倒立顕微鏡であってもよい。
次に、本実施形態に係る顕微鏡対物レンズについて説明する。本実施形態に係る顕微鏡対物レンズOLの一例として、図1に示す顕微鏡対物レンズOL(1)は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成される。第1レンズ群G1は、物体からの光束を集光する。第2レンズ群G2は、第1レンズ群G1からの光束を発散させる。第3レンズ群G3は、正レンズと負レンズとを含む接合レンズを有し、第2レンズ群G2からの発散光束を平行光束にする。本実施形態において、第1レンズ群G1が物体からの光束を集光することは、第1レンズ群G1が集光作用を有することを意味する。例えば、物体からの発散光束が第1レンズ群G1を透過すると、第1レンズ群G1からの光束が第1レンズ群G1により発散の度合いが弱められた発散光束となる場合がある。
上記構成の下、本実施形態に係る顕微鏡対物レンズOLは、以下の条件式(1)および条件式(2)を満足する。
0.1<tg/LA<0.4 ・・・(1)
-35<νd3P-νd3N<0 ・・・(2)
但し、tg:顕微鏡対物レンズOLにおけるレンズの中心厚の総和
LA:顕微鏡対物レンズOLの最も物体側のレンズ面から顕微鏡対物レンズOLの最も像側のレンズ面までの光軸上の距離
νd3P:第3レンズ群G3の接合レンズにおける正レンズのアッベ数
νd3N:第3レンズ群G3の接合レンズにおける負レンズのアッベ数
本実施形態によれば、像面湾曲が良好に補正されたアポクロマートである顕微鏡対物レンズ、並びにこの顕微鏡対物レンズを備えた顕微鏡光学系および顕微鏡装置を得ることが可能になる。本実施形態に係る顕微鏡対物レンズOLは、図3に示す光学系OL(2)でも良く、図5に示す光学系OL(3)でも良い。
条件式(1)は、顕微鏡対物レンズOLにおけるレンズの中心厚の総和と、顕微鏡対物レンズOLの最も物体側のレンズ面から顕微鏡対物レンズOLの最も像側のレンズ面までの光軸上の距離との適切な関係を規定するものである。なお、レンズの中心厚は、当該レンズの物体側のレンズ面から当該レンズの像側のレンズ面までの光軸上の距離である。
ところで、レンズが厚いほど、軸上光線に対する軸外光線の光路長が長くなり、相対的に軸外光線の屈折力が弱くなるため、軸外結像位置が後方にずれやすく、像面の補正が過剰になりやすい。加えて、レンズが厚いほど、当該レンズの像側のレンズ面でメリジオナル面とサジタル面との曲率の差が大きくなりやすく、さらに軸上光線と軸外光線との光路長の差による屈折力の差が発生し、軸外結像位置のずれが増幅されやすい。また、低倍率の顕微鏡対物レンズでは、高倍率の顕微鏡対物レンズと比べて全体の焦点距離が長いため、相対的に負の屈折力によるペッツバール和の過剰な補正が発生し、像面、特にサジタル像面に対する屈折力不足が発生し、軸外結像位置が後方にずれやすい。
従って、顕微鏡対物レンズOLにおけるレンズの中心厚の総和を小さくすることで、軸外結像位置をより前方に配置しやすくする効果と、メリジオナル像面とサジタル像面とを一致させやすくする効果と、全体的にレンズ面の曲率を緩めやすくすることで曲率の過度に強い凹面即ち発散面を無くし、ペッツバール和の過剰な補正を緩和する効果が得られる。これにより、条件式(1)を満足することで、顕微鏡対物レンズOLにおけるレンズの中心厚の総和を小さくすることができるため、ペッツバール和の過剰な補正を緩和することが可能になり、像面湾曲を良好に補正することができる。
条件式(1)の対応値が上限値を上回ると、顕微鏡対物レンズOLにおけるレンズの中心厚の総和が大きくなるため、ペッツバール和の補正が過剰になり、像面湾曲を良好に補正することが困難になる。条件式(1)の上限値を0.38、さらに0.35に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。
条件式(1)の対応値が下限値を下回ると、顕微鏡対物レンズOLにおけるレンズの中心厚の総和が小さくなりすぎるため、2次スペクトルを含む色収差の補正に必要なレンズを配置することが困難になる。条件式(1)の下限値を0.2、0.25、さらに0.27に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。
条件式(2)は、第3レンズ群G3の接合レンズにおける正レンズのアッベ数と、第3レンズ群G3の接合レンズにおける負レンズのアッベ数との適切な関係を規定するものである。条件式(2)を満足することで、軸上色収差の補正において、1次の色消しに加え、2次スペクトルを良好に補正することができる。
