JPH10227977A - 球面収差補正光学系 - Google Patents

球面収差補正光学系

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JPH10227977A
JPH10227977A JP9044878A JP4487897A JPH10227977A JP H10227977 A JPH10227977 A JP H10227977A JP 9044878 A JP9044878 A JP 9044878A JP 4487897 A JP4487897 A JP 4487897A JP H10227977 A JPH10227977 A JP H10227977A
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lens
spherical aberration
optical system
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positive
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Yutaka Suenaga
豊 末永
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0025Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical correction, e.g. distorsion, aberration

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アダプター光学系を既存の対物レンズの後ろ
(像側)に挿入して、カバーガラスの厚み等の変化に起
因する球面収差の量を任意に制御可能にする。 【解決手段】 本発明の球面収差補正光学系は、対物レ
ンズの像側に挿入され、正レンズと負レンズの接合レン
ズG1を含む可動レンズ群を有し、かかる可動レンズ群
が光軸方向に移動することで球面収差を補正し、前記接
合レンズG1中の接合面は負の屈折力を有している。そ
して、前記接合面の曲率半径をr1、前記正レンズの屈
折率をNp、前記負レンズの屈折率をNnとしたとき、
|(Nn−Np)/r1|<0.3の条件を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球面収差補正光学
系、特に対物レンズの像側に挿入され、物体と対物レン
ズの間にある平行平面の厚みの変化、屈折率の変化など
に応じて発生する球面収差を、一部のレンズ群を光軸方
向に移動させることで補正する光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】生物観察用の顕微鏡対物レンズなどでは
標本面のカバーガラスあるいはガラスシャーレ等の厚
み、屈折率は一定であるとして設計している。従ってカ
バーガラス等の厚み、屈折率が変化した場合は、球面収
差等が発生して結像性能が劣化し、像のコントラストを
著しく劣化させる。
【0003】また、半導体ICの表面を観察する金属観
察用の顕微鏡対物レンズは、カバーガラス等を用いない
で観察するので、ガラスの厚さを考慮しない設計をして
いる。しかし、実際のIC標本などは表面保護のために
ガラス面を有している場合があり、かかる場合は前記生
物観察の時と同様に球面収差が発生し良好な観察を行う
ことが出来ない。
【0004】さらに、油等を使用する液侵顕微鏡対物レ
ンズにおいても、水、油等の屈折率が変化すると、同様
に球面収差が発生して良好な観察を行うことが出来なく
なる。
【0005】このため従来より、カバーガラスの厚み等
が原因で発生する球面収差に応じて対物レンズ内のレン
ズ間隔を変えて収差変動を補正する機構(いわゆる補正
環)が知られている。このような顕微鏡対物レンズとし
て特公昭60−205521号公報、特公昭60−24
7613号公報に記載されている対物レンズなどが提案
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
は対物レンズの中の一部のレンズ群を移動させるため
に、移動群の前後の空気間隔を大きく開ける必要がある
等、対物レンズの設計の自由度が減り大きく制約となっ
ていた。このため、対物レンズの基本性能を十分に向上
させることが困難な場合が多かった。
【0007】また、レンズを移動させるための機構を対
物レンズの中に設けなければならないために対物レンズ
自体が大きくなり過ぎ、取り扱いに不便であるという問