条件式(2)の対応値が上限値を上回ると、軸上色収差の2次スペクトルを十分に補正することが困難になる。条件式(2)の上限値を-5、-7、さらに-10に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。
条件式(2)の対応値が下限値を下回ると、軸上色収差の2次スペクトルの補正が過剰になり、軸上色収差を良好に補正することが困難になる。条件式(2)の下限値を-30、さらに-25に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。
本実施形態に係る顕微鏡対物レンズOLにおいて、第1レンズ群G1は、1枚のレンズからなることが望ましい。これにより、第1レンズ群G1が短くなるため、顕微鏡対物レンズOLにおけるレンズの中心厚の総和を小さくすることができる。そのため、前述した効果によって、像面湾曲を良好に補正することができる。
本実施形態に係る顕微鏡対物レンズOLにおいて、第2レンズ群G2は、1枚のレンズからなることが望ましい。これにより、第2レンズ群G2が短くなるため、顕微鏡対物レンズOLにおけるレンズの中心厚の総和を小さくすることができる。そのため、前述した効果によって、像面湾曲を良好に補正することができる。
なお、本実施形態に係る顕微鏡対物レンズOLは、第1レンズ群G1が1枚のレンズからなり、第2レンズ群G2が1枚のレンズからなるように構成されてもよい。本実施形態に係る顕微鏡対物レンズOLは、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔および、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔のうち、一方が顕微鏡対物レンズOLにおいて最も大きいレンズ間隔(空気間隔)であり、他方が顕微鏡対物レンズOLにおいて2番目に大きいレンズ間隔(空気間隔)であるように構成されてもよい。
本実施形態に係る顕微鏡対物レンズOLにおいて、第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズからなることが望ましい。これにより、第2レンズ群G2が短くなるため、顕微鏡対物レンズOLにおけるレンズの中心厚の総和を小さくすることができる。そのため、前述した効果によって、像面湾曲を良好に補正することができる。
本実施形態に係る顕微鏡対物レンズOLにおいて、第3レンズ群G3の接合レンズは、正レンズと負レンズとからなることが望ましい。本実施形態に係る顕微鏡対物レンズOLにおいて、第3レンズ群G3の接合レンズは、第3レンズ群G3の最も物体側に配置されることが望ましい。
本実施形態に係る顕微鏡対物レンズOLは、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
0.1<t3/LA<0.4 ・・・(3)
但し、t3:第3レンズ群G3の最も物体側のレンズ面から第3レンズ群G3の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離
条件式(3)は、第3レンズ群G3の最も物体側のレンズ面から第3レンズ群G3の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、顕微鏡対物レンズOLの最も物体側のレンズ面から顕微鏡対物レンズOLの最も像側のレンズ面までの光軸上の距離との適切な関係を規定するものである。条件式(3)を満足することで、第3レンズ群G3が短くなるため、顕微鏡対物レンズOLにおけるレンズの中心厚の総和を小さくすることができる。そのため、前述した効果によって、像面湾曲を良好に補正することができる。
条件式(3)の対応値が上限値を上回ると、第3レンズ群G3が長くなり、顕微鏡対物レンズOLにおけるレンズの中心厚の総和が大きくなる。そのため、レンズの発散面の曲率が緩められずにペッツバール和の補正が過剰になりやすくなり、像面湾曲を良好に補正することが困難になる。条件式(3)の上限値を0.38、さらに0.35に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。
条件式(3)の対応値が下限値を下回ると、第3レンズ群G3が短くなりすぎて、顕微鏡対物レンズOLにおけるレンズの中心厚の総和が小さくなりすぎてしまう。そのため、2次スペクトルを含む色収差の補正に必要なレンズを配置することが困難になる。条件式(3)の下限値を0.2、0.25、さらに0.27に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。
本実施形態に係る顕微鏡対物レンズOLは、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
0.1<(Rc2+Rc1)/(Rc2-Rc1)<1 ・・・(4)
但し、Rc1:第3レンズ群G3の接合レンズにおける最も物体側のレンズ面の曲率半径
Rc2:第3レンズ群G3の接合レンズにおける最も像側のレンズ面の曲率半径
条件式(4)は、第3レンズ群G3の接合レンズのシェイプファクターについて、適切な範囲を規定するものである。条件式(4)を満足することで、第3レンズ群G3を短くして第3レンズ群G3におけるレンズの発散面の曲率を緩めることが可能になり、顕微鏡対物レンズOLにおけるレンズの中心厚の総和を小さくすることができる。そのため、前述したようにペッツバール和の過剰な補正を緩和することが可能になり、像面湾曲を良好に補正することができる。
条件式(4)の対応値が上限値を上回ると、第3レンズ群G3を短くすることが難しくなり、顕微鏡対物レンズOLにおけるレンズの中心厚の総和が大きくなる。そのため、第3レンズ群G3におけるレンズの発散面の曲率が緩められずにペッツバール和の補正が過剰になり、像面湾曲を良好に補正することが困難になる。条件式(4)の上限値を0.95、さらに0.9に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。
条件式(4)の対応値が下限値を下回ると、第3レンズ群G3を短くすることが難しくなり、顕微鏡対物レンズOLにおけるレンズの中心厚の総和が大きくなる。そのため、第3レンズ群G3におけるレンズの発散面の曲率が緩められずにペッツバール和の補正が過剰になり、像面湾曲を良好に補正することが困難になる。条件式(4)の下限値を0.15、さらに0.2に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。
本実施形態に係る顕微鏡対物レンズOLは、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
0.03<tc/LA<0.08 ・・・(5)
但し、tc:第3レンズ群G3の接合レンズにおける最も物体側のレンズ面から第3レンズ群G3の接合レンズにおける最も像側のレンズ面までの光軸上の距離
条件式(5)は、第3レンズ群G3の接合レンズにおける最も物体側のレンズ面から第3レンズ群G3の接合レンズにおける最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、顕微鏡対物レンズOLの最も物体側のレンズ面から顕微鏡対物レンズOLの最も像側のレンズ面までの光軸上の距離との適切な関係を規定するものである。条件式(5)を満足することで、第3レンズ群G3の接合レンズが薄くなるため、顕微鏡対物レンズOLにおけるレンズの中心厚の総和を小さくすることができる。そのため、前述した効果によって、像面湾曲を良好に補正することができる。
条件式(5)の対応値が上限値を上回ると、第3レンズ群G3の接合レンズが厚くなり、顕微鏡対物レンズOLにおけるレンズの中心厚の総和が大きくなる。そのため、レンズの発散面の曲率が緩められずにペッツバール和の補正が過剰になりやすくなり、像面湾曲を良好に補正することが困難になる。条件式(5)の上限値を0.07、さらに0.06に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。
条件式(5)の対応値が下限値を下回ると、第3レンズ群G3の接合レンズが薄くなりすぎて、2次スペクトルを含む色収差の補正に必要なレンズを配置することが困難になる。条件式(5)の下限値を0.035、さらに0.04に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。
本実施形態に係る顕微鏡対物レンズOLは、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
0.6<θgF3P<0.7 ・・・(6)
但し、θgF3P:第3レンズ群G3の接合レンズにおける正レンズの部分分散比であり、正レンズのg線に対する屈折率をng3Pとし、正レンズのF線に対する屈折率をnF3Pとし、正レンズのC線に対する屈折率をnC3Pとしたとき、次式で定義される
θgF3P=(ng3P-nF3P)/(nF3P-nC3P)
条件式(6)は、第3レンズ群G3の接合レンズにおける正レンズの部分分散比について、適切な範囲を規定するものである。条件式(6)を満足することで、軸上色収差の補正において、1次の色消しに加え、2次スペクトルを良好に補正することができる。
条件式(6)の対応値が上限値を上回ると、軸上色収差の2次スペクトルの補正が過剰になり、軸上色収差を良好に補正することが困難になる。条件式(6)の上限値を0.68、さらに0.65に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。