題もあった。さらに、観察物体と対物レンズの間にカバ
ーガラスをいれて観察することを想定して設計されてい
ない対物レンズを使用して、カバーガラスが装着された
標本を観察したい場合などは、カバーガラスの厚みに起
因する球面収差等によって観察像のコントラストの低下
し、良好な観察を行うことが不可能であった。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、既存の対物レンズの後ろ(像側)に挿入し
て、カバーガラスの厚み等の変化に起因する球面収差の
量を任意に制御可能な光学系を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の球面収差補正光学系は、対物レンズの像側
に挿入され、正レンズと負レンズの接合レンズG1を含
む可動レンズ群を有し、該可動レンズ群が光軸方向に移
動することで球面収差を補正し、前記接合レンズG1中
の接合面は負の屈折力を有し、かつ、以下の条件式
(1)、 |(Nn−Np)/r1|<0.3 (1) を満足することを特徴とする。ここで、r1は接合面の
曲率半径、Npは前記正レンズの屈折率、Nn前記負レ
ンズの屈折率である。
【0010】かかる本発明の特徴により、従来の対物レ
ンズに組み込まれた補正環機構と異なり、球面収差補正
光学系を既存の光学系とは別個のアダプターとして取り
扱うことができる。つまり、本発明による球面収差補正
光学系は、対物レンズに対して着脱可能である。そし
て、対物レンズとレボルバーとの間、または、レボルバ
ーと対物像の間の何処かに球面収差補正光学系(以下
「アダプター」という)を挿入し、該アダプター内の一
部のレンズ群を光軸方向に移動させることで、カバーガ
ラスの厚さの変化等により発生した球面収差の任意の補
正量で調整する事が出来る。
【0011】ここで、可動レンズ群は、球面収差を補正
するための正(凸)レンズと負(凹)レンズからなる接
合レンズG1を含んでいる。球面収差を効率的に補正す
るために接合面は、負(凹)の屈折力を有し、条件式
(1)を満足する事が望ましい。
【0012】条件式(1)は、可動レンズ群の接合面の
球面収差への適切な寄与の度合いを規定している。式
(1)の上限を越えると球面収差への寄与が小さくな
り、可動レンズ群を動かした時に球面収差の変動が小さ
くなるので、球面収差を十分に補正することが不可能で
ある。また、下限値を越えると高次の球面収差が発生す
るため、良好に収差を補正できることができない。な
お、条件式(5)、(9)も条件式(1)と同様の内容
である。
【0013】さらに、本発明は、正(凸)レンズと負
(凹)レンズの各々の焦点距離をf1、f2とし、各正
レンズ、負レンズの硝材のd線に対するアッベ数をν
p、νnとするとき −0.6<(f1+f2)/(f1−f2)<0.6 (2) −0.4<(νp−νn)/νp<0.4 (3) を満たすことが望ましい。
【0014】条件式(2)は、可動レンズ群の適切な焦
点距離の範囲を定めている。条件式(2)の上限値また
は下限値を越えると可動レンズ群全体の屈折力が大きく
なり、球面収差を補正するために可動レンズ群を移動さ
せると、像の位置が大きく変動してしまう。このため、
ディフォーカスによて像のコントラストが劣化したのか
球面収差によってコントラストが劣化したのか判断がつ
き難く、球面収差が良好の位置を見いだすことが困難で
あり、観察者にとって非常にピント合わせの操作がし難
く、不便になる。なお、条件式(6)、(10)も条件
式(2)と同様の内容である。
【0015】また、条件式(3)の上限値を越えると可
動レンズ群の色収差補正が過剰となり、可動レンズ群を
動かした時に色収差のバランスが変わってしまいコント
ラストの悪化の原因となる。逆に、条件式(3)の下限
値を越えると可動レンズ群の色収差補正は不足となり、
やはり同様に可動群を動かした時に色収差のバランスが
変わりコントラストの悪化を招き、良好な観察を行うこ
とができなくなる。なお、条件式(7)、(11)も条
件式(3)と同様の内容である。
【0016】さらに、本発明では、アダプターを、無限
系補正の第1対物レンズと第2対物レンズの間の様に平
行光束中に挿入して使用する場合等は、特にアダプター
の中に移動群の他に、少なくとも1群の負(凹)レンズ
L1と、1群の正(凸)レンズL2が必要で各レンズL
1,L2の焦点距離をFn、Fpとするとき −0.6<(Fp+Fn)/(Fp−Fn)<0.6 (4) を満たすことが望ましい。
【0017】図1に示すように、可動レンズ群は物体の
一点から出た光が収束または発散する光路中を移動し、
接合面Sへの光束の入射高Hを変化させることで、球面