条件式(6)の対応値が下限値を下回ると、軸上色収差の2次スペクトルを十分に補正することが困難になる。条件式(6)の下限値を0.61、さらに0.62に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。
本実施形態に係る顕微鏡対物レンズOLは、以下の条件式(7)および条件式(8)を満足することが望ましい。
0.02<θgF3P-(0.645-0.0017×νd3P)<0.12 ・・・(7)
20<νd3P<35 ・・・(8)
但し、θgF3P:第3レンズ群G3の接合レンズにおける正レンズの部分分散比であり、正レンズのg線に対する屈折率をng3Pとし、正レンズのF線に対する屈折率をnF3Pとし、正レンズのC線に対する屈折率をnC3Pとしたとき、次式で定義される
θgF3P=(ng3P-nF3P)/(nF3P-nC3P)
条件式(7)は、第3レンズ群G3の接合レンズにおける正レンズの部分分散比と、第3レンズ群G3の接合レンズにおける正レンズのアッベ数との適切な関係を規定するものである。条件式(8)は、第3レンズ群G3の接合レンズにおける正レンズのアッベ数について、適切な範囲を規定するものである。条件式(7)および条件式(8)を満足することで、軸上色収差の補正において、1次の色消しに加え、2次スペクトルを良好に補正することができる。
条件式(7)の対応値が上限値を上回ると、軸上色収差の2次スペクトルの補正が過剰になり、軸上色収差を良好に補正することが困難になる。条件式(7)の上限値を0.1、さらに0.08に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。
条件式(7)の対応値が下限値を下回ると、軸上色収差の2次スペクトルを十分に補正することが困難になる。条件式(7)の下限値を0.021、さらに0.022に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。
条件式(8)の対応値が上限値を上回ると、軸上色収差の2次スペクトルを十分に補正することが困難になる。条件式(8)の上限値を33、さらに30に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。
条件式(8)の対応値が下限値を下回ると、軸上色収差の2次スペクトルの補正が過剰になり、軸上色収差を良好に補正することが困難になる。条件式(8)の下限値を21、さらに22に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。
本実施形態に係る顕微鏡対物レンズOLは、以下の条件式(9)を満足することが望ましい。
0.75<f/LA<2.2 ・・・(9)
但し、f:顕微鏡対物レンズOLの焦点距離
条件式(9)は、顕微鏡対物レンズOLの焦点距離と、顕微鏡対物レンズOLの最も物体側のレンズ面から顕微鏡対物レンズOLの最も像側のレンズ面までの光軸上の距離との適切な関係を規定するものである。条件式(9)を満足することで、倍率が低い顕微鏡対物レンズが得られるので好ましい。条件式(9)の上限値を2.1、さらに2に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。条件式(9)の下限値を0.85、さらに0.95に設定することで、本実施形態の効果をより確実なものとすることができる。
以下、本実施形態に係る顕微鏡対物レンズOLの実施例を図面に基づいて説明する。図1、図3、図5は、第1~第3実施例に係る顕微鏡対物レンズOL{OL(1)~OL(3)}の構成を示す光路図である。これら図1、図3、図5において、各レンズ群を符号Gと数字(もしくはアルファベット)の組み合わせにより、各レンズを符号Lと数字(もしくはアルファベット)の組み合わせにより、それぞれ表している。この場合において、符号、数字の種類および数が大きくなって煩雑化するのを防止するため、実施例毎にそれぞれ独立して符号と数字の組み合わせを用いてレンズ等を表している。このため、実施例間で同一の符号と数字の組み合わせが用いられていても、同一の構成であることを意味するものでは無い。
以下に表1~表3を示すが、この内、表1は第1実施例、表2は第2実施例、表3は第3実施例における各諸元データを示す表である。各実施例では収差特性の算出対象として、d線(波長λ=587.6nm)、C線(波長λ=656.3nm)、F線(波長λ=486.1nm)、g線(波長λ=435.8nm)を選んでいる。
[全体諸元]の表において、fは、顕微鏡対物レンズの焦点距離を示す。βは、顕微鏡対物レンズの倍率を示す。NAは、顕微鏡対物レンズの開口数を示す。WDは、顕微鏡対物レンズの作動距離(ワーキングディスタンス)を示す。LAは、顕微鏡対物レンズの最も物体側のレンズ面から顕微鏡対物レンズの最も像側のレンズ面までの光軸上の距離を示す。tgは、顕微鏡対物レンズにおけるレンズの中心厚の総和を示す。t3は、第3レンズ群の最も物体側のレンズ面から第3レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離を示す。tcは、第3レンズ群の最も物体側に配置された接合レンズにおける最も物体側のレンズ面から第3レンズ群の最も物体側に配置された接合レンズにおける最も像側のレンズ面までの光軸上の距離を示す。
[レンズデータ]の表において、面番号は物体側からのレンズ面の順序を示し、Rは各面番号に対応する曲率半径(物体側に凸のレンズ面の場合を正の値としている)、Dは各面番号に対応する光軸上のレンズ厚もしくは空気間隔、ndは各面番号に対応する光学材料のd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率、νdは各面番号に対応する光学材料のd線を基準とするアッベ数、θgFは各面番号に対応する光学部材の材料の部分分散比をそれぞれ示す。曲率半径の「∞」は平面又は開口を示す。また、空気の屈折率nd=1.00000の記載は省略している。
光学部材の材料のg線(波長λ=435.8nm)に対する屈折率をngとし、光学部材の材料のF線(波長λ=486.1nm)に対する屈折率をnFとし、光学部材の材料のC線(波長λ=656.3nm)に対する屈折率をnCとする。このとき、光学部材の材料の部分分散比θgFは次式(A)で定義される。
θgF=(ng-nF)/(nF-nC) …(A)
[レンズ群データ]の表には、各レンズ群のそれぞれの始面(最も物体側の面)と焦点距離を示す。
以下、全ての諸元値において、掲載されている焦点距離f、曲率半径R、面間隔D、その他の長さ等は、特記のない場合一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。
ここまでの表の説明は全ての実施例において共通であり、以下での重複する説明は省略する。
(第1実施例)
第1実施例について、図1~図2および表1を用いて説明する。図1は、第1実施例に係る顕微鏡対物レンズの構成を示す光路図である。第1実施例に係る顕微鏡対物レンズOL(1)は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成される。第1実施例に係る顕微鏡対物レンズOL(1)の先端部と物体を覆うカバーガラスCVとの間は、空気で満たされている。なお、カバーガラスCVのd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率は1.52216とする。
第1レンズ群G1は、物体からの光束を集光する。また、第1レンズ群G1は、物体からの軸外光線をより光軸側に集める。第1レンズ群G1は、両凸形状の正レンズL11から構成される。
第2レンズ群G2は、第1レンズ群G1からの光束を発散させる。第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ21から構成される。
第3レンズ群G3は、第2レンズ群G2からの発散光束を平行光束にする。第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL31および物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32を接合してなる第1接合レンズCL31と、両凹形状の負レンズL33および両凸形状の正レンズL34を接合してなる第2接合レンズCL32と、両凸形状の正レンズL35と、から構成される。
以下の表1に、第1実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸元の値を掲げる。
(表1)
[全体諸元]
f=100 β=2倍
NA=0.1 WD=9.09
LA=55.140 tg=16.063
t3=16.670 tc=2.646
[レンズデータ]
面番号 R D nd νd θg
1 ∞ 0.170 1.52216 58.80
2 ∞ 9.090
3 31.936 2.661 1.67300 38.26
4 -53.740 15.409
5 23.922 1.000 1.65160 58.62
6 8.657 19.399
7 -26.025 1.000 1.78800 47.35