収差の補正量を変化させている。無限系補正の第1対物
レンズと第2対物レンズの間に本発明の補正光学系アダ
プターを適応すると、第1および第2対物レンズ間の光
束は平行であるため、そのままでは可動レンズ群を動か
しても光線のレンズ面への入射高は一定であり、球面収
差は変化しない。
【0018】そこで、可動レンズ群よりも第1対物レン
ズ側に、屈折力(パワー)を有するレンズ群L0を追加
することで光束に傾斜をつけ、図1に示すように、可動
レンズ群に球面収差補正量を可変に制御可能な機能を持
たせることができる。
【0019】ところが、光束が傾斜したところ、すなわ
ち収束あるいは発散している部分へレンズ等の光学的な
厚みのあるものを挿入すると対物レンズによる結像位置
が変化してしまい、顕微鏡等の装置としては不都合であ
る。そこで、負(凹)レンズ群L1、正(凸)レンズ群
L2を組み合わせて結像位置をアダプターを挿入する以
前の位置へ適切に移すために、条件式(4)を満足する
ことが必要となる。条件式(4)の上限値または下限値
を越えると正(凸)レンズと負(凹)レンズのパワーバ
ランスがくずれることで、ペッツバール和の絶対値が増
加し、結像面の平坦性の悪化を招いてしまう。なお、条
件式(8)、(12)も条件式(4)と同様の内容であ
る。
【0020】また、本発明は、対物レンズと、正レンズ
と負レンズの接合レンズG1を含む可動レンズ群を有す
る球面収差補正光学系とから成る球面収差補正光学装置
であって、前記球面収差補正光学系は前記対物レンズの
像側に着脱自在であり、光軸方向に移動することで球面
収差を補正し、前記接合レンズG1中の接合面は負の屈
折力を有し、前記接合面の曲率半径をr1、前記正レン
ズの屈折率をNp、前記負レンズの屈折率をNnとした
とき、 |(Nn−Np)/r1|<0.3 (5) の条件を満足することを特徴としている。
【0021】かかる特徴により、既存の光学系で球面収
差が発生した場合でも、既存の対物レンズ系の像側に球
面収差補正光学系を挿入することで、球面収差を補正す
ることができる。なお、条件式(5)は条件式(1)と
同じ内容のものである。
【0022】さらに、本発明は第1の対物レンズと、正
レンズと負レンズの接合レンズG1を含む可動レンズ群
を有する球面収差補正光学系と、第2の対物レンズとか
ら成る球面収差補正光学装置であって、前記球面収差補
正光学系は前記第1の対物レンズと前記第2の対物レン
ズの間に着脱自在であることを特徴としいている。かか
る特徴により、例えば、無限系補正の顕微鏡対物レンズ
の第1対物レンズと第2対物レンズの間に球面収差補正
光学系を挿入する事で、既存のレンズ系はそのままで、
球面収差を補正することが可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を添付図面
を基に説明する。
【0024】(第1実施例)図2に本発明の第1実施例
であるアダプターのレンズ構成を示す。かかるアダプタ
ーを無限系補正の顕微鏡対物レンズに使用した場合のレ
ンズ構成を図3に示す。本実施例では、第1対物レンズ
として焦点距離f=10mm、第2対物レンズとしてf
=200mm、全系の倍率20倍(開口数N.A.=
0.75)の無限系補正の顕微鏡対物レンズを使用し
た。以下の表1にアダプターを挿入する前の顕微鏡対物
レンズの光学諸元を掲げる。表において、Riは物体側
より順に第i番目のレンズ面の曲率半径、d0は作動距
離、Di,Viは物体側より順に第i番目のレンズのガ
ラスのd線(λ=587.6nm)に対する屈折率とア
ッベ数である。これら符号は他の表においても同じであ
る。
【0025】
【表1】
【0026】この第1対物レンズはカバーガラス厚t=
0.17mm用に設計されたもので、その収差図を図4
に示す。図4以下の各収差図において、C線はλ=65
6.28nm、d線はλ=587.56nm、F線はλ
=486.13nm、g線はλ=435.84nmを表
している。ここで、第1対物レンズと第2対物レンズの
繋ぎの間隔は100mmで計算している。次に、カバー
ガラス厚がt=0.23mmのときの収差図を図5に示
す。球面収差がt=0.17mmのとき(図4)に比較
すると、球面収差などが大きく発生していることが分か
る。
【0027】次に、かかる顕微鏡対物レンズに第1実施
例にかかるアダプターを挿入した場合の光学諸元を以下
の表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】第1実施例のアダプターを第1対物レンズ
と第2対物レンズの間に挿入した場合の、カバーガラス
厚t=0.17mmとt=0.23mmの時の収差図を