8 22.327 1.646 1.66382 27.35 0.6319
9 76.703 3.971
10 -796.845 1.000 1.83400 37.18
11 55.780 3.730 1.43425 94.77
12 -20.552 0.298
13 187.183 5.026 1.45600 91.37
14 -17.298 ―
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 3 30.14
G2 5 -21.37
G3 7 59.39
図2は、第1実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸収差(球面収差および像面湾曲)を示す図である。なお、各収差図は、顕微鏡対物レンズに第2対物レンズを組み合わせた状態での諸収差を示す。図2の各収差図において、dはd線(波長λ=587.6nm)、CはC線(波長λ=656.3nm)、FはF線(波長λ=486.1nm)、gはg線(波長λ=435.8nm)に対する諸収差をそれぞれ示す。球面収差図において、縦軸は入射瞳半径の最大値を1として規格化して示した値を示し、横軸は各光線における収差の値[mm]を示す。像面湾曲を示す収差図において、実線は各波長に対するメリジオナル像面を示し、破線は各波長に対するサジタル像面を示す。また、像面湾曲を示す収差図において、縦軸は像高[mm]を示し、横軸は収差の値[mm]を示す。なお、以下に示す各実施例の収差図においても、本実施例と同様の符号を用い、重複する説明は省略する。
各収差図より、第1実施例に係る顕微鏡対物レンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第2実施例)
第2実施例について、図3~図4および表2を用いて説明する。図3は、第2実施例に係る顕微鏡対物レンズの構成を示す光路図である。第2実施例に係る顕微鏡対物レンズOL(2)は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成される。第2実施例に係る顕微鏡対物レンズOL(2)の先端部と物体を覆うカバーガラスCVとの間は、空気で満たされている。なお、カバーガラスCVのd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率は1.52216とする。第2実施例における各レンズ群G1~G3は、第1実施例と同様に構成されるため、第1実施例の場合と同じ符号を付して、これらの各レンズの詳細な説明を省略する。
以下の表2に、第2実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸元の値を掲げる。
(表2)
[全体諸元]
f=100 β=2倍
NA=0.1 WD=9.00
LA=55.140 tg=16.173
t3=15.348 tc=2.732
[レンズデータ]
面番号 R D nd νd θgF
1 ∞ 0.170 1.52216 58.80
2 ∞ 9.000
3 28.627 2.648 1.67300 38.26
4 -68.866 16.273
5 32.926 1.000 1.59319 67.90
6 8.439 19.871
7 -22.962 1.000 1.84000 46.60
8 29.089 1.732 1.66382 27.35 0.6319
9 256.408 1.110
10 -512.897 1.000 1.83400 37.18
11 41.887 3.687 1.43254 94.77
12 -19.058 1.713
13 181.077 5.106 1.49782 82.57
14 -17.032 ―
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 3 30.38
G2 5 -19.43
G3 7 54.90
図4は、第2実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸収差(球面収差および像面湾曲)を示す図である。各収差図より、第2実施例に係る顕微鏡対物レンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第3実施例)
第3実施例について、図5~図6および表3を用いて説明する。図5は、第3実施例に係る顕微鏡対物レンズの構成を示す光路図である。第3実施例に係る顕微鏡対物レンズOL(3)は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成される。第3実施例に係る顕微鏡対物レンズOL(3)の先端部と物体を覆うカバーガラスCVとの間は、空気で満たされている。なお、カバーガラスCVのd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率は1.52216とする。第3実施例における各レンズ群G1~G3は、第1実施例と同様に構成されるため、第1実施例の場合と同じ符号を付して、これらの各レンズの詳細な説明を省略する。
以下の表3に、第3実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸元の値を掲げる。
(表3)
[全体諸元]
f=100 β=2倍
NA=0.1 WD=8.98
LA=55.050 tg=16.271
t3=15.034 tc=2.701
[レンズデータ]
面番号 R D nd νd θgF
1 ∞ 0.170 1.52216 58.80
2 ∞ 8.980
3 37.069 2.237 1.67300 38.26
4 -55.854 19.889
5 28.258 1.000 1.59319 67.90
6 8.247 16.889
7 -21.999 1.000 1.83481 42.73
8 31.725 1.701 1.80809 22.74 0.6288
9 345.459 1.000
10 -195.290 1.503 1.83400 37.18
11 39.045 3.877 1.43254 94.77
12 -18.469 1.000
13 158.897 4.953 1.49782 82.57
14 -16.263 ―
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 3 33.43
G2 5 -20.00
G3 7 59.96
図6は、第3実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸収差(球面収差および像面湾曲)を示す図である。各収差図より、第3実施例に係る顕微鏡対物レンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
各実施例に係る顕微鏡対物レンズは、無限遠補正型のレンズであるため、顕微鏡対物レンズからの光を集光する第2対物レンズと組み合わせて使用される。そこで、顕微鏡対物レンズと組み合わせて使用される第2対物レンズの一例について、図7および表4を用いて説明する。図7は、各実施例に係る顕微鏡対物レンズと組み合わせて使用される第2対物レンズの構成を示す断面図である。各実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸収差図は、この第2対物レンズと組み合わせて使用したときのものである。図7に示す第2対物レンズILは、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL41および両凹形状の負レンズL42を接合してなる第1接合レンズCL41と、両凸形状の正レンズL43および両凹形状の負レンズL44を接合してなる第2接合レンズCL42と、から構成される。
以下の表4に、第2対物レンズの諸元の値を掲げる。なお、[レンズデータ]の表において、面番号、R、D、nd、およびνdは、前述の表1~表3の説明で示したものと同じである。
(表4)
[レンズデータ]
面番号 R D nd νd
1 75.043 5.100 1.62280 57.03
2 -75.043 2.000 1.74950 35.19
3 1600.580 7.500
4 50.256 5.100 1.66755 41.96
5 -84.541 1.800 1.61266 44.40
6 36.911 ―
次に、[条件式対応値]の表を下記に示す。この表には、各条件式(1)~(9)に対応する値を、全実施例(第1~第3実施例)について纏めて示す。
条件式(1) 0.1<tg/LA<0.4
条件式(2) -35<νd3P-νd3N<0
条件式(3) 0.1<t3/LA<0.4
条件式(4) 0.1<(Rc2+Rc1)/(Rc2-Rc1)<1
条件式(5) 0.03<tc/LA<0.08
条件式(6) 0.6<θgF3P<0.7
条件式(7) 0.02<θgF3P-(0.645-0.0017×νd3P)<0.12
条件式(8) 20<νd3P<35
条件式(9) 0.75<f/LA<2.2
[条件式対応値]
条件式 第1実施例 第2実施例 第3実施例
(1) 0.29 0.29 0.30
(2) -20.00 -19.25 -19.99
(3) 0.30 0.28 0.27
(4) 0.49 0.84 0.88
(5) 0.048 0.049 0.049