各々図6,図7に示す。図5と図7の収差図を比較する
とわかるように、カバーガラスの厚さがt=0.17m
mからt=0.23mmへ変化すると、球面収差などが
大きく発生するが、本発明のアダプターを挿入し、適切
な位置へ移動させることにより、球面収差が飛躍的に補
正さえていることが分かる。
【0030】(第2実施例)図8に本発明の第2実施例
にかかるアダプターのレンズ構成を示す。第1実施例で
使用したものと同じ顕微鏡対物レンズに、本発明の第2
実施例にかかるアダプターを適用したときの光学諸元を
以下の表3に示す。
【0031】
【表3】
【0032】第2実施例のアダプターを第1対物レンズ
と第2対物レンズの間に挿入した場合の、カバーガラス
厚t=0.17mmとt=0.23mmの時の収差図を
図9と図10に示す。図5と図10の収差図を比較する
とわかるように、カバーガラスの厚さがt=0.17m
mからt=0.23mmへ変化すると、球面収差などが
大きく発生するが、本発明のアダプターを挿入し、可動
群を適切な位置へ移動させることにより、球面収差が飛
躍的に補正されていることが分かる。
【0033】また、第1実施例、または第2実施例は、
アダプターの両側の光束が平行であるため、物体側と、
像側のレンズ構成をすべて逆転させてもその機能を果た
すことができる。以下の表4に条件対応値を掲げる。
【0034】
【表4】 条件対応値 第1実施例 第2実施例 Np 1.766840 1.766840 Nn 1.548139 1.531721 R1 19.5842 19.43468 (1) 0.0112 0.0121 f1 38.418 38.809 f2 −27.119 −27.257 (2) 0.1724 0.17486 νp 45.869 48.966 νn 46.804 46.804 (3) −0.02038 0.02137 Fp 89.487 86.02 Fn −39.038 −39.076 (4) 0.392523 0.3752
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、物体側に配置される透
明な平行平面板の厚さの変化(ばらつき)等に対して諸
収差、特に球面収差を良好に補正できるような球面収差
補正光学系を提供することができる。
【0036】また、本発明によれば、既存の光学系にア
ダプターを付加することにより、球面収差を任意にコン
トロールできる。したがって、顕微鏡等に限らず、カメ
ラ等の光学系へも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の補正アダプターが球面収差を補正する
光路図を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例にかかる補正アダプターの
レンズ構成を示す図である。
【図3】第1実施例の補正アダプターを顕微鏡対物レン
ズに使用したときのレンズ構成を示す図である。
【図4】本発明の補正アダプターを使用していない場合
の顕微鏡対物レンズのカバーガラスの厚さ(CG)が
0.17mmのときの収差図である。
【図5】本発明の補正アダプターを使用していない場合
の顕微鏡対物レンズのカバーガラスの厚さ(CG)が
0.23mmのときの収差図である。
【図6】本発明の第1実施例の補正アダプターを使用し
た場合の顕微鏡対物レンズのカバーガラスの厚さ(C
G)が0.17mmのときの収差図である。
【図7】本発明の第1実施例の補正アダプターを使用し
た場合の顕微鏡対物レンズのカバーガラスの厚さ(C
G)が0.23mmのときの収差図である。
【図8】本発明の第2実施例にかかる補正アダプターの
レンズ構成を示す図である。
【図9】本発明の第2実施例の補正アダプターを使用し
た場合の顕微鏡対物レンズのカバーガラスの厚さ(C
G)が0.17mmのときの収差図である。
【図10】本発明の第2実施例の補正アダプターを使用
した場合の顕微鏡対物レンズのカバーガラスの厚さ(C
G)が0.23mmのときの収差図である。
【符号の説明】
G1 可動レンズ群 L1 負レンズ L2 正レンズ S 接合面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズの像側に挿入され、正レンズ
    と負レンズの接合レンズG1を含む可動レンズ群を有
    し、該可動レンズ群が光軸方向に移動することで球面収
    差を補正し、前記接合レンズG1中の接合面は負の屈折
    力を有し、前記接合面の曲率半径をr1、前記正レンズ
    の屈折率をNp、前記負レンズの屈折率をNnとしたと
    き、 |(Nn−Np)/r1|<0.3 (1) の条件を満足することを特徴とする球面収差補正光学
    系。
  2. 【請求項2】 前記正レンズの焦点距離をf1、前記負
    レンズの焦点距離をf2、前記正レンズのd線(λ=5
    87.6nm)に対するアッベ数をνp、前記負レンズ
    のd線(λ=587.6nm)に対するアッベ数をνn
    とするとき、 −0.6<(f1+f2)/(f1−f2)<0.6 (2) −0.4<(νp−νn)/νp<0.4 (3) の条件を満足することを特徴とする請求項1記載の球面
    収差補正光学系。
  3. 【請求項3】 前記球面収差補正光学系は、前記可動レ
    ンズ群に加えて、少なくとも1群の正レンズ群L1と1
    群の負レンズ群L2を有し、前記正レンズ群L1の焦点
    距離をFp、前記負レンズ群L2の焦点距離をFnとす
    るとき、 −0.6<(Fp+Fn)/(Fp−Fn)<0.6 (4) の条件を満足することを特徴とする請求項1または2記
    載の球面収差補正光学系。
  4. 【請求項4】 対物レンズと、正レンズと負レンズの接
    合レンズG1を含む可動レンズ群を有する球面収差補正
    光学系とから成る球面収差補正光学装置であって、前記
    球面収差補正光学系は前記対物レンズの像側に着脱自在
    であり、光軸方向に移動することで球面収差を補正し、
    前記接合レンズG1中の接合面は負の屈折力を有し、前
    記接合面の曲率半径をr1、前記正レンズの屈折率をN
    p、前記負レンズの屈折率をNnとしたとき、 |(Nn−Np)/r1|<0.3 (5) の条件を満足することを特徴とする球面収差補正光学装
    置。
  5. 【請求項5】 前記正レンズの焦点距離をf1、前記負
    レンズの焦点距離をf2、前記正レンズのd線(λ=5
    87.6nm)に対するアッベ数をνp、前記負レンズ
    のd線(λ=587.6nm)に対するアッベ数をνn
    とするとき、 −0.6<(f1+f2)/(f1−f2)<0.6 (6) −0.4<(νp−νn)/νp<0.4 (7) の条件を満足することを特徴とする請求項4記載の球面
    収差補正光学系。
  6. 【請求項6】 前記球面収差補正光学系は、前記可動レ
    ンズ群に加えて、少なくとも1群の正レンズ群L1と1
    群の負レンズ群L2を有し、前記正レンズ群L1の焦点
    距離をFp、前記負レンズ群L2の焦点距離をFnとす
    るとき、 −0.6<(Fp+Fn)/(Fp−Fn)<0.6 (8) の条件を満足することを特徴とする請求項4または5記
    載の球面収差補正光学系。
  7. 【請求項7】 第1の対物レンズと、正レンズと負レン
    ズの接合レンズG1を含む可動レンズ群を有する球面収
    差補正光学系と、第2の対物レンズとから成る球面収差
    補正光学装置であって、前記球面収差補正光学系は前記
    第1の対物レンズと前記第2の対物レンズの間に着脱自
    在であることを特徴とする球面収差補正光学装置。
  8. 【請求項8】 前記可動レンズ群が光軸方向に移動する
    ことで球面収差を補正し、前記接合レンズG1中の接合
    面は負の屈折力を有し、前記接合面の曲率半径をr1、
    前記正レンズの屈折率をNp、前記負レンズの屈折率を
    Nnとしたとき、 |(Nn−Np)/r1|<0.3 (9) の条件を満足することを特徴とする請求項7記載の球面
    収差補正光学系。
  9. 【請求項9】 前記正レンズの焦点距離をf1、前記負
    レンズの焦点距離をf2、前記正レンズのd線(λ=5
    87.6nm)に対するアッベ数をνp、前記負レンズ
    のd線(λ=587.6nm)に対するアッベ数をνn
    とするとき、 −0.6<(f1+f2)/(f1−f2)<0.6 (10) −0.4<(νp−νn)/νp<0.4 (11) の条件を満足することを特徴とする請求項7または8記
    載の球面収差補正光学系。
  10. 【請求項10】 前記球面収差補正光学系は、前記可動
    レンズ群に加えて、少なくとも1群の正レンズ群L1と
    1群の負レンズ群L2を有し、前記正レンズ群L1の焦
    点距離をFp、前記負レンズ群L2の焦点距離をFnと
    するとき、 −0.6<(Fp+Fn)/(Fp−Fn)<0.6 (12) の条件を満足することを特徴とする請求項7乃至9のい
    ずれか1項記載のの球面収差補正光学系。
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