(6) 0.6319 0.6319 0.6288
(7) 0.0334 0.0334 0.0226
(8) 27.35 27.35 22.74
(9) 1.8136 1.8136 1.8165
上記各実施例によれば、像面湾曲が良好に補正されたアポクロマートである顕微鏡対物レンズを実現することができる。
ここで、上記各実施例は本実施形態の一具体例を示しているものであり、本実施形態はこれらに限定されるものではない。
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群

Claims (12)

  1. 光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、
    前記第1レンズは、物体からの光束を集光し、
    前記第2レンズは、前記第1レンズからの光束を発散させ、
    前記第3レンズ群は、正レンズと負レンズとを含む接合レンズを有し、前記第2レンズからの発散光束を平行光束にし、
    以下の条件式を満足する顕微鏡対物レンズ。
    0.1<tg/LA<0.4
    -35<νd3P-νd3N<0
    但し、tg:前記顕微鏡対物レンズにおけるレンズの中心厚の総和
    LA:前記顕微鏡対物レンズの最も物体側のレンズ面から前記顕微鏡対物レンズの最も像側のレンズ面までの光軸上の距離
    νd3P:前記第3レンズ群の前記接合レンズにおける前記正レンズのアッベ数
    νd3N:前記第3レンズ群の前記接合レンズにおける前記負レンズのアッベ数
  2. 前記第2レンズは、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズからなる請求項1に記載の顕微鏡対物レンズ。
  3. 前記第3レンズ群の前記接合レンズは、前記正レンズと前記負レンズとからなる請求項1に記載の顕微鏡対物レンズ。
  4. 前記第3レンズ群の前記接合レンズは、前記第3レンズ群の最も物体側に配置される請求項1に記載の顕微鏡対物レンズ。
  5. 以下の条件式を満足する請求項4に記載の顕微鏡対物レンズ。
    0.1<t3/LA<0.4
    但し、t3:前記第3レンズ群の最も物体側のレンズ面から前記第3レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離
  6. 以下の条件式を満足する請求項4に記載の顕微鏡対物レンズ。
    0.1<(Rc2+Rc1)/(Rc2-Rc1)<1
    但し、Rc1:前記第3レンズ群の前記接合レンズにおける最も物体側のレンズ面の曲率半径
    Rc2:前記第3レンズ群の前記接合レンズにおける最も像側のレンズ面の曲率半径
  7. 以下の条件式を満足する請求項4に記載の顕微鏡対物レンズ。
    0.03<tc/LA<0.08
    但し、tc:前記第3レンズ群の前記接合レンズにおける最も物体側のレンズ面から前記第3レンズ群の前記接合レンズにおける最も像側のレンズ面までの光軸上の距離
  8. 以下の条件式を満足する請求項4に記載の顕微鏡対物レンズ。
    0.6<θgF3P<0.7
    但し、θgF3P:前記第3レンズ群の前記接合レンズにおける前記正レンズの部分分散比であり、前記正レンズのg線に対する屈折率をng3Pとし、前記正レンズのF線に対する屈折率をnF3Pとし、前記正レンズのC線に対する屈折率をnC3Pとしたとき、次式で定義される
    θgF3P=(ng3P-nF3P)/(nF3P-nC3P)
  9. 以下の条件式を満足する請求項4に記載の顕微鏡対物レンズ。
    0.02<θgF3P-(0.645-0.0017×νd3P)<0.12
    20<νd3P<35
    但し、θgF3P:前記第3レンズ群の前記接合レンズにおける前記正レンズの部分分散比であり、前記正レンズのg線に対する屈折率をng3Pとし、前記正レンズのF線に対する屈折率をnF3Pとし、前記正レンズのC線に対する屈折率をnC3Pとしたとき、次式で定義される
    θgF3P=(ng3P-nF3P)/(nF3P-nC3P)
  10. 以下の条件式を満足する請求項1に記載の顕微鏡対物レンズ。
    0.75<f/LA<2.2
    但し、f:前記顕微鏡対物レンズの焦点距離
  11. 請求項1~10のいずれか一項に記載の顕微鏡対物レンズと、前記顕微鏡対物レンズからの光を集光する第2対物レンズとを備える顕微鏡光学系。
  12. 請求項1~10のいずれか一項に記載の顕微鏡対物レンズを備える顕微鏡装置。
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